JP2002355641A - 有機物処理装置 - Google Patents

有機物処理装置

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JP2002355641A
JP2002355641A JP2002135646A JP2002135646A JP2002355641A JP 2002355641 A JP2002355641 A JP 2002355641A JP 2002135646 A JP2002135646 A JP 2002135646A JP 2002135646 A JP2002135646 A JP 2002135646A JP 2002355641 A JP2002355641 A JP 2002355641A
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JP
Japan
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processing tank
stirring blade
carrier
processing
garbage
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Application number
JP2002135646A
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English (en)
Inventor
Takuya Morishita
拓也 森下
Satoshi Hirata
敏 平田
Yasuyuki Shibuya
保之 渋谷
Katsunori Ioku
克則 井奥
Hideo Yasuda
安田  秀雄
Kenji Aida
謙次 會田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長期間にわたり効率よく有機物を分解処理し得
る有機物処理装置を提供することを課題とする。 【解決手段】担体2を収納する処理槽1内に、回転軸1
1と回転軸11から放射状に設けられる複数の撹拌羽根
12とを有する撹拌翼10を配設し、前記撹拌翼10を
回転駆動する駆動機構を設け、前記処理槽1内上部を前
記撹拌翼10が位置する処理部3とすると共に、前記処
理槽1内下部を前記撹拌翼10が位置しない浄化部4と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨芥などの有機物
を分解処理する有機物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、厨芥処理装置として、厨芥を粉砕
して脱水し、それを自動的にゴミ袋などに投棄するもの
が、例えば、特開平4-156959号公報(B02C 21/00)等にて
提案されている。しかしながら、この方式においては、
ゴミ袋などに収納された厨芥を廃棄する必要があり、廃
棄処理に手間がかかると共に、環境保全に関しても問題
となるものであった。
【0003】これらの問題を解決するため、微生物を培
養する担体を収納した処理槽内に厨芥を廃棄し、厨芥を
微生物により分解させる厨芥処理装置が、実開平2-1291
号公報(B09B 3/00)等にて提案された。この厨芥処理装
置は、厨芥を微生物により分解するものであるが、厨芥
の分解により生じる成分、微生物の死骸、微生物の廃棄
物などを処理しないものであるから、処理槽内における
食物連鎖が良好に行われず、処理槽内に厨芥やその残渣
が次第に増大して、堆肥が生じると共に、排水中のBO
D値が増大し、環境に対して悪影響を及ぼす欠点があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みなされたもので、長期間にわたり効率よく有機物を
分解処理し得る有機物処理装置を提供することを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題を解決
するための第1の手段は、担体を収納する処理槽内に、
回転軸と回転軸から放射状に設けられる複数の撹拌羽根
とを有する撹拌翼を配設し、前記撹拌翼を回転駆動する
電動機を設け、前記処理槽内上部を前記撹拌翼が位置す
る処理部とすると共に、前記処理槽内下部を前記撹拌翼
が位置しない浄化部としたことを特徴とする。
【0006】本発明の上記課題を解決するための第2の
手段は、担体を収納する処理槽内に、該処理槽の相対向
する側壁間に枢支される回転軸と回転軸から放射状に設
けられる複数の撹拌羽根とを有する撹拌翼を配設し、前
記撹拌翼を回転駆動する電動機を設け、前記処理槽内上
部を前記撹拌翼が位置する処理部とすると共に、前記処
理槽内下部を前記撹拌翼が位置しない浄化部としたこと
を特徴とする。
【0007】本発明の上記課題を解決するための第3の
手段は、担体を収納する処理槽内に撹拌翼を配設し、前
記撹拌翼を正逆回転させる電動機を設け、前記処理槽内
上部を前記撹拌翼が位置する処理部とすると共に、前記
処理槽内下部を前記撹拌翼が位置しない浄化部としたこ
とを特徴とする。
【0008】本発明の上記課題を解決するための第4の
手段は、担体を収納する処理槽内に撹拌翼を配設し、前
記撹拌翼を回転駆動する電動機を設け、前記処理槽内上
部を前記撹拌翼が位置する処理部とすると共に、前記処
理槽内下部を前記撹拌翼が位置しない浄化部とし、該浄
化部の下部に、排水口を有する排水部を設けたことを特
徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1及び
図2に基づいて詳述する。
【0010】1は上面を開口した合成樹脂製の処理槽
で、担体2を収納している。前記担体2はおが屑等の木
質細片、もみがら、米糠、土等の微生物培養基材からな
り、本実施例では、特公平2-34679号公報(C02F 11/02)
「木質細片による汚泥の微生物処理方法」に示される木
質細片を使用している。この担体2は、多孔質に形成さ
れ、高い通気性、通水性を有すると共に、袋形動物や微
生物の繁殖に好適な水分と空気を保つ性質を有し、担体
2に厨芥を混合すると、厨芥に付着した輪虫類や線虫類
などの袋形動物、原虫や細菌などの微生物が繁殖し、そ
れらの袋形動物や微生物が厨芥を最終的に水と炭酸ガス
に分解して、厨芥を消滅させる。前記処理槽1内の担体
2は、上部が後述する撹拌翼10が位置する処理部3とな
り、その下部の撹拌翼10が位置しない部分を浄化部4と
している。
【0011】5は前記処理槽1上部に凹設された電動機
収納部で、担体2より略上方に設けることにより処理槽
1に収納される担体2の量が減少するのを防止してい
る。6は前記処理槽1一側面に固定される第1補強板、
7は前記処理槽1の第1補強板6が固定された一側面と
対向する他側面に固定される第2補強板で、第1補強板
6及び第2補強板7には夫々後述する撹拌翼10を軸支す
る軸受8を固定していると共に、前記第1補強板6には
電動機収納部5に収納される正逆転可能な電動機9が固
定される。
【0012】10は前記担体2内上部の処理部3に配置さ
れた撹拌翼で、前記軸受8に回転自在に軸支される回転
軸11と、回転軸11に固定される複数の撹拌羽根12とから
構成され、回転軸11及び撹拌羽根12は高伝熱性及び高耐
食性を有する材料、例えば、ステンレスにて形成されて
いる。13は前記回転軸11に回り止め固定されるスプロケ
ットで、前記電動機9の駆動軸に回り止め固定されるス
プロケット14との間に図示しないチェーンを架設し、電
動機9の駆動により撹拌翼10を回転させるようになって
いる。
【0013】15は前記回転軸11内に配設されるヒータか
らなる第1加熱手段で、両端を第1、第2補強板6、7
両側壁に固定した耐熱性合成樹脂製の支持体16に支持さ
れ、回転軸11に接触しないように配置されている。
【0014】17は前記処理槽1内の浄化部4に配設され
る第2加熱手段で、処理槽1側面に断熱材18を介して固
定されるステンレス製のパイプ19と、パイプ19内に配設
されるヒータ20とから構成している。前記第1、第2加
熱手段15、17は、担体2全体を常時約20度〜35度に
維持するようになっている。
【0015】21は前記処理槽1下部に、担体2が漏れな
い程度の多数の小孔を形成した金属製の区画板22により
区画される排水部で、図示しない排水ホースが接続され
る排水口23を有している。
【0016】24は前記処理槽1の周囲を被う筒状の金属
製側壁板、25は前記側壁板24上に載置される合成樹脂製
の天板で、厨芥投入口26を形成している。前記厨芥投入
口26の下方には、背面側に向かって漸次下方に傾斜する
傾斜面27を形成し、傾斜面27の下端部を開口28して厨芥
投入口26と処理槽1内とを連通している。29は前記天板
26に揺動自在に支持されるシャッターで、自重により開
口28を閉塞する状態を維持し、厨芥投入口26から投入さ
れて傾斜面27を滑り落ちる厨芥により揺動して開口28を
開放するようになっている。
【0017】30は前記天板25の厨芥投入口26と他側面と
の間に設けられた基板収納部で、スイッチや回路部品を
装着した基板31が収納されている。32は前記基板収納部
33を被い天板25に固定されるカバーで、前記基板31に装
着されたスイッチを操作する図示しない操作部を有して
いる。
【0018】33は前記天板25に揺動自在に支持され厨芥
投入口26を施蓋する蓋体で、マイクロスイッチ等の図示
しない検出手段により蓋体33の開放を検出するようにな
っている。
【0019】而して、厨芥を処理する際には、蓋体33を
開放し、厨芥投入口26から傾斜面27に厨芥を落し、水と
共に厨芥を処理槽1内に流し込む。厨芥の投入が終了す
ると、蓋体33を閉塞し、操作部を操作する。電動機9は
所定時間正逆転を繰り返し、撹拌翼10にて厨芥を破砕し
ながら担体2に混合する。
【0020】処理部3の担体2には、厨芥の処理槽1内
への廃棄により厨芥に付着した輪虫類や線虫類などの袋
形動物、原虫や細菌などの微生物が繁殖し、主に輪虫
類、線虫類及び原虫が厨芥を食べて、消滅させる。処理
槽1に廃棄される厨芥は、撹拌翼10と処理槽1側壁との
間で破砕されているので、比較的短時間で分解消滅す
る。また、担体2は、第1、第2加熱手段15、17により
微生物が活性化する温度に維持されているため、前記袋
形動物及び微生物の活性化が活発化し、厨芥の分解処理
効率が一層向上する。
【0021】厨芥とともに処理槽1に供給された水は、
厨芥を分解することにより生じた水とともに浄化部4を
通過して排水部21に排水される。この水には、厨芥が完
全に分解されるまでの過程で生じる成分、即ち、糖類、
アミノ酸、有機酸等が含有されているが、この成分を浄
化部4の担体2に繁殖する微生物、特に細菌により分解
し、浄化して排水部21に排水する。また、前記袋形動物
や微生物の廃棄物及び死骸も細菌により分解される。
尚、前記成分、袋形動物や微生物の廃棄物及び死骸は、
処理部3の担体2に繁殖した細菌によっても分解され
る。上述した袋形動物及び微生物の食物連鎖により悪臭
及び残渣をほとんど生じさせることなく、ほぼ完全に分
解処理することができる。
【0022】本発明の第2実施の形態を図3に基づいて
詳述する。尚、第1実施例と同一部品は同一符号を付し
て説明を省略する。
【0023】34は前記処理槽1底面に配設されたパンチ
ングメタルで、処理槽1にて厨芥が分解されることによ
り生じる排水が、該パンチングメタル34を介して後述す
る浄化槽35に排出されるようになっている。
【0024】35は処理槽1を分離可能に載置固定する浄
化部となる浄化槽で、担体2を収納しており、担体2に
繁殖する細菌により処理槽1から排出された排水を浄化
し、図示しない排水パイプを介して排出されるようにな
っている。
【0025】第2実施の形態では、処理槽1の浄化部4
にて浄化された排水を、さらに浄化槽35の担体2に繁殖
する細菌によっても分解するするので、高度に浄化する
ことができる。また、処理槽1と浄化槽35とを個別に形
成することにより、各槽1、35を小型化して取扱性を向
上することができ、各槽1、35の保守点検を容易に行う
ことができる。
【0026】
【発明の効果】本発明の構成によれば、有機物を残渣を
残すことなく、長期間にわたりほぼ完全に効率よく分解
することができ、堆肥の生成を抑制すると共に、排水中
のBOD値を低減することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す断面図である。
【図2】同他の方向から見た断面図である。
【図3】本発明の第2実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 処理槽 2 担体 3 処理部 4 浄化部 9 電動機 11 撹拌翼
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渋谷 保之 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式 会社内 (72)発明者 井奥 克則 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式 会社内 (72)発明者 安田 秀雄 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式 会社内 (72)発明者 會田 謙次 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式 会社内 Fターム(参考) 4D004 AA03 BA04 CA15 CA19 CB05 CB28 CB43 CC08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 担体を収納する処理槽内に、回転軸と回
    転軸から放射状に設けられる複数の撹拌羽根とを有する
    撹拌翼を配設し、前記撹拌翼を回転駆動する電動機を設
    け、前記処理槽内上部を前記撹拌翼が位置する処理部と
    すると共に、前記処理槽内下部を前記撹拌翼が位置しな
    い浄化部としたことを特徴とする有機物処理装置。
  2. 【請求項2】 担体を収納する処理槽内に、該処理槽の
    相対向する側壁間に枢支される回転軸と回転軸から放射
    状に設けられる複数の撹拌羽根とを有する撹拌翼を配設
    し、前記撹拌翼を回転駆動する電動機を設け、前記処理
    槽内上部を前記撹拌翼が位置する処理部とすると共に、
    前記処理槽内下部を前記撹拌翼が位置しない浄化部とし
    たことを特徴とする有機物処理装置。
  3. 【請求項3】 担体を収納する処理槽内に撹拌翼を配設
    し、前記撹拌翼を正逆回転させる電動機を設け、前記処
    理槽内上部を前記撹拌翼が位置する処理部とすると共
    に、前記処理槽内下部を前記撹拌翼が位置しない浄化部
    としたことを特徴とする有機物処理装置。
  4. 【請求項4】 担体を収納する処理槽内に撹拌翼を配設
    し、前記撹拌翼を回転駆動する電動機を設け、前記処理
    槽内上部を前記撹拌翼が位置する処理部とすると共に、
    前記処理槽内下部を前記撹拌翼が位置しない浄化部と
    し、該浄化部の下部に、排水口を有する排水部を設けた
    ことを特徴とする有機物処理装置。
JP2002135646A 2002-05-10 2002-05-10 有機物処理装置 Pending JP2002355641A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109975358A (zh) * 2019-04-26 2019-07-05 中国矿业大学(北京) 一种半开敞空间气体爆炸的实验系统及方法

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