JP2002367368A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
害されることがなく、しかもレイトライトが行われる書
き込みサイクルでの消費電流を低減することができる半
導体記憶装置を提供すること。 【解決手段】 アドレスADDが切り替わると、アドレ
ス遷移検出回路101がそのアドレス変化を検出する。
状態コントロール回路102は、アドレス遷移検出回路
101の検出結果を受けて、アウトプットイネーブル信
号/OEおよびライトイネーブル信号/WEから実行す
べき動作を判断し、リード命令RS、ライト命令WS、
リフレッシュ命令FSの何れかの命令を出力する。そし
て、クロック信号ACLKに従ってアドレス等の入力信
号の取り込みが行われ、命令に応じた動作が実行され
る。
Description
がDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモ
リ)と同じメモリセルで構成されており、かつ、汎用の
SRAM(スタティックRAM)と同様の仕様で動作す
る半導体記憶装置に関する。
かもSRAMとして取り扱いが可能なように構成された
いわゆる疑似SRAMが知られている。この疑似SRA
Mは、その仕様の上では従来のSRAMと同様の非同期
式ではあるが、DRAMを母体として構成されているた
め、リフレッシュなどのDRAMに特有な動作が内部で
自動的に行われるように構成されている。
同期式の半導体記憶装置の従来例を説明する。図13
に、この種の半導体記憶装置の構成例を示す。同図にお
いて、アドレスADDは、外部から与えられる信号であ
って、後述するメモリセルアレイの行を指定するための
行アドレスと、列を指定するための列アドレスを含んで
いる。
ッチして内部アドレスLADDとして出力するものであ
る。アドレス遷移検出回路(ATD)2は、内部アドレ
スLADDの変化を検出してワンショットパルス信号O
SPを出力するものである。アドレスマルチプレクサ
(MUX)3は、内部アドレスLADDまたは後述のリ
フレッシュアドレスRADDの何れかをアドレスMAD
Dとして出力するものである。
コードしてメモリセルアレイ70の行を選択するもので
ある。メモリセルアレイ7は、汎用のDRAMと同様の
メモリセルを行列状に配列して構成される。センスアン
プ71は、リード動作時にビット線上のデータ信号を増
幅するものであり、カラムデコーダ72は、メモリセル
アレイ7の列を選択するものである。なお、特に図示し
ていないが、センスアンプ71と共にビット線のプリチ
ャージ回路が配置されている。
ッシュの時間間隔を計時するものである。リフレッシュ
コントロール回路8Hは、一連のリフレッシュ動作を制
御するものであり、外部からのアクセスに付随してリフ
レッシュ動作のタイミングを制御するためのリフレッシ
ュ制御信号REFAと、セルフリフレッシュ動作のタイ
ミングを制御するために使用されるリフレッシュ制御信
号REFBとを生成する。
フレッシュ動作で使用されるアドレス(以下、「リフレ
ッシュアドレス」と称す)RADDを生成するものであ
る。内部パルス発生回路9は、ロウイネーブル信号R
E、センスアンプイネーブル信号SE、プリチャージイ
ネーブル信号PE、およびカラムイネーブル信号CE等
を生成するものである。なお、上述の回路以外に、リー
ド動作やライト動作を制御するための回路系、メモリセ
ルアレイの基板電位を発生するための回路系、データの
入出力回路系等が設けられている。
参照しながら、図13に示す従来技術に係る半導体記憶
装置のリード・ライト動作とリフレッシュ動作とを順に
説明する。 A.リード・ライト動作 アドレスアクセスによるリード動作を例として説明す
る。この場合、チップセレクト信号/CSおよびアウト
プットイネーブル信号/OEがLレベルに設定され、ラ
イトイネーブル信号/WEがHレベルに設定された状態
で、アドレスADDが外部から印加される。
して内部アドレスLADDとして取り込まれる。この内
部アドレスLADDは、リフレッシュ時以外はマルチプ
レクサ3を介してロウデコーダ6にアドレスMADDと
して供給される。そして、ロウイネーブル信号REで規
定されるタイミングでロウデコーダ6によりメモリセル
アレイ7内の1本のワード線が選択され、このワード線
に接続される1行分のメモリセルから各ビット線にデー
タが読み出される。このデータは、センスアンプイネー
ブル信号SEで規定されるタイミングでセンスアンプ7
1により増幅される。
ス(図示なし)に基づき、カラムイネーブル信号CEで
規定されるタイミングでカラムデコーダ72によりメモ
リセルアレイ7内のビット線が選択され、このビット線
上に読み出されたデータが図示しないデータ出力系の回
路を介して外部に送出される。なお、メモリセルからの
データの読み出しに先だって、プリチャージイネーブル
信号PEに基づきビット線等のプリチャージが行われ
る。
内部アドレスLADDが変化すると、アドレス遷移検出
回路2は、この内部アドレスLADDの変化を検出して
ワンショットパルス信号OSPを出力する。このワンシ
ョットパルス信号OSPをトリガーとして、内部パルス
発生回路10が上述のロウイネーブル信号RE、センス
アンプイネーブル信号SE、プリチャージイネーブル信
号PE、およびカラムイネーブル信号CEを適切なタイ
ミングで出力する。以上で、アドレスADDにより指定
されるメモリセルからデータが読み出されて外部に出力
される。
ながら、アクティブモードの一種であるリードモードで
のリフレッシュ動作を説明する。この従来技術に係る半
導体記憶装置は、リードモードにおいては、その仕様
上、同一サイクル内でリフレッシュ動作とリード動作と
を順に行う。即ち、アドレス入力系1がアドレスADD
として外部から与えられるアドレスA0をラッチして内
部アドレスLADDを出力すると、アドレス遷移検出回
路2は、この内部アドレスLADDの変化を検出してワ
ンショットパルス信号OSPを出力する。
ンショットパルス信号OSPを受けて、リフレッシュ動
作を起動する。リフレッシュ動作が起動されると、リフ
レッシュアドレス発生回路8Jは、リフレッシュアドレ
スRADDとしてリフレッシュ行アドレスR0を生成し
て出力する。アドレスマルチプレクサ3は、リフレッシ
ュコントロール回路8Hの制御の下、リフレッシュアド
レスRADD(即ちリフレッシュ行アドレスR0)をア
ドレスMADDとしてロウデコーダ6に出力する。
シュコントロール回路8Hからリフレッシュ制御信号R
EFBを入力し、ロウイネーブル信号RE、センスアン
プイネーブル信号SEを出力する。ロウデコーダ6は、
アドレスMADDとロウイネーブル信号REとを入力
し、リフレッシュアドレスR0で特定されるワード線を
ロウイネーブル信号REで規定される所定の期間にわた
って選択する。この選択されたワード線に接続されたメ
モリセルのデータ信号はセンスアンプにより増幅された
後に書き戻される。これにより、リフレッシュアドレス
R0で特定される1行分のメモリセルのデータがリフレ
ッシュされる。
される行についてリフレッシュ動作が終了すると、同一
のサイクル内でリード動作が行われる。具体的には、ア
ドレスマルチプレクサ3は、アドレス入力系1から出力
される内部アドレスLADDをアドレスMADDとして
ロウデコーダ6に出力する。ロウデコーダ6は、アドレ
スMADDとして入力した行アドレスX0で特定される
ワード線を選択する。この後、センスアンプ71は、メ
モリセルアレイ7内のビット線上に現れたデータ信号を
増幅する。増幅されたデータ信号は、図示しないデータ
出力回路を介して外部に出力される。
時) 図14(b)に、スタンバイモードでのリフレッシュの
タイミングチャートを示す。スタンバイモードでは、リ
フレッシュコントロール回路8Hは、外部から最後にア
クセス要求があった時からの経過時間を計時し、それが
所定のリフレッシュ時間を越えた場合にリフレッシュ制
御信号REFBを出力し、セルフリフレッシュ動作を起
動させる。
ド・ライト動作に付随するリフレッシュが終了すると、
リフレッシュコントロール回路8Hはタイマーを起動
し、一定時間が経過した場合、タイマーをトリガーとし
て自発的にリフレッシュを起動する。従って、スタンバ
イモードであってもアクティブモードであっても、外部
から何らリフレッシュを起動することなく、汎用のSR
AMと同様にデータ保持が保障される。
AMでは、メモリセルへの書き込み動作後、書き込みイ
ネーブル信号が非活性化されてから所定時間(以下、リ
カバリ時間TWRとする)が経過するまでの間、後続のア
クセスのためにビット線のプリチャージを実施する必要
がある。従って、疑似SRAMでは、リカバリ時間TWR
をゼロにはできない。また、この従来技術に係る疑似S
RAMでは、書き込みイネーブル信号が活性状態にある
期間、メモリセルに対する書き込みが行われている状態
が継続するので、この間、リフレッシュを行うことがで
きない。従って、疑似SRAMでは、リフレッシュ動作
の必要上、書き込みサイクル時間TWPの上限値が規定さ
れている。このように、疑似SRAMの場合、リカバリ
時間や書き込みサイクル時間に関する制限が厳しく、汎
用のSRAMとは一部の仕様が異なっている。
して、いわゆるレイトライト(LateWrite)と呼ばれる
データ書き込み手法がある。以下、このレイトライトに
ついて概略的に説明する。外部から書き込み要求が与え
られたメモリサイクルでは、与えられた書き込みアドレ
スおよび書き込みデータを半導体記憶装置内部に取り込
むだけの動作にとどめ、これら書き込みアドレスおよび
書き込みデータは、次に書き込み要求があるときまで内
部に保持しておく。メモリセルへの実際の書き込み動作
は当該メモリサイクルでは行わずに、次に書き込み要求
が入力されたメモリサイクルで行うようにする。つま
り、メモリセルに対する書き込み動作を次の書き込み要
求があるメモリサイクルまで遅延させるのがレイトライ
トである。
取り込んだメモリサイクルで、データをメモリセルに書
き込む必要がないため、書き込み動作後のビット線プリ
チャージを実施する必要がなく、従って汎用のSRAM
と同様にリカバリ時間TWRをゼロにできる。また、実際
にメモリセルにデータを書き込む後のメモリサイクルで
は、既に書き込みアドレス及び書き込みデータを取り込
んであるため、書き込みイネーブル信号を有効化する
と、メモリセルへの書き込み動作が直ちに開始される。
メモリセルにデータを書き込んだ後は、書き込みサイク
ル時間内であってもワード線を選択状態に維持する必要
がなく、その後の期間をリフレッシュに割り当てること
が可能になるので、リフレッシュ動作を確保するために
書き込みサイクル時間を制限する必要がなくなる。従っ
て、レイトライトを採用すれば、汎用のSRAMと同様
の仕様で疑似SRAMを動作させることが可能となる。
レイトライトを採用した場合、実際に書き込みが行われ
る後のメモリサイクルで、リフレッシュ動作、リード動
作、ライト動作が連続し、その次のメモリサイクルの動
作を阻害する場合がある。この問題について、図15を
参照して具体的に説明する。図15は、アドレスA1〜
A3に対してデータ(図示なし)を書き込む場合のタイ
ミングを示す。
WEがHレベルにあり、動作モードがリードモードにあ
る。この状態から時刻t110でアドレスADDがアド
レスA1に変化し、時刻t112でライトイネーブル信
号/WEがLレベルになると、これを受けて、現在のサ
イクルで外部から指定されているデータを取り込むと共
に、前のサイクルで取り込んだデータをレイトライトに
よりメモリセルに書き込む動作が行われる。
化すると、このアドレス変化を受けて、リフレッシュが
行われ、時刻t111でリフレッシュが終了すると、こ
れを受けてリード動作が開始する。ここで、リード動作
が一旦開始すると、データ保護の観点から、リード動作
を中断することはできない。このため、上述のレイトラ
イトによるデータの書き込みは、リード動作が完了する
まで待たされる。この結果、アドレスA1に対する書き
込みサイクル内で実行されるべきレイトライトが、次の
アドレスA2に対する書き込みサイクルに割り込んでし
まい、この書き込みサイクルのリフレッシュが阻害され
るという問題がある。しかも、この例では、アドレスA
1に対する書き込みサイクルにおいて、リフレッシュ動
作、リード動作、レイトライト動作が連続するので、こ
れらの動作に伴って消費電流が増加するという問題もあ
る。
であり、その目的は、レイトライトによってリフレッシ
ュ動作が阻害されることがなく、しかもレイトライトが
行われる書き込みサイクルでの消費電流を低減すること
ができる半導体記憶装置を提供することにある。
めに、請求項1記載の発明は、リフレッシュを必要とす
るメモリセルで構成されたメモリセルアレイを有し、ア
クセスアドレスと共に書き込み要求及び書き込みデータ
が非同期的に与えられる半導体記憶装置において、前記
アクセスアドレスに対する書き込みサイクルに付随して
前記メモリセルアレイのリフレッシュを行うアクセス手
段と、前記書き込み要求が与えられたメモリサイクルよ
りも後の時点において、該メモリサイクルで与えられた
前記アクセスアドレス及び前記書き込みデータを用いた
書き込みをレイトライトで前記アクセス手段に行わせる
書き込み制御手段と、前記レイトライトが行われる書き
込みサイクルにおいて、アウトプットイネーブル信号に
基づいてリード動作を禁止するリード禁止制御手段と、
を具備することを特徴とする。
明において、例えば、前記レイトライトが行われる書き
込みサイクルにおいて、前記アクセスアドレスが変化す
ることなくアウトプットイネーブル信号が活性化された
場合、前記レイトライトで書き込むべきデータとして保
持されたデータを出力するように構成されたことを特徴
とする。
明において、例えば、書き込みサイクルにおいて、アウ
トプットイネーブル信号をトリガーとして、ページモー
ドでアクセスの対象とされるメモリセルからデータを読
み出して保持するように構成されたことを特徴とする。
明において、例えば、リード動作が行われていないサイ
クルにおいてリフレッシュを行う場合、当該リフレッシ
ュに先だって、当該サイクルのアクセスアドレスで指定
されるメモリセルからデータを読み出すように構成され
たことを特徴とする。
について説明する。この実施の形態1に係る半導体記憶
装置は、同一サイクル内でリフレッシュ動作とリード又
はライト動作を行うように構成された疑似SRAMであ
って、レイトライトによる書き込みが可能なように構成
されており、この点に関する限り、図13に示す従来技
術に係る半導体記憶装置と同様の構成を有する。
記憶装置について、構成および動作を説明する前に、主
要な特徴を説明しておく。 (A)第1の特徴 第1の特徴として、レイトライトサイクルにおけるリー
ド動作を禁止する機能を有する。この第1の特徴は、前
述の従来技術が抱える課題を解決するためのもので、書
き込みサイクルでアウトプットイネーブル信号/OEを
Hレベルに制御することで、リフレッシュに続くリード
動作を禁止する。
20以前の初期状態では、ライトイネーブル信号/WE
およびアウトプットイネーブル信号/OEがそれぞれH
レベルおよびLレベルにあり、リードモードにあるもの
とする。この状態から時刻t20でアドレスADDが切
り替わり、ライトサイクルが開始すると、このアドレス
変化を受けてワード線WLが選択され、ライト動作に付
随するリフレッシュが行われる。
た時点でアウトプットイネーブル信号/OEがHレベル
に制御される。ここで、時間toは、時刻t20からリ
フレッシュが終了する時刻t21までの時間tRよりも
小さく設定され、アウトプットイネーブル信号/OEは
リフレッシュの期間中に非活性化される。即ち、ライト
サイクルが開始する時刻t20からアウトプットイネー
ブル信号/OEがHレベルになるまでの時間toは、t
o<tRなる条件を満足するように設定される。この条
件は仕様として規定される。このようにアウトプットイ
ネーブル信号/OEを規定することにより、ライトイネ
ーブル信号/WEがHレベルであっても、リフレッシュ
の後にリード動作が開始されず、従ってこのリード動作
が禁止される。
号/WEがLレベルになると、これを受けてレイトライ
トが行われ、前の書き込みサイクルで取り込まれたデー
タがメモリセルに書き込まれる。この後、時刻t23で
ライトイネーブル信号/WEがHレベルになると、この
書き込みサイクルで外部から指定されたデータが取り込
まれ、後のライトサイクルで行われるレイトライトに備
える。この例では、時刻t23でライトイネーブル信号
/WEと共にアドレスADDも切り替わり、リカバリt
WRがゼロに設定されている。
り替わり、リードサイクルが開始する。ここで、汎用の
SRAMであれば、アウトプットイネーブル信号/OE
がHレベルであっても、メモリセルからデータを読み出
すための動作が行われ、そのデータは最終段の出力バッ
ファで留め置かれる。これに対し、この実施の形態に係
る半導体記憶装置では、後述する構成上の理由から、リ
ードサイクルであっても、アウトプットイネーブル信号
/OEがHレベルであれば、リード動作は開始されな
い。
信号/OEがLレベルになる時刻t24でリード動作が
開始してワード線WLが活性化され、この時刻t24か
ら時間tOEが経過した時刻t25でデータDATAとし
て出力データDOUTが外部に出力される。この例で
は、アドレスアクセスタイムtAAに匹敵する時間で出力
データDOUTが出力されている。上述した第1の特徴
を有することにより、ライトサイクルにおいて、リード
動作が禁止される。従ってこのライトサイクルにおい
て、リフレッシュとレイトライトを行うためにワード線
の選択動作を2回だけ行えばよく、レイトライトが次の
サイクルの動作を阻害することがなくなる。
い場合であっても、正しいデータをリードする機能を有
する。この第2の特徴を説明するに先だって、図2を参
照しながら、レイトライト後にアドレス変化がない場合
の従来技術に係るリード動作を説明しておく。図2にお
いて、時刻t30でアドレスADDが切り替わり、ライ
トサイクルが開始すると、アドレスの変化を受けてリフ
レッシュが行われる。そして、時刻t31でライトイネ
ーブル信号/WEがLレベルになり、時刻t32でリフ
レッシュが終了すると、上述の第1の特徴によりリード
動作が禁止される。そして、前のライトサイクルで取り
込まれたデータQ0がレイトライトによりメモリセルに
書き込まれる。
号/WEがHレベルになると、このとき外部からデータ
DATAとして指定されている入力データQ1が取り込
まれ、次のライトサイクルでのレイトライトに備える。
この後、アドレスADDが変化せず、時刻t34でアウ
トプットイネーブル信号/OEがLレベルになると、こ
のライトサイクルでレイトライトによる書き込みの対象
とされたデータQ0が外部にそのまま読み出される。
クルではデータQ0を指定しているのであるから、アド
レスを変えずにリード動作を行えば、データQ0が出力
されるべきである。しかしながら、レイトライトによれ
ば、上述のように、実際には前のライトサイクルで取り
込まれたデータがメモリセルに書き込まれるので、直前
に指定したデータQ1とは異なるデータQ0が出力され
ることになり、データが正しく読み出されない。従っ
て、レイトライト方式を導入すると、通常のSRAMと
は異なった仕様になる。
え、図3を参照しながら、この実施の形態に係る第2の
特徴を説明する。この第2の特徴は、上述のデータの不
一致を解消するもので、ライトサイクルでアドレスの変
化がなく、アウトプットイネーブル信号/OEによる読
み出し要求があった場合、レイトライトで書き込むべき
データとしてレジスタに保持されているデータを、メモ
リセルやセンスアンプなどの通常の回路系をバイパスし
て外部に出力する。
スADDが切り替わると、上述の図2に示す場合と同様
に、このアドレスの変化を受けてリフレッシュおよびレ
イトライトが行われ、前のライトサイクルで取り込んだ
データQ0がメモリセルに書き込まれる。そして、時刻
t41でライトイネーブル信号/WEがHレベルになる
と、そのときに外部から指定されているデータQ1を取
り込み、次のライトサイクルでのレイトライトに備え
る。
ットイネーブル信号/OEがLレベルになると、時刻t
41で取り込まれたデータQ1が、このデータを保持す
るレジスタから出力バッファを介して外部に出力され
る。このとき、レイトライトで書き込みの対象とされた
データQ0がデータQ1に干渉しないように、通常のデ
ータ経路が遮断される。
ように、アドレスの変化がないことを検出するための判
定回路、通常の回路系をバイパスしてデータを出力する
ためのバイパス回路、外部から指定されたデータを保持
するためのデータインレジスタなどを備える。上述した
第2の特徴を有することにより、ライト後にアドレスの
変化がない状態でリード動作が行われたとしても、直前
に外部から指定したデータを読み出すことが可能とな
り、通常のSRAMと同様の仕様でリード動作を行うこ
とが可能になる。
い場合であっても、正しいデータをページモードにより
リード(ページリード)する機能を有する。この第3の
特徴を説明するに先だって、図4を参照しながら、この
第3の特徴を有しない場合のページリード動作を説明し
ておく。
と、上述の図3に示す場合と同様に、アドレスの変化を
受けてリフレッシュおよびレイトライトが行われ、前の
ライトサイクルで取り込んだデータQ0がメモリセルに
書き込まれる。そして、時刻t51でライトイネーブル
信号/WEがHレベルになると、そのときに外部から指
定されているデータQ1を取り込んでデータインレジス
タDRにデータQ1をセットし、次のライトサイクルで
のレイトライトに備える。この後、アドレスの変化がな
く、時刻t52でアウトプットイネーブル信号/OEが
Lレベルになると、時刻t51で取り込んだデータQ1
が、データインレジスタDRから出力バッファを介して
外部に出力される。ここまでは、上述の第2の特徴に基
づく。
わり、アドレスADDがアドレスA2〜A4に順次変化
する。このとき、列アドレスに応じて順次選択される列
からデータが読み出されるが、メモリセルからデータを
読み出しているわけではなく、単にデータバス上に残留
するデータ(NG)を読み出しているに過ぎず、本来の
データではない。即ち、誤ったデータを読み出している
ことになる。ページリードにスタート時のアドレス変化
からメモリセルをアクセスすることも可能であるが、リ
フレッシュを先に行うノーマルリードとの区別をしなけ
ればならなくなり、ページリードの特徴である高速アク
セスを達成できなくなる。
参照しながら、この実施の形態に係る第3の特徴を説明
する。この第3の特徴は、上述のページリードの不都合
を解消するもので、ライトサイクルでアドレスの変化が
なく、アウトプットイネーブル信号/OEによる読み出
し要求があった場合、ページリードの対象とされるデー
タを並列的に読み出して保持し、これを順次出力する。
スADDがアドレスA1に切り替わると、上述の図4に
示す場合と同様に、このアドレスの変化を受けてリフレ
ッシュおよびレイトライトが行われ、前のライトサイク
ルで取り込んだデータQ0がメモリセルに書き込まれ
る。そして、時刻t61でライトイネーブル信号/WE
がHレベルになると、そのときに外部から指定されてい
るデータQ1(図示省略)を取り込み、次のライトサイ
クルでのレイトライトに備える。
2でアウトプットイネーブル信号/OEがLレベルにな
ると、時刻t61で取り込まれたデータQ1が、データ
インレジスタから出力バッファを介し、アドレスA1に
対するデータとして外部に出力される。また、アウトプ
ットイネーブル信号/OEの変化を受けて、アドレスA
1に続くアドレスA2〜A4に対する列からデータを並
列的に読み出してデータレジスタに保持する。そして、
時刻t63でアドレスADDがアドレスA2〜A4に順
次切り替わると、これに対応したデータが上述のデータ
レジスタから外部に順次出力される。上述した第3の特
徴を有することにより、ライト後にアドレスの変化がな
い状態でページリードが行われたとしても、直前に外部
から指定したデータを含む一連のデータを正しく読み出
すことが可能となる。
トプットイネーブル信号/OEによる読み出しを高速に
行う機能を有する。この第4の特徴を説明するに先だっ
て、図6を参照しながら、この第4の特徴を有しない場
合のリード動作を説明しておく。時刻t70でADDが
切り替わると、前述の第1ないし第3の特徴と同様に、
このアウトプットイネーブル信号/OEを受けてリード
が行われる。ここで、時刻t70において、内部のタイ
マーをトリガーとするリフレッシュが行われていると、
リフレッシュが終了するまでリード動作が待たされる。
そして、時刻t71でデータDATAとしてデータDO
UTが出力される。この場合、アウトプットイネーブル
信号/OEによる読み出し時間tOEは、アドレスアクセ
ス時間tAAと同じ程度まで遅れる。
リード動作を踏まえ、図7を参照しながら、この実施の
形態に係る第4の特徴を説明する。この第4の特徴は、
上述のアウトプットイネーブル信号によるリード動作の
不都合を解消するものでメモリセルからのデータの読み
出しが行われていないサイクルで、内部のタイマーをト
リガーとしてリフレッシュを行う場合、メモリセルから
データを読み出した後にリフレッシュを行う。
スADDがアドレスA1に切り替わり、時刻t82でア
ウトプットイネーブル信号/OEがLレベルになると、
データDATAの読み出しが行われる。ここで、アウト
プットイネーブル信号/OEがLレベルになる直前の時
刻t81で、内部のタイマーをトリガーとしてリフレッ
シュが行われるが、このリフレッシュの前にアドレスA
1に対するリードが行われる。即ち、内部のタイマーを
トリガーとして、先にリードが行われ、この後にリフレ
ッシュが行われる。
EがLレベルになる直前に内部タイマーをトリガーとす
るリフレッシュの要求が発生したとしても、アウトプッ
トイネーブル信号/OEがLレベルになった時点ではリ
ードが既に開始されているので、このリードによりデー
タDATAが即座に出力される。従って、アウトプット
イネーブル信号/OEによる本来の高速性が損なわれる
ことなく、読み出しを行うことができる。また、時刻t
83で、リフレッシュの動作中にアウトプットイネーブ
ル信号/OEがLレベルになったとしても、既にリード
が行われていて、読み出すべきデータが確保された状態
にあり、高速に読み出すことができる。
ードを実行した直後にアドレスADDが切り替わった場
合を説明する。この場合、図8に示すように、時刻t8
1で開始した直後に、時刻t84でアドレスADDがア
ドレスA1からアドレスA2に切り替わると、リフレッ
シュに優先してアドレスA2に対するリードを実行す
る。即ち、時刻t81で内部タイマーをトリガーとし
て、アドレスA1に対するリードを実行してデータQ1
を出力し、その後、アドレスA2に対するリードを実行
してデータQ2を出力する。これにより、アドレスA2
に対するアクセス時間tAAに遅れが生じない。以上で、
この実施の形態に係る半導体記憶装置の第1の特徴から
第4の特徴を説明した。
に係る半導体記憶装置の構成および動作について、順に
説明する。図9に、この実施の形態に係る半導体記憶装
置の特徴的な構成を概略的に示す。同図において、アド
レスADDHおよびアドレスADDLは、上位アドレス
および下位アドレスである。上位アドレスADDHは、
ページモードでのリードを行う場合に固定されるアドレ
ス成分であり、行アドレスと一部の列アドレスからな
る。下位アドレスADDLは、ページリードの際に切り
替えられる残りの列アドレスである。
記憶装置の最上位の制御信号であり、スタンバイモード
とアクティブモードを切り替えるための信号である。ア
ウトプットイネーブル信号/OEは、外部に対するデー
タの出力を許可する制御信号であり、最終段のデータア
ウトバッファの活性状態を制御するための信号である。
ライトイネーブル信号/WEは、ライトモードとリード
モードを切り替えるための制御信号である。この実施の
形態に係る半導体記憶装置では、アウトプットイネーブ
ル信号/OEとライトイネーブル信号/WEは、回路の
動作モードを規定するための命令として取り扱われる。
ADDHの変化を検出してワンショットパルスを出力す
るものである。状態コントロール回路102は、外部か
らチップセレクト信号/CSなどの制御信号を取り込ん
で、リード命令RS、ライト命令WS、リフレッシュ命
令FS、およびクロックイネーブル信号CEを生成して
出力する。この状態コントロール回路102は、この実
施の形態の特徴部をなし、レイトライトが行われる書き
込みサイクルにおいて、アウトプットイネーブル信号に
基づいてリード動作を禁止するリード禁止制御手段を構
成する。
ーブル信号CEを受けて、メモリサイクル内でのリフレ
ッシュおよびリード・ライトのタイミングを規定するク
ロック信号ACLKを出力する。このクロック信号AC
LKについては後述する。レジスタ104は、クロック
信号ACLKをトリガーとしてライト命令WSを保持す
るものである。論理積ゲート105は、クロック信号A
CLKとレジスタ104に保持されたライト命令の論理
値との論理積を演算して、クロック信号WCLKを出力
するものである。
/WEをトリガーとして、上位アドレスADDHの行ア
ドレス成分(X)を取り込んで保持するものである。ヒ
ット判定回路(HIT)108は、レジスタ106に保
持されたアドレスと、外部から入力される上位アドレス
ADDHの行アドレス成分(X)とを比較し、これらが
一致した場合にヒット信号HXを出力するものである。
命令WSの信号に応じて導通状態が制御され、レジスタ
106の出力を転送するものである。n型MOSトラン
ジスタ110は、リード命令RSの信号に応じて導通状
態が制御され、上位アドレスADDHの行アドレス成分
(X)を転送するものである。n型MOSトランジスタ
111は、リフレッシュ命令FSの信号に応じて導通状
態が制御され、リフレッシュアドレスRADDを転送す
るものである。レジスタ112は、上述のn型MOSト
ランジスタ109〜111により転送された信号を取り
込んで保持し、行アドレスAXとして出力するものであ
る。
n型MOSトランジスタ115,116、およびレジス
タ118からなる回路系は、上述のレジスタ106、ヒ
ット判定回路108、n型MOSトランジスタ109,
110、およびレジスタ112からなる回路系に対応す
るものであり、上位アドレスADDHの列アドレス
(Y)を入力して列アドレスAYを出力する。ヒット判
定回路114は、レジスタ113に保持されたアドレス
と上位アドレスに含まれる列アドレス(Y)とを比較
し、これらが一致した場合にヒット信号HYを出力す
る。n型MOSトランジスタ117は、上述のn型MO
Sトランジスタ111に対応するものであるが、リフレ
ッシュ命令FSが出力された場合にレジスタ118にL
レベルを供給する。
イマークロックTMを入力してリフレッシュアドレスR
ADDを出力するものであり、前述の図13に示すリフ
レッシュアドレス発生回路8Jに相当する。タイマー回
路120は、所定の時間間隔でタイマークロックTMを
出力するものであり、前述の図13に示すリフレッシュ
タイマー回路8Gに相当する。
リフレッシュ命令FSとの論理和を演算するものであ
る。レジスタ131は、クロック信号ACLKをトリガ
ーとして論理和ゲート130の出力を取り込んで保持
し、これをセンスアンプイネーブル信号SEとして出力
するものである。バッファ132は、クロック信号AC
LKを入力してプリチャージイネーブル信号PEを出力
するものである。レジスタ133は、クロック信号AC
LKをトリガーとしてリード命令RSを取り込んで保持
するものである。
に示すメモリセルアレイ7に相当するものであり、DR
AMと同様のメモリセルをマトリックス状に配列して構
成される。データレジスタ141は、ページモードで活
用されるものであり、ページの深さに応じた個数のラッ
チから構成される。図9では省略されているが、データ
レジスタ141は、I/O端子の個数分だけ設けられて
おり、この例では、1つのデータレジスタ141は4個
のラッチから構成される。
141の4個のラッチに保持されたデータを選択するも
のである。n型MOSトランジスタ143は、マルチプ
レクサ142に選択されたデータDQを転送するもので
ある。n型MOSトランジスタ144は、後述するデー
タをバイパスするための経路を構成する。インバータ1
45は、n型MOSトランジスタ144のゲートに与え
られる信号を反転させてn型MOSトランジスタ143
のゲートに与えるものである。これにより、n型MOS
トランジスタ143,144は相補的に導通する。
データをI/O端子を介して外部に送出するためのもの
であって、アウトプットイネーブル信号/OEに基づき
出力状態がロウインピーダンス状態またはハイインピー
ダンス状態に制御される。データインバッファ147
は、I/O端子を介して書き込みデータを外部から取り
込むものである。レジスタ148は、メモリサイクルで
外部から取り込んだデータをライトイネーブル信号/W
Eに基づき保持するものである。レジスタ149は、レ
イトライト時に実際にメモリセルに書き込むべきデータ
をクロック信号WCLKをトリガーとして上述のレジス
タ148から取り込んで保持するものである。スイッチ
150は、レジスタ149に保持されたデータを、ペー
ジに対応させてメモリセルアレイ140に与えるもので
ある。
n型MOSトランジスタ136〜138、およびレジス
タ139からなる回路系は、上述のレジスタ113、ヒ
ット判定回路114、n型MOSトランジスタ115〜
117、およびレジスタ118からなる回路系に対応す
るものであり、下位アドレスADDLを入力して列アド
レスAY2を出力する。ヒット判定回路135は、レジ
スタ134に保持されたアドレスと下位アドレスADD
Lとを比較し、これらが一致した場合にヒット信号HP
を出力する。論理積ゲート160は、ヒット信号HX,
HY,HPの論理積を演算して、その出力信号を上述の
インバータ145に与えるものである。上述の構成要素
以外に、アクセスアドレスに対する書き込みサイクルに
付随してメモリセルアレイ140のリフレッシュを行う
アクセス手段や、レイトライトをアクセス手段に行わせ
る書き込み制御手段を備える。
発生部103が生成するクロック信号ACLKについて
説明する。このクロック信号ACLKは、アドレスAD
D(ADDH+ADDL)、チップセレクト信号/C
S、アウトプットイネーブル信号/OE、ライトイネー
ブル信号/WE、タイマークロックTMの何れかを契機
として非同期に開始する(クロックスタート)。開始し
たクロック信号ACLKは、チップセレクト信号/C
S、アウトプットイネーブル信号/OE、ライトイネー
ブル/WEなどの入力信号を取り込んで固定するタイミ
ングと、リード命令/ライト命令/リフレッシュ命令の
何れかを実行するタイミングとを規定する。
のクロック信号ACLKのパルスで実行すべき命令を状
態コントロール回路102で決定される。実行すべき命
令(状態)がなくなると、クロック信号ACLKは停止
される(クロックストップ)。このように、クロック信
号ACLKは、状態コントロール回路102が決定した
状態命令を実行するために必要とされるタイミングを規
定するものであって、入力信号を固定するタイミングを
規定するパルスと、命令を実行するタイミングを規定す
るパルスとを含む。
例を説明する。時刻t0でアドレスADDが切り替わる
と、このアドレス変化がアドレス遷移検出回路101で
検出される。状態コントロール回路102は、この検出
結果を受けて、クロックイネーブル信号CEを出力す
る。クロック発生部103は、クロックイネーブル信号
CEを入力すると、クロック信号ACLKを出力する。
これにより、クロック信号ACLKがスタートする。
リフレッシュ命令FSを出力する。これと並行して、ク
ロック信号ACLKに基づき各入力信号が各レジスタで
固定される。具体的には、レジスタ112には、n型M
OSトランジスタ111を介してリフレッシュアドレス
RADDが取り込まれ、レジスタ118には、n型MO
Sトランジスタ117を介してLレベルが取り込まれ、
レジスタ131にはリフレッシュ命令FSの論理に応じ
た信号レベル(Hレベル)が取り込まれ、レジスタ13
9には、n型MOSトランジスタ137を介して下位ア
ドレスADDLが取り込まれる。なお、この場合、リフ
レッシュ命令FSが出力されているので、リード命令R
Sを入力するレジスタ133にはLレベルが取り込ま
れ、データレジスタ141を構成する各ラッチは非活性
化された状態に固定される。
をトリガーとして、行アドレスAX、プリチャージ信号
PE、センスアンプイネーブル信号SEが各レジスタか
ら出力され、セルフリフレッシュが実行される。なお、
図1では、タイマークロックTMは省略されているが、
このタイマークロックTMによりリフレッシュが要求さ
れているものとする。
で、状態コントロール回路102は、ライトイネーブル
信号/WEおよびアウトプットイネーブル信号/OEの
信号レベルから次の状態を判断し、リード命令RSを出
力する。そして、次のクロック信号ACLKの立ち上が
りエッジで行アドレスAX、列アドレスAYを取り込ん
でリードを行う。このとき、行アドレスAXおよび列ア
ドレスAYに応答して関連する回路系が動作し、メモリ
セルからデータがバス上に読み出され、I/O端子を介
して外部に出力される。このリードの終了時である時刻
t2で、次の動作状態を与えるトリガー(アドレスの変
化など)が存在しないので、状態コントロール回路10
2は、クロックイネーブル信号CEをLレベルとする。
クロック信号ACLKがLレベルになると、クロック発
生部103は、クロック信号ACLKを停止する。
Mをトリガーとしてリフレッシュの要求がなされると、
これを受けて状態コントロール回路102はクロックイ
ネーブル信号CEおよびリフレッシュ命令FSを発生
し、クロック発生部103は、クロック信号ACLKを
出力する。このクロック信号ACLKにより行アドレス
AXが固定され、リフレッシュが実行される。このリフ
レッシュの終了時である時刻t4では、次の動作状態を
与えるトリガーが存在しないので、クロック信号ACL
Kが停止され、動作が終了する。以上により、リード動
作が説明された。
例を説明する。時刻t10でアドレスADDがアドレス
Anに切り替わると、このアドレス変化がアドレス遷移
検出回路101で検出され、上述と同様に、クロックイ
ネーブル信号CEが出力され、クロック信号ACLKが
スタートする。しして、状態コントロール回路102
は、リフレッシュ命令FSを出力し、リフレッシュが実
行される。
1で、アウトプットイネーブル信号/OEがHレベルで
あり、ライトイネーブル信号/WEがLレベルであるか
ら、状態コントロール回路102は、ライト命令WSを
出力する。そして、アドレスADDの変化を受けてスタ
ートしたクロック信号ACLKの2つ目のパルスでレイ
トライトが実行される。このとき、レイトライトでデー
タの書き込みが行われるので、ライトイネーブル信号/
WEのパルス幅に依存することなく、クロック信号AC
LKの1つのパルスで書き込みが完了する。
2で、アウトプットイネーブル信号/OEがHレベルを
継続し、ライトイネーブル信号/WEがLレベルを継続
しているが、状態コントロール回路102が命令を出力
していないので、クロック信号ACLKは停止される。
続いて、時刻t13で、ライトイネーブル信号/WEが
Hレベルに変化すると、次のライトサイクルで使用され
るアドレスADD(ADDH,ADDL)やデータDA
TA(DIN)を、該当するレジスタ112,118,
139,148に取り込む。
をトリガーとするリフレッシュの要求が発生すると、ク
ロック信号ACLKが立ち上がる。ただし、このアドレ
スAnに対するサイクルでは、メモリセルからの読み出
しを行っていないので、状態コントロール回路102
は、タイマークロックTMを受けてリード命令を出力
し、行アドレスAX等が取り込まれてリードが行われ、
データDATAとしてデータQnが出力される。このと
き、レジスタ148に保持されたデータDILがn型ト
ランジスタ144を介してデータアウトバッファ146
に直接的に与えられ、スイッチ150、データレジスタ
141、マルチプレクサ142などの通常の経路系をバ
イパスして外部に出力される(バイパスリード)。
3,134に取り込まれたアドレスADD(ADDH,
ADDL)は、外部から与えられているアドレスADD
とヒット判定回路で比較され、これらが一致するか否か
が判定される。この場合、アドレスADDは変化してい
ないので、ヒット信号HX,HY,HPが出力される。
これを受けて、論理積ゲート160は、Hレベルをn型
MOSトランジスタ144のゲートおよびインバータ1
45に出力する。これにより、n型MOSトランジスタ
144がオン状態となると共に、n型MOSトランジス
タ143がオフ状態となって、通常のデータ経路が遮断
され、バイパス経路が形成される。そして、レジスタ1
48に保持されたデータDILが、バイパス経路を形成
するn型MOSトランジスタ144を介してデータアウ
トバッファ146に与えられ、外部に送出される。
状態コントロール回路102は、次の状態を判断してリ
フレッシュ命令FSを出力する。そして、クロック信号
ACLKの2つ目のパルスの立ち上がりでリフレッシュ
アドレスRADDを行アドレスAXとして取り込み、リ
フレッシュが行われる。このリフレッシュが終了する時
刻t16では、次の動作のトリガーが存在しないので、
状態コントロール回路102は、クロックイネーブル信
号CEを非活性化し、クロック信号ACLKが停止す
る。以上により、ライト動作が説明された。
ロール回路102により状態を判断して必要な命令を出
力するようにしたので、ライトサイクルにおいて、アウ
トプットイネーブル信号/OEによりリードを禁止する
ことが可能となり、従ってリフレッシュに続いてレイト
ライトを実行することが可能となる。また、レイトライ
ト後のアドレスに変化がない場合、前のライトサイクル
でレジスタに保持されたデータをバイパスして出力する
ようにしたため、レイトライトに伴う誤リードを防止す
ることができる。
をトリガーとしてページリードの対象とされるメモリセ
ルのデータを並列的に読み出して保持するようにしたの
で、レイトライト後のページリードにおいて誤リードを
防止することができる。また、内部タイマーをトリガー
とするリフレッシュに先だってリードを行うようにした
ので、アウトプットイネーブル信号/OEを活性化した
時に、内部タイマーをトリガーとするリフレッシュが行
われていても、高速にデータを読み出すことができる。
なお、この発明は、上記実施形態に限定されるものでは
なく、要旨を変えない範囲で種々変形実施可能である。
アクセスをトリガーとしてリフレッシュ動作を起動する
ものとしたが、これに限定されることなく、タイマーを
トリガーとしてリフレッシュ動作を起動するものとして
もよい。即ち、図13において、リフレッシュコントロ
ール回路8Hがリフレッシュ制御信号REFBを発生
し、このリフレッシュ制御信号REFBにより内部のリ
フレッシュタイマーをトリガーとしてリフレッシュを開
始する場合にも、本願発明を適用し得る。なお、上述の
実施の形態において、リフレッシュ動作とリード・ライ
ト動作が最も接近したクリティカルな状態は、リフレッ
シュ制御信号REFBによるリフレッシュ開始直後にア
ドレスが変化した場合であって、この場合、リフレッシ
ュ動作に続いてリード・ライト動作が実施される。従っ
てリフレッシュ制御信号REFBによるリフレッシュ動
作は、上述の実施の形態に係るアドレスアクセスをトリ
ガーとするリフレッシュ動作と実質的に同一となり、よ
って本発明は何れのリフレッシュ制御方法に対しても適
用し得る。
ば、レイトライトが行われる書き込みサイクルにおい
て、アウトプットイネーブル信号に基づいてリード動作
を禁止するようにしたので、レイトライトによってリフ
レッシュ動作が阻害されることがなく、しかもレイトラ
イトが行われる書き込みサイクルでの消費電流を低減す
ることができる。
の第1の特徴を説明するためのタイミングチャートであ
る。
の第2の特徴がないとした場合の動作を説明するための
タイミングチャートである。
の第2の特徴を説明するためのタイミングチャートであ
る。
の第3の特徴がないとした場合の動作を説明するための
タイミングチャートである。
の第3の特徴を説明するためのタイミングチャートであ
る。
の第4の特徴がないとした場合の動作を説明するための
タイミングチャートである。
の第4の特徴を説明するためのタイミングチャートであ
る。
の第4の特徴を拡張した場合の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
特徴部の構成を示すブロック図である。
の基本的な動作(クロック信号ACLKに基づく動作)
の概念を説明するための図である。
のリード動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
のライト動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
AM)の構成例を示すブロック図である。
AM)のリフレッシュ動作を説明するためのタイミング
チャートである。
AM)の動作上の課題を説明するためのタイミングチャ
ートである。
33,134,139,148,149;レジスタ 105;論理積ゲート 108,114,135; ヒット判定回路 109〜111,115〜117,136〜138;n
型MOSトランジスタ 119;リフレッシュアドレス発生部 120;タイマー回路 130;論理和ゲート 132;バッファ 140;メモリセルアレイ 141;データレジスタ(ラッチ) 142;マルチプレクサ 146;データアウトバッファ 147;データインバッファ 150;スイッチ 160;論理積ゲート
Claims (4)
- 【請求項1】 リフレッシュを必要とするメモリセルで
構成されたメモリセルアレイを有し、アクセスアドレス
と共に書き込み要求及び書き込みデータが非同期的に与
えられる半導体記憶装置において、 前記アクセスアドレスに対する書き込みサイクルに付随
して前記メモリセルアレイのリフレッシュを行うアクセ
ス手段と、 前記書き込み要求が与えられたメモリサイクルよりも後
の時点において、該メモリサイクルで与えられた前記ア
クセスアドレス及び前記書き込みデータを用いた書き込
みをレイトライトで前記アクセス手段に行わせる書き込
み制御手段と、 前記レイトライトが行われる書き込みサイクルにおい
て、アウトプットイネーブル信号に基づいてリード動作
を禁止するリード禁止制御手段と、 を具備することを特徴とする半導体記憶装置。 - 【請求項2】 前記レイトライトが行われる書き込みサ
イクルにおいて、前記アクセスアドレスが変化すること
なくアウトプットイネーブル信号が活性化された場合、
前記レイトライトで書き込むべきデータとして保持され
たデータを出力するように構成されたことを特徴とする
請求項1記載の半導体記憶装置。 - 【請求項3】 書き込みサイクルにおいて、アウトプッ
トイネーブル信号をトリガーとして、ページモードでア
クセスの対象とされるメモリセルからデータを読み出し
て保持するように構成されたことを特徴とする請求項1
記載の半導体記憶装置。 - 【請求項4】 リード動作が行われていないサイクルに
おいてリフレッシュを行う場合、当該リフレッシュに先
だって、当該サイクルのアクセスアドレスで指定される
メモリセルからデータを読み出すように構成されたこと
を特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
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