JP2002364199A - パレット落下防止装置 - Google Patents

パレット落下防止装置

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JP2002364199A
JP2002364199A JP2001176933A JP2001176933A JP2002364199A JP 2002364199 A JP2002364199 A JP 2002364199A JP 2001176933 A JP2001176933 A JP 2001176933A JP 2001176933 A JP2001176933 A JP 2001176933A JP 2002364199 A JP2002364199 A JP 2002364199A
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fall prevention
prevention device
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receiving lever
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JP2001176933A
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Takeshi Idota
健 井戸田
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CKD Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主軸のガタつきをなくして金属同士の衝突音
や擦れ音等の騒音の発生を防止することができるパレッ
ト落下防止装置を提供すること、及び、Eリングを使用
することなくリンクとブシュとの連結が外れないように
して、部品点数及び組立工数を少なくすることができる
パレット落下防止装置を提供すること。 【解決手段】 本発明のパレット落下防止装置1は、立
体駐車設備に取り付けられ、装置本体2(10,11)
から突出したパレット受レバー3が装置本体2内へ退避
するように揺動するものであって、主軸15の一端をか
しめ固定し、他端をEリング31,32で軸方向へ付勢
した状態で保持する。また、スリット22d、23dが
形成された樹脂ブシュ22、23をリンク19に装着
し、そのリンク19を支軸20,21に挿通して、Eリ
ング33,34を支軸20,21に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降式立体駐車設
備に使用されるものであって、自動車を載置するパレッ
トの落下を防止するパレット落下防止装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】今日、土地或いは自動車事情などから、
限られた場所にできるだけ多くの駐車可能台数を確保す
ることが要望され、そのため上下に駐車スペースを設け
た立体駐車場の利用が盛んである。そうしたなかで、自
動車を載せたパレットを昇降させ、図22に示すように
一箇所に2台、或いはそれ以上の自動車を駐車させるこ
とができる立体駐車設備が実際に利用されている。昇降
式立体駐車設備は、1台分の駐車スペースの敷地に4本
の支持柱101,101…を立設し、その間に1台分の
自動車を載せるパレット102が配置され支持柱10
1,101…に沿って昇降可能に構成されたものであ
る。パレット102の昇降は、図示しないモータや油圧
シリンダ等の駆動機器とチェーン等の動力伝達手段から
なる昇降駆動手段によって行われる。
【0003】ところで、こうした昇降式立体駐車設備で
は、仮にパレット102を支持する昇降用チェーンが切
れてしまった場合には、パレット102の落下によって
駐車中の自動車107,108や昇降式立体駐車設備自
体が破壊され、多大な損害を発生させることとなる。そ
こで、昇降式立体駐車設備には、このような問題を回避
するためのパレット落下防止装置110が備えられてい
る。パレット落下防止装置110は、各支持柱101,
101…に固定され、上昇したパレット102の昇降通
路上にパレット102を支えるパレット受レバー112
を突出させるものである。
【0004】このパレット落下防止装置110は、図1
8〜図20に示すように、1枚の鋼板から曲げ加工によ
ってコの字形に形成された装置本体111内に構成され
ている。装置本体111は、側板部111B,111C
に挟まれた中央部111Aの約上半分が切り欠かれて開
設され、そこからパレット受レバー112が側面部11
1B,111Cに掛け渡された主軸113に軸受114
を介して軸支された状態で突き出て、図18に示す状態
で落下するパレットを直接受けるようになっている。ま
た、装置本体111の天板111Dには、プランジャ1
15を下方に突設したソレノイド116が取り付けられ
ている。プランジャ115とパレット受レバー112に
は、支軸117,118が突設され、その支軸117,
118には、一対のリンク119,119がパレット受
レバー112を挟むように取り付けられている。
【0005】そして、図21に示すように、支軸11
7,118には、リンク119,119とパレット受レ
バー112又はプランジャ115との擦れ音を防止する
ために、樹脂ブシュ120,121がはめ込まれてい
る。また、支軸118には、パレット受レバー112が
装置本体111から突き出たときに、装置本体111と
パレット受レバー112とが衝突して金属音が発生する
ことを防止するために中央面111Aに衝突する消音ゴ
ム122もはめ込まれている。さらに、図19に示すよ
うに、装置本体111内には、パレット受レバー112
の退避側の揺動を制限するための停止棒123が側面1
11B,111C間に固定されている。停止棒123に
は、衝突時の衝撃音を抑えるための減音部材としてゴム
パイプ124がはめられている。
【0006】そこで、自動車を載せたパレット102が
上昇すると、ソレノイド116が通電されてプランジャ
115が上昇し、パレット受レバー112が、図18に
示す状態から反時計方向に揺動して、パレット102と
干渉しないように装置本体111内に退避する。このと
き、図19に示すように、パレット受レバー112が、
停止棒123に衝突して係止されるが、停止棒123に
ゴムパイプ124がはめられているので、衝撃音が抑え
られる。一方、図22に示すように所定高さにまでパレ
ット102が上昇すると、通電が切られてプランジャ1
15が下降し、それに伴ってパレット受レバー112が
揺動して、図18に示すようにパレット落下防止状態と
なる。このとき、消音ゴム122が、中央部111Aに
当接するため、装置本体111とパレット受レバー11
2との衝突音が抑えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こうした従
来のパレット落下防止装置110は、第1の課題とし
て、パレット受レバー112が揺動する際に主軸113
がガタつき、騒音を発生することがあった。すなわち、
主軸113は、一端のみにロレット113aが施され、
ローレット113aが形成された一端は、側面111C
に形成された貫通孔111cに隙間なく保持された状態
で装置本体111に固定されるが、ローレット113a
が施されていない他端は、側面111Bに形成された貫
通孔111bに単に挿通されただけで、貫通孔111b
との間に隙間Sが形成されていた。そのため、パレット
受レバー112が揺動する際に、ローレット113aが
施されていない他端が貫通孔111b内でガタつき、側
面111Bと衝突したり擦れ合う等して、金属音を発生
することがあった。特に、パレット落下防止装置110
がマンションの昇降式立体駐車設備に使用されると、夜
間に車両が入出庫する度に騒音が響きわたり、住民に不
快感を与えて問題であった。
【0008】また、従来のパレット落下防止装置110
は、第2の課題として、部品点数及び組立工数が多かっ
た。すなわち、従来のパレット落下防止装置110は、
パレット受レバー112が揺動したときに樹脂ブシュ1
20,121がリンク119から外れないように、図2
1に示すように、樹脂ブシュ120,121とリンク1
19を挟んで一対のEリング125,125,126,
126が配設されていた。そのため、部品点数及び組立
工数が多く、コスト高になってしまっていた。
【0009】そこで本発明は、かかる課題を解決すべく
なされたものであり、主軸のガタつきをなくして金属同
士の衝突音や擦れ音等の騒音の発生を防止することがで
きるパレット落下防止装置を提供することを第1の目的
とし、Eリングを使用することなくリンクとブシュとの
連結が外れないようにして、部品点数及び組立工数を少
なくすることができるパレット落下防止装置を提供する
ことを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のパレッ
ト落下防止装置は、第1の課題を解決するためになされ
たものであり、パレットの昇降を支持する支柱や支柱間
の梁に対して固定する装置本体と、装置本体内に掛け渡
された主軸に揺動可能に軸支されたパレット受レバー
と、パレット受レバーを揺動させる装置本体に固定され
た駆動手段とを備え、パレットの昇降通路上に揺動が制
限された状態でパレット受レバーが突出し、上昇又は下
降するパレットの通過に伴って突出したパレット受レバ
ーを揺動させて退避させるパレット落下防止装置におい
て、主軸は、一端がかしめ加工により装置本体に対して
固定され、他端が装置本体に対して軸方向に付勢する付
勢部材に保持されていることを特徴とする。
【0011】よって、パレット受レバーは、駆動装置の
駆動により主軸を中心に揺動し、装置本体から突出又は
装置本体に退避する。このとき、主軸は、一端がかしめ
加工により隙間なく装置本体に固定され、他端が付勢部
材により軸方向に付勢されて保持されているので、パレ
ット受レバーが揺動する際に貫通孔に衝突したり擦れ合
ったりして金属音を発生することがない。また、主軸に
ローレット加工を施す必要がなく、工数を少なくしてコ
ストを下げることができる。
【0012】また、請求項2に記載する発明は、請求項
1に記載する発明であって、かしめ加工が、装置本体に
形成された貫通孔に主軸の一端を挿入した状態で貫通孔
の外周をかしめることにより行われていること、を特徴
とする。よって、上記構成を有する請求項2に記載の発
明は、請求項1に記載する発明の作用効果に加え、主軸
の一端を貫通孔に挿入して貫通孔の外周をかしめると、
装置本体が貫通孔の中心に向かって張り出して主軸をガ
タつかないように支持するので、貫通孔を精密な寸法精
度で形成する必要がなく、成形にかかるコストを下げる
ことができる。
【0013】また、請求項3に記載する発明は、請求項
1に記載する発明であって、かしめ加工が、装置本体に
形成された貫通孔に主軸の一端を挿入した状態で主軸の
一端をかしめることにより行われていること、を特徴と
する。よって、上記構成を有する請求項3に記載の発明
は、請求項1に記載する発明の作用効果に加え、主軸の
一端を貫通孔に挿入して主軸の一端をかしめると、主軸
の一端が拡径して外周を貫通孔にガタつかないように支
持されるので、貫通孔を精密な寸法精度で形成する必要
がなく、成形にかかるコストを下げることができる。
【0014】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれか1つに記載の発明であって、装
置本体に掛け渡されたパレット受レバーを保持する軸を
有し、軸は、一端がかしめ加工により装置本体に対して
固定され、他端が装置本体に対して軸方向に付勢する付
勢部材に保持されていることを特徴とする。よって、上
記構成を有する請求項4に記載する発明は、請求項1乃
至請求項3のいずれか1つに記載する発明の作用効果に
加え、パレット受レバーが、駆動装置により揺動し、軸
に当接して停止する。このとき、軸は、一端がかしめ加
工により隙間なく装置本体に固定され、他端が付勢部材
により軸方向に付勢されて保持されているので、パレッ
ト受レバーが軸に当接した際に貫通孔に衝突したり擦れ
合ったりして金属音を発生することがない。また、パレ
ット受レバーが揺動して軸から離れ、荷重が軸に急激に
作用しなくなった場合であっても、軸が貫通孔に衝突し
たり擦れ合ったりして金属音を発生することがない。
尚、軸は、装置本体から突出したパレット受レバーを保
持するように設けたり、装置本体内に退避したパレット
受レバーを保持するように設けたり、パレット落下時の
荷重を保持するように設けたりすることが好ましい。
【0015】また、請求項5に記載する発明は、請求項
4に記載する発明であって、かしめ加工が、装置本体に
形成された貫通孔に軸の一端を挿入した状態で貫通孔の
外周をかしめることにより行われていること、を特徴と
する。よって、上記構成を有する請求項5に記載の発明
は、請求項4に記載する発明の作用効果に加え、軸の一
端を貫通孔に挿入して貫通孔の外周をかしめると、装置
本体が貫通孔の中心に向かって張り出して軸をガタつか
ないように支持するので、貫通孔を精密な寸法精度で形
成する必要がなく、成形にかかるコストを下げることが
できる。
【0016】また、請求項6に記載する発明は、請求項
4に記載する発明であって、かしめ加工が、装置本体に
形成された貫通孔に軸の一端を挿入した状態で、主軸の
一端をかしめることにより行われていること、を特徴と
する。よって、上記構成を有する請求項6に記載の発明
は、請求項4に記載する発明の作用効果に加え、軸の一
端を貫通孔に挿入して軸の一端をかしめると、軸の一端
が拡径して外周を貫通孔にガタつかないように支持され
るので、貫通孔を精密な寸法精度で形成する必要がな
く、成形にかかるコストを下げることができる。
【0017】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
乃至請求項6のいずれか1つに記載の発明であって、付
勢部材が、主軸又は軸に対して着脱可能に取り付けられ
ることを特徴とする。よって、上記構成を有する請求項
7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6のいずれか1
つに記載する発明の作用効果に加え、付勢部材を容易に
着脱することができ、メンテナンスに手間がかからな
い。
【0018】また、請求項8に記載の発明は、第2の課
題を解決するためになされたものであり、パレットの昇
降を支持する支柱や支柱間の梁に対して固定する装置本
体と、装置本体に軸支されたパレット受レバーと、パレ
ット受レバーを揺動させる装置本体に固定された駆動手
段とを備え、パレットの昇降通路上に揺動が制限された
状態でパレット受レバーが突出し、上昇又は下降するパ
レットの通過に伴って突出したパレット受レバーを揺動
させて退避させるパレット落下防止装置において、パレ
ット受レバーと駆動手段のぞれぞれに突設された支軸を
挿し通される貫通孔が形成された連結棒と、連結棒とパ
レット受レバー又は駆動手段との間に配設され、貫通孔
より大径の端面に軸方向のスリットが形成された樹脂部
材と、樹脂部材及び連結棒の脱落を防止する支軸に取り
付けられた係止部材とを有することを特徴とする。
【0019】よって、請求項8に記載の発明は、樹脂部
材の端部外周を中心方向に加圧すると、スリットが閉じ
られて、樹脂部材の端部外周が小径になる。その状態
で、樹脂部材の端部を連結棒の貫通孔に挿通して樹脂部
材への加圧を解除すると、樹脂部材のスリットが開き、
樹脂部材の端部が連結棒の貫通孔に係止される。そし
て、このように樹脂部材を装着された連結棒の貫通孔に
支軸を挿通し、樹脂部材をパレット受レバー又はプラン
ジャに当接させた状態で係止部材を支軸に取り付ける。
そのため、請求項8に記載の発明は、樹脂部材が連結棒
に対して脱落しないように取り付けられるので、樹脂部
材と連結棒を係止部材で挟んだ状態で支軸に取り付ける
必要がなく、部品点数及び組立工数を減らして、コスト
を下げることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパレット落下
防止装置の一実施の形態について図面を参照して以下に
説明する。本実施の形態のパレット落下防止装置も、前
記従来例のものと同様図22に示す昇降式立体駐車装置
に使用され、そのパレット102の落下を防止するた
め、パレット落下防止装置110と同位置に取り付けら
れるものである。図1に示すように、パレット落下防止
装置1は、従来例のものと同様装置本体2に対してパレ
ット受レバー3が軸支され、そのパレット受レバー3を
揺動させるソレノイド4が一体に組み立てられたもので
ある。装置本体2は、天板10にコの字形に折り曲げら
れた枠体11が溶接接続されて一体になったものであ
り、その天板10を貫通するボルト13,13によって
昇降式立体駐車設備の梁103に下から吊すようにして
取り付けられる(図22参照)。
【0021】そして、枠体11の平行な両方の側面11
B,11C間にかけて後述する主軸15が固定され、そ
の主軸15に軸受16を介してパレット受レバー3が軸
支されている。更に、図2及び図3に示すように、枠体
11の中面11Aには、こうして軸支されたパレット受
レバー3が揺動して出入りするための窓11aが形成さ
れている。ここで、軸受16は、パレット受レバー3又
は側面11B,11Cと擦れて騒音を発生しないよう
に、例えば、ガラス繊維を25%含むガラス繊維強化樹
脂により成形され、その外周には、パレット受レバー3
が図3に示すパレットの通過可能状態から図2に示すパ
レットの落下防止状態に復帰する際の復帰力を助勢する
復帰コイル17が巻回されている。ソレノイド4は、天
板10に垂設されてプランジャ18が下に突き出してお
り、不図示のコイルへの通電/非通電によってプランジ
ャ18が上下動するよう構成されている。更に詳しく
は、プランジャ18は、不図示の付勢部材によって常時
下方に引っ張られて下降した位置にあり、通電時にその
引張力に抗して上昇するよう構成されいている。
【0022】こうしたパレット受レバー3とソレノイド
4のプランジャ18とは、リンク19,19を介して連
結されている。リンク19,19は、段付きの細長い金
属プレートであって、パレット受レバー3を挟むように
両側に配置され、一端がパレット受レバー3に、そして
他端がプランジャ18に軸支されている。リンク19,
19をパレット受レバー3及びプランジャ18に軸支し
た支軸20,21にはリンク19,19との間に後述す
るブシュ22,22,23,23がはめ込まれ、金属同
士の擦れ音を発生させないようになっている。
【0023】また、パレット受レバー3を貫通した支軸
20には、ゴムローラ24,24が保持されている。こ
のゴムローラ24,24は、パレット受レバー3の突出
側の揺動を制限すべく、窓11aが形成された枠体11
の中面11Aに当たるようにしたものである。一方、枠
体11内には、パレット受レバー3の退避側の揺動を制
限するための停止棒25が側面11B,11C間に固定
されている。停止棒25には、衝突時の衝撃音を抑える
ための減音部材としてゴムパイプ26がはめられてい
る。
【0024】そして、こうした本実施の形態のパレット
落下防止装置1は、装置本体2と主軸15又は停止棒2
5との連結構造、及び、リンク19,19とパレット受
レバー3又はプランジャ18との連結構造に特徴を有し
ている。以下に、これらの特徴について具体的に説明す
る。
【0025】図1に示すように、パレット受レバー3
は、主軸15が挿通される貫通孔3aが形成され、その
貫通孔3aに嵌め合わされた軸受16に主軸15が挿し
通されている。そして、対向する側面11B,11Cに
は、対称位置に径の異なる貫通孔11b,11cが形成
され、主軸15の両端は貫通孔11b,11cに保持さ
れている。すなわち、図5に示すように、主軸15の一
端は、主軸15より大径に形成された側面11Bの貫通
孔11bに挿通され、図4に示すように、貫通孔11b
の周囲が等間隔に4箇所Pを外側からポンチでかしめら
れている。このかしめ加工により側面11Bが貫通孔1
1bの中心に向かって張り出すため、主軸15の一端は
側面11Bにより外周を固定されることになる。
【0026】一方、主軸15の他端には、側面11Cの
貫通孔11cと略同径の段差が形成されている。そし
て、主軸15の他端は、段差が側面11Cに当接するよ
うに貫通孔11cにはめ込まれる。このとき、主軸15
の端部は、貫通孔11cから突き出し、その突き出した
部分には、Eリング31を嵌め合わせるための環状溝1
5aが形成されている。Eリング31は、図8に示すよ
うに、主軸15を軸方向へ付勢するためにバネ材を弓状
に成形したものであり、このEリング31の弾性変形を
許容するだけの幅が環状溝15aに確保されている。ま
た、Eリング31は、図7に示すように、着脱を容易な
らしめるために一方に開口し、主軸15を支持する支持
部31aが3箇所に設けられている。
【0027】また、図1に示すように、停止棒25は、
対向する側面11B,11Cの対称位置に形成された径
の異なる貫通孔11d,11eに両端を保持されてい
る。すなわち、図6に示すように、停止棒25の一端
は、停止棒25より大径に形成された側面11Bの貫通
孔11dに挿通され、図4に示すように、貫通孔11d
の周囲が等間隔に4箇所Pを外側からポンチでかしめら
れている。このかしめ加工により側面11Bが貫通孔1
1dの中心に向かって張り出すため、停止棒25の一端
は側面11Bにより外周を固定されることになる。
【0028】一方、停止棒25の他端には、図6に示す
ように、側面Cの貫通孔11eと略同径の段差が形成さ
れている。そして、停止棒25の他端は、段差が側面1
1Cに当接するように貫通孔11eにはめ込まれる。こ
のとき、停止棒25の端部は、貫通孔11eから突き出
し、その突き出した部分には、Eリング32を嵌め合わ
せるための環状溝25aが形成されている。Eリング3
2は、図8に示すように、停止棒25を軸方向へ付勢す
るようにバネ材を弓状に成形したものであり、このEリ
ング32の弾性変形を許容するだけの幅が環状溝25a
に確保されている。また、Eリング32は、図7に示す
ように、着脱を容易にならしめるために一方に開口し、
停止棒25を支持する支持部32aが3箇所に設けられ
ている。
【0029】次に、リンク19,19とパレット受レバ
ー3又はプランジャ18との連結構造について説明す
る。リンク19の両端には、図9に示すように、樹脂ブ
シュ22,23が装着される貫通孔19a,19bが形
成されている。樹脂ブシュ22(23)は、ガラス繊維
を25%含むガラス繊維強化樹脂からなり、図11及び
図12に示すように、リンク19とパレット受レバー3
(プランジャ18)との間に配設される環状の狭持部2
2a(23a)を備えている。狭持部22a(23a)
は、貫通孔19a(19b)より大径をなし、貫通孔1
9a(19b)に挿通される円筒形状の挿通部22b
(23b)が同軸上に突設されている。挿通部22b
(23b)は、先端部に貫通孔19a(19b)より大
径をなして貫通孔19a(19b)に係止される係止部
22c(23c)が設けられ、係止部22c(23c)
の径を変化させるように、係止部22c(23c)の先
端部から軸方向にスリット22d(23d)が複数形成
されている。
【0030】このような樹脂ブシュ22(23)は、係
止部22c(23c)の外周を加圧してスリット22d
(23d)を閉じた状態で挿通部22b(23b)をリ
ンク19の貫通孔19a(19b)に挿通し、係止部2
2c(23c)への加圧を解除してスリット22d(2
3d)を開き、係止部22c(23c)をリンク19の
貫通孔19a(19b)に係止させる。これにより、図
10に示すように、樹脂ブシュ22(23)は、リンク
19に対して狭持部22a(23a)と係止部22c
(23c)により係止されるため、リンク19からはず
れないように装着される。
【0031】そして、このように樹脂ブシュ22,23
を装着されたリンク19は、貫通孔19aにパレット受
レバー3の支軸20が挿通され、貫通孔19bにプラン
ジャ18の支軸21が挿通される。支軸20,21の両
端には、不図示の環状溝が形成され、その環状溝にEリ
ング33,34を嵌め合わせることにより、樹脂ブシュ
22,23を装着されたリンク19の脱落が防止されて
いる。
【0032】続いて、パレット落下防止装置1の動作に
ついて説明する。パレット落下防止装置1は、自動車1
07を載せたパレット102が上昇する場合には(図2
2参照)、図3に示すようにパレット受レバー3を垂直
に立てて退避させ、パレット102が図22に示す位置
にまで上昇したところで図2に示すようにパレット受レ
バー3を傾かせて落下防止状態とする。また、パレット
102が下降する際にも、図3に示すようにパレット受
レバー3を再び垂直に立てて、一旦退避させてパレット
102を通過させる。このようなパレット落下防止装置
1の具体的動作は、次のようにして行われる。
【0033】パレット落下防止装置1は、ソレノイド4
への通電が切られている場合、プランジャ18は下方へ
引っ張られて降りた状態で、図2に示すようにパレット
受レバー3が傾き、枠体11の窓11aから突き出さ
れ、パレット102の昇降通路上に配置されている。そ
こで、パレット102が自動車を載せて上昇する場合、
パレット落下防止装置1は、パレット102の通過前の
タイミングでパレット受レバー3が揺動して図3に示す
位置に退避する。これは、ソレノイド4への通電によっ
てプランジャ18が引き上げられ、それに伴いリンク1
9,19を介してパレット受レバー3が揺動して枠体1
1内に引き入れられる。パレット受レバー3が退避する
とき、勢い良く揺動して停止棒25に当てられるが、そ
の際、ゴムパイプ26で衝撃が吸収されて衝撃音が抑え
られる。
【0034】またこのとき、停止棒25は、一端が側面
11Bの貫通孔11dにかしめ固定され、他端が側面1
1Cの貫通孔11eにEリング32で軸方向に付勢され
た状態で保持されているため、パレット受レバー3が勢
い良く停止棒25に当たっても、貫通孔11d,11e
内でガタついて衝突音や擦れ音等の金属音を発生させな
い。そして、停止棒25は、Eリング32を弾性変形さ
せて軸方向へ移動可能なため、パレット受レバー3の衝
突に伴って側面11B,11Cとの連結部分に作用する
力が最小限に留められる。
【0035】パレット受レバー3の退避はリミットスイ
ッチ27によって検出され、その信号が昇降式立体駐車
設備の制御部へと送信されてパレット102が上昇可能
な状態か否かが確認される。こうして、パレット受レバ
ー3が垂直状態となってパレット102の昇降通路上に
あった先端部分が進路をあけることで、上昇するパレッ
ト102との干渉が回避される。そして、パレット10
2が上昇してパレット落下防止装置1を通過すると、ソ
レノイド4への通電が切られ、プランジャ18が下がっ
てパレット受レバー3が図3の状態から図2の状態へと
揺動する。このときパレット受レバー3は、ゴムローラ
24,24が枠体11の中面11Aに衝突して図2の傾
きで止められる。こうしたパレット落下防止状態は、リ
ミットスイッチ27からの信号送信が断たれたことで確
認される。尚、パレット受けレバー3が図3の状態から
図2の状態へと揺動すると、荷重が停止棒25に急激に
作用しなくなるが、停止棒25は、一端がかしめ固定さ
れて他端がEリング32にで軸方向に付勢されているの
で、貫通孔11d,11e内でガタついて衝突音や擦れ
音等の金属音を発生させない。
【0036】このようにパレット受レバー3は、軸受1
6,16を介して主軸15を中心に、図2に示すパレッ
トの落下防止状態と図3に示すパレットの通過可能状態
とに揺動する。その際、主軸15はラジアル方向の力を
受けるが、一端が側面11Bの貫通孔11bにかしめ固
定され、他端が側面11Cの貫通孔11cにEリング3
1で付勢された状態で保持されるため、軸受16内でガ
タついて衝突音や擦れ音等の金属音を発生させることが
ない。
【0037】そして、以上のようなパレット102及び
自動車107の昇降は、図示しない昇降駆動手段によっ
て行われ、そのチェーン等によって支えられている。図
22に示すように1台目の自動車107が持ち上げられ
れば、その下にできた空間に2台目の自動車108を入
れた立体駐車が行われる。そして、このような立体駐車
中に万一チェーンが切れる等して昇降駆動手段の支えが
無くなった場合にでも、梁103に設けられた各パレッ
ト落下防止装置1,1…によって、パレット102及び
自動車107の落下が防止できる。即ち、チェーンが切
れる等して支えを失ったパレット102は、その直下に
突き出されているパレット受レバー3へ当たり、そのパ
レット受レバー3が窓11aの下部に当てられて揺動が
規制され、パレット102及び自動車107が梁103
に固定されたパレット落下防止装置1,1…に支えられ
る。この場合において、主軸15は、パレット受レバー
3を介してラジアル方向への強い力を受けるが、Eリン
グ31により軸方向へ移動可能なため、側面11B,1
1Cとの連結部分に作用する力が最小限に留められる。
【0038】一方、何の問題もなくパレット102上の
自動車107を降ろす場合には、図2に示す落下防止状
態から再び図3に示すようにパレット受レバー3が退避
し、パレット102の下降を可能にする。このときも、
リミットスイッチ27によってパレット102が下降可
能な状態が確認される。そこで、昇降式立体駐車設備の
昇降駆動手段によってパレット102が降ろされ、パレ
ット102が通過したところでソレノイド4への通電が
切られ、パレット落下防止装置1は、図2に示す状態に
戻る。
【0039】よって、本実施の形態のパレット落下防止
装置1によれば、主軸15の一端を側面11Bの貫通孔
11bに対してかしめ固定し、他端を側面11Cの貫通
孔11cにEリング31で軸方向へ付勢された状態で保
持するよう構成したので、パレット受レバー3が揺動す
る際に主軸15が軸受16内でガタついて衝突音や擦れ
音等の金属音を発生させることがなく、騒音を抑えるこ
とができるようになった。また、主軸15が軸方向へ移
動可能なので、主軸15と側面B,Cとの連結部分に作
用する力を最小限にすることができ、繰返応力を向上さ
せることができた。また、停止棒25の一端を側面11
Bの貫通孔11dに対してかしめ固定し、他端を側面1
1Cの貫通孔11eにEリング32で軸方向へ付勢され
た状態で保持するよう構成したので、パレット受レバー
3が当たったり離間する際に停止棒25が貫通孔11
d,11e内でガタついて衝突音や擦れ音等の金属音を
発生させることがなく、騒音を抑えることができるよう
になった。また、停止棒25が軸方向へ移動可能なの
で、停止棒25と側面B,Cとの連結部分に作用する力
を最小限にすることができ、繰返応力を向上させること
ができた。
【0040】また、主軸15又は停止棒25にローレッ
ト加工を施す必要がないので、加工数を減らしてコスト
ダウンを図ることができた。また、貫通孔11b,11
dに主軸15又は停止棒25を挿入してかしめるだけで
主軸15又は停止棒25をガタつかせずに支持できるの
で、貫通孔11b,11dを精密な寸法で形成する必要
がなく、成形にかかるコストを下げることができた。そ
の上、主軸15及び停止棒25を貫通孔11b,11d
に圧入する必要がないので、主軸15と貫通孔11b又
は停止棒25と貫通孔11dの寸法が合わないことによ
る不良品の数を少なくして歩留まり率を向上させること
ができた。また、Eリング31,32は、主軸15等を
取り外さなくても着脱することができるので、メンテナ
ンスの負担を軽くすることができた。
【0041】さらに、樹脂ブシュ22,23にスリット
21d,22dを形成して、リンク19から外れないよ
うに構成したので、樹脂ブシュ22,23がリンク19
から外れないようにリンク19と樹脂ブシュ22,23
をEリングで挟んだ状態で支軸20,21に固定する必
要がない。そのため、Eリングの数を減らして部品点数
を減少させ、組立工数を少なくすることができるように
なった。
【0042】以上、本発明に係るパレット落下防止装置
の一実施の形態について説明したが、本発明はこれに限
定されるわけではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様
々な変更が可能である。 (1)例えば、上記実施の形態では、側面11B,11
Cの貫通孔11b,11dの周囲をポンチでかしめて、
装置本体2をかしめたが、主軸15又は停止棒25をか
しめるようにしてもよい。具体的には、例えば、図13
に示すように、主軸(又は停止棒)45の端部側面に十
字パンチで切り込みを入れ、図14に示すように、プレ
ス機等で切り込みを外径方向へ押し広げて主軸(又は停
止棒)45の端部を拡径させ、主軸(又は停止棒)45
と側面11Bの貫通孔11bとの隙間をなくしてもよ
い。また、このとき、十字パンチで切り込みをいれるの
ではなく、図15に示すように主軸55の端部側面に所
定の深さのザグリ55aを形成し、外周をプレス機等で
かしめて主軸55の端部を拡径させてもよい。また、例
えば、図16に示すように、枠体11の貫通孔11b
(11d)と主軸15(又は停止棒25)との間に樹脂
又はゴム製の係止部材65を挟み、主軸(又は停止棒)
65と側面11Bの貫通孔11b(11d)との衝突音
や擦れ音等の金属音を防止するようにしてもよい。 (2)また、例えば、上記実施の形態では、主軸15及
び停止棒25を付勢する付勢部材として金属製のEリン
グ31,32を使用したが、ゴムやコイルバネ等の弾性
力を有するものであればよい。また、形状もC形や円筒
形等に変更してもよい。 (3)また、例えば、上記実施の形態では、リンク1
9,19の脱落を防止する係止部材としてEリング3
3,34を使用したが、これに限定されず、Cリング等
を使用してもよい。 (4)また、例えば、上記実施の形態では、退避したパ
レット受レバー3を保持するように停止棒25を枠体1
1の開口部側に設けたが、突出したパレット受レバー3
を保持するように或いはパレット落下時の荷重を保持す
るように停止棒25を枠体11の窓11a付近に設ける
ようにしてもよい。
【0043】
【発明の効果】本発明は、主軸の一端をかしめ加工によ
り装置本体に対して固定し、他端を装置本体に対して軸
方向に付勢する付勢部材で保持するので、主軸が装置本
体との連結部分でガタつかず、金属同士の衝突音や擦れ
音等の騒音の発生を防止することができる。
【0044】また、本発明は、パレット受レバーと駆動
手段のぞれぞれに突設された支軸を挿し通される貫通孔
が形成された連結棒と、連結棒とパレット受レバー又は
駆動手段との間に配設され、貫通孔より大径の端面に軸
方向のスリットが形成された樹脂部材と、樹脂部材及び
連結棒の脱落を防止する支軸に取り付けられた係止部材
とを有するので、Eリングを使用しなくてもリンクとブ
シュとの連結が外れないようになり、部品点数及び組立
工数を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態において、パレット落下
防止装置の内部背面図である。
【図2】同じく、パレットの落下防止状態のパレット落
下防止装置の内部側面図である。
【図3】同じく、パレットの通過可能状態のパレット落
下防止装置の内部側面図である。
【図4】同じく、図1のパレット落下防止装置を矢印A
方向から見た正面図である。
【図5】同じく、装置本体と主軸の連結構造を示す図で
ある。
【図6】同じく、装置本体と停止棒の連結構造を示す図
である。
【図7】同じく、Eリングの平面図である。
【図8】同じく、図7のB−B断面図である。
【図9】同じく、樹脂ブシュを装着されたリンクの平面
図である。
【図10】同じく、図9の側面図である。
【図11】同じく、樹脂ブシュの平面図である。
【図12】同じく、図11のC−C断面図である。
【図13】本発明に係るパレット落下防止装置の第1変
更例であって、主軸の端部側面図である。
【図14】本発明に係るパレット落下防止装置の第1変
更例であって、装置本体と主軸の連結構造を示す図であ
る。
【図15】本発明に係るパレット落下防止装置の第2変
更例であって、主軸の端部側面図である。
【図16】本発明に係るパレット落下防止装置の第3変
更例であって、装置本体と主軸の連結構造を示す図であ
る。
【図17】従来のパレット落下防止装置における装置本
体と主軸の連結構造を示す図である。
【図18】従来のパレット落下防止装置のパレットの落
下防止状態の内部側面図である。
【図19】従来のパレット落下防止装置のパレットの通
過可能状態の内部側面図である。
【図20】図18のパレット落下防止装置を矢印D方向
から見た正面図である。
【図21】従来のパレット落下防止装置のリンクとパレ
ット受レバー又はプランジャとの連結構造を示す図であ
る。
【図22】昇降式立体駐車装置の一例の概略を示した図
である。
【符号の説明】
1 パレット落下防止装置 2 装置本体 3 パレット受レバー 4 ソレノイド 11b,11d 貫通孔 15 主軸 19 リンク 19a,19b 貫通孔 20,21 支軸 22,23 樹脂ブシュ 22d,23d スリット 31,32,33,34 Eリング 25 停止棒

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレットの昇降を支持する支柱や支柱間
    の梁に対して固定する装置本体と、前記装置本体内に掛
    け渡された主軸に揺動可能に軸支されたパレット受レバ
    ーと、前記パレット受レバーを揺動させる装置本体に固
    定された駆動手段とを備え、パレットの昇降通路上に揺
    動が制限された状態でパレット受レバーが突出し、上昇
    又は下降するパレットの通過に伴って突出したパレット
    受レバーを揺動させて退避させるパレット落下防止装置
    において、 前記主軸は、一端がかしめ加工により前記装置本体に対
    して固定され、他端が前記装置本体に対して軸方向に付
    勢する付勢部材に保持されていることを特徴とするパレ
    ット落下防止装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するパレット落下防止装
    置であって、 前記かしめ加工が、前記装置本体に形成された貫通孔に
    前記主軸の一端を挿入した状態で前記貫通孔の外周をか
    しめることにより行われていること、を特徴とするパレ
    ット落下防止装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載するパレット落下防止装
    置であって、 前記かしめ加工が、前記装置本体に形成された貫通孔に
    前記主軸の一端を挿入した状態で前記主軸の一端をかし
    めることにより行われていること、を特徴とするパレッ
    ト落下防止装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに
    記載するパレット落下防止装置であって、 前記装置本体に掛け渡されたパレット受レバーを保持す
    る軸を有し、 前記軸は、一端がかしめ加工により前記装置本体に対し
    て固定され、他端が前記装置本体に対して軸方向に付勢
    する付勢部材に保持されていることを特徴とするパレッ
    ト落下防止装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載するパレット落下防止装
    置であって、 前記かしめ加工が、前記装置本体に形成された貫通孔に
    前記軸の一端を挿入した状態で前記貫通孔の外周をかし
    めることにより行われていること、を特徴とするパレッ
    ト落下防止装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載するパレット落下防止装
    置であって、 前記かしめ加工が、前記装置本体に形成された貫通孔に
    前記軸の一端を挿入した状態で、前記主軸の一端をかし
    めることにより行われていること、を特徴とするパレッ
    ト落下防止装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか1つに
    記載するパレット落下装置であって、 前記付勢部材が、前記主軸又は前記軸に対して着脱可能
    に取り付けられることを特徴とするパレット落下防止装
    置。
  8. 【請求項8】 パレットの昇降を支持する支柱や支柱間
    の梁に対して固定する装置本体と、前記装置本体に軸支
    されたパレット受レバーと、前記パレット受レバーを揺
    動させる装置本体に固定された駆動手段とを備え、パレ
    ットの昇降通路上に揺動が制限された状態でパレット受
    レバーが突出し、上昇又は下降するパレットの通過に伴
    って突出したパレット受レバーを揺動させて退避させる
    パレット落下防止装置において、 前記パレット受レバーと前記駆動手段のぞれぞれに突設
    された支軸を挿し通される貫通孔が形成された連結棒
    と、 前記連結棒と前記パレット受レバー又は前記駆動手段と
    の間に配設され、前記貫通孔より大径の端面に軸方向の
    スリットが形成された樹脂部材と、 前記樹脂部材及び前記連結棒の脱落を防止する前記支軸
    に取り付けられた係止部材とを有することを特徴とする
    パレット落下防止装置。
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