JP2002359363A - 固体撮像装置およびその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP2002359363A
JP2002359363A JP2001162653A JP2001162653A JP2002359363A JP 2002359363 A JP2002359363 A JP 2002359363A JP 2001162653 A JP2001162653 A JP 2001162653A JP 2001162653 A JP2001162653 A JP 2001162653A JP 2002359363 A JP2002359363 A JP 2002359363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
film
solid
forming
imaging device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001162653A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiro Ueno
英浩 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001162653A priority Critical patent/JP2002359363A/ja
Publication of JP2002359363A publication Critical patent/JP2002359363A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】集光効率を高めて感度を向上させつつ、安定し
た感度特性を得ることができる固体撮像装置およびその
製造方法を提供する。 【解決手段】基板11に形成され、遮光膜17で光入射
領域が特定された受光部12を有する固体撮像装置であ
って、入射した光を閉じ込め伝搬させて受光部12の光
入射領域に導く光案内層を有する。例えば、光案内層
は、受光部12の光入射領域上に形成された光透過膜2
1と、光透過膜21の側壁を囲むように形成された光反
射膜22とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、受光部と
オンチップレンズとの間に、入射した光を受光部へ導く
構造をもつ固体撮像装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、CCD固体撮像素子は、画質の向
上が非常に強く要請されている。その要請に応えるため
には、画素数を増やして解像度を高くすることと、感度
の向上を行うことが必要であり、そのため、画素の配列
密度を高くしつつ、さらに画素を小型化する必要があ
る。
【0003】図17(a)に固体撮像素子における、電
荷の垂直転送方向と直交する方向に沿った要部断面図を
示す。図17(a)に示すように、p型のシリコン基板
またはシリコン基板に形成されたp型ウェル(以下、基
板という)11に、例えば、n型の不純物領域等からな
り基板11との間のpn接合を中心とした領域で光電変
換を行って信号電荷を発生させ、信号電荷を一定期間蓄
積する受光部12が形成されている。
【0004】受光部12の一方の隣接領域に、所定距離
をおいて主にn型不純物領域からなる電荷転送部13が
形成されており、図示を省略したが、この受光部12と
電荷転送部13の間には、可変ポテンシャル領域を形成
するp型不純物領域からなる読み出しゲート部が形成さ
れている。受光部12の他方の隣接領域には、所定距離
をおいてn型不純物領域からなる電荷転送部13’が形
成されており、図示を省略したが、この受光部12と電
荷転送部13’の間には、高濃度のp型不純物領域から
なるチャネルストッパが基板深部にまで形成されてい
る。
【0005】基板11上には、酸化シリコンなどの絶縁
膜14が形成され、電荷転送部13,13’上に、絶縁
膜14に埋め込まれるようにしてポリシリコンなどから
なる転送電極15が形成されている。
【0006】転送電極15を被覆するようにして絶縁膜
14上に、例えば、タングステン(W)などの高融点金
属からなる遮光膜17が形成されており、当該遮光膜1
7には、受光部12の上方に開口部が形成されている。
当該遮光膜17の開口部が受光部12の開口部となる。
【0007】遮光膜17上およびその開口部内の絶縁膜
14を被覆して、例えば、窒化シリコンからなるパッシ
ベーション膜30が形成され、パッシベーション膜30
上には、例えば、アクリル系樹脂からなる平坦化膜40
が形成されている。
【0008】平坦化膜40上に、オンチップカラーフィ
ルタ(OCCF)50が形成されており、オンチップカ
ラーフィルタ50上に、ネガ型感光樹脂などの光透過材
料からなるオンチップレンズ(OCL:On Chip Lens)
60が形成されている。
【0009】上記の固体撮像素子では、オンチップレン
ズ60のレンズ曲面(凸状曲面)で受けた光が集光され
て受光部12に入射することとなる。受光部12に入射
光が入ると、基板11に対して逆バイアスされたフォト
ダイオード(受光部12)で光電変換され、入射光量に
応じた量の電荷が発生する。この電荷は、受光部12内
の高濃度のn型不純物領域内で一定期間蓄積される。そ
の後、転送電極15に読み出し電圧が印加されて、電荷
が電荷転送部13へ転送されて、さらに、転送電極15
に対してそれぞれ周期的に位相をずらして転送電圧が印
加され、電荷が垂直方向に転送されることになる。
【0010】ところが、画素サイズを縮小した場合、単
位画素に入射する光量は減少し、各画素の受光部12の
感度特性が低下するという不具合が生じてしまう。ここ
で、感度向上目的で受光部12の開口を大きくする、す
なわち、遮光膜17の開口部を大きくすると、電荷転送
部13,13’への光の混入によるスミアが発生しやす
くなるので、受光部12の開口を大きくするのには限界
がある。この観点から、受光部上方に設けたオンチップ
カラーフィルタ50上にオンチップレンズ60を設け、
受光部12への集光効率を高める工夫がなされている。
しかし、例えば4×4μm以下の画素サイズを有するC
CD撮像素子では、オンチップレンズ単独で集光効率を
高めることは、ほぼ限界に近づいている。
【0011】また、小型化により受光部12は小さくす
ることができるが、受光部12の幅と転送電極15の高
さとのアスペクト比が高くなり、図17に示すように、
転送電極15を被覆している遮光膜17の段差によっ
て、その上に形成するパッシベーション膜30に所定の
曲率を有するレンズAが局所的に形成されてしまう。そ
の結果、パッシベーション膜30を通過して受光部12
へ入射しようとする光が、レンズAによってその方向が
遮光膜17方向へ集光されていまい、当該遮光膜17に
より反射された光が、転送電極15下の電荷転送部1
3,13’へ混入することによってスミアの発生が大き
くなってしまうという問題があった。
【0012】そこで、上記の集光効率の向上およびスミ
アの発生の抑制を達成する新たな技術として、オンチッ
プレンズ60と受光部12との間の層内に光透過材料の
膜からなる、もう一つのレンズ(層内レンズ)を形成す
ることで集光効率をさらに向上させることが行われてい
る。
【0013】図18(a)に、層内レンズを有するCC
D固体撮像素子の要部断面図を示す。図18(a)に示
すCCD固体撮像素子は、遮光膜17の下層の構成につ
いては、図17(a)に示した構造と同様であるため、
その説明は省略する。遮光膜17およびその開口部を被
覆して、例えば、PSG(Phosphosilicate glass) また
はBPSG(Borophosphosilicate glass) などからなる
層間絶縁膜18が形成されている。層間絶縁膜18の表
面には、上記の転送電極15を被覆する遮光膜17等の
下地の段差の形状を反映してできた窪み18aが形成さ
れている。
【0014】層間絶縁膜18上に、その窪み18aの形
状を反映した所定の曲率のレンズからなる層内レンズ1
9が形成されており、層内レンズ19の上面は平坦化さ
れている。層内レンズ19は、光透過率が十分高い材
料、例えば、窒化シリコン膜(SiN)または酸化シリ
コン膜(SiO2 )などから形成されている。
【0015】上面が平坦化された層内レンズ19を被覆
して、パッシベーション膜30が形成され、パッシベー
ション膜30上には、オンチップカラーフィルタ50が
形成され、オンチップカラーフィルタ50上に、オンチ
ップレンズ60が形成されている。
【0016】上記の層内レンズを有する固体撮像素子に
おいては、図18(b)に示すように、オンチップレン
ズ60のレンズ曲面(凸状曲面)で受けた光Lが集光さ
れ、層内レンズ19で更に光Lが集光されて受光部12
に入射されることとなるため、図17に示す固体撮像素
子に比して、集光効率が向上しスミアの発生が抑制され
ることとなる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術におい
て、層内レンズ19の下面の形状は、層間絶縁膜18の
上面の形状により決定される。
【0018】層間絶縁膜18の形状は、その成膜条件に
より決定され、主としてボロン(B)あるいはリン
(P)などの不純物濃度、膜厚、リフロー温度の3つの
条件により決定される。すなわち、層間絶縁膜18は、
成膜時には下地の形状を反映するように形成され、その
後、その上面が所定の曲率を有する球形状となるように
リフロー処理を行っているが、このリフロー時におい
て、層間絶縁膜18中の不純物濃度、リフロー温度、膜
厚が大きければ、よりリフロー後の形状をなめらかにす
ることができる。
【0019】しかしながら、上記の3つの条件を制御す
るのみでは、様々な画素サイズを有する多くのCCD固
体撮像素子に対し、集光状態の最適化を行うのは困難と
なっている。
【0020】すなわち、層間絶縁膜18の形状は、成膜
時において下地の段差の影響を受けやすく、さらに、画
素サイズの小型化により、転送電極15の位置ずれ等の
製造ばらつきによって下地の段差形状がばらつくことか
ら、上記の成膜条件を制御しても層内レンズ19の形状
がチップ面内においてばらついてしまい、感度やスミア
の特性のばらつきが大きくなってしまうという問題があ
った。
【0021】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、集光効率を高めて感度を向上させ
つつ、安定した感度特性を得ることができる固体撮像装
置およびその製造方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の固体撮像装置は、基板に形成され、遮光膜
で光入射領域が特定された受光部を有する固体撮像装置
であって、入射した光を閉じ込め伝搬させて前記受光部
の光入射領域に導く光案内層を有する。
【0023】好適には、前記光案内層は、前記受光部の
前記光入射領域上に形成された光透過膜と、前記光透過
膜の側壁を囲むように形成された光反射膜とを有する。
【0024】例えば、前記光案内層は、円筒形状の前記
光透過膜の側壁を前記光反射膜が囲むように形成されて
いる。あるいは、前記光案内層は、前記光反射膜に側壁
が囲まれた前記光透過膜の径が、前記受光部へ向けて広
がるように形成されている。あるいは、前記光案内層
は、前記光反射膜に側壁が囲まれた前記光透過膜の径
が、光の入射方向へ向けて広がるように形成されてい
る。
【0025】好適には、前記光案内層の上方に形成さ
れ、前記光案内層へ向けて光を集光するオンチップレン
ズをさらに有する。
【0026】上記の本発明の固体撮像装置によれば、入
射した光を閉じ込め伝搬させて受光部の光入射領域に導
く光案内層が形成されていることから、光案内層に入射
した光が有効に受光部へと導かれることになる。上記の
光案内層は、例えば、受光部の光入射領域上に形成され
た光透過膜と、光透過膜の側壁を囲むように形成された
光反射膜とにより形成されることにより、層内レンズな
どに比して下地の段差の形状による影響を受けにくいこ
とから、集光作用のばらつきが低減される。
【0027】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明の固体撮像装置の製造方法は、基板に受光部を形成す
る工程と、前記基板上に、前記受光部の上方に開口部を
有する遮光膜を形成する工程と、少なくとも前記開口部
内における前記基板上に、入射した光を閉じ込め伝搬さ
せて前記受光部へ導く光案内層を形成する工程とを有す
る。
【0028】前記光案内層を形成する工程は、前記開口
部内における前記基板上に光透過膜を形成する工程と、
前記光透過膜の側壁を囲むように光反射膜を形成する工
程とを有する。
【0029】例えば、前記光透過膜を形成する工程にお
いて、円筒形状の前記光透過膜を形成する。あるいは、
前記光透過膜を形成する工程において、前記光透過膜の
径が、前記受光部へ向けて広がるように形成する。
【0030】また、前記光案内層を形成する工程は、前
記開口部内における前記基板上に第1の光透過膜を形成
する工程と、前記第1の光透過膜の側壁を囲むように第
1の光反射膜を形成する工程と、少なくとも前記第1の
光透過膜上に開口部を有し、当該開口部の径が光の入射
方向へ向けて広がるように第2の光反射膜を形成する工
程と、前記第2の光反射膜内に第2の光透過膜を埋め込
む工程とを有する。例えば、前記第2の光反射膜を形成
する工程は、少なくとも前記第1の光透過膜上に開口部
を有し、当該開口部の径が光の入射方向へ向けて広がる
ように層間膜を形成する工程と、前記層間膜を被覆して
前記第2の光反射膜を形成する工程とを有する。
【0031】上記の本発明の固体撮像装置の製造方法に
よれば、開口部内における基板上に、入射した光を閉じ
込め伝搬させて受光部へ導く光案内層を形成しており、
例えば、開口部内における基板上に光透過膜を形成し、
光透過膜の側壁を囲むように光反射膜を形成することで
光案内層を形成することにより、層内レンズなどに比し
て下地の段差の形状による影響を受けない光案内層が形
成される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の固体撮像装置お
よびその製造方法の実施の形態について、図面を参照し
て説明する。
【0033】第1実施形態 図1は本実施形態に係る固体撮像装置の主要な構成を示
す図である。本実施形態に係る固体撮像装置1は、撮像
部2、水平転送部3、出力部4を有する。出力部4は、
例えば、フローティングゲートにて構成された電荷−電
圧変換部4aを有する。
【0034】撮像部2は、フォトセンサ部5、読み出し
ゲート部6および垂直転送部7からなる画素8を、平面
マトリックス状に多数配置させて構成されている。各画
素8間は、不図示のチャネルストッパで電気的に干渉し
ないように分離されている。
【0035】垂直転送部7は、フォトセンサ部5の列ご
とに共通化され所定の本数、配置されている。撮像部2
に、垂直転送部7を駆動する4相のクロック信号φV
1,φV2,φV3,φV4が入力される。水平転送部
3に、これを駆動する2相のクロック信号φH1,φH
2が入力される。
【0036】上記の水平転送部3および垂直転送部7
は、半導体基板の表面側に不純物が導入されて形成され
たマイノリティ・キャリアの電位井戸と、絶縁膜を介在
させた基板上に互いに絶縁分離して繰り返し形成された
複数の電極(転送電極)とから構成されている。これら
の転送部3,7には、その転送電極に対して上記したク
ロック信号φV1,φV2,φV3,φV4,φH1,
φH2がそれぞれ周期的に位相をずらして印加される。
これら転送部3,7は、転送電極に印加されるクロック
信号に制御されて上述した電位井戸のポテンシャル分布
が順次変化し、この電位井戸内の電荷をクロック信号の
位相ずれ方向に転送する、いわゆるシフトレジスタとし
て機能する。
【0037】図2は、図1に示す撮像部2における要部
拡大平面図である。図2に示すように、矩形形状のフォ
トセンサ部5が、水平および垂直方向にマトリックス状
に複数配置されており、各フォトセンサ5部は、後述す
るように楕円形状の受光開口部20を有している。ここ
で、フォトセンサ部5とは、図示しないオンチップカラ
ーフィルタおよびオンチップマイクロレンズなどが形成
され光が入射される部分を称し、受光開口部20とは、
遮光膜などの形成状態により実質的に受光部へ入射可能
な部分を称する。
【0038】マトリックス状に配置されたフォトセンサ
部5間において、第1層目のポリシリコンからなる第1
転送電極15が水平方向に延伸して形成されている。第
1転送電極15は、フォトセンサ部5の両側部におい
て、垂直方向に若干延びた矩形形状を有している。
【0039】また、第1転送電極15上には、第2層目
のポリシリコンからなる第2転送電極16が延伸して形
成されている。第2転送電極16は、フォトセンサ部5
の両側部において、垂直方向に隣接した第1転送電極1
5と重なるように延びた矩形形状を有している。
【0040】図3(a)に、図2のA−A’線に沿った
断面図を示し、図3(b)に、図2のB−B’線に沿っ
た断面図を示す。図3に示すように、シリコン基板また
はシリコン基板に形成されたp型ウェル(以下、基板と
いう)11等に、例えば、n型不純物領域などからなり
基板11との間のpn接合を中心とした領域で光電変換
を行って信号電荷を発生させ、信号電荷を一定期間蓄積
する受光部12が形成されている。
【0041】図3(a)に示すように、受光部12の一
方の隣接領域に、所定距離をおいて主にn型不純物領域
からなる電荷転送部13が形成されており、図示を省略
したが、この受光部12と電荷転送部13の間は、可変
ポテンシャル領域を形成するp型不純物領域からなる読
み出しゲート部が形成されている。また、受光部12の
他方の隣接領域には、所定距離をおいてn型不純物領域
からなる電荷転送部13’が形成されており、図示を省
略したが、この受光部12と電荷転送部13’の間に
は、高濃度のp型不純物領域からなるチャネルストッパ
が基板深部にまで形成されている。
【0042】基板11上には、酸化シリコンなどの絶縁
膜14が形成され、電荷転送部13,13’上には絶縁
膜14を介して、ポリシリコンなどからなる第1転送電
極15が形成されている。また、第1転送電極15上に
は、絶縁膜14を介して第2転送電極16が形成されて
おり、第1および第2転送電極15,16は絶縁膜14
に埋め込まれて形成されている。なお、図3に示す電荷
転送部13,13’と転送電極15,16が、図1に示
す垂直転送部7に相当する。
【0043】絶縁膜14上には、転送電極15,16を
被覆するように、例えば、タングステン(W)などの高
融点金属からなる遮光膜17が形成されており、当該遮
光膜17には、受光部12の上方に開口部17aが形成
されている。遮光膜17が転送電極15,16を被覆す
るように形成されているのは、遮光膜17の電荷転送部
13,13’に対する遮光性を高めてスミアを抑えるた
めである。
【0044】遮光膜17の開口部17a上には、光透過
率が十分高い材料、例えば、酸化シリコンからなる光透
過膜21が円筒状に形成されており、当該光透過膜21
の側壁を被覆して、例えば、アルミニウムなどの光反射
率の高い材料からなる光反射膜22が形成されており、
当該光反射膜22は遮光膜17上にも延びて形成されて
いる。
【0045】光透過膜21および光反射膜22を被覆し
て全面に、例えば、窒化シリコンからなるパッシベーシ
ョン膜30が形成され、パッシベーション膜30上に
は、例えば、アクリル系樹脂からなる平坦化膜40が形
成されている。
【0046】平坦化膜40上に、オンチップカラーフィ
ルタ(OCCF)50が形成されている。オンチップカ
ラーフィルタ50は、原色系のカラーコーディング方式
では赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかに着色さ
れ、補色系では、例えば、シアン(Cy)、マゼンタ
(Mg)、イエロー(Ye)、緑(G)などのいずれか
に着色されている。
【0047】オンチップカラーフィルタ50上に、ネガ
型感光樹脂などの光透過材料からなるオンチップレンズ
(OCL)60が形成されている。オンチップレンズ6
0は遮光膜上方の光も有効利用して光透過膜21内に入
射させるため、無効領域となる隙間をできるだけ少なく
するように形成されている。また、オンチップレンズ6
0は、光反射膜22にその側壁が囲まれた光透過膜21
へ入射光を集光できるような曲率に形成されている。
【0048】図4を用いて、本実施形態に係る固体撮像
装置の動作について説明する。本実施形態に係る固体撮
像装置では、光反射膜22にその側壁が囲まれた光透過
膜21の開口部Dが図2に示したセンサ開口部20とな
り、入射した光L1はオンチップレンズ60によりセン
サ開口部20に集光され、このセンサ開口部20に入射
した光L1は、光透過率の高い光透過膜21と光反射率
の高い光反射膜22との界面が鏡面となっていることか
ら、この鏡面において反射されて、受光部12へ導かれ
ることになる。
【0049】受光部12に入射光が入ると、基板11に
対して逆バイアスされたフォトダイオード(受光部1
2)で光電変換され、入射光量に応じた量の電荷が発生
する。この電荷は、受光部12内の高濃度のn型不純物
領域内で一定期間蓄積される。その後、第2転送電極1
6に読み出し電圧が印加されて、電荷が電荷転送部13
へ転送される。さらに、転送電極15,16に対してそ
れぞれ周期的に位相をずらして転送電圧が印加され、電
荷が垂直方向に転送されて、水平転送部3に送られてい
く。そして、水平転送部3に送られた電荷は水平方向に
転送され、出力部4から時系列な画像信号として取り出
されることになる。
【0050】上記の本実施形態に係る固体撮像装置によ
れば、センサー開口部20がオンチップレンズ60に近
づいて形成されていることから、オンチップレンズ60
からの光を有効にセンサ開口部20へ集光させることが
でき、センサ開口部20へ入射した光は、上述したよう
に受光部12へ効果的に導かれることから、受光部12
への集光効率を向上させることができ、感度を向上させ
ることができる。また、斜めからの入射光L2は、反射
膜22により反射されてセンサ開口部20への入射が制
限されることから、隣接したレンズからの不要な入射が
抑制され、混色等の発生が起きにくくなり、同様にし
て、入射光の入射角度が制限されるため、スミアの発生
が低減され、電荷転送部13,13’の遮光性が強化さ
れる。さらに、センサ開口部20上のパッシベーション
膜30は平坦化していることから、局所的なレンズを生
成することによる入射光の散乱が抑えられる。
【0051】次に、本実施形態に係る固体撮像装置の製
造方法について、図5(a)〜図9(j)を用いて説明
する。なお、図5(a)〜図9(j)は、図3(a)に
対応した断面図である。
【0052】図5(a)に至るまでの工程について説明
する。まず、既知の方法に従って、シリコン基板内の各
種の不純物領域の形成を行う。すなわち、p型のシリコ
ン基板またはシリコン基板に形成されたp型ウェル(以
下、基板という)11に、p型不純物を高濃度にイオン
注入して、図示しないチャネルストッパを形成し、n型
不純物を所定条件でイオン注入して受光部12を形成
し、n型不純物を所定条件でイオン注入して電荷転送部
13,13’を形成し、電荷転送部13,13’と受光
部12との間にp型不純物を所定条件でイオン注入して
図示しない読み出しゲート部を形成する。続いて、各種
不純物領域を形成した基板11上に、熱酸化法またはC
VD(Chemical Vapor Deposition)法により、酸化シリ
コン膜などを堆積させ、絶縁膜14を形成する。続い
て、絶縁膜14上に、CVD法により、不純物が添加さ
れて導電率を高めたポリシリコンを堆積させ、当該ポリ
シリコンをパターニングして第1転送電極15を形成す
る。続いて、第1転送電極15および受光部12上を被
覆して、例えば、酸化シリコン、窒化シリコンなどから
なる絶縁膜14を形成し、当該絶縁膜14を介して第1
転送電極15上に、不図示の第2転送電極を形成し、第
2転送電極を被覆して絶縁膜14を形成する。さらに、
転送電極を被覆するように、絶縁膜14上にタングステ
ン(W)などの高融点金属をCVD(Chemical Vapor D
eposition)法により堆積させ、当該高融点金属膜を受光
部12の上方で開口部17aを有するようにパターニン
グして遮光膜17を形成する。以上で図5(a)に示す
構造が形成される。
【0053】次に、図5(b)に示すように、遮光膜1
7およびその開口部17a上に、プラズマCVD法によ
り、光透過率が十分高い材料、例えば、酸化シリコンを
堆積させて、光透過膜21aを形成する。光透過膜21
aの膜厚については、遮光膜の開口部17a上に堆積さ
れる部分の高さが、第1および第2転送電極15,16
を被覆する遮光膜17の高さd(図3(b)参照)より
大きくなるような膜厚とする。
【0054】次に、図6(c)に示すように、光透過膜
21a上にレジストを塗布し、センサー開口部となる部
分にレジストを残すようにしてパターニングして、レジ
スト膜R1を形成する。
【0055】次に、図6(d)に示すように、レジスト
膜R1をマスクとして、異方性のプラズマドライエッチ
ングを行うことにより、光透過膜21aをパターニング
して、円筒形状にパターニングされた光透過膜21を形
成し、レジスト膜R1を除去する。なお、当該工程にお
いて、円筒形状の光透過膜21がパターニング形成され
るのは、先のレジストのパターニング工程において、微
小なセンサ開口部分にレジストを残すようにパターニン
グすると当該レジスト膜は矩形形状とならず、若干丸ま
って円形状あるいは楕円形状に近い形状となるからであ
る。
【0056】次に、図7(e)に示すように、遮光膜1
7および光透過膜21上を被覆して全面に、スパッタリ
ング法により、光反射率の高い材料、例えば、アルミニ
ウムを堆積させ、光反射膜22を形成する。なお、この
光反射膜22の膜厚は、光透過膜21の側壁部分に、光
反射機能を有する程度に光反射膜22を堆積させること
ができれば、特に限定はない。
【0057】次に、図7(f)に示すように、光反射膜
22を被覆して全面にレジスト膜R2を塗布する。この
レジスト膜R2は、光透過膜21上に形成された光反射
膜22の高さよりも大きくなるような膜厚で形成する。
【0058】次に、図8(g)に示すように、例えば、
RIE(Reactive Ion Etching) 等の異方性エッチング
により、全面をエッチングして、レジスト膜R2ともに
光透過膜21上に形成された光反射膜22を除去する。
ここで、レジスト膜R2としては光反射膜22を構成す
る材料とのエッチング選択比が1に近いものを使用し、
かつ、エッチングガスとしては、光透過膜21に対する
レジスト膜R2および光反射膜22のエッチング選択比
が十分高くとれるものを使用する。その後、レジスト膜
R2を除去することにより、図8(h)に示すように、
光透過膜21の側壁に光反射膜22が形成され、その上
部にセンサ開口部20となる開口部分Dを有する構造が
得られる。
【0059】次に、図9(i)に示すように、光透過膜
21および光反射膜22を被覆して全面に、プラズマC
VD法により窒化シリコンを堆積させて、パッシベーシ
ョン膜30を形成する。
【0060】次に、図9(j)に示すように、パッシベ
ーション膜30を被覆して全面に、例えば、アクリル系
樹脂を塗布してその上面が平坦化された平坦化膜40を
形成し、当該平坦化膜40上に、例えば、染色法により
オンチップカラーフィルタ50を形成する。染色法で
は、カゼインなどの高分子に感光剤を添加して塗布し、
露光、現像、染色および定着を色ごとに繰り返す。その
他、分散法、印刷法または電着法等を用いてオンチップ
カラーフィルタ50を形成してもよい。
【0061】以降の工程としては、例えば、所定の曲率
を有するレンズ形状のレジストパターンをマスクとした
エッチングにより、ネガ型感光性樹脂などの光透過性樹
脂を加工してオンチップレンズ60を形成することで、
図3に示す固体撮像装置を製造することができる。
【0062】上記の本実施形態に係る固体撮像装置の製
造方法によれば、光透過膜21をパターニング形成し
て、少なくとも当該光透過膜21の側壁を被覆するよう
に光反射膜22を形成して、光透過膜21上に形成され
た光反射膜22を除去することにより、オンチップレン
ズ60と受光部12との間に、所望の光集光機能を有す
る構造が製造される。従って、下地の段差にその曲率が
大きく影響されて、その集光機能が影響されるような従
来の層内レンズの製造条件と比して、転送電極15,1
6等の形状のばらつき等による下地の影響を受けないた
め、所望の構造を得るための製造条件の制御を簡素化す
ることができ、複数の画素部分で実質的に同一の感度特
性を有する固体撮像装置を製造することができる。これ
により、安定した感度特性を有する固体撮像装置を製造
することができる。
【0063】第2実施形態 図10に、本実施形態に係る固体撮像装置における図2
のA−A’線における断面図を示す。図10に示すよう
に、本実施形態に係る固体撮像装置では、第1実施形態
に比して、受光部12へ向けてテーパー形状を有する光
透過膜21’が形成されており、その光透過膜21’の
テーパー形状の側壁を囲むようにして光反射膜22’が
形成されている点が異なる。なお、その他の構成は、第
1実施形態と同様であるため、その説明は省略する。
【0064】上記構成の本実施形態に係る固体撮像装置
では、図11に示すように、光反射膜22’にその側壁
が囲まれたテーパーをもつ光透過膜21’の上面の開口
部Eが、図2に示したセンサ開口部20となる。そし
て、第1実施形態と同様に、入射した光L1はオンチッ
プレンズ60によりセンサ開口部20に集光され、この
センサ開口部20に入射した光L1は、光透過率の高い
光透過膜21’と光反射率の高い光反射膜22’との界
面が鏡面となっていることから、この鏡面において反射
されて、受光部12へ導かれることになる。そしてさら
に、入射した光のうち、その一部の光L2は、受光部1
2が形成されたシリコン基板11の表面で反射されるこ
とがあるが、光透過膜21’と光反射膜22’との界面
に形成される鏡面が基板に臨んでいることから、そのよ
うに基板11表面で反射された反射光をも再度、受光部
12へ入射させることができる。
【0065】従って、本実施形態に係る固体撮像装置に
よれば、テーパーをもつ光透過膜21’の側壁を囲むよ
うにして形成された反射膜22’を有することで、基板
11表面で反射された光を再び受光部12へ入射させる
ことができ、第1実施形態の効果に加え、センサ開口部
20に入射した光を効果的に受光部12へ集光させるこ
とができる。
【0066】上記の本実施形態に係る固体撮像装置の製
造方法について説明する。第1実施形態と同様に、図5
(a)および(b)に示す工程を経た後、図6(a)お
よび(b)に示す工程における製造条件を変えて行う。
【0067】すなわち、図12(c)に示すように、光
透過膜21a上にレジストを塗布し、センサー開口部と
なる部分にレジストを残すようにしてパターニングし
て、レジスト膜R1を形成する。なお、このレジスト膜
R1のパターン形状は、第1実施形態における図6
(c)のレジスト膜R1の形状と実質的に同じでよい。
【0068】次に、図12(d)に示すように、レジス
ト膜R1をマスクとして、異方性のプラズマドライエッ
チングを行うことにより、光透過膜21aをパターニン
グして、テーパー形状を有する光透過膜21’を形成
し、レジスト膜R1を除去する。当該工程においては、
第1実施形態における条件とは、プラズマドライエッチ
ングにおけるRFパワーや、エッチングガスのガス流量
比を変化させることにより、所望のテーパーをもつ光透
過膜21’を形成することができる。なお、その他に
も、等方性に近いドライエッチングを行うことでも、パ
ターニング後の光透過膜21’に所望のテーパーを形成
することができる。
【0069】以降の工程としては、第1実施形態と同様
に、図7(e)〜図9(j)に示す工程を経ることで、
図10に示す本実施形態に係る固体撮像装置を製造する
ことができる。
【0070】上記の本実施形態に係る固体撮像装置の製
造方法によっても、第1実施形態と同様、所望の構造を
得るための製造条件の制御を簡素化することができ、複
数の画素部分で実質的に同一の感度特性を有する固体撮
像装置を製造することができる。従って、安定した感度
特性を有する固体撮像装置を製造することができる。
【0071】第3実施形態 図13に、本実施形態に係る固体撮像装置における図2
のA−A’線における断面図を示す。図13に示すよう
に、本実施形態に係る固体撮像装置では、第1実施形態
で示した光透過膜21および光反射膜22による構造に
加えて、さらに、光反射膜22上にテーパーをもつ層間
膜23が形成されており、層間膜23を被覆し反射膜2
2に連結するようにして形成された光反射膜24が形成
されている点が異なる。なお、その他の構成は、第1実
施形態と同様であるため、その説明は省略する。
【0072】上記構成の本実施形態に係る固体撮像装置
では、図14に示すように、オンチップレンズ60にさ
らに近づくように、開口部が上方へ向けて広がるように
形成された光反射膜24を有することから、第1実施形
態におけるセンサ開口部20を実質的に、開口部Dから
開口部Fへと広げられており、オンチップレンズ60を
通過した光のうち、開口部Dへは直接に集光されない角
度を有する光L3が、光反射膜24により反射されて開
口部Dへ集光されることとなり、光L3はさらに光反射
膜22により反射されて、受光部12へ導かれることに
なる。
【0073】従って、本実施形態に係る固体撮像装置に
よれば、光透過膜21の開口部Dへ集光させるために、
さらに光反射膜22に連結して上方へ向けて開口が広が
るように形成された光反射膜24を有することから、第
1実施形態に比して、さらに、入射光の受光部12への
集光効率を向上させることができる。
【0074】上記の本実施形態に係る固体撮像装置の製
造方法について説明する。まず、第1実施形態と同様に
して、図5(a)〜図8(h)に示す工程を経た後、以
下に示す工程を経る。
【0075】すなわち、図15(i)に示すように、光
透過膜21および光反射膜22を被覆して全面に、プラ
ズマCVD法により、例えば、酸化シリコンを堆積させ
て層間膜23aを形成する。続いて、層間膜23a上
に、少なくとも光透過膜21上方に開口を有するレジス
ト膜R3を形成する。層間膜23aは、後に形成する反
射膜24のテーパーを形成するために設けられるため、
特にその材料に限定はなく、後述するエッチング後にテ
ーパー形状がつけられる材料であればよい。
【0076】次に、図15(j)に示すように、レジス
ト膜R3をマスクとして、異方性のプラズマドライエッ
チングを行うことにより、層間膜23aをパターニング
して、テーパーを有する層間膜23を形成する。なお、
当該工程においては、第2実施形態において、図12
(d)を用いて説明したテーパー形状を有する光透過膜
21を形成したのと同様にして、テーパー形状を有する
層間膜23を形成することができる。
【0077】次に、図16(k)に示すように、光透過
膜21、光反射膜22および層間膜23を被覆して全面
に、スパッタリング法により、光反射率の高い材料、例
えば、アルミニウムを堆積させ、光反射膜24を形成す
る。
【0078】次に、図16(l)に示すように、光反射
膜24を被覆して、光透過膜21上に開口を有する図示
しないレジストパターンを形成し、当該レジストパター
ンをマスクとして、例えば、RIE等の異方性エッチン
グにより、光透過膜21上に形成された光反射膜24を
除去する。
【0079】以降の工程としては、第1実施形態におけ
る図9に示した工程と同様にして、パッシベーション膜
30、平坦化膜40、オンチップカラーフィルタ50、
オンチップレンズ60を順に形成することにより、図1
3に示す本実施形態に係る固体撮像装置を製造すること
ができる。
【0080】上記の本実施形態に係る固体撮像装置によ
れば、第1実施形態と同様、所望の構造を得るための製
造条件の制御を簡素化することができ、複数の画素部分
で同一の感度特性を有する固体撮像装置を製造すること
ができる。従って、安定した感度特性を有する固体撮像
装置を製造することができる。
【0081】本発明は、上記の実施形態の説明に限定さ
れない。例えば、本実施形態においては、光透過膜の側
壁を囲むようにして光反射膜を形成することにより、オ
ンチップレンズ60からの光を受光部12へ有効に集光
させることとしているが、同様の原理であれば、光透過
膜の形状およびその側壁を囲む光反射膜の形状は、特に
限定されない。また、光透過膜および光反射膜の材料に
は、特に限定はない。さらに、本実施形態においては、
レンズとは異なり、光透過膜21へ入射した光を光反射
膜22により閉じ込めて、受光部12方向へ導くことと
しているが、このようにして、光を導けるものであれ
ば、例えば、光反射膜22の代わりに光透過膜21の屈
折率よりも十分に屈折率が低い材料により光透過膜21
の側壁を囲む構造により、光を受光部12へ導いてもよ
い。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の
変更が可能である。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、集光効率を高めて感度
を向上させつつ、安定した感度特性を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固体撮像装置の概略構成図であ
る。
【図2】本発明に係る固体撮像装置の撮像部における要
部拡大平面図である。
【図3】第1実施形態に係る固体撮像装置の断面図であ
り、(a)は図2のA−A’線における断面図、(b)
は図2のB−B’線における断面図である。
【図4】本実施形態に係る固体撮像装置の集光作用を説
明するための断面図である。
【図5】本実施形態に係る固体撮像装置の製造におい
て、光透過膜の成膜工程までを示す断面図である。
【図6】本実施形態に係る固体撮像装置の製造におい
て、光透過膜のパターニング工程までを示す断面図であ
る。
【図7】本実施形態に係る固体撮像装置の製造におい
て、光反射膜の成膜工程までを示す断面図である。
【図8】本実施形態に係る固体撮像装置の製造におい
て、光反射膜のパターニング工程までを示す断面図であ
る。
【図9】本実施形態に係る固体撮像装置の製造におい
て、オンチップカラーフィルタの形成工程までを示す断
面図である。
【図10】第2実施形態に係る固体撮像装置における図
2のA−A’線における断面図である。
【図11】第2実施形態に係る固体撮像装置の集光作用
を説明するための断面図である。
【図12】第2実施形態に係る固体撮像装置の製造にお
いて、光透過膜のパターニング工程までを示す断面図で
ある。
【図13】第3実施形態に係る固体撮像装置における図
2のA−A’線における断面図である。
【図14】第3実施形態に係る固体撮像装置の集光作用
を説明するための断面図である。
【図15】第3実施形態に係る固体撮像装置の製造にお
いて、層間膜のパターニング工程までを示す断面図であ
る。
【図16】第3実施形態に係る固体撮像装置の製造にお
いて、光反射膜の形成工程までを示す断面図である。
【図17】(a)は従来例1に係る固体撮像装置の要部
断面図であり、(b)は従来例1に係る固体撮像装置の
問題点を説明するための断面図である。
【図18】(a)は従来例2に係る固体撮像装置の要部
断面図であり、(b)は従来例2に係る固体撮像装置の
集光作用を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1…固体撮像装置、2…撮像部、3…水平転送部、4…
出力部、4a…電荷−電圧変換部、5…フォトセンサ
部、6…読み出しゲート部、7…垂直転送部、8…画
素、11…基板、12…受光部、13…電荷転送部、1
4…絶縁膜、15…第1転送電極、16…第2転送電
極、17…遮光膜、18…層間絶縁膜、19…層内レン
ズ、20…センサ開口部、21…光透過膜、22…光反
射膜、23…層間膜、24…光反射膜、30…パッシベ
ーション膜、40…平坦化膜、50…オンチップカラー
フィルタ、60…オンチップレンズ、R1,R2,R3
…レジスト膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 5/10 H04N 5/335 U H01L 27/148 H01L 27/14 D H04N 5/335 B Fターム(参考) 2H042 AA02 AA15 AA18 AA21 DA02 DA12 DC02 DC11 DD10 DE00 4M118 AA01 AA05 AB01 BA13 CA03 CA34 CB13 CB14 DA03 DA19 DA27 DA32 DB06 DB08 DD03 EA02 FA06 FA26 FA35 FA45 GA08 GB03 GB08 GB11 GB19 GC08 GC09 GD04 GD07 GD15 5C024 CY47 EX43 EX52 GX03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板に形成され、遮光膜で光入射領域が特
    定された受光部を有する固体撮像装置であって、 入射した光を閉じ込め伝搬させて前記受光部の光入射領
    域に導く光案内層を有する固体撮像装置。
  2. 【請求項2】前記光案内層は、 前記受光部の前記光入射領域上に形成された光透過膜
    と、 前記光透過膜の側壁を囲むように形成された光反射膜と
    を有する請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】前記光案内層は、円筒形状の前記光透過膜
    の側壁を前記光反射膜が囲むように形成されている請求
    項2記載の固体撮像装置。
  4. 【請求項4】前記光案内層は、前記光反射膜に側壁が囲
    まれた前記光透過膜の径が、前記受光部へ向けて広がる
    ように形成されている請求項2記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】前記光案内層は、前記光反射膜に側壁が囲
    まれた前記光透過膜の径が、光の入射方向へ向けて広が
    るように形成されている請求項2記載の固体撮像装置。
  6. 【請求項6】前記光案内層の上方に形成され、前記光案
    内層へ向けて光を集光するオンチップレンズをさらに有
    する請求項1記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】基板に受光部を形成する工程と、 前記基板上に、前記受光部の上方に開口部を有する遮光
    膜を形成する工程と、 少なくとも前記開口部内における前記基板上に、入射し
    た光を閉じ込め伝搬させて前記受光部へ導く光案内層を
    形成する工程とを有する固体撮像装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記光案内層を形成する工程は、 前記開口部内における前記基板上に光透過膜を形成する
    工程と、 前記光透過膜の側壁を囲むように光反射膜を形成する工
    程とを有する請求項7記載の固体撮像装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記光透過膜を形成する工程において、円
    筒形状の前記光透過膜を形成する請求項8記載の固体撮
    像装置の製造方法。
  10. 【請求項10】前記光透過膜を形成する工程において、
    前記光透過膜の径が、前記受光部へ向けて広がるように
    形成する請求項8記載の固体撮像装置の製造方法。
  11. 【請求項11】前記光案内層を形成する工程は、 前記開口部内における前記基板上に第1の光透過膜を形
    成する工程と、 前記第1の光透過膜の側壁を囲むように第1の光反射膜
    を形成する工程と、 少なくとも前記第1の光透過膜上に開口部を有し、当該
    開口部の径が光の入射方向へ向けて広がるように第2の
    光反射膜を形成する工程と、 前記第2の光反射膜内に第2の光透過膜を埋め込む工程
    とを有する請求項7記載の固体撮像装置の製造方法。
  12. 【請求項12】前記第2の光反射膜を形成する工程は、 少なくとも前記第1の光透過膜上に開口部を有し、当該
    開口部の径が光の入射方向へ向けて広がるように層間膜
    を形成する工程と、 前記層間膜を被覆して前記第2の光反射膜を形成する工
    程とを有する請求項11記載の固体撮像装置の製造方
    法。
  13. 【請求項13】前記光案内層を形成する工程の後に、前
    記光案内層の上方に、前記光案内層へ向けて光を集光す
    るオンチップレンズを形成する工程をさらに有する請求
    項7記載の固体撮像装置の製造方法。
JP2001162653A 2001-05-30 2001-05-30 固体撮像装置およびその製造方法 Pending JP2002359363A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001162653A JP2002359363A (ja) 2001-05-30 2001-05-30 固体撮像装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001162653A JP2002359363A (ja) 2001-05-30 2001-05-30 固体撮像装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002359363A true JP2002359363A (ja) 2002-12-13

Family

ID=19005746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001162653A Pending JP2002359363A (ja) 2001-05-30 2001-05-30 固体撮像装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002359363A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005278035A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
JP2007035698A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像素子及びその製造方法
JP2007095792A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Canon Inc 撮像装置
JP2007095791A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Canon Inc 撮像装置の製造方法
JP2008112944A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Sony Corp 固体撮像素子
JP2008177220A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Fujifilm Corp 固体撮像装置
US7470965B2 (en) * 2003-09-11 2008-12-30 Panasonic Corporation Solid-state imaging device
JP2010087039A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Sony Corp 固体撮像装置とその製造方法、及び電子機器
EP1598873B1 (en) * 2004-05-17 2011-08-31 Samsung Electronics Co., Ltd. CMOS image sensor and method of fabrication thereof
US8013409B2 (en) 2005-09-27 2011-09-06 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric conversion device and fabrication method therefor
JP2011216826A (ja) * 2010-04-02 2011-10-27 Sony Corp 固体撮像装置とその製造方法、並びに電子機器及びカメラモジュール
JP2012147000A (ja) * 2012-03-12 2012-08-02 Canon Inc 撮像装置の製造方法
JP2012182430A (ja) * 2011-02-09 2012-09-20 Canon Inc 光電変換装置
US8319167B2 (en) 2009-01-30 2012-11-27 Sony Corporation Solid state imaging device and electronic apparatus
US8395699B2 (en) 2009-02-09 2013-03-12 Sony Corporation Solid-state imaging device, camera, electronic apparatus, and method for manufacturing solid-state imaging device
US8395692B2 (en) 2009-03-04 2013-03-12 Sony Corporation Solid-state imaging device, manufacturing method thereof, and electronic apparatus

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7470965B2 (en) * 2003-09-11 2008-12-30 Panasonic Corporation Solid-state imaging device
JP2005278035A (ja) * 2004-03-26 2005-10-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 撮像装置
JP4561143B2 (ja) * 2004-03-26 2010-10-13 パナソニック株式会社 撮像装置
EP1598873B1 (en) * 2004-05-17 2011-08-31 Samsung Electronics Co., Ltd. CMOS image sensor and method of fabrication thereof
JP2007035698A (ja) * 2005-07-22 2007-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像素子及びその製造方法
US8546173B2 (en) 2005-09-27 2013-10-01 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric conversion device and fabrication method therefor
JP2007095792A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Canon Inc 撮像装置
JP2007095791A (ja) * 2005-09-27 2007-04-12 Canon Inc 撮像装置の製造方法
US8962372B2 (en) 2005-09-27 2015-02-24 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric conversion device and fabrication method therefor
US8013409B2 (en) 2005-09-27 2011-09-06 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric conversion device and fabrication method therefor
US8716055B2 (en) 2005-09-27 2014-05-06 Canon Kabushiki Kaisha Photoelectric conversion device and fabrication method therefor
JP2008112944A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Sony Corp 固体撮像素子
JP2008177220A (ja) * 2007-01-16 2008-07-31 Fujifilm Corp 固体撮像装置
JP2010087039A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Sony Corp 固体撮像装置とその製造方法、及び電子機器
US8319167B2 (en) 2009-01-30 2012-11-27 Sony Corporation Solid state imaging device and electronic apparatus
US8395699B2 (en) 2009-02-09 2013-03-12 Sony Corporation Solid-state imaging device, camera, electronic apparatus, and method for manufacturing solid-state imaging device
US8395692B2 (en) 2009-03-04 2013-03-12 Sony Corporation Solid-state imaging device, manufacturing method thereof, and electronic apparatus
US8780255B2 (en) 2009-03-04 2014-07-15 Sony Corporation Solid-state imaging device, manufacturing method thereof, and electronic apparatus
EP2372769A3 (en) * 2010-04-02 2012-06-06 Sony Corporation Solid- state imaging device and method for manufacturing the same, and electronic apparatus and camera module
JP2011216826A (ja) * 2010-04-02 2011-10-27 Sony Corp 固体撮像装置とその製造方法、並びに電子機器及びカメラモジュール
US8736727B2 (en) 2010-04-02 2014-05-27 Sony Corporation Solid-state imaging device and method for manufacturing the same, and electronic apparatus and camera module
JP2012182430A (ja) * 2011-02-09 2012-09-20 Canon Inc 光電変換装置
JP2012147000A (ja) * 2012-03-12 2012-08-02 Canon Inc 撮像装置の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7531779B2 (en) CMOS image device having high light collection efficiency and method of fabricating the same
JP5595298B2 (ja) 固体撮像装置及び撮像システム
US7612395B2 (en) CMOS image sensors
JP4923456B2 (ja) 固体撮像装置およびその製造方法、並びにカメラ
JP2002064193A (ja) 固体撮像装置および製造方法
KR100602882B1 (ko) 반도체장치 및 그 제조방법
JP2010093081A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JPH11284158A (ja) 固体撮像素子と固体撮像素子の製造方法
JP2003229553A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2002359363A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JP2007227643A (ja) 固体撮像装置
JP4923357B2 (ja) 固体撮像装置の製造方法
JP2002151670A (ja) 固体撮像装置および製造方法
JP3959734B2 (ja) 固体撮像素子およびその製造方法
US6724425B1 (en) Solid state image sensor and method for fabricating the same
US7548666B2 (en) Solid state imaging device and method for manufacturing the same
JP4759886B2 (ja) 固体撮像装置
JP2008066409A (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
JP2005033074A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JP2002353428A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JPH11284162A (ja) 固体撮像素子
JP2003046074A (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JP4514576B2 (ja) 固体撮像装置
JP4751717B2 (ja) 固体撮像素子の製造方法
JP2007201162A (ja) 固体撮像素子の製造方法および固体撮像素子