JPH11250658A - 半導体装置及びデータ処理システム - Google Patents

半導体装置及びデータ処理システム

Info

Publication number
JPH11250658A
JPH11250658A JP10054628A JP5462898A JPH11250658A JP H11250658 A JPH11250658 A JP H11250658A JP 10054628 A JP10054628 A JP 10054628A JP 5462898 A JP5462898 A JP 5462898A JP H11250658 A JPH11250658 A JP H11250658A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock signal
command
chip
semiconductor device
timing clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10054628A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Shibata
友之 柴田
Tsuratoki Ooishi
貫時 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP10054628A priority Critical patent/JPH11250658A/ja
Publication of JPH11250658A publication Critical patent/JPH11250658A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部タイミングクロック信号の活性/非活性
化制御により半導体装置の低消費電力を実現する。 【解決手段】 チップ選択されて供給されたコマンドを
解読するクロック同期型半導体装置は、コマンド解読回
路を動作させる第1のタイミングクロック信号の発生手
段(31)と、コマンド解読結果に従って内部回路を動
作させる第2のタイミングクロック信号の発生手段(3
2)とを含む。チップ非選択状態ではコマンド解読系の
回路動作は不要だから、前記発生手段(31)はチップ
選択状態でクロック信号発生動作を行ない、チップ非選
択状態ではクロック信号発生動作を停止し、低消費電力
に寄与する。半導体装置はチップ非選択状態であもコマ
ンドに従った内部動作を行なうから、前記発生手段(3
2)はチップ非選択状態でもクロック信号発生動作を継
続し、半導体装置の正常動作を保証する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部からコマンド
を入力し、入力したコマンドを解読して内部動作を行な
う、クロック同期型の半導体装置、更には同装置におけ
る低消費電力化に関し、例えばSDRAM(シンクロナ
ス・ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)の内
部タイミングクロック信号の制御に適用して有効な技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クロック信号に同期動作される半導体装
置の一例であるSDRAMは、クロック信号に同期し
て、コマンド、アドレスを入力し、また、データを入出
力する。SDRAMのタイミングクロック信号(内部ク
ロック信号)は、外部から与えられるクロック信号をそ
のまま又は遅延させて生成され、各内部回路に分配され
る。例えば、SDRAMにおいてバースリードを行なう
場合、レジスタセットコマンドによりコントロールレジ
スタにバースト数などの設定が行なわれ、次いで、ロウ
アドレスストローブ・バンクアクティブコマンによって
メモリバンクが指定されてワード線が選択され、そし
て、カラムアドレス・リードコマンドが設定されると、
その直前のロウアドレスストローブ・バンクアクティブ
コマンドサイクルで選択されたワード線のメモリセル
が、クロック信号に同期してカラムアドレスカウンタか
ら出力されるアドレス信号に従って順次選択されて、デ
ータが連続的に読出される。連続的に読出されるデータ
数は上記バースト数によって指定された個数とされる。
また、出力バッファからのデータ読出し開始はCASレ
イテンシーで規定されるクロック信号サイクル数を待っ
て行われる。
【0003】尚、SDRAMについて記載された文献の
例としては電子技術(1993-10)の第24頁〜第28頁「1
9MビットシンクロナスDRAMの特徴と使用法」があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように種々の内部タイミングクロック信号を生成してメ
モリ動作が行なわれるとき、クロック信号を受ける全て
のクロックバッファが常に動作状態にされている場合に
はそこで無駄な電力が消費される。消費電力を低減する
ために、内部回路をグループ化し、グループ毎にクロッ
クバッファ等の活性/非活性化制御を行なえば、低消費
電力に寄与することができる。その場合には、別々にグ
ループ分けされたクロック信号に相互に厳密なタイミン
グを設定しなくても済むようにしなければ、相互に関連
する回路の動作タイミングがミスマッチングを起こし、
誤動することが本発明者によって見出された。本発明者
は、その点を考慮し、ミスマッチングを生じないよう
に、タイミングクロック信号を複数系統に分けて、電力
消費を低減させることについて検討し、以下に詳述する
発明を完成させた。
【0005】本発明の目的は、相互にミスマッチングを
生じないように、内部のタイミングクロック信号を複数
系統に分けて活性/非活性化制御できると共に、電力消
費を低減させることができる半導体装置を提供すること
にある。
【0006】本発明の別の目的は、システム全体の動作
効率向上と低消費電力とを実現できるデータ処理システ
ムを提供することにある。
【0007】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0009】〔1〕チップ選択信号(CSb)によって
チップ選択された状態で外部からコマンドを入力し、入
力したコマンドを解読して内部動作を行なう、クロック
同期型の半導体装置は、外部クロック信号(CLK)を
入力し、入力した外部クロック信号に同期動作して内部
のタイミングクロック信号を生成するコントローラ(2
12)を含む。このコントローラは、コマンドを解読す
るための回路を動作させるための第1のタイミングクロ
ック信号発生手段(31)と、コマンドの解読結果に従
った内部回路を動作させるための第2のタイミングクロ
ック信号発生手段(32)とを含む。前記第1のタイミ
ングクロック信号発生手段はチップ選択状態においてク
ロック信号発生動作を行なうと共にチップ非選択状態に
おいてクロック信号発生動作を停止し、前記第2のタイ
ミングクロック信号発生手段はチップ非選択状態におい
もクロック信号発生動作を継続可能である。
【0010】上記した手段によれば、半導体装置はチッ
プ選択状態にされてコマンドを受け取るから、チップ非
選択状態ではコマンド解読系の回路は動作を要しない。
これに着目して、第1のタイミングクロック信号発生手
段はチップ選択状態においてクロック信号発生動作を行
ない、チップ非選択状態においてクロック信号発生動作
を停止することにより、低消費電力に寄与する。半導体
装置はチップ非選択状態であってもコマンドに従った内
部動作を行なうから、前記第2のタイミングクロック信
号発生手段はチップ非選択状態においもクロック信号発
生動作を継続することにより、半導体装置の正常動作が
保証される。
【0011】前記コントローラは、外部クロック信号の
有効性を示すクロックイネーブル信号(CKE)に基づ
いてパワーダウン用信号(LCKE)を生成する制御信
号発生手段(34)を更に含むことができる。この制御
信号発生手段は、前記クロックイネーブル信号のネゲー
ト状態で前記第1及び第2のタイミングクロック信号発生
手段によるクロック信号発生動作を停止させる。チップ
非選択状態での内部動作であっても、外部クロック信号
に同期動作される点は変わりなく、クロックイネーブル
信号のネゲート状態ではパワーダウンによる低消費電力
を最大限に発揮させる。
【0012】〔2〕本発明の別の観点によれば、チップ
選択状態でコマンドを入力し、それを解読して動作する
半導体装置の性質を考慮して、内部タイミングロック信
号の生成回路を大きく3分割する。すなわち、外部クロ
ック信号に同期動作して内部のタイミングクロック信号
を生成するコントローラは、コマンド解読用回路を動作
させるための第1のタイミングクロック信号発生手段
(31)と、コマンドの解読結果に従って動作される内
部回路の一部を除く回路を動作させるための第2のタイ
ミングクロック信号発生手段(32)と、前記一部の内
部回路をコマンド解読結果に従って動作させるための第
3のタイミングクロック信号発生手段(33)とを含
み、前記第3のタイミングクロック信号発生手段には、
外部出力回路の最終段回路を動作させるためのタイミン
グクロック信号を発生させる。
【0013】上記した手段によれば、外部へのデータ出
力動作を他の内部動作と切り離してクロック信号制御す
ることにより、内部回路各部の動作タイミングのミスマ
ッチングの発生の虞が少なく、且つ電力消費量を低減さ
せることができる。
【0014】第2の観点による発明に関しても、第1の観
点同様に、前記第1のタイミングクロック信号発生手段
にはチップ選択状態においてクロック信号発生動作を行
なわせ、チップ非選択状態においてクロック信号発生動
作を停止させることができる。また、前記第2のタイミ
ングクロック信号発生手段にはチップ非選択状態におい
もクロック信号発生動作を継続可能にさせることができ
る。また、前記クロックイネーブル信号によって前記第
1及び第2のタイミングクロック信号発生手段を制御する
ことができる。
【0015】〔3〕前記半導体装置はSDRAM、SD
RAMを含むマイクロコンピュータ若しくはマイクロプ
ロセッサなどとすることができる。SDRAMとする場
合、前記内部回路は、メモリセルがマトリクス配置され
たメモリセルアレイと、メモリセルアレイからメモリセ
ルのワード線を選択するロウデコーダと、メモリセルア
レイからメモリセルのビット線を選択するカラムデコー
ダと、カラムデコーダで選択されたビットを外部とイン
タフェースさせる入出力回路とを含む。
【0016】データ処理システムは、SDRAMのよう
な前記半導体装置と、前記半導体装置をアクセスするプ
ロセッサ(11)とを実装基板に搭載して構成すること
ができる。このデータ処理システムによれば、SDRA
Mのような前記半導体装置の上記作用により、システム
全体の動作効率向上と低消費電力とを実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1には本発明に係る半導体装置
の一例であるSDRAMのブロック図が示される。同図
に示されるSDRAM1は、特に制限されないが、公知
の半導体集積回路製造技術によって単結晶シリコンのよ
うな一つの半導体基板に形成される。このSDRAM1
は、バンクAを構成するメモリアレイ200Aとバンク
Bを構成するメモリアレイ200Bを備える。夫々のメ
モリアレイ200A,200Bは、マトリクス配置され
たダイナミック型のメモリセルMCを備え、図に従え
ば、同一列に配置されたメモリセルMCの選択端子は列
毎のワード線WLに結合され、同一行に配置されたメモ
リセルのデータ入出力端子は行毎に相補データ線BL,
BLbに結合される。同図にはワード線と相補データ線
は一部だけが代表的に示されているが、実際にはマトリ
クス状に多数配置されている。
【0018】上記メモリアレイ200Aのワード線WL
はロウデコーダ201Aによるロウアドレス信号のデコ
ード結果に従って選ばれた1本がワードドライバ213
Aによって選択レベルに駆動される。
【0019】メモリアレイ200Aの相補データ線はセ
ンスアンプ及びカラム選択回路202Aに結合される。
センスアンプ及びカラム選択回路202Aにおけるセン
スアンプは、メモリセルMCからのデータ読出しによっ
て夫々の相補データ線に現れる微小電位差を検出して増
幅する増幅回路である。それにおけるカラムスイッチ回
路は、相補データ線を各別に選択して相補共通データ線
204に導通させるためのスイッチ回路である。カラム
スイッチ回路はカラムデコーダ203Aによるカラムア
ドレス信号のデコード結果に従って選択動作される。メ
モリアレイ200B側にも同様にロウデコーダ201
B、ワードドライバ213B、センスアンプ及びカラム
選択回路202B、そしてカラムデコーダ203Bが設
けられている。上記相補共通データ線204はデータ入
力バッファ210の出力端子及びデータ出力バッファ2
11の入力端子に接続される。データ入力バッファ21
0の入力端子及びデータ出力バッファ211の出力端子
は16ビットのデータ入出力端子I/O0〜I/O15
に接続される。
【0020】アドレス入力端子A0〜A9から供給され
るロウアドレス信号とカラムアドレス信号はカラムアド
レスバッファ205とロウアドレスバッファ206にア
ドレスマルチプレクス形式で取り込まれる。供給された
アドレス信号は夫々のバッファが保持する。ロウアドレ
スバッファ206は、リフレッシュ動作モードではリフ
レッシュカウンタ208から出力されるリフレッシュア
ドレス信号をロウアドレス信号として取り込む。カラム
アドレスバッファ205の出力はカラムアドレスカウン
タ207のプリセットデータとして供給され、カラムア
ドレスカウンタ207は後述のコマンドなどで指定され
る動作モードに応じて、上記プリセットデータとしての
カラムアドレス信号、又はそのカラムアドレス信号を順
次インクリメントした値を、カラムデコーダ203A,
203Bに向けて出力する。
【0021】コントローラ212は、特に制限されない
が、外部制御信号として、クロック信号CLK、クロッ
クイネーブル信号CKE、チップセレクト信号CSb
(サフィックスbはそれが付された信号がローイネーブ
ルの信号又はレベル反転信号であることを意味する)、
カラムアドレスストローブ信号CASb、ロウアドレス
ストローブ信号RASb、及びライトイネーブル信号W
Eb、及びデータイネーブル信号DQKL,DQMUが
入力される。更に、コントローラ212には図示を省略
する信号経路を介してアドレス入力端子A0〜A9から
制御データが供給される。コントローラ212は、それ
ら信号のレベルや変化のタイミングなどに基づいてSD
RAMの動作モード及び上記回路ブロックの動作を制御
するための内部タイミング信号を形成するもので、その
ためのコントロールロジック(図示せず)とモードレジ
スタ220を備える。
【0022】クロック信号CLKはSDRAMのマスタ
クロックとされ、その他の外部入力信号は当該クロック
信号CLKの立ち上がりエッジに同期して有意とされ
る。
【0023】チップセレクト信号CSbはそのローレベ
ルによってコマンド入力サイクルの開始を指示する。チ
ップセレクト信号がハイレベルのとき(チップ非選択状
態)その他の入力は意味を持たない。但し、後述するメ
モリバンクの選択状態やバースト動作などの内部動作は
チップ非選択状態への変化によって影響されない。
【0024】RASb,CASb,WEbの各信号は通
常のDRAMにおける対応信号とは機能が相違され、後
述するコマンドサイクルを定義するときに有意の信号と
される。
【0025】クロックイネーブル信号CKEは次のクロ
ック信号の有効性を指示する信号であり、当該信号CK
Eがハイレベルであれば次のクロック信号CLKの立ち
上がりエッジが有効とされ、ローレベルのときは無効と
される。パワーダウンモードとする場合にはクロックイ
ネーブル信号CKEはローレベルとされる。
【0026】前記データイネーブル信号DQML,DQ
MUは、例えばリードモードにおいてデータ出力バッフ
ァ211に対するアウトプットイネーブルの制御を行
う。その信号DQML,DQMUがハイレベルのとき、
データ出力バッファ211は端子I/O0〜I/O15の
全てを高出力インピーダンス状態にする。
【0027】上記ロウアドレス信号は、クロック信号C
LKの立ち上がりエッジに同期する後述のロウアドレス
ストローブ・バンクアクティブコマンドサイクルにおけ
るA0〜A8のレベルによって定義される。
【0028】A9からの入力は、上記ロウアドレススト
ローブ・バンクアクティブコマンドサイクルにおいてバ
ンク選択信号とみなされる。即ち、A9の入力がローレ
ベルの時はメモリバンクAが選択され、ハイレベルの時
はメモリバンクBが選択される。メモリバンクの選択制
御は、特に制限されないが、選択メモリバンク側のロウ
デコーダのみの活性化、非選択メモリバンク側のカラム
スイッチ回路の全非選択、選択メモリバンク側のみのデ
ータ入力バッファ210及びデータ出力バッファ211
への接続などの処理によって行うことができる。
【0029】後述のプリチャージコマンドサイクルにお
けるA8の入力は相補データ線などに対するプリチャー
ジ動作の態様を指示し、そのハイレベルはプリチャージ
の対象が双方のメモリバンクであることを指示し、その
ローレベルは、A9で指示されている一方のメモリバン
クがプリチャージ対象であることを指示する。
【0030】上記カラムアドレス信号は、クロック信号
CLKの立ち上がりエッジに同期するリード又はライト
コマンド(後述のカラムアドレス・リードコマンド、カ
ラムアドレス・ライトコマンド)サイクルにおけるA0
〜A7のレベルによって定義される。そして、この様に
して定義されたカラムアドレスはバーストアクセスのス
タートアドレスとされる。
【0031】次にコマンドによって指示されるSDRA
Mの主な動作モードを説明する。〔1〕モードレジスタ
セットコマンドは、上記モードレジスタ220をセット
するためのコマンドである。このコマンドは、CSb,
RASb,CASb,WEb=ローレベルによって当該
コマンドが指定され、セットすべきデータ(レジスタセ
ットデータ)はA0〜A9を介して与えられる(A0〜
A9がコントローラ212へ伝達される経路は図示を省
略してある)。レジスタセットデータは、特に制限され
ないが、バーストレングス、CASレイテンシー、ライ
トモードなどとされる。特に制限されないが、設定可能
なバーストレングスは、1,2,4,8,フルページ
(256)とされ、設定可能なCASレイテンシーは
1,2,3とされ、設定可能なライトモードは、バース
トライトとシングルライトとされる。
【0032】上記CASレイテンシーは、後述のカラム
アドレス・リードコマンドによって指示されるリード動
作においてCASbの立ち下がりからデータ出力バッフ
ァ211の出力動作までにクロック信号CLKの何サイ
クル分を費やすかを指定するものである。読出しデータ
が確定するまでにはデータ読出しのための内部動作時間
が必要とされ、それをクロック信号CLKの使用周波数
に応じて設定するためのものである。換言すれば、周波
数の高いクロック信号CLKを用いる場合にはCASレ
イテンシーを相対的に大きな値に設定し、周波数の低い
クロック信号CLKを用いる場合にはCASレイテンシ
ーを相対的に小さな値に設定する。
【0033】〔2〕ロウアドレスストローブ・バンクア
クティブコマンは、ロウアドレスストローブの指示とA
9によるメモリバンクの選択を有効にするコマンドであ
り、CSb,RASb=ローレベル、CASb,WEb
=ハイレベルによって指示され、このときA0〜A8に
供給されるアドレスがロウアドレス信号として取り込ま
れ、A9に供給される信号がメモリバンクの選択信号と
して取り込まれる。取り込動作は上述のようにクロック
信号CLKの立ち上がりエッジに同期して行われる。例
えば、当該コマンドが指定されると、それによって指定
されるメモリバンクにおけるワード線が選択され、当該
ワード線に接続されたメモリセルが夫々対応する相補デ
ータ線に導通される。
【0034】〔3〕カラムアドレス・リードコマンは、
バーストリード動作を開始するために必要なコマンドで
あると共に、カラムアドレスストローブの指示を与える
コマンドであり、CSb,CASb,=ロウレベル、R
ASb,WEb=ハイレベルによって指示され、このと
きA0〜A7に供給されるアドレスがカラムアドレス信
号として取り込まれる。これによって取り込まれたカラ
ムアドレス信号はバーストスタートアドレスとしてカラ
ムアドレスカウンタ207に供給される。これによって
指示されたバーストリード動作においては、その前にロ
ウアドレスストローブ・バンクアクティブコマンドサイ
クルでメモリバンクとそれにおけるワード線の選択が行
われており、当該選択ワード線のメモリセルが、クロッ
ク信号CLKに同期してカラムアドレスカウンタ207
から出力されるアドレス信号に従って順次選択されて、
データが連続的に読出される。連続的に読出されるデー
タ数は上記バーストレングスによって指定された個数と
される。また、出力バッファ211からのデータ読出し
開始は上記CASレイテンシーで規定されるクロック信
号CLKのサイクル数を待って行われる。
【0035】〔4〕カラムアドレス・ライトコマンド
は、ライト動作の態様としてモードレジスタ220にバ
ーストライトが設定されているときに当該バーストライ
ト動作を開始するために必要なコマンドとされ、ライト
動作の態様としてモードレジスタ220にシングルライ
トが設定されているときは当該シングルライト動作を開
始するために必要なコマンドとされる。更に当該コマン
ドは、シングルライト及びバーストライトにおけるカラ
ムアドレスストローブの指示を与える。当該コマンド
は、CSb,CASb,WEb,=ロウレベル、RAS
b=ハイレベルによって指示され、このときA0〜A7
に供給されるアドレスがカラムアドレス信号として取り
込まれる。これによって取り込まれたカラムアドレス信
号はバーストライトにおいてはバーストスタートアドレ
スとしてカラムアドレスカウンタ207に供給される。
これによって指示されたバーストライト動作の手順もバ
ーストリード動作と同様に行われる。但し、ライト動作
にはCASレイテンシーはなく、ライトデータの取り込
は当該カラムアドレス・ライトコマンドサイクルから開
始される。
【0036】〔5〕プリチャージコマンドは、A8,A
9によって選択されたメモリバンクに対するプリチャー
ジ動作の開始コマンドとされ、CSb,RASb,WE
b,=ロウレベル、CASb=ハイレベルによって指示
される。
【0037】〔6〕オートリフレッシュコマンドは、オ
ートリフレッシュを開始するために必要とされるコマン
ドであり、CSb,RASb,CASb=ロウレベル、
WEb,CKE=ハイレベルによって指示される。これ
によるリフレッシュ動作はCBRリフレッシュと同様で
ある。
【0038】〔7〕セルフリフレッシュエントリコマン
ドが設定されると、CKEがローレベルにされている
間、セルフリフレッシュ機能が働き、その間、外部から
リフレッシュの指示を与えなくても自動的に所定のイン
ターバルでリフレッシュ動作が行なわれる。
【0039】〔8〕バーストストップ・イン・フルペー
ジコマンドは、フルページに対するバースト動作を全て
のメモリバンクに対して停止させるために必要なコマン
ドであり、フルページ以外のバースト動作では無視され
る。このコマンドは、CASb,WEb=ローレベル、
RASb,CASb=ハイレベルによって指示される。
【0040】
〔9〕ノーオペレーションコマンドは、実
質的な動作を行わないことを指示するコマンドであり、
CSb=ローレベル、RASb,CASb,WEb=ハ
イレベルによって指示される。
【0041】SDRAMにおいては、一方のメモリバン
クでバースト動作が行われているとき、その途中で別の
メモリバンクを指定して、ロウアドレスストローブ・バ
ンクアクティブコマンドが供給されると、当該実行中の
一方のメモリバンクでの動作には何等影響を与えること
なく、当該別のメモリバンクにおけるロウアドレス系の
動作が可能にされる。例えば、SDRAMは外部から供
給されるデータ、アドレス、及び制御信号を内部に保持
する手段を有し、その保持内容、特にアドレス及び制御
信号は、特に制限されないが、メモリバンク毎に保持さ
れるようになっている。或は、ロウアドレスストローブ
・バンクアクティブコマンドサイクルによって選択され
たメモリブロックにおけるワード線1本分のデータがカ
ラム系動作の前に予じめ読み出しのために図示しないラ
ッチ回路にラッチされるようなっている。したがって、
データ入出力端子I/O0〜I/O15においてデータ
が衝突しない限り、処理が終了していないコマンドの実
行中に、当該実行中のコマンドが処理対象とするメモリ
バンクとは異なるメモリバンクに対するプリチャージコ
マンド、ロウアドレスストローブ・バンクアクティブコ
マンドを発行して、内部動作を予じめ開始させることが
可能である。
【0042】また、SDRAM1は、クロック信号CL
Kに同期してデータ、アドレス、制御信号を入出力でき
るため、DRAMと同様の大容量メモリをSRAMに匹
敵する高速動作させることが可能である。また、選択さ
れた1本のワード線に対して幾つのデータをアクセスす
るかをバーストレングスによって指定することによっ
て、内蔵カラムアドレスカウンタ207で順次カラム系
の選択状態を切換えていって複数個のデータを連続的に
リード又はライトできることが理解されよう。
【0043】図2にはSDRAMにおける内部タイミン
グクロック信号の発生回路が示される。この例では、S
DRAMの上記構成若しくは動作を考慮し、内部タイミ
ングクロック信号の発生回路を、第1乃至第3のタイミ
ングクロック信号発生回路31,32,33に大別して
構成してある。
【0044】第1のタイミングクロック信号発生回路3
1は、クロック信号CLKを入力する入力バッファ31
Aとクロックジェネレータ31Bとを有し、コントロー
ラ212のコマンドデコード回路などを動作させるため
のタイミングクロック信号CCLKB,ACLKBを生
成する。タイミングクロック信号CCLKBはコントロ
ーラ212の内部においてコマンドを解読するための論
理回路などの同期信号とされる。タイミングクロック信
号ACLKBはアドレス端子A0〜A9からアドレス又
は制御情報を取り込む時の同期信号とされ、前記カラム
アドレスバッファ205及びロウアドレスバッファ20
6に供給される。
【0045】第2のタイミングクロック発生回路32
は、クロック信号CLKを入力する入力バッファ32A
とクロックジェネレータ32Bとを有し、コマンド解読
結果に従って動作される内部回路の一部を除く回路を動
作させるためのタイミングクロック信号BCLKB,D
CLKBを生成する。タイミングクロック信号BCLK
Bはバースト動作のための回路(カラム系回路)の同期
クロック信号とされ、図1に例示されるように、カラム
デコーダ203A,203B及びカラムアドレスカウン
タ207に供給される。タイミングクロック信号DCL
KBはデータ入力バッファ210及びデータ出力バッフ
ァ211に供給され、出力段制御用同期クロック以外の
出力論理回路及び入力論理回路の同期クロック信号とさ
れる。
【0046】第3のタイミングクロック信号発生回路3
3は、クロック信号CLKを受ける入力バッファ33A
及びクロックジェネレータ33Bによって構成され、デ
ータ出力バッファ211の最終段回路を動作させるため
のタイミングクロック信号QCLKを発生する。
【0047】前記第1乃至第3のタイミングクロック信
号発生回路31〜33によるタイミングクロック信号の
発生/停止の制御は、SDRAMの状態に応じて制御さ
れ、その制御には、図3及び図4に示される内部制御信
号が利用される。
【0048】図3にはクロックイネーブル信号CKEに
基づいてパワーダウン用信号を生成する制御信号発生回
路34の一例が示される。制御信号発生回路34は、ク
ロックイネーブル信号CKEを入力する入力バッファ3
4Aと、入力バッファ34Aの出力を受けてパワーダウ
ン信号LCKE,PWDA,PWDDを出力するクロッ
クジェネレータ34Bとによって構成される。パワーダ
ウン信号LCKEは図2のタイミングクロック信号発生
回路31〜33のパワーダウン信号とされ、PWDAは
アドレス入力系のパワーダウン信号とされ、PWDDは
データ入出力系のパワーダウン信号とされる。
【0049】図3において35はコントローラ212が
有するステートマシンの一部を示しており、IDLCL
はアイドル状態でのバースト系(カラム系)タイミング
クロック信号の制御信号とされ、アイドル状態でネゲー
トされる。QCLKEはタイミングクロック信号QCL
Kの制御信号とされ、アイドル状態でネゲートされ、バ
ーストリードにおける出力タイミングでアサートされ
る。
【0050】セルフリフレッシュパワーダウン信号SR
FPWDはクロックイネーブル信号がネゲートされ、セ
ルフリフレッシュモードが指定されいるとき、ジェネレ
ータ34Cによってアサートされ、パワーダウンを指示
する。
【0051】図4にはコマンド信号CSb,RASb,
CASb,WEbの入力バッファ回路の一例が示され
る。CSbは、入力バッファ36に供給され、内部制御
信号CSB0,PCSBとされる。RASbは、入力バ
ッファ37に供給され、内部制御信号PRASBとされ
る。CASbは、入力バッファ38に供給され、内部制
御信号PCASBとされる。WEbは、入力バッファ3
9に供給され、内部制御信号PWEBとされる。夫々に
入力バッファ36〜39は、前記パワーダウン信号PW
DAがアサートされることにより非活性化される。特に
図示はしないが、前記コマンド信号CSb,RASb,
CASb,WEb等によって指定されたコマンドが解読
されると、コントローラ212は、それに応じて、デコ
ーダの活性化、センスアンプの活性化、プリチャージな
どの各種内部動作のための制御信号を発生する。それら
制御信号による各種動作は前記内部タイミングクロック
信号に同期されることになる。
【0052】図5にはアドレス、データ、データイネー
ブルの各信号端子の入力回路が例示的に示されている。
アドレス端子Aa(A0〜A9)には入力バッファ40
A及びアドレスバッファ40Bが接続されている。AC
TVはコントローラ212にロウアドレスストローブ・
バンクアクティブコマンドが入力されることによってア
サートされ、これに同期してアドレスバッファ40Bが
活性化され、クロック信号ACLKBに同期してロウア
ドレス信号を入力する。データイネーブル信号DQMk
(DQMU,DQML)は入力バッファ41及びDQM
バッファ41Bを介し、タイミングクロック信号DCL
KBに同期してコントローラ121に取り込まれる。デ
ータ端子I/Oj(I/O0〜I/O15)は入力バッ
ファ42及びデータ入力バッファ42Bに接続され、タ
イミングクロック信号DCLKBに同期してデータを入
力する。
【0053】前記第1乃至第3のタイミングクロック信
号発生回路31〜33によるタイミングクロック信号の
発生/停止の制御が、図3及び図4の内部制御信号によ
ってどのように制御されるかを、図2を参照しながら説
明する。
【0054】コマンド系タイミングクロック信号CCL
KB,ACLKBを生成するクロックジェネレータ31
Bは、制御信号CSB0によりチップ選択状態が指示さ
れる時動作可能にされ、チップ非選択状態ではタイミン
グクロック信号CCLKB,ACLKBを一定レベルに
固定する。クロックジェネレータ31Bは、チップ選択
状態においてクロック信号発生動作を行なうと共にチッ
プ非選択状態においてクロック信号発生動作を停止す
る。SDRAM1は、チップ選択状態にされてコマンド
を受け取るから、チップ非選択状態ではコマンド解読系
の回路は動作を要しない。クロックジェネレータ31B
はチップ選択状態においてクロック信号発生動作を行な
い、チップ非選択状態においてクロック信号発生動作を
停止することにより、低消費電力に寄与する。SDRA
M1はチップ非選択状態であってもコマンドに従った内
部動作を行なうから、前記第2のタイミングクロック信
号発生回路32はチップ非選択状態においもクロック信
号発生動作を継続することにより、SDRAM1の正常
動作が保証される。特に、入力バッファ31Aを非活性
にしないから、チップ選択状態にされると、即座にコマ
ンド解読系の動作が可能にされる。
【0055】パワーダウン信号LCKEがクロックジェ
ネレータ32B及び入力バッファ31A,33Aに供給
され、前記クロックイネーブル信号CKEのネゲート状
態で前記第1乃至第3のタイミングクロック信号発生回
路31〜33によるクロック信号発生動作を停止させ
る。チップ非選択状態での内部動作であっても、外部ク
ロック信号CLKに同期動作される点は変わりなく、ク
ロックイネーブル信号CKEのネゲート状態ではパワー
ダウンによる低消費電力を最大限に発揮させることがで
きる。
【0056】セルフリフレッシュはクロックイネーブル
信号CKEがネゲートされていることを条件に有効とさ
れる。クロックイネーブル信号CKEがネゲートされて
いる状態はパワーダウン状態であるから、セルフリフレ
ッシュパワーダウン信号SRFPWDを入力バッファ3
2Aに供給し、低消費電力を最優先としている。パワー
ダウン状態から動作可能状態への復帰には通常、比較的
時間を要するため、そのようにしても、特に支障はな
い。
【0057】前記第3のタイミングクロック信号発生回
路33は出力制御信号QCLKEのアサート状態で、デ
ータ出力バッファ211の最終段回路動作用のタイミン
グクロック信号QCLKを生成する。外部へのデータ出
力動作を他の内部動作と切り離してクロック信号制御し
ているから、内部回路各部の動作タイミングのミスマッ
チングの発生の虞が少なく、且つ電力消費量を低減させ
ることができる。
【0058】図6にはSDRAMの状態とそれに対応さ
れる入力バッファ及びクロックジェネレータの活性/非
活性状態が示される。同図においてSDRAMの状態
は、セルフリフレッシュ、パワーダウン、アイドル、非
アイドルに大別される。非アイドル状態は、バーストリ
ード/非バーストリードに分けられている。アイドル、
非アイドル状態はCSb=LowとCSb=Highに分けて示
されている。図6において、“ON”は対応するタイミ
ングクロック信号若しくは信号の入力回路が活性(イネ
ーブル)であることを意味し、“OFF”は非活性(デ
ィスエーブル)であることを意味する。同図から明らか
なようにSDRAMの状態に応じて内部タイミングクロ
ック信号の生成若しくは分配が制御され、低消費電力が
実現されていることが解る。
【0059】図7にはSDRAM1を用いたデータ処理
システムの一例であるコンピュータシステムのブロック
図が示される。このコンピュータシステムは、プロセッ
サボード10と周辺回路によって構成される。プロセッ
サボード10は、マイクロプロセッサ11を中心に、当
該マイクロプロセッサ11が結合されたプロセッサバス
12に、代表的に示されたメモリコントローラ13及び
PCI(Peripheral Component Interconnect)バスコ
ントローラ14が結合される。メモリコントローラ14
には、マイクロプロセッサ11のワーク領域若しくは一
次記憶領域とされるメインメモリとしてのSDRAM
(Random Access Memory)1が結合されている。PCI
バスコントローラ14は低速の周辺回路をPCIバス1
6を介してプロセッサバス12にインタフェースするブ
リッジ回路として機能される。PCIバス16には、特
に制限されないが、ディスプレイコントローラ17、I
DE(Integrated Device Electronics)インタフェー
スコントローラ18、SCSI(Small Computer Syste
m Interface)インタフェースコントローラ19及びそ
の他のインタフェースコントローラ20が結合されてい
る。前記ディスプレイコントローラ17にはフレームバ
ッファメモリ21が接続されている。
【0060】周辺回路として、前記ディスプレイコント
ローラ17に結合されたディスプレイ22、IDEイン
タフェースコントローラ18に結合されたハードディス
クドライブ(HDD)23、SCSIインタフェースコ
ントローラ19に結合されたイメージスキャナ24、そ
して、前記その他のインタフェースコントローラ20に
結合されたキーボード25、マウス26、及びモデム2
7等が設けられている。
【0061】このデータ処理システムによれば、前記S
DRAM1の作用により、システム全体の動作効率向上
と低消費電力とを実現できる。
【0062】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0063】例えば、上記説明では図2に例示されるよ
うにタイミングクロック信号を3種類に回路に大別して
生成したが、コマンド解読系と、解読されたコマンドに
よる内部動作系との2種類に大別することも可能であ
る。また、タイミングクロック信号を、データ系(DC
LKB)、バースト動作系(BCLKB)、アドレス入
力系(ACLKB)、コマンド解読系(CCLKB)、
データ最終出力系(QCLK)に分類する手法に限定さ
れず、適宜変更可能である。
【0064】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるSDR
AMに適用した場合について説明したが、本発明はそれ
に限定されるものではなく、シンクロナスSRAM(ス
タティック・ランダム・アクセス・メモリ)等の他のク
ロック同期型メモリ、更には、SDRAMなどのメモリ
をオンチップしたマイクロプロセッサ若しくはマイクロ
コンピュータなどのデータ処理用の半導体装置など、種
々の半導体装置に広く適用することができる。
【0065】本発明は、チップ選択されて外部から入力
したコマンドを解読してクロック動機動作する条件の半
導体装置に適用することができる。
【0066】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0067】すなわち、半導体装置はチップ選択状態に
されてコマンドを受け取るから、チップ非選択状態では
コマンド解読系の回路は動作を要しないので、第1のタ
イミングクロック信号発生手段はチップ選択状態におい
てクロック信号発生動作を行ない、チップ非選択状態に
おいてクロック信号発生動作を停止することにより、低
消費電力に寄与することができる。半導体装置はチップ
非選択状態であってもコマンドに従った内部動作を行な
うから、前記第2のタイミングクロック信号発生手段は
チップ非選択状態においもクロック信号発生動作を継続
することにより、半導体装置の正常動作を保証すること
ができる。
【0068】外部へのデータ出力動作を他の内部動作と
切り離してタイミングクロック信号の制御を行なうこと
により、内部回路各部の動作タイミングのミスマッチン
グの発生の虞を低減でき、且つ電力消費量を低減させる
ことができる。
【0069】以上より、相互にミスマッチングを生じな
いように、内部のタイミングクロック信号を複数系統に
分けて活性/非活性化制御できると共に、電力消費を低
減させることができる半導体装置を提供することができ
る。
【0070】上記半導体装置を適用したデータ処理シス
テムは、全体の動作効率向上と低消費電力との双方を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の一例であるSDRA
Mのブロック図である。
【図2】SDRAMにおける内部タイミングクロック信
号の発生回路を例示するブロック図である。
【図3】クロックイネーブル信号に基づいてパワーダウ
ン用信号を生成する制御信号発生回路を例示するブロッ
ク図である。
【図4】コマンド信号の入力バッファ回路を例示するブ
ロック図である。
【図5】図アドレス、データ、データイネーブルの各信
号端子の入力回路を例示するブロック図である。
【図6】SDRAMの状態とそれに対応される入力バッ
ファ及びクロックジェネレータの活性/非活性状態とを
例示する説明図である。
【図7】SDRAMを用いたデータ処理システムの一例
であるコンピュータシステムのブロック図である。
【符号の説明】
1 SDRAM 31 第1のタイミングクロック信号発生回路 32 第2のタイミングクロック信号発生回路 33 第3のタイミングクロック信号発生回路 CLK 外部クロック信号 DCLKB、BCLKB カラム系タイミングクロック
信号 ACLKB,CCLKB コマンド、アドレス用タイミ
ングクロック信号 QCLK データ出力用タイミングクロック信号 CSb チップ選択信号 RASb ロウアドレスストローブ信号 CASb カラムアドレスストローブ信号 WEb ライトイネーブル信号 200A,200B メモリアレイ 201A,201B ロウデコーダ 205 カラムアドレスバッファ 206 ロウアドレスバッファ 207 カラムアドレスカウンタ 210 データ入力バッファ 211 データ出力バッファ 212 コントローラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ選択信号によってチップ選択され
    た状態で外部からコマンドを入力し、入力したコマンド
    を解読して内部動作を行なう、クロック同期型の半導体
    装置であって、 外部クロック信号を入力し、入力した外部クロック信号
    に同期動作して内部のタイミングクロック信号を生成す
    るコントローラは、コマンドを解読するための回路を動
    作させるための第1のタイミングクロック信号発生手段
    と、コマンドの解読結果に従った内部回路を動作させる
    ための第2のタイミングクロック信号発生手段とを含
    み、 前記第1のタイミングクロック信号発生手段はチップ選
    択状態においてクロック信号発生動作を行なうと共にチ
    ップ非選択状態においてクロック信号発生動作を停止
    し、 前記第2のタイミングクロック信号発生手段はチップ非
    選択状態においもクロック信号発生動作を継続可能であ
    ることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記コントローラは、外部クロック信号
    の有効性を示すクロックイネーブル信号に基づいてパワ
    ーダウン用信号を生成する制御信号発生手段を更に含
    み、前記制御信号発生手段は、前記クロックイネーブル
    信号のネゲート状態で前記第1及び第2のタイミングクロ
    ック信号発生手段によるクロック信号発生動作を停止さ
    せるものであることを特徴とする請求項1記載の半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 チップ選択信号によるチップ選択状態で
    外部からコマンドを入力し、入力したコマンドを解読し
    て内部動作を行なう、クロック同期型の半導体装置であ
    って、 外部クロック信号を入力し、入力した外部クロック信号
    に同期動作して内部のタイミングクロック信号を生成す
    るコントローラは、コマンドを解読するための回路を動
    作させるための第1のタイミングクロック信号発生手段
    と、コマンドの解読結果に従って動作される内部回路の
    一部を除く回路を動作させるための第2のタイミングク
    ロック信号発生手段と、前記一部の内部回路をコマンド
    解読結果に従って動作させるための第3のタイミングク
    ロック信号発生手段とを含み、 前記第3のタイミングクロック信号発生手段は、外部出
    力回路の最終段回路を動作させるためのタイミングクロ
    ック信号を発生するものであることを特徴とする半導体
    装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のタイミングクロック信号発
    生手段はチップ選択状態においてクロック信号発生動作
    を行なうと共にチップ非選択状態においてクロック信号
    発生動作を停止し、 前記第2のタイミングクロック信号発生手段はチップ非
    選択状態においてもクロック信号発生動作を継続可能で
    あることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記コントローラは、外部クロック信号
    の有効性を示すクロックイネーブル信号に基づいてパワ
    ーダウン用信号を生成する制御信号発生手段を更に含
    み、前記制御信号発生手段は、前記クロックイネーブル
    信号のネゲート状態で前記第1及び第2のタイミングクロ
    ック信号発生手段によるクロック信号発生動作を停止さ
    せるものであることを特徴とする請求項4記載の半導体
    装置。
  6. 【請求項6】 前記内部回路は、メモリセルがマトリク
    ス配置されたメモリセルアレイと、メモリセルアレイか
    らメモリセルのワード線を選択するロウデコーダと、メ
    モリセルアレイからメモリセルのビット線を選択するカ
    ラムデコーダと、カラムデコーダで選択されたビットを
    外部とインタフェースさせる入出力回路とを含んで成る
    ものであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1
    項記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体装置と、前記半導
    体装置をアクセスするプロセッサとを実装基板に搭載し
    て成るものであることを特徴とするデータ処理システ
    ム。
JP10054628A 1998-03-06 1998-03-06 半導体装置及びデータ処理システム Pending JPH11250658A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10054628A JPH11250658A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 半導体装置及びデータ処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10054628A JPH11250658A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 半導体装置及びデータ処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11250658A true JPH11250658A (ja) 1999-09-17

Family

ID=12976032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10054628A Pending JPH11250658A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 半導体装置及びデータ処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11250658A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100768729B1 (ko) * 2000-12-19 2007-10-22 후지쯔 가부시끼가이샤 클록 동기형 다이나믹 메모리 및 클록 동기형 집적 회로
US9135966B2 (en) 2011-08-09 2015-09-15 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device including memory capable of reducing power consumption

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100768729B1 (ko) * 2000-12-19 2007-10-22 후지쯔 가부시끼가이샤 클록 동기형 다이나믹 메모리 및 클록 동기형 집적 회로
US9135966B2 (en) 2011-08-09 2015-09-15 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device including memory capable of reducing power consumption

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6240048B1 (en) Synchronous type semiconductor memory system with less power consumption
JP3566429B2 (ja) 同期型半導体記憶装置
JP3272914B2 (ja) 同期型半導体装置
JP2000021199A (ja) バーチャルチャネルsdram
JPH10241363A (ja) 同期型ダイナミック型半導体記憶装置
US8274844B2 (en) Semiconductor memory device, information processing system including the same, and controller
JP4025488B2 (ja) 半導体集積回路およびその制御方法
JP5034149B2 (ja) 半導体メモリおよびその制御方法
CN112041925B (zh) 用于在读取操作期间控制数据选通信号的系统及方法
JP5344408B2 (ja) 高速dram中の信号を処理するためのシステムおよび方法
JP2000030456A (ja) メモリデバイス
JP3951202B2 (ja) 同期式半導体メモリ装置
KR100368778B1 (ko) 동기식반도체저장장치
JP2002074952A (ja) 同期型半導体記憶装置及びその入力回路の制御方法
JP3689229B2 (ja) 半導体メモリ装置のカラム選択ラインイネーブル回路
US20020054515A1 (en) Semiconductor memory device having row buffers
JP2003007056A (ja) 半導体記憶装置
JP2002015570A (ja) 半導体メモリ
JPH08315569A (ja) 半導体記憶装置、及びデータ処理装置
JPH1040677A (ja) 半導体メモリ
JP2003151266A (ja) 半導体記憶装置とそのデータ読み出し制御方法
JP2003085999A (ja) 半導体記憶装置
JPH11250658A (ja) 半導体装置及びデータ処理システム
JP4798843B2 (ja) 半導体装置
JPH11273341A (ja) 半導体装置及びデータ処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050228

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060704

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080514