JP2002367324A - 情報記録媒体カートリッジ - Google Patents

情報記録媒体カートリッジ

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JP2002367324A
JP2002367324A JP2001169505A JP2001169505A JP2002367324A JP 2002367324 A JP2002367324 A JP 2002367324A JP 2001169505 A JP2001169505 A JP 2001169505A JP 2001169505 A JP2001169505 A JP 2001169505A JP 2002367324 A JP2002367324 A JP 2002367324A
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opening
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Hiromoto Takakuwa
浩誠 高桑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シェルの表,裏面に設けた記録及び/又は再
生用の開口部を開閉する第1,第2シャッター板を容易
に開閉させる。 【解決手段】 情報記録媒体カートリッジ1は、ディス
ク2と、ディスク2を収納したシェル3と、シェル3の
表,裏面の一方の面に設けた記録及び/又は再生用の開
口部31を開閉する第1,第2シャッター板41,42
と、第1,第2シャッター板41,42の背面を取り付
けた第1,第2スライド部材71,72と、第1,第2
スライド部材7をシェル3にスライド可能に取付けてい
てシャッター4を開口部31を閉塞する第1の位置と開
口部31を開放する第2の位置との間でスライドさせる
ガイド機構と、を備えている。上記第1,第2シャッタ
ー板41,42の背面の中央部にはドライブ装置側のシ
ャッター解放部材が係合するシャッター解放部材係合部
9を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクや光
ディスク或は光磁気ディスクや相変化型光デイスク等の
情報記録媒体を収納した情報記録媒体カートリッジに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体カートリッジとして、例え
ば図27に示したものが知られている。
【0003】上記情報記録媒体カートリッジ(以下、単
にカートリッジという)101は、表,裏両面に記録層
を設けた光ディスクや光磁気ディスク等の情報記録媒体
(以下、ディスクという)102と、該ディスク102
を回転可能に収納したカートリッジケース(以下、シェ
ルという)103と、該シェル103にスライド可能に
取付けられていて、該シェル103の表,裏面に設けた
記録及び/又は再生用の開口部(以下、単に開口部とい
う)104を開閉するシャッター105とを備えてい
る。
【0004】上記シャッター105は、上記シェル10
3の表面側の開口部104を開閉する第1のシャッター
板106と、上記シェル103の裏面側の開口部104
を開閉する第2のシャッター板107とを備えている。
上記シャッター105は、金属板を折り曲げることによ
り略コ字状に形成されていて、上記シェル103の表,
裏面の開口部104を同時に開閉する。
【0005】上記カートリッジ101は、記録及び/又
は再生装置(以下、ドライブ装置という)に装着される
と、該ドライブ装置に設けられたシャッター解放部材で
シャッター105が駆動操作され、上記シェル103の
表,裏両面の開口部104が同時に開放されるようにな
っている。
【0006】そして、図28に示したように、上記カー
トリッジ101は、上記ディスク102がシェル103
の裏面側の開口部104を介して、ドライブ装置のター
ンテーブル304にチャッキングされて回転駆動される
と共に、上記裏面側の開口部104を介して光学ピック
アップ305により、上記ディスク102への記録及び
/又は再生が行われるようになっている。
【0007】ところで、上記従来の第1,第2のシャッ
ター板106,107を一体に形成したシャッター10
5を使用したディスク101は、記録及び/又は再生の
ために上記シェル103の裏面側の開口部104を開く
と、記録及び/又は再生に直接関係しない場合でも上記
シェル103の裏面側の開口部104も開かれて、該表
面側の開口部104からシェル103内に侵入した塵埃
306等がディスク102の上面に付着、堆積するとい
う不具合があった。上記塵埃等の付着は高密度記録の大
容量のディスクにとって看過できない悪影響を及ぼす。
【0008】上記不具合を解消するものとして、図2
9,図30に示した分割シャッターを使用したカートリ
ッジ201が開発された。上記カートリッジ201にお
いて、シャッター205は、シェル203の表面側(上
ハーフ203a側)の開口部204を開閉する第1のシ
ャッター板206と、上記シェル203の裏面側(下ハ
ーフ203b側)の開口部204を開閉する第2のシャ
ッター板207とを備えている。上記第1,第2のシャ
ッター板206,207は、上記スライド部材によって
単独でスライドして、上記開口部204を独自に開閉す
るようになっている。
【0009】図31に示したように、上記第1,第2の
シャッター板206,207は、上記シェル103の
表,裏面に重なり合うシャッター本体部206a,20
7aと、これらシャッター本体部206a,207aの
一端部に設けられていて上記シェル202の背面側に重
なり合う第1の折曲部206b,207bと、これら第
1の折曲部206b,207bの一端部に設けられてい
て上記第1の折曲部206b,207bとの間に上記シ
ェル203を構成する上、下ハーフ203a,203b
の一端部を挟み込む第2の折曲部206c,207cと
を備えている。
【0010】上記第1,第2のシャッター板206,2
07には、上記第1の折曲部206b,207bから上
記第2の折曲部206c,207cに跨がるように、ド
ライブ装置のシャッター解放部材302のシャッター係
合部(以下、係合ピンという))303を係合するシャ
ッター解放部材係合部213が設けられている。
【0011】上記シャッター本体部206a,207a
は、上記開口部204を閉塞する閉塞部208と、該閉
塞部208の一側部に連設されていて、上記開口部20
4を開放する開放部(切欠窓部)209を備えている。
【0012】図29に示したように、上記第1,第2の
シャッター板206,207は、第1の位置にあるとき
に、これら第1,第2のシャッター板206,207の
閉塞部208が互にオーバーラップした状態になってい
て、これら閉塞部208で、上記シェル203の表,裏
面に設けた開口部204を閉塞している。
【0013】上記分割シャッターを使用したカートリッ
ジ201がドライブ装置の所定の位置まで挿入される
と、図29に2点鎖線で示すように、ドライブ装置のシ
ャッター解放部材302のシャッター係合ピン303が
上記シャッター解放部材係合部213に係合する。
【0014】上記カートリッジ201が更にドライブ装
置に挿入されると、上記シャッター開放部材302が矢
印方向に回動して、上記第1のシャッター板206が駆
動操作されて、図30に示すように、上記シェル203
の裏面側の開口部204のみが開放される。
【0015】上記カートリッジ201がドライブ装置の
ターンテーブル304に装着された状態になると、図3
2に示したように、上記シェル203の裏面側の開口部
204を介して、ディスク202は、上記ターンテーブ
ル304によって回転駆動されると共に、光学ピックア
ップ305により、上記ディスク202への記録及び/
又は再生が行われるようになっている。一方、上記第1
のシャッター板206は、上記シェル203の表面側の
開口部204を閉塞していて、該開口部204からの塵
埃306等のシェル203内への侵入を防止している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
分割シャッターを用いたカートリッジ201は、図31
に示すように、上記第1,第2のシャッター板206,
207の第1の折曲部206b,207bと、第2の折
曲部206c,207cとの間に上、下ハーフ203
a,203bの一端部を挟み込むようにして、これら
上、下ハーフ203a,203bにスライド可能に取り
付けられていたために、次に述べるような問題点があっ
た。 (1)上記第1,第2のシャッター板206,207を
スライドさせる際に、上記第1の折曲部206b,20
7b及び第2の折曲部206c,207cと、これら第
1の折曲部206b,207b及び第2の折曲部206
c,207cに挟み込まれた上、下ハーフ203a,2
03bの一端部との間で所謂カジリが発生する。 (2)上記シャッター解放部材係合部213は、上記第
1,第2のシャッター板206,207を打ち抜くこと
により形成されているために、上記ドライブ装置のシャ
ッター解放部材302の上記シャッター係合ピン303
が上記シャッター解放部材係合部213に係合する際
に、上記シャッター解放部材係合部213のエッジによ
って、上記シャッター係合ピン303が削られてしま
う。また、上記シャッター係合ピン303を介して上記
シャッターに掛かる圧力によって、上記シャッター解放
部材係合部213の内周面が変形してしまう。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスク状の
情報記録媒体を収納したカートリッジケースの表,裏面
に設けた記録及び/又は再生用の開口部を開閉するシャ
ッターと、上記シャッターを上記カートリッジケースに
スライド可能に取付けたスライド部材とを備えていて、
上記シャッターは、上記カートリッジケースの表,裏面
の一方の面に設けた記録及び/又は再生用の開口部を開
閉する第1のシャッター板と、他方の面に設けた記録及
び/又は再生用の開口部を開閉する第2のシャッター板
とに分割され、上記スライド部材は、上記第1のシャッ
ター板を取付ける第1のスライド部と、上記第2のシャ
ッター板を取付ける第2のスライド部に分割され、上記
第1,第2のシャッター板には、記録及び/又は再生装
置側のシャッター解放部材が係合するシャッター解放部
材係合部が設けられている情報記録媒体カートリッジに
おいて、上記シャッター解放部材係合部を、上記シャッ
ター板のスライド部材取付部を切り欠くことにより形成
されたシャッター側の係合部と、上記スライド部を切り
欠くことにより形成されていて、上記シャッター側の係
合部に臨むスライド部材側の係合部と、で構成すること
により、第1,第2のシャッター板を上記シェルに対し
て円滑にスライドさせることができるようにすると共
に、上記シャッター解放部材係合部の変形等を防止でき
るようにした。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の情報記録媒体カー
トリッジを(1)全体の概略構成、(2)ディスクの構
成、(3)シェルの構成、(4)シャッターの構成、
(5)スライド部材の構成、(6)ガイド機構の構成、
(7)他の実施例、(8)作用、の各項に分けて説明す
る。
【0019】(1)情報記録媒体カートリッジ全体の概
略構成 図1は所謂シャッターを閉じた状態の情報記録媒体カー
トリッジ(以下、カートリッジという)1を表面側から
見た斜視図、図2は同裏面側から見た斜視図、図3は裏
面側のシャッターを開いた状態の斜視図、図4は同裏面
側から見た斜視図である。上記カートリッジ1は、表,
裏両面に記録及び/又は再生可能な所謂両面使用のカー
トリッジとして構成されている。
【0020】上記カートリッジ1は、ディスク状の情報
記録媒体(以下、ディスクという)2と、該ディスク2
を回転可能に収納したカートリッジケース(以下、シェ
ルという)3と、該シェル3の表,裏両面に設けられた
記録及び/又は再生用の開口部(以下、開口部という)
31と、該開口部31を開閉するシャッター4と、該シ
ャッター4を取付けたスライド部材7と、該スライド部
材7を上記シェル3にスライド可能に取付けているガイ
ド機構8(図7参照)とを備えている。
【0021】上記シャッター4は、上記シェル3の表面
側(後に説明する上ハーフ32側)に設けた開口部31
を開閉する第1のシャッター板41と、上記シェル3の
裏面側(後に説明する下ハーフ33側)に設けた開口部
31を開閉する第2のシャッター板42とを備えてい
る。
【0022】上記第1,第2のシャッター板41,42
は、図1,図2に示す上記開口部31を閉塞する第1の
位置と、図3,図4に示す開口部31を開放する位置と
の間をそれぞれ独立にスライドするようになっている。
【0023】上記シャッター4を構成する第1,第2の
シャッター板41,42は、上記シェル3の表,裏面に
設けた開口部31よりもやや大き目の上記開口部31を
完全に閉塞するのに必要な大きさで、かつ上記開口部3
1を閉塞する第1の位置において、これら第1,第2の
シャッター板41,42は、シェル3の肉厚方向におい
て略一致して相重なり合う幅W(大きさ)に形成されて
いる。上記第1,第2のシャッター板41,42には、
同一部材が使用されている。
【0024】上記第1のシャッター板41は、上記開口
部31を閉塞する第1の位置から矢印A方向にスライド
して上記開口部31を開放する第2の位置にスライドす
るようになっている。また、上記第2のシャッター板4
2は、上記矢印A方向とは逆の矢印B方向にスライドし
て上記開口部31を閉塞する第1の位置から上記開口部
4を開放する第2の位置にスライドするようになってい
る。
【0025】上記シェル3の表,裏面には、上記開口部
31を中心にして、その一側部に上記第1,第2のシャ
ッター板41,42がスライドするシャッタースライド
面(シャッタースライドエリア)5が設けられ、他側部
にインデックスカード等のラベル貼着面(ラベル貼着エ
リア)6が設けられている。上記第1,第2のシャッタ
ー板41,42は、後に詳しく説明するスライド部材7
に取り付けられている。上記スライド部材7は、ガイド
機構8により上記シェル3にスライド可能に取付けられ
ている。
【0026】図5に示すように、上記第1,第2のシャ
ッター板41,42は、上記開口部31を完全に閉塞で
きるように上記開口部31よりも若干大き目の幅Wと長
さLの長方形状に形成されたシャッター本体部43と、
該シャッター本体部43の長さ方向の一端部に設けられ
たスライド部材取付部44とを備えている。
【0027】上記スライド部材取付部44の中央部に
は、シャッター解放部材係合部9が設けられている。そ
して、上記カートリッジ1をドライブ装置の所定の位置
まで挿入されると、図24に示したように、ドライブ装
置301のシャッター解放部材302の上記シャッター
係合部(以下、シャッター係合ピンという)303が上
記カートリッジ1のシャッター解放部材係合部9に係合
する。上記カートリッジ1が更にドライブ装置301に
挿入されると、図24に示したように、上記シャッター
開放部材302が矢印方向に回動して、上記第2のシャ
ッター板42がスライドして、上記カートリッジ1の裏
面側(下ハーフ33側)の開口部31のみが開放される
ようになっている。
【0028】(2)ディスクの構成 図5に示したように、上記ディスク2は、円盤状の記録
媒体本体部21と、該記録媒体本体部21の中央部に設
けられたセンターハブ22を有している。
【0029】上記記録媒体本体部21は、例えば図6に
示したように、ポリカーボネート(PC)の基板23の
内面に記録層24を設け、外面に保護層25を設けた第
1,第2の成膜済基板の記録媒体26,27を重ね合わ
せて接着層28で接着することにより形成されている。
上記ディスク2は、センターハブ23がドライブ装置の
ターンテーブル304にチャッキングされ、第1の記録
媒体26の記録層24にドライブ装置の光学ピックアッ
プ305によって記録及び/又は再生が可能になると共
に、上記ディスク2を裏返すことにより、上記光学ピッ
クアップ305により、上記第2の記録媒体27の記録
層24への記録及び/又は再生が可能になる。上記記録
媒体本体部21は、数GB〜40GB(ギガバイト)の
高容量に形成されている。
【0030】上記センターハブ22は、上記ディスク2
の第1の記録媒体26の記録層24に記録及び/又は再
生する場合は勿論のこと、上記ディスク2を裏返して装
着し、上記第2の記録媒体27の記録層24に記録及び
/又は再生を行う場合でも上記ディスク2をドライブ装
置のターンテーブル304に確実にチャッキングできる
構成になっている。
【0031】(3)シェルの構成 図5に示したように、上記シェル3は、幅方向(シャッ
タースライド方向)の中央部に上記開口部31を設けた
上ハーフ32と下ハーフ33の前、後、左、右の周壁3
4a,34b,34c,34d相互を突き合わせて複数
のビス35で結合することにより形成されている。上記
ビス35の頭部が見えるのが裏面側である。
【0032】上記シェル3は、上,下ハーフ32,33
の前後周壁34aの内側がディスク収納部36になって
いると共に、上記上,下ハーフ32,33の前周壁34
aの外側がスライド部材組付部37になっている。
【0033】そして、上記ディスク収納部36内に収納
されたディスク2の記録媒体本体部21の表,裏面及び
センターハブ22の表,裏面が上記上,下ハーフ32,
33の開口部31に臨むようになっている。
【0034】上記上,下ハーフ32,33の外面には、
シャッタースライド面5とラベル貼着面6が設けられて
いる。上記シャッタースライド面5は、上記上,下ハー
フ32,33の外面から上記第1,第2のシャッター板
41,42の略肉厚ぶんだけ低い位置に形成されてい
て、上記第1,第2のシャッター板41,42を重ね合
わせたときに、上記上,下ハーフ32,33の外面と上
記第1,第2のシャッター板41,42の外面とが略面
一及びもしくは若干低くなるようになっている。また、
上記シャッタースライド面5の上,下ハーフ32,33
の後周壁34b側の端部は、更に一段低いシャッター端
部挿入部51になっている。そして、図7に示したよう
に、上記シャッター端部挿入部51に上記第1,第2の
シャッター板41,42の端部45が挿入されていて、
上記端部45は、上記シャッター端部挿入部51内に取
付けられたスライドガイド板52によって上記上,下ハ
ーフ32,33の外面から浮き上がる(捲れ上がる)の
を防止されて、上記第1,第2のシャッター板41,4
2は円滑なスライドを保証されるようになっている。
【0035】また、上記ラベル貼着面6は、上記上,下
ハーフ32,33の外面から貼着ラベルの略肉厚ぶんだ
け低くなった位置に形成されていて、図8に示したよう
に上記シート貼着面6に2点鎖線で示す貼着ラベル62
を貼着したときに、上記上,下ハーフ32,33の外面
と上記貼着ラベル62の外面とが略面一及びもしくは若
干低くなる。
【0036】上記シェル3は、成形性及び機械的強度に
優れた合成樹脂、例えばポリカーボネート(PC)やA
BS樹脂等により形成されている。
【0037】(4)シャッターの構成 図10に示したように、上記シャッター4は、上記上ハ
ーフ32の開口部31を開閉する第1のシャッター板4
1と、下ハーフ33の開口部31を開閉する第2のシャ
ッター板42とに分割されている。
【0038】上記第1,第2のシャッター板41,42
は、上記開口部31よりも若干大き目の幅Wと長さLの
長方形状に形成されたシャッター本体部43と、該シャ
ッター本体部43の長さ方向の一端部に設けられたスラ
イド部材取付部44を備えている。上記スライド部材取
付部44は、上記シャッター本体部43の一端部に略直
角に連続する第1折曲部45と、該第1折曲部45の先
端に上記シャッター本体部43と重なり合う方向に略直
角に連続する第2折曲部45とで構成されている。ま
た、上記シャッター本体部43の長さ方向の他端部に
は、上記上,下ハーフ32,33のシャッタースライド
面5の一端部のシャッター端部挿入部51に挿入される
被挿入側の端部47が設けられている。
【0039】上記スライド部材取付部44の中央部に
は、次に説明するスライド部材側の係合部73aと共
に、上記シャッター解放部材係合部9を構成するシャッ
ター側の係合部44aが設けられている。
【0040】上記スライド部材取付部44の係合部44
aの両側部には、これら両側部をビス止めする際に、ビ
ス10の頭部10aを導入するビス受け用の凹部44
b,44cが設けられている。上記凹部44b,44c
の中央部にはビス穴44dが設けられている。
【0041】また、上記被挿入側の端部45は、上記シ
ャッター本体部43に対して段差Hをもたせた状態に形
成されていて、上記スライドガイド板52の下方のシャ
ッター端部挿入部51内に挿入されるようになってい
る。
【0042】上記第1,第2のシャッター板41,42
は、所定の形状に打ち抜いたステンレススチールやアル
ミニウム等の金属板を折り曲げることにより或は合成樹
脂等により形成されている。なお、本実施例では、上記
第1,第2のシャッター板41,42は、同一部材を使
用しているが、例えば、被挿入側の端部45の形状を変
えて、意図的に別部材としてもよい。
【0043】(5)スライド部材の構成 図11,図12に示したように、上記スライド部材7
は、上記第1のシャッター板41を上記シェル3にスラ
イド可能に取付ける第1のスライド部71と、上記第2
のシャッター板42を上記シェル3にスライド可能に取
付ける第2のスライド部72とに分割されている。
【0044】上記第1,第2のスライド部71,72
は、上記第1のシャッター板41又は第2のシャッター
板42のいずれか一方を取付けるシャッター板取付部7
3と、該シャッター板取付部73の底部の一側部に、該
シャッター板取付部73の幅と略同じ幅で、かつ上記シ
ャッター板取付部73の長さの略半分の長さに形成され
ていて、他方のスライド部材のシャッター板取付部73
が載置されるステージ部74と、上記シャッター板取付
部73のスライド方向の一端側の上面に設けられてい
て、他方のスライド部材のシャッター板取付部73の先
端が当接するストッパー部75と、上記シャッター板取
付部73のスライド方向の一端部(上記ストッパー部7
5)の下面に設けられた第1の脚部76と、上記シャッ
ター板取付部73の中央部の下面に設けられた第2の脚
部77と、上記第1,第2のスライド部71,72の第
1の脚部76,76間に設けられたばね係止部78とを
備えている。
【0045】上記シャッター板取付部73は、上記第
1,第2のシャッター板41,42のスライド部材取付
部44を重ね合わせたときに、上記スライド部材取付部
44の中央部に設けたシャッター解放部材係合部44a
の下方に重なるスライド部材側の係合部73aを備えて
いる。上記スライド部材側の係合部73aは、底部73
fを備えた有底状に形成されている。図13に示したよ
うに、上記シャッター側の係合部44aは、スライド部
材側の係合部73aよりも僅かに大きく、換言すれば、
上記スライド部材側の係合部73aは、上記シャッター
側の係合部44aよりも僅かに小さく形成されていて、
上記ドライブ装置301のシャッター解放部材302の
シャッター係合ピン303は、上記シャッター解放部材
係合部9のスライド部材側の係合部73aにのみ係合す
るようになっている。
【0046】図11,図12に示したように、上記スラ
イド部材側の係合部73aの両側部には、上記第1,第
2のシャッター板41,42のスライド部材取付部44
を重ね合わせたときに、上記スライド部材取付部44の
ビス受け用の凹部44b,44cが嵌合する凹部73
b,73cが設けられている。上記凹部73b,73c
の中央部にはビス穴73dが設けられている。
【0047】上記第1,第2のスライド部71,72
は、同形、同大に形成されていて、第1のスライド部7
1のシャッター板取付部73を第2のスライド部72の
ステージ部74上に載置すると共に、上記第2のスライ
ド部72のシャッター板取付部73を第1のスライド部
71のステージ部74上に載置し、上記第1,第2のス
ライド部71,72に設けたばね係止部78に、ばね部
材(コイルスプリング)80の一端部と他端部がそれぞ
れ係止されている。
【0048】上記第1,第2のスライド部71,72
は、上記ばね部材80により互に牽引されて、上記第1
のスライド部71のシャッター板取付部73の先端が上
記第2のスライド部72のシャッター開放部材係合部7
5に当接し、上記第2のスライド部72のシャッター板
取付部73の先端が上記第1のスライド部71のシャッ
ター開放部材係合部75に当接して、図12に示したよ
うに、上記第1,第2のスライド部71,72は、互に
結合された状態になる。
【0049】上記シャッター板取付部73の先端とシャ
ッター開放部材係合部75の当接部には、互に嵌まり合
う凸部81と凹部82が設けられていて、これら凸部8
1と凹部82の嵌合により、結合状態における上記第
1,第2のスライド部71,72の位置ズレ(浮き上が
り)を防止するようになっている。上記第1,第2の脚
部76,77の間は、ばね部材80の収納空間になって
いる。
【0050】上記ばね係止部78は、図14に示したよ
うに、上記第1の脚部76の外側面よりも内側に形成さ
れていて、ばね部材80が上記第1,第2のシャッター
板取付部73の下面内に収まる状態で取付けられるよう
になっている。
【0051】上記ばね部材80によって結合された第
1,第2のスライド部71,72の底面の中央部の第2
の脚部77,77間には、上記第1,第2ガイド部1
1,12の中央部に設けた位置決め突起19が挿入され
る隙間85が設けられている。
【0052】上記第1,第2のスライド部71,72
は、潤滑性や耐磨耗性等に優れたポリカーボネートやポ
リアセタール或はポリプロピレン等の合成樹脂で形成さ
れていて、上記第1〜第4ガイド部11〜14に沿って
円滑にスライドするようになっている。上記第1,第2
のスライド部71,72は、同形、同大であり、即ち同
一部材として構成してもよいものであり、或は組立上、
色分けしてもよい。
【0053】(6)ガイド機構の構成 ガイド機構8は、上述したように、第1,第2のシャッ
ター板41,42及びこれら第1,第2のシャッター板
41,42を取り付けた第1,第2のスライド部71,
72を、上記開口部31を閉塞する第1の位置と、上記
開口部31を開放する第2の位置との間でスライドさせ
るものである。
【0054】上記ガイド機構8は、図16(A),
(B)に示したように、上記スライド部材組付部37の
内側面の対向部に設けられた一対の凸状の第1,第2ガ
イド部11,12と、これら一対の凸状の第1,第2ガ
イド部11,12の下部に設けられた一対の凹状の第
3,第4ガイド部13,14と、上記第1,第2のスラ
イド部71,72の第1,第2の脚部76,77の左右
の脚部の外側面に設けられていて、これら第1,第2の
脚部76,77を上記シェル3のスライド部材組付部3
7に挿入したときに、上記一対の凸状の第1,第2ガイ
ド部11、12に係合する一対の凹状の第5,第6ガイ
ド部15,16と、上記一対の凹状の第3,第4ガイド
部13,14に係合する一対の凸状の第7,第8ガイド
部17,18とで構成されている。
【0055】上記第1,第3ガイド部11,13は、上
記上ハーフ32の内側面に設けられている。上記第2,
第4ガイド部12,14は、上記下ハーフ33の内側面
に設けられている。
【0056】上記第5,第7ガイド部15,17は、上
記第1,第2の脚部76,77の左右の脚部のうちの一
方(図16の右方)の脚部の外側面に設けられ、上記第
6,第8ガイド部16,18は、他方(図16の左方)
の脚部の外側面に設けられている。
【0057】次に、上記ガイド機構8の組み立て、つま
り、上記シェル3のスライド部材組付部37へのスライ
ド部材7の組み付けについて説明する。
【0058】上記第1,第2のスライド部71,72を
上記ばね部材80によって結合した状態で、図15及び
図16(A),(B)に示したように、上記第1,第2
のスライド部71,72の第2の脚部77,77間の隙
間85を上記位置決め突起19の位置に合わせて、上記
第1,第2の脚部76,77を上記スライド部材組付部
37に挿入する。上記第1,第2の脚部76,77を挿
入すると、図17(A),(B)に示したように、上記
第7,第8ガイド部17,18の下端外側の傾斜面17
a,18aが上記第1,第2ガイド部11,12の傾斜
面11a,12aに当接し、上記第1,第2の脚部7
6,77の左右の脚部は、内側に弾性変形する。
【0059】上記第6,第8ガイド部16,18が上記
第1,第2ガイド部11,12を乗り越えると、上記第
1,第2の脚部76,77の左右の脚部は、弾性復帰し
て、図18(A),(B)に示したように、上記シェル
3のスライド部材組付部37の内側面に設けられた第1
〜第4ガイド部11〜14と、上記第1,第2の脚部7
6,77の外側面に設けられた第5〜第8ガイド部15
〜18とが自ずと係合すると共に、図19に示したよう
に、上記第1,第2のスライド部71,72の第2の脚
部77,77間の隙間85に、上記第1,第2ガイド部
11,12の中央部に設けた位置決め突起19が侵入し
て、上記第1,第2のスライド部71,72は、上記第
1,第2のシャッター板41,42で上記上,下ハーフ
32,33の開口部31を閉塞する第1の位置にセット
される。上記第1のスライド部71は、上記位置決め突
起19によって、上ハーフ32の開口部31を開閉する
方向へのスライドのみが許容される。また、上記第2の
スライド部72は、上記位置決め突起19によって、下
ハーフ33の開口部31を開閉する方向へのスライドの
みが許容される。
【0060】次に、上記スライド部材へのシャッターへ
の組み付けについて説明する。図20,図21に示した
ように、上記第1,第2のシャッター板41,42のス
ライド部材取付部44を、上記第1,第2のスライド部
71,72のシャッター板取付部73内に挿入すると、
上記第1,第2のシャッター板41,42のスライド部
材取付部44の中央部に設けたシャッター側の係合部4
4aと、上記第1,第2のスライド部71,72のシャ
ッター板取付部73に設けたスライド部材側の係合部7
3aとが重なり合うと共に、上記第1,第2のシャッタ
ー板41,42のスライド部材取付部44のビス受け用
の凹部44b,44cが上記第1,第2のスライド部7
1,72のシャッター板取付部73の凹部73b,73
cに嵌合する。 次に、図22に示したように、上記第
1,第2のシャッター板41,42のスライド部材取付
部44のビス受け用の凹部44b,44cの中央部に設
けたビス穴44dを通してビス10を上記第1,第2の
スライド部71,72のシャッター板取付部73の凹部
73b,73cのビス穴73dに螺着することにより、
上記第1,第2のシャッター板41,42は、上記第
1,第2のスライド部71,72のシャッター板取付部
73に取り付けられる。
【0061】(7)他の実施例 図23は、上記第1,第2のスライド部71,72のシ
ャッター板取付部73の凹部73b,73cの中央部に
ビス穴73dを設ける代わりに、溶着用のピン73eを
設けた場合を示す。上記溶着用のピン73eは、上記第
1,第2のシャッター板41,42のスライド部材取付
部44を上記第1,第2のスライド部71,72のシャ
ッター板取付部73上に重ね合わせた状態にすると、上
記第1,第2のシャッター板41,42のスライド部材
取付部44の凹部44b,44cの中央部に設けたビス
穴44dを通って上記凹部44b,44c内に突出した
状態になる。そこで、上記溶着用のピン73eの上端部
に超音波溶着装置のホーン100を押し当てて上記溶着
用のピン73eの先端を溶融して、上記ビス穴44dよ
りも大径の頭部(図示省略)をカシメ形成することによ
り、上記第1,第2のシャッター板41,42は、上記
第1,第2のスライド部71,72のシャッター板取付
部73に取り付けられるようになっている。
【0062】(8)作用 第1,第2のシャッター板41,42が第1の位置にあ
るとき、これら第1,第2のシャッター板41,42
は、上記上,下ハーフ32,33のシャッタースライド
面5に設けられている開口部31を閉塞している。
【0063】そして、図1に示したように、上記上ハー
フ32を上にし、下ハーフ33を下にした姿勢(以下、
正規の姿勢という)で上記カートリッジ1をドライブ装
置301の所定の位置まで挿入すると、図24に示した
ように、上記ドライブ装置301に設けたシャッター開
放部材302のシャッター係合部303が、上記第2の
スライド部72のシャッター開放部材係合部9、詳しく
は、上記スライド部材側の係合部73aに係合する。上
記第2のスライド部72のスライド部材側の係合部73
aと、その上方に位置する第1のスライド部71のスラ
イド部材側の係合部73aとは互いに底部73fによっ
て仕切られた状態になっているため、上記ドライブ装置
301に設けたシャッター開放部材302のシャッター
係合部303が、上記第1のスライド部71のシャッタ
ー開放部材係合部9に係合することは阻止される。上記
カートリッジ1を更にドライブ装置301に挿入する
と、図25に示したように、シャッター開放部材302
が回動して、上記第2のスライド部72が矢印B方向に
スライドし、図3に裏返して示したように、上記第2の
スライド部72に取付けられている第2のシャッター板
42を上記下ハーフ33の開口部31を開放する第2の
位置にスライドさせる。
【0064】そして、上記第2のシャッター板42が第
1の位置にスライドしたのち、上記下ハーフ33の開口
部31を介して、図6に示したように、上記ディスク2
のセンターハブ22はドライブ装置301のターンテー
ブル304にチャッキングされて回転されると共に、光
学ピックアップ305により、上記ディスク2の第1の
記録媒体26の記録層24への記録及び/又は再生が行
われる。
【0065】また、図2に示したように、下ハーフ33
を上にし、上ハーフ32を下にした姿勢(以下、逆の姿
勢という)で上記カートリッジ1をドライブ装置301
に挿入すると、上記ドライブ装置301に設けたシャッ
ター開放部材302のシャッター係合ピン303が、上
記第1のスライド部72のシャッター開放部材係合部9
のスライド部材側の係合部73aに係合して、上記第1
のスライド部71が上記ガイド機構8によって矢印B方
向にスライドし、図4に裏返して示したように、上記第
1のスライド部71に取付けられている第1のシャッタ
ー板41を上記上ハーフ32の開口部31を開放する第
2の位置にスライドさせる。そして、上記第1のシャッ
ター板41が第1の位置にスライドしたのち、上記上ハ
ーフ32の開口部31を介して、上記ディスク2のセン
ターハブ22は、ドライブ装置301のターンテーブル
304にチャッキングされて回転されると共に、光学ピ
ックアップ305により、上記ディスク2の第2の記録
媒体27の記録層24への記録及び/又は再生が行われ
る。
【0066】上記正規の姿勢での記録及び/又は再生を
行う場合も逆の姿勢で記録及び/又は再生を行う場合も
記録及び/又は再生に直接関与しない他方(上方)の開
口部31は閉じられた状態に維持されるので、該他方の
開口部31からシェル3内に塵埃等が侵入して、ディス
ク1の表面に付着することが防止される。
【0067】図3に示すように、第1のシャッター板4
1を第1の位置から第2の位置にスライドさせる場合
と、図4に示す第2のシャッター板42を第1の位置か
ら第2の位置にスライドさせる場合とは、上記第1,第
2のシャッター板41,42のスライド方向は同じであ
るので、第1のシャッター板41を開放するシャッター
開放部材を第2のシャッター板42を開放するシャッタ
ー開放部材として兼用できる。
【0068】
【発明の効果】本発明の情報記録媒体カートリッジには
次に述べるような効果がある。
【0069】(1)請求項1の情報記録媒体カートリッ
ジは、記録及び/又は再生装置のシャッター解放部材が
係合するシャッター解放部材係合部を、第1,第2のシ
ャッター板を取り付けたスライド部材に設けたので、第
1,第2のシャッター板を円滑にスライドさせることが
できる。
【0070】(2)請求項2の情報記録媒体カートリッ
ジは、シャッター側の係合部の内周面を、スライド部材
側の係合部の内周面よりも外側に配置したので、シャッ
ター解放部材のシャッター係合ピンは、スライド部材側
の係合部の外内周面に接触し、シャッター側の係合部の
内周面とは非接触状態になり、上記シャッター係合ピン
は、上記シャッター側の係合部の内周面のエッジ等から
保護されると共に、上記シャッター側の係合部の内周面
も上記シャッター係合ピンの接触圧等による変形から保
護される。
【0071】(3)請求項3の情報記録媒体カートリッ
ジは、上記第1,第2のシャッター板が上記カートリッ
ジケースの表,裏面に設けた記録及び/又は再生用の開
口部を閉じている状態において、上記シャッター側の係
合部とスライド部材側の係合部とがカートリッジケース
の厚み方向に重なり合うので、両者の組み付けや、位置
決め等が容易になる。また、シャッター解放部材係合部
を、カートリッジケースの中央部及び/又はシャッター
の幅方向の中央部に設けたので、従来のシャッター解放
部材係合部を、カートリッジケースの中央部及び/又は
シャッターの幅方向の中央部から変位した位置に設けた
従来のカートリッジ用の記録及び/又は再生装置に挿入
した場合には、シャッター解放部材係合部とシャッター
解放部材の位置が合致せず、従ってシャッターは開かれ
ず、従来のカートリッジ用の記録及び/又は再生装置へ
の誤装填が阻止される。
【0072】(4)請求項4の情報記録媒体カートリッ
ジは、上記第1,第2のシャッター板のスライド部材側
の係合部の少なくともいずれか一方に底部を形成し、上
記第1,第2のシャッター板のスライド部材側の係合部
の間を上記底部で隔成した(仕切った)ので、記録及び
/又は再生装置のシャッター解放部材が上記第1,第2
のシャッター板のスライド部材側の係合部の両方に跨っ
て係合するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カートリッジを表面側から見た斜視図(シャッ
ター閉状態)。
【図2】カートリッジを裏面側から見た斜視図(シャッ
ター閉状態)。
【図3】カートリッジを表面側から見た斜視図(シャッ
ター開状態)。
【図4】カートリッジを裏面側から見た斜視図(シャッ
ター開状態)。
【図5】カートリッジの分解斜視図。
【図6】ディスクの断面図。
【図7】図1のa−a断面図。
【図8】図1のb−b断面図。
【図9】シェルの前周壁側の断面図。
【図10】第1,第2のシャッター板の斜視図。
【図11】スライド部材の斜視図。
【図12】スライド部材の分解斜視図。
【図13】シャッター解放部材係合部の拡大斜視図。
【図14】スライド部材の底面図。
【図15】シェルを組立てた状態の斜視図。
【図16】(A)は第1の脚部の組付工程図、(B)は
第2の脚部の組付工程図。
【図17】(A)は第1の脚部の組付工程図、(B)は
第2の脚部の組付工程図。
【図18】(A)は第1の脚部の組付工程図、(B)は
第2の脚部の組付工程図。
【図19】スライド部材が組み付けられた状態の要部の
平面図。
【図20】シャッターの組付工程図。
【図21】シャッターの組付工程図。
【図22】シャッターの組付工程図。
【図23】他の実施例の断面図。
【図24】シャッター解放部材がシャッター解放部材係
合部に係合した状態の平面図。
【図25】シャッター解放部材が回動して下ハーフ側の
シャッターが解放された状態の平面図。
【図26】図24のA−A断面図。
【図27】従来の一体型シャッターを使用したカートリ
ッジの斜視図。
【図28】ドライブ装置へ装着した状態の断面図。
【図29】従来の分割型シャッターを使用したカートリ
ッジの斜視図。
【図30】従来の分割型シャッターを使用したカートリ
ッジを裏面側から見た斜視図。
【図31】シャッター解放部材係合部の断面図。
【図32】ドライブ装置へ装着した状態の断面図。
【符号の説明】
1…カートリッジ、2…ディスク、3…シェル、4…シ
ャッター、5…シャッタースライド面、7…スライド部
材、8…ガイド機構、9…シャッター解放部材係合部、
31…開口部、41,42…第1,第2のシャッター
板、43…シャッター本体部、44…スライド部材取付
部、44a…シャッター側の係合部、71,72…第
1,第2のスライド部、73…シャッター板取付部、7
3a…スライド部側の係合部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高桑 浩誠 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状の情報記録媒体を収納したカ
    ートリッジケースの表,裏面に設けた記録及び/又は再
    生用の開口部を開閉するシャッターと、 上記シャッターを上記カートリッジケースにスライド可
    能に取付けたスライド部材とを備えていて、 上記シャッターは、上記カートリッジケースの表,裏面
    の一方の面に設けた記録及び/又は再生用の開口部を開
    閉する第1のシャッター板と、他方の面に設けた記録及
    び/又は再生用の開口部を開閉する第2のシャッター板
    とに分割され、 上記スライド部材は、上記第1のシャッター板を取付け
    る第1のスライド部と、上記第2のシャッター板を取付
    ける第2のスライド部に分割され、 上記第1,第2のシャッター板は、上記カートリッジケ
    ースの表面又は裏面に重なり合って上記開口部を開閉す
    るシャッター本体部と、該シャッター本体部の一端部に
    設けられていて、上記第1,第2のスライド部を内面に
    取り付けるスライド部材取付部を備え、 上記スライド部材取付部は、記録及び/又は再生装置側
    のシャッター解放部材が係合するシャッター解放部材係
    合部を備えた情報記録媒体カートリッジであって、 上記シャッター解放部材係合部は、上記シャッター板の
    スライド部材取付部を切り欠くことにより形成されたシ
    ャッター側の係合部と、上記スライド部を切り欠くこと
    により形成されていて、上記シャッター側の係合部に臨
    むスライド部材側の係合部と、で構成されていることを
    特徴とする情報記録媒体カートリッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記シャッター側の係合部の切り欠きは、上記スライド
    部材側の係合部の切り欠きよりも大きく形成されてい
    て、上記スライド部材側の係合部の切り欠き縁部が上記
    シャッター側の係合部の切り欠き縁部の内側に露呈して
    いることを特徴とする情報記録媒体カートリッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記第1,第2のシャッター板は、上記カートリッジケ
    ースの表,裏面に設けた記録及び/又は再生用の開口部
    を閉じている状態において上記カートリッジケースの厚
    み方向に重なり合うとともに、上記シャッター解放部材
    係合部相互もカートリッジケースの中央部で重なり合う
    ようになっていることを特徴とする情報記録媒体カート
    リッジ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 上記第1,第2のシャッター板のシャッター解放部材係
    合部を構成するスライド部材側の係合部の切り欠きの少
    なくとも一方は、底部を有していて、上記カートリッジ
    ケースの中央部で重なり合った時に、上記第1,第2の
    シャッター板のシャッター解放部材係合部相互は上記底
    部で隔成されることを特徴とする情報記録媒体カートリ
    ッジ。
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