JP2002364504A - 点火制御装置 - Google Patents

点火制御装置

Info

Publication number
JP2002364504A
JP2002364504A JP2001167053A JP2001167053A JP2002364504A JP 2002364504 A JP2002364504 A JP 2002364504A JP 2001167053 A JP2001167053 A JP 2001167053A JP 2001167053 A JP2001167053 A JP 2001167053A JP 2002364504 A JP2002364504 A JP 2002364504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
energization
control means
ignition
power supply
ignition coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001167053A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayuki Saga
忠幸 佐賀
Tatsuji Irie
太津治 入江
Wataru Fukui
渉 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001167053A priority Critical patent/JP2002364504A/ja
Priority to US09/995,734 priority patent/US6484692B2/en
Priority to DE10162211A priority patent/DE10162211B4/de
Publication of JP2002364504A publication Critical patent/JP2002364504A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P9/00Electric spark ignition control, not otherwise provided for
    • F02P9/002Control of spark intensity, intensifying, lengthening, suppression
    • F02P9/005Control of spark intensity, intensifying, lengthening, suppression by weakening or suppression of sparks to limit the engine speed

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の点火制御特性を損なうことなく、過回
転検出から抑制制御実施までの応答性を向上させる。 【解決手段】 クランク角信号100に基づいて回転速
度を求める回転速度検出手段101と、回転速度に応じ
た点火コイル5への適正な通電開始タイミング信号を出
力する通電開始制御手段102と、回転速度に応じた点
火コイルへの適正な通電終了タイミング信号を出力する
通電終了制御手段103と、通電開始及び終了タイミン
グ信号に従って点火コイル5への通電を制御する点火コ
イル制御手段104と、回転速度が所定の制限値を越え
たことを判別して、過回転判別信号を出力する過回転判
定手段105とを備え、過回転判別信号により、通電開
始を禁止し、かつ、通電終了タイミングをエンジントル
クが減少する程度まで遅角させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は点火制御装置に関
し、特に、内燃機関の過回転を防止するための点火制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に一般的な内燃機関の点火制御タ
イミングを記す。内燃機関(以下、エンジンとする。)
の始動時に、運転者がイグニッションをオンにすると、
エンジンを制御するための制御ユニットやエンジンに取
り付けられた種々のセンサ類、アクチュエータ類にも通
電が開始される。その後、運転者がイグニッションスイ
ッチを回すと、スタータはバッテリと直結されて、エン
ジンをクランキングする。エンジンがクランキングされ
ると、制御ユニットは各気筒に燃料噴射を開始し、各気
筒に対して点火を行うようにエンジンを制御する。この
とき、過回転を抑制するためには点火コイルへの通電を
停止し、失火させることは公知である。トランジスタ方
式の点火コイル制御装置において、失火を行うために
は、通電を停止させる必要があるが、図10のタイミン
グ2−1の時点で過回転が検出された場合、現在通電中
の気筒2については、通電がP1の時点から開始され
て、点火に十分な通電時間を超えているため、通電を停
止すると点火が行われてしまい、失火させることはでき
ないため、次気筒以降の通電開始を停止する事で失火を
行う事になる。このため、過回転防止までに若干の遅れ
を生じる可能性がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】過回転状態は、内燃機
関にとっては非常に危険な状態であるため、過回転の検
出から抑制までの反応時間は短いほど望ましい。前述の
従来技術においては、次の通電開始気筒以降の制御とな
るため、応答性が悪いという問題点があった。
【0004】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、通常点火制御特性を損なうことな
く、過回転検出から抑制制御実施までの応答性の向上を
図ることが可能な点火制御装置を得ることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、エンジンの
クランク角センサ信号に基づいて、エンジン回転速度を
求める回転速度検出手段と、前記エンジン回転速度に応
じた点火コイルへの適正な通電開始タイミング信号を出
力する通電開始制御手段と、前記エンジン回転速度に応
じた前記点火コイルへの適正な通電終了タイミング信号
を出力する通電終了制御手段と、前記通電開始制御手段
及び前記通電終了制御手段からの信号に従って、前記点
火コイルへの通電を制御する点火コイル制御手段と、前
記回転速度検出手段にて得られた前記回転速度が所定の
制限値を越えたことを判別して、過回転判別信号を出力
する過回転判定手段とを備え、前記過回転判別信号によ
り、通電中の前記点火コイルへの通電終了タイミング
を、前記通電終了タイミング信号に基づく時刻以降に再
設定して、エンジン回転を抑制する点火制御装置であ
る。
【0006】また、前記過回転判別信号により、前記通
電開始手段においては、通電開始を禁止し、かつ、前記
通電終了制御手段においては、通電終了タイミングをエ
ンジントルクが減少する程度まで遅角させて通電終了す
る。
【0007】また、前記過回転判別信号により、前記通
電終了制御手段において、通電終了タイミングをエンジ
ントルクが減少する程度まで遅角させて通電終了する。
【0008】また、前記過回転判別信号により、前記通
電終了制御手段において、通電終了制御を禁止すること
によって失火させる。
【0009】また、前記過回転判別信号に基づいて、前
記点火コイル制御手段への電源供給を制御する電源制御
手段をさらに備え、前記過回転判別信号により、前記電
源制御手段により前記点火コイル制御手段への電源供給
を断ち、かつ、前記通電終了制御手段においては、通電
終了制御を禁止することによって、点火コイル制御手段
へ供給された電圧を徐々に放電させて、前記点火コイル
を失火させる。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本実施の
形態における点火制御装置の基本構成を示したブロック
図である。図において、100は、エンジンに取り付け
られたクランク角センサから出力されるクランク角信
号、101は、エンジンのクランク角信号100を基準
として、エンジン回転速度を求める回転速度検出手段、
102は、前記回転速度に応じた適正なタイミングで点
火コイルへの通電開始タイミング信号を出力する通電開
始制御手段、103は、前記回転速度に応じた、適正な
点火時期でコイルの通電を遮断するタイミング信号を出
力する通電終了制御手段、104は、前記通電開始制御
手段102と通電終了制御手段103とからの信号に応
じて、点火コイルへの通電を制御する点火コイル制御手
段、105は、前記回転速度検出手段101にて算出さ
れた回転速度が、制限値を越えたことを判別して過回転
判別信号を出力する過回転判定手段である。また、5
は、点火コイルである。
【0011】動作について説明する。通常時において
は、まず、回転速度検出手段101において、エンジン
のクランク角信号が入力されて、当該信号を基準として
エンジン回転速度が求められる。通電開始制御手段10
2は、回転速度検出信号101により得られた回転速度
に応じた適正なタイミングで点火コイルへの通電開始タ
イミング信号を出力し、通電終了制御手段103は、前
記回転速度に応じた、適正な点火時期でコイルの通電を
遮断するタイミング信号を出力する。点火コイル制御手
段104は、通電開始制御手段102と通電終了制御手
段103とからの信号に応じて、点火コイル5への通電
を制御する。このとき、過回転判定手段105により、
回転速度検出手段101にて算出された回転速度が制限
値を越えたことが判別され、通電開始制御装置102及
び通電終了制御装置103に対して過回転判別信号が出
力されると、当該過回転判別信号により、通電開始制御
手段102においては通電開始を禁止し、且つ、通電終
了制御手段103においては通電終了タイミングをエン
ジントルクが減少する程度まで遅角させて通電終了す
る。
【0012】図2は、本実施の形態における点火制御装
置の具体的な構成を示した構成図である。図2におい
て、1は、上述のクランク角センサ、2は、クランク角
センサ1から出力されたクランク角信号100の波形整
形を行うI/F、3は、エンジン回転速度を算出した
り、点火コイルの点火時期を決定するなど、各種演算処
理を行うためのCPU、4は、CPU3の演算結果を点
火コイル5に対して出力するためのI/Fである。
【0013】動作について説明する。クランク角センサ
1にて検出されたクランク角信号100は波形整形用の
I/F2を通して、CPU3に入力される。CPU3で
は、このクランク角信号100を元に、エンジン回転速
度を算出するとともに、点火コイルの点火時期を決定す
る。算出された点火時期に対応した信号が、I/F4を
通して、点火コイル5に対して出力され、これにより点
火コイル5が駆動される。
【0014】図3及び図4は、前述のCPU3内部での
演算処理フローを示した流れ図である。図3は、クラン
ク角センサ1がクランク角信号100を出力するタイミ
ング毎に実行される処理フローである。まず、ステップ
S1で、回転速度演算を実施し、ステップS2で過回転
を判定する。次に、ステップS3にて現在の回転速度に
応じた点火時期を算出する。このとき、算出された点火
時期は回転速度と割り込みの発生した時刻から点火コイ
ル5の通電終了時刻に換算される。ステップS4では点
火コイルの通電時間を算出する。ステップS5は、ステ
ップS3で求めた通電終了時刻とステップS4で求めた
通電時間とから算出される、通電開始時刻を決定する。
以上のステップで算出された結果を持って以降のステッ
プに進む。
【0015】ステップS6は、現在のクランクタイミン
グにおけるコイルの状態を判別する。点火コイルに通電
が行われている場合はYESへ、そうでない場合はNOへ進
む。まず、NOの場合、ステップS12へ進む。ステップ
S12においては、回転速度と現在の時刻から、通電開
始要求出力の要否を判断している。NOの場合は、終了へ
進む。YESの場合、ステップS13へ進む。ステップS
13では、過回転判定を実施する。過回転と判断された
場合には、以降の通電処理を実施せず、終了へ進む。こ
れにより、従来技術と同様に、点火カットが行われる。
NOの場合はステップS14へ進む。ステップS14で
は、先に算出された通電開始時刻をタイマにセットす
る。タイマの処理は後述する。ステップS15は通電開
始時刻待ちを示すフラグをセットする。
【0016】次に、上述のステップS6でYESと判断さ
れた以降の処理を説明する。ステップS7は過回転の判
定である。ここで過回転と判断された場合、ステップS
8へ進む。通常はステップS9へ進む。
【0017】ステップS8は、本件出願に関わる処理で
あり、通電中に過回転を判断した場合の処理である。通
電中のコイルは、ステップS3で算出された通電終了時
刻での通電終了すなわち点火を行うタイミングを待って
いる。ここでは、過回転を検出したので、先の通電終了
時刻をエンジン回転速度が低下するに要する程度の遅角
量に相当する時間データを現在の通電終了時刻設定値に
加算し、ステップS9に進む。
【0018】ステップS9は回転速度と現在の時刻か
ら、通電終了時刻が現在の次回のタイミング処理までに
到来するかを判断している。NOと判断されると、終了へ
進む。ステップS10は、通電終了時刻をタイマにセッ
トする。タイマの処理は後述する。ステップS11は、
通電終了時刻待ちを示す通電終了フラグをセットする。
【0019】図4は各コイルへの通電と停止を制御する
フローチャートである。この処理は図3のステップS1
0及びステップS14にて設定されたタイマの時刻到来
毎に実行される。図4において、ステップS21は、通
電開始の確認を行う。前述のステップS15にて設定さ
れたフラグを確認する。NOはステップS23に進み、
YESはステップS22へ進む。ステップS22は通電開
始処理である。ここで、点火コイル制御手段104に対
し、通電を要求する。
【0020】ステップS23は通電停止の確認を行う。
前述のステップS11にて設定されたフラグを確認す
る。NOは終了へ進み、YESはステップ24へ進む。ス
テップ24は通電停止要求を出力する。これにより点火
コイルは通電を停止する。
【0021】ここまでに述べたステップは、各コイル毎
に独立して設定を行うことが可能である。このため、過
回転検出時の遅角設定、失火などは個々の気筒で独立し
て設定する事ができる。
【0022】図5は、本実施の形態による通電抑制のタ
イミングを記したものである。本実施の形態では、先の
遅角処理と従来の通電開始処理の停止をシーケンシャル
に実施している。まず、過回転が検出された場合、遅角
処理を過回転検出タイミングで通電中であるコイル、及
び、次気筒のコイルに対して実施する。上記遅角処理の
みで過回転状態から戻った場合には、従来の点火処理に
戻る。遅角処理のみで、過回転状態からの復帰ができな
かった場合は、以後の気筒は過回転から復帰するまで、
失火を行う。
【0023】以上のように、本実施の形態における点火
制御装置においては、過回転判定手段105により、回
転速度検出手段101にて算出された回転速度が制限値
を越えたことが判別され、通電開始制御装置102及び
通電終了制御装置103に対して過回転判別信号が出力
されると、当該過回転判別信号により、通電開始制御手
段102においては通電開始を禁止し、且つ、通電終了
制御手段103においては通電終了タイミングをエンジ
ントルクが減少する程度まで遅角させて通電終了するよ
うにしたので、通常の点火制御特性を損なうことなく、
過回転検出から抑制制御実施までの応答性を向上するこ
とが可能となる。
【0024】実施の形態2.図6は、実施の形態2にお
ける点火制御装置のタイミングチャートである。本実施
の形態における点火制御装置の構成については、図1及
び図2に示したものと基本的に同じであるため、ここで
は図示を省略する。
【0025】図6に示すように、本実施の形態では、遅
角処理を実施している。すなわち、過回転がタイミング
1又は2で検出された場合、タイミング1では直後の気
筒に対し、タイミング2では通電中であるコイルに対
し、遅角処理を実施する。なお、過回転状態から復帰し
た事を検出した場合には、通常の点火処理に戻す。
【0026】以上のように、本実施の形態における点火
制御装置においては、過回転判定手段105により、回
転速度検出手段101にて算出された回転速度が制限値
を越えたことが判別され、通電開始制御装置102及び
通電終了制御装置103に対して過回転判別信号が出力
されると、当該過回転判別信号により、通電終了制御手
段103において、通電終了タイミングをエンジントル
クが減少する程度まで遅角させて通電終了するようにし
たので、通常の点火制御特性を損なうことなく、過回転
検出から抑制制御実施までの応答性を向上することが可
能となる。
【0027】実施の形態3.図7は、実施の形態3にお
ける点火制御装置のタイミングチャートである。本実施
の形態における点火制御装置の構成については、図1及
び図2に示したものと基本的に同じであるため、ここで
は図示を省略する。
【0028】図7に示すように、本実施の形態では、通
電終了を禁止している。すなわち、過回転がタイミング
1又は2で検出された場合、通電中のコイルに対する通
電終了を禁止する。これにより、点火が行われずに、過
回転からの復帰を促す。なお、過回転状態から復帰した
事を検出した場合には、通常の点火処理に戻す。
【0029】以上のように、本実施の形態における点火
制御装置においては、過回転判定手段105により、回
転速度検出手段101にて算出された回転速度が制限値
を越えたことが判別され、通電開始制御装置102及び
通電終了制御装置103に対して過回転判別信号が出力
されると、当該過回転判別信号により、通電終了制御手
段103において、通電終了制御を禁止することにより
失火させるようにしたので、通常の点火制御特性を損な
うことなく、過回転検出から抑制制御実施までの応答性
を向上することが可能となる。
【0030】実施の形態4.図8及び図9は、実施の形
態4における点火制御装置の構成について記したもので
ある。これらの図において、上述の図1及び図2と同様
のものについては、同一符号を付して示し、ここでは説
明を省略する。
【0031】本実施の形態においては、図8に示すよう
に、上述の図1の構成に加えて、点火コイル制御手段1
04への電源供給を制御する電源制御手段106を備え
た構成としている。
【0032】図9は点火制御装置の具体的な構成を示し
た構成図である。図9に示すように、本実施の形態にお
いては、図2の構成に加えて、I/F4と電源との間
に、電源供給をオン/オフするための切換回路6が設け
られている。
【0033】本実施の形態においては、過回転状態を検
出した場合、通電終了制御手段103により、通電終了
を禁止する。同時に、電源制御手段106においては、
点火コイル制御手段104への電源供給を停止し、それ
までに点火コイル制御手段104に供給された電圧を徐
々に放電させる。これにより、点火コイル5への通電が
緩やかに停止されることで、通電時間に関わらず、点火
コイルが放電することなく、失火を行う事ができる。
【0034】以上のように、本実施の形態においては、
点火コイル制御手段への電源供給を制御する電源制御手
段をさらに備え、過回転判別信号により、電源制御手段
106により点火コイル制御手段104への電源供給を
断ち、かつ、通電終了制御装置103においては、通電
終了制御を禁止することによって、点火コイル制御手段
104に供給された電圧を徐々に放電させて、点火コイ
ル5を失火させるようにしたので、通常の点火制御特性
を損なうことなく、過回転検出から抑制制御実施までの
応答性を向上することが可能となる。
【0035】
【発明の効果】この発明は、エンジンのクランク角セン
サ信号に基づいて、エンジン回転速度を求める回転速度
検出手段と、前記エンジン回転速度に応じた点火コイル
への適正な通電開始タイミング信号を出力する通電開始
制御手段と、前記エンジン回転速度に応じた前記点火コ
イルへの適正な通電終了タイミング信号を出力する通電
終了制御手段と、前記通電開始制御手段及び前記通電終
了制御手段からの信号に従って、前記点火コイルへの通
電を制御する点火コイル制御手段と、前記回転速度検出
手段にて得られた前記回転速度が所定の制限値を越えた
ことを判別して、過回転判別信号を出力する過回転判定
手段とを備え、前記過回転判別信号により、通電中の前
記点火コイルへの通電終了タイミングを、前記通電終了
タイミング信号に基づく時刻以降に再設定して、エンジ
ン回転を抑制する点火制御装置であるので、通常の点火
制御特性を損なうことなく、過回転検出から抑制制御実
施までの応答性を向上することが可能となる。
【0036】また、前記過回転判別信号により、前記通
電開始手段においては、通電開始を禁止し、かつ、前記
通電終了制御手段においては、通電終了タイミングをエ
ンジントルクが減少する程度まで遅角させて通電終了す
るようにしたので、通常の点火制御特性を損なうことな
く、過回転検出から抑制制御実施までの応答性を向上す
ることが可能となる。
【0037】また、前記過回転判別信号により、前記通
電終了制御手段において、通電終了タイミングをエンジ
ントルクが減少する程度まで遅角させて通電終了するよ
うにしたので、通常の点火制御特性を損なうことなく、
過回転検出から抑制制御実施までの応答性を向上するこ
とが可能となる。
【0038】また、前記過回転判別信号により、前記通
電終了制御手段において、通電終了制御を禁止すること
によって失火させるようにしたので、通常の点火制御特
性を損なうことなく、過回転検出から抑制制御実施まで
の応答性を向上することが可能となる。
【0039】また、前記過回転判別信号に基づいて、前
記点火コイル制御手段への電源供給を制御する電源制御
手段をさらに備え、前記過回転判別信号により、前記電
源制御手段により前記点火コイル制御手段への電源供給
を断ち、かつ、前記通電終了制御手段においては、通電
終了制御を禁止することによって、点火コイル制御手段
へ供給された電圧を徐々に放電させて、前記点火コイル
を失火させるようにしたので、通常の点火制御特性を損
なうことなく、過回転検出から抑制制御実施までの応答
性を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1〜3による点火制御装
置の基本構成を示した構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1〜3による点火制御装
置の具体的な構成を示した構成図である。
【図3】 本発明の実施の形態1による点火制御装置の
処理の流れを示した流れ図である。
【図4】 本発明の実施の形態1による点火制御装置の
処理の流れを示した流れ図である。
【図5】 本発明の実施の形態1による点火制御装置の
処理のタイミングを示したタイミングチャート図であ
る。
【図6】 本発明の実施の形態2による点火制御装置の
処理のタイミングを示したタイミングチャート図であ
る。
【図7】 本発明の実施の形態3による点火制御装置の
処理のタイミングを示したタイミングチャート図であ
る。
【図8】 本発明の実施の形態4による点火制御装置の
基本構成を示した構成図である。
【図9】 本発明の実施の形態4による点火制御装置の
具体的な構成を示した構成図である。
【図10】 従来の点火制御装置の処理のタイミングを
示したタイミングチャート図である。
【符号の説明】
1 クランク角センサ、2 波形整形用I/F、3 C
PU、4 I/F、5点火コイル、6 切換回路、10
0 クランク角信号、101 回転速度検出手段、10
2 通電開始制御手段、103 通電終了制御手段、1
04 点火コイル制御手段、105 過回転判定手段、
106 電源制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02P 5/15 F02P 5/15 M (72)発明者 福井 渉 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3G019 CB23 CB24 DA02 DB07 EA15 EA16 GA01 GA05 3G022 CA08 DA02 EA05 GA01 GA05 3G084 BA17 DA05 DA35 EA07 EA11 FA32 FA33 FA38

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランク角センサ信号に基づ
    いて、エンジン回転速度を求める回転速度検出手段と、 前記エンジン回転速度に応じた点火コイルへの適正な通
    電開始タイミング信号を出力する通電開始制御手段と、 前記エンジン回転速度に応じた前記点火コイルへの適正
    な通電終了タイミング信号を出力する通電終了制御手段
    と、 前記通電開始制御手段及び前記通電終了制御手段からの
    信号に従って、前記点火コイルへの通電を制御する点火
    コイル制御手段と、 前記回転速度検出手段にて得られた前記回転速度が所定
    の制限値を越えたことを判別して、過回転判別信号を出
    力する過回転判定手段とを備え、 前記通電終了制御手段が、前記過回転判別信号により、
    通電中の前記点火コイルへの通電終了タイミングを、前
    記通電終了タイミング信号に基づく時刻以降に再設定し
    て、エンジン回転を抑制することを特徴とする点火制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記過回転判別信号により、前記通電開
    始手段においては、通電開始を禁止し、かつ、前記通電
    終了制御手段においては、通電終了タイミングをエンジ
    ントルクが減少するまで遅角させて通電終了することを
    特徴とする請求項1に記載の点火制御装置。
  3. 【請求項3】 前記過回転判別信号により、前記通電終
    了制御手段において、通電終了タイミングをエンジント
    ルクが減少するまで遅角させて通電終了することを特徴
    とする請求項1に記載の点火制御装置。
  4. 【請求項4】 前記過回転判別信号により、前記通電終
    了制御手段において、通電終了制御を禁止することによ
    って失火させることを特徴とする請求項1に記載の点火
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記過回転判別信号に基づいて、前記点
    火コイル制御手段への電源供給を制御する電源制御手段
    をさらに備え、 前記過回転判別信号により、前記電源制御手段により前
    記点火コイル制御手段への電源供給を断ち、かつ、前記
    通電終了制御手段においては、通電終了制御を禁止する
    ことによって、点火コイル制御手段へ供給された電圧を
    徐々に放電させて、前記点火コイルを失火させることを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の点火制
    御装置。
JP2001167053A 2001-01-06 2001-06-01 点火制御装置 Pending JP2002364504A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001167053A JP2002364504A (ja) 2001-06-01 2001-06-01 点火制御装置
US09/995,734 US6484692B2 (en) 2001-01-06 2001-11-29 Ignition control system
DE10162211A DE10162211B4 (de) 2001-06-01 2001-12-18 Zündungssteuerungsgerät

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001167053A JP2002364504A (ja) 2001-06-01 2001-06-01 点火制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002364504A true JP2002364504A (ja) 2002-12-18

Family

ID=19009494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001167053A Pending JP2002364504A (ja) 2001-01-06 2001-06-01 点火制御装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6484692B2 (ja)
JP (1) JP2002364504A (ja)
DE (1) DE10162211B4 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4169052B2 (ja) * 2006-06-29 2008-10-22 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の燃料供給装置
US8584651B1 (en) 2011-06-06 2013-11-19 Laura J. Martinson Electronic ignition module with rev limiting
JP2024041447A (ja) * 2022-09-14 2024-03-27 株式会社Subaru エンジン始動異常診断装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2453701C2 (de) * 1974-11-13 1983-05-19 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Verfahren zur Begrenzung der Drehzahl einer Brennkraftmaschine
JPS56104151A (en) * 1980-01-24 1981-08-19 Nippon Denso Co Ltd Contactless ignition device for internal combustion engine
US4448179A (en) * 1981-10-08 1984-05-15 Foster Leslie W Engine including means for retarding sparking operation to control engine overspeed
JPS59105969A (ja) 1982-12-10 1984-06-19 Honda Motor Co Ltd 過回転防止機能を備えた内燃機関点火装置
SE443406B (sv) * 1983-04-15 1986-02-24 Electrolux Ab Tendanordning for forbrenningsmotor med magnetsystem
US4762110A (en) * 1986-01-21 1988-08-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Ignition control device for internal combustion engine
JPS62178770A (ja) * 1986-01-30 1987-08-05 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関の点火制御装置
DE3817471C1 (en) * 1988-05-21 1989-11-23 Pruefrex-Elektro-Apparatebau Inh. Helga Mueller, Geb. Dutschke, 8501 Cadolzburg, De Capacitor ignition system for internal combustion engines
US5161503A (en) * 1988-11-18 1992-11-10 Suzuki Motor Corporation Ignition controller
DE4017478C2 (de) * 1990-05-31 1994-10-27 Prufrex Elektro App Zündanlage für Brennkraftmaschinen
JP3321007B2 (ja) * 1996-11-29 2002-09-03 ヤマハ発動機株式会社 小型船艇の内燃機関における過高速回転抑制装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6484692B2 (en) 2002-11-26
DE10162211B4 (de) 2007-08-09
DE10162211A1 (de) 2002-12-19
US20020088430A1 (en) 2002-07-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4144348B2 (ja) エンジン始動システム
JP2006144567A (ja) 内燃機関のバルブタイミング制御装置
JP5470241B2 (ja) 車両の制御装置
JP2010242563A (ja) 内燃機関の自動停止始動制御装置
JP4815942B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5495390B2 (ja) アイドルストップシステムの制御装置および制御方法
US10132283B2 (en) Engine starting apparatus
US10024293B2 (en) System for controlling torque applied to rotating shaft of engine
EP2213870B1 (en) Startup Control Apparatus And Method For Internal Combustion Engine
JP2009216065A (ja) エンジンの始動制御装置
JP2002364504A (ja) 点火制御装置
US7377258B2 (en) Electronic control unit and method for controlling an ignition timing of an internal-combustion engine
JP5075145B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2003201941A (ja) エンジンの始動用制御装置
JP2010053794A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2015143480A (ja) 制御装置
JP2013213417A (ja) 燃料噴射制御装置及びこれを備える自動車
JP6234116B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2001304084A (ja) 車両の制御方法及び車両の制御装置
JP2712429B2 (ja) 内燃機関の制御装置
WO2019159270A1 (ja) 内燃機関の制御方法及び内燃機関の制御装置
JP2004360549A (ja) 内燃機関の停止制御装置
JPH0541833B2 (ja)
JP4179156B2 (ja) 内燃機関の点火制御装置
JP6253544B2 (ja) 内燃機関の自動停止/再始動制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060627

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061205