JP4045527B2 - ブレーキペダル装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両に用いられるブレーキペダル装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は、自動車の車室内の運転席前方位置に配設される従来のブレーキペダル装置を示すものであって、このブレーキペダル装置は、運転者の踏力でブレーキを作動させる吊り下げ式のブレーキペダル51を備えている。このブレーキペダル51は、運転者がブレーキをかける時に踏むブレーキペダルプレート(ペダル踏面)52と、このブレーキペダルプレート52を下端に有しかつ上下方向に沿って延びるように配置されるブレーキペダルアーム53とから構成されている。そして、ブレーキペダルアーム53の上端部が、開口部を下向きに配置された断面ほぼコ字状のブレーキペダルブラケット54にブレーキペダルシャフト55を介して回動可能な状態で取付けられている。また、ブレーキペダルアーム53とブレーキペダルブラケット54との間にリターンスプリング(図示せず)が架設されており、このリターンスプリングの付勢力にてブレーキペダル51がブレーキペダルシャフト55を中心に復動方向(図8において矢印α方向)に常時付勢されている。
【0003】
なお、上述のブレーキペダルブラケット54の前端部54aは、エンジンルーム58と車室59とを仕切るダッシュパネル60にブレーキブースタ(図示せず)と一緒に共締固定されている。そして、ブレーキペダルブラケット54の後方上部54bは、ダッシュパネル60の後方上部に取付けられた取付ブラケット等にボルト締め(締付固定)されている。
【0004】
また、上述のブレーキブースタ61のプッシュロッド(操作ロッド)65は車室59内に突出配置され、このプッシュロッド65の先端に取付けられた断面ほぼコ字形状のクレビス66の一対の対向片部間にブレーキペダルアーム53の長手方向の中間部が差し込まれ、クレビス66に装着されたクレビスピン67を介してブレーキペダルアーム53がクレビス66に対して相対的に回動可能な状態で連結されている。
【0005】
かくして、ブレーキペダル51は、通常時には図外のリターンスプリングの付勢力にて図8において矢印α方向に付勢されて実線で示す位置に配置されるようになっている。一方、ブレーキペダル51の踏込み時には、ブレーキペダル51が図外のリターンスプリングの付勢力に抗してブレーキペダルシャフト55を中心に図8において矢印β方向に回動され、これに応じてブレーキブースタ61のプッシュロッド65がブレーキペダルアーム53によりクレビスピン67を介して押圧されて図外のブレーキブースタが作動され、自動車の車輪(図示せず)にブレーキがかけられるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来のブレーキペダル装置にあっては、車両前方側から過大な衝撃力が加わったときには、ダッシュパネル60が車室59の前方側からこの車室59の内側に入り込むように車両後方側へ移動され、これに伴ってブレーキブースタのプッシュロッド65によりブレーキペダルアーム53が車室59の内側に押されて図8において実線で示す通常の配設位置よりも車体後方側に後退移動されて図8において一点鎖線で示す後退位置(ブレーキペダルアーム53及びブレーキペダルプレート52が車室59内に跳ね上がった状態で距離Lだけ突出した位置)に配置されてしまうおそれがある。
【0007】
本発明は、このような不具合を解消するためになされたものであって、その目的は、車両前方側から過大な衝撃荷重が加わったときのブレーキペダルの後退移動量(乗員側への移動量)を軽減し得るような構成のブレーキペダル装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明では、エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルの車室側にブレーキペダルブラケットを配設し、このブレーキペダルブラケットに支持されたブレーキペダルシャフトにブレーキペダルアームの上端部を回動可能に取付けると共に、前記ダッシュパネルのエンジンルーム側に配設されたブレーキブースタのプッシュロッドに前記ブレーキペダルアームの長手方向の中間部を連結し、前記ブレーキペダルアームに加えられるペダル踏力を前記ブレーキブースタのプッシュロッドに作用させることにより車輪にブレーキをかけるようにしたブレーキペダル装置において、前記ブレーキペダルブラケットのブレーキペダルシャフト支持部を挟んだ車体前後方向の両側部分に少なくとも一対の開口部を設け、前記一対の開口部の間にスリット部又は切込み部を設けてこのスリット部又は切込み部を介して前記一対の開口部を互いにつなぎ、前記スリット部又は切込み部内に前記ブレーキペダルシャフト支持部を設け、車体前方側から前記ブレーキペダルブラケットの前端側取付部に過大な衝撃荷重が加わったときに、前記ブレーキペダルブラケットの前端側取付部と後端側取付部との間が潰れるように前記ブレーキペダルブラケットが変形すると共に、これに伴って前記スリット部又は切込み部が広げられるように構成している。
また、本発明では、前記一対の開口部の開口面積を、車体後方側の開口部の方が車体前方側の開口部よりも大きくなるように設定している。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図1〜図3を参照して説明する。
【0010】
図1は本発明の一実施形態に係るブレーキペダル装置1を備えた自動車2を示すものである。このブレーキペダル装置1は、運転席3の前方下部に配設されており、車体側に取付けられるブレーキペダルブラケット4と、このブレーキペダルブラケット4に回動可能に支持されるブレーキペダル5とをそれぞれ備えている。
【0011】
上述のブレーキペダルブラケット4は、車体左右方向において互いに対向する一対の側壁部7,7と、これら一対の側壁部7,7の上端を互いに連結する上壁部8とをそれぞれ有する断面ほぼコ字形状の部品であり、その開放部を下向きにした状態で車体側に取付けられるようになっている(図2参照)。本実施形態においては、ブレーキペダルブラケット4の前端部4aがエンジンルーム9と車室10とを仕切るダッシュパネル12の車室側に取付けられると共に、その後端上部4bが左右一対のフロントピラーの間に架設されたパイプ材から成る支持部材(図示せず)に取付ブラケット13を介して取付けられている。なお、ダッシュパネル12のエンジンルーム9側には、ブレーキペダルブラケット4の前端部4aに対応する位置にブレーキブースタ(図示せず)が配置され、このブレーキブースタとブレーキペダルブラケット4の前端部4aとの間にダッシュパネル12を挟み込んだ状態でこれらがダッシュパネル12に共締固定されるようになっている。
【0012】
また、ブレーキペダルブラケット8の一対の側壁部7,7間には、ブレーキペダルシャフト16が回動可能に架設されており、このブレーキペダルシャフト16にブレーキペダル5の上端部が回動可能に支持されている。すなわち、ブレーキペダル5は、ブレーキペダルアーム17とこのブレーキペダルアーム17の下端部に取付けられたブレーキペダルプレート18とから成り(図1及び図3参照)、ブレーキペダルアーム17の上端部が前記ブレーキペダルシャフト16に回動可能に取付けられてブレーキペダルプレート18が吊り下げ状態で配置されている。そして、ブレーキペダルアーム17とブレーキぺダルブラケット4との間にリターンスプリング(図示せず)が掛け渡され、このリターンスプリングによってブレーキペダル5がブレーキペダルシャフト16を中心に復動方向に常時付勢されている。さらに、上述のブレーキペダルアーム17の長手方向の中間部にはブレーキブースタのプッシュロッドがクレビス19a及びクレビスピン19bを介して連結されている。
【0013】
本実施形態においては、図2に示すように、ブレーキペダルブラケット4の一対の側壁部7,7には、ブレーキペダルシャフト支持部Sを挟んだ車体前後方向の両側部分に一対の開口部20,21がそれぞれ設けられており、これらの開口部20,21の間が脆弱部Aとなされている。そして、この脆弱部Aに接する位置にブレーキペダルシャフト16の支持部であるブレーキペダルシャフト支持孔23が設けられている。具体的には、前記一対の開口部20,21の間にスリット部24が設けられてこのスリット部24を介して前記一対の開口部20,21が互いにつなげられており、前記スリット部24内に形成されたブレーキペダルシャフト支持孔23にブッシュ(図示省略)が装着されてこのブッシュ内にブレーキペダルシャフト16が回動可能に挿通配置された状態で支持されるようになっている。
【0014】
また、前記一対の開口部20,21の開口面積についての相対的な大きさは、次のように設定されている。すなわち、図2に示す如く、車体後方側の開口部21の方が車体前方側の開口部20よりも大きな開口面積を有するように設定されている。
【0015】
次に、車体前方側から過大な衝撃荷重が加わったときのブレーキペダル装置1の変形動作につき説明すると、以下の通りである。まず、車体前方側から過大な衝撃荷重(図3において矢印Fで示す方向の衝撃力)が加わると、図外のブレーキブースタがエンジンルーム9内の図外のエンジンにて車体後方側へ押されるため、ダッシュパネル12がブレーキブースタにて車体後方側に押されてブレーキペダルブラケット4の前端部4aと共に車室内側(乗員に近づく方向)へ変形移動される。一方、ブレーキペダルブラケット4の後端上部4bを取付ブラケット13を介して支持している支持部材の後退移動量は小さく、従ってブレーキペダルブラケット4の後端上部4bは殆ど後退移動しないので、相対的にブレーキペダルブラケット4は前端側取付部と後端側取付部との間が潰れるように変形する。さらに具体的に述べると、車体前方側からブレーキペダルブラケット4の前端側取付部に過大な衝撃荷重が加わったときには、図3に明示する如く、ブレーキペダルブラケット4の前端側取付部と後端側取付部との間が潰れるようにブレーキペダルブラケット4が変形すると共に、これに伴ってスリット部24(又は切込み部)が広げられる。
【0016】
この際、図3に示すように、ブレーキペダルブラケット4の開口部20,21が変形することにより、脆弱部Aに設けられたブレーキペダルシャフト支持孔23が上下方向に割れてその間隔が広げられることとなる。なお、本実施形態の場合、車体後方側の開口部21の開口面積を車体前方側の開口部20の開口面積よりも大きく設定しているので、脆弱部Aがブレーキペダルシャフト16の車体後方側でより大きく変形してブレーキペダルシャフト支持孔23の開きが大きくなり、ブレーキペダルシャフト16が前記支持孔23から車体後方側へ脱落し易くなる。その結果、前記支持孔23に支持されていたブレーキペダルシャフト16が前記支持孔23から外れて開口部21内に移動され、ブレーキペダルシャフト16がブレーキペダルブラケット4のシャフト支持部Sから脱落した状態となされる。これに伴い、ブレーキペダルシャフト16がフリー状態(拘束解除状態)となってブレーキペダル5が自重により下方に垂れ下がるため、ブレーキペダル5の後退移動量(乗員側への変形量)が軽減されることとなる。
【0017】
また、図4及び図5は、本発明の参考例に係るブレーキペダル装置1に用いられるブレーキペダルブラケット4'を示すものである。本実施形態では、既述の第1実施形態の場合と同様に、ブレーキペダルブラケット4のブレーキペダルシャフト支持孔23の車体前方側に相対的に開口面積に小さな開口部20が設けられると共に、車体後方側に相対的に開口面積の大きな開口部21が設けられている。そして、車体前方側の開口部20とブレーキペダルシャフト支持孔23との間に小孔30が形成され、さらに車体後方側の開口部21とブレーキペダルシャフト支持孔23との間に前記開口部21の周縁からブレーキペダルシャフト支持孔23の側に向けて延びる切欠き部31が形成されている。かくして、側壁部7,7の一対の開口部20,21間の箇所に小孔30及び切欠き部31が設けられ、これにより一対の開口部20,21間が脆弱部Bとなされている。
【0018】
このように構成した場合、車両前方側から過大な衝撃荷重が作用したときには、前記脆弱部Bの特定部分すなわち開口部20,小孔30及び開口部21の切欠き部31を結ぶ直線に沿う側壁部分が切り離され、これに伴ってブレーキペダルシャフト16がブレーキペダルシャフト支持孔23から外れて脱落することとなる。従って、既述の第1実施形態の場合と同様に、ブレーキペダル5の後退移動量を軽減することができる。
【0019】
また、図6及び図7は、本発明の別の参考例に係るブレーキペダル装置1に用いられるブレーキペダルブラケット4''を示すものである。本実施形態では、ブレーキペダルブラケット4''の上端側部分であってかつダッシュパネル12へのブレーキペダルブラケット4''の前端取付部Mと車体後方部材へのブレーキペダルブラケット4''の後端取付部Nとの間の箇所に切欠き部40が設けられると共に、ブレーキペダルブラケット4''のブレーキペダルシャフト支持孔(支持部)23よりも車体後方側のブレーキペダルブラケット4''部分に脆弱部Cが設けられている。上述の脆弱部Cは、ブレーキペダルブラケット4''のブレーキペダルシャフト支持孔23から車体後方側に向けて下方斜め方向に延びてブレーキペダルブラケット4''の下端にまで連なる切込み部41をブレーキペダルブラケット4''の一対の側壁部7,7に形成することによって、ブレーキペダルシャフト支持部の近傍箇所に設けられている。
【0020】
なお、前記切欠き部40の形状はほぼV字形状となされており、その切欠最奥箇所Pは図6に示す如くブレーキペダルシャフト支持孔23の近傍箇所であってかつブレーキペダルシャフト支持孔23よりも車体後方側の箇所になるように設定されている。
【0021】
このように構成した場合、車両前方側から過大な衝撃荷重(矢印F方向の衝撃力)が作用したときには、図7に示すように、切欠き部40がブレーキペダルブラケット4''の後端取付部Nの下に潜り込むように変形してブレーキペダルブラケット4''の折れを誘発する役目を果たすと共に、誘発されたブレーキペダルブラケット4''の折れ変形に加えて脆弱部Cが開き変形を生じる。すなわち、ブレーキペダルシャフト支持孔23及びこの支持校23に連なる切込み部41の部分が開くように変形してブレーキペダルブラケット4''の折れがさらに促進され、これに伴ってブレーキペダルシャフト16が前記支持孔23から外れて脱落することとなる。従って、既述の第1実施形態の場合と同様に、ブレーキペダル5の後退移動量を軽減することができる。
【0022】
なお、この場合、折れ誘発用としての切欠き部40の大きさや形状を適宜に設定することにより、前記切込み部41における開きの程度を必要に応じて調整することが可能である。
【0023】
以上、本発明の一実施形態について述べたが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
【0024】
例えば、既述の一実施形態では、ブレーキペダルブラケット4の側壁部7の一対の開口部20,21(ブレーキペダルシャフト支持孔23の車体前後部の各1つ)をそれぞれ設けるようにしたが、ブレーキペダルシャフト支持孔23の車体前後部にそれぞれ2つ以上の開口部を設けるようにしても良い。
【0025】
また、図2におけるスリット部24に代えて切込み部(切込み線)を設けても良く、図4においてブレーキペダルシャフト支持孔23と車体後方側の開口部21との間に小孔をさらに設けるようにしても良く、図6における切込み部41に代えてスリット部を設けても良い。
【0026】
【発明の効果】
請求項1に記載の本発明は、ブレーキペダルブラケットのブレーキペダルシャフト支持部を挟んだ車体前後方向の両側部分に少なくとも一対の開口部を設け、一対の開口部の間にスリット部又は切込み部を設けてこのスリット部又は切込み部を介して一対の開口部を互いにつなぎ、スリット部又は切込み部内にブレーキペダルシャフト支持部を設け、車体前方側からブレーキペダルブラケットの前端側取付部に過大な衝撃荷重が加わったときに、ブレーキペダルブラケットの前端側取付部と後端側取付部との間が潰れるようにブレーキペダルブラケットが変形すると共に、これに伴ってスリット部又は切込み部が広げられるように構成したものであるから、車体前方側からブレーキペダルブラケットの前端側取付部に過大な衝撃荷重が加わってブレーキペダルブラケットが潰れる際にスリット部又は切込み部が開き(間隔が広げられ)、このスリット部又は切込み部に支持されているブレーキペダルシャフトがブレーキペダルブラケットのブレーキペダルシャフト支持部から確実に外れて脱落するのに伴ってブレペダルがその自重により下方に垂れ下がるため、これによりブレーキペダルの後退移動量(乗員の下肢に近づく方向の移動)を軽減することができる。さらに、開口部を設けることに伴い、軽量化を図ることができる。
【0027】
また、請求項2に記載の本発明は、一対の開口部の開口面積を、車体後方側の開口部の方が車体前方側の開口部よりも大きくなるように設定したものであるから、開口部の開口面積を上述の如く設定することによりブレーキペダルシャフト支持部の開きを大きくすることが可能となり、過大な衝撃荷重の作用時にブレーキペダルシャフト支持部からブレーキペダルシャフトを外れ易くすることができる。具体的には、脆弱部がブレーキペダルシャフトの車体後方側でより大きく変形するため、ブレーキペダルシャフトを車体後方側に脱落し易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るブレーキペダル装置を備えた自動車の側面図である。
【図2】 本発明の一実施形態に係るブレーキペダル装置に用いられるブレーキペダルブラケットの側面図である。
【図3】 図1において符号Xで示す部分を拡大して示す側面図であって、本発明の一実施形態に係るブレーキペダル装置に車体前方側から過大な衝撃荷重が加わったときの変形状態を示す側面図である。
【図4】 本発明の参考例に係るブレーキペダル装置に用いられるブレーキペダルブラケットの側面図である。
【図5】図4において符号Yで示す部分を拡大して示す側面図である。
【図6】 本発明の別の参考例に係るブレーキペダル装置に用いられるブレーキペダルブラケットの側面図である。
【図7】図6のブレーキペダル装置に車体前方側から過大な衝撃荷重が加わったときの変形状態を示す側面図である。
【図8】従来のブレーキペダル装置の側面図である。
【符号の説明】
1 ブレーキペダル装置
4,4',4'' ブレーキペダルブラケット
4a 前端部
4b 後端上部
5 ブレーキペダル
7 側壁部
8 上壁部
9 エンジンルーム
10 車室
12 ダッシュパネル
16 ブレーキペダルシャフト
17 ブレーキペダルアーム
18 ブレーキペダルプレート
20,21 開口部
23 ブレーキペダルシャフト支持孔
24 スリット部
30 小孔
31 切欠き部
40 切欠き部
41 切込み部
A,B,C 脆弱部
M ブレーキペダルブラケットの前端取付部
N ブレーキペダルブラケットの後端取付部
S ブレーキペダルシャフト支持部
Claims (2)
- エンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルの車室側にブレーキペダルブラケットを配設し、このブレーキペダルブラケットに支持されたブレーキペダルシャフトにブレーキペダルアームの上端部を回動可能に取付けると共に、前記ダッシュパネルのエンジンルーム側に配設されたブレーキブースタのプッシュロッドに前記ブレーキペダルアームの長手方向の中間部を連結し、前記ブレーキペダルアームに加えられるペダル踏力を前記ブレーキブースタのプッシュロッドに作用させることにより車輪にブレーキをかけるようにしたブレーキペダル装置において、
前記ブレーキペダルブラケットのブレーキペダルシャフト支持部を挟んだ車体前後方向の両側部分に少なくとも一対の開口部を設け、
前記一対の開口部の間にスリット部又は切込み部を設けてこのスリット部又は切込み部を介して前記一対の開口部を互いにつなぎ、前記スリット部又は切込み部内に前記ブレーキペダルシャフト支持部を設け、
車体前方側から前記ブレーキペダルブラケットの前端側取付部に過大な衝撃荷重が加わったときに、前記ブレーキペダルブラケットの前端側取付部と後端側取付部との間が潰れるように前記ブレーキペダルブラケットが変形すると共に、これに伴って前記スリット部又は切込み部が広げられるように構成したこと、
を特徴とするブレーキペダル装置。 - 前記一対の開口部の開口面積を、車体後方側の開口部の方が車体前方側の開口部よりも大きくなるように設定したことを特徴とする請求項1に記載のブレーキペダル装置。
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