JP2002357672A - 時計ムーブメント - Google Patents

時計ムーブメント

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JP2002357672A
JP2002357672A JP2002094439A JP2002094439A JP2002357672A JP 2002357672 A JP2002357672 A JP 2002357672A JP 2002094439 A JP2002094439 A JP 2002094439A JP 2002094439 A JP2002094439 A JP 2002094439A JP 2002357672 A JP2002357672 A JP 2002357672A
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Schoenenberger Theodor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケース入れ操作の前にムーブメントの輸送の
間に、特に時間ホイールをモーション・ワーク・ピニオ
ンとのかみ合いを維持することを可能にする、時計ムー
ブメントを提供する。 【解決手段】 本発明は、時計ムーブメントの構造、特
に時間ホイール(1)の構造に関し、そのパイプ(4)
の内側は、キャノン・ピニオン(7)のパイプ(21)
の外壁に配置された環状溝(22)を協働する環状突出
部(6)を含む。したがって、時間ホイールは、この目
的のために追加の部品を備える必要なしに、ムーブメン
ト上にスナップ係合され、したがって、その歯つきホイ
ール(3)は、ムーブメントの輸送中モーション・ワー
ク・ピニオン(19)から外れることができない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレートと、針を
有する表示装置と、駆動手段を針に接続するギア列とを
含む時計ムーブメントに関する。ギア列は、駆動手段と
少なくとも間接的にかみ合い、ギア列バー内に取り付け
られたポストで回転するキャノン・ピニオン(筒かな)
に固定された駆動ホイールと、キャノン・ピニオンの周
りに配置され、プレート上に載る時間ホイールとを含
み、駆動ホイールおよび時間ホイールは、前記プレート
の両側にそれぞれ配置されている。
【0002】
【従来の技術】このタイプの時計ムーブメントは、通常
のものであり、長年知られている。しかしながら、従来
技術のムーブメントは、本発明が解決できるある欠点を
有することに留意すべきである。
【0003】図1は、従来技術に開示されるような中心
に秒を有するムーブメントの一部を概略的に示す。図1
は、時間表示ホイール・セットの相対位置を示す。特
に、石102内で回転されるように取り付けられる秒ホ
イール・セット101が示されている。秒ホイールは自
身がギア列バー内で駆動される。秒ホイール・セットの
アーバ104が中央パイプ105内に配置され、その中
央パイプ105はプレート106を介して駆動される。
秒アーバ104は、その中間部に、直径が中央パイプ1
05の内径とほぼ等しい環状の隆起した部分107を含
む。したがって、中央パイプ105は、秒アーバ104
のための径方向ガイドの機能を果たす。キャノン・ピニ
オン108は、中央パイプ105に回転可能に取り付け
られ、キャノン・ピニオン108のベースはプレート1
06の上に載る。中央パイプ105は、キャノン・ピニ
オン108のための径方向ガイドの機能を果たすことに
留意されたい。キャノン・ピニオン108のピニオン
は、時間ホイール112とかみ合うモーション・ワーク
・ピニオン111に固定されたモーション・ワーク・ホ
イール110とかみ合う。時間ホイール112は、した
がってその径方向ガイドとして作用するキャノン・ピニ
オン108に回転可能に取り付けられる。
【0004】このタイプのムーブメントの第1の欠点は
図1から明らかであり、時計ムーブメント製造業者に関
する。特に、選択した時計ケース内にムーブメントを入
れるクライアントに、時計ムーブメント製造業者がその
ようなムーブメントを供給するときである。実際、従来
の方法では、全てのムーブメント・ギア列が、プレート
とバーとの間に入れられるが、時間ホイールは、プレー
ト上に、したがってムーブメントの外側に配置される。
さらに、時間ホイールはキャノン・ピニオンの周りを自
由に回転しなければならないので、一般的にキャノン・
ピニオンの周りを単に滑るだけである。したがって軸方
向に自由である。その結果、時間ホイールは、ムーブメ
ント製造業者からクライアントへ輸送される間、モーシ
ョン・ワーク・ピニオンにかみ合わなくなることがあ
る。より詳細には、時計アセンブリ・プロセスの間、文
字盤は一般にムーブメントの上に押しつけられる。この
ステップの間、時間ホイールが、モーション・ワーク・
ピニオンと適切にかみ合わないなら、時間ホイールの歯
は、モーション・ワーク・ピニオンに対する圧力のため
に変形される。安価なムーブメントの場合、時間ホイー
ルはときにはプラスチック材料で作られ、時間ホイール
の歯がモーション・ワーク・ピニオンの歯と適切にかみ
合わないなら、時間ホイールの歯は破壊される恐れがあ
る。クライアントが、ムーブメントへの損傷に続く、時
計のあらゆる故障の危険性を回避することを望むなら、
文字盤を所定の場所に設定する前に、クライアントは時
間ホイールが適切に配置されることを自動的または手動
で検査しなければならない。この避けられない検査ステ
ップは、期間の増加および完成した製品の製造コスの増
加を含む。
【0005】同様に、時間ホイールはキャノン・ピニオ
ンから完全に自由であり、ケース入れステーションへム
ーブメントを輸送する間に失われ、これがまた追加の製
造コストを含む。
【0006】この問題を解消するための従来技術の知ら
れている解決方法は、時間ホイールが所定の場所に設置
された後、時間ホイールを軸方向に固定するように、キ
ャノン・ピニオン・パイプにワッシャを追加することで
ある。しかしながら、この解決方法は、追加部品、一般
的にはワッシャの製造、およびそのワッシャを取り付け
るために、ムーブメント・アセンブリ・プロセスにおけ
る追加ステップの実施を必要とする欠点を有する。
【0007】図1に示されるような従来技術のムーブメ
ントの他の欠点は、ムーブメントを形成する様々な部品
の作成について考慮すべき製造許容差に関する。より詳
細には、秒ホイール・セット101、中央パイプ10
5、キャノン・ピニオン108、および時間ホイール1
12の直径寸法に関する許容差は非常に重要である。実
際、これらの異なる部品は、互いに対して双方とも自由
に回転され、また互いのための径方向ガイドとして作用
しなければならない。そのような構造の欠点は、製造業
者に受け入れられる許容差に直接関連した、部品の径方
向寸法に関する不確実性が、続く部品に存在する径方向
不確実性に追加され、また次も同様であるという事実に
よる。全体的に、全てのこれら不確実性の合計は、例え
ば、時間針のアーバの大きな径方向間隙のために、完成
した製品を平凡な製造品質にすることがある。
【0008】この問題を解消できる明らかな解決方法
は、ムーブメント部品に関する受容できる製造許容差を
低減することにあり、径方向不確実性を制限し、したが
って時間針アーバの最終な間隙を制限する結果となる。
しかしながら、わずかであっても許容差を制限すること
は、製造コストを著しく増加させ、安価なムーブメント
の製造業者には適していない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主目的は、し
たがって、ケース入れ操作の前のムーブメントの輸送の
間に、時間ホイールをモーション・ワーク・ピニオンと
かみ合わせたままとさせる時計ムーブメントを提供する
ことによって、上述した従来技術の欠点を解消すること
である。
【0010】本発明の他の目的は、低コスト価格で許容
できる製造品質の時計ムーブメントを提供することによ
って、前述した従来技術の許容差に関する欠点を解消す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は、
上述のタイプの時計ムーブメントに関し、時間ホイール
およびキャノン・ピニオンが、それぞれキャノン・ピニ
オンに軸方向に時間ホイールを保持するための相補的手
段を含むことを特徴とする。
【0012】本発明による構成は、輸送ステップの間に
時間ホイールがキャノン・ピニオンが自由になることを
防ぎ、および文字盤が所定の場所に設置されたとき、損
失または損傷されることを防ぎ、一方前述した検査ステ
ップを省略できる。
【0013】本発明の追加の利点は、キャノン・ピニオ
ン・パイプに時間ホイールを保持する手段が、これら2
つの要素の一体部分を形成している事実から生じる。し
たがって、保持手段の製造は、ムーブメント製造プロセ
スなどの追加ステップの実施を必要としない。
【0014】本発明の特定の実施態様によれば、保持手
段はスナップ係合タイプである。保持手段は、例えばそ
れぞれ時間ホイールのパイプおよびキャノン・ピニオン
・パイプに配置された、特に相補的な突出部と溝を含む
ことができる。
【0015】本発明の追加の利点は、前記突出部が、時
間ホイール・パイプの厚みを増加させることから作ら
れ、その厚み増加が、時間針がその後打ち込まれる場所
にほぼ配置されることにある。実際、針を打ち込むこと
によって、長時間にわたって増加する可能性があるその
支持体へ材料の塑性流動を一般に引き起こす。この現象
は、針とその支持体との間に間隙を生成することがあ
り、針をその支持体から引き離させることさえある。本
発明による時間ホイール・パイプの構造によって、特に
前記した厚み増加によって、管上の材料の塑性流動は制
限され、時間針は長時間にわたって確実に保持される。
【0016】許容差に関して本発明は、前述のタイプの
時計ムーブメントに関し、中央パイプを含まず、時間ホ
イールのための径方向ガイドとして作用するムーブメン
ト・プレートに、環状ショルダを備えることを特徴とす
る。したがって、従来技術のムーブメントの全体的な径
方向不確実性に対して、全体的な径方向不確実性が非常
に低減され、したがってその伴う不確実性は省略され
る。特に、少なくとも数十万から数百万のバッチで安価
なムーブメントが製造されるとき、ムーブメントから1
つの部品を省略する単純な事実の経済的な重要性をここ
で思い起こすべきである。
【0017】さらに、キャノン・ピニオンが時間ホイー
ルのための径方向ガイドの機能をもはや果たさないの
で、様々な上述した不確実性は部分的に無関係になる。
その結果、時間ホイールに関して存在する径方向の遊び
が、秒ホイール・セットおよびキャノン・ピニオンの製
造に固有の径方向不確実性に決して依存しない。したが
って、時間針のアーバの径方向遊びが適切に制御され、
秒ホイール・セットおよびキャノン・ピニオンに関して
存在する径方向不確実性とは無関係である。
【0018】本発明は、添付の図面を参照して、例示的
実施形態の以下の説明によってより良く理解されるだろ
う。
【0019】
【発明の実施の形態】図2に示されるように、時間ホイ
ール1は従来の構造を有している。3つの径方向延長部
2が歯付きホイール3をキャノン4に接続する。図2に
示される特定の実施形態では、実質的に円弧の形状の3
つのアーム5が、径方向延長部2の1つからそれぞれ延
長していることに留意されたい。これらのアーム5は、
時間ホイール1の相対的垂直位置を調整する機能を有
し、したがって、通常この機能を確実にするために使用
される金属ホイル・スプリングをキャノン・ピニオン
(この図には示されていない)から省略できる。
【0020】図2は、また、時間ホイール1の特定の特
徴、すなわちそのキャノン4の内側が環状突出部6を含
むことを示す。
【0021】図3は、前記突出部6の利点をより良く理
解させる。なぜなら、突出部が、時間ホイール1がキャ
ノン・ピニオン7上に配置されているその作動位置で示
されている。
【0022】この図に部分的に示される時計ムーブメン
トは、中央秒を有するタイプである。特に、本質的なム
ーブメント要素を含むケージとなっているギア列バー8
およびプレート9を見ることができる。ギア列バー8
は、ホイール・セットが回転するように取り付けられる
石10を担持する。特に、中央の秒ホイール・セット1
1、およびモーション・ワーク・ホイール・セット12
を見ることができる。秒ホイール・セット11は、ガン
ギ・ピニオン(図示せず)による中間秒ホイール13に
よって駆動される。秒ピニオン14は、第3のピニオン
(図示せず)に固定された第3のホイール(図示せず)
とかみ合い、第3のピニオンは、キャノン・ピニオン7
に摩擦ばめされた駆動ホイール15とかみ合う。秒ホイ
ール・セット11上に直接配置されたキャノン・ピニオ
ン7は、モーション・ワーク・ホイール16を介して、
モーション・ワーク12にその回転運動を伝達する。キ
ャノン・ピニオン7は、秒アーバ18に配置された2つ
の環状突出部17により、秒ホイール・セット11によ
って径方向に直接ガイドされる。プレート9を通して配
置された開口部20を通過するモーション・ワーク・ピ
ニオン19は、ケージの上部に設けられた時間ホイール
1とかみ合い、モーション・ワーク・ピニオン19が時
間ホイール1にその回転運動を伝える。
【0023】図3は、時間ホイール1が、キャノン・ピ
ニオン7の周りを自由に回転するように取り付けられて
いることを明らかに示している。時間ホイール1とキャ
ノン・ピニオン7は、それぞれ、特に輸送中、時間ホイ
ール1をキャノン・ピニオン7に軸方向に保持するため
の相補的手段を含む。前記相補的手段は、スナップ係合
タイプであり、より詳しくは、キャノン・ピニオン・パ
イプ21が時間ホイール1の突出部6に向かい合う、相
補的形状の環状溝22を含む。
【0024】さらに、プレート9の上面には、時間ホイ
ール1のための径方向位置ガイドとして作用する環状シ
ョルダ23を含む。
【0025】時間ホイール1が、「スナップ係合」によ
って、すなわち材料の弾性変形によって、キャノン・ピ
ニオン7上の所定の場所に設置される。時間ホイール1
は、まず、時間ホイールの突出部6が、キャノン・ピニ
オン・パイプ21の溝22のすぐ上に配置される突出部
24に当接するまで、キャノン・ピニオン7へ滑り込ま
せる。この段階で、時間ホイール1へのわずかな圧力
が、キャノン4を弾性変形させ、突出部6が突出部24
を通過し、溝22内へ嵌ることができ、溝22がプレー
ト9上の所定の場所に時間ホイール1を設置する。その
結果、時間ホイール1は、輸送中その場所から外れるこ
とはできない。キャノン・ピニオン7の所定の場所に時
間ホイール1を設置するステップは、保持手段6、22
の簡易性および精巧さのために、従来のアセンブリ方法
に一切変更を必要としないことに留意されたい。
【0026】時間ホイール1の構造における追加の詳細
を説明する。前述したように、時間ホイール1のパイプ
4内に配置された環状突出部6は、材料の厚み増加で形
成され、単なる変形によるものではない。時間針(図示
しない)が所定の場所に設置されるとき、発生する材料
の塑性流動が前記厚み増加に局在化されるという重要な
結果をこの特徴が有する。このアセンブリ・ステップの
間、時間ホイール1が受ける変形は、したがってこの領
域に限定される。さらに、針が所定の場所にあると、材
料の塑性流動は、時間にわたって緩慢に続き、針と同じ
場所に配置される前記厚み増加の存在によって、針の位
置が、従来の時間ホイール・パイプの場合より、より良
く維持されることを意味する。
【0027】代替の実施形態によれば、キャノン・ピニ
オン7に突出部6を配置し、時間ホイール1に溝22を
配置することによって、スナップ係合を反転することも
できる。この代替は、前述された実施形態より利点は少
ない。そのような場合、時間ホイール1のパイプ4の材
料の厚み増加の存在から生じる、前述された利点が失わ
れ、その結果、長時間にわたる時間針の適切な保持が維
持できなくなる。
【0028】特定の実施形態によれば、モーション・ワ
ーク・ホイール12は、好ましくは、鋼、真鍮、または
プラスチック材料であり、一方、キャノン・ピニオン7
は、鋼または真鍮で作られ、時間ホイール1は、ポリオ
キシメチレンまたはポリアセタールなどのプラスチック
材料で作られる。材料のこれらの例は、もちろん限定さ
れず、当業者は、同様の機能を確実することができる他
の材料を使用することができる。
【0029】本発明による時計ムーブメントの特定の特
徴に注意すべきである。そのような特徴は同様に図3に
見られる。中央パイプが存在しないため、この部品に関
連する径方向寸法に関する不確実性は、中央パイプを含
む従来技術のムーブメントに比べて除かれることにまず
留意されたい。従来技術のムーブメントと比較して1つ
の部品が少ないという事実は、ムーブメントのコスト価
格を低下させることに寄与し、経済的な利点を構成す
る。この節約は2つの態様を備える。一方では、製造業
者は通常より製造するために1つ部品が少なく、他方で
は、アセンブリ方法は1つ少ないステップを含む。
【0030】さらに、前述したように、時間ホイール1
は、従来技術の場合にはキャノン・ピニオン7によって
径方向にガイドされるのが普通であったが、本発明で
は、プレート9の上部に配置された環状ショルダ23に
よってガイドされる。秒アーバ18およびキャノン・ピ
ニオン・パイプ21はその径方向寸法に対してかなりの
不確実性を持っているという事実は、図3に示される本
発明による構造のために、時間ホイールの自由な回転に
関して何の影響もない。この特徴は、秒アーバ18、キ
ャノン・ピニオン・パイプ21、および時間ホイール1
のパイプ4の径方向寸法に関して、製造業者に比較的高
い許容差を与える。この技術的な利点は、また、本発明
によるムーブメントのコスト価格を低減させることに寄
与し、したがって安価なムーブメントを作ることを可能
にする。
【0031】前述の記載は、本発明の好ましい実施形態
に関し、特に使用される材料の特性に関して、限定する
ものと考えるべきでない。
【0032】さらに、本明細書に記載されるムーブメン
トは、中央秒を有するタイプであるが、本発明による構
造は、もちろん、秒ホイールが中央ポストに単に置き換
えられた、中央秒がないムーブメントに適合可能であ
る。
【0033】本発明は、この単一の実施形態に限定され
ず、少なくともアナログ・タイプ表示を含む電子的また
は電子機械的時計に有利に適用されることができること
を理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術に開示される中心に秒を有するムーブ
メントの一部を概略的に示す図である。
【図2】本発明による時間ホイールの特定の実施形態の
上面図である。
【図3】図2の線III−IIIに沿った時計ムーブメ
ントの部品の断面図である。
【符号の説明】
1、112 時間ホイール 2 径方向延長部 3 歯付きホイール 4 キャノン 5 アーム 6、17 環状突出部 7、108 キャノン・ピニオン 8 ギア列バー 9、106 プレート 10、102 石 11 中央秒ホイール・セット 12 モーション・ワーク・ホイール・セット 13 中間秒ホイール 14 秒ピニオン 15 駆動ホイール 16 モーション・ワーク・ホイール 18 秒アーバ 19 モーション・ワーク・ピニオン 20 開口部 21 キャノン・ピニオン・パイプ 22 環状溝 23 環状ショルダ 24 突出部 101 秒ホイール・セット 104 アーバ 105 中央パイプ 107 環状の隆起した部分 110 モーション・ワーク・ホイール

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレート(9)と、針を有する表示装置
    と、駆動手段(1、7、11、12)を前記針に接続す
    るギア列とを含む時計ムーブメントであって、前記ギア
    列が前記駆動手段と少なくとも間接的にかみ合い、ギア
    列バー(8)内に取り付けられたポスト(18)の周り
    で回転するキャノン・ピニオン(7)に固定された駆動
    ホイール(15)と、前記キャノン・ピニオン(7)の
    周りに配置され、前記プレート(9)上に載る時間ホイ
    ール(1)とを含み、前記駆動ホイール(15)と前記
    時間ホイール(1)がそれぞれ前記プレート(9)の両
    側にあり、前記時間ホイール(1)と前記キャノン・ピ
    ニオン(7)が、それぞれ、前記キャノン・ピニオン
    (7)に軸方向に前記時間ホイール(1)を保持するた
    めの相補的手段(6、22)を含むことを特徴とする時
    計ムーブメント。
  2. 【請求項2】 前記保持手段(6、22)は、スナップ
    係合タイプであることを特徴とする請求項1に記載の時
    計ムーブメント。
  3. 【請求項3】 前記保持手段が、相補的環状突出部
    (6)とび溝(22)を含み、それらの一方が前記キャ
    ノン・ピニオン(7)に配置され、他方が前記時間ホイ
    ール(1)に配置されることを特徴とする請求項2に記
    載の時計ムーブメント。
  4. 【請求項4】 前記突出部(6)と前記溝(22)が、
    前記時間ホイール(1)と前記キャノン・ピニオン
    (7)にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項3
    に記載の時計ムーブメント。
  5. 【請求項5】 前記環状突出部(6)が、前記時間ホイ
    ール(1)の材料の厚み増加で作成されることを特徴と
    する請求項3または4に記載の時計ムーブメント。
  6. 【請求項6】 前記時間ホイール(1)が、自身で自由
    に回転し、前記キャノン・ピニオン(7)と接触しない
    ことを特徴とする前記請求項のいずれか一項に記載の時
    計ムーブメント。
  7. 【請求項7】 前記プレート(9)が、前記時間ホイー
    ル(1)のための径方向ガイドとして作用する環状ショ
    ルダ(23)を含むことを特徴とする前記請求項のいず
    れか一項に記載の時計ムーブメント。
  8. 【請求項8】 前記時間ホイール(1)が、プラスチッ
    ク材料で作成されることを特徴とする前記請求項のいず
    れか一項に記載の時計ムーブメント。
  9. 【請求項9】 さらに秒ホイール・セット(11)を含
    み、前記ポストが、前記秒ホイール・セット(11)の
    前記アーバ(18)であることを特徴とする前記請求項
    のいずれか一項に記載の時計ムーブメント。
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