JP2012116575A - エレベータの呼び登録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗り場や乗りかご内において、エレベータの利用者、特に身障者にとって良好な使い勝手を維持し、しかも、エレベータの意匠に影響を与えることの少ない呼び登録装置を実現する。
【解決手段】呼び登録装置11は、登録用の押ボタンスイッチ16と特定の利用者を認証する認証部19とを有するボタン部12と、このボタン部12の認証部19によって特定の利用者が認証されたときにボタン案内信号を出力すると共に、押ボタンスイッチ16が押下されたときに登録信号を運行制御部10に対して出力するボタン入力制御部13と、このボタン入力制御部13からボタン案内信号が出力された場合に、押ボタンスイッチ16に関する音声案内を出力する音声合成部14,スピーカ15とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、乗り場または乗りかご内で呼びを登録するためのエレベータの呼び登録装置に関する。
近年、ハートビル法(正式名称は「高齢者・身体障害者が円滑に利用できる特定建築物の建設の促進に関する法律」)や、交通バリアフリー法(正式名称は「高齢者・身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」)に適合し、身障者が利用しやすい機能を備えたエレベータが普及している。
例えば、利用者が車椅子に座ったままでも操作しやすいように、専用の呼び登録装置(以下、身障者呼び登録装置と称す)を通常の呼び登録装置よりも低い位置に設置しておき、この身障者呼び登録装置から入力された呼びに応答する際にはエレベータのドアを通常より長い時間開いて、身障者が乗り降りしやすいように制御する機能などがある。
また、特に視覚障害者が利用しやすい工夫として、ボタンの近辺に貼り付ける点字銘版や、ボタンに記載する文字を凸形に浮き彫りにして触覚で判別できるようにした凸文字ボタンなどもある。
なお、駅の改札機などでは、利用者を媒体として信号を発信する通信システムが知られている。
特許第4088896号公報
上述した身障者呼び登録装置は、通常の呼び登録装置とは別に身障者が利用しやすい低い位置に設置する必要があるため、かご内意匠の自由度を低下させることがある。また、専用の呼び登録装置を追加するためにコスト高になるなどの問題がある。
これらの問題を解消するため、通常の呼び登録装置と身障者呼び登録装置を別々に設置せず、1つの呼び登録装置を低い位置に設置することが考えられる。しかし、この場合には利用者が健常者であるか身障者であるのか分からないため、身障者用の制御を行うことが困難となる。
また、ボタンの近辺に貼り付ける点字銘版も、点字を読むことができない視覚障害者は活用することができない。凸文字ボタンを用いれば、視覚障害者にとって認識しやすくなるが、健常者にとってはボタンの手触りが悪くなるというデメリットがある。
そこで、乗り場や乗りかご内において、エレベータの利用者、特に身障者にとって良好な使い勝手を維持し、しかも、エレベータの意匠に影響を与えることの少ない呼び登録装置が求められる。
本実施形態に係るエレベータの呼び登録装置は、乗り場または乗りかご内に設置され、乗り場呼びまたはかご呼びの登録信号をエレベータの運行を制御する運行制御部に出力するエレベータの呼び登録装置において、登録用の操作ボタンと特定の利用者を認証する認証部とを有するボタン部と、このボタン部の上記認証部によって上記特定の利用者が認証されたときにボタン案内信号を出力すると共に、上記操作ボタンが押下されたときに登録信号を上記運行制御部に対して出力するボタン入力制御部と、このボタン入力制御部からボタン案内信号が出力された場合に、上記操作ボタンに関する音声案内を出力する音声案内部とを具備する。
図1は一実施形態に係るエレベータの呼び登録装置の構成を示すブロック図である。 図2は同実施形態における呼び登録装置を側面から見た場合の構成を模式的に示した断面図である。 図3は同実施形態における送信部から送信される信号のデータフォーマットの一例を示す図である。 図4は同実施形態における呼び登録装置をかご呼び登録装置として利用した場合の一例を示す図である。 図5は同実施形態における呼び登録装置を乗り場呼び登録装置として利用した場合の一例を示す図である。 図6は同本実施形態における呼び登録装置の処理動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
図1は一実施形態に係るエレベータの呼び登録装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態におけるエレベータの呼び登録装置としては、乗り場で利用者がエレベータを呼ぶための乗り場呼び登録装置や、乗りかご内で利用者が行先階を登録するためのかご呼び登録装置に適用される。通常、「乗り場で利用者がエレベータを呼ぶ」ことを「乗り場呼び」と言い、「乗りかご内で利用者が行先階を登録する」ことを「かご呼び」と言う。
図1に示すように、エレベータの呼び登録装置11は、昇降路内あるいは機械室等に設置された制御盤内に搭載された運行制御部10と伝送線10aで接続されている。一般に伝送線10aは、シールドされたメタルツイストケーブルや、同軸ケーブル、光ケーブル等が用いられるが、本発明ではその物理的な区別を問う必要はない。
呼び登録装置11は、ボタン部12と、ボタン入力制御部13と、音声合成部14と、スピーカ15とを備える。
ボタン部12には、利用者による押下操作により電気的なボタン押下信号を出力する押ボタンスイッチ16が設けられている。この押ボタンスイッチ16は、登録用の操作ボタンであり、乗り場呼び登録装置であれば上方向呼びボタンや下方向呼びボタン、かご呼び登録装置であれば行先階ボタンなどに対応している。
また、このボタン部12には、受信電極部17、電界センサ部18、認証部19が設けられている。受信電極部17は、身障者が所持する送信部21から出力される信号電界を受信する。電界センサ部18は、受信電極部17で受信した信号電界の強弱を電圧信号に変換して信号データを得る。認証部19は、電界センサ部18の信号データを解析して、ボタン部12に触れた利用者が特定の利用者(ここでは送信部21を持つ身障者)を認証する。
ボタン入力制御部13は、ボタン部12の認証部19によって身障者が認証されたときにボタン案内信号を出力すると共に、ボタン部12の押ボタンスイッチ16が押下されたときに乗り場呼びまたはかご呼びの登録信号を運行制御部10に対して出力する。この場合、後述するように身障者が押ボタンスイッチ16を押下したものと判断されれば、身障者ボタン登録信号が運行制御部10に出力され、健常者が押ボタンスイッチ16を押下したものと判断されれば、健常者ボタン登録信号が運行制御部10に出力される。
音声合成部14とスピーカ15は音声案内部を構成している。音声合成部14は、ボタン入力制御部13から出力されたボタン案内信号を受信して、そのボタン案内信号に対応した音声案内を出力する。スピーカ15は、音声合成部14によって生成された音声案内を音声信号に変換して出力する。
図2は本実施形態における呼び登録装置11を側面から見た場合の構成を模式的に示した断面図である。
図2に示すように、押ボタンスイッチ16と受信電極部17と電界センサ部18と認証部19は一組でボタン部12を構成している。通常、1つの呼び登録装置11内に複数のボタン部12が組み込まれる。
例えば乗り場呼び登録装置では、上方向呼びボタンや下方向呼びボタンを備え、かご呼び登録装置では階床数分の行先階ボタンがボタン部12として組み込まれる。それぞれのボタン部12は、受信電極部17を露出する形で呼び登録装置11のフェースプレート20に嵌め込まれる。
受信電極部17と電界センサ部18は、一般的に人体通信技術またはワイヤレスワイヤ技術と呼ばれる通信技術を利用する。これは、送信部21の信号出力によって人体表面数cmに生成される電界の強弱を電圧に変換するセンサを用いて通信を行う技術である。そのセンサには、光の屈折率の変化をダイオードで測定する光電界センサや磁束変化を検出するトライデント電界センサなどが用いられる。
認証部19は、ROMなどの不揮発性メモリで構成された記憶装置19aを備えており、電界センサ部18に接続されている。認証部19は、受信電極部17と電界センサ部18によって得られた信号の電圧変化を所定の伝送手順に則して解析し、記憶装置19aに予め記憶された認証用の情報と照合する。
ここで、本実施形態では、所定の伝送手順として、調歩同期式(非同期式)のシリアル通信を用いる。一般的な調歩同期式シリアル通信の伝送手順では、ビット情報は電気信号の電圧変化(一般的にはオン/オフ)で表され、スタートビットに続いてデータ部を構成する複数のデータビットが現れる。
データを受信する側はスタートビットを検出した時点から予め定められた時間単位ごとの電圧変化を検出することで、データビット情報を認識する。データ部は通信における最小のコードであり、例えば8ビット(1バイト)とパリティチェックビットで構成されている。このようにしてデータを受信した側はデータ部のビットのオン・オフによって1バイトのデータコードを認識することができ、これらのデータコードの集積によって通信が成立する。
本実施形態における認証部19は、上述した調歩同期式シリアル通信を用い、受信したデータコードを受信順に並べて、所定のデータフォーマットに合致するか否かを確認する。
図3にデータフォーマットの一例を示す。
認証ID番号は、送信部21が持つ固有の番号である。送信部21は、例えばカードや携帯電話、端末装置などの形態で身障者が所持している。なお、ここで言う身障者とは、車椅子利用者、視覚障害者などである。
認証部19の記憶装置19aには、特定の信号として認証ID番号が予め記憶されている。この認証ID番号を含むデータフォーマットを正しく受信できた場合、認証部19は、送信部21を所持する利用者すなわち身障者が呼び登録装置11のボタン部12に触れたことを示す身障者ボタン触知信号をボタン入力制御部13に送信する。なお、認証ID番号を含むデータフォーマットを正しく受信しなかった場合には、ボタン入力制御部13へは何も出力されない。
図4は呼び登録装置11をかご呼び登録装置として利用した場合の一例を示す図である。図中の30は乗りかご、31はかごドアである。
乗りかご30において、呼び登録装置11はかごドア31の隣に設置され、利用者が行先階を登録するためのかご呼び登録装置として用いられる。この場合、呼び登録装置11のボタン部12には、押ボタンスイッチ16として各階に対応した行先階ボタンが設けられる。
また、呼び登録装置11は、車椅子利用者のことを配慮して、通常よりも低い位置に設置されている。図4の例では、送信部21を所持する利用者すなわち身障者が乗りかご30に乗車して、呼び登録装置11のボタン部12に触れた状態を示している。
図5は呼び登録装置11を乗り場呼び登録装置として利用した場合の一例を示す図である。図中の40は乗り場(エレベータホール)、41は乗り場ドアである。
乗り場40において、呼び登録装置11は乗り場ドア41の隣に設置され、利用者がエレベータを当該階床に呼ぶための乗り場呼び登録装置として用いられる。この場合、呼び登録装置11のボタン部12には、押ボタンスイッチ16として上方向呼びボタンや下方向呼びボタンが設けられる。
また、呼び登録装置11は、車椅子利用者のことを配慮して、通常よりも低い位置に設置されている。図5の例では、送信部21を所持する利用者すなわち身障者が乗り場40に来て、呼び登録装置11のボタン部12に触れた状態を示している。
身障者が呼び登録装置11のボタン部12に触れたことを示す身障者ボタン触知信号がボタン入力制御部13に出力されると、ボタン入力制御部13は、ボタン案内信号を音声合成部14へ送信する。
音声合成部14は、ROMなどの不揮発性メモリからなる記憶装置14aを備えている。この記憶装置14aには、予めボタン部12の押ボタンスイッチ16に対応した音声案内が記憶されている。音声合成部14は、ボタン案内信号を受信すると、記憶装置14aから音声案内を読み出してスピーカ15に出力する。スピーカ15は、この音声案内(電気信号)を音声信号に変換して出力する。
なお、音声合成部14からスピーカ15を介して出力される音声案内は、ボタン部12の押ボタンスイッチ16に対応して予め定められている。
例えば、図5に示した乗り場呼び登録装置において、ボタン部12の押ボタンスイッチ16が上方向呼びボタンに対応していれば、「上方向の呼びボタンです」といった音声案内が出力され、下方向呼びボタンに対応していれば、「下方向の呼びボタンです」といった音声案内が出力される。
また、図4に示したかご呼び登録装置において、ボタン部12の押ボタンスイッチ16が3階の行先階ボタンに対応していれば、「3階行きの呼びボタンです」といったように、行先階の階床名を含む音声案内が出力される。
その他、ドア開ボタンであれば「ドア開のボタンです」、ドア閉ボタンであれば「ドア閉のボタンです」、非常呼びボタンではれば「非常呼びのボタンです」といった音声案内が出力される。
また、ボタン入力制御部13は、ボタン案内信号を送信した時点から押しボタンスイッチ部11から出力されるボタン押下信号を監視する。ボタン入力制御部13は、一定時間内(例えば3秒以内)にボタン押下信号を受信した場合には運行制御部10に対して身障者ボタン登録信号を出力する。
身障者ボタン登録信号を受信した運行制御部10は、ボタン部12からの身障者呼び登録として受け付ける。そして、運行制御部10は、ボタン部12に搭載された図示せぬ呼びボタン灯を点灯させ、エレベータを身障者呼びモードで応答させる。身障者呼びモードでは、ドアの戸開閉時間を健常者呼びに応答するときより長くしたり、ランディングオープン機能をOFFするなどの制御を行う。ランディングオープン機能とは、エレベータ(乗りかご)が目的階のドアゾーンに入ったら早めに戸開を開始する機能である。
一方、ボタン入力制御部13は、認証部19からの身障者ボタン触知信号を受信しない状態でボタン押下信号を受信した場合、あるいは、一定時間内を超えてボタン押下信号を受信した場合には、送信部21を持たない利用者すなわち健常者がボタン部12を操作したものと判断し、運行制御部10に対して健常者ボタン登録信号を出力する。
健常者ボタン登録信号を受信した運行制御部10は、ボタン部12からの健常者呼び登録として受け付ける。そして、認証部19は、ボタン部12に搭載された図示せぬ呼びボタン灯を点灯させ、エレベータを健常者呼びモードで応答させる。健常者呼びモードでは、ドアの戸開閉時間を一定の時間とするなど、通常の運転制御を行う。
図6を用いて本実施形態の処理動作を詳しく説明する。
図6は呼び登録装置11の処理動作を示すフローチャートであり、主としてボタン入力制御部13での動作の流れを示している。
上述したように、身障者は送信部21をカードや携帯電話、端末装置等の何らかの形態で所持している。エレベータの乗り場40あるいは乗りかご30において、送信部21を所持した身障者が呼び登録装置11のボタン部12に触れると(図4,5参照)、その身障者の身体を媒体として送信部21から特定の信号が送信される。この信号は、図3に示したように送信部21に固有の認証ID番号を含むデータフォーマットを有する。
呼び登録装置11のボタン部12に設けられた受信電極部17、電界センサ部18を介して上記信号が受信され、認証部19にて送信部21を所持した身障者であることが認証されると、ボタン入力制御部13に対して身障者ボタン触知信号が送信される。
ここで、図6に示すように、ボタン入力制御部13は、身障者ボタン触知信号を受信すると(ステップS11のYes)、ボタン案内信号を音声合成部14へ送信する。これにより、音声合成部14からスピーカ15を通じて、身障者が触れたボタン部12に対応した音声案内が出力される(ステップS12)。
このとき、ボタン入力制御部13では、図示せぬタイマを起動して(ステップS13)、一定時間(例えば3秒)が経過したか否かを判断する(ステップS14)。その結果、上記一定時間内にボタン部12の押ボタンスイッチ16が押下された場合(ステップS14→S15のYes)、ボタン入力制御部13は、身障者が押下したものと判断して、運行制御部10に対して身障者ボタン登録信号を出力する(ステップS16)。
また、上記一定時間が経過した後に、ボタン部12の押ボタンスイッチ16が押下された場合には(ステップS14のNo→S17のYes)、ボタン入力制御部13は、身障者が呼び登録をせずに離れてしまい、後から来た健常者が押ボタンスイッチ16を押下したものと判断して、運行制御部10に対して健常者ボタン登録信号を出力する(ステップS18)。
一方、身障者ボタン触知信号を受信しない状態でボタン押下信号を受信した場合には(ステップS11のNo→S17のYes)、ボタン入力制御部13は、送信部21を持たない利用者すなわち健常者が押下したものと判断し、運行制御部10に対して健常者ボタン登録信号を出力する(ステップS18)。
上述したように、運行制御部10では、身障者ボタン登録信号を受信した場合には、身障者呼びモードを設定して、ドアの戸開閉時間を長くするなどの身障者用の運転制御を行う。また、健常者ボタン登録信号を受信した場合には、健常者呼びモードを設定して、通常の運転制御を行う。
以上のように本実施形態によれば、身障者に送信部21を持たせておくことにより、その身障者が呼び登録装置11のボタン部12に触れると音声案内によってボタンの種類を判断でき、さらに続けてもう一度押すことによって身障者呼びを登録することができる。また健常者にとっても従来の呼び登録装置と同じ使用方法で利用できるため、違和感がない。すなわち、身障者呼び登録装置を通常の呼び登録装置とは別に設置する必要もなく、点字シールを貼る必要もないため、意匠性を損なわずコスト増加も防ぐことができる。
なお、上記実施形態では、音声合成部14から出力された信号を物理振動に変換して音声を発するスピーカ15を用いることとしたが、スピーカ15の代わりに微弱な電界の強弱によってデータ送信を行う第2の発信機を用いても良い。
この場合、利用者はこの信号電界を電圧変化に変換して信号データを得る電界センサを備えた音響機器(例えばヘッドセットなど)を用いて、音声合成部14から出力された信号を受信して聞くことができる。このようにすると、他の利用者には音声案内が聞こえないので、乗りかご30内の静穏性が保たれ、かつ、音声案内が必要な身障者に対しては適切な案内を行うことができる。
また、上記実施形態では、呼び登録装置11のボタン部12を操作する利用者が身障者であることを認証する方法として、利用者を媒体とした人体通信を利用したが、例えば無線カードを用いて身障者を認証するなど、他の方法であっても良い。
なお、本発明の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…運行制御部、11…呼び登録装置、12…ボタン部、13…ボタン入力制御部、14…音声合成部、14a…記憶装置、15…スピーカ、16…押ボタンスイッチ、17…受信電極部、18…電界センサ部、19…認証部、19a…記憶装置、20…フェースプレート、21…送信部、30…乗りかご、31…かごドア、40…乗り場、41…乗り場ドア。

Claims (6)

  1. 乗り場または乗りかご内に設置され、乗り場呼びまたはかご呼びの登録信号をエレベータの運行を制御する運行制御部に出力するエレベータの呼び登録装置において、
    登録用の操作ボタンと特定の利用者を認証する認証部とを有するボタン部と、
    このボタン部の上記認証部によって上記特定の利用者が認証されたときにボタン案内信号を出力すると共に、上記操作ボタンが押下されたときに登録信号を上記運行制御部に対して出力するボタン入力制御部と、
    このボタン入力制御部からボタン案内信号が出力された場合に、上記操作ボタンに関する音声案内を出力する音声案内部と
    を具備したことを特徴とするエレベータの呼び登録装置。
  2. 上記ボタン入力制御部は、
    上記ボタン部の上記認証部によって上記特定の利用者が認証されてから予め定められた一定時間内に上記操作ボタンが押下された場合に、上記特定の利用者が上記操作ボタンを押下したものと判断し、上記特定の利用者専用の登録信号を上記運行制御部に対して出力することを特徴とする請求項1記載のエレベータの呼び登録装置。
  3. 上記ボタン入力制御部は、
    上記ボタン部の上記認証部によって上記特定の利用者が認証されてから予め定められた一定時間後に上記操作ボタンが押下された場合、あるいは、上記特定の利用者が認証されずに上記操作ボタンが押下された場合に、上記特定の利用者以外の利用者が上記操作ボタンを押下したものと判断し、通常の登録信号を上記運行制御部に対して出力することを特徴とする請求項1記載のエレベータの呼び登録装置。
  4. 上記ボタン部に備えられた上記認証部は、
    上記特定の利用者が所持する送信部から送信される特定の信号に基づいて、上記ボタン部を操作する利用者が特定の利用者であることを認証することを特徴とする請求項1記載のエレベータの呼び登録装置。
  5. 前記音声案内部から出力される音声案内は、
    上記操作ボタンに対応して予め定められており、行先階、ドア開、ドア閉、非常呼び、上方向呼び、下方向呼びを示す音声案内のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1記載のエレベータの呼び登録装置。
  6. 上記特定の利用者とは、車椅子利用者、視覚障害者を含む身障者であること特徴とする請求項1記載のエレベータの呼び登録装置。
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