JPH11173591A - 空気調和装置の室内機 - Google Patents

空気調和装置の室内機

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JPH11173591A
JPH11173591A JP9345393A JP34539397A JPH11173591A JP H11173591 A JPH11173591 A JP H11173591A JP 9345393 A JP9345393 A JP 9345393A JP 34539397 A JP34539397 A JP 34539397A JP H11173591 A JPH11173591 A JP H11173591A
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JP
Japan
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fan
motor
casing
indoor unit
fan motor
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Application number
JP9345393A
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English (en)
Inventor
Yoshiteru Nouchi
義照 野内
Junichi Nakanishi
淳一 中西
Yoshikazu Sato
義和 佐藤
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ファンモータ(40) の取り外し作業を容易に
して、室内機(1) の保守作業性を向上させる。 【解決手段】 ファンモータ(40) を、モータ台(50) 及
びモータ固定カバー(54)から成るモータ固定部材(5) に
よって背面ケーシング(11) に固定する。このモータ台
(50) 及びモータ固定カバー(54) は、背面ケーシング(1
1) に着脱可能に取り付けられる。また、このモータ台
(50) 及びモータ固定カバー(54) を背面ケーシング(11)
から取り外すと、ファンモータ(40) がファン(30) の
側方に移動自在な移動空間(60) が形成される。そし
て、熱交換器(20) やドレンパン(25)を背面ケーシング
(11) から取り外すことなく、ファンモータ(40) が単独
で取り外される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置の室
内機の構造に関し、特に、保守作業性の向上策に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置には、特開平9
−72297号公報に開示されているように、ほぼ逆V
字状のクロスフィン型の熱交換器とクロスフロー型のフ
ァンとをケーシング内に収納して壁掛け型に構成された
ものがある。上記ケーシングには前面上部から上面に亘
って吸込口が形成される一方、前面下部には吹出口が形
成されている。また、上記ファンにはファンと同軸にフ
ァンモータが取り付けられ、該ファンモータによってフ
ァンを駆動して吸込口から室内空気を吸い込み、熱交換
器で冷媒と熱交換させて冷風又は温風の調和空気を生成
し、該調和空気をファンを経て吹出口から吹き出してい
る。
【0003】上記ケーシングは、背面側に位置する背面
ケーシングと前面側に位置する前面ケーシングとによっ
て構成される一方、背面ケーシングには、熱交換器、フ
ァン、ファンモータ等の構成部品が取り付けられ、更に
は前面ケーシングが取り付けられ、これによって一体の
室内機が形成されている。
【0004】また、上記背面ケーシングには、ファンモ
ータの背面側の側面を支持し、且つファンモータの駆動
軸方向への回転を規制するモータ台が、該背面ケーシン
グと一体に形成されている。一方、ファンモータは、そ
の駆動軸がファンの端面に挿入されてファンに取り付け
られ、該ファンと共に背面ケーシングに取り付けられる
と共に、ファンモータの前面側を覆うように形成された
モータ固定カバーによって背面ケーシングに固定されて
いる。また、上記熱交換器は、ファンの前面側から上面
側に亘って位置して背面ケーシングに取り付けられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、保守作
業において上記ファンモータを取り外す際には、熱交換
器を背面ケーシングから取り外してファンモータをファ
ンと共に取り外し、その後にファンモータをファンから
取り外すという作業が必要であり、ファンモータのみを
単独で取り外すことができないという問題があった。
【0006】具体的に、ファンモータは、その駆動軸が
ファンの端面に形成されたボスに挿入されているため、
ファンからファンモータを取り外すには駆動軸をファン
のボスから引き抜く必要がある。しかし、ファンモータ
は、背面ケーシングと一体に形成されたモータ台によっ
て駆動軸方向への移動が規制されているため、ファンモ
ータをその駆動軸方向へ移動させることができず、ファ
ンを背面ケーシングに残してファンモータのみを取り外
すことはできない。一方、ファンの前面側から上面側に
亘っては熱交換器が設けられているため、ファンを取り
外すには熱交換器を背面ケーシングから取り外す必要が
あった。
【0007】即ち、ファンモータの取り外しに伴う作業
が多く、特に、熱交換器を取り外すには、熱交換器に接
続されている冷媒配管を取り外さなければならない場合
もあり、保守に要する工数が増大し、保守費用も増加す
るという問題があった。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ファンモータの取り
外し作業を容易にして、室内機の保守作業性を向上させ
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ファンモータ
(40) を背面ケーシング(11) に固定するモータ固定部材
(5) を、背面ケーシング(11) に脱着可能に取り付け、
ファンモータ(40) をファン(30) の側方へ移動可能にし
たものである。
【0010】具体的に、本発明が講じた第1の解決手段
は、熱交換器(20) と、ファン(30)と、該ファン(30) を
回転させるファンモータ(40) とをケーシング(10) 内に
収納して構成される空気調和装置の室内機(1) を前提と
している。上記ケーシング(10) を、熱交換器(20)、フ
ァン(30) 及びファンモータ(40) が取り付けられる背面
ケーシング(11) と、該背面ケーシング(11) に着脱自在
に取り付けられる前面ケーシング(13) とにより構成
し、上記ファンモータ(40) を、該ファンモータ(40)の
駆動軸(43) 方向の移動を規制するモータ固定部材(5)
によって背面ケーシング(11) に支持させる一方、上記
モータ固定部材(5) を、背面ケーシング(11) に着脱可
能に取り付けられ、且つ背面ケーシング(11) より取り
外した状態で上記ファンモータ(40) がファン(30) の側
方に移動自在な移動空間(60) を形成するように構成す
るものである。
【0011】また、本発明が講じた第2の解決手段は、
上記第1の解決手段において、モータ固定部材(5) を、
ファンモータ(40) の背面側の側部が当接し、且つファ
ンモータ(40) の側方に取り外し自在なモータ台(50)
と、ファンモータ(40) の前面側を覆い且つ背面ケーシ
ング(11) に着脱自在なモータ固定カバー(54) とにより
構成するものである。
【0012】また、本発明が講じた第3の解決手段は、
上記第2の解決手段において、ケーシング(10) 内部に
おけるファン(30) 側の空間とファンモータ(40) 側の空
間との間の空気の流通を阻止する仕切板(24) を、モー
タ固定カバー(54) と別体に形成してファン(30) とファ
ンモータ(40) の間に設けるものである。
【0013】また、本発明が講じた第4の解決手段は、
上記第3の解決手段において、熱交換器(20) を、所定
間隔を存して積層された多数のプレート状のフィン(21)
と、該各フィン(21) を貫通する伝熱管(22) とを備え
クロスフィン型に構成される一方、側面視逆Vの字状に
形成し、ケーシング(10) 内部において、上記熱交換器
(20) はファン(30) の前面から上面に位置して設けるも
のである。
【0014】−作用− 本発明の第1の解決手段では、モータ固定部材(5) を背
面ケーシング(11) から取り外した状態でファンモータ
(40) をファン(30) の側方に移動し、ファン(30)が背面
ケーシング(11) に取り付けられたままの状態でファン
(30) からファンモータ(40) を取り外す。
【0015】また、第2の解決手段では、ファンモータ
(40) は、モータ台(50) とモータ固定カバー(54) によ
って背面ケーシング(11) に取り付け固定される。
【0016】また、第3の解決手段では、モータ固定カ
バー(54) と別体に形成された仕切板(24) によってケー
シング(10) の内部がファン(30) 側の空間とファンモー
タ(40) 側の空間とに区画され、ファン(30) 側の空間を
空気が流通する。
【0017】また、第4の解決手段では、ファン(30)
の前面から上面に位置して設けられる熱交換器(20) を
背面ケーシング(11) から取り外すことなく、モータ台
(50)及びモータ固定カバー(54) を背面ケーシング(11)
から取り外すことによりファンモータ(40) が取り外さ
れる。
【0018】
【発明の効果】従って、上記の解決手段によれば、モー
タ台(50) やモータ固定カバー(54) 等のモータ固定部材
(5) を背面ケーシング(11) から取り外すことによって
ファンモータ(40) をファン(30) の側方へ移動させるこ
とができる。これによって、ファン(30) を背面ケーシ
ング(11) に取り付けたままでファンモータ(40) を確実
に取り外すことができ、この結果、室内機(1) の保守作
業を簡略化することができる。
【0019】また、ファン(30) の前面から上面に位置
して設けられた熱交換器(20) を背面ケーシング(11) か
ら取り外すことなくファンモータ(40) を取り外すこと
ができ、これによっても室内機(1) の保守作業を簡略化
できる。
【0020】また、第3の解決手段によれば、仕切板(2
4) を設けたために、ファンモータ(40) 側の空間からフ
ァン(30) 側の空間への空気の流通を防止することがで
きる。その結果、熱交換効率の低下を防止することがで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0022】図1及び図2に示すように、本実施形態の
空気調和装置の室内機(1) は、熱交換器(20) とファン
(30) とファンモータ(40) とがケーシング(10) 内に収
納され、該ケーシング(10) が据付板(12) を介して部屋
の壁面に取り付けられる壁掛け型室内機に構成されてい
る。
【0023】上記ケーシング(10) は、前面側に位置す
る前面ケーシング(13) と、背面側に位置する背面ケー
シング(11) とにより構成され、前面ケーシング(13) の
前面から上面と背面ケーシング(11) の上面とに亘って
吸込口(16) が形成される一方、前面ケーシング(13) の
前面下部には吹出口(17) が形成されている。
【0024】上記前面ケーシング(13) には、吸込口(1
6) の全面に亘って位置し、ケーシング(10) 内へ流入す
る空気から埃等の浮遊物を除去するエアフィルタ(14)
が取り付けられると共に、前面ケーシング(13) の前面
に形成された吸込口(16) を覆うように設けられ、空気
が流通可能に形成された前面パネル(15) が取り付けら
れている。
【0025】上記背面ケーシング(11) には、背面側に
据付板(12) が取り付けられる一方、前面側にファン(3
0)、ファンモータ(40)、熱交換器(20)、ドレンパン(25)
及び電装品箱(27) が取り付けられると共に、上記前面
ケーシング(13) が取り付けられている。
【0026】上記ファン(30) は、円筒形に形成された
クロスフロー型のファンであって、両端部に配置される
円形の側板(32) と、一方の側板(32) から他方の側板(3
2)に向けて延び且つ円周上に配置される多数の羽根(31)
とにより構成されている。また、一方の側板(32) には
中心に位置して回転軸(33) が形成されると共に、他方
の側板(32) には中心に位置して円筒形のボス(34) が突
設されている。そして、該ファン(30) は、ファン(30)
の中心軸方向が背面ケーシング(11) の横幅方向と一致
する姿勢で背面ケーシング(11) に取り付けられ、中心
軸周りに回転して送風動作を行うように構成されてい
る。
【0027】上記ファンモータ(40) は、長さの短い円
筒形であって一方の端面には円筒状に膨出した軸受部(4
2) が形成されたモータ本体(41) と、該モータ本体(41)
と同軸に設けられた駆動軸(43) とを備え、該駆動軸(4
3) は、その先端がモータ本体(41) の軸受部(42) と反
対側の端部から突出するように設けられている。そし
て、該ファンモータ(40) は、その駆動軸(43) が上記フ
ァン(30) のボス(34) に挿入され、該ボス(34) の側面
からボス(34) の半径方向に取り付けられる止めネジ(3
5) を締め込むことによってファン(30) に取り付けられ
る。一方、上記ファンモータ(40) は、モータ固定部材
(5) を介して背面ケーシング(11) に取り付け固定され
て、ファン(30) を回転駆動するように構成されてい
る。
【0028】上記モータ固定部材(5) は、本発明の特徴
とするものであって、背面ケーシング(11) に着脱自在
に取り付けられるモータ台(50) 及びモータ固定カバー
(54)によって構成されている。
【0029】上記モータ台(50) は、2本のビス(53) で
背面ケーシング(11) の固定台座(61) に締結され、背面
ケーシング(11) から該背面ケーシング(11) の前面側へ
向かって延びる横幅の狭い略直方体に形成されている。
そして、該モータ台(50) の上下方向の中央部には、モ
ータ台(50) の横幅のほぼ半分に亘り、モータ台(50)の
前面から背面へ向かって上記ファンモータ(40) の軸受
部(42) の円筒形状に対応した形状に窪んだ第1凹部(51
a) と、該第1凹部(51a) の横に位置し、第1凹部(51a)
と相似形状であって曲率半径の小さい第2凹部(51b)
とが形成されている。該第1凹部(51a) は、ファンモー
タ(40) の軸受部(42) が嵌り込むことによってファンモ
ータ(40) を支持するように構成されている。また、該
第1及び第2凹部(51a,51b) の上下部には、モータ台(5
0) の前面から背面へ向かって背面付近まで延び、モー
タ台(50) におけるファンモータ(40) と対向する側面と
前面とに開口すると共に、長手方向に上記ビス(53) の
頭部が通過可能に形成された一対の溝部(52) が形成さ
れている。また、モータ台(50) には、図示しないが、
モータ台(50) の背面と上記溝部(52) とに開口する2つ
のビス孔が形成され、該両ビス孔に貫通して設けられた
ビス(53) によってモータ台(50) が背面ケーシング(11)
に締結されるように構成されている。また、モータ台
(50) の側方には、ファンモータ(40) を移動するための
移動空間(60) が形成されている。
【0030】上記モータ固定カバー(54) は、ファンモ
ータ(40) のモータ本体(41) の形状に対応した形状に形
成されてファンモータ(40) の前面を覆うカバー部(55)
と、該カバー部(55) の周囲に形成されると共に1つの
ビス孔(56a) が形成されたフランジ部(56) と、カバー
部(55) の側面に沿って形成されたドレンガイド部(57)
とによって構成されている。また、該ドレンガイド部(5
7) の一端には取付爪(58) が形成されている。そして、
モータ固定カバー(54) は、該取付爪(58) を背面ケーシ
ング(11) に引っかけられると同時に、フランジ部(56)
に形成されたビス孔(56a) に貫通して設けたビス(59)
によって背面ケーシング(11) のカバー台座(62)に締結
されて、ファンモータ(40) を背面ケーシング(11) に固
定するように構成されている。
【0031】上記熱交換器(20) は、所定間隔を存して
積層された多数のプレート状のフィン(21) と、該各フ
ィン(21) を貫通する伝熱管(22) とを備え、クロスフィ
ン型に構成される一方、側面視逆Vの字状に形成されて
いる。更に、ケーシング(10)の前面側に位置する熱交換
器(20) の下部が背面側へ折り曲げられた形状に形成さ
れ、伝熱面積を拡大するように構成されている。また、
該熱交換器(20) には、熱交換器(20) を冷媒回路に接続
するための接続配管(23) が取り付けられている。そし
て、該熱交換器(20) は、上記ファン(30) の前面から上
面に位置して背面ケーシング(11) に取り付け固定さ
れ、伝熱管(22) の内部を流通する冷媒とケーシング(1
0) 内を流通する空気とを熱交換させて空気を冷却又は
加熱するように構成されている。また、熱交換器(20)
を背面ケーシング(11) に取り付けた状態でケーシング
(10) 内部におけるファン(30) 側の空間とファンモータ
(40) 側の空間とを区画する仕切板(24) が、モータ固定
カバー(54) と別体に形成され、該熱交換器(20) の側端
部に設けられている。
【0032】上記ドレンパン(25) は、熱交換器(20) の
有効長に対応した長さに形成された細長い容器状のもの
であって、ドレンホース(26) が接続されている。そし
て、該ドレンパン(25) は、熱交換器(20) の下端部の下
方に位置するように背面ケーシング(11) に取り付けら
れ、熱交換器(20) で生成するドレン水を受け、受けた
ドレン水をドレンホース(26) から室内機(1) の外部へ
と排出するように構成されている。
【0033】上記電装品箱(27) は、内部にプリント基
板等の電装部品が収納され、ファンモータ(40) の側面
に位置し、背面ケーシング(11) に取り付けられてい
る。
【0034】−運転動作− 次に、本実施形態の室内機(1) の運転動作について説明
すると、ファンモータ(40) がファン(30) を回転駆動
し、室内空気が吸込口(16) からケーシング(10)の内部
へと吸い込まれる。この吸い込まれた室内空気は、エア
フィルタ(14) で埃等の浮遊物が除去された後に熱交換
器(20) へ流れ、熱交換器(20) の各フィン(21) の間を
流通する。一方、熱交換器(20) の伝熱管(22) の内部に
は冷媒が流通しており、該冷媒と各フィン(21) の間を
流通する室内空気とが熱交換して、該室内空気が調和空
気となる。具体的に、冷房運転時には伝熱管(22) の内
部で冷媒が蒸発し、室内空気が冷却されて低温の調和空
気となる一方、暖房運転時には伝熱管(22) の内部で冷
媒が凝縮し、室内空気が加熱されて高温の調和空気とな
る。そして、該調和空気は、ファン(30) を貫流して吹
出口(17) より再び室内に吹き出され、これによって室
内の空調が行われる。
【0035】また、冷房運転時には熱交換器(20) でド
レン水が生じるが、該ドレン水はドレンパン(25) へ流
入し、その後、ドレンホース(26) から室内機(1) の外
部へと排出される。尚、熱交換器(20) の接続配管(23)
の下方にはモータ固定カバー(54)のドレンガイド部(57)
が位置し、接続配管(23) の表面で生じたドレン水は、
該ドレンガイド部(57) を流れてドレンパン(25) へと流
入する。
【0036】−ファンモータ(40) の取り外し手順− 上記ファンモータ(40) が故障すると、ファン(30) を駆
動することができないため室内空気をケーシング(10)
内に吸い込むことができず、室内の空調を行うことがで
きなくなる。従って、この様な場合には、ファンモータ
(40) を取り外してファンモータ(40) の修理や交換を行
う必要があり、その作業は以下のような手順で行われ
る。
【0037】先ず、前面ケーシング(13) を前面パネル
(15) 及びエアフィルタ(14) と共に取り外し、続いて電
装品箱(27) を取り外す。これらの部品は、何れもビス
等によって取り付けられているため、容易に取り外すこ
とができる。次に、モータ固定カバー(54) 及びモータ
台(50) を取り外し、この状態でファンモータ(40) の側
方には、ファンモータ(40) を横方向へ移動自在な移動
空間(60) が形成される。そして、ファン(30) のボス(3
4) に取り付けられている止めネジ(35) を緩めるとファ
ンモータ(40) とファン(30) とが分離可能となり、この
状態でファン(30) を移動空間(60) 側へ移動させること
によってファンモータ(40) が取り外される。
【0038】−実施形態の効果− 本実施形態によれば、モータ台(50) 及びモータ固定カ
バー(54) を背面ケーシング(11) から取り外すことによ
ってファンモータ(40) をファン(30) の側方へ移動させ
ることができる。即ち、従来はドレンパン(25) を取り
外して熱交換器(20) を移動させ、ファン(30) と共にフ
ァンモータ(40) を取り外さなければならなかったのに
対し、本実施形態では、ドレンパン(25) や熱交換器(2
0) を背面ケーシング(11) に取り付けたままの状態でフ
ァン(30) とファンモータ(40) とを分離し、ファンモー
タ(40) だけを取り外すことができる。
【0039】また、従来はファンモータ(40) を取り外
す際には熱交換器(20) を取り外すことを前提にモータ
固定カバー(54) と仕切板(24) とを一体に形成していた
ため、この仕切板(24) と一体のモータ固定カバー(54)
を取り外す際には、熱交換器(20) を取り外す必要があ
った。これに対して、本実施形態では仕切板(24) をモ
ータ固定カバー(54) とは別体に形成したため、熱交換
器(20) を取り外すことなくモータ固定カバー(54) を取
り外すことができる。
【0040】以上の結果、室内機(1) の保守作業を簡略
化することができ、室内機(1) のメンテナンスを確実に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る空気調和装置の室内機の構成を
示す分解斜視図である。
【図2】実施形態に係る空気調和装置の室内機における
モータ固定部材の構成を示す要部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
(1) 室内機 (5) モータ固定部材 (10) ケーシング (11) 背面ケーシング (13) 前面ケーシング (20) 熱交換器 (21) フィン (22) 伝熱管 (24) 仕切板 (30) ファン (40) ファンモータ (43) 駆動軸 (50) モータ台 (54) モータ固定カバー (60) 移動空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器(20) と、ファン(30) と、該フ
    ァン(30) を回転させるファンモータ(40) とをケーシン
    グ(10) 内に収納して構成される空気調和装置の室内機
    において、 上記ケーシング(10) は、熱交換器(20)、ファン(30) 及
    びファンモータ(40)が取り付けられる背面ケーシング(1
    1) と、該背面ケーシング(11) に着脱自在に取り付けら
    れる前面ケーシング(13) とにより構成され、 上記ファンモータ(40) は、該ファンモータ(40) の駆動
    軸(43) 方向の移動を規制するモータ固定部材(5) によ
    って背面ケーシング(11) に支持される一方、 上記モータ固定部材(5) は、背面ケーシング(11) に着
    脱可能に取り付けられ、且つ背面ケーシング(11) より
    取り外した状態で上記ファンモータ(40) がファン(30)
    の側方に移動自在な移動空間(60) を形成するように構
    成されていることを特徴とする空気調和装置の室内機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空気調和装置の室内機に
    おいて、 モータ固定部材(5) は、ファンモータ(40) の背面側の
    側部が当接し且つファンモータ(40) の側方に取り外し
    自在なモータ台(50) と、ファンモータ(40) の前面側覆
    い且つ背面ケーシング(11) に着脱自在なモータ固定カ
    バー(54) とにより構成されていることを特徴とする空
    気調和装置の室内機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の空気調和装置の室内機に
    おいて、 ケーシング(10) 内部におけるファン(30) 側の空間とフ
    ァンモータ(40) 側の空間との間の空気の流通を阻止す
    る仕切板(24) が、モータ固定カバー(54) と別体に形成
    されてファン(30) とファンモータ(40) の間に設けられ
    ていることを特徴とする空気調和装置の室内機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の空気調和装置の室内機に
    おいて、 熱交換器(20) は、所定間隔を存して積層された多数の
    プレート状のフィン(21) と、該各フィン(21) を貫通す
    る伝熱管(22) とを備えクロスフィン型に構成される一
    方、側面視逆Vの字状に形成され、 ケーシング(10) 内部において、上記熱交換器(20) はフ
    ァン(30) の前面から上面に位置して設けられているこ
    とを特徴とする空気調和装置の室内機。
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