JP2002356215A - 搬送コンベアを有する機器における被搬送物の固定用治具 - Google Patents

搬送コンベアを有する機器における被搬送物の固定用治具

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JP2002356215A JP2001164158A JP2001164158A JP2002356215A JP 2002356215 A JP2002356215 A JP 2002356215A JP 2001164158 A JP2001164158 A JP 2001164158A JP 2001164158 A JP2001164158 A JP 2001164158A JP 2002356215 A JP2002356215 A JP 2002356215A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送コンベアを有する機器において、被搬送
物の固定及び取り外しを簡単に行うことができる専用の
治具を提供する。 【解決手段】 平行に配置されたローラーチェーン9、
9によって構成されると共に、各ローラーチェーンには
互いに対向する側に向かって同一のピッチで突出した多
数の載置部12a、12a、…が設けられた搬送コンベ
ア3上に載置されることによって搬送される被搬送物2
aを、任意の搬送コンベアの走行速度に従って確実に送
られるようにする搬送コンベアを有する機器における被
搬送物の固定用治具17であって、被搬送物の一部を挟
み込むようにされたクリップ部17aと、該クリップ部
から突出形成された固定部17bとを有し、クリップ部
によって被搬送物に装着すると共に、固定部の保持体1
9をローラーチェ−ンの隣り合った2つの載置部の間に
挿入することによって被搬送物を搬送コンベアに仮固定
できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、搬送コンベアを有
する機器における被搬送物の固定用治具、例えば、実装
基板のリフロー炉において、実装基板(被搬送物)を確
実に送るために搬送コンベアに実装基板を仮固定する固
定用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】搬送コンベアを有する機器、例えば、ロ
ーラーチェーンを使用した搬送コンベアによって実装基
板を搬送しながら加熱するリフロー炉においては、投入
基板毎に所謂温度プロファイルを測定し、基板(サイズ
や実装程度等基板の種類)毎に最適な炉温と搬送コンベ
アの搬送速度によって変化する最適な温度条件を設定す
る必要がある。上記温度プロファイル測定は、熱電対を
取り付けた実際の実装基板(以下、「測定用基板」とい
う。)に、それを搬送コンベア上に載置し、実際のリフ
ロー行程時と同じ処理を行うことによって行われる。
【0003】ところで、上記温度プロファイル測定の際
には、搬送コンベア上で測定用基板がスリップ等による
搬送障害によって正常に搬送されなくなってしまうこと
を防ぐ必要がある。即ち、上記搬送障害が起きると、測
定時間軸に影響を及ぼし、これにより測定用基板の温度
にも影響が及んで、正確な温度プロファイルの測定がで
きないという問題があるからである。
【0004】そこで、従来では、上記スリップ等による
搬送障害を防止するために、耐熱テープや針金等を用い
た固部材(治具)を作成して、搬送コンベアのローラー
チェーンに測定用基板を仮固定するようにしていた。
【0005】しかしながら、上記テープや針金等を用い
て固定部材を作成する場合には、次のような問題点があ
った。即ち、針金を搬送コンベアに測定用基板を確実に
固定するための形状に加工することには、ある程度の熟
練が必要となり、また、手作業で作成するため完成形状
がバラ付き易く、場合によっては途中で外れてしまう
等、不安定なものである。
【0006】また、搬送コンベアのローラーチェーンが
チャンネル状のガイドレールに沿って移動するようにさ
れたものにおいては、前記テープや針金を使用した固定
部材では、測定用基板を固定することが不可能であっ
た。
【0007】更に、搬送コンベアの出口において、ロー
ラーチェーンから固定部材及び測定用基板を取り外さな
いと、これらが搬送コンベア内に巻き込まれてしまうの
で、この取り外し作業を手作業によって必ず行わなけれ
ばならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑み、搬送コンベアを有する機器において、被搬送物
の固定及び取り外しを簡単に行うことができる専用の治
具を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、平行に配置されたローラーチェーンによ
って構成されると共に、各ローラーチェーンには互いに
対向する側に向かって同一のピッチで突出した多数の載
置部が設けられた搬送コンベア上に載置されることによ
って搬送される被搬送物を、任意の搬送コンベアの走行
速度に従って確実に送られるようにする搬送コンベアを
有する機器における被搬送物の固定用治具であって、被
搬送物の一部を挟み込むようにされたクリップ部と、該
クリップ部から突出形成された固定部とを有し、クリッ
プ部によって被搬送物に装着すると共に、固定部の保持
体をローラーチェ−ンの隣り合った2つの載置部の間に
挿入することによって被搬送物を搬送コンベアに仮固定
できるようにしたものである。
【0010】従って、搬送コンベア上の被搬送物の固定
及び取り外しを簡単に行うことができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明搬送コンベアを有す
る機器における被搬送物の固定用治具の実施の形態につ
いて、添付図面を参照して説明する。
【0012】尚、以下に説明する実施の形態は、本発明
を実装基板のリフロー炉において、ローラーチェーンを
使用した搬送コンベアに温度プロファイル測定用の基板
を仮固定するための治具に適用したものである。
【0013】最初に、実装基板のリフロー炉の構造につ
いて概略的説明する。
【0014】実装基板のリフロー炉1は、図1に示すよ
うに、実装基板2、2、…を搬送する搬送コンベア3、
該搬送コンベア3によって搬送されてきた実装基板2、
2、…の加熱及び冷却を順次行う加熱部4及び冷却部
5、各種操作を行う操作部6、各種情報の表示及び各部
のコントロールを行う制御表示部7等から成る。
【0015】搬送コンベア3は、図1乃至図3に示すよ
うに、それぞれ2つのホイール8、8間に互いに平行に
張り渡された1対のローラーチェーン9、9が図示しな
いモータによって同速度で走行するようにされているも
のである。
【0016】加熱部4は、搬送コンベア3に沿って移動
する実装基板2を表裏から加熱することができるよう
に、搬送コンベア3を間に挟むように配置されると共
に、搬送コンベア3の延伸方向に沿って配置された複数
のヒータユニット10、10、…を有する。各ヒータユ
ニット10は、モータ10aによって回転するクロスフ
ローファン10bによって図示しないヒータで熱せられ
た温風を矢印で示すように実装基板2に吹き付けるよう
にされたものである。
【0017】冷却部5は、搬送コンベア3を間に挟むよ
うに一対で配置される、基本的に上記ヒータユニット1
0と同様の構造を有するクーリングユニット11、11
を有する。各クーリングユニット11は、モータ11a
によって回転するクロスフローファン11bによって図
示しないクーラーによって冷却された冷風を矢印で示す
ように実装基板2に吹き付ける ようにされたものであ
る。
【0018】上記ローラーチェーン9、9は、図2及び
図3に示すように、それぞれ連結ピン12、12、…を
介して交互に連鎖される外リンクプレート13、13、
…、内リンクプレート14、14、…及びブッシュ1
5、15、…を介して内リンクプレート14、14間に
回転自在に挿着されたローラ16、16、…から成るも
のである。即ち、内リンクプレート14、14は、両端
のブッシュ15、15を介して連結されており、また、
外リンクプレート13、13は、ブッシュ15、15に
回転自在に挿通した連結ピン12、12を介し内リンク
プレート14、14を挟み込むようにして互いに連結さ
れる。
【0019】更に、連結ピン12の一端部12aは、一
対で搬送コンベア3を構成するローラーチェーン9、9
の対抗する側に向かって突出しており、従って、これら
連結ピン12、12、…の突出した一端部(以下、「載
置部」)12a、12a、…上に実装基板2を載置する
ようになっている。尚、平行に走行する一対のローラー
チェーン9、9は、両者間の間隔が可変とされ、連結ピ
ン12、12、…の載置部12a、12a、…上に載置
される実装基板2の幅に合わせることができるようにな
っている。
【0020】尚、搬送コンベア3として使用される上記
2つのローラーチェーン9、9は、それぞれの対抗する
側に向かって突出した載置部12a、12a、…上に被
搬送物である実装基板2が載置されるという構造を有す
るものであって、それぞれの載置部12a、12a、…
を除く2つのローラーチェーン9、9の間は、空間が空
いた状態とされている。これは、被搬送物である実装基
板2は、片面だけではなく両面に電子部品が実装される
ことが多いため、上記空間が設けられてないと裏面に実
装された電子部品とローラーチェーン9、9とが干渉し
てしまうからである。また、実装基板2には、その大き
さが一定ではなく、様々な大きさのタイプのものが使用
される。従って、、搬送コンベア3は、実装基板2の大
きさに合わせて、2つのローラーチェーン9、9の間隔
を調整することによって、これに対処できるようになっ
ている。
【0021】而して、以上のような構成を有するリフロ
ー炉1においては、入り口部分1aで搬送コンベア3
上、即ち、一対のローラーチェーン9、9の対抗する側
に突出した連結ピン12、12、…の載置部12a、1
2a、…上に載置された実装基板2は、図1に示すよう
に、搬送コンベア3に沿って矢印方向に送られ、加熱部
4で加熱されて半田が溶融された後、冷却部5で冷却さ
れることによって溶融した半田を凝固させて出口部分1
bから排出される。
【0022】ところで、リフロー炉1においては、従来
技術の欄でも記載したように、投入する実装基板の種類
毎に所謂温度プロファイルを測定し、それぞれに最適な
加熱部4の炉温と搬送コンベア3の搬送速度によって変
化する最適な温度条件を設定する必要がある。
【0023】上記温度プロファイル測定は、実装基板2
上の複数箇所に熱電対を取り付けて、これを測定用基板
(被搬送物)2aとし、該測定用基板2aを搬送コンベ
ア3上に載置して、実際のリフロー行程時と同じ処理を
行うことによって行われる。
【0024】ところで、上記温度プロファイル測定の際
には、搬送コンベア3上で測定用基板2aがスリップ等
の搬送障害によって正常に搬送されなくなってしまうこ
とを防ぐ必要がある。即ち、上記搬送障害が起きると、
測定時間軸に影響を及ぼし、これによって測定用基板2
aの温度にも影響が及んで、正確な温度プロファイルの
測定ができないという問題があるからである。
【0025】従って、測定用基板2aには、図3及び図
5に示すように、測定用基板2aの固定用治具(以下、
「固定治具」と略記)17が取り付けられた状態で搬送
コンベア3上に載置される。
【0026】上記固定治具17は、図4に示すように、
測定用基板2aの一部を挟み込むことによって簡単に装
着することができるように、略クリップ状の外観及び構
造をした主部(以下、「クリップ部」)17aと、該ク
リップ部17aから側方に突出した連結軸18の先端に
球体状の保持体19が取着又は一体に整形されて成る固
定部17bとを有するものである。尚、上記保持体19
は、図3及び図5に示すように、隣り合った連結ピン1
2、12間のピッチに限定される大きさとされ、載置部
12a、12a間にガタ付かないですっぽりと入り込む
ような大きさの直径を有するようにされている。このよ
うに、保持体を、引掛かり等他の部品との干渉が起き難
い形状である球体とすることにより、ローラーチェーン
9からの離脱が確実に行えるようになる。
【0027】クリップ部17aは、2つの把持片20及
び21が支持軸によって互いに回動自在な状態で軸支さ
れたものであり、図示しないバネ等によって各把持片2
0及び21の先端部分が常に閉じる方向に付勢されてい
る。また、固定治具17は、加熱部4によって加熱され
る炉温に対して耐熱性を有する材料、例えば、耐熱プラ
スチックや金属等によって構成される。
【0028】以上のような構造を有する固定治具17
は、図3及び図5に示すように、測定用基板2aの前端
部分又は後端部分に取り付けられる。従って、測定用基
板2aが搬送コンベア3上に載置されると、測定用基板
2aが互いに平行なローラーチェーン9、9の連結ピン
12、12、…の載置部12a、12a、…によって下
方から支えられることによって保持される。そして、こ
の時、固定治具17の保持体19を隣り合った2つの連
結ピン12、12の載置部12a、12aの間に挿入す
る。
【0029】而して、測定用基板2aは、隣り合った連
結ピン12、12の載置部12a、12aの間に入り込
んだ固定治具17の保持体19によって保持され、スリ
ップ等の搬送障害を引き起こすことなく、搬送コンベア
3(ローラーチェーン9、9)の走行に従って同期し
て、リフロー炉1の入り口部分1aから出口部分1bま
で正常に搬送されるようになる。
【0030】そして、測定用基板2aは、リフロー炉1
の出口部分1bにおいては、図6に示すように、ローラ
ーチェーン9、9の走行に従い、搬送コンベア3の末
端、即ち、ローラーチェーン9、9がホイール8、8に
巻き付いて円弧状となった時には、破線で示すように、
固定治具17の保持体19が載置部12a、12aの間
から自然に離脱し、これによって測定用基板2aも搬送
コンベア3上から外れることになる。従って、従来のよ
うに出口部分1bで、人手によってテープや針金を使用
した固定部材を外さなくても、測定用基板2aが搬送コ
ンベア3に巻き込まれてしまうことがない。
【0031】尚、図4に示すように、固定治具17は、
クリップ部17aの一方の側面から固定部17bが突出
した形状を為すものであるが、固定部17bの突出方向
は一方向のみに限定されるものではない。即ち、固定部
17bの突出方向が逆方向であれば、図3に2点鎖線で
示すように、測定用基板2aの前端左側部分又は後端右
側部分に取り付ければ良い。
【0032】また、搬送コンベア3上において、測定用
基板2aをローラーチェーン9に保持させる(仮固定す
る)役割を為す固定治具17の保持体19の形状は、上
記したように球のみに限定されるものではない。例え
ば、図7に示すように、保持体19を、隣り合った連結
ピン12、12の載置部12a、12aの間隔と略同じ
長径を有する楕円体形状を為すものや、隣り合った連結
ピン12、12の載置部12a、12aの間隔と略同じ
長径を有する楕円柱状(厚みの稍厚い小判型)とするこ
とも可能である。このように保持体19の形状を楕円体
や小判型にした場合には、図5と図7との比較でも明ら
かなように、前述の保持体19が球状をしたものと比べ
て、ローラーチェーン9の上下に十分なスペースが無い
場合等においては効果的であり、更に、小判型の場合に
は、連結ピン12、12の載置部12a、12aとの接
触部分が多くなるので、測定用基板2aの仮固定時にお
ける安定性が増すという効果が発生する。
【0033】更に、固定治具17の保持体19の大きさ
(球の場合は直径、楕円体の場合は長径)は、ローラー
チェーン9の連結ピン12、12、…間のピッチに限定
されるものであるが、換言すれば、リフロー炉1に使用
されるローラーチェーン9の規格が変わって上記ピッチ
が異なった時に、保持体19の大きさをこれに合わせた
大きさにしたい時には、上記ピッチを保持体19の大き
さに合致するものに変更すればよい。保持体19の変更
は、例えば、連結軸18と保持体19との連結を、一方
に対して他方を捻じ込む方式等にすることによって、自
由に行う構造とすることが可能である。
【0034】以上に説明したように、固定治具17を使
用することによって、測定用基板2aを用いた温度プロ
ファイル測定を行う際、上述したようにリフロー炉1の
出口付近において搬送コンベア3(ローラーチェーン
9、9)の末端部で自然に離脱するため、人手による測
定用基板2aの取り外し作業が不要となり、また、固定
治具17は、反復的使用に耐えるものであるので、温度
プロファイル測定を行う毎に測定用基板2aを固定する
ための固定具を作成する必要もなくなり、該固定具の作
成者の熟練度等に起因する測定作業の失敗も回避するこ
とが可能になる。
【0035】更に、固定治具17は、クリップ部17a
によって測定用基板2a把持することによって取り付
け、固定部17bの球体、楕円体又は小判型をした保持
体19をローラーチェーン9の隣り合った載置部12
a、12aの間に挿入することによって測定用基板2a
を仮固定する構造であるため、搬送用コンベア3による
搬送中における測定用基板2aの走行状態が安定し、温
度プロファイル測定の精度を向上させることが可能にな
る。
【0036】尚、前記実施の形態において示した各部の
具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施するに当
たっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、こ
れらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈される
ことがあってはならないものである。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように本発明は、平行に
配置されたローラーチェーンによって構成されると共
に、各ローラーチェーンには互いに対向する側に向かっ
て同一のピッチで突出した多数の載置部が設けられた搬
送コンベア上に載置されることによって搬送される被搬
送物を、任意の搬送コンベアの走行速度に従って確実に
送られるようにする搬送コンベアを有する機器における
被搬送物の固定用治具であって、被搬送物の一部を挟み
込むようにされたクリップ部と、該クリップ部から突出
形成された固定部とを有し、クリップ部によって被搬送
物に装着すると共に、固定部の保持体をローラーチェ−
ンの隣り合った2つの載置部の間に挿入することによっ
て被搬送物を搬送コンベアに仮固定できるようにしたの
で、搬送コンベア上の被搬送物の固定及び取り外しを簡
単に行うことができる。
【0038】請求項2に記載した発明にあっては、保持
体を、隣り合った2つの載置部間の間隔に合わせた大き
さを有すると共に、被搬送物が搬送コンベアの末端に達
した時には載置部の間から自動的に離脱するようにした
ので、被搬送物が搬送コンベアの末端部で自然に離脱す
ることによって、人手による被搬送物の取り外し作業が
不要となり、また、反復的使用に耐えるものであるの
で、被搬送物を搬送コンベアに固定する必要が生じる毎
に被搬送物を固定するための固定具を作成する必要もな
くなり、該固定具の作成者の熟練度等に起因する測定作
業の失敗も回避することができる。
【0039】請求項3又は請求項4に記載した発明にあ
っては、保持体は隣り合った2つの載置部間の間隔と略
同じ長径を有する球体、楕円体又は楕円柱であるので、
被搬送物を搬送コンベアに安定した状態で仮固定するこ
とができると共に、搬送コンベアの末端部で自然に離脱
することを確実に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送用コンベアを使用する機器の一例としての
リフロー炉の概要を示す図である。
【図2】搬送用コンベアの構成を一部を拡大して示す斜
視図である。
【図3】搬送用コンベアに固定用治具を用いて被搬送物
を仮固定した状態を概略的に示す平面図である。
【図4】被搬送物の固定用治具を拡大して示す斜視図で
ある。
【図5】搬送用コンベアに固定用治具を用いて被搬送物
を仮固定した状態を概略的に示す拡大側面図である。
【図6】搬送用コンベアの末端部で、被搬送物の離脱が
自然に行われる状態を概略的に示す示す側面図である
【図7】保持体の形状を変更した被搬送物の固定用治具
の変形例において、搬送用コンベアに被搬送物を仮固定
した状態を概略的に示す拡大側面図である。
【符号の説明】
1…搬送用コンベアを有する機器、2a…被搬送物、3
…搬送用コンベア、9…ローラーチェーン、12a…載
置部、17…固定用治具、17a…クリップ部、17b
…固定部、19…保持体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配置されたローラーチェーンによ
    って構成されると共に、上記各ローラーチェーンには互
    いに対向する側に向かって同一のピッチで突出した多数
    の載置部が設けられた搬送コンベア上に載置されること
    によって搬送される被搬送物を、任意の搬送コンベアの
    走行速度に従って確実に送られるようにする搬送コンベ
    アを有する機器における被搬送物の固定用治具であっ
    て、 被搬送物の一部を挟み込むようにされたクリップ部と、
    該クリップ部から突出形成された固定部とを有し、 上記クリップ部によって被搬送物に装着すると共に、上
    記固定部の保持体をローラーチェ−ンの隣り合った2つ
    の載置部の間に挿入することによって被搬送物を搬送コ
    ンベアに仮固定できるようにしたことを特徴とする搬送
    コンベアを有する機器における被搬送物の固定用治具。
  2. 【請求項2】 保持体は隣り合った2つの載置部間の間
    隔に合わせた大きさを有すると共に、被搬送物が搬送コ
    ンベアの末端に達した時には載置部の間から自動的に離
    脱するようにされていることを特徴とする請求項1に記
    載の搬送コンベアを有する機器における被搬送物の固定
    用治具。
  3. 【請求項3】 保持体は隣り合った2つの載置部間の間
    隔と略同じ直径を有する球体であることを特徴とする請
    求項2に記載の搬送コンベアを有する機器における被搬
    送物の固定用治具。
  4. 【請求項4】 保持体は隣り合った2つの載置部間の間
    隔と略同じ長径を有する楕円体又は楕円柱であることを
    特徴とする請求項2に記載の搬送コンベアを有する機器
    における被搬送物の固定用治具。
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