JP2002361167A - 膜形成方法 - Google Patents

膜形成方法

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JP2002361167A JP2001167817A JP2001167817A JP2002361167A JP 2002361167 A JP2002361167 A JP 2002361167A JP 2001167817 A JP2001167817 A JP 2001167817A JP 2001167817 A JP2001167817 A JP 2001167817A JP 2002361167 A JP2002361167 A JP 2002361167A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピンコーティング法によりウェハにレジス
ト膜を形成する際に生じる,ウェハ外縁部のレジスト液
の盛り上がりを軽減する。 【解決手段】 ウェハ上にレジスト液の溶剤が供給され
た後に,ウェハが例えば3000rpmで回転され,ウ
ェハ上に所定量のレジスト液が供給される。その後,ウ
ェハWが一旦500rpmで回転された後,2500r
pmで15秒間回転され,これによってウェハ上のレジ
スト液の膜厚が調節される。15秒間の膜厚調整が終了
した後に,ウェハが例えば4000rpmで1秒間高速
回転される。これにより,ウェハ外縁部のレジスト液が
飛散され,膜厚調整時に生じるウェハ外縁部の盛り上が
りが除去される。その後,ウェハの裏面洗浄と乾燥が5
00rpmの低速回転で行われ,レジスト液が再度ウェ
ハ外縁部に移動し,ウェハ外縁部が盛り上がることが抑
制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,基板の膜形成方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体デバイスの製造プロセスに
おけるフォトリソグラフィー工程では,基板である例え
ば半導体ウェハ(以下「ウェハ」とする)上にレジスト
膜を形成するレジスト塗布処理が行われる。
【0003】レジスト塗布処理では,通常,回転された
ウェハの中心にレジスト液が塗布され,遠心力によって
当該レジスト液がウェハ全面に拡散される。そして,ウ
ェハの回転速度が調節され,ウェハ上のレジスト液の膜
厚が調節される。その後,ウェハを回転させたまま,例
えばウェハの裏面に洗浄液が供給され,ウェハの裏面の
洗浄処理が行われる。かかる洗浄処理の終了後,さらに
ウェハの回転が継続され,ウェハの裏面に付着した洗浄
液を振り切るウェハの乾燥処理が行われる。こうしてレ
ジスト塗布処理が終了し,ウェハ上に所定膜厚のレジス
ト膜が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,かかる
レジスト塗布処理では,ウェハを回転させながらレジス
ト液を塗布し,膜厚を調節するため,遠心力等によって
ウェハ上のレジスト液がウェハ外縁部側に流され,さら
にウェハ外縁部においては,表面張力が働くため,ウェ
ハの外縁部の膜厚がウェハ中心部に比べて厚くなる。ま
た,ウェハの膜厚が調節された後に,さらにウェハが回
転され,ウェハの洗浄処理等が行われるため,ウェハ外
縁部の膜厚がさらに厚くなる。
【0005】このように,ウェハの外縁部の膜が盛り上
がり,ウェハの外縁部に所定の膜厚のレジスト膜が形成
されないと,半導体デバイスとして使用できる範囲が狭
くなる。また,製品として使用されないウェハ外縁部の
幅,いわゆるエッジカット幅は,従来は,5mm程度ま
で許容されていたが,近年のさらなる歩留まり向上の要
請から,エッジカット幅をより狭く,例えば1mm〜3
mm程度にすることが望まれている。
【0006】本発明は,かかる点に鑑みてなされたもの
であり,ウェハ等の基板にレジスト膜等の膜を形成する
際に,基板の外縁部における膜の盛り上がりを抑制する
膜形成方法を提供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば,基板に所定の膜を形成する膜形成方法であって,基
板に塗布液を塗布し,基板の回転によって前記塗布液を
前記基板上に拡散させる工程と,その後,前記基板を第
1の回転速度で回転させて,前記基板に塗布された塗布
液の膜厚を調節する工程と,その後,前記第1の回転速
度よりも速い第2の回転速度で前記基板を回転させる工
程とを有することを特徴とする膜形成方法が提供され
る。
【0008】請求項1の発明によれば,基板に塗布液を
塗布し,基板の回転によって当該塗布液を基板上に拡散
させた後に,当該基板を第1の回転速度で回転させて,
その遠心力により塗布液の膜厚を調節する。その後,当
該基板を前記第1の回転速度よりも速い前記第2の回転
速度で回転させることによって,上述したように基板の
外縁部において盛り上がっている塗布液を飛散させるこ
とができる。これによって,基板外縁部の膜厚を低下さ
せ,基板外縁部に生じる塗布液の盛り上がりを除去する
ことができる。塗布液の膜厚を調節する工程を行った後
に前記第2の回転速度の高速回転を行うことによって,
基板上で固まり始めた塗布液の内,遠心力の大きくなる
基板外縁部の塗布液を選択的に飛散させることができ
る。したがって,他の塗布液への影響を最小限に抑えつ
つ,基板外縁部の膜厚を効果的に低下させることができ
る。
【0009】請求項2の発明によれば,基板に所定の膜
を形成する膜形成方法であって,基板に塗布液を塗布
し,基板の回転によって前記塗布液を前記基板上に拡散
させる工程と,その後,前記基板を第1の回転速度で回
転させて,前記基板に塗布された塗布液の膜厚を調節す
る工程と,その後,前記第1の回転速度よりも速い第2
の回転速度で前記基板を回転させる工程とを有し,更に
その後行われる基板の回転を伴う前記基板の処理工程
は,前記第1の回転速度よりも遅い第3の回転速度で行
われることを特徴とする膜形成方法が提供される。
【0010】かかる請求項2によれば,上述の請求項1
と同様に,基板を第1の回転速度で回転させて,塗布液
の膜厚を調節した後に,基板を第1の回転速度よりも速
い第2の回転速度で回転させるので,基板外縁部で盛り
上がった塗布液を飛散させることができる。また,この
基板外縁部の塗布液を飛散させた後に行われる基板の処
理工程を,前記第1の回転速度よりも遅い第3の回転速
度で行うことによって,基板上である程度固まった塗布
液が遠心力によって外縁部側に移動し,基板外縁部が再
び盛り上がることが抑制できる。これによって,基板の
膜厚を調整する工程が行われた後に,基板の回転を伴う
処理工程がある場合でも,基板外縁部の塗布液の盛り上
がりを抑制し,基板上に最終的に形成される塗布膜の膜
厚の均一性を向上させることができる。また,基板上の
塗布液を流動させ,塗布液の拡散を促すための第1の回
転速度よりも遅く回転させることによって,基板上の塗
布液が基板外縁部側に移動することを効果的に抑制でき
る。
【0011】前記第3の回転速度で前記基板を回転させ
て行われる前記基板の処理工程は,基板の裏面に洗浄液
を供給して当該基板の裏面を洗浄する工程と,当該基板
を乾燥させる工程であってもよい。基板に塗布膜を形成
する一連の処理では,基板上に塗布液の液膜が形成され
た後に,基板を回転させながら,当該塗布液により汚染
された基板の裏面を洗浄,乾燥する処理が必要である。
かかる洗浄,乾燥工程における回転速度を,前記第1の
回転速度よりも遅い第3の回転速度にすることによっ
て,基板上の液膜が遠心力によって基板外縁部側に移動
し当該基板の外縁部が再び盛り上がることが抑制され
る。
【0012】発明者の実験によると,第3の回転速度が
100〜500rpmの時に,基板上に最終的に形成さ
れる塗布膜の膜厚の均一性が最も確保されることが確認
されている。したがって,前記第3の回転速度は,10
0〜500rpmであることがより好ましい。
【0013】前記第2の回転速度は,3000〜500
0rpmであることが好ましく,特に4000rpmが
より好ましい。発明者の実験によると,前記基板外縁部
の塗布液を飛散させる際の第2の回転速度を,3000
rpm〜5000rpmにしたときに基板外縁部の塗布
液が適切に飛散し,基板外縁部の盛り上がりが抑制され
ることが確認されている。特に,4000rpmの時に
は,その効果が顕著に現れている。
【0014】前記塗布液を基板上に拡散させる工程後で
あって,少なくとも前記第2の回転速度で基板を回転さ
せる工程前に,基板の外縁部における塗布液の盛り上が
り高さを測定し,前記測定した盛り上がり高さに基づい
て前記第2の回転速度を補正するようにしてもよい。か
かる場合,基板外縁部の実際の盛り上がり高さに基づい
て,第2の回転速度を調節することができるので,基板
外縁部の盛り上がりを適正な回転速度で除去し,さらに
基板外縁部の膜厚を他の部分と同じ膜厚になるように調
節することができる。
【0015】また,前記膜厚を調節する工程において,
基板の外縁部に塗布液の溶剤ミストを供給するようにし
てもよく,かかる場合,基板外縁部の塗布液の粘性が低
下するため,その後行われる高速回転において,基板外
縁部の塗布液の盛り上がりをより効果的に除去すること
ができる。
【0016】前記膜厚を調節する工程前に,基板の外縁
部における塗布液の盛り上がり高さを測定し,前記溶剤
ミストの供給量は,前記測定した盛り上がり高さに基づ
いて定めるようにしてもよい。このように,前記塗布液
の盛り上がり高さに基づいて前記溶剤ミストの供給量を
決定することによって,その後行われる高速回転によっ
て最終的に到達する基板外縁部の膜厚を調節することが
できる。したがって,基板外縁部の膜厚を他の部分の膜
厚に合わせ込むことができ,エッジカット幅をより狭く
することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好ましい実施の形
態について説明する。本実施の形態では,本発明の膜形
成方法をレジスト塗布処理で具体化する。図1は,当該
レジスト塗布処理が行われるレジスト塗布装置が搭載さ
れた塗布現像処理システム1の構成の概略を示す平面図
であり,図2は,塗布現像処理システム1の正面図であ
り,図3は,塗布現像処理システム1の背面図である。
【0018】塗布現像処理システム1は,図1に示すよ
うに,例えば25枚のウェハWをカセット単位で外部か
ら塗布現像処理システム1に対して搬入出したり,カセ
ットCに対してウェハWを搬入出したりするカセットス
テーション2と,塗布現像処理工程の中で枚葉式に所定
の処理を施す各種処理装置を多段配置してなる処理ステ
ーション3と,この処理ステーション3に隣接して設け
られている図示しない露光装置との間でウェハWの受け
渡しをするインターフェイス部4とを一体に接続した構
成を有している。
【0019】カセットステーション2では,載置部とな
るカセット載置台5上の所定の位置に,複数のカセット
CをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置自在とな
っている。そして,このカセット配列方向(X方向)と
カセットCに収容されたウェハWのウェハ配列方向(Z
方向;鉛直方向)に対して移送可能なウェハ搬送体7が
搬送路8に沿って移動自在に設けられており,各カセッ
トCに対して選択的にアクセスできるようになってい
る。
【0020】ウェハ搬送体7は,ウェハWの位置合わせ
を行うアライメント機能を備えている。このウェハ搬送
体7は後述するように処理ステーション3側の第3の処
理装置群G3に属するエクステンション装置32に対し
てもアクセスできるように構成されている。
【0021】処理ステーション3では,その中心部に主
搬送装置13が設けられており,この主搬送装置13の
周辺には各種処理装置が多段に配置されて処理装置群を
構成している。該塗布現像処理システム1においては,
4つの処理装置群G1,G2,G3,G4が配置されており,第
1及び第2の処理装置群G1,G2は塗布現像処理システム
1の正面側に配置され,第3の処理装置群G3は,カセッ
トステーション2に隣接して配置され,第4の処理装置
群G4は,インターフェイス部4に隣接して配置されてい
る。さらにオプションとして破線で示した第5の処理装
置群G5を背面側に別途配置可能となっている。前記主搬
送装置13は,これらの処理装置群G1,G2,G3,G4,G5
に配置されている後述する各種処理装置に対して,ウェ
ハWを搬入出可能である。なお,処理装置群の数や配置
は,ウェハWに施される処理の種類によって異なり,処
理装置群の数は,1つ以上であれば任意に選択可能であ
る。
【0022】第1の処理装置群G1では,例えば図2に示
すように,ウェハW上に膜としてのレジスト膜を形成す
るレジスト塗布装置17と,露光後にウェハWを現像処
理する現像処理装置18とが下から順に2段に配置され
ている。処理装置群G2にも同様に,レジスト塗布装置1
9と,現像処理装置20とが下から順に2段に積み重ね
られている。
【0023】第3の処理装置群G3では,例えば図3に示
すように,ウェハWを冷却処理するクーリング装置3
0,レジスト液とウェハWとの定着性を高めるためのア
ドヒージョン装置31,ウェハWの受け渡しを行うため
のエクステンション装置32,レジスト液中の溶剤を蒸
発させるためのプリベーキング装置33,34,現像処
理後の加熱処理を行うポストベーキング装置35が下か
ら順に例えば6段に積み重ねられている。
【0024】第4の処理装置群G4では,例えばクーリン
グ装置40,載置したウェハWを自然冷却させるエクス
テンション・クーリング装置41,エクステンション装
置42,クーリング装置43,露光後の加熱処理を行う
ポストエクスポージャーベーキング装置44,45,ポ
ストベーキング装置46が下から順に例えば7段に積み
重ねられている。
【0025】インターフェイス部4の中央部には,図1
に示すように例えばウェハ搬送体50が設けられてい
る。このウェハ搬送体50はX方向(図1中の上下方
向),Z方向(垂直方向)の移動とθ方向(Z軸を中心
とする回転方向)の回転が自在にできるように構成され
ており,第4の処理装置群G4に属するエクステンション
・クーリング装置41,エクステンション装置42,周
辺露光装置51及び図示しない露光装置に対してアクセ
スして,各々に対してウェハWを搬送できるように構成
されている。
【0026】次に,上述したレジスト塗布装置17の構
成について説明する。図4は,レジスト塗布装置17の
構成の概略を示す縦断面の説明図である。
【0027】レジスト塗布装置17は,図4に示すよう
にケーシング17aを有し,当該ケーシング17a内に
ウェハWの保持手段としてのスピンチャック60を有す
る。スピンチャック60の上面は,水平に形成されてお
り,当該上面には,例えばウェハWを吸着するための図
示しない吸引口が設けられている。これにより,スピン
チャック60は,ウェハWを水平に吸着保持することが
できる。
【0028】スピンチャック60は,当該スピンチャッ
ク60を所定の回転速度で回転させるための回転機構6
1を有している。回転機構61は,例えばスピンチャッ
60の下方に設けられた例えばモータ等を備えた駆動部
62と,当該駆動部62に電力を供給する電源63と,
電源63の電圧を調節する制御部64とを有している。
制御部64には,例えばレジスト塗布処理のプロセスに
従ったウェハWの回転速度に関するプログラムが組み込
まれている。制御部64は,当該プログラムに従って電
源63を調節し,駆動部62への供給電力を操作するこ
とによって,スピンチャック60の回転速度を変更する
ことができる。したがって,レジスト塗布処理における
ウェハWの回転速度は,スピンチャック60の回転速度
の変更に伴って変更され,ウェハWは,各処理工程毎に
所定の回転速度で回転される。
【0029】スピンチャック60の外方には,ウェハW
から飛散したレジスト液等を受け止め,回収するカップ
65が設けられている。カップ65は,上面が開口した
略円筒形状を有し,スピンチャック60上のウェハWの
外方と下方とを囲むように形成されている。カップ65
の下面には,回収したレジスト液等を排液する排液管6
6とカップ65内の雰囲気を排気する排気管67とが設
けられている。
【0030】ウェハWにレジスト液を吐出するレジスト
吐出ノズル68は,カップ65上方において,例えばホ
ルダ69に保持されている。ホルダ69は,カップ65
外方からカップ65内のウェハWの中心部上方まで移動
する図示しないアームによって保持されている。したが
って,レジスト吐出ノズル68は,ウェハWの中心部上
方まで移動し,ウェハWの中心にレジスト液を吐出する
ことができる。
【0031】レジスト吐出ノズル68には,当該レジス
ト供給ノズル68にレジスト液を供給するレジスト液供
給装置70が接続されており,当該レジスト液供給装置
70からのレジスト液の供給によって,レジスト吐出ノ
ズル68から所定量のレジスト液が所定のタイミングで
吐出される。
【0032】また,ホルダ69には,レジスト液の溶剤
を吐出する溶剤吐出ノズル71が保持されており,ウェ
ハW上にレジスト液の溶剤を供給することができる。溶
剤吐出ノズル71は,溶剤供給装置72に接続されてお
り,当該溶剤供給装置72からの溶剤の供給によって,
溶剤吐出ノズル71からウェハWに向けてレジスト液の
溶剤が吐出される。
【0033】カップ65内であって,スピンチャック6
0上のウェハWの下方には,ウェハWの裏面に洗浄液を
供給する裏面洗浄ノズル73が設けられている。裏面洗
浄ノズル73は,ウェハWの裏面に向けられて設けられ
ており,図示しない洗浄液供給源からの洗浄液がウェハ
Wの裏面に向けて所定のタイミングで噴出されるように
なっている。
【0034】ケーシング17aの上面には,温度及び湿
度が調節され,清浄化された気体をカップ65内に供給
する気体供給管74が設けられており,ウェハWの処理
時に当該気体を供給し,カップ65内を所定の雰囲気に
維持すると共に,カップ65内をパージすることができ
る。
【0035】次に,以上のように構成されているレジス
ト塗布装置17で実施されるレジスト塗布処理につい
て,塗布現像処理システム1で行われるフォトリソグラ
フィー工程のプロセスと共に説明する。
【0036】先ず,ウェハ搬送体7によりカセットCか
ら未処理のウェハWが1枚取り出され,第3の処理装置
群G3に属するエクステンション装置32に搬送される。
次いでウェハWは,主搬送装置13によってアドヒージ
ョン装置31に搬入され,ウェハW上にレジスト液の密
着性を向上させる,例えばHMDSが塗布される。次にウェ
ハWは,クーリング装置30に搬送され,所定の温度に
冷却される。そして,所定温度に冷却されたウェハW
は,主搬送装置13によって,例えばレジスト塗布装置
17に搬送される。
【0037】レジスト塗布装置17においてレジスト液
が塗布されたウェハWは,主搬送装置13によってプリ
ベーキング装置33,エクステンション・クーリング装
置41に順次搬送され,さらにウェハ搬送体50によっ
て周辺露光装置51,露光装置(図示せず)に順次搬送
され,各装置で所定の処理が施される。そして露光処理
の終了したウェハWは,ウェハ搬送体50によりエクス
テンション装置42に搬送され,その後,主搬送装置1
3によってポストエクスポージャーベーキング装置4
4,クーリング装置43,現像処理装置18,ポストベ
ーキング装置46及びクーリング装置30に順次搬送さ
れ,各装置において所定の処理が施される。その後,ウ
ェハWは,エクステンション装置32を介してカセット
Cに戻され,一連の塗布現像処理が終了する。
【0038】次に,レジスト塗布処理のプロセスを図5
のフローに従って説明する。先ず前処理が終了したウェ
ハWが,主搬送装置13によってレジスト塗布装置17
内に搬入され,スピンチャック60上に吸着保持され
る。
【0039】次いで,カップ65の外方で待機していた
ホルダ69がウェハWの中心上方まで移動し,溶剤吐出
ノズル71がウェハWの中心部上方に位置される。溶剤
吐出ノズル71がウェハWの上方に位置されると,回転
機構61によってウェハWが,例えば1000rpm
(図5中のNは回転速度(rpm)を示す)で回転され
始め,溶剤吐出ノズル71からは,所定量のレジスト液
の溶剤がウェハWの中心部に向けて吐出される(図5に
示す工程S1)。ウェハWの中心部に吐出された溶剤
は,図6に示すように遠心力によってウェハW全面に拡
散され,ウェハWの濡れ性が向上される。なお,工程S
1において,所定量の溶剤をウェハWに吐出した後に,
ウェハWを1000rpmで回転させ,当該溶剤をウェ
ハW全面に拡散させるようにしてもよい。
【0040】ウェハW上の溶剤が拡散されると,レジス
ト吐出ノズル68がウェハWの中心部上方に移動され
る。そして,ウェハWの回転速度が,例えば3000r
pmに上昇され,レジスト吐出ノズル68からは,図7
に示すようにウェハWの中心部に向かってレジスト液が
吐出される(工程S2)。ウェハWの中心に供給された
レジスト液は,遠心力によってウェハWの全面に拡散さ
れ,ウェハW上にレジスト液が液盛りされる。
【0041】ウェハW上に所定量のレジスト液が供給さ
れると,レジスト液の吐出が停止され,次いで,例えば
2秒間だけ500rpmに回転速度が下げられる(工程
S3)。その後,ウェハWの回転速度が,例えば第1の
回転速度としての2500rpmに上昇される。このと
き,図8に示すようにウェハW上の余分なレジスト液が
遠心力によって振り切られる。この振り切りが所定時
間,例えば15秒間行われ,ウェハW上のレジスト液
が,目標の膜厚になるように調節される(工程S4)。
このとき,ウェハWの外縁部では,図9に示すように表
面張力等によってレジスト液の盛り上がりが発生する。
また,この膜厚を調節する工程S4では,ウェハWの回
転によって,レジスト液中に含まれていた溶剤の蒸発が
促進され,レジスト液がウェハW上で固まり始める。
【0042】その後,15秒間の膜厚調節工程S4が終
了すると,ウェハWの回転速度が,例えば第1の回転速
度よりより速い第2の回転速度としての4000rpm
に上昇され,ウェハWが高速回転される(工程S5)。
このときの高速回転は,少なくとも膜厚調節工程S4よ
りも短い時間,例えば約1秒間行われる。この高速回転
によって,図10に示すようにウェハWの外縁部で固ま
りかけていたレジスト液が,強い遠心力によって飛散
し,ウェハW外縁部の盛り上がりが除去されるので,盛
り上がり高さが抑制される。
【0043】約1秒間の高速回転が終了すると,ウェハ
Wの回転速度が,例えば第1の回転速度よりも遅い第3
の回転速度としての例えば500rpmに減速され,裏
面洗浄ノズル73からウェハWの裏面に洗浄液,例えば
シンナーが供給される(工程S6)。このシンナーの供
給によって,ウェハWの裏面に付着したレジスト液が洗
浄される。なお,工程S6では,ウェハW周縁部に対し
て細い線状のシンナーが噴出され,ウェハW外縁部のレ
ジスト膜をカットするエッジカット処理を行われる。こ
のときカットされる幅がエッジカット幅となる。その
後,シンナーの供給が停止され,ウェハWの回転が継続
される。これにより,ウェハWの裏面に付着したシンナ
ーが振り切られ,シンナーで濡れたウェハWが乾燥され
る(工程S7)。
【0044】所定時間,ウェハWを乾燥させる乾燥工程
S7が行われた後,ウェハWの回転が停止され,その
後,ウェハWは,スピンチャック60から主搬送装置1
3に受け渡され,レジスト塗布装置17から搬出され
る。これにより,一連のレジスト塗布処理が終了する。
【0045】以上の実施の形態では,レジスト液の膜厚
を調節する工程S4が行われた後に,ウェハWを高速回
転させたので,ウェハWの外縁部に溜まって固まり始め
ていたレジスト液が飛散され,ウェハW外縁部のレジス
ト液の盛り上がりを除去することができる。したがっ
て,ウェハWの外縁部においても,目標膜厚のレジスト
膜が形成され,その結果エッジカット幅を狭くすること
ができる。
【0046】また,ウェハWの裏面を洗浄する裏面洗浄
工程S6及び乾燥工程S7におけるウェハWの回転速度
を,前記第1の回転速度より遅い速度にしたので,ウェ
ハW上のレジスト液が遠心力によってウェハW外縁部側
に移動してウェハW外縁部が再度盛り上がることが抑制
される。発明者の実験によると,図11に示すように高
速回転工程S5後のウェハWの回転を500rpm以下
にすることによって,最終的にウェハWの中心部に形成
されるレジスト膜とウェハW外縁部に形成されるレジス
ト膜との膜厚差が軽減されることが確認されている。ま
た,ウェハWの裏面を洗浄し,乾燥させる時間を短縮す
るためには,ウェハWの回転速度は,できる限り大きい
方が好ましい。以上の実施の形態では,ウェハWの回転
速度を500rpmにしたので,レジスト膜の膜厚の均
一性を確保しつつ,ウェハWの裏面の洗浄,乾燥工程を
より短時間で行うことができる。
【0047】なお,上述の裏面洗浄工程S6及び乾燥工
程S7におけるウェハWの回転速度は,第1の回転速度
よりも遅い速度であれば,500rpmでなくてもよ
い。例えば,図11の実験結果から100rpm〜50
0rpmの範囲の回転速度であってもレジスト膜の膜厚
の均一性が改善される。また,高速回転工程S5のウェ
ハWの回転速度は,4000rpmでなくてもよく,発
明者の実験から例えば3000rpm〜5000rpm
の範囲の回転速度であっても効果が認められる。
【0048】また,前記実施の形態のように裏面洗浄工
程S6及び乾燥工程S7時の回転速度を500rpm以
下にしても,遠心力によるレジスト液の外縁部への移動
を完全に防止し,ウェハW外縁部の膜厚が上昇すること
を防止することはできない。そこで,高速回転工程S5
の回転速度及び回転時間と,裏面洗浄工程S6及び乾燥
工程S7の回転速度とを関連付けて,高速回転工程S5
時に,裏面洗浄工程S6時等の膜厚上昇を見越してウェ
ハW外縁部のレジスト液を飛散させるようにしてもよ
い。すなわち,高速回転工程S5時に,ウェハWの外縁
部の膜厚が目標膜厚よりも裏面洗浄工程S6及び洗浄工
程S7時の膜厚上昇分だけ薄くなるようにウェハWを回
転させる。例えば,高速回転工程S5を,5000rp
mの回転速度で2秒間行う。これによって,図12に示
すようにウェハW外縁部の膜厚が目標膜厚よりも低下さ
れる。その後,裏面洗浄工程S6及び乾燥工程S7が,
例えば500rpmで行われ,図13に示すように遠心
力によってウェハW外縁部の膜厚が上昇されて,目標膜
厚に近づけられる。これによって,最終的にウェハW外
縁部上に形成されるレジスト膜の膜厚が,目標膜厚によ
り近づけられ,その結果エッジカット幅をより狭くする
ことができる。
【0049】以上の実施の形態では,高速回転工程S5
の回転速度は,予め設定された速度であったが,高速回
転工程S5前に,ウェハW外縁部のレジスト液の盛り上
がり高さに基づいて補正するようにしてもよい。以下,
かかる場合の一例を説明する。
【0050】図14に示すように,ホルダ69には,ウ
ェハW外縁部のレジスト液の盛り上がり高さを測定する
ためのCCDカメラ80が取り付けられる。CCDカメ
ラ80で撮影した画像データは,画像処理コントローラ
81に送信されるようになっている。画像処理コントロ
ーラ81では,受信した画像データからウェハW表面の
レジスト膜の凹凸を認識し,当該凹凸を色の階調により
区分けして,膜厚の高さを判別できるように画像処理さ
れる。さらに画像処理コントローラ81では,前記色の
階調に従って,ウェハW外縁部の盛り上がり始めの特異
点が検出され,当該特異点における膜厚と最も盛り上が
った頂上点における膜厚との差によって盛り上がり高さ
が求められる。
【0051】画像処理コントローラ81で求められた盛
り上がり高さの測定データは,メインコントローラ82
に送信されるようになっている。また,メインコントロ
ーラ82のための記憶部83には,予め,レジスト液の
粘性,最終的なレジスト膜の膜厚,盛り上がり高さ,高
速回転工程S5時の回転速度及び回転時間に関する相関
データが記憶されている。当該相関データは,例えば高
速回転工程S5後のウェハW外縁部の盛り上がりが最小
になるときの,高速回転工程S5時の回転速度と測定時
の盛り上がり高さとの関係を示すデータである。そし
て,盛り上がり高さの測定データを受け取ったメインコ
ントローラ82は,前記相関データに基づき,最適な高
速回転工程S5時の回転速度を選択し,その回転速度デ
ータを回転機構61の制御部64に送信することができ
る。
【0052】そして,例えばレジスト液供給工程S2が
終了すると,ホルダ69が移動し,CCDカメラ80が
ウェハW外縁部の上方に位置される。そして,膜厚調節
工程S4時に,CCDカメラ80によるウェハW外縁部
の撮影が行われ,その画像データが画像処理コントロー
ラ81に送信される。画像処理コントローラ81では,
上述したように画像処理され,それによって算出された
盛り上がり高さの測定データは,メインコントローラ8
2に送信される。メインコントローラ82では,前記相
関データに基づき,最適の高速回転工程S5時の回転速
度が選択され,その回転速度データが制御部64に送信
される。制御部64では,予め設定されていた高速回転
工程S5時の回転速度が前記選択された回転速度に補正
される。そして,高速回転工程S5時には,当該補正後
の回転速度によってウェハWが回転され,盛り上がり部
分が除去される。
【0053】こうすることによって,高速回転工程S5
時に,ウェハWがより適切な速度で回転され,最終的な
ウェハW外縁部の膜厚が他の部分の膜厚に揃えられ,エ
ッジカット幅をより狭くすることができる。
【0054】なお,CCD80カメラによる撮影は,レ
ジスト液供給工程S2後であって,高速回転工程S5前
であれば,いつでもよい。例えばレジスト液供給工程S
2が終了し,ウェハWが一旦500rpmに低下される
工程S3時であってもよい。
【0055】また,以上の実施の形態で記載した膜厚調
節工程S4において,ウェハWの外縁部にレジスト液の
溶剤ミストを供給するようにしてもよい。例えば図15
に示すように,ウェハWの外縁部上方に移動可能なノズ
ルアーム100に,溶剤ミスト供給ノズル101が取付
けられる。溶剤ミスト供給ノズル101から供給される
溶剤ミストの供給流量,供給時間等は,供給制御部10
2で制御されている。そして,膜厚調節工程S4時にウ
ェハWの外縁部に向けて,所定量の溶剤ミストが供給さ
れる。こうすることにより,ウェハW外縁部におけるレ
ジスト液の粘性が低下するので,その後行われる高速回
転工程S5においてウェハW外縁部の盛り上がり部分の
飛散が好適に行われる。なお,溶剤ミスト供給ノズル1
01は,溶剤ミストを所定の圧力で噴霧する溶剤ミスト
噴霧ノズルであってもよい。
【0056】さらに,前記溶剤ミストの供給量を,ウェ
ハW外縁部のレジスト液の盛り上がり高さに基づいて定
めるようにしてもよい。かかる場合,例えば上述したC
CDカメラ80,画像処理コントローラ81によって盛
り上がり高さが測定され,当該測定データがメインコン
トローラ82に送信される。メインコントローラ82の
ための記憶部83には,予めレジスト液の粘度,盛り上
がり高さ及び溶剤ミストの供給時間の相関データを記憶
させておき,メインコントローラ82は,測定データと
当該相関データから好ましい溶剤ミストの供給時間を選
択する。当該選択された供給時間データは,供給制御部
102に送信され,溶剤ミストの供給時間が変更され
る。こうすることによって,溶剤ミストの供給量が変更
され,ウェハW外縁部のレジスト液の粘性が制御でき
る。したがって,高速回転工程S5時の盛り上がり部分
の飛散量が制御できるので,高速回転工程S5終了時に
ウェハW外縁部の膜厚を他の部分の膜厚により近づける
ことができる。
【0057】なお,溶剤ミストの供給量を変更するため
のパラメータは,供給時間に限らず,供給流量,供給圧
力等であってもよい。また,溶剤ミスト供給ノズル10
0を取り付けるノズルアームは,図16に示すようにエ
ッジカットノズル115を保持するためのノズルアーム
116であってもよい。エッジカットノズル115は,
径の小さい噴出口からウェハWの周縁部に対して細い線
状のシンナーを噴出し,製品として利用されないウェハ
W周縁部のレジスト膜をカットするためのものである。
【0058】以上の実施の形態は,本発明をレジスト膜
を形成する膜形成方法に適用したものであったが,本発
明は,他の種の膜,例えば絶縁膜であるSOD,SOG
膜の形成方法等にも適用できる。また,本発明は,ウェ
ハW以外の基板例えばLCD基板,マスク基板,レクチ
ル基板等の膜形成方法にも適用される。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば,基板の外縁部の盛り上
がりを抑制できるので,基板外縁部のエッジカット幅が
狭められ,製品化できる面積が増大する。
【図面の簡単な説明】 【符号の説明】
【図1】実施の形態にかかるレジスト膜の膜形成方法が
実施される塗布現像処理システムの構成の概略を示す平
面図である。
【図2】図1の塗布現像処理システムの正面図である。
【図3】図1の塗布現像処理システムの背面図である。
【図4】レジスト塗布装置の構成の概略を示す縦断面の
説明図である。
【図5】ウェハのレジスト塗布処理のプロセスを示すフ
ローである。
【図6】溶剤吐出ノズルからウェハに溶剤が供給されて
いる状態を示す斜視図である。
【図7】レジスト吐出ノズルからウェハにレジスト液が
供給されている状態を示す斜視図である。
【図8】ウェハ上のレジスト液の膜厚が調節されている
状態を示すウェハの斜視図である。
【図9】レジスト液がウェハ外縁部において盛り上がっ
た状態を示すウェハの縦断面の説明図である。
【図10】ウェハが高速回転されているときの状態を示
すウェハの縦断面の説明図である。
【図11】裏面洗浄工程時の回転速度と,ウェハ中心部
とウェハ外縁部との膜厚差との関係を示すグラフであ
る。
【図12】高速回転工程の回転速度を上昇させた場合の
レジスト液の状態を示すウェハの縦断面の説明図であ
る。
【図13】図12の場合において,裏面洗浄工程を行っ
た後の最終的なレジスト液の状態を示すウェハの縦断面
の説明図である。
【図14】CDDカメラを取り付けた場合のレジスト塗
布装置の構成を模式的に示す説明図である。
【図15】ウェハの外縁部の溶剤ミストを供給する場合
のウェハ等の構成を示す説明図である。
【図16】溶剤ミスト供給ノズルをエッジカットノズル
のノズルアームで保持する場合のウェハ等の構成を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 塗布現像処理システム 17 レジスト塗布装置 60 スピンチャック 61 回転機構 68 レジスト吐出ノズル W ウェハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AB16 EA05 FA01 2H096 AA25 CA14 DA10 JA02 4D075 AC01 AC64 AC79 AC84 AC94 BB14Z BB91Z BB95Z CA48 DA06 DC22 EA45 5F046 JA13 JA15

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に所定の膜を形成する膜形成方法で
    あって,基板に塗布液を塗布し,基板の回転によって前
    記塗布液を前記基板上に拡散させる工程と,その後,前
    記基板を第1の回転速度で回転させて,前記基板に塗布
    された塗布液の膜厚を調節する工程と,その後,前記第
    1の回転速度よりも速い第2の回転速度で前記基板を回
    転させる工程とを有することを特徴とする,膜形成方
    法。
  2. 【請求項2】 基板に所定の膜を形成する膜形成方法で
    あって,基板に塗布液を塗布し,基板の回転によって前
    記塗布液を前記基板上に拡散させる工程と,その後,前
    記基板を第1の回転速度で回転させて,前記基板に塗布
    された塗布液の膜厚を調節する工程と,その後,前記第
    1の回転速度よりも速い第2の回転速度で前記基板を回
    転させる工程とを有し,更にその後行われる基板の回転
    を伴う前記基板の処理工程は,前記第1の回転速度より
    も遅い第3の回転速度で行われることを特徴とする,膜
    形成方法。
  3. 【請求項3】 前記第3の回転速度で前記基板を回転さ
    せて行われる前記基板の処理工程は,基板の裏面に洗浄
    液を供給して当該基板の裏面を洗浄する工程と,当該基
    板を乾燥させる工程であることを特徴とする,請求項2
    に記載の膜形成方法。
  4. 【請求項4】 前記第3の回転速度は,100〜500
    rpmであることを特徴とする,請求項2又は3のいず
    れかに記載の膜形成方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の回転速度は,3000〜50
    00rpmであることを特徴とする,請求項1,2,3
    又は4のいずれかに記載の膜形成方法。
  6. 【請求項6】 前記塗布液を基板上に拡散させる工程後
    であって,少なくとも前記第2の回転速度で基板を回転
    させる工程前に,基板の外縁部における塗布液の盛り上
    がり高さを測定し,前記測定した盛り上がり高さに基づ
    いて前記第2の回転速度を補正することを特徴とする,
    請求項1,2,3,4又は5のいずれかに記載の膜形成
    方法。
  7. 【請求項7】 前記膜厚を調節する工程において,基板
    の外縁部に塗布液の溶剤ミストを供給することを特徴と
    する,請求項1,2,3,4又は5のいずれかに記載の
    膜形成方法。
  8. 【請求項8】 前記膜厚を調節する工程前に,基板の外
    縁部における塗布液の盛り上がり高さを測定し,前記溶
    剤ミストの供給量は,前記測定した盛り上がり高さに基
    づいて定められることを特徴とする,請求項7に記載の
    膜形成方法。
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