JP2002367650A - 固体高分子型燃料電池の異常検知方法 - Google Patents

固体高分子型燃料電池の異常検知方法

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JP2002367650A
JP2002367650A JP2001171229A JP2001171229A JP2002367650A JP 2002367650 A JP2002367650 A JP 2002367650A JP 2001171229 A JP2001171229 A JP 2001171229A JP 2001171229 A JP2001171229 A JP 2001171229A JP 2002367650 A JP2002367650 A JP 2002367650A
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cell
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JP2001171229A
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Shigeru Tsurumaki
茂 弦巻
Toshiro Kobayashi
敏郎 小林
Takuya Moriga
卓也 森賀
Eiki Ito
栄基 伊藤
Akio Sato
昭男 佐藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オンラインで高精度かつ的確にPEFCセル
又はスタックの異常を検知でき、その検知結果に基づい
て発生した異常の診断を適切に行うことができる低コス
トの固体高分子型燃料電池の異常検知方法を提供する。 【解決手段】 正常発電時のセル又はスタックの交流イ
ンピーダンスを特定周波数について予め測定し、これを
データとして把握しておき、このデータに基づいて基準
となるインピーダンス基準値およびインピーダンスの増
加分を許容できる許容値をそれぞれ設定する工程と、発
電中のセル又はスタックに前記特定周波数の交流を印加
して該セル又はスタックの交流インピーダンスを前記特
定周波数について測定する工程と、インピーダンス測定
値を前記インピーダンス基準値と比較し、比較した両者
の差分が前記許容値を超えたときに該セル又はスタック
に異常が発生したと判定する工程とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PEFCセル又は
スタックに発生する異常を検知するための固体高分子型
燃料電池の異常検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の固体高分子型燃料電池(PEF
C)セル及びスタックの発電異常を検知する方法として
は、運転中にスタックの各単位セルまたはサブスタック
の電圧をモニターするか、又は各部の温度をモニターす
ることによっている。モニターにより発電異常を感知し
た場合には、運転を停止させ、セル焼損に繋がる事故を
防止している。
【0003】例えば特開平5−502973号公報に
は、数セル毎の電圧を他セルと比較することによりPE
FC出力を監視する技術が開示されている。
【0004】また、特許第2782854号公報(特開
平3−141560号公報)にはPEFCの電圧が所定
値を超えたとき接続スイッチを切ることによりPEFC
を保護する技術が開示されている。
【0005】また、特開平10−083824号公報に
は、燃料ガス中のCO濃度、メタノール濃度、水素利用
率、セルインピーダンス等を測定することによりPEF
Cの出力低下を検知する技術が開示されている。
【0006】また、特開昭59−215674号公報に
は、電池温度を外部から検出することにより交流インピ
ーダンスを測定する技術が開示されている。
【0007】さらに、特開昭61−019072号公報
には、燃料電池スタックの交流インピーダンスを測定す
ることにより燃料電池発電システムの健全性を診断する
技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来方
法はいずれもPEFCセル又はスタックに異常が発生し
ていることは検知できるが、その異常が実際にどのよう
な故障や劣化に起因して発生したものであるのかについ
てまで診断することはできない。具体的にはPEFCの
どこで何が実際に起こっているのか的確に把握すること
ができないので、その異常発生に対して適切に対処する
ことが困難である。このため、異常を検知した場合には
とりあえず発電停止の措置をとり、停止状態のPEFC
各部を検査するので、高コストとなる。
【0009】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであって、オンラインで高精度かつ的確にPEF
Cセル又はスタックの異常を検知でき、その検知結果に
基づいて発生した異常の診断を適切に行うことができる
低コストの固体高分子型燃料電池の異常検知方法を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る固体高分子
型燃料電池の異常検知方法は、正常発電時のセル又はス
タックの交流インピーダンスを特定周波数について予め
測定し、これをデータとして把握しておき、このデータ
に基づいて基準となるインピーダンス基準値およびイン
ピーダンスの増加分を許容できる許容値をそれぞれ設定
する工程と、発電中のセル又はスタックに前記特定周波
数の交流を印加して該セル又はスタックの交流インピー
ダンスを前記特定周波数について測定する工程と、前記
インピーダンス測定値を前記インピーダンス基準値と比
較し、比較した両者の差分が前記許容値を超えたときに
該セル又はスタックに異常が発生したと判定する工程
と、を具備することを特徴とする。
【0011】PEFCにおける電池反応について説明す
る。PEFCでの電池反応は主に固体高分子電解質膜と
反応層としてのアノード極およびカソード極との間の各
接触面及び各反応層内部で起こる。一方のセパレータの
内側面には水素ガス供給溝が形成され、他方のセパレー
タの内側面には酸素ガス供給溝が形成されている。一方
の供給溝に水素ガスを供給するとともに他方の供給溝に
酸素ガス(空気)を供給すると、各々のガスは各ガス拡
散膜をそれぞれ透過してアノード極とカソード極とにそ
れぞれ供給され、カソード極と固体高分子電解質膜との
界面およびカソード極の内部で下式(1)の反応が、ア
ノード極と固体高分子電解質膜との界面およびアノード
極の内部で下式(2)の反応がそれぞれ生じる。
【0012】 カソード極側の反応層界面及び反応層内部での反応: O2+4H→2H2O …(1) アノード極側の反応層界面及び反応層内部での反応: 2H2→4H+4e …(2) ここで、水素イオンHは、図6に示す固体高分子電解
質膜302を通って触媒層306aから触媒層306b
へ流れるが、電子eは負荷を通って触媒層306aか
ら触媒層306bへ流れ、これにより電気エネルギが得
られる。
【0013】図5は横軸に電流密度(A/cm2)をと
り、縦軸に電圧(V)をとってPEFCにおける各種の
抵抗損失を示す電流電圧特性線図である。図中にて実線
の特性線Eはセル電圧を示す。このように各種の抵抗損
失によりセル電圧は特性線Eに沿って緩やかに低下する
が、PEFCセル又はスタックに何らかの損傷や劣化な
どの異常を生じると、図5中にて破線で示す特性線Fの
ように電圧が急激に低下する。本発明はこのような異常
を検知するためになされたものである。
【0014】図4は横軸にインピーダンス測定値の実数
部(Ω)をとり、縦軸にインピーダンス測定値の虚数部
(Ω)をとって、2種類の燃料ガスについて特定の周波
数での交流インピーダンスを測定した結果をプロットし
てそれぞれ示す特性図(コールコールプロット図)であ
る。図中にてプロット群Aは燃料としてエタノール改質
ガス/空気を用いて発電したときの結果を、プロット群
Bは燃料としてエタノール改質ガス/酸素ガスを用いて
発電したときの結果をそれぞれ示す。両プロット群A,
Bを比べてみると、全体的に前者のほうが後者よりも抵
抗値が大きくなり、とくに前者の拡散抵抗Ω11は後者
の拡散抵抗Ω12をかなり上回る結果となった。
【0015】このように前者の拡散抵抗Ω11が後者の
拡散抵抗Ω12よりも大きくなる理由は、ガス拡散層及
び触媒層内部における酸素ガス分子の拡散速度が酸素ガ
ス分圧に大きく依存しているからである。また、前者の
反応抵抗Ω21が後者の反応抵抗Ω22よりも大きくな
る理由は、白金触媒上で酸素とプロトンとが反応して水
を生成する反応抵抗が酸素ガス分圧に大きく依存してい
るからである。
【0016】ちなみに、酸素分圧の違いは、カソード反
応に大きく影響するので、プロット群Bでは反応抵抗Ω
22が小さくなり、図4に示すように拡散抵抗Ω12と
の2つの円弧が重ならずに現れるため、抵抗値(円弧の
X軸の大きさ)が識別可能に分離する。これに対して、
プロット群Aでは反応抵抗Ω21が大きくなり、拡散抵
抗Ω11と2つの円弧が重なって現れるため、両者は識
別可能に分離していない。本発明では、ある周波数での
円弧の虚数部の大きさを比較して抵抗の大きさを比べ
る。また、酸素分圧の違いは、触媒層内部でのガス拡散
抵抗にも影響する。
【0017】プロット群Aについて周波数と各抵抗値と
の関係をみると、周波数5Hzのところに拡散抵抗Ω1
1の最大値が存在し、周波数40Hzのところに反応抵
抗Ω21の最大値が存在し、周波数5kHzのところに
オーム抵抗Ω41の最大値が存在する。また、プロット
群Bについて周波数と各抵抗値との関係をみると、周波
数1Hzのところに拡散抵抗Ω12の最大値が存在し、
周波数40Hzのところに反応抵抗Ω22の最大値が存
在し、周波数5kHzのところにオーム抵抗Ω42の最
大値が存在する。
【0018】以上のことから次の(1)〜(3)の知見
が得られた。 (1)1〜5Hzでの拡散抵抗Ω11,Ω12の虚数部
の値を比較することにより拡散層及び触媒層内部におい
てガス拡散抵抗が増大したことを検知・把握できる。
【0019】(2)40Hzでのカソード反応抵抗Ω2
1,Ω22の虚数部の値を比較することにより電極触媒
が劣化したことが検知・把握できる。
【0020】(3)5kHzでのオーム抵抗Ω41,Ω
42の実数部の値を比較することにより接触抵抗又は高
分子膜の乾燥状態がどの程度であるかを検知・把握でき
る。
【0021】このような知見に基づいて上記のインピー
ダンス測定工程では、複数の特定周波数間でインピーダ
ンス測定周波数を定期的に変えることが好ましく、さら
に5Hzと40Hzとの2つの特定周波数の交流を含む
ことがより好ましい。
【0022】なお、上記の判定工程では、セル又はスタ
ックに異常が発生したと判定したときに警報を発するこ
とが望ましい。この場合に、特定周波数ごとに警報の種
類を変えてやると、オペレータは発生した異常の種類と
程度に応じて的確に対処することができるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しながら
本発明の好ましい実施の形態について説明する。
【0024】図1に示すように、燃料電池発電システム
1はn個のPEFCスタック21〜2nを備え、出力取
り出し用の正負一対の配線4,5を介して交直変換用の
インバータ6に接続されている。各PEFCスタック2
1〜2nにはそれぞれm個の単電池セル31〜3mが積
層収納されている。すなわち、単電池セル31〜3mと
セパレータ(図示せず)とを交互に積層配置し、これら
をボルトで間隔調整される1対のフランジで締め付ける
ことによりPEFCスタック21〜2nが構成されてい
る。単電池セル31〜3mは、固体高分子電解質膜およ
びカソード/アノード両極触媒層からなる反応セル部、
シール材、パッキングをそれぞれ有し、反応セル部の両
側にガス拡散膜を介してセパレータをホットプレス法な
どにより一体化接合したものである。セパレータの一方
側主面の中央には燃料ガス供給溝が形成され、セパレー
タの他方側主面の中央には酸化剤ガス供給溝が形成され
ている。また、セパレータの上部には燃料ガス供給口、
冷却水排出口、酸化剤ガス供給口がそれぞれ設けられ、
セパレータの下部には酸化剤ガス排出口、冷却水供給
口、燃料ガス排出口がそれぞれ設けられている。
【0025】PEFCスタック21〜2nごとにインピ
ーダンス測定装置71〜7nが1対1に対応するように
並列に接続されている。各インピーダンス測定装置71
〜7nは、PEFCスタック21〜2nの正負両極間に
高周波を印加し、交流電流を測定することにより、交流
インピーダンスを出力表示する機能を備えている。な
お、PEFCスタック21〜2nに印加される電圧は交
流であるのに対して、セル31〜3mの負荷電流は直流
であるため、セルに流れる交流電流は、負荷電流の大き
さには影響を受けない。このため、セルが発電状態にあ
るときでも、交流インピーダンスは測定可能である。劣
化したセルを含む燃料電池スタックの交流インピーダン
スは正常時の交流インピーダンスと異なった値を示すた
め、交流インピーダンス測定装置71〜7nにより測定
された交流インピーダンスを正常時の交流インピーダン
スと比較することによりPEFCスタック21〜2nの
健全性を診断することができる。
【0026】各インピーダンス測定装置71〜7nは、
入力側に周波数切換器51が接続され、出力側にコンピ
ュータ8が接続されている。コンピュータ8は時々刻々
時間を刻み続けるタイマーを内蔵しており、所定時間間
隔ごとに周波数切換器51に周波数切り換え信号を出力
するようにプログラムされている。本実施形態では5H
z及び40Hzの2つの特定周波数間で一定の時間間隔
をおいてインピーダンス測定装置71〜7nに印加され
る高周波の周波数が自動切り換えされるように設定され
ている。
【0027】次に、図2を参照してコンピュータ8の制
御回路について説明する。
【0028】コンピュータ8は、n個のアナログ/ディ
ジタル変換器811〜81n、入力マルチプレクサ8
2、CPU83、メモリ84および出力マルチプレクサ
85を備えている。n個のアナログ/ディジタル変換器
811〜81nは、n個のインピーダンス測定装置71
〜7nにそれぞれ対応して設けられ、各インピーダンス
測定装置71〜7nからのアナログ信号(測定信号)を
ディジタルコードに変換し、入力マルチプレクサ82を
介してCPU83に送り、ディジタルコードをCPU8
3に読みとらせるようになっている。
【0029】CPU83は、読みとったディジタルコー
ドをメモリ84に格納するとともに、メモリ84から各
種データ(特定周波数ごとのインピーダンス基準値R
1,R2,R3および許容値K1,K2,K3に関する
データ)を呼び出してこれと比較し、さらに演算し、そ
の結果に基づくか又は時間制御に基づいて水素ソレノイ
ド弁91、酸素ソレノイド弁92、負荷接触子93、水
素循環圧縮機94、水ポンプモータ95、ファンモータ
96、水素排気弁97、水素パージ弁98、警報器9
9、周波数切換器51の各々に出力マルチプレクサ85
を介して指令信号をそれぞれ出力するようになってい
る。
【0030】警報器99は、コンピュータ8から出され
る警報信号に応じて音程を変えるスピーカと、警報信号
に応じて点灯色を変える単一又は複数のランプとを有し
ている。なお、コンピュータ8にはデスクトップ型パー
ソナルコンピュータを用い、その画面上に警報画像を表
示することによりオペレータに報知するようにしてもよ
い。
【0031】次に、図3〜図6を参照して上記発電シス
テムの運転中にPEFCスタックの異常を検知する方法
について説明する。
【0032】燃料電池発電システム1の主スイッチをO
Nにすると、各スタック21〜2nのセル31〜3mの
熱交換流路に温水が流れ始めるとともに、予熱ヒータが
発熱して各セル31〜3mの予熱が開始される。図示し
ないセンサによりセル温度を検出し、検出温度が所定の
目標温度に到達したところでコンピュータ8から水素ソ
レノイド弁91および酸素ソレノイド弁92に指令信号
をそれぞれ送り、各セルの水素極(アノード極)反応層
306a側にエタノール改質ガスを供給するとともに、
各セルの酸素極(カソード極)反応層306b側に空気
を供給し、発電を開始する。発電開始後は、温水から冷
水に切り換えてセルの熱交換流路に供給し、発熱したセ
ルを70〜80℃の最適反応温度域に冷却する(工程S
1)。
【0033】発電開始直後の非定常状態から定常状態に
移行して反応が安定化した後は、コンピュータ8から各
インピーダンス測定装置71〜7nに測定指令信号を送
り、スタック毎に特定周波数の交流を印可して交流イン
ピーダンスの測定を開始する。すなわち、第1のインピ
ーダンス測定装置71は周波数5Hzの交流を第1のス
タック21に印加し、これと同期して、第2のインピー
ダンス測定装置72は周波数5Hzの交流を第2のスタ
ック22に印加し、同様に第3から第nまでのインピー
ダンス測定装置73〜7nは周波数5Hzの交流を第3
から第nのスタック23〜2nにそれぞれ印加する。こ
れによりシステム内の全スタック21〜2nについて周
波数5Hzでの交流インピーダンスが測定され、これら
の測定信号はコンピュータ8にそれぞれ送られる(工程
S2)。
【0034】インピーダンス測定信号はA/D変換器8
11〜81nによりアナログからデジタルコードに変換
され、入力マルチプレクサ82を介してCPU83に入
力される。CPU83は、測定値データをメモリ84に
ストアするとともに、メモリ84からガス拡散抵抗の基
準値データおよび許容値データを呼び出す。そして、呼
び出した基準値R1と測定値Ω11との差分を演算によ
り求め、求めた差分(Ω11−R1)の絶対値と許容値
K1との大小を比較し、前者が後者を下回ると判定した
場合は次工程S4の測定に進む。すなわち、CPU83
は下式(3)の関係を満たすか否かを判定し(工程S
3)、その判定結果がYESの場合は当該インピーダン
ス測定装置から当該スタックに印加される交流周波数を
5Hzから40Hzに切り換え、周波数40Hzでの交
流インピーダンスの測定に移行する(工程S4)。
【0035】Ω11−R1<K1 …(3) 次のインピーダンス測定においても上記と同様に、CP
U83は、測定値データをメモリ84にストアするとと
もに、メモリ84からカソード反応抵抗の基準値データ
および許容値データを呼び出す。そして、呼び出した基
準値R2と測定値Ω21との差分を演算により求め、求
めた差分(Ω21−R2)の絶対値と許容値K2との大
小を比較し、前者が後者を下回ると判定した場合は前記
工程S2の測定に戻る。すなわち、CPU83は下式
(4)の関係を満たすか否かを判定し(工程S5)、そ
の判定結果がYESの場合は当該インピーダンス測定装
置から当該スタックに印加される交流周波数を40Hz
から5Hzに切り換え、周波数5Hzでの交流インピー
ダンスの測定に戻る(工程S2)。
【0036】Ω21−R2<K2 …(4) 何れかのPEFCスタック又はセルに何らかの損傷や劣
化などの異常を生じると、図5中に破線で示す特性線F
のようにセル電圧が急激に低下する。このとき、コンピ
ュータのCPU83は、工程S3,S5のうちのいずれ
かの1つ又は2つ以上の判定をNOとし、コンピュータ
8から警報器99に警報信号を送り、アラームを鳴らす
とともに異常発生報知用ランプを点灯させる(工程S
6)。一方、オペレータはどの箇所のどの特定周波数の
交流を用いたときにインピーダンス測定値が大きく増加
したかを警報器99の報知及び/又はコンピュータ画面
表示により知るか、あるいは上記の工程S3,S5の判
定結果(測定記録)をコンピュータ画面上でモニターす
ることにより知ることができる。このようにしてオペレ
ータ及び/又はコンピュータ8は発生した異常の内容を
高精度に診断することができ、その異常に対して的確に
対処することができる(工程S7〜S10)。
【0037】すなわち、PEFCスタック内のセルに異
常が発生した場合に、オペレータ及び/又はコンピュー
タ8は、具体的にどのスタックに異常が発生したか(異
常の発生箇所)、どの特定周波数のインピーダンス測定
値に異常を生じているか(異常の発生原因)をほぼ正確
に診断することができ(工程S7)、その診断結果が待
ったなしの異常であるとYES判定した場合は、コンピ
ュータの出力制限指令部からインバータ6に出力制限信
号(もしくは出力遮断信号)を送るなどして、インバー
タ6を出力制限器(もしくは出力遮断器)として作動さ
せ、各負荷への給電を制限(もしくは遮断)し、直ちに
PEFC発電システム1の運転を停止させる(工程S1
0)。
【0038】また、異常診断工程S7の判定結果がNO
の場合であっても、同じ特定周波数でのインピーダンス
測定値の異常の発生回数(アラーム回数)が所定回数
(例えば10回)を超えた場合においても、PEFC発
電システム1の運転を停止させる(工程S8,S1
0)。
【0039】一方、異常診断工程S7の判定結果がNO
の場合であっても、同じ特定周波数でのインピーダンス
測定値の異常の発生回数(アラーム回数)が所定回数を
超えない場合は、異常の発生原因に応じてPEFC発電
システム1の運転を制御する(工程S8,S9)。例え
ば、ガス拡散抵抗値Ω11が増加している場合は、ガス
拡散層及び触媒層内部からの排水を良好にするために供
給ガス量を一時的に増加させるなどの操業上の制御を行
うことによりできるだけ正常な発電状態を維持するよう
にする。
【0040】なお、上記実施形態ではPEFCスタック
の異常を検知する場合について説明したが、本発明はこ
れのみに限定されることなく、PEFCセル毎に交流イ
ンピーダンス測定装置を取り付けてPEFCセルの異常
を検知する場合にも本発明を適用することができる。
【0041】また、上記実施形態ではガス拡散抵抗およ
び反応抵抗にそれぞれ対応する2つの特定周波数の交流
を順次切り換えることによりPEFCスタックの異常を
検知するようにしたが、さらに周波数5kHzの交流へ
の切り換えを追加してオーム抵抗の異常を検出するよう
にしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、特
定周波数のいくつかについてのみ交流インピーダンスを
測定し、その結果を用いてPEFCセル及びスタックの
異常を的確に診断することができるので、広範囲の周波
数にわたり交流インピーダンスを測定することが不要に
なる。このため、PEFC各部の劣化や不具合に応じて
運転を制御することができ、また、劣化した膜の交換な
どのために適切な時期に運転を停止することができるよ
うになるので、運転コストおよび保守点検コストが低減
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料電池発電システムを示す構成ブロック図。
【図2】本発明の実施形態に係る固体高分子型燃料電池
の異常検知方法に用いられた制御回路を示す制御ブロッ
ク図。
【図3】本発明の実施形態に係る固体高分子型燃料電池
の異常検知方法を示すフローチャート。
【図4】改質ガス/空気を燃料として発電した場合と、
改質ガス/酸素ガスを燃料として発電した場合とについ
て、特定周波数でのインピーダンスをそれぞれ測定した
結果をプロットして示す特性図。
【図5】固体高分子型燃料電池の正常時と異常時の電流
電圧特性をそれぞれ示す特性線図。
【図6】固体電解質型燃料電池の単セル構成図。
【符号の説明】
1…燃料電池発電システム、 21〜2n…PEFCスタック、 31〜3m…PEFCセル、 302…固体高分子電解質膜、 303a…水素極セパレータ、 303b…酸素極セパレータ、 304a…水素極ガス拡散層、 304b…酸素極ガス拡散層、 306a…水素極反応層、 306b…酸素極反応層、 4,5…配線、 51…周波数切換器、 6…インバータ、 71〜7n…インピーダンス測定装置、 8…コンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森賀 卓也 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 伊藤 栄基 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 佐藤 昭男 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 Fターム(参考) 2G060 AE40 AF03 AF06 HC15 5H026 AA06 CC03 CX05 HH06 5H027 AA06 MM26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正常発電時のセル又はスタックの交流イ
    ンピーダンスを特定周波数について予め測定し、これを
    データとして把握しておき、このデータに基づいて基準
    となるインピーダンス基準値およびインピーダンスの増
    加分を許容できる許容値をそれぞれ設定する工程と、 発電中のセル又はスタックに前記特定周波数の交流を印
    加して該セル又はスタックの交流インピーダンスを前記
    特定周波数について測定する工程と、 前記インピーダンス測定値を前記インピーダンス基準値
    と比較し、比較した両者の差分が前記許容値を超えたと
    きに該セル又はスタックに異常が発生したと判定する工
    程と、を具備することを特徴とする固体高分子型燃料電
    池の異常検知方法。
  2. 【請求項2】 前記インピーダンス測定工程では、複数
    の特定周波数間でインピーダンス測定周波数を定期的に
    変えることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記特定周波数の交流は少なくとも5H
    zを含むことを特徴とする請求項1又は2のいずれか一
    方に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記特定周波数の交流は少なくとも40
    Hzを含むことを特徴とする請求項1又は2のいずれか
    一方に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記判定工程では、セル又はスタックに
    異常が発生したと判定したときに警報を発することを特
    徴とする請求項1記載の方法。
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