JP2003338152A - 情報記録媒体カートリッジ - Google Patents

情報記録媒体カートリッジ

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JP2003338152A
JP2003338152A JP2002144200A JP2002144200A JP2003338152A JP 2003338152 A JP2003338152 A JP 2003338152A JP 2002144200 A JP2002144200 A JP 2002144200A JP 2002144200 A JP2002144200 A JP 2002144200A JP 2003338152 A JP2003338152 A JP 2003338152A
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Japan
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shutter
recording medium
information recording
lower half
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JP2002144200A
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Inventor
Yasuyuki Abe
康之 阿部
Shuichi Kikuchi
修一 菊地
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジの平板状の上ハーフの表面に設
けられた文字や図形等の表示部を擦れ等から保護し、か
つ上ハーフの変形を防止する。 【解決手段】 情報記録媒体カートリッジ1は、ディス
ク状の情報記録媒体2と、該情報記録媒体2を収納した
シェル3と、該シェル3に設けた記録及び/又は再生用
の開口部を開閉するシャッタ4と、を備えている。シェ
ル3は、平板状の上ハーフ31と、周壁33a〜33d
を設けた下ハーフ32と、を備えている。上ハーフ31
は、下ハーフ32の周壁33a〜33dの上端部の内周
側に設けた上ハーフ取付部40に嵌合して取付けられ
る。平板状の上ハーフ31の上面の周縁部に上記上面か
ら所定の高さで突出する枠部82を設け、その内側の表
示部81を保護した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相変化型光デイス
ク等の情報記録媒体を収納した情報記録媒体カートリッ
ジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体カートリッジとして、例え
ば図28、図29に示したものが知られている。
【0003】上記情報記録媒体カートリッジ(以下、単
にカートリッジという)101は、表,裏両面に記録層
を設けた光ディスクや光磁気ディスク等の情報記録媒体
(以下、ディスクという)102と、該ディスク102
を回転可能に収納したシェル103と、該シェル103
にスライド可能に取付けられていて、該シェル103の
裏面に設けた記録及び/又は再生用の開口部(以下、単
に開口部という)104を開閉するシャッタ105とを
備えている。
【0004】上記シェル103は、合成樹脂製の上ハー
フ103aと、下ハーフ103bとからなっていて、こ
れら上ハーフ103aの周壁103cと、下ハーフ10
3bの周壁103dとを突き合わせて接合することによ
り形成されている。
【0005】上記シャッタ105は、矩形状の金属板を
略コ字状に折り曲げることにより形成されていて、上記
シェル103の表裏面を挟むようにして、上記シェル1
03にスライド可能に組み付けられている。
【0006】上記シャッタ105の他端側(自由端側)
は、上記シェル103に取付けたシャッタスライドガイ
ド板(シャッタ浮き上がり防止板)106の下方に潜り
込んでいて、浮き上がるのを阻止されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
カートリッジ101は、上述したように、合成樹脂製の
上ハーフ103aの周壁103cと、下ハーフ103b
の周壁103dとを突き合わせて接合することによりシ
ェル103を形成していたために、上ハーフ103aの
周壁103cと、下ハーフ103bの周壁103dとを
突き合わせて接合する際に、図30に示すように、上ハ
ーフ103aの周壁103cと、下ハーフ103bの周
壁103dとが位置ずれを起こし易い。そして、上ハー
フ103aの周壁103cと、下ハーフ103bの周壁
103dとが位置ずれを起すと、シェル103の外形寸
法Wが拡大してしまう等の問題点があった。
【0008】そこで、上記従来の問題点を解決するもの
として、図31、図32に示すように、シェル201
を、平板状の上ハーフ202と、周壁203を設けた下
ハーフ204と、で構成し、上記下ハーフ204の周壁
203の上端部の内周側に上ハーフ取付部205を設
け、該上ハーフ取付部205に上記平板状の上ハーフ2
02を嵌合して取付ける構成としたカートリッジも開発
されている。
【0009】上記カートリッジ200の平板状の上ハー
フ202の表面には、表示部206が設けられていて、
該表示部206に文字や図形等が表示され、或いは印刷
等が施されたラベル等が貼着される。
【0010】ところで、平板状の上ハーフ202を使用
したカートリッジには、次に述べるような問題点があっ
た。 (1)図31、図32に示したように、上記表示部20
6は、平板状の上ハーフ202の表面から突出した状態
になっているために、他の部材等に接触しやすく擦られ
て摩耗しやすい。 (2)平板状の上ハーフ202は、反り等の変形が発生
しやすい。
【0011】本発明は、上記従来の問題点を解決し、上
記カートリッジの平板状の上ハーフの表面に設けられた
文字や図形等の表示部を擦れ等から保護し、かつ上ハー
フの変形を防止することのできる情報記録媒体カートリ
ッジを提供することを目的としてなされたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスク状の
情報記録媒体と、該情報記録媒体を収納したシェルと、
該シェルに設けた記録及び/又は再生用の開口部を開閉
するシャッタと、を備え、上記シェルは、平板状の上ハ
ーフと、周壁を設けた下ハーフと、を備え、上記上ハー
フは、上記下ハーフの周壁の上端部の内周側に設けた上
ハーフ取付部に嵌合して取付けられる情報記録媒体カー
トリッジにおいて、上記平板状の上ハーフの上面の周縁
部に上記上面から所定の高さで突出する枠部を設けるこ
とにより、上記枠部で上記上ハーフの上面の表示部を取
り囲んで上記表示部を保護すると共に、上記枠部で上記
上ハーフの機械的強度を補強して、上記平板状の上ハー
フの変形等を防止したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
の情報記録媒体カートリッジを(1)全体の概略構成、
(2)ディスクの構成、(3)シェルの構成、(4)シ
ャッタの構成、(5)ロック部材の構成、(6)ロック
部の構成、(7)シャッタ押付手段、(8)作用、の各
項に分けて説明し、次に(9)で上ハーフの他の実施の
形態を説明する。 (1)情報記録媒体カートリッジ全体の概略構成 図1は所謂シャッタを閉じた状態の情報記録媒体カート
リッジ(以下、カートリッジという)1を表面側から見
た斜視図、図2は同裏面側から見た斜視図、図3はシャ
ッタを開いた状態の斜視図、図4は図1の分解斜視図、
図5は図2の分解斜視図である。
【0014】上記カートリッジ1は、ディスク状の情報
記録媒体(以下、ディスクという)2と、ディスク2を
回転可能に収納したカートリッジケース(以下、シェル
という)3と、シェル3にスライド可能に取付けられて
いて、該シェル3の裏面側に設けられた記録及び/又は
再生用の開口部(以下、開口部という)36を開閉する
シャッタ4と、シャッタ4を上記開口部を閉塞する方向
に付勢しているシャッタスプリング5と、シャッタ4が
上記開口部を完全に閉塞する位置にスライドしてきたと
きに該シャッタ4をロックするロック部材6と、を備え
ている。
【0015】上記シェル3は、平板状の上ハーフ31
と、外周壁33a〜33dを設けた下ハーフ32と、か
らなっている。
【0016】上記平板状の上ハーフ31の表面の中央部
には、文字や図形等を表示する表示部81が設けられ、
外周部には、上記表示部81を囲むように枠部82が設
けられている。
【0017】上記カートリッジ1は、前面側が円弧状に
なっていて、該前面側から図示省略の記録及び/又は再
生装置(以下、ドライブ装置と称する)のカートリッジ
ホルダ101に挿入される。
【0018】上記カートリッジ1は、上記カートリッジ
ホルダ101に挿入されると、該カートリッジホルダ1
01に設けたシャッタ開放部材102が上記前面側に連
続する一側面に設けたシャッタ開放部材ガイド部37に
導入され、上記シャッタ開放部材102が先ず上記ロッ
ク部材6を押圧操作してシャッタ4のロックを解除した
のち、上記カートリッジ1の一側面に重なり合っている
上記シャッタ4の端部に当接して、該シャッタ4を上記
シャッタスプリング5のバネ力に抗してスライドさせ
て、上記開口部36を開放するようになっている。 (2)ディスクの構成 図4、図5に示すように、上記ディスク2は、円盤状の
記録媒体本体部21と、該記録媒体本体部21の中央部
に設けられたセンターハブ22を有している。
【0019】上記記録媒体本体部21は、例えば図6に
示すように、ポリカーボネート(PC)の基板23の一
側面に記録層24を設け、該記録層24を保護層25で
保護することにより形成されている。上記ディスク2
は、センターハブ23がドライブ装置のターンテーブル
にチャッキングされ、上記記録層24にドライブ装置の
光学ピックアップ装置によって記録及び/又は再生が可
能になる。
【0020】上記記録媒体本体部21は、数GB〜40
GB(ギガバイト)の高容量に形成されている。 (3)シェルの構成 図4に示すように、上記シェル3は、上ハーフ31と、
下ハーフ32と、からなっている。上記上ハーフ31
は、平板状に形成されている。上記下ハーフ32は、周
縁部に第1〜第4の外周壁33a〜33dを備えてい
て、これら下ハーフ32の外周壁33a〜33dが上記
シェル3の外周壁を構成している。
【0021】上記シェル3は、平板状の上ハーフ31
と、外周壁33a〜33dを設けた下ハーフ32と、か
らなっている。上記上ハーフ31は、金属板或いは合成
樹脂により形成され、下ハーフ32は、合成樹脂により
形成されている。
【0022】上記平板状の上ハーフ31の表面の中央部
には、文字や図形等を表示する表示部81が設けられ、
外周部には、上記表示部81を囲むように枠部82が設
けられている。
【0023】上記枠部82は、耐摩耗性および制振性を
付与するフィラーが充填された樹脂製のインクを上ハー
フ31の上面に塗布することにより形成されている。
【0024】上記表示部81は、肉厚T1=0.005
〜0.02mm程度に形成され、上記枠部82は、肉厚
T2=0.02〜0.1mm程度に形成されている。
【0025】上記下ハーフ32は、上記外周壁33a〜
33dの内周側に略円形状の内周壁34を備えている。
上記内周壁34の内側は、円形状のディスク収納部35
になっていて、該ディスク収納部35内に上記ディスク
2が回転自在に収納される。
【0026】上記ディスク収納部35は、上記ディスク
2のセンターハブ22及び記録層24を外部に臨ませる
記録及び/又は再生用の開口部36を中央部に備えてい
る。
【0027】また、上記下ハーフ32は、円弧状の第1
の外周壁33aの一端部に連続する第2の外周壁33b
にドライブ装置に設けたシャッタ開放部材が導入される
シャッタ開放部材ガイド部37が設けられているととも
に、該シャッタ開放部材ガイド部37に連続してシャッ
タ組付部38が設けられている。
【0028】また、図5に示すように、上記下ハーフ3
2は、次に説明するシャッタ4の肉厚と略同じ深さのシ
ャッタ組付凹部(シャッタスライドエリア)39を底面
に備えている。
【0029】上記シャッタ組付凹部39は、上記第2の
外周壁33b側の側部に、上記シャッタ4に切り起こし
形成されたスライドガイド片47が係合するシャッタス
ライドガイド溝39aを備えているとともに、上記第3
の外周壁33c側の側部に、上記シャッタ4のシャッタ
本体部43の一端部に設けた段差状の折曲段部45を挿
入するシャッタ端部挿入凹部39bを備えている。
【0030】また、図4に示すように、上記下ハーフ3
2は、上記第1〜第4の外周壁33a〜33dの先端部
の内周側に、上記上ハーフ31を嵌合する上ハーフ取付
部40を備えている。
【0031】上記上ハーフ取付部40に嵌合された上ハ
ーフ31を下ハーフ32へ結合(接合)する方法は、超
音波や熱を利用しての樹脂溶着或いは紫外線硬化性接着
剤等の接着剤を使用して接着することにより行われる。
【0032】上記樹脂溶着は、図7に示すように、上記
上ハーフ取付部40を構成する上記下ハーフ32の第1
〜第4の外周壁33a〜33dの上ハーフ支持面33e
にエネルギーダイレクタとしての溶着リブ33fを設
け、該溶着リブ33の上に上ハーフ31を載せて超音波
振動を加え、上記溶着リブ33fを溶着、硬化させるこ
とにより行われる。また、接着剤を使用しての接着は、
図8に示すように、紫外線硬化性接着剤等の接着剤41
を上ハーフ31と、下ハーフ32の第1〜第4の外周壁
33a〜33dの間の隙間に充填したのち、上記接着剤
41を硬化させることにより行われる。
【0033】上記樹脂溶着による結合は、上ハーフ31
と下ハーフ32が共に熱可塑性の合成樹脂である場合に
効果的である。また、接着剤による結合は、上ハーフ3
1が金属で、下ハーフ32が熱可塑性の合成樹脂の場合
であるように両者の素材が異なる場合に効果的である。
【0034】図9〜図14は、上記ディスク収納部35
を構成する内周壁34を利用して上記ディスク収納部3
5内の防塵性を向上させた場合を示す。
【0035】図9、図10においては、上記内周壁34
の上端を平坦面34aに形成するとともに、上記平坦面
34aの高さ位置H1を、上記上ハーフ取付部40を構
成する上記下ハーフ32の第1〜第4の外周壁33a〜
33dの上ハーフ支持面33eの高さ位置H2よりも高
くすることにより、上ハーフ31の下面に上記内周壁3
4の上端の平坦面34aを密着させて、上ハーフ31を
下ハーフ32に超音波溶着する際などに発生する溶着粉
等の塵埃が上記ディスク収納部35内に侵入するのを防
止する構成になっている。
【0036】図11、図12においては、上記内周壁3
4の上端を先尖り状の傾斜面34bに形成するととも
に、上記傾斜面34bの先端の尖った部分34cの高さ
位置を、上記上ハーフ取付部40を構成する上記下ハー
フ32の第1〜第4の外周壁33a〜33dの上ハーフ
支持面33eの高さ位置よりも高くすることにより、上
ハーフ31の下面に、上記内周壁34の上記傾斜面34
bの先端の尖った部分34cを密着させて、上ハーフ3
1を下ハーフ32に超音波溶着する際などに発生する溶
着粉等の塵埃が上記ディスク収納部35内に侵入するの
を防止する構成になっている。この実施例では、上記傾
斜面34bの先端の尖った部分34cを上ハーフ31の
下面に押し付けた際に、上記尖った部分34cが弾性変
形して上ハーフ31の下面への密着効果を高めることが
できる。
【0037】図13、図14においては、上ハーフ31
の下面の、上記内周壁34の上端の平坦面34aに対応
する位置に、フィラーを充填したインクを塗布すること
によりクッション効果を有する印刷部34dを設け、該
印刷部34dを上記上ハーフ31の下面に面接触させ
て、防塵効果を向上させた場合を示す。
【0038】なお、図15に示すように、上ハーフ31
を嵌合して取付けたときに上ハーフ31の表面が上記下
ハーフ32の第1〜第4の外周壁33a〜33dの上端
面から突出することのないように、上記上ハーフ取付部
40の深さDは、上ハーフ31の肉厚Tと同じか、或い
は上記肉厚Tよりも若干大き目に形成するのが一般的で
あるが、図16に示すように、上記上ハーフ取付部41
の深さDよりも、上ハーフ31の肉厚Tを若干大き目に
形成して、上ハーフ31を取付けたときに,該上ハーフ
31の表面が上記下ハーフ32の第1〜第4の外周壁3
3a〜33dの上端面から多少突出するようにしてもよ
い。 (4)シャッタの構成 図4、図5に示すように、上記シャッタ4は、上記開口
部36を完全に閉塞できるように上記開口部36と略相
似形に形成されたシャッタ本体部43と、該シャッタ本
体部43の長さ方向の一端部に設けられたシェル3への
組付部44と、上記シャッタ本体部43の長さ方向の他
端部に設けられていて、上記下ハーフ32のシャッタ端
部挿入凹部39b内に挿入される折曲段部45とを備え
ている。
【0039】上記スライド部材取付部44は、上記シャ
ッタ本体部43の一端部に略直角に連設された第1折曲
部44aと、該第1折曲部44aの先端にシャッタ本体
部43側に重なり合う方向に略直角に連設された第2折
曲部44bと、で構成されている。上記第1折曲部44
aは、上記第2の外周壁33b側に対向する内面に、次
に説明するロック部材6が係合するロック部材係合部4
6を備えている。
【0040】図17および図18に示すように、上記シ
ャッタ4は、上記シャッタ本体部43と上記第2折曲部
44bとの間で上記下ハーフ32のシャッタ組付部38
を挟み込むとともに、上記シャッタ本体部43に切り起
こし形成したスライドガイド片47が上記下ハーフ32
に設けたシャッタスライドガイド溝39aに係合してい
る。また、上記シャッタ4の他端側の折曲段部45は、
上記下ハーフ32に設けたシャッタ端部挿入凹部39b
内に挿入される。
【0041】そして、上記下ハーフ32のシャッタスラ
イドガイド取付凹部48に取付けられたシャッタスライ
ドガイド(シャッタ浮き上がり防止部材)49により、
上記シャッタ4の折曲段部45側が浮き上がるのを阻止
されるようになっている。 (5)ロック部材の構成 図4、図5、図19に示すように、ロック部材6は、一
端側に軸受孔61を有していて、該軸受孔61に上記下
ハーフ32に設けた軸32aを挿入することにより、上
記下ハーフ32に回動可能に取付けられている。
【0042】上記ロック部材6は、他端側(自由端側)
に上記シャッタ4に設けたロック部材係合部46が係合
する係合凹部62を備えている。上記ロック部材6は、
バネ部63によってロック方向(反時計方向)の回動力
を付与されている。上記ロック部材6とバネ部63は、
合成樹脂によって一体に形成されている。
【0043】上記ロック部材6は、上記シャッタ4が上
記開口部36を閉塞する方向にスライドしてきたとき
に、上記シャッタ4に設けたロック部材係合部46が先
端の傾斜面64に当接して、上記バネ部63のバネ力に
抗して逃げ方向(時計方向)に回動する。
【0044】そして、上記シャッタ4に設けたロック部
材係合部46が上記係合凹部62の位置までスライドし
てくると、上記ロック部材6は、バネ部63のバネ力で
ロック方向(反時計方向)に回動し、上記係合凹部62
内にロック部材係合部46を係合して、上記シャッタ4
を上記開口部36を閉塞した位置にロックするようにな
っている。 (6)シャッタ押付手段の構成 シャッタ押付手段は、上記シャッタ4が上記開口部36
を閉塞する位置に移動してきたときに、上記シャッタ4
のシャッタ本体部43を下ハーフ32の表面に押し付け
て、上記シャッタ本体部43と下ハーフ32の間の隙間
を無くすことにより、上記隙間から塵埃等が侵入するの
を防止するものである。
【0045】図19に示すように、上記シャッタ押付手
段7は、上記ロック部材6の係合凹部62の下端を底面
板71で塞ぐことにより形成されている。
【0046】図20〜図25は、上記シャッタ押付手段
7の作用を示す説明図である。上記ロック部材6が上記
シャッタ4をロックするために回動してきたときに、上
記シャッタ押付手段7は、上記シャッタ4のロック部材
係合部46と下ハーフ32の間に侵入し、ロック部材係
合部46を押上げる。
【0047】上記ロック部材係合部46が押上げられる
と、上記第1折曲部44aを介して上記シャッタ本体部
43も押上げられて、下ハーフ32の下面に押し付けら
れるのである。なお、上記シャッタ押付手段7を構成す
る底面板71の端部は、傾斜面72になっていて、上記
シャッタ4のロック部材係合部46と下ハーフ32の間
への挿入を容易に行うことができるようになっている。 (7)作用 図1に示すように、上記カートリッジ1をドライブ装置
のカートリッジ101に挿入すると、該カートリッジ1
01に設けたシャッタ開放部材102が上記カートリッ
ジ1に設けたシャッタ開放部材ガイド部37に導入さ
れ、上記シャッタ開放部材102が先ず上記ロック部材
6を押圧操作して、ロック部材6によるシャッタ4のロ
ックを解除する。更にカートリッジ101を挿入する
と、上記シャッタ4の第1折曲部44aの端部に当接し
て、上記シャッタ4を上記シャッタスプリング5のバネ
力に抗してスライドさせて、上記開口部36を開放す
る。
【0048】そして、上記下ハーフ33の開口部31を
介して、上記ディスク2のセンターハブ22はドライブ
装置のターンテーブルにチャッキングされて回転される
と共に、光学ピックアップにより、上記ディスク2の第
1の記録媒体26の記録層24への記録及び/又は再生
が行われる。
【0049】そして、記録及び/又は再生終了後、上記
カートリッジ1がドライブ装置から排出されると、上記
シャッタ4は、上記下ハーフ33の開口部31を閉塞す
る位置に移動して、上記ロック部材6によりロックされ
た状態になるのである。 (9)他の実施の形態、 図26、図27は、上記上ハーフ31の第2の実施の形
態を示す。この実施の形態において、上記上ハーフ31
は、その中央部にドライブ装置のスピンドル軸の上端部
を導入する軸導入凹部83を備え、上記軸導入凹部83
の外側にラベル貼着用の凹部84を備えている。
【0050】上記軸導入凹部83やラベル貼着用の凹部
84は、プレス加工や超音波加工により形成されてい
る。たの構成は、第1の実施の形態の場合と同じである
ので重複する説明は省略する。
【0051】
【発明の効果】本発明の情報記録媒体カートリッジには
次に述べるような効果がある。 (1)請求項1の情報記録媒体カートリッジは、上ハー
フの上面の表示部が、これを取り囲む枠部によって保護
される。 (2)請求項2の情報記録媒体カートリッジは、耐摩耗
性および制振性を付与するフィラーが充填された樹脂製
のインクで形成されているので、耐摩耗性に優れてい
る。また、制振性を有する枠部により、ドライブ装置等
からの振動の伝達を防ぐことができる。 (3)請求項3および請求項4の情報記録媒体カートリ
ッジは、軸導入凹部やラベル貼着用の凹部によって、平
板状の上ハーフの機械的強度を向上させて上ハーフの変
形とうを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カートリッジを表面側から見た斜視図(シャッ
タ閉状態)。
【図2】カートリッジを裏面側から見た斜視図(シャッ
タ閉状態)。
【図3】カートリッジを裏面側から見た斜視図(シャッ
タ開状態)。
【図4】カートリッジを表面側から見た分解斜視図。
【図5】カートリッジを裏面側から見た分解斜視図。
【図6】ディスクの断面図。
【図7】上ハーフと下ハーフの接合方法を示す断面図。
【図8】上ハーフと下ハーフの接合方法を示す断面図。
【図9】上ハーフと下ハーフの接合方法を示す断面図。
【図10】上ハーフと下ハーフの接合方法を示す断面
図。
【図11】上ハーフと下ハーフの接合方法を示す断面
図。
【図12】上ハーフと下ハーフの接合方法を示す断面
図。
【図13】上ハーフと下ハーフの接合方法を示す断面
図。
【図14】上ハーフと下ハーフの接合方法を示す断面
図。
【図15】上ハーフと下ハーフの位置関係を示す断面
図。
【図16】上ハーフと下ハーフの位置関係を示す断面
図。
【図17】シャッタの下シェルへの組付状態を示す断面
図。
【図18】図17のA−A断面図。
【図19】ロック部材の斜視図。
【図20】シャッタが開口部を開放している状態の平面
図。
【図21】図20の要部の断面図。
【図22】シャッタでロック部材が逃げ回動した状態の
断面図。
【図23】図22の要部の断面図。
【図24】シャッタが開口部を閉塞している状態の平面
図。
【図25】図24の要部の断面図。
【図26】第2の実施の形態の平面図。
【図27】図26のB−B断面図。
【図28】従来例の斜視図。
【図29】従来例の斜視図。
【図30】従来例の問題点を示す説明図。
【図31】従来例の問題点を示す説明図。
【図32】従来例の問題点を示す説明図。
【符号の説明】
1…カートリッジ、2…ディスク、3…シェル、4…シ
ャッタ、5…シャッタスプリング、6…ロック部材、7
…シャッタ押付手段、31…上ハーフ、32…下ハー
フ、81…表示部、82…枠部、83…上記軸導入凹
部、84…ラベル貼着用の凹部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状の情報記録媒体と、 上記情報記録媒体を収納したシェルと、 上記シェルに設けた記録及び/又は再生用の開口部を開
    閉するシャッタと、を備え、 上記シェルは、平板状の上ハーフと、周壁を設けた下ハ
    ーフと、を備え、 上記上ハーフは、上記下ハーフの周壁の上端部の内周側
    に設けた上ハーフ取付部に嵌合して取付けられる情報記
    録媒体カートリッジであって、 上記平板状の上ハーフは、上面の周縁部に上記上面から
    所定の高さで突出する枠部を備えていることを特徴とす
    る情報記録媒体カートリッジ。
  2. 【請求項2】 上記枠部は、耐摩耗性および制振性を付
    与するフィラーが充填された樹脂製のインクを上ハーフ
    の上面に塗布することにより形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の情報記録媒体カートリッジ。
  3. 【請求項3】 上記平板状の上ハーフは、その中央部に
    ドライブ装置のスピンドル軸の上端部を導入する軸導入
    凹部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の情
    報記録媒体カートリッジ。
  4. 【請求項4】 上記平板状の上ハーフは、上記軸導入凹
    部及び/又はラベル貼着用の凹部を備えていることを特
    徴とする請求項1に記載の情報記録媒体カートリッジ。
JP2002144200A 2002-05-20 2002-05-20 情報記録媒体カートリッジ Pending JP2003338152A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100358039C (zh) * 2004-05-10 2007-12-26 索尼株式会社 盒式盘

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