JP2018090215A - 車両のキャブの支持構造 - Google Patents

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陵博 関内
Takahiro Sekiuchi
陵博 関内
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Abstract

【課題】車両が衝突した際に、キャブを車体フレームに支持する前部マウントの上昇を抑えてキャブ側のアンダーフレームの折れ曲がりを防止でき、これにより、キャブ内の運転室空間が狭くなることを防止できる車両のキャブの支持構造を提供する。【解決手段】キャブ3の前方を前部マウント5を介して車両フレーム2に搭載する車両のキャブの支持構造1において、前部マウントの近傍に、車両の左右方向に軸方向を持つ回転軸11と、この回転軸回りに回動可能な回動部材12とを有するストッパー10を備えると共に、ストッパーの回転軸をキャブの下部フレーム31に設けられた軸受部31aで支持すると共に、回動部材を、キャブが受ける衝撃力Fを受ける受力部12aと、この受けた衝撃力を下方向の力に変換する力方向変換部12b,11,12cと、前部マウントの第2ブラケット54の上昇を抑える上昇抑制部12cとを有して形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両のキャブの前部が前部マウントを介して車体フレームに固定されている車両のキャブの支持構造に関する。
トラック等の車両においては、エンジンの上にキャブ(運転室)があるキャブオーバ型の構造を採用していることがある。このキャブオーバ型の例としては、例えば、シャシフレーム(車両フレーム)にキャブのフロントマウントが取り付けられて、シャシフレームの前部にトーションバーレバーを介してキャブフロアレールを支持するキャブマウントブラケットを設けて、このキャブマウントブラケットの後方側のシャシフレーム上にストッパを設置して、キャブマウントブラケットの後方移動を抑えるキャブオーバ車両の衝突安全装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−170940号公報
ところで、上記のキャブオーバ車両の衝突安全装置においては、トーションバーのスプリング機構によってシャシフレームからキャブに伝達される振動を緩衝しているが、キャブの4隅をサスペンションとショックアブソーバーを有する前部マウントと後部マウントを介して車両フレームに支持してキャブに伝達される振動を軽減している構造の車両がある。
この車両が他の車両などと衝突した場合に、前部マウント部材が上昇してキャブのアンダーフレームに折れ曲りが生じて、ダッシュボードと運転席のシートとが接近する変形が生じてしまい、キャブ内の運転室空間が狭くなってしまう可能性が考えられる。
本発明の目的は、車両が衝突、特に前面衝突した際に、キャブを車体フレームに支持する前部マウント部材の上昇を抑えてキャブ側のアンダーフレームの折れ曲がりを防止でき、これにより、キャブ内の運転室空間が狭くなることを防止できる車両のキャブの支持構造を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の車両のキャブの支持構造は、キャブの前部を前部マウントを介して車両フレームに支持する車両のキャブの支持構造において、前記前部マウントの近傍に、車両の左右方向に軸方向を持つ回転軸と、この回転軸回りに回動可能な回動部材とを有するストッパーを備えると共に、前記回転軸を、前記キャブの下部フレームに設けられた軸受部で支持し、前記回動部材を、前記キャブが受ける衝撃力を受ける受力部と、この受けた衝撃力を下方向の力に変換する力方向変換部と、前部マウント部材の上昇を抑える上昇抑制部とを有して形成していることを特徴とする。
本発明の車両のキャブの支持構造によれば、車両が前面衝突した際に、ストッパーの受力部に加わった衝撃力を前部マウント部材に対する上昇抑制力として利用することができ、前部マウント部材の上昇を抑えてキャブ側のアンダーフレームの折れ曲がりを抑制でき、キャブ内の運転室空間が狭くなることを防止できる。
本発明に係る実施の形態の車両のキャブの支持構造を示す図である。 図1のストッパーの構成を示す図である。 図2のストッパーを別の角度から見た図である。 比較例における車両のキャブの支持構造を示す図である。 図4の比較例における前面衝突の際の変化を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態の車両のキャブの支持構造について、図面を参照しながら説明する。図1に示すように、この本発明に係る車両のキャブの支持構造1は、キャブ3の4隅に設けた前部マウント5と後部マウント6を介して車両フレーム2に搭載する車両のキャブの支持構造を備えている。なお、ここでの方向は車両を基準としている。つまり、上方とは車両の上方であり、前方は車両の前方である。また、ストッパーにおける方向も車両に取り付けたときの車両方向を基準にしている。
この前部マウント5は、エアサスペンションやコイルスプリングサスペンションなどで形成されるサスペンション51とショックアブソーバー52を有している。この前部マウント5の近傍に、車両の左右方向に軸方向を持つ回転軸11と、この回転軸11回りに回動可能な回動部材12とを有するストッパー10を備える。
図1〜図3に示すように、このストッパー10の回転軸11を、キャブ3の下部フレーム31に設けられた軸受部31aで支持する。この回転軸11と軸受部31aは、通常走行時においては回動部材12が自由には回転しないが、車両が前面から衝撃力Fを受けたときには回動方向Raに回動可能な構成とする。例えば、回転軸11をボルト11aで形成し、このボルト11aを軸受部31aに挿入してナット11bなどで固定する構成としてもよい。この通常走行時においては回動部材12を自由に回転させない構成により、通常走行時に回動部材12が回動して第2ブラケット(前部マウント部材)54の前端の上側54bに当たることを防止する。
この回動部材12を、キャブ3が受ける衝撃力Fを受ける受力部12aと、この受けた衝撃力Fを下方向の力Pに変換する力方向変換部と、前部マウント5の第2ブラケット54の上昇を抑える上昇抑制部12cとを有して形成する。
この回動部材12は、例えば、図2及び図3に示すように、上方側に延びる受力部12aと前後方向に延びる中間部12bと下方側に延びる上昇抑制部12cとから形成される。この受力部12aは中間部12bの前端側を上方に延ばした形状に形成されており、この中間部12bと上昇抑制部12cの接続部位に回転軸11が配置されている。この受力部12aはその前方側で衝撃力Fを受けるが、この受力部12aの衝撃力Fを受ける部位は、回動部材12を回動させるために回転軸11よりも上側に位置している必要がある。
この回動部材12は、必ずしも、図2及び図3に示すような形状である必要は無く、衝撃力Fを受ける受力部12aと、この受力部12aで受けた衝撃力Fを利用して、受力部12aで受けた水平方向の衝撃力Fを下方向に変換する力方向変換部(回転軸11と中間部12bと上昇抑制部12cに相当)と、第2ブラケット54の前端側の上昇を抑える上昇抑制力Pを発生する上昇抑制部12cを有していればよい。
また、図1に示すように、この回動部材12は、車両の衝突時にキャブ3が受ける衝撃力Fを受けて、第2ブラケット54がボルト締結箇所54aを回転軸にして回動して、第1ブラケット53との関係で口開きしないように、第2ブラケット54の前端の上側54bの上昇を抑える「つっかい棒」の役割を果たす部材である。
このストッパー10は、図1に示すように、サスペンション51とショックアブソーバー52の近傍で、これらの上側を支持する第2ブラケット54の前端の上側54bとの間に隙間Sを有して、上昇抑制部12cの下端部が配置されるように、ストッパー10の回転軸11をキャブ3側の下部フレーム31の軸受部31aに回動可能に支持する。
この隙間Sを設けることにより、通常走行時に、路面形状に応じて車両が上下揺れした際に、車体フレーム21の振動が前部マウント用ブラケット21aを介して伝達されたときに、この振動をサスペンション51とショックアブソーバー52の伸縮により軽減するが、この振動軽減時に、ストッパー10の上昇抑制部12cの下端部が第2ブラケット54の上側に当たらないようにする。その一方で、この隙間Sの大きさは、前面衝突して衝撃力Fがストッパー10に加わったときに、上昇してくる第2ブラケット54の前端の上側54bに当たって「つっかい棒」の役割を果たすことができる大きさとする必要がある。
この構成によれば、キャブ3の衝突時に衝撃力Fによってストッパー10により力の方向転換をして、衝撃力Fを前部マウント5の第2ブラケット(部材)54を下方に押す力Pに変換する。これにより、前部マウント5の第2ブラケット54の上昇を防止し、キャブ3の下部フレーム31の折れ曲がりを抑制する。
上記の構成をした本発明に係る実施の形態の車両のキャブの支持構造1に対して、図4に示すような、キャブ3をサスペンション51とショックアブソーバー52を有する前部マウント5と後部マウント6で4隅を車両フレームに固定支持している、比較例の車両のキャブの支持構造1Xと比較しつつ、実施の形態の車両のキャブの支持構造1のメリットを説明する。
この比較例の車両のキャブの支持構造1Xを備えた車両が他の車両などと前面衝突した場合に、図5に示すように、キャブ3側の前部マウント5が押し込まれて、コの字形状を形成していた第1ブラケット53と第2ブラケット54のうちの、第2ブラケット54の前側が上方(回動方向R)に回動して、この開口方向Aの口開きにより、キャブ3の下部フレーム31の破損部分Cの部分(図4ではX−Xの部分)に折れ曲りが生じて、ダッシュボードと運転席のシートとが接近する変形が生じてしまう。
つまり、比較例の車両のキャブの支持構造1Xを備えた車両が正面から衝突した際に、キャブ3に対して衝撃力Fが加わると、サスペンション51とショックアブソーバー52が破断して、ボルト締結箇所54aを回転軸にして第2ブラケット54が回動し、前部マウント用ブラケット21aを押し付けて、前部マウント5に口開きが生じる。これに伴い、キャブ3は後方に移動し、この移動の結果、前部マウント5に持ち上がりが生じて、キャブ3の下部フレーム31がキャブ床面(キャブフロワー)32と共に折れ曲がり、キャブ3内の運転手のスペースを圧迫する。
これに対して、上記の構成の本発明に係る実施の形態の車両のキャブの支持構造1によれば、この車両のキャブの支持構造1を備えた車両が衝突、特に前面衝突した際に、ストッパー10の受力部12aに加わった衝撃力Fを第2ブラケット54の前端部に対する上昇抑制力Pとして利用することができ、前部マウント5の第2ブラケット54の前端部の上昇を抑えることができるので、キャブ3側の下部フレーム31の折れ曲がりを抑制でき、キャブ3内の運転室空間33が狭くなることを防止できる。
1、1X 車両のキャブの支持構造
2 車体
3 キャブ
5 前部マウント
6 後部マウント
10 ストッパー
11 回転軸
12 回動部材
12a 受力部
12b 中間部
12c 上昇抑制部
21 車体フレーム(シャーシ)
21a 前部マウント用ブラケット
31 下部フレーム(アンダーフレーム)
31a 軸受
32 キャブの床板(アンダーパネル)
33 運転室空間
51 サスペンション
52 ショックアブソーバー
53 第1部材(第1ブラケット)
54 第2部材(第2ブラケット)
54a ボルト締結部
54b 第2ブラケットの前端の上側
A 開口方向
C 破損部分
F 衝撃力
R 第2ブラケットの回動方向
Ra 回動部材の回動方向
P 上昇抑制力
S 隙間

Claims (3)

  1. キャブの前部を前部マウントを介して車両フレームに支持する車両のキャブの支持構造において、
    前記前部マウントの近傍に、車両の左右方向に軸方向を持つ回転軸と、この回転軸回りに回動可能な回動部材とを有するストッパーを備えると共に、
    前記回転軸を、前記キャブの下部フレームに設けられた軸受部で支持し、
    前記回動部材を、前記キャブが受ける衝撃力を受ける受力部と、この受けた衝撃力を下方向の力に変換する力方向変換部と、前部マウント部材の上昇を抑える上昇抑制部とを有して形成していることを特徴とする車両のキャブの支持構造。
  2. 前記回動部材を、車両上方側に延びる受力部と車両前後方向に延びる中間部と車両下方側に延びる上昇抑制部とから形成し、前記回転軸を前記中間部と前記上昇抑制部との接続部位に配置している請求項1に記載の車両のキャブの支持構造。
  3. 前記前部マウント部をサスペンションとショックアブソーバーを備えて構成し、
    前記ストッパーを、前記サスペンションと前記ショックアブソーバーの近傍に設けると共に、前記回動部材の下端部と、前記サスペンションと前記ショックアブソーバーの少なくとも一方の上側を支持する前記前部マウント部材の上側との間に、隙間Sを有して、前記ストッパーを配置している請求項1または2に記載の車両のキャブの支持構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113371076A (zh) * 2021-06-01 2021-09-10 东风柳州汽车有限公司 一种车头结构及汽车

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