JP2002366650A - 病院総合管理システムおよび方法 - Google Patents

病院総合管理システムおよび方法

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JP2002366650A JP2001205378A JP2001205378A JP2002366650A JP 2002366650 A JP2002366650 A JP 2002366650A JP 2001205378 A JP2001205378 A JP 2001205378A JP 2001205378 A JP2001205378 A JP 2001205378A JP 2002366650 A JP2002366650 A JP 2002366650A
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恵裕 宇野
Yosuke Nose
洋輔 野瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単で安い病院の総合管理システムが望まれ
ていると共に、患者にとっても、病院内の分かり易い、
また待ち時間の少ないシステムが望まれている。 【解決手段】 ICカード化された健康保健証に含まれ
る個人を特定する情報を共通情報として活用し、診察券
をICカード化して該共通情報を入力し、更に該診察券
に患者に関する必要情報を入力して、個々の管理システ
ムにICカードライタとICカードリーダを備え、個々
の管理システムを該診察券で電気的に結合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータによる
病院の総合管理システムに関するものであり、特に中小
病院向けに改良された総合管理システムに関するもので
ある。更には、患者にやさしく改良された病院総合管理
システムである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータを用いた病院の管理システ
ムには、多数のものが提案され、それぞれ病院の大き
さ、管理ポリシー等の違いにより、実用化されているシ
ステムも多岐に亙っている。それぞれのシステムは一長
一短があり、その改良は継続されている。
【0003】病院内には、会計処理、診断機構、検査機
関など性格の異なる種々の部署があり、その異なる管理
体制等によりコンピュータシステム化は非常に困難であ
り、更に国の行政の時系列的変化が激しく、あるいは経
済競争、技術競争の激しさによる変化に対応するため
に、このシステムの維持・管理は大変である。従って、
全体を統一した総合管理システムを用いる場合には、非
常に高価なものとなり、大病院で使用始めているが、病
院経営を圧迫しつつある。
【0004】このため、簡易的にそれぞれの部署に適し
た小規模の異なる管理システムを用い、これらを簡易的
に結合して、全体的に総合管理を行うシステムが提案さ
れ、実用化されている。例えば、バーコードを利用し
て、これに患者のIDを入力して、このIDを利用し
て、異なる種々の管理システムの統合を図ることが行わ
れている。
【0005】一方、国の行政活動の成果として、健康保
険証がICカード化され、被保険者の扶養家族の個々も
健康保険証を保有する動きが加速されている。これが実
行されると、国民の個々がこの健康保険証(ICカー
ド)で特定されることになり、病院のみならず、この個
人特定手段の活用で、国全体が変化していく可能性をも
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような状況に鑑
み、病院側にとっては、健康保険ICカードを活用し、
更に安価で扱いやすい病院総合管理システムあるいは方
法が望まれている。また、患者にとっても、病院内の分
かり易いシステムと、待ち時間の有効活用、あるいは待
ち時間の短縮が望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決しようとするものである。即ち、本発明は、ICカー
ド化された健康保険証に含まれる少なくとも保険組織と
個人を特定する情報を共通情報として活用し、診察券を
ICカード化して、これに大切な健康保険証の前記共通
情報を記憶せしめて、健康保険証の利用を最小限に抑
え、前記診察券と前記共通情報を活用して、病院内の管
理システムの統一化、総合化をすると共に、前記診察券
に患者の行動に関する情報を入れて、効率的な行動を図
るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、個人を特定するID情
報を含みICカード化された健康保険証の前記ID情報
を読み取るICカードリーダと、前記ID情報をICカ
ード化された診察券のメモリーに書き込むICカードラ
イタを備え、前記診察券の前記メモリーに費用計算に必
要な情報、供与すべき薬剤を特定する情報、および/ま
たは必要検査を特定する情報を書き込む装置を含むこと
を特徴とする病院総合管理システムに関するものであ
り、個人を特定するID情報を含みICカード化された
前記健康保険証の前記ID情報を読み取る前記ICカー
ドリーダと、前記ID情報をICカード化された前記診
察券に書き込む前記ICカードライタを備え、前記診察
券の前記メモリーに前記費用計算に必要な情報、供与す
べき薬剤を特定する情報、および/または必要検査を特
定する情報を書き込む工程を含むことを特徴とする病院
総合管理方法に関するものである。
【0009】本発明において、前記病院総合管理方法
は、複数のICカードリーダを電気的に結合された費用
管理システムと、前記複数のICカードリーダの少なく
ともひとつで前記ID情報と前記費用計算に必要な情報
を前記診察券から読み取る工程を含むことができ、更
に、前記すくなくともひとつのICカードリーダで前記
薬剤を特定する情報も同時に読み取る工程を含むことが
できる。
【0010】前記病院総合管理方法は、表示部を有する
複数のICカードリーダを電気的に結合された検査管理
システムと、前記表示部を有するICカードリーダの少
なくともひとつで前記必要検査を特定する情報と前記I
D情報を読み取る工程と、前記表示部に検査開始予定時
間を表示する工程を含むことができ、更に、前記必要検
査を特定する情報を読み取る工程が複数回繰り返された
とき、異なる検査開始予定時間を表示する工程を含むこ
とができる。
【0011】本発明に用いられるICカードは基本的に
中心のICとこの周囲のアンテナから構成される公知の
ものである。このICカードは、RFID用として知ら
れており、東芝製、フィリップ社製、モトローラ社製、
TI社製等色々知られていて、例えば寿フォーム社製な
どのものが用いられる。このICカードは表面と裏面を
有していて、健康保健証の場合には、表面に氏名、生年
月日、保健組合のID情報などが印刷され、診察券の場
合には、病院名、氏名、生年月日などが印刷される。裏
面にはそれぞれ補足情報が印刷される。本発明の診察券
は、入院患者などの場合は、リストバンドなどにICカ
ードが保持される。この場合にはリストバンドにタグと
して取り付けられるか、または好適な大きさが選ばれて
リストバンドにいれられあるいはリストバンドと一体化
されてもよく、本発明の診察券に含まれる。
【0012】ICカードのカードリーダあるいは読み取
り装置若しくはカードライタあるいは書き込み装置も公
知であり、種々知られていて、これらが有効に使用でき
る。好ましくは、数十センチ以上離れてやり取りできる
ICカードと各リーダあるいはライタとの組み合わせが
よい。このような装置の代表的なものとして、凸版印刷
株式会社製、フィリップ社製のものが知られている。
【0013】健康保険証に含まれる個人の前記ID情報
として、属する健康保険組合と個人名があり、少なくと
もこれらが用いられるが、この他、被保険者か扶養家族
かの情報、住所、生年月日、保険者番号、交付日などが
あり、必要に応じて、選択されて用いられる。これら情
報は、ICカードのICチップにライタで書き込まれて
いるが、最小限必要なものについては、目視可能に印刷
もされている。
【0014】ICカード化された診察券は、病院名、患
者名など必要な情報については、前記したように目視可
能に表面に印刷され、これらの情報を含み種々の情報が
このカードのICチップに記憶される。こうした情報の
中には、受け付け番号、登録番号などがある。病院での
診断受付の際、前記健康保険証を活用することにより、
前記健康保険証に含まれる情報で必要なものが、ICカ
ードリーダとICカードライタで前記診察券に入力され
る。更に、患者のID情報から、過去の診断記録など、
診断の際に必要とされる準備すべき情報を用意する指示
が出される。
【0015】前記診察券には、受付の際、患者等からの
申し出による症状、受けるべき診断の種類、受けるべき
診断の部署などが、入力される。好ましくは、前記部署
の該患者に対する診断開始予定時間も入力される。入院
患者(含む日帰り手術を受ける患者)は、前記リストバ
ンドが好ましく用いられる。
【0016】病院内には、複数の電気的に独立したある
いは結合した管理システムが用意され、該管理システム
ウの個々に電気的に結合したICカードリーダとICカ
ードライタがそれぞれ複数個配置されていて、前記診察
券と絶えず交信可能になっている。
【0017】例えば、受け付け終了後、受けるべき部署
に行き、該部署の受け付け窓口で前記診察券を提示する
と、前記診察券から必要情報がICカードリーダによ
り、その部署が属する管理システムに導入され、受付係
の追加必要情報も、前記診察券と前記管理システムに導
入される。
【0018】それぞれの部署において、一人あたりの平
均必要所要時間に基づき、予定診断開始予定時間が当該
患者に知らされる。この平均所要時間は、前記診察券に
時間に関する情報を入力し、これを利用することによ
り、絶えず変更することができるようにすることができ
る。例えば、それぞれの患者が診断のために入室する際
に、入り口あるいは医師の近くに設置されたICカード
リーダで読み取られて診断開始時間として該部署の管理
システムで認識され、出室の際に該ICカードリーダで
診断終了時間を読み取られる。
【0019】この診断開始時間と終了時間との差を診断
時間として、データとして蓄積され、過去の蓄積データ
に加えて、N数で割ることにより平均所要時間が計算さ
れ、修正して行くことができ、この修正値に基づいて新
たな診断開始予定時間が計算され表示され、且つ前記診
察券に旧情報を消去しながら入力され、絶えず更新され
るようにすることができる。
【0020】前記診断開始予定時間の表示は、ICカー
ドリーダに例えば液晶の表示部を設け、前記診断券の該
部署での受付番号から計算された予定時間が表示されて
行われるようにすることが好ましいが、当該部署の入り
口付近に表示ボードを設けて表示することもできる。該
表示と共に前記診察券の該情報が更新される。ICカー
ドリーダの表示方式は、病院内のどのICカードリーダ
でもできるようにすることができるので、それまでの時
間の行動に束縛されることなく自由度がもてるようにな
る。
【0021】これらICカードリーダは、独立の別のシ
ステムの端末であっても、前記診察券で診断終了の信号
が導入されていないかぎり、該診察券に記憶された診断
開始予定時間を表示するように構成され、当該部署に電
気的に接続されたICカードリーダでは、表示と共に更
新が行われる。当該部署から離れた位置に設置されたI
Cカードリーダ端末にはその部署の端末であることが明
記される。例えば、前記診察券は、診断終了の信号が導
入されない限り、診断開始時間を表示する実行信号が生
きていて、ICカードリーダとの交信の際に該実行信号
により、表示されるようにできる。
【0022】本発明で、電気的に結合という意味は、導
線で結合されていることに加え、無線で結合されている
ものも含まれる。診断、診察に影響を与えない周波数と
強さを選択すれば無線による結合の方が好ましい。弱い
信号を使用する場合には、病院内をカバーする多数の中
継ステーションを配置しておくことが好ましい。
【0023】前記診断時間の集積データは、担当する医
師ごと、病名ごと、季節的などの切り口で集積データを
平均化することができるので、精度向上のためにこれら
の切り口からのデータを利用することができる。また、
これらの集積データは、管理的目的にも利用できる。
【0024】患者は、診断開始予定時間の近くに該部署
に行くことができるので、その部署にいることに束縛さ
れずに診断までの時間を有益に利用できるようになる。
また、時間表示の精度が向上するので、無駄な時間を最
小限にすることができる。本来の診断以前に、血圧測
定、脈拍測定、検温など事前検診が必要なこともある
が、この場合は、これを第一診断と扱い、この時間が表
示される。
【0025】このようにして、患者は診断を受けること
となるが、医師とのやり取りの結果、次に受けるべき検
査あるいは必要な薬剤処方あるいは次の診断予約がさ
れ、これらのデータが前記診察券にICカードライタで
入力される。勿論その際、その部署の管理システムにも
導入される。ICカードリーダ、ICカードライタと診
察券とのやり取りは、該装置にカードを導入することに
より行うことができるが、ICカードのもう一つの利点
は、無接触で離れてやり取りが出来る点であり、患者が
診察券を保持位置から取り出すことなく、もったまま入
力できる。
【0026】診察あるいは診断を終えた患者は、該診察
室を離れると、その時間が前記診察券と前記管理システ
ムに導入され、その後の患者の診断予定時間に反映され
る。該患者は指示に従って、例えば検査室に移動する。
検査室の受付に前記診察券を提出すると、該検査室の管
理システムと前記診察券とのやり取りが開始され、必要
な情報が該管理システムに前記診察券から導入され、一
方、必要な情報が、前記診察券と該管理システムに入力
される。
【0027】ここの検査室でも時間管理に関して、前記
のようなシステムが構築され、患者は、予定時間を知ら
される。前記と同様、病院内のいずれにいても、正確な
予定時間を知ることができるので、患者はそれまでの時
間を有益に使用することができる。前記の診察前の予定
時間も同じであるが、予定時間が大幅に短縮され、予定
よりも早まった場合であっても、時間が修正され、これ
が患者の診察券の記憶された予定時間を更新してない場
合に、警告信号が該管理システムから発信され、院内の
ICカードリーダに警告表示がされる。それでも患者が
データ更新をしなかった場合に、院内の放送手段で、該
患者に知らされる。
【0028】この間該検査室では、前記診察券から医師
の検査項目、検査方法等の情報が、得られているので、
それに従って準備が進められ、準備が整い検査可となる
と、患者の検査を始めることになる。このとき医師に伝
えるべき情報などは、患者が退室する際に、前記診察券
に無接触で入力される。このようにして、その日になす
べき診察、診断を全て終了した患者の所有する診察券に
は、会計に必要な情報と、薬を必要とする場合にはその
処方箋に関する情報と、次の診察のための予約情報など
が入力され、記憶されている。
【0029】患者が会計課の管理システムの端末である
ICカードリーダの近くを通り過ぎた時に、該診察券と
該リーダのやり取りが起こり、該管理システムに必要情
報が記録される。このとき、該患者の行動の残りが会計
課での行動であった場合には、該診察券からの最終信号
により、自動的に前記ICカードリーダとのやり取りが
開始できるように設定が可能である。その際不要となっ
た前記診察券の情報は削除される。この場合にも会計予
定時間、薬処方箋受理予定時間が前記ICカードリーダ
に表示される。好ましくは、会計に到達する充分前に、
前記診察券と該会計管理システムとのやり取りができる
ように工夫することによって、患者が会計課に到達する
ころには、該システムの必要処理が行われ、待ち時間な
く、病院を離れる際に必要な処理が行われる。このとき
特に、該患者が費用決済用のICカード例えばICクレ
ジットカードを所有しているときには、該ICクレジッ
トカードとのやり取りで、決済を済ませることも可能で
ある。この場合、前記診察券にその旨の信号を入れてお
くことが望ましい。あるいは、該ICクレジットカード
の決済に必要な情報が予め前記診察券に入れておくこと
により、該診察券のみでの決済が可能になる。その場合
には、該決済は、該診察券が病院でしか決済できないよ
うな信号を含んでいることが望ましい。例えば、病院の
ID情報と一致したときに決済が作動するようにするこ
とがよい。
【0030】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面により説明す
る。図1、図2および図3は、健康保険証あるいは診察
券の1実施例の概念図であり、図1が正面図、図2が背
面図、図3がカードの表面と裏面の間の状態を示す図で
ある。1は健康保健証または診察券で、表面2にはその
タイトルと氏名、保健団体名、など必要情報が記入され
ている。裏面3には補足情報が記入されている。
【0031】5は、CPU、プロセッサーなどのICの
心臓部であり、4はアンテナである。ICカードリーダ
あるいはライタに近づくと該装置から発信される電波を
このアンテナで受け、誘導電流が惹起されてCPUなど
が稼働され該装置と前記診察券などとのやり取りが開始
される。該IC部分は、ROMとRAMの記憶装置を持
っていて、プログラム、消去防止の情報はROMに、一
方一時的保存情報は、RAMに導入される。
【0032】図4は、それぞれ独立して稼働している従
来の管理システム6と9にそれぞれICカードリーダ7
と10およびICカードライタ8と11を結合したもの
である。該管理システムは、会計管理システム、受付管
理システム、内科、外科などの診察管理システム、オー
ダーリングシステム、検査管理システム、物流管理シス
テムなどを表す。それぞれの該システムは、前記診察券
により結合され総合管理システムを構成することとな
る。
【0033】前記したように、例えば6が受付管理シス
テムの場合、健康保健証がICカードリーダ7で読み取
られ、電気的に結合した該システム6に導入されると、
該システム6に電気的に結合したICカードライタによ
り診察券に必要情報が入力される。
【0034】該診察券を例えば、脳外科の診察システム
9に電気的に結合したICカードリーダ10のやり取り
に使用すると、該診察券に含まれた患者ID情報によ
り、両システムは結合される。該脳外科で受け付けを済
ませた患者は、診察予定時間が知らされているので、そ
の時間まで、自分のスケジュールを作り、それに従って
行動することとなる。患者が時々近くのICカードリー
ダ好ましくは該脳外科の管理システムに電気的に結合し
たICカードリーダでチェックするか、あるいは近くを
通過した際に時間変更あれば、これが通知される。
【0035】図5は、一つの管理システムに電気的に結
合したICカードリーダの状態を示す図である。例え
ば、12はレントゲン室管理システムで、13は該部屋
に設けられたICカードリーダで、14、15および1
6は、それぞれ別のところ、例えば正面玄関付近、待合
ロビー、食堂などに配置されたICカードリーダであ
る。患者はここで検査予定時間の変更を知ることができ
る。あるいは、12は会計管理システムであり、患者が
この近くを通過した際に必要情報が入力され、患者が会
計課に到達した時に処理が済んでいることが望ましい。
【0036】図6は、一つのICカードリーダの例の概
念図である。17はICカードリーダで、診察券挿入部
18と該リーダは液晶表示部19とがある。診察券は近
くに来るだけで、該リーダとのやり取りにすることがで
きるが、混乱防止のため入力ボタンを押すかあるいは該
挿入部に該券を挿入してやり取りが開始されるのが望ま
しい。予定時間などが該表示部に表示され、患者が確認
できるように構成されている。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されるから、
大切な健康保険証を何度も使用することなく大切に保管
することができるし、また健康上重要な情報も健康保健
証に入力可能である。これは病院が変わった時にも利用
可能であるので、より正確な診断が可能になる。ICカ
ードのROMとRAMのメモリーを使い分けて使用する
ことができるからであり、前記診察券と前記健康保健証
のやり取りを可能にしたことによる。
【0038】更には、該診察券により、既存の独立した
種々の管理システムにICカードリーダとICカードラ
イタを附加せしめることで、総合的に統一したシステム
を構築できる。安価で且つ維持が楽なシステムが構築で
きる。
【0039】また、患者にとって、待ち時間の長さと不
確定さのために生じていた不便を解消でき、無駄な時間
を最小限にすることができる。また、患者の動きを管理
することも可能となり、医者、看護婦などのIDカード
をICカードにすることにより、これらの動きも管理可
能となる。また、診察等において、医師、看護婦などの
ID情報の入力の手間を省き、更に医師の前に置かれた
コンピュータを、その医師用の環境に自動的に設定でき
て、使用しやすくもできる。且つ各人の出入室およびこ
の時間も記録できるので、経営上必要なデータ情報を種
々の切り口から取ることが可能となり、経営効率化への
寄与も期待できる。これに適したICカードとして、例
えばソニー社のフェリカが利用できる。
【0040】更に、手術に際して、手術(含む日帰り手
術)を受ける入院患者の診察券(例えばリストバンド)
が手術室に設置されたICカードリーダで読み取られ、
該入院患者が目的の手術を受けるべき患者かどうかの同
定が正確にできる。一方手術器具、必要薬剤などに付さ
れたバーコードまたはICチップが読み取られ、手術室
の管理システムで手術器具、必要薬剤などの正確な確認
ができるので、誤手術、誤使用の防止に有効である。ま
た手術に限らず、手術室あるいは病室内等のICカード
リーダで該診察券が読み取られ、同様にして、誤注射防
止もできる。このとき、いずれにおいても、不一致の場
合に警報を鳴らすことも可能で、注意を促すことにより
あるいは悪意による誤手術、誤注射も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いるICカードの正面図である。
【図2】本発明に用いるICカードの背面図である。
【図3】本発明にもちいるICカードの内面概略図であ
る。
【図4】本発明の実施例にかかる総合管理システムの概
念図である。
【図5】一つの管理システムに電気的に結合した複数の
ICカードリーダの概念図である。
【図6】本発明の実施例にかかるICカードリーダの概
念図である。
【符号の説明】
1 ICカード 4 アンテナ 5 ICチップ 6 第1の管理システム 7 ICカードリーダ 8 ICカードライタ 9 第2の管理システム 10 ICカードリーダ 11 ICカードライタ 17 ICカードリーダ 19 液晶表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 17/00 G06K 17/00 L 19/00 19/00 Q

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人を特定するID情報を含みICカ
    ード化された健康保険証の前記ID情報を読み取るIC
    カードリーダと、前記ID情報をICカード化された診
    察券のメモリーに書き込むICカードライタを備え、前
    記診察券の前記メモリーに費用計算に必要な情報、供与
    すべき薬剤を特定する情報、および/または必要検査を
    特定する情報を書き込む装置を含むことを特徴とする病
    院総合管理システム。
  2. 【請求項2】 個人を特定するID情報を含みICカ
    ード化された健康保険証の前記ID情報を読み取るIC
    カードリーダと、前記ID情報をICカード化された診
    察券のメモリーに書き込むICカードライタを備え、前
    記診察券の前記メモリーに費用計算に必要な情報、供与
    すべき薬剤を特定する情報、および/または必要検査を
    特定する情報を書き込む工程を含むことを特徴とする病
    院総合管理方法。
  3. 【請求項3】 複数のICカードリーダを電気的に結
    合された費用管理システムと、前記複数のICカードリ
    ーダの少なくともひとつで前記ID情報と前記費用計算
    に必要な情報を前記診察券から読み取る工程を含むこと
    を特徴とする請求項2の病院総合管理方法。
  4. 【請求項4】 前記すくなくともひとつのICカード
    リーダで前記薬剤を特定する情報も同時に読み取る工程
    を含むことを特徴とする請求項3の病院総合管理方法。
  5. 【請求項5】 表示部を有する複数のICカードリー
    ダを電気的に結合された検査管理システムと、前記表示
    部を有するICカードリーダの少なくともひとつで前記
    必要検査を特定する情報と前記ID情報を読み取る工程
    と、前記表示部に検査開始予定時間を表示する工程を含
    むことを特徴とする請求項2乃至4の病院総合管理方
    法。
  6. 【請求項6】 前記必要検査を特定する情報を読み取
    る工程が複数回繰り返されたとき、異なる検査開始予定
    時間を表示する工程を含むことを特徴とする請求項5の
    病院総合管理システム。
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