JP2002359945A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2002359945A
JP2002359945A JP2001165426A JP2001165426A JP2002359945A JP 2002359945 A JP2002359945 A JP 2002359945A JP 2001165426 A JP2001165426 A JP 2001165426A JP 2001165426 A JP2001165426 A JP 2001165426A JP 2002359945 A JP2002359945 A JP 2002359945A
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bearing
rotor
motor
axial direction
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Yoshihiro Matsuura
良裕 松浦
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Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐振性を維持しながら、ヨーク内にワッシャを
容易に且つ確実に組み付けることのできるモータを提供
すること。 【解決手段】ウェーブワッシャ16は略リング形状をな
し、その周方向に沿って交互に起伏する二つの山部と谷
部とを有している。谷部の形成位置には、第1軸受凹部
15の内周面に圧接して該凹部15にウェーブワッシャ
16を保持させる突部16cが形成されている。この突
部16cの軸方向の高さt1は、ウェーブワッシャ16
が全圧縮されない高さに設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータに係り、詳し
くは回転軸の軸方向への振動を抑制したモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ロータの回転軸を軸受(ボールベ
アリング)にて回転可能に支持したモータにおいて、そ
の回転軸の軸方向への振動を抑制する技術がある。
【0003】この技術の一例として、ベアリングの外輪
を軸方向に移動可能に支持する軸受凹部をハウジング
(ヨーク)に形成し、該軸受凹部と外輪との間に単純リ
ング形状のワッシャを介装させ、該ワッシャにより外輪
を押圧してロータに予圧を加えることで耐振性を向上さ
せる方法がある。
【0004】このようなロータの予圧構造を有したモー
タにおいては、該ロータにワッシャの応力を超えるよう
な過振動が加えられた場合にもその振動によりワッシャ
が全圧縮しないように考慮する必要がある。このため、
ベアリングを支持する軸受凹部には該凹部の内径より小
さい径にて段差部が形成され、ワッシャは該段差部内に
て配設される。即ち、この段差部によりベアリングのワ
ッシャ方向への移動が規制され、該ワッシャの全圧縮が
防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ヨーク内に
ワッシャを組み付ける方法には、第一の方法として、ワ
ッシャをベアリングに載置した状態でそれらにヨークを
被せる方法がある。また、第二の方法として、ヨーク
(段差部)底部に孔が形成されている場合には、その孔
から指を通してワッシャを掴んだ状態でヨークを被せ、
その後ベアリングを組み付ける方法がある。あるいは、
第三の方法として、ヨーク(段差部)底部又はワッシャ
にグリースを塗布し、該ワッシャをヨーク内に留めた状
態でベアリングを組み付ける方法がある。
【0006】しかしながら、これらの方法では、ヨーク
を被せた後あるいはベアリングを組み付けた後、該ヨー
クに組み付けたワッシャが目視不可のため、組み付け作
業の確実性に欠けるという問題があった。また、第三の
方法のように、グリースを塗布する工程を必要とする場
合には、製造コストが上昇するという問題があった。
【0007】更に、上記したように、ワッシャは軸受凹
部の内径よりも小さい径をなす該凹部の段差部内に設け
られている。言い換えれば、ワッシャの外径はベアリン
グ(外輪)の外径よりも小さい。この場合、ワッシャの
応力は該ワッシャの外径が小さくなるに従って小さくな
るため、その許容応力を考慮するとワッシャの径の縮小
化には限界がある。つまり、ワッシャの応力を十分に確
保すべく該ワッシャの外径には最低限の大きさが必要と
されるため、ベアリングの外径を大きくする必要が生
じ、その結果モータが大型化してコストが上昇するとい
う問題があった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、耐振性を維持しなが
ら、ヨーク内にワッシャを容易に且つ確実に組み付ける
ことのできるモータを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、ロータを収容するハウジ
ングに該ロータの回転軸を回転可能に支持したベアリン
グの外輪を回転不能かつ軸方向に移動可能に収容する軸
受凹部が形成され、該軸受凹部と前記ベアリングとの間
に前記ロータに予圧を与えるためのワッシャが介在され
るモータにおいて、前記ワッシャは略リング形状をな
し、その周方向に交互に起伏する複数の山部と谷部とを
有し、該谷部の形成位置には、前記ロータの軸方向に向
かって前記ベアリング側に起曲され前記軸受凹部の内周
面に圧接する突部を形成した。これによれば、ワッシャ
は、軸受凹部の内周面に圧接保持されることにより、そ
の組み付け時にハウジングからの落下が防止されるた
め、組み付け作業を容易に且つ確実に行うことができ
る。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のモータにおいて、前記突部の軸方向の高さは、前記ベ
アリングにより前記ワッシャが許容応力以上に圧縮され
ない高さに設定される。これによれば、請求項1に記載
の発明の作用に加え、ワッシャが圧縮される方向にベア
リングが移動した場合には、ワッシャが許容応力以上に
圧縮されない状態でベアリングが突部により保持され
る。従って、ベアリングの移動が突部により規制される
ため、ワッシャの全圧縮が防止される。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載のモータにおいて、前記ワッシャの外径は、前記
軸受凹部の内径と略同一径を有している。これによれ
ば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、ワッシ
ャの外径は、ベアリングの外輪の外径と略同一径を有し
ているため、該ワッシャの設計においてその応力を大き
く設定することができる。従って、ワッシャの小型化が
可能となるため、ベアリングの小型化が図られ、これに
よりモータの小型化に貢献できる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記突部は、
前記ワッシャの外周端から径方向に延出形成され、該径
方向から前記ロータの軸方向且つ斜め外方に起曲されて
なる。これによれば、請求項1乃至3のいずれか1項に
記載の発明の作用に加え、突部とベアリングの外輪とが
当接する周方向の幅が大きくなる。従って、突部はベア
リングの外輪を確実に保持することができるため、ワッ
シャの全圧縮が防止される。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記突部は、
前記ワッシャの外周端から径方向に一部突出されるとと
もに該ワッシャのリング面が切り欠かれて周方向に形成
され、該周方向から前記ロータの軸方向に起曲されてな
る。これによれば、請求項1乃至3のいずれか1項に記
載の発明の作用に加え、突部とベアリングの外輪とが当
接する径方向の幅が大きくなる。従って、突部はベアリ
ングの外輪を確実に保持することができるため、ワッシ
ャの全圧縮が防止される。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記突部は、
プレス成形により前記ワッシャに一体形成される。これ
によれば、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明
の作用に加え、突部はワッシャに一体形成されるため、
コストの低減化を図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】(第一実施形態)以下、本発明を
例えば車両に用いられるポンプ駆動用モータに具体化し
た第一実施形態を図面に従って説明する。
【0016】図1はモータの断面図を示す。ポンプ駆動
用モータ11は直流モータであって、そのハウジング1
2は有蓋略円筒状のヨーク12aと、そのヨーク12a
の開口部を塞ぐエンドプレート12bとからなる。ヨー
ク12a及びエンドプレート12bで形成される空間内
にはロータ13が収容され、ヨーク12aの内周面には
複数のマグネット14が周方向に等間隔に配置固定され
ている。
【0017】ヨーク12aの上部における内面中央部に
は略円筒状の第1軸受凹部15が形成され、その第1軸
受凹部15には後述するウェーブワッシャ16、及びボ
ールベアリング17が配設されている。
【0018】詳述すると、ボールベアリング17は、外
輪17a、内輪17b、及び外輪17aと内輪17bと
の間に配設された複数のボール17cとから構成され
る。ボールベアリング17は、その内輪17bにロータ
13の回転軸13aが固着され、外輪17aは第1軸受
凹部15内に隙間嵌められて軸方向に移動可能、且つ回
転不能に収容されている。これにより、ボールベアリン
グ17はロータ13の回転軸13aを回転可能に支持し
ている。
【0019】エンドプレート12bの内面中央部には回
転軸13aを挿通する挿通孔を有した略円筒状の第2軸
受凹部18が形成され、その第2軸受凹部18にはボー
ルベアリング19が配設されている。ボールベアリング
19の外輪19aは第2軸受凹部18に回転不能に収容
され、内輪19bには回転軸13aが固着されている。
これにより、上記同様にしてボールベアリング19はロ
ータ13の回転軸13aを回転可能に支持している。
【0020】第2軸受凹部18の外周におけるエンドプ
レート12bの内面にはブラシホルダ20が取着されて
いる。ロータ13にはコンミテータ21が取着され、該
コンミテータ21に対して前記ブラシホルダ20に装着
されたブラシ22が摺接するようになっている。
【0021】次に、第1軸受凹部15に配設されたウェ
ーブワッシャ16について詳述する。図3に示すよう
に、ウェーブワッシャ16は金属板からなる略リング形
状であり、その周方向に沿って交互に起伏する複数の山
部16aと谷部16bとを有する。ウェーブワッシャ1
6の外径は第1軸受凹部15の内径と略同一径をなす。
【0022】このように形成されるウェーブワッシャ1
6は、山部16aがボールベアリング17の外輪17a
に当接し、その外輪17aを押圧してロータ13に予圧
を与える。このような構成により、耐振性を向上してい
る。
【0023】尚、本実施形態では、二つの山部16aと
谷部16bとが交互に形成されたウェーブワッシャ16
を用いたが、図5に示すウェーブワッシャ36のように
三つの山部36aと谷部36bとが交互に形成されたも
のを使用してもよい。
【0024】ウェーブワッシャ16には、谷部16bの
形成位置にて該ワッシャ16の外周端から径方向に向か
って突部16cが延出形成され、該突部16cはワッシ
ャ16のリング面に対し略直交する方向(ロータ13の
軸方向)且つ若干斜め外方に向かって起曲されている。
因みに、この突部16cは、プレス成形にてウェーブワ
ッシャ16に一体形成される。
【0025】そして、図2に示すように、ウェーブワッ
シャ16は、突部16cをその弾性力に抗して先端を中
心方向に撓ませながら第1軸受凹部15(ヨーク12
a)内に挿入される。このとき、突部16cは、弾性力
により第1軸受凹部15内壁を押圧する(即ち、第1軸
受凹部15の内周面に突部16cが圧接される)。この
押圧力により、ウェーブワッシャ16は第1軸受凹部1
5内に保持される。
【0026】更に、このとき突部16cの軸方向の高さ
t1は、ウェーブワッシャ16の許容応力が考慮されて
ボールベアリング17が図2に示す矢印Aの方向に移動
したとき、該ワッシャ16が全圧縮されない高さに設定
されている。即ち、ロータ13の振動によるボールベア
リング17(外輪17a)の矢印Aの方向への移動は突
部16cにより規制される。
【0027】上記したように、本実施形態によれば、以
下の効果を奏する。 (1)ウェーブワッシャ16は、略リング形状をなし、
その周方向に沿って交互に起伏する二つの山部16aと
谷部16bとを有す。谷部16bの形成位置にてウェー
ブワッシャ16には、該ワッシャ16の外周端から径方
向に向かって突部16cが延出形成され、該突部16c
はロータ13の軸方向且つ斜め外方に向かって起曲され
る。従って、ウェーブワッシャ16は、突部16cが第
1軸受凹部15の内周面に圧接され、該軸受凹部15内
に確実に保持される。これにより、ウェーブワッシャ1
6の組み付け時において、該ワッシャ16が第1軸受凹
部15(ヨーク12a)から落下することが防止され、
組み付け作業を容易に且つ確実に行うことができる。
【0028】(2)ウェーブワッシャ16は、突部16
cにより第1軸受凹部15(ヨーク12a)内に確実に
保持される。従って、その組み付け時にグリース等を塗
布する工程を必要としないため、製造コストの上昇が防
止される。
【0029】(3)また、突部16cは、プレス成形時
にウェーブワッシャ16に一体形成されるため、これに
よる製造コストの上昇は僅かに抑えられる。 (4)更に、ウェーブワッシャ16のプレス成形時にお
いて、突部16cは順送り時のつなぎとして使用するこ
とができる。これにより、製造効率を上昇させることが
できる。
【0030】(5)ロータ13の振動によるボールベア
リング17の軸方向の移動は、突部16cにより規制さ
れる。つまり、ボールベアリング17の外輪17aは突
部16cにより保持されるため、ウェーブワッシャ16
の全圧縮が防止される。従って、ウェーブワッシャ16
の全圧縮を防止させる手段としての該ワッシャ16を収
容する段差部(従来)を第1軸受凹部15内に形成する
必要がないため、コストの低減化が可能である。
【0031】(6)また、前記段差部の形成が不要とな
るため、ウェーブワッシャ16の外径を第1軸受凹部1
5の内径と略同一径とすることができ、従来と比較して
応力的に余裕のあるウェーブワッシャ16の設計が可能
となる。その結果、ウェーブワッシャ16の外径を小さ
く設定することができ、これによりボールベアリング1
7(外輪17a)の外径を小さくすることができるた
め、該ベアリング17の小型化を図ることができる。従
って、モータ11の小型化に貢献でき、これによりコス
トの低減化を図ることができる。
【0032】(第二実施形態)図4は、第二実施形態の
ウェーブワッシャ26を示す。尚、本実施形態は、上記
第一実施形態のウェーブワッシャ16の形状を変更した
ものであり、その他の構成は同一である。従って、第一
実施形態と同様の構成部分には同一符号を付してその詳
細な説明を省略する。
【0033】ウェーブワッシャ26は、上記同様に略リ
ング形状をなし、その周方向に沿って交互に起伏する複
数の山部26aと谷部26b(本実施形態では、二つず
つ)とを有す。また、ウェーブワッシャ26の外径は前
記第1軸受凹部15の内径と略同一の径をなす。
【0034】ウェーブワッシャ26には、谷部26bの
形成位置にて該ワッシャ26のリング面が一部切り欠か
れて周方向に突部26cが形成され、該突部26cはワ
ッシャ26のリング面に対し略直交する方向(ロータ1
3の軸方向)に向かって起曲されている。また、突部2
6cの外端26dは、ウェーブワッシャの外周端から径
方向に一部突出して形成されている。そして、ウェーブ
ワッシャ26の組み付け時には、両突部26cにおける
外端26dをリング中央に向かって挟み掴んだ状態で該
ワッシャ26を前記第1軸受凹部15内に組み付ける。
即ち、ウェーブワッシャ26が第1軸受凹部15内に組
み付けられると該軸受凹部15の内周面に突部26cの
外端26dが圧接され、これによりウェーブワッシャ2
6は、突部26cにより第1軸受凹部15内に保持され
る。更に、上記同様にこのとき突部26cの軸方向の高
さt2は、ウェーブワッシャ26の許容応力が考慮され
て該ワッシャ16が全圧縮されない高さに設定されてい
る。即ち、ロータ13の振動によるボールベアリング1
7(外輪17a)の移動は突部26cにより規制され
る。
【0035】従って、本実施形態によれば、上記第一実
施形態の(1)〜(3)、(5)及び(6)と同様な効
果を奏するとともに、以下の効果を奏する。 (1)ウェーブワッシャ26の突部26cは、該ワッシ
ャ26の周方向からロータ13の軸方向に向かって起曲
される。このように形成される突部26cは、上記第一
実施形態と比較してボールベアリング17(外輪17
a)との当接幅を径方向に大きくすることができる。従
って、特にウェーブワッシャ26の厚さが薄い場合等に
も、ボールベアリング17(外輪17a)を確実に保持
して該ワッシャ26の全圧縮を確実に防止させることが
できる。
【0036】尚、上記各実施形態は、以下のように変更
してもよい。 ・第一実施形態では、ウェーブワッシャ16の周方向に
沿って交互に起伏する複数の山部16a及び谷部16b
をそれぞれ2つずつ形成したが、図5に示すように3つ
の山部36a及び谷部36bを交互に有するウェーブワ
ッシャ36としもよい。この際、突部36cは、谷部3
6bの形成位置に対応して3つ形成する。あるいは、山
部及び谷部を交互に4以上形成し、それに対応して突部
を4以上形成するようにしてもよい。このように突部が
3以上形成されたウェーブワッシャ36では、ロータ1
3の振動によるボールベアリング17の移動に対して該
ベアリング17(外輪17a)をより確実に保持するこ
とができる。
【0037】・同様に、第二実施形態において、ウェー
ブワッシャ26の突部26cが3以上形成されてもよ
い。 ・上記各実施形態では、突部16c(26c)がボール
ベアリング17の外輪17aを保持するようにしたが、
内輪17b、あるいは外輪17a及び内輪17bをとも
に保持するようにしてもよい。
【0038】・上記各実施形態の突部16c(26c)
は、ウェーブワッシャ16(26)を第1軸受凹部15
内に保持させる手段及び該ワッシャ16(26)を圧縮
する方向へのボールベアリング17の移動を規制する手
段として機能するが、複数の突部がいずれかの手段とし
て個別に機能するようにしてもよい。即ち、ワッシャ保
持手段としての第一の突部と、移動規制手段としての第
二の突部とが形成されてもよい。
【0039】・上記各実施形態において、第2軸受凹部
18にウェーブワッシャ16(26)が配設されるよう
にしてもよい。 ・上記各実施形態では、車両用ポンプ駆動用モータ11
に具体化したが、ドアガラス開閉用モータ、ワイパ駆動
用モータ等、その他各種モータに具体化してもよい。こ
の場合においても前記各実施形態と同様な効果を有す
る。
【0040】上記実施形態をまとめると、以下のように
なる。 (イ) 請求項1に記載のモータにおいて、前記谷部の
形成位置には、前記ワッシャを前記軸受凹部内に保持さ
せるワッシャ保持手段及び該ワッシャを圧縮する方向へ
の前記ベアリングの移動を規制する移動規制手段として
機能する突部が形成されていることを特徴とするモー
タ。このようなモータでは、そのワッシャに形成される
各突部によりワッシャが保持されるとともに、各突部に
てベアリングが保持される。 (ロ) 請求項1に記載のモータにおいて、前記谷部の
形成位置には、前記ワッシャを前記軸受凹部内に保持さ
せるワッシャ保持手段として機能する第一の突部と、前
記ワッシャを圧縮する方向への前記ベアリングの移動を
規制する移動規制手段として機能する第二の突部とがそ
れぞれ形成されていることを特徴とするモータ。このよ
うなモータでは、各谷部の形成位置にて第一及び第二の
突部が形成され、第一の突部によりワッシャが保持され
るとともに、第二の突部にてベアリングが保持される。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
耐振性を維持しながら、ヨーク内にワッシャを容易に且
つ確実に組み付けることのできるモータを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第一実施形態のモータの断面図である。
【図2】 第一実施形態のモータの要部断面図である。
【図3】 第一実施形態のウェーブワッシャの斜視図で
ある。
【図4】 第二実施形態のウェーブワッシャの斜視図で
ある。
【図5】 別例を示すウェーブワッシャの斜視図であ
る。
【符号の説明】
12a…ハウジングとしてのヨーク、12b…ハウジン
グとしてのエンドプレート、13…ロータ、13a…回
転軸、17…ベアリングとしてのボールベアリング、1
7a…外輪、15…軸受凹部としての第1軸受凹部、1
9…軸受凹部としての第2軸受凹部、16,26…ワッ
シャとしてのウェーブワッシャ、16a,26a…山
部、16b,26b…谷部、16c,26c…突部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータを収容するハウジングに該ロータ
    の回転軸を回転可能に支持したベアリングの外輪を回転
    不能かつ軸方向に移動可能に収容する軸受凹部が形成さ
    れ、該軸受凹部と前記ベアリングとの間に前記ロータに
    予圧を与えるためのワッシャが介装されるモータにおい
    て、 前記ワッシャは略リング形状をなし、その周方向に交互
    に起伏する複数の山部と谷部とを有し、該谷部の形成位
    置には、前記ロータの軸方向に向かって前記ベアリング
    側に起曲され前記軸受凹部の内周面に圧接する突部を形
    成したことを特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 前記突部の軸方向の高さは、前記ベアリ
    ングにより前記ワッシャが許容応力以上に圧縮されない
    高さに設定されることを特徴とする請求項1に記載のモ
    ータ。
  3. 【請求項3】 前記ワッシャの外径は、前記軸受凹部の
    内径と略同一径を有していることを特徴とする請求項1
    又は2に記載のモータ。
  4. 【請求項4】 前記突部は、前記ワッシャの外周端から
    径方向に延出形成され、該径方向から前記ロータの軸方
    向且つ斜め外方に起曲されてなることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載のモータ。
  5. 【請求項5】 前記突部は、前記ワッシャの外周端から
    径方向に一部突出されるとともに該ワッシャのリング面
    が切り欠かれて周方向に形成され、該周方向から前記ロ
    ータの軸方向に起曲されてなることを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載のモータ。
  6. 【請求項6】 前記突部は、プレス成形により前記ワッ
    シャに一体形成されることを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載のモータ。
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