JP2001201153A - 空気調和機の制御装置 - Google Patents
空気調和機の制御装置Info
- Publication number
- JP2001201153A JP2001201153A JP2000007236A JP2000007236A JP2001201153A JP 2001201153 A JP2001201153 A JP 2001201153A JP 2000007236 A JP2000007236 A JP 2000007236A JP 2000007236 A JP2000007236 A JP 2000007236A JP 2001201153 A JP2001201153 A JP 2001201153A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- air volume
- delay time
- air
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/70—Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】暖房運転時に実際に送風を開始するまでの時間
を可変することで、過負荷状態の発生を防止し、かつ使
用者に対する冷風感を確実に防止できるようにする。 【解決手段】温度センサ24による熱交換器の検知温度
が、第1の設定温度に達してから第2の設定温度に達す
るまでの経過時間の長、短に応じて、熱交換器の温度が
第2の設定温度に達してからファン12の回転をスター
トするまでの遅延時間を長、短にそれぞれ可変設定すべ
く、制御部20により、格納部26からそのときの経過
時間及び風量設定部22による設定風量に対応する遅延
時間データを読み出し、熱交換器の検知温度が第2の設
定温度に達してから、格納部26より読み出した遅延時
間データに基づく遅延時間後に、風量設定部22により
設定された風量になるようにファン12を駆動する。
を可変することで、過負荷状態の発生を防止し、かつ使
用者に対する冷風感を確実に防止できるようにする。 【解決手段】温度センサ24による熱交換器の検知温度
が、第1の設定温度に達してから第2の設定温度に達す
るまでの経過時間の長、短に応じて、熱交換器の温度が
第2の設定温度に達してからファン12の回転をスター
トするまでの遅延時間を長、短にそれぞれ可変設定すべ
く、制御部20により、格納部26からそのときの経過
時間及び風量設定部22による設定風量に対応する遅延
時間データを読み出し、熱交換器の検知温度が第2の設
定温度に達してから、格納部26より読み出した遅延時
間データに基づく遅延時間後に、風量設定部22により
設定された風量になるようにファン12を駆動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、室内の冷暖房等
を行う空気調和機に関し、特に暖房運転時の制御を行う
空気調和機の制御装置に関する。
を行う空気調和機に関し、特に暖房運転時の制御を行う
空気調和機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和機では、暖房運転の開
始時に圧縮機による圧縮不十分に起因した冷媒温度の上
昇の遅れや、冷えている室内側熱交換器の予熱のために
圧縮された冷媒ガスの熱が奪われ、室内側送風機により
循環する室内空気に十分に熱交換されず、引き出された
温風の温度が低く、使用者に冷風感を与えるという不都
合が発生していた。
始時に圧縮機による圧縮不十分に起因した冷媒温度の上
昇の遅れや、冷えている室内側熱交換器の予熱のために
圧縮された冷媒ガスの熱が奪われ、室内側送風機により
循環する室内空気に十分に熱交換されず、引き出された
温風の温度が低く、使用者に冷風感を与えるという不都
合が発生していた。
【0003】このような不都合を防止するために、従
来、特開平4−139348号公報に記載のように、熱
交換器の温度を検知する温度センサを設け、運転開始か
らこの温度センサによる検知温度が上昇して予め設定さ
れた設定温度まで達したときに、設定温度に達してか
ら、制御部のメモリに予め記憶された設定時間後に室内
送風機の運転を開始することが考えられている。
来、特開平4−139348号公報に記載のように、熱
交換器の温度を検知する温度センサを設け、運転開始か
らこの温度センサによる検知温度が上昇して予め設定さ
れた設定温度まで達したときに、設定温度に達してか
ら、制御部のメモリに予め記憶された設定時間後に室内
送風機の運転を開始することが考えられている。
【0004】このように、上記した公報に記載の発明
は、室内送風機による送風開始を遅らせることによっ
て、熱交換器の温度が高くなるのを待ち、熱交換器の温
度が十分に高くなった時点で送風を開始することで、使
用者に冷風感を与えることを防止することが可能になる
というものである。
は、室内送風機による送風開始を遅らせることによっ
て、熱交換器の温度が高くなるのを待ち、熱交換器の温
度が十分に高くなった時点で送風を開始することで、使
用者に冷風感を与えることを防止することが可能になる
というものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した公報
に記載の発明の場合、熱交換器の温度が設定温度に達し
てから室内送風機の運転を開始するまでの時間が、制御
部のメモリに予め記憶された設定時間に固定されている
ため、例えば室内外の温度条件によっては、熱交換器の
温度が設定温度に達してから室内送風機の運転を開始す
るまでの間に、熱交換器の温度が予想以上に上昇してい
ることがあり、このようなケースでは、熱交換器の温度
が異常に上昇しすぎて、いわゆる過負荷状態となって熱
交換器が停止し、大きな電流が流れて空気調和機の動作
が停止するおそれがある。
に記載の発明の場合、熱交換器の温度が設定温度に達し
てから室内送風機の運転を開始するまでの時間が、制御
部のメモリに予め記憶された設定時間に固定されている
ため、例えば室内外の温度条件によっては、熱交換器の
温度が設定温度に達してから室内送風機の運転を開始す
るまでの間に、熱交換器の温度が予想以上に上昇してい
ることがあり、このようなケースでは、熱交換器の温度
が異常に上昇しすぎて、いわゆる過負荷状態となって熱
交換器が停止し、大きな電流が流れて空気調和機の動作
が停止するおそれがある。
【0006】一方、熱交換器の温度が設定温度に達して
から室内送風機の運転を開始するまでの間に、熱交換器
の温度が十分上昇していなければ、室内送風機をいわゆ
る“強”の状態で運転開始したときに、熱交換器の温度
が一気に低下して冷風が送風されてしまい、使用者に冷
風感を与えてしまうという問題もあった。
から室内送風機の運転を開始するまでの間に、熱交換器
の温度が十分上昇していなければ、室内送風機をいわゆ
る“強”の状態で運転開始したときに、熱交換器の温度
が一気に低下して冷風が送風されてしまい、使用者に冷
風感を与えてしまうという問題もあった。
【0007】そこで、本発明は、暖房運転時に実際に送
風を開始するまでの時間を可変することで、過負荷状態
の発生を防止し、かつ使用者に対する冷風感を確実に防
止できるようにすることを目的とする。
風を開始するまでの時間を可変することで、過負荷状態
の発生を防止し、かつ使用者に対する冷風感を確実に防
止できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明にかかる空気調和機の制御装置は、本体
内の空気吸入口付近に配設された熱交換器と、前記熱交
換器の温度を検知する温度センサと、前記本体内のルー
バにより開閉される空気吐出口付近に配設されたファン
と、前記ファンの回転による風量を複数段階に設定する
設定キーを有する風量設定部と、前記風量設定部のキー
操作により設定された風量で暖房、冷房、送風等の各モ
ードの運転制御を行う制御部とにより構成され、暖房運
転時に、運転開始から前記温度センサによる検知温度が
上昇して予め設定された設定温度まで達したときに、前
記制御部により、前記設定温度に達してから所定の遅延
時間後に、前記風量設定部により設定された風量にすべ
く前記ファンを駆動する空気調和機の制御装置におい
て、それぞれ予め定められた第1の設定温度及びこの第
1の設定温度より高い第2の設定温度を記憶した記憶部
と、前記温度センサによる検知温度が前記第1の設定温
度に達してから前記第2の設定温度に達するまでの経過
時間を計時する計時部と、前記経過時間が長、短のとき
に前記遅延時間を長、短にそれぞれ設定すべく各経過時
間毎の遅延時間データを予め格納した格納部とを備え、
前記制御部は、前記計時部により計時される前記経過時
間に対応する遅延時間データを前記格納部から読み出
し、読み出した遅延時間データに基づく前記遅延時間後
に前記ファンを駆動制御することを特徴としている。
ために、本発明にかかる空気調和機の制御装置は、本体
内の空気吸入口付近に配設された熱交換器と、前記熱交
換器の温度を検知する温度センサと、前記本体内のルー
バにより開閉される空気吐出口付近に配設されたファン
と、前記ファンの回転による風量を複数段階に設定する
設定キーを有する風量設定部と、前記風量設定部のキー
操作により設定された風量で暖房、冷房、送風等の各モ
ードの運転制御を行う制御部とにより構成され、暖房運
転時に、運転開始から前記温度センサによる検知温度が
上昇して予め設定された設定温度まで達したときに、前
記制御部により、前記設定温度に達してから所定の遅延
時間後に、前記風量設定部により設定された風量にすべ
く前記ファンを駆動する空気調和機の制御装置におい
て、それぞれ予め定められた第1の設定温度及びこの第
1の設定温度より高い第2の設定温度を記憶した記憶部
と、前記温度センサによる検知温度が前記第1の設定温
度に達してから前記第2の設定温度に達するまでの経過
時間を計時する計時部と、前記経過時間が長、短のとき
に前記遅延時間を長、短にそれぞれ設定すべく各経過時
間毎の遅延時間データを予め格納した格納部とを備え、
前記制御部は、前記計時部により計時される前記経過時
間に対応する遅延時間データを前記格納部から読み出
し、読み出した遅延時間データに基づく前記遅延時間後
に前記ファンを駆動制御することを特徴としている。
【0009】このような構成によれば、温度センサによ
り検知される熱交換器の検知温度が第1の設定温度に達
してから第2の設定温度に達するまでの経過時間を計時
することにより、熱交換器の温度が上昇する際の緩急の
度合いが分かる。
り検知される熱交換器の検知温度が第1の設定温度に達
してから第2の設定温度に達するまでの経過時間を計時
することにより、熱交換器の温度が上昇する際の緩急の
度合いが分かる。
【0010】そのため、その緩急に応じて熱交換器の温
度が第2の設定温度に達してからファンをスタートする
までの時間を可変することで、熱交換器の過負荷状態を
防止できると共に、使用者に対する冷風感を確実に防止
できる。
度が第2の設定温度に達してからファンをスタートする
までの時間を可変することで、熱交換器の過負荷状態を
防止できると共に、使用者に対する冷風感を確実に防止
できる。
【0011】そこで、熱交換器の検知温度が第1の設定
温度に達してから第2の設定温度に達するまでの経過時
間の長、短に応じて、熱交換器の温度が第2の設定温度
に達してからファンを駆動するまでの遅延時間を長、短
にそれぞれ可変設定すべく、制御部により格納部からそ
のときの経過時間に対応する遅延時間データを読み出
し、熱交換器の検知温度が第2の設定温度に達してか
ら、格納部より読み出した遅延時間データに基づく遅延
時間後に、風量設定部により設定された風量になるよう
にファンを駆動すればよい。
温度に達してから第2の設定温度に達するまでの経過時
間の長、短に応じて、熱交換器の温度が第2の設定温度
に達してからファンを駆動するまでの遅延時間を長、短
にそれぞれ可変設定すべく、制御部により格納部からそ
のときの経過時間に対応する遅延時間データを読み出
し、熱交換器の検知温度が第2の設定温度に達してか
ら、格納部より読み出した遅延時間データに基づく遅延
時間後に、風量設定部により設定された風量になるよう
にファンを駆動すればよい。
【0012】また、本発明にかかる空気調和機の制御装
置では、前記制御部は、前記格納部から読み出した遅延
時間データを、前記風量設定部による設定風量の大、小
に応じて長、短に補正する補正手段を備えることを特徴
としている。
置では、前記制御部は、前記格納部から読み出した遅延
時間データを、前記風量設定部による設定風量の大、小
に応じて長、短に補正する補正手段を備えることを特徴
としている。
【0013】このような構成によれば、補正手段によ
り、遅延時間データとして風量設定部による設定風量の
大、小に応じて長、短に補正するため、熱交換器の検知
温度が第2の設定温度に達してから、格納部より読み出
した遅延時間データに基づく遅延時間後にファンを駆動
したときに、例えば設定風量が“強”であれば遅延時間
が長めに補正され、ファン駆動時における熱交換器の温
度は設定風量が“弱”の場合よりも高くなっており、こ
のように遅延時間が長めに補正される分、ファンの高回
転駆動による熱交換器の温度低下があっても冷風が送風
されるまで熱交換器の温度が低下することはない。
り、遅延時間データとして風量設定部による設定風量の
大、小に応じて長、短に補正するため、熱交換器の検知
温度が第2の設定温度に達してから、格納部より読み出
した遅延時間データに基づく遅延時間後にファンを駆動
したときに、例えば設定風量が“強”であれば遅延時間
が長めに補正され、ファン駆動時における熱交換器の温
度は設定風量が“弱”の場合よりも高くなっており、こ
のように遅延時間が長めに補正される分、ファンの高回
転駆動による熱交換器の温度低下があっても冷風が送風
されるまで熱交換器の温度が低下することはない。
【0014】また、本発明にかかる空気調和機の制御装
置では、前記格納部は、前記経過時間が同じであっても
前記風量設定部による設定風量の大、小により前記遅延
時間を長、短に設定すべく、各経過時間毎の前記風量設
定部による各設定風量に対する遅延時間データを格納
し、前記制御部は、前記計時部により計時される前記経
過時間、及び前記風量設定部による設定風量に対応する
遅延時間データを前記格納部から読み出し、読み出した
遅延時間データに基づく前記遅延時間後に前記ファンの
回転数を制御することを特徴としている。
置では、前記格納部は、前記経過時間が同じであっても
前記風量設定部による設定風量の大、小により前記遅延
時間を長、短に設定すべく、各経過時間毎の前記風量設
定部による各設定風量に対する遅延時間データを格納
し、前記制御部は、前記計時部により計時される前記経
過時間、及び前記風量設定部による設定風量に対応する
遅延時間データを前記格納部から読み出し、読み出した
遅延時間データに基づく前記遅延時間後に前記ファンの
回転数を制御することを特徴としている。
【0015】このような構成によれば、予め風量設定部
による設定風量を考慮した遅延時間データを格納部に格
納しておくことで、ファンの駆動後にファンの駆動によ
る熱交換器の温度低下があっても、冷風が送風される程
熱交換器の温度が低下することを防止できる。
による設定風量を考慮した遅延時間データを格納部に格
納しておくことで、ファンの駆動後にファンの駆動によ
る熱交換器の温度低下があっても、冷風が送風される程
熱交換器の温度が低下することを防止できる。
【0016】また、本発明にかかる空気調和機の制御装
置では、前記制御部は、前記検知温度が前記第1の設定
温度に達してから前記遅延時間が経過するまでの間、前
記ファンを前記風量設定部による最小の設定風量よりも
小さい風量にすべく駆動することを特徴としている。
置では、前記制御部は、前記検知温度が前記第1の設定
温度に達してから前記遅延時間が経過するまでの間、前
記ファンを前記風量設定部による最小の設定風量よりも
小さい風量にすべく駆動することを特徴としている。
【0017】このような構成によれば、熱交換器の温度
が第1の設定温度に達してから遅延時間が経過するまで
の間、使用者が送風を感じるほど高くはない低回転数で
ファンが駆動されるため、いわゆる熱こもり現象を防止
することができ、温度センサにより熱交換器の温度を正
確に検知することができる。
が第1の設定温度に達してから遅延時間が経過するまで
の間、使用者が送風を感じるほど高くはない低回転数で
ファンが駆動されるため、いわゆる熱こもり現象を防止
することができ、温度センサにより熱交換器の温度を正
確に検知することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明にかかる空気調和機の制
御装置の一実施形態について図1ないし図5を参照して
説明する。但し、図1は空気調和機の外観斜視図であ
り、図2は空気調和機の制御装置のブロック図であり、
図3及び図4は動作説明図であり、図5は動作説明用フ
ローチャートである。
御装置の一実施形態について図1ないし図5を参照して
説明する。但し、図1は空気調和機の外観斜視図であ
り、図2は空気調和機の制御装置のブロック図であり、
図3及び図4は動作説明図であり、図5は動作説明用フ
ローチャートである。
【0019】図1に示すように、空気調和機1は、室内
空気を冷却または加熱する空気調和機能を有し、室内ユ
ニットとして取付板(図示せず)を介して壁等に取り付
けられる。この空気調和機1は、前面が空気吸入口3と
して開口し、その空気吸入口3の下方に空気吐出口4が
設けられた本体であるケーシング5と、前面グリル7を
有しケーシング5の空気吸入口3に装着される前面パネ
ル8と、ケーシング5の空気吸入口3に臨んでケーシン
グ5内に設けられた熱交換器10と、この熱交換器10
を経由して空気吸入口3から空気吐出口4へ空気を流通
させるために、空気吐出口4の奥側に設けられたクロス
フロー型ファン12とを備えている。
空気を冷却または加熱する空気調和機能を有し、室内ユ
ニットとして取付板(図示せず)を介して壁等に取り付
けられる。この空気調和機1は、前面が空気吸入口3と
して開口し、その空気吸入口3の下方に空気吐出口4が
設けられた本体であるケーシング5と、前面グリル7を
有しケーシング5の空気吸入口3に装着される前面パネ
ル8と、ケーシング5の空気吸入口3に臨んでケーシン
グ5内に設けられた熱交換器10と、この熱交換器10
を経由して空気吸入口3から空気吐出口4へ空気を流通
させるために、空気吐出口4の奥側に設けられたクロス
フロー型ファン12とを備えている。
【0020】また、前面パネル8と熱交換器10との間
には、フィルタ14が設けられ、ケーシング5の空気吐
出口4には、空気の吐出角度を調整するためのルーバ1
5が空気吐出口4を開閉自在に設けられている。ケーシ
ング5の内部には、空気調和機1の全体を制御するマイ
クロコンピュータ(以下、マイコンと省略する)から成
る制御部20が設けられている。尚、熱交換器10は冷
媒配管により室外ユニット(図示せず)に設けられてい
る熱交換器と連結される。
には、フィルタ14が設けられ、ケーシング5の空気吐
出口4には、空気の吐出角度を調整するためのルーバ1
5が空気吐出口4を開閉自在に設けられている。ケーシ
ング5の内部には、空気調和機1の全体を制御するマイ
クロコンピュータ(以下、マイコンと省略する)から成
る制御部20が設けられている。尚、熱交換器10は冷
媒配管により室外ユニット(図示せず)に設けられてい
る熱交換器と連結される。
【0021】次に、このような空気調和機1の制御装置
の構成について説明すると、図2に示すように、運転/
停止キー、暖房・冷房・除湿・送風等の動作モードの選
択用モードキーを有するモード設定部21が設けられ、
このモード設定部21のキー操作により空気調和機1の
動作モードが選択される。また、“強”、“弱”、
“微”、“自動”といった設定キーを有する風量設定部
22が設けられ、マイコンから成る制御部20により、
この風量設定部22のキー操作により設定された風量
で、モード設定部21のキー操作により設定された暖
房、冷房等の各モードにおける制御が行われる。
の構成について説明すると、図2に示すように、運転/
停止キー、暖房・冷房・除湿・送風等の動作モードの選
択用モードキーを有するモード設定部21が設けられ、
このモード設定部21のキー操作により空気調和機1の
動作モードが選択される。また、“強”、“弱”、
“微”、“自動”といった設定キーを有する風量設定部
22が設けられ、マイコンから成る制御部20により、
この風量設定部22のキー操作により設定された風量
で、モード設定部21のキー操作により設定された暖
房、冷房等の各モードにおける制御が行われる。
【0022】ところで、熱交換器10の近傍に温度セン
サ24が設けられ、この温度センサ24により熱交換器
10の温度が検知され、制御部20に内蔵のROM等か
ら成るメモリMには、図3に示すような第1の設定温度
Aと、この第1の設定温度Aより高い第2の設定温度B
が予め格納されている。
サ24が設けられ、この温度センサ24により熱交換器
10の温度が検知され、制御部20に内蔵のROM等か
ら成るメモリMには、図3に示すような第1の設定温度
Aと、この第1の設定温度Aより高い第2の設定温度B
が予め格納されている。
【0023】そして、暖房運転時に、制御部20によ
り、温度センサ24による検知温度θがメモリMに格納
された第1の設定温度A、第2の設定温度Bと各々比較
されると共に、図3に示すように、温度センサ24によ
る検知温度θが第1の設定温度Aに達した時刻Taから
第2の設定温度Bに達する時刻Tbまでの経過時間T
が、制御部20により計時される。ここで、制御部20
による温度の比較処理が比較部に相当し、経過時間Tの
計時処理が計時部に相当し、この計時処理は制御部20
に内蔵のアップカウンタ等により容易に実現することが
可能である。
り、温度センサ24による検知温度θがメモリMに格納
された第1の設定温度A、第2の設定温度Bと各々比較
されると共に、図3に示すように、温度センサ24によ
る検知温度θが第1の設定温度Aに達した時刻Taから
第2の設定温度Bに達する時刻Tbまでの経過時間T
が、制御部20により計時される。ここで、制御部20
による温度の比較処理が比較部に相当し、経過時間Tの
計時処理が計時部に相当し、この計時処理は制御部20
に内蔵のアップカウンタ等により容易に実現することが
可能である。
【0024】また、制御部20により、温度センサ24
の検知温度θが上昇して第2の設定温度Bに達したとき
に、この第2の設定温度Bに達してから所定の遅延時間
TD後に、風量設定部22により設定された風量にすべ
くファン12が駆動される。
の検知温度θが上昇して第2の設定温度Bに達したとき
に、この第2の設定温度Bに達してから所定の遅延時間
TD後に、風量設定部22により設定された風量にすべ
くファン12が駆動される。
【0025】尚、熱交換器10の検知温度θが第1の設
定温度に達してから上記した経過時間T及び遅延時間T
D が経過するまでは、制御部20により、ファン12は
風量設定部22による“微”よりも更に小さい、例えば
“微々”の風量となる超低回転数で駆動される。こうす
ることで、室内機のいわゆる熱こもり現象を防止するこ
とができる。
定温度に達してから上記した経過時間T及び遅延時間T
D が経過するまでは、制御部20により、ファン12は
風量設定部22による“微”よりも更に小さい、例えば
“微々”の風量となる超低回転数で駆動される。こうす
ることで、室内機のいわゆる熱こもり現象を防止するこ
とができる。
【0026】このとき、EEPROMやRAM等から成
る格納部26に、検知温度θが第1の設定温度Aから第
2の設定温度Bになるまでの経過時間Tが同じであって
も風量設定部22による設定風量の大、小により遅延時
間TD を長、短に設定すべく、各経過時間毎の風量設定
部22による各設定風量に対する遅延時間データが予め
格納されている。
る格納部26に、検知温度θが第1の設定温度Aから第
2の設定温度Bになるまでの経過時間Tが同じであって
も風量設定部22による設定風量の大、小により遅延時
間TD を長、短に設定すべく、各経過時間毎の風量設定
部22による各設定風量に対する遅延時間データが予め
格納されている。
【0027】即ち、図4に示すように、例えば経過時間
Tが0より大きくT1以下の場合における“強”、
“弱”、“微”の各設定風量に対するTD =○○(s)
という遅延時間データ、経過時間TがT1より大きくT
2以下の場合における各設定風量に対するTD =○○
(s)という遅延時間データ、経過時間TがT2より大
きくT3以下の場合における各設定風量に対するTD =
○○(s)という遅延時間データといった具合に、格納
部26には、テーブル形式で各経過時間毎に各設定風量
に対する遅延時間データが格納されている。
Tが0より大きくT1以下の場合における“強”、
“弱”、“微”の各設定風量に対するTD =○○(s)
という遅延時間データ、経過時間TがT1より大きくT
2以下の場合における各設定風量に対するTD =○○
(s)という遅延時間データ、経過時間TがT2より大
きくT3以下の場合における各設定風量に対するTD =
○○(s)という遅延時間データといった具合に、格納
部26には、テーブル形式で各経過時間毎に各設定風量
に対する遅延時間データが格納されている。
【0028】そして、温度センサ24により検知される
熱交換器10の検知温度θが第1の設定温度Aに達して
から第2の設定温度Bに達するまでの経過時間Tを計時
することにより、熱交換器10の温度が上昇する際の緩
急の度合いが分かり、例えば経過時間Tが短ければ、熱
交換器10の温度上昇の度合いが急峻であり、逆に経過
時間Tが長ければ、熱交換器10の温度上昇の度合いが
緩やかであると言える。
熱交換器10の検知温度θが第1の設定温度Aに達して
から第2の設定温度Bに達するまでの経過時間Tを計時
することにより、熱交換器10の温度が上昇する際の緩
急の度合いが分かり、例えば経過時間Tが短ければ、熱
交換器10の温度上昇の度合いが急峻であり、逆に経過
時間Tが長ければ、熱交換器10の温度上昇の度合いが
緩やかであると言える。
【0029】そこで、熱交換器10の温度上昇の緩急の
度合い、及びファン12を駆動するときの設定風量に応
じて、熱交換器10の温度が第2の設定温度Bに達して
からファン12を駆動するまでの遅延時間TD を可変す
れば、ファン12を駆動したときに、ファン12の回転
による熱交換器10の温度低下があっても冷風が送風さ
れるまで熱交換器10の温度が低下することはない。
度合い、及びファン12を駆動するときの設定風量に応
じて、熱交換器10の温度が第2の設定温度Bに達して
からファン12を駆動するまでの遅延時間TD を可変す
れば、ファン12を駆動したときに、ファン12の回転
による熱交換器10の温度低下があっても冷風が送風さ
れるまで熱交換器10の温度が低下することはない。
【0030】尚、図2において、28は圧縮機であり、
冷媒ガスを圧縮し、例えば暖房運転時にはこの圧縮機2
8により圧縮された高温冷媒ガスが弁を介して熱交換器
10に送られ、高温の冷媒ガスから熱交換器10に放熱
されて熱交換器10の温度が上昇し、更に熱交換器10
の熱により暖められた空気がファン12の回転によって
送風されるのである。
冷媒ガスを圧縮し、例えば暖房運転時にはこの圧縮機2
8により圧縮された高温冷媒ガスが弁を介して熱交換器
10に送られ、高温の冷媒ガスから熱交換器10に放熱
されて熱交換器10の温度が上昇し、更に熱交換器10
の熱により暖められた空気がファン12の回転によって
送風されるのである。
【0031】次に、動作について図5のフローチャート
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0032】いま、モード設定部21により暖房モード
が選択され、図5に示すように、暖房運転がスタートす
ると、温度センサ24により検知される熱交換器10の
検知温度θが第1の設定温度A以上かどうかの判断待ち
状態にあるか否かの判定がなされ(S1)、この判定結
果がYESであれば、検知温度θが第1の設定温度A以
上か否かの判定がなされ(S2)、この判定結果がNO
であれば、熱交換器10の温度が第1の設定温度Aまで
上昇していないことから、ファン12は停止状態に制御
され(S3)、その後スタートに戻る。
が選択され、図5に示すように、暖房運転がスタートす
ると、温度センサ24により検知される熱交換器10の
検知温度θが第1の設定温度A以上かどうかの判断待ち
状態にあるか否かの判定がなされ(S1)、この判定結
果がYESであれば、検知温度θが第1の設定温度A以
上か否かの判定がなされ(S2)、この判定結果がNO
であれば、熱交換器10の温度が第1の設定温度Aまで
上昇していないことから、ファン12は停止状態に制御
され(S3)、その後スタートに戻る。
【0033】一方、熱交換器10の検知温度θが第1の
設定温度Aまで上昇すると、上記したステップS1をY
ESで通過してステップS2に移行し、このステップS
2の判定結果がYESとなるため、制御部20により温
度センサ24の検知温度θが第1の設定温度Aに達して
から第2の設定温度Bになるまでの経過時間Tの計時が
開始され(S4)、検知温度θが第2の設定温度B以上
かどうかの判断待ち状態となり(S5)、ファン12が
“微々”の風量となる超低回転数で駆動され(S6)、
その後スタートに戻る。
設定温度Aまで上昇すると、上記したステップS1をY
ESで通過してステップS2に移行し、このステップS
2の判定結果がYESとなるため、制御部20により温
度センサ24の検知温度θが第1の設定温度Aに達して
から第2の設定温度Bになるまでの経過時間Tの計時が
開始され(S4)、検知温度θが第2の設定温度B以上
かどうかの判断待ち状態となり(S5)、ファン12が
“微々”の風量となる超低回転数で駆動され(S6)、
その後スタートに戻る。
【0034】そして、ステップS6の処理後スタートに
戻ると、上記したステップS5において、既に検知温度
θが第2の設定温度B以上かどうかの判断待ち状態とな
っているため、ステップS1をNOで通過してステップ
S7に移行し、検知温度θが第2の設定温度B以上かど
うかの判断待ち状態にあるか否かの判定がなされる(S
7)。
戻ると、上記したステップS5において、既に検知温度
θが第2の設定温度B以上かどうかの判断待ち状態とな
っているため、ステップS1をNOで通過してステップ
S7に移行し、検知温度θが第2の設定温度B以上かど
うかの判断待ち状態にあるか否かの判定がなされる(S
7)。
【0035】この場合、判定結果はYESとなるため、
次のステップS8において検知温度θが第2の設定温度
B以上か否かの判定がなされ(S8)、この判定結果が
NOであれば、熱交換器10の温度が第2の設定温度B
まで上昇していないことから上記したステップS6に移
行し、ファン12は“微々”の風量となる超低回転数で
駆動され(S6)、その後スタートに戻る。
次のステップS8において検知温度θが第2の設定温度
B以上か否かの判定がなされ(S8)、この判定結果が
NOであれば、熱交換器10の温度が第2の設定温度B
まで上昇していないことから上記したステップS6に移
行し、ファン12は“微々”の風量となる超低回転数で
駆動され(S6)、その後スタートに戻る。
【0036】一方、熱交換器10の検知温度θが第2の
設定温度Bまで上昇すると、上記したステップS1をN
O、ステップS7をYESで通過してステップS8に移
行し、このステップS8の判定結果がYESとなるた
め、次のステップS9に移行し、制御部20による経過
時間Tの計時が停止され(S9)、計時された経過時間
Tが取得される(S10)。
設定温度Bまで上昇すると、上記したステップS1をN
O、ステップS7をYESで通過してステップS8に移
行し、このステップS8の判定結果がYESとなるた
め、次のステップS9に移行し、制御部20による経過
時間Tの計時が停止され(S9)、計時された経過時間
Tが取得される(S10)。
【0037】更に、取得された経過時間Tと、風量設定
部22による設定風量とに基づき、格納部26から、こ
れら経過時間T及び設定風量に対応する遅延時間データ
が読み出され(S11)、遅延時間TD 待ちの状態にな
り(S12)、その後ステップS6に移行して更にスタ
ートに戻る。
部22による設定風量とに基づき、格納部26から、こ
れら経過時間T及び設定風量に対応する遅延時間データ
が読み出され(S11)、遅延時間TD 待ちの状態にな
り(S12)、その後ステップS6に移行して更にスタ
ートに戻る。
【0038】このように、ステップS12、S6を経て
スタートに戻ると、ステップS1及びS7を共にNOで
通過してステップS13に移行し、遅延時間TD 待ちの
状態か否かの判定がなされ(S13)、このとき判定結
果がYESになるため、次のステップS14に移行し、
遅延時間TD が経過したか否かの判定がなされ(S1
4)、この判定結果がNOであれば上記したステップS
6に移行して更にスタートに戻る。
スタートに戻ると、ステップS1及びS7を共にNOで
通過してステップS13に移行し、遅延時間TD 待ちの
状態か否かの判定がなされ(S13)、このとき判定結
果がYESになるため、次のステップS14に移行し、
遅延時間TD が経過したか否かの判定がなされ(S1
4)、この判定結果がNOであれば上記したステップS
6に移行して更にスタートに戻る。
【0039】そして、経過時間TD を経過すれば、ステ
ップS1及びS7を共にNO、ステップS13をYES
で通過してステップS14に移行し、このステップS1
4の判定結果がYESとなるため、次のステップS15
に移行し、風量設定部22による設定風量となるように
ファン12が駆動され(S15)、その後スタートに戻
る。
ップS1及びS7を共にNO、ステップS13をYES
で通過してステップS14に移行し、このステップS1
4の判定結果がYESとなるため、次のステップS15
に移行し、風量設定部22による設定風量となるように
ファン12が駆動され(S15)、その後スタートに戻
る。
【0040】ところで、上記したステップS15の処理
により設定風量による通常の暖房運転状態に移行する
と、スタートに戻っても上記したステップS1、S7、
S13をいずれもNOで通過してステップS15に移行
し、設定風量となるべくファン12の駆動が継続される
のである。
により設定風量による通常の暖房運転状態に移行する
と、スタートに戻っても上記したステップS1、S7、
S13をいずれもNOで通過してステップS15に移行
し、設定風量となるべくファン12の駆動が継続される
のである。
【0041】従って、上記した実施形態によれば、温度
センサ24により検知される熱交換器10の検知温度θ
が第1の設定温度Aに達してから第2の設定温度Bに達
するまでの経過時間Tを計時することにより、熱交換器
10の温度が上昇する際の緩急の度合いが分かるため、
その緩急、及び設定風量に応じて熱交換器10の検知温
度θが第2の設定温度Bに達してからファン12を駆動
するまでの遅延時間TD を可変することで、熱交換器1
0の過負荷状態を防止することができると共に、使用者
に対する冷風感を確実に防止することができる。
センサ24により検知される熱交換器10の検知温度θ
が第1の設定温度Aに達してから第2の設定温度Bに達
するまでの経過時間Tを計時することにより、熱交換器
10の温度が上昇する際の緩急の度合いが分かるため、
その緩急、及び設定風量に応じて熱交換器10の検知温
度θが第2の設定温度Bに達してからファン12を駆動
するまでの遅延時間TD を可変することで、熱交換器1
0の過負荷状態を防止することができると共に、使用者
に対する冷風感を確実に防止することができる。
【0042】また、予め風量設定部22による設定風量
を考慮した遅延時間データを格納部26に格納しておく
ことで、遅延時間データとして経過時間Tだけでなく設
定風量の大、小に応じた値を設定できるため、例えば設
定風量が“強”であれば遅延時間TD が長めに設定さ
れ、ファン駆動時における熱交換器10の温度は設定風
量が“弱”の場合よりも高くなっており、このように遅
延時間TD が長めに設定されている分、ファン12の高
回転駆動による熱交換器10温度低下があっても冷風が
送風されるまで低下することはなく、使用者に与える冷
風感を確実に防止することができる。
を考慮した遅延時間データを格納部26に格納しておく
ことで、遅延時間データとして経過時間Tだけでなく設
定風量の大、小に応じた値を設定できるため、例えば設
定風量が“強”であれば遅延時間TD が長めに設定さ
れ、ファン駆動時における熱交換器10の温度は設定風
量が“弱”の場合よりも高くなっており、このように遅
延時間TD が長めに設定されている分、ファン12の高
回転駆動による熱交換器10温度低下があっても冷風が
送風されるまで低下することはなく、使用者に与える冷
風感を確実に防止することができる。
【0043】更に、熱交換器10の温度が第1の設定温
度Aに達してから経過時間T及び遅延時間TD が経過す
るまでの間、使用者が送風を感じるほど高くはない“微
々”の風量となる超低回転数でファン12が駆動される
ため、室内機のいわゆる熱こもり現象を防止することが
でき、温度センサ24により熱交換器10の温度を正確
に検知することができて精度のよい制御が可能になる。
度Aに達してから経過時間T及び遅延時間TD が経過す
るまでの間、使用者が送風を感じるほど高くはない“微
々”の風量となる超低回転数でファン12が駆動される
ため、室内機のいわゆる熱こもり現象を防止することが
でき、温度センサ24により熱交換器10の温度を正確
に検知することができて精度のよい制御が可能になる。
【0044】なお、上記した実施形態では、経過時間T
だけでなく風量設定部22による設定風量の大、小に応
じた遅延時間データを格納部26に格納した場合につい
て説明しているが、格納部26には各経過時間毎の遅延
時間データのみを格納し、設定風量に関係なく、経過時
間Tに長、短に応じて遅延時間を可変するようにしても
よいのはいうまでもない。
だけでなく風量設定部22による設定風量の大、小に応
じた遅延時間データを格納部26に格納した場合につい
て説明しているが、格納部26には各経過時間毎の遅延
時間データのみを格納し、設定風量に関係なく、経過時
間Tに長、短に応じて遅延時間を可変するようにしても
よいのはいうまでもない。
【0045】更に、格納部26には各経過時間毎の遅延
時間データのみを格納しておき、制御部20により、計
時した経過時間Tに対応する遅延時間データを格納部2
6から読み出し、読み出した遅延時間データを風量設定
部22による設定風量に応じて演算により補正するよう
にし、かかる補正手段としての機能を制御部20に設け
ても構わない。
時間データのみを格納しておき、制御部20により、計
時した経過時間Tに対応する遅延時間データを格納部2
6から読み出し、読み出した遅延時間データを風量設定
部22による設定風量に応じて演算により補正するよう
にし、かかる補正手段としての機能を制御部20に設け
ても構わない。
【0046】また、上記した実施形態では、検知温度θ
が第1の設定温度に達してから上記した経過時間T及び
遅延時間TD が経過するまで、風量設定部22による
“微”よりも更に小さい、例えば“微々”の風量となる
超低回転数でファン12を駆動するようにしているが、
この間必ずしもファン12を超低回転数で駆動する必要
はなく、ファン12を停止状態に保持しておいてもよ
い。
が第1の設定温度に達してから上記した経過時間T及び
遅延時間TD が経過するまで、風量設定部22による
“微”よりも更に小さい、例えば“微々”の風量となる
超低回転数でファン12を駆動するようにしているが、
この間必ずしもファン12を超低回転数で駆動する必要
はなく、ファン12を停止状態に保持しておいてもよ
い。
【0047】更に、空気調和機1の構成は、特に図1に
示すような構成に限定されるものでないのは勿論であ
る。
示すような構成に限定されるものでないのは勿論であ
る。
【0048】また、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、熱交換器の温度が上昇する際の緩、急に応じ
て、熱交換器の温度が第2の設定温度に達してからファ
ンを駆動するまでの時間を長、短に可変することができ
るため、熱交換器の過負荷状態を防止することができる
と共に、使用者に対する冷風感を確実に防止することが
でき、暖房機能の優れた空気調和機を提供することが可
能になる。
よれば、熱交換器の温度が上昇する際の緩、急に応じ
て、熱交換器の温度が第2の設定温度に達してからファ
ンを駆動するまでの時間を長、短に可変することができ
るため、熱交換器の過負荷状態を防止することができる
と共に、使用者に対する冷風感を確実に防止することが
でき、暖房機能の優れた空気調和機を提供することが可
能になる。
【0050】また、請求項2に記載の発明によれば、補
正手段により、遅延時間データとして風量設定部による
設定風量の大、小に応じて長、短に補正するため、例え
ば設定風量が“強”であれば遅延時間が長めに補正さ
れ、ファン駆動時における熱交換器の温度は設定風量が
“弱”の場合よりも高くなっており、このように遅延時
間が長めに補正される分、ファンの高回転駆動による熱
交換器の温度低下があっても冷風が送風されるまで熱交
換器の温度が低下することはなく、使用者に与える冷風
感をより確実に防止することができる。
正手段により、遅延時間データとして風量設定部による
設定風量の大、小に応じて長、短に補正するため、例え
ば設定風量が“強”であれば遅延時間が長めに補正さ
れ、ファン駆動時における熱交換器の温度は設定風量が
“弱”の場合よりも高くなっており、このように遅延時
間が長めに補正される分、ファンの高回転駆動による熱
交換器の温度低下があっても冷風が送風されるまで熱交
換器の温度が低下することはなく、使用者に与える冷風
感をより確実に防止することができる。
【0051】また、請求項3に記載の発明によれば、格
納部に予め風量設定部による設定風量を考慮した遅延時
間データを格納しておき、計時した経過時間と設定風量
とに応じた遅延時間を設定するため、ファンの駆動によ
り、冷風が送風されるまで熱交換器の温度が低下するこ
とを簡単に防止できる。
納部に予め風量設定部による設定風量を考慮した遅延時
間データを格納しておき、計時した経過時間と設定風量
とに応じた遅延時間を設定するため、ファンの駆動によ
り、冷風が送風されるまで熱交換器の温度が低下するこ
とを簡単に防止できる。
【0052】また、請求項4に記載の発明によれば、熱
交換器の温度が第1の設定温度に達してから遅延時間が
経過するまでの間、使用者が送風を感じるほど高くはな
い低回転数でファンが駆動されるため、いわゆる熱こも
り現象を防止することができ、温度センサにより熱交換
器の温度を正確に検知することが可能になる。
交換器の温度が第1の設定温度に達してから遅延時間が
経過するまでの間、使用者が送風を感じるほど高くはな
い低回転数でファンが駆動されるため、いわゆる熱こも
り現象を防止することができ、温度センサにより熱交換
器の温度を正確に検知することが可能になる。
【図1】この発明の一実施形態における空気調和機の外
観斜視図である。
観斜視図である。
【図2】この発明の一実施形態における空気調和機の制
御装置のブロック図である。
御装置のブロック図である。
【図3】この発明の一実施形態の動作説明図である。
【図4】この発明の一実施形態の動作説明図である。
【図5】この発明の一実施形態の動作説明用フローチャ
ートである。
ートである。
1 空気調和機 3 空気吸入口 4 空気吐出口 5 ケーシング(本体) 10 熱交換器 12 ファン 15 ルーバ 20 制御部 21 モード設定部 22 風量設定部 24 温度センサ 26 格納部
Claims (4)
- 【請求項1】 本体内の空気吸入口付近に配設された熱
交換器と、前記熱交換器の温度を検知する温度センサ
と、前記本体内のルーバにより開閉される空気吐出口付
近に配設されたファンと、前記ファンの回転による風量
を複数段階に設定する設定キーを有する風量設定部と、
前記風量設定部のキー操作により設定された風量で暖
房、冷房、送風等の各モードの運転制御を行う制御部と
により構成され、暖房運転時に、運転開始から前記温度
センサによる検知温度が上昇して予め設定された設定温
度まで達したときに、前記制御部により、前記設定温度
に達してから所定の遅延時間後に、前記風量設定部によ
り設定された風量にすべく前記ファンを駆動する空気調
和機の制御装置において、 それぞれ予め定められた第1の設定温度及びこの第1の
設定温度より高い第2の設定温度を記憶した記憶部と、 前記温度センサによる検知温度が前記第1の設定温度に
達してから前記第2の設定温度に達するまでの経過時間
を計時する計時部と、 前記経過時間が長、短のときに前記遅延時間を長、短に
それぞれ設定すべく各経過時間毎の遅延時間データを予
め格納した格納部とを備え、 前記制御部は、前記計時部により計時される前記経過時
間に対応する遅延時間データを前記格納部から読み出
し、読み出した遅延時間データに基づく前記遅延時間後
に前記ファンを駆動制御することを特徴とする空気調和
機の制御装置。 - 【請求項2】 前記制御部は、前記格納部から読み出し
た遅延時間データを、前記風量設定部による設定風量の
大、小に応じて長、短に補正する補正手段を備えること
を特徴とする請求項1に記載の空気調和機の制御装置。 - 【請求項3】 前記格納部は、前記経過時間が同じであ
っても前記風量設定部による設定風量の大、小により前
記遅延時間を長、短に設定すべく、各経過時間毎の前記
風量設定部による各設定風量に対する遅延時間データを
格納し、 前記制御部は、前記計時部により計時される前記経過時
間、及び前記風量設定部による設定風量に対応する遅延
時間データを前記格納部から読み出し、読み出した遅延
時間データに基づく前記遅延時間後に前記ファンの回転
数を制御することを特徴とする請求項1に記載の空気調
和機の制御装置。 - 【請求項4】 前記制御部は、前記検知温度が前記第1
の設定温度に達してから前記遅延時間が経過するまでの
間、前記ファンを前記風量設定部による最小の設定風量
よりも小さい風量にすべく駆動することを特徴とする請
求項1ないし3のいずれかに記載の空気調和機の制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007236A JP2001201153A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 空気調和機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007236A JP2001201153A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 空気調和機の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001201153A true JP2001201153A (ja) | 2001-07-27 |
Family
ID=18535641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000007236A Pending JP2001201153A (ja) | 2000-01-17 | 2000-01-17 | 空気調和機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001201153A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109945434A (zh) * | 2019-03-20 | 2019-06-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调的控制方法、装置和空调 |
CN113203171A (zh) * | 2021-05-12 | 2021-08-03 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种空调控制方法、装置、空调及计算机可读存储介质 |
-
2000
- 2000-01-17 JP JP2000007236A patent/JP2001201153A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109945434A (zh) * | 2019-03-20 | 2019-06-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调的控制方法、装置和空调 |
CN109945434B (zh) * | 2019-03-20 | 2020-05-05 | 珠海格力电器股份有限公司 | 空调的控制方法、装置和空调 |
CN113203171A (zh) * | 2021-05-12 | 2021-08-03 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种空调控制方法、装置、空调及计算机可读存储介质 |
CN113203171B (zh) * | 2021-05-12 | 2022-06-14 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种空调控制方法、装置、空调及计算机可读存储介质 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9021822B2 (en) | Air conditioner having a variable speed indoor side blower and flaps being control based on outside air temperature and indoor heat exchanger temperature | |
US9400120B2 (en) | Startup control apparatus of air conditioner | |
JP3209801B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP6211892B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP4231247B2 (ja) | 空気調和機 | |
JPH10339500A (ja) | 空気調和機 | |
JP3019081B1 (ja) | 外気温検出機能を備えた空調室外機 | |
KR20090051479A (ko) | 공기조화기 및 그 제어 방법 | |
JP2690292B2 (ja) | 空気調和機の運転制御装置及びその制御方法 | |
KR0149185B1 (ko) | 풍향조절날개구동방법 및 장치 | |
JP2001116329A (ja) | 空気調和装置の制御 | |
JP2003056890A (ja) | 空気調和機 | |
JP2001201153A (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JPH10253136A (ja) | 空気調和機 | |
JP2953457B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP3158889B2 (ja) | ヒートポンプ式空気調和機 | |
KR100554281B1 (ko) | 공기조화기 및 공기조화기의 루버제어방법 | |
JP6803812B2 (ja) | 空気調和機およびその制御方法 | |
JP3622699B2 (ja) | 空気調和機 | |
JPH0436535A (ja) | 空気調和機の室内ファン運転方法 | |
KR100358100B1 (ko) | 공기조화기의 자동운전 제어방법 | |
JP2001201155A (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
JP3149932B2 (ja) | 空気調和機の運転制御方法 | |
JP2002364899A (ja) | 空気調和機の制御装置 | |
KR100667204B1 (ko) | 실내기의 난방운전제어방법 |