JP2002355001A - 揚げ物用衣材及びその衣材を用いた揚げ物 - Google Patents

揚げ物用衣材及びその衣材を用いた揚げ物

Info

Publication number
JP2002355001A
JP2002355001A JP2001163532A JP2001163532A JP2002355001A JP 2002355001 A JP2002355001 A JP 2002355001A JP 2001163532 A JP2001163532 A JP 2001163532A JP 2001163532 A JP2001163532 A JP 2001163532A JP 2002355001 A JP2002355001 A JP 2002355001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protein
clothing
batter
vegetable protein
fried
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001163532A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4491705B2 (ja
JP2002355001A5 (ja
Inventor
Shigeru Ashida
茂 芦田
Toshimasa Kawamata
俊正 川俣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oil Co Ltd
Original Assignee
Fuji Oil Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Oil Co Ltd filed Critical Fuji Oil Co Ltd
Priority to JP2001163532A priority Critical patent/JP4491705B2/ja
Publication of JP2002355001A publication Critical patent/JP2002355001A/ja
Publication of JP2002355001A5 publication Critical patent/JP2002355001A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4491705B2 publication Critical patent/JP4491705B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、口溶けが良好で衣の曳きを感じず、
さくさくと歯切れの良い食感を長時間維持する揚げ物用
衣材の提供することを目的とした。 【解決手段】加熱変性し水不溶化した最大粒径2.0m
m未満の微粒状植物性たん白を衣材中に含有することを
特徴とする揚げ物用衣材及び該衣材を用いて調製した揚
げ物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フライ食品におい
て、さくさくとした軽い食感、歯切れの良い食感を提供
できる衣材に関する。又、本発明は、かかる衣材を用い
た揚げ物を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】フライ食品は、フライされて長時間放置
された場合、フライ調理後に内材の水分が衣部分に移行
することで、衣の食感がべたつきクリスピー感が喪失し
たり、衣の曳きが強くなり歯切れの悪いものになってし
まう。
【0003】この問題解決のために、従来より種々の検
討がなされている。例えば、特開平7−67565号公
報には「揚げ物用衣材、及びこれを用いた製造方法」と
して、油ちょう後に常温で保存しても、油ちょう後に冷
凍もしくは冷蔵した後電子レンジ又はオーブン再加熱し
ても、衣の食感、外観及び風味を維持した揚げ物を提供
できる技術が開示されている。これは、小麦粉50〜7
0重量部と化工澱粉10〜30重量部と、粉末卵白、粉
末卵黄、粉末状植物性たん白、粉末油脂、膨張剤及び増
粘多糖類のうち3種類以上からなる粉体5〜25重量部
とを含む揚げ物用衣材を使用するものである。
【0004】又、特開平7−155127号公報には、
油脂、澱粉、及び植物性たん白を必須成分とし、油脂を
バッター原料の15〜60重量%含むことを特徴とする
方法が開示されている。
【0005】更に、特開平9−206016号公報に
は、化工澱粉、デキストリン及び植物性たん白を必須成
分とするフライ食品用の衣材に関する技術が、特開平9
−238656号公報には未α化澱粉及びα化澱粉から
なる澱粉を主成分にし、これに起泡タイプの植物性たん
白及び水を加えて攪拌混合して比重0.35〜0.6の
バッターを調製したものを利用する技術が開示されてい
る。
【0006】これらの技術はいずれも、揚げ物表層部に
おいては比較的さくさくとした食感が維持できるが、具
材と接触している部分に関しては衣に曳きを感じ、歯切
れが悪く、口溶けに問題が残り、十分満足できるもので
はなかった。
【0007】一方、特開平9−215478号公報に
は、膨潤度が4〜15で、且つ溶解度が10重量%以下
である架橋澱粉を20重量%以上含有させた衣材に関す
る技術が開示されており、好ましくは大豆たん白を3〜
20重量%含有すると良いと記載されている。大豆たん
白には、組織状大豆たん白である粒状大豆たん白を含む
との記載もあるが、通常粒状大豆たん白は、JASの規
程によれば、355μmの篩目を通過するものの割合が10
%以下である。本発明の態様は、この粒状植物性たん白
を粉砕し篩別し2mm未満のものを採取したものであ
る。通常の大きさの粒状植物性たん白を揚げ物の衣材に
使用すると粒状物のごわごわとした食感を感じ好ましく
ない。
【0008】又、特開平11−46712号公報には、
フライ可能な食用粒状物をから揚げ粉に混合したことを
特徴としたから揚げ粉に関する技術開示がある。食用粒
状物には粒状植物性たん白も含まれる。
【0009】しかし、これはから揚げの表面に適度な凹
凸感をだすのが目的であり、本発明の目的、即ち、衣の
歯切れ、曳きの軽減、口溶けの改善等の目的とは異な
る。更に食用粒状物は幅2mm〜5mmとの記載があ
り、本発明の微粒状植物性たん白と大きさも異なる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
では困難な口溶けが良好で衣の曳きを感じず、さくさく
と歯切れの良い食感を長時間維持する揚げ物用衣材を提
供することを目的とした。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前記課題を
解決すべく鋭意研究するなかで、粒状植物性たん白を粉
砕し篩別した最大粒径が2.0mm未満の微粒状植物性
たん白を揚げ物用衣材として用いることにより課題を解
決できる知見を得て、本発明を完成するに到った。即
ち、本発明は、加熱変性し水不溶化した最大粒径2.0
mm未満の微粒植物性たん白を衣材中に含有することを
特徴とする揚げ物用衣材である。この微粒状植物性たん
白は衣材の粉体中1〜38重量%、好ましくは5〜35
重量%、より好ましくは15〜30重量%含まれるのが
適当である。又、本発明は加熱変性し水不溶化した最大
粒径2.0mm未満の微粒状植物性たん白を衣材中に含
有する衣材を用いて調製した揚げ物である。
【0012】
【発明の実施の形態】通常、揚げ物は具材に衣をつけて
フライした食品で、豚カツ、コロッケ、天ぷら、かき揚
げなどを例示することが出来る。そして、衣材は、揚げ
物の具材に直接ふりかけるまぶし粉として、或いは水な
どに分散させた衣液、バッター液にして使用することが
出来る。衣材の組成は、従来技術の項で述べたように、
小麦粉又は/及び澱粉を主成分とする種々の原料を用い
ることが出来る。
【0013】本発明の衣材は、通常の組成の衣材中に、
加熱変性し水不溶化した最大粒径2.0mm未満の微粒
状植物性たん白を含有させることに特徴を有する。植物
性たん白としては、植物性由来のたん白であれば任意に
使用することができるが、例えば大豆たん白、小麦たん
白等が挙げられる。また大豆たん白の場合は、脱脂大
豆、濃縮大豆たん白、分離大豆たん白、豆乳粉末等の使
用も可能である。
【0014】加熱方法としては、乾熱もしくは湿熱加
熱、及び間接もしくは直接加熱を問わず、植物性たん白
が熱変性して水不溶性となる方法を用いれば良い。例え
ば植物性たん白を主成分として、その他澱粉などの原料
を含んで水系下にエクストルーダーのような加熱装置を
用いてたん白が変性するに十分なほど(例えば100〜
200℃)加圧加熱し、押出しにより膨化させ、「組織
状植物性たん白」とする方法も用いることができる。ま
た植物性たん白をロースター等により焙煎する方法も用
いることができる。
【0015】本発明において水不溶性の植物性たん白と
は水に溶解しない植物性たん白のことを言い、上記の組
織状植物性たん白を例示できる。例えば分離大豆たん白
は水に溶解するので含めない。水不溶性の植物性たん白
は分離大豆たん白のように加熱凝固性(ゲル化性)を有
しない。
【0016】水不溶性の植物性たん白を微粒状とする方
法としては、一般的に使用されている粉砕方法を使用す
ることができる。例えば、上記の組織状植物性たん白を
粉砕し、篩分けにより微細化画分を得ることが適当であ
る。植物性たん白が大豆たん白の場合、組織状大豆たん
白を粉砕してもいいし、篩で篩分けした製品としての
「組織状大豆たん白」を選別した後の、いわゆる篩下と
いわれる微細な粉を利用することも出来る。又、粒状小
麦たん白を所望の大きさまで粉砕し乾燥したものでも良
い。
【0017】水不溶性の微粒状植物たん白は、分離大豆
たん白等の他の植物性たん白と異なり加熱凝固性を有し
ないため、衣としての皮膜形成や骨格形成には寄与せず
に、衣材中で断点を作る機能を有する。衣材中に物理的
に形成された断点により、衣に適度な脆さを付与するこ
とが可能になり、衣の曳きを軽減し、歯切れの良さを発
現しているものと思われる。
【0018】微粒状にした組織状植物性たん白は一旦多
孔質に膨化した組織を微細に粉砕しているため、保水性
が低下している。このため、フライ時の水飛びに優れ、
からっとし、さくさくとした好ましい食感になる。ま
た、フライすることでゲル化やフィルム化などの熱変性
が起こりにくく、水分が蒸散した後にフライ油が吸着
し、揚げ物の具材からの水分移行を抑制し、長時間良好
な食感を維持することが出来る。これに比べ、微粒状に
していない水不溶性の組織状植物性たん白の場合、多孔
質に膨化した組織に物理的に水を吸着させることができ
るため保水性を有し、良好な食感が得られない。
【0019】微粒状植物性たん白は最大粒径2.0mm
未満、好ましくは1.8mm未満、より好ましくは0.
2mm以上1.0mm未満が適当である。最大粒径と
は、その粒径の篩いをパスした粒径をいう。従って最大
粒径2mm未満とは最大径2mmの篩いをパスした粒径
をいう。この範囲に粉砕することで油ちょう後にごわご
わした食感にならず、さくさくとした軽い食感となり、
衣の曳きを感じにくく、口溶けが良く、歯切れの良い衣
となる。粒径が大きすぎるとフライ後の食感がごわごわ
したり、粒状物のテクスチャーを感じ所望の食感が得ら
れない。
【0020】この微粒状植物性たん白は衣材の粉体中1
〜38重量%、好ましくは5〜35重量%、より好まし
くは15〜30重量%用いることが適当である。この微
粒状植物性たん白の割合は、粉体をまぶす態様において
はこの粉体全体での割合を云う。又、油脂や水を加えて
バッターとして用いるときは、衣材は水や油脂を除く粉
体原料中の微粒状植物性たん白の割合を云う。又、バッ
ター付けした後にパン粉をまぶす場合は、パン粉は衣材
には含まない。衣材における微粒状植物性たん白の含有
量が少ないと、十分な効果が得られず、含有量が多すぎ
ると、衣の食感が脆くなりすぎたり、特有の匂いが生
じ、フライ食品の種類によっては好ましくない場合があ
る。
【0021】衣材には小麦粉、澱粉に加え、所望により
熱凝固性たん白を含ませる場合がある。大豆たん白、卵
白のような動植物性熱凝固性たん白は衣におけるボディ
ー形成やフィルム形成などの効果が得られることによ
る。反面、衣が強くなりすぎたり、硬くなりすぎたり、
目的によっては不都合を生じる場合がある。したがっ
て、このような場合には衣材中に微粒状植物性たん白と
熱凝固性たん白を併用することが好ましい。微粒状植物
性たん白を併用することで、衣部に断点を作成し強固に
なりすぎた衣にさくさを付与したり、衣の曳きを軽減し
たりなどの効果が得られやすいためである。
【0022】熱凝固性たん白とは、水系下に加熱すると
凝固する(ゲル化する)性質を有するたん白で、例え
ば、大豆たん白、小麦粉中に含まれる小麦たん白などの
植物性たん白、乳たん白、卵白、魚肉、畜肉などの動物
性たん白を挙げることが出来る。かかる熱凝固性たん白
は、衣材中においてボディーを形成するが、配合量が多
いと衣が硬くなりやすく、曳きも感じやすくなる。熱凝
固性たん白は衣材の粉体中1〜40重量%、好ましくは
2〜20重量%、より好ましくは5〜15重量%が適当
である。
【0023】衣材は前述したように粉のまま用いること
も出来るが、水を加えてバッターとして利用することも
出来る。本発明の衣材をバッターとして利用する場合、
適当な粘度になるように加水することが出来る。バッタ
ーの粘度は中種に付着させたいバッター量などによって
適宜調整することが出来るが、数百〜数千m・Pasの範囲
が一般的である。その際、粘度を調節する為にガム質な
どの増粘剤などを使用することができるし、味付けのた
めに既知の調味料を添加することも可能である。更に
は、着色料、着香料、乳化剤、その他の食品添加物を含
有することを妨げない。
【0024】衣材は小麦粉及び/又は澱粉類を主原料と
して微粒状植物性たん白を含むが、そのほかに前述のよ
うな熱凝固性たん白を併用することも出来るだけでな
く、以下に記載するように食用粉、乳化剤、多糖類、ガ
ム質、その他の食品添加物を用いることが出来る。衣材
をバッターとして利用する場合は、油脂を含むものが良
いが、該バッターには適時、調味料や増粘剤、乳化剤な
どを含むことができる。
【0025】小麦粉は強力粉、準強力粉、中力粉、薄力
粉などを用いることができるが、グルテン含量の低い薄
力粉は好適である。また、該小麦粉を適時焙焼したもの
は、バッター粘度が安定しており更に好ましい。
【0026】澱粉としては、小麦、コーン、ワキシーコ
ーン、米などの穀物澱粉、馬鈴薯、タピオカ等の芋類澱
粉、小豆、いんげん豆、ササゲ、そら豆、及びその他の
豆類等に由来するものやいずれにも該当しないサゴ澱粉
などが列挙できる。これらを原料とする焙焼デキストリ
ン、酵素変性澱粉、酸分解澱粉、酸化澱粉、エステル化
澱粉、エーテル化澱粉、架橋澱粉、アルファー化澱粉、
湿熱処理澱粉などの加工澱粉等を用いることができる。
【0027】油脂は、食用に適するものであれば特に制
限はなく、パーム油、大豆油、菜種油、コーン油、綿実
油、ひまわり油、ヤシ油、シア油等の植物性油脂、牛
脂、豚脂、魚油、乳脂などの動物性油脂等が列挙でき、
上記油脂単独、又は混合油脂、あるいはそれらの部分水
素添加、水添分別、分別、エステル交換などの加工を施
した油脂などを利用することができるし、これらを粉末
化した油脂であっても構わない。
【0028】油脂は衣材がバッターの場合、バッター全
体の10〜25重量%好ましくは12〜20重量%、よ
り好ましくは15〜18重量%が適当である。油脂を添
加することで、衣の食感が軽くなりクリスピーになる効
果があるが、多く添加すると衣が油っぽくなり好ましく
ない。
【0029】又、本発明は加熱変性し水不溶化した最大
粒径2.0mm未満の微粒状植物性たん白を衣材中に含
有する衣材を用いて調製した揚げ物である。揚げ物とし
ては前述のように、バッター液を塗布してフライした
り、衣材を直接まぶしてフライしたりし製造される、豚
カツ、コロッケ、天ぷら、かき揚げなどを例示すること
が出来る。
【0030】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。 実施例1及び比較例 2倍重量の温水に対して日本食研(株)製の「クックコ
ロッケ」(コロッケの具材の素)を添加し、均一になる
ようによく混合し、冷却したコロッケの中種生地を、ド
ラム式の成型機(日本キャリア工業(株)製)を用いて
1個35gになるように成型した。この中種1個に対し
て、バッター10g、パン粉10gを付け、175℃で
3分間フライした。バッターは予め必要な粉体資材をプ
レミックスしたものを、5℃の冷水に分散させて調製し
た。そのバッターの配合を表1に示した。尚、バッター
に使用している微粒状大豆たん白は、脱脂大豆を主原料
とし、エクストルーダーにより押し出して膨化させた組
織状大豆たん白(加熱変性し水不溶化したもの)をアー
シェル社製コミットロールにて粗粉砕し、乾燥ラインに
て水分10%以下となるよう乾燥した粒状大豆たん白
「ニューフジプロ12S」(不二製油(株)製)を、ゴ
ミタ社製粉砕機にて微粉砕することにより作製した。微
粒状植物性たん白としては、最大粒径の異なる4種類
(〜)を用いた。最大粒径は以下のように定義し
た。即ち、微粒化した試料を篩い振動機(IIDASEISAKUS
YO製)を用い、自動的に振動を与えながら、各種サイズ
のメッシュの篩いを大きい方から通過させ、試料が全て
通過する最も小さいメッシュ目開きの大きさを最大粒径
とした。表1に記載の微粒状大豆たん白は、10メッ
シュ(目開き1.7mm)を全て通過するが、これより
細かいメッシュのふるいは全ては通過しないため、最大
粒径を1.7mmとした。また、微粒状大豆たん白
は、18.5メッシュ(目開き0.85mm)を全て通
過するが、これより細かいメッシュのふるいは全ては通
過しないため、最大粒径を0.85mmとした。
【0031】 (表1) A、Bは比較例。C〜Eは実施例。 (単位:重量部) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 原材料 A B C D E −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 粉末状大豆たん白 27 27 27 27 27 薄力粉 5 5 5 5 5 酸化澱粉 60 50 50 50 50 α化澱粉 5 5 5 5 5 微粒状大豆たん白 0 10 0 0 0 (最大粒径4.0mm) 微粒状大豆たん白 0 0 10 0 0 (最大粒径1.7mm) 微粒状大豆たん白 0 0 0 10 0 (最大粒径1.4mm) 微粒状大豆たん白 0 0 0 0 10 (最大粒径0.85mm) 乳化剤 2 2 2 2 2 増粘剤 1 1 1 1 1 乳化油脂 50 50 50 50 50 水 350 350 350 350 350 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 合計 500 500 500 500 500 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0032】フライしたコロッケを室温にて6時間放置
したものをフライ直後のコロッケと比較検討した。ま
た、フライ後に急速冷凍したコロッケを−18℃にて2
週間及び6週間保管し、電子レンジにて解凍調理したも
のも同様に比較検討した。評価の結果を表2〜4に示
す。食感評価は10人のパネラーに5点満点として優れ
ている順に5から1の段階評価をしてもらい、平均点で
示した。
【0033】 (表2) フライ加熱後6時間経過後の評価 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− A B C D E −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− さくさく感 2.3 2.8 3.9 4.0 4.1 衣の歯切れ 2.5 1.3 3.8 3.9 4.2 衣の曳きの弱さ 2.2 2.5 4.1 4.1 4.3 口溶け 2.5 1.9 3.8 3.9 4.1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 総合評価 2.4 2.2 3.9 3.9 4.2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0034】 (表3) 2週間冷凍後の評価 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− A B C D E −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− さくさく感 2.4 2.5 4.1 4.1 4.3 衣の歯切れ 2.2 1.8 3.9 4.0 4.5 衣の曳きの弱さ 2.1 2.9 4.2 4.2 4.2 口溶け 2.1 1.5 3.6 3.8 4.2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 総合評価 2.2 2.3 3.8 3.9 4.3 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0035】 (表4) 6週間冷凍後の評価 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− A B C D E −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− さくさく感 1.3 1.5 3.8 3.9 4.0 衣の歯切れ 1.1 0.9 3.6 3.8 4.1 衣の曳きの弱さ 1.2 1.9 3.8 3.8 3.8 口溶け 1.6 1.2 3.5 3.6 3.9 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 総合評価 1.4 1.5 3.7 3.7 3.9 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0036】微粒状大豆たん白の配合しなかった試験区
Aは衣のさくさく感に満足できるものでなく、衣の曳き
が強く、歯切れの悪さを感じた。また、最大粒径の大き
い微粒状大豆たん白を添加した試験区Bは、衣の食感が
ごわごわしており、衣部にざらつきを感じ好ましくなか
った。しかし、微粒状大豆たん白(最大粒径1.7m
m)、微粒状大豆たん白(最大粒径1.4mm)及
び、微粒状大豆たん白(最大粒径0.85mm)を配
合した試験区(C〜E)はフライ後だけでなく、冷凍後
においても歯切れの良い、さくさくとした食感で、口溶
けが良好で衣の曳きが少なくなっていた。
【0037】実施例2 2倍重量の温水に対して日本食研(株)製の「クックコ
ロッケ」(コロッケの具材の素)を添加し、均一になる
ようによく混合し、冷却したコロッケの中種生地を、ド
ラム式の成型機(日本キャリア工業(株)製)を用いて
1個35gになるように成型した。この中種1個に対し
て、バッター10g、パン粉10gを付け、175℃で
3分間フライした。バッターは予め必要な粉体資材をプ
レミックスしたものを、5℃の冷水に分散させて調製し
た。そのバッターの配合を表5に示した。
【0038】 (表5) F,Gは比較例。H〜Kは実施例。 (単位:重量部) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 原材料 F G H I J K L −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 粉末状大豆たん白 27 27 27 27 27 27 27 薄力粉 5 5 5 5 5 5 5 酸化澱粉 60 59.5 59 35 35 20 20 α化澱粉 5 5 5 5 5 5 5 微粒状大豆たん白 0 0.5 1 5 25 35 40 乳化剤 2 2 2 2 2 2 2 増粘剤 1 1 1 1 1 1 1 乳化油脂 50 50 50 50 50 50 50 水 350 350 350 350 385 400 435 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 合計 500 500 500 480 535 545 585 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0039】フライしたコロッケを室温にて6時間放置
したものをフライ直後のコロッケと比較検討した。ま
た、フライ後に急速冷凍したコロッケを−18℃にて2
週間及び6週間保管し、電子レンジにて解凍調理したも
のも同様に比較検討した。評価の結果を表6〜8に示
す。食感評価は10人のパネラーに5点満点として優れ
ている順に5から1の段階評価をしてもらい、平均点で
示した。
【0040】 (表6) フライ加熱後6時間経過後の評価 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− F G H I J K L −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− さくさく感 2.3 2.7 3.5 3.9 4.5 4.4 4.1 衣の歯切れ 2.5 3.1 3.6 3.7 4.5 4.4 4.5 衣の曳きの弱さ 2.2 2.8 3.7 4.0 4.6 4.6 4.2 口溶け 2.5 2.8 3.6 3.8 4.3 4.1 3.6 風味 3.9 3.9 4.0 3.9 3.5 3.1 2.1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 総合評価 2.5 2.7 3.6 3.8 4.5 4.4 3.5 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0041】 (表7) 2週間冷凍後の評価 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− F G H I J K L −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− さくさく感 2.4 2.5 3.5 3.9 4.6 4.5 4.2 衣の歯切れ 2.2 2.5 3.6 3.8 4.6 4.4 4.1 衣の曳きの弱さ 2.1 2.7 3.8 4.1 4.7 4.5 4.2 口溶け 2.1 2.5 3.4 3.6 4.4 4.2 3.6 風味 3.8 3.8 3.6 3.9 3.3 2.9 2.3 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 総合評価 2.2 2.5 3.6 3.9 4.6 4.3 3.8 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0042】 (表8) 6週間冷凍後の評価 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− F G H I J K L −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− さくさく感 1.3 1.8 3.3 3.7 4.1 3.9 3.7 衣の歯切れ 1.1 1.6 3.2 3.6 4.2 4.0 3.6 衣の曳きの弱さ 1.2 1.9 3.4 3.8 4.0 4.1 3.5 口溶け 1.6 1.9 3.1 3.6 3.9 3.8 3.1 風味 3.7 3.7 3.8 3.7 3.2 2.8 1.9 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 総合評価 1.4 1.8 3.2 3.8 4.0 4.0 2.1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0043】なお、実施例において配合で使用した資材
を以下に示す。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 粉末状大豆たん白 プロフィット1000 (フジプロテインテクノロジー(株)) 酸化澱粉 ラスターゲンFO(日澱化学(株)) α化澱粉 アイエフ131(日本NSC(株)) 乳化剤 DKフォーマーFD30(第一工業製薬(株)) 増粘剤 ネオソフトXC(太陽化学(株)) 乳化油脂 ユニショートEF(不二製油(株)) 微粒状大豆たん白 ニューフジプロ12S(最大粒径4mm) 微粒状大豆たん白 ニューフジプロ12S(最大粒径1.7mm) 微粒状大豆たん白 ニューフジプロ12S(最大粒径1.4mm) 微粒状大豆たん白 ニューフジプロ12S(最大粒径0.85mm) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0044】いずれの試験区もフライ直後は良好な食感
であったが、試験区Fは経時的な食感変化が早く、すぐ
に歯切れの悪い、衣に曳きのある重い食感になってしま
い好ましくなかった。微粒状大豆たん白を添加するこ
とで、クリスピー感があり、サクサクとした歯切れの良
い食感となり、衣の曳きを感じにくく口溶けが良好にな
った。また、経時的な衣の劣化が起こりにくく良好であ
った。但し、試験区Gは改良度合いが小さいため、好ま
しくは1重量部添加されている試験区Hないし35重量
部添加されている試験区Kが好ましく、更には試験区I
及び試験区Jが良好であった。40重量部添加されてい
る試験区Lは、衣の食感が脆くなりすぎる傾向にあるの
と、パネラーによっては大豆固有の風味を感じるため、
微粒状植物性たん白の添加量は38重量部以下が望まれ
る。
【0045】
【発明の効果】本発明の衣材を使用することで、クリス
ピーでサクサクとした歯切れが良く、衣の曳きを感じに
くい口溶けの良いフライ食品を提供できる。更には、フ
ライ後長時間放置されたり、フライ済み冷凍食品が長期
間保管された後でも、フライ直後の好ましい衣の食感を
可及的に維持できるようになったものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B025 LB04 LG32 LG41 4B035 LC03 LE17 LG15 LK15 LP01 LP26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱変性し水不溶化した最大粒径2.0m
    m未満の微粒状植物性たん白を衣材中に含有することを
    特徴とする揚げ物用衣材。
  2. 【請求項2】微粒状植物性たん白を衣材の粉体中1〜3
    8重量%含有する請求項1記載の揚げ物用衣材。
  3. 【請求項3】衣材中に微粒状植物性たん白と熱凝固性た
    ん白を併用する請求項1又は請求項2記載の揚げ物用衣
    材。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の衣材を用
    いて調製した揚げ物。
JP2001163532A 2001-05-31 2001-05-31 揚げ物用衣材及びその衣材を用いた揚げ物 Expired - Lifetime JP4491705B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001163532A JP4491705B2 (ja) 2001-05-31 2001-05-31 揚げ物用衣材及びその衣材を用いた揚げ物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001163532A JP4491705B2 (ja) 2001-05-31 2001-05-31 揚げ物用衣材及びその衣材を用いた揚げ物

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002355001A true JP2002355001A (ja) 2002-12-10
JP2002355001A5 JP2002355001A5 (ja) 2008-06-26
JP4491705B2 JP4491705B2 (ja) 2010-06-30

Family

ID=19006483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001163532A Expired - Lifetime JP4491705B2 (ja) 2001-05-31 2001-05-31 揚げ物用衣材及びその衣材を用いた揚げ物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4491705B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011115064A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Yayoi Shokuhin Kk フライ様食品
JP2011244720A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Tablemark Co Ltd 油ちょう食品用バッター、油ちょう用加工食品、油ちょう食品、油ちょう食品の保存方法
CN103237461A (zh) * 2010-12-03 2013-08-07 不二制油株式会社 用于对流质面糊赋予粘度的试剂
JP2019208471A (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 クラシエフーズ株式会社 密封容器入り調理肉様加熱殺菌加工食品及びその製造方法、並びに密封容器入り調理肉様加熱殺菌加工食品表面の結着及びべたつき防止方法
JP2021048807A (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 日清オイリオグループ株式会社 加工食品生地および加工食品
CN114391563A (zh) * 2022-02-09 2022-04-26 苏州罗得威尔生物科技有限公司 一种煎炸预拌粉及其制备方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011115064A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Yayoi Shokuhin Kk フライ様食品
JP2011244720A (ja) * 2010-05-25 2011-12-08 Tablemark Co Ltd 油ちょう食品用バッター、油ちょう用加工食品、油ちょう食品、油ちょう食品の保存方法
CN103237461A (zh) * 2010-12-03 2013-08-07 不二制油株式会社 用于对流质面糊赋予粘度的试剂
JP2019208471A (ja) * 2018-06-08 2019-12-12 クラシエフーズ株式会社 密封容器入り調理肉様加熱殺菌加工食品及びその製造方法、並びに密封容器入り調理肉様加熱殺菌加工食品表面の結着及びべたつき防止方法
JP7028447B2 (ja) 2018-06-08 2022-03-02 クラシエフーズ株式会社 密封容器入り調理肉様加熱殺菌加工食品及びその製造方法、並びに密封容器入り調理肉様加熱殺菌加工食品表面の結着及びべたつき防止方法
JP2021048807A (ja) * 2019-09-26 2021-04-01 日清オイリオグループ株式会社 加工食品生地および加工食品
JP7376297B2 (ja) 2019-09-26 2023-11-08 日清オイリオグループ株式会社 加工食品生地および加工食品
CN114391563A (zh) * 2022-02-09 2022-04-26 苏州罗得威尔生物科技有限公司 一种煎炸预拌粉及其制备方法
CN114391563B (zh) * 2022-02-09 2024-01-26 苏州罗得威尔生物科技有限公司 一种煎炸预拌粉及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4491705B2 (ja) 2010-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0723739A (ja) 膨化食品の製造方法及び膨化食品生地
JP5494900B1 (ja) 粒状澱粉組成物
JP5020371B2 (ja) 揚げ物衣用組成物および揚げ物
JPWO2007072770A1 (ja) 水分移行抑制フライ食品
JP2002051718A (ja) 揚げ物用衣組成物
JP4723434B2 (ja) から揚げ粉及びそれを用いたから揚げ
JP2683840B2 (ja) 加工澱粉の製造法
JP4165988B2 (ja) 和風スナック用生地組成物及びそれを用いた和風スナックの製造方法
JP2004180516A (ja) 菓子及びその製造法
JP2003310187A (ja) 低カロリー食品素材
JP4491705B2 (ja) 揚げ物用衣材及びその衣材を用いた揚げ物
JPH09224601A (ja) パン粉様食品の製造法
JP3368368B2 (ja) 揚げ物用衣材
JP4527023B2 (ja) 加工デンプン及びその製造方法、並びにミックス粉、バッター液、フライ食品
JP2009082024A (ja) まぶしタイプの揚げ物用衣材及び該衣材を用いた揚げ物
JP2791141B2 (ja) 膨化食品
JP2008237120A (ja) フライ食品用まぶし材
JPH08266239A (ja) 衣材、フライ済み食品及び電子レンジ加熱用フライ済み冷凍食品
JP4564475B2 (ja) 膨化食品および膨化食品用材料
JP2003180256A (ja) 肉様食品素材並びにこれを用いた肉様食品
JPH08149957A (ja) フライ用ミックス組成物及びこれが付着されてなる加熱調理用被覆食品材料、並びに食品の製造方法
JPH1175749A (ja) 揚げ物衣用小麦粉組成物の製造法
CN114502008A (zh) 没有使用动物源性原料的鳗鱼样食品及其制备方法
JP3541096B2 (ja) バッター液、マイクロ波調理用冷凍油揚げ食品及びその製造法
JP4284845B2 (ja) フライ用衣材

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080512

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091219

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100311

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4491705

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term