JP2004013268A - 医師選定方法、及び医師選定システム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、患者の病状又は要求に応じて適切な医師を選定するための医師選定方法、及び医師選定システムを提供する。
【解決手段】本発明の医師選定方法、及び医師選定システムは、疾病状態を入力するステップ11と、予め記憶している少なくとも医師の専門分野と総合ランクのいずれかの項目を有している情報を読み出し、入力されたデータにより決定する条件を満たす医師を選定するステップ24aと、を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の医師選定方法、及び医師選定システムは、疾病状態を入力するステップ11と、予め記憶している少なくとも医師の専門分野と総合ランクのいずれかの項目を有している情報を読み出し、入力されたデータにより決定する条件を満たす医師を選定するステップ24aと、を備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力されたデータに基づいて適切な医師を選定するための方法及びその方法を利用した医師選定方法、及び医師選定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、患者は病気になると、その病気について自分が分かる範囲内でその病状について分析し、その分析した病状に基づいて、その病状に関する診療部門(例えば、風邪であれば内科等)を備えている病院へ行き、診察を受ける。病院においては、曜日や時間帯毎に担当医(通常2〜3人程度)が定められており、受付の順番毎にその担当医の中から医師が割り当てられて診察が行われる。
【0003】
また、特定の医師に診察してもらうには、原則として紹介状が必要な場合が多い。特定の医師が外来診療もしていれば、その曜日・時間帯に合わせて診療を受けにくる患者も多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、患者は初診であれば、まず、どの診療部門に属するのか判断がつかない場合が多々あるという問題がある。
【0005】
また、通常、病院内においては、曜日や時間帯ごとに担当医が定められており、順番に割り振られて診察を受けるため、その担当医が患者の病状に対して得意分野(専門分野)であるかどうかはわからない。そのため、難しい判断を必要とする場合には、誤診する場合もあり得る。更に、その事実はほとんどの場合、患者側には分からないという問題がある。
【0006】
また、例えば、内科であっても、気管支や肺、肝臓、・・・等複数の専門に分かれており、担当医にもそれぞれ得意分野・不得意分野があり、患者側としては、例えば、病状が気管支喘息であれば、気管支の専門医に診察してもらう方が、患者側も安心である。
【0007】
また、特定の医師に診察してもらうには、その医師が担当する曜日又は時間を独自で調べて、その時間帯に合わせて診療しに行くしかないという問題がある。
【0008】
そこで本発明は、患者の病状又は要求に応じて適切な医師を選定するための医師選定方法、及び医師選定システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0010】
請求項1の発明は、疾病状態を入力するステップと、予め記憶している医師の情報を読み出し、前記入力したデータにより決定する条件を満たす医師を選定するステップと、を備えていることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、患者等の疾病状態に基づいて適切な医師を選定することができるため、誤診等を起こす確率は少なくなるとともに、患者も安心して診療を受けることができる。
【0012】
請求項2の発明は、前記医師の情報は、少なくとも医師の専門分野と、総合ランクのいずれかの項目を備えている情報であることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、医師の情報により適切な医師を選定することができる。また、医師を選定するための情報として、各医師ごとの専門分野及び総合ランク以外にも、経験年数やオペ回数、外来経験、不得意分野等の細かい情報から構成することにより、より適切な医師を選定することができる。
【0014】
請求項3の発明は、疾病状態を入力するための入力手段(11)と、前記入力手段により入力したデータから適切な医師を選定するための検索条件を決定するための検索条件決定手段と、医師を選定するための判断基準となる指針データを記憶するための記憶手段(22)と、前記指針データを読み出し、前記検索条件決定手段により決定する条件を満たす医師を選定するための選定手段(24a)と、を備えていることを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、疾病状態を入力するのみで、その疾病状態に対し診療するための適切な医師を選定することができる。
【0016】
請求項4の発明は、前記指針データは、少なくとも医師の専門分野と、総合ランクのいずれかの項目を備えている情報であることを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、指針データにより適切な医師を選定することができる。また、医師を選定するための指針データとして、各医師ごとの専門分野及び総合ランク以外にも、経験年数やオペ回数、外来経験、不得意分野等の細かい情報から構成することにより、より適切な医師を選定することができる。
【0018】
請求項5の発明は、医師の予約状況データを記憶するための記憶手段と、前記選定手段により選定する医師の予約状況データを読み出し空いている時間帯に予約するための予約手段と、を備えていることを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、選定した医師の予約状況に基づいて(空いている時間帯に予約して)医師を選定することができる。
【0020】
請求項6の発明は、前記予約手段により予約する情報を出力するための出力手段(12)を備えていることを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、医師又は患者に予約した旨を通知することができる。
【0022】
請求項7の発明は、前記指針データには予め項目毎に優先順位が定められ、前記予約手段により医師の予約状況データを読み出す際に空きがない場合は、前記優先順位の順に医師を選定することを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、優先順位順に医師を決定する。また、決定した医師の予約状況に基づいて医師を選定することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明である医師選定方法、及び医師選定システムに係る実施の形態について詳細に説明する。本実施形態においては、患者の疾病状態に応じて医師を選定するとともに、その選定された医師の診療予約をもすることが可能な選定システムについて詳細に説明する。図1は選定システムの構成を示す図である。
【0025】
本システムは、主として病院や診療所等の医療機関に設置する。本システムは、患者が病気の状態(症状)を入力するための問診端末10、10、・・・、10と、問診端末10からの入力により症状を特定し、特定した症状に適した医師の選定処理を行うための中央処理装置20と、を備える。また、問診端末10と中央処理装置20とは、LAN等の通信回線30により接続している。また、通常、問診端末10は医療機関内に複数備えられる。以下の説明においては、1台の問診端末10と中央処理装置20との構成を例にとって説明する。
【0026】
問診端末10は、通常のパーソナルコンピュータであり、入力部11と、出力部12と、記憶部13と、制御部14と、通信部15と、を備えている。
【0027】
入力部11は、病気の状態(疾病状態)を入力するための入力手段として機能する。また入力部11は、キーボードやマウス等を備えている。このキーボードやマウス等により、症状を把握するための項目(質問)にしたがって文字を入力、又は選択する。また、入力部11として、画面に触れることにより画面上に表示された項目等を選択することが可能なタッチパネルを使用してもよい。
【0028】
出力部12は、入力する文字や文字等を選択するための項目等を表示したり、本システムにおいて診療予約した予約データ(情報)を発券(出力)したりするための出力手段として機能し、画面を有する表示装置・印刷装置等を備えている。
【0029】
記憶部13は、画面上に問診項目等を表示するための情報(例えば、症状を把握するための質問事項等を表示するための問診用データ)や中央処理装置にデータを伝送するための情報(患者により入力された問診用データを編集するための編集用データ)を記憶するための記憶手段として機能する。記憶部13は、例えば、ハードディスク等を備える。
【0030】
制御部14は、記憶した情報(データ)や入力手段により入力した文字等を画面上に出力処理したり、入力したデータを所定の情報データとして編集したりするための制御手段として機能する。また、制御部14は問診データ生成部14aを備え、患者により入力された問診用データを所定の書式に編集する機能を備えている。
【0031】
通信部15は、問診データ生成部14aにより生成したデータを中央処理装置20に送信、及び/又は中央処理装置20からデータを受信するための通信手段として機能する。
【0032】
また、問診端末10には、血圧や体温等のバイタルサインを測定する測定装置を入力手段の一つとして備えていることが好ましい。
【0033】
中央処理装置20とは、通常サーバと呼ばれる装置である。中央処理装置20は、入力部21と、記憶部22と、通信部23と、制御部24と、を備えている。
【0034】
入力部21は、医師を選定するための指針データ(医療機関内の各医師の情報等)を入力するための入力手段として機能し、キーボードやマウス等を備えている。この入力部21は、別個独立に入力端末装置等として設けてもよい。例えば、医療機関等の医院長室等の様に特定の人のみが操作できる場所に設けられるとよい。その場合は、LAN等の通信回線30を通じて中央処理装置20と接続される。
【0035】
記憶部22は、入力部21により入力した指針データ(具体的な例としては、各医師の専門分野の情報、医療機関内の各医師の成績・オペ経験や経験年数等の情報、及びそれらを考慮して決定された総合ランク(信頼度を表す単位)が付加された情報等)、又は各医師の予約状況を表す情報(例えば、予約状況データ等)を記憶するための記憶手段として機能する。記憶部22は、例えば、ハードディスク等を備える。
【0036】
通信部23は、問診端末10から入力されたデータを受信、及び/又は受信したデータに基づいて選定したデータを編集処理したデータを送信するための通信手段として機能する。
【0037】
制御部24は、選定部24aと編集部24bとを備えており、受信したデータに基づいて医師を選定するための検索条件を決定し、その決定した条件を満たす医師を記憶手段に記憶している医師のデータ(指針データ)から選定したり、選定したデータを所定のデータとして編集したりして処理するための制御手段として機能する。
【0038】
具体的には、選定部24aは受信したデータに基づいて適切な医師を選定するための検索条件を決定する検索条件決定手段としての検索条件決定部、決定した検索条件を満たす医師を記憶部22に記憶している医師の情報(指針データ)から選定するための選定手段としての医師選定部と、選定された医師の診療予約をとるための予約部とを、備える。
【0039】
検索条件決定部は、問診端末10より入力したデータに基づいて、患者が何の診療部門(内科、整形外科等)に属し、どのような病気(喘息、骨折等)であるかを判断し、医師の選択をするための検索条件(例えば、喘息と判断されれば、内科(消化器科)や患者の要望する事項)を決定する処理を行う。
【0040】
また、医師選定部は、検索条件決定部により決定した条件(上記例であれば内科(消化器科))に基づいて、中央処理装置20の記憶部22に記憶している医師の情報(指針データ)から医師を選定する処理を行う。
【0041】
また、予約部は、医師選定部により選定された医師の予約状況データを中央処理装置20の記憶部22から読み出して、選定された医師の空いている時間帯に予約の入力をする処理を行う。
【0042】
また、中央処理装置20の記憶部22に記憶している指針データには予め項目毎に優先順位を定めておき、選定した医師に空いている時間帯がない場合には、医師選定部により、指針データに定めている優先順位の順に医師を選定する処理を行う。
【0043】
編集部24bは、医師選定部により選定した医師と予約した旨のデータを所定の書式に編集する処理を行う。編集したデータは、通信部23を介して問診端末10に送信する。その際、選定された医師にもそのデータを送信するようにしてもよい。
【0044】
このように本システムは、疾病状態をデータとして入力するための入力手段としての入力部11と、医師を選定するための判断基準となるとともに少なくとも医師の専門分野と総合ランクのいずれかの項目から構成している指針データと医師の予約状況データとを記憶するための記憶手段としての記憶部22と、前記入力部11により入力したデータから適切な医師を選定するための検索条件を決定する検索条件決定手段と、前記指針データを読み出し前記検索条件決定手段により決定する条件を満たす医師を選定するための選定手段と、前記選定手段により選定する医師の予約状況データを読み出し空いている時間帯に予約する予約手段と、を有する制御部24と、前記予約手段により予約する情報を出力するための出力手段としての出力部12と、を備えている。
【0045】
本システムにおける動作処理の手順について説明する。図2は本システムの動作処理を示すフローを示し、図3は入力画面の例を示し、図3(a)は疾病箇所選択図、図3(b)は疾病症状選択図及び入力図を示し、図4は「内科」におけ
る指
針データの具体例を示し、図5は出力部より発行する予約券の具体例を示す。また、問診端末及び中央処理装置は初期化した状態で起動しており、システムを終了するごとに初期化する処理を行う(ステップS101)。
【0046】
患者は、まず医療機関に来訪したら問診端末10により表示される項目等にしたがって(例えば、痛み等のある位置や症状等の項目)、キーボードから病気の状態を入力又は選択する(ステップS102)。
【0047】
具体的には、問診端末10の画面には、記憶部13に記憶している問診用データから所定の書式データを読み出し画面上に表示している。患者は表示された画面に基づいて自己の症状を選択、又は入力する。
【0048】
更に具体的には、図3(a)に示すように、まず画面50には、人間のモデル51が表示される。このモデル51は、頭部51aと、顔部51bと、首部51cと、胸部51dと、腹部51eと、腕部51hと、手部51i、足部51fと、つま先部51gと、に区分けされている。患者は、このモデルを自分に見立てて、自己の疾病箇所を選択する。ここで、複数の箇所を選択することも可能である。このモデル51において、自己(患者)の疾病箇所を選択すると、その部分が斜線部で表される。本実施形態においては、例えば、「首部51c」を選択した場合を示す。
【0049】
次に、図3(b)に示すように、画面55には、選択した箇所(首部51c)から症状を特定するための質問項目55aと、選択肢55bと、入力欄55cと、から構成されるデータが読み出され、表示される。選択肢は、例えば、「はい」と、「いいえ」とに区分けされる。その項目にしたがって患者は返答するための選択を行う。また、その他、医師の選定を自分でしたい場合や診察時間の設定をしたい場合は希望医師や希望時間を入力欄55cにキーボード等により入力する。
【0050】
すべての入力が終了すると、制御部14はこれらのデータを問診データ生成部14aにより所定の書式に編集する(ステップS103)。編集が終了すると、その編集されたデータは、通信部15により通信回線30を介して中央処理装置20に送信される(ステップS104)。
【0051】
中央処理装置20は、通信部23によりその編集データを受信し(ステップS105)、制御部24の選定部24aによりそのデータに基づいて適した診療部門(例えば、内科、外科、眼科等)の選定を行い、検索条件を決定する。(ステップS106)。例えば、図3(a)において首部を選択し、図3(b)において「息苦しい」や「喉がゼーゼーする」という項目に対し、「はい」を選択することにより、結果として、診療部門として「内科」が選定される。更に、細かくは「消化器科」が選定される。
【0052】
次に症状(検索条件)に基づいてそれに適した専門分野に精通する医師の中からその重傷度に応じて、医師を選定する(ステップS107)。
【0053】
医師の選定は、検索条件に基づいて図4に示す「内科」における指針データ60を参照して選定される。指針データは、医療機関すべての診療部門のすべてを一括して表しても構わない。例えば、問診端末10からの入力により検索条件として「消化器科」が選定されると、図4に示す指針データ60を記憶部22から読み出す。指針データ60は各医師の項目62、62、・・・、62と、各医師の専門分野61、61、・・・、61と、から構成されている表である。各医師には、医師ランク(評価)63が優先順位の順に付加されている。また、各医師の専門分野は記号64(例えば、二重丸)が付加されている。例えば、選定部24aの検索条件決定部により、検索条件として「消化器科」であることが決定した場合は、医師選定部により専門分野が「消化器科」の列を参照し、その医師ランク63を参照して特定の医師が選定される(本実施形態の例では、図4により、A氏が選定される)。各医師に付加されている医師ランク(評価)63は、院長等がその医療機関内において、医師の一人一人のオペ経験、診療経験、実績等により評価したランクデータ(優先順位データ)である。このランクは図4に示すように総合ランクとして付加してもよいが、更に細かくオペ経験、診療経験、実績等を個別に評価してランク付けするとなおよい。
【0054】
更に具体的には、患者から入力、又は選択された問診結果より、患者の重傷度が軽い患者から重い患者にランク付けし、そのランクに応じて、医師を選定する。即ち、重傷度の重い患者にはランクの高い(例えば、図4においては数値が低いほどランクは高い)医師が選定される。
【0055】
また、医師を選定する場合には、選択順序に優先順位を設け、その優先順位順に医師を選定する。例えば、患者の要望、診療部門、専門分野、患者の重傷度の順に優先順位を設けて、医師を選定する。具体的には、患者の要望はなく、問診結果からは検索条件として診療部門が「内科」と決定したが、専門分野までは絞り込めない場合であって重傷度が重い患者である場合は、内科の医師の中から専門分野は関係なく一番高いランクの医師を選定するように処理する。
【0056】
また、指針データには、医師の選択順にも優先順位を設け、その優先順位が高い医師から順に選択するとよい。例えば、一度、選定された医師の予約状況データに空きがない場合には、優先順位の順に記憶部22に記憶されている医師の予約状況データを参照し、空きのある医師を選択する処理を行うとよい。
【0057】
また、各医師には、特別時間枠のようなものを設け、その時間枠に要求があった順に予約できるようにするとよい。公平を期するためである。そうすることにより、時間はかかるが、誰でもが要求した医師に診察してもらうことが可能となる。
【0058】
次に、選定された医師と、その特定された医師の診療スケジュール(予約状況データ)とを比較する。医師の診療スケジュールは例えば、空き情報を有しており、特定された医師の診療スケジュールに空きがあれば、その欄に予約情報を自動的に入力し、予約を手配する(ステップS108)。空きがない場合は、上記に示したように指針データを参照し、優先順位の順に医師の予約状況を参照し、空きのある医師を選定し、予約情報を入力し、予約の手配をする処理を行う。
【0059】
予約情報が入力されると、制御部24は、編集部24bにより、選定された医師と予約した旨のデータを所定の書式に編集し、通信部23により通信回線30を介して問診端末10に送信する(ステップS109)。問診端末10はその情報データを受信し(ステップS110)、制御部14により出力部12としての画面にその予約データ(予約情報)を表示する。患者はその予約情報を確認し、発券指示を行うことにより、図5に示すように、予約番号65aが表示された予約券65を出力部12により発行(出力)する(ステップS111)。その際、予約券65には、少なくとも予約番号65aと、担当科65bと、担当医65cと、を表示するとよい。また、待合所の場所等のデータも併せて表示するとなおよい。また、その情報をICカード等に記録するようにしてもよい。記録されたデータは、忘れた時等に、この問診端末等により読み出して、予約時間、担当医等を確認できるようにしてもよい。
【0060】
本発明は以上の実施形態に限定されることなく、種々の形態にて実施してよい。例えば、本実施形態においては、患者が問診端末により疾病状態を入力する形態であるが、患者の受付所等に問診端末と問診票をデータとして読み取るためのOCR(optical character reader(光学的文字読取装置))等の機器等を備え、患者が問診票(疾病状態を記入する所定の様式)に記入後、患者に代わりにその問診票をデータとして中央処理装置に送信し、適切な医師を選定する形態としてもよい。
【0061】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明に係る医師選定方法、及び医師選定システムによれば、患者の症状に適した医師を選定できるので、患者は安心して診療を受けることができる。また、誤診等の確率も非常に低くなる。更に、病院に対しての信頼が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である選定システムの構成を示す図である。
【図2】本発明である選定システムの処理フローである。
【図3】入力画面の例を示し、図3(a)は疾病箇所選択図、図3(b)は疾病症状選
択図
及び入力図である。
【図4】「内科」における指針データの具体例である。
【図5】出力部より発行される予約券の具体例である。
【符号の説明】
11 入力部
12 出力部
22 記憶部
24a 選定部
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力されたデータに基づいて適切な医師を選定するための方法及びその方法を利用した医師選定方法、及び医師選定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、患者は病気になると、その病気について自分が分かる範囲内でその病状について分析し、その分析した病状に基づいて、その病状に関する診療部門(例えば、風邪であれば内科等)を備えている病院へ行き、診察を受ける。病院においては、曜日や時間帯毎に担当医(通常2〜3人程度)が定められており、受付の順番毎にその担当医の中から医師が割り当てられて診察が行われる。
【0003】
また、特定の医師に診察してもらうには、原則として紹介状が必要な場合が多い。特定の医師が外来診療もしていれば、その曜日・時間帯に合わせて診療を受けにくる患者も多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、患者は初診であれば、まず、どの診療部門に属するのか判断がつかない場合が多々あるという問題がある。
【0005】
また、通常、病院内においては、曜日や時間帯ごとに担当医が定められており、順番に割り振られて診察を受けるため、その担当医が患者の病状に対して得意分野(専門分野)であるかどうかはわからない。そのため、難しい判断を必要とする場合には、誤診する場合もあり得る。更に、その事実はほとんどの場合、患者側には分からないという問題がある。
【0006】
また、例えば、内科であっても、気管支や肺、肝臓、・・・等複数の専門に分かれており、担当医にもそれぞれ得意分野・不得意分野があり、患者側としては、例えば、病状が気管支喘息であれば、気管支の専門医に診察してもらう方が、患者側も安心である。
【0007】
また、特定の医師に診察してもらうには、その医師が担当する曜日又は時間を独自で調べて、その時間帯に合わせて診療しに行くしかないという問題がある。
【0008】
そこで本発明は、患者の病状又は要求に応じて適切な医師を選定するための医師選定方法、及び医師選定システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0010】
請求項1の発明は、疾病状態を入力するステップと、予め記憶している医師の情報を読み出し、前記入力したデータにより決定する条件を満たす医師を選定するステップと、を備えていることを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、患者等の疾病状態に基づいて適切な医師を選定することができるため、誤診等を起こす確率は少なくなるとともに、患者も安心して診療を受けることができる。
【0012】
請求項2の発明は、前記医師の情報は、少なくとも医師の専門分野と、総合ランクのいずれかの項目を備えている情報であることを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、医師の情報により適切な医師を選定することができる。また、医師を選定するための情報として、各医師ごとの専門分野及び総合ランク以外にも、経験年数やオペ回数、外来経験、不得意分野等の細かい情報から構成することにより、より適切な医師を選定することができる。
【0014】
請求項3の発明は、疾病状態を入力するための入力手段(11)と、前記入力手段により入力したデータから適切な医師を選定するための検索条件を決定するための検索条件決定手段と、医師を選定するための判断基準となる指針データを記憶するための記憶手段(22)と、前記指針データを読み出し、前記検索条件決定手段により決定する条件を満たす医師を選定するための選定手段(24a)と、を備えていることを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、疾病状態を入力するのみで、その疾病状態に対し診療するための適切な医師を選定することができる。
【0016】
請求項4の発明は、前記指針データは、少なくとも医師の専門分野と、総合ランクのいずれかの項目を備えている情報であることを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、指針データにより適切な医師を選定することができる。また、医師を選定するための指針データとして、各医師ごとの専門分野及び総合ランク以外にも、経験年数やオペ回数、外来経験、不得意分野等の細かい情報から構成することにより、より適切な医師を選定することができる。
【0018】
請求項5の発明は、医師の予約状況データを記憶するための記憶手段と、前記選定手段により選定する医師の予約状況データを読み出し空いている時間帯に予約するための予約手段と、を備えていることを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、選定した医師の予約状況に基づいて(空いている時間帯に予約して)医師を選定することができる。
【0020】
請求項6の発明は、前記予約手段により予約する情報を出力するための出力手段(12)を備えていることを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、医師又は患者に予約した旨を通知することができる。
【0022】
請求項7の発明は、前記指針データには予め項目毎に優先順位が定められ、前記予約手段により医師の予約状況データを読み出す際に空きがない場合は、前記優先順位の順に医師を選定することを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、優先順位順に医師を決定する。また、決定した医師の予約状況に基づいて医師を選定することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明である医師選定方法、及び医師選定システムに係る実施の形態について詳細に説明する。本実施形態においては、患者の疾病状態に応じて医師を選定するとともに、その選定された医師の診療予約をもすることが可能な選定システムについて詳細に説明する。図1は選定システムの構成を示す図である。
【0025】
本システムは、主として病院や診療所等の医療機関に設置する。本システムは、患者が病気の状態(症状)を入力するための問診端末10、10、・・・、10と、問診端末10からの入力により症状を特定し、特定した症状に適した医師の選定処理を行うための中央処理装置20と、を備える。また、問診端末10と中央処理装置20とは、LAN等の通信回線30により接続している。また、通常、問診端末10は医療機関内に複数備えられる。以下の説明においては、1台の問診端末10と中央処理装置20との構成を例にとって説明する。
【0026】
問診端末10は、通常のパーソナルコンピュータであり、入力部11と、出力部12と、記憶部13と、制御部14と、通信部15と、を備えている。
【0027】
入力部11は、病気の状態(疾病状態)を入力するための入力手段として機能する。また入力部11は、キーボードやマウス等を備えている。このキーボードやマウス等により、症状を把握するための項目(質問)にしたがって文字を入力、又は選択する。また、入力部11として、画面に触れることにより画面上に表示された項目等を選択することが可能なタッチパネルを使用してもよい。
【0028】
出力部12は、入力する文字や文字等を選択するための項目等を表示したり、本システムにおいて診療予約した予約データ(情報)を発券(出力)したりするための出力手段として機能し、画面を有する表示装置・印刷装置等を備えている。
【0029】
記憶部13は、画面上に問診項目等を表示するための情報(例えば、症状を把握するための質問事項等を表示するための問診用データ)や中央処理装置にデータを伝送するための情報(患者により入力された問診用データを編集するための編集用データ)を記憶するための記憶手段として機能する。記憶部13は、例えば、ハードディスク等を備える。
【0030】
制御部14は、記憶した情報(データ)や入力手段により入力した文字等を画面上に出力処理したり、入力したデータを所定の情報データとして編集したりするための制御手段として機能する。また、制御部14は問診データ生成部14aを備え、患者により入力された問診用データを所定の書式に編集する機能を備えている。
【0031】
通信部15は、問診データ生成部14aにより生成したデータを中央処理装置20に送信、及び/又は中央処理装置20からデータを受信するための通信手段として機能する。
【0032】
また、問診端末10には、血圧や体温等のバイタルサインを測定する測定装置を入力手段の一つとして備えていることが好ましい。
【0033】
中央処理装置20とは、通常サーバと呼ばれる装置である。中央処理装置20は、入力部21と、記憶部22と、通信部23と、制御部24と、を備えている。
【0034】
入力部21は、医師を選定するための指針データ(医療機関内の各医師の情報等)を入力するための入力手段として機能し、キーボードやマウス等を備えている。この入力部21は、別個独立に入力端末装置等として設けてもよい。例えば、医療機関等の医院長室等の様に特定の人のみが操作できる場所に設けられるとよい。その場合は、LAN等の通信回線30を通じて中央処理装置20と接続される。
【0035】
記憶部22は、入力部21により入力した指針データ(具体的な例としては、各医師の専門分野の情報、医療機関内の各医師の成績・オペ経験や経験年数等の情報、及びそれらを考慮して決定された総合ランク(信頼度を表す単位)が付加された情報等)、又は各医師の予約状況を表す情報(例えば、予約状況データ等)を記憶するための記憶手段として機能する。記憶部22は、例えば、ハードディスク等を備える。
【0036】
通信部23は、問診端末10から入力されたデータを受信、及び/又は受信したデータに基づいて選定したデータを編集処理したデータを送信するための通信手段として機能する。
【0037】
制御部24は、選定部24aと編集部24bとを備えており、受信したデータに基づいて医師を選定するための検索条件を決定し、その決定した条件を満たす医師を記憶手段に記憶している医師のデータ(指針データ)から選定したり、選定したデータを所定のデータとして編集したりして処理するための制御手段として機能する。
【0038】
具体的には、選定部24aは受信したデータに基づいて適切な医師を選定するための検索条件を決定する検索条件決定手段としての検索条件決定部、決定した検索条件を満たす医師を記憶部22に記憶している医師の情報(指針データ)から選定するための選定手段としての医師選定部と、選定された医師の診療予約をとるための予約部とを、備える。
【0039】
検索条件決定部は、問診端末10より入力したデータに基づいて、患者が何の診療部門(内科、整形外科等)に属し、どのような病気(喘息、骨折等)であるかを判断し、医師の選択をするための検索条件(例えば、喘息と判断されれば、内科(消化器科)や患者の要望する事項)を決定する処理を行う。
【0040】
また、医師選定部は、検索条件決定部により決定した条件(上記例であれば内科(消化器科))に基づいて、中央処理装置20の記憶部22に記憶している医師の情報(指針データ)から医師を選定する処理を行う。
【0041】
また、予約部は、医師選定部により選定された医師の予約状況データを中央処理装置20の記憶部22から読み出して、選定された医師の空いている時間帯に予約の入力をする処理を行う。
【0042】
また、中央処理装置20の記憶部22に記憶している指針データには予め項目毎に優先順位を定めておき、選定した医師に空いている時間帯がない場合には、医師選定部により、指針データに定めている優先順位の順に医師を選定する処理を行う。
【0043】
編集部24bは、医師選定部により選定した医師と予約した旨のデータを所定の書式に編集する処理を行う。編集したデータは、通信部23を介して問診端末10に送信する。その際、選定された医師にもそのデータを送信するようにしてもよい。
【0044】
このように本システムは、疾病状態をデータとして入力するための入力手段としての入力部11と、医師を選定するための判断基準となるとともに少なくとも医師の専門分野と総合ランクのいずれかの項目から構成している指針データと医師の予約状況データとを記憶するための記憶手段としての記憶部22と、前記入力部11により入力したデータから適切な医師を選定するための検索条件を決定する検索条件決定手段と、前記指針データを読み出し前記検索条件決定手段により決定する条件を満たす医師を選定するための選定手段と、前記選定手段により選定する医師の予約状況データを読み出し空いている時間帯に予約する予約手段と、を有する制御部24と、前記予約手段により予約する情報を出力するための出力手段としての出力部12と、を備えている。
【0045】
本システムにおける動作処理の手順について説明する。図2は本システムの動作処理を示すフローを示し、図3は入力画面の例を示し、図3(a)は疾病箇所選択図、図3(b)は疾病症状選択図及び入力図を示し、図4は「内科」におけ
る指
針データの具体例を示し、図5は出力部より発行する予約券の具体例を示す。また、問診端末及び中央処理装置は初期化した状態で起動しており、システムを終了するごとに初期化する処理を行う(ステップS101)。
【0046】
患者は、まず医療機関に来訪したら問診端末10により表示される項目等にしたがって(例えば、痛み等のある位置や症状等の項目)、キーボードから病気の状態を入力又は選択する(ステップS102)。
【0047】
具体的には、問診端末10の画面には、記憶部13に記憶している問診用データから所定の書式データを読み出し画面上に表示している。患者は表示された画面に基づいて自己の症状を選択、又は入力する。
【0048】
更に具体的には、図3(a)に示すように、まず画面50には、人間のモデル51が表示される。このモデル51は、頭部51aと、顔部51bと、首部51cと、胸部51dと、腹部51eと、腕部51hと、手部51i、足部51fと、つま先部51gと、に区分けされている。患者は、このモデルを自分に見立てて、自己の疾病箇所を選択する。ここで、複数の箇所を選択することも可能である。このモデル51において、自己(患者)の疾病箇所を選択すると、その部分が斜線部で表される。本実施形態においては、例えば、「首部51c」を選択した場合を示す。
【0049】
次に、図3(b)に示すように、画面55には、選択した箇所(首部51c)から症状を特定するための質問項目55aと、選択肢55bと、入力欄55cと、から構成されるデータが読み出され、表示される。選択肢は、例えば、「はい」と、「いいえ」とに区分けされる。その項目にしたがって患者は返答するための選択を行う。また、その他、医師の選定を自分でしたい場合や診察時間の設定をしたい場合は希望医師や希望時間を入力欄55cにキーボード等により入力する。
【0050】
すべての入力が終了すると、制御部14はこれらのデータを問診データ生成部14aにより所定の書式に編集する(ステップS103)。編集が終了すると、その編集されたデータは、通信部15により通信回線30を介して中央処理装置20に送信される(ステップS104)。
【0051】
中央処理装置20は、通信部23によりその編集データを受信し(ステップS105)、制御部24の選定部24aによりそのデータに基づいて適した診療部門(例えば、内科、外科、眼科等)の選定を行い、検索条件を決定する。(ステップS106)。例えば、図3(a)において首部を選択し、図3(b)において「息苦しい」や「喉がゼーゼーする」という項目に対し、「はい」を選択することにより、結果として、診療部門として「内科」が選定される。更に、細かくは「消化器科」が選定される。
【0052】
次に症状(検索条件)に基づいてそれに適した専門分野に精通する医師の中からその重傷度に応じて、医師を選定する(ステップS107)。
【0053】
医師の選定は、検索条件に基づいて図4に示す「内科」における指針データ60を参照して選定される。指針データは、医療機関すべての診療部門のすべてを一括して表しても構わない。例えば、問診端末10からの入力により検索条件として「消化器科」が選定されると、図4に示す指針データ60を記憶部22から読み出す。指針データ60は各医師の項目62、62、・・・、62と、各医師の専門分野61、61、・・・、61と、から構成されている表である。各医師には、医師ランク(評価)63が優先順位の順に付加されている。また、各医師の専門分野は記号64(例えば、二重丸)が付加されている。例えば、選定部24aの検索条件決定部により、検索条件として「消化器科」であることが決定した場合は、医師選定部により専門分野が「消化器科」の列を参照し、その医師ランク63を参照して特定の医師が選定される(本実施形態の例では、図4により、A氏が選定される)。各医師に付加されている医師ランク(評価)63は、院長等がその医療機関内において、医師の一人一人のオペ経験、診療経験、実績等により評価したランクデータ(優先順位データ)である。このランクは図4に示すように総合ランクとして付加してもよいが、更に細かくオペ経験、診療経験、実績等を個別に評価してランク付けするとなおよい。
【0054】
更に具体的には、患者から入力、又は選択された問診結果より、患者の重傷度が軽い患者から重い患者にランク付けし、そのランクに応じて、医師を選定する。即ち、重傷度の重い患者にはランクの高い(例えば、図4においては数値が低いほどランクは高い)医師が選定される。
【0055】
また、医師を選定する場合には、選択順序に優先順位を設け、その優先順位順に医師を選定する。例えば、患者の要望、診療部門、専門分野、患者の重傷度の順に優先順位を設けて、医師を選定する。具体的には、患者の要望はなく、問診結果からは検索条件として診療部門が「内科」と決定したが、専門分野までは絞り込めない場合であって重傷度が重い患者である場合は、内科の医師の中から専門分野は関係なく一番高いランクの医師を選定するように処理する。
【0056】
また、指針データには、医師の選択順にも優先順位を設け、その優先順位が高い医師から順に選択するとよい。例えば、一度、選定された医師の予約状況データに空きがない場合には、優先順位の順に記憶部22に記憶されている医師の予約状況データを参照し、空きのある医師を選択する処理を行うとよい。
【0057】
また、各医師には、特別時間枠のようなものを設け、その時間枠に要求があった順に予約できるようにするとよい。公平を期するためである。そうすることにより、時間はかかるが、誰でもが要求した医師に診察してもらうことが可能となる。
【0058】
次に、選定された医師と、その特定された医師の診療スケジュール(予約状況データ)とを比較する。医師の診療スケジュールは例えば、空き情報を有しており、特定された医師の診療スケジュールに空きがあれば、その欄に予約情報を自動的に入力し、予約を手配する(ステップS108)。空きがない場合は、上記に示したように指針データを参照し、優先順位の順に医師の予約状況を参照し、空きのある医師を選定し、予約情報を入力し、予約の手配をする処理を行う。
【0059】
予約情報が入力されると、制御部24は、編集部24bにより、選定された医師と予約した旨のデータを所定の書式に編集し、通信部23により通信回線30を介して問診端末10に送信する(ステップS109)。問診端末10はその情報データを受信し(ステップS110)、制御部14により出力部12としての画面にその予約データ(予約情報)を表示する。患者はその予約情報を確認し、発券指示を行うことにより、図5に示すように、予約番号65aが表示された予約券65を出力部12により発行(出力)する(ステップS111)。その際、予約券65には、少なくとも予約番号65aと、担当科65bと、担当医65cと、を表示するとよい。また、待合所の場所等のデータも併せて表示するとなおよい。また、その情報をICカード等に記録するようにしてもよい。記録されたデータは、忘れた時等に、この問診端末等により読み出して、予約時間、担当医等を確認できるようにしてもよい。
【0060】
本発明は以上の実施形態に限定されることなく、種々の形態にて実施してよい。例えば、本実施形態においては、患者が問診端末により疾病状態を入力する形態であるが、患者の受付所等に問診端末と問診票をデータとして読み取るためのOCR(optical character reader(光学的文字読取装置))等の機器等を備え、患者が問診票(疾病状態を記入する所定の様式)に記入後、患者に代わりにその問診票をデータとして中央処理装置に送信し、適切な医師を選定する形態としてもよい。
【0061】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明に係る医師選定方法、及び医師選定システムによれば、患者の症状に適した医師を選定できるので、患者は安心して診療を受けることができる。また、誤診等の確率も非常に低くなる。更に、病院に対しての信頼が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である選定システムの構成を示す図である。
【図2】本発明である選定システムの処理フローである。
【図3】入力画面の例を示し、図3(a)は疾病箇所選択図、図3(b)は疾病症状選
択図
及び入力図である。
【図4】「内科」における指針データの具体例である。
【図5】出力部より発行される予約券の具体例である。
【符号の説明】
11 入力部
12 出力部
22 記憶部
24a 選定部
Claims (7)
- 疾病状態を入力するステップと、
予め記憶している医師の情報を読み出し、前記疾病状態の入力により決定する条件を満たす医師を選定するステップと、
を備えていることを特徴とする医師選定方法。 - 前記医師の情報は、少なくとも医師の専門分野と総合ランクのいずれかの項目を備えている情報であることを特徴とする請求項1に記載の医師選定方法。
- 疾病状態をデータとして入力するための入力手段と、
前記入力手段により入力するデータから適切な医師を選定するための検索条件を決定するための検索条件決定手段と、
医師を選定するための判断基準となる指針データを記憶するための記憶手段と、
前記指針データを読み出し、前記検索条件決定手段により決定する条件を満たす医師を選定するための選定手段と、
を備えていることを特徴とする医師選定システム。 - 前記指針データは、少なくとも医師の専門分野と総合ランクのいずれかの項目を備えているデータであることを特徴とする請求項3に記載の医師選定システム。
- 医師の予約状況データを記憶するための記憶手段と、
前記選定手段により選定した医師の予約状況データを読み出し空いている時間帯に予約するための予約手段と、
を備えていることを特徴とする請求項3、又は請求項4に記載の医師選定システム。 - 前記予約手段により予約する情報を出力するための出力手段を備えていることを特徴とする請求項5に記載の医師選定システム。
- 前記指針データには予め項目毎に優先順位が定められ、前記予約手段により医師の予約状況データを読み出す際に空きがない場合は、前記優先順位の順に医師を選定することを特徴とする請求項5、又は請求項6に記載の医師選定システム。
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