JP2002364899A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

空気調和機の制御装置

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JP2002364899A
JP2002364899A JP2001170526A JP2001170526A JP2002364899A JP 2002364899 A JP2002364899 A JP 2002364899A JP 2001170526 A JP2001170526 A JP 2001170526A JP 2001170526 A JP2001170526 A JP 2001170526A JP 2002364899 A JP2002364899 A JP 2002364899A
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temperature
electricity rate
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mode
outdoor
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JP2001170526A
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English (en)
Inventor
Masanori Ujino
雅則 氏野
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】電気料金を考慮してユーザに省エネ感や割安感
を持たせつつ、ユーザが希望する運転状態で運転するこ
とが可能な空気調和機を提供する。 【解決手段】通常モードでは、設定温度Tsに達するま
での間、使用電気料金が予想電気料金にほぼ一致するよ
うに運転され、室内温度Tiのずれが設定温度Tsに対
して±Tnの範囲内に入るように制御される。また、節
約モードでは、使用電気料金が予想電気料金よりも低く
なるように、設定温度Tsに達するまでの間、圧縮機の
回転数を通常モードよりも下げて運転される。そのと
き、設定温度Tsに対する室内温度Tiのずれが、通常
モードよりも大きな±Te(Te>Tn)の範囲内に入
るように制御される。更に、パワーモードでは、予想電
気料金が無視され、室内温度Tiが設定温度Tsに達す
るまでの到達時間を通常モードよりも早くすべく、圧縮
機及びファンの回転数を上げて運転される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷媒ガスを圧縮
する圧縮機を備えた室外機と、冷媒ガスと熱交換する熱
交換器及び送風機を備えた室内機とから成る空気調和機
の運転を制御する空気調和機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、家庭用の空気調和機では、リモコ
ン等に設けられた操作キーの操作により、“自動モー
ド”及び“手動モード”のいずれかを選択することがで
きるようになっている。
【0003】そして、“自動モード”を選択すると、室
内温度が操作キーの操作により設定された設定温度にな
るように、室外機の圧縮機及び室内機の送風機の回転数
が自動制御され、“手動モード”の場合には、更に
“強”、“弱”、“微”のいずれかを選択することで、
室内機の送風機の回転数が、“強”、“弱”、“微”の
各々のモードに対して予め設定された回転数に制御され
る。
【0004】ところで、最近では、使用電気代に着目し
てユーザに省エネ感や割安感を持たせるようにした空気
調和機が提案されている。具体的には、特開平11−2
57717号公報に記載のように、運転しているときに
予め設定された電気代または消費電力量のいずれかに達
したときに自動的に運転を停止するようにした家庭用の
空気調和機がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した公報
に記載の空気調和機では、予め設定された電気代または
消費電力量のいずれかに達したときに運転が停止される
ため、使用電気代が設定された電気代を超えることはな
い半面、ユーザが希望する運転時間や設定温度等が考慮
されていないことから、例えば設定温度に達していない
にも拘わらず、使用電気代が設定された電気代を超えて
運転が停止されてしまうなど、必ずしもユーザの希望す
る運転状態で運転されるとは限らない。
【0006】そこで、本発明は、電気料金を考慮してユ
ーザに省エネ感や割安感を持たせつつ、ユーザが希望す
る運転状態で運転することが可能な空気調和機を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明は、冷媒ガスを圧縮する圧縮機を備えた
室外機と、前記冷媒ガスと熱交換する熱交換器及び送風
機を備えた室内機とから成る空気調和機の運転を制御す
る空気調和機の制御装置において、前記室外機の消費電
流を検出するカレントセンサと、前記カレントセンサに
よる検出電流とその通電時間とに基づき、消費電力量及
び実際の使用電気料金を算出する算出部と、前記熱交換
器の温度を室内温度として検出する室内温度センサと、
室外温度を検出する室外温度センサと、外部操作により
運転時間、設定温度及び希望電気料金を設定する設定部
と、前記運転時間、前記設定温度とそのときの前記室内
温度との温度差、前記室外温度、及び、前記希望電気料
金から、前記圧縮機及び前記送風機の運転パターンを決
定するパターン決定部と、前記パターン決定部により決
定された運転パターンに従って前記室外機及び前記室内
機を制御する制御部とを備え、前記設定部が、外部操作
により通常モード、前記設定温度に対する前記室内温度
のずれ幅が前記通常モードよりも広くなるように運転し
て実際の使用電気料金を節約する節約モード、前記設定
温度に対する前記室内温度のずれ幅が前記通常モードよ
りも狭くなるように運転するパワーモード、のいずれか
の運転モードに設定する機能と、ユーザの設定による前
記希望電気料金に応じて運転する電気料金モードに設定
する機能とを更に有し、前記制御部が、設定された前記
運転時間、前記設定温度とそのときの前記室内温度との
温度差、及び、前記室外温度から、消費が予想される予
想電気料金、並びに、前記運転時間、前記設定温度と前
記室内温度との温度差、及び前記室外温度から、前記室
外機及び前記室内機を駆動するのに最低限必要な最低電
気料金を導出し、前記通常モードの設定時に、前記算出
部による実際の使用電気料金が前記予想電気料金にほぼ
一致するように運転し、前記節約モードの設定時に、前
記算出部による実際の使用電気料金が前記予想電気料金
よりも低くなるように、主として前記圧縮機の回転数を
前記通常モードよりも下げて運転し、前記パワーモード
の設定時に、前記予想電気料金を無視し、前記室内温度
が前記設定温度に達するまでの到達時間を前記通常モー
ドよりも早くすべく、主として前記圧縮機及び前記送風
機の回転数を上げて運転し、前記電気料金モードの設定
時に、設定された前記希望電気料金が前記最低電気料金
を上回れば、前記希望電気料金と前記最低電気料金との
差に応じて前記パターン決定部により決定される前記運
転パターンを変更することを特徴としている。
【0008】このような構成によれば、設定部により通
常モード、節約モード、パワーモードのいずれかの運転
モードが設定されたときには、設定された各々のモード
に応じて、制御部により室外機及び室内機が制御される
ため、通常モードの設定時には、予想電気料金に見合っ
た運転を実行でき、節約モードの設定時には、通常モー
ドよりも温度調節の幅は広いものの、実際の使用電気料
金を通常モードよりも低くでき、パワーモードの設定時
には、予想電気料金は無視されるものの、ユーザが希望
する設定温度に素早く到達させることができ、ユーザの
要望に合致した運転を実行することができる。
【0009】また、設定部により電気料金モードが設定
されたときには、設定された希望電気料金が、室外機及
び室内機を駆動するのに最低限必要な最低電気料金を上
回れば、希望電気料金と最低電気料金との差に応じて決
定される運転パターンが変更されるため、電気料金を重
視するユーザの要望に応じて、電気料金を考慮しつつ運
転時間及び設定温度を満足する運転を実行することがで
きる。
【0010】従って、ユーザが希望する運転時間及び設
定時間を満足する運転を実行することができるのは勿論
のこと、ユーザが希望する希望電気料金も満足する運転
を実行することができる。
【0011】また、本発明は、冷媒ガスを圧縮する圧縮
機を備えた室外機と、前記冷媒ガスと熱交換する熱交換
器及び送風機を備えた室内機とから成る空気調和機の運
転を制御する空気調和機の制御装置において、前記室外
機の消費電流を検出するカレントセンサと、前記カレン
トセンサによる検出電流とその通電時間とに基づき、消
費電力量及び実際の使用電気料金を算出する算出部と、
前記熱交換器の温度を室内温度として検出する室内温度
センサと、室外温度を検出する室外温度センサと、外部
操作により運転時間、設定温度及び希望電気料金を設定
する設定部と、前記運転時間、前記設定温度とそのとき
の前記室内温度との温度差、前記室外温度、及び、前記
希望電気料金から、前記圧縮機及び前記送風機の運転パ
ターンを決定するパターン決定部と、前記パターン決定
部により決定された運転パターンに従って前記室外機及
び前記室内機を制御する制御部とを備えていることを特
徴としている。
【0012】このような構成によれば、設定部の操作に
より運転時間、設定温度及び希望電気料金が設定される
と、設定された運転時間、設定温度とそのときの室内温
度との温度差、室外温度、及び、希望電気料金から、圧
縮機及び送風機の運転パターンが決定され、決定された
運転パターンに従って、制御部により室外機及び室内機
が制御される。そのため、ユーザが希望する運転時間及
び設定時間を満足する運転を実行することができるのは
勿論のこと、ユーザが希望する希望電料金も満足する運
転を実行することができる。
【0013】また、本発明は、前記設定部が、外部操作
により通常モード、前記設定温度に対する前記室内温度
のずれ幅が前記通常モードよりも広くなるように運転し
て実際の使用電気料金を節約する節約モード、前記設定
温度に対する前記室内温度のずれ幅が前記通常モードよ
りも狭くなるように運転するパワーモード、のいずれか
の運転モードに設定する機能を有し、前記制御部が、前
記運転モードの設定時に、前記運転時間、前記設定温度
とそのときの前記室内温度との温度差、及び、前記室外
温度から、消費が予想される予想電気料金を導出し、前
記通常モードの設定時に、前記算出部による実際の使用
電気料金が前記予想電気料金にほぼ一致するように運転
し、前記節約モードの設定時に、前記算出部による実際
の使用電気料金が前記予想電気料金よりも低くなるよう
に、主として前記圧縮機の回転数を前記通常モードより
も下げて運転し、前記パワーモードの設定時に、前記予
想電気料金を無視し、前記室内温度が前記設定温度に達
するまでの到達時間を前記通常モードよりも早くすべ
く、主として前記圧縮機及び前記送風機の回転数を上げ
て運転することを特徴としている。
【0014】このような構成によれば、設定部により通
常モード、節約モード、パワーモードのいずれかの運転
モードが設定されたときには、設定された各々のモード
に応じて、制御部により室外機及び室内機が制御され
る。そして、通常モードの設定時には、予想電気料金に
見合った運転を実行でき、節約モードの設定時には、通
常モードよりも温度調節の幅は広いものの、実際の使用
電気料金を通常モードよりも低くでき、パワーモードの
設定時には、予想電気料金は無視されるものの、ユーザ
が希望する設定温度に素早く到達させることができ、ユ
ーザの要望に合致した運転を実行することができる。
【0015】また、本発明は、前記制御部が、前記電気
料金モードの設定時に、前記運転時間、前記設定温度と
前記室内温度との温度差、及び前記室外温度から、前記
室外機及び前記室内機を駆動するのに最低限必要な最低
電気料金を導出し、設定された前記希望電気料金が前記
最低電気料金を上回れば、前記希望電気料金と前記最低
電気料金との差に応じて前記パターン決定部により決定
される前記運転パターンを変更することを特徴としてい
る。
【0016】このような構成によれば、設定部により電
気料金モードが設定されたときに、設定された希望電気
料金が、室外機及び室内機を駆動するのに最低限必要な
最低電気料金を上回れば、希望電気料金と最低電気料金
との差に応じて決定される運転パターンが変更されるた
め、電気料金を重視するユーザの要望に応じて、電気料
金を考慮しつつ運転時間及び設定温度を満足する運転を
実行することができる。
【0017】また、本発明は、前記制御部が、設定され
た前記希望電気料金が前記最低電気料金を上回る額が、
予め定められた所定額を超えないときには、主として前
記送風機の回転数を変更すべく前記運転パターンを変更
し、予め定められた所定額を超えるときには、主として
前記圧縮機の回転数を変更すべく前記運転パターンを変
更することを特徴としている。
【0018】このような構成によれば、希望電気料金を
満足する運転を実行する際に、希望電気料金が最低電気
料金を上回る幅が大きいときには圧縮機の回転数を変更
し、希望電気料金が最低電気料金を上回る幅が小さいと
きには送風機の回転数を変更するように、各々の運転パ
ターンを変更することで、希望電気料金を満足する運転
を精度よく実行することができる。
【0019】また、本発明は、所定の報知を行う報知部
を備え、前記制御部が、設定された前記希望電気料金
と、導出された前記最低電気料金とを比較し、前記希望
電気料金が前記最低電気料金を下回るときに、前記報知
部を制御してその旨を報知することを特徴としている。
【0020】このような構成によれば、希望電気料金が
最低電気料金を下回っているために室外機及び室内機を
駆動することができず、その旨が報知部により報知され
ることで、ユーザは希望電気料金が低すぎることを認識
することができ、再度希望電気料金を設定し直すこと
で、正常な運転を実行することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】この発明にかかる空気調和機の制
御装置の一実施形態について図1ないし図5を参照して
説明する。但し、図1は空気調和機の外観斜視図、図2
は空気調和機の制御装置のブロック図、図3は動作説明
図、図4及び図5は動作説明用フローチャートである。
【0022】図1に示すように、空気調和機1は、室内
空気を冷却または加熱する空気調和機能を有し、室内ユ
ニットとして取付板(図示せず)を介して壁等に取り付
けられる。この空気調和機1は、前面が空気吸入口3と
して開口し、その空気吸入口3の下方に空気吐出口4が
設けられた本体であるケーシング5と、前面グリル7を
有しケーシング5の空気吸入口3に装着される前面パネ
ル8と、ケーシング5の空気吸入口3に臨んでケーシン
グ5内に設けられた熱交換器10と、この熱交換器10
を経由して空気吸入口3から空気吐出口4へ空気を流通
させるために、空気吐出口4の奥側に設けられた送風機
としてのクロスフロー型ファン12とを備えている。
【0023】また、前面パネル8と熱交換器10との間
には、フィルタ14が設けられ、ケーシング5の空気吐
出口4には、空気の吐出角度を調整するためのルーバ1
5が空気吐出口4を開閉自在に設けられている。ケーシ
ング5の内部には、空気調和機1の全体を制御するマイ
クロコンピュータ(以下、マイコンと省略する)20が
設けられている。尚、熱交換器10は冷媒配管により室
外機(図示せず)に設けられている熱交換器と連結さ
れ、この熱交換器を介して室外機の圧縮機(図示せず)
より圧縮された冷媒ガスとの間で熱交換される。
【0024】次に、このような空気調和機1の制御装置
の構成について説明すると、図2に示すように、複数個
のキーを備えたリモートコントローラから成る設定部2
1が設けられ、これらのキー操作に応じたキー信号がマ
イコン20に入力される。また、熱交換器10の温度を
室内温度として検出する室内温度センサ22、及び、室
外機の温度を検出する室外温度センサ23の検出信号が
それぞれマイコン20に入力される。
【0025】更に、図2に示すように、室外機の消費電
流を検出するカレントセンサ24の検出信号がマイコン
20に入力され、マイコン20の出力により、例えばR
OMから成る格納部27に予め格納された各種の運転パ
ターンに従い、室外機の圧縮機27や室内機のファン1
2が制御される。尚、30はマイコン20の制御により
所定の表示を行うLCD(液晶ディスプレイ)から成る
表示部であり、後述するように、設定部21の操作によ
り設定された運転時間や設定温度、希望電気料金等の設
定データのほか、暖房・冷房等の動作モードを表示する
と共に、所定メッセージの表示による報知を行い、この
表示部30が本発明における報知部に相当する。
【0026】ところで、設定部21には、運転/停止キ
ー、暖房・冷房・除湿・送風等の動作モードを選択する
ための動作モードキーのほか、運転時間、設定温度並び
に希望電気料金を設定するための各種設定キー、通常モ
ード・節約モード・パワーモードのうちのいずれかによ
る運転を実行する運転モードと、電気料金に基づく運転
を実行する電気料金モードとを選択するためのモード選
択キー等が設けられている。
【0027】そして、この設定部21の動作モードキー
の操作により暖房・冷房・除湿・送風等の動作モードが
選択されると、マイコン20により室外機及び室内機が
制御され、選択された動作モードにおける運転が行われ
る。更に、設定キーの操作により設定された運転時間M
t、設定温度Ts、希望電気料金Cr、並びに、設定温
度Tsとそのときの室内温度センサ22による室内温度
Tiとの温度差ΔT、室外温度センサ23による室外温
度Toに基づき、マイコン20により、圧縮機28及び
ファン12の運転パターンが決定される。このようなマ
イコン20による運転パターンの決定処理がパターン決
定部に相当する。
【0028】このとき、暖房・冷房・除湿・送風の各動
作モードごとに、各種の運転時間Mt、設定温度Ts、
希望電気料金Cr、設定温度Tsと室内温度Tiとの温
度差ΔT、室外温度Toに対応する圧縮機28及びファ
ン12の制御パターンである運転パターンを予め求め、
これらを格納部27にテーブル化して格納しておき、マ
イコン20は、後述する電気料金モードの設定時には、
設定された動作モードにおける運転時間Mt、設定温度
Ts等に対応する運転パターンを格納部27から読み出
し、これを適宜変更を加えて圧縮機28及びファン12
を制御するようになっている。
【0029】ここで、格納部27に格納されている各種
運転パターンは、暖房・冷房等の動作モードそれぞれに
おいて、設定部21の操作により設定される運転時間、
設定温度、希望電気料金等の設定データを満たすのに必
要な圧縮機28やファン12の回転数等の制御データを
実験的に求めてパターン化すればよい。より具体的に
は、各動作モードにおける各設定データ、及び、設定温
度Tsと室内温度Tiとの温度差ΔTや室外温度Toな
どのセンサデータを可変して、設定データを満足可能な
経過時間ごとの圧縮機28等の制御データを予め求めて
おき、これを運転パターンとして格納部27に格納して
おくのが望ましい。
【0030】また、モード選択キーの操作により運転モ
ードが選択されると、そのときに設定キーの操作により
設定された運転時間Mt、設定温度Tsとそのときの室
内温度Tiとの温度差ΔT、及び、室外温度Toから、
マイコン20により、消費が予想される予想電気料金C
eが予め導出され、時々刻々入力されるカレントセンサ
24からの検出信号に基づく室外機の消費電流と通電時
間とから、単位時間(例えば、1時間)当たりに実際に
使用された使用電気料金Ccが算出される。このような
マイコン20による使用電気料金Ccの算出処理が算出
部に相当する。
【0031】ところで、設定された運転モードが通常モ
ードであれば、マイコン20により、設定温度Tsに達
するまでの間、使用電気料金Ccが予想電気料金Ceに
ほぼ一致するようなパターンで室外機及び室内機が制御
される。その際、図3に示すように、設定温度Tsに対
し室外機及び室内機の制御によって得られる室内温度T
iのずれが、±Tnの範囲内に入るように制御され、そ
の結果図3中の実線に示すように、室内温度Tiが変化
する。
【0032】次に、設定された運転モードが節約モード
であれば、マイコン20により、使用電気料金Ccが予
想電気料金Ceよりも低くなるように、設定温度Tsに
達するまでの間、主として圧縮機28の回転数を通常モ
ードよりも下げて運転される。その際、図3に示すよう
に、設定温度Tsに対し室外機及び室内機の制御によっ
て得られる室内温度Tiのずれが、上記した通常モード
の場合よりも大きな±Te(Te>Tn)の範囲内に入
るように制御される。
【0033】また、設定された運転モードがパワーモー
ドであれば、マイコン20により、予想電気料金Ceが
無視され、室内温度Tiが設定温度Tsに達するまでの
到達時間を通常モードよりも早くすべく、主として圧縮
機28及びファン12の回転数を上げて運転される。そ
の際、図3に示すように、設定温度Tsに対し室外機及
び室内機の制御によって得られる室内温度Tiのずれ
が、上記した通常モードの場合よりも小さな±Tp(T
p<Tn)の範囲内に入るように制御される。
【0034】ところで、図3において、時間軸(横軸)
における“初期”とは、ユーザからの設定部21の操作
による各種設定データの入力段階、これら設定データに
基づく予想電気料金Ce等の算出及び表示段階であり、
“運転開始期”とは、設定温度Tsになるまでの各々の
モードに対応した運転の段階であり、“安定期”とは、
カレントセンサ24による消費電流をチェックしながら
の運転の段階であり、“終了期”とは、設定された運転
時間Mtの終了であり、実際の使用電気料金Ccを表示
する段階である。
【0035】一方、モード選択キーの操作により電気料
金モードが選択されると、そのときに設定された運転時
間Mt、設定温度Tsと室内温度Tiとの温度差ΔT、
及び室外温度Toから、マイコン20により、室外機及
び室内機を駆動するのに最低限必要な最低電気料金Cm
が導出され、設定キーの操作により設定された希望電気
料金Crが最低電気料金Cmを上回れば、希望電気料金
Crと最低電気料金Cmとの差に応じて、決定された運
転パターンが変更され、変更後の運転パターンに従っ
て、マイコン20により室外機及び室内機が制御され
る。
【0036】このとき、設定された希望電気料金Crが
最低電気料金Cmを上回る額が、予め定められた所定額
ΔCを超えないときには、主としてファン21の回転数
を変更すべく運転パターンが変更され、予め定められた
所定額ΔCを超えるときには、主として圧縮機28の回
転数を変更すべく運転パターンが変更される。このよう
に、上記したマイコン20による予想電気料金Ceの導
出処理、及び、マイコン20の制御処理が本発明におけ
る制御部に相当する。
【0037】また、希望電気料金Crが最低電気料金C
mを下回れば、マイコン20により、室外機及び室内機
を駆動することができない旨の警報メッセージが表示部
30に表示され、室外機及び室内機が駆動されることは
ない。
【0038】次に、一連の動作について図4及び図5の
フローチャートを参照して説明する。いま、図4に示す
ように、ユーザの設定部21の操作により設定された運
転時間Mt、設定温度Tsとそのときの室内温度Tiと
の温度差ΔT、及び、室外温度Toから、マイコン20
により、消費が予想される予想電気料金Ceが予め導出
されると共に、室外機及び室内機を駆動するのに最低限
必要な最低電気料金Cmが導出され(S1)、導出され
た予想電気料金Ce及び最低電気料金Cmが表示部30
に表示される(S2)。
【0039】そして、設定部21の操作により、電気料
金モードまたは通常モード等の運転モードのどちらが選
択設定されたか判定され(S3)、運転モードが設定さ
れたと判定されると、運転モードである節約モード、通
常モード、パワーモードに振り分けられ(S4)、節約
モードであれば、設定温度Tsに対し室内温度Tiのず
れが、通常モードの場合よりも大きな±Te(Te>T
n)の範囲内に入るような室外機及び室内機の制御パタ
ーンが格納部27から読み出されて設定され(S5)、
使用電気料金Ccが予想電気料金Ceよりも低くなるよ
うに、設定温度Tsに達するまでの間、主として圧縮機
28の回転数を通常モードよりも下げて運転される(S
6)。
【0040】また、通常モードであれば、設定温度Ts
に対し室内温度Tiのずれが、±Tnの範囲内に入るよ
うな室外機及び室内機の制御パターンが格納部27から
読み出されて設定され(S7)、設定温度Tsに達する
までの間、使用電気料金Ccが予想電気料金Ceにほぼ
一致するように室外機及び室内機が制御される(S
8)。
【0041】更に、パワーモードであれば、設定温度T
sに対し室内温度Tiのずれが、上記した通常モードの
場合よりも小さな±Tp(Tp<Tn)の範囲内に入る
ような室外機及び室内機の制御パターンが格納部27か
ら読み出されて設定され(S9)、予想電気料金Ceが
無視され、室内温度Tiが設定温度Tsに達するまでの
到達時間を通常モードよりも早くすべく、主として圧縮
機28及びファン12の回転数を上げて運転される(S
10)。
【0042】一方、上記したステップS3で電気料金モ
ードが設定されたと判定されると、上記したステップS
1において導出された最低電気料金Cmと、設定部21
の操作により設定された希望電気料金Crとが比較さ
れ、希望電気料金Crが最低電気料金Cm以上か否かの
判定がなされる(S11)。
【0043】そして、ステップS11の判定結果がYE
S、つまり希望電気料金Crが最低電気料金Cm以上で
あり、その差額が予め定められた所定額ΔCを超えない
ときには、主としてファン21の回転数を変更すべく格
納部27から読み出された運転パターンに変更が加えら
れ、予め定められた所定額ΔCを超えるときには、主と
して圧縮機28の回転数を変更すべく格納部27から読
み出された運転パターンに変更が加えられ、変更後の運
転パターンがそのときの電気料金モードの運転パターン
として設定され(S12)、変更された運転パターンに
従って、マイコン20により室外機及び室内機が制御さ
れる(S13)。
【0044】また、上記したステップS11の判定結果
がNO、つまり希望電気料金Crが最低電気料金Cmを
下回るときには、マイコン20により、室外機及び室内
機を駆動することができない旨の警報メッセージが表示
部30に表示され、室外機及び室内機はいずれも駆動さ
れないままとなる(S14)。
【0045】そして、上記したステップS6,S8,S
10,S13の処理を経た後は、図5に示すステップS
15に移行し、単位時間の運転が終了したか否かの判定
がなされ(S15)、この判定結果がNOであればカレ
ントセンサ24による消費電流及びその間の使用電気代
Ccが算出、積算され(S16)、その後再びステップ
S15に戻る。
【0046】一方、図5に示すように、ステップ15の
判定結果がYESであれば、設定された運転時間Mtが
経過したか否かの判定がなされ(S17)、この判定結
果がYES、つまり運転時間Mtが経過したと判断され
れば、積算された使用電気料金Ccが表示部30に表示
され(S18)、その後動作は終了する。
【0047】また、ステップ17の判定結果がNO、つ
まり運転時間Mtが経過していないと判断されれば、設
定された希望電気料金Crを単位時間当りに換算した単
位時間希望電気料金Cruが実際の単位時間使用電気料
金Ccuと比較され(S19)、単位時間希望電気料金
Cruが実際の単位時間使用電気料金Ccuを超過して
いるか否かの判定がなされ(S20)、この判定結果が
YESであれば、実際の単位時間使用電気料金に対する
単位時間希望電気料金の超過度合いが調べられ(S2
1)、超過度合いが予め定められた所定額を超えるとき
には圧縮機28の回転数を下げて設定温度Tsを強制的
に下げるように制御され、超過度合いが予め定められた
所定額を超えないときにはファン12の回転数を下げる
ように制御され(S22)、その後上記したステップS
15に戻る。
【0048】更に、ステップS20の判定結果がNOで
あれば、室内温度Tiが設定温度Tsからかけ離れてい
るか否かの判定がなされ(S23)、この判定結果がN
Oであれば上記したステップS15に戻り、判定結果が
YESであれば、室内温度Tiの設定温度Tsからのず
れが所定値以上の場合には、圧縮機28の回転数を上げ
て設定温度Tsを強制的に変更するように制御され、す
れが所定値を超えないときにはファン12の回転数を上
げるように制御され(S24)、その後上記したステッ
プS15に戻る。
【0049】このように、設定部21により通常モー
ド、節約モード、パワーモードのいずれかの運転モード
が設定されたときには、設定された各々のモードに応じ
て、マイコン20により室外機及び室内機が制御される
ため、通常モードの設定時には、予想電気料金Ceに見
合った運転を実行でき、節約モードの設定時には、通常
モードよりも温度調節の幅は広い(例えば、1〜2℃広
い)ものの、実際の使用電気料金Ccを通常モードより
も低くでき、パワーモードの設定時には、予想電気料金
Ceは無視されるものの、ユーザが希望する設定温度T
sに素早く到達させることができ、ユーザの要望に合致
した運転が実行される。
【0050】また、設定部21により電気料金モードが
設定されたときには、設定された希望電気料金Crが、
室外機及び室内機を駆動するのに最低限必要な最低電気
料金Cmを上回れば、希望電気料金Crと最低電気料金
Cmとの差に応じて決定される運転パターンが変更され
るため、電気料金を重視するユーザの要望に応じて、電
気料金を考慮しつつ運転時間Mt及び設定温度Tsを満
足する運転が実行される。
【0051】従って、上記した実施形態によれば、ユー
ザが希望する運転時間Mt及び設定時間Tsを満足する
運転を実行することができるのは勿論のこと、ユーザが
希望する希望電気料金Crも満足する運転を実行するこ
とができる。
【0052】また、電気料金モードで運転する場合に、
ユーザにより設定された希望電気料金Crが、空気調和
機1を運転するのに必要な最低限の最低電気料金Cmを
下回っているときには、希望電気料金Crが最低電気料
金Cmを下回って室外機及び室内機を駆動することがで
きない旨の警報メッセージが表示部30により表示され
るため、ユーザは希望電気料金Crが低すぎることを容
易に認識することができ、再度希望電気料金を設定し直
すことにより、正常な運転を実行することができる。
【0053】なお、上記した実施形態では、電気料金モ
ードか、通常モードや節約モード等の運転モードのいず
れかを選択、設定できるようにした場合について説明し
たが、電気料金モードまたは運転モードのいずれか一方
の設定しかできない場合であっても構わない。
【0054】更に、運転モードである通常モード、節約
モード、パワーモード各々における制御パターンの内容
は特に上記した例に限るものではない。
【0055】また、上記した実施形態では、希望電気料
金Crが最低電気料金Cmを下回って室外機及び室内機
を駆動することができない旨を報知する報知部として、
警報メッセージを表示する表示部30により構成した場
合について説明したが、報知部はこれに限らず、ブザー
やLEDなどにより報知部を構成しても構わない。
【0056】更に、空気調和機1の構成は、特に図1に
示すような構成に限定されるものでないのは勿論であ
る。
【0057】また、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0058】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、設定部により通常モード、節約モード、パワー
モードのいずれかの運転モードが設定されたときには、
設定された各々のモードに応じて、制御部により室外機
及び室内機が制御されるため、通常モードの設定時に
は、予想電気料金に見合った運転を実行でき、節約モー
ドの設定時には、通常モードよりも温度調節の幅は広い
ものの、実際の使用電気料金を通常モードよりも低くで
き、パワーモードの設定時には、予想電気料金は無視さ
れるものの、ユーザが希望する設定温度に素早く到達さ
せることができ、ユーザの要望に合致した運転を実行す
ることが可能になる。
【0059】更に、設定部により電気料金モードが設定
されたときには、設定された希望電気料金が、室外機及
び室内機を駆動するのに最低限必要な最低電気料金を上
回れば、希望電気料金と最低電気料金との差に応じて決
定される運転パターンが変更されるため、電気料金を重
視するユーザの要望に応じて、電気料金を考慮しつつ運
転時間及び設定温度を満足する運転を実行することが可
能になる。
【0060】従って、ユーザが希望する運転時間及び設
定時間を満足する運転を実行することができるのは勿論
のこと、ユーザが希望する希望電気料金も満足する運転
を実行することが可能な空気調和機を提供することがで
きる。
【0061】また、請求項2に記載の発明によれば、設
定部の操作により運転時間、設定温度及び希望電気料金
が設定されると、設定された運転時間、設定温度とその
ときの室内温度との温度差、室外温度、及び、希望電気
料金から、圧縮機及び送風機の運転パターンが決定さ
れ、決定された運転パターンに従って、制御部により室
外機及び室内機が制御されるため、ユーザが希望する運
転時間及び設定時間を満足する運転を実行することがで
きるのは勿論のこと、ユーザが希望する希望電料金も満
足する運転を実行することが可能になる。
【0062】また、請求項3に記載の発明によれば、通
常モードの設定時には、予想電気料金に見合った運転を
実行でき、節約モードの設定時には、通常モードよりも
温度調節の幅は広いものの、実際の使用電気料金を通常
モードよりも低くでき、パワーモードの設定時には、予
想電気料金は無視されるものの、ユーザが希望する設定
温度に素早く到達させることができ、ユーザの要望に合
致した運転を実行することが可能になる。
【0063】また、請求項4に記載の発明によれば、設
定部により電気料金モードが設定されたときに、設定さ
れた希望電気料金が、室外機及び室内機を駆動するのに
最低限必要な最低電気料金を上回れば、希望電気料金と
最低電気料金との差に応じて決定される運転パターンが
変更されるため、電気料金を重視するユーザの要望に応
じて、電気料金を考慮しつつ運転時間及び設定温度を満
足する運転を実行することが可能になる。
【0064】また、請求項5に記載の発明によれば、希
望電気料金を満足する運転を実行する際に、希望電気料
金が最低電気料金を上回る幅が大きいときには圧縮機の
回転数を変更し、希望電気料金が最低電気料金を上回る
幅が小さいときには送風機の回転数を変更するように、
各々の運転パターンを変更することで、希望電気料金を
満足する運転を精度よく実行することが可能になる。
【0065】また、請求項6に記載の発明によれば、希
望電気料金が最低電気料金を下回っているために室外機
及び室内機を駆動することができず、その旨が報知部に
より報知されることで、ユーザは希望電気料金が低すぎ
ることを認識することができ、再度希望電気料金を設定
し直すことで、正常な運転を実行することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における空気調和機の外
観斜視図である。
【図2】この発明の一実施形態における制御装置のブロ
ック図である。
【図3】この発明の一実施形態の動作説明図である。
【図4】この発明の一実施形態の動作説明用フローチャ
ートである。
【図5】この発明の一実施形態の動作説明用フローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 空気調和機 10 熱交換器 12 クロスフロー型ファン(送風機) 20 マイコン(算出部、パターン決定部、制御部) 21 設定部 22 室内温度センサ 23 室外温度センサ 24 カレントセンサ 28 圧縮機 30 表示部(報知部)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒ガスを圧縮する圧縮機を備えた室外
    機と、前記冷媒ガスと熱交換する熱交換器及び送風機を
    備えた室内機とから成る空気調和機の運転を制御する空
    気調和機の制御装置において、 前記室外機の消費電流を検出するカレントセンサと、 前記カレントセンサによる検出電流とその通電時間とに
    基づき、消費電力量及び実際の使用電気料金を算出する
    算出部と、 前記熱交換器の温度を室内温度として検出する室内温度
    センサと、 室外温度を検出する室外温度センサと、 外部操作により運転時間、設定温度及び希望電気料金を
    設定する設定部と、 前記運転時間、前記設定温度とそのときの前記室内温度
    との温度差、前記室外温度、及び、前記希望電気料金か
    ら、前記圧縮機及び前記送風機の運転パターンを決定す
    るパターン決定部と、 前記パターン決定部により決定された運転パターンに従
    って前記室外機及び前記室内機を制御する制御部とを備
    え、前記設定部が、外部操作により通常モード、前記設
    定温度に対する前記室内温度のずれ幅が前記通常モード
    よりも広くなるように運転して実際の使用電気料金を節
    約する節約モード、前記設定温度に対する前記室内温度
    のずれ幅が前記通常モードよりも狭くなるように運転す
    るパワーモード、のいずれかの運転モードに設定する機
    能と、ユーザの設定による前記希望電気料金に応じて運
    転する電気料金モードに設定する機能とを更に有し、前
    記制御部が、設定された前記運転時間、前記設定温度と
    そのときの前記室内温度との温度差、及び、前記室外温
    度から、消費が予想される予想電気料金、並びに、前記
    運転時間、前記設定温度と前記室内温度との温度差、及
    び前記室外温度から、前記室外機及び前記室内機を駆動
    するのに最低限必要な最低電気料金を導出し、前記通常
    モードの設定時に、前記算出部による実際の使用電気料
    金が前記予想電気料金にほぼ一致するように運転し、前
    記節約モードの設定時に、前記算出部による実際の使用
    電気料金が前記予想電気料金よりも低くなるように、主
    として前記圧縮機の回転数を前記通常モードよりも下げ
    て運転し、前記パワーモードの設定時に、前記予想電気
    料金を無視し、前記室内温度が前記設定温度に達するま
    での到達時間を前記通常モードよりも早くすべく、主と
    して前記圧縮機及び前記送風機の回転数を上げて運転
    し、前記電気料金モードの設定時に、設定された前記希
    望電気料金が前記最低電気料金を上回れば、前記希望電
    気料金と前記最低電気料金との差に応じて前記パターン
    決定部により決定される前記運転パターンを変更するこ
    とを特徴とする空気調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 冷媒ガスを圧縮する圧縮機を備えた室外
    機と、前記冷媒ガスと熱交換する熱交換器及び送風機を
    備えた室内機とから成る空気調和機の運転を制御する空
    気調和機の制御装置において、 前記室外機の消費電流を検出するカレントセンサと、 前記カレントセンサによる検出電流とその通電時間とに
    基づき、消費電力量及び実際の使用電気料金を算出する
    算出部と、 前記熱交換器の温度を室内温度として検出する室内温度
    センサと、 室外温度を検出する室外温度センサと、 外部操作により運転時間、設定温度及び希望電気料金を
    設定する設定部と、 前記運転時間、前記設定温度とそのときの前記室内温度
    との温度差、前記室外温度、及び、前記希望電気料金か
    ら、前記圧縮機及び前記送風機の運転パターンを決定す
    るパターン決定部と、 前記パターン決定部により決定された運転パターンに従
    って前記室外機及び前記室内機を制御する制御部とを備
    えていることを特徴とする空気調和機の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記設定部が、 外部操作により通常モード、前記設定温度に対する前記
    室内温度のずれ幅が前記通常モードよりも広くなるよう
    に運転して実際の使用電気料金を節約する節約モード、
    前記設定温度に対する前記室内温度のずれ幅が前記通常
    モードよりも狭くなるように運転するパワーモード、の
    いずれかの運転モードに設定する機能を有し、 前記制御部が、前記運転モードの設定時に、前記運転時
    間、前記設定温度とそのときの前記室内温度との温度
    差、及び、前記室外温度から、消費が予想される予想電
    気料金を導出し、前記通常モードの設定時に、前記算出
    部による実際の使用電気料金が前記予想電気料金にほぼ
    一致するように運転し、前記節約モードの設定時に、前
    記算出部による実際の使用電気料金が前記予想電気料金
    よりも低くなるように、主として前記圧縮機の回転数を
    前記通常モードよりも下げて運転し、前記パワーモード
    の設定時に、前記予想電気料金を無視し、前記室内温度
    が前記設定温度に達するまでの到達時間を前記通常モー
    ドよりも早くすべく、主として前記圧縮機及び前記送風
    機の回転数を上げて運転することを特徴とする請求項2
    に記載の空気調和機の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部が、前記電気料金モードの設
    定時に、前記運転時間、前記設定温度と前記室内温度と
    の温度差、及び前記室外温度から、前記室外機及び前記
    室内機を駆動するのに最低限必要な最低電気料金を導出
    し、設定された前記希望電気料金が前記最低電気料金を
    上回れば、前記希望電気料金と前記最低電気料金との差
    に応じて前記パターン決定部により決定される前記運転
    パターンを変更することを特徴とする請求項2または3
    に記載の空気調和機の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部が、設定された前記希望電気
    料金が前記最低電気料金を上回る額が、予め定められた
    所定額を超えないときには、主として前記送風機の回転
    数を変更すべく前記運転パターンを変更し、予め定めら
    れた所定額を超えるときには、主として前記圧縮機の回
    転数を変更すべく前記運転パターンを変更することを特
    徴とする請求項4に記載の空気調和機の制御装置。
  6. 【請求項6】 所定の報知を行う報知部を備え、前記制
    御部が、設定された前記希望電気料金と、導出された前
    記最低電気料金とを比較し、前記希望電気料金が前記最
    低電気料金を下回るときに、前記報知部を制御してその
    旨を報知することを特徴とする請求項4または5に記載
    の空気調和機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008164274A (ja) * 2007-01-02 2008-07-17 Samsung Electronics Co Ltd 空気調和機及びその制御方法
KR101225073B1 (ko) * 2010-12-14 2013-01-22 그린베일 주식회사 목표금액에 따라 기기의 동작을 제어하는 전력 시스템 및 방법
JP2013044462A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Mitsubishi Electric Corp 空調システム制御装置
JP2016027293A (ja) * 2014-04-29 2016-02-18 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブアメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 時間と料金で動作モードを選択可能な空調制御システムにおける端末装置の制御方法及びプログラム
JP2019175149A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 大和ハウス工業株式会社 電力供給サービスシステム

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