JPH11260083A - 電子メモリデバイス用行復号回路および行復号段階を制御する方法 - Google Patents
電子メモリデバイス用行復号回路および行復号段階を制御する方法Info
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- JPH11260083A JPH11260083A JP37435898A JP37435898A JPH11260083A JP H11260083 A JPH11260083 A JP H11260083A JP 37435898 A JP37435898 A JP 37435898A JP 37435898 A JP37435898 A JP 37435898A JP H11260083 A JPH11260083 A JP H11260083A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電子メモリセルデバイス、特に低供給電圧の
用途における行復号回路を得る。 【解決手段】 上記行復号回路は、読み取られるメモリ
セルを含むメモリ列に印加される読み取り電圧を少なく
とも1個のブーストコンデンサを介してブーストするよ
うに適応される。当該回路は、第1供給電圧基準と第2
大地電位基準の間に電力供給され、階層構造のカスケー
ド接続されたインバータと動的に読み取り電圧レベルを
段階的に増大させる回路手段を備える。読み取り電圧レ
ベルを供給電圧+しきい値電圧に等しい値に増大させる
第1手段と、読み取り電圧レベルを供給電圧+2倍の前
記しきい値電圧に等しい値に増大させる第2手段を提供
する。
用途における行復号回路を得る。 【解決手段】 上記行復号回路は、読み取られるメモリ
セルを含むメモリ列に印加される読み取り電圧を少なく
とも1個のブーストコンデンサを介してブーストするよ
うに適応される。当該回路は、第1供給電圧基準と第2
大地電位基準の間に電力供給され、階層構造のカスケー
ド接続されたインバータと動的に読み取り電圧レベルを
段階的に増大させる回路手段を備える。読み取り電圧レ
ベルを供給電圧+しきい値電圧に等しい値に増大させる
第1手段と、読み取り電圧レベルを供給電圧+2倍の前
記しきい値電圧に等しい値に増大させる第2手段を提供
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子メモリセルデ
バイス、特に供給電圧の少ない用途における行復号回路
に関する。特に、本発明は、読み取られるメモリセルを
含むメモリ行に印加される読み取り電圧をブーストコン
デンサ(Cboost)を介してブーストする回路に関
し、この回路は、供給電圧基準と大地電位基準の間に電
力供給する。
バイス、特に供給電圧の少ない用途における行復号回路
に関する。特に、本発明は、読み取られるメモリセルを
含むメモリ行に印加される読み取り電圧をブーストコン
デンサ(Cboost)を介してブーストする回路に関
し、この回路は、供給電圧基準と大地電位基準の間に電
力供給する。
【0002】
【従来の技術】公知のように、浮遊ゲートnチャネルM
OS(NMOS)トランジスタを基本セルとして用いる
メモリデバイスでは、NMOS基本セルのしきい値電圧
を変調する可能性を利用して2つの論理状態を識別す
る。
OS(NMOS)トランジスタを基本セルとして用いる
メモリデバイスでは、NMOS基本セルのしきい値電圧
を変調する可能性を利用して2つの論理状態を識別す
る。
【0003】メモリセルの初期状態は、トランジスタの
浮遊ゲートからの電荷が不在であることを特徴とするも
ので、従来、第1論理状態すなわち論理「1」を表し、
セルのプログラムされた状態は、第2論理状態すなわち
論理「0」を表す。特に、プログラムされた状態は、浮
遊ゲートにおける電子数がセルのしきい値電圧の実質的
な増大をもたらすのに十分であることを特徴とする。
浮遊ゲートからの電荷が不在であることを特徴とするも
ので、従来、第1論理状態すなわち論理「1」を表し、
セルのプログラムされた状態は、第2論理状態すなわち
論理「0」を表す。特に、プログラムされた状態は、浮
遊ゲートにおける電子数がセルのしきい値電圧の実質的
な増大をもたらすのに十分であることを特徴とする。
【0004】読み取り段階において、メモリセルは、メ
モリデバイスへの供給電圧に等しいゲートソース電圧に
よってバイアスを施され、ソース端子の値が大地にな
り、ドレイン端子の値は1V程度になる。
モリデバイスへの供給電圧に等しいゲートソース電圧に
よってバイアスを施され、ソース端子の値が大地にな
り、ドレイン端子の値は1V程度になる。
【0005】セルがすでに書き込まれている場合、その
しきい値電圧は、供給電圧よりも大きく、これに電流は
流れない。同時に、セルがすでに消去されている場合、
そのしきい値電圧は、電流がこれを流れるようになって
いる。
しきい値電圧は、供給電圧よりも大きく、これに電流は
流れない。同時に、セルがすでに消去されている場合、
そのしきい値電圧は、電流がこれを流れるようになって
いる。
【0006】特に、FLASHタイプのメモリデバイス
の例では、セルの行と列のマトリクスに編成され、当該
セルを含むメモリ列は、読み取り電圧基準に接続され、
この列を流れる電流が特別に与えられたセンス増幅器に
よって検知される。メモリ列を流れる電流を検知するこ
とによって、書込みセルと消去セルの区別が可能にな
る。
の例では、セルの行と列のマトリクスに編成され、当該
セルを含むメモリ列は、読み取り電圧基準に接続され、
この列を流れる電流が特別に与えられたセンス増幅器に
よって検知される。メモリ列を流れる電流を検知するこ
とによって、書込みセルと消去セルの区別が可能にな
る。
【0007】電気的消去に続く複数のメモリセルのしき
い値電圧の値は、通常、0.5V〜2.5Vの範囲であ
る。メモリデバイスからの正確な読み取りを確保するた
めには、この範囲を適切な設計仕様に準拠させる必要が
ある。
い値電圧の値は、通常、0.5V〜2.5Vの範囲であ
る。メモリデバイスからの正確な読み取りを確保するた
めには、この範囲を適切な設計仕様に準拠させる必要が
ある。
【0008】特に、この範囲の最下限は、セルを消耗さ
せないように(すなわち、セルがゼロ未満のしきい値電
圧を有する)、また、メモリセルを読み取るときに薄い
酸化物の破損を回避するように設定されており、その最
上限をこの範囲の本来の幅と結びつけ、順に製造プロセ
スに関連する。
せないように(すなわち、セルがゼロ未満のしきい値電
圧を有する)、また、メモリセルを読み取るときに薄い
酸化物の破損を回避するように設定されており、その最
上限をこの範囲の本来の幅と結びつけ、順に製造プロセ
スに関連する。
【0009】正常時には供給値と同一である読み取り電
圧に伴って、3Vを上回る供給電圧では、問題とならな
い。問題が直面するのは、供給電圧が小さい場合、すな
わち典型的には2.5V程度であり、しきい値電圧が上
記の範囲の最上限近くである消去メモリセルが不十分な
電流をドレインし、書き込みメモりセルとして読み取ら
れる場合である。
圧に伴って、3Vを上回る供給電圧では、問題とならな
い。問題が直面するのは、供給電圧が小さい場合、すな
わち典型的には2.5V程度であり、しきい値電圧が上
記の範囲の最上限近くである消去メモリセルが不十分な
電流をドレインし、書き込みメモりセルとして読み取ら
れる場合である。
【0010】誤り読み出しの問題に対して広く用いられ
る解決策には、読み取られるメモリセルを含むアドレス
指定されたメモリ行にブーストされた読み取り電圧を印
加する行復号回路がある。
る解決策には、読み取られるメモリセルを含むアドレス
指定されたメモリ行にブーストされた読み取り電圧を印
加する行復号回路がある。
【0011】したがって、供給電圧より大きい読み取り
電圧は、読み取られるメモリセルに搬送され、消去セル
のしきい値電圧範囲を保持する。このブーストされた読
み取り電圧は、通常、ブースタ回路から生成される。上
記の原理に基づくブースタ回路のいくつかの実施例が、
現在利用可能である。
電圧は、読み取られるメモリセルに搬送され、消去セル
のしきい値電圧範囲を保持する。このブーストされた読
み取り電圧は、通常、ブースタ回路から生成される。上
記の原理に基づくブースタ回路のいくつかの実施例が、
現在利用可能である。
【0012】1)連続ブースト この第1の実施例では、読み取り段階が実行される毎に
適切なクロックパルスをクロック回路からブースタ回路
に搬送する。ブースタ回路に含まれるブーストコンデン
サを充電し、これによってブースタ回路からの出力読み
出し電圧が供給電圧を上回る値に増大される。ブースト
コンデンサは、次に所望のブースト値において読み取り
電圧を保持する。
適切なクロックパルスをクロック回路からブースタ回路
に搬送する。ブースタ回路に含まれるブーストコンデン
サを充電し、これによってブースタ回路からの出力読み
出し電圧が供給電圧を上回る値に増大される。ブースト
コンデンサは、次に所望のブースト値において読み取り
電圧を保持する。
【0013】この第1の公知の実施例によって、ブース
ト読み取り電圧が一連の小増分において生成されるた
め、小規模なブーストコンデンサを使用することができ
る。しかしながら、動作が同様であるため、ブーストコ
ンデンサを初期充電するのに要する時間がかなり長く、
このためパワーアップ段階、すなわちパワーダウンから
の反転(reversion)およびスタンバイ段階からの反転
においてアクセスタイムが増大する。
ト読み取り電圧が一連の小増分において生成されるた
め、小規模なブーストコンデンサを使用することができ
る。しかしながら、動作が同様であるため、ブーストコ
ンデンサを初期充電するのに要する時間がかなり長く、
このためパワーアップ段階、すなわちパワーダウンから
の反転(reversion)およびスタンバイ段階からの反転
においてアクセスタイムが増大する。
【0014】特に、スタンバイからの反転における遅延
を減少させるために、スタンバイモードにおいても主ブ
ーストコンデンサを充電したまま保持する第2のさらに
小型のブースタ回路を通常使用してもよい。しかし、第
2ブースタ回路の導入には、メモリデバイス全体がスタ
ンバイモードにおいても小電力を被るという点で欠点が
ある。メモリデバイスの現行仕様では、スタンバイモー
ドにおいて電力消費をしないことが代わりに求められ
る。
を減少させるために、スタンバイモードにおいても主ブ
ーストコンデンサを充電したまま保持する第2のさらに
小型のブースタ回路を通常使用してもよい。しかし、第
2ブースタ回路の導入には、メモリデバイス全体がスタ
ンバイモードにおいても小電力を被るという点で欠点が
ある。メモリデバイスの現行仕様では、スタンバイモー
ドにおいて電力消費をしないことが代わりに求められ
る。
【0015】2)大域パルスブースト この第2実施例は、非常に大型のブーストコンデンサの
使用を提供する。実際にブーストされるのは、行復号回
路全体である。ブーストコンデンサは、読み取り段階ま
たはメモリデバイスのイネーブル段階(たとえば、スタ
ンバイ段階からの反転)においてスイッチ信号の発生時
等所定の時点で単一パルスによって充電される(ブース
ト段階)。
使用を提供する。実際にブーストされるのは、行復号回
路全体である。ブーストコンデンサは、読み取り段階ま
たはメモリデバイスのイネーブル段階(たとえば、スタ
ンバイ段階からの反転)においてスイッチ信号の発生時
等所定の時点で単一パルスによって充電される(ブース
ト段階)。
【0016】この第2実施例は、不必要な消費電力をも
たらすことなくパワーアップ段階およびスタンバイ段階
からの反転におけるアクセスタイムの問題を解決するも
のである。しかしながら、大型ブーストコンデンサにそ
の駆動回路を設けることによって、メモリデバイス全体
により広いエリアが必要になる。さらに、この第2の公
知の実施例は、コンデンサブースト段階のタイミングに
関連する新たな課題を招いている。
たらすことなくパワーアップ段階およびスタンバイ段階
からの反転におけるアクセスタイムの問題を解決するも
のである。しかしながら、大型ブーストコンデンサにそ
の駆動回路を設けることによって、メモリデバイス全体
により広いエリアが必要になる。さらに、この第2の公
知の実施例は、コンデンサブースト段階のタイミングに
関連する新たな課題を招いている。
【0017】3)局所パルスブースト この第3実施例では、実際に必要時にのみブースト段階
を使用し、これによって上記第1および第2実施例の利
点を保持することができる。
を使用し、これによって上記第1および第2実施例の利
点を保持することができる。
【0018】この原理に基づく行復号回路1が図1に模
式的に示されており、詳細な説明が、1996年6月1
8日付け出願の本出願人による欧州特許出願第9683
0345.3号になされている。
式的に示されており、詳細な説明が、1996年6月1
8日付け出願の本出願人による欧州特許出願第9683
0345.3号になされている。
【0019】局所パルスブーストを備えた行復号回路1
は、供給電圧基準Vccと大地電位基準GNDの間に接
続され、第1制御端子2および第2制御端子3ならびに
第1入力端子4および第2入力端子5を有する。
は、供給電圧基準Vccと大地電位基準GNDの間に接
続され、第1制御端子2および第2制御端子3ならびに
第1入力端子4および第2入力端子5を有する。
【0020】特に、第1入力端子4は、行復号回路1に
接続されたメモリデバイスのn番目の行イネーブル信号
P1を受信し、第2入力端子5は、(n+1)番目の行
イネーブル信号P2を受信する。このイネーブル信号P
1およびP2は、相互に排他的である。
接続されたメモリデバイスのn番目の行イネーブル信号
P1を受信し、第2入力端子5は、(n+1)番目の行
イネーブル信号P2を受信する。このイネーブル信号P
1およびP2は、相互に排他的である。
【0021】第1制御端子2は、一般的なイネーブル信
号CONTROLを受信し、制御トランジスタM5のゲ
ート端子に接続され、供給電圧基準Vccおよびブース
トされるノードXの間に順次接続されている。第2制御
端子3は、駆動信号Vgcを受信する。
号CONTROLを受信し、制御トランジスタM5のゲ
ート端子に接続され、供給電圧基準Vccおよびブース
トされるノードXの間に順次接続されている。第2制御
端子3は、駆動信号Vgcを受信する。
【0022】制御トランジスタM5は、PチャネルMO
S(PMOS)トランジスタであり、そのボディ端子が
そのドレイン端子に接続され、n番目の行復号最終イン
バータ6および(n+1)番目の行復号最終インバータ
8を介して第2制御端子3に順次接続されている。
S(PMOS)トランジスタであり、そのボディ端子が
そのドレイン端子に接続され、n番目の行復号最終イン
バータ6および(n+1)番目の行復号最終インバータ
8を介して第2制御端子3に順次接続されている。
【0023】ブーストされるノードXは、さらにブース
トコンデンサCboostの一端に接続され、その他端
が供給電圧基準Vccに制限回路10を介して接続され
ている。制限回路10は、特に、ダイオード構成におけ
るPMOSトランジスタM6を備え、そのボディ端子が
そのドレイン端子およびブーストコンデンサCboos
tに接続されている。
トコンデンサCboostの一端に接続され、その他端
が供給電圧基準Vccに制限回路10を介して接続され
ている。制限回路10は、特に、ダイオード構成におけ
るPMOSトランジスタM6を備え、そのボディ端子が
そのドレイン端子およびブーストコンデンサCboos
tに接続されている。
【0024】前記回路1の行復号最終インバータ6およ
び8は、CMOSインバータであって、相補型NMOS
/PMOSトランジスタの対を備えている。これらの最
終インバータの動作は、そのイネーブルPMOSトラン
ジスタM3およびM2をそれぞれON/OFFすること
によって制御される。
び8は、CMOSインバータであって、相補型NMOS
/PMOSトランジスタの対を備えている。これらの最
終インバータの動作は、そのイネーブルPMOSトラン
ジスタM3およびM2をそれぞれON/OFFすること
によって制御される。
【0025】n番目の行復号最終インバータ6は、第1
中央接続端子Y1がn番目の行等価インピーダンスブロ
ック11に接続され、行復号最終インバータ7の第2中
央接続端子の別の中央接続端子が第1入力端子4に接続
されている。(n+1)番目の行復号最終インバータ8
は、同様に、第1中央接続端子Y3が(n+1)番目の
行等価インピーダンスブロックに接続され、行復号最終
インバータ9の中央接続端子に接続された第2中央接続
端子Y4の別の中央接続端子が第2入力端子5に順次接
続されている。
中央接続端子Y1がn番目の行等価インピーダンスブロ
ック11に接続され、行復号最終インバータ7の第2中
央接続端子の別の中央接続端子が第1入力端子4に接続
されている。(n+1)番目の行復号最終インバータ8
は、同様に、第1中央接続端子Y3が(n+1)番目の
行等価インピーダンスブロックに接続され、行復号最終
インバータ9の中央接続端子に接続された第2中央接続
端子Y4の別の中央接続端子が第2入力端子5に順次接
続されている。
【0026】回路1の行復号最終インバータ7および9
もまたCMOSインバータであって、相補型NMOS/
PMOSトランジスタ対を備え、その動作は、そのイネ
ーブルPMOSトランジスタM1およびM4をそれぞれ
ON/OFFすることによって制御されている。
もまたCMOSインバータであって、相補型NMOS/
PMOSトランジスタ対を備え、その動作は、そのイネ
ーブルPMOSトランジスタM1およびM4をそれぞれ
ON/OFFすることによって制御されている。
【0027】次に、従来技術による局所パルスブースト
を有する行復号回路1の動作を理解する。
を有する行復号回路1の動作を理解する。
【0028】一般的なイネーブル信号CONTROL
は、制御トランジスタM5の「OFF」状態を制御し、
トランジスタは、回路1の行復号最終インバータ6およ
び8を電力供給するように適応される。特に、信号CO
NTROLは、ブーストパルスの到着前にM5をOFF
し、ブーストコンデンサCboostにおいて格納され
た電荷を消散しないようにする。
は、制御トランジスタM5の「OFF」状態を制御し、
トランジスタは、回路1の行復号最終インバータ6およ
び8を電力供給するように適応される。特に、信号CO
NTROLは、ブーストパルスの到着前にM5をOFF
し、ブーストコンデンサCboostにおいて格納され
た電荷を消散しないようにする。
【0029】制限回路10,および特にその制限トラン
ジスタM6が、ブーストされるノードXからブーストコ
ンデンサCboostの遠端部付近に形成され、ブース
トコンデンサCboostにおける余剰電荷をいずれも
前記トランジスタM6から消散し、かつブーストされる
ノードXにおける電圧が供給電圧Vcc+PMOSトラ
ンジスタM6のしきい値電圧Vtpの合計と等しい限界
値LIMを上回ることができるようになっている。
ジスタM6が、ブーストされるノードXからブーストコ
ンデンサCboostの遠端部付近に形成され、ブース
トコンデンサCboostにおける余剰電荷をいずれも
前記トランジスタM6から消散し、かつブーストされる
ノードXにおける電圧が供給電圧Vcc+PMOSトラ
ンジスタM6のしきい値電圧Vtpの合計と等しい限界
値LIMを上回ることができるようになっている。
【0030】ブーストされるノードXにおける電圧が上
記の限界値LIMを上回ると、すべての行復号最終イン
バータ、すなわち図1の例におけるインバータ6および
8をONする必要があるため、これは、行復号回路1の
動作にとって必須の条件である。実際に、行復号回路を
正確に動作するように、選択された行のインバータのみ
が「ON」になり、他はすべて「OFF」状態で放置さ
れる。
記の限界値LIMを上回ると、すべての行復号最終イン
バータ、すなわち図1の例におけるインバータ6および
8をONする必要があるため、これは、行復号回路1の
動作にとって必須の条件である。実際に、行復号回路を
正確に動作するように、選択された行のインバータのみ
が「ON」になり、他はすべて「OFF」状態で放置さ
れる。
【0031】図1に例示されるように、n番目の行が
「大きく」(P1=Vcc)および(n+1)番目の行
が(P2=0)に接地するメモリ構成を得るために、行
復号回路1は、n番目の行復号最終インバータ6のイネ
ーブルトランジスタM3が「ON」であり、かつ(n+
1)番目の行復号最終インバータ8のイネーブルトラン
ジスタM2が「OFF」であることを確保する必要があ
る。
「大きく」(P1=Vcc)および(n+1)番目の行
が(P2=0)に接地するメモリ構成を得るために、行
復号回路1は、n番目の行復号最終インバータ6のイネ
ーブルトランジスタM3が「ON」であり、かつ(n+
1)番目の行復号最終インバータ8のイネーブルトラン
ジスタM2が「OFF」であることを確保する必要があ
る。
【0032】図1の模式図から理解されるように、イネ
ーブルトランジスタM2は、制御トランジスタM4から
駆動され、電圧Vccを供給され、これによってVcc
においてそのゲート端子を有する。したがって、トラン
ジスタM2は、ブーストされるノードXに対応するその
ソース端子が限界値LIMを下回る電圧値である限り、
「OFF」状態で保持される。
ーブルトランジスタM2は、制御トランジスタM4から
駆動され、電圧Vccを供給され、これによってVcc
においてそのゲート端子を有する。したがって、トラン
ジスタM2は、ブーストされるノードXに対応するその
ソース端子が限界値LIMを下回る電圧値である限り、
「OFF」状態で保持される。
【0033】これによって、行復号回路1の正確な動作
の必須条件に戻される。すなわち、ブーストされるノー
ドXにおけるブースト電圧Vboostは、ブーストコ
ンデンサCboostによって与えられるように、両最
終インバータに利用される同一タイプで、供給電圧Vc
c+PMOSトランジスタのしきい値電圧の合計に効率
よく限定され、その動作を行復号回路1の他の機能に影
響を及ぼさないように計時されるべきである。
の必須条件に戻される。すなわち、ブーストされるノー
ドXにおけるブースト電圧Vboostは、ブーストコ
ンデンサCboostによって与えられるように、両最
終インバータに利用される同一タイプで、供給電圧Vc
c+PMOSトランジスタのしきい値電圧の合計に効率
よく限定され、その動作を行復号回路1の他の機能に影
響を及ぼさないように計時されるべきである。
【0034】従来の行復号回路の利点および欠点を以下
の表にまとめる。
の表にまとめる。
【0035】
【表1】
【0036】
【発明が解決しようとする課題】したがって、局所パル
スブーストの第3実施例は、最初の2つの実施例の利点
を保持する。すなわち、スタンバイモードからの反転に
おける遅延がほぼゼロであり、さらに前記モード中の消
費電力はない。一方、制限されたブースト電圧Vboo
stに用いられるのみであることから不具合がある。
スブーストの第3実施例は、最初の2つの実施例の利点
を保持する。すなわち、スタンバイモードからの反転に
おける遅延がほぼゼロであり、さらに前記モード中の消
費電力はない。一方、制限されたブースト電圧Vboo
stに用いられるのみであることから不具合がある。
【0037】これは、行復号回路に接続されたメモリデ
バイスが供給電圧が低いときに動作する場合に特に欠点
である。低供給電圧の使用は、集積回路の分野におい
て、用途が携帯電話等携帯機器に関連する場合に最も急
を要する低消費電力への要望があるという主な理由のた
めに、欠かすことができない。
バイスが供給電圧が低いときに動作する場合に特に欠点
である。低供給電圧の使用は、集積回路の分野におい
て、用途が携帯電話等携帯機器に関連する場合に最も急
を要する低消費電力への要望があるという主な理由のた
めに、欠かすことができない。
【0038】集積回路は、現在、携帯電話用途で利用さ
れ、2.7〜3.6Vの範囲の供給電圧の動作を想定し
ている。この範囲は、異なる実状態でその正確な動作を
確保するために、集積回路の検査段階においてさらに広
域である必要がある。
れ、2.7〜3.6Vの範囲の供給電圧の動作を想定し
ている。この範囲は、異なる実状態でその正確な動作を
確保するために、集積回路の検査段階においてさらに広
域である必要がある。
【0039】さらに、現在の市場動向は、1.8Vまで
の動作範囲の移行が好まれている。したがって、回路全
体は、この新たな電圧範囲内の動作に再設計されるべき
である。
の動作範囲の移行が好まれている。したがって、回路全
体は、この新たな電圧範囲内の動作に再設計されるべき
である。
【0040】最小値が2.5Vの供給電圧について、行
復号回路の正確な動作は、この供給電圧に等しいブース
ト電圧Vboostの限界値LIM、およびPMOSト
ランジスタのしきい値電圧(たとえば、0.8Vに等し
い)によって確保されるが、1.8Vの最小値はブース
ト電圧Vboostの増大を要する。
復号回路の正確な動作は、この供給電圧に等しいブース
ト電圧Vboostの限界値LIM、およびPMOSト
ランジスタのしきい値電圧(たとえば、0.8Vに等し
い)によって確保されるが、1.8Vの最小値はブース
ト電圧Vboostの増大を要する。
【0041】
【課題を解決するための手段】本発明の実施の形態は、
供給電圧が低い場合にも信頼可能に動作することができ
る行復号回路をこれに接続されたメモリデバイスに提供
する。したがって、この行復号回路は、従来技術の回路
の制限を克服する適切な構造および機能特性を有してい
る。
供給電圧が低い場合にも信頼可能に動作することができ
る行復号回路をこれに接続されたメモリデバイスに提供
する。したがって、この行復号回路は、従来技術の回路
の制限を克服する適切な構造および機能特性を有してい
る。
【0042】本実施の形態は、完全に動的な行復号の構
成をなしており、ブースト電圧のレベルは段階的に増大
している。
成をなしており、ブースト電圧のレベルは段階的に増大
している。
【0043】特に、ブースト電圧のレベルが供給電圧の
値から供給電圧+しきい値電圧の合計に等しい第1限界
値に、次いで供給電圧+2倍の前記しきい値電圧の合計
に等しい第2限界値まで増大する。このため、行復号回
路は、行アドレス指定の階層構造にしたがって、最後の
復号最終インバータのみならず前記インバータの最後か
ら2番目を利用する。
値から供給電圧+しきい値電圧の合計に等しい第1限界
値に、次いで供給電圧+2倍の前記しきい値電圧の合計
に等しい第2限界値まで増大する。このため、行復号回
路は、行アドレス指定の階層構造にしたがって、最後の
復号最終インバータのみならず前記インバータの最後か
ら2番目を利用する。
【0044】本発明による回路の特徴および利点は、添
付の図面を参照した非制限的例によって本実施の形態の
説明から明らかとなろう。
付の図面を参照した非制限的例によって本実施の形態の
説明から明らかとなろう。
【0045】
【発明の実施の形態】図2を特に参照すると、13で一
般的かつ模式的に示されているのが、本発明による階層
構造を有する行復号回路である。
般的かつ模式的に示されているのが、本発明による階層
構造を有する行復号回路である。
【0046】この階層的な行復号回路13は、制御電圧
基準Vpcxと大地電位基準GNDの間に接続されてお
り、入力構造14と、第1復号最終インバータ15およ
び第2復号最終インバータ16を備えている。
基準Vpcxと大地電位基準GNDの間に接続されてお
り、入力構造14と、第1復号最終インバータ15およ
び第2復号最終インバータ16を備えている。
【0047】従来技術に関連して先に説明した行復号回
路1のように、復号最終インバータ15および16は、
CMOSインバータであり、相補型NMOS/PMOS
トランジスタの対を備え、これに含まれるそれぞれのイ
ネーブルPMOSトランジスタのON/OFFによって
その動作を制御している。同様に、入力構造14は、一
対の相補型NMOS/PMOSトランジスタを備えてい
る。
路1のように、復号最終インバータ15および16は、
CMOSインバータであり、相補型NMOS/PMOS
トランジスタの対を備え、これに含まれるそれぞれのイ
ネーブルPMOSトランジスタのON/OFFによって
その動作を制御している。同様に、入力構造14は、一
対の相補型NMOS/PMOSトランジスタを備えてい
る。
【0048】特に、入力構造14は、第1内部回路ノー
ドA1を形成するゲート端子を共通に有するPMOSト
ランジスタM7およびNMOSトランジスタM8を備え
ており、階層的な行復号回路13の大域イネーブルブロ
ック17に順次接続されている。
ドA1を形成するゲート端子を共通に有するPMOSト
ランジスタM7およびNMOSトランジスタM8を備え
ており、階層的な行復号回路13の大域イネーブルブロ
ック17に順次接続されている。
【0049】さらに、第1復号最終インバータ15は、
第2内部回路ノードA2を形成するゲート端子を共通に
有するイネーブルPMOSトランジスタM9およびNM
OSトランジスタM10を備えており、階層的な行復号
回路13のイネーブル入力端子18に順次接続されてい
る。また、第2復号最終インバータ16は、第3内部回
路ノードA3を形成するゲート端子を共通に有するイネ
ーブルPMOSトランジスタM11およびNMOSトラ
ンジスタM12を備えており、第1復号最終インバータ
15のトランジスタM9およびM10の中央ノードXc
に順次接続されている。
第2内部回路ノードA2を形成するゲート端子を共通に
有するイネーブルPMOSトランジスタM9およびNM
OSトランジスタM10を備えており、階層的な行復号
回路13のイネーブル入力端子18に順次接続されてい
る。また、第2復号最終インバータ16は、第3内部回
路ノードA3を形成するゲート端子を共通に有するイネ
ーブルPMOSトランジスタM11およびNMOSトラ
ンジスタM12を備えており、第1復号最終インバータ
15のトランジスタM9およびM10の中央ノードXc
に順次接続されている。
【0050】イネーブル入力端子18は、第1プレ復号
信号Pを受信する。
信号Pを受信する。
【0051】大域イネーブルブロック17は、3つの入
力を有するNAND型の論理ゲートPLを備え、制御電
圧Vpcxを供給されるとともにその出力が論理インバ
ータILに接続されている。この論理ゲートPLは、第
2プレ復号信号LX、第3プレ復号信号LYおよび第4
プレ復号信号LZを受信するが、論理インバータILも
また制御電圧Vpcxを供給され、大域イネーブル信号
ENABLEを出力する。
力を有するNAND型の論理ゲートPLを備え、制御電
圧Vpcxを供給されるとともにその出力が論理インバ
ータILに接続されている。この論理ゲートPLは、第
2プレ復号信号LX、第3プレ復号信号LYおよび第4
プレ復号信号LZを受信するが、論理インバータILも
また制御電圧Vpcxを供給され、大域イネーブル信号
ENABLEを出力する。
【0052】入力構造14における第1PMOSトラン
ジスタM7は、そのボディ端子がそのソース端子および
第4内部回路ノードA4に接続され、そのドレイン端子
がトランジスタM9およびM10の中央ノードXcおよ
び第3内部回路ノードA3に接続されている。NMOS
トランジスタM8は、そのソース端子が大地電位基準G
NDに接続され、そのドレイン端子が第1復号最終イン
バータ15のNMOSトランジスタM10のソース端子
に接続されている。
ジスタM7は、そのボディ端子がそのソース端子および
第4内部回路ノードA4に接続され、そのドレイン端子
がトランジスタM9およびM10の中央ノードXcおよ
び第3内部回路ノードA3に接続されている。NMOS
トランジスタM8は、そのソース端子が大地電位基準G
NDに接続され、そのドレイン端子が第1復号最終イン
バータ15のNMOSトランジスタM10のソース端子
に接続されている。
【0053】さらに、第1復号最終インバータ15のイ
ネーブルPMOSトランジスタM9は、そのボディ端子
がそのソース端子および第4内部回路ノードA4に接続
され、そのドレイン端子がNMOSトランジスタM10
のドレイン端子とともに中央ノードXcを形成してい
る。
ネーブルPMOSトランジスタM9は、そのボディ端子
がそのソース端子および第4内部回路ノードA4に接続
され、そのドレイン端子がNMOSトランジスタM10
のドレイン端子とともに中央ノードXcを形成してい
る。
【0054】最後に、第2復号最終インバータ16のイ
ネーブルPMOSトランジスタM11は、そのボディ端
子がそのソース端子および第5内部回路ノードA5に接
続され、そのドレイン端子がNMOS端子M12のドレ
イン端子とともに第6内部回路ノードA6を形成し、ア
ドレス指定された行接続端子LINEも順次接続されて
いる。
ネーブルPMOSトランジスタM11は、そのボディ端
子がそのソース端子および第5内部回路ノードA5に接
続され、そのドレイン端子がNMOS端子M12のドレ
イン端子とともに第6内部回路ノードA6を形成し、ア
ドレス指定された行接続端子LINEも順次接続されて
いる。
【0055】第2復号最終インバータ16のNMOSト
ランジスタM12もまた、駆動端子19に接続されたソ
ース端子を有する。
ランジスタM12もまた、駆動端子19に接続されたソ
ース端子を有する。
【0056】駆動端子19は、駆動信号Vgcを受信す
る。
る。
【0057】階層的行復号回路13は、第1制御トラン
ジスタM13および第2制御トランジスタM14をさら
に備えており、これらが制御電圧基準Vpcxとそれぞ
れ第4内部回路ノードA4および第5内部回路ノードA
5の間に接続されている。
ジスタM13および第2制御トランジスタM14をさら
に備えており、これらが制御電圧基準Vpcxとそれぞ
れ第4内部回路ノードA4および第5内部回路ノードA
5の間に接続されている。
【0058】特に、第1制御トランジスタM13は、P
チャネルMOS(PMOS)トランジスタであって、そ
のボディ端子がそのドレイン端子およびブーストされる
第1ノードBN0に接続され、第1ブーストコンデンサ
Cboost0を介して第1ブースト制御端子20に順
次接続されている。同様に、第2制御トランジスタM1
4は、PチャネルMOS(PMOS)トランジスタであ
って、そのボディ端子がそのドレイン端子およびブース
トされる第2ノードBN1に接続され、第2ブーストコ
ンデンサCboost1を介して第2ブースト制御端子
21に順次接続されている。
チャネルMOS(PMOS)トランジスタであって、そ
のボディ端子がそのドレイン端子およびブーストされる
第1ノードBN0に接続され、第1ブーストコンデンサ
Cboost0を介して第1ブースト制御端子20に順
次接続されている。同様に、第2制御トランジスタM1
4は、PチャネルMOS(PMOS)トランジスタであ
って、そのボディ端子がそのドレイン端子およびブース
トされる第2ノードBN1に接続され、第2ブーストコ
ンデンサCboost1を介して第2ブースト制御端子
21に順次接続されている。
【0059】本発明において有利なこととして、前記第
1ブースト制御端子20および第2ブースト制御端子2
1は、図2において図示されていないが、ブースト信号
ジェネレータからの第1ブースト制御信号MINIBO
OSTおよび第2ブースト制御信号BULKを受信し、
前記第1ブーストコンデンサCboost0およびCb
oost1を含む。
1ブースト制御端子20および第2ブースト制御端子2
1は、図2において図示されていないが、ブースト信号
ジェネレータからの第1ブースト制御信号MINIBO
OSTおよび第2ブースト制御信号BULKを受信し、
前記第1ブーストコンデンサCboost0およびCb
oost1を含む。
【0060】さらに、第1制御トランジスタM13およ
び第2制御トランジスタM14は、そのゲート端子が、
第1制御信号CONTROL0および第2制御信号CO
NTROL1をそれぞれ受信する第1制御端子22およ
び第2制御端子23に接続されている。
び第2制御トランジスタM14は、そのゲート端子が、
第1制御信号CONTROL0および第2制御信号CO
NTROL1をそれぞれ受信する第1制御端子22およ
び第2制御端子23に接続されている。
【0061】図2では、ブーストされるノードBN0お
よびBN1に関連する寄生静電容量Cp0およびCp1
もまた点線で示してある。
よびBN1に関連する寄生静電容量Cp0およびCp1
もまた点線で示してある。
【0062】ブーストされるこれらのノードBN0、B
N1は、第4内部回路ノードA4および第5内部回路ノ
ードA5に接続され、これによって第1復号最終インバ
ータ15および第2復号最終インバータ16にそれぞれ
接続されることに留意すべきである。
N1は、第4内部回路ノードA4および第5内部回路ノ
ードA5に接続され、これによって第1復号最終インバ
ータ15および第2復号最終インバータ16にそれぞれ
接続されることに留意すべきである。
【0063】予想通り動作する階層的行復号回路13に
とって、第2ノードBN1におけるブーストされる電圧
値は、両最終インバータに用いられるものと同一型のP
MOSトランジスタのしきい値電圧の2倍である2倍V
tpに制限すべきであり、第1ノードBN0における電
圧値をVtpに制限すべきである。
とって、第2ノードBN1におけるブーストされる電圧
値は、両最終インバータに用いられるものと同一型のP
MOSトランジスタのしきい値電圧の2倍である2倍V
tpに制限すべきであり、第1ノードBN0における電
圧値をVtpに制限すべきである。
【0064】したがって、図2に示されるように、制御
電圧基準Vpcxと、ブーストされるそれぞれ第1ノー
ドBN0および第2ノードBN1の間の第1限界ダイオ
ードD1および第2限界ダイオードD2を備える階層的
行復号回路13が得られる。
電圧基準Vpcxと、ブーストされるそれぞれ第1ノー
ドBN0および第2ノードBN1の間の第1限界ダイオ
ードD1および第2限界ダイオードD2を備える階層的
行復号回路13が得られる。
【0065】さらに、第1限界ダイオードD1は、ブー
ストされる第1ノードBN0に適切に接続されている。
ストされる第1ノードBN0に適切に接続されている。
【0066】図4は、階層的行復号回路13において使
用されるブースト制御信号MINIBOOSTおよびB
ULKを生成するブースト信号ジェネレータ24をでき
るだけ簡略化した実施の形態を模式図的に示している。
用されるブースト制御信号MINIBOOSTおよびB
ULKを生成するブースト信号ジェネレータ24をでき
るだけ簡略化した実施の形態を模式図的に示している。
【0067】特に、全般的に24で示したこのブースト
信号ジェネレータは、第1論理連鎖25および第2論理
連鎖26を有し、これらは互いに同一であり、入力端子
27と、それぞれ第1ブースト端子28および第2ブー
スト端子29の間に接続されている。
信号ジェネレータは、第1論理連鎖25および第2論理
連鎖26を有し、これらは互いに同一であり、入力端子
27と、それぞれ第1ブースト端子28および第2ブー
スト端子29の間に接続されている。
【0068】入力端子27は、入力信号INを受信し、
第1ブースト端子28および第2ブースト端子29が第
1ブースト制御信号BOOST0および第2ブースト制
御信号BOOST1を伝送する。
第1ブースト端子28および第2ブースト端子29が第
1ブースト制御信号BOOST0および第2ブースト制
御信号BOOST1を伝送する。
【0069】ブースト信号ジェネレータ24の第1論理
連鎖25は、CMOSインバータ32を備え、これが大
地電位基準GNDに接続されたイネーブルPMOSトラ
ンジスタM15およびNMOSトランジスタM16を順
次備えている。
連鎖25は、CMOSインバータ32を備え、これが大
地電位基準GNDに接続されたイネーブルPMOSトラ
ンジスタM15およびNMOSトランジスタM16を順
次備えている。
【0070】トランジスタM15およびM16は、その
ゲート端子が共通であって、入力端子27に論理インバ
ータ33を介して接続されている。さらに、イネーブル
PMOSトランジスタM15は、そのソース端子および
ボディ端子が共通であって、さらにPMOSトランジス
タM17の共通のドレイン端子およびボディ端子に接続
されている。このPMOSトランジスタM17は、その
ソース端子が電圧基準Vccに接続され、そのゲート端
子がトランジスタM15およびM16の共通のドレイン
端子に接続されている。
ゲート端子が共通であって、入力端子27に論理インバ
ータ33を介して接続されている。さらに、イネーブル
PMOSトランジスタM15は、そのソース端子および
ボディ端子が共通であって、さらにPMOSトランジス
タM17の共通のドレイン端子およびボディ端子に接続
されている。このPMOSトランジスタM17は、その
ソース端子が電圧基準Vccに接続され、そのゲート端
子がトランジスタM15およびM16の共通のドレイン
端子に接続されている。
【0071】第1論理連鎖25は、さらにインバータ連
鎖34を備えている。このインバータ連鎖34は、図示
される特定の例では、3個の論理インバータを備えてお
り、これらがブースト信号ジェネレータ24の入力端子
27に論理インバータ33を介して順次接続され、さら
にトランジスタM17のドレイン端子に第1ブーストコ
ンデンサCboost0を介して接続されている。
鎖34を備えている。このインバータ連鎖34は、図示
される特定の例では、3個の論理インバータを備えてお
り、これらがブースト信号ジェネレータ24の入力端子
27に論理インバータ33を介して順次接続され、さら
にトランジスタM17のドレイン端子に第1ブーストコ
ンデンサCboost0を介して接続されている。
【0072】第2論理連鎖26は、入力端子27と第2
ブースト端子29の間に接続され、第1論理連鎖25と
同様の構造を有しており、特に、第2ブーストコンデン
サCboost1と、出力信号STARTを伝送する出
力端子35を備えている。
ブースト端子29の間に接続され、第1論理連鎖25と
同様の構造を有しており、特に、第2ブーストコンデン
サCboost1と、出力信号STARTを伝送する出
力端子35を備えている。
【0073】階層的行復号回路13と併用される場合、
ブースト信号ジェネレータ24は、ブーストされる第1
ノードBN0と接続される第1ブースト端子28と、ブ
ーストされる第2ノードBN1に接続される第2ブース
ト端子29を有する。さらに、ジェネレータ24は、階
層的行復号回路13において用いられる制御電圧基準V
pcxに接続されている。
ブースト信号ジェネレータ24は、ブーストされる第1
ノードBN0と接続される第1ブースト端子28と、ブ
ーストされる第2ノードBN1に接続される第2ブース
ト端子29を有する。さらに、ジェネレータ24は、階
層的行復号回路13において用いられる制御電圧基準V
pcxに接続されている。
【0074】次に、階層的行復号回路13の動作を説明
する。この階層的行復号回路13は、特に、完全に動的
な行復号を実行するものであり、ブーストされるノード
の電圧レベルは、Vccから(Vcc+Vtp)に、次
いで(Vcc+2Vtp)へと両復号最終インバータの
最後から2番目およびその最後のものを介して段階的に
増大される。Vtpは、PMOSトランジスタのしきい
値電圧である。
する。この階層的行復号回路13は、特に、完全に動的
な行復号を実行するものであり、ブーストされるノード
の電圧レベルは、Vccから(Vcc+Vtp)に、次
いで(Vcc+2Vtp)へと両復号最終インバータの
最後から2番目およびその最後のものを介して段階的に
増大される。Vtpは、PMOSトランジスタのしきい
値電圧である。
【0075】図2において示される回路は、階層型の行
アドレス指定構造を用いており、これがプレ復号信号L
X、LY、LZおよびPに対応する4レベルに編成され
る。図2の図は、1行ごとの駆動部を示しているにすぎ
ないことが理解されるはずである。
アドレス指定構造を用いており、これがプレ復号信号L
X、LY、LZおよびPに対応する4レベルに編成され
る。図2の図は、1行ごとの駆動部を示しているにすぎ
ないことが理解されるはずである。
【0076】駆動信号Vgcは、第2復号最終インバー
タ16のNMOSトランジスタM12のソース端子に印
加され、正常時には接地され、三重ウエルプロセスを用
いた、いわゆる負のゲート消去が用いられる場合、負の
値になる。
タ16のNMOSトランジスタM12のソース端子に印
加され、正常時には接地され、三重ウエルプロセスを用
いた、いわゆる負のゲート消去が用いられる場合、負の
値になる。
【0077】制御電圧基準Vpcxは、アドレス指定さ
れた行を接続端子LINEから読み取る段階において供
給電圧Vccの値に対応し、そのプログラミング段階に
おいてこれより大きい値を取る。
れた行を接続端子LINEから読み取る段階において供
給電圧Vccの値に対応し、そのプログラミング段階に
おいてこれより大きい値を取る。
【0078】次に、階層的行復号回路13による読み取
り段階をより詳細に分析していく。
り段階をより詳細に分析していく。
【0079】ブーストされる第1ノードBN1における
電圧値は、2倍Vtp、すなわちPMOSトランジスタ
のしきい値電圧の2倍に制限すべきであるが、ブースト
される第1ノードBN0における電圧値はVtpに制限
すべきである。
電圧値は、2倍Vtp、すなわちPMOSトランジスタ
のしきい値電圧の2倍に制限すべきであるが、ブースト
される第1ノードBN0における電圧値はVtpに制限
すべきである。
【0080】まず、アドレス指定されたメモリ行におい
て生じることを理解する。
て生じることを理解する。
【0081】プレ復号信号LX、LY、LZおよびPを
同時に高論理値にすることによって、メモリ行を選択す
る。この状況において、大域イネーブル信号ENABL
Eもまた高論理値のものであり、これによってトランジ
スタM9およびM10を備えた第1復号最終インバータ
15が可能になる。
同時に高論理値にすることによって、メモリ行を選択す
る。この状況において、大域イネーブル信号ENABL
Eもまた高論理値のものであり、これによってトランジ
スタM9およびM10を備えた第1復号最終インバータ
15が可能になる。
【0082】第1復号最終インバータ15が可能になる
と同時に、ブーストされるノードBN0およびBN1の
ブーストをトリガする。特に、ブーストされる第1ノー
ドBN0における電圧を(Vcc+Vtp)値に増大さ
せると、ブーストされる第2ノードBN1における電圧
は、(Vcc+2Vtp)となる。
と同時に、ブーストされるノードBN0およびBN1の
ブーストをトリガする。特に、ブーストされる第1ノー
ドBN0における電圧を(Vcc+Vtp)値に増大さ
せると、ブーストされる第2ノードBN1における電圧
は、(Vcc+2Vtp)となる。
【0083】このブースト段階において、制御信号CO
NTROL0およびCONTROL1は、第1信号トラ
ンジスタM13および第2信号トランジスタM14をそ
れぞれOFFする。
NTROL0およびCONTROL1は、第1信号トラ
ンジスタM13および第2信号トランジスタM14をそ
れぞれOFFする。
【0084】したがって、第1復号最終インバータ15
のイネーブルPMOSトランジスタM9は、「OFF」
になり、しきい値電圧はゼロ値になる。この結果、トラ
ンジスタM9およびM10における中央ノードXcにお
ける電圧はゼロになり、トランジスタM11がONし、
これによってブーストされる第2ノードBN1における
電圧は、アドレス指定された行を接続端子LINEを介
して通過することができる。
のイネーブルPMOSトランジスタM9は、「OFF」
になり、しきい値電圧はゼロ値になる。この結果、トラ
ンジスタM9およびM10における中央ノードXcにお
ける電圧はゼロになり、トランジスタM11がONし、
これによってブーストされる第2ノードBN1における
電圧は、アドレス指定された行を接続端子LINEを介
して通過することができる。
【0085】したがって、このアドレス指定された行に
供給される電圧は、(Vcc+2Vtp)にブーストさ
れる。
供給される電圧は、(Vcc+2Vtp)にブーストさ
れる。
【0086】次に、アドレス指定されない行において何
が生じるかを理解するために、以下の場合を想定する。 1)LX、LYおよびLZ=1、P=0 大域イネーブル信号ENABLEは大きく(すなわち、
供給電圧Vccの値と同一)、PMOSトランジスタM
7およびNMOSトランジスタM10は「OFF」であ
るが、イネーブルPMOSトランジスタM9は「ON」
であり、電圧(Vcc+Vtp)を第1復号最終インバ
ータ15におけるトランジスタM9およびM10の中央
ノードXcに転送する。
が生じるかを理解するために、以下の場合を想定する。 1)LX、LYおよびLZ=1、P=0 大域イネーブル信号ENABLEは大きく(すなわち、
供給電圧Vccの値と同一)、PMOSトランジスタM
7およびNMOSトランジスタM10は「OFF」であ
るが、イネーブルPMOSトランジスタM9は「ON」
であり、電圧(Vcc+Vtp)を第1復号最終インバ
ータ15におけるトランジスタM9およびM10の中央
ノードXcに転送する。
【0087】ブーストされる第2ノードBN1における
電圧値は、(Vcc+2Vtp)であり、これにより第
2復号最終インバータ16のイネーブルPMOSトラン
ジスタM11は、「OFF」になる。
電圧値は、(Vcc+2Vtp)であり、これにより第
2復号最終インバータ16のイネーブルPMOSトラン
ジスタM11は、「OFF」になる。
【0088】したがって、アドレス指定されていないメ
モリ行への供給電圧は、代わりに「ON」である第2復
号最終インバータ16のNMOSトランジスタM12に
よって大地電位基準GNDと同一値に保持される。
モリ行への供給電圧は、代わりに「ON」である第2復
号最終インバータ16のNMOSトランジスタM12に
よって大地電位基準GNDと同一値に保持される。
【0089】2)LX、LYおよびLZ=0 この場合、大域イネーブル信号ENABLEは、論理値
が低く、トランジスタM8をOFFすることによって第
1復号最終インバータ15のNMOSトランジスタM1
0を不能にする。トランジスタM9およびM10の中央
ノードXcにおける電圧は、入力構造14のPMOSト
ランジスタM7によって、ここで強制的に(Vcc+V
tp)の値になる。
が低く、トランジスタM8をOFFすることによって第
1復号最終インバータ15のNMOSトランジスタM1
0を不能にする。トランジスタM9およびM10の中央
ノードXcにおける電圧は、入力構造14のPMOSト
ランジスタM7によって、ここで強制的に(Vcc+V
tp)の値になる。
【0090】ここでも、第2復号最終インバータ16の
イネーブルPMOSトランジスタM11は、電流を全く
通さず、しきい値過電圧がゼロ値になる。NMOSトラ
ンジスタM12は、指定されていない行を接地するのに
正確なバイアスを再び確保する。
イネーブルPMOSトランジスタM11は、電流を全く
通さず、しきい値過電圧がゼロ値になる。NMOSトラ
ンジスタM12は、指定されていない行を接地するのに
正確なバイアスを再び確保する。
【0091】上記に記載した動作は、読み取り段階にお
いて供給電圧Vccと同一値の制御電圧基準Vpcxの
例に当てはまる。供給電圧Vccと異なる制御電圧基準
Vpcxに関する演算の場合(たとえば、プログラム、
検証または別の段階において)、ノードBN0およびB
N1をブーストする段階は不能になり、行復号は再び静
的になるが、これは接地GNDと制御Vpcx電圧値の
間で全体的に演算を行っている。特に、制御信号CON
TOROL0およびCONTROL1は、制御電圧基準
Vpcxに対応する値をアドレス指定された行接続端子
LINEに行復号のために供給するように、接地にバイ
アスされる。
いて供給電圧Vccと同一値の制御電圧基準Vpcxの
例に当てはまる。供給電圧Vccと異なる制御電圧基準
Vpcxに関する演算の場合(たとえば、プログラム、
検証または別の段階において)、ノードBN0およびB
N1をブーストする段階は不能になり、行復号は再び静
的になるが、これは接地GNDと制御Vpcx電圧値の
間で全体的に演算を行っている。特に、制御信号CON
TOROL0およびCONTROL1は、制御電圧基準
Vpcxに対応する値をアドレス指定された行接続端子
LINEに行復号のために供給するように、接地にバイ
アスされる。
【0092】本発明によると、BN0を制限する1個の
ダイオードおよびBN1を制限する2個のダイオードを
提供することによって、ブーストされるノードBN0お
よびBN1を有利に制限する。この限界ダイオードD1
およびD2は、ブーストされる両ノードと制御電圧基準
Vpcxの間に接続されている。これらのダイオード
は、ダイオード接続されたPMOSトランジスタによっ
て実施される。
ダイオードおよびBN1を制限する2個のダイオードを
提供することによって、ブーストされるノードBN0お
よびBN1を有利に制限する。この限界ダイオードD1
およびD2は、ブーストされる両ノードと制御電圧基準
Vpcxの間に接続されている。これらのダイオード
は、ダイオード接続されたPMOSトランジスタによっ
て実施される。
【0093】特に、限界ダイオードD1およびD2に用
いられるPMOSトランジスタは、行復号回路の制御ト
ランジスタに用いられるものと同一タイプである必要が
ある。これによって、そのソース端子およびゲート端子
をわたって、これに接続された限界ダイオードの電位差
と等しい電位差を有するPMOSトランジスタの電源を
確実にOFFにする。
いられるPMOSトランジスタは、行復号回路の制御ト
ランジスタに用いられるものと同一タイプである必要が
ある。これによって、そのソース端子およびゲート端子
をわたって、これに接続された限界ダイオードの電位差
と等しい電位差を有するPMOSトランジスタの電源を
確実にOFFにする。
【0094】実際、限界ダイオードD1およびD2は、
ブーストされる第1ノードBN0における電圧値をVt
p、すなわち、両最終インバータに用いられたものと同
一タイプのPMOSトランジスタのしきい値電圧に一旦
制限し、ブーストされる第2ノードBN1における電圧
を2倍Vtpに制限する。
ブーストされる第1ノードBN0における電圧値をVt
p、すなわち、両最終インバータに用いられたものと同
一タイプのPMOSトランジスタのしきい値電圧に一旦
制限し、ブーストされる第2ノードBN1における電圧
を2倍Vtpに制限する。
【0095】ブーストされるノードがダイオード構成ト
ランジスタのしきい値より大きく増大すると、後者は、
直接バイアスを施され、余分のブースト電荷からドレイ
ンされ、これによってノードに限定を与える。このプロ
セスを可能な限り高速かつ効率よく行うためには、ダイ
オード接続されたトランジスタをブーストコンデンサC
boost0およびCboost1の上板近くに配置す
る必要がある。含有されるPMOSトランジスタに逆バ
イアスが施される、すなわち、ブーストが開始されしき
い値が上回ると直接バイアスが単に誘発されるため、限
界ダイオードがデバイスの正常動作を妨害しないことを
確認することは重要である。
ランジスタのしきい値より大きく増大すると、後者は、
直接バイアスを施され、余分のブースト電荷からドレイ
ンされ、これによってノードに限定を与える。このプロ
セスを可能な限り高速かつ効率よく行うためには、ダイ
オード接続されたトランジスタをブーストコンデンサC
boost0およびCboost1の上板近くに配置す
る必要がある。含有されるPMOSトランジスタに逆バ
イアスが施される、すなわち、ブーストが開始されしき
い値が上回ると直接バイアスが単に誘発されるため、限
界ダイオードがデバイスの正常動作を妨害しないことを
確認することは重要である。
【0096】次に、上部連鎖25を例にとってブースト
信号ジェネレータ24の動作を理解する。入力端子27
において受信される入力信号INによってブーストを開
始すると、これによって信号が低から高に切り替わる。
信号ジェネレータ24の動作を理解する。入力端子27
において受信される入力信号INによってブーストを開
始すると、これによって信号が低から高に切り替わる。
【0097】入力信号INが低い場合、連鎖34の出力
が接地され、第1ブーストコンデンサCboost0の
一端に接地されるように引かれる。コンデンサCboo
st0の他端は、入力信号INが低いことにより、イン
バータ33の出力が大きくなるため供給電圧Vccと同
一の値である。トランジスタM16およびM17がON
され、これによってコンデンサCboost0を供給電
圧の値と同一の電位差に予め充電する。
が接地され、第1ブーストコンデンサCboost0の
一端に接地されるように引かれる。コンデンサCboo
st0の他端は、入力信号INが低いことにより、イン
バータ33の出力が大きくなるため供給電圧Vccと同
一の値である。トランジスタM16およびM17がON
され、これによってコンデンサCboost0を供給電
圧の値と同一の電位差に予め充電する。
【0098】入力信号INが高くなると、NMOSトラ
ンジスタM16がOFFされ、PMOSトランジスタM
15がONされる。同時に、インバータ連鎖34をコン
プリメントする。
ンジスタM16がOFFされ、PMOSトランジスタM
15がONされる。同時に、インバータ連鎖34をコン
プリメントする。
【0099】この連鎖34の出力ノードは、次に大きく
なり、第1ブーストコンデンサCboost0が、初期
電荷との電位差を保持する傾向にあって、第1ブースト
端子28を「プッシュアップ(先入れ先出し)」する。
なり、第1ブーストコンデンサCboost0が、初期
電荷との電位差を保持する傾向にあって、第1ブースト
端子28を「プッシュアップ(先入れ先出し)」する。
【0100】第1ブースト制御信号BOOST0は、イ
ネーブルPMOSトランジスタM15に戻され、現在
「ON」となり、出力電圧において電圧値をトランジス
タM17のゲート端子に連絡させ、トランジスタM17
を「OFF」状態で保持し、第1ブースト制御信号BO
OST0の値を浮遊、すなわちブースト段階に必要な状
態にする。
ネーブルPMOSトランジスタM15に戻され、現在
「ON」となり、出力電圧において電圧値をトランジス
タM17のゲート端子に連絡させ、トランジスタM17
を「OFF」状態で保持し、第1ブースト制御信号BO
OST0の値を浮遊、すなわちブースト段階に必要な状
態にする。
【0101】階層的行復号回路13の動作は、2個の連
続した復号最終インバータの内の第1のものを(Vcc
+Vtp)の電圧のときではなく電圧Vcc+Vtp+
εのときに駆動することによってより信頼可能に実行す
ることができる。ここで、εは、正であり、最後の最終
インバータの望ましくないONのマージンを与えるのに
十分大きい。後者は、メモリセルのゲート端子に直接作
用するインバータである。
続した復号最終インバータの内の第1のものを(Vcc
+Vtp)の電圧のときではなく電圧Vcc+Vtp+
εのときに駆動することによってより信頼可能に実行す
ることができる。ここで、εは、正であり、最後の最終
インバータの望ましくないONのマージンを与えるのに
十分大きい。後者は、メモリセルのゲート端子に直接作
用するインバータである。
【0102】このため、PMOSトランジスタのうち最
も利用されない端子、すなわちボディ端子を使用するこ
とができる。MOSトランジスタのしきい値電圧の値を
求める関係式には、以下のものが公知である。
も利用されない端子、すなわちボディ端子を使用するこ
とができる。MOSトランジスタのしきい値電圧の値を
求める関係式には、以下のものが公知である。
【0103】
【数1】 (式中、φpは、いわゆるフラットバンド電圧であり、
VSBは、ソース端子とボディ端子の間の基準電圧であ
り、VT0は、VSB=0のときのしきい値であり、γ
は、ボディ効果係数である)
VSBは、ソース端子とボディ端子の間の基準電圧であ
り、VT0は、VSB=0のときのしきい値であり、γ
は、ボディ効果係数である)
【0104】階層的行復号回路13を図3に示すように
変形して、PMOSトランジスタのnウエルを信号指定
BULKに接続された信号MINIBOOSTがブース
トするようにした。したがって、そのしきい値がボディ
効果の寄与によって増大するため、これらのトランジス
タをさらにブーストすることができる。
変形して、PMOSトランジスタのnウエルを信号指定
BULKに接続された信号MINIBOOSTがブース
トするようにした。したがって、そのしきい値がボディ
効果の寄与によって増大するため、これらのトランジス
タをさらにブーストすることができる。
【0105】特に、図2に示す行復号回路の構成と比較
して、入力構造14のPMOSトランジスタM7および
第1復号最終インバータ15のイネーブルPMOSトラ
ンジスタM9は、そのボディ端子がBULK線に接続さ
れており、これによってブーストされる第2ノードBN
1に接続されている。
して、入力構造14のPMOSトランジスタM7および
第1復号最終インバータ15のイネーブルPMOSトラ
ンジスタM9は、そのボディ端子がBULK線に接続さ
れており、これによってブーストされる第2ノードBN
1に接続されている。
【0106】図3のMINIBOOST回路におけるダ
イオード接続されたPMOSトランジスタもまた、その
nウエルがBULK信号に接続されており、そのしきい
値が復号回路のPMOSトランジスタと同様に変形さ
れ、電圧より大きい値に制限することができる。
イオード接続されたPMOSトランジスタもまた、その
nウエルがBULK信号に接続されており、そのしきい
値が復号回路のPMOSトランジスタと同様に変形さ
れ、電圧より大きい値に制限することができる。
【0107】また、ボディ効果を使用して、そのボディ
端子を最大のブースト制御信号BULKに接続すること
によって、第1復号最終インバータ15におけるイネー
ブルPMOSトランジスタM9のしきい値を増大させ
る。
端子を最大のブースト制御信号BULKに接続すること
によって、第1復号最終インバータ15におけるイネー
ブルPMOSトランジスタM9のしきい値を増大させ
る。
【0108】図5には、(F1)を用いた動作とボディ
効果を利用した(F2)を用いない動作をブーストする
例において求められる、第1ブースト制御信号MINI
BOOSTの電圧値の差を示すシミュレーションが示さ
れている。点xは、ブートストラップ段階の終了を表し
ている。
効果を利用した(F2)を用いない動作をブーストする
例において求められる、第1ブースト制御信号MINI
BOOSTの電圧値の差を示すシミュレーションが示さ
れている。点xは、ブートストラップ段階の終了を表し
ている。
【0109】本明細書に開示される階層的行復号回路に
よって、PチャネルMOSトランジスタの2個のしきい
値に制限されたアドレス指定された行接続端子LINE
に局所ブースト段階を当てはめることができると結論づ
けることができる。用いられるPMOSトランジスタ
は、行復号に関わるものであり、通常、プログラミング
電圧に耐えられるように高電圧である。この局所ブース
ト段階は、行復号の部分のみに適用されるブースト段階
であって、制御電圧基準Vpcxに接続される回路全体
に適用されるものではない。また、従来の大域ブースタ
回路において用いられるコンデンサより小型のブースト
コンデンサを使用することが可能になり、したがって、
レイアウトがより容易になる。
よって、PチャネルMOSトランジスタの2個のしきい
値に制限されたアドレス指定された行接続端子LINE
に局所ブースト段階を当てはめることができると結論づ
けることができる。用いられるPMOSトランジスタ
は、行復号に関わるものであり、通常、プログラミング
電圧に耐えられるように高電圧である。この局所ブース
ト段階は、行復号の部分のみに適用されるブースト段階
であって、制御電圧基準Vpcxに接続される回路全体
に適用されるものではない。また、従来の大域ブースタ
回路において用いられるコンデンサより小型のブースト
コンデンサを使用することが可能になり、したがって、
レイアウトがより容易になる。
【0110】さらに、階層的行復号回路は、階層的行復
号回路は、アドレス指定時間に等しいスタンバイからの
アクセスタイムを提供する。このブースト段階は、ワン
ショット段階である。
号回路は、アドレス指定時間に等しいスタンバイからの
アクセスタイムを提供する。このブースト段階は、ワン
ショット段階である。
【0111】また、階層的行復号回路13は、非常に低
供給電圧で使用することができることに注目すべきであ
る。本発明の回路によって理論的に得られる供給電圧
は、特に以下のように得られる。 Vmax1=Vcc+2・Vtp したがって、1個のブースタ段階によって得られる最高
電圧は以下の通りである。 V2=Vcc+Vcc・η ただしη=Cboost/
Cboost+Cp 以下の条件を満たすとき、 2*Vtp>Vcc・η 2個のPMOSトランジスタしきい値に対する制限は適
用されず、本発明の行復号回路によって、局所ブースト
段階は、1個のブースタ段階によって得られる最高電圧
によって実行されることが結論づけられる。
供給電圧で使用することができることに注目すべきであ
る。本発明の回路によって理論的に得られる供給電圧
は、特に以下のように得られる。 Vmax1=Vcc+2・Vtp したがって、1個のブースタ段階によって得られる最高
電圧は以下の通りである。 V2=Vcc+Vcc・η ただしη=Cboost/
Cboost+Cp 以下の条件を満たすとき、 2*Vtp>Vcc・η 2個のPMOSトランジスタしきい値に対する制限は適
用されず、本発明の行復号回路によって、局所ブースト
段階は、1個のブースタ段階によって得られる最高電圧
によって実行されることが結論づけられる。
【0112】明確にするために以下の数値の例を考えて
みる。Vcc=1.8V、Vtp=0.8Vそして係数
η=0.8の場合の演算を想定すると、以下のようにな
る。 Vmax1=1.8V+2・0.8V=3.4V Vmax2=1.8V+1.8V・0.8V=3.24
V
みる。Vcc=1.8V、Vtp=0.8Vそして係数
η=0.8の場合の演算を想定すると、以下のようにな
る。 Vmax1=1.8V+2・0.8V=3.4V Vmax2=1.8V+1.8V・0.8V=3.24
V
【0113】したがって、供給電圧が低いとき、ブース
ト電圧は本明細書に記載された構造に制限されない。
ト電圧は本明細書に記載された構造に制限されない。
【0114】上記の記載から、本発明の特定の実施の形
態を例示の目的で本明細書において説明してきたが、本
発明の精神および範囲を逸脱することなく様々な変形を
行ってもよい。したがって、本発明は、添付の請求の範
囲を例外として限定されるものではない。
態を例示の目的で本明細書において説明してきたが、本
発明の精神および範囲を逸脱することなく様々な変形を
行ってもよい。したがって、本発明は、添付の請求の範
囲を例外として限定されるものではない。
【図1】 従来技術による行復号回路を示す図である。
【図2】 本発明による行復号回路を示す図である。
【図3】 図2の回路の変形例を示す図である。
【図4】 図2の回路と併用するように適応されるブー
スタ回路の例を示す図である。
スタ回路の例を示す図である。
【図5】 本発明による行復号回路における対象となる
信号のプロットを示す図である。
信号のプロットを示す図である。
13…行復号回路、14…入力構造、15…第1復号最
終インバータ、16…第2復号最終インバータ、17…
全域イネーブルブロック、18…イネーブル入力端子、
19…駆動端子、20…第1ブースト制御端子、21…
第2ブースト制御端子、22…第2制御端子、23…第
1制御端子。
終インバータ、16…第2復号最終インバータ、17…
全域イネーブルブロック、18…イネーブル入力端子、
19…駆動端子、20…第1ブースト制御端子、21…
第2ブースト制御端子、22…第2制御端子、23…第
1制御端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598122898 Via C. Olivetti, 2, 20041 Agrate Brianza, Italy (72)発明者 ジョヴァンニ・カンパルド イタリア国、24100 ベルガモ、ヴィア・ ジ・セガンティーニ 5 (72)発明者 ドナート・フェッラリオ イタリア国、20061 カルガーテ、ヴィ ア・サンタマリーア 16 (72)発明者 ステファノ・ゲッツィ イタリア国、24048 トレヴィオロ、ヴィ ア・ジ・ヴェルガ 4
Claims (20)
- 【請求項1】 読み取られるメモリセルを含むメモリ列
に印加される読み取り電圧を第1ブーストコンデンサを
介してブーストするために適応されるタイプの電子メモ
リセルデバイスのための行復号回路であって、前記回路
が、供給電圧基準と大地電位基準の間に電力供給され、 階層構造のカスケード接続インバータと、動的に読み取
り電圧レベルを段階的に増大する回路手段とを備え、前
記回路手段は、供給電圧+しきい値電圧と等しい値に読
み取り電圧レベルを増大させる第1手段と、供給電圧+
2倍の前記しきい値電圧に等しい値に読み取り電圧レベ
ルを増大させる第2手段とを含む行復号回路。 - 【請求項2】 前記カスケード接続されたインバータに
接続され、複数のプレ復号信号を入力する少なくとも1
個の論理ゲート(PL)を備えたイネーブルブロックか
らのイネーブル信号を受信する入力ノードを有する入力
構造をさらに備える請求項1記載の行復号回路。 - 【請求項3】 前記カスケード接続されたインバータ
は、最後のインバータと最後から2番目のインバータを
含み、前記カスケード接続されたインバータの最後から
2番目および最後のインバータにおけるそれぞれ第1制
御トランジスタと、第2制御トランジスタと、をさらに
含み、前記第1および第2制御トランジスタがそのゲー
ト端子の制御信号をそれぞれ受信する請求項1記載の行
復号回路。 - 【請求項4】 前記カスケード接続されたインバータ
は、最後から2番目のインバータを含み、前記第1手段
は、前記最後から2番目のインバータに接続された端子
および電圧供給基準と前記端子の間に接続された限界ダ
イオードを有する第1ブーストコンデンサを備える請求
項1記載の行復号回路。 - 【請求項5】 前記カスケード接続されたインバータ
は、最後のインバータを含み、前記第2手段は、前記最
後のインバータに接続された端子および電圧供給基準と
前記第2ブーストコンデンサの前記端子の間に接続され
た二重限界ダイオードを有する第2ブーストコンデンサ
を備える、請求項1記載の行復号回路。 - 【請求項6】 前記限界ダイオードは、ダイオード接続
されたPMOSトランジスタである請求項4記載の行復
号回路。 - 【請求項7】 前記二重限界ダイオードは、互いに直列
に接続され、それぞれがダイオード構成である一対のP
MOSトランジスタから形成される請求項5記載の行復
号回路。 - 【請求項8】 前記第1ブーストコンデンサは、制御信
号をブースト信号ジェネレータから受信する端子を有
し、前記ジェネレータは、入力端子とそれぞれの出力端
子の間に互いに並列に接続される第1および第2論理連
鎖を備える請求項4記載の行復号回路。 - 【請求項9】 前記第2ブーストコンデンサは、制御信
号をブースト信号ジェネレータから受信する端子を有
し、前記ジェネレータは、入力端子とそれぞれの出力端
子の間に互いに並列に接続される第1および第2論理連
鎖を備える請求項5記載の行復号回路。 - 【請求項10】 電子メモリセルデバイスにおいて行復
号段階を制御する方法であって、読み出されるメモリセ
ルを含むメモリ行に印加される読み取り電圧を少なくと
も1個のブーストコンデンサを介してブーストするステ
ップと、前記ブーストされた電圧レベルを供給電圧の値
から供給電圧+しきい値電圧に等しい第1限界値に、次
いで供給電圧+2倍の前記しきい値電圧に等しい第2限
界値に増大させるステップとを含む行復号段階を制御す
る方法。 - 【請求項11】 第1および第2電圧供給基準の間に電
力供給される行復号回路であって、 制御信号を受信する入力ノードと、第1ブースト電圧が
与えられるパワー端子と、出力ノードと、を有する第1
インバータと、 前記第1インバータの出力ノードに接続された入力ノー
ドと、第2ブースト電圧が与えられるパワー端子と、読
み取り電圧を与える出力ノードと、を有する第2インバ
ータと、 前記第1インバータのパワー端子に接続され、前記第1
ブースト電圧を第1供給電圧基準+しきい値電圧に等し
い値に制限するような構成である第1電圧リミタと、 前記第2インバータのパワー端子に接続され、前記第2
ブースト電圧を第1供給電圧基準+2倍のしきい値電圧
に等しい値に制限するような構成である第2電圧リミタ
と、を備える行復号回路 - 【請求項12】 前記第1インバータのパワー端子に接
続される第1ブーストコンデンサと、前記第2インバー
タのパワー端子に接続される第2ブーストコンデンサ
と、をさらに含む請求項11記載の行復号回路。 - 【請求項13】 前記第1電圧リミタは、前記第1供給
電圧基準と前記第1インバータのパワー端子の間に接続
され、しきい値がしきい値電圧に等しい限界ダイオード
を含む請求項11記載の行復号回路。 - 【請求項14】 前記第2電圧リミタは、前記第1供給
電圧基準と前記第2インバータのパワー端子の間に直列
で接続される第1および第2限界ダイオードを含む請求
項11記載の行復号回路。 - 【請求項15】 前記第1インバータは、プルアップト
ランジスタを含み、そのボディ端子が前記第2インバー
タのパワー端子に接続される請求項11記載の行復号回
路。 - 【請求項16】 イネーブル信号を受信する制御端子
と、前記第1インバータのパワー端子に接続される第1
端子と、前記第1インバータの出力ノードに接続される
第2端子を有する第1入力トランジスタをさらに備える
請求項11記載の行復号回路。 - 【請求項17】 イネーブル信号を受信する制御端子
と、前記第1インバータの基準ノードに接続される第1
端子と、前記第2電圧供給基準に接続される第2端子を
有する第2入力トランジスタをさらに備える請求項16
記載の行復号回路。 - 【請求項18】 複数のプレ復号信号および前記イネー
ブル信号が生成される出力を受信する複数の入力を有す
る論理イネーブルブロックをさらに備える請求項17記
載の行復号回路。 - 【請求項19】 トリガ信号に応答する入力ノードと、
パワー端子と、出力ノードとを有するブーストインバー
タと、 前記ブーストインバータの出力ノードに接続される制御
ノードと、前記第1電圧供給基準に接続される第1端子
と、前記ブーストインバータのパワー端子に接続される
第2端子を有するブーストスイッチと、 前記第1インバータのパワー端子と前記ブーストスイッ
チの第2端子に接続される第1ブーストコンデンサと、
をさらに備える、請求項11記載の行復号回路。 - 【請求項20】 前記第1電圧供給基準と前記第1およ
び第2インバータのパワー端子の間にそれぞれ接続さ
れ、前記行復号回路が読み取り段階であるかどうかを示
す第1および第2制御信号をそれぞれ受信する第1およ
び第2制御トランジスタをさらに備える請求項11記載
の行復号回路。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP97830739 | 1997-12-31 | ||
EP97830739.5 | 1998-07-28 | ||
EP98114061A EP0928003B1 (en) | 1997-12-31 | 1998-07-28 | Row decoder circuit for an electronic memory device, particularly for low voltage applications |
EP98114061.9 | 1998-07-28 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11260083A true JPH11260083A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=26148187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37435898A Pending JPH11260083A (ja) | 1997-12-31 | 1998-12-28 | 電子メモリデバイス用行復号回路および行復号段階を制御する方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6069837A (ja) |
EP (1) | EP0928003B1 (ja) |
JP (1) | JPH11260083A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005303814A (ja) * | 2004-04-14 | 2005-10-27 | Nec Electronics Corp | D級アンプ |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6356137B1 (en) * | 2000-06-26 | 2002-03-12 | Fairchild Semiconductor Corporation | Voltage boost circuit with low power supply voltage |
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