JP2002356058A - インクジェット用記録媒体 - Google Patents
インクジェット用記録媒体Info
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- Y10T428/24802—Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.]
- Y10T428/24893—Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.] including particulate material
- Y10T428/24901—Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.] including particulate material including coloring matter
Abstract
(57)【要約】
【課題】光沢紙やインクジェット専用紙などに適用した
場合でも、記録媒体の表面及び裏面を容易に判別するこ
とができると共に、前後の判別が容易で、しかも外観を
良好に保持できるインクジェット用記録媒体を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】表面51ａ及び裏面51ｂを有するシート状の
インクジェット用記録媒体５であって、このインクジェ
ット用記録媒体５の表面51ａ及び裏面51ｂを揃えて積層
させることにより構成された端面52ａ，52ｂの所定部分
53ａ，53ｂが着色されたことにより、インクジェット用
記録媒体５の表面51ａ及び裏面51ｂを判別できるように
構成されたことを特徴とする。
場合でも、記録媒体の表面及び裏面を容易に判別するこ
とができると共に、前後の判別が容易で、しかも外観を
良好に保持できるインクジェット用記録媒体を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】表面51ａ及び裏面51ｂを有するシート状の
インクジェット用記録媒体５であって、このインクジェ
ット用記録媒体５の表面51ａ及び裏面51ｂを揃えて積層
させることにより構成された端面52ａ，52ｂの所定部分
53ａ，53ｂが着色されたことにより、インクジェット用
記録媒体５の表面51ａ及び裏面51ｂを判別できるように
構成されたことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット用
記録媒体に関する。
記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】インクジェット方式による画像記録は、
印刷画像(印写)品質上、写真印刷の分野では及ばないと
されてきたが、近年においては、画像記録装置の改良な
らびに記録媒体の改良が進んだ結果、インクジェット方
式による画像記録においても非常に高品質な画像が得ら
れるようになってきている。
印刷画像(印写)品質上、写真印刷の分野では及ばないと
されてきたが、近年においては、画像記録装置の改良な
らびに記録媒体の改良が進んだ結果、インクジェット方
式による画像記録においても非常に高品質な画像が得ら
れるようになってきている。
【０００３】このインクジェット方式による画像記録
は、近年の画像品質向上によってインクジェット方式が
本来持っている次のような特徴が注目され、且つ生かさ
れてきている。
は、近年の画像品質向上によってインクジェット方式が
本来持っている次のような特徴が注目され、且つ生かさ
れてきている。
【０００４】すなわち、インクを用いる直接記録である
ため可視化に複雑な処理を必要としないこと、インクを
飛翔させて記録するので基本的に非接触、ノンインパク
ト記録方式となること、インクが必要部分にだけ付着さ
れるのでインクの使用効率が高く、用紙は普通紙でも自
然感がある画像が得られること、インク、紙のランニン
グコストはきわめて低く、経済的であること、カラーイ
ンクを用いてインク滴の重ね合わせが可能で比較的容易
に高品位なカラー印写が可能であることなどの特徴があ
る。
ため可視化に複雑な処理を必要としないこと、インクを
飛翔させて記録するので基本的に非接触、ノンインパク
ト記録方式となること、インクが必要部分にだけ付着さ
れるのでインクの使用効率が高く、用紙は普通紙でも自
然感がある画像が得られること、インク、紙のランニン
グコストはきわめて低く、経済的であること、カラーイ
ンクを用いてインク滴の重ね合わせが可能で比較的容易
に高品位なカラー印写が可能であることなどの特徴があ
る。
【０００５】このように上記のような特徴が注目され、
且つ生かされてきていることに加えて、さらに、画像形
成(印写)の即時性から業務用ならびに家庭用まで様々な
応用が可能になってきており、今後更なる技術革新が望
まれるところである。
且つ生かされてきていることに加えて、さらに、画像形
成(印写)の即時性から業務用ならびに家庭用まで様々な
応用が可能になってきており、今後更なる技術革新が望
まれるところである。
【０００６】このような状況下において、インクジェッ
ト方式によって写真画像を印刷できる光沢紙や、インク
ジェット専用紙などのインクジェット用記録媒体が提供
されている。このような光沢紙やインクジェット専用紙
は、精細な写真画像などをより正確に記録できるように
するために、表面にインク受容層又は光沢度調整層など
のコーティング層を設けるコーティング処理が必要にな
るが、このようなコーティング処理は、コストがかかる
ことから片面にのみ施すのが普通である。
ト方式によって写真画像を印刷できる光沢紙や、インク
ジェット専用紙などのインクジェット用記録媒体が提供
されている。このような光沢紙やインクジェット専用紙
は、精細な写真画像などをより正確に記録できるように
するために、表面にインク受容層又は光沢度調整層など
のコーティング層を設けるコーティング処理が必要にな
るが、このようなコーティング処理は、コストがかかる
ことから片面にのみ施すのが普通である。
【０００７】そのため、光沢紙やインクジェット専用紙
は、その記録面を特定して記録装置に挿入する必要があ
るため、表面及び裏面を判別できるように、従来は、図
５に示すように、記録紙１の記録面10の裏面11にロゴマ
ーク12を記入する方法がとられていた。この場合、記録
装置へ挿入する方向（前後）の判別もできるようにする
ことが望ましい。
は、その記録面を特定して記録装置に挿入する必要があ
るため、表面及び裏面を判別できるように、従来は、図
５に示すように、記録紙１の記録面10の裏面11にロゴマ
ーク12を記入する方法がとられていた。この場合、記録
装置へ挿入する方向（前後）の判別もできるようにする
ことが望ましい。
【０００８】ところで、図６に示すように、記録紙１
は、その製造時にカッター13で切断するのが普通である
が、カッター13の先端部分は、その片側が平坦面13ａで
他側が傾斜面13ｂとなっているので、記録紙１の切断時
に傾斜面13ｂと接触する側の端縁14が、傾斜面13ｂによ
ってカッター13の切断移動方向に押圧されて曲げられて
しまう。これに対して、カッター13の平坦面13ａと接触
する方の端縁15は曲がらない。
は、その製造時にカッター13で切断するのが普通である
が、カッター13の先端部分は、その片側が平坦面13ａで
他側が傾斜面13ｂとなっているので、記録紙１の切断時
に傾斜面13ｂと接触する側の端縁14が、傾斜面13ｂによ
ってカッター13の切断移動方向に押圧されて曲げられて
しまう。これに対して、カッター13の平坦面13ａと接触
する方の端縁15は曲がらない。
【０００９】このため、例えば多数の記録紙１を重ねた
状態で記録装置17（図７）の自動給紙部18にセットする
ときに、その曲がっている方の端縁14を先頭にしてセッ
トすると、記録紙１同士の端縁14が引っかかって一枚ず
つ供給できなくなるなどの不具合が生じることがある。
状態で記録装置17（図７）の自動給紙部18にセットする
ときに、その曲がっている方の端縁14を先頭にしてセッ
トすると、記録紙１同士の端縁14が引っかかって一枚ず
つ供給できなくなるなどの不具合が生じることがある。
【００１０】そこで、従来は、図７に示すように、記録
紙１の曲がっていない方の端縁15の角に切欠16を設ける
ことにより、記録装置17の自動給紙部18へ挿入すべき側
（前後）を識別できるようにするなどの方法がとられて
いた。
紙１の曲がっていない方の端縁15の角に切欠16を設ける
ことにより、記録装置17の自動給紙部18へ挿入すべき側
（前後）を識別できるようにするなどの方法がとられて
いた。
【００１１】なお、記録紙１の端縁14の曲がりを直すた
めに、端縁14をカッター13と同形状の刃で逆方向に押圧
することも考えられるが、この場合には工数が増加して
コストアップになる。
めに、端縁14をカッター13と同形状の刃で逆方向に押圧
することも考えられるが、この場合には工数が増加して
コストアップになる。
【００１２】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、表面
及び裏面を判別できるようにするためロゴマーク12を設
けた従来の記録紙１は、ロゴマーク12が邪魔になり、外
観が悪くなるという問題があった。また、表面及び裏面
と前後とを判別できるようにするため、曲がっていない
方の端縁15の角に切欠き16を設けた記録紙１も、外観が
悪くなるという問題があった。
及び裏面を判別できるようにするためロゴマーク12を設
けた従来の記録紙１は、ロゴマーク12が邪魔になり、外
観が悪くなるという問題があった。また、表面及び裏面
と前後とを判別できるようにするため、曲がっていない
方の端縁15の角に切欠き16を設けた記録紙１も、外観が
悪くなるという問題があった。
【００１３】本発明は、上記問題点に鑑み成されたもの
であり、光沢紙やインクジェット専用紙等の記録媒体に
適用した場合でも、記録媒体の表面及び裏面を容易に判
別することができ、しかも前後を容易に判別できると共
に、外観を良好に保持できるインクジェット用記録媒体
を提供することを目的とする。
であり、光沢紙やインクジェット専用紙等の記録媒体に
適用した場合でも、記録媒体の表面及び裏面を容易に判
別することができ、しかも前後を容易に判別できると共
に、外観を良好に保持できるインクジェット用記録媒体
を提供することを目的とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明に係るインクジェ
ット用記録媒体は、表面及び裏面を有するシート状のイ
ンクジェット用記録媒体であって、前記インクジェット
用記録媒体の表面及び裏面を揃えて積層させることによ
り構成された端面の所定部分が着色されたことにより、
前記インクジェット用記録媒体の表面と裏面とを判別で
きるように構成され、かつ、インクジェット記録装置の
給紙方向に対する前後を判別できるように構成されたこ
とを特徴とする（請求項１）。これによって前記目的を
達成できる。
ット用記録媒体は、表面及び裏面を有するシート状のイ
ンクジェット用記録媒体であって、前記インクジェット
用記録媒体の表面及び裏面を揃えて積層させることによ
り構成された端面の所定部分が着色されたことにより、
前記インクジェット用記録媒体の表面と裏面とを判別で
きるように構成され、かつ、インクジェット記録装置の
給紙方向に対する前後を判別できるように構成されたこ
とを特徴とする（請求項１）。これによって前記目的を
達成できる。
【００１５】また、前記所定部分が、前記端面の中央部
より、積層方向に沿った角部に寄った部分であることを
特徴とする（請求項２）。さらに、前記所定部分は、前
記角部に寄った一面であることを特徴とする（請求項
３）。また、前記所定部分は、積層方向に沿った角部を
含む二面であることを特徴とする（請求項４）。さら
に、前記所定部分の着色が、可視光のみを照射した場合
においては該照射に対する発光を識別できないが、紫外
光を照射した場合においては該照射によって可視光の発
光をする蛍光塗料によってなされたことを特徴とする
（請求項５）。
より、積層方向に沿った角部に寄った部分であることを
特徴とする（請求項２）。さらに、前記所定部分は、前
記角部に寄った一面であることを特徴とする（請求項
３）。また、前記所定部分は、積層方向に沿った角部を
含む二面であることを特徴とする（請求項４）。さら
に、前記所定部分の着色が、可視光のみを照射した場合
においては該照射に対する発光を識別できないが、紫外
光を照射した場合においては該照射によって可視光の発
光をする蛍光塗料によってなされたことを特徴とする
（請求項５）。
【００１６】上述のように、本発明に係るインクジェッ
ト用記録媒体は、表面及び裏面を揃えて積層することに
より構成された端面の所定部分が着色されたことを特徴
とし、このインクジェット用記録媒体の表面及び裏面を
判別するには、着色された部分が所定の位置にくるよう
にしたときに、上面が表面となるように設定するなどの
方法によって、表面及び裏面を容易に判別できる。
ト用記録媒体は、表面及び裏面を揃えて積層することに
より構成された端面の所定部分が着色されたことを特徴
とし、このインクジェット用記録媒体の表面及び裏面を
判別するには、着色された部分が所定の位置にくるよう
にしたときに、上面が表面となるように設定するなどの
方法によって、表面及び裏面を容易に判別できる。
【００１７】また、インクジェット用記録媒体の切断時
に曲がらない方の端縁側を着色するなどの方法によっ
て、前後も容易に判別できる。さらに、インクジェット
用記録媒体を積層することにより構成される端面のみを
着色するので、インクジェット用記録媒体を１枚だけ取
り出した場合には、着色されていることが殆ど分からな
いので、外観を損なうことがない。
に曲がらない方の端縁側を着色するなどの方法によっ
て、前後も容易に判別できる。さらに、インクジェット
用記録媒体を積層することにより構成される端面のみを
着色するので、インクジェット用記録媒体を１枚だけ取
り出した場合には、着色されていることが殆ど分からな
いので、外観を損なうことがない。
【００１８】また、所定部分を、端面の中央部より、積
層方向に沿った角部に寄った部分としたときには、イン
クジェット用記録媒体をその着色した側の角部が所定の
位置にくるように置くことによって、表面及び裏面を容
易に判別できる。さらに、所定部分を、積層方向に沿っ
た角部を含む二面としたときには、インクジェット用記
録媒体をどの方向から見た場合でも、その表面及び裏面
と前後とを確実かつ容易に判別できる。さらに、所定部
分の着色用の塗料を、可視光のみを照射した場合におい
ては該照射に対する発光を識別できないが、紫外光を照
射した場合においては該照射によって可視光の発光をす
る蛍光塗料としたときには、蛍光塗料が日常の可視光下
では肉眼で視認することができないため、インクジェッ
ト用記録媒体が多数積層された状態においても、外観を
良好に保持することができる。
層方向に沿った角部に寄った部分としたときには、イン
クジェット用記録媒体をその着色した側の角部が所定の
位置にくるように置くことによって、表面及び裏面を容
易に判別できる。さらに、所定部分を、積層方向に沿っ
た角部を含む二面としたときには、インクジェット用記
録媒体をどの方向から見た場合でも、その表面及び裏面
と前後とを確実かつ容易に判別できる。さらに、所定部
分の着色用の塗料を、可視光のみを照射した場合におい
ては該照射に対する発光を識別できないが、紫外光を照
射した場合においては該照射によって可視光の発光をす
る蛍光塗料としたときには、蛍光塗料が日常の可視光下
では肉眼で視認することができないため、インクジェッ
ト用記録媒体が多数積層された状態においても、外観を
良好に保持することができる。
【００１９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。図１は、本発明に係る
インクジェット用記録媒体の第１の実施形態を示す斜視
図である。図２は、インクジェット用記録媒体を切断す
る方法及び着色する部分を示す斜視図である。図３は、
インクジェット用記録媒体を記録装置にセットする方法
を示す斜視図である。図４は、本発明に係るインクジェ
ット用記録媒体の第２の実施形態を示す斜視図である。
本発明において用いることができるインクジェット用記
録媒体は、光沢紙やインクジェット専用紙など表面及び
裏面を区別するべきものに好適であるが、他のの記録媒
体でも良く、例えば、普通紙、レジンコート紙、ＯＨＰ
シートなどでも良い。
図面を参照して詳細に説明する。図１は、本発明に係る
インクジェット用記録媒体の第１の実施形態を示す斜視
図である。図２は、インクジェット用記録媒体を切断す
る方法及び着色する部分を示す斜視図である。図３は、
インクジェット用記録媒体を記録装置にセットする方法
を示す斜視図である。図４は、本発明に係るインクジェ
ット用記録媒体の第２の実施形態を示す斜視図である。
本発明において用いることができるインクジェット用記
録媒体は、光沢紙やインクジェット専用紙など表面及び
裏面を区別するべきものに好適であるが、他のの記録媒
体でも良く、例えば、普通紙、レジンコート紙、ＯＨＰ
シートなどでも良い。
【００２０】（第１の実施形態）第１の実施形態につい
て、以下説明する。図１に示すように、本発明を適用し
た第１の実施形態に係るインクジェット用記録媒体５
は、シート状に形成されており、表面51a及び裏面51bを
有し、表面51aにインク受容層又は光沢度調整層などの
コーティング層が設けられており、表面51ａに記録した
ときに、高画質の画像が得られるようになっている。し
かし、裏面51bには、上記のコーティング層は設けられ
ていない。
て、以下説明する。図１に示すように、本発明を適用し
た第１の実施形態に係るインクジェット用記録媒体５
は、シート状に形成されており、表面51a及び裏面51bを
有し、表面51aにインク受容層又は光沢度調整層などの
コーティング層が設けられており、表面51ａに記録した
ときに、高画質の画像が得られるようになっている。し
かし、裏面51bには、上記のコーティング層は設けられ
ていない。
【００２１】このインクジェット用記録媒体５は、表面
51ａ及び裏面51ｂを揃えて、図１に示すように、多数枚
を積層することにより構成された端面52ａ，52ｂの所定
部分53ａ，53ｂが着色されている。
51ａ及び裏面51ｂを揃えて、図１に示すように、多数枚
を積層することにより構成された端面52ａ，52ｂの所定
部分53ａ，53ｂが着色されている。
【００２２】本実施形態では、着色する所定部分53ａ，
53ｂとして、インクジェット用記録紙５の積層方向に沿
った角部を含む二面52ａ，52ｂが選択されている。従っ
て、このインクジェット用記録媒体５を一枚だけ取り出
した場合には、着色されていることが殆ど分からないよ
うになっている。
53ｂとして、インクジェット用記録紙５の積層方向に沿
った角部を含む二面52ａ，52ｂが選択されている。従っ
て、このインクジェット用記録媒体５を一枚だけ取り出
した場合には、着色されていることが殆ど分からないよ
うになっている。
【００２３】この着色された所定部分53ａ，53ｂは、図
２に示すように、インクジェット用記録媒体５の製造時
にカッター55で切断したときに、カッター55の平坦部分
55ａに接触する方の端縁、すなわち、切断時にカッター
55で曲げられなかった方の端縁56側に設けられている。
２に示すように、インクジェット用記録媒体５の製造時
にカッター55で切断したときに、カッター55の平坦部分
55ａに接触する方の端縁、すなわち、切断時にカッター
55で曲げられなかった方の端縁56側に設けられている。
【００２４】このように、本実施形態のインクジェット
用記録媒体５は、多数枚を積層することにより構成され
た端面52ａ，52ｂの所定部分53ａ，53ｂが着色されてい
るので、次に説明するような方法によって、表面51ａ及
び裏面51ｂを容易に判別できる。
用記録媒体５は、多数枚を積層することにより構成され
た端面52ａ，52ｂの所定部分53ａ，53ｂが着色されてい
るので、次に説明するような方法によって、表面51ａ及
び裏面51ｂを容易に判別できる。
【００２５】すなわち、図１に示すように、インクジェ
ット用記録媒体５を積層した状態で、着色されている所
定部分53ａ，53ｂが所定の位置にくるように配置したと
きに、例えば、上面が表面51ａとなるように設定するこ
とにより、表面51ａ及び裏面51ｂを容易に判別できるの
である。
ット用記録媒体５を積層した状態で、着色されている所
定部分53ａ，53ｂが所定の位置にくるように配置したと
きに、例えば、上面が表面51ａとなるように設定するこ
とにより、表面51ａ及び裏面51ｂを容易に判別できるの
である。
【００２６】また、インクジェット用記録媒体５の曲が
っていない方の端縁56側の所定部分53ａ，53ｂを着色す
ることにより、その前後を容易に判別できる。従って、
図３に示すように、インクジェット用記録媒体５を例え
ばプリンタなどの記録装置57の自動給紙部58にセットす
るときに、前後を間違えることがなくなるので、インク
ジェット用記録媒体５が相互に引っかかって自動給紙で
きなくなるなどの不都合を解消できる。
っていない方の端縁56側の所定部分53ａ，53ｂを着色す
ることにより、その前後を容易に判別できる。従って、
図３に示すように、インクジェット用記録媒体５を例え
ばプリンタなどの記録装置57の自動給紙部58にセットす
るときに、前後を間違えることがなくなるので、インク
ジェット用記録媒体５が相互に引っかかって自動給紙で
きなくなるなどの不都合を解消できる。
【００２７】図１に示したインクジェット用記録媒体
は、図３に示した自動給紙部58にセットしたときに、着
色されている所定部分53ａ，53ｂが前方左側であると、
曲がっていない方の端縁56が自動給紙部58の給紙口側に
くるように、かつ、記録装置57によって画像が記録され
る側に表面51aがくるように予め決めておいた例であ
る。なお、着色されている所定部分53ａ，53ｂが他の位
置（前方右側、後方左側、後方右側）であるときに、表
裏と前後とが判別できるように、予め決めておいても良
いことは言うまでもない。
は、図３に示した自動給紙部58にセットしたときに、着
色されている所定部分53ａ，53ｂが前方左側であると、
曲がっていない方の端縁56が自動給紙部58の給紙口側に
くるように、かつ、記録装置57によって画像が記録され
る側に表面51aがくるように予め決めておいた例であ
る。なお、着色されている所定部分53ａ，53ｂが他の位
置（前方右側、後方左側、後方右側）であるときに、表
裏と前後とが判別できるように、予め決めておいても良
いことは言うまでもない。
【００２８】また、本実施形態のインクジェット用記録
媒体は、従来のように切欠きを設ける必要がないので、
外観を良好に保持できる。なお、曲がっている方の端縁
側を着色することもでき、この場合にも表面及び裏面
と、前後とを容易に判断できる。更に、このインクジェ
ット用記録媒体５は、一枚だけ取り出した場合には、着
色されていることが分からないので、外観を損なうこと
がない。
媒体は、従来のように切欠きを設ける必要がないので、
外観を良好に保持できる。なお、曲がっている方の端縁
側を着色することもでき、この場合にも表面及び裏面
と、前後とを容易に判断できる。更に、このインクジェ
ット用記録媒体５は、一枚だけ取り出した場合には、着
色されていることが分からないので、外観を損なうこと
がない。
【００２９】（第２の実施形態）第２の実施形態につい
て、以下説明する。上述の第１の実施形態では、インク
ジェット用記録媒体５を積層することにより構成された
端面の中央部より積層方向に沿った角部を含む二面52
ａ，52ｂの所定部分53ａ，53ｂを着色したが、図４に示
すように、一つの端面52ａの中央部より積層方向に沿っ
た角部に寄った所定部分53ａのみを着色することもでき
る。
て、以下説明する。上述の第１の実施形態では、インク
ジェット用記録媒体５を積層することにより構成された
端面の中央部より積層方向に沿った角部を含む二面52
ａ，52ｂの所定部分53ａ，53ｂを着色したが、図４に示
すように、一つの端面52ａの中央部より積層方向に沿っ
た角部に寄った所定部分53ａのみを着色することもでき
る。
【００３０】この場合も上述と同様に、着色した所定部
分53ａが所定の位置にくるようにインクジェット用記録
媒体５を配置することにより、その表面51ａ及び裏面51
ｂを容易に判別できると共に、前後を容易に判別でき、
しかも外観を良好に保持することができる。
分53ａが所定の位置にくるようにインクジェット用記録
媒体５を配置することにより、その表面51ａ及び裏面51
ｂを容易に判別できると共に、前後を容易に判別でき、
しかも外観を良好に保持することができる。
【００３１】なお、着色した所定部分は、インクジェッ
ト用記録媒体５の短辺の一つの端面5２ｂの中央部より
積層方向に沿った角部に寄った所定部分でも良い。
ト用記録媒体５の短辺の一つの端面5２ｂの中央部より
積層方向に沿った角部に寄った所定部分でも良い。
【００３２】さらに、第１の実施形態及び第２の実施形
態における所定部分の着色を施すための塗料として、蛍
光塗料（可視光のみを照射した場合においては照射に対
する発光を識別できないが、紫外光を照射した場合にお
いては照射によって可視光の発光をする蛍光塗料）を用
いた場合には、着色された所定部分53ａ，53ｂに紫外光
を照射することにより、インクジェット用記録媒体５の
表面51ａ及び裏面51ｂを容易に判別できると共に、前後
を容易に判別できる。このように、蛍光塗料を用いた場
合は、インクジェット用記録媒体５を積層した状態にお
いても、日常の可視光下おいて、外観を良好に保持する
ことができる。
態における所定部分の着色を施すための塗料として、蛍
光塗料（可視光のみを照射した場合においては照射に対
する発光を識別できないが、紫外光を照射した場合にお
いては照射によって可視光の発光をする蛍光塗料）を用
いた場合には、着色された所定部分53ａ，53ｂに紫外光
を照射することにより、インクジェット用記録媒体５の
表面51ａ及び裏面51ｂを容易に判別できると共に、前後
を容易に判別できる。このように、蛍光塗料を用いた場
合は、インクジェット用記録媒体５を積層した状態にお
いても、日常の可視光下おいて、外観を良好に保持する
ことができる。
【００３３】上記のような特性を持った蛍光塗料として
は、蛍光染料および／または蛍光顔料を含むものを用い
ることができる。蛍光染料としては、例えば、Holliday
Dyes & Chemicals社製の以下の蛍光染料を用いること
ができる。
は、蛍光染料および／または蛍光顔料を含むものを用い
ることができる。蛍光染料としては、例えば、Holliday
Dyes & Chemicals社製の以下の蛍光染料を用いること
ができる。
【００３４】黄色の蛍光染料としては、フルオリセント
イェロー ＡＡ２２３，フルオリセント イェロー
２１６，ブリリアント イェロー Ｒ，ブリリアント
イェロー Ｙ，ブリリアント イェロー ＦＧＰＮ，ポ
リクロム ブリリアント １０ＧＦ，ポリクロム ブリ
リアント １０ＧＮ ４００％，マーカンタイル ブリ
リアント イェロー ８Ｇ ８０％，パナクリル ブリ
リアント フラヴィン１０ＧＦＦなどである。
イェロー ＡＡ２２３，フルオリセント イェロー
２１６，ブリリアント イェロー Ｒ，ブリリアント
イェロー Ｙ，ブリリアント イェロー ＦＧＰＮ，ポ
リクロム ブリリアント １０ＧＦ，ポリクロム ブリ
リアント １０ＧＮ ４００％，マーカンタイル ブリ
リアント イェロー ８Ｇ ８０％，パナクリル ブリ
リアント フラヴィン１０ＧＦＦなどである。
【００３５】赤色の蛍光染料としては、エルバプラスト
フルオリセント レッド ２Ｂ，エルバプラスト フ
ルオリセント レッド Ｇ，エルバプラスト フルオリ
セント レッド Ｂなどである。
フルオリセント レッド ２Ｂ，エルバプラスト フ
ルオリセント レッド Ｇ，エルバプラスト フルオリ
セント レッド Ｂなどである。
【００３６】オレンジ色の蛍光染料としては、ポリクロ
ム ブリリアント オレンジ Ｂ，ポリクロム ブリリ
アント オレンジ ３Ｂ，ポリクロム ブリリアント
オレンジ Ｒ，ポリクロム ブリリアント オレンジ
３Ｒである。
ム ブリリアント オレンジ Ｂ，ポリクロム ブリリ
アント オレンジ ３Ｂ，ポリクロム ブリリアント
オレンジ Ｒ，ポリクロム ブリリアント オレンジ
３Ｒである。
【００３７】緑色の蛍光染料としては、ポリクロム ブ
リリアント グリーン Ｂ，ポリクロム ブリリアント
グリーン ３Ｂなどである。
リリアント グリーン Ｂ，ポリクロム ブリリアント
グリーン ３Ｂなどである。
【００３８】蛍光顔料としては、例えばＤＡＹ−ＧＬＯ
ＣＯＬＯＲ社製の蛍光顔料ＡＣＴ，蛍光顔料Ｚ／Ｚ
Ｔ，蛍光顔料ペーストなどを用いることができる。
ＣＯＬＯＲ社製の蛍光顔料ＡＣＴ，蛍光顔料Ｚ／Ｚ
Ｔ，蛍光顔料ペーストなどを用いることができる。
【００３９】
【発明の効果】本発明は、以上詳記したように、表面及
び裏面を揃えて積層することにより構成された端面の所
定部分が着色されたことを特徴とするので、その表面及
び裏面と、前後を容易に判別できると共に、インクジェ
ット用記録媒体を一枚だけ取り出した場合には着色され
ていることが分からず、また、切欠きを設ける必要がな
いので、外観を良好に保持できる。
び裏面を揃えて積層することにより構成された端面の所
定部分が着色されたことを特徴とするので、その表面及
び裏面と、前後を容易に判別できると共に、インクジェ
ット用記録媒体を一枚だけ取り出した場合には着色され
ていることが分からず、また、切欠きを設ける必要がな
いので、外観を良好に保持できる。
【００４０】また、着色する所定部分を、端面の中央部
より、積層方向に沿った角部に寄った部分とし、さら
に、前記角部に寄った一面としたときには、インクジェ
ット用記録媒体をその着色した側の角部が所定の位置に
くるように配置することによって、表面及び裏面を容易
に判別できる。
より、積層方向に沿った角部に寄った部分とし、さら
に、前記角部に寄った一面としたときには、インクジェ
ット用記録媒体をその着色した側の角部が所定の位置に
くるように配置することによって、表面及び裏面を容易
に判別できる。
【００４１】また、着色する所定部分を、積層方向に沿
った角部を含む二面としたときには、インクジェット用
記録媒体をどの方向から見た場合でも、その表面及び裏
面と、前後とを容易に判別できる。
った角部を含む二面としたときには、インクジェット用
記録媒体をどの方向から見た場合でも、その表面及び裏
面と、前後とを容易に判別できる。
【００４２】さらに、所定部分の着色用の塗料を、可視
光のみを照射した場合においては該照射に対する発光を
識別できないが、紫外光を照射した場合においては該照
射によって可視光の発光をする蛍光塗料としたときに
は、蛍光塗料が日常の可視光下では肉眼で視認すること
ができないため、インクジェット用記録媒体が多数積層
された状態においてても、外観を良好に保持することが
できる
光のみを照射した場合においては該照射に対する発光を
識別できないが、紫外光を照射した場合においては該照
射によって可視光の発光をする蛍光塗料としたときに
は、蛍光塗料が日常の可視光下では肉眼で視認すること
ができないため、インクジェット用記録媒体が多数積層
された状態においてても、外観を良好に保持することが
できる
【図１】本発明のインクジェット用記録媒体の第１の実
施形態を示す斜視図である。
施形態を示す斜視図である。
【図２】インクジェット用記録媒体を切断する方法及び
着色する部分を示す斜視図である。
着色する部分を示す斜視図である。
【図３】インクジェット用記録媒体を記録装置にセット
する方法を示す斜視図である。
する方法を示す斜視図である。
【図４】本発明のインクジェット用記録媒体の第２の実
施形態を示す斜視図である。
施形態を示す斜視図である。
【図５】従来例に係るインクジェット用記録媒体を示す
図である。
図である。
【図６】インクジェット用記録媒体の切断方法を示す図
である。
である。
【図７】従来例に係るインクジェット用記録媒体の切欠
きを示す図である。
きを示す図である。
５ インクジェット用記録媒体 51ａ 表面 52ｂ 裏面 52ａ，52ｂ 端面 53ａ，53ｂ 着色された所定部分
Claims (5)
- 【請求項１】 表面及び裏面を有するシート状のインク
ジェット用記録媒体であって、 前記インクジェット用記録媒体の表面及び裏面を揃えて
積層させることにより構成された端面の所定部分が着色
されたことにより、 前記インクジェット用記録媒体の表面と裏面とを判別で
きるように構成され、かつ、インクジェット記録装置の
給紙方向に対する前後を判別できるように構成されたこ
とを特徴とするインクジェット用記録媒体。 - 【請求項２】 前記所定部分は、前記端面の中央部よ
り、積層方向に沿った角部に寄った部分であることを特
徴とする請求項１に記載のインクジェット用記録媒体。 - 【請求項３】 前記所定部分は、前記角部に寄った一面
であることを特徴とする請求項２に記載のインクジェッ
ト用記録媒体。 - 【請求項４】 前記所定部分は、積層方向に沿った角部
を含む二面であることを特徴とする請求項１又は２に記
載のインクジェット用記録媒体。 - 【請求項５】 前記所定部分の着色が、可視光のみを照
射した場合においては該照射に対する発光を識別できな
いが、紫外光を照射した場合においては該照射によって
可視光の発光をする蛍光塗料によってなされたことを特
徴とする請求項１〜４のいずれかに記載のインクジェッ
ト用記録媒体。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001311505A JP2002356058A (ja) | 2001-03-29 | 2001-10-09 | インクジェット用記録媒体 |
| PCT/IB2002/001071 WO2002078968A1 (fr) | 2001-03-29 | 2002-03-29 | Supports d'enregistrement pour jet d'encre |
| US10/112,077 US20020176969A1 (en) | 2001-03-29 | 2002-03-29 | Ink jet recording medium |
| EP02720334A EP1277592A4 (en) | 2001-03-29 | 2002-03-29 | INK JET RECORDING MATERIALS |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001-94792 | 2001-03-29 | ||
| JP2001094792 | 2001-03-29 | ||
| JP2001311505A JP2002356058A (ja) | 2001-03-29 | 2001-10-09 | インクジェット用記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002356058A true JP2002356058A (ja) | 2002-12-10 |
Family
ID=26612479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001311505A Pending JP2002356058A (ja) | 2001-03-29 | 2001-10-09 | インクジェット用記録媒体 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20020176969A1 (ja) |
| EP (1) | EP1277592A4 (ja) |
| JP (1) | JP2002356058A (ja) |
| WO (1) | WO2002078968A1 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| US20050074511A1 (en) * | 2003-10-03 | 2005-04-07 | Christopher Oriakhi | Solid free-form fabrication of solid three-dimesional objects |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4788563A (en) * | 1986-05-19 | 1988-11-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Recording apparatus |
| US5276004A (en) * | 1987-03-20 | 1994-01-04 | Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha | Process for heat transfer recording |
| DE69008057T2 (de) * | 1989-01-30 | 1994-11-17 | Dainippon Printing Co Ltd | Bildaufnahmeblatt. |
| JPH04219266A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-08-10 | Oji Paper Co Ltd | インクジェット記録用紙 |
| JPH11208157A (ja) * | 1998-01-29 | 1999-08-03 | Nec Corp | インクジェットプリンタの用紙と検出装置 |
| US6106910A (en) * | 1998-06-30 | 2000-08-22 | Ncr Corporation | Print media with near infrared fluorescent sense mark and printer therefor |
| US6063229A (en) * | 1998-02-03 | 2000-05-16 | 3M Innovative Properties Company | Method of article assembly formation |
| JP4060931B2 (ja) * | 1998-03-03 | 2008-03-12 | 大日本印刷株式会社 | 方向判別可能な印刷物 |
| US5984193A (en) * | 1998-03-04 | 1999-11-16 | Hewlett-Parkard Company | Printer media with bar code identification system |
| US6335084B1 (en) * | 1998-12-30 | 2002-01-01 | Xerox Corporation | Encoded sheet material and sheet processing apparatus using encoded sheet material |
-
2001
- 2001-10-09 JP JP2001311505A patent/JP2002356058A/ja active Pending
-
2002
- 2002-03-29 WO PCT/IB2002/001071 patent/WO2002078968A1/ja active Application Filing
- 2002-03-29 EP EP02720334A patent/EP1277592A4/en not_active Withdrawn
- 2002-03-29 US US10/112,077 patent/US20020176969A1/en not_active Abandoned
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP1277592A1 (en) | 2003-01-22 |
| US20020176969A1 (en) | 2002-11-28 |
| WO2002078968A1 (fr) | 2002-10-10 |
| EP1277592A4 (en) | 2009-03-11 |
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