JP2002362838A - エレベータの制御装置 - Google Patents
エレベータの制御装置Info
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Abstract
その特徴に応じて最適なサービスを実施することができ
るエレベータの制御装置を得る。 【解決手段】 エレベータ利用者の特徴を示す利用者情
報11を予め記録した携帯端末2と、携帯端末から発信
される利用者情報を受信する受信装置5a,5bと、受
信装置により受信される利用者情報から乗客の特徴を認
識し、その特徴に応じてエレベータ動作を変更するエレ
ベータ制御装置8とを備える。また、エレベータのガイ
ダンス内容を報知する画像表示機器7と音声通報装置8
を備え、受信装置により受信される利用者情報から乗客
が視覚障害者であると認識された場合に、画像表示機器
7の文字サイズを大きくするよう表示動作を変更すると
共に、乗客が聴覚障害者であると認識された場合に、音
声通報装置8の音量を大きくするよう音声動作を変更す
る。
Description
覚障害者、車椅子利用者などの身体機能障害者にきめ細
かなサービスを実施するためのエレベータの制御装置に
関するものである。
なサービスを実施するための従来例に係るエレベータの
制御装置の構成を示すブロック図ある。図5において、
1は乗客、3はエレベータのかご、4はかごの戸、6と
7はエレベータのかご3内に設けられた音声通報機器と
画像表示機器、8はエレベータ制御装置、31は乗場ボ
タン、32は車椅子動作設定スイッチを示す。
としては、画像表示機器7に表示する画像を制御するた
めの画像制御部23と、音声通報機器6から通報される
音声を制御するための音声制御部24と、エレベータの
運行を制御するための運行制御部25と、乗場ボタン3
1及び車椅子動作設定スイッチ32からの信号を受信す
る乗場信号受信部33とを備えている。
る。乗客1がエレベータの乗場で車椅子動作設定スイッ
チ32を押すと、車椅子動作設定信号は、乗場信号受信
部33を経由してエレベータ制御装置8内の運行制御部
25に伝送される。このような場合に、運行制御部25
は、図示しないかごの戸開閉制御部に、かごの戸4の戸
開時間を延長する指令や戸閉速度を遅くする指令を出力
し、ドア動作を制御することにより、車椅子利用者にサ
ービスを実施する。また、視覚障害者や聴覚障害者など
にも対応して、音声通報機器6と画像表示機器7を介し
て音声及び文字等により報知サービスを実施する。
た構成においては、音声通報機器6と画像表示機器7を
用いて音声及び文字等による報知サービスを実施するの
みであり、視覚障害者や聴覚障害者または車椅子利用者
などの弱者に対し、階床表示が小さかったり、行先アナ
ウンスの音量が小さかったりして、障害者がエレベータ
を利用する際に不便を感じることがあった。また、エレ
ベータ動作を障害者の障害内容に応じて詳細に制御する
場合は、動作設定スイッチを複数用意する必要が有る
が、複数のスイッチの実装するのは困難であった。
ので、利用者の特徴を容易に認識することができ、その
特徴に応じて最適なサービスを実施することができるエ
レベータの制御装置を得ることを目的とするものであ
る。
タの制御装置は、エレベータ利用者の特徴を示す利用者
情報を予め記録した携帯端末と、前記携帯端末から発信
される利用者情報を受信する受信装置と、前記受信装置
により受信される利用者情報から乗客の特徴を認識し、
その特徴に応じてエレベータ動作を変更する制御手段と
を備えたものである。
する画像表示機器をさらに備え、前記制御手段は、前記
受信装置により受信される利用者情報から乗客が視覚障
害者であると認識された場合に、前記画像表示機器の文
字サイズを大きくするよう表示動作を変更するものであ
る。
する音声通報装置をさらに備え、前記制御手段は、前記
受信装置により受信される利用者情報から乗客が聴覚障
害者であると認識された場合に、前記音声通報装置の音
量を大きくするよう音声動作を変更するものである。
内に設けられ、前記制御手段は、かご内に設けられた受
信装置により利用者情報が受信できなくなった場合に、
前記画像表示機器または前記音声通報装置による報知制
御を通常の動作に戻すものである。
り受信される利用者情報から乗客が視覚障害者や聴覚障
害者を含む身体機能障害者であると認識された場合に、
かごの戸の戸開時間を延長したり戸閉速度を遅くするよ
うドア動作を変更するものである。
前記制御手段は、かご内または乗場に設けられた受信装
置により利用者情報が受信できなくなった場合に、ドア
動作の制御を通常の動作に戻すものである。
の近辺に設けられた表示器をさらに備え、前記制御手段
は、前記受信装置により受信される利用者情報から乗客
が車椅子利用者であると認識された場合に、前記表示器
により乗客が車椅子利用者であることを通報するもので
ある。
の実施の形態1に係るエレベータの制御装置の構成を示
すブロック図であり、利用者情報を記録した携帯端末を
もった乗客がエレベータを利用するときの例を示す。こ
の場合、携帯端末の内部に予め記録された利用者情報の
内容としては、車椅子利用、視覚障害、聴覚障害、身体
障害の特徴などがある。
特徴を示す利用者情報11を予め記録した携帯端末、3
はエレベータのかご、4はかごの戸、5aはエレベータ
の乗場に取付けられて、携帯端末2から発信される利用
者情報を受信する受信装置、5bはエレベータのかご内
に取付けられて、携帯端末2から発信される利用者情報
を受信する受信装置、6と7はエレベータのかご内に取
付けられて、エレベータのガイダンス内容を報知する音
声通報機器と画像表示機器、8はエレベータを制御する
制御手段としてのエレベータ制御装置を示す。
としては、受信装置5aに接続されて利用者情報を検出
する乗場側信号検出部21、受信装置5bに接続されて
利用者情報を検出するかご側信号検出部22、画像表示
機器7を制御する画像制御部23、音声通報機器6を制
御する音声制御部24、エレベータの運行を制御する運
行制御部25を備えている。
る。携帯端末2の利用者情報11は、携帯端末2を所持
する乗客1がエレベータのかご3に乗り込むと、エレベ
ータのかご3に設置された受信装置5bによって受信さ
れ、エレベータ制御装置8内の信号検出部21を経由し
て運行制御部25に伝送される。
客1が視覚障害者であると認識された場合は、画像制御
部23に画像表示機器7の文字サイズを大きくするなど
の画面表示指令を出力し、表示動作を変える。また、乗
客1が聴覚障害者であると認識された場合は、音声制御
部24に音声通報装置6の音量を大きくする指令を出力
したり、ガイダンス内容変更指令を出力し、音声動作を
変える。
などの身体機能障害者の場合は、図示しないかごの戸開
閉制御部に、かごの戸4の戸開時間の延長や戸閉速度を
遅くする指令を出力し、ドア動作を変更する。尚、かご
内の音声通報装置6や画像表示機器7の動作は、エレベ
ータのかご3に設置された受信装置5bによって利用者
情報11が受信できなくなったときに、運行制御部25
の制御により、通常の動作に戻される。また、かごの戸
4の動作は、エレベータの乗場に設置された受信装置5
a又はエレベータのかご3に設置された受信装置5bに
よって利用者情報11が受信できなくなったときに、運
行制御部25の制御により、通常の動作に戻される。
時、乗客1が所持する携帯端末2の内部に記録された利
用者情報11を、エレベータの乗場に設置された受信装
置5aによって受信し、受信データである利用者情報1
1をエレベータ制御装置8に送信する。エレベータ制御
装置8は、この利用者情報11を認識し、その利用者情
報11によって、乗客1が、視覚障害者や聴覚障害者な
どの身体機能障害者の場合は、かごの戸4の戸開時間の
延長や戸閉速度を遅くするなど、かごの戸の動作を変更
する。尚、エレベータの乗場に設置された受信装置5a
又はエレベータの乗場に設置された受信装置5bによっ
て利用者情報11が受信できなくなったときは通常の動
作に戻す。
画像表示機器7の動作変更例を示すものである。通常、
画像表示機器7は、表示例7aのように表示するが、視
覚障害者が利用している場合は、表示例7bのように文
字サイズを拡大して表示されるよう制御されることにな
る。この場合、画像表示を変える手段は、制御装置8内
の画像制御部23が実現する。
わち、携帯端末2を所持する乗客1がエレベータのかご
3に乗り込むと、携帯端末2の利用者情報11は、エレ
ベータのかご3に設置された受信装置5bによって受信
され、エレベータ制御装置8内の信号検出部21を経由
して運行制御部25に伝送される。運行制御部25は、
利用者情報11に基づいて乗客が視覚障害者であると認
識された場合に、文字サイズを大きくする指令を画像制
御部23に出力して画像表示を変える(ステップS3
1,S32)。他方、利用者情報11に基づいて乗客が
視覚障害者でないと認識された場合に、文字サイズを通
常に戻す指令を画像制御部23に出力する(ステップS
31→S33)。
端末2の利用者情報11によって利用者の特徴を容易に
認識することができ、その特徴に応じて最適なサービス
を実施することができ、エレベータ乗客によってエレベ
ータ動作を変更させる動作設定スイッチを用意する必要
がなく、エレベータは乗客の特徴にあわせてきめ細かく
エレベータの動作を変更するようになる。
形態2に係るエレベータの制御装置の構成を示すブロッ
ク図であり、利用者情報11をエレベータから離れた場
所に通報する場合で、エレベータの設置場所が駅の場合
の例を示したものである。図4において、図1に示す実
施の形態1と同一部分は同一符号を付してその説明は省
略する。新たな符号として、9は乗客1のエレベータ利
用を補助する駅員、10は乗客1がエレベータを利用す
ることを表示する表示器である。
利用者情報11は、乗客1がエレベータを利用するため
乗場まで来ると、エレベータの乗場に設置された受信装
置5aによって受信され、エレベータ制御装置8内の信
号検出部21を経由して運行制御部25に伝送される。
運行制御部25は、利用者情報11に基づいて例えば乗
客が車椅子利用者であると認識することができ、エレベ
ータの利用を補助すべく、駅員9のいる遠隔地の表示器
10に通報するようにしている。
用者はわざわざ駅員を呼びに行ったり、呼び出し釦を押
したりする必要がなくなり、駅員も即座に乗客が車椅子
利用者であると認識することができ、車椅子利用者に適
切な補助を与えることができる。
ベータ利用者の特徴を示す利用者情報を予め記録した携
帯端末と、前記携帯端末から発信される利用者情報を受
信する受信装置と、前記受信装置により受信される利用
者情報から乗客の特徴を認識し、その特徴に応じてエレ
ベータ動作を変更する制御手段とを備えたので、利用者
特に身体機能障害者の特徴を容易に認識することがで
き、その特徴に応じて最適なサービスを実施することが
できる。
する画像表示機器をさらに備え、前記制御手段は、前記
受信装置により受信される利用者情報から乗客が視覚障
害者であると認識された場合に、前記画像表示機器の文
字サイズを大きくするよう表示動作を変更するようにし
たので、視覚障害者に応じた適切な最適なサービスを実
施することができる。
する音声通報装置をさらに備え、前記制御手段は、前記
受信装置により受信される利用者情報から乗客が聴覚障
害者であると認識された場合に、前記音声通報装置の音
量を大きくするよう音声動作を変更するようにしたの
で、聴覚障害者に応じた適切な最適なサービスを実施す
ることができる。
内に設けられ、前記制御手段は、かご内に設けられた受
信装置により利用者情報が受信できなくなった場合に、
前記画像表示機器または前記音声通報装置による報知制
御を通常の動作に戻すようにしたので、身体機能障害者
への最適なサービス実施後は通常の状態に復帰させるこ
とができる。
り受信される利用者情報から乗客が視覚障害者や聴覚障
害者を含む身体機能障害者であると認識された場合に、
かごの戸の戸開時間を延長したり戸閉速度を遅くするよ
うドア動作を変更するようにしたので、身体機能障害者
への最適なサービスを実施することができる。
前記制御手段は、かご内または乗場に設けられた受信装
置により利用者情報が受信できなくなった場合に、ドア
動作の制御を通常の動作に戻すようにしたので、身体機
能障害者への最適なサービス実施後は通常の状態に復帰
させることができる。
の近辺に設けられた表示器をさらに備え、前記制御手段
は、前記受信装置により受信される利用者情報から乗客
が車椅子利用者であると認識された場合に、前記表示器
により乗客が車椅子利用者であることを通報するように
したので、車椅子利用者への負担をなくすことができ車
椅子利用者に対し即座に適切な補助を与えることができ
る。
制御装置の構成を示すブロック図である。
覚障害者の場合の画像表示機器7の動作変更例を示す図
である。
明するフローチャートである。
制御装置の構成を示すブロック図である。
実施するための従来例に係るエレベータの制御装置の構
成を示すブロック図ある。
かごの戸、5a,5b受信装置、6 音声通報機器、7
画像表示機器、8 エレベータ制御装置、9 駅員、
10 表示器、11 利用者情報、21 乗場側信号検
出部、22かご側信号検出部、23 画像制御部、24
音声制御部、25 運行制御部。
Claims (7)
- 【請求項1】 エレベータ利用者の特徴を示す利用者情
報を予め記録した携帯端末と、 前記携帯端末から発信される利用者情報を受信する受信
装置と、 前記受信装置により受信される利用者情報から乗客の特
徴を認識し、その特徴に応じてエレベータ動作を変更す
る制御手段とを備えたエレベータの制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のエレベータの制御装置
において、 エレベータのガイダンス内容を報知する画像表示機器を
さらに備え、 前記制御手段は、前記受信装置により受信される利用者
情報から乗客が視覚障害者であると認識された場合に、
前記画像表示機器の文字サイズを大きくするよう表示動
作を変更することを特徴とするエレベータの制御装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のエレベータの
制御装置において、 エレベータのガイダンス内容を報知する音声通報装置を
さらに備え、 前記制御手段は、前記受信装置により受信される利用者
情報から乗客が聴覚障害者であると認識された場合に、
前記音声通報装置の音量を大きくするよう音声動作を変
更することを特徴とするエレベータの制御装置。 - 【請求項4】 請求項2または3に記載のエレベータの
制御装置において、 前記受信装置は、エレベータのかご内に設けられ、 前記制御手段は、かご内に設けられた受信装置により利
用者情報が受信できなくなった場合に、前記画像表示機
器または前記音声通報装置による報知制御を通常の動作
に戻すことを特徴とするエレベータの制御装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のエ
レベータの制御装置において、 前記制御手段は、前記受信装置により受信される利用者
情報から乗客が視覚障害者や聴覚障害者を含む身体機能
障害者であると認識された場合に、かごの戸の戸開時間
を延長したり戸閉速度を遅くするようドア動作を変更す
ることを特徴とするエレベータの制御装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載のエレベータの制御装置
において、前記受信装置は、乗場に設けられ、前記制御
手段は、かご内または乗場に設けられた受信装置により
利用者情報が受信できなくなった場合に、ドア動作の制
御を通常の動作に戻すことを特徴とするエレベータの制
御装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載のエ
レベータの制御装置において、エレベータ利用を補助す
る補助員の近辺に設けられた表示器をさらに備え、前記
制御手段は、前記受信装置により受信される利用者情報
から乗客が車椅子利用者であると認識された場合に、前
記表示器により乗客が車椅子利用者であることを通報す
ることを特徴とするエレベータの制御装置。
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