JP2002361985A - 印刷システム、ホスト装置、印刷装置、データ処理方法及び記録媒体 - Google Patents

印刷システム、ホスト装置、印刷装置、データ処理方法及び記録媒体

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JP2002361985A
JP2002361985A JP2001217433A JP2001217433A JP2002361985A JP 2002361985 A JP2002361985 A JP 2002361985A JP 2001217433 A JP2001217433 A JP 2001217433A JP 2001217433 A JP2001217433 A JP 2001217433A JP 2002361985 A JP2002361985 A JP 2002361985A
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラインプリンタ方式よる印刷装置において、
該印刷装置側での予備給紙を実現し、連続印刷にかかる
時点の短縮を行う。 【解決手段】 印刷データを印刷装置へと転送する時
に、印刷データ作成側(ホスト装置側)で、印刷データ
Aが複数ページ存在することを、例えば次の印刷データ
のヘッダ情報を認識し、転送する印刷データApに対し
て付加情報として予備給紙を実行させるためのプリフィ
ード命令apの情報を付加して転送する。該転送された
印刷データApを受けて、印刷装置側では、印刷データ
のなかのプリフィード情報を認識し、次の印刷データに
より印刷処理を開始する前に、事前にシートの予備給紙
を実行する。これにより、印刷装置側では、印刷データ
がどのような量(複数枚の印刷データか否か)のものか
を把握できなくても、事前に予備給紙を実行でき、シー
ト間隔を狭め、連続する印刷処理時間を短縮することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ラインプリンタ、
例えばインクジェットプリンタ、サーマルプリンタ等の
印刷装置を使用して印刷データを、可視像として印刷処
理するものであって、特定のホスト装置から送られてく
る印刷データを連続印刷可能な印刷システム及び印刷装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ホスト装置から、送られてくる印
刷データを、シート上に可視像として印刷処理する印刷
装置として、各種方式のものが提案されている。例え
ば、電子写真方式を利用したものにおいては、均一帯電
された感光体上に1ページ分の印刷データに応じた光の
像を照射するために、半導体レーザを印刷データに応じ
てON−OFF駆動制御して、レーザビームによる光像
を上記感光体表面に照射させて、静電潜像を形成してい
る。その潜像を可視像とするために、着色剤であるトナ
ーにて現像し、現像したトナー像をシート上に転写する
ようにして印刷処理を行うものである。
【0003】この電子写真方式によるものは、ページプ
リンタとして、1ページ分のデータに対して印刷処理を
実行する。このようなページプリンタに対して、例え
ば、1ライン毎(又は複数ライン毎)に印刷データを可
視像として、直接シート上に印刷処理するラインプリン
タ方式のものが存在する。
【0004】このラインプリンタは、1ページ分のデー
タを入力しなくても、必要なライン分のデータが入力さ
れれば、印刷処理を実行できる。そのため、印刷データ
を複数ページに渡って記憶しておくページメモリなるも
のを備えなくても、ラインメモリを備えるだけで、印刷
処理を実行できる。
【0005】従って、ラインプリンタにおいては、メモ
リ容量を極力少なくでき、同時に直接シートに印刷処理
を実行できるため、小型化が可能となり、低コスト化を
実現可能となる。このようなプリンタは、例えばインク
ジェット方式や、サーマル方式によるものが主流であ
る。
【0006】インクジェット方式は、少なくともインク
を選択的に吐出するオリフィスを単体、または複数備え
るインクジェットヘッドを、シートの送り方向と直交す
る方向に記録走査させることで、シート上にインクによ
るドット(画素)を直接形成して可視像を得ている。
【0007】また、サーマル方式は、複数の発熱素子を
有するサーマルヘッドを、同様にしてシートの送りと直
交する方向に記録走査させ、インクリボンのインクを印
刷データに応じて選択的に溶融させシート上に溶着させ
るか、又はシートとして感熱シートを用いて、直接印刷
処理を行う。
【0008】以上のようなラインプリンタにおいては、
プリンタ自身で、ラインメモリを有しているが、印刷デ
ータとして、どの程度の量、特にシートへの印刷処理を
度の程度(枚数)実行すればよいのかの判断はできな
い。そのため、シートを事前に決められた位置、例えば
印刷処理を実行する時に、印刷処理と同期させるように
してシートを印刷位置へと送り込む際のレジスト位置へ
と予備給紙しておくことはできない。
【0009】つまり、複数枚のシートへの印刷処理を実
行する場合、先のシートの印刷処理が完了した後、次の
シートを印刷処理するとき、そのシートの予備給紙を事
前に行えなくなる。これは、先のシートへの印刷処理を
完了した後、次のシートに対して連続印刷を行うため
に、次のシートの給紙は、次の印刷データが送られてき
た時点で行われるためである。これにより、どうしても
複数枚のシートへの連続印刷を行いたい場合には、シー
ト間隔が長くなる。その結果、印刷処理に要する時間が
長くなる。
【0010】そのため、従来では、送られてくる印刷デ
ータを全てプリンタ、つまり印刷装置側で記憶するよう
にしておけば、印刷処理を実行する段階で、先のシート
への印刷処理を実行中に、次のシートへの連続印刷が存
在することを把握できる。これにより、次のシートにつ
いては、事前に決められたレジスト位置へ予備給紙して
おくことができ、次のシートへの印刷開始処理時間が短
縮される。
【0011】このような技術は、例えば特開平9−19
3496号公報に開示されている通りである。これは、
電子写真方式のページプリンタにおいて、ホスト装置か
ら転送されてくる印刷データの量を把握し、これにより
シートの予備給紙を印刷処理の実行中に行えるようにし
たものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記構成の印刷装置に
よれば、ホスト装置から送られてくる複数ページにも及
ぶ印刷データを事前に記憶できる程度のメモリを予め設
けておくことで、印刷処理する枚数等を把握でき、これ
により次のシートをレジスト位置へと事前に送り込むこ
とが可能となる。これにより、次のシートへの印刷処理
に要する時間を短縮でき、結果として全ての印刷データ
の処理する時間を短縮できる。
【0013】しかし、印刷装置側で、大容量のメモリを
持たない印刷装置においては、上述したような技術をそ
のまま転用することはできず、実施不可能となる。つま
り、複数ラインの印刷データを入力することで印刷処理
を実行するような場合、複数のページによる印刷、特に
複数枚のシートに連続印刷することは到底把握できず、
事前に次のシートをレジスト位置へと予備給紙すること
は不可能となる。
【0014】そのため、ラインプリンタによる印刷装
置、例えばメモリ容量を極力少なくし、プリンタの小型
化、また低コスト化を実現する印刷装置においては、複
数枚のシートの連続印刷を行うような場合、1枚のシー
トへの印刷処理が完了し、そのシートの排出処理を行う
とき、次のシートへの印刷のための印刷データが転送さ
れてきて、始めて次のシートをレジスト位置へと送り込
み、印刷処理を実行するタイミングに合わせてレジスト
位置のシートの搬送を開始し、印刷処理を実行する制御
をその都度繰返すことになる。
【0015】よって、先のシートへの印刷処理が完了
し、次のシートへの印刷データを読み込んで、次のシー
トへの印刷処理を実行するためのレジスト位置へのシー
ト給紙、を行う必要があり、次のシートへの印刷処理を
開始するまでに大きなタイムラグが発生し、全体での印
刷処理時間が非常に長くなる。
【0016】そこで、本発明においては、大容量のメモ
リを持たない印刷装置において、連続印刷処理を行う時
の、上述したタイムラグを無くし、印刷時間の短縮を可
能にしてなる印刷装置を提供することを目的とする。
【0017】上述した目的を達成するために、本発明は
印刷装置側で次のシートに対する予備給紙を事前に行う
ことができるように、印刷データを送るホスト装置側で
の予備給紙を可能とするためのデータ処理を目的とす
る。
【0018】さらに、本発明の目的は、印刷装置とホス
ト装置とからなる印刷システムにおいて、印刷装置での
連続印刷における処理時間を短縮可能な印刷システムを
提供するものである。
【0019】すなわち、本発明の共通の目的は、印刷装
置側が有するメモリがページ単位で記憶できる容量未満
であっても、連続印刷を行う時の処理時間の短縮を可能
とするものでる。
【0020】また、本発明の共通の目的は、印刷装置側
での予備給紙を有効に活用することで、印刷システムで
の印刷開始時点の遅延を防止し、トータルでの印刷時間
の短縮を可能にする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの印刷システムは、ホスト装置側で作成してなる印刷
データを印刷装置側へと送る際に、印刷データに、シー
トへの印刷処理枚数が複数の場合には、複数枚の印刷を
行うパラメータを付加して印刷装置側へと送る。印刷装
置側では、印刷データ付加された付加データが存在する
かを確認し、複数枚への印刷があると判断すれば、次の
シートに対しレジスト位置へと予備給紙を実行するよう
にする。
【0022】つまり、ホスト装置においては、印刷デー
タが複数ページに及びことを把握することができる。そ
して、その印刷データに複数ページの印刷データが存在
する旨のパラメータを付加情報として追加し転送する。
この時、1枚目の印刷データに対し、最初に次のページ
に対する印刷データが存在する情報を付加する。そし
て、最終ページの印刷データに対しては、それ以上の印
刷データが存在しないため、次のページの印刷データが
存在する旨の情報を付加することなく、作成された印刷
データのままで送る。
【0023】そして、印刷装置側では、印刷データと共
に付加情報が送られてくれば、先のシートに対する印刷
処理を実行中に、次のシートの予備給紙を開始するタイ
ミングを制御し、予備給紙を実行制御する。そして、送
られてくる印刷データに対して付加情報の存在を確認し
ない場合には、次のシートの予備給紙を実行しない。ま
た、印刷装置側では付加情報が存在しない場合には、そ
の印刷データにて、最終の印刷処理であることを簡単に
把握でき、無駄に予備給紙を行うことを避けることがで
き、無駄な予備給紙によるジャム等を解消できる。
【0024】また、ホスト装置及び印刷装置を備えた印
刷システムにおいても同様に、ホスト装置側からの印刷
データに応じて印刷処理を実行する際に、複数枚の連続
印刷を行うものか否かを印刷装置側で把握でき、正確な
る予備給紙の制御を可能にできる。
【0025】以上の処理においては、次ページの印刷デ
ータを確認することで次ページにかかるシートの予備給
紙を可能にしているが、ホスト装置と印刷装置との間で
の印刷データに対するデータ処理の時間が非常に長くな
るような場合、次ページの印刷データの確認を行なった
後に、先の印刷データの送信を開始し、印刷動作を開始
すると最初のページの印刷時間が遅延、特に印刷開始が
遅延する。
【0026】そのため、さらに上述した処理を行うと同
時に次ページの印刷データの存在を確認するまでに時間
を要するような場合には、次ページにかかる印刷データ
を認識することなく、先の印刷データによる印刷処理を
開始させるようにすることで、トータルでの印刷時間の
遅延を防止し、印刷時間を短縮を行える。
【0027】そこで、次ページの印刷データの存在が確
認できないときには、その時点で処理された先の印刷デ
ータの送信を逐次開始し、その印刷データに対するシー
トの予備給紙を実行させるようにすることで、そのペー
ジにかかる印刷時間を短縮でき、よってトータルでの印
刷時間を短縮できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明の印刷システムの実
施形態について、図面と共に説明する。特に、図1及び
図2は本発明の印刷システムにおける全体の概念図を示
すブロック図であり、図1はホスト装置側の制御構成を
示すブロック図、図2は印刷装置側の制御構成を示すブ
ロック図である。また図3は、印刷データを作成し、印
刷装置へと印刷データを転送するためのホスト装置側で
のデータ処理方法の一例を示す図、図4は図3のデータ
処理手順を実現するための制御プログラムを実行するフ
ローチャート、また図5は印刷装置の一構成例を示す概
略構成図、図6は図5の印刷装置側での印刷制御にかか
る予備給紙を実行制御してなるフローチャートである。
【0029】本発明の印刷システム1は、図1及び図2
に示すようにホスト装置2と印刷装置3とを印刷データ
を転送する信号線を介して接続することで構成される。
この信号線はランケーブル、電話線、無線等にて接続可
能であり、公知の接続手段、形態をそもまま利用でき
る。
【0030】本発明の印刷装置3は、特にラインプリン
タにて最適なものであり、例えば図5に示すようなイン
クジェットプリンタが用いられる。つまり、必要最小限
のメモリを持つことで、ホスト装置2から転送されてく
る印刷データを1ライン又は複数ラインのデータを記憶
できる容量のラインメモリを備えることで、印刷処理を
実行できる。
【0031】図5に示すインクジェットプリンタである
印刷装置3は、図において手前から奥側を往復走査され
るインクジェットヘッド4を備えており、該インクジェ
ットヘッド4のインク吐出部分に対向してシートを搬送
するように構成している。
【0032】シートPは、印刷装置3本体に対して着脱
可能に設けられている自動給紙のための給紙カセット
(給紙トレイ)5,6に収容されており、選択的に給紙
される。給紙カセット5及び6は、上下に設けられてお
り、装着された状態で、給紙先端部分に対応して各給紙
ローラ7,8が対向配置されている。給紙ローラ7,8
は、給紙時に選択的にカセット5,6の最上部のシート
Pと圧接される。そのため給紙ローラ5,6は、1回転
駆動されることで、例えば円弧状部分が最上部のシート
Pと圧接され、最上部のシートPの給紙を行う。
【0033】従って、給紙カセット5または6のシート
を給紙する側の給紙ローラが選択駆動され、最上部のシ
ートPの1枚給紙を行う。この給紙カセット5,6に
は、異なるサイズのシートへの印刷を行えるように、サ
イズの異なるシートが収容されるか、大量印刷に対応で
きるようにするために、同一サイズのシートを収容する
こともできる。
【0034】上記自動給紙のための給紙カセット(給紙
トレイ)とは別に、印刷装置3本体より一部が突出され
るように手差しトレイ9が、設けられている。手差しト
レイ9には、任意のサイズのシートをセットできるもの
で、ユーザ側で上記給紙カセット5または6とは別のサ
イズのシートをセットすることが可能なようにしてい
る。この手差しトレイ9に対向するように手差し給紙ロ
ーラ10が設けられている。
【0035】なお、手差しトレイ9には、複数枚のシー
トPを載置可能としているが、1枚のみ載置できるよう
な構成としてもよい。
【0036】上述した各給紙カセット5,6及び手差し
トレイ9から選択的に給紙されたシートPは、インクジ
ェットヘッド4が設けられている印刷位置の手間に配置
され、各搬送経路が合流した共通の搬送ローラ11の位
置へ送り込まれる。この搬送ローラ11は、給紙されて
きたシートPを一旦停止させ、印刷動作と同期されて上
記インクジェットへッド4の印刷位置へと搬送を開始す
るためのレジストローラを構成する。このインクジェッ
トヘッド4と対向する印刷位置にはシートPの裏面を保
持し、印刷状態を安定させるためのプラテン12が設け
られている。このインクジェッドヘッド4とプラテン1
2とで印刷位置での印刷部を構成している。
【0037】インクジェットヘッド4は、公知もので、
インクドットを吐出する多数のオリフィスを搬送される
シートと対向(プラテン12と対向)する側に設けられ
ており、インク供給部より供給されるインクを、ヘッド
駆動部にて上記オリフィスより選択的に吐出させる。こ
のインクジェットヘッド4は、シートPの搬送方向と直
交する方向、つまり左から右側へと搬送されるシートに
対し、手前から奥側に往復走査されるときに、選択的に
インクドットの吐出が行われ、複数ラインの印刷データ
に応じた可視像をシートP表面(図では上面)に直接形
成する。
【0038】ここで、シートPへの印刷処理は、上記イ
ンクジェットヘッド4が往復走査されるとき、特に往動
時に、シートPの搬送は停止され、往動走査が終了し、
復動走査時点で、印刷したライン数に応じた量のシート
搬送が行われ、次の印刷走査のために停止される。この
動作を順次繰返し行うことで、シートPに1ページ分の
印刷データの印刷画像を形成する。
【0039】上記インクジェットヘッド4と対向する印
刷位置を通過するシートは、印刷位置の下流側に配置さ
れている排出ローラ13を介して、印刷装置3の本体外
へと排出処理される。その位置に排出トレイ14が設け
られており、該トレイ14に印刷済みのシートが、印刷
画像を上面にして排出される。
【0040】以上のように印刷装置3は、構成されてお
り、シートPは給紙カセット5または6、あるいは手差
しトレイ9の何れかより給紙され、一旦搬送ローラ11
へと送り込まれる。そして、インクジェットヘッド4に
よる印刷開始に同期するようにして、シートPは印刷位
置へと搬送ローラ11を介して所定ライン数の印刷が行
える量の搬送が行われて停止される。この状態でインク
ジェットヘッド4が往動走査され、その走査中に選択的
にインクドットが印刷データに応じて吐出制御され、シ
ートP上に印刷データに応じた可視像が形成される。
【0041】これを順次繰返し行い、シートPに対する
最終の印刷データによる印刷処理が実行され、インクジ
ェットヘッド4の復動走査が開始されるタイミングに応
じてシートの排出処理が実行される。
【0042】そして、印刷装置3に次の印刷データがホ
スト装置2より送られてくると、次のシートPの給紙を
開始し、搬送ローラ11へと送り込むように制御してい
る。
【0043】上記搬送ローラ11へとシートPを送り込
むための構成を以下に説明する。まず、給紙カセット5
または6側からの上記搬送ローラ11への送り込み構成
は、搬送ローラ11の手前、つまりシート搬送方向上流
側に反転ローラ15が設けられ、該反転ローラ15へ
と、給紙カセット5または6から給紙されるシートPが
送り込まれる。
【0044】この反転ローラ15には、押えローラ16
a,16bが圧接されるように設けられており、上段の
給紙カセット5から給紙されるシートPは、反転ローラ
15と押えローラ16aの間に送られ、さらに押えロー
ラ16bを介して反転搬送された後、上記搬送ローラ1
1への送り込まれる。また、下段の給紙カセット6から
給紙されるシートPは、搬送ローラ17を介して、上記
反転ローラ15側へと案内搬送され、押えローラ16b
を介して反転搬送された後、上記搬送ローラ11へと送
り込まれる。
【0045】また手差しトレイ9上のシートPは、その
ままガイドを介して直接搬送ローラ11へと送り込まれ
るように、反転ローラ15上部に案内経路を設け、反転
ローラ15の出口近傍に合流するようにして搬送ローラ
11へと送り込まれる構成である。
【0046】なお、本発明においては、予備給紙を実行
させるために、例えば搬送ローラの上流側で、かつ手差
しトレイ9側、また給紙カセット5,6側より給紙され
るシートの有無を検知するシート検知センサ18を設け
ている。このシート検知センサ18は、機械式(マイク
ロスイッチ等)、あるいは光学式(フォトセンサ)であ
ってもよく、シートが存在するときには存在信号を、存
在しない場合には無しの信号を出力する。この信号によ
り、以下に説明する予備給紙の開始制御がなされる。
【0047】(本発明の第1の実施形態)以上のように
印刷装置3が構成されており、次にホスト装置2を含め
た本発明による印刷システムについて、図1乃至図6を
参照して本発明の第1の実施形態を説明する。
【0048】(ホスト装置の構成)まず、ホスト装置2
の構成について説明する。本発明のホスト装置2は、印
刷装置3側で複数シートに連続印刷を行う時に、印刷装
置3側で事前にシートPの予備給紙を行えるように印刷
データを含めたデータ処理を行うものである。
【0049】このホスト装置2は、例えばパーソナルコ
ンピュータ等の装置からなり、該装置と印刷装置3とが
データの送受信が可能なように接続されている。特に、
ホスト装置2は、印刷データを作成し、該印刷データを
可視像としてハードコピーを必要とする時に、印刷装置
3に印刷データを送るものである。
【0050】図1において、ホスト装置2は、任意の印
刷データを作成できる。この印刷データとしては、文字
データ及びグラフィック画像等のイメージデータ、これ
らの組み合わせ、編集によるもので、任意の周知の印刷
データを作成できる印刷データ生成部21を備えてい
る。
【0051】上記印刷データ生成部21の他に、印刷デ
ータを印刷装置3への転送する際に、印刷装置3にて印
刷処理を実行できるようにデータの解析を行う印刷デー
タ解析部22、印刷データを印刷装置3へと転送するた
めのデータ転送部23、そして本発明の特徴となるプリ
フィード制御部24とを備えている。
【0052】上記印刷データ解析部22は、作成された
1ページ分の印刷データAを、例えば図3に示すよう
に、ヘッダ情報a、イメージデータb及びフッタ情報c
をそれぞれ認識する。つまり、作成される印刷データA
は、ユーザが指定したサイズ(印刷シートのサイズ)に
納まる内容毎に処理されており、各ページ毎の印刷デー
タAが作成される。そのため、印刷データ解析部22
は、その印刷データAにおける1ページ(印刷シートの
1枚目)のヘッダa、イメージデータb、そしてフッタ
cに区分してそれぞれを認識している。そして、次のペ
ージにかかるヘッダ情報aを検出(検索)することで、
先の印刷データに引き続く次ページの印刷データの存在
を確認する。つまり、印刷データ解析部22は、作成さ
れた印刷データが、複数枚(複数ページ)からなるもの
か否かを認識する。
【0053】印刷データ解析部22は、次のページのヘ
ッダaを確認することで、次の印刷データの存在を認識
(検出)し、これをプリフィード制御部24へと送る。
このプリフィード制御部24は、次の印刷データのヘッ
ダの存在が認識されたことで、プリフィード命令(予備
給紙を実現するための情報)を印刷データ解析部22へ
と送り返す。
【0054】そして、印刷データ解析部22では、先の
印刷データAにおけるヘッダ情報aにプリフィード命令
apを追加する(ヘッダに続いてプリフィード命令a1
を付加する)。この場合、イメージデータ1の先頭
(前)に付加するようにしてもよい。
【0055】このようなデータ処理を、作成された各ペ
ージ毎の印刷データにおいて順次行い、その処理を完了
すれば、図3に示すプリフィード命令apが、次に存在
する印刷データに応じて順次前のページに対するイメー
ジデータを含む印刷データAに対して付加され、付加さ
れた印刷データApとして印刷装置3にデータ転送部2
3を介して転送される。
【0056】ここで、この実施形態においては、先の印
刷データに引き続く次印刷データの存在が確認されれ
ば、印刷データにプリフィード命令が付加され、これが
印刷装置3に転送される。そして、例えば、2ページ
(シート2枚に印刷するデータ)を確認すれば、最初の
印刷データにプリフィード命令が付加される。しかし、
2ページ目の印刷データには、次に続く印刷データの存
在が印刷データ解析部22にて認識(検出)されないた
め、プリフィード命令が付加されない。これは、1枚の
印刷データのみの場合にも、同様にしてプリフィード命
令が付加されない。つまり、1枚印刷のみの場合、また
連続印刷による最終ページに対応する印刷データに対し
て同様にしてプリフィード命令が付加されない。
【0057】これにより、印刷装置3側ではプリフィー
ド命令が確認できない場合には、次のシートによるプリ
フィード、つまり予備給紙の実行を行わない。これは、
無駄にシートを予備給紙するのを回避できる。しかも、
印刷装置3側では最終ページの印刷処理前に、それが最
終ページであることを知ることができ、無駄な他の制御
をも合わせて回避できる。
【0058】次に上述したような印刷データのデータ処
理方法を実現するためのプログラムについて図4に示す
フローチャートに従って説明する。
【0059】そのまえに、説明が遅くなったが、上記印
刷データ、イメージデータについての定義をしておく。
上記イメージデータは、先に説明したが、文字による情
報、図面やグラフ、写真等のイメージ画像によるイメー
ジ、これらが混合されたものによる総称のデータであ
る。また印刷データは、このイメージデータを含み、該
イメージデータの先頭、及び最終を示すデータを付加し
たものを指す。そして、それらの印刷データが、各ペー
ジにより連続したものとなる。
【0060】また、ホスト装置2は、図1において印刷
データ生成部21、印刷データ解析部22、データ転送
部23及びプリフィード制御部24を制御するCPU等
のコンピュータ(ホスト制御装置)を備えている。その
ホスト制御装置は、記録媒体に予め記録されたコンピュ
ータプログラムに従って、上記印刷データ生成部21、
印刷データ解析部22、プリフィード制御部24を制御
することで、上述したデータ処理を実行する。
【0061】そこで、ホスト装置2側で印刷データが作
成されれば、ユーザはこの印刷データを可視像として出
力させるために印刷装置3へと、その印刷データを転送
するための印刷操作を行う。その操作を確認すれば、ホ
スト装置2は、先ず、作成された印刷データに対して図
3に示すようにイメージデータに先立ちヘッダの検索を
行う(S1)。
【0062】そのヘッダの検索において、次のページに
よる印刷データのヘッダか否かを確認する(S2)。こ
の認識は、図3に示すように次ページのヘッダが検出さ
れることで、次のページの存在を確認する。これは、先
に説明した通り、印刷データ解析部22にて行われる。
【0063】もし、次のページの存在が確認されなけれ
ば、ヘッダを検索した印刷データにプリフィード命令を
付加することなく、そのページの印刷データを印刷装置
3へと送る(S5)手順を踏む。
【0064】一方、次のページの印刷データが確認され
れば、ステップS3に進み、図3に示すように、先の印
刷データにプリフィード命令を付加する。このプリフィ
ード命令が上記印刷データに追加されると、その追加さ
れた印刷データが印刷装置3へと送られる(S4)。
【0065】以上がホスト装置2の本発明による一実施
形態による説明であり、またデータ処理方法及びその制
御プログラムによる制御手順である。つまり、ホスト装
置2側で、作成された印刷データに、次に存在するペー
ジの印刷データを検出すれば、先の印刷データに対して
プリフィード命令を付加させている。これにより、印刷
装置3側では、プリフィード命令の存在を確認すること
で、現在実行している印刷処理中に次のシートのプリフ
ィード制御を実行でき、印刷処理による時間短縮を可能
にしている。
【0066】(印刷装置側の実施形態)次に、印刷装置
3側の実施形態について、特に図2、図3及び図6を参
照して詳細に説明する。
【0067】印刷装置3は、上述したようにホスト装置
2から送られてくるデータ処理さらた印刷データに基づ
いて、印刷制御を実行する。そのため、予めホスト装置
2より送られてくる印刷データの中に、印刷データと共
に、次のシート、つまり次のページによる印刷データが
存在することを示すデータの有無の把握、判断を行う。
これは、印刷装置3に備えられている印刷制御部(CP
U等)にて、転送されてきたデータが画像形成に係る印
刷データか、また次の印刷データがあることを示すコマ
ンドデータか否かを判別する。
【0068】そこで、図2において、印刷装置3は、ホ
スト装置2から送られてくる印刷データを受信するデー
タ受信部31、受信した印刷データを解析するデータ解
析部32、解析されたデータに基づいてセット又はリセ
ットされるプリフィードレジスタ33、解析されたデー
タの中でイメージデータを受けて画像形成にかかる処理
を実現する画像形成部34、イメージデータを一時記憶
するラインメモリ35及び上記プリフィードレジスタの
内容に応じて予備給紙を制御するためのフィード制御部
36、からなる印刷制御部30と、該印刷制御部30か
らの指示により図5で示した印刷装置3内の各種被制御
部が制御されるエンジン部37を備えている。
【0069】エンジン部37は、インクジェッドヘッド
4を往復走査すると共に、選択的にインクと吐出するた
めの駆動制御を実行するヘッド駆動部38、レジストロ
ーラを構成する搬送ローラ11の駆動制御を行なう用紙
搬送部39、給紙カセット5,6あるいは手差しトレイ
9に対応する給紙ローラ7,8あるいは10の何れかを
選択駆動すると共に上記搬送ローラ11へと送り込むた
めの反転ローラ15の回転駆動を実行するための用紙ピ
ックアップ部40を備え、制御部30からの制御信号に
より印刷処理を実行する。
【0070】また、エンジン部37には、印刷装置3内
の適所に設けられる用紙(シートP)の検知を行うシー
ト検知センサ18が設けられている。この用紙の検知セ
ンサ18は、先に説明したように、例えば搬送ローラ1
1の上流側、すなわち反転ローラ15の出口部分と、手
差しトレイ9からのシート案内経路の合流部分に設けら
れ、シートの有無を検知するようにして設けられてい
る。
【0071】なお、上記シート検知センサ18は、上述
した位置に設けられることなく、各給紙カセット5,6
の出口部分、トレイ9の出口部分にそれぞれ設けられる
こともあり、給紙されるシートの有無を検知する。特
に、シート先端が通過するときには、シート有りを示す
信号を出力し、シートが通過した後はシート無しを示す
信号を出力することで、シート先端、後端が検知され
る。
【0072】本発明におけるシート検知センサ18は、
特にシートの後端検知信号を利用して、予備給紙を実行
している。この検知センサ18からの検知信号は、制御
部30のフィード制御部36に送られ、予備給紙制御等
を実行する。
【0073】以上の構成において、以下に図5及び図6
を参照して予備給紙を行う制御手順について説明する。
【0074】そこで、ホスト装置2より印刷データが送
られてくると、これをデータ受信部31を介して受信
し、データ解析部32にてデータ解析を行う(S1
1)。この解析については、印刷データのイメージデー
タを除きヘッダ情報の解析を行う。そして、データ解析
部32では、イメージデータであれば、以下に説明する
処理を実行する。
【0075】そして、ヘッダ情報であることが確認され
れば、そのヘッダ情報にプリフィード命令等の用紙情報
が付加されているか否かを確認する(S12)。もし、
その情報が付加されていることを確認すれば、プリフィ
ード命令であることを解析し(S13)、プリフィード
レジスタ33をセットする(S14)。ここで、用紙情
報としては、この実施形態においては、プリフィード命
令を含むものであり、その他に用紙サイズ等の情報を含
む。そのサイズに応じて、給紙カセット5または6の何
れかより選択給紙する情報として利用されることにな
る。
【0076】そこで、プリフィード命令を含むヘッダで
ない場合、ステップS12からS15へと進み、イメー
ジデータを受信したか否かを確認する。この場合、まだ
イメージデータではなく、ヘッダに含まれる他の情報、
たとえば用紙サイズ情報、画質情報等であれば、これは
画像形成部34に、他のパラメータの存在ありとして通
知(S16)される。
【0077】そして、印刷データのイメージデータであ
ることがステップS15で確認されると、これを画像形
成部34を経由し、そのイメージデータがメモリ35に
逐次記憶されていく。その後、印刷データが終了したか
否かを確認(S18)する。この確認がなされ、印刷デ
ータの終了でなければ、ステップS11に戻り上述した
ように、順次印刷データを受信し、その受信した印刷デ
ータの中から、イメージデータと他の用紙情報とを切り
離し、連続印刷を行う必要性を認識する一方、イメージ
データをメモリ35に記憶させていく。その過程におい
て、連続印刷を行うことが認識されれば、プリフィード
レジスタ33がセット(記憶)される。
【0078】このように、印刷装置3側では、印刷デー
タの中のイメージデータを受信する前段階で、ヘッダ情
報を解析して連続印刷を行うことを知る。そして、まず
上記用紙情報を含むヘッダ情報に続いて送られてくるイ
メージデータによる印刷を準備するためにシート給紙を
実行する。この給紙は先に説明した通りであり、シート
サイズ等は、ホスト装置2より事前に印刷データのヘッ
ダ部分にサイズデータ(用紙情報等)として付加処理さ
れており、このサイズに応じたシートPを自動給紙し、
搬送ローラ11へと事前に送り込む。
【0079】この事前の給紙制御は、ステップS15及
びS16にて、ヘッダ情報の中の用紙サイズ情報等のパ
ラメータの通知を画像形成部34が受けることで、その
用紙サイズのシートPを、給紙カセット5または6から
給紙する。そのため、フィード制御部36へとその情報
を送り、用紙ピックアップ部40を介してシートを搬送
ローラ11の位置まで事前に送り込む。
【0080】次に、印刷制御部30は、上述したように
印刷データに対するデータ解析にてヘッダ情報に基づ
き、必要サイズのシートPを事前に搬送ローラ11の位
置へ送り込むと共に、イメージデータをラインメモリ3
5に順次記憶させていく。印刷制御部30は、上記ライ
ンメモリ35に所定ラインのイメージデータが記憶され
た時点で、印刷開始を指令し、インクジェットヘッド4
を往復走査させるために、画像形成部34よりヘッド駆
動部38を介して走査制御を行なう。この印刷開始に応
じて、搬送ローラ11を駆動するために、フィード制御
部36より、用紙搬送部39を介して所定量のシート搬
送を行う。これにより最初のラインの印刷を行えるよう
にシートPを印刷位置への搬送し、停止させる。
【0081】メモリ35に記憶されたイメージデータの
印刷処理を完了すれば、インクジェッドヘッド4の復動
走査を実行し、このタイミングで、シートPを、印刷を
完了したライン数に応じた量だけ搬送し、停止させる。
そして、次のラインに対応するイメージデータがメモリ
35に記憶されると、これに合わせてインクジェッドヘ
ッド4の往動走査を行い、次のラインの印刷処理を実行
していく。このようにして、1ページ分の印刷データに
よる印刷処理を実行している途中で、かつ1ページ分の
印刷終了前に、次のシートPを選択給紙し、搬送ローラ
11へと予備給紙を実行しておく。この制御は、上述し
たプリフィードレジスタ33の記憶内容に基づく。
【0082】つまり、プリフィードレジスト33がセッ
トされていれば、先のシートPへの印刷処理を実行し、
終了しようとしているタイミングに合わせて、フィード
制御部36が、用紙ピックアップ部を経由して給紙ロー
ラ5あるいは6を選択給紙し、反転ローラ15を経由さ
せて搬送ローラ11の位置まで送り込む。
【0083】上記タイミング制御としては、先に給紙さ
れたシートPの後端が、搬送される搬送経路の途中で検
出された時点で、次のシートの給紙動作を開始させれば
よい。そのため、搬送ローラ11の上流側に配置された
シート検知センサ18にてシートPの後端検知を行う
と、これがフィード制御部36に入力され、そのタイミ
ングと共に、上記プリフィードレジスタ33のセット条
件により予備給紙制御が実行される。これにより、次の
シートは搬送ローラ11の位置まで予備給紙され、次の
印刷データに応じて印刷位置へと搬送開始され、連続印
刷にかかる時間を短縮できる。
【0084】つまり、次の印刷データが送られてくるの
を待って給紙カセット5または6からの給紙開始を行う
従来の方法ではなく、先に印刷処理を実行されているシ
ートの後端が検知された時点で予備給紙を実行できるた
め、その分の時間短縮が可能なる。しかも、次のシート
の給紙については、先の印刷データが転送されてくる前
にヘッダ情報が、印刷制御部30の解析部32にて解析
され、これがレジスタ33に記憶されているため、それ
を印刷装置3側が把握している。そのため、次のシート
の予備給紙を実行できる。
【0085】また、予備給紙を実行した時点で上記プリ
フィードレジスタ33の内容をリセットしておくこと
で、最終ページの印刷処理中に無駄にシートの予備給紙
を事前に行うことを回避できる。これにより、シートが
予備給紙され、その位置で待機された状態で印刷終了と
いったことが発生することもなく、そのシートが、次の
印刷時にジャムシートとして判断されることもなく、無
駄な給紙制御を実行することはない。
【0086】しかも、印刷装置3側では、印刷データを
最小限、特にインクジェットプリンタに印刷処理できる
ライン数に応じたラインメモリ35の容量で済み、また
次の印刷データの存在を確認するために、印刷制御部で
ホスト装置2から転送されてくるデータが印刷データそ
のものか、また連続印刷が実行され予備給紙を行うため
のプリフィード命令かを判断する判断手段、つまりヘッ
ダ情報のデータ解析部32を設けておけばよく、その構
成が複雑、煩雑になることはない。特に、上記データ解
析部32は、従前より備えられたもので、特にヘッダ情
報に付加されるプリフィード命令が含まれるか否かを判
断する制御を付加するのみでよく、簡単な付加のみによ
り、メモリ容量も増すこともなく、本発明の目的を達成
できる。
【0087】(印刷システム)以上は、印刷装置3、ま
たホスト装置2単独での構成、及び処理制御にかかる一
実施形態について説明である。
【0088】次に、印刷装置3及びホスト装置2からな
る全体での印刷システムによる構成による一実施形態を
説明する。
【0089】これは、図1及び図2に示す構成におい
て、ホスト装置2と印刷装置3がデータの送受信可能な
ように接続されている。図1及び図2では、ホスト装置
2に対して一つの印刷装置3が接続された状態を示して
いるが、多数のホスト装置2に一つの印刷装置3がそれ
ぞれ接続される場合、また複数の印刷装置3に多数のホ
スト装置2が接続される場合等があるが、要するに選択
した印刷装置3にて印刷処理する時に、ラインプリンタ
方式のものが選択された場合に、本発明の効果が発揮さ
れる。
【0090】ホスト装置2の構成は、先の実施形態にお
いて説明した通りであり、また印刷装置3においても同
様の構成である。また印刷装置3としては、ラインプリ
ンタのほかに、ページプリンタ等も接続される場合があ
る。
【0091】そこで、特定のホスト装置2による印刷デ
ータが作成され、これを印刷処理、つまりシートにハー
ドコピーとして出力させたい場合、そのデータを印刷装
置3に送る。
【0092】その前に、印刷データを送信する相手先の
印刷装置3が、指定され、該指定された印刷装置3側か
ら、該印刷装置3による処理能力がホスト装置2に送り
返される。この処理能力は、印刷装置3側で処理できる
印刷機能であり、例えばラインプリンタにおいては、一
度に印刷できるライン数、また画像処理機能の有無を示
す情報等をホスト装置2側へと送る。
【0093】ホスト装置2側では、印刷装置3からの機
能情報を受けることで、作成された印刷データに対し、
上述した印刷データのデータ処理を行う。例えば、印刷
装置3側で効率よく印刷処理を実行できる容量で印刷デ
ータを送る。また、印刷装置3にて適正画質で出力でき
る画像処理機能を持たない場合には、該印刷装置3に合
わせた印刷データの画像処理を行う。一例として、解像
度等の問題、例えば300dpiに印刷能力がある場
合、印刷データとして600dpiであれば、それを3
00dpiで印刷処理した時の画質補償を行えるデータ
変換等の画像処理をホスト側で実行する。また、このよ
うな機能そものが、印刷装置3側に備えられておれば、
印刷データそのものを印刷装置3へと送信する。
【0094】上述した印刷装置3側の機能に合わせて、
ホスト装置2側での画像処理を含む印刷データの処理を
行い、先に説明したように複数枚に渡る印刷データの存
在が確認されれば、プリフィード命令を印刷データに付
加した後、印刷装置3へと順次印刷データを送信する。
【0095】そして、印刷装置3側では、送信されてく
る印刷データにおいて、ヘッダ情報、プリフィード命
令、イメージデータそしてフッタ情報を認識しながら、
順次印刷データのイメージデータによる印刷処理を実行
していく。
【0096】まず、印刷装置3は、送信されてくる印刷
データにおいて、ヘッダ情報を認識すれば、必要なサイ
ズのシートを給紙カセット5又は6、あるいは必要に応
じて手差しトレイ9の何れかより選択的に給紙する。該
給紙されたシートPは、搬送ローラ11の位置までおく
られ、一旦待機される。
【0097】そして、プリフィード命令を受信し、それ
を把握することで、予備給紙を準備するためのメモリに
それを記憶させる。これは、図2に示すようにプリフィ
ードレジスタ33に記憶される。
【0098】その後、1ページ目(1枚目のシートへの
印刷データ)のイメージデータが順次送信されてくる
と、それを必要ライン数、ラインメモリ35等に記憶さ
せていく。必要ライン数の内容が全て記憶されれば、印
刷開始を指令し、インクジェットヘッド4をホームポジ
ションから、往動走査し、転送されてきた印刷データ、
特にイメージデータに応じてインクを選択的に吐出制御
する。その前に、シートPは搬送ローラ11を介して最
初に印刷を開始できる位置へと送られており、その位置
で停止されている。
【0099】なお、イメージデータの受信において、こ
れを一旦ラインメモリに記憶させる手順で説明したが、
当然ホスト装置2からのイメージデータの送信と、イン
クジェッドヘッド4にる印刷処理とが一致する場合に
は、ラインメモリに記憶させることなく直接インクジェ
ットヘッドの各オリフィスよりデータに応じた吐出制御
を行える。このような場合には、当然ラインメモリも必
要でなくなり、非常に少ないメモリを用いるだけで印刷
処理を実行できる。
【0100】さて、上述した印刷処理を実行中、給紙さ
れているシートPの後端が、例えば給紙カセット5より
抜け出し、その後端がシート検知センサ18等にて検知
されれば、その検知に応答して、予備給紙が準備され
る。その検知が行われ、そのシートPが搬送ローラ11
を通過するタイミング、つまり時間は、印刷速度に比例
しているため、予め印刷装置3側で把握されている。従
って、給紙カセット4からのシートの予備給紙を実行さ
せ、先に印刷されたシート後端が搬送ローラ11を通過
後に、上記予備給紙されたシート先端が搬送ローラ11
に達するタイミングで行われ、これによりシート先端は
搬送ローラの位置で一旦停止される。この時点で、上記
プリフィードレジスタ33はリセット(“0”)され
る。
【0101】このようにして、先の(説明では1ページ
目の)シートPへの印刷が完了する前に、次の(説明で
は2ページ目の)シートを搬送ローラ11まで予備給紙
を実行しておき、その位置で待機させることができる。
そして、次の印刷データのヘッダを認識し、その次のプ
リフィード命令の有無を図6のステップS12に認識す
れば、ステップS14にて、再度プリフィードレジスタ
33がセット(“1”)される。もし、プリフィード命
令が付加されていない場合には、上述したレジスタ33
はリセットされたままで、次に続くイメージデータを受
信して上述したように予備給紙されているシートPへの
印刷処理を実行する。この処理が最終ページの印刷処理
となる。
【0102】印刷装置3は、上記プリフィードレジスタ
33がリセットされているため、フィード制御部36
は、先のシートPの後端が検知センサ18にて検知され
ても、次の予備給紙を準備することはい。この時、フィ
ード制御部36では、シート後端の検知等を必要に応じ
て確認するプログラム制御を省くことができる。また、
予備給紙を行わないため、印刷処理が終了した時点で、
シートが印刷装置3内に残るといった不具合がなく、そ
の後にジャムとして処理されることもなくなる。さら
に、印刷装置3の印刷制御部30では、プリフィードレ
ジスタ33がリセット、つまりセットされていないこと
を把握して、最終印刷処理を実行していることを把握で
き、よって、上述した無駄な処理を行うことなく、終了
のための処理を実行できる。
【0103】ここで、2ページ目のイメージデータの処
理において、そのページにかかるヘッダの後のプリフィ
ード命令を認識すれば、プリフィードレジスタ33がセ
ットされ、上述したような予備給紙が実行される。そし
て、最終ページにかかるイメージデータが送られてくる
場合、先に説明したように次に続く印刷ページが存在し
ないため、プリフィード命令が付加されておらず、最終
ページの印刷処理のために予備給紙されているシートに
対する最終の印刷処理が実行される。
【0104】以上説明したように本発明の印刷システム
1において、ホスト装置2側で連続印刷、つまり2枚以
上のシートへの連続印刷を行う場合、先の印刷データに
プリフィード命令が付加され、印刷装置3へと送信され
ることで、印刷装置3側では印刷データを複数枚のシー
トへの印刷を行うことが把握できなくても、予備給紙を
実行制御できる。
【0105】よって、連続印刷する場合、1ページ目の
印刷処理の終了から次のページの印刷処理開始までの時
間を大幅に短縮でき、印刷時間を大幅に短縮できる。ま
た、1ページのみの印刷処理、また最終ページの印刷処
理を行う場合には、予備給紙が実行されないため、無駄
な処理を回避できる。
【0106】また、印刷データに付加されるプリフィー
ド命令は、次の印刷データのヘッダから検出される極少
量のデータにて処理可能であるため、ホスト装置2側で
の構成、特にプログラム等が煩雑、複雑になることもな
い。付加されるプリフィード命令は、印刷装置3にて認
識するために大容量のメモリを予め準備することなく、
イメージデータ等を記憶するメモリを備えていないよう
な印刷装置であっても、簡単に認識でき、連続する印刷
データを短時間に処理できる。
【0107】さらに、本実施形態における印刷システム
1は、例えばインクジェットプリンタからなる印刷装置
3として説明したが、サーマルプリンタにおける印刷装
置であってもよい。つまり、必要最小限のメモリを備え
るだけで、印刷処理を実行できる非常に安価な、そして
小型プリンタにおいて、本システムを適用することで、
ページプリンタと同様に印刷効率を向上できる。
【0108】(本発明の第2の実施形態)本発明の上述
した第1の実施形態においては、シートを予備給紙する
ことを前提として説明した。しかし、予備給紙するシー
トサイズは、単独ではなく、複数サイズのシートへの印
刷処理を所望することもある。例えば、文字情報をA4
サイズで、図面やグラフ等をA3サイズで印刷処理する
場合も考えられる。
【0109】この場合、最初に決まったサイズのシート
を連続して給紙する場合、単に予備給紙を行うプリフィ
ード命令を付加すれば、予備給紙制御を実現可能とな
る。しかし、連続印刷を行うときに、異なるサイズシー
トへの印刷処理を希望する場合には、第1の実施形態の
構成では実施できなくなる。
【0110】そこで、この第2の実施形態においては、
サイズが異なるシートへの連続印刷を行う時にも、同様
にして予備給紙を実行させて、連続印刷における処理時
間の短縮を図ることを目的としている。この目的を達成
できる具体例を以下に図7等を参照して説明する。な
お、説明においては、図1及び図2また印刷装置3の具
体的な構成についても図5に示す構成をそのまま用いる
ことにする。そのため、これらの説明は省く。
【0111】図1に示す印刷システム1の構成におい
て、ホスト装置2側で作成された印刷データに対し、予
備給紙を実行させるためのプリフィード命令を付加する
点は、第1の実施形態で説明した通り同一である。しか
し、プリフィード命令と同時にシート情報、特に用紙サ
イズ等を合わせて付加する点に特徴がある。
【0112】図7に示すように作成された印刷データの
ヘッダ情報には、選択するシート(用紙)サイズ情報が
含まれている。これは、従来より公知であるように、ユ
ーザ側で文字や図形、図面等のイメージ情報を作成する
際に事前にシートサイズが選択されている。その選択さ
れたシートサイズが、ヘッダ情報として付加されてい
る。
【0113】図7にホスト装置2側でのデータの処理手
順及び構成を示すように、この図を参照して上述した点
を詳細に説明する。作成された各印刷データAにおい
て、次の印刷データAの存在を次のヘッダ情報を検出す
ることで行う。そのヘッダ情報が検出されれば、ヘッダ
にふくまれるシート情報(用紙情報)を認識し、それを
プリフィード命令と共に、付加的な情報(サイズ情報)
として先の印刷データAに付加して印刷データApとし
て印刷装置3側へと転送する。
【0114】このようなデータ処理は、最終ページnの
印刷データのヘッダ情報が確認されるまで行われ、最終
ページ前n−1の印刷データにプリフィード命令と共に
最終ページにかかる用紙情報が付加される。この場合、
最終ページnの印刷データについては、それ以降の印刷
データが存在しないため、プリフィード命令を含む用紙
情報が付加されることはない。これは、1枚の印刷デー
タにおいても、同様に次の印刷データが存在しないた
め、プリフィード情報等は付加されないことと同様であ
る。
【0115】ここで、ヘッダ情報の中には、シートサイ
ズや自動給紙のための給紙カセット(給紙トレイ)ある
いは手差しトレイ等を選択し給紙させるための用紙情報
の他に、画質情報等が含まれる。この画質情報とは、例
えば印刷解像度(300dip、600dpi等)、色
情報(カラー、モノクロ)、印刷モード(標準、高速印
字、高画質)等である。この実施形態においては、その
ような画質情報を省いて用紙情報のみを抽出し、上述し
たようにプリフィード命令と共に用紙情報を合わせて付
加している。
【0116】以上のようなホスト装置2側で印刷データ
の処理が実行され、印刷装置3へと転送されてくると、
印刷装置3側では、図6に示す処理が実行される。つま
り、S12にて、最初のページのヘッダ情報が解析さ
れ、そのヘッダ情報に加えて次のページにかかる印刷デ
ータのプリフィード命令、用紙情報等の確認を行なう。
そして、用紙情報の確認後にステップS13にて、用紙
情報の解析が行われる。この時、次の印刷情報が存在す
ることが認識されているため、プリフィードレジスタが
セット(“1”が記憶)され(S14)、同時に用紙情
報のサイズ情報に応じて次の給紙先の給紙カセット5又
は6、あるいはトレイ9を選択するレジスタをセットす
る。
【0117】以後の処理は第1の実施形態において説明
した通りであり、その説明は省略する。そこで、上述し
たプリフィードのためのヘッダ情報の解析を行うと共
に、印刷装置3側の印刷制御部30においては、以下の
処理を同時に実行する。
【0118】つまり、印刷データが転送されてくると、
まずS11のヘッダの解析により、用紙サイズ等が事前
に把握され、そのサイズの用紙を収容した給紙カセット
5,6あるいはトレイ9の何れかが選択され、それに対
応する給紙ローラ7,8あるいは10が用紙ピックアッ
プ部を介して選択駆動される。そのシートは反転ローラ
15を介して搬送ローラ11まで事前に給紙されてい
る。これは先に説明した通りである。
【0119】次に、印刷データの中のイメージデータが
所定ライン数記憶されると、印刷動作が開始される。そ
のページの印刷中に、次のシートのプリフィードを行う
タイミングになれば、先に用紙情報を解析した用紙サイ
ズに対応する給紙部分よりシート給紙が実行され、搬送
ローラ11へと送り込むための予備給紙が実行される。
これにより、次のイメージデータにかかるシートの予備
給紙が完了し、そのイメージデータが受信され、所定ラ
イン数が記憶されることで、次のページの印刷処理が開
始される。
【0120】このように、次のシートサイズが、先のシ
ートサイズと異なるような場合においても、事前に予備
給紙が可能となり、サイズが異なる印刷データについて
の、連続印刷による時間短縮が行える。
【0121】(第2の実施形態の他の態様)以上の説明
においては、給紙カセット5,6、あるいは手差しトレ
イ9からの予備給紙を行っている。しかし、手差しトレ
イ9においては、セットされたシートPのサイズを検出
できない場合がある。このような場合には、用紙情報の
用紙サイズにて手差しトレイ9からの予備給紙を行えな
くなる。
【0122】あるいは、手差しトレイ9から搬送ローラ
11までの距離としては、非常に短い場合には、予備給
紙を行うことなく、次の印刷データを受信し、ヘッダ情
報を解析している時に、手差しトレイ9からの給紙であ
ることが把握され、この時点で給紙を行うようにして
も、シートPが搬送ローラ11に到達し、印刷動作を開
始しても差ほど時間的なロスは生じない。このような場
合には、手差しトレイ9からの予備給紙を行う必要がな
く、よってそのためのプリフィード命令を付加する必要
もなくなる。
【0123】そのためのホスト装置2でのデータ処理に
ついて、図8のフローチャートを参照して、上述した情
報の付加、及び印刷データの送信制御について説明す
る。この図8は、図4と処理手順そのものは同一であ
り、同一部分を同一ステップ数で付記している。
【0124】まず、ホスト装置2側で印刷データが作成
されれば、ユーザはこの印刷データを可視像として出力
させるために印刷装置3へと、その印刷データを転送す
るための印刷操作を行う。その操作を確認すれば、ホス
ト装置2は、先ず、作成された印刷データに対してイメ
ージデータに先立ちヘッダの検索を行う(S1)。
【0125】そのヘッダの検索において、次のページに
よる印刷データのヘッダか否かを確認する(S2)。こ
の認識は、図7に示すように次ページのヘッダが検出さ
れることで、次のページの存在を確認する。これは、先
に説明した通り、印刷データ解析部22にて行われる。
【0126】もし、次のページの存在が確認されなけれ
ば、ヘッダを検索した印刷データにプリフィード命令を
付加することなく、そのページの印刷データを印刷装置
3へと送る(S5)。
【0127】一方、次のページの印刷データが確認され
れば、ステップS21に進み、次の印刷データによるヘ
ッダの解析を行う。この解析は、図7に示したようにヘ
ッダ情報に含まれる印刷するシートサイズ等の用紙情報
と共に、手差しトレイからの給紙か給紙カセット(給紙
トレイ)5,6からのものかの抽出を行う。そして、ス
テップS22にて、手差しトレイ9からの給紙であれ
ば、プリフィード命令を付加することなく、そのまま印
刷データを印刷装置3へと転送(S4)する。
【0128】もし、手差しトレイからの給紙でない場
合、プリフィード命令を付加(S3)した印刷データを
印刷装置3へと転送(S4)する。この時、上述したよ
うに用紙情報としてサイズ情報をも合わせて付加(S3
1)し、給紙カセット(給紙トレイ)5又は6の何れか
より予備給紙処理を実行できるようにする。
【0129】なお、給紙トレイ5又は6からの連続給紙
が変更されないような場合、つまり最初のページのヘッ
ダ情報にのみ、給紙トレイの選択が行われるような場合
には、S31の用紙情報を付加することなく、給紙トレ
イからの予備給紙を実行させればよい。また、手差しト
レイ9のみからの連続印刷による場合には、上述したよ
うにプリフィード命令及び用紙情報を付加するとなく、
そのまま印刷データが転送される。
【0130】しかし、取扱うシートサイズが種々異なる
場合、また給紙トレイまたは手差しトレイの使用が混在
するような場合においては、給紙トレイ5又は6かの給
紙を予備給紙制御可能なように印刷データの処理を行え
る。
【0131】以上がホスト装置2での処理である。これ
に対し、印刷装置3側では、給紙トレイ5又は6かの予
備給紙については、先に説明した通りであり、手差しト
レイ9からの給紙については、予備給紙を実行すること
なく、先の印刷処理が実行され、その処理が完了し、次
の印刷データが転送されてきた段階で、その印刷データ
のヘッダ情報を解析することで、トレイ9からの給紙で
あるとを把握し、この時点でトレイ9からの給紙が実行
され、搬送ローラ11へと送り込まれる。
【0132】従って、手差しトレイ9からの給紙である
ことを事前に印刷装置3が知ることで、トレイ9の給紙
を行う。また、給紙カセット5又は6等、搬送ローラ1
1までの距離が相当の距離がある場合には、予備給紙が
実行され、また異なるサイズにおいても同様にして予備
給紙が実行される。そのため、手差しトレイ9等を利用
した特殊なシート、つまり定型サイズ以外のシート、O
HPシート等のシートへの印刷を行うような場合に好適
な実施となる。
【0133】(本発明の第3の実施形態)以上説明した
本発明の第2の実施形態においては、異なるサイズのシ
ートに対する予備給紙を行う場合について説明した。ま
た、給紙カセット5又は6以外の手差しトレイ9からの
給紙については、予備給紙を行わずに、そのための付加
処理を行うことなく印刷データの転送処理を行うように
するものとして説明した。
【0134】特に第2の実施形態によれば、次のページ
の印刷データが存在すれば、付加情報としてプリフィー
ド命令、及び用紙情報等を追加して付加させるようにし
ている。プリフィード命令のみの付加については、第1
の実施形態においても同様である。
【0135】この第3の実施形態においては、最初のペ
ージ以降に続く他の連続したページの印刷データの存在
を確認し、それらを最初の印刷データに付加するように
したものである。
【0136】図9は、ホスト装置2側での作成された後
の印刷データの処理を示す図である。該図9において、
ホスト装置2側では、転送先の印刷装置3がラインプリ
ンタ方式によるものである場合、作成した印刷データに
対して、複数ページに渡る印刷データであることを確認
すれば、プレフィード情報を付加する。この場合、最初
に転送するページの印刷データにのみプリフィード命令
を付加する。そして、最初のページに続く他のページに
ついて、それの各ヘッダ情報を解析することで、用紙情
報を合わせて付加する。この付加については次のページ
以降の複数ページの用紙情報を予め付加する。
【0137】さらに、ページ情報を合わせて付加してい
る。このページ情報とは、プリフィードを行うためのペ
ージ数である。つまり、印刷データのページ数に対応す
る。例えば、3ページの印刷データが存在する場合、プ
リフィード命令の後に、2ページ目の情報(ページ情
報)、これに対応する用紙情報、3ページ目の情報、こ
れに対応する用紙情報を、最初のページに対応する印刷
データに付加する。
【0138】図10は、図9に示す印刷データによる処
理手順を示すフローチャートである。この図10におい
ても、先の図8と同一処理については、同一ステップ数
を付記している。
【0139】図10において、印刷データに対する次ペ
ージ以降の印刷データの存在を確認(S2)すれば、最
初のページに続く他のページの各ヘッダ情報を解析(S
211)する。この解析は、次ページの印刷データのヘ
ッダ情報だけでなく、それ以降の印刷データのヘッダ情
報を合わせて解析する。
【0140】そして、次ページの給紙を行う給紙元が手
差しトレイ9からのものか、また給紙カセット5又は6
からのものかを確認(S22)し、給紙カセットによる
場合には、これから送信しようとしているページの印刷
データに、プリフィード命令を付加し、先に解析した複
数ページによる用紙情報をページ情報と共に追加(S3
2)する。追加後に、印刷装置3に転送を行うタイミン
グに合わせて上述したように印刷データ処理したものを
印刷装置3へと転送(S4)する。
【0141】このように、印刷データを印刷装置3側へ
と転送する際に、現在判明している次ページ以降の印刷
データにかかる用紙情報をページ情報と共に、予備給紙
を行うものとして、プリフィード命令に合わせて追加し
て転送している。
【0142】これに対し、印刷装置3側では、転送され
たきた印刷データのヘッダ情報を解析し、その中のプリ
フィード命令と共に、ページ情報及び用紙情報を確認す
る。もし、3ページ以上の印刷データが存在するような
場合には、それを印刷装置3側で最初に転送されてくる
印刷データの中から把握できる。
【0143】これにより、給紙カセット5又は6より予
備給紙することを事前に知ることができ、処理を速めに
設定することができる。この場合、プリフィードレジス
タ33を印刷処理を実行する時に、一々リセットする必
要はない。そして、ページ情報を合わせて確認し、それ
が最終ページ情報であることを確認すれば、この時点
で、プリフィードレジスタをリセットすればよく、プリ
フィードレジスタ33のセット、リセット処理の手間を
省くことができる。
【0144】また、給紙カセット5又は6をそれぞれ利
用する場合においても、そのカセット間での切り換え制
御を事前に行えるため、その処理をスムースに実行でき
る。
【0145】以上の第3の実施形態においても、当然予
備給紙を事前に行うことができるため、連続印刷による
処理時間を短縮できる。しかも、予備給紙においては、
事前に次ページ以降の印刷データの存在を知ることがで
きるため、無駄に予備給紙を行うこともなくなる。ま
た、印刷データをその都度転送するときに、その転送す
る印刷データに対して複数のページによるページ情報と
用紙情報を合わせて転送することができるため、先に転
送された情報と比較するなどして、より正確な予備給紙
制御を実現できる。
【0146】(第1〜第3の実施形態による共通の実施
態様)以上の実施形態の説明においては、ホスト装置2
側では、作成された印刷データに対して図3、図7さら
に図9にて処理を実行している。つまり、既に作成され
た印刷データにて、次のページの存在を確認し、本発明
による各種付加情報を追加するようにしている。
【0147】そのため、印刷装置3側へと転送する順番
としては、作成された印刷データの最終ページから又は
最初のページからの転送を任意に設定して転送できる。
例えば印刷装置3が、排出トレイ14にフェースアップ
状態で排出する場合、ページ順を揃えるようにするに
は、作成された最終ページより印刷データを転送する。
そのため、最終ページを転送時に先頭ページとして、最
終ページ前の印刷データのヘッダ情報を確認すること
で、先に説明したように付加情報を追加し、予備給紙制
御を実行できる。
【0148】これは、印刷装置3が特定された時点で、
ホスト装置2側で、最適な処理を実行できるように転送
順序を決め、付加情報を追加するようにして印刷データ
の処理を行う。
【0149】これに対し、印刷装置3が予め決まってい
るような場合、例えば印刷装置3がホスト装置2とがそ
れぞれ一台づつ接続されている場合についてのホスト装
置2の処理の適正例を以下に説明する。また、これは転
送処理に費やす時間短縮を目的とするものでもある。
【0150】図11はその一例を示す制御回路構成を示
すものである。つまり、印刷データを作成していく途中
で次ページにおけるデータ作成中に、付加情報を事前に
追加しておくことができるようにしたものである。この
ような場合、転送時点で作成された印刷データを再度解
析する必要がなくなるため、転送処理時間を短縮でき
る。
【0151】図11において、図1との違いとして、ペ
ージ順序解析部25が、印刷データ解析部22とは別に
設けられている。このページ順序解析部25は、作成さ
れている印刷データに対して複数ページにまたがる場合
を認識する。例えば、1ページ目の印刷データの作成が
完了し、2ページ目の印刷データ(特にイメージデー
タ)の作成により、複数ページであることを認識する。
【0152】そのため、プリフィード制御部24を介し
てプリフィード命令をヘッダ部分に付加する。ここで、
通常イメージデータの作成は、1ページ目から作成され
る。これを前提として、2ページ目のイメージデータの
作成において、上述したプリフィード命令の情報を付加
する。
【0153】そこで、印刷装置3として、ページ順を揃
えることが適正であるとして、図5に示すようなフェー
スアップ排出処理を行うような場合、最終ページよりデ
ータ転送を行う必要がある。これを実現するためにも、
1ページ目のイメージデータに対する印刷データにプリ
フィード情報を付加することなく、2ページ目以降のイ
メージデータの印刷データにプリフィード情報(命令)
を付加していくことになる。
【0154】また、1ページ目から転送を行うような場
合、次に続く2ページ目以降のイメージデータが作成さ
れるときに、1ページ目より順次プリフィード情報が付
加される。
【0155】以上のようにページ順序解析部25にて作
成されていく途中において、各ページの印刷データに対
し、必要に応じて順次プリフィード情報がプリフィード
制御部24を介して付加される。このようにして印刷デ
ータの作成が完了した段階で、該作成された印刷データ
には、付加情報が予め追加された状態となる。
【0156】そして、ホスト装置2側より印刷指示がな
されると、プリフィード情報が付加された印刷データが
そのまま印刷装置3へと転送される。印刷装置3側で
は、転送されてきた印刷データには、第1〜第3実施形
態において説明したように、印刷データの中のヘッダ情
報を解析し、予備給紙制御が行われることになる。
【0157】このように、作成途中で予備給紙のための
付加情報が事前に付加されるため、該作成された印刷デ
ータを印刷装置3側へと転送する際には、印刷データに
ついての解析を行うことなく、そのまま転送することが
でき、転送のための時間短縮を行える。
【0158】また、印刷装置3にマッチした印刷データ
処理が行え、印刷装置3側で出力形態に合わせてページ
順が揃った状態で出力させることになり、非常に便利で
もある。
【0159】(本発明の第4の実施形態)本発明の上述
した各種実施形態によれば、各ページの印刷データに次
のページの印刷データが続けて送られてくるか否かを示
すパラメータ(プリフィード命令/付加情報)を付加す
ることにより、次の印刷データが転送される前に、次の
シートの予備給紙(プリフィード)を行うか否かを判断
できる。そのため、印刷装置3側で、大容量の記憶装置
を準備しなくても、タイムラグのない連続印刷を効率よ
く実行できる。
【0160】図12は、従来のメモリ容量の小さな印刷
装置にて、ホスト装置から転送されてくる印刷データ
を、印刷処理する場合(a)と、本発明によるプリフィ
ード処理を実行する場合(b)とを対比するようにした
タイムチャートである。この両者の比較において、印刷
装置で実際の印刷処理を開始し、最終頁のシートへの印
刷処理を完了するまでのトータル時間は短縮されてい
る。つまり、従来のものでは、印刷データが転送される
ことで、印刷装置側においてプリフィードが実行され、
その後にそのシートに対する印刷データを順次受信しな
がら印刷処理を行うため、トータルでの時間が長くなっ
ていた。
【0161】これに対し、本発明によるデータ処理、そ
の方法、及びシステムにおいては、印刷実行中に次のシ
ートに対するプリフィードを実行させることができるた
めで、それにかかるトータルでの印刷時間を大幅に短縮
できる。例えば、図12(b)に示すように、最初のペ
ージにかかるシートの予備給紙(プリフィード)を待っ
て転送されてくる印刷データの印刷処理を実行するが、
次ページの印刷データに対しては、先のページの印刷処
理の実行中に予備給紙を完了しているための、その予備
給紙にかかる時間fが、次ページ以降は加算されること
がなくなる。よって、データ作成時間≒印刷時間とな
る。
【0162】ここで、ホスト装置2側での印刷データの
処理、特に印刷装置側で印刷処理できるようにデータ処
理し、それを転送するための時間等が長くなることなど
がある。これは、グラフィックや、カラーデータ等を印
刷装置3側で印刷処理できるように変換するなどの画像
処理等に長い時間を要するような場合がある。また、使
用するシートサイズが大きい場合、その印刷データの実
際のイメージデータ量が多くなり、処理時間が長くな
る。つまり、先の印刷データの続く次ページの印刷デー
タの存在を確認するために、図1に示す印刷データ解析
部22での解析時間が長くなる。
【0163】具体的には、第1の実施形態において説明
した発明において、ホスト装置2より印刷装置3側に印
刷命令を送り、実際に各頁毎の印刷データを転送するた
めの処理に非常に長い時間を要するような場合が考えら
れる。このような場合、作成された印刷データのヘッダ
情報、フッタ情報を確認し、次ページにかかる印刷デー
タの存在を確認し、プリフィード命令等を付加した時点
で初めて1ページ分の印刷データを印刷装置3へと転送
することになる。そのため、次ページにかかる印刷デー
タが存在するために長時間を要するような場合には、1
ページ分の印刷データを転送することで、印刷装置側で
はプリフィードを実行する。その状態を図13(a)に
示すように、印刷装置側で実際に印刷処理を開始するま
でに相当遅延することが分かる。特に最初のプリフィー
ドを行うまでの時間が非常に長くなる。そのため、続く
次ページ以降の印刷データにおいても、その存在の確認
に非常に長い時間を要するような場合、事前にプリフィ
ード制御を行なうことは、却って印刷データを印刷装置
へと送信を開始するまでの時間が遅延し、結果としてト
ータルでの印刷時間が長くなる。
【0164】そこで、第4の実施形態の発明は、第1の
実施形態によるプリフィード制御を実行させる処理にお
いて、次ページの印刷データを存在を確認するのに時間
がかかると推定される場合には、現ページにかかる処理
済みの印刷データを印刷装置側へと転送する。その印刷
データを受信すれば、印刷装置側では、転送されてくる
印刷データのフッダ情報に基づいて、指定されるサイズ
のシートをプリフィードし、完了後に印刷データに応じ
たイメージデータの印刷処理を実行させる。これによ
り、次ページにかかる印刷データを確認するのに長い時
間を要すると判定された時点で、印刷装置側へと現ペー
ジにかかる印刷データが転送され、プリフィード処理が
事前に実行される。これにより印刷処理にかかる実際の
トータルでの印刷時間を短縮できる。
【0165】すなわち、印刷データの生成速度と印刷の
実行速度とのバランスがとれず、一方の処理、特にホス
ト側での処理に偏りが発生するような場合においては、
処理量を調整することで、最適な印刷速度を発揮できる
ような印刷システム等を提供することを目的とする。
【0166】そのため、ホスト装置側での現ページの印
刷データ生成時間が長いと判断される場合(所定時間以
内に次ページの印刷データにかかるヘッダが検出されな
い、印刷するためのイメージデータ量が所定量を超過し
た、画質の設定、高解像度でのデータ量が多くなる場合
等)には、次ページにかかるシートのプリフィード処理
を中止して、それによるパラメータ(プリフィード命令
にかかる付加情報等)を付加せずにその時点で処理され
た印刷データを印刷装置側へと送信し、印刷装置側での
印刷処理を開始させるようにする。このような場合、印
刷装置側にホスト装置より印刷データ生成の時間が長く
かかることを事前に知らせ、最初の頁にかかるシートの
プリフィードを事前に実行させることができる。
【0167】以上の状態を図13(b)を用いて具体的
に説明する。この図13において、(a)は、先に説明
したように本発明の第1の実施形態による処理であり、
印刷データ生成に時間がかかった場合での印刷システム
でのタイミングチャートを示し、(b)が本発明の第4
の実施形態による印刷データ生成に時間がかかった場合
での処理状態を示すタイムチャートである。このよう
に、印刷データの生成に時間を要する場合には、それを
示す情報、例えば現ページにかかる印刷データを先に印
刷装置側へと送り、印刷装置側では事前に送信されてき
たページのシートのプリフィードを実行させている。こ
れによりファースト印刷にかかる時間の短縮を可能に
し、次に続くページの印刷データ生成時間が長い場合に
も同様にして行うことで、全体として印刷時間の短縮が
可能となる。
【0168】一方、次ページの印刷データの生成時間が
短い場合には、プリフィード命令を付加して印刷装置へ
と送信し、第1の実施形態において説明したように印刷
中に次のシートのプリフィードを実行でき、さらなる印
刷時間の短縮を行える。つまり、印刷データ生成の時間
が所定時間以上になるような場合には、次ページの存在
を確認することなく、そのページの印刷データにる印刷
にかかるシートのプリフィードを実行させておくこと
で、上記印刷データ生成に時間を要しない場合に、次ペ
ージの印刷データを確認し、それに関する付加情報であ
るプリフィード命令を付加させるようにできる。
【0169】このようなような制御を実行することで、
印刷時間の短縮を行うことができる。なお、図3は3頁
の印刷データの生成および印刷処理に関するもので、3
頁分の印刷データ生成に所定時間以上を要した場合のタ
イムチャートである。しかし、現ページの処理中に次ペ
ージにかかる印刷データの存在を短時間で確認できるよ
うな場合には、現ページの印刷データに次ページが存在
することを示す付加情報としてプリフィード命令を付加
せることができ、印刷時間の短縮を行える。
【0170】以下に、本発明の第4の実施形態における
印刷システム、ホスト装置等の実施形態の具体例を図面
に従って説明する。
【0171】図14は第1の実施形態において説明した
図1に対応する印刷システムにかかるブロック図であ
り、特にホスト装置側の制御回路構成を示すブロック図
である。図において、図1と同一部分を同一符号で示し
ており、その構成の詳細については省略する。
【0172】この図14において、図1と大きく相違す
る構成としては、タイマ26を備えている。このホスト
装置2は、第1の実施形態において説明したように、例
えばパーソナルコンピュータ等がなるもので、印刷デー
タ生成部21、印刷データ解析部22およびプリフィー
ド制御部24等は、ホスト装置にインストールされたプ
ログラム(印刷ドライバ等)がメモリにロードされてC
PUが実行することによって実現される。
【0173】上記印刷データ解析部22は、第1の実施
形態にて説明していないが、印刷データからヘッダを検
出するために、印刷データ生成部21が生成した印刷デ
ータを保持する印刷データバッファ22aを持ち、その
使用量を示すメモリカウンタ22bを備えている。ま
た、印刷データのヘッダ情報から解像度、用紙サイズ等
の情報、画質情報を抽出して、生成している印刷データ
(特にイメージデータ)のデータ量が大きく生成に時間
がかかりやすい高画質が指定されているかを識別する画
質判定手段22cを備えている。
【0174】以上の構成において、タイマ26、印刷デ
ータ解析部22の印刷データバッファ22a、そのメモ
リカウンタ22b、画質判定手段22cにより、図13
(b)のプリフィード制御を行なうか、また図12
(b)に示すようなプリフィード制御を実行させるかを
判別し、印刷処理時間の短縮が可能となる何れか一方を
活用してなる制御手順について説明する。それらの制御
例は図15乃至図17に示しており、これらの制御手順
は、図14に示すホスト装置2側での制御手順を示すも
ので、その印刷データの転送により、印刷装置3はプリ
フィード制御を実行し、印刷時間の短縮を行うようにし
ている。
【0175】なお、印刷装置3の構成については、本発
明の第1の実施形態おいて説明した図2に示す構成と同
一であり、それらの詳細な構成等の説明を省略すること
にする。
【0176】まず、図15においては、特にタイマ26
を用い、生成された印刷データを印刷装置へと送信する
際のデータ処理に時間がかかるか否かを判定するもの
で、この判定結果に応じて図13(b)に示すようなプ
リフィード制御を行なうか、図12(b)にしめすよう
なプリフィード制御を実行させるかを決定し、効率的な
印刷処理を実現する。ホスト装置2のタイマ26にて印
刷データの処理時間が長くなるか否かが判定され、その
結果に応じて効率的な印刷処理のためのプリフィード制
御を実現させる。
【0177】そこで、ホスト装置2にて作成された印刷
データをハードコピーとして出力させるために、印刷装
置3との接続を行い、印刷データを逐次印刷装置へと送
信し、印刷処理を実行させる。そのため、ホスト装置2
側で作成された印刷データにおいて、印刷を実行する印
刷装置3側で印刷処理できるデータ処理を実行する。そ
のデータ処理としては、図3にて説明した通りである。
【0178】そのため、先ずホスト装置2では、タイマ
26の初期化が実行(S51)される。この初期化は、
タイマのタイムアウト時間、つまり所定時間をタイマ2
6にセットする。例えば、1〜2秒程度にセットする。
該タイマ26はセットされた時間をカウントダウンする
ものとして説明する。これとは逆に、“0”の状態から
カウントアップし、上記セットされる所定時間(1〜2
秒)をカウントするものであってもよい。
【0179】また、該タイマ26にセットされる時間
は、先に説明したように印刷データ生成部で生成された
印刷データにおいて、現ページの印刷データに続く、次
ページの印刷データの存在の確認等に時間が長くなるこ
とを判定するもので、第1の実施形態において説明した
プリフィード命令を付加し、次ページにかかるプリフィ
ード処理を実現して効率のよい時間に設定される。
【0180】上記タイマ26の初期化を完了すると、
「次ページヘッダの検出(S52)」を行う。この次ペ
ージヘッダの検出では、現ページの印刷データに続く次
ページのヘッダ情報の存在を検出(検索)する処理であ
る。これは、印刷データ解析部22で行うもので、所定
処理量の検出処理を行ったら、次ページの印刷データ
(ヘッダ情報)が検出されなくても一旦処理を中断し、
タイマ26がタイムアウトになったか否かを判定(S5
3)する。そして、タイムアップでなければ、ステップ
S52にて、次ページのヘッダの検出が行われたか否か
が判断(S54)される。
【0181】上述したステップS51〜S54の処理
は、印刷データ生成部21で作成される印刷データに対
し、逐次生成される印刷データに対して現ページに続く
次ページのヘッダ情報の検出を所定時間内で検出される
か否かの処理である。そこで、タイマ26によるタイム
アップをカウントするまでの間に、次ページによる印刷
データの検出が行われれば、第1の実施形態において説
明したプリフィード命令にかかる情報を付加し、それを
現ページの印刷データに含めて印刷装置3側へと、デー
タ転送(送信)を開始し、逐次現ページにかかる印刷デ
ータを送信する。
【0182】すなわち、所定時間内に次のページの存在
を確認すれば、次の印刷処理のためのプリフィードにか
かる情報の付加処理を第1の実施形態において説明した
ように行われる。そして、次ページの存在が確認される
と、次ページの印刷データ中のヘッダ情報から、用紙情
報(サイズ情報等)、用紙(シート)の給紙方法等の情
報が解析(S55)される。シートの給紙方法とは、図
5に示す給紙カセット5または6からの自動給紙か、手
差しトレイ9からの給紙を行うかである。この点は、図
8にて説明した通りである。
【0183】次に、給紙カセット(給紙トレイ)か、手
差しトレイかを判断(S56)し、給紙トレイからの給
紙であれば、次ページ以降の印刷データが存在するた
め、現ページにかかる印刷データに、プリフィード命令
を付加(S57)する。この付加情報については、図3
に示す通りである。その付加後に、現在処理している現
ページにかかる印刷データを印刷装置3へと送信(S5
8)する。このような処理を各ページ毎に順次繰り返し
実行するために、再度タイマ初期化を行い、上述した処
理が同様にして実行される。
【0184】また、ステップS54にて、次ページ以降
の印刷データが確認されなければ、プリフィード命令を
付加することなく、現在処理中の印刷データの送信を実
行(S59)する。これは、現在処理中の印刷データが
最終ページ(1枚印刷の場合はそれが最終ページとな
る)であるとして、その印刷データの処理と共に残る印
刷データの送信を行う。
【0185】一方、ステップS54にて、次ページにか
かる印刷データの存在が確認されずに、ステップS52
にて次ページにかかる印刷データのヘッダ情報が検出さ
れずに現ページにかかる印刷データによる処理が継続し
ている場合には、未定としてステップ52に戻り上述し
た処理を繰り返す。
【0186】そして、次ページにかかる印刷データのヘ
ッダ情報の検出(次ページの存在の確認)が、タイマ2
6によるタイムアップ時間までに行われない場合、ステ
ップS53からステップS59又はS58の処理が実行
される。これは、先に説明したように現在のページにか
かる印刷データ処理が継続され、所定時間経過しても次
ページの印刷データの存在が確認されなければ、次ペー
ジにかかるプリフィード命令の付加処理を中止する。
【0187】よって、上記タイマ26のタイムアップ時
点、特にステップS53にて、タイムアップ検出がなさ
れた時点で、印刷装置3にタイムアップになったことを
トリガとして、ステップS59又はS58による処理中
の現ページの印刷データを、印刷装置3側へと送信す
る。これにより、印刷装置3側では事前に、現在ホスト
装置2側で処理されている印刷ページにかかるシートの
プリフィードを実行し、続く印刷データのイメージデー
タの受信を待って印刷処理を開始する。
【0188】なお、上記ステップS53にてタイムアッ
プ検出が行われると、ステップS59又はS58の処理
を実行する点を説明した。この処理の違いは、次ページ
の印刷データの存在に応じて行うことになる。つまり、
最終ページの処理であることが判断されておれば、ステ
ップS59にてその最終ページの印刷データの送信処理
を、また最終ページの処理か否かが不明、また最終ペー
ジの印刷データでない場合には、ステップS58による
送信処理を実行することになる。
【0189】以上説明したように、印刷装置3へと印刷
データを送信する際に、該印刷装置3にて印刷処理可能
なデータ処理をホスト装置2側で行う時に、その処理に
対する時間が所定時間以上を経過するような場合、現在
処理中の印刷データに対応するシートのプリフィードを
印刷装置3側で事前に実行させるべく、付加情報の付加
を待って送信することなく、その時点で送信している。
これにより、次ページの印刷データにかかるシートのプ
リフィード命令の付加を止めている。そのため、図13
(b)に示すように印刷装置3側では、ホスト装置2側
で処理中の印刷データに対するシートのプリフィードを
先行して実行させることができる。よって、トータルで
の印刷時間の遅延を防止しできる。
【0190】この場合、次ページの印刷データの存在を
確認するための処理時間が長く、所定時間以上を要する
ため、上述したようにタイマ26にてそれを計測してお
り、この計測時間に応答して、現ページの印刷データに
よるプリフィード処理を第1の実施形態による処理時よ
りも事前に実行するために、次ページにかかるプリフィ
ード命令の付加処理を行うことなく、印刷データの送信
を行える。そのため、その時間をも含めて、トータルで
の処理時間の短縮が可能となる。
【0191】ここで、当然のことであるが、次ページに
かかる印刷データの存在を確認するための処理時間が短
い場合、つまりタイマ26にセットされたタイムアップ
時間以内に完了する場合には、第1の実施形態において
説明した通りであり、次ページにかかる印刷データに対
応するシートのプリフィード命令の付加、その処理を行
える。これは、タイマ26を設けることで、1ページ毎
に対応させることができるので、第4の実施形態による
プリフィード処理、また第1の実施形態によるプリフィ
ードの処理を使い分けることができ、また両者が混合さ
れることもある。これにより、その時点で、最も効率の
よいプリフィード処理を実行できる。
【0192】上述した説明によれば、上記タイマ26に
よる所定時間のカウントにおいて、タイマ26の残り時
間に応じて、その都度次ページの印刷データの存在の確
認を行なうようにしている。これに限らず、タイマ26
の残り時間が“0”(タイムアップ)をカウントした時
だけ、タイマより割り込み処理をかけて、次ページの印
刷データにかかるシートのプリフィード処理を止め、現
在の処理中の現ページの印刷データにかかるシートのプ
リフィードを実行させるようにすることもできる。
【0193】(本発明の第4の実施形態による他の事
例)以上は、印刷データに対する処理時間が長くなるこ
とを、タイマ26を用いることで判断し、次ページにか
かるプリフィード命令の付加処理を止めるようにしてい
る。これに限らず、処理時間が長くなる場合を判断する
方法の別の例を以下に説明する。
【0194】これは、生成された印刷データ量を用いて
間接的に現ページの印刷データ生成に要する時間を制限
する方法である。例えば、ホスト装置2のRAMやハー
ドデスクの容量が小さい場合、印刷データ用のバッファ
を無限に確保すると他の処理に影響を及ぼす惧れがあ
る。そのため、次ページ検出までに蓄えられる印刷デー
タ量を制限することで、プリフィードが有効と想定され
る範囲の作業領域を確保する。
【0195】つまり、印刷データを印刷装置3に合うよ
うな処理を行う時に、印刷データ生成部21からの印刷
データに対し、印刷データ解析部22の印刷用のバッフ
ァ22aに順次記憶させていく。それをメモリカウンタ
22bにてデータ量のカウントを行わせ、該カウンタ2
2bのカウント量が所定量に達するまでに、次ページの
印刷データの存在を確認できなければ、データ処理に費
やす時間が長くなることを判断し、次ページにかかるプ
リフィード命令の付加を取止め処理し、現ページにかか
る印刷データに対してプリフィードを事前に実行させる
処理を行う。
【0196】そこで、図16に従って説明すれば、まず
「メモリカウンタの初期化」を実行する(S61)。メ
モリカウンタ22bの初期化は、印刷データ量を示すカ
ウント値を“0”とする。つまり、ホスト装置2より生
成された印刷データを、印刷装置3にて印刷処理させる
ための立上げ状態でにおいて、印刷データ生成部21よ
り生成された印刷データを処理し、順次印刷データバッ
ファ22aに記憶させる前の状態である。
【0197】そして、次ページの印刷データの存在を確
認するために次ページヘッダの検出処理を実行(S6
2)する。これは、先に説明した通り、現ページの印刷
データに対して次ページのヘッダの検出を行う処理であ
る。所定処理量の検出処理を実行するれば、次ページの
ヘッダが見つからなくても一旦その処理を中断して、メ
モリカウンタ22bのカウント値と閾値との比較(S6
3)を行う。
【0198】上記閾値は、次ページヘッダの検出処理を
実行する際に、印刷データバッファ22aに記憶される
検出処理済みデータ量を示すカウンタ22bのカウント
値が、次ページにかかるプリフィードの効率が悪くなる
と想定される値である。つまり、先に説明したようにデ
ータ処理に対して長時間を要すると思われる値に設定さ
れている。
【0199】そのためステップS63においては、予め
定めた閾値よりもメモリカウンタ22bのカウント値が
大きくなる否かを判定する。この判断は、図15に示す
ステップS53のタイムアウトの判定と同様に、処理時
間が長くかかるか否かの判定でである。
【0200】カウンタ22bの値が閾値を越えていない
場合には、次ページが存在するか否かが確認(S54)
される。この処理は、図15にて説明した通りであり、
その詳細は省略する。つまり、次ページの存在が確認さ
れれば、次ページのプリフィード処理を実行させるため
のプリフィード命令の付加処理、及びそのデータ転送
(S57、S58)を行う。また、次ページの存在が確
認されなければ、最終ページの印刷データ処理として、
残りの印刷データの送信処理(S59)を実行する。
【0201】また、次ページの存在を確認できず、また
ステップ62による現ページによる処理を継続している
ときには、未定としてステップS62の処理に移り、上
述した処理を繰り返し行う。
【0202】一方、ステップS62にて、メモリカウン
タ22bの値が閾値を越えるような場合、処理時間が長
くなると判定され、現ページの印刷データを印刷装置3
へと転送する処理(S59又はS58)を実行する。こ
の処理については、図15において説明した通りであ
り、説明は省略する。
【0203】以上のように印刷データバッファ22bの
記憶量に基づいて、現ページのデータ処理に時間がかか
るか否かを判定し、時間がかかる場合には、次ページに
よるプリフィード処理の取止めを実行し、現ページにか
かる印刷データの対応するプリフィードを実行する。こ
の処理は、図15によるタイマ26による処理と実質同
様であり、また図13(b)の処理を実現している。そ
のため、所定の印刷データ量までに次ページのヘッダが
検出、つまり次ページの印刷データの存在を確認できな
い場合に、次ページのプリフィード処理を取止め、現ペ
ージのプリフィードを実行させることで、トータルでの
印刷時間の遅延を防ぐことができる。
【0204】(本発明の第4の実施形態によるその他の
事例)さらに、図17に示す事例は、印刷データの処理
時間が長くなるか否かの判定基準として、実際に印刷す
る印刷データ、特にイメージデータの画質状態を判定
し、処理時間の判断を実現している。そのため、図14
における印刷データ解析部22の画質判定手段22cの
判定に基づいて、次ページのプリフィード制御、また現
ページにかかるプリフィード制御を実現するようにして
いる。
【0205】また、この例では、現ページの画質情報が
高画質に指定されていれば、印刷データ生成に要する時
間がデータ量が多くなるため増大するものとして推定し
ている。また、印刷するシートサイズが大きいものであ
れば、そのデータ量も必然的に大きなものとして処理時
間が増大するとして推定する。その推定した時点で、次
ページのプリフィード処理を取止める。そのため、印刷
データ生成の初期段階で次ページにかかるプリフィード
処理を中止でき、現ページにかかるプリフィード処理を
初期の段階で実現できる。
【0206】そこで、ホスト装置2にて印刷処理を実行
させるために生成される印刷データの現ページヘッダの
検出(S71)が行われる。次に、最初に検出されるヘ
ッダの解析(S72)が行われ、用紙情報や画質情報等
が認識される。この認識手段としては、印刷データ解析
部22の画質判定手段22cである。この画質判定手段
22cにて、現ページにかかるヘッダ情報が解析され、
高画質、例えば高解像度による場合には、印刷データに
よる処理時間が長くなるものとして、S73にて判定さ
れる。もし、高画質でないものとしては、処理時間が短
いとして、次ページヘッダの検出を実行(S74)し、
次ページにかかる印刷データが存在することを判定すれ
ば、図15及び図16に示す処理と同様に、次ページに
かかるプリフィード処理を実行し、その印刷データの送
信処理(S58)を実行する。もし次ページが存在しな
い場合には、最終ページ処理として、現ページによる印
刷データの送信(S59)を行う。
【0207】上記画質判定手段22cは、ヘッダ情報の
中からシートサイズ情報を解析し、該サイズが大きいも
の、例えば最大サイズシートの場合には、高画質と同様
の判断を行い、上述した処理を実行する。
【0208】一方、ステップS73にて高画質の印刷デ
ータ、つまりイメージデータであることが確認されれ
ば、処理時間が長くかかるものとしてステップS59又
はS58にて、現ページにかかる印刷データの送信処理
を実行する。この処理は、図15にて説明した通りであ
る。
【0209】このように、印刷データにおいて、高画質
指定(シートサイズが大きいものを含む)によるもので
あれば、処理時間が長くなるとして、次ページのプリフ
ィード処理を中止する。そして、先の事例にて説明した
ように、現ページによる印刷データの送信処理及びそれ
にるプリフィード処理を実現する。
【0210】この事例によれば、印刷データ生成に長時
間を要して次ページにかかるプリフィードの効果が期待
できないと予想されると、次ページヘッダの検出を行う
ことなく、印刷データの送信を行う。そのため、次ペー
ジのプリフィード処理の悪影響による遅延を回避できる
効果がさらに助長できる。
【0211】以上図15、図16及び図17にて説明し
たように印刷データ生成部21にて生成されるヘッダ、
フッタ情報を含む印刷データに対し、これを印刷装置3
にて印刷処理するためにデータ処理する際のデータ処理
時間が長くなることを種々の手段に判定している。つま
り、時間が長くなることを判定する手段にて、長くなる
ことが判定されれば、次ページにかかるプリフィード処
理を中止し、現ページにかかるプリフィードを事前に実
行させることで、トータルでの印刷時間の遅延を防止で
きる。
【0212】また、処理時間が長くかかるか否かの判定
基準、つまり判定手段としては、タイマ26、メモリカ
ウンタ22b、画質判定手段22cを用いている。以上
の例では、これらを個々に行うことを説明したが、これ
らの組み合わせにより行うことも可能である。例えば、
タイマ26と画質判定手段22cを組み合わせる場合、
図17のフローチャートにおいて、フローの先頭(ステ
ップ71の前)に「タイマの初期化」を行うステップ
(図15のステップ51)を追加し、図17のステップ
S74とS75を、図15のステップS52〜S54の
判定ループに置き換えればよい。
【0213】このようにすることで、高画質の場合、あ
るいは高画質でない場合において処理時間が実際に長く
なることをタイマ26にて行える。これにより、両者に
よる次ページにかかるプリフィード処理制御を効率よく
行うことができる。
【0214】
【発明の効果】本発明によれば、印刷装置がラインプリ
ンタ方式のような印刷方式を採用したものであっても、
事前に印刷装置側で予備給紙を行うことが可能となり、
これにより連続印刷時のシート間隔を大幅に短縮でき、
連続印刷の時間短縮を行える。
【0215】また、予備給紙のためのシートサイズ等が
異なるような場合においても、連続した印刷処理中に異
なる位置からの予備給紙を可能にできる。
【0216】さらに、予備給紙は、1枚の印刷処理、あ
るいは最終の印刷処理を行う時には、行われることがな
いため、予備給紙による不具合、無駄な処理を行うこと
もなくなる。
【0217】従って、印刷装置側では非常に簡単な構成
により、予備給紙による印刷時間の短縮が可能であり、
大容量のメモリを必要とすることなく、印刷データを一
部記憶させる容量のメモリを準備するだけでよく、コス
トアップとなることなく、大型化することもなくなる。
【0218】また、ホスト装置側では、作成された印刷
データに対して次に続くページの印刷データを認識する
ことで、これにより印刷データに予備給紙を実行させる
ための情報を付加させるだけでよく、ホスト側の負担に
さほど増大することもない。
【0219】ホスト装置においては、印刷データの作成
中に付加情報を追加するようにしておけば、印刷装置に
印刷データを転送するときに、作成後の印刷データを解
析することなく、そのまま印刷装置に転送すればよく、
転送に費やす時間短縮も可能となる。
【0220】よって、ホスト装置及び印刷装置からなる
印刷システムにおいては、接続時間を大幅に短縮でき、
ホスト装置側での接続状態での負担を、また印刷装置側
での印刷時間の短縮により、さらなる効率のよい印刷処
理を実行できる。つまり、所定時間での印刷処理枚数を
大幅に増大することで、他のホスト装置等からの印刷要
求における待機時間等を軽減、あるいは無くし、より印
刷効率を高めた印刷処理を実現できる。
【0221】また、印刷データに対し、次ページにかか
る印刷データの確認に時間を要するような場合には、次
ページの印刷データの存在を確認することなく、現時点
で処理している現ページの印刷データを印刷装置側へと
送信することで、現ページにかかるシートの予備給紙を
事前に実行できるため、トータルでの印刷時間の遅延を
防止できる。
【0222】これに合わせて、次ページにかかる印刷デ
ータの確認時間が短い場合には、次ページにかかるシー
トを先のページ印刷時に実現することも可能であるた
め、それらを組み合わせる処理を実行することで、効率
のよい印刷処理を実現でき、トータルでの印刷時間の短
縮を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷システムを説明するためのもの
で、特にホスト装置側の制御回路構成の一例をを示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の印刷システムを説明するためのもの
で、特に印刷装置側での制御回路構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図3】図1に示したホスト装置側での作成された印刷
データに対し、本発明にかかる予備給紙等のための付加
情報を追加するためのデータ処理制御を示す図である。
【図4】図3に示したデータ処理制御を実行するための
制御フローチャートである。
【図5】本発明にかかる印刷装置の一具体例を示す概略
構成図である。
【図6】ホスト装置側より送られてきた印刷データに対
して予備給紙を実現するための印刷装置側での処理手順
を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施形態を説明するためのもの
で、ホスト装置側でのデータ処理制御を示す図である。
【図8】図7に示したデータ処理制御を実行するための
制御フローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態を説明するためのもの
で、ホスト装置側でのテ゛ータ処理制御を示す図である。
【図10】図9に示したデータ処理制御を実行するため
の制御フローチャートである。
【図11】本発明における印刷システムにおいて、特に
ホスト装置側での制御回路構成の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図12】従来の印刷システムと本発明による印刷シス
テムにおけるホスト装置側と印刷装置側での処理にかか
るタイミングチャートであって、(a)が従来例、
(b)が本発明の例である。
【図13】本発明による印刷システムにおけるホスト装
置側と印刷装置側での処理にかかるもので、処理時間が
長くなる場合のタイミングチャートであって、(a)が
次ページの印刷データに対するプリフィード制御を実行
した場合、(b)が次ページの印刷データに対するプリ
フィード制御を中止し、現ページにかかるプリフィード
制御を実行した例である。
【図14】本発明の第4の実施形態による印刷システム
の構成例を示すブロック図である。
【図15】本発明の第4の実施形態によるプリフィード
制御にかかる手順を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第4の実施形態によるプリフィード
制御にかかる他の制御手順を示すフローチャートであ
る。
【図17】本発明の第4の実施形態によるプリフィード
制御にかかるその他の制御手順を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 印刷システム 2 ホスト装置 3 印刷装置 4 インクジェッドヘッド(印刷部) 5 給紙カセット(給紙部) 6 給紙カセット(給紙部) 7 給紙ローラ(給紙部) 8 給紙ローラ(給紙部) 9 手差しトレイ(給紙部) 10 給紙ローラ(給紙部) 11 搬送ローラ(レジスト位置) 14 排出トレイ 18 シート検知センサ 21 印刷データ生成部 22 印刷データ解析部 22a 印刷データバッファ(データ記憶部) 22b メモリカウンタ(メモリ容量検出部) 22c 画質判定手段 23 データ転送部 24 プリフィード制御部 25 ページ順序解析部 26 タイマ(計時部) 32 データ解析部(判断手段) 33 プリフィードレジスタ(予備給紙記憶部) 35 メモリ(データ記憶部) 38 ヘッド駆動部 39 用紙搬送部 40 用紙ピックアップ部 A 印刷データ a ヘッダ情報 b イメージデータ c フッタ情報 Ap データ処理後の印刷データ ap 付加情報(プリフィード命令等)
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AQ04 AQ05 AS02 HJ03 HK02 HN06 HN15 2H072 AA16 AA24 AB06 BA03 3F048 AA05 AB01 BA07 BB02 CA03 CC04 DA06 5B021 AA01 AA02 BB09 CC05 KK01

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データを送信するホスト装置と、 上記ホスト装置から送られてくる印刷データに応じてシ
    ートに可視像を形成する印刷装置とを含む印刷システム
    において、 上記ホスト装置は、印刷する先のページによる印刷デー
    タに、次ページの印刷データの存在を示す情報を付加
    し、上記印刷データに付加した情報を含めて上記印刷装
    置へと送信するもので、 上記印刷装置は、印刷データと共に送信されてきた付加
    情報の存在を認識すると共に、その認識結果に応じて印
    刷を実行するシートの予備給紙を行うか否かを制御する
    ようにしたことを特徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】 上記付加情報は、次ページのシートに印
    刷を行う必要時に、印刷装置側での予備給紙を実行させ
    るための情報として付加され、次ページのシートへの印
    刷データが存在しない場合には、付加されないことを特
    徴とする請求項1記載の印刷システム。
  3. 【請求項3】 上記付加情報は、次ページのシートに印
    刷を行う必要時に、該シートに対応するシート情報が含
    まれ、印刷装置側でシート情報を確認することで、予備
    給紙を行うシートの選択を行うようにしてなる請求項1
    記載の印刷システム。
  4. 【請求項4】 上記ホスト装置は、次ページの存在を予
    め定められた所定時間内に確認できないと判定た時に、
    次ページの印刷データの存在を示す情報を付加しないよ
    うにすることを特徴とする請求項1記載の印刷システ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記ホスト装置は、次ページの印刷デー
    タの存在を所定時間確認できない時に、その時点で先の
    ページの印刷データを印刷装置へと送信することを特徴
    とする請求項4記載の印刷システム。
  6. 【請求項6】 印刷データを作成する印刷データ生成
    部、 上記印刷データ生成部で作成された印刷データを解析す
    る印刷データ解析部、 上記印刷データ解析部で解析された印刷データが複数ペ
    ージに及ぶときに先の印刷データに対して次ページの印
    刷データの存在を示す付加情報を追加するためのプリフ
    ィード制御部、 上記プリフィード制御部にて付加された情報を含めた印
    刷データを印刷装置へと転送するためのデータ転送部、
    を備えたことを特徴とするホスト装置。
  7. 【請求項7】 印刷データを作成する印刷データ生成
    部、 上記印刷データ生成部で作成される印刷データのページ
    順序を認識すると共に複数ページに及ぶ印刷データの認
    識を行うページ順序解析部、 上記ページ順序解析部で解析された印刷データが複数ペ
    ージに及ぶときに先の印刷データに対して次ページの印
    刷データの存在を示す付加情報を追加するためのプリフ
    ィード制御部、 上記プリフィード制御部にて付加された情報を含めた印
    刷データを印刷装置へと転送するためのデータ転送部、
    を備えたことを特徴とするホスト装置。
  8. 【請求項8】 上記印刷データ解析部は、作成された印
    刷データに対し次ページ以降に存在する印刷データを確
    認することで、転送する印刷データに次ページ以降にも
    印刷データが存在する付加情報を合わせて追加するよう
    に制御することを特徴とする請求項6記載のホスト装
    置。
  9. 【請求項9】 上記印刷データ解析部は、転送する印刷
    装置に応じて、転送順を決め、該決められた転送順の印
    刷データに従って付加情報の追加を制御することを特徴
    とする請求項6記載のホスト装置。
  10. 【請求項10】 上記ページ順序解析部は、転送する印
    刷装置に応じて、転送順を決め、該決められた転送順の
    印刷データに従って付加情報の追加制御を行なうことを
    特徴とする請求項7記載のホスト装置。
  11. 【請求項11】 上記印刷データ解析部は、印刷データ
    生成部からの印刷データに対し、次ページの印刷データ
    の存在を解析してなり、該解析処理が長いか否かを判定
    する判定手段を備え、該判定手段にて処理時間が長くな
    ることが判定されれば、上記プリフィード制御部による
    付加情報を追加しないようにしたことを特徴とする請求
    項6記載のホスト装置。
  12. 【請求項12】 上記判定手段は、所定時間をカウント
    するタイマを備え、上記タイマが所定時間をカウントし
    ても次ページの印刷データの存在が確認できない時に処
    理時間が長いとして判定することを特徴とする請求項1
    1記載のホスト装置。
  13. 【請求項13】 上記判定手段は、印刷データを順次記
    憶する印刷データバッファ及び該印刷データバッファへ
    に記憶される記憶量をカウントするメモリカウンタとを
    備え、該メモリカウンタが所定値をカウントしても次ペ
    ージの印刷データの存在を確認できない時に処理時間が
    長いとして判定することを特徴とする請求項11記載の
    ホスト装置。
  14. 【請求項14】 上記判定手段は、印刷データに対する
    関連情報を抽出する画質判定手段を備え、該画質判定手
    段が高画質又は大サイズシートに関する情報を抽出する
    ことで処理時間が長くなるとして判定することを特徴と
    する請求項11記載のホスト装置。
  15. 【請求項15】 上記判定手段が印刷データの処理時間
    が長くなることを判定すると、これに応答して印刷装置
    側へ現時点で処理している先の印刷データを送信するよ
    うにしたことを特徴とする請求項11記載のホスト装
    置。
  16. 【請求項16】 上記請求項6又は請求項7記載のホス
    ト装置より転送されてくる印刷データを可視像としてシ
    ート上に形成してなる印刷装置は、 印刷データを可視像として形成する印刷部、 上記印刷部の上流側に配置され、シートを印刷部へと送
    り込むための搬送手段、 上記搬送手段へとシートを送り込む給紙部、 上記印刷部へと搬送される途中のシートを検知するシー
    ト検知センサ、を備えてなり、 さらに上記ホスト装置より転送されてくる印刷データの
    内容を解析し、付加情報の有無を認識するデータ解析
    部、 上記データ解析部にて認識された付加情報に基づき予備
    給紙を実行させることを記憶する予備給紙記憶部、 上記データ解析部にて解析された印刷のための印刷デー
    タを記憶するデータ記憶部、 上記検知センサにてシートの後端検知に応答し、かつ上
    記予備給紙記憶部の記憶状態に応じて上記給紙部を介し
    て上記搬送手段へとシートを予備給紙するためのフィー
    ド制御部、からなる印刷制御部を備え、該印刷制御部に
    従って、上記データ記憶部に記憶された印刷データを印
    刷部へと送り、シート上に可視像を形成してなる印刷装
    置。
  17. 【請求項17】 転送されてくる印刷データに対して、
    シート上に可視像を印刷する印刷装置において、 転送されてくる印刷データに対し、印刷データに、次の
    印刷データが存在するか否かを判断する判断手段と、 上記印刷されるシートが、印刷部へと送られる途中での
    シート検知を行うシート検知センサと、 上記判断手段が、次の印字データの存在を判断すること
    で、上記シート検知センサによるシート後端検知に応答
    して、次のシートを目的の位置に予備給紙する印刷制御
    部とを備えたことを特徴とする印刷装置。
  18. 【請求項18】 上記目的の位置は、シートが給紙され
    た時に、印刷部の手前に配置され、印刷制御と同期され
    てシート搬送を開始するためのレジスト位置であること
    を特徴とする請求項17記載の印刷装置。
  19. 【請求項19】 上記判断手段は、印刷データの解析を
    行い、該印刷データに付加される予備給紙情報であるか
    を認識するデータ解析部からなることを特徴とする請求
    項17記載の印刷装置。
  20. 【請求項20】 上記請求項16記載の印刷装置におい
    て、 給紙部はサイズの異なるシートをそれぞれ選択して給紙
    可能なような複数の給紙部を備え、 データ解析部は、印刷データと共に送られてくる付加情
    報として予備給紙のためのシートサイズを含めて認識し
    てなり、 印刷制御部は、上記シートサイズに応じた複数の給紙部
    の一つを選択することを特徴とする印刷装置。
  21. 【請求項21】 イメージデータに印刷処理するための
    印刷情報を含むヘッダ情報が付加した印刷データに対
    し、次ページ以降の印刷データのヘッダ情報を検索する
    検索ステップ、 上記ヘッダ情報の検索により次ページ以降の印刷データ
    の存在を確認する確認 ステップ、上記印刷データの存在を確認した時に印刷装
    置側でのシートの予備給紙を実行させるためのプリフィ
    ード命令を上記ヘッダ情報と共にイメージデータに追加
    する追加ステップ、 上記追加ステップにて追加されたプリフィード命令を含
    めた印刷データを印刷装置へと転送する転送ステップ、
    からなるデータ処理方法。
  22. 【請求項22】 上記検索ステップは、さらに次ページ
    の存在を確認するまでに要する時間を推測する推測ステ
    ップを有し、 上記追加ステップは、さらに上記推測ステップによる推
    測結果に基づいて転送しようとする印刷データに次ペー
    ジにかかる予備給紙のためのプリフィード命令を追加す
    るか否かを判定する判定ステップを有することを特徴と
    する請求項21記載のデータ処理方法。
  23. 【請求項23】 上記判定ステップは、推測ステップに
    て処理する時間が長いと判定することで、プリフィード
    命令を追加しないようにすると共に、現在処理中の先の
    印刷データを、次ページの印刷データに対する予備給紙
    にかかる情報を付加せずに印刷装置側へと転送するよう
    にしたことを特徴とする請求項22記載のデータ処理方
    法。
  24. 【請求項24】 上記請求項21〜23の何れかのデー
    タ処理を実現するためのコンピュータプログラムを記録
    してなる記録媒体。
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