JP2002360182A - 大豆蛋白含有シート状食品の製造方法 - Google Patents
大豆蛋白含有シート状食品の製造方法Info
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Abstract
品)の製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明のシート状食品の製造方法は、大
豆蛋白含有生地を、ドラムドライヤーを用いてシート状
に成形することからなる。当該大豆蛋白含有生地は、保
湿剤、食用油脂、炭水化物及び/又は食物繊維を含有し
ていてもよい。本発明によれば、大豆蛋白を高度に含有
したシート状食品(湯葉様食品)を簡便に製造すること
ができる。更に、他の栄養成分及び/又は食品素材を含
有させることができ、変化をもたせた食品を得ることが
できる。従って、本発明により得られる食品は、種々の
調理素材、菓子及びその素材などとして広く利用するこ
とができる。
Description
状食品(湯葉様食品)の製造方法に関する。さらに詳細
には、大豆蛋白を含有し、湯葉様食品、各種調理材料等
として利用されるシート状食品の製造方法に関する。
アミノ酸のバランスが際立って優れており、栄養価が高
いことなどから、蛋白源として大豆蛋白を含有する高蛋
白食が種々検討されている。また、大豆には、動脈硬化
抑制作用や骨粗鬆症抑制作用を有するイソフラボンが含
まれており、係る疾患を防止する食品としても注目され
ている。大豆蛋白を用いた食品としては豆腐が最も広く
知られているが、豆腐は水分含量が極めて高く、単位重
量当たりの蛋白含量が低い問題がある。大豆蛋白を高度
に含有するシート状食品としては湯葉が知られている。
湯葉は調理性に優れるので、種々の食品の素材として用
いられており、また大豆蛋白のみならず、脂質、炭水化
物なども高度に含有しており、栄養バランスの優れた食
品である。例えば、湯葉は水分含量5〜60%、脂質を
1とする蛋白質、炭水化物の組成は、蛋白質:脂質:炭
水化物=1.6〜1.9:1:0.3〜0.32であ
り、蛋白質、脂質及び炭水化物をバランスよく含有す
る。
は、栄養バランスの優れた食品として知られているが、
その製造には多くの問題がある。即ち、湯葉は、豆乳を
加熱して液の表面に形成された皮膜をすくい上げること
により製造される。しかし、この方法は量産性に欠ける
ため、湯葉は家内的な規模で生産されているのが現状で
ある。更に、湯葉をとった後の豆乳廃液は高蛋白廃液で
あるので、その処理にも問題がある。また、生湯葉は保
存性に欠け、長期間保存することが困難である。一方、
乾燥湯葉は脆く、壊れ易い欠点がある。また、湯葉は脂
質含量が高いことから、最近では脂質含量の低い湯葉様
食品も望まれている。更に、湯葉は、他の栄養成分や食
品素材を含有させ難く、変化に乏しいという欠点もあ
る。
また調理性も良好であるが、生産性、保存性などに種々
の問題が多くあり、簡便な大豆蛋白含有シート状食品の
製造方法が要望されていた。本発明はかかる問題を解消
するためになされたもので、簡便であり且つ風味、食感
及び栄養バランスに優れ、更に種々の食感、形態の食品
を得ることができる大豆蛋白含有シート状食品の製造方
法を提供することを目的とする。
なされた本発明は、 (1)大豆蛋白含有生地を、ドラムドライヤーを用いてシ
ート状に成形することを特徴とする大豆蛋白含有シート
状食品の製造方法; (2)大豆蛋白含有生地の大豆蛋白と水の重量比が0.1
〜0.6:1である上記(1)記載の大豆蛋白含有シート
状食品の製造方法; (3) 生地が、保湿剤、食用油脂、炭水化物及び/又は食
物繊維を含有する上記(1)又は(2)に記載の大豆蛋白含有
シート状食品の製造方法; (4) 生地中の大豆蛋白、脂質及び炭水化物の組成比がそ
れぞれ1.2〜3.0:1:0.2〜0.6(重量比)
である上記(1)〜(3)の何れかに記載の大豆蛋白含有シー
ト状食品の製造方法;である。
発明で用いられる大豆蛋白含有生地に含まれる大豆蛋白
としては、加水加熱処理によりゲルを形成することので
きる大豆蛋白であれば何れのものも使用することがで
き、例えば、分離大豆蛋白、大豆粉、脱脂大豆、豆乳な
どが挙げられる。これらの大豆蛋白は2種以上を併用し
てもよい。特に、蛋白含量が高く、ゲル化性に優れると
共に白色度、無臭性などの面から分離大豆蛋白(蛋白含
量、通常85〜90%)を使用するのが好ましい。分離大豆
蛋白の粒度などは特に限定されず、市販の分離大豆蛋白
を使用することができ、例えば、ニューフジプロSE、
R、K及びV(商品名、何れも不二製油社製)などが例
示できる。また、大豆由来のイソフラボン、ビタミン
類、食物繊維などを多く含有していることから、大豆粉
も好ましい原料である。大豆粉は、口当たりなどの点か
ら、微粉末としたものが好ましい。また、大豆粉は、分
離大豆蛋白に比べると蛋白含量が低くゲル化性に劣るの
で、分離大豆蛋白と併用するのが好ましい。大豆粉は、
大豆蛋白中、20〜50重量%(本明細書において、特
に明示のない限り%は重量%を意味する)程度、好まし
くは30〜40%程度と調整される。
上記の大豆蛋白と水とを常法に準じて混合して調製され
る。大豆蛋白と水との混合比は、所望するシート状食品
の性状、形態により適宜調整することができるが、一般
に、大豆蛋白:水=0.1〜0.6:1(重量比、以下
同様)程度、好ましくは0.15〜0.5:1程度、よ
り好ましくは0.2〜0.4:1程度となるように調整
される。大豆蛋白/水比が0.1未満であると、ドラム
ドライヤーで加熱した際の膜形成が困難になることがあ
る。また、大豆蛋白/水比が0.6を超えると、生地の
流動性が少なくなり、操作性に劣ることがある。なお、
大豆蛋白の原料として豆乳を使用する場合、通常の方法
で得られた豆乳は蛋白含量が低いことがあるので、係る
場合には、豆乳を濃縮する方法;分離大豆蛋白などの大
豆蛋白を添加する方法などにより蛋白濃度を調整して使
用するのが好ましい。
品成分を含有させてもよい。係る食品成分としては、例
えば、保湿剤、食用油脂、炭水化物、食物繊維などが挙
げられる。保湿剤は、本発明の食品に適度な湿度を保持
させると共に柔軟性を付与するために使用される。係る
保湿剤としては、保湿効果を有する食品添加物であれば
特に限定されないが、例えば、グリセリン、ソルビトー
ル、トレハロースなどのポリオール類が好適に使用され
る。生地に保湿剤を添加する場合、当該保湿剤の添加量
は適宜設定することができるが、生地の総重量に対し
て、一般に1〜20%程度、好ましくは2〜15%程
度、より好ましくは3〜13%程度に調整される。保湿
剤含量が1%未満では保湿剤を添加した効果が発現し難
く、また20%までで十分に効果を発現するので、それ
を超える添加は必要がない。
・食感を付与するために添加される。係る食用油脂とし
ては、植物性油脂及び動物性油脂の何れも使用できるが
コレステロール含量の少ない植物性油脂が好ましく、例
えば、コーンサラダ油、大豆油、ナタネ油、綿実油、パ
ーム油、糠油、サフラワー油、ゴマ油などが挙げられ
る。生地に食用油脂を添加する場合、当該油脂の添加量
は適宜設定することができるが、生地の総重量に対し
て、一般に0.5〜15%程度、好ましくは0.8〜1
3%程度、より好ましくは1〜10%程度に調整され
る。食用油脂脂含量が0.5%未満では油脂を添加した
効果が発現し難く、また15%を超えると得られた食品
が油っぽくなり、嗜好性に問題を生じるおそれがある。
・食感を付与するために添加される。係る炭水化物とし
ては、糖質を主成分とするものであれば特に限定されな
いが、例えば、澱粉(ジャガイモ澱粉、コーンスター
チ、サツマイモ澱粉、加工澱粉、小麦粉、米粉等)、プ
ルラン、デキストランなどが挙げられる。生地に炭水化
物を添加する場合、当該炭水化物の添加量は適宜設定す
ることができるが、生地の総重量に対して、一般に0.
3〜10%程度、好ましくは0.5〜5%程度、より好
ましくは1〜3%程度に調整される。
包含される。餡を含有する本発明のシート状食品は、従
来の大豆蛋白含有シート状食品と異なった新たな風味・
食感を有し、菓子、食品素材として広く利用することが
できる。当該餡としては、従来から使用されている赤
餡、白餡の他、当該餡に各種の添加物を加えたかぼちゃ
餡、伊予柑餡、抹茶餡なども利用することができる。生
地に餡を含有させる場合、当該餡の添加量は適宜設定す
ることができるが、生地の総重量に対して、一般に20
〜40%程度、好ましくは25〜35%程度、より好ま
しくは30%程度に調整される。餡含量が20%未満で
は餡を添加した効果が発現し難く、また40%を超える
とシート状に成形することが困難になるおそれがある。
場合には、使用される生地中の大豆蛋白、脂質及び炭水
化物をその組成比がそれぞれ1.2〜3.0:1:0.
2〜0.6、より好ましくは1.5〜2.0:1:0.
3〜0.5に調整するのが好ましい。湯葉様食品とする
場合、脂質1に対する大豆蛋白の量比が1.2未満で
は、最終製品の食感が油っぽくなり、また3.0を超え
ると均一な生地になり難い問題がある。また、脂質1に
対する炭水化物の量比が0.2未満では、ドラムドライ
ヤーで加熱したときに組織が空洞化し易く、また0.6
を超えると加熱後の製品が堅くなるおそれがあり好まし
くない。
れば可溶性及び不溶性の何れの食物繊維源も使用するこ
とができ、例えば、食物繊維を主成分とするポリデキス
トロース(食物繊維含量90%以上)、コーンファイバー
[例えば、日食セルファー(商品名)、食物繊維含量85
%以上]、ビートパルプなどが例示される。従来の湯葉
は繊維分の含量が低いが、本発明によれば、繊維分を多
く含有させることができる。生地に食物繊維を添加する
場合、当該食物繊維の添加量は適宜設定することができ
るが、生地の総重量に対して、一般に0.3〜5%(重
量%、以下同様)程度、好ましくは0.5〜3%程度、
より好ましくは1〜2%程度に調整される。
ス、食品の形態等に応じて、食品業界で慣用されている
種々の添加物を加えてもよい。このような添加物として
は、例えば、種実類、海藻類、葉類、食物繊維、魚肉す
り身、卵成分、食品添加物などが挙げられる。これらの
成分を添加することにより、従来の湯葉では得られない
食感、風味、色調を有する湯葉様食品が得られ、食品素
材としての利用範囲を広げることができる。
アナッツ、アーモンド、麻の実、カシューナッツ、かぼ
ちゃの種、かやの実、ぎんなん、くり、くるみ、ココナ
ッツ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、松の実、落花生等
が挙げられ、特にビタミン類を含有するゴマ、コレステ
ロール含量の少ないマカデミアナッツが好適に用いられ
る。これらの種実類はスライス片、砕片などの形態で使
用される。
カメなどが挙げられる。海藻類はミネラル分を多く含有
するので、海藻類の添加により栄養バランスの改善を図
ることができる。これらの海藻類は、生藻を適当な大き
さにカットし、ブランチング処理(短時間の熱水浸漬処
理)を行った後、凍結乾燥などの低温乾燥を行い、次い
で細断又は粉末化したものが好適に使用される。ブラン
チング処理を行うことにより、海藻類は色調が鮮やかに
なると共にその色調を長期間維持することができ、また
海藻類中の熱不安定性酵素が失活するので海藻類の変質
を抑制することができる。
葉、蓬などが挙げられる。これらの葉類には、β−カロ
チン、フラボノイド、スパーオキサイドディスムターゼ
などのような健康を維持する上で有用な各種成分が含ま
れており、健康の維持を図る上で有用である。これらの
葉類はそのまま生地に添加することもできるが、上記海
藻類と同様に、ブランチング処理した後、凍結乾燥など
の低温乾燥を行い、次いで細断又は粉末化したものが好
適に使用される。
どの魚肉すり身(冷凍物を含む)、卵白、卵黄、全卵な
どの卵成分を添加することもできる。また、生地には、
食塩、グルタミン酸ソーダ、イノシン酸ソーダ、グアニ
ル酸ソーダ、砂糖、水飴、スィートオリゴ、オリゴ糖蜜
液等の調味料、クエン酸、リンゴ酸等の酸味剤、アルギ
ン酸ナトリウム等の糊料、ビタミンA、ビタミンB類、
ビタミンE、ビタミンK等のビタミン類、乳酸カルシウ
ム、軽質炭酸カルシウム、グルコン酸亜鉛、硫酸亜鉛、
グルコン酸銅、硫酸銅等のミネラル類、この分野で慣用
の食品添加物を適宜加えてもよい。
料の混合順序を適宜変更することにより種々の方法を採
り得るが、例えば、まず所定量の水を混練器に仕込み、
次いで大豆蛋白を徐々に添加して混練した後、更に保湿
剤、食用油脂、炭水化物及び/又は食物繊維を徐々に添
加して十分に混練して均一な生地とする。なお、前記の
添加物、調味料等は、所望に応じて、大豆蛋白等の添加
時に添加することができる。なお、生地中の非水成分含
量(水以外の成分の含量を示す)は、20〜50%程
度、好ましくは30〜45%程度に調整するのが好まし
く、非水成分含量が20%未満であると水分が多く、シ
ート形成が困難になることがあり、また非水成分含量が
50%を超えると生地の流動性が損なわれ、操作性に欠
けることがある。
ヤーを用いてシート状に成形される。加熱されたドラム
間を生地が通過する際に、シート状に圧延され、ドラム
の熱により大豆蛋白が変性すると共に水分が蒸発して乾
燥し、シート状の皮膜が形成される。なお、本発明にお
いてシート状は平板状を意味し、フィルム状、シート状
の形状のみならず、ある程度の厚みを有するものも包含
され、表面が凹凸を有していてもよい。ドラムドライヤ
ーは、この分野では慣用の乾燥手段であり、広く知られ
ている。ドラムドライヤーとしては、単一ドラム、複式
ドラム、並列ドラムの何れの形式を用いてもよいが、複
式ドラムを用いるのが好ましい。なお、ドラムとして、
フッ素樹脂コーティングされたドラムを使用すれば、ド
ラムへのシートの巻きつきを防止することができる。
込みヒーターで加熱しておき、二つのドラム間に適当な
距離をとって配置する。この状態で前記の生地をドラム
間に供給する。生地は短時間に加熱・乾燥され、シート
状に成形され、ドラムに巻きつくので、ナイフで剥が
し、適当な大きさに切断することにより、本発明のシー
ト状食品が得られる。上記のドラム温度としては、生地
がシートに成形され得る温度であれば特に限定されない
が、通常105〜160℃程度、好ましくは110〜1
50℃程度、より好ましくは120〜145℃程度に設
定される。ドラム間の距離も、所望されるシート状食品
の厚さ、柔軟性などにより適宜調整することができる
が、通常0.1〜5mm程度、好ましくは0.5〜1m
m程度、より好ましくは1mm程度に調整される。同様
に、ドラムの回転速度も、所望されるシート状食品の性
状に応じて適宜調整することができる。得られるシート
状食品の厚さは特に限定されず、用途などに応じて適宜
調整することができるが、通常0.5〜1mm程度とさ
れる。なお、ドラムドライヤーは多段式であってもよ
い。即ち、第1のドラムドライヤーから排出されたシー
トを第2のドラムドライヤーにかけることにより、厚さ
の均一化が図れるとともに滑らかな表面を有するシート
を得ることができる。
・食感を有する食品であり、加熱条件、水分含量、添加
剤種などを調整することにより、柔軟性を有するシート
からパリパリとしたクリスピイなシートまで調製するこ
とができ、適当な大きさにカットし、包装することによ
り製品化される。得られたシートの水分含量は、生地の
水分含量、加熱時間、所望する性状などにより適宜設定
することができるが、通常15重量%以下、好ましくは
10重量%程度とされる。また、本発明の湯葉様食品
は、高温のドラムドライヤーで加熱乾燥されており、滅
菌されているので、冷蔵又は冷凍保存することができ、
特にトレハロース、グリセリンなどの保湿剤を含有する
食品は風味・食感などを損なうことなく長期間安定に保
存することができる。本発明のシート状食品は、種々の
料理の素材、和菓子の製造素材などとして広く利用する
ことができ、例えば、煮物、湯葉春巻き、湯葉シューマ
イ、湯葉ソーメン、油揚げ、饅頭の皮などの素材として
利用される。
白を高度に含有したシート状食品(湯葉様食品)を簡便
に得ることができる。また、他の栄養成分及び/又は食
品素材を含有させることができ、更に食感、形状などを
適宜変更できるので、変化をもたせた食品を得ることが
できる。従って、本発明により得られる食品は、種々の
調理素材、菓子及びその素材などとして広く利用するこ
とができる。
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。 実施例1 混練器に水1320g、フジプロSE(商品名、分離大
豆蛋白)180g、胡麻油130g、水飴90g及びグ
リセリン90gを仕込み、激しく攪拌して乳化液を調製
した。更に、フジプロSE160g及びコーンスターチ
70gを徐々に添加し、十分に混練して生地を得た。上
記で得られた生地を、ドラムがフッ素樹脂加工された並
列式ドラムドライヤー(ドラム設定温度:115℃、ド
ラム間隔:1mm、ドラム回転速度:0.6rpm、ド
ラムサイズ:直径200mm、長さ200mm、フッ素
樹脂コーティングドラム)に供給し、ドラム間を通過さ
せてシート状とすることにより、本発明のシート状食品
を得た。得られた食品は、淡黄色をした柔軟性を有する
湯葉様食品であり、従来の湯葉と同様に野菜類と共に煮
物に調理したところ、良好な風味・食感を有する食品で
あった。
サラダ油180g及びグリセリン90gを仕込み、激し
く攪拌して乳化液を調製した。更に、フジプロSE21
0g及び馬鈴薯澱粉54gを徐々に添加し、十分に混練
して生地を得た。上記で得られた生地を、実施例1と同
様にして、並列式ドラムドライヤーに供給し、ドラム間
を通過させてシート状とすることにより、本発明のシー
ト状食品を得た。
で、生地の調製及びドラムドライヤーでの成形を行い、
シート状食品を得た。
封後、庫内温度−80℃のコンタクトフリーザー内に5
分間放置し急速凍結させ、次いで庫内温度−18℃の冷
凍庫に2週間保存したが、外観上の変化は観察されなか
った。また、冷凍した湯葉様食品を解凍後、実施例1と
同様に煮物に調理したが、冷凍前と同様に良好な風味・
食感を有していた。
加えて溶解させる。次いで攪拌下に、大豆粉80g、フ
ジプロSE380g、プルラン10g及び食物繊維(ビ
ートパルプ)12gを徐々に添加し、十分に混練した。
更に、コーンサラダ油20gを徐々に添加し、混練して
均一な生地を得た。上記の生地を、複式ドラムドライヤ
ー(ドラム設定温度:145℃、ドラム間隔:1mm、
ドラム回転速度:0.6rpm、ドラムサイズ:直径2
00mm、長さ200mm、フッ素樹脂コーティングド
ラム)に供給し、ドラムで加熱・乾燥してシート状に成
形された本発明のシート状食品を得た。上記で得られた
シートは淡黄色をした湯葉様食品であり、従来の湯葉と
同様に調理して食したところ、良好は食感・風味を有し
ていた。
で、生地及びシート状食品を調製した。得られた食品
は、実施例8で得られた食品と同様な性状を有してい
た。
CL210g、胡麻油210g、ソルビトール210
g、グリセリン270g及び食物繊維12gを仕込み、
十分に混練して生地を得た。この生地に、かぼちゃ餡5
00gを加え、更に十分に混練して餡入り生地を得た。
上記で得られた生地を、ドラムがフッ素樹脂加工された
並列式ドラムドライヤー(ドラム温度130℃、ドラム
間隔1mm)に供給し、ドラム間を通過させてシート状
とすることにより、本発明のシート状食品を得た。得ら
れた食品は、淡黄色をした柔軟性を有する食品であっ
た。
CL210g、胡麻油255g、ソルビトール245
g、グリセリン270g及び食物繊維12gを仕込み、
十分に混練して生地を得た。この生地に、紫芋餡780
gを加え、更に十分に混練して餡入り生地を得た。上記
で得られた生地を、ドラムがフッ素樹脂加工された並列
式ドラムドライヤー(ドラム温度115℃、ドラム間隔
1mm)に供給し、ドラム間を通過させてシート状とす
ることにより、本発明のシート状食品を得た。
Claims (4)
- 【請求項1】 大豆蛋白含有生地を、ドラムドライ
ヤーを用いてシート状に成形することを特徴とする大豆
蛋白含有シート状食品の製造方法。 - 【請求項2】 大豆蛋白含有生地の大豆蛋白と水の
重量比が0.1〜0.6:1である請求項1記載の大豆
蛋白含有シート状食品の製造方法。 - 【請求項3】 大豆蛋白含有生地が、保湿剤、食用
油脂、炭水化物及び/又は食物繊維を含有する請求項1
又は2記載の大豆蛋白含有シート状食品の製造方法。 - 【請求項4】 生地中の大豆蛋白、脂質及び炭水化
物の組成比がそれぞれ1.2〜3.0:1:0.2〜
0.6(重量比)である請求項1〜3の何れかに記載の
大豆蛋白含有シート状食品の製造方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006064578A1 (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-22 | Wellharmony Co., Ltd. | 大豆蛋白含有シート状食品及びその製造方法 |
JP2008212074A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Fuji Oil Co Ltd | 組織状大豆蛋白の製造法 |
JP2018093787A (ja) * | 2016-12-13 | 2018-06-21 | 日本製粉株式会社 | 豆乳ゲル化食品およびその製造方法 |
-
2002
- 2002-04-08 JP JP2002105520A patent/JP4195575B2/ja not_active Expired - Fee Related
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