JP2002367374A - 負電圧発生回路および半導体記憶装置 - Google Patents

負電圧発生回路および半導体記憶装置

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JP2002367374A JP2001175358A JP2001175358A JP2002367374A JP 2002367374 A JP2002367374 A JP 2002367374A JP 2001175358 A JP2001175358 A JP 2001175358A JP 2001175358 A JP2001175358 A JP 2001175358A JP 2002367374 A JP2002367374 A JP 2002367374A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電圧供給効率やスタートアップ特性に優れ、
且つ、3V程度の低い電源電圧を用いて−3V程度の負
電圧が生成可能な負電圧発生回路を提供する。 【解決手段】 負電圧発生用の第1容量C1、および、
該第1容量C1の2つの電極と正極側の電源VCCおよ
び負極側の電源VSSとの接続状態を切り換えるスイッ
チ手段M1,INV1を有した第1のチャージポンプ回
路と、複数の容量C3,C4、および、これら容量C
3,C4を電源VCCと電源VSSとの間に並列的に接
続する状態と直列的に接続する状態とに切り換えるスイ
ッチ手段M3,M4,MP1,MN1を有した第2のチ
ャージポンプ回路と、上記第2のチャージポンプ回路で
発生した負電圧をゲートに受けて、上記第1のチャージ
ポンプ回路で発生した負電圧をソース・ドレイン間を通
して出力する出力トランスファMOS Mout1とを備え
た負電圧発生回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、負電圧発生回路
に関し、更にはPLED(Phase-state Low Electron-n
umber Drive)メモリにおいてメモリセルの非選択時に
ワード線に供給するオフ電圧の生成回路に利用して特に
有用な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】特開2000−113683号には、P
LEDメモリの応用技術として、情報電圧をゲート端子
に保持する読出し用MOSトランジスタ、情報電圧を上
記ゲート端子に与える書込み用トランジスタ(例えばM
OSFETのチャネル部分にトンネル壁を設けたトンネ
ルトランジスタ)、および上記ゲート端子に接続され該
ゲート端子の電圧を制御するキャパシタとからなるメモ
リセルを備えた半導体メモリについて開示されている。
【0003】このような構成によれば、情報電圧は絶縁
膜に囲まれた領域に保持されるので、上記書込み用トラ
ンジスタの制御端子に例えば−3V程度の負電圧を印加
することで、書込みデータが非常に長く保持することが
可能になっている。すなわち、メモリセルの非選択時に
ワード線に−3V程度のオフ電圧を印加しておくこと
で、メモリセルに書き込まれたデータを非選択時に非常
に長い期間保持することができ、それにより、情報保持
のためにDRAM(Dynamic Random Access Memory)で
行われているリフレッシュ動作の間隔を非常に長くする
ことが出来たり、或いはリフレッシュ動作を不要とする
ことが出来る。
【0004】そこで、本発明者らが、上記のオフ電圧を
発生させる負電圧発生回路を検討したところ、例えば、
図13に示すような回路が考えられた。この図におい
て、C1は負電圧発生用のキャパシタ、M1はキャパシ
タC1の下部電極を負極側の電源電圧VSSにチャージ
するプリチャージMOS、C2はプリチャージMOS
M1のゲート駆動用の電圧を逆ブースト作用により発生
させるキャパシタ、Mout1は逆ブースト作用によりキャ
パシタC1に発生された負電圧を出力するとともに負電
圧が発生してない期間の電流の逆流を防止する出力トラ
ンスファMOS、INV1はキャパシタC1の上部電極
の電圧を正極と負極の電源電圧VCC,VSSに切り換
えるインバータである。インバータINV1はキャパシ
タC1の充電をするため駆動力が大きく構成される。そ
の前段のインバータINV2,INV3は、信号を除々
に大きくして入力信号をインバータINV1に合わせる
ために設けられた緩衝用のインバータである。
【0005】また、図13において、NOR回路10,
11、AND回路12、並びに、インバータINVおよ
びキャパシタC10からなる遅延回路は、キャパシタC
1の上部電極の接続切換用のタイミング信号と、下部電
極の接続切換用のタイミング信号とを生成するタイミン
グ生成回路である。また、MOS M21はノードN2
の電圧上昇を抑えてキャパシタC2の逆ブーストを補助
する電圧クランプ用のMOS、ダイオード接続されたM
OS M23〜M25はノードN2の電圧が下がり過ぎ
ないようにするリミッタ回路である。また、MOS M
21はノードN1の電圧上昇を抑えてキャパシタC1の
逆ブーストを補助する電圧クランプ用のMOS、ダイオ
ード接続されたMOS M13〜M16はノードN2の
電圧が下がり過ぎないようにするリミッタ回路である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような負電圧発生回路では、キャパシタC1に発生され
た負電圧を出力するのにゲートがドレインに結合された
出力トランスファMOSMout1を使用しているので、該
出力トランスファMOS Mout1から出力される負電圧
は、ゲート電圧VgとMOSFETのしきい値電圧Vt
hとの差電圧(Vg−Vth)となり、キャパシタC1
で発生された負電圧よりも例えば1V以上高い電圧とな
ってしまう。
【0007】この負電圧発生回路を用いて上記PLED
メモリのオフ電圧を生成しようとすると、電源電圧とし
て4V〜5V程度の電圧が必要となるが、近年では一般
に外部電源は3V程度と低減されており、このような状
況では必要なオフ電圧を生成できないという問題があっ
た。
【0008】また、上記のような負電圧発生回路を複数
段設け、1段目で発生した負電圧を2段目の負極側の電
圧として用いることで、2段目の負電圧発生回路から更
に低い電圧を発生させることも考えられるが、このよう
にチャージポンプ回路を複数段重ねた構成では、電圧の
供給効率やスタートアップ特性が悪くなるという問題が
ある。
【0009】その他、負電圧発生回路として応用可能な
従来の技術として、特開平5−189970号、特開平
11−328956号に開示の昇圧回路があるが、この
ような昇圧回路の構成を負電圧発生回路として応用する
ことは行われていなかった。
【0010】この発明の目的は、電圧供給効率やスター
トアップ特性に優れ、且つ、3V程度の低い電源電圧を
用いて−3V程度の負電圧が生成可能な負電圧発生回路
を提供することにある。
【0011】この発明の他の目的は、このような負電圧
発生回路を用いてリフレッシュ間隔を非常に長くしたり
事実上リフレッシュ動作が不要となる半導体記憶装置を
提供することにある。
【0012】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明らかになるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0014】すなわち、負電圧発生用の第1容量、およ
び、該第1容量の2つの電極と正極側の第1電源および
負極側の第2電源との接続状態を切り換えるスイッチ手
段を少なくとも有し、該スイッチ手段の切換により第1
容量の一方の電極に上記第2電源より低い第1の負電圧
を発生させる第1のチャージポンプ回路と、複数の容
量、および、これら複数の容量を正極側の第1電源と負
極側の第2電源との間に並列的に接続する状態とこれら
複数の容量を直列的に接続する状態とに切り換えるスイ
ッチ手段を有し、該スイッチ手段の切換により直列的に
接続された容量の一端側に上記第2電源より低い第2の
負電圧を発生させる第2のチャージポンプ回路と、上記
第2のチャージポンプ回路で発生した第2の負電圧をゲ
ートに受けて、上記第1のチャージポンプ回路で発生し
た第1の負電圧をソース・ドレイン間を通して出力する
逆流防止用の出力トランスファMOSトランジスタと、
を備えた負電圧発生回路である。
【0015】このような手段によれば、第2のチャージ
ポンプ回路により第1のチャージポンプ回路よりもずっ
と低い電圧を生成でき、この電圧を出力トランスファM
OSのゲート駆動用の電圧として用いているので、第1
のチャージポンプ回路で発生した第1の負電圧を電圧上
昇させずに出力トランスファMOSを介して出力させる
ことが出来る。従って、電圧供給効率やスタートアップ
特性を低減することなく、例えば3Vの外部電源を使用
して−3Vの負電圧を発生させることが出来る。
【0016】望ましくは、上記第1のチャージポンプ回
路のスイッチ手段は、上記第1容量の一方の電極にそれ
ぞれ共通ドレインが接続されるとともにソースが第1電
源に接続されたPチャネルMOSFETおよびソースが
第2電源に接続されたNチャネルMOSFETと、上記
第1容量の他方の電極に接続され該他方の電極と上記第
2電源とを接続又は切断の状態に切り換えるプリチャー
ジMOSとから構成され、上記第2のチャージポンプ回
路のスイッチ手段は、上記複数の容量の一方の電極にそ
れぞれ共通ドレインが接続される複数組みのPチャネル
MOSFETおよびNチャネルMOSFETと、上記複
数の容量の他方の電極に接続され該他方の電極と上記第
2電源とを接続又は切断の状態に切り換える複数のプリ
チャージMOSとを有し、1番目の容量に対応する上記
PチャネルMOSFETのソースは第1電源に、1番目
の容量に対応する上記NチャネルMOSFETのソース
は第2電源にそれぞれ接続されるとともに、2番目以降
の容量に対応する上記PチャネルMOSFETのソース
は第1電源に、2番目以降の容量に対応するNチャネル
MOSFETのソースは1個手前の容量の上記他方の電
極にそれぞれ接続されるように構成されると良い。
【0017】さらに望ましくは、上記第2のチャージポ
ンプ回路の2番目以降の容量に対応する上記Nチャネル
MOSFETのゲートが上記第2電源、または、1個手
前の容量に対応する上記NチャネルMOSFETのソー
ス端子に接続されるように構成すると良い。このような
構成により、複数の容量が直列に接続されて上記Nチャ
ネルMOSFETのソース端子やドレイン端子に負電圧
が印加されたときでも、ゲート・ソース間或るいはゲー
ト・ドレイン間の電圧を小さくし、回路の耐圧を上げる
ことが出来る。
【0018】また望ましくは、上記第2のチャージポン
プ回路の1番目の容量に対応する上記PチャネルMOS
FETおよびNチャネルMOSFETの動作タイミング
を、2番目以降の容量に対応する上記PチャネルMOS
FETの動作タイミングから遅らせる遅延手段が設けら
れるとともに、上記第1のチャージポンプ回路の上記P
チャネルMOSFETおよびNチャネルMOSFETの
動作タイミングと、上記第2のチャージポンプ回路の1
個目の容量に対応する上記PチャネルMOSFETおよ
びNチャネルMOSFETの動作タイミングとほぼ同タ
イミングに設定すると良い。このような設定により、安
定的に且つ効率よく負電圧を発生できる。
【0019】また、情報電圧をゲート端子に保持する読
出し用MOSトランジスタ、該ゲート端子に情報電圧を
与える書込み用トランジスタ、および上記ゲート端子に
一方の電極が接続され該ゲート端子の電圧を制御するキ
ャパシタとを有し、上記書込み用トランジスタの制御用
端子と上記キャパシタの他方の電極とがワード線に接続
され、上記書込み用トランジスタのデータ入力用端子と
上記読出し用トランジスタのソース端子又はドレイン端
子とがデータ線に接続されてなるメモリセルを備えた半
導体記憶装置において、メモリセルの非選択時に上記ワ
ード線に供給される電圧を生成する回路として上述の負
電圧発生回路を適用すると良い。
【0020】このように非選択時に負電圧を供給するこ
とで、上記読出し用MOSトランジスタのゲート端子に
保持される情報電圧を非常に長く保持しておくことが出
来る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。図1は、本発明を適用して好適
な負電圧発生回路の第1実施例を示す回路図である。こ
の実施例の負電圧発生回路は、キャパシタC1、該キャ
パシタC1に対応するプリチャージMOS M1および
インバータINV1〜INV3などからなる第1のチャ
ージポンプ回路と、複数のキャパシタC3,C4、これ
ら対応するプリチャージMOS M3,M4、接続切換
用のPチャネルMOS MP1およびNチャネルMOS
MN1、並びに、遅延用のインバータINV4等から
なる第2のチャージポンプ回路と、上記プリチャージM
OS M1,M3,M4のゲート駆動用の電圧を逆ブー
スト作用により発生させるキャパシタC2と、第1のチ
ャージポンプ回路により発生された負電圧を出力すると
ともに電流の逆流を防止する出力トランスファMOS
Mout1と、NOR回路10,11、NAND回路12、
遅延用のインバータINVおよびキャパシタC10から
なるタイミング生成回路とを備えたものである。
【0022】また、この負電圧発生回路には、第1のチ
ャージポンプ回路の逆ブースト作用を補助するため、第
1ノードN1の電圧を負極の電源電圧VSS(例えばグ
ランド電位)近くに引き下げるクランプMOS M1
1、この第1ノードN1に何らかの理由で過度の負電圧
が発生した場合に電圧低下を制限するダイオード接続さ
れたMOS M13〜M16からなるリミッタ回路、ま
た、キャパシタC2の逆ブースト作用を補助するため第
2ノードN2の電圧が負極の電源電圧VSS近くに引き
下げるクランプMOS M21、この第2ノードN2の
電圧が何らかの理由で過度の負電圧が発生した場合にそ
れ以下の電圧低下を制限するダイオード接続されたMO
S M23〜M25からなるリミッタ回路等が設けられ
ている。
【0023】第1のチャージポンプ回路においてキャパ
シタC1に充放電を行う上記インバータINV1は、キ
ャパシタC1に合わせて大きな駆動力に設計されてい
る。その前段のインバータINV2,INV3は、駆動
力の大きなインバータINV1を駆動するために除々に
駆動力が大きくなるように設計されたものである。そし
て、プリチャージMOS M1がオン状態のときにイン
バータINV1によりキャパシタC1の上部電極が電源
電圧VCCに充電され、次に、プリチャージMOSM2
をオフ状態にしてキャパシタC1の上部電極をインバー
タINV1により負極の電源電圧VSSにたたき下げる
ことで、キャパシタC1の下部電極に電源電圧の2倍の
負電圧(−2×(VCC−VSS))に逆ブーストす
る。
【0024】第2のチャージポンプ回路は、複数のキャ
パシタC3,C4を電源電圧VCC,VSSの間に並列
的に接続した状態から直列的に接続した状態に切り換え
ることで、逆ブースト作用により個々のキャパシタに発
生された負電圧を加算した電圧を第3ノードN3に発生
させるものである。
【0025】すなわち、プリチャージMOS M3,M
4がオン状態のときに、一方のキャパシタC3について
はインバータINV4により、他方のキャパシタC4に
ついてはPチャネルMOS MP1がオン状態になるこ
とにより、各キャパシタC3,C4の上部電極が電源電
圧VCCに充電される。次いで、プリチャージMOSM
3,M4をオフ状態にするとともに、PチャネルMOS
MP1をオフ状態にNチャネルMOS MN1をオン
状態にすることで、キャパシタC3の下部電極とキャパ
シタC4の上部電極とが接続される。さらに、インバー
タINV4がキャパシタC3の上部電極を負極の電源電
圧VSSにたたき下げることで、2個のキャパシタC
3,C4が直列接続された状態で逆ブースト作用を受け
てキャパシタC4の下部電極に電源電圧の2倍の負電圧
(−2×(VCC−VSS))が発生される。
【0026】遅延用のインバータINV4は、プリチャ
ージMOS M3が完全にオフ状態になるタイミング
に、縦続接続されたキャパシタC3,C4の逆ブースト
動作が行われるようにタイミングを合わせるものであ
る。
【0027】上記第1チャージポンプ回路で発生された
負電圧は出力トランスファMOSMout1のドレイン端子
に供給され、第2チャージポンプ回路で発生された負電
圧は出力トランスファMOS Mout1のゲート端子に印
加される。ゲート端子に印加される負電圧はドレイン端
子に出力される負電圧よりもずっと低いので、出力トラ
ンスファMOS Mout1のソース端子からは第1チャー
ジポンプ回路の負電圧がほぼ電圧上昇なく出力される。
【0028】図2は、本発明を適用して好適な負電圧発
生回路の第2実施例を示す回路図である。この第2実施
例の負電圧発生回路は、第2のチャージポンプ回路の2
個のキャパシタC3,C4を直列に接続するNチャネル
MOS MN2のゲートの耐圧対策を施した一例であ
る。NチャネルMOS MN2のソース端子は、キャパ
シタC3の下部電極に接続されているので、そこには負
極の電源電圧VSSか逆ブースト時の負電圧(VSS−
VCC)が印加される。そのため、ゲート端子にNOR
回路11の出力電圧が印加されていると、逆ブースト時
にはゲート・ソース間電圧は非常に大きくなる。従っ
て、この実施例では、NチャネルMOS MN2のゲー
トを負極の電源電圧VSSに接続して、ゲート・ソース
間に過大な電圧が印加されないようになっている。
【0029】このような構成によれば、逆ブースト時に
は、キャパシタC3の下部電極の電位が電源電圧VSS
より低くなることで、NチャネルMOS MN2は自動
的にオン状態となって、図1の第1実施例の回路とほぼ
同様の動作が行われる。
【0030】ただし、その分、NチャネルMOS MN
2がオン状態になるタイミングが遅れるので、Nチャネ
ルMOS MN2とPチャネルMOS MP1の共通ド
レインの信号を、後段のキャパシタC2を逆ブーストす
る信号に使うことが出来ない。従って、この実施例で
は、キャパシタC3の上部電極を充放電するのに、第1
のチャージポンプ回路のキャパシタC4の充放電を行っ
ているインバータIN1により行われるように構成され
ている。この構成においては、インバータIN1〜IN
V3により遅延作用も及ぼされるので、キャパシタC3
の充放電のタイミングも図1の第1実施例の回路とほぼ
同様になる。
【0031】図3は、上記の負電圧発生回路にクロック
信号を供給する発信回路の一例を示す回路図である。こ
の図3の回路は、図1及び図2の負電圧発生回路におい
てタイミング生成回路のNOR回路10にクロック信号
OSCを供給する発信回路の一例で、インバータリング
方式の発振器であり、ストップ信号STOPがローレベ
ルでアクティブ信号ACTBがローレベルのときに、初
段のインバータINV10のNMOSMN10がオン状
態になり、インバータリングが発信動作する。
【0032】この発信回路においては、第2段〜第5段
のインバータINV12〜INV15に形成されたMO
S MT1〜MT4が、Pチャネル形同士或いはNチャ
ネル形同士で素子サイズを異ならせて形成されており、
モード信号MODE2により、これらMOS MT1〜
MT4のうちオン状態にするMOSFETとオフ状態に
するMOSFETとを選択することで、各インバータI
NV12〜INV15の遅延が変化して、発信周波数が
2通りに切り換えられるようになっている。
【0033】次に、図1や図2に示した負電圧発生回路
において出力トランスファMOSMout1のゲート駆動電
圧を発生させる第2のチャージポンプの動作原理を簡略
化して説明する。
【0034】図4は、上述の第2のチャージポンプ回路
の負電圧発生原理を説明するために複数ブースト型のチ
ャージポンプ回路を簡略的に示した図である。このチャ
ージポンプ回路は、図4(a)に示すように、正極と負
極の電源電圧VCC,VSSの間に4つのキャパシタC
21〜C24を並列的に接続した状態から、図4(b)
に示すように、これら4つのキャパシタC21〜C24
を直列的に接続した状態とに変換するとともに、直列的
に接続された4つのキャパシタC21〜C24の高電位
側の電極に負極の電源電圧VSSを接続することで、そ
の低電位側の電極に電位の低い負電圧を発生させる回路
である。
【0035】図4において、S1〜S4,S31〜S3
4は、キャパシタC21〜C24の接続状態を上記のよ
うに切り換えるスイッチ、Coは出力ノードNoutにあ
る負荷容量である。
【0036】図5は、図4のチャージポンプ回路におけ
る各ノードの信号波形を示す図である。この図5におい
ては、スイッチS1〜S4がオン状態でスイッチS31
〜S34が左側端子TLに接続された初期状態と、ス
イッチS1〜S4がオン状態でスイッチS31〜S34
が上部端子TUに接続された充電期間と、スイッチS
1〜S4がオフ状態でスイッチS31〜S34が左側端
子TLに接続された放電期間とに分けて動作波形を示
してある。
【0037】先ず、上記初期状態のときには、各キャ
パシタC21〜C24の上部電極のノードN21〜N2
4および出力ノードNoutの電位は負極の電源電圧VS
S(0V)となっている。
【0038】次いで、充電期間になると、4つのキャ
パシタC21〜C24が充電されて、それら上部電極の
各ノードN21〜N24の電位は0Vから正極の電源電
圧VCCに上昇される。
【0039】次に、放電期間においては、1番目のキ
ャパシタC21の上部電極は電源電圧VSSに接続され
るので、該ノードN21の電位は電圧VSS(0V)に
低下する。また、この1番目のキャパシタC21の下部
電極と接続される2番目のキャパシタC22の上部電極
のノードN22の電位は、キャパシタC21に充電され
た電荷が負荷容量Co側に少し移動するので、その分、
キャパシタC21の両極間の電圧は幾分小さくなって、
−η×VCCとなる。ここで、Cη=4C/(4Co+
C),C=C21+C22+C23+C24である。C
21〜C24,Coは、各キャパシタC21〜C24,
Coの容量値をそれぞれ記している。
【0040】同様に、2番目のキャパシタC22の下部
電極と接続されるノードN23の電位は−η×2VC
C、3番目のキャパシタC23の下部電極と接続される
ノードN24の電位は−η×3VCC、4番目のキャパ
シタC24の下部電極と接続される出力ノードNoutの
電位は−η×4VCCとなり、非常に低い負電圧が高効
率に且つ高速に得られる。さらに、これら複数のキャパ
シタの段数を増すことで、さらに低い負電圧を発生する
ことも可能である。
【0041】図6には、図4の回路のキャパシタの段数
をn段構成にしたチャージポンプ回路のMOS構成図を
示す。この図6において、CA1〜CAnはn段構成の
キャパシタ、MS1〜MSnは図4のスイッチS1〜S
4に対応するプリチャージMOS、INVS31〜IN
VS3nは図4のスイッチS31〜S34に対応するC
MOSインバータスイッチである。
【0042】また、NOR回路10,11、NAND回
路12、容量C2、クランプMOSM21、および、M
OS M23〜M25からなるリミッタ回路は、図1の
ものと同様のものである。また、NOR回路11とNA
ND回路12の前段に設けられた遅延回路13は、図1
のインバータINVおよび容量C10からなる遅延回路
に対応し、また、1段目のインバータスイッチINVS
31の前段に設けられた遅延回路14は、図1のインバ
ータINV4やMOS MP1,MN1の遅延作用に対
応するものである。
【0043】図7にはこのチャージポンプ回路における
各ノードの信号波形図を示す。このようなチャージポン
プ回路によれば、NAND回路12の出力NS1は、外
部入力されるクロック信号OSCの立下りから遅延回路
13の遅延分経過してローレベルになった後、クロック
信号OSCの立ち上がりで直ぐにハイレベルになる。一
方、NOR回路11の出力NS3は、外部入力されるク
ロック信号OSCの立下りで直ぐにローレベルになり、
クロック信号OSCの立ち上がりから遅延回路13の遅
延分経過してハイレベルになる。このようにして、各キ
ャパシタCA1〜CAnの下部電極側に接続されたプリ
チャージMOS MS1〜MSnを動作させる幅の狭い
タイミングパルスと、上部電極側に接続されたインバー
タスイッチINVS31〜INVS3nを動作させる幅
の広いタイミングパルスが生成される。
【0044】そして、これらにより、図5に示した逆ブ
ースト作用と同様に、n段のキャパシタCA1〜CAn
による逆ブースト作用が発生して、出力ノードNoutに
−η×n×VCCの負電圧が発生する。
【0045】また、1段目のキャパシタCA1の前段側
に設けられた遅延回路14は、プリチャージMOS M
S1〜MSnが完全にオフ状態になるタイミングに、縦
続接続されたキャパシタCA1〜CAnの逆ブースト動
作が行われるようにタイミングを合わせるものである。
【0046】図8は、図6のチャージポンプ回路に出力
トランスファMOS Mout2を付設した例の回路図、図
9は、このチャージポンプ回路における各ノードの信号
波形を示す図である。
【0047】図8のように、出力ノードNoutの手前に
出力トランスファMOS Mout2を付設すると、n段キ
ャパシタCA1〜CAnの逆ブースト作用で発生した負
電圧は負荷容量Coを充電するが、その後、この充電電
圧は逆流せずに負荷容量Coで保たれるので、n段キャ
パシタCA1〜CAnの逆ブースト動作を繰り返してい
くことで、最終的には負荷容量Coの充電電圧が飽和す
るまで、発生負電圧は低下していく。そして、飽和状態
において、n段目のキャパシタCAnの下部電極のノー
ドNGnの電位は、負荷容量Coへの電荷の移動がなく
なるので、−n×VCCとなり、出力ノードNoutの電
位は出力トランスファMOS Mout2のしきい値電圧V
thだけ高い電位、−n×VCC+Vthとなる。
【0048】図10は、図6のチャージポンプ回路にN
チャネルMOSFETとプリチャージMOSの耐圧対策
を行った例を示す回路図、図11はこの回路における各
ノードの信号波形を示した図である。
【0049】図6のチャージポンプ回路においては、2
段目〜n段目のインバータスイッチINVS32〜IN
VS3nのNMOS MN32〜MN3nのソース端子
には負電圧(−η×VCC)〜(−η×n×VCC)が
印加されるので、これらNMOS MN32〜MN3n
のゲート・ソース間に大きな電圧が印加されることにな
る。同様に、プリチャージMOS MS1〜MSnのド
レイン端子には負電圧(−η×VCC)〜(−η×n×
VCC)が印加されるので、該プリチャージMOS M
S1〜MSnのゲート・ドレイン間に大きな電圧が印加
されることになる。
【0050】図10のチャージポンプ回路では、上記N
MOS MN32〜MN3nのゲート・ソース間耐圧を
図るため、これらNMOS MN32〜MN3nのゲー
ト端子を、その前段のキャパシタCA1,CA2…に対
応するインバータスイッチINVS31,INVS32
…を構成するNMOS MN31,MN32…のソース
端子に接続している。このような接続により、NMOS
MN32〜MN3nのゲート・ソース間電圧はほぼ電
源電圧VCC程度に収まり、ゲート破壊を防止できる。
また、前段のキャパシタCA1,CA2…が逆ブースト
されてNMOSMN32〜MN3nのソース電圧が低下
することで、該NMOS MN32〜MN3nがオン状
態になるので、インバータスイッチINVS31〜IN
VS3nとして正常な動作が得られる。
【0051】また、プリチャーヂMOS MS1〜MS
nのゲート・ドレイン間耐圧を図るために、各プリチャ
ージMOS MS1〜MSnのゲート・ドレイン間にキ
ャパシタCC1〜CCnを付設するとともに、各ゲート
端子にクランプMOS M21、および、リミッタ回路
L1〜Lnとを設けている。リミッタ回路L1〜Ln
は、各プリチャージMOS MS1〜MSnのドレイン
端子に発生される負電圧の大きさに応じた制限電圧に設
定されている。
【0052】このような構成によれば、図11のノード
NS2nの信号波形に示すように、逆ブースト作用を受
けて複数段のキャパシタCA1〜CAnの下部電極に負
電圧が発生したタイミングにおいて、その負電圧がキャ
パシタCC1〜CCnを介してプリチャージMOS M
S1〜MSnのゲート端子側に伝わる。従って、ゲート
・ドレイン間電圧は所定値より大きくならず、ゲート破
壊を防ぐことが出来る。また、リミッタ回路L1〜Ln
により、ゲート電圧は設定値より低くならないので、こ
の期間にプリチャージMOS MS1〜MSnはオフ状
態に制御され、プリチャージMOSとして正常な動作が
得られる。
【0053】以上のように、複数のキャパシタを並列接
続から直列接続に切り換えて負電圧を発生させる回路に
ついて幾つかのバリエーションを挙げて説明したが、こ
のような回路を図1や図2の第2プリチャージ回路とし
て適用することが出来る。また、出力負電圧を発生させ
る第1プリチャージ回路の方に適用しても良い。
【0054】図12は、上述の負電圧発生回路を適用し
て有用なPLEDメモリを示す回路ブロック図である。
【0055】このPLEDメモリは、特開2000−1
13683号公報に詳述されているものであり、詳細は
省略するが、NチャネルMOSFETからなる読出し用
のトランジスタQR、トンネルトランジスタからなる書
込み用のトランジスタQW、および、読出し用トランジ
スタQRのゲート電圧を制御する結合容量Cを有する複
数のメモリセルMCと、ソース線SLを介して各メモリ
セルMCに供給されるソース電圧の制御を行うソース電
圧制御回路SVCと、各メモリセルMCが行毎に結合さ
れる複数のワード線WLに書込み時、読出し時および非
選択時とで3レベルの電圧を供給するデータコントロー
ルレジスタDCRと、読出し動作の前に各データ線を所
定電圧VDDにプリチャージするプリチャージMOS
Qp、読出し動作の前に相補的な1対のデータ入出力線
I/O,I/OBを所定の電圧VDD/2にプリチャー
ジするプリチャージMOS Qp2、選択列のデータ線
DLをデータ入出力線I/O,I/OBに接続するカラ
ムスイッチQy、1対のデータ入出力線I/O,I/O
Bに読み出されたデータ信号を増幅するセンスアンプS
A、外部との間でデータの入出力を行う入出力データバ
ッファDBなどを備えている。
【0056】上記のメモリセルMCにおいて、結合容量
Cの一方の電極と書込み用トランジスタQWのゲートは
ワード線WLに接続され、読出し用トランジスタQRの
1つのデータ端子(例えばソース又はドレイン)と書込
み用トランジスタQWの1つのデータ端子(例えばソー
ス又はドレイン)はそれぞれデータ線DLに接続され
る。
【0057】書込み用トランジスタQWに利用されるト
ンネルトランジスタは、積層された複数の層(例えば4
層)のポリシリコンの両側にゲート酸化膜を介してゲー
ト電極が配置された縦型のトランジスタである。ポリシ
リコンの各層間には、例えば薄いシリコン窒化膜からな
るトンネル膜が形成される。
【0058】このようなメモリセルMCにおいては、記
憶データは読出し用トランジスタQRのゲート電極が接
続される接続ノードNMに保持される。この接続ノード
NMは絶縁膜に囲まれた構造となるので、DRAMセル
のようにpn接合からリーク電流が生じたり、ソフトエ
ラーによる記憶データが反転するような問題も発生しな
い。そして、メモリセルMCの非選択時に書込み用トラ
ンジスタQWのゲートに一定のオフ電圧を印加して書込
み用トランジスタQWを十分にオフ状態にすることで、
記憶されたデータ信号がデータ線DLに流れてしまうの
を十分に低く抑えられる。それゆえ、メモリセルMCの
データ保持時間が長くなって、必要なリフレッシュ時間
をきわめて長くできたり、リフレッシュ動作を不要とし
て事実上の不揮発化とすることも出来る。
【0059】この半導体メモリにおいて、メモリセルM
Cの非選択状態時にワード線WLに上記のオフ電圧を印
加するのが、データコントロールレジスタDCRであ
り、このオフ電圧を発生する回路として、上記実施例の
負電圧発生回路NVGが用いられている。
【0060】以上のように、図1や図2の負電圧発生回
路によれば、キャパシタC3,C4を用いて2段逆ブー
ストする第2のチャージポンプ回路により、キャパシタ
C1に逆ブースト電圧を発生させる第1のチャージポン
プ回路よりも、ずっと低い電圧を発生させ、この電圧を
出力トランスファMOS Mout1のゲート駆動用の電圧
として用いているので、第1のチャージポンプ回路で発
生した第1の負電圧を電圧上昇させずに出力トランスフ
ァMOS Mout1を介して出力させることが出来る。従
って、電圧供給効率やスタートアップ特性を低減するこ
となく、例えば3Vの外部電源を使用して−3Vの負電
圧を発生させることが出来る。
【0061】さらに、図2の負電圧発生回路によれば、
2段ブーストを行う第2のチャージポンプ回路の2番目
のキャパシタC4に対応するNMOS MN2のゲート
端子を電源電圧VSSに接続しているので、PMOS
MP1のゲート端子に結合した図1の場合と較べて、N
MOS MN2のゲート・ソース間或るいはゲート・ド
レイン間に印加される電圧を小さくし、回路の耐圧を上
げることが出来る。
【0062】また、図1や図2の負電圧発生回路によれ
ば、2段ブーストを行う第2チャージポンプ回路の1番
目のキャパシタC3の充放電するタイミングをインバー
タINV4,INV4により2番目のキャパシタC4の
タイミングより遅延させているので、安定的に且つ効率
良く負電圧を発生することが出来る。
【0063】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。
【0064】例えば、図1や図2の実施例では、キャパ
シタC1を用いて出力電圧を発生させる第1のチャージ
ポンプ回路はキャパシタC1が1個の構成としたが、こ
の第1チャージポンプ回路の方にも複数のキャパシタを
並列から直列に切り換える形式のチャージポンプ回路を
適用することも出来る。
【0065】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるPLE
Dメモリのオフ電圧の発生回路について説明したがこの
発明はそれに限定されるものでなく、負電圧を必要とす
る半導体集積回路に広く利用することができる。
【0066】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0067】すなわち、本発明に従うと、第2のチャー
ジポンプ回路により第1のチャージポンプ回路よりもず
っと低い電圧が発生され、この電圧が出力トランスファ
MOSのゲート駆動用の電圧として用いられるので、第
1のチャージポンプ回路で発生した第1の負電圧を電圧
上昇させずに出力トランスファMOSを介して出力させ
ることが出来る。従って、電圧供給効率やスタートアッ
プ特性を低減することなく、例えば3Vの外部電源を使
用して−3Vの負電圧を発生させることが出来るという
効果がある。
【0068】さらに、複数の容量を用いて負電圧を発生
させる第2のチャージポンプ回路において、前段の容量
の一方の電極を後段の容量の他方の電極に接続するNチ
ャネルMOSFETのゲート端子を負極側の第2電源、
または、前段の容量に対応するNチャネルMOSFET
のソース端子に接続されるように構成することで、上記
NチャネルMOSFETの耐圧向上を図れるという効果
がある。
【0069】また、本発明の半導体記憶装置によれば、
上記のような負電圧発生回路を非選択のワード線に印加
するオフ電圧の発生回路として適用することで、3V程
度の低電圧の電源を用いた場合でも、適切なオフ電圧を
発生させて、リフレッシュ間隔を非常に長くしたり、リ
フレッシュ動作が不要とすることが出来るという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して好適な負電圧発生回路の第1
実施例を示す回路図である。
【図2】本発明を適用して好適な負電圧発生回路の第2
実施例を示す回路図である。
【図3】負電圧発生回路にクロック信号を供給する発信
回路の一例を示す回路図である。
【図4】第2のチャージポンプ回路の負電圧発生原理を
説明するチャージポンプ回路の簡略図である。
【図5】図4の回路における各ノードの信号波形を示す
図である。
【図6】図4の動作原理でキャパシタの段数をn段構成
にしたチャージポンプ回路のMOS構成図である。
【図7】図6のチャージポンプ回路における各ノードの
信号波形を示す図である。
【図8】図6のチャージポンプ回路に出力トランスファ
MOSを付設した例を示す回路図である。
【図9】図8のチャージポンプ回路における各ノードの
信号波形を示す図である。
【図10】図6の回路のNチャネルMOSFETとプリ
チャージMOSに耐圧対策を行った例を示す回路図であ
る。
【図11】図10のチャージポンプ回路における各ノー
ドの信号波形を示す図である。
【図12】実施例の負電圧発生回路が適用されるPLE
Dメモリを示す回路ブロック図である。
【図13】PLEDメモリのオフ電圧発生用の回路とし
て発明者が以前に検討した負電圧発生回路の一例を示す
回路図である。
【符号の説明】
C1 第1のチャージポンプ回路のキャパシタ C3,C4 第2のチャージポンプ回路のキャパシタ INV1〜INV3 CMOSインバータ INV4 遅延用のインバータ M1,M3,M4 プリチャージMOS MP1 PチャネルMOSFET MN1,MN2 NチャネルMOSFET Mout1 出力トランスファMOS

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負電圧発生用の第1容量と、該第1容量
    の2つの電極と正極側の第1電源および負極側の第2電
    源との接続状態を切り換えるスイッチ手段とを少なくと
    も有し、該スイッチ手段の切換により第1容量の一方の
    電極に上記第2電源より低い第1の負電圧を発生させる
    第1のチャージポンプ回路と、 複数の容量と、これら複数の容量を正極側の第1電源と
    負極側の第2電源との間に並列的に接続する状態とこれ
    ら複数の容量を直列的に接続する状態とに切り換えるス
    イッチ手段とを有し、該スイッチ手段の切換により直列
    的に接続された容量の一端側に上記第2電源より低い第
    2の負電圧を発生させる第2のチャージポンプ回路と、 上記第2のチャージポンプ回路で発生した第2の負電圧
    をゲートに受けて、上記第1のチャージポンプ回路で発
    生した第1の負電圧をソース・ドレイン間を通して出力
    する逆流防止用の出力トランスファMOSトランジスタ
    と、 を備えていることを特徴とする負電圧発生回路。
  2. 【請求項2】 上記第1のチャージポンプ回路のスイッ
    チ手段は、上記第1容量の一方の電極にそれぞれ共通ド
    レインが接続されるとともにソースが第1電源に接続さ
    れたPチャネルMOSFETおよびソースが第2電源に
    接続されたNチャネルMOSFETと、上記第1容量の
    他方の電極に接続され該他方の電極と上記第2電源とを
    接続又は切断の状態に切り換えるプリチャージMOSと
    から構成され、 上記第2のチャージポンプ回路のスイッチ手段は、上記
    複数の容量の一方の電極にそれぞれ共通ドレインが接続
    される複数組みのPチャネルMOSFETおよびNチャ
    ネルMOSFETと、上記複数の容量の他方の電極に接
    続され該他方の電極と上記第2電源とを接続又は切断の
    状態に切り換える複数のプリチャージMOSとを有し、
    1番目の容量に対応する上記PチャネルMOSFETの
    ソースは第1電源に、1番目の容量に対応する上記Nチ
    ャネルMOSFETのソースは第2電源にそれぞれ接続
    されるとともに、2番目以降の容量に対応する上記Pチ
    ャネルMOSFETのソースは第1電源に、2番目以降
    の容量に対応するNチャネルMOSFETのソースは1
    個手前の容量の上記他方の電極にそれぞれ接続されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の負電圧発生回路。
  3. 【請求項3】 上記第2のチャージポンプ回路の2番目
    以降の容量に対応する上記NチャネルMOSFETのゲ
    ートが上記第2電源、または、1個手前の容量に対応す
    る上記NチャネルMOSFETのソース端子に接続され
    ていることを特徴とする請求項2記載の負電圧発生回
    路。
  4. 【請求項4】 上記第2のチャージポンプ回路の1番目
    の容量に対応する上記PチャネルMOSFETおよびN
    チャネルMOSFETの動作タイミングを、2番目以降
    の容量に対応する上記PチャネルMOSFETの動作タ
    イミングから遅らせる遅延手段が設けられるとともに、 上記第1のチャージポンプ回路の上記PチャネルMOS
    FETおよびNチャネルMOSFETの動作タイミング
    と、上記第2のチャージポンプ回路の1個目の容量に対
    応する上記PチャネルMOSFETおよびNチャネルM
    OSFETの動作タイミングとほぼ同タイミングに設定
    されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の負
    電圧発生回路。
  5. 【請求項5】 情報電圧をゲート端子に保持する読出し
    用MOSトランジスタ、該ゲート端子に情報電圧を与え
    る書込み用トランジスタ、および上記ゲート端子に一方
    の電極が接続され該ゲート端子の電圧を制御するキャパ
    シタとを有し、上記書込み用トランジスタの制御用端子
    と上記キャパシタの他方の電極とがワード線に接続さ
    れ、上記書込み用トランジスタのデータ入力用端子と上
    記読出し用トランジスタのソース端子又はドレイン端子
    とがデータ線に接続されてなるメモリセルを備えた半導
    体記憶装置において、 メモリセルの非選択時に上記ワード線に供給される電圧
    を生成する回路として請求項1〜4の何れかに記載の負
    電圧発生回路が設けられていることを特徴とする半導体
    記憶装置。
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