JP2020178135A - 基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

基板処理装置、基板処理方法及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】角形の基板Mの周縁部における塗布膜Rを当該基板Mの周に沿って環状に除去するにあたり、異常が発生することを防ぐこと。【解決手段】基板Mの表面に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成モジュール3と、前記塗布膜形成モジュール3により、前記塗布膜Rが形成された前記基板の表面を撮像して第1の画像データを取得するための第1の撮像モジュール6と、前記第1の画像データが取得された前記基板Mの表面の周縁部における塗布膜Rを前記基板Mの周に沿って環状に除去するために、当該塗布膜Mの除去液を供給する塗布膜除去モジュール4と、前記第1の画像データに基づいて、前記塗布膜が除去される環状領域の幅が制御されるように制御信号を出力する制御部7と、を備えるように装置を構成する。【選択図】図17

Description

本発明は角形の基板の表面に塗布膜を形成した後、当該基板の周縁部における塗布膜を基板の周に沿って除去する技術に関する。
半導体デバイスの製造工程においては、半導体ウエハ(以下、ウエハという)の表面にレジストを塗布してレジスト膜を形成し、次いで半導体デバイスの回路パターンに沿ってレジスト膜を露光し、然る後、レジスト膜を現像するというフォトリソグラフィが行われている。上記の露光はフォトマスクを介してウエハに光を照射することで、当該フォトマスクに描画されている回路パターンをウエハに転写するように行われている。
上記のフォトマスクを製造する場合においても、角形であるフォトマスク製造用の基板に対して上記のフォトリソグラフィが行われる。従って、当該角型の基板に対してはレジスト膜の形成が行われる。また、当該レジスト膜の形成後、露光前においては、当該角型の基板の周に沿ってレジストの溶剤が供給され、当該基板の周縁部における不要なレジスト膜が除去される。
ところで半導体デバイスの微細化が進行していることにより、上記のフォトマスクの品質を向上させることが求められている。そこで、周縁部のレジスト膜の除去が行われた角型の基板について、作業員が光学顕微鏡を用いて表面状態を観察し、異常が発生している基板を探すという手作業による検査が行われる場合が有る。しかし、このような手作業による異常の検査は比較的多くの時間を要してしまうため、当該基板に対してフォトリソグラフィを行う基板処理装置のスループットの向上を図り難い。また、作業員間で検査の精度にばらつきが発生し、検査の精度を十分に上げることが難しい場合が有る。
特許文献1には、スピンチャックに保持された円形の基板であるウエハを回転させると共に当該ウエハの周縁部に溶剤を供給することで、当該ウエハの周縁部における不要なレジスト膜を除去するモジュールについて記載されている。さらに特許文献1には、当該モジュールにおいて周縁部のレジストが除去されたウエハを撮像し、その撮像結果に基づいて後続のウエハが上記のスピンチャックに載置される位置を制御することで、ウエハにおいてレジスト膜が除去される領域の制御を行うことについて記載されている。しかし、角形基板における塗布膜の除去を行う場合における、上記の問題を解決する手法は記載されていない。
特許5835188号公報
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、角形の基板の周縁部における塗布膜を当該基板の周に沿って環状に除去するにあたり、異常が発生することを防ぐことができる技術を提供することである。
本発明の基板処理装置は、角形の基板を格納するキャリアを載置するキャリア載置部と、
前記キャリアから搬出された前記基板の表面に塗布液を供給して塗布膜を形成する塗布膜形成モジュールと、
前記塗布膜形成モジュールにより、前記塗布膜が形成された前記基板の表面を撮像して第1の画像データを取得するための第1の撮像モジュールと、
前記第1の画像データが取得された前記基板の表面の周縁部における塗布膜を前記基板の周に沿って環状に除去するために、当該塗布膜の除去液を供給する塗布膜除去モジュールと、
前記第1の画像データに基づいて、前記塗布膜が除去される環状領域の幅が制御されるように制御信号を出力する制御部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の基板処理方法は、角形の基板を格納するキャリアをキャリア載置部に搬送する工程と、
塗布膜形成モジュールにより、前記キャリアから搬出された前記基板の表面に塗布液を供給して塗布膜を形成する工程と、
次いで、第1の撮像モジュールにより、前記塗布膜が形成された前記基板の表面を撮像して第1の画像データを取得するための工程と、
続いて、塗布膜除去モジュールにより、前記第1の画像データが取得された前記基板の表面の周縁部における塗布膜を前記基板の周に沿って環状に除去するために、当該塗布膜の除去液を供給する塗布膜除去工程と、
前記塗布膜除去工程において、前記第1の画像データに基づいて前記塗布膜が除去される環状領域の幅を制御する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の記憶媒体は、角形の基板に塗布膜を形成する基板処理装置に用いられるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、前記プログラムは上記の基板処理方法を実行するためにステップが組まれていることを特徴とする。
本発明によれば、塗布膜が形成された角形の基板の表面を撮像して画像データを取得し、この画像データに基づいて塗布膜の除去液が供給されることで、塗布膜が除去される環状領域の幅が制御される。従って、基板の表面の状態によって除去液が飛散する不具合が発生することを抑制し、基板が異常となることを抑制することができる。
本発明が適用される基板処理装置の平面図である。 前記基板処理装置の側面図である。 前記基板処理装置に含まれるレジスト膜形成モジュールの縦断側面図である。 前記基板処理装置に含まれるレジスト膜除去モジュールの斜視図である。 前記レジスト膜除去モジュールの平面図である。 前記レジスト膜除去モジュールに設けられる本体部の縦断側面図である。 前記レジスト膜除去モジュールにおける処理を示す工程図である。 前記レジスト膜除去モジュールにおける処理を示す工程図である。 前記レジスト膜除去モジュールにおける処理を示す工程図である。 前記レジスト膜除去モジュールにより処理された基板の表面を示す平面図である。 前記基板処理装置に含まれる前段撮像モジュールの縦断側面図である。 前記前段撮像モジュールの横断平面図である。 前記基板処理装置に設けられる制御部の構成を示すブロック図である。 前記基板処理装置における基板の搬送経路を示す説明図である。 前記レジスト膜形成モジュールにより処理された基板の表面を示す平面図である。 前記レジスト膜除去モジュールにおける処理が補正される様子を示す説明図である。 前記レジスト膜除去モジュールにおける処理が補正される様子を示す説明図である。 前記前段撮像モジュールにて取得される画像データに基づいて基板の異常が判定されるフローを示すチャート図である。 前記基板処理装置に含まれる後段撮像モジュールにて取得される画像データに基づいて基板の異常が判定されるフローを示すチャート図である。 評価試験における設定を示すためのグラフ図である。
(基板処理装置の全体の構成)
本発明の実施の形態に係る基板処理装置1について、図1の平面図及び図2の縦断側面図を参照して説明する。この基板処理装置1は、角型の基板Mの表面に塗布膜としてレジスト膜を形成した後、基板Mの周縁部の不要なレジスト膜を当該基板Mの周に沿って除去する。そして、基板Mのうち検査対象として設定された基板Mについてはレジスト膜の形成後で不要なレジスト膜の除去前と、不要なレジスト膜の除去後とにおいて、その表面を撮像して画像データを取得し、当該画像データに基づいた検査を行う。基板Mは特に記載が無い限り、背景技術の項目で述べたフォトマスクを製造するためのマスク基板である。また、基板Mは一辺の長さが150mmである概ね正方形に構成されているが、角部については平面で見て円弧をなすように形成されている。
基板処理装置1は、キャリアブロックD1と処理ブロックD2とが横方向に接続されて構成されている。以下、図1、図2を用いて基板処理装置1の構成を説明するにあたって、キャリアブロックD1及び処理ブロックD2の配列方向を前後方向とし、キャリアブロックD1側を前方側、処理ブロックD2側を後方側として説明する。キャリアブロックD1には、基板処理装置1の外部から基板Mを格納するキャリア11が搬送され、当該キャリアブロックD1は、キャリア11の載置部をなす載置台12と、開閉部13と、当該開閉部13を介してキャリア11から基板Mを搬送するための搬送機構14とを備えている。
また、キャリアブロックD1内には紫外線照射モジュール15が設けられており、この紫外線照射モジュール15は基板Mの表面に紫外線を照射して、当該表面に付着する有機物を除去する。上記の搬送機構14は、キャリア11と紫外線照射モジュール15と後述する受け渡しモジュールTRS1、TRS2との間で基板Mを受け渡すことができるように左右方向に移動自在、鉛直軸周りに回転自在な基台14Aと、基台14A上を進退自在な基板Mを保持する保持部14Bとを備えている。
処理ブロックD2内には、基板Mの搬送機構16が設けられている。そして、搬送機構16の前方、後方にはタワーE1、タワーE2が夫々設けられている。また、前方側から後方側に向かって見て、例えば搬送機構16の右側には、洗浄モジュール17とレジスト膜形成モジュール3とからなる積層体と、レジスト膜除去モジュール4とが前後方向に配置されている。搬送機構16は、鉛直軸周りに回転自在な基台16Aと、基台16A上を進退自在な基板Mの保持部16Bとを備えており、タワーE1、E2を構成する後述の各モジュール、洗浄モジュール17、レジスト膜形成モジュール3及びレジスト膜除去モジュール4に対して、基板Mの受け渡しを行う。上記の洗浄モジュール17は、基板Mの表面に洗浄液を供給して洗浄するモジュールである。レジスト膜形成モジュール3は、基板Mの表面にレジストを供給してレジスト膜を形成するモジュールである。レジスト膜除去モジュール4は、上記の基板Mの周縁部における不要なレジスト膜の除去を行うモジュールである。
上記のタワーE1は、受け渡しモジュールTRS1、TRS2、冷却モジュールCPL、加熱モジュール21、及び前段撮像モジュール6が互いに積層されて構成されている。受け渡しモジュールTRS1は、キャリアブロックD1から処理ブロックD2へ基板Mを搬入するために当該基板Mが載置される載置部を備えた搬入用モジュールであり、受け渡しモジュールTRS2は、処理ブロックD2からキャリアブロックD1へ基板Mを搬出するために当該基板Mが載置される載置部を備えた搬出用モジュールである。冷却モジュールCPLは、載置された基板Mを冷却し、所定の温度に調整するための載置部を備えたモジュールである。加熱モジュール21は、載置された基板Mを加熱する熱板を備えている。前段撮像モジュール6は、レジスト膜形成後、基板Mの周縁部のレジスト膜を除去する前に、基板Mの表面を撮像するモジュールである。
タワーE2は、加熱モジュール22、バッファモジュール23及び後段撮像モジュール60が互いに積層されて構成されている。加熱モジュール22は、上記の加熱モジュール21と同様に構成されている。バッファモジュール23は、基板Mを載置する複数の載置部を備えている。後段撮像モジュール60は、上記のように不要な周縁部のレジスト膜が除去された後の基板Mの表面を撮像するモジュールである。
(レジスト膜形成モジュール3の構成)
次に、塗布膜形成モジュールであるレジスト膜形成モジュール3の構成について図3の縦断側面図を参照しながら詳しく説明する。図中31は基板Mを載置するスピンチャックである。図中32は回転機構であり、後述の制御部7から出力される制御信号に基づいた回転数でスピンチャック31を回転させる。上記のスピンチャック31は、基板Mが水平に収納される角型の凹部33を備え、当該凹部33は搬送機構16の昇降によって基板Mを凹部33に受け渡すことができるように形成されている。スピンチャック31の回転により、凹部33に収納された基板Mは当該基板Mの中心軸回りに回転する。凹部33を構成する起立壁331は、当該凹部33内に収納された基板Mの側面に沿うと共に近接する。起立壁331の上端は外方に広がり、基板Mの中心部と周縁部との間で気流の状態が変化することを防ぐために、当該基板Mの表面と略同じ高さの平坦な表面をなす気流調整部材332を形成する。図中333は支持部であり、基板Mの裏面の端部を支持するように凹部33内に設けられる。なお、凹部33内には、基板Mの側面に当接してその位置を規制するアライメント部材も設けられているが、当該アライメント部材の図示は省略している。
図中34は、鉛直下方にレジストを吐出するレジスト吐出ノズルであり、図示しない移動機構に接続され、基板Mの中心部上と、スピンチャック31の外側との間で横方向に移動することができる。レジスト吐出ノズル34から基板Mの中心部に供給されたレジストは、基板Mの回転の遠心力により基板Mの周縁部へと向かって展伸されることによって、基板Mの表面全体に塗布される。このように表面全体にレジストが塗布され、レジストの基板Mへの供給が停止した後も所定の時間、基板Mの回転が続けられることで塗布されたレジストが乾燥し、レジスト膜が形成される。
図中35は、鉛直下方にレジストの溶剤であるシンナーを吐出するシンナー吐出ノズルであり、基板Mの中心部上と、スピンチャック31の外側との間で横方向に移動することができる。このシンナーは、後述するようにフォトマスクの製造を目的としない基板Mが異常と判定された場合に当該基板Mに供給されて、当該基板Mに形成されたレジスト膜を溶解して除去する除去液である。より詳しくは、当該シンナーはノズル35から基板Mの中心部に供給される。そして、当該シンナーは基板Mの回転の遠心力により基板Mの周縁部へと向かって展伸されて、基板Mの表面全体に供給されてレジスト膜の除去が行われる。従って、レジスト膜形成モジュールは、表面全体塗布膜除去モジュールを構成する。図中341は、レジスト吐出ノズル34に接続されるレジストの供給源であり、図中351は、シンナー吐出ノズル35に接続されるシンナーの供給源である。これらの供給源341、351は、制御部7から送信される制御信号に基づいてレジスト、シンナーをノズル34、35へ夫々供給する。
図中36は、前記スピンチャック31を囲むカップである。このカップ36においては、気流調整部材332の外周縁を囲むように吸引口361が開口すると共に、カップ36の底部に一端が接続された排気管362により排気を行うことで当該吸引口361から排気が行われるように、排気路が形成されている。例えば、この吸引口361からの排気は、基板Mの処理中に常時行われる。上記の排気管362の他端はダンパー363を介して図示しない排気機構に接続されており、ダンパー363の開度が制御部7からの制御信号に基づいて制御されることで、単位時間あたりの排気管362による排気量が制御される。つまり、吸引口361からの排気流量が制御される。また、カップ36の底部には、スピンチャック31からこぼれ落ちた廃液を除去する排液口37が開口している。
(レジスト膜除去モジュール4の構成)
続いてレジスト膜除去モジュール4について、図4の斜視図及び図5の平面図を参照しながら説明する。レジスト膜除去モジュール4は、支持板41と、4つの載置台43と、2つのノズル部5とから構成されている。支持板41は角型リング状に構成され、その表面には基板Mの裏面の端部を支持する支持ピン411が周方向に複数配列されている。支持板41は駆動機構42に接続され、当該駆動機構42により昇降自在及び鉛直軸周りに回転自在であり、上記の処理ブロックD2の搬送機構16と載置台43との間で基板Mを受け渡すこと及び載置台43に載置される基板Mの向きを変更することができる。
4つの載置台43は平面視マトリクス状に配置されており、基板Mの裏面縁部を支持する支持ピン431を各々備えている。これら4つの載置台43に基板Mは水平に載置される。以下、レジスト膜除去モジュール4について説明するにあたり、平面で見たときに互いに直交する載置台43の配列方向を前後方向、左右方向とする。なお、このレジスト膜除去モジュール4における前後方向、左右方向は、図1、図2を参照して基板処理装置1の構成を説明するために用いた前後方向、左右方向と一致してもよいし、不一致であってもよい。
左右方向に並んだ載置台43上には助走ステージ44が配置されている。この助走ステージ44は左右方向に延設された水平な板状部材であり、長さ方向の両端部は前後に拡幅され、平面視矩形状の拡幅部45を構成する。当該拡幅部45は、基板Mの位置を規制すると共に、基板Mの角部を処理する際と、角部以外の箇所を処理する際とで、ノズル部5の周囲の気流の状態が変化することを防ぐ役割を有する。図中441は、助走ステージ44を支持する支持部である。
2つのノズル部5について説明すると、各ノズル部5は、側面視コ字状に形成されたノズル本体部51を各々備えており、2つのノズル本体部51は載置台43に載置された基板Mを左右から挟むように設けられる。図中52はノズル本体部51を支持する支持部材である。図中521は、支持部材52を前後方向に移動させる移動機構である。また、この移動機構521を前後方向に移動させる駆動機構522が設けられている。
図6も参照しながらノズル本体部51についてさらに説明すると、ノズル本体部51はコ字型の上部側をなす上片部511、コ字型の下部側をなす下片部512、上片部511及び下片部512を互いに接続する垂直壁部513とから構成され、上片部511及び下片部512は、載置台43に載置された基板Mの端部を互いに挟む高さに設けられており、垂直壁部513は基板Mの側面に対向する。上片部511には、レジスト膜Rを溶解して除去する除去液であるシンナーを基板Mの表面に吐出する吐出口53が設けられている。同様に、下片部512にはシンナーを基板Mの端部の裏面に開口する吐出口54が設けられている。図中531は、シンナー吐出口53、54にシンナーを供給するシンナー供給源である。
また、図中55は、上片部511の下面においてシンナー吐出口53よりも基板Mの中央部側に開口したガス吐出口であり、N(窒素)ガスの供給機構551から供給されたNガスを垂直壁部513に向かって斜め下方に吐出する。垂直壁部513には、排気機構57に接続された排気口56が開口している。シンナー吐出口53、54から共にシンナーが供給されるとき、排気口56からの排気及びガス吐出口55からのNガスの吐出が行われることで、余剰のシンナー及び溶解したレジストが基板Mから排気口56に向かって流れて除去され、基板Mの表面においては、シンナー吐出口53の基板Mへの投影領域(図中50として表示している)から基板Mの周端に至る領域のレジスト膜Rが、局所的に除去される。なお、基板Mの裏面に回り込んで形成されたレジスト膜Rは、吐出口54から吐出されたシンナーにより除去され、基板Mの側面に回り込んで形成されたレジスト膜Rは、吐出口53、54から吐出されたシンナーが当該側面に回り込むことによって除去される。
また、図中561は上片部511に設けられる投光部、図中562は下片部512に設けられる受光部であり、投光部561から受光部562へ投光される。ノズル本体部51の移動と受光部562への投光の有無の変化とに基づいて基板Mの周端の位置を検出することができるので、上記の投影領域50を後述するように配置して処理を行うことができる。
(レジスト膜除去モジュール4による処理)
次に、上記のレジスト膜除去モジュール4におけるレジスト膜の除去処理について、基板Mの表面における上記のシンナー吐出口53の投影領域50の軌跡を示す図7〜図9を参照しながら説明する。レジスト膜除去モジュール4では、基板Mの左右の中心に対して、各投影領域50が左右対称に位置するようにノズル部5が動作し、基板Mの左右の縁部が互いに同様に且つ並行して処理される。なお、これらの図7〜図9及び後述の図10、図11ではレジスト膜Rにグレースケールを付して示し、レジスト膜Rが除去された領域が明確になるようにしている。
先ず、投影領域50が基板Mの前方側の端部よりも若干前方の位置と、当該端部から後方側に距離L1だけずれた位置との間で、平面で見た基板Mの辺に沿って前後に往復移動するように、図6で説明したノズル本体部51が移動する。このノズル本体部51の移動中に、図6で説明した各吐出口からのシンナー及びN2ガスの吐出及び排気が行われ、基板Mの前方側の角部におけるレジスト膜Rが除去される(除去工程1)。このノズル本体部51の往復移動は、図7に示すように当該投影領域50の軌跡と、この軌跡に並行すると共に近接する基板Mの辺との距離が、予め設定された距離となるように行われる。この設定された距離を角部カット幅設定値L2とする。
然る後、各吐出口からのシンナー及びN2ガスの吐出及び排気が一旦停止し、続いて投影領域50が基板Mの後方側の端部よりも若干後方の位置と、当該端部から前方側に距離L1だけずれた位置との間で、前後に基板Mの辺に沿って往復移動するようにノズル本体部51が移動する。この移動中に、各吐出口からのシンナー及びN2ガスの吐出及び排気が行われ、基板Mの後方側の角部におけるレジスト膜Rが除去される(除去工程2)。このノズル本体部51の往復移動は、図8に示すように前方側の角部を除去するときと同様に、投影領域50の軌跡とこの軌跡に並行すると共に近接する基板Mの辺との距離が、上記の角部カット幅設定値L2となるように行われる。
然る後、各吐出口からのシンナー及びN2ガスの吐出及び排気が一旦停止し、続いて投影領域50が基板Mの前方側の端部よりも若干前方の位置と、基板Mの後方側の端部よりも若干後方の位置との間で前後に、基板Mの辺に沿って往復移動するようにノズル本体部51が移動する。この移動中に、各吐出口からのシンナー及びN2ガスの吐出及び排気が行われ、基板Mの辺全体に沿ってレジスト膜Rが除去される(除去工程3)。この投影領域50の往復移動は、図9に示すように投影領域50の軌跡とこの軌跡に並行すると共に近接する基板Mの辺との距離が、予め設定された距離となるように行われる。この設定された距離を主カット幅設定値L3とすると、当該L3は、上記の角部カット幅設定値L2より小さい。
然る後、各吐出口からのシンナー及びN2ガスの吐出及び排気が一旦停止し、支持板41により基板Mは、その向きが90°変更されて載置台43に載置され、除去工程1〜3が行われる。それによって、図10に示すように基板Mの周に沿って基板Mの表面の周端部のレジスト膜Rが環状に除去される。図中L4で示す基板Mの角部におけるレジスト膜Rが除去された領域の幅(角部カット幅とする)は、図7、図8で説明した角部カット幅設定値L2に対応する。また、図中L5で示す基板Mの角部以外の領域におけるレジスト膜Rが除去された領域の幅(主カット幅とする)は、図9で説明した主カット幅設定値L3に対応する。なお、上記のように基板Mの角部が円弧状に形成されるので、基板Mは正方形の基板に対して角端部が切り欠かれた形状となっている。仮にカット幅L2=L3とすると、その切り欠きに起因して基板Mの角部においてレジスト膜Rが残留し、レジスト膜が除去される環状領域が基板Mの全周に亘るように形成されないことが懸念されるために、上記のようにカット幅設定値をL2>L3として設定している。
(撮像モジュールの構成)
続いて、第1の撮像モジュールである前段撮像モジュール6について、図11の縦断側面図と、図12の横断平面図とを参照しながら説明する。この前段撮像モジュール6は、基板Mの異常を検出するために、上記のレジスト膜形成モジュール3でレジスト膜Rが形成され、レジスト膜除去モジュール4で処理する前の基板Mを撮像するモジュールである。
図中61は横方向に細長の筐体であり、当該筐体61の側壁には基板Mの搬送口62が形成されている。なお、この前段撮像モジュール6の説明においては、この筐体61の長さ方向の一端側を前方、他端側を後方とする。この前段撮像モジュール6の説明で用いる前後方向についても、図1、図2を参照して基板処理装置1の構成を説明するために用いた前後方向と一致してもよいし、不一致であってもよい。
図中63は、筐体61内において基板Mを水平に支持する支持部である。処理ブロックD2の搬送機構16により基板Mが当該支持部63に受け渡され、支持部63は基板Mの裏面の端部を支持する爪部631を備えている。支持部63は、接続部632を介して移動機構633に接続されており、この移動機構633によって筐体61内を前後に移動することができる。
図中64は照明であり、筐体61内の前後の中央部において、基板Mの移動路の上方に設けられており、その下方に設けられるハーフミラー65を介して、基板Mに光を照射する。図中66は筐体61内の後方側に設けられるカメラである。基板Mが支持部63により筐体61内を前方から後方へ移動する際に、ハーフミラー65に映された基板Mを間欠的にカメラ66が撮像することで、基板Mの表面全体が撮像される。そしてカメラ66は、そのように撮像することで取得した基板Mの画像データを制御部7に送信する。
ところで第2の撮像モジュールである後段撮像モジュール60は、撮像モジュール6と同様に構成されている。前段撮像モジュール6、後段撮像モジュール60により取得される基板Mの画像データを各々区別するために、前段撮像モジュール6により取得される画像データをレジスト膜除去前画像データ、後段撮像モジュール60により取得される画像データをレジスト膜除去後画像データと記載する場合が有る。
(制御部の構成)
続いて、基板処理装置1に設けられる制御部7について図13を参照して説明する。制御部7は例えばコンピュータにより構成されており、図中71はバスである。バス71にはプログラム格納部72、画像データ記憶部73、表示部74、パラメータ記憶部75が接続されている。また、バス71には、前段撮像モジュール6のカメラ66、後段撮像モジュール60のカメラ66が接続されており、制御部7はこれらのカメラ66から送信される画像データを取得し、当該画像データを画像データ記憶部73に記憶することができる。表示部74は、作業員が必要に応じて画像データ記憶部73に記憶された画像データを表示させて閲覧するためのディスプレイである。
さらにレジスト膜形成モジュール3、レジスト膜除去モジュール4などの上記の各モジュールがバス71に接続されており、これらのモジュール3、4ではパラメータ記憶部75に記憶される各種のパラメータに基づいて処理が行われる。上記のパラメータとしては、レジスト膜形成モジュール3におけるダンパー363の開度及び基板Mへのレジスト吐出後のスピンチャック31の回転数や、図7〜図9で説明したレジスト膜除去モジュール4の角部カット幅設定値L2及び主カット幅設定値L3が挙げられる。後述するように基板Mの検査が行われることで、これらのパラメータ記憶部75のパラメータは更新される場合がある。さらに、バス71には搬送機構14、16が接続され、基板Mの検査結果に応じて基板Mを搬送することができる。
上記のプログラム格納部72には、各モジュールでの基板Mの処理、各搬送機構14、16によるモジュール間における基板Mの搬送及び後述のフローで示す基板の検査が行えるように、命令(ステップ群)が組まれたプログラム76が格納されている。当該プログラム76によって制御部7から基板処理装置1の各部に制御信号が出力されることで、当該基板処理装置1の各部の動作が制御される。このプログラム76は、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスクまたはメモリーカードなどの記憶媒体に収納された状態でプログラム格納部72に格納される。
(基板処理装置1における基板Mの搬送経路)
キャリア11に格納されて基板処理装置1に搬送される複数の基板Mのうちの一部が、検査対象の基板として設定される。この検査対象として設定された基板Mの搬送経路と処理手順について、図14を参照しながら説明する。なお、この説明では、後述するように搬送中に取得される各画像データによって行われる検査において、基板Mは正常な基板として判定されるものとする。先ず、キャリア11に格納された基板Mは、紫外線照射モジュール15に搬送されて紫外線の照射を受けた後、受け渡しモジュールTRS1に搬送される。然る後、基板Mは、洗浄モジュール17に搬送されて洗浄された後、加熱モジュール21に搬送されて加熱され、さらにその後、冷却モジュールCPLに搬送されて冷却されて、所定の温度になるように調整される。
続いて、基板Mはレジスト膜形成モジュール3に搬送されて、レジスト膜Rが形成された後、前段撮像モジュール6に搬送されて第1の画像データであるレジスト膜除去前画像データが取得された後、レジスト膜除去モジュール4に搬送される。そして図7〜図9で説明したように除去工程1〜3が行われて基板Mの周縁部のレジスト膜Rが限定的に除去される。その後、基板Mは、後段撮像モジュール60に搬送されて第2の画像データであるレジスト膜除去後画像データが取得された後、加熱モジュール22に搬送されて加熱されてレジスト膜Rに残留するレジストの溶剤が除去される。然る後、基板Mは受け渡しモジュールTRS2を介してキャリア11に戻される。なお、検査対象として設定されていない基板Mについては、レジスト膜形成モジュール3による処理後、前段撮像モジュール6には搬送されずにレジスト膜除去モジュール4に搬送されること、及びレジスト膜除去モジュール4による処理後、加熱モジュール22に搬送されることを除いて、検査対象として設定された基板Mと同様に搬送されて処理される。
(レジスト膜除去前画像データに基づく検査及び対応)
レジスト膜除去前画像データを用いた検査の概要及び検査結果に基づく対応の概要を説明する。図15は、前段撮像モジュール6により取得されるレジスト膜除去前画像データの一例を示している。図中の点線の矢印の先には、画像から推定することができる基板Mの縦断面を示している。上記のようにレジスト膜形成モジュール3では遠心力により中心部に供給されたレジストを基板Mの周縁部へと展伸させてレジスト膜Rを形成するため、基板Mの表面の周端部には基板Mの周に沿った環状の隆起領域R1が形成される場合が有る。この隆起領域R1については例えば他の領域に比べて画像の輝度が低いので、後述の制御部7は当該隆起領域R1を識別可能であり、当該制御部7は隆起領域R1の幅L6を検出する。
レジスト膜除去モジュール4において図7〜図9で説明した除去工程1〜除去工程3を行って基板Mの周縁部のレジスト膜Rを除去するにあたり、上記の隆起領域R1にシンナーが吐出されると、当該隆起領域R1に衝突したシンナーが基板Mの中心部側へと飛散して欠陥となったり、シンナーの流れが不安定となることにより、平面で見たときのレジスト膜Rの縁部の直線性が低下したりするなどの異常が発生してしまう懸念が有る。そこで、図16の上段に示すようにレジスト膜除去前画像データから検出される隆起領域R1の幅L6≧角部カット幅設定値L2である場合、図16の下段に示すように角部カット幅設定値L2が隆起領域R1の幅L6よりA1大きくなるように当該角部カット幅設定値L2の補正候補値が算出される。A1は所定の正数である。
この角部カット幅設定値L2の補正候補値(=L6+A1)が許容値以下であれば、当該補正候補値をカット幅設定値L2と決定して、パラメータ記憶部75に記憶された角部カット幅設定値L2が決定した値に更新される。そして、レジスト膜除去前画像データを取得した基板M及び後続の基板Mについては、更新された角部カット幅設定値L2を用いて上記の除去工程1、2が行われる。ただし、角部カット幅設定値L2の補正候補値(=L6+A1)が許容値より大きい場合、当該L2に基づいて基板Mを処理すると必要なレジスト膜Rを除去してしまうことになる。従ってその場合は、パラメータ記憶部75に記憶された角部カット幅設定値L2の更新は行われず、レジスト膜除去前画像データを取得した基板Mが異常な基板として判定される。
同様に、図17の上段に示すようにレジスト膜除去前画像データから検出される隆起領域R1の幅L6≧主カット幅設定値L3である場合、図17の下段に示すように主カット幅設定値L3が隆起領域R1の幅L6よりA2大きくなるように当該主カット幅設定値L3の補正候補値が算出される。A2は所定の正数である。この主カット幅設定値L3の補正候補値(=L6+A2)が許容値以下であれば、当該補正候補値をカット幅設定値L3と決定して、パラメータ記憶部75に記憶された主カット幅設定値L3が決定した値に更新される。そして、レジスト膜除去前画像データを取得した基板M及び後続の基板Mについては、更新された主カット幅設定値L3を用いて上記の除去工程3が行われる。ただし、主カット幅設定値L3の補正候補値(=L6+A2)が許容値より大きい場合、当該L3に基づいて基板Mを処理すると必要なレジスト膜Rを除去してしまうことになる。従ってその場合は、パラメータ記憶部75に記憶された主カット幅設定値L3の更新は行われず、レジスト膜除去前画像データを取得した基板Mが異常な基板として判定される。このようにレジスト膜除去前画像データからは、隆起領域R1の幅L6に基づいて、基板Mが異常であるか否かの検査が行われる。
そして、上記のようにレジスト膜除去前画像データから基板Mが異常な基板と判定されると、パラメータ記憶部75におけるレジスト膜形成モジュール3のダンパー363の開度及びレジストの吐出終了後における当該レジストの流動性が比較的高い所定の時間帯におけるスピンチャック31の回転数が、各々所定の量上昇するように補正される。つまり、異常な基板と判定された基板Mの後続の基板Mに対しては、異常な基板と判定された基板Mとは異なる処理条件でレジスト膜Rが形成される。
上記のようにダンパー363の開度を上昇させるのは、カップ36の吸引口361からの排気流量を上昇させて基板Mの表面を当該基板Mの周端へと向かう気流の速度を高めることにより、基板Mの表面に供給されたレジストを基板Mの周端へと押しやり、当該隆起領域R1の幅L6の縮小化を図るためである。また、上記のようにスピンチャック31の回転数を上昇させるのは、基板Mの表面に供給されたレジストに作用する遠心力を上昇させて当該レジストを基板Mの周端へと押しやり、当該隆起領域R1の幅L6の縮小化を図るためである。
続いて、図17に示すフローチャートを参照して、以上のレジスト膜除去前画像データに基づいた検査と、検査に基づいて行われる対処とを順を追って説明する。先ず、前段撮像モジュール6にて基板Mが撮像され、レジスト膜除去前画像データが取得される(ステップS1)。この画像データにおいて、図15で説明した基板Mの周端部におけるレジスト膜Rの隆起領域R1の幅L6が検出される(ステップS2)。続いて、図16、図17で説明したように角部カット幅設定値L2及び主カット幅設定値L3について、各々隆起領域R1の幅L6より大きいか否かが判定される(ステップS3)。ステップS3で角部カット幅設定値L2及び主カット幅設定値L3が共に隆起領域R1の幅L6よりも大きいと判定された場合、レジスト膜除去前画像データが取得された基板Mは正常であると判定され(ステップS4)、検査が終了する。検査終了後、そのように正常であると判定された基板Mは、図14で説明したようにレジスト膜除去モジュール4へ搬送される。
ステップS3で、角部カット幅設定値L2及び主カット幅設定値L3の一方、または両方が幅L6より大きくないと判定された場合、そのように幅L6より大きくないと判定されたカット幅設定値L2、L3については、図16、図17で説明したように補正候補値(L2についてはL6+A1、L3についてはL6+A2)が算出され、さらに当該補正候補値が許容値以下であるか否かが判定される(ステップS5)。ステップS5で補正候補値が許容値以下と判定された場合には、補正候補値が算出されたL2及び/またはL3については、当該補正候補値となるようにパラメータ記憶部75に記憶される値が更新される(ステップS6)。そして上記のステップS4が実行される、即ち撮像された基板Mは正常であると判定されて検査が終了し、基板Mはレジスト膜除去モジュール4へ搬送される。
ステップS5で、補正候補値が許容値より大いと判定された場合には、撮像された基板Mは異常であると判定されて(ステップS7)、検査が終了する。このようにステップS7により基板Mが異常であると判定されると、既述のようにパラメータ記憶部75に記憶されるダンパー363の開度及びレジスト吐出後のスピンチャック31の回転数が更新される。
なお、上記のフローにおいては隆起領域R1の幅のみに基づいて基板Mが異常であるか否かが判定されるものとして説明しているが、レジスト膜除去前画像データからは、例えば基板Mの表面においてレジストが飛散したことによる欠陥の有無など、他の種類の異常の有無についても判定される。つまり、上記のステップS4で正常な基板と判定された場合であっても他の種類の異常が有ると判定された場合には、上記のステップS7が実行される。即ち、基板Mは異常な基板として判定される。そのように異常な基板と判定された基板Mについては、前段撮像モジュール6以降、搬送が予定されていたレジスト膜除去モジュール4、後段撮像モジュール60及び加熱モジュール22には搬送されずに、キャリア11に戻される。
(レジスト膜除去後画像データに基づく基板の検査及び対応)
続いて、図19のフローチャートを参照しながら後段撮像モジュール60から得られるレジスト膜除去後画像データに基づいた検査と、検査に基づいて行われる対処とを説明する。先ず、後段撮像モジュール60にて基板Mが撮像され、周端処理後画像データが取得される(ステップT1)。この画像データにおいて、図10で説明した角部カット幅L4及び主カット幅L5が検出される(ステップT2)。これらのカット幅L4、L5が、各々について設定される許容範囲に含まれるか否かが判定される(ステップT3)。
ステップT3において、カット幅L4、L5が共に許容範囲に含まれる場合は、画像データを取得した基板Mは正常な基板であると判定され(ステップT4)、検査が終了して、当該基板Mは既述のように加熱モジュール22へ搬送される。ステップT3においてカット幅L4及び/またはカット幅L5が許容範囲から外れていると判定された場合、L4、L5のうち許容範囲から外れたカット幅については、全て許容範囲より小さいか、あるいは許容範囲よりも大きいものが有るかが判定される(ステップT5)。
ステップT5において、許容範囲から外れたカット幅について全て許容範囲より小さいと判定された場合は、基板Mは、必要な領域のみならず不要な領域にもレジスト膜Rが残留している状態となっている。この場合、基板Mが正常であるか否かの判定は保留され、当該基板Mは周縁部のレジスト膜Rの除去の再処理を受ける基板と決定されて(ステップT6)、検査が終了する。ステップT5で許容範囲から外れたカット幅について許容範囲より大きいものが有ると判定された場合は、必要な領域のレジスト膜Rが除去された状態となっているため、この場合は基板Mが異常な基板であると判定されて(ステップT7)、検査が終了する。
なお、上記のフローでは、カット幅L4、L5に基づいてのみ基板Mが異常であるか否かが判定されるように説明したが、レジスト膜除去後画像データからは、例えば、シンナーが基板Mの中央部へ飛散することによるレジスト膜Rの溶解の有無、レジスト膜の端部の形状についての異常、レジスト膜Rが除去された領域におけるレジストの残渣の有無など、他の種類の異常の有無も判定される。即ち、上記のステップT4で正常な基板と判定されても他の種類の異常が有ると判定された場合にはステップT7が実行される。即ち、基板Mは、異常な基板と判定される。このように異常な基板と判定された基板Mについては、後段撮像モジュール60以降、加熱されてレジスト膜Rが除去し難くなることを防ぐために、搬送が予定されていた加熱モジュール22には搬送されずに、キャリア11に戻される。
上記のステップT6で基板Mが再処理を受けるように決定されると、当該基板Mは、後段撮像モジュール60から加熱モジュール22には搬送されずにキャリア11に戻され、然る後当該キャリア11から受け渡しモジュールTRS1を介してレジスト膜除去モジュール4に搬送される。その一方で、当該基板MについてステップT1で取得された画像データから、カット幅L4、L5が共に許容範囲に収まるように、カット幅設定値L2及び/またはL3の値が補正される。
即ち、上記のステップT3の判定で角部カット幅L4が許容範囲から外れているとされた場合は、パラメータ記憶部75に記憶される角部カット幅設定値L2を補正する。例えばL4の許容範囲内の所定の値をB1とすると、B1と画像データから取得された角部カット幅L4との差分値だけ角部カット幅L2を大きくする。同様に、ステップT3の判定で主カット幅L5が許容範囲から外れているとされた場合は、パラメータ記憶部75に記憶される主カット幅設定値L3を補正する。例えばL5の許容範囲内の所定の値をB2とすると、B2と画像データから取得された角部カット幅L5との差分値だけ角部カット幅L3を大きくする。
そして、基板Mはそのように補正されたカット幅設定値L2、L3に基づいてレジスト膜除去モジュール4で処理された後、再度後段撮像モジュール60に搬送され、上記のステップT1〜T6のフローが実行されて、基板Mが異常であるか否かが判定される。レジスト膜除去モジュール4による再処理を受けない基板Mと同様に、正常であると判定された場合には、加熱モジュール22を介してキャリア11に戻され、異常であると判定された場合には加熱モジュール22には搬送されずにキャリア11に戻される。
上記のレジスト膜除去前画像データによる検査及びレジスト膜除去後画像データによる検査によって、異常であると判定されてキャリア11に戻された基板Mについては、基板処理装置1の外部の処理装置に搬送されてレジスト膜Rの除去が行われる。さらに、そのようにレジスト膜Rが除去された基板MについてはSPM(硫酸及び過酸化水素水との混合液)を用いて洗浄処理が行われ、微細なレジストの残渣や有機物などの異物が確実に除去されるように処理される。キャリア11に格納されて基板処理装置1に再度搬送されて、処理を受ける。
ところで、そのように異常と判定された基板Mを、外部の処理装置に搬送することには限られない。異常と判定された基板Mは、例えば前段撮像モジュール6または後段撮像モジュール60からバッファモジュール23に搬送されて、当該モジュールに滞留される。そして、例えばレジスト膜形成モジュール3から当該モジュール3で処理を終えた基板Mが搬出されて、当該レジスト膜形成モジュール3に基板Mを搬入可能になると、異常と判定された基板Mが、バッファモジュール23から当該レジスト膜形成モジュール3に搬送される。そして、ノズル34からのシンナーの供給と、スピンチャック31の回転とにより、当該基板Mの表面全体にシンナーが供給されてレジスト膜Rが除去される。このようにレジスト膜Rが除去された後、基板Mには当該レジスト膜形成モジュール3においてレジスト膜Rが再度形成される。然る後、当該基板Mは、図14で説明したようにレジスト膜形成モジュール3の後段の各モジュールを順に搬送される。
例えば基板Mがフォトマスクの製造を目的としない基板(非製品基板とする)であり、フォトマスクを製造するための基板(製品基板とする)に比べて異物の付着が多くなることが許容される場合には、このように基板処理装置1の外部の処理装置で洗浄を行わずに、基板処理装置1内でレジスト膜Rを除去して、再度基板Mを処理することが装置1のスループットの低下を防ぐために有効である。非製品基板としては、例えば基板処理装置1の各モジュールにおいて、処理が適正に行われるか否かを確認するための基板が挙げられる。製品基板である基板Mが異常と判定された場合には、確実に異物を除去するために、上記のように基板Mを外部の処理装置に搬送して洗浄することが好ましい。
上記の基板処理装置1によれば、基板Mの表面にレジスト膜Rを形成後、前段撮像モジュールで当該基板Mの表面を撮像し、取得されたレジスト膜除去前画像データに基づいて、当該基板Mをレジスト膜除去モジュール4で除去するときに基板Mの表面の周縁部においてシンナーが吐出される位置が制御される。それによって、レジスト膜Rが除去される環状領域の幅が制御される。従って、基板Mの周縁部のレジスト膜Rの隆起領域R1に起因する異常の発生を抑えることができる。基板Mが上記の製品基板である場合には、当該製品基板から製造されるフォトマスクの品質を高めることができる。
さらに、後段撮像モジュール60で、レジスト膜除去モジュール4で処理済みの基板Mの表面を撮像し、取得された画像データに基づいて当該基板Mを再度レジスト膜除去モジュール4で処理するか、あるいはレジスト膜を除去するかが決定される。従って、レジスト膜を除去する基板Mの枚数が多くなることを防ぐことができるので、基板処理装置1における製品の生産性を高くすることができる。また、制御部7が各画像データを用いて検査を行うため、作業員が基板Mを目視して検査を行う場合に比べて検査に要する時間の短縮化を図ることができる。さらに作業員間における検査の精度のばらつきも発生しないので、当該検査精度の向上を図ることができる。
また、異常と判定された基板Mについては、レジスト膜形成モジュール3が使用可能になるまでバッファモジュール23に待機されるので、当該基板Mをキャリア11に戻す手間を省いてレジスト膜Rの再形成を速やかに行うことができる。従って、基板処理装置1のスループットの低下を抑えることができる。なお、ステップT6で周縁部のレジスト膜Rの除去の再処理を行うと決定された基板Mについても、後段撮像モジュール60からキャリア11に戻さず、当該バッファモジュール23に搬送して、当該バッファモジュール23で待機させるようにしてもよい。そして、レジスト膜除去モジュール4に搬送が可能になったらバッファモジュール23から、当該再処理を行うと決定された基板Mをレジスト膜除去モジュール4に搬送する。
ところで図7〜図9に示すようにレジスト膜Rの除去処理を行うにあたり、シンナー吐出中のノズル本体部51における前後の移動速度が大き過ぎたり、小さ過ぎたりすると、平面で見たレジスト膜Rの辺は直線にならずに波状に形成される。そこで、制御部7によってレジスト膜除去後画像データから、レジスト膜Rの辺がそのように波状に形成されたと判定された場合に、上記の移動速度が所定量上昇あるいは所定量低下するように、パラメータ記憶部75に格納されたノズル本体部51の前後の移動速度を規定するパラメータを更新するようにしてもよい。つまり、カット幅L4、L5に基づいてパラメータを更新することには限られない。
なお、既述の例では説明を容易にするためにレジスト膜Rの隆起領域R1の幅L6が基板Mの周の各部で均一なものとして説明しているが、実際にはばらつきが有るので、例えば基板Mの周の各部の幅L6の平均値を求め、この平均値に基づいてカット幅設定値L2、L3の補正を行ってもよい。また、図7〜図9で説明したようにシンナーを吐出するノズル本体部51を前後に動かす際に、画像データに基づいてノズル本体部51の吐出口53を左右にも動かすことで、吐出口53の基板Mへの投影領域50が、隆起領域R1から外れた位置に位置するようにして、レジスト膜Rの除去を行うようにしてもよい。
上記の各種のパラメータの変更は、連続して検査される基板の1枚のみが異常と判定されたときには行われず、複数枚続いて異常と判定されたときに行われるようにしてもよい。さらに、上記の例ではレジスト膜除去前画像データに基づいて基板が異常であると判定されたときにレジスト膜形成モジュール3のダンパーの開度及び基板Mの回転数を共に変更しているが、いずれか一方のみを変更するようにしてもよい。さらに基板Mに形成される塗布膜としてはレジスト膜Rに限られず、絶縁膜などであってもよい。なお、上記の各実施形態は適宜変更したり、組み合わせたりすることができる。
(評価試験)
本発明に関連して行われた評価試験について説明する。上記のレジスト膜除去モジュール4を用いて、基板Mの一辺に沿って表面のレジスト膜Rを除去した。この一辺におけるレジスト膜Rの隆起領域R1の幅L6は、当該一辺に沿った各位置で異なっている。そして、シンナーを吐出するノズル本体部51は前後方向に移動中、左右方向にも若干移動するように処理を行った。つまり上記のカット幅設定値L3が、基板Mの一辺に沿った各位置で異なるように処理を行った。処理後に、処理を行った基板Mの辺の近くのレジスト膜Rの端部について、辺に沿った各位置の状態を観察した。カット幅設定値L3の設定を変えて2回処理を行い、各回の処理を評価試験1−1、1−2とする。評価試験1−1は、評価試験1−2よりも基板Mの一辺の各位置におけるカット幅設定値L3が大きく設定されている。
図20のグラフは、上記の基板Mの一辺に沿った各位置について、隆起領域R1の幅L6を点線と円のプロットで、評価試験1−1のカット幅設定値L3を実線と四角のプロットで、評価試験1−2のカット幅設定値L3を鎖線と三角のプロットで夫々示したものである。グラフの横軸は、基板Mの一辺の一端を0mmとしたときの当該一端からの距離(単位:mm)を示している。グラフの縦軸は、上記の隆起領域R1の幅L6あるいはカット幅設定値L3を示しており、単位はmmである。
グラフに示すように評価試験1−1では基板Mの一辺の各位置でカット幅設定値が隆起領域R1の幅L6よりも大きい。従って、図6などで示したシンナー吐出口53の基板表面への投影領域50が、隆起領域R1から外れるように設定されている。この評価試験1−1においては、基板Mの辺に沿った各位置でレジスト膜Rの端部に異常は観察されなかった。また、グラフに示すように評価試験1−2では基板Mの一辺の各位置のうち、カット幅設定値が隆起領域R1の幅L6よりも小さくなる位置が有る。つまり、シンナー吐出口53の基板表面への投影領域50が隆起領域R1上に位置する場合が有る。この評価試験1−2においては、基板Mの辺に沿った各位置でレジスト膜Rの端部の形状が波状となり、異常となっていた。従って、この評価試験から図16、図17などで説明したように、カット幅設定値L2、L3の補正を行うことが有効であることが確認された。
M 基板
R レジスト膜
1 基板処理装置
3 レジスト膜形成モジュール
31 スピンチャック
4 レジスト膜除去モジュール
50 投影領域
53 シンナー吐出口
6 前段撮像モジュール
60 後段撮像モジュール
7 制御部
本発明の基板処理装置は、膜が形成された基板の表面を撮像して第1の画像データを取得するための第1の撮像モジュールと、
前記第1の画像データが取得された前記基板の表面の周縁部における膜を前記基板の周に沿って環状に除去するために、当該膜の除去液を供給する膜除去モジュールと、
前記基板の表面の前記膜が除去される環状領域を撮像して第2の画像データを取得するための第2の撮像モジュールと、
前記第1の画像データに基づいて、前記環状領域の幅が制御されるように制御信号を出力し、且つ前記第2の画像データに基づいて前記基板が異常であるか正常であるかを判定する制御部と、
を備える。
本発明の基板処理方法は、第1の撮像モジュールにより、膜が形成された基板の表面を撮像して第1の画像データを取得する工程と、
続いて、膜除去モジュールにより、前記第1の画像データが取得された前記基板の表面の周縁部における膜を前記基板の周に沿って環状に除去するために、当該膜の除去液を供給する膜除去工程と、
前記第2の撮像モジュールにより、前記基板の表面の前記膜が除去される環状領域を撮像して第2の画像データを取得する工程と、
制御部により、前記第1の画像データに基づいて、前記環状領域の幅を制御する工程と、
前記第2の画像データに基づいて前記基板が異常であるか正常であるかを判定する工程と、
を備える。

Claims (1)

  1. 膜が形成された基板の表面を撮像して第1の画像データを取得するための第1の撮像モジュールと、
    前記第1の画像データが取得された前記基板の表面の周縁部における膜を前記基板の周に沿って環状に除去するために、当該膜の除去液を供給する膜除去モジュールと、
    前記環状領域において前記膜が除去された前記基板の表面を撮像して第2の画像データを取得するための第2の撮像モジュールと、
    前記第1の画像データに基づいて、前記膜が除去される環状領域の幅が制御されるように制御信号を出力し、且つ前記第2の画像データに基づいて前記基板が異常であるか正常であるかを判定する制御部と、
    を備える基板処理装置。
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