JP2001260425A - 画像記録装置および記録方法 - Google Patents

画像記録装置および記録方法

Info

Publication number
JP2001260425A
JP2001260425A JP2000070214A JP2000070214A JP2001260425A JP 2001260425 A JP2001260425 A JP 2001260425A JP 2000070214 A JP2000070214 A JP 2000070214A JP 2000070214 A JP2000070214 A JP 2000070214A JP 2001260425 A JP2001260425 A JP 2001260425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
recording medium
unit
type
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000070214A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4497635B2 (ja
JP2001260425A5 (ja
Inventor
Kazuya Sakamoto
和弥 坂本
Masafumi Wataya
雅文 綿谷
Tomonori Sato
智則 佐藤
Tomoaki Masaki
友章 正木
Akira Nagatomo
彰 長友
Noriyuki Sugiyama
範之 杉山
Takeaki Nakano
武秋 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000070214A priority Critical patent/JP4497635B2/ja
Publication of JP2001260425A publication Critical patent/JP2001260425A/ja
Publication of JP2001260425A5 publication Critical patent/JP2001260425A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4497635B2 publication Critical patent/JP4497635B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーの印字目的に合った記録動作を効率
的に行うことが可能な画像記録装置を提供することを目
的とする。また、ユーザーの印字目的に合わない記録は
行わない様にすると共に、他人の記録を妨害しないよう
にすることが可能な画像記録装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 ユーザーにより指定された記録媒体の種
類と、記録媒体判別部により検知された記録媒体の種類
とが一致するか否かを判定し、一致しないと判定された
ら、ユーザーにより指定された記録媒体の種類に関する
情報を含む記録データを破棄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙部に収容され
ている複数の記録媒体の種類および/またはサイズを判
別するための記録媒体判別部を有することで、複数種類
の記録媒体に対して適切な記録を行うことが可能な画像
記録装置および記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プリンタは、文字やグラフ等を出
力するための装置として用いられたり、また、デジタル
カメラで撮った画像を出力するための装置として用いら
れたり、更にはプレゼンテーションで使用する資料を出
力するための装置として用いられたりするなど、実に様
々な用途で用いられている。この用途の増加に伴い、使
用される記録媒体の種類も多種多様になってきており、
例えば、文字やグラフ等を出力する場合、記録媒体とし
ては普通紙が使用され、デジタルカメラで撮った画像を
出力する場合、記録媒体としては光沢紙が使用され、プ
レゼンテーションで使用するための資料を出力する場
合、記録媒体としてはOHP用シートが使用される。
【0003】このように複数種の記録媒体に対して記録
を行うプリンタでは、ユーザーが印字目的に合わせた最
適な用紙をプリンタに装填し、プリンタドライバにより
印字目的に合った印字モードを複数の印字モード(ノー
マルモード、高品位モード等)の中から1つだけ選択す
ることによって、プリンタドライバがユーザーにより選
択された印字モードに応じて印字データを作成するた
め、高品位な画像を記録することができる。
【0004】しかしながら、上記従来のプリンタでは、
1種類の記録媒体しか装置の給紙部に収容されていない
ことが多く、記録媒体の種類が変更される度にユーザー
は自ら所望の記録媒体をプリンタにセットしなければな
らない。即ち、プリンタにセットされている記録媒体は
通常は普通紙のみであるので普通紙に記録を行う場合は
問題ないが、光沢紙やOHPシート等に記録を行う場合
は上述のようにユーザーがその都度所望の記録媒体をセ
ットしなければならず、ユーザーに負担がかかってい
た。
【0005】この負担を軽減するために、給紙部に複数
種類の記録媒体を予め収容しておくことが考えられる。
そして、複数種類の記録媒体を収容しておく場合、記録
媒体の種類の判別を行わなければならない。この判別方
法としては、例えば、特開平6−87550号公報、特
開平2−56375号公報や特開平6−56313号公
報に開示されている。特開平6−87550号公報で
は、記録媒体の表面を透過光センサで読み取ることによ
り記録媒体の種類を判別している。また、特開平2−5
6375号公報や特開平6−56313号公報では、1
個の発光素子と2個あるいは複数個の受光素子を設けて
反射型センサを構成し、用紙の表面状態によって反射光
が異なるということを利用して記録媒体の種類を判別し
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
プリンタ、特に、ネットワークを介して複数のユーザー
によって共有されるプリンタを用いて記録を行う場合、
ユーザーの所望する記録媒体に対してユーザーの印字目
的に合った記録を効率的に行うという点においては更な
る改善が望まれる、ということを本発明者らは見出し
た。以下に、本発明者が見出した改善点を述べる。
【0007】まず第1に、他人の記録を妨害しないよう
にすることが挙げられる。上記従来のプリンタでは、外
部装置によりユーザーが指定した記録媒体の種類と装置
にセットされている記録媒体の種類とが一致しないと
き、紙交換を促すメッセージを表示し、ユーザーによっ
て紙交換が行われるまで記録動作を停止している場合が
あった。この方法によれば、ユーザーの所望する記録媒
体に記録可能となるまで記録を行わないので、印字目的
に合った画質を得ることはできる。しかし、紙交換が行
われないうちは他のユーザーがプリンタを使用できなく
なるので、その結果、他人の記録を妨害すると共に時間
の浪費も引き起こし、効率的に記録動作を行うことがで
きない。従って、ユーザーの印字目的に合わない記録は
行わない様にすると共に、他人の記録を妨害しないよう
にすることが望まれる。
【0008】第2に、ユーザーの印字目的に合った画質
を得ること、及びコストアップを伴わないことが挙げら
れる。上記従来のプリンタでは、外部装置によりユーザ
ーが指定した記録媒体の種類と装置にセットされている
記録媒体の種類とが一致しなくても、装置にセットされ
ている記録媒体に記録を行ってしまう場合があった。す
ると、ユーザーが所望する記録媒体に記録を行うことが
できないばかりか、無駄なプリントが行われることに起
因してコストアップを引き起こしていた。従って、ユー
ザーの所望する記録媒体に対してユーザーの印字目的に
合った画質を記録すると共にコストアップを引き起こさ
ないようにすることが望まれる。
【0009】本発明は、上述した課題に鑑みてなされた
ものであり、ユーザーの印字目的に合わない記録を行わ
ない様にすることが可能な画像記録装置及び記録方法を
提供することを目的とする。
【0010】また、本発明は、ユーザーの所望する記録
媒体に対する記録動作を効率的に行うことが可能な画像
記録装置及び記録方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するめの
本発明は、記録データに基づき記録を行う記録手段を用
い、複数種類の記録媒体に画像を記録可能な画像記録装
置であって、記録媒体を搬送するための搬送手段と、複
数種類の記録媒体を収容するための単一の収容部と、前
記収容部に収容されている複数種類の記録媒体のうちこ
れから前記記録手段側へ搬送されることになる記録媒体
の種類を判別するための記録媒体判別部と、これから記
録しようとする記録媒体の種類に対応した情報を入力す
るための入力部と、前記入力部により入力された情報に
対応する記録媒体の種類と前記記録媒体判別部が判別し
た記録媒体の種類とが一致するかどうかを判定する判定
部とを備え、前記判定部により一致すると判定された場
合、前記収容部から前記記録媒体を前記記録手段側へ搬
送し、前記搬送された記録媒体に対して前記記録手段に
より記録を行うことを特徴とするものである。
【0012】また、本発明は、記録データに基づき記録
を行う記録手段を用い、複数種類の記録媒体に画像を記
録可能な画像記録装置であって、記録媒体を搬送するた
めの搬送手段と、複数種類の記録媒体を収容するための
単一の収容部と、前記収容部に収容されている複数種類
の記録媒体のうちこれから前記記録手段側へ搬送される
ことになる記録媒体のサイズを判別するための記録媒体
判別部と、これから記録しようとする記録媒体のサイズ
に対応した情報を入力するための入力部と、前記入力部
により入力された情報に対応する記録媒体のサイズと前
記記録媒体判別部が判別した記録媒体のサイズとが一致
するかどうかを判定する判定部とを備え、前記判定部に
より一致すると判定された場合、前記収容部から前記記
録媒体を前記記録手段側へ搬送し、前記搬送された記録
媒体に対して前記記録手段により記録を行い、前記判定
部により一致しないと判定された場合、前記複数種類の
記録媒体のうちこれから前記記録手段側へ搬送されるこ
とになる記録媒体を搬送し該記録媒体に対して記録を行
わずに排紙する処理と前記判定部による判定工程とを、
前記判定部により一致すると判定されるまで繰り返すこ
とを特徴とするものである。
【0013】また、本発明は、記録データに基づき記録
を行う記録手段を用い、複数種類の記録媒体に画像を記
録可能な画像記録装置であって、記録媒体を搬送するた
めの搬送手段と、複数種類の記録媒体を収容するための
単一の収容部と、前記収容部に収容されている複数種類
の記録媒体のうちこれから前記記録手段側へ搬送される
ことになる記録媒体のサイズを判別するための記録媒体
判別部と、外部装置から供給され、記録媒体のサイズに
対応する情報を含む記録データを入力するための入力部
と、前記入力部により入力された情報に対応する記録媒
体のサイズと前記記録媒体判別部が判別した記録媒体の
サイズとが一致するかどうかを判定する判定部とを備
え、前記判定部により一致しないと判定された場合、前
記記録データを消去することを特徴とするものである。
【0014】また、本発明は、記録データに基づき記録
を行う記録手段を用い、複数種類の記録媒体に画像を記
録可能な画像記録方法であって、記録媒体を搬送する搬
送工程と、単一の収容部に収容されている複数種類の記
録媒体のうちこれから前記記録手段側へ搬送されること
になる記録媒体の種類を判別するための記録媒体判別工
程と、これから記録しようとする記録媒体の種類に対応
した情報を入力する入力工程と、前記入力工程により入
力された情報に対応する記録媒体の種類と前記記録媒体
判別工程で判別した記録媒体の種類とが一致するかどう
かを判定する判定工程とを備え、前記判定工程により一
致すると判定された場合、前記収容部から前記記録媒体
を前記記録手段側へ搬送し、前記搬送された記録媒体に
対して前記記録手段により記録を行うことを特徴とする
ものである。
【0015】また、本発明は、記録データに基づき記録
を行う記録手段を用い、複数種類の記録媒体に画像を記
録可能な画像記録方法であって、記録媒体を搬送する搬
送工程と、単一の収容部に収容されている複数種類の記
録媒体のうちこれから前記記録手段側へ搬送されること
になる記録媒体のサイズを判別するための記録媒体判別
工程と、これから記録しようとする記録媒体のサイズに
対応した情報を入力する入力工程と、前記入力工程によ
り入力された情報に対応する記録媒体のサイズと前記記
録媒体判別工程で判別した記録媒体のサイズとが一致す
るかどうかを判定する判定工程とを備え、前記判定工程
により一致すると判定された場合、前記収容部から前記
記録媒体を前記記録手段側へ搬送し、前記搬送された記
録媒体に対して前記記録手段により記録を行い、前記判
定工程により一致しないと判定された場合、前記複数種
類の記録媒体のうちこれから前記記録手段側へ搬送され
ることになる記録媒体を搬送し該記録媒体に対して記録
を行わずに排紙する処理と前記判定工程とを前記判定工
程により一致すると判定されるまで繰り返すことを特徴
とするものである。
【0016】また、本発明は、記録データに基づき記録
を行う記録手段を用い、複数種類の記録媒体に画像を記
録可能な画像記録方法であって、記録媒体を搬送する搬
送工程と、単一の収容部に収容されている複数種類の記
録媒体のうちこれから前記記録手段側へ搬送されること
になる記録媒体のサイズを判別するための記録媒体判別
工程と、外部装置から供給され、記録媒体のサイズに対
応する情報を含む記録データを入力する入力工程と、前
記入力工程により入力された情報に対応する記録媒体の
サイズと前記記録媒体判別工程で判別した記録媒体のサ
イズとが一致するかどうかを判定する判定工程とを備
え、前記判定工程により一致しないと判定された場合、
前記記録データを消去することを特徴とするものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】〔第1の実施形態〕図1は、本発明の一実
施形態に係る画像記録装置の一部を構成する制御回路を
示すブロック図である。図1において、101は本実施
形態のプリンタであり、100はホストコンピュータや
端末装置といった外部装置である。プリンタ101に
は、この外部装置100から記録媒体の種類に対応する
情報を含む記録データが送られてくる。ホストコンピュ
ータ100とプリンタ101とは、セントロニクスイン
ターフェース等によって接続されている。
【0019】102はホストコンピュータから送られて
くる記録データを受信し、その記録データをプリンタ1
01に入力するための入力部である。103は入力部1
02により入力された記録データを解析するための記録
データ解析部、104は記録データ解析部103からの
要求により、各種モータや印字ヘッドなどを制御するプ
リンタエンジン制御部、105はプリンタエンジン制御
部に集められた情報をもとに、プリンタエンジン制御部
が作成した内部状態をホストコンピュータ100に送信
する内部状態通信部である。106はプリンタの状態を
ユーザーに知らせる操作パネル213を制御するパネル
制御部、107はヘッドクリーニング部を駆動するヘッ
ドクリーニングモータを制御するヘッドクリーニングモ
ータ制御部、108は給紙部からの給紙や排紙トレイへ
の排紙や紙送り等を行うLFモータ115を制御するLFモ
ータ制御部、109は記録ヘッド201のヒーターにパ
ルス電圧をかけてインクを吐出するインク吐出動作を制
御する記録ヘッド制御部、110は記録ヘッド201が
搭載されているキャリッジを主走査方向(図2のQ1・
Q2方向)に移動させるためのキャリッジモータ207
を制御するキャリッジモータ制御部、111は記録デー
タを破棄する記録データ破棄部、212は給紙部214
に収容されている記録媒体の種類を検知し、その種類を
示す情報をプリンタエンジン制御部104に送信する記
録媒体判別部である。117は記録データを一時的に保
存するためのメモリ部である。
【0020】ホストコンピュータ100上のプリンタド
ライバは、ユーザーがワードプロセッサなどのアプリケ
ーション上で印刷を選択したときに記録データを作成
し、この記録データをプリンタ101に送信する。尚、
この記録データのコマンド中には、ユーザーがプリンタ
ドライバで指定した、記録媒体の種類を示す情報が埋め
込まれている。入力部102はインターフェースを介し
てホストコンピュータ100から記録データを受け取
り、そのデータを記録データ解析部103に転送する。
記録データ解析部103は受信した記録データのコマン
ドを解析し、コマンド中の記録媒体の種類に対応する情
報(第1の情報)を取得する。また、記録媒体判別部2
12で検知された記録媒体の種類に関する情報(第2の
情報)を取得する。そして、第1の情報及び第2情報に基
づき、入力部102により入力された情報に対応する記
録媒体の種類と記録媒体判別部212により判別された
記録媒体の種類とが一致するかどうかを判定する。すな
わち、ここでは、ユーザーが指定した種類の記録媒体が
給紙部の最上部に位置しているか否かを判定しており、
これによりユーザーが所望する記録媒体に対して記録を
行うことができるか否かが分かる。そして、入力部10
2により入力された情報に対応する記録媒体の種類と記
録媒体判別部212により判別された記録媒体の種類と
が一致すると判定されれば、エンジンコマンドに変換し
て、プリンタエンジン制御部104へ記録データを転送
する。一方、一致しないと判定されれば記録データを記
録データ破棄部へ転送し、この記録データを破棄する。
このように記録データ解析部103は、記録データの解
析を行うばかりでなく、ユーザーが指定した記録媒体に
対して記録が可能であるかどうかを判定する判定部とし
ての役割も果たす。尚、記録データ破棄部111による
データの破棄とは、データを削除すること、データを無
効にすること、データを消去することを含むものであ
る。
【0021】プリンタエンジン制御部104は、エンジ
ンコマンドに基づいて各種モータやヘッドを制御して記
録媒体に画像を形成する。さらに、記録媒体判別部部2
12で検知された記録媒体の種類に関する情報をプリン
タエンジン制御部104が受信すると、プリンタエンジ
ン制御部104は現在、給紙部の最上部に収容されてい
る記録媒体の種類を示す情報を記録データ解析部へ送信
すると共に内部状態通信部105へ送信する。内部状態
通信部105は現在の記録ヘッドの状態等の内部状態の
ほかに、プリンタエンジン制御部104から送られた記
録媒体の種類に関する情報を記憶する。また、ホストコ
ンピュータ100はプリンタ101の内部状態を知るた
めに、セントロニクスインターフェースを用いている場
合はニブルモードのリバースリクエストを行う。これに
より入力部102から内部状態通信部105にステータ
ス要求が通知され、内部状態パケットデータがインター
フェースを介してホストコンピュータ100に送信され
る。
【0022】図2は、本発明の一実施形態における画像
記録装置の概略構成を示し、特にインクジェット方式の
プリンタに本発明を適用した場合を示す。
【0023】図2において、201はインクジェット記
録ヘッドであり、ブラック(K),シアン(C),マゼ
ンタ(M),イエロー(Y)の4色のヘッドを一体化し
たものである。202K、202C、202M、202
Yは各々ブラック,シアン,マゼンタ,イエローの4色
のインクタンクである。203はキャリッジ、204お
よび205はキャリッジ203のガイド軸、206はキ
ャリッジ203を主走査方向へ移動させるためのべルト
であり、207はキャリッジベルト206を駆動するキ
ャリッジモータである。
【0024】208はフレキシブルプリンテッドカード
(FPC)であり、プリンタ制御基板211と記録ヘッ
ド201とを電気的に接続する信号伝送路である。20
9は紙送りローラであり、LFモーターを駆動すること
により紙送り動作は行われる。210は記録媒体である
紙(普通紙、インクジェット専用紙、光沢紙、光沢フィ
ルム、ハガキ、バックプリントフィルム、OHP用シ−
ト、厚紙等)である。
【0025】211は記録ヘッド201およびキャリッ
ジモータ207を始めとするプリンタ機構を制御する制
御基板であり、記録ヘッド201および報知手段(図示
しない)に接続している。報知手段としては、例えば、
ブザー、音声発生装置、操作部213のメッセージ表示
用ディスプレイ等が用いられる。
【0026】212は給紙部214に設置され、記録媒
体の種類を判別するための記録媒体判別部である。
【0027】213は操作部(操作パネル)であり、複
数のスイッチ(図示しない)等の指示機能部品およびL
ED(発光ダイオード)またはLCD(液晶デバイス)
等の表示機能部品から構成され、給紙部214に収容さ
れている用紙のサイズ,種類,更に記録モード等のプリ
ンタ本体の使用状態の設定を行う。214は複数種類の
記録媒体を収容するための記録媒体収容部としての給紙
部であり、この収容部から複数種類の記録媒体が給紙さ
れる。
【0028】図3は給紙部214の様子を示した図であ
る。給紙部214には複数種類の記録媒体210が略水
平に積載されており、最上部の記録媒体から順に給紙さ
れ、記録ヘッドに対向する位置まで搬送されていく。ま
た、給紙部214には性質の異なる複数種の記録媒体を
判別可能な記録媒体判別部212が設置されている。そ
して、この記録媒体判別部212は最上部に位置してい
る記録媒体の種類を判別することができる。
【0029】記録媒体判別部212としては、例えば、
記録媒体の表面に所定の波長の光を照射するための発光
部212Aと記録媒体表面で反射した光を受光するため
の受光部212Bとから構成されるものを用いることが
できる。この判別部では、反射光を読み取ることで記録
媒体の種類を検知している。具体的には、記録媒体の種
類に応じて表面の粗さが異なり、それに伴って反射光の
程度が異なってくることを利用して、紙種の判別を行う
である。
【0030】ここで、記録媒体の検知方法の一例とし
て、普通紙、OHP用シート、コート紙を判別する場合
について図4〜図6を参照しながら説明する。図4〜図
6では、発光部212Aとして発光ダイオード301を
用い、受光部212Bとしてフォトダイオード302を
用いる場合を示す。
【0031】図4は本実施形態の記録媒体判別部による
普通紙の検知例を示す図である。図4(A)の210A
は検知対象となる普通紙であり、図示したように紙の繊
維成分により表面が比較的粗くなっている。図4の
(A)において、401は発光ダイオード301の照射
光(発光光線、発光ビーム)である。402は普通紙2
10Aの表面からの反射光であり、フォトダイオード3
02により検知される。その検知結果が図4(B)であ
る。図4(B)の曲線402はフォトダイオード302
による検知結果であり、反射光の出力レベルを表してい
る。これから分かるように普通紙210Aの場合は、照
射光401の大部分が反射されており、かつ表面粗さに
応じた検知信号の大小差および周期的な変動が確認され
る。
【0032】図5は本実施形態の記録媒体判別部による
OHP用シートの検知例を示す図である。図5(A)の
210Bは検知対象となるOHP用シートであり、図示
したように表面が比較的平坦であり、その用途上透明性
が高くなっている。図5(A)において、501は発光
ダイオード301の照射光である。502はOHP用シ
ート210Bの表面からの反射光であり、フォトダイオ
ード302により検知される。その検知結果が図5
(B)である。図5(B)の曲線502はフォトダイオ
ード302による検知結果であり、反射光の出力レベル
を表している。これから分かるようにOHP用シート2
10Bの場合は、照射光401の極一部のみが反射され
ており、かつOHP用紙210Bの表面が平坦なために
変動が少なく出力も小さい。
【0033】図6は本実施の形態の記録媒体判別部によ
るコート紙(インクジェット専用紙)の検知例を示す図
である。図6(A)の210Cは検知対象となるコート
紙であり、図4に示した普通紙の表面にシリカ等を塗布
し、インクの付着性を向上させたものである。このため
図示したように紙の表面はコート層601の為に平坦と
なっている。図6(A)において、602は発光ダイオ
ード301の照射光である。603はコート紙210C
の表面601からの反射光であり、フォトダイオード3
02により検知される。その検知結果が図6(B)であ
る。図6(B)の曲線602はフォトダイオード302
による検知結果であり、反射光の出力レベルを表してい
る。これから分かるようにコート紙210Cの場合は、
照射光602の大部分が反射されており、かつ表面が平
坦なため変動は少ないことが確認される。
【0034】上記の図4〜図6に示したように、本装置
では各種記録媒体により検知される反射光の出力レベル
およびその変動周期の違いを基に、記録媒体の種類を検
知することができる。具体的には、給紙部に載置してい
る記録媒体のうち最上部に位置しており、次に使用され
る記録媒体の種類を検知することができるのである。
尚、本発明に適用可能な記録媒体判別部の構成として
は、上記の構成に限定されるものではなく、異なる性質
の複数種の記録媒体を検知可能であるものであれば用い
ることができる。
【0035】以上の構成より成る本実施形態における制
御回路の処理手順を、図7に示すフローチャートにした
がって説明する。この図7では、ユーザーが指定した記
録媒体の種類と、給紙部に積載している記録媒体のうち
最上部に位置している記録媒体の種類とが一致しない場
合、受信した記録データを破棄している。
【0036】まず、ステップS1において、入力部から
記録媒体の種類に対応する情報を含む記録データを入力
する。この記録媒体の種類は外部装置にてユーザーによ
って指定されるもので、ユーザーは印字目的に合わせて
複数種類の中から1種類の記録媒体を指定する。このよ
うな記録データが入力されると、ステップS2におい
て、記録データ解析部にて記録データを解析する。ここ
では、記録データ中に含まれる記録媒体の種類に対応す
る情報を解析し、ユーザーが指定した記録媒体に関する
情報を取得する。この情報を第1の情報とする。
【0037】次に、ステップS3において、給紙部の最
上部に位置している記録媒体の種類を記録媒体判別部で
検知して、その記録媒体に関する情報を取得する。この
情報を第2の情報とする。その後、ステップS4におい
て、上記ステップS2で取得した第1の情報と上記ステ
ップS3で取得した第2の情報とを比較し、これが一致
するか否かを判定する。即ち、ユーザーにより指定され
た記録媒体の種類と、給紙部に収容されている記録媒体
のうち次に使用される記録媒体の種類が同じであるかど
うかを判定するのである。この判定処理は、判定部(記
録データ解析部)で行われる。尚、前記給紙部に収容さ
れている記録媒体うち次に使用される記録媒体とは、給
紙部に収容されている記録媒体うちこれから記録ヘッド
側へ搬送されることになる記録媒体のことである。
【0038】ステップS4で記録媒体の種類が一致する
と判定された場合、ステップS5へ進み、入力された記
録データに基づき記録を行う。一方、ステップS4で記
録媒体の種類が一致しないと判定された場合、ステップ
S6へ進み、入力された記録データを破棄する。この破
棄処理は、記録データ破棄部で行われる。
【0039】以上のような制御処理によれば、ユーザー
が指定した種類の記録媒体と給紙部の記録媒体とが一致
する場合だけ記録データに基づき記録を行い、一致しな
い場合は記録データを破棄する。尚、上記図7では、記
録データの解析後に記録媒体の種類を検知することとし
ているが、この順序は逆でもよく、また、両者を同時に
平行処理するようにしてもよい。
【0040】ここで、破棄処理について図8、図9を参
照して詳述する。図8は記録データの破棄処理を示すフ
ローチャートであり、図9は記録データに含まれる印字
コマンドパケットの構造図である。尚、図8では、記録
媒体の種類を示すコマンドが1単位毎の記録データに含
まれており、1単位の記録データを受け取る度に、コマ
ンドが示す記録媒体の種類と記録媒体判別部が示す記録
媒体の種類とが一致するか否かを判定することが可能で
ある。また、以下では、1ラスタを1単位として説明す
るが、複数ラスタを1単位としてもよい。
【0041】図8のステップS1において、1単位の記
録データを受け取り、その記録データのコマンドを解析
し、コマンドが示す記録媒体の種類と記録媒体判別部が
示す記録媒体の種類とが一致するかどうかを判定する。
そして、一致しないと判定された場合、記録データの破
棄処理を行うことが決定される。
【0042】ステップS1で破棄処理を行うことが決定
されたら、ステップS2において次の1単位の記録デー
タを受け取る。そして、ステップS3において、受け取
った記録データが1ページの終了を示す情報を含むか否
かを判断する。即ち、ステップS2で受け取った1ラス
タの記録データがそのページを記録するための最終ラス
タのデータであるかどうかを判断し、ページの終了であ
るかどうかを判断するのである。
【0043】ステップS3においてページの終了でない
と判断されたら、ステップS4に進む。そして、ステッ
プS4において、受け取った単位の記録データを破棄
し、ステップS1に戻る。これをページの終了が来るま
で繰り返す、一方、ステップS3においてページの終了
であると判断されたら、ステップS5に進む。
【0044】ステップS5において、今度は、受け取っ
た記録データが最終ページの終了を示す情報を含むか否
かを判断する。即ち、受け取った1ラスタの記録データ
が最終ページを記録するための最終ラスタのデータであ
るかどうかを判断し、最終ページの終了であるかどうか
を判断するのである。そして、最終ページでないと判断
されたら、ステップS6へ進み、受け取った単位の記録
データを破棄する。その後、ステップS7において、次
の1単位の記録データを受け取る。そして、ステップS
8で、新たなページに変更されると共にコマンド中の記
録媒体の種類も変更された可能性があるので、印字コマ
ンドが示す記録媒体の種類と記録媒体判別部が示す記録
媒体の種類とが一致するかどうかをチェックする。一致
するならば、次のページから記録が行えるように記録デ
ータ破棄処理を終了する。また、記録媒体の種類が一致
しなければ、ステップS4へ進み、受け取った単位の印
字データを破棄する。これらの処理を最終ページの最後
のデータが検出されるまで繰り返し、ステップS5にお
いて最終ページの最後のデータが検出されたら記録を再
開するために記録データ破棄処理を終了する。
【0045】尚、上記の印字コマンドは、図9に示すよ
うなパケット構造となっており、ホストコンピュータか
ら画像記記録装置内の入力部へ送信されるものである。
本実施形態では、ユーザーが指定した記録媒体の種類に
対応する情報として、記録媒体の種類そのものを送信す
る場合を示した。印字コマンドパケットは、ヘッダで始
まりFCSで終わるデータ列であり、パケットは通常可変
長で作成され、その長さをパケット長にて指示する。つ
ぎに印字モード設定コマンドであることを示す識別子で
あるモード設定があり、最後に記録媒体の種類を示す情
報が入っている。
【0046】また、本実施形態では図10に示すよう
に、ドラフトモード、ノーマルモード、高品位モード、
最高品位モードの4種類の印字モードが設定可能であ
る。これらの印字モードは、記録媒体の1ドットライン
に対して記録ヘッドが相対走査する回数、即ち、パス数
が異なっている。例えば、ドラフトモードの場合は1パ
スで、ノーマルモードの場合は2パスで、高品位モード
の場合は4パスで、最高品位モードの場合は8パスで1
ドットラインを形成する。パス数の増加に伴い、記録時
間は長くなってしまうが、その一方で1ドットラインを
形成するために使用されるノズル数が多くなり、その結
果、ノズル毎のインク吐出量のバラつき起因して発生す
る濃度ムラが低減される。このように、ドラフトモー
ド、ノーマルモード、高品位モード、最高品位モードの
順で記録画像の品位が向上していくことから、ユーザー
は用途や印字目的に応じて最適な印字モードを選択すれ
ばよい。尚、本発明で適用可能なモードは、上記に示し
た4種類に限定されないということはいうまでもない。
【0047】また、本実施形態では、普通紙、インクジ
ェット専用紙、光沢紙、光沢フィルム、ハガキ、バック
プリントフィルム、OHP用シ−ト、厚紙の8種類の記
録媒体を選択可能である。これらの記録媒体は夫々、イ
ンクの浸透度合いや用途等が異なるものである。従っ
て、ユーザーは用途や印字目的を考慮して最適な記録媒
体を選択すればよい。尚、本発明で適用可能な記録媒体
は、上記に示した8種類に限定されないということはい
うまでもない。
【0048】尚、上記では印字コマンド中の記録媒体の
種類に対応する情報として、記録媒体の種類そのものの
情報が入っている場合を示したが、本実施形態はこれに
は限られず、印字コマンド中の記録媒体の種類に対応す
る情報として、使用するインクの種類と印字モードの両
者の組み合わせに関する情報を入れることにしてもよ
い。この場合、図11に示すような記録媒体チェック用
テーブルを参照し、使用するインクの種類と印字モード
の両者の組み合わせに関する情報から、記録媒体の種類
に関する情報を取得する。そして、この取得した情報と
記録媒体判別部による情報とを比較して、記録データを
破棄すべきか否かを判定するのである。
【0049】図11は、記録媒体の種類・使用するイン
クの種類・印字モードの3つの対応関係を示した図であ
り、ここでは記録媒体の種類として普通紙・インクジェ
ット専用紙・光沢紙・OHPシートが設定可能であり、
インクの種類としてブラックインク・カラーインク・フ
ォトカラーインクが設定可能であり、印字モードとして
ドラフトモード・ノーマルモード・高品位モード・最高
品位モードが設定可能である場合を示している。この図
11によれば、カラーインク+ブラックインクによるイ
ンク構成、及び、ドラフトモードもしくはノーマルモー
ドの印字モードを設定すると、普通紙が設定されるよう
になっている。この場合、記録媒体判別部によって検出
された記録媒体の種類が普通紙であれば何の問題もなく
記録できるが、記録媒体判別部によって検出された記録
媒体の種類が光沢紙であれば、記録を行わず記録データ
の破棄処理を行う。光沢紙に対して記録を行う場合、フ
ォトカラーインクのインク構成、及び、最高品位モード
を設定する必要あり、インクジェット専用紙に対して記
録を行う場合、カラーインク+フォトカラーインクのイ
ンク構成、及び、高品位モードもしくはノーマルモード
を設定する必要ある。そして、設定したインク構成及び
印字モードの組み合わせに対応する記録媒体の種類と、
記録媒体判定部で検出する記録媒体の種類とが一致しな
いときは、記録データの破棄処理を行うこととする。
【0050】以上説明したように本実施形態によれば、
ユーザーが指定した種類の記録媒体と給紙部の記録媒体
とが一致する場合だけ、記録を行うことができる。ま
た、一致しない場合は記録データを破棄してしまうの
で、プリンタに記録データが留まることなく、他の記録
データの記録を停止させることがない。その結果、装置
全体の記録動作をスムーズに行うことができ、また、ユ
ーザーが指定した種類以外の記録媒体に対して記録が行
われてしまうことがない。さらに、プリンタをネットワ
ークにて共有する場合、他人の記録を妨害することな
く、各ユーザーの印字目的に合った記録媒体に記録を行
うことができる。
【0051】〔第2の実施形態〕次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。この第2の実施形態では、
外部装置にてユーザーが指定した記録媒体の種類と記録
媒体判別部にて検出した記録媒体の種類とが一致しない
場合、記録媒体の種類が一致するまで給紙部から記録媒
体を搬送(給紙)し続け、一致したらその記録媒体に対
して記録を行うことを特徴としている。以下に、図12
のフローチャートを参照しながら、本実施形態の制御回
路の処理手順について詳述する。尚、前述した図1〜図
6、図9〜図11は本実施形態にも共通する部分である
が、ここでは説明を省略する。また、本実施形態では、
記録データの破棄処理は行わないので、図1の記録デー
タ破棄部111を備える必要はない。
【0052】まず、図12のステップS1において、入
力部から記録媒体の種類に対応する情報を含む記録デー
タを入力する。この記録媒体の種類は外部装置にてユー
ザーにより指定されるもので、ユーザーは印字目的に合
わせて複数種類の中から1種類の記録媒体を指定する。
このような記録データが入力されると、ステップS2に
おいて、記録データ解析部にて記録データを解析する。
ここでは、記録データ中に含まれる記録媒体の種類に対
応する情報を解析し、ユーザーが指定した記録媒体に関
する情報を取得する。この情報を第1の情報とする。
【0053】次に、ステップS3において、給紙部の最
上部に位置している記録媒体の種類を記録媒体判別部で
検知して、その記録媒体に関する情報を取得する。この
情報を第2の情報とする。その後、ステップS4におい
て、上記ステップS2で取得した第1の情報と上記ステ
ップS3で取得した第2の情報とを比較し、これが一致
するか否かを判定する。即ち、ユーザーにより指定され
た記録媒体の種類と、給紙部に収容されている記録媒体
うちこれから記録ヘッド側へ搬送されることになる記録
媒体の種類とが同じであるかどうかを判定するのであ
る。この判定処理は、判定部(記録データ解析部)で行
われる。
【0054】ステップS4で記録媒体の種類が一致する
と判定された場合、ステップS7へ進み、入力された記
録データに基づき記録を行う。一方、ステップS4で記
録媒体の種類が一致しないと判定された場合、ステップ
S5へ進み、給紙部の最上部に位置している記録媒体を
搬送(給紙)し、記録を行わずに排紙トレイへ排紙す
る。その後、ステップS6において、再度、記録データ
中に含まれる記録媒体の種類に対応する情報と、記録媒
体判別部で検出された記録媒体の種類を示す情報とを比
較し、一致するかどうかを判定する。一致すると判定さ
れればステップS7へ進み、記録データに基づき記録を
行う。一方、一致しないと判定されればステップS5へ
戻り、再度、記録媒体を給紙し、記録を行わずに排紙ト
レイへ排紙する。このように、ステップS6において記
録媒体の種類が一致すると判定されるまで、給紙部から
排紙し続け、記録を行わずに排紙トレイへ排紙する処理
を繰り返す。
【0055】以上のような制御処理によれば、ユーザー
により指定された記録媒体の種類と、給紙部に収容され
ている記録媒体の中で次に使用される記録媒体の種類と
が一致するまで、記録を行わずに排紙トレイへ排紙する
処理を続ける。尚、上記図12では、記録データの解析
後に記録媒体の種類を検知することとしているが、この
順序は逆でもよく、また、両者を同時に平行処理するよ
うにしてもよい。
【0056】以上説明したように本実施形態によれば、
ユーザーが指定した種類の記録媒体と給紙部の記録媒体
とが一致するまで、給紙部から記録媒体を給紙して記録
を行わずに排紙トレイへ排紙する処理を続行するので、
ユーザーが指定した記録媒体に対して必ず記録を行うこ
とができると共に、プリンタに記録データが留まり続け
ることがないので、装置全体の記録動作を効率的に行う
ことが可能となる。また、ユーザーが指定した種類以外
の記録媒体に対して記録が行われてしまうことがないの
で、記録媒体を無駄にすることなく、コストアップを招
かずに済む。
【0057】〔第3の実施形態〕次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。この第3の実施形態では、
外部装置から送信される記録データに含まれる記録媒体
の種類と記録媒体判別部にて検出した記録媒体の種類と
が一致しない場合、その記録データをメモリ部に一時的
に保存しておき、記録媒体の種類が一致したときにメモ
リ部に保存しておいた記録データを読み出し記録を行う
ことを特徴としている。以下に、図13のフローチャー
トを参照しながら、本実施形態の制御回路の処理手順に
ついて詳述する。尚、前述した図1〜図6、図9〜図1
1は本実施形態にも共通する部分であるが、ここでは説
明を省略する。また、本実施形態では、記録データの破
棄処理は行わないので、図1の記録データ破棄部111
を備える必要はない。
【0058】まず、図13のステップS1において、入
力部から記録媒体の種類に対応する情報を含む記録デー
タを入力する。これを第1の記録データとする。この記
録媒体の種類は外部装置にてユーザーにより指定される
もので、ユーザーは印字目的に合わせて複数種類の中か
ら1種類の記録媒体を指定する。このような第1の記録
データが入力されると、ステップS2において、記録デ
ータ解析部にて第1の記録データを解析する。ここで
は、第1の記録データ中に含まれる記録媒体の種類に対
応する情報を解析し、ユーザーが指定した記録媒体に関
する情報を取得する。この情報を第1の情報とする。
【0059】次に、ステップS3において、給紙部の最
上部に位置している記録媒体の種類を記録媒体判別部で
検知して、その記録媒体に関する情報を取得する。この
情報を第2の情報とする。その後、ステップS4におい
て、上記ステップS2で取得した第1の情報と上記ステ
ップS3で取得した第2の情報とを比較し、これが一致
するか否かを判定する。即ち、ユーザーにより指定され
た記録媒体の種類と、給紙部に収容されている記録媒体
の中で次に使用される記録媒体の種類とが同じであるか
どうかを判定するのである。この判定処理は、判定部
(記録データ解析部)で行われる。
【0060】ステップS4で記録媒体の種類が一致する
と判定された場合、ステップS5へ進み、入力された第
1の記録データに基づき記録を行う。一方、ステップS
4で記録媒体の種類が一致しないと判定された場合、ス
テップS6へ進み、第1の記録データをメモリ部に一時
保存する。
【0061】次に、ステップS7において、第1の記録
データとは異なる他の記録データ(第2の記録データ)
を入力し、この第2の記録データに含まれる記録媒体の
種類に対応する情報(第3の情報)と上記第2の情報と
が一致する場合、第2の記録データに基づく記録を行
う。記録が行われると、給紙部の最上部に位置している
記録媒体が変更されるので、上記第1の情報と記録媒体
判別部によって検知される記録媒体の種類に関する情報
とが一致する可能がある。そこで、ステップS8におい
て、再度、給紙部の最上部に位置している記録媒体の種
類を記録媒体判別部で検知して、その記録媒体に関する
情報を取得する。この情報を第4の情報とする。そし
て、上記第1の情報と第4の情報とが一致するかどうか
を判定し、一致していればステップS9へ進み、メモリ
部に保存してある第1の記録データを読み出し、第1の
記録データに基づく記録を行う。一方、一致していなけ
れば、ステップS7へ戻り、第3の記録データを受信す
る。以下は、上記第1の情報と記録媒体判別部による記
録媒体の種類を示す情報とが一致するまで、ステップS
7、S8を繰り返す。
【0062】以上のような制御処理によれば、入力され
た第1の記録データに含まれる記録媒体の種類に関する
情報と、給紙部に収容されている記録媒体のうちこれか
ら記録ヘッド側へ搬送することになる記録媒体の種類を
示す情報とが一致しないときは、第1の記録データをメ
モリ部に一時的に保存し、一致すると判定されたときに
メモリ部に保存した第1の記録データを読み出すことに
より記録が行われる。つまり、第1の記録データに含ま
れる記録媒体の種類に関する情報と、給紙部に収容され
ている記録媒体のうちこれから記録ヘッド側へ搬送する
ことになる記録媒体の種類を示す情報とが一致するか否
かの判定を行い、この判定工程により一致しないと判定
された場合、第1の記録データをメモリ部に一時的に格
納し、引き続き入力された記録データのうち前記判定工
程により一致すると判定された記録データについて記録
を行い、メモリ部に格納した第1の記録データは前記判
定工程により一致すると判定されたときに記録を行うの
である。尚、上記図13では、記録データの解析後に記
録媒体の種類を検知することとしているが、この順序は
逆でもよく、また、両者を同時に平行処理するようにし
てもよい。
【0063】以上説明したように本実施形態によれば、
ユーザーが指定した種類の記録媒体と給紙部の記録媒体
とが一致しないときは記録データをメモリ部に一時的に
保存し、一致すると判定されたときにメモリ部に保存し
た記録データを読み出して記録を行うので、ユーザーが
指定した記録媒体に対して必ず記録を行うことができる
と共に、プリンタに記録データが留まり続けることがな
いので、他人の記録を妨害することもない。その結果、
ユーザーの印字目的に合った記録を効率的に行うことが
できる。また、ユーザーが指定した種類以外の記録媒体
に対して記録が行われてしまうことがないので、記録媒
体を無駄にすることなく、コストアップを招かずに済
む。
【0064】〔第4の実施形態〕次に、本発明の第4の
実施形態について説明する。上記第1の実施形態〜第3
の実施形態では、ユーザーが指定した種類の記録媒体と
給紙部の記録媒体とが一致するか否かを画像記録装置で
判定し、その判定結果に基づいた処理を画像記録装置で
行っていた。これに対し、本実施形態では上記判定結果
をホストコンピュータに知らせ、ユーザーがホストコン
ピュータで処理方法を決定できることを特徴としてい
る。即ち、ユーザーはホストコンピュータで上記判定結
果が分かるので、それにより複数の処理方法の中から1
つの処理方法を選択するのである。
【0065】以下に、図14及び図15を参照しながら
第4の実施形態について詳述する。尚、前述した図1〜
図6、図9〜図11は本実施形態にも共通する部分であ
るが、ここでは説明を省略する。図14は、本発明の第
4の実施形態に係る処理手順を示すフローチャートであ
り、図15はホストコンピュータに送信するステータス
パケットの構造図である。
【0066】まず、図14のステップS1において、入
力部から記録媒体の種類に対応する情報を含む記録デー
タを入力する。この記録媒体の種類は外部装置にてユー
ザーにより指定されるもので、ユーザーは印字目的に合
わせて複数種類の中から1種類の記録媒体を指定する。
このような記録データが入力されると、ステップS2に
おいて、記録データ解析部にて記録データを解析する。
ここでは、記録データ中に含まれる記録媒体の種類に対
応する情報を解析し、ユーザーが指定した記録媒体に関
する情報を取得する。この情報を第1の情報とする。
【0067】次に、ステップS3において、給紙部の最
上部に位置している記録媒体の種類を記録媒体判別部で
検知して、その記録媒体に関する情報を取得する。この
情報を第2の情報とする。その後、ステップS4におい
て、上記ステップS2で取得した第1の情報と上記ステ
ップS3で取得した第2の情報とを比較し、これが一致
するか否かを判定する。即ち、ユーザーにより指定され
た記録媒体の種類と、給紙部に収容されている記録媒体
の中で次に使用される記録媒体の種類とが同じであるか
どうかを判定するのである。この判定処理は、判定部
(記録データ解析部)で行われる。
【0068】ステップS4で記録媒体の種類が一致する
と判定された場合、ステップS5へ進み、入力された記
録データに基づき記録を行う。一方、ステップS4で記
録媒体の種類が一致しないと判定された場合、ステップ
S6へ進み、一致しない旨の情報及び記録媒体記録媒体
判別部により検知された記録媒体の種類に関する情報を
ホストコンピュータに知らせる。尚、ホストコンピュー
タ100に送信される情報は、内部状態通信部105か
ら入力部102へ送信され、入力部からインターフェー
スを介して送信されるものであり、図16に示すような
ステータスパケットデータである。この図16には、記
録媒体の種類に関する情報が入っている。ステータスパ
ケットはヘッダで始まりFCSで終わるデータ列で、パケ
ットは通常可変長で作成され、その長さをパケット長に
て指示する。つぎにステータス情報であることを示す識
別子であるステータスがあり、最後に記録媒体に関する
情報が入っている。
【0069】ホストコンピュータに、記録媒体の種類が
一致しない旨の情報及び記録媒体記録媒体判別部により
検知された記録媒体の種類に関する情報が通知される
と、ステップS7においてユーザーは3つの処理方法の
中から1つの処理方法を選択し、その処理方法をホスト
コンピュータにて設定する。ここで、3つの処理方法と
は、前述した第1の実施形態乃至第3の実施形態におけ
る処理方法のことであり、詳しくは記録データを破棄す
る処理、記録を行わずに記録媒体を排紙する処理、記録
データをメモリに保存する処理のことである。ユーザー
はニーズに応じて適宜最適な処理方法を選択すればよ
い。
【0070】尚、上記では記録媒体の種類が一致しない
旨の情報及び記録媒体記録媒体判別部により検知された
記録媒体の種類に関する情報が通知されることとした
が、どちらか一方だけが通知されるようにしてもよい。
【0071】以上説明したように本実施形態によれば、
ユーザーが指定した種類の記録媒体と給紙部の記録媒体
とが一致しない場合は、一致しない旨や記録媒体記録媒
体判別部により検知された記録媒体の種類に関する情報
がホストコンピュータに通知されるので、ユーザーはホ
ストコンピュータにて最適な処理方法を選択することが
できる。これにより、送信した記録データが直ぐに記録
されるかどうかを、ユーザーはホストコンピュータで知
ることができる。また、印字目的に合った記録を効率的
に行うことができるようになる。
【0072】〔第5の実施形態〕次に、本発明の第5の
実施形態について説明する。上記第1の実施形態〜第4
の実施形態では、ユーザーが指定した記録媒体の種類と
給紙部の記録媒体の種類とが一致するか否かを判定して
いるが、この第5の実施形態では記録媒体のサイズが一
致するか否かを判定することを特徴としている。
【0073】以下に、図16〜図21を参照しながら第
5の実施形態について詳述する。図16は、本発明の一
実施形態に係る画像記録装置の一部を構成する制御回路
の一例を示すブロック図である。尚、前述の図1と共通
する部分は同じ番号で示し、それらの説明を省略する。
図17は、記録媒体のサイズを判別するための記録媒体
サイズ判別部の構成を示す図である。図18は、記録媒
体サイズ判別部による判別動作を説明するための図であ
る。
【0074】図16において、1600は給紙部の記録
媒体のサイズを判別するための記録媒体サイズ判別部で
ある。ホストコンピュータ100上のプリンタドライバ
は、ユーザーがワードプロセッサなどのアプリケーショ
ン上で印刷を選択したときに記録データを作成し、この
記録データをプリンタ101に送信する。尚、この記録
データのコマンド中には、ユーザーがプリンタドライバ
で指定した、記録媒体のサイズを示す情報が埋め込まれ
ている。入力部102はインターフェースを介してホス
トコンピュータ100から記録データを受け取り、その
記録データをプリンタ101に入力する。記録データ解
析部103は入力された記録データのコマンドを解析
し、コマンド中の記録媒体のサイズに関する情報(第5
の情報)を取得する。また、記録媒体サイズ判別部16
01で検知された記録媒体のサイズに関する情報(第6
の情報)を取得する。そして、第5の情報及び第6情報
に基づき、入力部102から入力された情報に対応する
記録媒体のサイズと給紙部の記録媒体のサイズとが一致
するかどうかを判定する。すなわち、ここでは、ユーザ
ーが指定したサイズの記録媒体が給紙部の最上部に位置
しているか否かを判定しており、これによりユーザーが
所望するサイズの記録媒体に対して記録を行うことがで
きるか否かが分かる。そして、入力部102から入力さ
れた情報に対応する記録媒体のサイズと給紙部の記録媒
体のサイズとが一致すると判定されれば、エンジンコマ
ンドに変換して、プリンタエンジン制御部104へ記録
データを転送する。一方、一致しないと判定されれば、
前述した第1の実施形態乃至第3の実施形態のいずれか
の処理、詳しくは記録データを破棄する処理、記録を行
わずに記録媒体を排紙する処理、記録データをメモリに
保存する処理のいずれかの処理を行う。
【0075】図17は、図16に示すような画像記録装
置に具備された記録媒体サイズ判別部1600の概略的
構成を示したものである。この記録媒体サイズ判別部1
600は画像記録装置本体の給紙部内もしくは給紙部近
傍に設けられ、次に給紙される記録媒体のサイズを複数
のセンサー1601〜1610によって判別する。
【0076】図18を用いて記録媒体サイズ判別部の動
作について説明する。まず、記録媒体211の記録媒体
給紙方向(C方向)に直交する方向に沿って並列配置さ
れた複数のセンサー1601〜1610が同時に作動す
る。そして、これらのセンサー1601〜1610のう
ち、どのセンサーが給紙された記録媒体の存在を感知す
るかどうかで記録媒体のサイズを判断する。すなわち、
図18に示すように、センサー1601が記録媒体の存
在を感知し、他のセンサー1602〜1610が記録媒
体の存在を感知しなかった場合は、給紙された記録媒体
のサイズはA4と判断される。センサー1601〜16
03が記録媒体の存在を感知し、他のセンサー1604
〜1610が記録媒体の存在を感知しなかった場合は、
給紙された記録媒体のサイズはB4と判断される。セン
サー1601〜1605が記録媒体の存在を感知し、他
のセンサー1606〜1610が記録媒体の存在を感知
しなかった場合は、給紙された記録媒体のサイズはA3
と判断される。センサー1601〜1607が記録媒体
の存在を感知し、他のセンサー1608〜1610が記
録媒体の存在を感知しなかった場合は、給紙された記録
媒体のサイズはA2と判断される。そして、センサー1
601〜1609が記録媒体の存在を感知し、センサー
1610のみが記録媒体の存在を感知しなかった場合
は、給紙された被記録媒体のサイズはA1と判断され
る。
【0077】本実施形態では以上のような構成の記録媒
体サイズ判別部を備えることにより、記録媒体のサイズ
が判別可能となる。尚、本発明で適用可能な記録媒体の
サイズ判別方法は上記方法に限定されるものではなく、
従来から公知の種々の判別方法を用いることができる。
また、上記ではA4・B4・A3・A2・A1の5つの
サイズを判別する場合を示したが、判別可能なサイズは
これらに限定されることはない。例えば、ハガキサイ
ズ、フォトカードサイズ、B5等のサイズも判別可能で
ある。
【0078】上述したような記録媒体サイズ判別部を用
いて、ユーザーが指定した記録媒体のサイズと、給紙部
から次に給紙される記録媒体のサイズとが一致するか否
かを判定し、一致すると判定されれば該記録データに基
づき記録を行い、一致しないと判定されれば、下記に示
す第1の処理・第2の処理・第3の処理のいずれかの処
理を行う。ここで、これらの処理について説明する。
【0079】図19は、第1の処理を示すフローチャー
トである。まず、ステップS1において、入力部から記
録媒体のサイズに関する情報を含む記録データを入力す
る。この記録媒体のサイズは外部装置にてユーザーによ
り指定されるもので、ユーザーは印字目的に合わせて複
数のサイズの中から1つのサイズを指定する。このよう
な記録データが入力されると、ステップS2において、
記録データ解析部にて記録データを解析する。ここで
は、記録データ中に含まれる記録媒体のサイズに関する
情報を解析し、ユーザーが指定したサイズに関する情報
を取得する。この情報を第7の情報とする。
【0080】次に、ステップS3において、給紙部の最
上部に位置している記録媒体のサイズを記録媒体サイズ
判別部で検知して、サイズに関する情報を取得する。こ
の情報を第8の情報とする。その後、ステップS4にお
いて、上記ステップS2で取得した第7の情報と上記ス
テップS3で取得した第8の情報とを比較し、これが一
致するか否かを判定する。即ち、ユーザーにより指定さ
れた記録媒体のサイズと、給紙部に収容されている記録
媒体の中で次に使用される記録媒体のサイズとが同じで
あるかどうかを判定するのである。この判定処理は、判
定部(記録データ解析部)で行われる。
【0081】ステップS4で記録媒体のサイズが一致す
ると判定された場合、ステップS5へ進み、入力された
記録データに基づき記録を行う。一方、ステップS4で
記録媒体のサイズが一致しないと判定された場合、ステ
ップS6へ進み、受信した記録データを破棄する。この
破棄処理は、記録データ破棄部で行われる。
【0082】以上のような制御処理によれば、ユーザー
が指定したサイズの記録媒体と給紙部の記録媒体とが一
致する場合だけ記録データに基づき記録を行い、一致し
ない場合は記録データを破棄する。
【0083】図20は、第2の処理を示すフローチャー
トである。まず、ステップS1において、入力部から記
録媒体のサイズに関する情報を含む記録データを入力す
る。この記録媒体のサイズは外部装置にてユーザーによ
り指定されるもので、ユーザーは印字目的に合わせて複
数のサイズの中から1つのサイズを指定する。このよう
な記録データが入力されると、ステップS2において、
記録データ解析部にて記録データを解析する。ここで
は、記録データ中に含まれる記録媒体のサイズに関する
情報を解析し、ユーザーが指定したサイズに関する情報
を取得する。この情報を第7の情報とする。
【0084】次に、ステップS3において、給紙部の最
上部に位置している記録媒体のサイズを記録媒体サイズ
判別部で検知して、サイズに関する情報を取得する。こ
の情報を第8の情報とする。その後、ステップS4にお
いて、上記ステップS2で取得した第7の情報と上記ス
テップS3で取得した第8の情報とを比較し、これが一
致するか否かを判定する。即ち、ユーザーにより指定さ
れた記録媒体のサイズと、給紙部に収容されている記録
媒体の中で次に使用される記録媒体のサイズとが同じで
あるかどうかを判定するのである。この判定処理は、判
定部(記録データ解析部)で行われる。
【0085】ステップS4で記録媒体のサイズが一致す
ると判定された場合、ステップS7へ進み、入力された
記録データに基づき記録を行う。一方、ステップS4で
記録媒体のサイズが一致しないと判定された場合、ステ
ップS5へ進み、給紙部の最上部に位置している記録媒
体を搬送(給紙)し、記録を行わずに排紙トレイへ排紙
する。その後、ステップS6において、再度、記録デー
タ中に含まれる記録媒体のサイズに関する情報と、記録
媒体判別部で検出された記録媒体のサイズを示す情報と
を比較し、一致するかどうかを判定する。一致すると判
定されればステップS7へ進み、記録データに基づき記
録を行う。一方、一致しないと判定されればステップS
5へ戻り、再度、記録媒体を給紙し、記録を行わずに排
紙トレイへ排紙する。このように、ステップS6におい
て記録媒体のサイズが一致すると判定されるまで、給紙
部から給紙し続け、記録を行わずに排紙トレイへ排紙す
る処理を繰り返す。
【0086】以上のような制御処理によれば、ユーザー
により指定された記録媒体のサイズと、給紙部に収容さ
れている記録媒体の中で次に使用される記録媒体のサイ
ズとが一致するまで、記録を行わずに排紙トレイへ排紙
する処理を続ける。
【0087】図21は、第3の処理を示すフローチャー
トである。ステップS1において、入力部から記録媒体
のサイズに関する情報を含む記録データを入力する。こ
れを第4の記録データとする。この記録媒体のサイズは
外部装置にてユーザーにより指定されるもので、ユーザ
ーは印字目的に合わせて複数のサイズの中から1つのサ
イズを指定する。このような第4の記録データが入力さ
れると、ステップS2において、記録データ解析部にて
第4の記録データを解析する。ここでは、第4の記録デ
ータ中に含まれる記録媒体のサイズに関する情報を解析
し、ユーザーが指定したサイズに関する情報を取得す
る。この情報を第7の情報とする。
【0088】次に、ステップS3において、給紙部の最
上部に位置している記録媒体のサイズを記録媒体サイズ
判別部で検知して、その記録媒体に関する情報を取得す
る。この情報を第8の情報とする。その後、ステップS
4において、上記ステップS2で取得した第7の情報と
上記ステップS3で取得した第8の情報とを比較し、こ
れが一致するか否かを判定する。即ち、ユーザーにより
指定された記録媒体のサイズと、給紙部に収容されてい
る記録媒体の中で次に使用される記録媒体のサイズとが
同じであるかどうかを判定するのである。この判定処理
は、判定部(記録データ解析部)で行われる。
【0089】ステップS4で記録媒体のサイズが一致す
ると判定された場合、ステップS5へ進み、入力された
第4の記録データに基づき記録を行う。一方、ステップ
S4で記録媒体のサイズが一致しないと判定された場
合、ステップS6へ進み、第4の記録データをメモリ部
に一時保存する。
【0090】次に、ステップS7において、第4の記録
データとは異なる他の記録データ(第5の記録データ)
を受信し、この第5の記録データに含まれる記録媒体の
サイズに対応する情報(第9の情報)と上記第8の情報
とが一致する場合、第5の記録データに基づく記録を行
う。記録が行われると、給紙部の最上部に位置している
記録媒体が変更されるので、上記第7の情報と記録媒体
サイズ判別部によって検知される記録媒体のサイズに関
する情報とが一致する可能がある。そこで、ステップS
8において、再度、給紙部の最上部に位置している記録
媒体のサイズを記録媒体サイズ判別部で検知して、サイ
ズに関する情報を取得する。この情報を第10の情報と
する。そして、上記第7の情報と第10の情報とが一致
するかどうかを判定し、一致していればステップS9へ
進み、メモリ部に保存してある第4の記録データを読み
出し、第4の記録データに基づく記録を行う。一方、一
致していなければ、ステップS7へ戻り、第6の記録デ
ータを受信する。以下は、上記第7の情報と記録媒体サ
イズ判別部による記録媒体のサイズを示す情報とが一致
するまで、ステップS7、S8を繰り返す。
【0091】以上のような制御処理によれば、入力した
第4の記録データに含まれる記録媒体のサイズに関する
情報と、給紙部に収容されている記録媒体の中で次に使
用される記録媒体のサイズを示す情報とが一致しないと
きは、第4の記録データをメモリ部に一時的に保存し、
一致すると判定されたときにメモリ部に保存した第4の
記録データを読み出すことにより記録が行われる。
【0092】〔その他の実施形態〕上記第1の実施形態
〜第5の実施形態では、ユーザーが指定した記録媒体の
種類と収容部に収容されている記録媒体の種類とが一致
しない場合に種々の処理方法を実行することで、ユーザ
ーの印字目的にあった画質の記録を効率的に行うことが
可能となっている。しかしながら、本発明は上記処理を
実行することに限定されない。つまり本発明では、性質
の異なる複数種類の記録媒体が収容されている収容部を
具備する画像記録装置において、ユーザーが指定した記
録媒体の種類と収容部に収容されている記録媒体の種類
とが一致する場合にのみ記録を行うようにすればよい。
こうすることで、ユーザーの印字目的に合わない記録を
行わないようにすることが可能となる。
【0093】なお、上記第1の実施形態〜第5の実施形
態では、記録媒体の種類を判別するための記録媒体判別
部のみを備えるか、もしくは記録媒体のサイズを判別す
るための記録媒体サイズ判別部のみを備えるかであった
が、これら両者を同時に備えることももちろん可能であ
る。
【0094】また、上記第1の実施形態〜第3の実施形
態では、給紙部の最上部の記録媒体の種類を検知するこ
ととしているが、給紙部から次に搬送(給紙)される記
録媒体が最下部の記録媒体である場合はその最下部の記
録媒体の種類を検知することは言うまでもない。その場
合、記録媒体判別部の設置位置も当然異なる。また、給
紙部の底面に対して記録媒体の記録面が平行でなく垂直
になるように記録媒体が収容されている場合は、最上部
の記録媒体も最下部の記録媒体も存在しないので、検知
すべき記録媒体は給紙部から次に給紙されていく記録媒
体である。このように本発明に適用可能な記録媒体判別
部では、給紙部に収容されている記録媒体のうち次に給
紙されていく記録媒体、すなわち、給紙部に収容されて
いる記録媒体のうちこれから記録ヘッド側へ搬送される
ことになる記録媒体の種類を検知できればよい。
【0095】また、記録媒体判別部は給紙部内に設置さ
れている必要はなく、給紙部外に設置されていてもよ
い。
【0096】なお、上述した本発明の各実施形態ではイ
ンクジェットプリンタについて説明したが、本発明はこ
れに限ることはなく、他の記録方式、例えば、熱転写方
式、感熱方式、電子写真方式等によるプリンタにも適用
できることは勿論である。更に、本発明は、プリンタに
限ることなく、複写機やファクシミリ装置等の記録機能
を有する各種装置にも適用可能である。
【0097】また、本発明に関し、記録媒体判別部の数
を2個で説明したが、本発明はこれに限定することはな
く、3個以上の判別部、あるいは複数個の異なる種類の
判別部により、記録媒体の両面をより精度良く検知する
ことも可能である。
【0098】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリ
ンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つ
の機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装
置など)に適用してもよい。
【0099】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
【0100】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0101】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0102】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
【0103】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0104】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、熱エネルギーを利用する方式の記録ヘッド、記
録装置において、優れた効果をもたらすものである。
【0105】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応し液体(イ
ンク)内の気泡を形成できるので有効である。この気泡
の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)
を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆
動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成長収
縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)
の吐出が達成でき、より好ましい。
【0106】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0107】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても本発明は有効である。
【0108】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0109】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0110】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0111】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0112】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化する
ものを用いても良く、あるいはインクジェット方式では
インク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0113】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0114】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0115】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明によれば、ユ
ーザーの印字目的に合った記録動作を効率的に行うこと
が可能となる。また、ユーザーの印字目的に合わない記
録は行わない様にすると共に、他人の記録を妨害しない
ようにすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る制御回路の一例を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態における画像記録装置の概
略構成を示す図である。
【図3】給紙部の様子を示した図である。
【図4】記録媒体判別部による普通紙の検知例を示す図
である。
【図5】記録媒体判別部によるOHP用シートの検知例
を示す図である。
【図6】記録媒体判別部によるコート紙の検知例を示す
図である。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る制御回路の処理
手順を示すフローチャートである。
【図8】記録データの破棄処理を示すフローチャートで
ある。
【図9】ホストコンピュータから受信する印字コマンド
パケットの構造図である。
【図10】印字モードの種類とパス数を示した図であ
る。
【図11】記録媒体の種類、インクの種類、印字モード
の対応関係を示した記録媒体チェック用テーブルであ
る。
【図12】本発明の第2の実施形態に係る制御回路の処
理手順を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施形態に係る制御回路の処
理手順を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第4の実施形態に係る処理手順を示
すフローチャートである。
【図15】ホストコンピュータに送信するステータスパ
ケットの構造図である。
【図16】本発明の一実施形態に係る画像記録装置の一
部を構成する制御回路の一例を示すブロック図である。
【図17】記録媒体のサイズを判別するための記録媒体
サイズ判別部の構成を示す図である。
【図18】記録媒体サイズ判別部による判別動作を説明
するための図である。
【図19】本発明の第5の実施形態に係る第1の処理を
示すフローチャートである。
【図20】本発明の第5の実施形態に係る第2の処理を
示すフローチャートである。
【図21】本発明の第5の実施形態に係る第3の処理を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 ホストコンピュータ 101 プリンタ 102 インターフェース制御部 103 印字データ解析部 104 プリンタエンジン制御部 105 内部状態通信部 106 パネル制御部 107 ヘッドクリーニングモータ制御部 108 LFモータ制御部 109 印字ヘッド制御部 110 キャリッジモータ制御部 111 印字データ破棄部 212 用紙種別検出部
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 智則 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 正木 友章 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 長友 彰 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 杉山 範之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 中野 武秋 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EB13 EB45 EB59 EC12 EC28 EC67 2C062 RA01 2C087 AA03 AA09 AB05 AC07 AC08 BA03 BA05 BA14 BC04 BD01 CB02 DA02 5B021 KK02 9A001 BB04 HH34 JJ35 KK42 LL09

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録データに基づき記録を行う記録手段
    を用い、複数種類の記録媒体に画像を記録可能な画像記
    録装置であって、 記録媒体を搬送するための搬送手段と、 複数種類の記録媒体を収容するための単一の収容部と、 前記収容部に収容されている複数種類の記録媒体のうち
    これから前記記録手段側へ搬送されることになる記録媒
    体の種類を判別するための記録媒体判別部と、 これから記録しようとする記録媒体の種類に対応した情
    報を入力するための入力部と、 前記入力部により入力された情報に対応する記録媒体の
    種類と前記記録媒体判別部が判別した記録媒体の種類と
    が一致するかどうかを判定する判定部とを備え、 前記判定部により一致すると判定された場合、前記収容
    部から前記記録媒体を前記記録手段側へ搬送し、前記搬
    送された記録媒体に対して前記記録手段により記録を行
    うことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記判定部により一致しないと判定され
    た場合、前記複数種類の記録媒体のうちこれから前記記
    録手段側へ搬送されることになる記録媒体を搬送し該記
    録媒体に対して記録を行わずに排紙する処理と前記判定
    部による判定工程とを、前記判定部により一致すると判
    定されるまで繰り返すことを特徴とする請求項1に記載
    の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体の種類に対応する情報は、
    外部装置から供給される記録データに含まれることを特
    徴とする請求項1または2に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記入力部には、前記記録媒体の種類に
    対応する情報を含む記録データが入力され、 前記判定部により一致しないと判定された場合、前記記
    録データをメモリ部に格納しないことを特徴とする請求
    項1に記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記入力部には、前記記録媒体の種類に
    対応する情報を含む記録データが入力され、前記判定部
    により一致しないと判定された場合、前記記録データを
    消去することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記入力部には、前記記録媒体の種類に
    対応する情報を含む記録データが入力され、 前記判定部により一致しないと判定された場合、前記記
    録データをメモリ部に一時的に格納し、引き続き入力さ
    れた記録データのうち前記判定部により一致すると判定
    された記録データについて記録を行い、前記メモリ部に
    格納した前記記録データは前記判定部により一致すると
    判定されたときに記録を行うことを特徴とする請求項1
    に記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記収容部に収容されている複数種類の
    記録媒体のうちこれから前記記録手段側へ搬送されるこ
    とになる記録媒体とは、前記収容部に積載している記録
    媒体の中で最上部に位置していることを特徴とする請求
    項1乃至6のいずれかに記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体判別部は、性質の異なる複
    数種類の記録媒体を判別可能なセンサであることを特徴
    とする請求項1乃至7のいずれかに記載の画像記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記性質の異なる複数種類の記録媒体と
    は、普通紙、インクジェット専用紙、光沢紙、光沢フィ
    ルム、ハガキ、バックプリントフィルム、OHP用シ−
    ト、厚紙の群から選ばれる少なくとも2つの記録媒体で
    あることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載
    の画像記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録媒体の種類に対応する情報と
    は、記録媒体の種類そのものに関する情報であることを
    特徴とする請求項至1乃至9のいずれかに記載の画像記
    録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録媒体の種類に対応する情報と
    は、使用するインクの種類と印字モードとの組み合わせ
    に関する情報であることを特徴とする請求項1乃至9の
    いずれかに記載の画像記録装置。
  12. 【請求項12】 使用するインクの種類と印字モードの
    両者の組み合わせと、記録媒体の種類とが1対1に対応
    したテーブルを備え、 前記テーブルを参照して、前記使用するインクの種類と
    印字モードに関する情報から前記記録媒体の種類を決定
    することを特徴とする請求項11に記載の画像記録装
    置。
  13. 【請求項13】 前記記録媒体判別部は、性質の異なる
    複数種類の記録媒体を判別可能な第1の判別部と記録媒
    体のサイズを判別可能な第2の判別部を備えることを特
    徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の画像記録
    装置。
  14. 【請求項14】 記録データに基づき記録を行う記録手
    段を用い、複数種類の記録媒体に画像を記録可能な画像
    記録装置であって、 記録媒体を搬送するための搬送手段と、 複数種類の記録媒体を収容するための単一の収容部と、 前記収容部に収容されている複数種類の記録媒体のうち
    これから前記記録手段側へ搬送されることになる記録媒
    体のサイズを判別するための記録媒体判別部と、 これから記録しようとする記録媒体のサイズに対応した
    情報を入力するための入力部と、 前記入力部により入力された情報に対応する記録媒体の
    サイズと前記記録媒体判別部が判別した記録媒体のサイ
    ズとが一致するかどうかを判定する判定部とを備え、 前記判定部により一致すると判定された場合、前記収容
    部から前記記録媒体を前記記録手段側へ搬送し、前記搬
    送された記録媒体に対して前記記録手段により記録を行
    い、 前記判定部により一致しないと判定された場合、前記複
    数種類の記録媒体のうちこれから前記記録手段側へ搬送
    されることになる記録媒体を搬送し該記録媒体に対して
    記録を行わずに排紙する処理と前記判定部による判定工
    程とを、前記判定部により一致すると判定されるまで繰
    り返すことを特徴とする画像記録装置。
  15. 【請求項15】 記録データに基づき記録を行う記録手
    段を用い、複数種類の記録媒体に画像を記録可能な画像
    記録装置であって、 記録媒体を搬送するための搬送手段と、 複数種類の記録媒体を収容するための単一の収容部と、 前記収容部に収容されている複数種類の記録媒体のうち
    これから前記記録手段側へ搬送されることになる記録媒
    体のサイズを判別するための記録媒体判別部と、 外部装置から供給され、記録媒体のサイズに対応する情
    報を含む記録データを入力するための入力部と、 前記入力部により入力された情報に対応する記録媒体の
    サイズと前記記録媒体判別部が判別した記録媒体のサイ
    ズとが一致するかどうかを判定する判定部とを備え、 前記判定部により一致しないと判定された場合、前記記
    録データを消去することを特徴とする画像記録装置。
  16. 【請求項16】 前記記録手段は、インクを吐出して記
    録を行うインクジェットヘッドであることを特徴とする
    請求項1乃至15のいずれかに記載の画像記録装置。
  17. 【請求項17】 前記インクジェットヘッドは、熱エネ
    ルギーを利用してインクを吐出するヘッドであって、イ
    ンクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギ
    ー発生体を備えることを特徴とする請求項16に記載の
    画像記録装置。
  18. 【請求項18】 記録データに基づき記録を行う記録手
    段を用い、複数種類の記録媒体に画像を記録可能な画像
    記録方法であって、 記録媒体を搬送する搬送工程と、 単一の収容部に収容されている複数種類の記録媒体のう
    ちこれから前記記録手段側へ搬送されることになる記録
    媒体の種類を判別するための記録媒体判別工程と、 これから記録しようとする記録媒体の種類に対応した情
    報を入力する入力工程と、 前記入力工程により入力された情報に対応する記録媒体
    の種類と前記記録媒体判別工程で判別した記録媒体の種
    類とが一致するかどうかを判定する判定工程とを備え、 前記判定工程により一致すると判定された場合、前記収
    容部から前記記録媒体を前記記録手段側へ搬送し、前記
    搬送された記録媒体に対して前記記録手段により記録を
    行うことを特徴とする画像記録方法。
  19. 【請求項19】 前記判定部により一致しないと判定さ
    れた場合、前記複数種類の記録媒体のうちこれから前記
    記録手段側へ搬送されることになる記録媒体を搬送し該
    記録媒体に対して記録を行わずに排紙する処理と前記判
    定工程とを、前記判定工程により一致すると判定される
    まで繰り返すことを特徴とする請求項18に記載の画像
    記録方法。
  20. 【請求項20】 前記記録媒体の種類に対応する情報
    は、外部装置から供給される記録データに含まれること
    を特徴とする請求項18または19に記載の画像記録方
    法。
  21. 【請求項21】 前記入力部には、前記記録媒体の種類
    に対応する情報を含む記録データが入力され、 前記判定部により一致しないと判定された場合、前記記
    録データをメモリ部に格納しないことを特徴とする請求
    項18に記載の画像記録方法。
  22. 【請求項22】 前記入力部には、前記記録媒体の種類
    に対応する情報を含む記録データが入力され、 前記判定部により一致しないと判定された場合、前記記
    録データを消去することを特徴とする請求項18に記載
    の画像記録方法。
  23. 【請求項23】 前記入力部には、前記記録媒体の種類
    に対応する情報を含む記録データが入力され、 前記判定工程により一致しないと判定された場合、前記
    記録データをメモリ部に一時的に格納し、引き続き入力
    された記録データのうち前記判定工程により一致すると
    判定された記録データについて記録を行い、前記メモリ
    部に格納した前記記録データは前記判定工程により一致
    すると判定されたときに記録を行うことを特徴とする請
    求項18に記載の画像記録方法。
  24. 【請求項24】 前記収容部に収容されている複数種類
    の記録媒体のうちこれから前記記録手段側へ搬送される
    ことになる記録媒体とは、前記収容部に積載している記
    録媒体の中で最上部に位置していることを特徴とする請
    求項18乃至23のいずれかに記載の画像記録方法。
  25. 【請求項25】 前記記録媒体判別工程による判別は、
    性質の異なる複数種類の記録媒体を判別可能なセンサに
    より行われることを特徴とする請求項18乃至24のい
    ずれかに記載の画像記録方法。
  26. 【請求項26】 前記性質の異なる複数種類の記録媒体
    とは、普通紙、インクジェット専用紙、光沢紙、光沢フ
    ィルム、ハガキ、バックプリントフィルム、OHP用シ
    −ト、厚紙の群から選ばれる少なくとも2つの記録媒体
    であることを特徴とする請求項18乃至25のいずれか
    に記載の画像記録装置。
  27. 【請求項27】 前記記録媒体の種類に対応する情報と
    は、記録媒体の種類そのものに関する情報であることを
    特徴とする請求項至18乃至26のいずれかに記載の画
    像記録方法。
  28. 【請求項28】 前記記録媒体の種類に対応する情報と
    は、使用するインクの種類と印字モードとの組み合わせ
    に関する情報であることを特徴とする請求項18乃至2
    6のいずれかに記載の画像記録方法。
  29. 【請求項29】 使用するインクの種類と印字モードの
    両者の組み合わせと、記録媒体の種類とが1対1に対応
    したテーブルを備え、 前記テーブルを参照して、前記使用するインクの種類と
    印字モードに関する情報から前記記録媒体の種類を決定
    することを特徴とする請求項28に記載の画像記録方
    法。
  30. 【請求項30】 前記記録媒体判別工程による判別は、
    性質の異なる複数種類の記録媒体を判別可能な第1の判
    別部と記録媒体のサイズを判別可能な第2の判別部とに
    より行われることを特徴とする請求項18乃至29のい
    ずれかに記載の画像記録方法。
  31. 【請求項31】 記録データに基づき記録を行う記録手
    段を用い、複数種類の記録媒体に画像を記録可能な画像
    記録方法であって、 記録媒体を搬送する搬送工程と、 単一の収容部に収容されている複数種類の記録媒体のう
    ちこれから前記記録手段側へ搬送されることになる記録
    媒体のサイズを判別するための記録媒体判別工程と、 これから記録しようとする記録媒体のサイズに対応した
    情報を入力する入力工程と、 前記入力工程により入力された情報に対応する記録媒体
    のサイズと前記記録媒体判別工程で判別した記録媒体の
    サイズとが一致するかどうかを判定する判定工程とを備
    え、 前記判定工程により一致すると判定された場合、前記収
    容部から前記記録媒体を前記記録手段側へ搬送し、前記
    搬送された記録媒体に対して前記記録手段により記録を
    行い、 前記判定工程により一致しないと判定された場合、前記
    複数種類の記録媒体のうちこれから前記記録手段側へ搬
    送されることになる記録媒体を搬送し該記録媒体に対し
    て記録を行わずに排紙する処理と前記判定工程とを、前
    記判定工程により一致すると判定されるまで繰り返すこ
    とを特徴とする画像記録方法。
  32. 【請求項32】 記録データに基づき記録を行う記録手
    段を用い、複数種類の記録媒体に画像を記録可能な画像
    記録方法であって、 記録媒体を搬送する搬送工程と、 単一の収容部に収容されている複数種類の記録媒体のう
    ちこれから前記記録手段側へ搬送されることになる記録
    媒体のサイズを判別するための記録媒体判別工程と、 外部装置から供給され、記録媒体のサイズに対応する情
    報を含む記録データを入力する入力工程と、 前記入力工程により入力された情報に対応する記録媒体
    のサイズと前記記録媒体判別工程で判別した記録媒体の
    サイズとが一致するかどうかを判定する判定工程とを備
    え、 前記判定工程により一致しないと判定された場合、前記
    記録データを消去することを特徴とする画像記録方法。
  33. 【請求項33】 前記記録手段は、インクを吐出して記
    録を行うインクジェットヘッドであることを特徴とする
    請求項18乃至32のいずれかに記載の画像記録方法。
  34. 【請求項34】 前記インクジェットヘッドは、熱エネ
    ルギーを利用してインクを吐出するヘッドであって、イ
    ンクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギ
    ー発生体を備えることを特徴とする請求項33に記載の
    画像記録方法。
JP2000070214A 2000-03-14 2000-03-14 画像記録装置および記録方法 Expired - Fee Related JP4497635B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000070214A JP4497635B2 (ja) 2000-03-14 2000-03-14 画像記録装置および記録方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000070214A JP4497635B2 (ja) 2000-03-14 2000-03-14 画像記録装置および記録方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2001260425A true JP2001260425A (ja) 2001-09-25
JP2001260425A5 JP2001260425A5 (ja) 2007-04-26
JP4497635B2 JP4497635B2 (ja) 2010-07-07

Family

ID=18588982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000070214A Expired - Fee Related JP4497635B2 (ja) 2000-03-14 2000-03-14 画像記録装置および記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4497635B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7125114B2 (en) 2002-07-10 2006-10-24 Canon Kabushiki Kaisha Recording medium discriminating method and recording apparatus
US8102546B2 (en) 2007-01-29 2012-01-24 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and information processing method
JP2017170859A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2017170858A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 キヤノン株式会社 画像形成装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01264879A (ja) * 1988-04-18 1989-10-23 Canon Inc 記録シートの種類検出方法
JPH0811394A (ja) * 1994-06-28 1996-01-16 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH09314925A (ja) * 1996-05-27 1997-12-09 Ricoh Co Ltd プリンタ制御装置
JPH09323457A (ja) * 1996-06-06 1997-12-16 Canon Inc プリンティングシステム及び印刷制御方法
JPH1135179A (ja) * 1997-07-23 1999-02-09 Canon Inc 記録方法及び装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01264879A (ja) * 1988-04-18 1989-10-23 Canon Inc 記録シートの種類検出方法
JPH0811394A (ja) * 1994-06-28 1996-01-16 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH09314925A (ja) * 1996-05-27 1997-12-09 Ricoh Co Ltd プリンタ制御装置
JPH09323457A (ja) * 1996-06-06 1997-12-16 Canon Inc プリンティングシステム及び印刷制御方法
JPH1135179A (ja) * 1997-07-23 1999-02-09 Canon Inc 記録方法及び装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7125114B2 (en) 2002-07-10 2006-10-24 Canon Kabushiki Kaisha Recording medium discriminating method and recording apparatus
US8102546B2 (en) 2007-01-29 2012-01-24 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and information processing method
JP2017170859A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2017170858A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4497635B2 (ja) 2010-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3667183B2 (ja) プリント装置およびプリント媒体種類判別方法
US7374267B2 (en) Inkjet printing apparatus and inkjet printing method
US6338540B1 (en) Ink-jet printing method and apparatus therefor, and printing system including said apparatus
JP2001301196A (ja) インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP3576782B2 (ja) 記録装置及び記録制御方法
JP2003072079A (ja) 記録装置及び温度制御方法
JPH11342604A (ja) 非記録期間内でインクの予熱を行なうインクジェット記録システム
JP4497635B2 (ja) 画像記録装置および記録方法
JP2000099214A (ja) 電子機器、プリンタ装置、及び、プリンタ装置の制御方法
JPH11188863A (ja) 印字装置
JPH07179248A (ja) 記録装置
JP3323762B2 (ja) 記録装置
JPH0789157A (ja) 記録装置および該装置を備えた情報処理システム
JP2001080058A (ja) インクジェットプリント装置および該装置を用いるプリントシステム
JP2001113683A (ja) インクジェット記録装置
JP2004009447A (ja) インクジェット記録装置
JP2001026116A (ja) 記録装置及び記録方法
JP2001113681A (ja) 記録装置
JPH0781834A (ja) 排出紙仕分け制御装置及びその方法
JP3320141B2 (ja) 記録装置
JP2001001599A (ja) プリント装置、情報処理装置および情報処理システム
JP2002188997A (ja) シート材判別装置および記録装置
JP3244920B2 (ja) 画像記録装置
JP4176874B2 (ja) 記録装置
JP2000127532A (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070308

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100302

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100330

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100413

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees