JP2002364710A - Vベルト巻掛式動力伝達装置 - Google Patents

Vベルト巻掛式動力伝達装置

Info

Publication number
JP2002364710A
JP2002364710A JP2001174913A JP2001174913A JP2002364710A JP 2002364710 A JP2002364710 A JP 2002364710A JP 2001174913 A JP2001174913 A JP 2001174913A JP 2001174913 A JP2001174913 A JP 2001174913A JP 2002364710 A JP2002364710 A JP 2002364710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
power transmission
transmission case
transmission device
outside
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001174913A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsukane Takebe
光兼 武部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP2001174913A priority Critical patent/JP2002364710A/ja
Publication of JP2002364710A publication Critical patent/JP2002364710A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
    • F16G5/166V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with non-metallic rings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 動力伝達装置による駆動力の伝達により、V
ベルトの側面が摩耗して所定の摩耗量に達したとき、こ
のVベルトをタイミングよく交換できるようにする。 【解決手段】 動力伝達装置14が、軸心29回りに回
転自在となるよう機枠15に支承される駆動プーリー2
3と、軸心29と平行な他の軸心31回りに回転自在と
なるよう機枠15に支承される従動プーリー24と、こ
れら両プーリー23,24にそれぞれ成形されたV溝2
5,26に巻き掛けられて、駆動プーリー23から従動
プーリー24に動力を伝達するVベルト27とを備え
る。Vベルト27の側面37に浅い凹部43,44を成
形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、乗り物等に用いら
れるVベルト巻掛式動力伝達装置に関し、より詳しく
は、この動力伝達装置の長期使用により、Vベルトの側
面が摩耗したとき、その摩耗の程度が目視により判断で
きるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車における動力伝達装置は、従
来、一般に次のように構成されている。
【0003】即ち、動力伝達装置が、内燃機関に連動連
結され軸心回りに回転自在となるよう機枠に支承される
駆動プーリーと、上記軸心と平行な他の軸心回りに回転
自在となるよう上記機枠に支承されて後車輪を連動連結
させる従動プーリーと、これら両プーリーの外周部にそ
れぞれ成形されたV溝に巻き掛けられて、上記駆動プー
リーから従動プーリーに動力を伝達するVベルトとを備
えている。
【0004】上記内燃機関を駆動させ、その駆動力を上
記駆動プーリー、Vベルト、および従動プーリーを順次
介して変速させ、かつ、上記後車輪に伝達させれば、上
記自動二輪車が走行路面上を走行可能とされる。
【0005】一方、上記動力伝達装置14による駆動力
の伝達により、上記Vベルトの側面は上記V溝の内面と
の摩擦接合により徐々に摩耗するが、この摩耗があまり
に大きくなると、変速比の精度が低下するなど好ましく
ない。
【0006】そこで、従来、特開2001−72374
公報で示されるように、Vベルトの側部にコード糸を埋
入し、上記摩耗により上記コード糸を露出させるように
して、これをVベルトの使用限界の目安にする、という
ものが提案されており、即ち、上記コード糸の露出が目
視されたとき、上記Vベルトを新しいものに交換する作
業が行われることとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術によれば、Vベルトの側面へのコード糸の露出によ
りVベルトの使用限界を知り、そこで、このVベルトを
新しいものに交換する、ということはできるが、上記露
出に至るまでは、上記Vベルトの側面の摩耗量がどの程
度であるかは判断し難いものである。このため、上記V
ベルトの保守、点検作業を定期的にしたとしても、上記
Vベルトの側面にコード糸が露出していなければ、この
Vベルトが使用限界に達する時期を予測することは困難
であり、よって、このVベルトを新しいものにタイミン
グよく交換するということは容易でない。
【0008】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、動力伝達装置による駆動力の伝達によ
り、Vベルトの側面が摩耗して所定の摩耗量に達したと
き、このVベルトをタイミングよく交換できるようにす
ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のVベルト巻掛式動力伝達装置は、次の如くで
ある。
【0010】請求項1の発明は、軸心29回りに回転自
在となるよう機枠15に支承される駆動プーリー23
と、上記軸心29と平行な他の軸心31回りに回転自在
となるよう上記機枠15に支承される従動プーリー24
と、これら両プーリー23,24にそれぞれ成形された
V溝25,26に巻き掛けられて、上記駆動プーリー2
3から従動プーリー24に動力を伝達するVベルト27
とを備えた動力伝達装置において、
【0011】上記Vベルト27の側面37に浅い凹部4
3,44を成形したものである。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記Vベルト27の長手方向Aの一部分におけるそ
の厚さ方向Bでの中央部36を基準として、このVベル
ト27の厚さ方向Bでの内側部46と外側部47の各側
面37にそれぞれ上記凹部43,44を成形したもので
ある。
【0013】請求項3の発明は、請求項1、もしくは2
の発明に加えて、上記機枠15を、上記両プーリー2
3,24をその内部空間22に収容する動伝ケース16
とし、上記各プーリー23,24にその軸方向で対向す
る上記動伝ケース16の部分をその外方から覆ってこの
動伝ケース16に着脱自在に固着される防音カバー49
を設けたVベルト巻掛式動力伝達装置において、
【0014】上記動伝ケース16の上記部分にその内外
を連通させる開口52を成形し、上記動伝ケース16の
外方から上記開口52を通し、上記Vベルト27の側面
37を目視可能としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0016】図2において、符号1は乗り物であり、よ
り具体的には鞍乗型車両である自動二輪車である。ま
た、矢印Frは、この乗り物1の前方を示している。
【0017】上記乗り物1は、車体2と、この車体2の
前端部にフロントフォーク3により操向自在に支承され
る前車輪4およびハンドル5と、上記車体2の後部に揺
動自在に枢支される動力ユニット6と、この動力ユニッ
ト6の揺動端部を上記車体2に支持させる緩衝器7と、
上記動力ユニット6の揺動端部に支承される後車輪8
と、上記車体2の後上部に支持されるシート9とを備
え、上記乗り物1は、上記前車輪4と後車輪8とが走行
路面10上に載置されて、この走行路面10上を走行可
能とされている。
【0018】全図において、上記動力ユニット6は、そ
の前部を構成する内燃機関13と、上記動力ユニット6
の後部を構成して上記内燃機関13に連設される一方、
上記後車輪8を連動連結させるVベルト巻掛式動力伝達
装置14とを備えている。
【0019】上記動力伝達装置14はアルミ等金属製の
機枠15を備え、この機枠15は上記動力伝達装置14
の外殻を構成する動伝ケース16とされている。この動
伝ケース16は左右に分割されて、その一方の部分が上
記内燃機関13のクランクケースと一体成形されると共
に、車体2の一側方(左側方)に向って開口するケース
本体17とされ、他方の部分が上記ケース本体17の開
口を開閉自在に閉じるケースカバー18とされ、このケ
ースカバー18は上記ケース本体17に締結具19によ
り着脱自在に締結されている。
【0020】上記動力伝達装置14は、上記動伝ケース
16の内部空間22の前部に収容される駆動プーリー2
3と、上記内部空間22の後部に収容される従動プーリ
ー24と、これら両プーリー23,24の外周部にそれ
ぞれ成形されたV溝25,26に巻き掛けられる樹脂製
のVベルト27とを備えている。
【0021】上記駆動プーリー23は、車体2の幅方向
に延びる軸心29回りに回転自在となるよう駆動軸30
により上記動伝ケース16に支承され、上記駆動プーリ
ー23は上記駆動軸30を介し上記内燃機関13のクラ
ンク軸に連動連結されている。上記従動プーリー24
は、上記軸心29と平行な他の軸心31回りに回転自在
となるよう従動軸32により上記動伝ケース16に支承
され、上記従動プーリー24には上記従動軸32と歯車
減速装置33とを介し上記後車輪8が連動連結されてい
る。
【0022】上記内燃機関13を駆動させれば、その駆
動力が上記駆動軸30、駆動プーリー23、Vベルト2
7、従動プーリー24、従動軸32、および歯車減速装
置33を介して上記後車輪8に伝達可能とされ、この伝
達により、上記乗り物1が走行路面10上を走行可能と
される。
【0023】上記Vベルト27は、その長手方向Aに沿
って連続的に列状に設けられる多数の樹脂製ブロック3
5を備え、これら各ブロック35は、互いに同形同大と
されている。上記ブロック35は、上記長手方向Aに沿
った視線でみて(図5)、このVベルト27の厚さ方向
Bで、このVベルト27の内側に向ってテーパ形状とさ
れる台形状とされ、また、Vベルト27の側面視で(図
1)、上記厚さ方向Bに長く延びるほぼ長方体形状とさ
れている。
【0024】上記Vベルト27の長手方向Aの各部分を
構成する上記ブロック35において、その厚さ方向Bの
中央部36の左右各側面37,37にはそれぞれ切り欠
き38が成形されている。上記Vベルト27の側面視で
(図1)、上記各ブロック35の切り欠き38により、
上記Vベルト27の厚さ方向Bの中央部36の側面37
には、その長手方向Aに沿って延びる左右一対の環状の
係合溝39,39が成形されている。
【0025】また、上記Vベルト27は、上記各係合溝
39,39に嵌脱自在に嵌入されて、上記ブロック35
を互いに分解可能に連結させる左右一対の可撓性でゴム
とロープの複合材製の連結環40,40を備えている。
【0026】上記Vベルト27の側面37に、この側面
37の摩耗の程度を視認可能とさせるための浅い凹部4
3,44が成形されている。より具体的には、上記Vベ
ルト27の長手方向Aの一部分である各ブロック35に
おいて、その厚さ方向Bでの上記中央部36を基準とし
て、このVベルト27の厚さ方向Bでの内側部46の側
面37に上記凹部43に成形され、外方側である外側部
47の側面37に上記凹部44が成形されている。
【0027】上記凹部43,44は、それぞれ上記厚さ
方向Bに延びる線形状とされ、互いに同形同大とされる
と共に、互いに同じ深さとされている。
【0028】一方、上記各プーリー23,24にその軸
方向(車体2の幅方向)で対向する上記動伝ケース16
の部分である上記ケースカバー18の部分をその外方か
ら開閉自在に覆う樹脂製の防音カバー49が設けられ、
この防音カバー49は上記ケースカバー18に締結具5
0によって着脱自在に締結により固着されている。
【0029】上記各プーリー23,24の軸方向で、上
記Vベルト27の少なくとも一部分と対向する上記動伝
ケース16のケースカバー18の部分に、上記動伝ケー
ス16の内外を連通させる複数の開口52が成形されて
いる。上記ケースカバー18から上記防音カバー49を
取り外せば、上記ケースカバー18の外側方から上記開
口52を通し、上記Vベルト27の側面37における各
凹部43,44の深さが目視可能とされている。
【0030】上記動力伝達装置14の内部は、この内部
に導入される走行風の一部である空気54により空冷さ
れるようになっており、上記動力伝達装置14の内部に
導入される直前の空気54を濾過する濾過装置55が設
けられている。
【0031】上記濾過装置55は、上記防音カバー49
の前部をその外方から開閉自在に覆うカバー体56と、
このカバー体56を上記防音カバー49の前部に着脱自
在に締結により固着させる締結具57と、上記動伝ケー
ス16のケースカバー18と防音カバー49とに成形さ
れこの防音カバー49とカバー体56とで囲まれた空間
58を上記動伝ケース16の内部に連通させる連通孔5
9と、上記空間58に収容され上記連通孔59を閉じる
エレメント60とを備えている。
【0032】上記乗り物1の走行時における走行風の一
部の空気54が、上記カバー体56の外方から上記空間
58に入り込み、上記エレメント60を通過することに
よって濾過され、その後、上記連通孔59を通り上記動
伝ケース16の内部空間22に入り込み、上記各プーリ
ー23,24やVベルト27等を空冷した後、上記動伝
ケース16の外部に排出される。
【0033】上記構成によれば、Vベルト27の側面3
7に浅い凹部43,44を成形してある。
【0034】このため、上記動力伝達装置14による駆
動力の伝達により、上記Vベルト27の側面37が上記
V溝25,26の内面との摩擦接合により摩耗すると
き、その摩耗量Cの分だけ、上記凹部43,44の深さ
が浅くなる。そこで、これを目視すれば、上記Vベルト
27の側面37の現実の摩耗量Cが、このVベルト27
を新しいものに交換すべき時期の所定の摩耗量Cに比べ
て、どの程度であるかを判断することができる。
【0035】よって、上記Vベルト27の保守、点検作
業が長期間をおいて行われるとしても、上記所定の摩耗
量Cに達する時期をより正確に予測でき、このため、上
記Vベルト27をタイミングよく交換することができ
る。
【0036】また、前記したように、Vベルト27の長
手方向Aの一部分におけるその厚さ方向Bでの中央部3
6を基準として、このVベルト27の厚さ方向Bでの内
側部46と外側部47の各側面37にそれぞれ上記凹部
43,44を成形してある。
【0037】ここで、上記Vベルト27は、一般に、内
側部46の側面37よりも外側部47の側面37の方が
少し早期に摩耗する。このため、摩耗により上記外側部
47の凹部44が消失し、上記内側部46の凹部43が
残存した状態を目視することができ、これによれば、上
記所定の摩耗量Cに達する時期をより正確に予測でき、
その分、上記Vベルト27のタイミングのよい交換が、
より正確にできる。
【0038】また、前記したように、機枠15を、上記
両プーリー23,24をその内部空間22に収容する動
伝ケース16とし、上記各プーリー23,24にその軸
方向で対向する上記動伝ケース16の部分をその外方か
ら覆ってこの動伝ケース16に着脱自在に固着される防
音カバー49を設けた場合において、上記動伝ケース1
6の上記部分にその内外を連通させる開口52を成形
し、上記動伝ケース16の外方から上記開口52を通
し、上記Vベルト27の側面37を目視可能としてあ
る。
【0039】このため、上記Vベルト27の保守、点検
作業は、上記動伝ケース16を分解することなく、単
に、この動伝ケース16から上記防音カバー49を取り
外し、上記開口52を通して、上記Vベルト27の側面
37を目視すれば足りる。
【0040】よって、上記Vベルト27の保守、点検作
業が容易にできる分、この作業の頻度をより多くでき
て、上記所定の摩耗量Cに達する時期が更に正確に予測
でき、その分、上記Vベルト27のタイミングのよい交
換が更に正確にできる。
【0041】なお、上記したように、動伝ケース16に
開口52を成形したが、この開口52はその外方から防
音カバー49で覆われるため、上記動力伝達装置14の
内部で生じる騒音が上記開口52を通してそのまま外部
に伝達されるということは、上記防音カバー49によっ
て防止される。
【0042】なお、以上は図示の例によるが、Vベルト
27は、上記ブロック35や連結環40が互いに一体成
形されたような一体成形品であってもよい。
【0043】また、両凹部43,44は、上記長手方向
Aに並設させてもよく、深さを互いに相違させてもよ
い。また、凹部43,44はいずれか一方のみでもよ
く、また、その形状は円形、矩形、+形、×形など選択
自由である。
【0044】更に、上記連通孔59を上記開口52に相
当するものとして、上記動伝ケース16の外方から上記
連通孔59を通し、上記Vベルト27の側面37を目視
可能としてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0046】請求項1の発明は、軸心回りに回転自在と
なるよう機枠に支承される駆動プーリーと、上記軸心と
平行な他の軸心回りに回転自在となるよう上記機枠に支
承される従動プーリーと、これら両プーリーにそれぞれ
成形されたV溝に巻き掛けられて、上記駆動プーリーか
ら従動プーリーに動力を伝達するVベルトとを備えた動
力伝達装置において、
【0047】上記Vベルトの側面に浅い凹部を成形して
ある。
【0048】このため、上記動力伝達装置による駆動力
の伝達により、上記Vベルトの側面が上記V溝の内面と
の摩擦接合により摩耗するとき、その摩耗量の分だけ、
上記凹部の深さが浅くなる。そこで、これを目視すれ
ば、上記Vベルトの側面の現実の摩耗量が、このVベル
トを新しいものに交換すべき時期の所定の摩耗量に比べ
て、どの程度であるかを判断することができる。
【0049】よって、上記Vベルトの保守、点検作業が
長時間をおいて行われるとしても、上記所定の摩耗量に
達する時期をより正確に予測でき、このため、上記Vベ
ルトをタイミングよく交換することができる。
【0050】請求項2の発明は、上記Vベルトの長手方
向の一部分におけるその厚さ方向での中央部を基準とし
て、このVベルトの厚さ方向での内側部と外側部の各側
面にそれぞれ上記凹部を成形してある。
【0051】ここで、上記Vベルトは、一般に、内側部
の側面よりも外側部の側面の方が少し早期に摩耗する。
このため、摩耗により上記外側部の凹部が消失し、上記
内側部の凹部が残存した状態を目視することができ、こ
れによれば、上記所定の摩耗量に達する時期をより正確
に予測でき、その分、上記Vベルトのタイミングのよい
交換が、より正確にできる。
【0052】請求項3の発明は、上記機枠を、上記両プ
ーリーをその内部空間に収容する動伝ケースとし、上記
各プーリーにその軸方向で対向する上記動伝ケースの部
分をその外方から覆ってこの動伝ケースに着脱自在に固
着される防音カバーを設けたVベルト巻掛式動力伝達装
置において、
【0053】上記動伝ケースの上記部分にその内外を連
通させる開口を成形し、上記動伝ケースの外方から上記
開口を通し、上記Vベルトの側面を目視可能としてあ
る。
【0054】このため、上記Vベルトの保守、点検作業
は、上記動伝ケースを分解することなく、単に、この動
伝ケースから上記防音カバーを取り外し、上記開口を通
して、上記Vベルトの側面を目視すれば足りる。
【0055】よって、上記Vベルトの保守、点検作業が
容易にできる分、この作業の頻度をより多くできて、上
記所定の摩耗量に達する時期が更に正確に予測でき、そ
の分、上記Vベルトのタイミングのよい交換が更に正確
にできる。
【0056】なお、上記したように、動伝ケースに開口
を成形したが、この開口はその外方から防音カバーで覆
われるため、上記動力伝達装置の内部で生じる騒音が上
記開口を通してそのまま外部に伝達されるということ
は、上記防音カバーによって防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の符号“1”部の拡大図である。
【図2】乗り物の全体側面図である。
【図3】図2の部分拡大部分破断図である。
【図4】図3で示したものの平面断面図である。
【図5】図1の5‐5線矢視断面図である。
【図6】図1の6‐6線矢視断面図である。
【符号の説明】
13 内燃機関 14 動力伝達装置 15 機枠 16 動伝ケース 22 内部空間 23 駆動プーリー 24 従動プーリー 25 V溝 26 V溝 27 Vベルト 29 軸心 31 他の軸心 36 中央部 37 側面 43 凹部 44 凹部 46 内側部 47 外側部 49 防音カバー 52 開口 A 長手方向 B 厚さ方向 C 摩耗量

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心回りに回転自在となるよう機枠に支
    承される駆動プーリーと、上記軸心と平行な他の軸心回
    りに回転自在となるよう上記機枠に支承される従動プー
    リーと、これら両プーリーにそれぞれ成形されたV溝に
    巻き掛けられて、上記駆動プーリーから従動プーリーに
    動力を伝達するVベルトとを備えた動力伝達装置におい
    て、 上記Vベルトの側面に浅い凹部を成形したVベルト巻掛
    式動力伝達装置。
  2. 【請求項2】 上記Vベルトの長手方向の一部分におけ
    るその厚さ方向での中央部を基準として、このVベルト
    の厚さ方向での内側部と外側部の各側面にそれぞれ上記
    凹部を成形した請求項1に記載のVベルト巻掛式動力伝
    達装置。
  3. 【請求項3】 上記機枠を、上記両プーリーをその内部
    空間に収容する動伝ケースとし、上記各プーリーにその
    軸方向で対向する上記動伝ケースの部分をその外方から
    覆ってこの動伝ケースに着脱自在に固着される防音カバ
    ーを設けたVベルト巻掛式動力伝達装置において、 上記動伝ケースの上記部分にその内外を連通させる開口
    を成形し、上記動伝ケースの外方から上記開口を通し、
    上記Vベルトの側面を目視可能とした請求項1、もしく
    は2に記載のVベルト巻掛式動力伝達装置。
JP2001174913A 2001-06-08 2001-06-08 Vベルト巻掛式動力伝達装置 Withdrawn JP2002364710A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001174913A JP2002364710A (ja) 2001-06-08 2001-06-08 Vベルト巻掛式動力伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001174913A JP2002364710A (ja) 2001-06-08 2001-06-08 Vベルト巻掛式動力伝達装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002364710A true JP2002364710A (ja) 2002-12-18

Family

ID=19016129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001174913A Withdrawn JP2002364710A (ja) 2001-06-08 2001-06-08 Vベルト巻掛式動力伝達装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002364710A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006003904A1 (ja) * 2004-07-02 2006-01-12 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha 小型車両用のvベルト式無段変速機、及び鞍乗型車両
JP2006316966A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Bando Chem Ind Ltd 平ベルト
JP2011089559A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Yamaha Motor Co Ltd 無段変速装置および鞍乗型車両
WO2013140784A1 (ja) * 2012-03-19 2013-09-26 バンドー化学株式会社 高負荷伝動用vベルト

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006003904A1 (ja) * 2004-07-02 2006-01-12 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha 小型車両用のvベルト式無段変速機、及び鞍乗型車両
JPWO2006003904A1 (ja) * 2004-07-02 2008-04-17 ヤマハ発動機株式会社 小型車両用のvベルト式無段変速機、及び鞍乗型車両
US8460138B2 (en) 2004-07-02 2013-06-11 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha V-belt continuously variable transmission for small vehicle, and straddle-type vehicle
JP2006316966A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Bando Chem Ind Ltd 平ベルト
JP2011089559A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Yamaha Motor Co Ltd 無段変速装置および鞍乗型車両
WO2013140784A1 (ja) * 2012-03-19 2013-09-26 バンドー化学株式会社 高負荷伝動用vベルト
JPWO2013140784A1 (ja) * 2012-03-19 2015-08-03 バンドー化学株式会社 高負荷伝動用vベルト

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2464931C (en) Continuously variable transmission
KR100879592B1 (ko) 모터사이클
US7243564B2 (en) Power transmission system of engine
CN101105217B (zh) 带式无级变速器和制造其带轮的方法、跨乘式车辆
JPH0549851B2 (ja)
US8281891B2 (en) Four wheel drive vehicle
JP2006200367A (ja) 自動二輪車用エンジン
US6524203B2 (en) Power transmission device of engine
JP2002364710A (ja) Vベルト巻掛式動力伝達装置
US7225705B2 (en) Power transmission device and assembling method for a motorcycle
US20130068201A1 (en) Modular Gear Case for Driving Accessories Associated With an Internal Combustion Engine
JP3993170B2 (ja) エンジンのクラッチ機構潤滑構造
JPS5970820A (ja) 自動二輪車のエンジン
JP3150482U (ja) 鞍乗型車両
JPH11344089A (ja) ベルト式無段変速機のベルト案内装置
EP2584165B1 (en) Engine and saddle-type vehicle
JP2005319920A (ja) エンジンの動力伝達装置
JP4181123B2 (ja) Vベルト式無段変速装置
JP4181051B2 (ja) エンジン
JP2003301903A (ja) エンジン
US4583291A (en) Electric chain saw speed reduction device
EP2360086A2 (en) Two-wheeled motor vehicle
JPS6319363B2 (ja)
JP4536183B2 (ja) 自動二輪車
CN108884927B (zh) 鞍乘型车辆用动力单元的传动箱构造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080520

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20100125