JP2002358068A - 演出装置および演出用プログラム - Google Patents

演出装置および演出用プログラム

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JP2002358068A
JP2002358068A JP2001163681A JP2001163681A JP2002358068A JP 2002358068 A JP2002358068 A JP 2002358068A JP 2001163681 A JP2001163681 A JP 2001163681A JP 2001163681 A JP2001163681 A JP 2001163681A JP 2002358068 A JP2002358068 A JP 2002358068A
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moving image
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Takashi Akaho
隆史 赤穂
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AROFUTO KK
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  • Studio Circuits (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 展示会場やイベント会場等において映像を伴
う演出を安価に行う。 【解決手段】 コンピュータに、ディスプレイ11、タ
ッチパネル12,読取部25、画像信号出力部26およ
び音声信号出力部27を設け、さらに、プログラムを実
行することにより、画像切替部201、表示制御部20
3および告知設定部204を実現する。イベントの開始
時刻は予め告知設定部204にて設定されており、読取
部25からの動画像のデータと告知設定部204からの
告知画像データ241とを表示制御部203がリアルタ
イムにて合成することにより、画像信号出力部26およ
び投影装置911を介して会場にイベント開始時刻が告
知される。イベント実施中は、操作者がディスプレイ1
1上のタッチパネル12を介して入力を行うことによ
り、動画像が再生され、ステレオ音声信号の一方の信号
が音声信号出力部27から制御信号として照明制御装置
922に入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、展示会場やイベン
ト会場等の人が集まる会場にて、映像を伴う演出を行う
演出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】博覧会、商品展示会、博物館、サイン会
等では、上映や商品説明等が一日に複数回行われる。こ
の場合、会場に集まった人々に上映や商品説明等(以
下、単に「イベント」と総称する。)が開始される時間
(以下、時点を示す「時間」を「時刻」という。)を告
知する必要があり、会場の掲示板にイベント開始時刻が
掲示される。
【0003】一方、イベント開始時刻を映像を用いて強
調して告知するという手法も知られている。この場合、
予め告知用のビデオテーブを用意しておき、イベントが
開始されるごとにビデオテープからの映像が切り替えら
れる。
【0004】また、近年では個々のイベントにおいて操
作者が解説を行いながら手元のコンピュータを操作し、
会場に映し出される画像を切り替えるという手法も用い
られている。これにより、解説者の意のままに画像を表
示することが可能となり、より説得力のあるプレゼンテ
ーションが実現される。
【0005】さらに、イベントによっては照明装置を用
いた演出が行われる場合もある。このとき、通常は照明
装置を操作する担当者がイベントの進捗状況に合わせて
照明の点灯や方向を操作する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
会場ではイベント開始時刻の告知、説明の進行、上映、
照明の操作等を入念に準備する必要があり、さらに、イ
ベントを行っている間も多数のスタッフがタイミングを
合わせて行動する必要がある。ところが、このような会
場運営では、開場期間が長期間に及ぶ場合に運営に要す
る人件費が膨大なものとなってしまう。
【0007】もちろん、博物館等のように常設会場にて
イベントが繰り返し行われる場合、経費節約の観点から
大幅な自動化が試みられている。このような常設会場に
おいて上映機器や照明装置を自動制御するシステムは、
専用のプログラムが作成されて使用されることから、必
然的に高価なシステムとなってしまう。
【0008】一方、人件費を削減しつつ効果的な演出を
行うために、既述のように会場におけるイベント開始時
刻の告知をビデオテープからの映像を用いて行うことが
ある。ところが、この場合、一日分のイベント開始時刻
を告知するために一日分の長さの映像を準備する必要が
ある。さらに、トラブルによりイベント開始時刻が変更
されると、ビデオテープからの映像では変更された時刻
を告知することができないという問題が生じる。
【0009】本発明は上記様々な課題に鑑みなされたも
のであり、イベント開始時刻の告知や照明等の制御をコ
ンピュータを用いて巧みに行うことにより、効果的な演
出を簡単かつ安価に実現することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、会場にて映像を伴う演出を行う演出装置であって、
時刻の設定を受け付ける時刻設定手段と、設定された時
刻の表示を含む時刻表示画像を動画像に合成しつつ合成
後の画像を表示装置に表示させる表示制御手段とを備え
る。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の演出装置であって、前記設定された時刻に関連づけら
れた時刻に、前記動画像を他の動画像に切り替える画像
切替手段をさらに備える。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の演出装置であって、前記時刻設定手段が、複
数の時刻の設定を受け付ける。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1ないし
3のいずれかに記載の演出装置であって、前記表示制御
手段が、予め定められた所定の時刻に他の画像を前記表
示装置に表示させる。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項1ないし
4のいずれかに記載の演出装置であって、前記時刻表示
画像を前記動画像に合成するか否かを切り替える合成切
替手段をさらに備える。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項1ないし
5のいずれかに記載の演出装置であって、交換可能な記
録媒体から動画像のデータを読み出す読出手段をさらに
備え、前記読出手段による動画像のデータの読み出し
と、前記表示制御手段による前記動画像と前記時刻表示
画像との合成が並行して行われる。
【0016】請求項7に記載の発明は、会場にて映像を
伴う演出をコンピュータに実行させる演出用プログラム
であって、前記演出用プログラムの前記コンピュータに
よる実行は、前記コンピュータに、時刻の設定を受け付
ける工程と、設定された時刻の表示を含む時刻表示画像
を動画像に合成しつつ合成後の画像を表示装置に表示さ
せる工程とを実行させる。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の演出用プログラムであって、前記演出用プログラムの
前記コンピュータによる実行は、前記コンピュータに、
前記設定された時刻に関連づけられた時刻に、前記動画
像を他の動画像に切り替える工程をさらに実行させる。
【0018】請求項9に記載の発明は、請求項7または
8に記載の演出用プログラムであって、前記演出用プロ
グラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピュ
ータに、前記時刻表示画像を前記動画像に合成するか否
かを切り替える工程をさらに実行させる。
【0019】請求項10に記載の発明は、会場にて映像
を伴う演出を行う演出装置であって、操作者による入力
を受け付ける入力手段と、前記入力に応じて画像を表示
装置に表示させる表示制御手段と、前記入力に応じて会
場に設置された他の演出装置への制御信号を出力する制
御信号出力手段とを備える。
【0020】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の演出装置であって、前記画像が音声を伴う動画像
であり、前記制御信号出力手段が、前記音声の信号の少
なくとも一部を前記制御信号として出力する。
【0021】請求項12に記載の発明は、請求項10ま
たは11に記載の演出装置であって、前記他の演出装置
が照明装置である。
【0022】請求項13に記載の発明は、請求項10な
いし12のいずれかに記載の演出装置であって、前記入
力手段が、前記表示装置に取り付けられたタッチパネル
である。
【0023】請求項14に記載の発明は、請求項10な
いし13のいずれかに記載の演出装置であって、前記入
力手段により時刻設定が可能とされており、設定された
時刻に関連した時刻に前記表示制御手段および前記制御
信号出力手段が同期しつつ動作する。
【0024】請求項15に記載の発明は、会場にて映像
を伴う演出をコンピュータに実行させる演出用プログラ
ムであって、前記演出用プログラムの前記コンピュータ
による実行は、前記コンピュータに、操作者による入力
を受け付ける工程と、前記入力に応じて画像を表示装置
に表示させる工程と、前記入力に応じて会場に設置され
た他の演出装置への制御信号を出力する工程とを実行さ
せる。
【0025】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の演出用プログラムであって、前記他の演出装置が
照明装置である。
【0026】請求項17に記載の発明は、請求項15ま
たは16に記載の演出用プログラムであって、前記入力
を受け付ける工程が、時刻設定を受け付ける工程を含
み、設定された時刻に関連した時刻に前記表示させる工
程および前記制御信号を出力する工程が実行される。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る演出用のコン
ピュータ1が使用される様子の一例を示す図である。コ
ンピュータ1は、博覧会、博物館、展示会、商品説明
会、人物紹介、サイン会等の様々な会場において、物、
サービス、人物等の説明、上映等の際に使用され、映像
の表示、音声の出力、照明の制御等の演出を行う。な
お、以下の説明において、上記様々な催事をイベントと
総称する。
【0028】図1に示す例では、コンピュータ1は投影
装置911に映像信号を出力し、所望の映像がスクリー
ン912に映し出される。また、照明ランプ921の点
灯制御および方向制御を行うための信号がコンピュータ
1から音声信号として出力され、照明ランプ921を含
む照明装置の制御が行われる。
【0029】図2はコンピュータ1の外観を示す斜視図
である。コンピュータ1は前面にディスプレイ11を有
し、ディスプレイ11上には操作者の入力を受け付ける
タッチパネル12が配置される。図1に示すスクリーン
912には、ディスプレイ11に表示される画像と同一
の画像が投影される。
【0030】コンピュータ1の前面にはスピーカ13が
配置され、側面には映像出力端子14および音声出力端
子15が配置される。映像出力端子14は投影装置91
1に接続される。音声出力端子15からはステレオの音
声信号、すなわち、2つの音声信号が出力され、一方の
音声信号は会場に設置されたスピーカに接続される。他
方の音声信号は照明ランプ921を制御する照明制御装
置に接続される。スピーカ13からは会場に設置された
スピーカの音声と同一の音声がモニタ用として出力され
る。なお、図2ではステレオ音声用の音声出力端子15
を1つしか図示していないが、モノラル音声用の音声出
力端子15が2つ設けられてもよい。
【0031】図3はコンピュータ1の構成を周辺の構成
とともに示すブロック図である。コンピュータ1は通常
のコンピュータ1とほぼ同様の構成となっており、各種
演算処理を行うCPU21、基本プログラムを記憶する
不揮発性のROM22、および、演算処理の作業領域と
なったり、各種データを記憶するRAM23がバスライ
ンに接続される。
【0032】また、バスラインには、各種データやプロ
グラムを記憶する固定ディスク24、記録媒体からデー
タやプログラムを読み出す読取部25、ディスプレイ1
1、タッチパネル12、映像出力端子14を含む画像信
号出力部26、並びに、音声出力端子15を含む音声信
号出力部27が適宜、インターフェイスを介して接続さ
れる。
【0033】画像信号出力部26にて生成された信号
は、ディスプレイ11に送られるとともに映像出力端子
14を介して投影装置911へと送られ、これにより、
ディスプレイ11およびスクリーン912には同一の画
像が表示される。
【0034】音声信号出力部27にて生成されたステレ
オ音声信号の一方は、コンピュータ1のスピーカ13に
送られるとともに会場に設置されたアンプ931に送ら
れ、アンプ931にて増幅された音声信号が会場に設置
されたスピーカ932へと送られる。他方の音声信号は
会場に設置された照明制御装置922へと送られ、照明
制御装置922が照明ランプ921の点灯制御および照
明駆動部923による照明ランプ921の向きの制御を
行う。
【0035】読取部25は、記録媒体であるCD(コン
パクトディスク)やDVD(デジタルバーサタイルディ
スク)に記録された情報を読み出す。ただし、記録媒体
としてはどのようなものが利用されてもよく、各種の磁
気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリカー
ド等が利用可能である。
【0036】読取部25には、主としてプログラムを格
納した記録媒体8aと動画像データを格納した記録媒体
8bが装着される。最初に記録媒体8aが読取部25に
装着され、動画像の再生用プログラム81、イベント開
始時刻を告知するための告知用プログラム82およびイ
ベントにおけるプレゼンテーション用プログラム83が
固定ディスク24に読み出される。なお、イベントでは
説明(プレゼンテーション)、上映、上演等が行われて
よいが、便宜上、本実施の形態の説明の細部においては
イベントとしてプレゼンテーションが行われるものとし
て説明を行う。
【0037】図4はコンピュータ1のCPU21等が実
現する機能を他の関連する構成とともに示すブロック図
である。図4において、画像切替部201、時計部20
2、表示制御部203および告知設定部204が、再生
用プログラム81、告知用プログラム82およびプレゼ
ンテーション用プログラム83をCPU21が実行する
ことにより実現される機能を示す。
【0038】画像切替部201は読取部25に装着され
た記録媒体8bから読み出される動画像のデータを切り
替える。時計部202は基準となる時刻(現在時刻)の
設定を受け付けるとともに表示すべき時計の画像データ
を生成する。
【0039】表示制御部203は、表示切替部231お
よび合成部232を有し、動画像と他の画像との合成を
行ったり、合成の有無の切替を行う。告知設定部204
はイベントが開始される複数の時刻の設定を受け付け、
さらに、イベント開始時刻を告知するための画像のデー
タを告知画像データ241として生成する。
【0040】なお、時計部202および告知設定部20
4は告知用プログラム82により実現され、画像切替部
201は告知用プログラム82およびプレゼンテーショ
ン用プログラム83により実現され、表示制御部203
は再生用プログラム81、告知用プログラム82および
プレゼンテーション用プログラム83により実現され
る。
【0041】次に、各種プログラムを実行することによ
り演出用の装置として機能するコンピュータ1の動作に
ついて説明する。
【0042】図5はコンピュータ1の動作の概略を示す
流れ図である。コンピュータ1の電源がONとされる
と、事前に格納されている告知用プログラム82が実行
され、初期設定が行われる(ステップS1)。その後、
会場の人々にイベント開始時刻を告知する開始時刻告知
動作が実行される(ステップS2)。
【0043】設定された時刻に従った所定の時刻になる
と、すなわち、イベント開始時刻あるいはその直前の時
刻になると、プレゼンテーション用プログラム83が実
行され、プレゼンテーション動作が実行される(ステッ
プS3)。1回のイベントが完了するとコンピュータ1
は開始時刻告知動作(ステップS2)へと戻る。
【0044】図6は初期設定の動作(ステップS1)の
基本的な流れを示す図である。初期設定ではまず、時計
部202がタッチパネル12を介して現在の時刻を受け
付け、内部時計の設定が行われる(ステップS11)。
図7は時計の設定が行われる際のディスプレイ11の表
示を例示する図である。
【0045】時計設定では、テンキー71の表示に操作
者が触れる(すなわち、タッチパネル12に触れる(以
下同様))ことにより現在の時刻が入力され、「進む」
ボタン72に触れることにより現在の時刻が設定される
とともに次のステップへと移行する。
【0046】時計設定の次のステップでは、告知設定部
204によりタッチパネル12を介してイベント開始時
刻(すなわち、告知時刻)の設定が受け付けられる(ス
テップS12)。図8はイベント開始時刻を設定する際
のディスプレイ11の表示を例示する図であり、複数の
イベント開始時刻が設定可能とされる。なお、図8中で
は「時刻」の意味で「時間」という言葉を用いている。
【0047】操作者はまず、設定すべき開始時刻の項目
73を選択し、次に、テンキー71に触れることにより
時刻を入力する。各項目73の入力が完了すると、「進
む」ボタン72に触れることにより設定が完了するとと
もに次のステップへと移行する。なお、「戻る」ボタン
74に触れた場合には、図7に示す時計設定へと戻る。
【0048】イベント開始時刻の設定の次のステップで
は、画面表示設定の受付が行われる(ステップS1
3)。図9は画面表示設定を行う際のディスプレイ11
の表示を例示する図である。なお、図9中においても
「時刻」の意味で「時間」という言葉を用いている。
【0049】図9において、「有」「無」のボタン75
に触れることにより、「有」と「無」の表示が入れ替わ
る。「時計」の項目が「有」の場合には、イベントとイ
ベントとの間においてスクリーン912(図1参照)に
は時計の画像が動画像に合成されて表示される。「無」
の場合には、時計の画像は表示されない。
【0050】「プレゼンテーション時間告知」の項目が
「有」の場合には、イベントとイベントとの間におい
て、スクリーン912に「次のプレゼンテーション開始
時間は・・・です。」という文字画像が動画像に合成さ
れて表示される。「無」の場合には、このような文字画
像は表示されない。
【0051】「開演時間告知」の項目が「有」の場合に
は、イベントとイベントとの間において、スクリーン9
12に「次の開演時間は・・・です。」という文字画像
が動画像に合成されて表示される。「無」の場合には、
このような文字画像は表示されない。
【0052】なお、「プレゼンテーション」や「開演」
という用語はイベントの種類に応じて使い分けられ、
「プレゼンテーション時間告知」の項目と「開演時間告
知」の項目とは同時に「有」にならないように制御され
る。
【0053】「時報」の項目が「有」の場合には、イベ
ントとイベントとの間において毎時0分になると0分に
なったことを示す動画像および音声が再生される。
「無」の場合には再生されない。
【0054】「カウントダウン」が「有」の場合には、
イベントが開始される直前(例えば、3分前)にイベン
トの開始直前であることを示す動画像および音声が再生
される。「無」の場合にはカウントダウンを示す動画像
および音声の再生は行われない。
【0055】以上のように、画面表示設定の際にはコン
ピュータ1が様々な動作や表示の機能を切り替える設定
を受け付ける。
【0056】全ての項目について画面表示設定が完了す
ると「完了」ボタン76に触れることにより、初期設定
が終了する。なお、「戻る」ボタン74に触れた場合に
はイベント開始時刻の設定へと戻る。
【0057】図10は開始時刻告知動作(図5:ステッ
プS2)におけるディスプレイ11およびスクリーン9
12の表示例を示す図である。図10において時計の画
像(以下、「時計画像」という。)61は図9に示す
「時計」の項目が「有」の場合に表示される画像であ
り、画面下の「次のプレゼンテーション開始時間は1
0:00です。」という文字画像(以下、「時刻告知画
像」という。)62は、図9に示す「プレゼンテーショ
ン時間告知」の項目が「有」の場合に表示される画像で
ある。なお、「開演時間告知」の項目が「有」(「プレ
ゼンテーション時間告知」の項目が「無」となる。)の
場合には、時刻告知画像62は、「次の開演時間は1
0:00です。」となる。背景63には動画像が表示さ
れ、この動画像は記録媒体8bから読み出される。
【0058】図11および図12は、コンピュータ1に
よる開始時刻告知動作(ステップS2)を示す流れ図で
ある。以下、図4、並びに、図10ないし図12を参照
しながら開始時刻告知動作について説明する。
【0059】開始時刻告知動作では、まず、時計の表示
を行うように設定されているか否か(すなわち、「時
計」の項目が「有」に設定されているか否か)が確認さ
れ(ステップS211)、時計の表示を行う場合には表
示切替部231において時計画像61が付加画像として
設定される(ステップS212)。
【0060】次に、イベント開始時刻の告知を行うよう
に設定されているか否か(すなわち、「プレゼンテーシ
ョン時間告知」または「開演時間告知」の項目が「有」
に設定されているか否か)が確認され(ステップS21
3)、いずれかの時刻告知を行うように設定されている
場合には、表示切替部231において所望の時刻告知画
像62が付加画像として設定される(ステップS21
4)。
【0061】その後、画像切替部201の制御の下、記
録媒体8bから読取部25によりイベント開始時刻告知
用の動画像のデータが順次読み出され、表示制御部20
3に転送される。このとき、時計の表示を行う場合には
時計部202から時計画像データ221が表示切替部2
31に転送され、イベント開始時刻の告知を行う場合に
は告知設定部204から次のイベント開始時刻を示す告
知画像データ241が表示切替部231に転送される。
【0062】表示制御部203の合成部232では、時
計部202や告知設定部204から転送される付加画像
のデータと動画像のデータとがリアルタイムにて合成さ
れ(いわゆる、リアルタイムレンダリングが行われ
る。)、合成後のデータが画像信号出力部26に出力さ
れる。その結果、読取部25から動画像を読み出す処理
と、動画像中に時計画像61および時刻告知画像62を
必要に応じて合成する処理とが並行して行われ、合成済
の動画像が投影装置911に対向するスクリーン912
およびディスプレイ11に表示される(ステップS21
5)。
【0063】なお、このとき、動画像のデータに含まれ
る音声信号が読取部25から音声信号出力部27に転送
され、会場に設置されてスピーカ932から音声が出力
されてもよい。
【0064】イベント開始時刻告知用の画像表示が開始
されると(ただし、時刻告知画像62が合成されない場
合にはイベント開始時刻の情報は含まれない。)、画像
切替部201が「カウントダウン」の項目(図9参照)
が「有」に設定されているか否かを確認し(ステップS
216)、「有」に設定されている場合には時計部20
2からの現在時刻がカウントダウン用の時刻(例えば、
イベント開始時刻の3分前)になったか否かを確認する
(ステップS217)。カウントダウン用の時刻になっ
ていない場合には時報動作の確認(ステップS222)
へと移行する。
【0065】一方、「カウントダウン」の項目が「無」
の場合には、現在時刻がイベント開始時刻になったか否
かが確認され(ステップS221)、開始時刻になって
いない場合には、時報動作の確認(ステップS222)
へと移行する。
【0066】時報動作の確認では、時計部202が示す
現在時刻が0分を指しているか否かが確認される(ステ
ップS222)。そして、現在時刻が0分になっていな
い場合にはステップS216へと戻り、カウントダウン
動作の確認が行われる。
【0067】以上のように、コンピュータ1ではイベン
ト開始時刻告知用の合成済画像が表示されている間、カ
ウントダウン動作の確認(ステップS216)またはイ
ベント開始時刻の確認(ステップS221)、並びに、
時報動作の確認(ステップS222)が繰り返し行われ
る。
【0068】「カウントダウン」の項目が「有」であ
り、カウントダウン動作を開始する時刻になった場合
(ステップS217)、コンピュータ1の画像切替部2
01は、読取部25を介して記録媒体8bからカウント
ダウン用の動画像(以下、「カウントダウン映像」とい
う。)のデータを読み出す。そして、カウントダウン映
像が表示制御部203および画像信号出力部26により
ディスプレイ11やスクリーン912に表示される。ま
た、このとき、動画像に付与された音声が音声信号出力
部27、アンプ931およびスピーカ932を介して会
場中に出力される。
【0069】ステレオ音声信号の一方は、既述のように
照明制御装置922に入力され照明ランプ921の点灯
制御や照明駆動部923による照明方向の制御が行われ
る。照明制御装置922ではSMPTE(Society of Mo
tion Picture and Television Engineers)タイムコード
に準拠した照明用の汎用制御信号が用いられる。SMP
TEタイムコードは音声周波数帯に含まれる信号である
ため、コンピュータ1ではSMPTEタイムコードを音
声信号として出力するようになっている。すなわち、記
録媒体8bには照明制御信号が音声として記録されてい
る。なお、音声信号である照明制御信号は実質的に照明
ランプ921や照明駆動部923を制御する信号である
が、照明ランプ921や照明駆動部923を直接制御す
る信号ではない。
【0070】既述のように、カウントダウンが行われる
時刻になると、画像切替部201によりイベント開始時
刻告知用の動画像からカウントダウン用の動画像へと切
り替えられ、切替後の音声信号が音声信号出力部27の
音声出力端子15(図2参照)から出力される。したが
って、表示制御部203と音声信号出力部27(すなわ
ち、照明制御装置922)とが同期しつつ動作を行い、
動画像の表示と照明ランプ921の制御とが自動的に同
期する。
【0071】カウントダウン動作が終了すると、イベン
トの開始を告げるオープニング動作へと移行する(ステ
ップS223)。すなわち、画像切替部201の制御に
より記録媒体8bから読取部25を介してイベントの開
始を告げる動画像(以下、「オープニング映像」とい
う。)が読み出され、オープニング映像がディスプレイ
11やスクリーン912に映し出される。
【0072】また、動画像のデータに含まれるステレオ
音声信号が読み出され、一方の音声信号がアンプ931
を介して会場のスピーカ932から出力される。他方の
音声信号は照明制御装置922へと入力され、オープニ
ング映像と同期しながら照明ランプ921の点灯制御お
よび照明方向制御が行われる。その後、後述するイベン
ト実施中の動作(本実施の形態ではプレゼンテーション
用の動作)へと移行する。
【0073】「カウントダウン」の項目が「無」の場
合、カウントダウン動作を行うことなくイベント開始時
刻にオープニング動作が行われる(ステップS221,
S223)。その後、後述するイベント実施中の動作へ
と移行する。
【0074】カウントダウン動作やオープニング動作が
行われることなく現在時刻が0分になると、画像切替部
201が読取部25を介して記録媒体8bから時報用の
動画像のデータを読み出す。これにより、スクリーン9
12には時報用の動画像が表示される(ステップS22
4)。このとき、画像切替部201によりその時刻を通
知する音声のデータが生成され、音声信号出力部27、
アンプ931およびスピーカ932を介して会場に時刻
の通知が行われる。
【0075】なお、カウントダウン動作を開始する時刻
またはイベント開始時刻が時報動作の時刻と同一の場合
には、カウントダウン動作またはオープニング動作が優
先して実行される。
【0076】次に、ステップS223によるオープニン
グ動作の後のイベント実施中の動作について説明する。
図5では、イベント実施中のコンピュータ1の動作を
「プレゼンテーション動作」(ステップS3)として図
示している。
【0077】図13は、プレゼンテーションが行われて
いる間のディスプレイ11の画像(すなわち、スクリー
ン912上の画像)を例示する図であり、プレゼンテー
ションにおいて商品の説明が行われる場合を想定したも
のである。
【0078】図13において、「戻る」、「進む」、
「終了」のボタン651〜653の表示は、操作者がボ
タンに触れることによりタッチパネル12が入力を受け
付けることを示している。また、「デモ映像1」、「デ
モ映像2」、「特徴1」、「特徴2」、「特徴3」もボ
タン661〜665としての表示となっており、これら
の文字の領域に操作者が触れることによりタッチパネル
12が入力を受け付ける。
【0079】「戻る」ボタン661は前画面が存在する
場合に表示され、前画面に移行する際に用いられる。
「進む」ボタン662は次画面が存在する場合に表示さ
れ、次画面に移行する際に用いられる。「終了」ボタン
663に操作者が触れた場合にはプレゼンテーション動
作が終了する。「特徴1」ボタン663、「特徴2」ボ
タン664および「特徴3」ボタン665は商品の特徴
を示す画面に移行する際に用いられる。
【0080】一方、「デモ映像1」ボタン661および
「デモ映像2」ボタン662は、デモンストレーション
用の動画像をスクリーン912上に再生する際に操作者
が触れるボタンとなっている。
【0081】図14はプレゼンテーション動作(ステッ
プS3)におけるコンピュータ1の動作を示す流れ図で
ある。以下、図4、並びに、図13および図14を参照
しながらプレゼンテーション動作について説明する。
【0082】プレゼンテーション動作では、表示制御部
203がタッチパネル12からの操作者の入力を監視す
る。具体的には、図14に示すように、表示制御部20
3は画面変更を指示する入力の監視(ステップS3
1)、動画像再生を指示する入力の監視(ステップS3
2)、および、「終了」ボタン653に対する操作の監
視(ステップS33)を行う。
【0083】図13に示す例において、「戻る」ボタン
651、「進む」ボタン652、「特徴1」ボタン66
3、「特徴2」ボタン664、「特徴3」ボタン665
に操作者が触れた場合、ステップS31において画面変
更の入力が検出され、表示制御部203が画像切替部2
01および読取部25を介して記録媒体8bから指定さ
れた画面の画像データを読み出す。これにより、ディス
プレイ11やスクリーン912に映し出される画像が切
り替えられる(ステップS34)。
【0084】一方、「デモ映像1」ボタン661や「デ
モ映像2」ボタン662に操作者が触れた場合、これら
の操作が動画像再生の入力として検出される(ステップ
S32)。動画像再生が検出されると、表示制御部20
3が画像切替部201および読取部25を介して記録媒
体8bから指定された動画像のデータを読み出し、画像
信号出力部26を介してディスプレイ11およびスクリ
ーン912上に動画像を再生する(ステップS35)。
【0085】このとき、カウントダウン動作(図11:
ステップS218)やオープニング動作(図12:ステ
ップS223)と同様に、動画像のデータに含まれるス
テレオ音声信号が音声信号出力部27により再生され、
一方の音声信号に基づいて会場のスピーカ932から音
声が出力される。そして、他方の音声信号は照明制御信
号となっており、照明制御装置922に入力される。そ
の結果、動画像や音声と同期して照明ランプ921の点
灯制御や照明方向の制御が自動的に行われる。
【0086】操作者による所定のプレゼンテーションが
終了すると、操作者が「終了」ボタン653に触れるこ
とにより、タッチパネル12を介して表示制御部203
が終了操作を検出する(ステップS33)。終了操作が
検出されると、プレゼンテーション動作(ステップS
3)が終了し、図5に示すように開始時刻告知動作(ス
テップS2)へと戻る。なお、図5では図示を省略して
いるが、コンピュータ1の電源がOFFとされることに
より、図5に示す動作が終了する。
【0087】プレゼンテーション動作後の開始時刻告知
動作(ステップS2)では、図11に示すように動画像
に付加する付加画像の設定が再度行われる(ステップS
211〜S214)。その結果、次のプレゼンテーショ
ンの開始時刻(イベント開始時刻)の告知が行われるこ
ととなる(ステップS215)。そして、次のイベント
開始時刻が到来すると(カウントダウン動作が行われる
場合にはカウントダウン動作の後に)、オープニング動
作およびプレゼンテーション動作が実行される。
【0088】以上、演出装置であるコンピュータ1の構
成および動作について説明してきたが、コンピュータ1
では、イベント開始時刻を告知する際に動画像と時刻告
知画像とがリアルタイムにて合成される。したがって、
イベント開始時刻に変更が生じた場合であっても容易に
修正することができ、柔軟に対応することができる。
【0089】また、動画像は記録媒体8bから読み出さ
れるものであることから、異なる種類のイベントの開始
時刻の告知に際しては、動画像を変更するのみで(すな
わち、使用する記録媒体8bを交換するのみで)対応す
ることができ、様々な状況下での効果的な告知を安価か
つ容易に実現することができる。
【0090】なお、コンピュータ1は電源投入直後にプ
ログラムが実行される専用のコンピュータであることが
好ましいが、汎用のコンピュータであってももちろん利
用可能である。演出専用のコンピュータ1の場合、ディ
スプレイ11上にタッチパネル12が配置されるため、
操作者がディスプレイ11の表示を見ながら容易に入力
を行うことができ、好ましい操作環境が得られる。使用
される動画像のフォーマットもMPEGやMPEG2と
いったもののみならず、他のフォーマットが利用されて
よい。
【0091】また、コンピュータ1では、動画像再生の
際に出力される音声信号を用いて照明ランプ921の点
灯制御や照明方向の制御が行われ、動画像と照明の制御
とを簡単に同期させることができる。すなわち、従来の
技術のようにコンピュータにおける専用の制御プログラ
ムを作成する必要はなく、安価に動画像と照明とを同期
させて制御することが実現される。もちろん、照明制御
の変更も記録媒体8bを他のものと交換するだけで容易
に行うことができる。
【0092】また、このような照明制御を安価かつ容易
に行うことが実現されることにより、コンピュータ1は
短期間の非常設会場であっても柔軟に対応することがで
き、長期間の常設会場であっても低コストにて演出を行
うことができる。
【0093】さらに、コンピュータ1ではイベント開始
時刻の告知と操作者によるインタラクティブな画面操作
とを行うことができ、画面操作に応じた照明制御も行う
ことができる。したがって、イベントにおいて従来、多
くの人員を用いて行われてきた作業の大部分をコンピュ
ータ1のみで実現することができ、イベント運営の大幅
なコスト削減が実現される。
【0094】以上、本発明の一の実施の形態について説
明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるも
のではなく様々な変形が可能である。
【0095】例えば、上記実施の形態では、博覧会、博
物館、展示会、商品説明会、催事、人物紹介、サイン会
等の様々な会場にコンピュータ1を演出装置として利用
することができると説明したが、例示した会場に限定さ
れるものではなく、人が集まる他の種類の会場において
も利用することができる。
【0096】また、映像を伴う演出装置は必ずしもコン
ピュータとして構成されている必要はなく、専用の装置
として会場に設置されてもよい。すなわち、コンピュー
タにより実現される機能の一部または全部が専用の電気
的回路として設けられてもよい。
【0097】上記実施の形態では、コンピュータ1のデ
ィスプレイ11と投影装置911とに同一の画像が表示
されると説明したが、ディスプレイ11または投影装置
911のいずれかのみが利用されてもよい。例えば、投
影装置911を利用せずにディスプレイ11を視聴者に
向けてイベント開始時刻の告知やプレゼンテーション等
が行われてもよい。逆に、コンピュータ1にディスプレ
イ11を設けず、画像信号の外部出力のみが画像表示に
利用されてもよい。すなわち、上記実施の形態ではディ
スプレイ11および投影装置911のそれぞれが画像を
表示するための表示装置としての役割を果たしている。
【0098】また、コンピュータ1からの画像信号の外
部出力を利用する表示装置は投影装置911に限定され
るものではなく、プラズマディスプレイ、LEDディス
プレイ、通常のCRTモニタ等が利用されてもよい。
【0099】図10に例示した時刻告知画像62は、文
字の表示(文字が止まっていても流れていてもよい。)
に限定されるものではなく、イベント開始時刻を表示す
る画像であればどのようなものであっても利用可能であ
る。例えば、イベント開始時刻を示すCGによる動画像
が時刻告知画像62とされてもよい。
【0100】上記実施の形態ではイベント開始時刻の3
分前にカウントダウン用の動画像が表示されているよう
になっているが、カウントダウン用の動画像が表示され
るタイミングは異なった時間に設定されてもよい。すな
わち、イベント開始時刻に関連づけられた時刻(より正
確には、イベント開始時刻の前であってイベント開始時
刻に関連づけられた時刻)に時刻告知画像62を含む動
画像が他の動画像に切り替えられることにより、会場の
人々にイベント開始直前であることを効果的に伝達する
ことができる。
【0101】なお、カウントダウン動作で行われる処理
はオープニング動作において行われてもよい。すなわ
ち、設定時刻になるとオープニング動作の一部としてカ
ウントダウンに関する動画像の表示や照明装置の制御が
行われてもよい。
【0102】また、上記実施の形態では開始時刻告知動
作中に毎時0分になると時報を示す映像が表示される
が、時報は予め定められた所定の時刻(所定の時間間隔
により定められる時刻を含む。)に任意に行われてよ
く、また、時報用の画像に代えて他の画像(静止画像で
あっても動画像であってもよい。)が表示されてもよ
い。
【0103】上記実施の形態では、動画像再生中あるい
はイベント実施中に音声信号を用いて照明ランプ921
および照明駆動部923の制御が行われるが、照明ラン
プ921または照明駆動部923の一方のみが制御され
てもよい。照明光の色が制御されてもよい。
【0104】逆に、音声信号の波長帯を用いて制御を行
うことができる制御機器であれば、音声信号が照明以外
の他の演出装置(演出装置の一つであるコンピュータ1
を除く演出装置)に利用されてもよい。例えば、SMP
TEタイムコードを用いて音源を制御することにより、
動画像に同期して効果的な音声を再生することができ
る。他の例としては、商品展示会場にて動画像に同期し
て商品を展示する台が回転されてもよく、商品の動作を
アピールするために商品の動作が音声信号により制御さ
れてもよい。さらに、レーザー光、ドライアイス等を用
いた演出用の煙、その他の特殊効果等が音声信号により
制御されてもよい。
【0105】なお、ステレオ音声信号の全てを他の演出
装置の制御に利用することも可能である。すなわち、音
声信号の少なくとも一部を制御信号として利用すること
により、照明等の他の演出装置を動画像に同期して制御
することが実現される。
【0106】また、上記実施の形態では、会場のスピー
カ932にはステレオ音声信号の一方のみが送られるた
め、会場の音声はモノラルとなる。しかしながら、図1
5に示すようにコンピュータ1の通信用端子28ともう
一台のコンピュータ1aの通信用端子28とをケーブル
281を用いて接続することにより、会場のスピーカ9
32ともう一つのスピーカ932aとからステレオ音声
を出力することも可能である。
【0107】すなわち、図15においても既述のように
コンピュータ1に記録媒体8bからの動画像のデータを
読取部25が読み出し、映像出力端子14からの信号を
投影装置911に送るとともに音声信号出力端子からの
信号を照明制御装置922および図示しないアンプを介
してスピーカ932に送られる。そして、コンピュータ
1の動作に同期してコンピュータ1aの読取部25が記
録媒体8cから音声信号を読み出すことにより1つの
(すなわち、1トラック分の)音声信号が音声出力端子
15を介してスピーカ932aに追加出力することが実
現される。なお、コンピュータ1a側の余剰の1トラッ
クの音声信号をサラウンド音声としてさらにもう一つの
スピーカ932bから出力するようにしてもよい。
【0108】上記実施の形態中のプレゼンテーション動
作においては、タッチパネル12を介して操作入力が行
われると説明したが、タッチパネル12に代えてキーボ
ード、マウス、ジョイスティック、コントロールパッド
等が用いられてもよい。
【0109】上記実施の形態ではイベント開始時刻の告
知、カウントダウン動作、オープニング動作、あるい
は、プレゼンテーション動作中の所定の操作により動画
像の再生が行われると説明したが、必ずしも動画像の表
示が行われる必要はなく、必要に応じて動画像に代えて
静止画像が利用されてもよい。また、上記説明における
動画像は、画像が変化する動画像に限定されるものでは
なく、画像が変化しない場合であっても動画像としての
再生プロセスにより再生される画像を含む。
【0110】上記実施の形態では、コンピュータ1がイ
ベント開始時刻の告知、照明装置の制御、プレゼンテー
ションの際の動作等の様々な動作を行うが、これらの動
作の一部のみが行われてもよい。例えば、イベント開始
時刻の告知専用としてコンピュータ1が使用され、照明
装置の制御が行われなくてもよく、プレゼンテーション
専用としてコンピュータ1が使用されてもよい。照明装
置の制御を行わない場合は、ステレオ音声信号の双方が
会場に設置された2以上のスピーカに送られてもよい。
【0111】
【発明の効果】請求項1ないし9の発明では、時刻の変
更に柔軟に対応した時刻表示が実現される。また、動画
像を変更することにより様々な状況における時刻表示を
容易に行うことができる。
【0112】また、請求項2および8の発明では、設定
された時刻に関連づけられた時刻に他の動画像に自動的
に切り替えることができる。
【0113】また、請求項3の発明では、複数の時刻に
対する時刻表示を行うことができる。
【0114】また、請求項4の発明では、設定された時
刻とは無関係に設定された時刻に他の画像を表示するこ
とができる。
【0115】また、請求項5および9の発明では、時刻
表示画像の表示の有無を切り替えることができる。
【0116】また、請求項6の発明では、記録媒体を交
換することにより動画像を容易に変更することができ
る。
【0117】請求項10ないし17の発明では、操作者
による入力に応じて画像表示と他の演出装置の制御とを
同期させることができる。
【0118】また、請求項11の発明では、音声信号を
用いて他の演出装置を制御することができ、安価に他の
演出装置を制御することができる。
【0119】また、請求項12および16の発明では、
操作者による入力に応じて画像表示と照明装置の制御と
を同期させることができる。
【0120】また、請求項13の発明では、操作者が表
示装置の表示を見ながら容易に入力を行うことができ
る。
【0121】また、請求項14および17の発明では、
設定された時刻に画像表示と他の演出装置とを同期させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】演出用のコンピュータが使用される様子の一例
を示す図である。
【図2】コンピュータの外観を示す斜視図である。
【図3】コンピュータの構成を周辺の構成とともに示す
ブロック図である。
【図4】コンピュータのCPU等が実現する機能を他の
関連する構成とともに示すブロック図である。
【図5】コンピュータの動作の概略を示す流れ図であ
る。
【図6】初期設定の動作を示す流れ図である。
【図7】時計の設定が行われる際のディスプレイの表示
を例示する図である。
【図8】イベント開始時刻を設定する際のディスプレイ
の表示を例示する図である。
【図9】画面表示設定を行う際のディスプレイの表示を
例示する図である。
【図10】開始時刻告知動作におけるディスプレイおよ
びスクリーンの表示例を示す図である。
【図11】開始時刻告知動作を示す流れ図である。
【図12】開始時刻告知動作を示す流れ図である。
【図13】プレゼンテーションが行われている間のディ
スプレイの画像を例示する図である。
【図14】プレゼンテーション動作を示す流れ図であ
る。
【図15】2台のコンピュータを接続した様子を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ 8b 記録媒体 11 ディスプレイ 12 タッチパネル 21 CPU 22 ROM 23 RAM 25 読取部 27 音声信号出力部 62 時刻告知画像 63 背景 81 再生用プログラム 82 告知用プログラム 83 プレゼンテーション用プログラム 201 画像切替部 202 時計部 203 表示制御部 204 告知設定部 231 表示切替部 232 合成部 911 投影装置 921 照明ランプ 923 照明駆動部 S12,S13,S31,S32,S34,S35,S
215,S218 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/765 H04N 5/91 L Fターム(参考) 5C023 AA18 AA21 AA38 CA01 CA04 CA05 5C053 FA07 GB11 GB12 JA01 JA22 LA05 LA11 LA20 5C082 AA03 AA37 BA02 BA12 BA41 CA76 CB01 DA87 MM09

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 会場にて映像を伴う演出を行う演出装置
    であって、 時刻の設定を受け付ける時刻設定手段と、 設定された時刻の表示を含む時刻表示画像を動画像に合
    成しつつ合成後の画像を表示装置に表示させる表示制御
    手段と、を備えることを特徴とする演出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の演出装置であって、 前記設定された時刻に関連づけられた時刻に、前記動画
    像を他の動画像に切り替える画像切替手段、をさらに備
    えることを特徴とする演出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の演出装置であ
    って、 前記時刻設定手段が、複数の時刻の設定を受け付けるこ
    とを特徴とする演出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の演
    出装置であって、 前記表示制御手段が、予め定められた所定の時刻に他の
    画像を前記表示装置に表示させることを特徴とする演出
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の演
    出装置であって、 前記時刻表示画像を前記動画像に合成するか否かを切り
    替える合成切替手段、をさらに備えることを特徴とする
    演出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の演
    出装置であって、 交換可能な記録媒体から動画像のデータを読み出す読出
    手段、をさらに備え、 前記読出手段による動画像のデータの読み出しと、前記
    表示制御手段による前記動画像と前記時刻表示画像との
    合成が並行して行われることを特徴とする演出装置。
  7. 【請求項7】 会場にて映像を伴う演出をコンピュータ
    に実行させる演出用プログラムであって、前記演出用プ
    ログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コンピ
    ュータに、 時刻の設定を受け付ける工程と、 設定された時刻の表示を含む時刻表示画像を動画像に合
    成しつつ合成後の画像を表示装置に表示させる工程と、
    を実行させることを特徴とする演出用プログラム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の演出用プログラムであ
    って、前記演出用プログラムの前記コンピュータによる
    実行は、前記コンピュータに、 前記設定された時刻に関連づけられた時刻に、前記動画
    像を他の動画像に切り替える工程、をさらに実行させる
    ことを特徴とする演出用プログラム。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の演出用プログ
    ラムであって、前記演出用プログラムの前記コンピュー
    タによる実行は、前記コンピュータに、 前記時刻表示画像を前記動画像に合成するか否かを切り
    替える工程、をさらに実行させることを特徴とする演出
    用プログラム。
  10. 【請求項10】 会場にて映像を伴う演出を行う演出装
    置であって、 操作者による入力を受け付ける入力手段と、 前記入力に応じて画像を表示装置に表示させる表示制御
    手段と、 前記入力に応じて会場に設置された他の演出装置への制
    御信号を出力する制御信号出力手段と、を備えることを
    特徴とする演出装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の演出装置であっ
    て、 前記画像が音声を伴う動画像であり、 前記制御信号出力手段が、前記音声の信号の少なくとも
    一部を前記制御信号として出力することを特徴とする演
    出装置。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載の演出装
    置であって、 前記他の演出装置が照明装置であることを特徴とする演
    出装置。
  13. 【請求項13】 請求項10ないし12のいずれかに記
    載の演出装置であって、 前記入力手段が、前記表示装置に取り付けられたタッチ
    パネルであることを特徴とする演出装置。
  14. 【請求項14】 請求項10ないし13のいずれかに記
    載の演出装置であって、 前記入力手段により時刻設定が可能とされており、設定
    された時刻に関連した時刻に前記表示制御手段および前
    記制御信号出力手段が同期しつつ動作することを特徴と
    する演出装置。
  15. 【請求項15】 会場にて映像を伴う演出をコンピュー
    タに実行させる演出用プログラムであって、前記演出用
    プログラムの前記コンピュータによる実行は、前記コン
    ピュータに、 操作者による入力を受け付ける工程と、 前記入力に応じて画像を表示装置に表示させる工程と、 前記入力に応じて会場に設置された他の演出装置への制
    御信号を出力する工程と、を実行させることを特徴とす
    る演出用プログラム。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の演出用プログラム
    であって、 前記他の演出装置が照明装置であることを特徴とする演
    出用プログラム。
  17. 【請求項17】 請求項15または16に記載の演出用
    プログラムであって、 前記入力を受け付ける工程が、時刻設定を受け付ける工
    程を含み、 設定された時刻に関連した時刻に前記表示させる工程お
    よび前記制御信号を出力する工程が実行されることを特
    徴とする演出用プログラム。
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