JP2003067488A - 医療情報管理システムと患者識別用携帯端末 - Google Patents

医療情報管理システムと患者識別用携帯端末

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JP2003067488A
JP2003067488A JP2001260089A JP2001260089A JP2003067488A JP 2003067488 A JP2003067488 A JP 2003067488A JP 2001260089 A JP2001260089 A JP 2001260089A JP 2001260089 A JP2001260089 A JP 2001260089A JP 2003067488 A JP2003067488 A JP 2003067488A
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Takashi Ogawara
孝 大河原
Toshiki Shinkai
敏樹 新開
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Toshiba Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】医療従事者の業務負担の軽減を図り、迅速でミ
スを少なくする。 【解決手段】新患者の指紋のパターン情報から変換され
た2次元バーコードが所定の位置に印刷された診療カー
ド及び診療用カルテに記載されたデータ、又は記載する
データを管理する管理用コンピュータに接続され前記新
患者の指紋のパターン情報と患者氏名、年齢、性別など
の個人情報とを一括若しくは複数のバーコードデータに
変換するバーコード変換装置9aと、このバーコード変
換装置9aにより変換されたバーコードデータを入院患
者の手首に施錠されるブレスレッドに印刷するバーコー
ド印刷装置10と、入院患者の薬剤投与時に前記管理用
コンピュータから伝送される患者個人のデータと指紋情
報並びに投薬データの一部若しくは全部の組合せデータ
を受信してメモリに記憶し、この記憶データに基づいて
患者本人の識別と投薬内容とを認証する携帯スキャナ9
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バーコードによる
医療情報管理システムと患者識別用携帯端末に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に病院等の医療機関においては、例
えば新患者の場合、診療申込みを受けた後、新患登録に
より診療カードやカルテ基本票が発行され、カルテは該
当する診療科へ配付され、その後医療行為が行なわれる
と処方箋が発行され、この処方箋により薬局から投薬を
受け、会計にて料金の支払を受けてから診察カードを患
者に渡している。
【0003】最近、このような医療業務の流れの中で医
療従事者の業務負担の軽減を図る目的で、新患受付や登
録等にはIDカードシステムや、カルテ自動発行システ
ム等が採用されている。
【0004】一方、現在の各種産業や流通業界では、商
品や行き先の確認手段としてバーコードシステムが数多
く利用されており、このバーコードシステムは、医療機
関においても検査体などの確認用や医薬品の確認に使用
されている。
【0005】最近では、患者を取り間違えて、本来の患
者に投与すべき薬剤を他の患者に投与してしまい、患者
を重体若しくは死亡させてしまうなどの事故につながる
ケースもある。
【0006】そこで、このような事故を未然に防ぐた
め、患者の識別手段として患者自身に識別用バーコード
を取付け、患者本人の確認を行なえるようにしたシステ
ムが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たカードシステムや患者識別用バーコードのみで患者を
識別し、医療行為を実施した場合には、次のような問題
がある。
【0008】(1)IDカードシステムで発行されたカ
ード等では、紛失や取り違えが起こる可能性があり、万
一このような事態が生ずると患者等の取り違いや、他人
が本人になりすまして不正に医療行為を受けることが考
えられる。
【0009】(2)患者識別用バーコードも(1)と同
じく、患者取付け時に取り違えが起こる可能性があり、
万一このような事態が生ずると患者の取り違えによる誤
投薬などが発生し、最悪の場合には患者死亡事故とな
る。
【0010】特に同姓同名の人や双生児の場合には、人
間系での識別が難しいために、患者識別用バーコードを
誤って取付ける可能性が通常に比べて高い。
【0011】(3)入院患者の日常の看護は、通常看護
婦が主体で行なわれているが、一般には一人の看護婦が
多数の入院患者の看護を交替で実施しており、患者識別
だけのために、大きなバーコード読取り専用端末を持ち
歩くことは、肉体的に大きな負担となり、発生した肉体
的疲労により、かえって治療ミスを誘発する可能性があ
る。
【0012】本発明は上記のような問題を解消し、医療
業務用としてバーコードシステムの利用の高度化を図る
ことにより、医療従事者の業務負担の軽減を図ると共
に、迅速でミスの少ない医療情報管理システムと患者識
別用携帯端末を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、次のような手段により医療用情報管理シス
テムと患者識別用携帯端末を構成する。
【0014】請求項1に対応する発明は、新患者の指紋
のパターン情報から変換されたバーコードが所定の位置
に印刷された診療カード及び診療用カルテに記載された
データ、又は記載するデータを管理する管理用コンピュ
ータに接続され前記新患者の指紋のパターン情報と患者
氏名、年齢、性別などの個人情報とを一括若しくは複数
のバーコードデータに変換するバーコード変換装置と、
このバーコード変換装置により変換されたバーコードデ
ータを入院患者の手首に施錠されるブレスレッドに印刷
するバーコード印刷装置と、入院患者の薬剤投与時に前
記管理用コンピュータから伝送される患者個人のデータ
と指紋情報並びに投薬データの一部若しくは全部の組合
せデータを受信してメモリに記憶し、この記憶データに
基づいて患者本人の識別と投薬内容とを確認する患者識
別用携帯端末とを備える。
【0015】請求項2に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の医療情報管理システムにおいて、患者識別
用形態端末は、入院患者の指紋を採取して前記メモリに
記憶されている指紋情報と照合する機能を有する。
【0016】請求項3に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の医療情報管理システムにおいて、患者識別
用携帯端末は、患者の治療行為の結果を確認し、この治
療行為の結果を伝送する機能を有する。
【0017】請求項4に対応する発明は、請求項1に対
応する発明の医療情報管理システムにおいて、患者識別
用携帯端末は、微弱な電波による通信機能、若しくは赤
外線無線通信機能を備え、前記管理用コンピュータ又は
ナースステーションに設置され且つ前記管理用コンピュ
ータに接続されたパソコンとの間でデータを送受信す
る。
【0018】請求項5に対応する発明は、請求項1乃至
請求項4のいずれかに対応する発明の医療情報管理シス
テムにおいて、患者識別用携帯端末の通信機能により送
受信されるデータは、患者のベット若しくは近傍に設置
された伝送装置を介して転送されると共に、表示装置に
表示させる。
【0019】請求項6に対応する発明は、新患者の指紋
のパターン情報から変換されたバーコードが所定の位置
に印刷された診療カード及び診療用カルテに記載された
データ、又は記載するデータを管理する管理用コンピュ
ータに接続され前記新患者の指紋のパターン情報と患者
氏名、年齢、性別などの個人情報とを一括若しくは複数
の情報として無線タグに書き込む書込み装置と、この書
込み装置により書き込まれた無線タグをブレスレッドに
埋設して入院患者の手首に施錠するブレスレット取付装
置と、入院患者の薬剤投与時に前記管理用コンピュータ
から伝送される患者個人のデータを受信してメモリに記
憶し、前記ブレスレットの無線タグに書き込まれた情報
と患者本人の指紋情報並びに投薬データの一部若しくは
全部の組合せデータを受信してメモリに記憶し、この記
憶データに基づいて患者本人の識別と投薬内容とを確認
する患者識別用携帯端末とを備える。
【0020】請求項7に対応する発明は、入院患者の薬
剤投与時に新患者の指紋のパターン情報から変換された
バーコードが所定の位置に印刷された診療カード及び診
療用カルテに記載されたデータ、又は記載するデータを
管理する管理用コンピュータから伝送される患者個人の
データを受信して記憶するメモリと、入院患者の手首に
施錠されたブレスレットのバーコード及び薬剤に貼付さ
れているバーコードを読取るバーコード読取り手段と、
前記患者の指紋を識別する指紋識別手段と、前記バーコ
ード読取り手段により読取られたデータ及び指紋識別手
段により識別された指紋情報と前記メモリに記憶されて
いる患者個人のデータ及び指紋情報並びに投薬データと
をそれぞれ照合して患者本人の識別と投薬内容とを認証
する認証手段とを備える。
【0021】請求項8に対応する発明は、入院患者の薬
剤投与時に新患者の指紋のパターン情報から変換された
バーコードが所定の位置に印刷された診療カード及び診
療用カルテに記載されたデータ、又は記載するデータを
管理する管理用コンピュータから伝送される患者個人の
データを受信して記憶するメモリと、入院患者の手首に
施錠されたブレスレットに埋め込まれた無線タグに書き
込まれている個人情報及び薬剤に貼付されているバーコ
ードを読取る読取り手段と、前記患者の指紋を識別する
指紋識別手段と、前記読取り手段により読取られたデー
タ及び指紋識別手段により識別された指紋情報と前記メ
モリに記憶されている患者個人のデータ及び指紋情報並
びに投薬データとをそれぞれ照合して患者本人の識別と
投薬内容とを認証する認証手段とを備える。
【0022】請求項9に対応する発明は、請求項7又は
請求項8に対応する発明の患者識別用携帯端末におい
て、バーコード読取手段は、小型CCDカメラ又はCM
OSカメラなどの小型、低消費電力の小型カメラであ
る。
【0023】請求項10に対応する発明は、請求項7又
は請求項8に対応する発明の患者識別用携帯端末におい
て、バーコード読取手段は、アダプタ型バーコードスキ
ャナである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。
【0025】図1は本発明による医療用情報管理システ
ムの第1の実施の形態を示すブロック構成図である。
【0026】図1に示す医療用情報管理システムは、大
きく分けて新患受付登録設備1と、入院患者治療施設2
と、入院患者手術施設3とからなり、これらはそれぞれ
の各種情報端末機が病院の管理用中央コンピュータ4に
接続されている。
【0027】上記新患受付登録施設1は、新患者に配付
されるIDカードを発行するIDカード発行装置5と、
このIDカード発行装置5に付属する装置として指紋認
識装置6、この指紋認証装置6により認識された指紋の
パターン情報をバーコードに変換する図示しないバーコ
ード変換装置を介してIDカードの所定の位置に印刷す
るIDカード用バーコード印刷装置7が接続されてい
る。
【0028】また、IDカード発行装置5とは別個に患
者の治療カルテ及びこのカルテに付随した各種帳票類も
併せて発行する帳票類自動発行・配布装置8aを備えた
カルテ自動発行・バーコード印刷装置8が接続されてい
る。
【0029】新患者に発行されるカルテには、カルテ自
動発行・バーコード印刷装置8にてカルテの所定の位置
にバーコードが印刷される。
【0030】上記入院患者治療施設2は、指紋認証・バ
ーコード変換装置9a、入院患者の手首に取付けられる
ブレスレットの所定の箇所に印刷されるブレスレッド用
バーコード印刷装置10、IDカード読取り装置11、
ブレスレット取付装置12を備え、管理用中央コンピュ
ータ4に接続されて互いにデータ転送が可能になってい
る。
【0031】また、ナースステーション13には、管理
用パソコン14が設置され、この管理用パソコン14は
管理用中央コンピュータ4に接続されている。
【0032】管理用パソコン14には、帳票類を印刷す
るプリンタ15、携帯スキャナ用I/Fユニット16、
携帯スキャナ用I/Fユニット16に接続されている病
院内無線モデム17及び携帯スキャナ用自動充電装置1
8が接続されている。
【0033】さらに、上記入院患者手術施設3には、入
院患者用CRT19と無線モデム20とが設けられ、管
理用中央コンピュータ4に接続されている。
【0034】一方、入院患者治療施設2において、患者
治療室には、図2に示すように患者の治療用ベット24
の脇に設置されたCRT19とナースステーション13
に設置されている病院内無線モデム端末17との間で所
要データを転送する無線モデム20とを備え、バーコー
ド読取り機能及び指紋認証機能を備えた詳細を後述する
携帯スキャナ9により患者の手首に取付けられているブ
レスレット21,22のバーコードを読取ると共に、病
院内無線モデム端末17から送信されてきた患者の識別
情報と治療内容及びこれらの内容をバーコード化した映
像をCRT19に表示する。
【0035】このCRT19は、入院治療時以外は通常
の娯楽TV番組、若しくは有料の娯楽ビデオなどが鑑賞
できるモニタであるが、治療時には携帯スキャナ9のキ
ー操作により治療確認用のモニタに切替え可能になって
いる。
【0036】また、携帯スキャナ9は、CRT19に表
示されたバーコードを読取ったり、患者に処方する予定
の薬剤の容器に印刷されているバーコードを読取って、
各々のバーコード情報が一致しているか否かを予め内蔵
されている照合用プログラムと照合して判定する機能を
有している。
【0037】ここで、上述した各施設で使用される携帯
スキャナ9の構成例を図3により説明する。
【0038】図3において、携帯スキャナ9は、PHS
又はブルートウースチップ内蔵の端末で、この端末には
患者の指紋を識別する指紋識別装置31と、バーコード
を読取るための小型カメラ32と、液晶などで構成され
た表示装置33と、操作キー34と、2次電池に充電す
るための充電器接続端子35が備えられている。
【0039】上記小型カメラ32としては、低消費電力
型の高解像度のCMOS型カメラが使用される。
【0040】図4は図3と異なるタイプの携帯スキャナ
の構成例を示す斜視図である。
【0041】図4において、携帯スキャナ9は、図3の
小型カメラ32の代わりにアダプター型バーコードスキ
ャナ装置36を接続したもので、このアダプター型バー
コードスキャナ装置36はバーコードスキャナ部37と
充電器接続端子35を備えている。その他の構成は図3
と同じである。
【0042】このような構成の携帯スキャナ9において
も、基本的な機能は図3に示すものと同一である。
【0043】図5はかかる構成の携帯スキャナ9のプロ
グラム制御部と各部の関係を示す機能ブロック図であ
る。
【0044】図5において、41はプログラム制御部
で、このプログラム制御部41には情報を取込む入力装
置42、表示装置43、送受信装置44が接続されてい
る。
【0045】一方、プログラム制御部41には、指紋情
報を取込むためのスキャナ用のCCD素子45が信号変
換装置46を介して接続されると共に、バーコード情報
を取込むスキャナ素子47が信号変換装置48を介して
接続されている。
【0046】また、プログラム制御部41には、指紋パ
ターン情報が記憶されている指紋パターン情報記憶部4
9から指定された指紋パターン情報を抽出する指紋パタ
ーン抽出部50が接続されている。
【0047】さらに、プログラム制御部41には照合デ
ータ判定部51が接続され、この照合データ判定部51
は指紋を認証時に指紋認証用データベース52から指紋
形状データを取込み、また医療行為を行う時に医療情報
データベース53から例えば個人情報や投薬情報が格納
された医療情報を取込んで各々照合判定を行うものであ
る。
【0048】ここで、携帯スキャナ9のプログラム制御
内容の一例について図6により説明する。
【0049】指紋認証のためのプログラムが起動する
と、まずステップS1において、CCD素子により患者
の指紋を読み取る。次にステップS2にてこの読み取っ
た指紋データから予め決められた個所の指紋パターンを
抽出し、ステップS3にて指紋パターンが予め登録され
ている形状と一致しているか否かを判定する。
【0050】そして、指紋パターンが予め登録されてい
る形状と一致していれば、ステップS4にて患者本人で
あることの確認表示を行い、また不一致であれば、エラ
ー表示を行った後、ステップS6にて再スキャンするか
否かを判定する。この場合、ステップS6ではエラー表
示が1回目のとき再スキャンすると判定してステップS
1に戻り、前述同様の処理を繰り返し、2回目のときは
再スキャンしないと判定してステップS7にて不一致表
示を行って処理を終了する。
【0051】なお、再スキャンの設定回数として、エラ
ー表示を2回目としたが、3回目以上の回数にしてもよ
いことは言うまでもない。
【0052】図7は患者の手首に取付けられるブレスレ
ットを示す斜視図である。
【0053】図7において、入院患者A用ブレスレット
21はバンド状に形成され、患者識別用バーコード21
aが印刷されている。
【0054】また、この入院患者A用ブレスレット21
には、施錠部21bにて手首に巻き付けた後に施錠を行
なうことにより、一体のブレスネットを構成している。
【0055】さらに、このブレスネット21は、所定の
器具により施錠部21bの解除が可能であり、入院患者
は容易に外せない構造になっている。さらに、ブレスネ
ット21はステンレスなどの金属、またはプラスチック
などでできており、患者が手首に取付けても違和感がな
く、且つプレスレット21自体が手首などに傷を付けな
いような材質が選定されると共に、全体に角張った箇所
がないような形状に工夫されている。
【0056】さらに、2次元バーコード27を印字する
箇所は、入院期間中容易に損傷を受けないようにするた
め、金属表面もしくは強化プラスチックなどで形成され
ている。
【0057】また、汚れが付着しても、石鹸などで容易
に汚れが落とせると共に、これらの行為によって印字さ
れた2次元バーコード自体が歪んだり、変形しない材質
と構造になっている。
【0058】次に上記のような構成の医療用情報管理シ
ステムの作用を述べる。
【0059】まず、新患受付登録時の作用を図8に示す
フローチャートにより説明する。
【0060】患者受付登録施設1において、新患者にI
Dカードを配付するには、まず指紋認証装置6により新
患者の指紋を採取し、その指紋のパターン情報を2次元
バーコード変換装置により2次元バーコードに変換す
る。この2次元バーコード変換装置では、指紋情報の他
に患者の氏名、性別、年齢、住所IDNo.及び管理用
中央コンピュータ4より転送されてくるその他のデータ
も同時に決められたフォーマットによって一緒に2次元
バーコードに変換する。
【0061】この2次元バーコードに変換された各種デ
ータは、2次元バーコード印刷装置7にてIDカードの
所定の位置に印刷され、その後IDカード発行装置5に
てIDカードのメモリや磁気記憶装置などに必要な情報
の書込みを行ない、患者に発行される。IDカードの発
行に伴い、カルテ自動発行装置8により患者の治療用カ
ルテを発行すると同時に、カルテに付随した各種帳票類
も併せて発行し、帳票類配付装置8aにて関係先に配付
を行なう。
【0062】これら各装置の処理は、管理用中央コンピ
ュータ4と適宜データのやり取りを行ないながら実施さ
れる。
【0063】次に入院患者に対する薬剤投与時と手術時
の作用を図9に示すフローチャートにより説明する。
【0064】入院患者治療施設2では、入院が必要にな
った患者に対して、新患受付登録施設1で使用する指紋
認証装置7と同様の指紋認証装置にて患者本人の指紋を
採取し、その指紋のパターン情報を2次元バーコード変
換装置により2次元バーコードに変換する。そして、ブ
レスレット用の2次元バーコード印刷装置10にて図7
に示すようにブレスレット21の表面に2次元バーコー
ド27を印刷する。
【0065】このようにブレスレット21に対して、2
次元バーコード印刷装置10にて2次元バーコード27
を印刷した後、管理用中央コンピュータ4からIDカー
ド読取装置11にてIDカードを読取り、IDカードに
印刷されている2次元バーコードと照合して本人である
か否かの識別を実施し、本人であることを確認後、ブレ
スレット21をブレスレット取付装置12にて入院患者
の手首に取付け、施錠部21bにて施錠する。
【0066】また、必要に応じて患者の持参しているI
DカードをIDカード読取装置11にて読取り、データ
の照合を行ない、本人の確認並びに入院条件などの確認
を行なう。
【0067】これらの入院手続が終了後、患者は所定の
病棟に入院し、日々の入院治療が実施される。
【0068】日々の入院治療では、治療室内の入院患者
に薬剤投与を行なう時、携帯スキャナ9と無線伝送モデ
ム20を稼動させ、通信可能な状態とする。すると、管
理用中央コンピュータ4からナースステーション13に
存するパソコン14に一旦ダウンロードされ、記憶装置
に記憶された患者個人のデータと薬剤投与データが病院
内無線モデム端末17を介して携帯スキャナ9に伝送さ
れ、これらの情報はスキャナ内のメモリに保存される。
【0069】次いで携帯スキャナ9の小型カメラにより
患者識別用ブレスレッドのバーコードを読取り、スキャ
ナ内のメモリに保存されている情報と自動照合し、その
照合結果を携帯スキャナ9の液晶画面に表示する。その
結果、両情報が一致していなければ再度患者識別用ブレ
スレッドのバーコードを読取って前述同様の処理が繰返
される。そして、照合結果、両情報が一致していれば、
患者識別内容と投薬内容が携帯スキャナのCRTと患者
近傍のCRT19に表示される。
【0070】上記では患者識別用バーコード27により
患者本人であるか否かを確認する場合であるが、一定の
決められた頻度又はブレスレット21を外した場合に
は、携帯スキャナ9に内蔵されている指紋識別装置31
にて患者の指紋パターンを読取り、一致しているか否か
が判定される。
【0071】また、治療、又はその他の理由により患者
がブレスレットを外し、再び手首に取付ける際には、他
人の物と取り違えを起す可能性があるため、ブレスレッ
トを取付ける時には携帯スキャナ9の指紋認証装置31
にて認証した指紋とブレスレットのバーコードの指紋情
報との照合を行なう。
【0072】次に携帯スキャナ9により薬剤に添付され
ているバーコードの読取りを行ない、メモリに保存され
ている患者本人の投薬内容の種類及び薬剤とを比較し、
その結果をCRTに表示する。そして、投薬情報が一致
していなければ、患者カルテと投薬内容を確認し、一致
していれば患者に投薬を実施する。
【0073】この場合、患者に薬剤などの名称が知られ
たくない場合には、バーコードのみの表示とし、携帯ス
キャナ9の液晶CRTにのみ名称を表示して確認する。
【0074】その後、携帯スキャナ9を操作して投薬完
了の信号を無線モデム20に伝送すると、治療内容、時
刻などの治療行為情報が無線モデム20を介してナース
ステーション13に設置された管理用パソコン14を経
由して管理用中央コンピュータ4に伝送され、CRT1
9がオフとなり、次の入院患者に移動する。
【0075】一方、手術室で患者の手術を行なう場合に
は、手術前にまず携帯スキャナ9と無線伝送モデム20
を稼動させ、通信可能な状態とする。すると、管理用中
央コンピュータ4から直接又はナースステーション13
のパソコン14に一旦ダウンロードされた患者個人のデ
ータと手術情報が病院内無線モデム端末17を介して携
帯スキャナ9に伝送され、これらの情報はスキャナ内の
メモリに保存される。
【0076】次いで携帯スキャナ9により患者識別用ブ
レスレッドのバーコードを読取り、スキャナ内のメモリ
に保存されている情報と自動照合し、その照合結果を携
帯スキャナ9のCRTに表示する。その結果、両情報が
一致していなければ再度患者識別用ブレスレッドのバー
コードを読取って前述同様の処理が繰返される。そし
て、照合結果、両情報が一致していれば、患者識別内容
と手術内容が携帯スキャナのCRTと患者近傍のCRT
に表示される。
【0077】次に携帯スキャナ9によりカルテに添付さ
れているバーコードを読取り、メモリに保存されている
患者本人の手術内容と比較し、その結果を携帯スキャナ
9のCRTに表示する。そして、手術内容の情報が一致
していなければ、患者カルテと手術内容を確認し、一致
していれば患者に手術を実施する。
【0078】その後、携帯スキャナ9を操作して手術完
了の信号を無線モデム20に伝送する。
【0079】従って、医療関係者は携帯スキャナ9を持
っていれば、常に必要な医療情報と本人の確認を行なう
ことができるとともに、その都度操作が異なる各種の機
器を操作する手間を省くことができるので、労力が軽減
されるとともに医療行為のミスを無くすことが可能とな
る。
【0080】このように本実施の形態では、新患者に対
して指紋登録する共に、この指紋情報を2次元バーコー
ド化してIDカードに登録し、且つカルテ用紙にバーコ
ード情報を自動登録して各診療科に配付し、診察時にI
Dカードの指紋情報と指紋認証装置により本人を確認す
るようにしているので、患者の取り違いは勿論、同姓同
名の人や双生児等の場合でも識別ミスが皆無となる。
【0081】また、診療結果をカルテにも2次元バーコ
ード情報として付与するようにしているので、投薬内容
の確認を行なうことができると共に、治療行為を管理用
中央コンピュータに転送して記録することにより、デー
タベース化が可能となる。
【0082】さらに、入院患者に対しては、ブレスレッ
トに患者情報を2次元バーコードで印字しておき、指紋
識別装置により患者本人であることを識別してから患者
に識別用ブレスレットを配付し、薬剤投与時には携帯用
キャナでブレスレットの2次元バーコードを読取って本
人のIDカードと氏名とが一致しているか否かの判定、
治療用カルテのバーコードを読取って本人の確認、さら
に投与する薬剤の容器のバーコードからカルテの投薬内
容の確認を行なって患者に投薬を実施するようにしてい
るので、看護婦等に負担をかけることなく、医薬品の投
与ミスを防止することができる。
【0083】また、入院患者に対して手術を行なう時に
も、携帯スキャナによりブレスレットの2次元バーコー
ドを読取って指紋認証装置で本人であることを確認する
と共に、手術カルテのバーコードを読取って手術内容を
確認した後、手術を実施するようにしているので、患者
に対する識別と手術に対する信頼性を向上させることが
できる。
【0084】上記実施の形態では、管理用中央コンピュ
ータ4に指紋認証・バーコード変換装置9aを接続する
場合について述べたが、この装置に代えて前述した携帯
スキャナ9を用いても良い。
【0085】この場合、管理用中央コンピュータ4から
モデムを介して直接関連データを転送するか、又はナー
スステーション13に設置されている管理用パソコン1
4と図示しないモデムを介して所要のデータを転送す
る。
【0086】図1に示す医療情報管理システムでは、ナ
ースステーションに設置された病院内無線モデム17と
治療室及び手術室に設置された無線モデム20との間を
微弱な電波による無線でデータの転送を行なう場合につ
いて述べたが、病院の建屋の構造や治療機器の種類によ
っては微弱な電波であっても無線方式を採用できない場
合には、各モデム間を有線ケーブルで繋いでデータの転
送を行なうようにしてもよい。この場合、ナースステー
ション13には病院内無線モデム端末に代えて病院内有
線モデム端末が使用され、また治療室には無線モデムに
代えて無線/有線モデム端末が使用される。
【0087】また、上記実施例では、PHSなどの微弱
電波により無線モデムを介してデータの転送を行なう場
合であるが、赤外線による通信手段を用いてもよい。こ
の場合、携帯スキャナには赤外線モデムが内蔵される。
赤外線モデムは、PHSなどの微弱な電波と違い、指向
性が強いため、赤外線を受信するモデムに向かって操作
する必要がある。
【0088】図10は本発明による医療情報管理システ
ムの第2の実施の形態を示すブロック構成図で、図1と
同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここ
では異なる部分について述べる。
【0089】本実施の形態では、入院患者治療施設2に
おいて、図1の指紋認証・バーコード変換装置9aとバ
ーコード印刷装置10に代えて、指紋認証・個人情報収
集装置9bと個人情報を入院患者の手首に取付けられる
ブレスレットの所定の箇所に埋め込まれる無線タグと呼
ばれる半導体チップに書込む個人情報書込装置10aと
を設置する。
【0090】また、患者治療室には、CRT19とナー
スステーション13に設置されている病院内無線モデム
端末17との間で所要データを転送する有線/無線モデ
ム20aと、ブレスレット21aに埋め込まれた無線タ
グに書込まれている個人情報を無線により読み取って携
帯スキャナ25との間で無線により情報を送受信する無
線タグ用通信端末26とを備えている。
【0091】図11は、患者の手首に取付けられるブレ
スレットを示す斜視図であり、21aはブレスレット
で、このブレスレット21aはバンド状に形成され、所
定の個所に無線タグと呼ばれる半導体チップ28が埋め
込まれている。また、このブレスレット21aには、施
錠部21cにて手首に巻き付けた後に施錠を行うことに
より、一体のブレスレットを構成している。
【0092】一方、入院患者手術施設3にも、患者治療
室と全く同様の設備、すなわちCRT19と、ナースス
テーション13に設置されている病院内無線モデム端末
17との間で所要データを転送する有線/無線モデム2
0aと、ブレスレット23aに埋め込まれた無線タグに
書込まれている個人情報を無線により読み取って携帯ス
キャナ25との間で無線により情報を送受信する無線タ
グ用通信端末26とを備えている。
【0093】図12は、手術患者の手首に取付けられる
ブレスレットの一部を示す斜視図であり、23aはブレ
スレットで、このブレスレット23aはバンド状に形成
され、所定の個所に無線タグと呼ばれる半導体チップ2
8が埋め込まれている。
【0094】次に上記のような構成の医療用情報管理シ
ステムの作用を述べる。
【0095】新患受付登録時の作用は、第1の実施の形
態と同様なので、ここでは入院患者に対する薬剤投与時
と手術時の作用を図13に示すフローチャートにより説
明する。
【0096】入院患者治療施設2では、入院が必要にな
った患者に対して、新患受付登録施設1で使用する指紋
認証装置7と同様の指紋認証装置にて患者本人の指紋を
採取し、その指紋のパターン情報と患者個人を特定する
に必要な情報とを指紋認証・個人情報収集装置9bによ
り収集する。そして、ブレスレット用の個人情報書込装
置10aにて指紋情報を含む個人情報を無線タグに書込
む。
【0097】このように個人情報書込装置10aにて書
き込まれた無線タグ28を図11に示すようにブレスレ
ット21aに埋め込んだ後、管理用中央コンピュータ4
からIDカード読取装置11にてIDカードを読取り、
IDカードに印刷されている2次元バーコードと照合し
て本人であるか否かの識別を実施し、本人であることを
確認後、ブレスレット21aをブレスレット取付装置1
2にて入院患者の手首に取付け、施錠部21cにて施錠
する。
【0098】また、必要に応じて患者の持参しているI
DカードをIDカード読取装置11にて読取り、データ
の照合を行ない、本人の確認並びに入院条件などの確認
を行なう。
【0099】これらの入院手続が終了後、患者は所定の
病棟に入院し、日々の入院治療が実施される。
【0100】日々の入院治療では、治療室内の入院患者
に薬剤投与を行なう時、携帯スキャナ25と無線/有線
伝送モデム20a及び無線タグ用通信端末26を稼動さ
せ、通信可能な状態とする。すると、管理用中央コンピ
ュータ4からナースステーション13に存するパソコン
14に一旦ダウンロードされ、記憶装置に記憶された患
者個人のデータと薬剤投与データが病院内無線モデム端
末17より無線/有線モデム端末20aを介して携帯ス
キャナ25に伝送され、これらの情報はスキャナ内のメ
モリに保存される。また、患者識別用ブレスレット21
aに埋め込まれたタグチップに書き込まれている識別情
報を携帯スキャナ25に読み込む。
【0101】次にこの携帯スキャナ25のメモリ情報と
スキャナにて読み込んだ情報とを自動照合し、その照合
結果を携帯スキャナ25の液晶画面に表示する。その結
果、両情報が一致していなければ再度患者識別用ブレス
レッドのタグチップに書き込まれた識別情報を読取って
前述同様の処理が繰返される。そして、照合結果、両情
報が一致していれば、患者識別内容と投薬内容が携帯ス
キャナのCRTと患者近傍のCRT19に表示される。
【0102】上記では患者識別用バーコード21aによ
り患者本人であるか否かを確認する場合であるが、一定
の決められた頻度又はブレスレット21aを外した場合
には、携帯スキャナ25に内蔵されている指紋識別装置
31にて患者の指紋パターンを読取り、一致しているか
否かが判定される。
【0103】また、治療、又はその他の理由により患者
がブレスレットを外し、再び手首に取付ける際には、他
人の物と取り違えを起す可能性があるため、ブレスレッ
トを取付ける時には携帯スキャナ25の指紋認証装置に
て認証された指紋とブレスレットのタグチップに書き込
まれている指紋情報との照合を行なう。
【0104】次に携帯スキャナ25により薬剤に添付さ
れているバーコードの読取りを行ない、メモリに保存さ
れている患者本人の投薬内容の種類及び薬剤とを比較
し、その結果をCRTに表示する。そして、投薬情報が
一致していなければ、患者カルテと投薬内容を確認し、
一致していれば患者に投薬を実施する。
【0105】この場合、患者に薬剤などの名称が知られ
たくない場合には、バーコードのみの表示とし、携帯ス
キャナ25の液晶CRTにのみ名称を表示して確認す
る。
【0106】その後、携帯スキャナ25を操作して投薬
完了の信号を無線モデム/有線モデム端末20aに伝送
すると、治療内容、時刻などの治療行為情報が無線モデ
ム20aを介してナースステーション13に設置された
管理用パソコン14を経由して管理用中央コンピュータ
4に伝送され、CRT19がオフとなり、次の入院患者
に移動する。
【0107】一方、手術室で患者の手術を行なう場合に
は、手術前にまず携帯スキャナ25と無線/有線モデム
端末20aを稼動させ、通信可能な状態とする。する
と、管理用中央コンピュータ4から直接又はナースステ
ーション13のパソコン14に一旦ダウンロードされた
患者個人のデータと手術情報が病院内無線モデム端末1
7より無線/有線モデム端末20aを介して携帯スキャ
ナ25に伝送され、これらの情報はスキャナ内のメモリ
に保存される。
【0108】次いで携帯スキャナ25により患者識別用
ブレスレットに埋め込まれたのタグチップに書き込まれ
た識別情報を読取り、スキャナ内のメモリに保存されて
いる情報と自動照合し、その照合結果を携帯スキャナ2
5のCRTに表示する。その結果、両情報が一致してい
なければ再度患者識別用ブレスレットのバーコードを読
取って前述同様の処理が繰返される。また、照合結果、
両情報が一致していれば、患者識別内容と手術内容が携
帯スキャナのCRTと患者近傍のCRTに表示される。
【0109】次に携帯スキャナ25によりカルテに添付
されているバーコードを読取り、メモリに保存されてい
る患者本人の手術内容と比較し、その結果を携帯スキャ
ナ25のCRTに表示する。そして、手術内容の情報が
一致していなければ、患者カルテと手術内容を確認し、
一致していれば患者に手術を実施する。
【0110】その後、携帯スキャナ25を操作して手術
完了の信号を無線/有線モデム端末20aに伝送する。
【0111】このような実施の形態としても、第1の実
施の形態と全く同様の作用効果が得られることは勿論の
こと、ブレスレットに埋め込まれた無線タグと呼ばれる
小さな半導体チップに書き込まれた情報を無線にて離れ
た個所から読み取ることができるため、患者の就寝時な
どに患者をいちいち起こして手首のブレスレットのバー
コードを読まなくてもよく、患者への心理的な負担が軽
減できる利点がある。
【0112】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、医療
業務用としてバーコードシステムの利用の高度化を図る
ことにより、医療従事者の業務負担の軽減を図ると共
に、迅速でミスの少ない医療情報管理システムと患者識
別用携帯端末を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による医療情報管理システムの第1の実
施の形態を示すブロック構成図。
【図2】同実施の形態で使用される入院患者周辺の機器
の構成を示す斜視図。
【図3】同実施の形態で使用される携帯スキャナの一例
を示す斜視図。
【図4】同実施の形態で使用される携帯スキャナの他の
例を示す斜視図。
【図5】同実施の形態における携帯スキャナのプログラ
ム制御部と各部の関係を示す機能ブロック図。
【図6】同じく携帯スキャナの制御内容を説明するため
のフローチャート。
【図7】同実施の形態におけるブレスレットの構成例を
示す斜視図。
【図8】同実施の形態において、新患受付登録施設及び
外来診療患者施設による処理手順を示すフローチャー
ト。
【図9】同実施の形態において、入院患者治療施設及び
入院患者手術施設よる処理手順を示すフローチャート。
【図10】本発明による医療情報管理システムの第2の
実施の形態を示すブロック構成図。
【図11】同実施の形態で使用される入院患者用ブレス
レットを示す斜視図。
【図12】同実施の形態における入院患者手術施設で使
用されるブレスレットを示す斜視図。
【図13】同実施の形態において、入院患者治療施設及
び入院患者手術施設よる処理手順を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1……新患受付登録施設 2……入院患者治療施設 3……入院患者手術施設 4……管理用中央コンピュータ 5……IDカード発行装置 6……指紋認証装置 7……IDカード用バーコード印刷装置 8……カルテ自動発行・バーコード印刷装置 8a……帳票類自動発行・配布装置 9,25……携帯スキャナ 9a……指紋認証・バーコード変換装置 9b……指紋認証・個人情報書込装置 10……バーコード印刷装置 10a……個人情報書込装置 11……IDカード読み取り装置 12……ブレスレット取り付け装置 13……ナースステーション 14……パソコン 15……プリンタ 16……携帯スキャナ用I/Fユニット 17……病院内無線モデム端末 18……携帯スキャナ用自動充電装置 19……CRT 20……無線モデム 20a……無線/有線モデム端末 21,21a,22,22a,23,23a……ブレス
レット 26……無線タグ用通信端末 27……バーコード 28……無線タグ用通信端末 31……指紋識別装置 32……CMOS型カメラ 33……液晶表示画面 34……表示装置 35……充電器接続端子 36……アダプター型バーコードスキャナ装置 37……バーコードスキャナ部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新患者の指紋のパターン情報から変換さ
    れたバーコードが所定の位置に印刷された診療カード及
    び診療用カルテに記載されたデータ、又は記載するデー
    タを管理する管理用コンピュータに接続され前記新患者
    の指紋のパターン情報と患者氏名、年齢、性別などの個
    人情報とを一括若しくは複数のバーコードデータに変換
    するバーコード変換装置と、このバーコード変換装置に
    より変換されたバーコードデータを入院患者の手首に施
    錠されるブレスレッドに印刷するバーコード印刷装置
    と、入院患者の薬剤投与時に前記管理用コンピュータか
    ら伝送される患者個人のデータと指紋情報並びに投薬デ
    ータの一部若しくは全部の組合せデータを受信してメモ
    リに記憶し、この記憶データに基づいて患者本人の識別
    と投薬内容とを確認する患者識別用携帯端末とを備えた
    ことを特徴とする医療情報管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の医療情報管理システムに
    おいて、患者識別用形態端末は、入院患者の指紋を採取
    して前記メモリに記憶されている指紋情報と照合する機
    能を有することを特徴とする医療情報管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の医療情報管理システムに
    おいて、患者識別用携帯端末は、患者の治療行為の結果
    を確認し、この治療行為の結果を伝送する機能を有する
    ことを特徴とする医療情報管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の医療情報管理システムに
    おいて、患者識別用携帯端末は、微弱な電波による通信
    機能、若しくは赤外線無線通信機能を備え、前記管理用
    コンピュータ又はナースステーションに設置され且つ前
    記管理用コンピュータに接続されたパソコンとの間でデ
    ータを送受信することを特徴とする医療情報管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の医療情報管理システムにおいて、患者識別用携帯端末
    の通信機能により送受信されるデータは、患者のベット
    若しくは近傍に設置された伝送装置を介して転送される
    と共に、表示装置に表示させるようにしたことを特徴と
    する医療情報管理システム。
  6. 【請求項6】 新患者の指紋のパターン情報から変換さ
    れたバーコードが所定の位置に印刷された診療カード及
    び診療用カルテに記載されたデータ、又は記載するデー
    タを管理する管理用コンピュータに接続され前記新患者
    の指紋のパターン情報と患者氏名、年齢、性別などの個
    人情報とを一括若しくは複数の情報として無線タグに書
    き込む書込み装置と、この書込み装置により書き込まれ
    た無線タグをブレスレッドに埋設して入院患者の手首に
    施錠するブレスレット取付装置と、入院患者の薬剤投与
    時に前記管理用コンピュータから伝送される患者個人の
    データを受信してメモリに記憶し、前記ブレスレットの
    無線タグに書き込まれた情報と患者本人の指紋情報並び
    に投薬データの一部若しくは全部の組合せデータを受信
    してメモリに記憶し、この記憶データに基づいて患者本
    人の識別と投薬内容とを確認する患者識別用携帯端末と
    を備えたことを特徴とする医療情報管理システム。
  7. 【請求項7】 入院患者の薬剤投与時に新患者の指紋の
    パターン情報から変換されたバーコードが所定の位置に
    印刷された診療カード及び診療用カルテに記載されたデ
    ータ、又は記載するデータを管理する管理用コンピュー
    タから伝送される患者個人のデータを受信して記憶する
    メモリと、入院患者の手首に施錠されたブレスレットの
    バーコード及び薬剤に貼付されているバーコードを読取
    るバーコード読取り手段と、前記患者の指紋を識別する
    指紋識別手段と、前記バーコード読取り手段により読取
    られたデータ及び指紋識別手段により識別された指紋情
    報と前記メモリに記憶されている患者個人のデータ及び
    指紋情報並びに投薬データとをそれぞれ照合して患者本
    人の識別と投薬内容とを認証する認証手段とを備えたこ
    とを特徴とする患者識別用携帯端末。
  8. 【請求項8】 入院患者の薬剤投与時に新患者の指紋の
    パターン情報から変換されたバーコードが所定の位置に
    印刷された診療カード及び診療用カルテに記載されたデ
    ータ、又は記載するデータを管理する管理用コンピュー
    タから伝送される患者個人のデータを受信して記憶する
    メモリと、入院患者の手首に施錠されたブレスレットに
    埋め込まれた無線タグに書き込まれている個人情報及び
    薬剤に貼付されているバーコードを読取る読取り手段
    と、前記患者の指紋を識別する指紋識別手段と、前記読
    取り手段により読取られたデータ及び指紋識別手段によ
    り識別された指紋情報と前記メモリに記憶されている患
    者個人のデータ及び指紋情報並びに投薬データとをそれ
    ぞれ照合して患者本人の識別と投薬内容とを認証する認
    証手段とを備えたことを特徴とする患者識別用携帯端
    末。
  9. 【請求項9】 請求項7又は請求項8に記載の患者識別
    用携帯端末において、バーコード読取手段は、小型CC
    Dカメラ又はCMOSカメラなどの小型、低消費電力の
    小型カメラであることを特徴とする患者識別用携帯端
    末。
  10. 【請求項10】 請求項7又は請求項8に記載の患者識
    別用携帯端末において、バーコード読取手段は、アダプ
    タ型バーコードスキャナであることを特徴とする患者識
    別用携帯端末。
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