JP2002356356A - セメント組成物用消泡剤 - Google Patents

セメント組成物用消泡剤

Info

Publication number
JP2002356356A
JP2002356356A JP2001164388A JP2001164388A JP2002356356A JP 2002356356 A JP2002356356 A JP 2002356356A JP 2001164388 A JP2001164388 A JP 2001164388A JP 2001164388 A JP2001164388 A JP 2001164388A JP 2002356356 A JP2002356356 A JP 2002356356A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
cement composition
polyethylene oxide
parts
antifoaming agent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001164388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5077904B2 (ja
Inventor
Klaus Lorenz
クラウス・ロレンツ
Minoru Yaguchi
稔 矢口
Tomomi Sugiyama
知巳 杉山
Albrecht Gerhard
ゲルハルト・アルブレヒト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minebea Co Ltd filed Critical Minebea Co Ltd
Priority to JP2001164388A priority Critical patent/JP5077904B2/ja
Publication of JP2002356356A publication Critical patent/JP2002356356A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5077904B2 publication Critical patent/JP5077904B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セメント組成物に対して、消泡性能に優れ、
かつ、高性能AE減水剤にあらかじめ消泡剤を添加して
一液化した場合、あるいは消泡剤を所要の濃度に水で希
釈した場合において分離することなく、長期保存性に優
れたセメント組成物用消泡剤を提供する。 【解決手段】 少なくともポリエチレンオキシド誘導体
および非イオン性消泡剤を配合して得られるセメント組
成物用消泡剤であって、ポリエチレンオキシド誘導体
が、1つの末端に分枝構造および/または不飽和結合を
有する疎水基を有し、もう1つの末端にアニオン基を有
することを特徴とする、前記セメント組成物用消泡剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート、モ
ルタル、ペーストおよびセメントミルクなどのセメント
組成物を製造する際に使用される消泡剤に関することで
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、コンクリート、モルタル、ペ
ーストおよびセメントミルクなどのセメント組成物にポ
リカルボン酸系高性能AE減水剤を用いる場合、ポリカ
ルボン酸系高性能AE減水剤の空気連行性が大きいため
に、セメント組成物中に連行される空気量が課題となる
ので、空気量を所要の範囲にするためにシリコーン系、
脂肪酸エステル系、ポリエーテル系などの慣用の消泡剤
が使用されている。これら消泡剤は極めて少ない添加量
で鋭敏に消泡効果が発揮されるため、計量装置の計量誤
差を防ぐために、消泡剤を所要の濃度に水で希釈する手
法や、ポリカルボン酸系高性能AE減水剤に消泡剤をあ
らかじめ添加して一液化する方法が図られている。
【0003】しかし、これら消泡剤をポリカルボン酸系
高性能AE減水剤にあらかじめ添加して一液化を試みて
も、充分には一液化せず分離が生じてしまうという問題
点がある。分離を防止するためには、貯蔵タンクに撹拌
装置を設置する必要性があり、経済性や騒音面で問題が
生じる。また、同様に水で所要の濃度に希釈する場合も
分離という問題を抱えている。
【0004】一方、特開平7−53249号公報には消
泡剤の分離を抑制するために、ある特定のポリカルボン
酸系ポリマーの製造時にあらかじめ消泡剤を混合し、こ
のポリカルボン酸系ポリマーを配合したポリカルボン酸
系高性能AE減水剤が提案されている。しかし、セメン
ト組成物中の空気量は、使用する材料や環境温度によっ
て空気量が変動するので、適正な空気量に調整するため
に必要な消泡剤量も一般的に変化する。したがって、前
記の手法によってあらかじめ混合された消泡剤の量が適
正でない場合、所要の空気量を得られないという問題を
抱えており、空気量を調節するために、別途空気量調整
剤を使用するという煩雑さを有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明が
解決しようとする課題は、セメント組成物に対して、消
泡性能に優れ、かつ、高性能AE減水剤にあらかじめ消
泡剤を添加して一液化した場合、あるいは消泡剤を所要
の濃度に水で希釈した場合において分離することなく、
長期保存性に優れたセメント組成物用消泡剤を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の如
き従来技術における諸種の問題点を解決するために、鋭
意研究を重ねた結果、ポリエチレンオキシドの1つの末
端に分枝構造および/または不飽和結合を有する疎水基
ともう一つの末端にはアニオン基を有したポリエチレン
オキシド誘導体に着目し、慣用の非イオン性消泡剤とを
含有することで上記問題点を解決するセメント組成物用
消泡剤を見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、少なくともポリエチ
レンオキシド誘導体と非イオン性消泡剤とを配合して得
られるセメント組成物用消泡剤であって、ポリエチレン
オキシド誘導体が、1つの末端に分枝構造および/また
は不飽和結合を有する疎水基を有し、もう1つの末端に
アニオン基を有することを特徴とする、前記セメント組
成物用消泡剤に関する。また本発明は、不飽和結合が、
二重結合であることを特徴とする、前記のセメント組成
物用消泡剤に関する。
【0008】さらに本発明は、ポリエチレンオキシド誘
導体が、一般式(1):
【化4】 (式中、Xは分枝構造および/または不飽和結合を有す
る疎水基であり、Yはアニオン基であり、EOは−CH
CHO−であり、aは6〜100の整数である)で
表される化合物であることを特徴とする、前記のセメン
ト組成物用消泡剤に関する。また本発明は、aが、15
〜60の整数であることを特徴とする、前記のセメント
組成物用消泡剤に関する。
【0009】さらに本発明は、分枝構造および/または
不飽和結合を有する疎水基が、一般式(2):
【化5】 (式中、ZはOまたはアミンであり、R、Rおよび
はそれぞれ独立してアルキル、またはフェニル、ナ
フチル、アルケニル、炭素数2〜4のアルキレンオキシ
ド若しくはそれらの誘導体のいずれかであり、Rおよ
びRはそれぞれ独立して水素であってもよいが、R
とRが同時に水素である場合、Rはアルキルではな
い)で表されることを特徴とする、前記のセメント組成
物用消泡剤に関する。また本発明は、アニオン基が、−
SOM、−(CHCH)OSOM、−RCO
OM (Rは、−C2m− (mは、10>m>
0の整数で、好ましくはm=1または2)またはフェニ
ル基)、−POM、または−CO(CHCOO
M (式中、MはNa塩、K塩、Ca塩、Mg塩、NH
塩またはHであり、n=2または3である)であるこ
とを特徴とする、前記のセメント組成物用消泡剤に関す
る。
【0010】さらに本発明は、非イオン性消泡剤が、一
般式(3):
【化6】 (式中、RおよびRは、それぞれ独立して炭素数1
0〜25の脂肪族炭化水素、炭素数1〜5のアルキル基
またはHであり、AOは炭素数2〜3のアルキレンオキ
シドで構成されるブロックポリマーおよび/またはラン
ダムポリマーであり、bは5〜500の整数である)で
あることを特徴とする、前記のセメント組成物用消泡剤
に関する。また本発明は、ポリエチレンオキシド誘導体
と非イオン性消泡剤とを20:80〜60:40(重量
%)で配合して得られることを特徴とする、前記のセメ
ント組成物用消泡剤に関する。さらに本発明は、非イオ
ン性消泡剤が、重量平均分子量がポリエチレングリコー
ル換算で300〜30,000であり、該分子量中のエ
チレンオキシドの重量比が5〜80%であることを特徴
とする、前記のセメント組成物用消泡剤に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に用いるポリエチレンオキ
シド誘導体は、1つの末端に分枝構造および/または不
飽和結合を有する疎水基を有し、もう1つの末端にアニ
オン基を有するポリエチレンオキシド誘導体であり、従
来から慣用されている非イオン性消泡剤と混合しても分
離することがなく、得られた消泡剤は溶液安定性が高
い。また本発明に用いるポリエチレンオキシド誘導体
は、一般式(1):
【化7】 で表され、ここで、Xは分枝構造および/または不飽和
結合を有する疎水基であり、Yはアニオン基であり、E
Oは−CHCHO−である。aは特に限定されない
が、6〜100の整数であることが好ましく、特に15
〜60の整数であることが好ましい。
【0012】上記疎水基が不飽和結合を有する場合、該
不飽和結合は二重結合であることが好ましい。本発明に
用いるポリエチレンオキシド誘導体の末端にある分枝構
造および/または不飽和結合を有する疎水基は、一般式
(2):
【化8】 で表わすことができる疎水基であることが好ましい。こ
こでZはOまたはアミンであり、R、RおよびR
はそれぞれ独立してアルキル、またはフェニル、ナフチ
ル、アルケニル、炭素数2〜4のアルキレンオキシド若
しくはそれらの誘導体のいずれかである。また、R
よびRはそれぞれ独立して水素であってもよいが、R
とRが同時に水素である場合、R はアルキルでは
ない。
【0013】本発明に用いるポリエチレンオキシド誘導
体の末端にあるアニオン基は、 −SOM、 −(CHCH)OSOM、 −POM、 −RCOOM (Rは、−C2m− (mは、
10>m>0の整数で、好ましくはm=1または2)ま
たはフェニル基)、 −CO(CHCOOM (n=2または3)、お
よび −COCH=CHCOOMなどがあげられる。 上記式中Mは、Na塩、K塩、Ca塩、Mg塩、NH
塩またはHなどであることが望ましい。一方、本発明で
用いられる非イオン性消泡剤は、従来用いられている非
イオン性消泡剤であってよく、特に限定されないが、一
般式(3):
【化9】 (式中、RおよびRは、それぞれ独立して炭素数1
0〜25の脂肪族炭化水素、炭素数1〜5のアルキル基
またはHであり、AOは炭素数2または3、特に好まし
くは炭素数2のアルキレンオキシドで構成されるブロッ
クポリマーおよび/またはランダムポリマーであり、b
は5〜500の整数である)で表される化合物が好まし
い。
【0014】本発明のセメント組成物用消泡剤を得るた
めのポリエチレンオキシド誘導体と非イオン性消泡剤と
の混合割合は、特に限定されないが、10:90〜7
0:30(重量%)、好ましくは20:80〜60:4
0(重量%)、さらに好ましくは、20:80〜50:
50(重量%)である。本発明に用いる非イオン性消泡
剤の重量平均分子量は、特に限定されないが、ポリエチ
レングリコール換算で300〜30,000であり、非
イオン性消泡剤の分子量中のエチレンオキシドの重量比
が10〜90%、好ましくは5〜80%である。
【0015】本発明のセメント組成物用消泡剤は、慣用
の減水剤と一液化することが可能であり、減水剤がリグ
ニンスルホン酸塩、ポリカルボン酸塩、ポリサッカライ
ド誘導体の中から一種以上選ばれたものである。本発明
のセメント組成物用消泡剤の添加量は適宜定められる
が、基本的にはセメント組成物に所望の空気量を調整す
るために必要な量であり、好ましくはセメント組成物中
のセメント重量に対して固形分換算で0.001〜5重
量%であり、特に好ましくは0.01〜0.5重量%で
ある。
【0016】本発明のセメント組成物用消泡剤は、多様
性を持たせるために、他の添加剤を所望により配合させ
ることもできる。他の添加剤としては、慣用のAE剤、
乾燥収縮低減剤、促進剤、遅延剤、起泡剤、消泡剤、防
錆剤、急結剤、増粘剤、水溶性高分子物質等を例示する
ことができる。
【0017】
【実施例】以下に、本発明におけるポリエチレンオキシ
ド誘導体の製造例を示すが、本発明はこれらの実施態様
例によって限定されるものではない。
【0018】(製造例1)ポリエチレンオキシド誘導体
A−1の製造 13.42 重量部のシンナミルアルコールと0.05重量部の水
酸化カリウムをオートクレーブ反応器に仕込み、11.41
重量部のアリルグリシジルエーテルをゆっくりと滴下
し、120℃で1時間反応させる。さらに、88.0重量部の
エチレンオキシドを加え、120 ℃ で2時間エトキシル
化を行い、淡黄色、粘稠性液体を得る。これを慣用の硫
酸化方法で硫酸化するために、得られた淡黄色、粘稠性
液体を3つ口フラスコに移し、10.7重量部の硫酸アミド
を加えて窒素雰囲気下で125℃、2時間で硫酸化し、ポ
リエチレンオキシド誘導体A−1を得た。
【0019】(製造例2)ポリエチレンオキシド誘導体
A−2の製造 14.4重量部の2−ナフトールと0.05重量部の水酸化カリ
ウムをオートクレーブ反応器に仕込み、11.41重量部の
アリルグリシジルエーテルをゆっくりと滴下し、120℃
で1時間反応させる。さらに、88.0重量部のエチレンオ
キシドを加え、120℃ で2時間エトキシル化を行い、淡
黄色、粘稠性液体を得る。これを慣用の硫酸化方法で硫
酸化するために、得られた淡黄色、粘稠性液体を3つ口
フラスコに移し、10.7重量部の硫酸アミドを加えて窒素
雰囲気下で125℃、2時間で硫酸化し、ポリエチレンオ
キシド誘導体A−2を得た。
【0020】(製造例3)ポリエチレンオキシド誘導体
A−3の製造 22.04重量部の4−ノニルフェノールと0.05重量部の水
酸化カリウムをオートクレーブ反応器に仕込み、11.41
重量部のアリルグリシジルエーテルをゆっくりと滴下
し、120℃で1時間反応させる。さらに、88.0重量部の
エチレンオキシドを加え、120 ℃ で2時間エトキシル
化を行い、淡黄色、粘稠性液体を得る。これを慣用の硫
酸化方法で硫酸化するために、得られた淡黄色、粘稠性
液体を3つ口フラスコに移し、10.7重量部の硫酸アミド
を加えて窒素雰囲気下で125℃、2時間で硫酸化し、ポ
リエチレンオキシド誘導体A−3を得た。
【0021】(製造例4)ポリエチレンオキシド誘導体
A−4の製造 22.04重量部の4−ノニルフェノールと0.05重量部の水
酸化カリウムをオートクレーブ反応器に仕込み、11.41
重量部のアリルグリシジルエーテルをゆっくりと滴下
し、120℃で1時間反応させる。さらに、44.0重量部の
エチレンオキシドを加え、120 ℃ で2時間エトキシル
化を行い、淡黄色、粘稠性液体を得る。これを慣用の硫
酸化方法で硫酸化するために、得られた淡黄色、粘稠性
液体を3つ口フラスコに移し、10.7重量部の硫酸アミド
を加えて窒素雰囲気下で125℃、2時間で硫酸化し、ポ
リエチレンオキシド誘導体A−4を得た。
【0022】(製造例5)ポリエチレンオキシド誘導体
A−5の製造 22.04重量部の4−ノニルフェノールと0.05重量部の水
酸化カリウムをオートクレーブ反応器に仕込み、11.41
重量部のアリルグリシジルエーテルをゆっくりと滴下
し、120℃で1時間反応させる。さらに、88.0重量部の
エチレンオキシドを加え、120 ℃ で2時間エトキシル
化を行い、淡黄色、粘稠性液体を得る。これを慣用の方
法でカルボキシル化するために、得られた淡黄色、粘稠
性液体を3つ口フラスコに移し、13.0重量部の無水コハ
ク酸と0.1重量部のトリメチルアミンを窒素雰囲気下で
加えて50℃、2時間カルボキシル化を行い、ポリエチレ
ンオキシド誘導体A−5を得た。
【0023】(製造例6)ポリエチレンオキシド誘導体
A−6の製造 5.81重量部のアリルアルコールと0.05重量部の水酸化カ
リウムをオートクレーブ反応器に仕込み、12.0重量部の
スチレンオキシドをゆっくりと滴下し、120℃で1時間
反応させる。さらに、88.0重量部のエチレンオキシドを
加え、120 ℃ で2時間エトキシル化を行い、淡黄色、
粘稠性液体を得る。これを慣用の硫酸化方法で硫酸化す
るために、得られた淡黄色、粘稠性液体を3つ口フラス
コに移し、10.7重量部の硫酸アミドを加えて窒素雰囲気
下で125℃、2時間で硫酸化し、ポリエチレンオキシド
誘導体A−6を得た。
【0024】(製造例7)ポリエチレンオキシド誘導体
A−7の製造 5.81重量部のアリルアルコールと0.05重量部の水酸化カ
リウムをオートクレーブ反応器に仕込み、19.6重量部の
スチルベンオキシドをゆっくりと滴下し、120℃で1時
間反応させる。さらに、110.0重量部のエチレンオキシ
ドを加え、120 ℃で2時間エトキシル化を行い、淡黄
色、粘稠性液体を得る。これを慣用の方法でリン酸化す
るために、得られた淡黄色、粘稠性液体を3つ口フラス
コに移し、16.0重量部の三塩化酸化リンを窒素雰囲気下
で添加し、45℃で反応させた後、ポリエチレンオキシド
誘導体A−7を得た。
【0025】(製造例8)ポリエチレンオキシド誘導体
A−8の製造 13.42重量部の2−アリルフェノールと0.05重量部の水
酸化カリウムをオートクレーブ反応器に仕込み、11.41
重量部のアリルグリシジルエーテルをゆっくりと滴下
し、120℃で1時間反応させる。さらに、88.0重量部の
エチレンオキシドを加え、5気圧、120 ℃ で2時間エ
トキシル化を行い、淡黄色、粘稠性液体を得る。これを
慣用の硫酸化方法で硫酸化するために、得られた淡黄
色、粘稠性液体を3つ口フラスコに移し、10.7重量部の
硫酸アミドを加えて窒素雰囲気下で125℃、2時間で硫
酸化し、ポリエチレンオキシド誘導体A−8を得た。
【0026】(製造例9)ポリエチレンオキシド誘導体
A−9の製造 26.1重量部の4−ノニル−2−プロペニルフェノールと
0.05重量部の水酸化カリウムをオートクレーブ反応器に
仕込み、88.0重量部のエチレンオキシドを加え、5気
圧、120 ℃ で2時間エトキシル化を行い、淡黄色、粘
稠性液体を得る。これを慣用の硫酸化方法で硫酸化する
ために、得られた淡黄色、粘稠性液体を3つ口フラスコ
に移し、10.7重量部の硫酸アミドを加えて窒素雰囲気下
で125℃、2時間で硫酸化し、ポリエチレンオキシド誘
導体A−9を得た。
【0027】(製造例10)ポリエチレンオキシド誘導
体A−10の製造 26.1重量部の4−ノニル−2−プロペニルフェノールと
0.05重量部の水酸化カリウムをオートクレーブ反応器に
仕込み、220.0重量部のエチレンオキシドを加え、5気
圧、120 ℃ で2時間エトキシル化を行い、淡黄色、粘
稠性液体を得る。これを慣用の硫酸化方法で硫酸化する
ために、得られた淡黄色、粘稠性液体を3つ口フラスコ
に移し、10.7重量部の硫酸アミドを加えて窒素雰囲気下
で125℃、2時間で硫酸化し、ポリエチレンオキシド誘
導体A−10を得た。
【0028】(製造例11)ポリエチレンオキシド誘導
体A−11の製造 22.04重量部の4−ノニルフェノールと0.05重量部の水
酸化カリウムをオートクレーブ反応器に仕込み、11.41
重量部のアリルグリシジルエーテルをゆっくりと滴下
し、120℃で1時間反応させる。さらに、88.0重量部の
エチレンオキシドを加え、120 ℃ で2時間エトキシル
化を行い、淡黄色、粘稠性液体を得る。メチル化を行う
ために、得られた淡黄色、粘稠性液体を3つ口フラスコ
に移し、10.7重量部のジメチルサルフェートを加え80
℃、3時間反応を行い、ポリエチレンオキシド誘導体A
−11を得た。
【0029】(製造例12)ポリエチレンオキシド誘導
体A−12の製造 22.04 重量部の4−ノニルフェノールと88重量部のエチ
レンオキシドと0.05重量部の水酸化カリウムをオートク
レーブ反応器に仕込み、120 ℃で1時間反応をエトキシ
ル化を行い淡黄色、粘稠性液体を得る。これを慣用の硫
酸化方法で硫酸化するために、得られた淡黄色、粘稠性
液体を3つ口フラスコに移し、10.7重量部の硫酸アミド
を加えて窒素雰囲気下で125℃、2時間で硫酸化し、ポ
リエチレンオキシド誘導体A−12を得た。
【0030】(製造例13)ポリエチレンオキシド誘導
体A−13の製造 5.81重量部のアリルアルコールと0.05重量部の水酸化カ
リウムをオートクレーブ反応器に仕込み、12.02重量部
のスチレンオキシドを徐々に滴下し、140 ℃で1時間反
応を行う。さらに、22.0 重量部のエチレンオキシドを
加えて120℃で2時間エトキシル化を行い、淡黄色、粘
稠性液体を得る。これを慣用の硫酸化方法で硫酸化する
ために、得られた淡黄色、粘稠性液体を3つ口フラスコ
に移し、10.7重量部の硫酸アミドを加えて窒素雰囲気下
で125℃、2時間で硫酸化し、ポリエチレンオキシド誘
導体A−13を得た。
【0031】(製造例14)ポリエチレンオキシド誘導
体A−14の製造 24.2重量部のセチルアルコール0.05重量部の水酸化カリ
ウムと44重量部のエチレンオキシドをオートクレーブ反
応器に仕込み、120 ℃で2時間エトキシル化を行い、淡
黄色、粘稠性液体を得る。これを慣用の硫酸化方法で硫
酸化するために、得られた淡黄色、粘稠性液体を3つ口
フラスコに移し、10.7重量部の硫酸アミドを加えて窒素
雰囲気下で125℃、2時間で硫酸化し、ポリエチレンオ
キシド誘導体A−14を得た。
【0032】(製造例15)ポリエチレンオキシド誘導
体A−15の製造 26.1 重量部の4−ノニル−2プロペニルフェノールと484
重量部のエチレンオキシドと0.05重量部の水酸化カリウ
ムをオートクレーブ反応器に仕込み、150℃で1時間エト
キシル化を行い、無色、固形物を得る。これを慣用の硫
酸化方法で硫酸化するために、得られた淡黄色、粘稠性
液体を3つ口フラスコに移し、10.7重量部の硫酸アミド
を加えて窒素雰囲気下で125℃、2時間で硫酸化し、ポ
リエチレンオキシド誘導体A−15を得た。
【0033】上記製造例1〜15で得られたポリエチレ
ンオキシド誘導体A−1〜A−15は、いずれも一般式
(4):
【化10】 で表され、それぞれの官能基は表1に示すとおりであ
る。
【0034】
【表1】 以下に、本発明におけるセメント組成物用消泡剤の実施
例を示すが、本発明はこれらの実施例によって限定され
るものではない。
【0035】1.コンクリートの配合および練り混ぜ 表2に示す配合により、目標スランプ18±1cmのコ
ンクリートを調製した。コンクリートの練混ぜは、練混
ぜ量が80リットルとなるようにそれぞれ材料を計量し
た後、100リットルパン型強制ミキサに全材料を投入
後、120秒間練混ぜてコンクリ−トを調製したコンク
リ−トの空気量を測定し、空気量の増減から消泡性能を
評価した。
【0036】表2 コンクリートの配合
【表2】 ただし、混和剤はポリカルボン酸系減水剤のみとポリカ
ルボン酸系減水剤1000gに対してセメント組成物用
消泡剤を2g混合したものを用いた。
【0037】(使用材料) セメント:太平洋セメント社製普通ポルトランドセメン
トを使用した。(密度3.16) 細骨材 :大井川水系産陸砂を使用した。(密度2.5
9) 粗骨材 :青梅産砕石を使用した。(密度2.65) 混和剤 :ポリカルボン酸系減水剤 P−1:エヌエムビー社製レオビルドSP8SE P−2:エヌエムビー社製レオビルドSP8RE 非イオン性消泡剤 B−1:BASF社製プルロニックタイプL−61 B−2:東邦化学社製プロナール753 B−3:サンノプコ社製SNデフォーマー170
【0038】(溶液安定性)本発明のセメント組成物用
消泡剤の溶液安定性を確認するために、ポリカルボン酸
系減水剤1000gに対して2.0gのセメント組成物
用消泡剤を溶解させ、室温環境で3ヶ月静置保存した時
の、溶液の分離状況を観察した。結果は、以下に示す基
準で評価した。 A :優良(分離が全く認められない) A :良好(分離がほぼ認められない) B :分離
【0039】(消泡性能)本発明のセメント組成物用消
泡剤の消泡性能を確認するために、下記に示すコンクリ
ートを調製し、コンクリート中の空気量に関して、セメ
ント組成物用消泡剤を用いない場合の空気量を比較し消
泡性能を評価した。 A:消泡性能が良好(空気量が2%以上低減した。) B:消泡性能なし(空気量の低減が2%未満および空気
量が増加した。)
【0040】表3 試験結果
【表3】
【0041】表3より、実施例1〜12に示したポリエ
チレングリコール誘導体の種類や混合割合を適宜調製し
たセメント組成物用消泡剤を用いた場合、ならびに実施
例13〜15に示した非イオン性消泡剤の種類を変えた
場合のセメント組成物用消泡剤はいずれも、本発明のセ
メント組成物用消泡剤を使用していない比較例1〜7と
比較して、分離が生じることがなく溶液安定性に優れ、
かつ、十分な消泡性能を示している。比較例1は消泡剤
を用いない場合であるが、消泡性能は得られない。比較
例2〜7に示したポリエチレングリコール誘導体を混合
したセメント組成物用は消泡性能は十分に得られるもの
の、分離が生じてしまい溶液安定性は満足な性能が認め
られない。
【0042】すなわち、各実施例と比較例との比較よ
り、本発明のセメント組成物用消泡剤を用いることで溶
液安定性と消泡性能などが総合的に改善されることが確
認された。
【0043】
【発明の効果】本発明のセメント組成物用消泡剤は、従
来の消泡剤が抱えていた一液化した場合の消泡剤の分離
や分離を抑制するためのタンク内での撹拌作業に伴う騒
音や撹拌装置の取り付けを解消するために、セメント組
成物に対する消泡性能に優れ、かつ、高性能AE減水剤
にあらかじめ消泡剤を添加して一液化した場合あるいは
消泡剤を所要の濃度に水で希釈した場合において分離す
ることなく、長期保存性に優れたセメント組成物用消泡
剤の提供を可能にする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢口 稔 神奈川県茅ヶ崎市萩園2722 (72)発明者 杉山 知巳 神奈川県茅ヶ崎市萩園2722 (72)発明者 ゲルハルト・アルブレヒト ドイツ連邦共和国 トロストベルク ドク トル−アルベルト−フランク−シュトラー セ32 Fターム(参考) 4D011 CB02 CB11 CB12 CB13 CC07 4J005 AA04 BD00 BD03 BD05 BD06 BD07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともポリエチレンオキシド誘導体
    と非イオン性消泡剤とを配合して得られるセメント組成
    物用消泡剤であって、ポリエチレンオキシド誘導体が、
    1つの末端に分枝構造および/または不飽和結合を有す
    る疎水基を有し、もう1つの末端にアニオン基を有する
    ことを特徴とする、前記セメント組成物用消泡剤。
  2. 【請求項2】 不飽和結合が二重結合であることを特徴
    とする、請求項1に記載のセメント組成物用消泡剤。
  3. 【請求項3】 ポリエチレンオキシド誘導体が、一般式
    (1): 【化1】 (式中、Xは分枝構造および/または不飽和結合を有す
    る疎水基であり、Yはアニオン基であり、EOは−CH
    CHO−であり、aは6〜100の整数である)で
    表される化合物であることを特徴とする、請求項1また
    は2に記載のセメント組成物用消泡剤。
  4. 【請求項4】 aが、15〜60の整数であることを特
    徴とする、請求項3に記載のセメント組成物用消泡剤。
  5. 【請求項5】 分枝構造および/または不飽和結合を有
    する疎水基が、一般式(2): 【化2】 (式中、ZはOまたはアミンであり、R、Rおよび
    はそれぞれ独立してアルキル、またはフェニル、ナ
    フチル、アルケニル、炭素数2〜4のアルキレンオキシ
    ド若しくはそれらの誘導体のいずれかであり、Rおよ
    びRはそれぞれ独立してHであってもよいが、R
    が同時にHである場合、Rはアルキルではない)
    で表されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか
    に記載のセメント組成物用消泡剤。
  6. 【請求項6】 アニオン基が、−SOM、−(CH
    CH)OSOM、−RCOOM (Rは、−C
    2m− (mは、10>m>0の整数で、好ましく
    はm=1または2)またはフェニル基)、−POM、
    または−CO(CHCOOM (式中Mは、Na
    塩、K塩、Ca塩、Mg塩、NH塩またはHであり、
    n=2または3である)であることを特徴とする、請求
    項1〜5のいずれかに記載のセメント組成物用消泡剤。
  7. 【請求項7】 非イオン性消泡剤が、一般式(3): 【化3】 (式中、RおよびRは、それぞれ独立して炭素数1
    0〜25の脂肪族炭化水素、炭素数1〜5のアルキル基
    またはHであり、AOは炭素数2〜3のアルキレンオキ
    シドで構成されるブロックポリマーおよび/またはラン
    ダムポリマーであり、bは5〜500の整数である)で
    あることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載
    のセメント組成物用消泡剤。
  8. 【請求項8】 ポリエチレンオキシド誘導体と非イオン
    性消泡剤とを20:80〜60:40(重量%)で配合
    して得られることを特徴とする、請求項1〜7のいずれ
    かに記載のセメント組成物用消泡剤。
  9. 【請求項9】 非イオン性消泡剤が、重量平均分子量が
    ポリエチレングリコール換算で300〜30,000で
    あり、該分子量中のエチレンオキシドの重量比が5〜8
    0%であることを特徴とする、請求項7に記載のセメン
    ト組成物用消泡剤。
JP2001164388A 2001-05-31 2001-05-31 セメント組成物用消泡剤 Expired - Fee Related JP5077904B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001164388A JP5077904B2 (ja) 2001-05-31 2001-05-31 セメント組成物用消泡剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001164388A JP5077904B2 (ja) 2001-05-31 2001-05-31 セメント組成物用消泡剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002356356A true JP2002356356A (ja) 2002-12-13
JP5077904B2 JP5077904B2 (ja) 2012-11-21

Family

ID=19007214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001164388A Expired - Fee Related JP5077904B2 (ja) 2001-05-31 2001-05-31 セメント組成物用消泡剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5077904B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006111464A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Tokuyama Corp セメント組成物及びその製造方法
JP2009040821A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Nippon Shokubai Co Ltd ポリアルキレングリコール系化合物とその用途
JPWO2017006995A1 (ja) * 2015-07-09 2018-03-08 株式会社日本触媒 セメント用添加剤、セメント組成物、およびセメント用添加剤用原料
CN112812289A (zh) * 2021-01-21 2021-05-18 吉林瑞吉特殊化学品有限公司 一种抗泥型乙氧基化萘系芳环衍生物单体及其制备方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08165157A (ja) * 1994-12-12 1996-06-25 Nippon Oil & Fats Co Ltd セメント用添加剤組成物

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08165157A (ja) * 1994-12-12 1996-06-25 Nippon Oil & Fats Co Ltd セメント用添加剤組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006111464A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Tokuyama Corp セメント組成物及びその製造方法
JP2009040821A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Nippon Shokubai Co Ltd ポリアルキレングリコール系化合物とその用途
JPWO2017006995A1 (ja) * 2015-07-09 2018-03-08 株式会社日本触媒 セメント用添加剤、セメント組成物、およびセメント用添加剤用原料
CN112812289A (zh) * 2021-01-21 2021-05-18 吉林瑞吉特殊化学品有限公司 一种抗泥型乙氧基化萘系芳环衍生物单体及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5077904B2 (ja) 2012-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9212095B2 (en) Use of HyperBranched polyether surfactant in cementitious systems
CA2393625C (en) Solubilized defoamers for cementitious compositions
JP4486314B2 (ja) セメント添加剤
CN100545119C (zh) 水泥掺合料和水泥组合物
JP4883757B2 (ja) Aeコンクリートの製造方法及びaeコンクリート
CA2393624A1 (en) Water-soluble air-controlling agents for cementitious compositions
JP2002356356A (ja) セメント組成物用消泡剤
US7662882B2 (en) Defoaming agent for cementitious compositions
JP3202398B2 (ja) 高流動コンクリート用混和剤
JP2994952B2 (ja) コンクリート用気泡連行剤
JPH07157348A (ja) セメント用添加剤
JP4425581B2 (ja) 貧配合コンクリート用添加剤
JP4421194B2 (ja) 水硬性組成物用混和剤
JP7099767B1 (ja) 水硬性組成物用混和剤及び水硬性組成物
JPH0812401A (ja) セメント分散剤
JP4616431B2 (ja) 乾燥収縮低減型セメント分散剤
JP7282623B2 (ja) セメント用強度向上剤、セメント用添加剤、セメント組成物、および、セメント強度向上方法
WO2019116425A1 (ja) 水硬性組成物
AU2005202531B2 (en) Solubilized Defoamers for Cementitious Compositions
KR20050107391A (ko) 시멘타이트성 조성물용 소포제
JP2000319382A (ja) セメント添加剤及びセメント組成物
JPH08295546A (ja) セメント組成物用空気連行剤
JPH0725651A (ja) コンクリート混和剤
JP2000327387A (ja) セメント混和剤
WO2022064872A1 (ja) 水硬性組成物用消泡剤、これを含有する水性液及び水硬性組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111111

TRDD Decision of grant or rejection written
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120806

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120814

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120822

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150907

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees