JP2002360829A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002360829A
JP2002360829A JP2002114678A JP2002114678A JP2002360829A JP 2002360829 A JP2002360829 A JP 2002360829A JP 2002114678 A JP2002114678 A JP 2002114678A JP 2002114678 A JP2002114678 A JP 2002114678A JP 2002360829 A JP2002360829 A JP 2002360829A
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JP2002114678A
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English (en)
Inventor
Kunio Matsumoto
邦夫 松元
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定表示ランプの特定表示によって遊技者の
思考性を喚起し、遊技者が思考しながら興趣に優れたゲ
ームを行うことができるようにする。 【解決手段】 特定表示ランプ33と、始動手段14が遊技
球を検出したときに発生する発生乱数の内、特定乱数を
判定する乱数判定手段44とを備え、この乱数判定手段44
が特定乱数と判定したときに、変動図柄表示手段30が変
動動作を開始する前に特定表示ランプ33が特定表示を行
うようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機、アレンジ
ボール機等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の弾球遊技機、例えばパチン
コ機において、遊技盤に、複数個の図柄表示部を有する
変動図柄表示手段と、遊技球を検出して変動図柄表示手
段の各図柄表示部の図柄を一定時間変動させる始動ゲー
トとを備え、始動ゲートが遊技球の入球又は通過を検出
したときに、変動図柄表示手段の各図柄表示部の図柄を
変動させて、その変動後の停止図柄が予め定められた当
たり図柄の組み合わせとなったときに、大入賞手段を所
定回数開放するか、又は他の入賞手段に入賞した遊技球
がその内部の特別作動領域を通過した後、特定の始動ゲ
ートに遊技球が入賞することを条件に、その始動ゲート
に遊技球が入賞する毎に他の大入賞手段を所定回数開閉
する等、遊技者に利益を還元するようにしたものがあ
る。
【0003】変動図柄表示手段の変動制御に際しては、
例えば当たりの発生確率が1/150と仮定すると、乱
数発生手段で0〜149までの乱数を発生させておき、
始動ゲートが遊技球の入球又は通過を検出したときに、
その乱数を読み込んで乱数処理により変動図柄表示手段
の各図柄表示部の停止図柄を決定し、これに基づいて変
動図柄表示手段の各図柄表示部を一定時間変動させる制
御方法を採っており、始動ゲートが遊技球を検出する毎
に、これを繰り返すだけである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の変動図柄表示
手段を備えたパチンコ機では、通常、変動図柄表示手段
の各図柄表示部の図柄の変動処理を前述の如く乱数処理
によって行っており、予め定められた確率で当たりが発
生するようになっている。このため、パチンコ機によっ
ては、始動ゲートに遊技球が入り易いか否かの差はある
が、始動ゲートが遊技球を検出して変動図柄表示手段の
図柄の変動が続くならば、所定の確率で当たりが発生す
ることになる。
【0005】従って、変動図柄表示手段の変動動作があ
る程度続き、未だ当たりが発生していなければ、そのパ
チンコ機は、その後、変動図柄表示手段が数回乃至数十
回の変動動作を繰り返す間に、実際に当たりが発生する
か否かはともかくとして、確率的には当たりの発生する
可能性が徐々に高くなってくる。
【0006】しかし、従来のパチンコ機では、始動ゲー
トが遊技球を検出したときに、変動図柄表示手段の各図
柄表示部の図柄が一定時間変動する動作を繰り返すだけ
であるため、ゲーム中の遊技者は、ただ当たりの発生を
待つだけになり、ゲーム自体が非常に単調で思考性がな
く興趣に欠ける欠点がある。
【0007】本発明は、このような従来の課題に鑑み、
特定表示ランプの特定表示によって遊技者の思考性を喚
起し、遊技者が思考しながら興趣に優れたゲームを行う
ことができる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技盤5 に、
遊技球を検出する始動手段14と、この始動手段14が遊技
球を検出したときに乱数処理により複数個の図柄が一定
時間変動する変動図柄表示手段30とを備え、変動図柄表
示手段30の停止図柄が予め定められた組み合わせの当た
り図柄となったときに利益状態を発生させるようにした
弾球遊技機において、特定表示ランプ33と、始動手段14
が遊技球を検出したときに発生する発生乱数の内、特定
乱数を判定する乱数判定手段44とを備え、乱数判定手段
44が特定乱数と判定したときに、変動図柄表示手段30が
変動動作を開始する前に特定表示ランプ33が特定表示を
行うようにしたものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は本発明を採用したパチンコ機を示す。図1
において、1 は前枠で、パチンコ機本体2 の前面側に開
閉自在に枢着されている。前枠1 にはガラス扉3 及び前
面板4 が装着され、これらの後側に遊技盤5 が着脱自在
に装着されている。
【0010】前面板4 には上皿6 が装着され、この上皿
6 の前縁部に球払いレバーが設けられている。前枠1 の
下部には下皿7 と発射手段8 の操作ハンドル9 とが設け
られ、操作ハンドル9 を操作したときに、上皿6 から遊
技球が1個ずつ発射部に供給され、その遊技球を発射モ
ータの作動により遊技盤5 側に発射するようになってい
る。前枠1 の上部には大当たり表示ランプ10が設けられ
ている。
【0011】遊技盤5 の前面には、発射された遊技球を
案内するガイドレール11が環状に設けられている。そし
て、このガイドレール11の内側には、表示ユニット12、
ランプ風車13、始動ゲート14、入賞口16〜21、特定入賞
手段22、第3種始動手段(以下、第3種始動ゲートとい
う)23、大入賞手段24、コーナーランプ25等が装着さ
れ、またガイドレール11の外側には上部表示ランプ26及
び側部表示ランプ27が装着されている。
【0012】表示ユニット12は遊技盤5 の中央部に配置
され、この表示ユニット12の周辺部分に始動ゲート14、
入賞口16〜21、特定入賞手段22、第3種始動ゲート23、
大入賞手段24等が配置されている。表示ユニット12は、
図2に示すように、前方に突出する廂部28を有する表示
ケース29と、廂部28の下側で表示ケース29に上下に装着
された変動図柄表示手段30と、廂部28に設けられた始動
ゲート入賞個数表示ランプ31及びカウント表示ランプ32
を備えている。表示ケース29には、その廂部28に表示ラ
ンプ34が設けられると共に、変動図柄表示手段30の左右
両側に特定表示ランプ33が設けられている。
【0013】変動図柄表示手段30は、左右方向に3個の
図柄表示部39,40,41を備え、始動ゲート14を遊技球が通
過して、この始動ゲート14が遊技球を検出したときに、
後述の乱数処理により各図柄表示部39,40,41の表示図柄
が所定時間だけ変動するように構成されている。なお、
各図柄表示部39,40,41は、例えば0〜9までの数字図柄
を表示するようになっている。
【0014】始動ゲート14、特定入賞手段22、第3種始
動ゲート23、大入賞手段24は、1個又は複数個の表示ラ
ンプ35〜38を夫々備え、ゲーム中に所定の条件が満たさ
れたときに、点滅点灯又は連続点灯するようになってい
る。特定入賞手段22は、変動図柄表示手段30の各図柄表
示部39,40,41の停止図柄が「7・7・7」等の所定の組
み合わせの当たり図柄となったときに開放するようにな
っている。そして、この特定入賞手段22の内部は3分割
されており、その中央が特別作動領域42となっている。
【0015】図3は制御装置のブロック図である。図3
において、43は乱数発生手段で、例えば当たりの発生確
率が1/150のときには、0から149までの乱数を
発生するようになっている。この乱数発生手段43で発生
する乱数には、当たり乱数と外れ乱数とがあり、その外
れ乱数にはリーチ乱数とリーチ乱数以外の乱数とがあ
る。そして、当たり乱数は、0〜149までの乱数の内
の1個の乱数、例えば7と定められ、またリーチ乱数は
27と47の2個と定められている。
【0016】44は乱数判定手段で、始動ゲート14が遊技
球の通過を検出したときに、その検出時点の乱数を乱数
発生手段43から読み込んで、その乱数を判定する機能
と、その乱数が当たり乱数、リーチ乱数及び一定数の外
れ乱数であるか否かを判定する機能とを有する。
【0017】なお、一定数の外れ乱数とは、0〜149
までの150の乱数から当たり乱数の7、リーチ乱数の
27及び47を除いた147個の外れ乱数の内、ある一
定数の乱数、例えば17、37、57、67、77、及
び87の6個の乱数を言う。そして、この6個の外れ乱
数と当たり乱数及びリーチ乱数を特定乱数と言うものと
する。
【0018】45は変動処理手段で、各乱数に応じて変動
図柄表示手段30の各図柄表示部39,441の停止図柄が予め
指定されているので、乱数判定手段44での判定結果に従
って、そのときの乱数によって指定された図柄で各図柄
表示部39,40,41が停止するように、変動図柄表示手段30
の各図柄表示部39,40,41の図柄を一定時間だけ変動させ
るためのものである。また変動処理手段45は、各図柄表
示部39,40,41の図柄を左・右・中の順で停止させるよう
になっている。
【0019】なお、変動処理手段45では、乱数判定手段
44が当たり乱数と判定したときに、変動図柄表示手段30
の各図柄表示部39,40,41の図柄を例えば「7・7・7」
等の予め定められた組み合わせの当たり図柄で停止さ
せ、リーチ乱数と判定したときに、変動図柄表示手段30
の左右の2個の図柄表示部39,41 の図柄が一致し、中の
図柄表示部40の図柄のみが異なるように3個の各図柄表
示部39,40,41の図柄を停止させ、更にこれら以外の外れ
乱数のときには、変動図柄表示手段30の各図柄表示部3
9,40,41の全てを異なる図柄で停止させるようになって
いる。
【0020】46は図柄判定手段で、変動処理手段45での
変動処理時の乱数から変動図柄表示手段30の各図柄表示
部39,40,41の停止図柄を判定して、各停止図柄が当たり
図柄となる当たり時に特定入賞手段22を開放させるよう
になっている。
【0021】47は権利状態発生手段で、図柄判定手段46
が当たり図柄と判定して特定入賞手段22が開放し、且つ
遊技球がその特別作動領域42を通過したときに、遊技者
に有利な権利状態(大当たり状態)を発生させるように
なっている。即ち、権利状態発生手段47は、遊技球が特
定入賞手段22の特別作動領域42を通過すれば、その後、
第3種始動ゲート23に遊技球が入る毎に、大入賞手段24
を一定時間開放し、この大入賞手段24の開閉動作を最大
16回まで繰り返すようになっている。
【0022】48は表示制御手段で、始動ゲート14が遊技
球を検出したときに、その表示ランプ35を点灯させる機
能と、変動図柄表示手段30の変動動作中に表示ユニット
12の表示ランプ34を点滅点灯させる機能と、リーチ時に
ランプ風車13、コーナーランプ25、表示ランプ35〜38等
のランプ群50を点滅点灯させる機能と、乱数が当たり乱
数、リーチ乱数及び一定数の外れ乱数を含む特定乱数の
ときに、特定表示ランプ33を点滅点灯させる機能と、権
利状態発生手段47により権利状態が発生した大当たり時
に大当たり表示ランプ10を点滅点灯させる機能とを有す
る。
【0023】次に上記パチンコ機における動作について
説明する。
【0024】ゲームに際して、発射手段8 の操作ハンド
ル9 を操作すると、発射手段8 の発射動作に連動して発
射レールの発射位置に遊技球を1個ずつ供給し、その遊
技球をガイドレール11に沿って順次遊技盤5 の上部側に
発射させる。
【0025】そして、この遊技盤5 の上部側に発射され
た遊技球が遊技盤5 の盤面に沿って落下する間に、その
遊技球が始動ゲート14に入ると、変動処理手段45が働い
て変動図柄表示手段30の各図柄表示部39,40,41の図柄を
変動させ、所定の変動時間が経過したときに各図柄表示
部39,40,41の図柄を左・右・中の順に停止させる。
【0026】なお、図4のA及びBに示すように、始動
ゲート14が遊技球を検出すると、その表示ランプ35が点
滅点灯し、また図4のC及びDに示すように、変動図柄
表示手段30が変動動作をすると、その動作中、表示ラン
プ34が点滅点灯する。
【0027】乱数発生手段43は、常時、0から149ま
での乱数が発生しており、始動ゲート14が遊技球を検出
すると、その検出時点の乱数を乱数判定手段44が読み込
んで判定し、その乱数の判定結果に従って変動処理手段
45が変動処理を行い、変動図柄表示手段30の各図柄表示
部39,40,41の図柄を一定時間変動させる。そして、変動
後の各図柄表示部39,40,41の停止図柄は、当たり乱数の
ときには「7・7・7」となり、リーチ乱数のときには
左右の2個の図柄表示部39,41 の図柄が共に「7」とな
り、またリーチ乱数以外の外れ乱数のときには、これら
以外の外れ図柄を表示する。
【0028】この実施例では、当たりの発生確率が1/
150であり、リーチの発生確率が2/150であるの
で、始動ゲート14が遊技球を検出して変動図柄表示手段
30が作動しても、殆どの場合、各図柄表示部39,40,41の
停止図柄は外れ図柄となる。そして、遊技盤5 上の各表
示ランプ等の内、始動ゲート14が遊技球を検出したとき
に表示ランプ35が、また変動図柄表示手段30の作動中に
表示ランプ34が夫々点滅点灯するだけである。
【0029】このような動作を繰り返す間に、乱数発生
手段43から例えば乱数57が発生すると、この乱数57
は当たり乱数、リーチ乱数及び一定の外れ乱数を含む特
定乱数の中の1個であるので、乱数判定手段44が特定乱
数であることを判定し、この乱数判定手段44からの信号
によって表示制御手段48が働き、変動図柄表示手段30の
各図柄表示部39,40,41の図柄が変動し始めると同時に、
図4のEに示すように、変動図柄表示手段30の左右両側
にある各特定表示ランプ33が点滅点灯して特定表示を行
う。
【0030】しかし、このときの乱数57は外れ乱数で
あるため、変動図柄表示手段30の各図柄表示部39,40,41
が一定時間変動するだけであって、その停止図柄は外れ
図柄となる。
【0031】他の乱数17、37等の外れ乱数が発生し
たときにも、同様の動作をする。
【0032】また乱数27、47のリーチ乱数が発生し
たときには、乱数判定手段44からの信号で表示制御手段
48が働き、前述と同様に、変動図柄表示手段30の各図柄
表示部39,40,41が変動動作を開始すると同時に各特定表
示ランプ33が点滅点灯をする。ただ、このときの乱数
は、リーチ乱数であるため、変動図柄表示手段30の左右
の図柄表示部39,41 の図柄が共に「7」になり、リーチ
状態で停止する。
【0033】そして、左右の図柄表示部39,41 の図柄が
リーチ状態を表示すると同時に、図4のFに示すよう
に、コーナーランプ25、表示ユニット12の表示ランプ3
4、及びその周辺のランプを含むランプ群50が点滅点灯
を開始して、遊技者の当たり発生への期待感を高めて行
くように演出する。
【0034】なお、リーチ時には図柄表示部40は、図4
のCに点線で示すように、外れ時よりも長く変動して停
止する。しかし、停止図柄は外れである。
【0035】乱数発生手段43から当たり乱数が発生した
ときにも、同様にしてランプ群50が点滅点灯をする。そ
して、変動図柄表示手段30の各図柄表示部39,40,41の図
柄が一定時間変動した後、その停止図柄が「7・7・
7」の当たり図柄を表示する。
【0036】この種のパチンコ機では、乱数発生手段43
の乱数発生のタイミングが一定であり、また発射手段8
により遊技球を発射する間隔が略一定であるため、遊技
球が始動ゲート14を通過した時点で抽出した乱数にも一
定の周期性ができる傾向にある。
【0037】従って、外れ乱数ではあっても、特定乱数
の中のリーチ乱数又はこれに近い乱数が頻繁に出始める
と、現実に当たり乱数が発生するか否かはともかくとし
て、当たり乱数が発生する確率が非常に高くなる。
【0038】そこで、特定乱数が発生する都度、変動図
柄表示手段30の各図柄表示部39,40,41の変動中に、表示
ユニット12の特定表示ランプ33を点滅点灯させるように
すれば、常に表示状態の変化に注意を払いながらゲーム
を行っている遊技者の場合には、遊技者の思考性を喚起
することができ、遊技者は思考しながら興趣に優れたゲ
ームを行うことができる。
【0039】即ち、遊技者は、特定表示ランプ33が点滅
点灯することの意味合いは全く知り得ないとしても、特
定表示ランプ33の点灯によって何等かの変化が起こりつ
つあることを感知し、その点灯の原因、条件等を色々と
推測し思考して、遊技者自身で当たりの発生に対する期
待感を高めながらゲームを行うことになり、思考性を伴
ないつつゲームを行うことができる。
【0040】しかし、特定乱数の中には、当たり乱数以
外に、リーチ乱数を含む8個の外れ乱数があるので、変
動図柄表示手段30の作動前に特定表示ランプ33が点滅点
灯し始めても、必ずしも直ちに当たりが発生するもので
はなく、殆どの場合には遊技者の期待感に反して外れと
なる。
【0041】従って、当たり乱数のみを特定乱数とする
場合、又は当たり乱数とリーチ乱数とを特定乱数とする
場合であれば、遊技者の経験等から、特定表示ランプ33
が点滅点灯する意味合いを遊技者に簡単に察知されるこ
とになるが、特定乱数の中にリーチ乱数と一定数の外れ
乱数を含んでいるので、遊技者の思考性を喚起させるも
のの、直ちに察知されることはなく、却ってゲーム攻略
への意欲と期待感を喚起し、興趣に溢れたゲームを行う
ことができる。
【0042】変動処理手段45が変動処理を開始すると、
図柄判定手段46が変動図柄表示手段30の各図柄表示部3
9,40,41の停止図柄を判定する。そして、各図柄表示部3
9,40,41の停止図柄が当たり図柄となる当たり乱数以外
であれば、図柄判定手段46が外れと判定するので、特定
入賞手段22は開放しない。
【0043】変動図柄表示手段30の各図柄表示部39,40,
41が当たり図柄で停止すると、図柄判定手段46からの信
号によって特定入賞手段22が開放し、遊技球がその特別
作動領域42を通過したときに権利状態発生手段47が働い
て、遊技者に有利な権利状態、即ち、大当たり状態を発
生させる。即ち、遊技球が特定入賞手段22の特別作動領
域42を通過すれば、その後、第3種始動ゲート23に遊技
球が入る毎に、大入賞手段24が一定時間開放し、この大
入賞手段24が開閉動作を最大16回まで繰り返すので、
大入賞手段24に多数の遊技球が連続して入ることにな
り、遊技者に非常な利益を還元する。
【0044】一方、この大当たりが発生すれば、表示制
御手段48を介して大当たり表示ランプ10が点滅点灯する
と共に、遊技盤5 側のコーナーランプ25、その他の各表
示ランプ33が点滅点灯する。
【0045】なお、この実施例では、遊技盤5 に、遊技
球を検出する始動手段14と、この始動手段14が遊技球を
検出したときに乱数処理により複数個の図柄が一定時間
変動する変動図柄表示手段30とを備え、変動図柄表示手
段30の停止図柄が予め定められた組み合わせの当たり図
柄となったときに利益状態を発生させるようにした弾球
遊技機において、遊技盤5 に液晶式の画像表示手段を設
け、変動図柄表示手段30の変動動作毎に、始動手段14が
遊技球を検出したときに発生する発生乱数の内、変動図
柄表示手段30の停止図柄が予め定められた組み合わせの
当たり図柄になるときの当たり乱数と、1個の図柄が当
たり図柄と異なるリーチ図柄となるときのリーチ乱数
と、当たり図柄及びリーチ図柄以外の外れ図柄となると
きの外れ乱数の一部の外れ乱数とを含む特定乱数の有無
を判定する乱数判定手段44と、この乱数判定手段44が特
定乱数と判定したときに、変動図柄表示手段30の変動動
作の停止前に画像表示手段に特定の画像を表示させる表
示制御手段48とを備えている。
【0046】また液晶式の画像表示手段に遊技者に対し
て思考性を喚起させる特定の画像を表示するようにして
いる。更に液晶式の画像表示手段により変動図柄表示手
段30を兼用するようにしている。また変動図柄表示手段
30の変動動作中に前記液晶式の画像表示手段が前記特定
画像を表示するようにしている。
【0047】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はこの実施例に限定されるものではない。例えば、実
施例では、当たりの発生確率を1/150として、特定
乱数に当たり乱数を1個、リーチ乱数を2個、外れ乱数
を6個設定しているが、その各個数はゲーム構成の全体
の中で適宜決定すれば良い。
【0048】また特定乱数のときには、変動図柄表示手
段30の各図柄表示部39,40,41の図柄が変動し始めると同
時に、特定表示ランプ33が点滅点灯を開始することとし
ているが、変動図柄表示手段30が変動動作を開始する前
に特定表示ランプ33が点滅するように構成しても良い。
【0049】要するに、特定乱数のときに、遊技者にイ
ンパクトを与え得るタイミングで特定表示ランプ33を点
滅させれば十分である。なお、特定表示ランプ33は連続
点灯させるようにしても良い。
【0050】更に、実施例では、変動図柄表示手段30の
近傍の特定表示ランプ33を点滅させるようにしている
が、その位置は特に限定されるものではない。
【0051】また特定乱数のときに、特定表示ランプ33
を点滅点灯させると同時に、スピーカーから効果音を発
生させるようにして、視覚と聴覚との双方から遊技者の
注意を喚起するようにしても良い。
【0052】実施例では、特定位置の表示手段として、
特定表示ランプ33を例示しているが、変動図柄表示手段
30を兼用する液晶式の画像表示手段を用い、特定乱数が
発生したときに、その画像表示手段に特定の画像、例え
ば鼠が走る画像等を表示させるようにしても良い。
【0053】始動手段は、遊技球が上から下に通過する
始動ゲート14の他、入球した遊技球を遊技盤5 の後側に
通過させる入球口によって構成しても良い。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、遊技盤5 に、遊技球を
検出する始動手段14と、この始動手段14が遊技球を検出
したときに乱数処理により複数個の図柄が一定時間変動
する変動図柄表示手段30とを備え、変動図柄表示手段30
の停止図柄が予め定められた組み合わせの当たり図柄と
なったときに利益状態を発生させるようにした弾球遊技
機において、特定表示ランプ33と、始動手段14が遊技球
を検出したときに発生する発生乱数の内、特定乱数を判
定する乱数判定手段44とを備え、乱数判定手段44が特定
乱数と判定したときに、変動図柄表示手段30が変動動作
を開始する前に特定表示ランプ33が特定表示を行うよう
にしているので、特定表示ランプ33の特定表示によって
遊技者の思考性を喚起することができ、遊技者は常に思
考しながら興趣に優れたゲームを行うことができる。し
かも、特定乱数にはリーチ乱数以外の一部の外れ乱数を
含ませているので、特定表示の意味合いを遊技者に直ち
に察知されることがなく、ゲームに対する思考性が更に
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すパチンコ機の正面図で
ある。
【図2】本発明の一実施例を示す表示ユニットの正面図
である。
【図3】本発明の一実施例を示す制御系のブロック図で
ある。
【図4】本発明の一実施例を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
5 遊技盤 12 表示ユニット 14 始動手段 30 変動図柄表示手段 43 乱数発生手段 44 乱数判定手段 48 表示制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤(5) に、遊技球を検出する始動手
    段(14)と、この始動手段(14)が遊技球を検出したときに
    乱数処理により複数個の図柄が一定時間変動する変動図
    柄表示手段(30)とを備え、変動図柄表示手段(30)の停止
    図柄が予め定められた組み合わせの当たり図柄となった
    ときに利益状態を発生させるようにした弾球遊技機にお
    いて、特定表示ランプ(33)と、始動手段(14)が遊技球を
    検出したときに発生する発生乱数の内、特定乱数を判定
    する乱数判定手段(44)とを備え、乱数判定手段(44)が特
    定乱数と判定したときに、変動図柄表示手段(30)が変動
    動作を開始する前に特定表示ランプ(33)が特定表示を行
    うようにしたことを特徴とする弾球遊技機。
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