JP2002357336A - 空気調和装置の室外機 - Google Patents
空気調和装置の室外機Info
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Abstract
吸込口(26)を形成すると共に、吸込口(26)に熱交換
器(30)を設ける。ケーシング(10)内に、正面部(1
6)と背面部(11)とを結ぶ方向に延びる駆動軸(55)
が設けられたファンモータ(53)と、ファンモータ(5
3)の駆動軸(55)に脱着可能に取り付けられたファン
ロータ(52)とを有する送風機(51)とを備える。ファ
ンロータ(52)のハブ(58)におけるファンモータ(5
3)側の端部に、駆動軸(55)と直交する方向に駆動軸
(55)の先端の通過可能な取り外し用切欠部(62)を形
成する。
Description
外機に関し、特に、メンテナンス作業における作業性の
向上対策に係るものである。
特開2000−18649号公報に開示されているよう
に、設置スペースに余裕のない場所にも設置できるよう
にするために、ケーシングを薄型に構成し、ケーシング
の正面に吸込口を設けると共に上面に吹出口を設けるよ
うにした上吹き型の室外機がある。つまり、この種の室
外機は、設置スペースに余裕がなく、背面側が住宅等の
壁に近接して配置する必要があることを考慮して構成さ
れている。そして、この種の室外機には、正面側に熱交
換器を配置し、該熱交換器とケーシングの背面との間に
送風機を設けるようにしたものがある。送風機は、駆動
モータの駆動軸が正面と背面とを結ぶ方向に延びるよう
に配置され、駆動モータの駆動軸にファンロータが嵌め
込まれて構成されている。
外機では、正面側に熱交換器が配置されているために、
メンテナンス時にファンロータを取り出す場合には、フ
ァンロータを駆動モータから取り外した後、横方向に移
動させることが必要となる。したがって、ケーシングを
薄型に構成した場合に、駆動モータの駆動軸が邪魔にな
り、容易にファンロータを取り出すことができないとい
う問題があった。
であり、メンテナンス時における作業性を向上させるこ
とを目的とするものである。
(52)のハブ(58)に、駆動軸(55)と直交する方向に
駆動軸(55)の先端の通過可能な取り外し用切欠部(6
2)を設けるようにしたものである。
口(26)が形成された正面部(16)及び背面部(11)を
有するケーシング(10)と、上記吸込口(26)に面して
ケーシング(10)内に収納された熱交換器(30)と、上
記ケーシング(10)内に、正面部(16)と背面部(11)
とを結ぶ方向に延びる駆動軸(55)が設けられた駆動モ
ータ(53)及び、該駆動モータ(53)の駆動軸(55)に
脱着可能に取り付けられたファンロータ(52)を有する
送風機(51)とを備えている空気調和装置の室外機を前
提として、上記ファンロータ(52)のハブ(58)におけ
る駆動モータ(53)側の端部に、上記駆動軸(55)と直
交する方向に該駆動軸(55)の先端の通過可能な取り外
し用切欠部(62)が形成されている。
手段において、ケーシング(10)は、箱形に形成され
て、上面部(14)に空気の吹出口(21)が形成され、側
面部(15)の少なくとも一つは、脱着可能に構成されて
いる。
手段において、送風機(51)は、斜流ファンに構成され
ると共に、ファンロータ(52)が駆動モータ(53)にお
ける背面部(11)側に位置するように配置される一方、
ケーシング(10)の背面部(11)とファンロータ(52)
との間には、送風機(51)から下方に吹き出された空気
が上方に流れるように案内する案内板(46)が脱着可能
に設けられている。
手段において、送風機(51)は、ファンロータ(52)が
駆動モータ(53)における背面部(11)側に位置するよ
うに配置される一方、ケーシング(10)内には、送風機
(51)の吸込側(42)と吹出側(43)とに区画し、中央
が開口する仕切板(41)が設けられ、ファンロータ(5
2)は、上記仕切板(41)の開口に配置され、上記仕切
板(41)は、上記開口の周縁に仕切板(41)からケーシ
ング(10)の背面部(11)側に突出したベルマウス(4
4)が脱着可能に設けられている。
手段において、送風機(51)は、第1送風機(51)に構
成される一方、該第1送風機(51)の上方に第2送風機
(65)が設けられ、該第2送風機(65)は、ファンロー
タ(52)が駆動モータ(53)における背面部(11)側に
位置するように配置され、上記第2送風機(65)のファ
ンロータ(52)におけるハブ(58)の駆動モータ(53)
側の端部に、上記駆動軸(55)と直交する方向に該駆動
軸(55)の先端の通過可能な取り外し用切欠部(62)が
形成され、上記第2送風機(65)の背面側には、第1送
風機(51)から吹き出されて上方に流れる空気の流路
と、第2送風機(65)から吹き出された空気の流路とを
分離する流路分離板(48)が脱着可能に設けられてい
る。
機(51)のファンロータ(52)を駆動モータ(53)の駆
動軸(55)から取り外して、該駆動軸(55)と直交する
方向に移動させるときには、ファンロータ(52)は、上
記駆動軸(55)の先端が、ファンロータ(52)のハブ
(58)に形成された取り外し用切欠部(62)による空間
を通過するように移動する。
の解決手段において、ファンロータ(52)を取り外す際
には、側面部(15)が取り外される。
の解決手段において、ファンロータ(52)を取り外す際
には、案内板(46)が取り外される。ファンロータ(5
2)は、背面部(11)側に移動して、駆動モータ(53)
の駆動軸(55)から取り外される。そして、ファンロー
タ(52)は、駆動軸(55)の先端がファンロータ(52)
のハブに形成された取り外し用切欠部(62)による空間
を通過するように駆動軸(55)と直交する方向に移動す
る。このとき、ファンロータ(52)は、ケーシング(1
0)の背面部(11)と駆動モータ(53)との間を移動す
る。
の解決手段において、ファンロータ(52)を取り外す際
には、仕切板(41)に設けられたベルマウス(44)が仕
切板(41)から取り外される。ファンロータ(52)は、
背面部(11)側に移動して、駆動モータ(53)の駆動軸
(55)から取り外される。そして、ファンロータ(52)
は、駆動軸(55)の先端がファンロータ(52)のハブに
形成された取り外し用切欠部(62)による空間を通過す
るように駆動軸(55)と直交する方向に移動する。この
とき、ファンロータ(52)は、ケーシング(10)の背面
部(11)と仕切板(44)との間を移動する。
の解決手段において、第2送風機(65)のファンロータ
(52)を取り外す際には、流路分離板(48)が取り外さ
れる。ファンロータ(52)は、背面部(11)側に移動し
て、駆動モータ(53)の駆動軸(55)から取り外され
る。ファンロータ(52)は、駆動軸(55)の先端がファ
ンロータ(52)のハブ(58)に形成された取り外し用切
欠部(62)による空間を通過するように駆動軸(55)と
直交する方向に移動する。
に、駆動軸(55)が設けられた駆動モータ(53)とファ
ンロータ(52)とを有する送風機(51)を備える空気調
和装置の室外機におけるファンロータ(52)の取り外し
手順を前提として、ケーシング(10)の側面部(15)を
取り外し、ケーシング(10)の背面部(11)に設けられ
た案内板(46)を取り外し、ケーシング(10)内を吸込
側と吹出側とに区画する仕切板(41)に設けられたベル
マウス(44)を取り外し、ファンロータ(52)のハブ
(58)から突出したボス(60)が駆動軸(55)から抜け
るようにファンロータ(52)を移動させ、駆動軸(55)
の先端がファンロータ(52)のハブ(58)に形成された
取り外し用切欠部(62)による空間を通過するようにフ
ァンロータ(52)を駆動軸(55)と直交する方向に移動
させるファンロータ(52)の取り外し手順としてもよ
い。
ロータ(52)のハブ(58)に取り外し用切欠部(62)を
設けるようにしたために、メンテナンス時において、フ
ァンロータ(52)を駆動モータ(53)の駆動軸(55)か
ら取り外して、該駆動軸(55)と直交する方向に移動さ
せるときに、取り外し用切欠部(62)による空間に駆動
軸(55)の先端を通過させることができる。したがっ
て、ケーシング(10)が薄型に構成されている場合にお
いても、駆動軸(55)が邪魔にならず、確実にファンロ
ータ(52)を横方向に移動させることができる。この結
果、容易にファンロータ(52)の取り外し作業を行うこ
とができる。また、ファンロータ(52)の再組付け作業
についても同様に容易にすることができる。また、取り
外し用切欠部(62)の深さに対応する分だけ、ケーシン
グ(10)を薄型に構成することができる。
部(15)を脱着可能に構成するようにしたために、ファ
ンロータ(52)の取り外し作業を側面側からすることが
できる。したがって、上面からファンロータ(52)の取
り外し作業をするのが困難な大型のケーシング(10)に
構成された室外機においても、容易にファンロータ(5
2)の取り外し作業をすることができる。また、ファン
ロータ(52)の再組付け作業についても同様に容易にす
ることができる。
シング(10)の背面部(11)と送風機(51)との間に案
内板(46)を設けるようにしたために、送風機(51)か
ら下方に吹き出された空気が上方に流れるように案内さ
れて、ケーシング(10)内で吹出空気がスムーズに流れ
るようにすることができる。また、案内板(46)を脱着
可能に設けるようにしたために、ファンロータ(52)を
取り出す際に案内板(46)が邪魔にならず、メンテナン
ス時に容易にファンロータ(52)の取り外し作業を行う
ことができる。また、ファンロータ(52)の再組付け作
業についても同様に容易にすることができる。
マウス(44)を脱着可能に設けるようにしたために、フ
ァンロータ(52)を取り出す際にベルマウス(44)が邪
魔にならず、メンテナンス時に容易にファンロータ(5
2)の取り外し作業を行うことができる。また、ファン
ロータ(52)の再組付け作業についても同様に容易にす
ることができる。
分離板(48)を設けるようにしたために、第1送風機
(51)の吹出空気と第2送風機(65)の吹出空気とが互
いに干渉し合うことなく流れるようにすることができ、
吹出量を増大させることができる。また、流路分離板
(48)を脱着可能に設けるようにしたために、ファンロ
ータ(52)を取り出す際に流路分離板(48)が邪魔にな
らず、メンテナンス時に容易にファンロータ(52)の取
り外し作業を行うことができる。また、ファンロータ
(52)の再組付け作業についても同様に容易にすること
ができる。
基づいて詳細に説明する。
気調和装置の室外機は、箱形のケーシング(10)を備
え、薄型の直方体状に形成されている。尚、図1は、室
外機をその背面側から見た斜視図である。
四角形状の板状に形成され、補強用の縦溝(12)が多数
設けられている。また、ケーシング(10)の底部には、
一対の据付脚(13)が設けられている。
は、四角形状の上面吹出口(21)が形成されている。上
面吹出口(21)は、その長辺がケーシング(10)の横幅
よりも僅かに短く、その短辺がケーシング(10)の奥行
きよりもやや短い長方形状に形成されている。また、上
面吹出口(21)には、その全面を覆う格子状の吹出グリ
ル(22)が設けられている。
は、その上部に四角形状の側面吹出口(23)が形成され
ている。側面吹出口(23)は、ケーシング(10)の背面
側から見て左側の側面部(15)に開口している。この側
面部(15)は、ケーシング(10)に脱着可能に構成され
ている。側面吹出口(23)は、その長辺がケーシング
(10)の高さの約半分程度で、その短辺がケーシング
(10)の奥行きよりもやや短い長方形状に形成されてい
る。また、側面吹出口(23)には、その全面を覆う吹出
ルーバ(24)が設けられている。
は、図1及び図2に示すように、四角形状の吸込口(2
6)が形成されている。この吸込口(26)は、ケーシン
グ(10)の正面部(16)よりも僅かに小さい正方形状ま
たは長方形状に形成されている。
(41)が設けられている。この仕切板(41)は、ケーシ
ング(10)の内部空間を上流室(42)と下流室(43)と
に区画している。上流室(42)は、ケーシング(10)の
正面部(16)側に形成されている。この上流室(42)
は、吸込口(26)によってケーシング(10)の外部と連
通されている。一方、下流室(43)は、ケーシング(1
0)の背面部(11)側に形成されている。この下流室(4
3)は、上面吹出口(21)及び側面吹出口(23)によっ
てケーシング(10)の外部と連通されている。
口する吸込口(26)には、熱交換器(30)が設けられて
いる。この熱交換器(30)は、吸込口(26)の全面に亘
って設けられている。熱交換器(30)は、所定ピッチで
並んだ多数のフィン(31)と、これらフィン(31)を貫
通する伝熱管(32)とを備え、いわゆるクロスフィン型
のフィン・アンド・チューブ熱交換器を構成している。
また、熱交換器(30)は、全体として平板状に形成され
ている。
ており、この開口の周縁には、ベルマウス(44)が脱着
可能に取り付けられている。ベルマウス(44)は、仕切
板(41)からケーシング(10)の背面部(11)側に突出
するように取り付けられている。仕切板(41)の開口を
通じて上流室(42)と下流室(43)とが連通している。
(44)と同軸に送風機(51)が設置されている。この送
風機(51)は、駆動モータであるファンモータ(53)と
ファンロータ(52)とを備えており、斜流ファンに構成
されている。送風機(51)は、ファンロータ(52)がフ
ァンモータ(53)におけるケーシング(10)の背面部
(11)側に位置するように設けられている。
けられ、該駆動軸(55)の先端は、ネジが切られてい
る。ファンモータ(53)の駆動軸(55)は、ケーシング
(10)の正面部(16)から背面部(11)に向かう方向に
延びるように設けられている。つまり、ファンモータ
(53)の駆動軸(55)は、ケーシング(10)の正面部
(16)と背面部(11)とを結ぶ方向に延びるように設け
られている。ファンモータ(53)は、取り付けステー
(54)に固定されている。
と、該ハブ(58)と一体に形成された羽根(59)とによ
り構成されている。ハブ(58)は、中央の天部から突出
するボス(60)が設けられている。ボス(60)は、ファ
ンモータ(53)の駆動軸(55)を貫通させるための貫通
孔(61)が形成されている。ファンロータ(52)は、ボ
ス(60)の貫通孔(61)からファンモータ(53)の駆動
軸(55)の先端が突き出るように該駆動軸(55)を貫通
させて、固定ナット(56)により駆動軸(55)に螺合さ
れて取り付けられている。
るファンモータ(53)側の端部に取り外し用切欠部(6
2)が形成されている。取り外し用切欠部(62)は、上
記端部からケーシング(10)の背面部(11)方向に凹ん
だ矩形状の溝に形成されている。取り外し用切欠部(6
2)は、ファンロータ(52)をファンモータ(53)の駆
動軸(55)から取り外して、該駆動軸(55)と直交する
方向に移動させるときに、駆動軸(55)の先端を通過さ
せるためのものである。
には熱交換器(30)が設けられているために、ファンロ
ータ(52)を正面部(16)側に取り出すことができず、
また、背面部(11)側は、住宅の壁等に近接させること
を考慮して、脱着可能に設けられていないためにファン
ロータ(52)を背面部(11)側に取り出すこともできな
い。したがって、ファンロータ(52)を取り出すために
は、ファンモータ(53)の駆動軸(55)から取り外した
後、該駆動軸(55)と直交する方向に移動させる必要が
ある。しかし、ケーシング(10)が薄型に構成されてい
るために、駆動軸(55)が邪魔になってファンロータ
(52)を該駆動軸(55)と直交する方向に移動させるこ
とができないという事態が生じる。そこで、ファンロー
タ(52)のハブ(58)に、ファンロータ(52)を駆動軸
(55)と直交する方向に移動させる際に駆動軸(55)の
先端を通過させるための取り外し用切欠部(62)を設け
ている。尚、この取り外し用切欠部(62)は、ファンロ
ータ(52)を再組付けする際にも利用することができ
る。
ロータ(52)との間には、案内板であるセパレータ板
(46)が設けられている。セパレータ板(46)は、上記
ファンロータ(52)よりも一回り大きな正方形状の薄板
である。セパレータ板(46)は、ケーシング(10)の背
面部(11)との間に所定の間隔をおいて、該背面部(1
1)と平行に設けられている。セパレータ板(46)は、
背面部(11)に脱着可能に取り付けられている。
下方に吹き出されて上方に反転した空気が、ケーシング
(10)の背面部(11)に沿って上方に流れるように案内
する構成となっている。セパレータ板(46)は、送風機
(51)から下方に吹き出されて上方に反転した空気がス
ムーズに背面部(11)との間に流入するように、下端位
置が調整されている。セパレータ板(46)の下端には、
仕切板(41)の方へ半円弧状に膨出する半円弧部(47)
がセパレータ板(46)の全幅に亘って形成されている。
図示省略するが、圧縮機やレシーバ等の機器が収納され
ている。これら圧縮機等の機器は、ケーシング(10)の
背面側から見て右側の側面部(15)に沿って配置されて
いる。圧縮機の上方には、制御用のマイコンや動力用の
回路を含む電装基板が配置されている。また、下流室
(43)における圧縮機等の近傍には、冷媒の配管が設置
されている。
によりファンロータ(52)を駆動させると、室外空気が
吸込口(26)を通ってケーシング(10)内の上流室(4
2)へ流れ込む。この空気は、熱交換器(30)の各フィ
ン(31)の間を通過し、その間に伝熱管(32)内の冷媒
と熱交換する。この熱交換器(30)は、冷房運転時には
凝縮器となり、暖房運転時には蒸発器となる。
マウス(44)を通って下流室(43)へと流入する。その
際、空気は、送風機(51)の軸方向に対して斜め方向に
吹き出される。つまり、送風機(51)から吹き出される
空気の流れは、下流側に向かって広がるような放射状の
流れとなる。
方に吹き出された空気は、側面吹出口(23)又は上面吹
出口(21)を通ってケーシング(10)の外へ吹き出され
る。一方、送風機(51)から下方に吹き出された空気
は、上方に反転し、セパレータ板(46)によって案内さ
れて上方に流れる。つまり、下方に吹き出された空気
は、ケーシング(10)の背面部(11)とセパレータ板
(46)との間の空間に流入して、この空間を上方に向か
って流れる。この空気は、送風機(51)から直接に上面
吹出口(21)や側面吹出口(23)に向かう空気と合流
し、ケーシング(10)の外へ吹き出される。
ファンロータ(52)の取り外し手順について説明する。
尚、図3は、セパレータ板(46)及びベルマウス(44)
が取り外された状態を示しているので、これらを仮想線
で表している。
左側の側面部(15)を取り外す。尚、この側面部(15)
は、図2における奥側の側面部(15)である。このと
き、作業者は、ケーシング(10)に対してこの側面部
(15)の外に立って作業をしている。
取り付けられたセパレータ板(46)を該背面部(11)か
ら取り外し、該セパレータ板(46)を背面部(11)と送
風機(51)との間を手前に移動させて、外に取り出す。
ら取り外す。仕切板(41)から取り外したベルマウス
(44)は、送風機(51)と背面部(11)との間を手前に
移動させて、外に取り出す。このとき、既にセパレータ
板(46)が取り外されているので、セパレータ板(46)
が邪魔になることがない。
に螺合されている固定ナット(56)を外す。
ファンモータ(53)の駆動軸(55)から外れるまで、フ
ァンロータ(52)を背面部(11)側に移動させる。そし
て、ファンロータ(52)を手前に、つまり駆動軸(55)
と直交する方向に移動させる。このとき、ファンモータ
(53)の駆動軸(55)の先端が、ファンロータ(52)の
ハブ(58)に形成された取り外し用切欠部(62)による
空間を通過するように、ファンロータ(52)を手前に移
動させる。ファンロータ(52)は、ケーシング(10)の
背面部(11)と仕切板(41)との間を移動することとな
る。
し用切欠部(62)による空間を通過するようにファンロ
ータ(52)を移動させるために、該ファンロータ(52)
を容易に手前に移動させることができる。また、セパレ
ータ板(46)及びベルマウス(44)が取り外されている
ので、ファンロータ(52)を容易に移動させることがで
きる。このようにして、ファンロータ(52)を容易に外
に取り出すことができる。
8)に取り外し用切欠部(62)を設けるようにしたため
に、メンテナンス時において、ファンロータ(52)をフ
ァンモータ(53)の駆動軸(55)から取り外して、該駆
動軸(55)と直交する方向に移動させるときに、取り外
し用切欠部(62)による空間に駆動軸(55)の先端を通
過させることができる。したがって、ケーシング(10)
が薄型であっても、駆動軸(55)が邪魔にならず、確実
にファンロータ(52)を駆動軸(55)と直交する方向に
移動させることができる。この結果、容易にファンロー
タ(52)の取り外し作業を行うことができる。また、フ
ァンロータ(52)の再組付け作業についても同様に容易
にすることができる。また、取り外し用切欠部(62)の
深さに対応する分だけ、ケーシング(10)を薄型に構成
することができる。
ようにしたために、ファンロータ(52)の取り外し作業
を側面側からすることができる。したがって、上面から
ファンロータ(52)の取り外し作業をするのが困難な大
型のケーシング(10)に構成された室外機においても、
容易にファンロータ(52)の取り外し作業をすることが
できる。また、ファンロータ(52)の再組付け作業につ
いても同様に容易にすることができる。
送風機(51)との間にセパレータ板(46)を設けるよう
にしたために、送風機(51)から下方に吹き出された空
気が上方に流れるように案内されて、ケーシング(10)
内で吹出空気がスムーズに流れるようにすることができ
る。また、セパレータ板(46)を脱着可能に設けるよう
にしたために、ファンロータ(52)を取り出す際にセパ
レータ板(46)が邪魔にならず、メンテナンス時に容易
にファンロータ(52)の取り外し作業を行うことができ
る。また、ファンロータ(52)の再組付け作業について
も同様に容易にすることができる。
るようにしたために、ファンロータ(52)を取り出す際
にベルマウス(44)が邪魔にならず、メンテナンス時に
容易にファンロータ(52)の取り外し作業を行うことが
できる。また、ファンロータ(52)の再組付け作業につ
いても同様に容易にすることができる。
施形態1に係る室外機よりも大きな空調能力を有するも
のである。ここでは、本実施形態2に係る室外機につい
て、上記実施形態1と異なる点を説明する。
に係る室外機のケーシング(10)は、上記実施形態1の
ものよりも縦長に形成されている。即ち、本実施形態2
に係るケーシング(10)は、上記実施形態1のものと横
幅及び奥行きが等しく、高さだけが延ばされた形状とな
っている。
(15)の上部に第1側面吹出口(23)が形成され、他方
の側面部(15)の上部に第2側面吹出口(25)が形成さ
れている。第1側面吹出口(23)が形成された側面部
(15)は、脱着可能に構成されている。この側面部(1
5)は、ケーシング(10)の背面側から見て左側に配置
されている。第1側面吹出口(23)は、上記実施形態1
の側面吹出口(23)に相当するものであり、その長辺及
び短辺の寸法も実施形態1のものと等しい。第1側面吹
出口(23)には吹出ルーバ(24)が設けられている。
(15)は、ケーシング(10)の背面側から見て右側に配
置されている。第2側面吹出口(25)は、その短辺の長
さが第1側面吹出口(23)の短辺と等しく、その長辺の
長さが第1側面吹出口(23)の長辺よりもやや短い長方
形状に形成されている。第2側面吹出口(25)には、吹
出ルーバ(24)が設けられている。
記実施形態1と同様に上面吹出口(21)が形成されてい
る。
(10)の正面部(16)よりも僅かに小さく形成されてい
る。そして、平板状の熱交換器(30)は、この吸込口
(26)の全面を覆うように設置されている。つまり、熱
交換器(30)もまた縦長に形成され、熱交換器(30)の
高さを延ばすことで伝熱面積の拡大が図られている。
における送風機(51)の上方に送風機(65)が設けられ
ている。送風機(51,65)を2つ設けることにより、縦
長となった熱交換器(30)の全面を有効に活用すること
ができる。下側に配置された第1送風機(51)と上側に
配置された第2送風機(65)とは、その何れもがファン
ロータ(52)及びファンモータ(53)を備えており、斜
流ファンに構成されている。
は、駆動軸(55)が設けられ、該駆動軸(55)の先端
は、ネジが切られている。ファンモータ(53)の駆動軸
(55)は、ケーシング(10)の正面部(16)から背面部
(11)に向かう方向に延びるように設けられている。つ
まり、ファンモータ(53)の駆動軸(55)は、ケーシン
グ(10)の正面部(16)と背面部(11)とを結ぶ方向に
延びるように設けられている。ファンモータ(53)は、
取り付けステー(54)に固定されている。
は、椀状のハブ(58)と、該ハブ(58)と一体に形成さ
れた羽根(59)とにより構成されている。ハブ(58)
は、中央の天部から突出するボス(60)が設けられてい
る。ボス(60)は、ファンモータ(53)の駆動軸(55)
を貫通させるための貫通孔(61)が形成されている。フ
ァンロータ(52)は、ボス(60)の貫通孔(61)からフ
ァンモータ(53)の駆動軸(55)の先端が突き出るよう
に該駆動軸(55)を貫通させて、固定ナット(56)によ
り駆動軸(55)に螺合されて取り付けられている。
は、ハブ(58)におけるファンモータ(53)側の端部に
取り外し用切欠部(62)が形成されている。取り外し用
切欠部(62)は、上記端部からケーシング(10)の背面
部(11)方向に凹んだ矩形状の溝に形成されている。取
り外し用切欠部(62)は、ファンロータ(52)をファン
モータ(53)の駆動軸(55)から取り外して、該駆動軸
(55)と直交する方向に移動させるときに、駆動軸(5
5)の先端を通過させるためのものである。
あるセパレータ板(46)が設けられている。セパレータ
板(46)の構成は、上記実施形態1のものと同様であ
る。つまり、第1送風機(51)は、背面側にセパレータ
板(46)が設置された上記実施形態1の送風機(51)に
相当するものである。
りもケーシング(10)の背面部(11)寄りに設置されて
いる。これに伴い、図5に示すように、本実施形態2の
仕切板(41)は、その下部がその上部よりもケーシング
(10)の背面側へ膨出した形状となっている。そして、
仕切板(41)の下部に第1送風機(51)用のベルマウス
(44)が設置され、その上部に第2送風機(65)用のベ
ルマウス(44)が設置される。
板(48)が設けられている。該流路分離板(48)は、仕
切板(41)に脱着可能に取り付けられている。流路分離
板(48)は、第1送風機(51)から吹き出された空気が
上方に向かって流れる流路と、第2送風機(65)から吹
き出された空気が流れる流路とを分離するように構成さ
れている。つまり、流路分離板(48)は、各送風機(5
1)から吹き出された空気の流路を分離することによ
り、各送風機(51,65)から吹き出された空気が互いに
干渉し合うのを防ぎ、吹出口(21,23,25)にスムーズに
導くためのものである。
と区画板(50)とが一体に形成されされて構成されてい
る。ガイド板(49)は、平板を折り曲げて第2送風機
(65)のファンロータ(52)に沿わせた形状に形成され
ており、第2送風機(65)の下部に沿って設けられてい
る。ガイド板(49)の一端は、第1側面吹出口(23)に
まで達している。上記区画板(50)は、ガイド板(49)
から上方に向かって延びる平板状に形成され、第2送風
機(65)の背面側を覆うように設けられている。区画板
(50)は、ケーシング(10)の背面部(11)と平行にな
るように設けられている。
を駆動させると、室外空気が吸込口(26)を通ってケー
シング(10)内の上流室(42)へ流れ込む。この空気
は、熱交換器(30)の各フィン(31)の間を通過し、そ
の間に伝熱管(32)内の冷媒と熱交換する。
機(51,65)に吸引されて下流室(43)へ吹き出され
る。
空気は、ケーシング(10)の背面部(11)と流路分離板
(48)の間の流路を流れ、吹出口(21,23,25)を通って
ケーシング(10)の外へ吹き出される。また、第1送風
機(51)から下方へ吹き出された空気は、上方に反転
し、セパレータ板(46)によって案内されて上方に導か
れる。この空気は、ケーシング(10)の背面部(11)と
セパレータ板(46)との間を上方に向かって流れ、第1
送風機(51)から上方へ吹き出された空気と共に吹出口
(21,23,25)からケーシング(10)の外へ吹き出され
る。
気は、第2送風機(65)に吸引されて下流室(43)へ吹
き出される。第2送風機(65)から上方へ吹き出された
空気は、流路分離板(48)と仕切板(41)との間を流
れ、吹出口(21,23,25)を通ってケーシング(10)の外
へ吹き出される。第2送風機(65)から下方へ吹き出さ
れた空気は、ガイド板(49)によって案内され、流路分
離板(48)と仕切板(41)との間を流れて、吹出口(2
1,23,25)からケーシング(10)の外へ吹き出される。
つまり、第1送風機(51)から吹き出された空気と第2
送風機(65)から吹き出された空気とは、互いに干渉し
合うことなく別々の流路を流れてケーシング(10)の外
に吹き出される。
は、実施形態1における送風機(51)のファンロータ
(52)の取り外し手順と同様であるので、ここでは、第
2送風機(65)のファンロータ(52)の取り外し手順に
ついて説明する。
左側の側面部(15)を取り外す。尚、この側面部(15)
は、図5における奥側の側面部(15)である。このと
き、作業者は、ケーシング(10)に対してこの側面部
(15)の外に立って作業をしている。
ら取り外す。そして、この流路分離板(48)をケーシン
グ(10)の背面部(11)と第2送風機(65)との間を手
前に移動させて、外に取り出す。
を仕切板(41)から取り外す。仕切板(41)から取り外
したベルマウス(44)は、第2送風機(65)と背面部
(11)との間を手前に移動させて、外に取り出す。
ータ(53)の駆動軸(55)に螺合されている固定ナット
(56)を外す。
ータ(52)のボス(60)がファンモータ(53)の駆動軸
(55)から外れるまで、ファンロータ(52)を背面部
(11)側に移動させる。そして、ファンロータ(52)を
手前に、つまり駆動軸(55)と直交する方向に移動させ
る。このとき、ファンモータ(53)の駆動軸(55)の先
端が、ファンロータ(52)のハブ(58)に形成された取
り外し用切欠部(62)による空間を通過するように、フ
ァンロータ(52)を手前に移動させる。ファンロータ
(52)は、ケーシング(10)の背面部(11)と仕切板
(41)との間を移動することとなる。
し用切欠部(62)による空間を通過するようにファンロ
ータ(52)を移動させるために、該ファンロータ(52)
を容易に手前に移動させることができる。また、ベルマ
ウス(44)が取り外されているので、ファンロータ(5
2)を容易に移動させることができる。このようにし
て、ファンロータ(52)を容易に外に取り出すことがで
きる。
にしたために、第1送風機(51)の吹出空気と第2送風
機(65)の吹出空気とが互いに干渉し合うことなく流れ
るようにすることができ、吹出量を増大させることがで
きる。また、脱着可能に設けるようにしたために、ファ
ンロータ(52)を取り出す際に流路分離板(48)が邪魔
にならず、メンテナンス時に容易にファンロータ(52)
の取り外し作業を行うことができる。また、ファンロー
タ(52)の再組付け作業についても同様に容易にするこ
とができる。
と同様である。
態1について、ケーシング(10)の厚みによっては、セ
パレータ板(46)は、ケーシング(10)の背面部(11)
に固定されて設けられる構成にしてもよい。また、ベル
マウス(44)は、仕切板(41)に固定されて設けられる
構成にしてもよい。
れたベルマウス(44)は、仕切板(41)に固定されて設
けられる構成にしてもよい。
である。
業時におけるファンロータの状態を示す図である。
である。
Claims (5)
- 【請求項1】 空気の吸込口(26)が形成された正面部
(16)及び背面部(11)を有するケーシング(10)と、 上記吸込口(26)に面してケーシング(10)内に収納さ
れた熱交換器(30)と、 上記ケーシング(10)内に、正面部(16)と背面部(1
1)とを結ぶ方向に延びる駆動軸(55)が設けられた駆
動モータ(53)及び、該駆動モータ(53)の駆動軸(5
5)に脱着可能に取り付けられたファンロータ(52)を
有する送風機(51)とを備えている空気調和装置の室外
機であって、 上記ファンロータ(52)のハブ(58)における駆動モー
タ(53)側の端部に、上記駆動軸(55)と直交する方向
に該駆動軸(55)の先端の通過可能な取り外し用切欠部
(62)が形成されていることを特徴とする空気調和装置
の室外機。 - 【請求項2】 請求項1において、 ケーシング(10)は、箱形に形成されて、上面部(14)
に空気の吹出口(21)が形成され、側面部(15)の少な
くとも一つは、脱着可能に構成されていることを特徴と
する空気調和装置の室外機。 - 【請求項3】 請求項2において、 送風機(51)は、斜流ファンに構成されると共に、ファ
ンロータ(52)が駆動モータ(53)における背面部(1
1)側に位置するように配置される一方、 ケーシング(10)の背面部(11)とファンロータ(52)
との間には、送風機(51)から下方に吹き出された空気
が上方に流れるように案内する案内板(46)が脱着可能
に設けられていることを特徴とする空気調和装置の室外
機。 - 【請求項4】 請求項1において、 送風機(51)は、ファンロータ(52)が駆動モータ(5
3)における背面部(11)側に位置するように配置され
る一方、 ケーシング(10)内には、送風機(51)の吸込側(42)
と吹出側(43)とに区画し、中央が開口する仕切板(4
1)が設けられ、 ファンロータ(52)は、上記仕切板(41)の開口に配置
され、 上記仕切板(41)は、上記開口の周縁に仕切板(41)か
らケーシング(10)の背面部(11)側に突出したベルマ
ウス(44)が脱着可能に設けられていることを特徴とす
る空気調和装置の室外機。 - 【請求項5】 請求項3において、送風機(51)は、第
1送風機(51)に構成される一方、該第1送風機(51)
の上方に第2送風機(65)が設けられ、 該第2送風機(65)は、ファンロータ(52)が駆動モー
タ(53)における背面部(11)側に位置するように配置
され、 上記第2送風機(65)のファンロータ(52)におけるハ
ブ(58)の駆動モータ(53)側の端部に、上記駆動軸
(55)と直交する方向に該駆動軸(55)の先端の通過可
能な取り外し用切欠部(62)が形成され、 上記第2送風機(65)の背面側には、第1送風機(51)
から吹き出されて上方に流れる空気の流路と、第2送風
機(65)から吹き出された空気の流路とを分離する流路
分離板(48)が脱着可能に設けられていることを特徴と
する空気調和装置の室外機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001164517A JP3627673B2 (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 空気調和装置の室外機 |
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JP2021056056A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | シャープ株式会社 | 加熱調理装置用重量センサおよび加熱調理装置 |
-
2001
- 2001-05-31 JP JP2001164517A patent/JP3627673B2/ja not_active Expired - Fee Related
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