JP2016176622A - 空気調和機およびその制御方法 - Google Patents

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龍 解
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Masaru Yamazaki
勝 山崎
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元幸 安部
禎夫 関谷
Sadao Sekiya
禎夫 関谷
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Abstract

【課題】使用者の温度設定ボタンの操作の仕方から使用者の意図を判断し、その意図に沿った室温制御をする。【解決手段】エアコン1のリモコン制御基板302には、使用者が温度設定ボタン301を操作したときの情報に基づいて、使用者の操作意図を判断する操作意図判断部305が設けられている。操作意図判断部305で急速冷房などの操作意図ありと判断された場合には、意図判断フラグに1がセットされ、その意図判断フラグは、室内機制御基板104の目標温度制御部105へ送信される。目標温度制御部105は、室温制御の目標温度として、使用者が設定した設定温度と異なる温度、例えば、使用者が設定した設定温度よりも低い温度を設定することにより、急速冷房などの使用者の意図に沿った室温制御を実現する。【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機およびその制御方法に関する。
近年、地球環境保護の観点から電気製品の高効率化、炭酸ガス排出量の削減が世界的に求められている。空気調和機でも省エネのニーズは高く、近年の空気調和機のリモコンには、使用者が室内の温度を適度な温度に設定するための温度設定ボタンや、省エネ運転モードを指定するスイッチなどが具備されている。従来の一般的な空気調和機では、使用者が設定した温度を目標温度とした室温制御が行われている。すなわち、そのような空気調和機では、使用者がリモコンによって温度を設定すると、圧縮機を駆動して冷媒サイクルを動作させ、室温を使用者が設定した温度に維持する制御が行われる。
例えば、特許文献1には、居住空間の暖め過ぎを防止するために、暖房運転開始からの時間、設定風量および設定温度に応じて室温センサによる検出温度を補正し、室内の温度をより正確に調節することが可能な空気調和機の例が開示されている。
特開平5−240482号公報
ところで、特許文献1に開示されたような従来の一般的な空気調和機などでは、使用者が設定した温度を直接室温制御の目標温度に設定するため、使用者の室温に対する要望を十分に反映できない場合や、エネルギーが過度に消費される場合がある。例えば、使用者は、真夏に室外から室内に入った直後は、強烈な冷房を求め、リモコンの操作によって一気に非常に低い温度を設定する。しかしながら、このとき、使用者は、急速な室温の低下(急速冷房)を望んでいるものの、室温をその設定した低い温度にまでに低下させることを望んでいるとは限らない。
従来の空気調和機は、このような使用者の意図を判断することができないので、使用者が設定した温度を直接室温制御の目標温度に設定する。従って、使用者の急速冷房の要望に沿った制御がなされることはない。また、使用者が設定した温度まで冷房をし続けると、使用者は途中で室温が下がり過ぎたと感じ、リモコンを操作して目標温度を再設定することになる。すなわち、このような室温制御は、使用者に不快感を与えるとともに、余分な電力が消費されることになる。
これらの問題に鑑み、本発明の目的は、使用者のリモコン操作の仕方の意図に沿った室温制御をする空気調和機およびその制御方法を提供することにある。
本発明に係る空気調和機は、冷却または加熱された熱媒体の供給を受けて、空気調和の対象空間である室内に冷風または温風を吹き出し、前記室内を冷房または暖房する室内機と、前記冷却または加熱した熱媒体を前記室内機に供給する室外機と、温度設定ボタンが設けられたリモコンと、前記室内の室温を測定する温度センサと、使用者による前記温度設定ボタンの操作が既定の操作条件を満たすものであるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって前記既定の操作条件が満たされていると判定された場合には、前記使用者が前記温度設定ボタンを操作して設定した設定温度とは異なる温度を、前記室温の目標温度として設定する目標温度設定手段と、前記目標温度と前記温度センサで測定される室温とに基づき、前記室外機に備えられた圧縮機を駆動するモータの回転速度を算出する回転速度算出手段と、を有することを特徴とする。
なお、本発明の作用および効果については、実施形態の説明の最後でまとめて説明する。
本発明によれば、使用者のリモコン操作の仕方の意図に沿った室温制御をする空気調和機およびその制御方法が提供される。
本発明の第1の実施形態に係るエアコンの概略構成の例を示した図。 リモコン制御基板の構成の例を示した図。 CPUによる操作意図判断部の処理フローの例を示した図。 室内機制御基板の構成の例を示した図。 目標温度制御部による室温制御フローの例を示した図。 図5の室温制御フローに基づく室温の時間推移の例を示した図。 本発明の第2の実施形態に係る室内機における目標温度制御部による室温制御フローの例を示した図。 図7の室温制御フローに基づく室温の時間推移の例を示した図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図面において、共通する構成要素には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
本明細書では、以下、空気調和機は、家庭用ルームエアコンであるものとして説明するが、その説明のほとんどは、業務用パッケージエアコンなどにも同様に適用することができる。また、以下の説明は、主として家庭用ルームエアコンの冷房時の室温制御について例示したものであるが、その制御の概念は、暖房時の室温制御にも同様に適用することができる。また、以下の説明では、家庭用ルームエアコンを、単に、エアコンいう。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るエアコン1の概略構成の例を示した図である。図1に示すように、冷却された熱媒体の供給を受けて、室内に冷風を吹き出し、その室内を冷房する室内機10と、冷却した熱媒体を室内機10に供給する室外機20と、使用者が操作するリモコン30とにより構成される。
リモコン30には、温度設定ボタン301、リモコン制御基板302、表示パネル303、エコスイッチ304が設けられ、さらに、図示しない始動/停止ボタン、風量/風向設定ボタン、冷房/暖房切替ボタンなどが設けられている。
ここで、温度設定ボタン301は、アップボタン(上向きの三角ボタン:△)とダウンボタン(下向きの三角ボタン:▽)により構成される。使用者は、アップボタンまたはダウンボタンを操作することにより、設定温度を例えば1度刻みで変えることができる。また、表示パネル303には、使用者が設定した温度、風量などの情報が表示される。また、エコスイッチ304は、エコモード(省エネモード)運転を設定するスイッチである。すなわちエコスイッチ304がオンされると、エアコン1はエコモードで運転され、エコスイッチ304がオフされると、エアコン1は通常モードで運転される。
また、リモコン制御基板302は、始動/停止、温度設定、風量/風向設定などの各種のボタンやスイッチを使用者が操作する情報を取得するとともに、その取得した情報を赤外線や超音波などを介して室内機制御基板104へ送信する機能を有している。さらに、使用者が温度設定ボタン301を操作する操作情報から使用者の温度設定の意図を判断する操作意図判断部305が、リモコン制御基板302の機能として設けられている。なお、その機能の詳細については、別途図面を改めて説明する。
室内機10には、室内機ファン101、室内機熱交換器102、室温センサ103、室内機制御基板104、室内機配管(図示せず)などが設けられている。室内機ファン101は、室内の熱空気を室内機10に吸い込み、室内機熱交換器102に流入させ、冷空気を室内へ吹き出す。室内機熱交換器102は、室内の熱空気と室外機20から送られてくる冷媒との間で熱交換を行い、高温空気の熱を吸収して、その温度を下げ、冷空気にする。室内機制御基板104は、リモコン制御基板302から送信された風量/風向などの情報に従い、室内機ファン101の動作を制御する。さらに、室内機制御基板104には、目標温度制御部105が設けられている。目標温度制御部105は、リモコン制御基板302から送信されてくる、使用者が設定した設定温度や、操作意図判断部305の判断結果などに基づき、冷房の目標温度を算出し、モータ目標回転速度を算出する。なお、目標温度制御部105の詳細については、別途図面を改めて説明する。
室外機20には、室外機ファン201、室外機熱交換器202、圧縮機203、モータ204、室外機制御基板205、室外機配管や制御弁(図示せず)などが設けられている。モータ204は、圧縮機203を駆動して、気体冷媒を圧縮し、高温の液体冷媒に変ええる。高温の液体冷媒は、室外機ファン201と室外機熱交換器202により、低温の液体冷媒に冷却される。低温の液体冷媒は、配管や制御弁を通して室内機熱交換器102に送られる。室外機制御基板205は、室内機制御基板104から送信されたモータ目標回転速度を用いてモータ204の駆動制御を行うとともに、室外機ファン201や各制御弁の動作を制御する。
図2は、リモコン制御基板302の構成の例を示した図である。図2に示すように、リモコン制御基板302は、マイクロプロセッサなどからなるCPU(Central Processing Unit)321を備えている。CPU321には、ROM(Read Only Memory)322、RAM(Random Access Memory)323、EEPROM(Electrically Erasable Read Only Memory)234などの記憶装置が内部バス325を介して接続されている。ROM322には、リモコン制御プログラムが記憶され、EEPROM324には、そのリモコン制御プログラムで用いられる各種の既定値が記憶されている。
さらに、CPU321には、操作検出部326、表示出力部327、情報送信部328などが接続されている。操作検出部326は使用者が温度設定ボタン301を操作する操作動作を検出し、パルス信号に変更してCPU321に送信する。例えば、使用者が温度設定ボタン301のアップボタン(△)またはダウンボタン(▽)を1回押すと、それぞれのボタン別にパルス1つ生成する。表示出力部327は、使用者が設定した設定温度、風量などの情報を表示パネル303に出力する。情報送信部328は、使用者が設定した設定温度、操作意図判断部305で設定される意図判断フラグの値などを室内機制御基板104へ送信する。
操作意図判断部305は、CPU321がROM322に記憶されたプログラムを実行することにより実現される機能ブロックであり、使用者が温度設定ボタン301を操作する操作情報に基づいて、使用者の意図を判断する。例えば、温度設定ボタン301のダウンボタンが短い時間間隔で、しかも何回も押された場合には、使用者は「急速冷房」を希望していると判断される。また、このとき、例えば、エコスイッチ304がオンされていれば、使用者は「室温を急速に下げたいが、その設定温度ほどまでは下げたくない」という意図をもっていると判断される。一方、これ以外の場合には、使用者は、目標温度を使用者が設定した温度に設定する「通常の冷房」を希望していると判断される。そこで、操作意図判断部305は、使用者が温度設定ボタン301を連続的に操作したときには、設定温度の変更幅と操作時間間隔により、使用者の意図を判断する。
図3は、CPU321による操作意図判断部305の処理フローの例を示した図である。図3に示すように、CPU321は、まず、エコスイッチ304の状態をチェックし(ステップS11)、エコスイッチ304がオフであった場合には(ステップS11でNo)、意図判断フラグに0をセットする(ステップS15b)。
一方、エコスイッチ304がオンであった場合には(ステップS11でYes)、CPU321は、使用者が温度設定ボタン301を操作する時間間隔を内部タイマで計測するとともに、その操作により生成されるパルスの数を計数するとともに、設定温度変更幅および操作時間間隔を算出する(ステップS12)。すなわち、CPU321は、ステップS12において、操作検出部326からの2つ以上の連続パルスを受けたときには、その複数のパルス間の時間間隔とパルスの個数から求められる時間間隔の平均値を、操作時間間隔として算出し、さらに、そのパルスの個数に基づいて設定温度変更幅を算出する。なお、操作検出部326から1つのパルスしか受けなかった場合は、操作時間間隔は大きな値(例えば、100秒)で、温度設定変更幅は1℃であるとする。
次に、CPU321は、ステップS12で算出した設定温度変更幅を、予め定められた変更幅の既定値(例えば、3℃)と比較し(ステップS13)、設定温度変更幅が前記既定値よりも大きくない場合には(ステップS13でNo)、意図判断フラグに0をセットする(ステップS15b)。
一方、設定温度変更幅が前記既定値よりも大きい場合には(ステップS13でYes)、CPU321は、さらに、ステップS12で算出した操作時間間隔を、予め定められた操作時間間隔の既定値(例えば、1秒)と比較する(ステップS14)。そして、操作時間間隔がその既定値よりも小さくない場合には(ステップS14でNo)、CPU321は、意図判断フラグに0をセットする(ステップS15b)。また、操作時間間隔がその既定値よりも小さい場合には(ステップS14でYes)、CPU321は、意図判断フラグに1をセットする(ステップS15)。
ステップS15およびステップS15bのそれぞれで意図判断フラグに1または0の値がセットされると、CPU321は、その意図判断フラグの値を室内機制御基板104へ送信する(ステップS16)。
図4は、室内機制御基板104の構成の例を示した図である。図4に示すように、室内機制御基板104は、マイクロプロセッサなどからなるCPU141を備え、そのCPU141には、ROM142、RAM143、EEPROM144などの記憶装置が内部バス145を介して接続されている。ROM142には、室内機制御プログラムが記憶され、EEPROM144には、その室内機制御プログラムで用いられる各種の既定値が記憶されている。さらに、CPU141には、情報受信部146、情報送信部147などが接続されている。情報受信部146は、リモコン制御基板302から送信される設定温度や意図判断フラグの値などの情報を受信し、受信した情報をCPU141へ入力する。また、情報送信部147は、CPU141が目標温度制御部105の処理で算出するモータ目標回転速度などの情報を室外機制御基板205へ送信する。
目標温度制御部105は、リモコン制御基板302から送信されてくる意図判断フラグの値や使用者が設定した設定温度などに基づき、使用者の意図に沿った室温制御を行い、室外機20の圧縮機203のモータ204の回転速度などを算出する。例えば、目標温度制御部105は、意図判断フラグの値が“1”で、かつ、エコスイッチがオンであるような場合には、「最初は室温を急速に下げるが、使用者が設定した温度ほどまでは下げず、使用者が快適と感じる温度まで下げ、その後、その温度を維持する」ように目標温度を設定し、室温を制御する。
図5は、目標温度制御部105による室温制御フローの例を示した図である。図5に示すように、CPU141は、まず、リモコン制御基板302から送信されてくる意図判断フラグの値が“1”であるか否かを判定する(ステップS21)。
ステップS21での判定の結果、意図判断フラグの値が“1”でなかった場合には(ステップS21でNo)、CPU141は、通常モード運転を選択し、使用者が設定した設定温度を室温制御の目標温度に設定する(ステップS30)。続いて、CPU141は、室温センサ103から室温を取得し、室温と目標温度との差などに基づきモータ目標回転速度を算出し、算出したモータ目標回転速度を室外機制御基板205へ出力する(ステップS31)。なお、モータ目標回転速度は、一般的な公知技術を用いることにより、室温と目標温度との差などに基づき容易に算出できる。
続いて、CPU141は、定期的に(例えば、1分おきに)室温センサ103から室温を取得し、室温が目標温度すなわち使用者が設定した設定温度に到達したか否かを判定する(ステップS32)。その判定の結果、室温が前記設定温度に到達していない場合には(ステップS32でNo)、CPU141は、ステップS31に戻って、モータ目標回転速度を再度算出し、出力する。そして、ステップS31およびステップS32の処理を、前記設定温度に到達するまで繰り返す。
その後、室温が前記設定温度に到達すると(ステップS32でYes)、CPU141は、室温をその到達した設定温度に維持する制御を行う(ステップS33)。なお、設定温度の維持制御は、既存の一般的な公知の技術を用いて行うことができる。
一方、ステップS21での判定の結果、意図判断フラグの値が“1”であった場合には(ステップS21でYes)、CPU141は、エコモード運転を選択し、ステップS22以下の処理を実行する。すなわち、エコモード運転では、CPU141は、まず、使用者が設定した設定温度より低い温度を目標温度に設定する(ステップS22)。例えば、使用者が設定した設定した温度が22℃であれば、CPU141は、目標温度として20℃を設定する。そして、CPU141は、室温センサ103から室温を取得し、室温と目標温度との差などからモータ目標回転速度を算出し、算出したモータ目標回転速度を室外機制御基板205へ出力する(ステップS23)。
続いて、CPU141は、定期的に(例えば、1分おきに)室温センサ103から室温を取得し、室温と記憶冷房温度との差が予め定められた既定値に到達したか否かを判定する(ステップS24)。ここで、記憶冷房温度とは、当該エアコン1の動作が最後に閉じられたときの室温をいい、その値は、EEPROM144に記憶されているものとする。つまり、記憶冷房温度は、使用者が快適と感じる温度(使用者快適温度)ということができる。また、ステップS24でいう既定値は、例えば、1℃であるとする。なお、記憶冷房温度は、使用者が使用者快適温度として予め温度設定ボタン301などで設定し、EEPROM144などに記憶されたものであってもよい。
ステップS24の判定の結果、室温と記憶冷房温度との差が前記既定値に到達していない場合には(ステップS24でNo)、CPU141は、ステップS23に戻って、モータ目標回転速度を再度算出し、出力する。そして、ステップS23およびステップS24の処理を、室温と記憶冷房温度との差が前記既定値に到達するまで繰り返す。
その後、室温と記憶冷房温度との差が前記既定値に到達すると(ステップS24でYes)、CPU141は、前記記憶冷房温度を室温制御の目標温度に設定する(ステップS25)。そして、CPU141は、室温センサ103から室温を取得し、室温と目標温度(記憶冷房温度)との差などからモータ目標回転速度を算出し、算出したモータ目標回転速度を室外機制御基板205へ出力する(ステップS26)。
続いて、CPU141は、定期的に(例えば、1分おきに)室温センサ103から室温を取得し、室温が記憶冷房温度に到達したか否かを判定する(ステップS27)。その判定の結果、室温が記憶冷房温度に到達していない場合には(ステップS27でNo)、CPU141は、ステップS26に戻って、モータ目標回転速度を再度算出し、出力する。そして、ステップS26およびステップS27の処理を、室温が記憶冷房温度に到達するまで繰り返す。
その後、室温が記憶冷房温度に到達すると(ステップS27でYes)、CPU141は、室温をその到達した記憶冷房温度に維持する制御を行う(ステップS23)。そして、エコスイッチ304がオンである限り(ステップS29でYes)、その記憶冷房温度の維持制御は継続される。
なお、記憶冷房温度の維持制御中に、エコスイッチがオフされた場合には(ステップS29でNo)、エアコン1は、通常モード運転となり、CPU141は、使用者が設定した設定温度を室温制御の目標温度に設定する(ステップS30)。以下、CPU141は、ステップS31およびステップS32により、室温を使用者が設定した設定温度まで到達させ、その後、ステップS33により、室温を使用者が設定した設定温度に維持する制御を行う。
図6は、図5の室温制御フローに基づく室温の時間推移の例を示した図である。ここで、縦軸は室温、横軸は推移時間を表す。また、太い実線は、意図判断フラグの値が“1”の場合、すなわち、使用者の意図を考慮した場合の室温の推移を表し、破線は、通常モード運転、すなわち、使用者の意図を考慮しない場合の室温の推移を表す。
エアコン1の使用者は、例えば、28℃の室内に入って暑いと感じたときには、リモコン30の操作で設定温度を22℃にする。このとき、使用者は、温度設定ボタン301のダウンボタンが短時間のうちに連続して例えば6回押したとする。なお、ここでは、室温を基準にしてダウンボタンが押された回数に基づき温度設定がされるものとする。
そして、そのときのダウンボタンの操作時間間隔および設定温度変更幅が図3のステップS13およびステップS14の条件を満たし、さらに、エコスイッチ304がオンされている場合には、使用者は「急速冷房」および「エコモード」での運転を希望していると判断される。すなわち、使用者は「室温を急速に下げたいが、その設定温度ほどまでは下げたくない」という意図をもっていると判断される。このような場合、意図判断フラグに1がセットされ、そうでない場合、意図判断フラグに0がセットされる。
意図判断フラグの値が“0”の場合には、目標温度制御部105による室温制御では、使用者の意図は考慮されず、通常モード運転が選択される。すなわち、室温制御の目標温度としては、使用者が設定した温度、例えば22℃がそのまま設定される(図5:ステップS30)。従って、室温は、図6の破線で示すように、使用者が設定した設定温度22℃に達するまで一定のレートで低下し、22℃に達したところで、その22℃の室温が保たれる。なお、従来の一般的なエアコンでも概ねこれと同様の制御が行われる。
一方、意図判断フラグの値が“1”の場合には、使用者は「急速冷房」および「エコモード運転」を希望している。そこで、目標温度制御部105による室温制御では、まず、使用者が設定した設定温度22℃よりも低い温度、例えば20℃が目標温度として設定される(図5:ステップS22)。すなわち、目標温度を使用者が設定した温度よりも低い温度とすることにより、冷房運転がハイパワーで開始されることになるので、室温は速いレートで低下することとなり(図6の太い実線の28℃から26℃まで変化する部分)、「急速冷房」が実現される。
さらに、使用者が「エコモード運転」を希望しているので、室温は、使用者が設定した20℃まで下げられることはない。すなわち、室温が使用者の快適温度である記憶冷房温度25℃よりも少し高い温度、例えば26℃になるまでは、急速冷房が行われるものの、室温がその26℃になると、室温制御の目標温度は、記憶冷房温度の25℃に変更される(図5:ステップS25)。そして、室温が記憶冷房温度の25℃になると、それ以降は、25℃の室温が維持される。
従って、本実施形態における室温制御は、「室温を急速に下げたいが、その設定温度ほどまでは下げたくない」という意図に沿ったものとなっている。よって、本実施形態によれば、エアコン1の使用者は、快適な室温という環境が得られ、また、エアコン1の省エネ度を向上させることができる。
また、本実施形態の目標温度制御部105による室温制御では、急速冷房の制御は、室温が記憶冷房温度25℃に到達するまで行うのではなく、記憶冷房温度25℃より少し高い26℃になるまで行っている(図5:ステップS24)。そして、その時点で、室温制御の目標温度を記憶冷房温度の25℃に変更している。従って、エアコン1の冷却パワーは、この時点で急速冷房のハイパワーから、小パワーに切り替えられることになる。これにより、室温の記憶冷房温度以下へのオーバシュートを防止することができ、省エネ度を向上させることができる。
なお、以上の図5および図6の説明は、エアコン1の冷房時の室温制御について説明したものであるが、その説明において、「冷房」を「暖房」と言い換え、温度が「高い」および「低い」を、温度が「低い」および「高い」と言い換えれば、概ねそのまま暖房時の室温制御にも適用することができる。
また、以上の第1の実施形態の説明では、操作意図判断部305は、リモコン制御基板302に搭載されたCPU321により実現される機能ブロックであるとしているが、室内機制御基板104に設けられたCPU141により実現される機能ブロックであってもよい。その場合、図3に示した操作意図判断部305の処理フローは、CPU141によって実行される。
(第2の実施形態)
以下に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態においても、エアコン1を構成する室内機10、室外機20およびリモコン30の構成は、第1の実施形態での構成と同じなので、その説明を省略する(図1、図2、図4参照)。また、リモコン30の操作意図判断部305における処理(図3参照)も第1の実施形態と同じであるとする。第1の実施形態との相違は、室内機10の目標温度制御部105における室温制御の方法にある。
本実施形態では、使用者は、温度設定ボタン301の操作の仕方(操作時間間隔および設定温度変更幅)により、「急速冷房」と「エコモード運転」を希望し、最終的には室温を使用者が設定した設定温度にし、維持することを希望しているものとする。すなわち、使用者が希望する室温は、第1の実施形態では、記憶冷房温度であるが、本実施形態では、使用者が設定した設定温度である。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る室内機10における目標温度制御部105による室温制御フローの例を示した図である。図7に示した温度制御フローのうち、ステップS41〜ステップS47およびステップS52〜ステップS55は、図5に示した温度制御フローのステップS21〜ステップS27およびステップS30〜ステップS33と同じであるので、その説明を省略する。以下、主として、図5との相違部分について説明する。
図7において、CPU141(目標温度制御部105)が実行する室温を記憶冷房温度まで下げる処理(ステップS41〜ステップS47)は、第1の実施形態(図5参照)と同じである。次に、室温が記憶冷房温度に到達すると(ステップS47でYes)、CPU141は、使用者が設定した設定温度より高い温度を目標温度に設定する(ステップS48)。なお、ここでいう使用者が設定した設定温度より高い温度とは、その設定温度より少し高い温度、例えば1℃程度高い温度であるとする。例えば、使用者が設定した設定温度が22℃であれば、ここでいう設定温度より高い温度は、23℃である。
次に、CPU141は、エコスイッチ304がオンされているか否かを判定する(ステップS49)。なお、エコスイッチ304のオンまたはオフを表す情報は、そのオンまたはオフの状態が変えられたとき、リモコン制御基板302から室内機制御基板104へ送信されるものとする。
ここで、エコスイッチ304がオンされていた場合には(ステップS49でYes)、CPU141は、室温センサ103から室温を取得し、室温と目標温度との差などからモータ目標回転速度を算出し、算出したモータ目標回転速度を室外機制御基板205へ出力する(ステップS50)。続いて、CPU141は、定期的に(例えば、1分おきに)室温センサ103から室温を取得し、室温と目標温度(使用者の設定温度より高い温度)との差が予め定められた既定値に到達したか否かを判定する(ステップS51)。なお、ここでいう既定値は、例えば、1℃であるとするが、ステップS44でいう既定値と同じであっても、相違していてもよい。
ステップS51で、室温と記憶冷房温度との差が前記既定値に到達していないと判定された場合には(ステップS51でNo)、CPU141は、ステップS49に戻って、ステップS49以下の処理を再度実行する。また、ステップS51で、室温と記憶冷房温度との差が前記既定値に到達したと判定された場合には(ステップS51でYes)、CPU141は、使用者が設定した設定温度を室温制御の目標温度に設定し(ステップS52)、ステップS53以下の処理を実行する。この場合、室温は、最終的には使用者が設定した設定温度となり、その温度が維持される(ステップS55)。
また、ステップS49の判定で、エコスイッチ304がオフされた場合には(ステップS49でYes)、CPU141は、使用者が設定した設定温度を室温制御の目標温度に設定し(ステップS52)、ステップS53以下の処理を実行する。この場合も、室温は、最終的には、使用者が設定した設定温度となり、その温度が維持される(ステップS55)。
図8は、図7の室温制御フローに基づく室温の時間推移の例を示した図である。ここで、縦軸は室温、横軸は推移時間を表す。また、太い実線は、意図判断フラグの値が“1”の場合、すなわち、使用者の意図を考慮した場合の室温の推移を表し、破線は、通常モード運転、すなわち、使用者の意図を考慮しない場合の室温の推移を表す。
本実施形態では、前記したように、意図判断フラグに1がセットされた場合、使用者は「急速冷房」と「エコモード運転」を希望するものの、最終的には室温を使用者が設定した設定温度にすることを希望しているものとしている。
そこで、目標温度制御部105による室温制御では、まず、使用者が設定した設定温度22℃よりも低い温度、例えば20℃が目標温度として設定される(図7:ステップS42)。すなわち、目標温度を使用者が設定した温度よりも低い温度とすることにより、冷房運転がハイパワーで開始され、室温は速いレートで低下することとなり(図8の太い実線の28℃から26℃まで変化する部分)、「急速冷房」が実現される。
そして、本実施形態でも「エコモード運転」を実現するための室温制御が行われる。すなわち、室温が記憶冷房温度25℃よりも少し高い温度、例えば26℃になるまでは「急速冷房」の室温制御が行われるものの、例えば、室温が26℃になると、室温制御の目標温度は、記憶冷房温度の25℃に変更される(図7:ステップS45)。従って、冷房のパワーは、小さくなり、室温の低下レートも小さくなる。
そして、室温が記憶冷房温度の25℃になると、室温制御の目標温度は、使用者が設定した設定温度22℃よりも少し高い温度、例えば23℃に再度変更される(図7:ステップS48)。さらに、室温がその23℃になると、室温制御の目標温度は、使用者が設定した設定温度22℃に再再度変更される(図7:ステップS52)。そして、室温がその設定温度22℃になると、それ以降は22℃の室温が維持される。
このように、本実施形態では、室温をゆっくりと、すなわち、時間をかけてユーザが設定した設定温度まで下げていくので、その分の省エネ効果を期待することができる。従って、本実施形態でも、「急速冷房」という快適性が得られ、また、エアコン1の省エネ度を向上させることができる。
以上、本発明の第2の実施形態によれば、CPU141は、目標温度制御部105の室温制御として、使用者が設定した温度とは別の目標温度を設定することにより、過度な高温・低温を目標としてしまうことを防止でき,省エネと快適性を実現することができる。
なお、以上の図7および図8の説明は、エアコン1の冷房時の室温制御について説明したものであるが、その説明において、「冷房」を「暖房」と言い換え、「温度が高いまたは低い」を、「温度が低いまたは高い」と言い換えれば、概ねそのまま暖房時の室温制御にも適用することができる。
以上の本発明の第1の実施形態および第2の実施形態での説明に基づき、以下、本発明の作用および効果について説明する。
本発明に係るエアコン1(空気調和機)は、使用者による温度設定ボタン301の操作が既定の条件を満たすものであるか否かを判定する操作意図判断部305(判定手段)を備えているので、使用者が温度設定ボタン301を操作する操作の仕方から、例えば、急速冷房や急速暖房などの使用者の操作意図を判断することが可能になる。また、エアコン1は、使用者が設定した設定温度とは異なる温度を、室温制御の目標温度として設定する目標温度制御部105(目標温度設定手段)を備えているので、使用者の操作意図に沿った温度設定が可能になる。さらに、目標温度制御部105は、前記設定された目標温度と温度センサから取得される室温とに基づき、圧縮機を駆動するモータの回転速度を算出する(回転速度算出手段)ので、使用者の操作意図に沿った室温制御を実現する冷房または暖房の運転が可能になる。
また、本発明に係るエアコン1(空気調和機)では、操作意図判断部305(判定手段)は、温度設定ボタン301が操作される操作時間間隔が既定の時間よりも小さく、かつ、温度設定ボタン301の操作により変更される温度変更幅が既定の温度幅よりも大きい場合、使用者による温度設定ボタン301の操作が前記既定の操作条件を満たしていると判定する。
ここで、温度設定ボタン301が操作される操作時間間隔が既定の時間よりも小さく、かつ、温度設定ボタン301の操作により変更される温度変更幅が既定の温度幅よりも大きいということは、使用者が温度設定ボタン301を急いで何回も押し、温度を大きく下げまたは上げようとしたことを意味する。これは、使用者が急速冷房または急速暖房を望んでいることを意味する。従って、本発明の係るエアコン1によれば、使用者が急速冷房または急速暖房を望んでいるという意図を汲み取ることができる。
また、本発明に係るエアコン1(空気調和機)では、目標温度制御部105(目標温度設定手段)は、操作意図判断部305(判定手段)によって前記既定の操作条件が満たされていると判定された場合、冷房運転時には、前記使用者が前記温度設定ボタンを操作して設定した設定温度よりも低い温度を前記目標温度として設定し、暖房運転時には、前記使用者が前記温度設定ボタンを操作して設定した設定温度よりも高い温度を前記目標温度として設定する。
すなわち、冷房運転時には、使用者が設定した設定温度よりも低い温度が目標温度として設定され、暖房運転時には、使用者が設定した設定温度よりも高い温度が目標温度として設定される。従って、急速冷房または急速暖房の室温制御が実現される。
また、本発明に係るエアコン1(空気調和機)では、目標温度制御部105(目標温度設定手段)は、室温センサ103から得られた室温と、予め記憶装置(EEPROM144など)に記憶されている使用者快適温度との差が既定値(例えば、1℃)に到達したときには、前記使用者快適温度を前記目標温度として設定する。
すなわち、ハイパワーの急速冷房または急速暖房の運転は、室温が使用者快適温度に到達する前に停止される。その結果、室温のアンダシュートやオーバシュートが防止されるので、室温の下げ過ぎや上げ過ぎを防止することができ、エネルギーの過度な消費を防止することができる。
また、本発明に係るエアコン1(空気調和機)では、当該エアコン1の動作が最後に閉じられたとき、室温センサ103から取得されて、記憶装置に記憶された温度を、使用者快適温度としている。
エアコン1の動作が閉じられるときの室温は、使用者が概ね快適と感じている温度であるので、これにより、適切な使用者快適温度を得ることができる。
また、本発明に係るエアコン1(空気調和機)では、操作意図判断部305(判定手段)は、リモコン30に備えられている。
この場合、操作意図判断部305の機能は、リモコン制御基板302に搭載されたCPU321により実現される。従って、室内機制御基板104に搭載されたCPU141の処理負荷を軽減することができ、リモコン制御基板302から室内機制御基板104へ送信される情報量を減らすことができる。
本発明は、以上に説明した実施形態および変形例に限定されるものではなく、さらに、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施形態および変形例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態や変形例の構成の一部を、他の実施形態や変形例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態や変形例の構成に他の実施形態や変形例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態や変形例の構成の一部について、他の実施形態や変形例に含まれる構成を追加・削除・置換することも可能である。
1 エアコン(空気調和機)
10 室内機
20 室外機
30 リモコン
101 室内機ファン
102 室内機熱交換器
103 室温センサ
104 室内機制御基板(制御装置)
105 目標温度制御部(目標温度設定手段、回転速度算出手段)
141 CPU(制御装置)
142 ROM
143 RAM
144 EEPROM
145 内部バス
146 情報受信部
147 情報送信部
201 室外機ファン
202 室外機熱交換器
203 圧縮機
204 モータ
205 室外機制御基板
301 温度設定ボタン
302 リモコン制御基板(制御装置)
303 表示パネル
304 エコスイッチ
305 操作意図判断部(判定手段)
321 CPU(制御装置)
322 ROM
323 RAM
324 EEPROM
325 内部バス
326 操作検出部
327 表示出力部
328 情報送信部

Claims (11)

  1. 冷却または加熱された熱媒体の供給を受けて、空気調和の対象空間である室内に冷風または温風を吹き出し、前記室内を冷房または暖房する室内機と、
    前記冷却または加熱した熱媒体を前記室内機に供給する室外機と、
    温度設定ボタンが設けられたリモコンと、
    前記室内の室温を測定する温度センサと、
    使用者による前記温度設定ボタンの操作が既定の操作条件を満たすものであるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって前記既定の操作条件が満たされていると判定された場合には、前記使用者が前記温度設定ボタンを操作して設定した設定温度とは異なる温度を、前記室温の目標温度として設定する目標温度設定手段と、
    前記目標温度と前記温度センサで測定される室温とに基づき、前記室外機に備えられた圧縮機を駆動するモータの回転速度を算出する回転速度算出手段と、
    を有することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記判定手段は、
    前記温度設定ボタンが操作される操作時間間隔が既定の時間よりも小さく、かつ、前記温度設定ボタンの操作により変更される温度変更幅が既定の温度幅よりも大きい場合、前記使用者による温度設定ボタンの操作が前記既定の操作条件を満たしていると判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記目標温度設定手段は、前記判定手段によって前記既定の操作条件が満たされていると判定された場合、冷房運転時には、前記使用者が前記温度設定ボタンを操作して設定した設定温度よりも低い温度を前記目標温度として設定し、暖房運転時には、前記使用者が前記温度設定ボタンを操作して設定した設定温度よりも高い温度を前記目標温度として設定すること
    を特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記目標温度設定手段は、前記室温センサから得られた室温と、予め記憶装置に記憶されている使用者快適温度との差が既定値に到達したときには、前記使用者快適温度を前記目標温度として設定すること
    を特徴とする請求項3に記載の空気調和機。
  5. 前記使用者快適温度は、当該空気調和機の動作が最後に閉じられたとき、前記室温センサから取得されて、前記記憶装置に記憶された温度であること
    を特徴とする請求項4に記載の空気調和機。
  6. 前記判定手段は、前記リモコンに備えられていること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  7. 冷却または加熱された熱媒体の供給を受けて、空気調和の対象空間である室内に冷風または温風を吹き出し、前記室内を冷房または暖房する室内機と、前記冷却または加熱した熱媒体を前記室内機に供給する室外機と、温度設定ボタンが設けられたリモコンと、前記室内の室温を測定する温度センサと、を備えた空気調和機の制御装置が、
    使用者による前記温度設定ボタンの操作が既定の操作条件を満たすものであるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記既定の操作条件が満たされていると判定された場合には、前記使用者が前記温度設定ボタンを操作して設定した設定温度とは異なる温度を、前記室温の目標温度として設定する目標温度設定ステップと、
    前記目標温度と前記温度センサで測定される室温とに基づき、前記室外機に備えられた圧縮機を駆動するモータの回転速度を算出する回転速度算出ステップと、
    を実行することを特徴とする空気調和機の制御方法。
  8. 前記制御装置は、
    前記判定ステップでは、前記温度設定ボタンが操作される操作時間間隔が既定の時間よりも小さく、かつ、前記温度設定ボタンの操作により変更される温度変更幅が既定の温度幅よりも大きい場合、前記使用者による温度設定ボタンの操作が前記既定の操作条件を満たしていると判定すること
    を特徴とする請求項7に記載の空気調和機の制御方法。
  9. 前記制御装置は、
    前記目標温度設定ステップでは、前記判定ステップにおいて前記既定の操作条件が満たされていると判定された場合、冷房運転時には、前記使用者が前記温度設定ボタンを操作して設定した設定温度よりも低い温度を前記目標温度として設定し、暖房運転時には、前記使用者が前記温度設定ボタンを操作して設定した設定温度よりも高い温度を前記目標温度として設定すること
    を特徴とする請求項8に記載の空気調和機の制御方法。
  10. 前記制御装置は、
    前記目標温度設定ステップでは、前記室温センサから得られた室温と、予め記憶装置に記憶されている使用者快適温度との差が既定値に到達したときには、前記使用者快適温度を前記目標温度として設定すること
    を特徴とする請求項9に記載の空気調和機の制御方法。
  11. 前記制御装置は、
    当該空気調和機の動作を閉じるとき、前記室温センサによって計測された室温を、前記使用者快適温度として前記記憶装置に記憶すること
    を特徴とする請求項10に記載の空気調和機の制御方法。
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