JP2002365907A - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JP2002365907A
JP2002365907A JP2001178119A JP2001178119A JP2002365907A JP 2002365907 A JP2002365907 A JP 2002365907A JP 2001178119 A JP2001178119 A JP 2001178119A JP 2001178119 A JP2001178119 A JP 2001178119A JP 2002365907 A JP2002365907 A JP 2002365907A
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Fumito Nonaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像ローラの長手方向両端部側をシールする
磁気シール部材の先端部近傍でのシール性の向上を図れ
るようにする。 【解決手段】 現像枠体16の下あご部16aの長手方
向に沿って貼り付けた吹出し防止シート19の長手方向
両端部と一部重なるようにして端部シール部材30を固
着し、弾性シール部材30の少なくとも一部を、磁気シ
ール部材21の先端に接触させることにより、磁気シー
ル部材21の先端近傍でのシール性をより向上させるこ
とが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上に形成
された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成す
る現像装置、該現像装置を備えたプロセスカートリッジ
及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを用いて記録媒体に画
像形成する電子写真画像形成装置においては、電子写真
感光体及び電子写真感光体に作用するプロセス手段を一
体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形
成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式
が従来より多く採用されている。
【0003】このプロセスカートリッジ方式によれば、
画像形成装置のメンテナンスをサービスマンによらずに
ユーザ自身で行うことができるので、格段に操作性を向
上させることができる。そのため、このプロセスカート
リッジ方式は、複写機、プリンタ等の画像形成装置にお
いて広く用いられている。
【0004】このようなプロセスカートリッジに内蔵さ
れた現像装置においては、回転する現像剤担持体(現像
ローラ)の長手方向両端部に、現像領域外ヘトナーが流
出するのを防止するためのシール部材が設けてある。従
来、このトナーの流出を防ぐシール部材には、フェルト
や発泡ゴムなどの弾性体が広く利用されている。
【0005】その代表的な例を、図17及び図18に示
す。図17は、従来のプロセスカートリッジに内蔵され
た現像装置の要部を示す概略正面断面図、図18は、現
像装置の要部を示す概略側面断面図である。
【0006】図17、図18に示すように、プロセスカ
ートリッジ100に設けられている現像ローラ102
は、その内部に磁石ローラ103を有し、ローラ軸受1
04を介して現像容器101に回転可能に支持されてい
る。このような構成により、現像容器101から供給さ
れたトナー(例えば、磁性粒子を樹脂中に分散した1成
分磁性トナー)は、磁石ローラ103の磁力によって現
像ローラ102の表面に付着し、現像ブレード105に
より層厚が一定に規制された後、現像ローラ102の回
転にともなって感光ドラム(不図示)上に形成された静
電潜像と対向する位置において、この静電潜像に付着し
て現像を行う。
【0007】そして、現像ローラ102の現像領域より
外側の長手方向両端部で、現像容器101に設けられて
いる現像ローラ102の感光ドラム(不図示)側に面し
ている開口側と反対側の奥部には、弾性を有するシール
部材106が取付けられており、このシール部材106
を現像ローラ102の外周面に当接させることによりト
ナーの流出を防止している。
【0008】また、最近では前記シール部材として、磁
性体を用いた磁気シール部材を用いたものが提案されて
いる。これは、磁気シール部材を現像容器の開口端部に
現像ローラと微小間隔を隔てて取付け、磁気シール部材
の磁力によってトナーを吸着してトナー漏れを防止する
ようにしたものである。
【0009】図19は、上記した磁気シール部材を有す
る現像装置を示す概略正面断面図である。なお、図1
7、図18と同一部材には同一符号を付して説明する。
同図において、磁石から形成されている磁気シール部材
107は、現像ローラ102の外周面に対して一定の間
隔を隔てて配置するために現像ローラ102の長手方向
両端部に巻装されるとともに、この状態で現像ローラ1
02とともに現像容器101に取付けられている。
【0010】磁気シール部材107は、図20に示すよ
うなS極とN極が交互の磁極パターンに着磁されてお
り、各々の磁力線108に沿って形成されるトナーの穂
立ちによる磁気ブラシによって現像ローラ102の外周
面と、磁気シール部材107の表面との間隙を埋め、ト
ナーが現像領域外に流出するのを防止している。
【0011】また、この他の従来例の磁気シール部材と
して、図21又は図22に示すような磁力線108を有
する磁極パターンに着磁された磁気シール部材107を
用いて磁気ブラシを形成する構成も知られている。な
お、図21の磁気シール部材107は、磁気シール部材
107の一方の側面にN極の磁極パターン、他方の側面
にS極の磁極パターンを有し、図22の磁気シール部材
107は、その長手方向の上面と下面にN極の磁極パタ
ーンとS極の磁極パターンを有している。
【0012】上記のような磁気シール部材107を用い
ることによって、現像ローラ102と磁気シール部材1
07とを非接触にできるので、現像ローラ102の回転
トルクは著しく小さくなる。従って、現像ローラ102
を駆動する駆動モータも小型で低価格なものでよく、ま
た回転トルクの変動も小さく、現像ローラ102や感光
ドラムの回転ムラが生じにくくなるので、これらの回転
ムラに起因する画質の低下を防ぐことができる。また、
磁気シール部材107の磨耗などもなくなるので、その
使用は半永久的であり、リサイクルにも対応可能であ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来例のように、磁気シール部材107で現像ローラ10
2の長手方向両端部を非接触でシールしてトナーを現像
領域外に流出するのを防止する構成の現像装置では、物
流搬送時の衝撃や、画像形成装置本体に現像装置が設け
られているプロセスカートリッジを装着する際の通常の
衝撃を受けた時でもトナー漏れを起こさないように考慮
されている。
【0014】しかしながら、ユーザが画像形成装置本体
に現像装置が設けられているプロセスカートリッジを装
着する際に、誤って過大に強く装着した場合などにおい
ては、磁気シール部材でシールされているトナーが現像
ローラの長手方向端部から漏れる虞があった。
【0015】そこで本発明は、磁気シール部材による現
像ローラ両端側のシール性をより高めることができるよ
うにした現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、静電潜像を担持した像担持体に近接又は
当接するようにして回転自在に支持され、磁性を有する
現像剤を内部に設けた磁気発生部材によって表面に磁気
的に担持して、現像バイアスの印加により現像領域にて
前記静電潜像に前記現像剤を付着させて顕像化する現像
剤担持体と、前記像担持体側にその長手方向に沿って開
口部を有し、前記現像剤担持体を回転自在に支持する現
像枠体と、前記現像剤担持体の長手方向両端側で、前記
現像剤担持体の外周面と所定の隙間を有するようにして
前記現像枠体に設けられ、前記現像剤担持体の長手方向
両端側からの現像剤の漏れを磁気的に封止する磁気シー
ル部材と、前記現像枠体の前記開口部の下面側の長手方
向に沿って基端側が固着され、長手方向両端側の少なく
とも一部が前記磁気シール部材の前記開口部の下面側に
位置する先端部と接するとともに、幅方向先端側が前記
現像剤担持体の下部側にその長手方向に沿って接して、
前記現像枠体と前記現像剤担持体間の隙間から前記開口
部への現像剤の吹出しを封止する弾性を有する吹出し防
止シート部材と、を有する現像装置において、前記吹出
し防止シート部材の長手方向両端部上に少なくとも一部
が重なるようして固着した弾性を有する端部シール部材
を備え、前記端部シール部材の少なくとも一部を、前記
磁気シール部材の前記開口部の下面側に位置する先端部
に接触させることを特徴としている。
【0017】また、前記端部シール部材の少なくとも一
部を、前記現像剤担持体にも接触させることを特徴とし
ている。
【0018】また、前記端部シール部材は、弾性材料で
形成された下層上にフェルト類の材料で形成された上層
を積層して構成されていることを特徴としている。
【0019】また、前記端部シール部材は、略L字型形
状に形成されていることを特徴としている。
【0020】また、静電潜像が形成される像担持体と、
前記像担持体上に形成された前記静電潜像を現像して現
像剤像として顕像化する現像装置とを少なくとも備えて
一体的なカートリッジ構成とし、画像形成装置に着脱自
在に装着されるプロセスカートリッジにおいて、前記現
像装置が、請求項1、2、3又は4記載の現像装置であ
ることを特徴としている。
【0021】また、静電潜像が形成される像担持体と、
前記像担持体上に形成された前記静電潜像を現像して現
像剤像として顕像化する現像装置とを備えた画像形成装
置において、前記現像装置が、請求項1、2、3又は4
記載の現像装置であることを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る現像装置を有するプロセスカートリッジを備えた画像
形成装置(本実施の形態では、電子写真方式のレーザビ
ームプリンタ)Aを示す概略構成図である。
【0023】この画像形成装置(レーザビームプリン
タ)Aは、電子写真画像形成プロセスによって電子写真
感光体(以下、感光ドラムという)7上に形成されたト
ナー像を記録媒体(用紙やOHPシートなど)2に転写
して画像形成を行う。また、この画像形成装置(レーザ
ビームプリンタ)Aは、図2に示すように、その内部に
プロセスカートリッジBが着脱自在に装着されている
(プロセスカートリッジBの詳細については後述す
る)。
【0024】画像形成時には、帯電手段としての帯電ロ
ーラ8によって回転している感光ドラム7に帯電を行
い、次いで、この感光ドラム7に露光装置1から画像情
報に応じたレーザ光を、プロセスカートリッジBの上部
に形成した開口部(不図示)を通して照射して静電潜像
を形成する。露光装置1は、レーザダイオード1a、ポ
リゴンミラー1b、レンズ1c、反射ミラー1dなどを
有している。そして、この静電潜像を現像装置9のトナ
ー(現像剤)によって現像してトナー像を形成する。な
お、上記のトナーとしては、例えば磁性粒子を樹脂中に
分散した1成分磁性トナーを使用することができる。
【0025】現像装置9は、図2に示すように、プロセ
スカートリッジBに設けたトナー枠体11内のトナー
を、トナー送り部材11aの回転によって現像容器9d
側へ送り出す。そして、固定された磁石ローラ9bを内
蔵した現像ローラ9aを回転させるとともに、現像ブレ
ード9cによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現
像ローラ9aの表面に形成し、そのトナーを感光ドラム
7の現像領域へ供給する。そして、そのトナーを前記静
電潜像に応じて感光ドラム7へ転移させることによっ
て、トナー像を形成して可視像化する(現像装置9の詳
細については後述する)。
【0026】そして、トナー像の形成と同期して、複数
の給紙カセット3aにセットした所定サイズの用紙など
の記録媒体2を、ピックアップローラ3b、搬送ローラ
対3c、3d及びレジストローラ対3eによって、感光
ドラム7と転写手段としての転写ローラ4間の転写ニッ
プ部に搬送する。
【0027】そして、感光ドラム7に形成されたトナー
像を、転写バイアスが印加された転写ローラ4によって
記録媒体2上に転写する。その後、トナー像の転写を受
けた記録媒体2は、搬送ガイド3fでガイドされて定着
装置5へと搬送される。定着装置5は、駆動ローラ5c
と、ヒータ5aを内蔵する定着ローラ5bを有してお
り、トナー像が転写された記録媒体2を駆動ローラ5c
と定着ローラ5b間の定着ニップ部で挟持搬送して、通
過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して、転写された
トナー像を定着する。
【0028】そして、トナー像が定着された記録媒体2
を、排出ローラ対3g、3h、3iで搬送して排出トレ
イ6へと排出する。この排出トレイ6は、画像形成装置
本体14の上面に設けられている。なお、揺動可能なフ
ラッパ3kを動作させることにより、排出ローラ対3m
によってトナー像が定着された記録媒体2を画像形成装
置本体14の側面から排出することもできる。また、前
記転写後に感光ドラム7上に残留している転写残トナー
は、クリーニング器10のクリーニングブレード10a
によって除去されて次の画像形成動作に備える。
【0029】本実施の形態の画像形成装置Aでは、上記
の感光ドラム7、帯電ローラ8、現像装置9及びクリー
ニング器10は一体的にカートリッジ化されてプロセス
カートリッジBとして構成されており、画像形成装置本
体14に着脱自在に装着される。プロセスカートリッジ
Bは、トナーを収納したトナー枠体11と、現像装置9
を保持する現像枠体16と、感光ドラム7、帯電ローラ
8及びクリーニング器10を有するクリーニング枠体1
3とが結合されて構成されている。
【0030】本発明の実施の形態における現像装置9の
現像ローラ9aは、現像容器9dに回転自在に支持され
ており、図2、図3に示すように、現像ローラ9aの長
手方向における現像領域の両端側には、現像ローラ9a
の曲率に沿って略半円状の磁気シール部材21がそれぞ
れ設けられている。また、現像ローラ9aの長手方向に
おける磁気シール部材21の外側には、感光ドラム7と
の間の間隔を調整するスペーサコロ25がそれぞれ設け
られている。
【0031】磁気シール部材21は、図3、図4に示す
ように、現像ローラ9aの外周面と間隙gを隔てて配置
され、現像容器9dに取付けられている。また、磁気シ
ール部材21は、現像ローラ9aの長手方向となる磁石
22の幅方向側面に、磁性板(磁性部材)23を接合さ
せて構成されている。
【0032】(磁気シール部材)磁気シール部材21
は、その構成要素である磁石22がNd−Fe−Bの磁
性粉末を含有するナイロンバインダを備えた幅3mmの
射出成形品で、もう1つの構成要素である磁性板23が
厚さ1mmの鉄材である。そして、磁石22と磁性板2
3との接合方法は、射出成形のインサート成形によって
形成されている。なお、接合方法としては接着剤、両面
テープ、磁力のみによる吸着接合でもよい。
【0033】また、現像ローラ9aと磁気シール部材2
1との間隙gは0.1〜0.7mmあり、そのときの磁
気シール部材21の磁力による現像ローラ9a表面の磁
束密度は0.1〜0.2T(テスラ)程度ある。そし
て、磁気シール部材21内の磁石22と磁性板23との
位置関係は、現像容器9dの現像ローラ9aを設けた現
像領域における開口部26側に磁石22が、また、現像
ローラ9aの長手方向における開口部26より外側に磁
性板23が配置されている。
【0034】このように磁石22を現像容器9dの開口
部26側に、磁性板23を開口部26より外側に配置す
ることによって、図5に示すように、磁気シール部材2
1の磁力線24は、磁石22と磁性板23との間に形成
され透磁率の高い磁性板23に入っていくため、磁気シ
ール部材21の幅の外側まで広がる磁力線が発生しな
い。よって、現像ローラ9aと磁気シール部材21との
間隙gを通して、トナーが現像ローラ9aの両端から漏
れることはない。
【0035】また、図3、図6に示すように、磁気シー
ル部材21の外周面(背面)には、ゴム等の弾性材によ
るシール部材としての弾性ライニング27が施されてお
り、これにより磁気シール部材21と現像枠体16との
隙間を密封している。
【0036】(現像ローラと現像枠体とのシール性)上
述した略半円状の磁気シール部材21の開口部26の下
面側に位置する先端近傍における、現像枠体16と現像
ローラ9aとの隙間からトナーが外部に漏れるのを防止
するために、従来では、図7、図8に示すように、現像
枠体16の下あご部16aに、先端側が現像ローラ9a
外周面の長手方向に沿って接するようにして薄片状の弾
性シール部材19(以下、吹出し防止シートという)を
貼り付けて、この部分からの感光ドラム7方向へのトナ
ーの吹出しを防いでいる。なお、吹出し防止シート19
の長手方向端部は、図7に示したように磁気シール部材
21上の一部分と重なるようにして設けられている。
【0037】図8は、トナーtの磁気シール部材21へ
の付着の様子を示した図である。
【0038】これによると、図2に示したプロセスカー
トリッジBのトナー枠体11に設けたトナーシール(不
図示)を開封後、現像ローラ9aと磁気シール部材21
との間隙gにそれらの磁力によりトナーtが保持される
ことによって、外部ヘトナー漏れを起こさないようにシ
ールされる。
【0039】また、図7、図9において、現像枠体16
の下あご部16a側に位置している磁気シール部材21
の先端部付近の吹出し防止シート19の長手方向端部の
上部と下部、つまり、現像ローラ9aの長手方向端部と
吹出し防止シート19の長手方向端部付近との空間a、
及び現像枠体16の下あご部16aと吹出し防止シート
19との空間bにおけるトナーは、現像ローラ9aもし
くは磁気シール部材21の磁力によって引き付けられて
いる。
【0040】ところで、上述した図7〜図9の従来の構
成では、プロセスカートリッジ(現像装置)を画像形成
装置本体にユーザが誤って強く着脱したときなどにおい
て、感光ドラムが受けた強い衝撃が現像ローラ9aに伝
わる。これにより、現像ローラ9aが振動、及び現像ロ
ーラ9aに接触している吹出し防止シート19が振動す
ることによって、前記空間aに介在するトナー、及び空
間bに介在するトナーは、磁気シール部材21の磁力線
から遠くなっており、保持されている磁力が間隙gに介
在するトナーと比べて若干弱いので飛散しやすく、現像
ローラ9aの長手方向において磁気シール部材21の外
側に設けられているスペーサコロなどに付着することが
レアケースではあるが予想される。そのため、さらなる
シール性の向上が望まれるところであった。
【0041】そこで本発明では、現像装置9を有するプ
ロセスカートリッジBを画像形成装置本体14にユーザ
が誤って強く装着したときなどにおいて、図9に示した
現像ローラ9aの長手方向端部と吹出し防止シート19
の長手方向端部付近との空間a、及び現像枠体16の下
あご部16aと吹出し防止シート19との空間bからの
トナー漏れを防止するために、図10に示すような端部
シール部材30を、吹出し防止シート19の長手方向端
部と一部重なるようにして設けた。以下、本発明の実施
の形態に係る端部シール部材30の詳細について説明す
る。
【0042】(端部シール部材)図10に示すように、
略L字型に形成されている端部シール部材30は、上層
部31と下層部32とを有する2層構造で構成されてい
る。上層部31は、摺動性、トナー保持能力等を考慮し
てフェルト類の材料で形成されており、下層部32は、
現像ローラ9aに沿って円弧状に柔軟に接触させやすく
するため、弾力を有するスポンジなどの弾性材料で形成
されている。また、端部シール部材30の下層部32の
表面には、現像枠体16に貼りつけるための両面テープ
33が固着されている。
【0043】次に、端部シール部材30と磁気シール部
材21及び吹出し防止シート19を現像枠体16に組み
込む手順を説明する。
【0044】図11に示すように、先ず最初に磁気シー
ル部材21の先端面21aを現像枠体16の位置決め面
16bに合わせて、磁気シール部材21を取付ける。ま
た、図12に示すように、磁気シール部材21の先端面
21aと反対側の直線状端部21bを、現像枠体16の
磁気シール部材取付け溝16cに嵌め込む。次に、吹出
し防止シート19を、現像枠体16の長手方向位置決め
部16dに合わせて、現像枠体16の下あご部16aの
長手方向に沿って貼り付ける。
【0045】そして、図11、図13、図14に示すよ
うに、端部シール部材30のL字形状の隅部の1面30
aを吹出し防止シート19の長手端部19aに合わせ、
かつ端部シール部材30の先端面30bを磁気シール部
材21の先端面21aに合わせて(弾性ライニング27
の先端を覆うように)、現像枠体16に貼り付ける。
【0046】この際、端部シール部材30は、吹出し防
止シート19に一部が重なるようにして貼り付けられる
(図11の斜線部)。そして、現像ローラ9aを現像枠
体16に組付けると、図15に示すように、端部シール
部材30は現像ローラ9aと接して圧縮され、図9に示
した吹出し防止シート19の長手方向端部付近の空間
a、bは、この端部シール部材30によって塞がれる。
これにより、この空間a、bからのトナー飛散を防止で
きることになる。
【0047】また、端部シール部材30と現像ローラ9
aの接触面は、図16に示すように、端部シール部材3
0の斜線部34である。このため、端部シール部材30
のL字形状の隅部は、現像ローラ9aとの接触で密封状
態となっている。
【0048】従って、これらの組立の際に、吹出し防止
シート19の長手端部19aと端部シール部材30の隅
部の1面30aとの間に隙間が生じても、端部シール部
材30の隅部のもう一つの1面30cによって、図9に
示した現像ローラ9aの長手方向端部と吹出し防止シー
ト19の長手方向端部付近との空間aから感光ドラム方
向へのトナーの吹出しは受け止められ、外部へのトナー
漏れを防ぐことができる。
【0049】なお、端部シール部材30の一部は現像ロ
ーラ9aと接触しているものの、その接触面積は従来の
磁気シール部材21を使用しないものに比べて大幅に小
さいので、接触している箇所へのトナーの侵入によるト
ルクの上昇も小さく、画像形成への影響は実用上全く問
題ない。
【0050】このように本発明の実施の形態では、吹出
し防止シート19の長手方向端部19aと一部重なるよ
うにして端部シール部材30を設けたことにより、磁気
シール部材21の先端近傍でのシール性をより向上させ
ることが可能となるので、プロセスカートリッジ(現像
装置9)Bを画像形成装置本体14にユーザが誤って強
く着脱したときなどにおいて、感光ドラム7が受けた強
い衝撃が現像ローラ9aに伝わった場合でも、良好なシ
ール性が得られ、磁気シール部材21の先端近傍からト
ナーが外部に漏れることを確実に防止することができ
る。
【0051】従って、トナー飛散によって現像ローラ9
aの磁気シール部材21の外側に設けられているスペー
サコロ25にトナーが付着することが防止されるので、
現像ローラ9aと感光ドラム7との適切な隙間を安定し
て維持することができ、長期にわたって良好な画像形成
を行うことができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、吹
出し防止シートの長手方向両端部と一部重なるようにし
て端部シール部材を固着し、端部シール部材の少なくと
も一部を、磁気シール部材の開口部の下面側に位置する
先端に接触させることにより、磁気シール部材の先端近
傍でのシール性をより向上させることが可能となり、磁
気シール部材の先端近傍からのトナー漏れを確実に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る現像装置を有するプ
ロセスカートリッジを備えた画像形成装置を示す概略構
成図。
【図2】本発明の実施の形態に係る現像装置を有するプ
ロセスカートリッジを示す概略断面図。
【図3】本発明の実施の形態に係る現像装置の現像ロー
ラと磁気シール部材を示す斜視図。
【図4】図3のI−I線断面図。
【図5】磁気シール部材の磁力線を示す図。
【図6】磁気シール部材を示す斜視図。
【図7】磁気シール部材を現像枠体に取付けた状態を示
す斜視図。
【図8】現像ローラの長手方向端部側の磁気シール部材
によるシール部分にトナーが介在している状態を示す概
略断面図。
【図9】現像ローラの長手方向端部側の磁気シール部材
によるシール部分を示す概略断面図。
【図10】本発明の実施の形態に係る端部シール部材を
示す斜視図。
【図11】本発明の実施形態に係る端部シール部材の組
付け順序を示す斜視図。
【図12】磁気シール部材の現像枠体への組付けを示す
斜視図。
【図13】本発明の実施の形態に係る端部シール部材を
現像枠体に組付けた状態を示す斜視図。
【図14】本発明の実施の形態に係る端部シール部材を
現像枠体に組付けた状態を示す上面図。
【図15】本発明の実施の形態に係る端部シール部材を
現像枠体に組付けた状態を示す断面図。
【図16】本発明の実施の形態に係る端部シール部材の
現像ローラとの接触部を示す図。
【図17】従来例における現像ローラの長手方向端部側
の弾性シール部材によるシール部分を示す概略断面図。
【図18】従来例における現像装置の要部を示す断面
図。
【図19】従来例における現像ローラの長手方向端部側
の磁性シール部材によるシール部分を示す概略断面図。
【図20】従来例における磁気シール部材の着磁パター
ンの一例を示す図。
【図21】従来例における磁気シール部材の着磁パター
ンの一例を示す図。
【図22】従来例における磁気シール部材の着磁パター
ンの一例を示す図。
【符号の説明】
1 露光装置 2 記録媒体 4 転写ローラ 5 定着装置 7 感光ドラム(像担持体) 8 帯電ローラ 9 現像装置 9a 現像ローラ(現像剤担持体) 9b 磁石ローラ(磁気発生部材) 10a クリーニングブレード 11 トナー枠体 13 クリーニング枠体 14 画像形成装置本体 16 現像枠体 19 吹出し防止シート部材(吹出し防止シート) 21 磁気シール部材 22 磁石 23 磁性部材 25 スペーサコロ 26 開口部 27 弾性ライニング 30 端部シール部材 31 上層部 32 下層部 33 両面テープ A 画像形成装置 B プロセスカートリッジ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を担持した像担持体に近接又は
    当接するようにして回転自在に支持され、磁性を有する
    現像剤を内部に設けた磁気発生部材によって表面に磁気
    的に担持して、現像バイアスの印加により現像領域にて
    前記静電潜像に前記現像剤を付着させて顕像化する現像
    剤担持体と、前記像担持体側にその長手方向に沿って開
    口部を有し、前記現像剤担持体を回転自在に支持する現
    像枠体と、前記現像剤担持体の長手方向両端側で、前記
    現像剤担持体の外周面と所定の隙間を有するようにして
    前記現像枠体に設けられ、前記現像剤担持体の長手方向
    両端側からの現像剤の漏れを磁気的に封止する磁気シー
    ル部材と、前記現像枠体の前記開口部の下面側の長手方
    向に沿って基端側が固着され、長手方向両端側の少なく
    とも一部が前記磁気シール部材の前記開口部の下面側に
    位置する先端部と接するとともに、幅方向先端側が前記
    現像剤担持体の下部側にその長手方向に沿って接して、
    前記現像枠体と前記現像剤担持体間の隙間から前記開口
    部への現像剤の吹出しを封止する弾性を有する吹出し防
    止シート部材と、を有する現像装置において、 前記吹出し防止シート部材の長手方向両端部上に少なく
    とも一部が重なるようして固着した弾性を有する端部シ
    ール部材を備え、 前記端部シール部材の少なくとも一部を、前記磁気シー
    ル部材の前記開口部の下面側に位置する先端部に接触さ
    せる、 ことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記端部シール部材の少なくとも一部
    を、前記現像剤担持体にも接触させる、 ことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記端部シール部材は、弾性材料で形成
    された下層上にフェルト類の材料で形成された上層を積
    層して構成されている、 ことを特徴とする請求項1又は2記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記端部シール部材は、略L字型形状に
    形成されている、 ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 静電潜像が形成される像担持体と、前記
    像担持体上に形成された前記静電潜像を現像して現像剤
    像として顕像化する現像装置とを少なくとも備えて一体
    的なカートリッジ構成とし、画像形成装置に着脱自在に
    装着されるプロセスカートリッジにおいて、 前記現像装置が、請求項1、2、3又は4記載の現像装
    置である、 ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 静電潜像が形成される像担持体と、前記
    像担持体上に形成された前記静電潜像を現像して現像剤
    像として顕像化する現像装置とを備えた画像形成装置に
    おいて、 前記現像装置が、請求項1、2、3又は4記載の現像装
    置である、 ことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005208637A (ja) * 2004-01-20 2005-08-04 Xerox Corp 現像ハウジングのためのシール装置
JP2014122982A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Canon Inc 現像装置およびプロセスカートリッジ

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