JP2002362099A - 多色化方法 - Google Patents

多色化方法

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JP2002362099A
JP2002362099A JP2001175184A JP2001175184A JP2002362099A JP 2002362099 A JP2002362099 A JP 2002362099A JP 2001175184 A JP2001175184 A JP 2001175184A JP 2001175184 A JP2001175184 A JP 2001175184A JP 2002362099 A JP2002362099 A JP 2002362099A
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JP
Japan
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layer
coating
metal layer
fishing rod
golf shaft
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Application number
JP2001175184A
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English (en)
Inventor
Junsuke Kiuchi
淳介 木内
Hiroshi Suzuki
鈴木  寛
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Eyetec Co Ltd
Original Assignee
Eyetec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】釣竿またはゴルフシャフトを、軽量を維持した
まま多色化を行う方法を提供する。 【解決手段】基材本体上に有色の樹脂装飾層を形成し、
その外側にマスキング層を介し薄い金属層を形成するこ
とで文字や模様など様々な形状、色調を表現することが
できる。しかも金属層は薄膜なため凹凸の無いフラット
な表面を維持できる。さらに透明または有色半透明の保
護層を設けることで品質の向上を図ると共に最下層の塗
装との相乗効果により深みのある多彩な色調を得ること
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】下地層の色調を活かし、さら
に光輝性外観を呈示させることが可能であると同時に軽
量である装飾層を有する釣竿又はゴルフシャフトに関す
る。
【0002】
【従来の技術】釣り用具やゴルフシャフト等のスポーツ
用具には、使用者の趣味に訴えるために、様々な装飾が
施されている。装飾層には、例えば、商品名、メーカー
表示等のマーク、物品の性能等を表す文字や装飾を含め
た模様が施されている。例えば特開平5−153886
号公報には、竿素材の外面に所定の塗装が施された下地
層即ち塗膜を形成し、マークや文字等の模様がプリント
されたシールを塗膜の外面に貼着すると共に、更に、シ
ールの外面に塗装膜を形成した釣り竿が開示されてい
る。(第1の従来技術)
【0003】また、釣り用具やスポーツ用具の軽量化に
伴い、部材重量における塗装層等の装飾に関わる部分の
重量が増えてきており、スポーツ用具の軽量化を妨げる
大きな原因となっている。このため種々の考案が開示さ
れている。例えば特開平7−79669号公報には、物
品本体の外面に形成した合成樹脂製の下地層を介して薄
い金属層を積層し、この金属層を装飾層として用いた物
品が開示されている。(第2の従来技術)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来技術では、ロゴや模様のために凹凸が生じてしま
い、直接手で扱うこれらの物品においては凸部分の摩耗
が問題となるため好ましくない。また、第2の従来技術
では軽量かつ光輝性外観を得ることが可能であるが、一
定の均一な外観であり、商品名、メーカー表示等のマー
ク、物品の性能等を表す文字や装飾を含めた模様を付加
しようとすると、さらに第1の従来技術のように工程を
加える必要があり作業が繁雑になると共に費用の増大を
伴った。
【0005】そこで本発明の目的は、下地有色塗装層と
その外側の金属層の形状を様々に変化させることで下地
塗装層の外観を生かした光輝性外観を呈示させることが
可能であると同時に、質感(立体感)の有る模様を浮き
立たせることが可能な部材を容易に、かつ、安価に提供
するものである。しかもその表面は凹凸の無いフラット
な状態をしており取扱に非常に好ましい外観、形状を得
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を鑑みて本発明
は、基材本体上に形成されかつ有色の樹脂装飾層と、そ
の装飾層の外側に形成された薄い金属層を組み合わせる
ことにより、文字や模様など様々な形状、色調を表現す
るものである。金属層はマスキング樹脂やマスクテープ
を使用し好みの形状とすることができる。しかも金属層
は薄膜なため凹凸の無いフラットな表面を維持できる。
さらに金属層または樹脂装飾層の上に形成された透明ま
たは有色半透明の保護層を設けることで、品質の向上を
図ると共に最下層の塗装との相乗効果による深みのある
多彩な色調を得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の装飾層を有する部
材について、添付図面を参照して説明する。本発明に適
用可能な装飾層を有する部材としては、例えば、釣竿、
ゴルフクラブのシャフトならびにこれらに類したものが
該当し、装飾層には、例えば、商品名、メーカー表示等
のマーク、物品の性能等を表す文字や装飾を含めた模様
が施されている。
【0008】図1は本発明の一実施の形態に係る断面図
である。基材1上に有色塗装層2が形成され、所定形状
にパターニングされた薄膜金属層3とこの薄膜金属層3
の外側に形成された透明または半透明の有色保護層とを
備えて構成されている。
【0009】部材本体1は、例えば、合成樹脂、繊維強
化プラスチック、金属、セラミック等を用いて形成する
ことができる。
【0010】有色樹脂装飾層2は、アクリル系、ウレタ
ン系、ゴム系、ビニール系などの樹脂により形成され
る。これらは着色料の添加で様々な色調に変えることが
できる。
【0011】この有色樹脂装飾層2の外側に薄膜金属層
3を形成することができる。このような薄膜金属層を部
材本体1上に形成する方法としては、例えば、スパッタ
リング法、真空蒸着法、イオンプレーティング法等のP
VD(物理的気相成長)法を用いる。
【0012】この薄膜金属層はマスキング樹脂或いはシ
ール等のマスキング処理を行うことで様々な形状とする
ことができ、下地の有色樹脂装飾層1との組み合わせで
オリジナリティーあふれた模様、色調を表現することが
できる。
【0013】薄膜金属層3は、金、銀、銅、鉄、クロ
ム、チタン、ニッケル、アルミニウム、パラジウム或い
はこれらの合金でもよく、上記コーティング方法に可能
であれば特に限定されるものではない。また、これらの
窒化物や炭化物、炭窒化物、酸化物等も適合する。
【0014】この薄膜金属層3の膜厚は特に限定される
ものではないが、手触りの点から0.01〜5μmの厚
さがよく、また、色調、コストを考慮すると好ましくは
0.05〜1μmの範囲がよい。
【0015】保護層4は、アクリル系、ウレタン系、エ
ポキシ系等の透明または半透明の樹脂で形成することが
できる。この保護層4は下地を保護すると共に、わずか
に着色させることで下層の金属層3や有色樹脂装飾層1
との相乗効果で微妙な色合いを呈する。これによりさら
にオリジナリティーあふれた物品とすることができる。
【0016】マスキング層5は、めっきに使用されるマ
スキング樹脂或いはシール等であれば何れでもよく特に
限定されるものではない。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、軽量かつ意匠性の要求
される釣竿ゴルフシャフト等に対し有色樹脂装飾層、薄
膜金属層、保護層を組み合わせることで様々な形状の文
字やロゴ、模様、色調が表現でき、しかも凹凸のない手
触りのよいフラットな外観を呈する物品を提供すること
ができる。従来の方法は下地の塗装は平滑面を得るため
の塗装であったのに対し、この下地塗装を活かし有色化
することにより簡便、かつ、安価に意匠性の優れた物品
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に係る金属装飾層のマスキング工
程を示す断面図である。
【図2】本発明の実施に係る金属装飾層の最終工程を示
す断面図である。
【符号の説明】
1 基材 2 有色樹脂装飾層 3 薄膜金属層 4 保護層 5 マスキング層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品本体の表面に隠蔽力の高い有色合成
    樹脂被膜層を形成し、その一部をテープマスク等により
    保護した後、該合成樹脂被膜層の外側に金属被膜を形成
    し、テープマスク等の除去後さらに保護層を具備するこ
    とを特徴としている釣竿又はゴルフシャフト。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の金属被膜の形成にイオン
    プレーティングまたはスパッタリング等の乾式めっきに
    よる表面処理方法用いたことを特徴とする釣竿又はゴル
    フシャフト。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の保護層に透明または有色
    による半透明の塗装を施すことにより、最下層の塗装と
    の相乗効果による多彩な色調を有することを特徴とする
    釣竿又はゴルフシャフト。
JP2001175184A 2001-06-11 2001-06-11 多色化方法 Pending JP2002362099A (ja)

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