JP2002354793A - 電源装置および画像形成装置 - Google Patents

電源装置および画像形成装置

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JP2002354793A
JP2002354793A JP2001149159A JP2001149159A JP2002354793A JP 2002354793 A JP2002354793 A JP 2002354793A JP 2001149159 A JP2001149159 A JP 2001149159A JP 2001149159 A JP2001149159 A JP 2001149159A JP 2002354793 A JP2002354793 A JP 2002354793A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源SWが開いた時に、複数のスイッチング
電源回路の出力を所定シーケンスで停止する。この信頼
性を高くする。シーケンスを調整可とする。HDD等の
装備機器の電源遮断による誤動作,故障を防止。 【解決手段】 画像形成の高負荷に給電する電源回路4
および制御系回路に給電する電源回路5,6,それらに
直流電圧を与える整流平滑回路3,これに商用交流を与
える電源SW 2,及び、電源回路4,5にPWM1,
PWM2を与え、電源SW 2の突然開又は電源電圧低
下に対応して、RAM7cに保持する順番テーブルの順
番およびタイミングに従って各電源回路4,5,6の電
源出力を停止する信号処理装置DSP7、を含む電源装
置80;を備える画像形成装置。DSP7は、電源出力
を停止する前に画像形成制御手段61,51に電源SW
2のOFFを報知し、HDD66の書込みを終了する。
順番テーブルはNVRAM26aに保持し書替え可、R
AM7cに転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つの元電源から
給電される複数の電源回路を含み各電源回路から負荷に
給電する電源装置及びそれを用いる画像形成装置に関
し、特に、元電源の給電停止又は電圧低下のときの各電
源回路の電源出力の停止制御に関する。この画像形成装
置の代表的なものは、複写機,プリンタあるいはファク
シミリである。
【0002】 〔発明の詳細な説明〕
【従来技術】例えば、商用交流を入力し、整流平滑後の
直流電圧を高周波数でスイッチングして、トランスの1
次巻線に印加して、トランスの2次巻線に誘起した電圧
を整流して直流電圧を出力するスイッチング電源回路
が、多くの電気機器に用いられている。この電源回路の
出力電圧は、これを検出してスイッチングの比率すなわ
ちPWMパルスのデューティを制御することで、定電圧
に安定化する。最近はこれを、例えばデジタルシグナル
プロセッサ(DSP)を用いて、デジタル制御により行
っている例もある。
【0003】特開2000−92744号公報には、オ
プション側へ給電している24V系統に異常が生じたこ
とを検知すると、制御系電源系統5Vから補助的に生成
している10V電源を、オプション側に給電する電源装
置が開示されている。
【0004】特開2000−333459号公報には、
駆動系に給電する電源回路と制御系に給電する電源回路
を備え、省エネ条件が成立した時に、制御系電源回路よ
り給電されるマイコンからの指示に応答して、駆動系へ
の電源供給を遮断する手段を備えた電源装置が開示され
ている。駆動系電源回路の出力が過電流であることを検
出すると、駆動系への電源供給を遮断し、過電流保護を
行う。
【0005】特開2000−14144号公報に開示
の、DSPによるPWM制御の電源装置では、トランス
2次側の出力回路を流れる電流値を検出し、検出値が所
定値を越えると、スイッチングを強制的に停止させるラ
ッチ回路と、DSPが発生するPWMパルスをスイッチ
ングドライバに与える信号ラインに介挿したアンドゲー
トと、スイッチングがオフ状態に移行すると前記ラッチ
回路をリセットするリセット回路とを備え、過電流検出
信号でラッチ回路をセットして、そのセット時出力で、
アンドゲートを閉じ、その後のPWMパルスのスイッチ
オンレベルへの変化に同期してリセット回路が前記ラッ
チ回路をリセットする。この、トランス2次側の過電流
に応答してトランス1次側のスイッチングをオフにする
過電流保護は、PWMパルスの1周期内のスイッチング
オン期間に行われるパルスバイパルスの過電流保護であ
る。出力回路には、もう一組の電流検出回路と電圧検出
回路があり、それらの検出信号が、PWMパルスの周期
よりも長い制御周期でデジタル変換してDSPに読み込
まれ、PWMパルスのデューティの決定に参照される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】商用交流を整流平滑化
してスイッチング電源回路に直流電圧を給電する整流平
滑回路への交流電路を開閉するメインスイッチが開かれ
ても、該整流平滑回路の平滑コンデンサに残留電圧があ
るので、メインスイッチが開かれた後、平滑コンデンサ
に溜まっている電荷がなくなるまでスイッチング電源回
路が出力を続ける。メインスイッチが閉から開に切換っ
てからスイッチング電源回路が出力を停止するまでの時
間は、大略で、平滑コンデンサおよびスイッチング電源
回路の容量で定まる。したがって従来はこの時間を平滑
コンデンサ容量などで調整し、設定を行っていた。
【0007】ところで、近年の機器あるいは装置には、
各種の情報処理機器を組み込むものがある。たとえばデ
ジタル複写機には、原稿スキャナ又はホストパソコンか
ら読み込んだ原稿画像をHDD(ハードディスク)に記
憶するよう、HDDを搭載しているタイプがある。この
ようなタイプの場合、HDDのリード中、あるいはライ
ト中にHDDへの電源供給が突然遮断されると、HDD
が破損する可能性もある。
【0008】そこで、AC電源入力電圧が低下すると
き、複写機のシステムコントローラまたはプロセスコン
トローラによって、複数のスイッチング電源回路の動作
を制御するコントローラ(たとえばDSP)に、規定順
番かつ規定時間間隔にて電源回路を順次出力停止する指
令をシーケンシャルに与えて、所定シーケンスで複数の
スイッチング電源回路の出力を停止することが考えられ
る。しかし、電源装置のコントローラ(DSP)と複写
機のシステムコントローラとの通信エラー時、あるいは
システムコントローラのCPU暴走時などには、規定順
番かつ規定時間間隔にて出力停止が行えない。
【0009】本発明は、メインスイッチが開いた時に、
複数のスイッチング電源回路の出力を所定シーケンスで
停止することを第1の目的とし、この所定シーケンスの
実現の信頼性を高くすることを第2の目的とし、シーケ
ンスの更新あるいは調整を可能にすることを第3の目的
とする。画像形成装置のメインスイッチがいきなり開か
れても、HDD等の装備機器の読み書き動作中などの電
源供給遮断を防ぐことを第4の目的とする。画像形成装
置のメインスイッチがいきなり開かれる場合の複数のス
イッチング電源回路の各出力電圧立下りのバラツキによ
る画像形成装置の誤動作、あるいは破損発生を防止する
ことを第5の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)トランス(TR11,TR
21),該トランスの1次巻線にPWMパルスに応答して
スイッチング給電する1次側回路(DRIV11,21,FET11,2
1)、および、該トランスの2次巻線に発生する電圧を整
流し負荷に給電する2次側回路(D11-C11,D21-C21)、を
含む、複数のスイッチング電源回路(4,5,6);前記1次
側回路に直流電圧を与える整流平滑回路(3);交流電源
(AC)と前記整流平滑回路(3)の間に介挿されたメインス
イッチ(2);及び、前記1次側回路に前記PWMパルス
を与え、前記メインスイッチ(2)の開又は前記整流平滑
回路(3)の電圧低下に対応して、メモリ(7c)に保持する
停止順番および停止タイミングに従って各スイッチング
電源回路(4,5,6)の電源出力を停止するデジタル信号処
理装置(7);を備える電源装置。
【0011】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素,相当要素又
は対応事項の記号を、参考までに付記した。以下も同様
である。
【0012】これによれば、メインスイッチ(2)が開く
と、あるいはメインスイッチ(2)の開もしくはその他の
原因により整流平滑回路(3)の電圧が低下すると、デジ
タル信号処理装置(7)が、メモリ(7c)に保持する停止順
番および停止タイミングに従って各スイッチング電源回
路(4,5,6)の電源出力を停止する。従って、メモリ(7c)
に、メインスイッチ(2)がいきなり開かれる場合の負荷
側のトラブルを回避もしくは最小限とする停止順番およ
び停止タイミング、すなわち最適な電源停止シーケン
ス、を設定しておくことにより、負荷側のトラブルを避
ける又は最小限にすることができる。
【0013】デジタル信号処理装置(7)がメモリ(7c)か
ら停止順番および停止タイミングを得てそれに基づいて
停止制御を行うので、デジタル信号処理装置(7)と負荷
側のコントローラたとえば複写機のシステムコントロー
ラとの通信が阻害される場合や、システムコントローラ
のCPUが暴走するときでも、最適な電源停止シーケン
スが実現し、その信頼性が高い。
【0014】
【発明の実施の形態】(2)前記デジタル信号処理装置
(7)は、前記スイッチング電源回路(4,5,6)の1つの出力
電圧を受ける受電端子(Vcc)を有し;電源装置は更に、
バッテリ(B1)および前記メインスイッチ(2)からスイッ
チング電源回路(4,5,6)に至るラインから給電されて該
バッテリ(B1)を前記受電端子(Vcc)に接続するスイッチ
手段(RAC,RA1,RA2)を更に備える;上記(1)の電源装
置。
【0015】これによれば、メインスイッチ(2)が開か
ら閉になると、これによる上記ラインからの給電によ
り、スイッチ手段(RAC,RA1,RA2)がバッテリ(B1)を受電
端子(Vcc)に接続する。これによってスイッチング電源
回路(4,5,6)が動作し、PWMパルスを出力し、スイッ
チング電源回路(4,5,6)が動作して電源出力が立上る。
1つのスイッチング電源回路(6)の電源出力が受電端子
(Vcc)に加わり、それからは、バッテリ(B1)電力の消費
は実質上無くなる。
【0016】その後メインスイッチ(2)が開に切換る
と、上記ラインからの給電が止まることにより、スイッ
チ手段(RAC,RA1,RA2)がバッテリ(B1)を受電端子(Vcc)か
ら遮断する。しかし、デジタル信号処理装置(7)がPW
Mパルスを出力しているので、前記1つのスイッチング
電源回路(6)がデジタル信号処理装置(7)の受電端子(Vc
c)への給電を継続するので、整流平滑回路(3)の平滑コ
ンデンサの残留電荷が十分にある間は、デジタル信号処
理装置(7)は電源停止制御を実行出来る。デジタル信号
処理装置(7)が前記1つのスイッチング電源回路(6)への
PWMパルス出力を停止すると、デジタル信号処理装置
(7)の受電端子(Vcc)への給電が消えるので、デジタル信
号処理装置(7)は動作を停止する。電源停止制御ではバ
ッテリ(B1)電力は消費されない。
【0017】(3)前記スイッチ手段(RAC,RA1,RA2)
は、前記バッテリ(B1)を前記受電端子(Vcc)に接続/非
接続を示す端子(RA2が接離するSWin側の接点)を有し;
前記デジタル信号処理装置(7)は、該端子の「接続」(SW
in=H)から「非接続」(SWin=L)へのレベル切換りに対応
して、メモリ(7c)に保持する停止順番および停止タイミ
ングに従って各スイッチング電源回路(4,5,6)の電源出
力を停止する;上記(2)の電源装置。
【0018】すなわちこれは、メインスイッチ(2)の閉
に応答してデジタル信号処理装置(7)に起動用のバッテ
リ電圧を印加するスイッチ手段(RAC,RA1,RA2)が、メイ
ンスイッチ(2)の閉から開への切換りの検出に併用する
態様である。メインスイッチ(2)の開閉あるいは入力交
流電圧の低下を検出する別途の手段の付加が必要無く、
電源停止制御のための回路付加や処理プログラムが簡略
になる。
【0019】(4)オペレータの指示を入力する手段(2
1〜24),表示手段(26d,26f),入力読込み及び表示を制
御する操作部制御手段(25),情報読み書き装置(66),作
像機構(101-122)および顕像形成制御手段(61,51)を有
し、画像信号に対応した顕像を用紙上に形成する顕像形
成装置(100);および、それぞれが、トランス,該トラ
ンスの1次巻線にPWMパルスに応答してスイッチング
給電する1次側回路および該トランスの2次巻線に発生
する電圧を整流し負荷に給電する2次側回路、を有す
る、前記顕像形成装置の高電力消費負荷に給電する高出
力直流電源回路(4)および制御系回路に給電する低出力
直流電源回路(5,6),前記1次側回路に直流電圧を与え
る整流平滑回路(3),交流電源(AC)と前記整流平滑回路
(3)の間に介挿されたメインスイッチ(2),及び、前記1
次側回路に前記PWMパルスを与え、前記メインスイッ
チ(2)の開又は前記整流平滑回路(3)の電圧低下に対応し
て、メモリ(7c)に保持する停止順番および停止タイミン
グに従って各スイッチング電源回路(4,5,6)の電源出力
を停止するデジタル信号処理装置(7)、を含む電源装置
(80);を備える画像形成装置。
【0020】これによれば、メインスイッチ(2)が開く
と、あるいはメインスイッチ(2)の開もしくはその他の
原因により整流平滑回路(3)の電圧が低下すると、デジ
タル信号処理装置(7)が、メモリ(7c)に保持する停止順
番および停止タイミングに従って各スイッチング電源回
路(4,5,6)の電源出力を停止する。従って、メモリ(7c)
に、メインスイッチ(2)がいきなり開かれる場合の顕像
形成装置(100)のトラブルを回避もしくは最小限とする
停止順番および停止タイミング、すなわち最適な電源停
止シーケンス、を設定しておくことにより、顕像形成装
置(100)のトラブルを避ける又は最小限にすることがで
きる。
【0021】デジタル信号処理装置(7)がメモリ(7c)か
ら停止順番および停止タイミングを得てそれに基づいて
停止制御を行うので、デジタル信号処理装置(7)と顕像
形成装置(100)のコントローラたとえばシステムコント
ローラとの通信が阻害される場合や、システムコントロ
ーラのCPUが暴走するときでも、最適な電源停止シー
ケンスが実現し、その信頼性が高い。
【0022】(5)前記デジタル信号処理装置(7)は、
前記メインスイッチ(2)の開又は前記整流平滑回路(3)の
電圧低下に対応してまず前記顕像形成制御手段(61,51)
にそれを報知し、それからメモリ(7c)に保持する停止順
番および停止タイミングに従って各スイッチング電源回
路(4,5,6)の電源出力を停止し;前記顕像形成制御手段
(61,51)は、前記報知に対応して前記情報読み書き装置
(66)に終了指示信号を与える、上記(4)の画像形成装
置。
【0023】これによれば、電源停止となる前に顕像形
成制御手段(61,51)が情報読み書き装置(66)に終了指示
信号を与えるので、情報読み書き装置(66)はそこで電源
停止に適応しうる動作終了状態に遷移する。これによ
り、電源停止による情報読み書き装置(66)のトラブルが
回避出来る。読み書きデータの毀損を避ける又は最小限
にすることができる。
【0024】(6)画像形成装置は更に、前記停止順番
および停止タイミングを記憶する不揮発性記憶手段(26
a)を含み;前記デジタル信号処理装置(7)は、該不揮発
性記憶手段(26a)の停止順番および停止タイミングを自
己の内部メモリ(7c)に書込む、上記(4)又は(5)の
画像形成装置。
【0025】これによれば、デジタル信号処理装置(7)
に停止順番および停止タイミングを常時固定的に設定し
ておく必要が無く、デジタル信号処理装置(7)のシステ
ム構成を簡易に出来る。あるいはシステム設計が簡易に
なる。簡易なデジタル信号処理装置(7)を用いることが
できる。
【0026】(7)前記操作部制御手段(25)は、前記オ
ペレータの指示を入力する手段(21〜24)による変更指示
に対応して、前記不揮発性記憶手段(26a)の前記停止順
番および停止タイミングを変更する、上記(6)の画像
形成装置。
【0027】これによれば、不揮発性記憶手段(26a)の
停止順番および停止タイミングを書き変えることによ
り、電源停止シーケンスの変更又は調整をすることがで
きる。オプション機器又は回路の追加もしくは削除をす
るときには、それに対応して電源停止シーケンスを再設
定出来る。
【0028】(8)整流平滑回路(3),これを交流電源
に接続する電源SW(2),前記整流平滑回路(3)の直流出
力から複数の直流電圧を生成するスイッチング電源回路
(4,5,6)およびその直流電圧制御を行うデジタル信号処
理装置(DSP)を含む電源装置(80)を備える画像形成装置
において、電源SWのOFF信号(SWin=L)の発生を監視
し、電源SWのOFF信号(SWin=L)が発生すれば、規定
順番と時間間隔でスイッチング電源回路(4,5,6)の各直
流電圧の生成をOFFすることを特徴とする画像形成装
置。
【0029】電源SWのOFF信号(SWin=L)が発生すれ
ば、規定順番と規定時間間隔にてスイッチング電源回路
(4,5,6)の各直流電圧の生成をOFFするので、各直流
電圧のOFFタイミングのばらつきによる回路又は装置
の誤動作を生じることなく、画像形成装置本体の動作を
安全に停止させるという効果がある。
【0030】(9)電源SWのOFF信号(SWin=L)はデ
ジタル信号処理装置(DSP)にて監視し、デジタル信号処
理装置(DSP)が電源SWのOFF信号の発生を画像形成
装置本体に伝達する、上記(8)の画像形成装置。
【0031】画像形成装置本体は、OFF信号の発生が
伝達されると、ハードデイスク装置(HDD:66)がデ
ータ書き込み中などの場合は、ただちに動作終了を行う
ことができ、HDD(66)の故障などの可能性を防ぐ効果
がある。
【0032】(10)電源装置(80)に、電源SWがOF
Fに切換った時の各直流電圧OFFの規定順番および時
間間隔を記憶するメモリ(7c)を内蔵し、該メモリ(7c)の
規定順番および時間間隔は、画像形成装置本体からの指
示に基づき書き換え可能なことを特徴とする上記(8)
又は(9)の画像形成装置。
【0033】画像形成装置本体からの指令により、出力
電圧停止の規定順番および規定時間間隔の書き換えが出
来るので、電源SWがOFFに切換ったときの電源停止
シーケンスを変更あるいは調整出来る。停止順番および
規定時間間隔の微調整に有用である。また、これにより
周辺機の増設などによる、求められる規定順番及び又は
規定時間間隔が変更になった場合に容易に対応できると
言う効果がある。
【0034】また、電源装置(80)の内部にメモリ(7c)を
有することで、画像形成装置本体との通信エラーがあっ
た場合に電源SW(2)がOFFされても、電源装置(80)
自身のメモリデータを用いて、規定順番と規定時間間隔
にて、誤動作を防ぐように出力電圧を立ち下げることが
可能となる。
【0035】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明により明らかになろう。
【0036】
【実施例】図1に本発明の1実施例の複合機能複写機の
外観を示す。この複合機能複写機は、大略で、自動原稿
送り装置〔ADF〕30と、操作部20と、カラースキ
ャナ10と、カラープリンタ100と、中継ユニット3
2と、ステープラ及び作像された用紙を大量に積載可能
なシフトトレイ付きのフィニッシャ34と、両面反転ユ
ニット33と、給紙バンク35と、大容量給紙トレイ3
6及び1ビン排紙トレイ31、の各ユニットで構成され
ている。
【0037】図2に、カラープリンタ100の構成を示
す。101はベルト状像担持体たる可撓性の感光体ベル
トであり、感光体ベルト101は、回動ローラ102,
3間に架設され、回動ローラ102の回転駆動により図
中矢印A方向(時計方向)に搬送される。図中104
は、感光体ベルト101表面を均一に帯電する帯電チャ
ージャ、図中105は、像書込みユニットであるレーザ
露光装置である。また、図中106はカラー現像装置で
あり、106aはマゼンタ、106bはシアン、106
cはイエロー、106dは黒現像ユニットである。
【0038】更に、図中109は、像担持体かつ中間転
写媒体たる中間転写ベルトであり、中間転写ベルト10
9は回動ローラ110−112に架設され、回動ローラ
110の回転駆動により図中矢印B方向(反時計方向)
に搬送される。感光体ベルト101と、中間転写ベルト
109は、感光体ベルト101の無記号の回動ローラ部
で接触している。該接触部の中間転写ベルト109側に
は、導電性を有するバイアスローラ113が、中間転写
ベルト110裏面に所定の条件で接触している。
【0039】感光体ベルト101は帯電チャージャ10
4により一様に帯電された後、レーザ露光装置105に
よる、画像記録信号で変調されたレーザ光の走査によ
り、露光される。これにより感光体ベルト101上に静
電潜像が形成される。ここで、レーザ光を変調する画像
記録信号は、所望のフルカラー画像をマゼンタ,シア
ン,イエロー、及び黒(Bk)の色情報に分解した、各
色(単色)宛てのものであり、1色宛ての静電潜像の形
成と、現像装置106a−106dの中の該色宛のもの
による現像が、色数分(例えばマゼンタ,シアン,イエ
ロー、及び黒、計4回)繰返される。現像により現われ
た顕像(トナー像)は、それぞれ中間転写ベルト9に重
ね合わせ転写される。
【0040】即ち、図中矢印A方向に回転する感光体ベ
ルト1上に形成される各単色画像(トナー像)は、感光
体ベルト101と同期して図中矢印B方向に回転する中
間転写ベルト109上に、マゼンタ,シアン,イエロ
ー、及び黒の単色毎に、バイアスローラ113に印加さ
れた所定の転写バイアスにより順次重ね転写される。中
間転写ベルト109上に重ね合わされたマゼンタ,シア
ン,イエロー、及び黒の画像は、給紙台116の給紙カ
セット116aから給紙ローラ117,搬送ローラ対1
18a,118b、レジストローラ対119a,119
bを経て転写ローラ114へ搬送された転写紙上に一括
転写される。転写終了後、転写紙上のトナー像は定着装
置120により転写紙に定着(加熱圧着)される。これ
によりフルカラー画像が完成し、転写紙は、排紙ローラ
対121a,121bを経て排紙スタック部122に排
出される。
【0041】なお、図中107は、感光体ベルト101
に常時当接し、感光体ベルト101上のトナーを拭い取
るクリーニングブレード、図中115は、中間転写ベル
ト109のクリーニング装置で、該クリーニング装置1
15のクリーニングブラシ115aは、画像形成動作中
には中間転写ベルト110表面から離間した位置に保持
され、形成像が上述の転写紙上に転写された後に中間転
写ベルト110表面に当接される。
【0042】また、感光体ベルト101,帯電チャージ
ャ104,中間転写ベルト109,クリーニング装置1
07,115は、プロセスカートリッジに一体的に組付
けられてユニット化されている。
【0043】108が、感光体ベルト101上のトナー
付着量を検出するためのトナー付着量センサである。今
回使用したトナー付着量センサ108は、発光部が赤外
発光ダイオード、拡散反射光受光部がフォトダイオード
の、フォトダイオードの受光量に応じたレベルの電圧V
s即ち検出信号を発生し出力するもの、即ち、拡散反射
光光量を測定するトナー濃度センサ、である。
【0044】定着装置120の定着ローラの内部には、
定着ヒータ(ハロゲンランプ)123Cがあり、この定
着ヒータ123Cに、定着通電回路85(図4)が通電
し、これにより定着ヒータ123Cが発熱し且つ赤外線
を発生して、定着ローラを加熱する。
【0045】図3に、図1に示す複写機の電気系システ
ムの概要を示す。複写機メカ制御部すなわち画像読取り
および画像形成プロセス制御の主要部に、メイン制御板
50上の1つのMPU51と、スキャナ制御板11上の
1つのCPU12が用いられている。MPU51は作像
シーケンスおよび定着制御とシステム関係の制御を、C
PU12はスキャナ関係の制御をそれぞれ行う。MPU
51とCPU12とは、画像データインターフェース及
びシリアルインターフエースによって接続されている。
【0046】また、図3において、20は操作部、70
は入出力電気回路を搭載したI/O制御板、92は画像
露光用のレーザ光を制御するLD制御板、41は給紙制
御板、13はCCDを搭載する読み取り制御板、90は
マザーボードである。
【0047】60は、パソコン,ワープロなどホストの
ドキュメントを印刷するプリンタ機能及びコピー,ファ
クシミリ,プリンタの複合動作モードを制御するための
プリンタコントローラ(ボード)である。91は、複合
機能を実現するためのアプリケーション拡張ユニット
で、FAX機能を搭載したファクシミリ制御ユニットで
ある。80はDC電源/AC制御板である。
【0048】図4に、電源装置であるDC電源/AC制
御板80から、ファクシミリ制御ユニット91,定着ヒ
ータ123C,I/O制御板(入出力インターフエイ
ス)70,メイン制御板(メインコントローラ)50,
マザーボード90及びプリンタコントローラ60への給
電系統の概要、ならびに、プリンタコントローラ60の
概要を示す。
【0049】図4を参照すると、画像形成プロセスを制
御するメイン制御板50には、MPU51、CPU周辺
ASIC(Application Specific IC)54、画像処理A
SIC53、およびプリンタコントローラ60とのイン
タフェース機能および画像データの圧縮伸張機能を有し
たI/F(インターフェイス)52がある。
【0050】システムの制御を司るプリンタコントロー
ラ60には、複合機能を実現するためのMPU61とメ
イン制御板50とのインタフェースと操作部との通信機
能およびメモリの制御機能を有した周辺ASIC64お
よびその他がある。
【0051】原稿を光学的に読み取る原稿スキャナ10
は、読み取りユニットにて、原稿に対するランプ照射の
反射光をミラー及びレンズにより受光素子に集光する。
受光素子(CCD)は、センサー・ボード・ユニット
(SBU)13にあり、CCDに於いて電気信号に変換
された画像信号は、SBU13上でディジタル信号すな
わち読取った画像デ−タに変換された後、SBU13か
ら、メイン制御板50上の画像処理ASIC53に出力
される。
【0052】SBU13からの読取り画像デ−タは、画
像処理ASIC53に転送され、画像処理ASIC53
が、光学系及びディジタル信号への量子化に伴う信号劣
化(スキャナ系の信号劣化:スキャナ特性による読取り
画像デ−タの歪)を補正し、該画像デ−タをプリンタコ
ントローラ60に転送して画像メモリMEM65又はハ
ードディスク装置(HDD)66に書込む。もしくは、
プリンタ出力のための処理を施してプリンタ100のL
D制御板92に与える。
【0053】すなわち、画像処理ASIC53には、読
取り画像デ−タを画像メモリMEM65又はHDD66
に蓄積して再利用するジョブと、メモリMEM65に蓄
積しないでLD制御板92上のビデオ・データ制御(V
DC)に出力してレ−ザプリンタ機能で作像出力するジ
ョブとがある。MEM65に蓄積する例としては、1枚
の原稿を複数枚複写する場合、スキャナ10を1回だけ
動作させ、読取り画像デ−タをMEM65に蓄積し、蓄
積データを複数回読み出す使い方がある。MEM65を
使わない例としては、1枚の原稿を1枚だけ複写する場
合があり、読取り画像デ−タをそのままプリンタ出力用
に処理すれば良いので、MEM65への書込みを行う必
要はない。また、文書蓄積(格納)の場合には、MEM
65にかえてHDD66に蓄積する。
【0054】まず、メモリMEM65およびHDD66
のいずれも使わない場合、画像処理ASIC53は、読
取り画像データに画像読取り補正を施してから、面積階
調に変換するための画質処理を行う。画質処理後の画像
データはLD制御板92上のVDC(ビデオデータコン
トローラ)に転送する。面積階調に変化された信号に対
し、ドット配置に関する後処理及びドットを再現するた
めのパルス制御をVDC(Video Data Control)で行い、
レ−ザプリンタ機能によって転写紙上に再生画像を形成
する。
【0055】メモリMEM65に蓄積し、それからの読
み出し時に付加的な処理、例えば画像方向の回転,画像
の合成等を行う場合は、画像読取り補正を施した画像デ
ータは、プリンタコントローラ60の、画像メモリアク
セス制御機能がある周辺ASIC64に送られる。ここ
ではMPU61の、フラッシュEEPROMに格納され
た動作プログラムに従った制御によって、画像データと
メモリモジュ−ルMEM65のアクセス制御,外部パソ
コンPCのプリント用データの展開(文字コ−ド/キャ
ラクタビット変換),メモリー有効活用のための画像デ
ータの圧縮/伸張を行う。周辺ASIC64へ送られた
データは、データ圧縮後MEM65へ蓄積し、蓄積デー
タを必要に応じて読み出す。読み出しデータは伸張し、
本来の画像データに戻し周辺ASIC64から画像処理
ASIC53へ戻される。
【0056】画像処理ASIC53へ戻されると、そこ
で画質処理を、そしてLCD制御板92上のVDCでの
パルス制御を行い、レーザプリンタ機能によって転写紙
上に顕像(トナ−像)を形成する。文書の保管の場合
は、このMEM65に関する説明を、MEM65をHD
D66と読み変えた説明となる。
【0057】ハードディスク装置HDD66は、大量の
書画の蓄積管理を実現するために備えたのである。この
実施例では、周辺ASIC64のメモリコントローラに
HDD66が接続されており、MEM65のメモリ容量
が不足する場合ならびに電源が切断されても蓄積を継続
する場合に、画像データがHDDに格納される。複数の
定型の原稿(フォーマット原稿)をスキャナで読み込み
保持する場合や、パソコンPCから定型文書あるいは保
管文書を格納する場合には、HDD66に画像データが
書込まれる。また、パソコンPCから、CD−ROM,
DVD(DegitalVideo Device)等の情報媒体の画像をM
EM65あるいはHDD66に読込むことが出来る。
【0058】複合機能の1つであるFAX送信機能は、
原稿スキャナ10の読取り画像データを画像処理ASI
C53にて画像読取り補正を施し、FAX制御ユニット
(FCU)91へ転送する。FCU91にて公衆回線通
信網へのデータ変換を行い、該通信網へFAXデータと
して送信する。FAX受信は、通信網からの回線データ
をFCU91にて画像データへ変換し、画像処理ASI
C53へ転送される。この場合特別な画質処理は行わ
ず、LCD制御板92上のVDCにおいてドット再配置
及びパルス制御を行い、レーザプリンタ機能によって転
写紙上に顕像を形成する。
【0059】メイン制御板50のMPU51は、画像デ
ータの流れを制御し、システムコントローラ60のMP
U61はシステム全体を制御し、各リソースの起動を管
理する。このデジタル複合機能複写機の機能選択は、操
作部20にて選択入力し、コピー機能,FAX機能等の
処理内容を設定する。
【0060】プリンタコントローラ60の電源は、休止
モード時でも通電状態にある+5VEが、DC電源/A
C制御板80上の第2電源回路5から供給される。メイ
ン制御板50には、休止モード時にスイッチ84によっ
て通電がオフされる+5Vが第2電源回路5から供給さ
れる。I/O制御板70には、同じく休止モード時に通
電がオフされる+5Vと+24Vがそれぞれ第2電源回
路5および第1電源回路4から供給される。
【0061】第1電源回路4,第2電源回路5および起
動電源回路6ならびに定着通電回路85を搭載したDC
電源/AC制御板80には、ユーザーがオン/オフする
メインスイッチ2を介して、外部のAC電源1例えば商
用交流が給電される。定着通電回路85には外部からの
AC電圧が与えられる。
【0062】直流変換回路3が、外部からのAC電圧を
直流電圧に整流および平滑化する。すなわち直流変換回
路3は、整流平滑回路であり、全波整流ブリッジおよび
平滑コンデンサを含む。この回路3の略100Vの出力
直流電圧が第1電源回路4および第2電源回路5に印加
される。これらの回路4および5は、それぞれ5V(制
御系電圧)出力用のDC/DCコンバータおよび24V
(モータ,ソレノイド,リレーなどの駆動電圧)出力用
のDC/DCコンバータを含む。DC電源/AC制御板
80には、これらDC/DCコンバータ回路4,5を制
御するDSP(Digital Signal Processor)であるデジ
タル制御部7(以下DSP7という)および起動電源回
路6がある。
【0063】第1電源回路4および第2電源回路5はい
ずれも、スイッチングレギュレータ,その出力を一次巻
線に受ける変圧器,その2次巻線の電圧を整流平滑する
回路およびその出力をDSP7にフィードバックする出
力回路を含み、入力DCは、直流変換回路3が出力する
DCである。
【0064】第2電源回路5の+5VE(+5Vの電
圧)の出力ラインにスイッチ84が介挿されている。こ
のスイッチ84のオン/オフを行うための制御信号がプ
リンタコントローラ60からスイッチ84に与えられ
る。省エネのための休止モードに移行するとき、プリン
タコントローラ60はこの制御信号でスイッチ84をオ
フにし、DSP7に第1電源回路4の出力停止指示を与
えて、回路4のDC出力動作を停止させる。
【0065】定着通電回路85のヒータ通電の目標温度
を、トナー像を転写した転写紙の定着処理に定められた
定着動作温度として定着ローラの温度をそれに維持す
る、コピースタートあるいはプリントコマンドに応答し
て実質上遅れ時間無く画像形成を開始することが出来る
スタンバイモード(作動モード)、及び、電力消費を低
くするために目標温度を定着動作温度の80%とし他は
スタンバイモードと同様な状態であって操作入力がある
とスタンバイモードへの復帰が直ちに行える低電力モー
ド、ではプリンタコントローラ60は上記制御信号でス
イッチ84をオンにし、かつ、DSP7に第1電源回路
4の出力指示を与えて、回路4にDC出力動作をさせ
る。
【0066】すなわち、省エネルギーのための休止モー
ドではスイッチ84がオフかつ第1電源回路4がオフ
(出力停止)で、プリンタコントローラ60,操作部2
0,圧板開閉検知の、複写機使用の可能性を伺わせるオ
ペータの行為又はパソコンPCのプリントコマンドを検
知するに最小限の電気素子又は回路に+5VEが継続し
て印加される。プリンタコントローラ60においては、
該検知を待ちそれに応答してスイッチ84をオンにする
回路ならびに不揮発保持が必要とされるデータを格納す
るメモリに+5VEが継続して印加される。
【0067】なお、低電力モード時は、全てに電源が供
給されており、定着ヒータ123Cの設定温度のみを下
げている。この実施例では、定着通電回路85は、トラ
イアックを用いる位相制御により定着ヒータ123Cに
交流通電する交流回路である。なお、トライアックとA
C入力の間に、第1電源回路4の+24V出力でオンに
駆動されるヒータ電源リレーがあり、第1電源回路4が
+24Vを発生すると該ヒータ電源リレーがオンしてト
ライアックがAC入力に接続される。第1電源回路4が
+24Vの出力を停止すると、ヒータ電源リレーがオフ
して、トライアックがAC入力から遮断される。メイン
制御板50のMPU51が、定着ローラの温度(定着温
度)が目標温度になるように、トライアックの導通位相
を制御する。
【0068】操作部20からのキーインデータの解析や
表示の制御は、プリンタコントローラ60のMPU61
が制御を行い、操作部20とのインターフェイスは周辺
ASIC64が受け持っている。周辺ASIC64と操
作部20とは、この実施例では、マザーボード90とメ
イン制御板50およびスキャナ制御板11を経由して接
続されている。プリンタコントローラ60には、操作部
20と同様にマザーボード90とメイン制御板50およ
びスキャナ制御板11を経由して圧板開閉検知(図示
略)が接続されている。
【0069】圧板開閉検知は、ADF30がスキャナに
接続されている時には、ADF30の開閉を検出する検
知スイッチであり、ADF30の装着が無い時には、原
稿押さえ用の圧板の開閉を検出する検知スイッチであ
る。いずれにしても圧板開閉検知は、ADF又は原稿押
さえ用の圧板が開放状態かどうかを示す信号を発生し、
これが、画像処理動作状態(作動モード),スタンバイ
モード(作動モード),低電力モード及び休止モードの
いずれの時でも、スキャナ制御板10,メイン制御板5
0及びマザーボード90を介して、プリンタコントロー
ラ60の周辺ASIC64に与えられ、MPU61がこ
の信号を読み取る。開放状態かどうかを示す信号を表す
ための電源(+5VE)および操作部20の入力キーの
オンを検出して検出信号を発生するための電源(+5V
E)は、マザーボード90,メイン制御板50及びスキ
ャナ制御板10を介して、プロセスコントローラ60か
ら、開閉検知スイッチおよび操作部20に与える。
【0070】なお、ADF30を装備する場合、それは
スキャナ制御板11に接続される。ADF30の原稿台
に原稿があるか否を検出する原稿センサの検出信号も、
スキャナ制御板11,メイン制御板50及びマザーボー
ド90を介して、プリンタコントローラ60の周辺AS
IC64に与えられ、MPU61がこの信号を読み取
る。原稿センサが原稿の有無をあらわす検出信号を発生
するための電源(+5VE)も、マザーボード90,メ
イン制御板50及びスキャナ制御板10を介してて、プ
ロセスコントローラ60から、原稿センサに与える。
【0071】ファクシミリ制御ユニットFCU91は、
FCU91にて公衆回線通信網PNへのデータ変換を行
い、PNへFAXデータとして送信する。FAX受信
は、PNからの回線データをFCU91にて画像データ
へ変換し、ASIC64を経由して、ASIC53に直
接に、又は一旦MEM65に蓄積してから、受信終了ま
たは蓄積量が限度に達したときに、ASIC64を経由
して、ASIC53に転送される。この場合特別な画質
処理は行わず、プリンタ100においてドット再配置及
びパルス制御を行い、プリンタ100の作像ユニットに
於いて転写紙上に顕像を形成する。
【0072】図5の(a)に、操作部20の上面を拡大
して示し、図5の(b)には、操作部20の回路ブロッ
クを示す。操作部20は、ケース,液晶表示装置(LC
D)26f,操作キー群21a,21b,21d,2
3,24,表示LED(発光ダイオード)21e,21
f,22等によって構成されている。
【0073】電源キー21aは、省エネモード(休止モ
ード)から作動モードに、またその逆への切換えを指示
するための操作キーである。省エネモードが設定されて
いる時には作動モードであることを表すための表示LE
D21eは非点灯である。この状態で電源キー21aが
一回押されると、省エネモードから作動モードに切換
り、作動モード表示LED21eが点灯する。作動モー
ドであるときに電源キー21aが一回押されると、作動
モードから省エネモードに切換り、作動モード表示LE
D21eが消灯する。表示LED21fは、複写機のコ
ンセントが商用交流電源ラインに接続され、しかも複写
機のおおもとの電源スイッチであるメインスイッチ2が
閉の間は常時点灯している。つまり、複写機のおおもと
の電源がオンであると、省エネモードか作動モードかに
係わらず、表示LED21fは点灯している。
【0074】図5の(b)に、操作部20の電気制御系
を示す。この制御系の主体は、プリンタコントローラ6
0のMPU61とコミュニケーションし、操作部20の
入力を読取り、ボード上の表示を制御するCPU25,
このCPU25の制御プログラムが格納されているRO
M26b,制御時にデータの一時格納等を行うためのR
AM26c,LCD(表示パネル)26fの描画データ
を格納するVRAM26e,このVRAM26eに接続
されLCD26fの描画タイミング制御等を行う液晶表
示コントローラ(LCDC)26d等がある。LCDC
26dには、CFLの光源をバックライト27bとして
有するLCD26fが接続される。CPU25には更
に、CFLバックライト27bを駆動するインバータ2
7a,操作キー群21a,21b,21d,23,24
のキーマトリクス28a,表示LED21e,21f,
22のLEDマトリクス28cおよびそれらのLEDを
駆動するLED駆動装置28b等が接続されている。ま
た、CPU25が接続されたデータバスには、画像処理
モード記憶用の不揮発性RAM(NVRAM)26aが
接続されている。
【0075】操作キー21dは、操作ボード入力に応答
して対話型で各種モードの設定あるいは変更を行うモー
ド設定コールキーであり、オペレータがこれを操作する
と、CPU25がVRAM26eに格納しているモード
メニュー画面をLCD26fに表示し、メニュー上のモ
ード項目にオペレータがタッチ(指定)すると、CPU
25が、指定があったモードの、現在の設定値およびデ
フォルト(標準値)を示す設定入力画面をLCD26f
に表示する。そこにオペレータが入力を行うと、CPU
25は画面表示を入力値に変える。オペレータが画面上
の実行キーにタッチすると、そのとき設定入力画面の設
定値又は設定状態が、モード項目宛てで、NVRAM2
6aに更新登録される。
【0076】このような設定が可能なモードの1つに、
電源出力の停止順番を設定する電源停止モードがある。
電源停止モードをオペレータが指定するとCPU25
は、図10の(b)に示すような順番テーブルをLCD
26fに表示する。オペレータは、順番テーブルの「時
間値」の欄および「停止するPWM」の欄にデータを入
力し、あるいは変更を行うことができる。ただし、時間
値は、DC電源/AC制御板80上の、設計上予定した
直流変換回路3の容量およびスイッチング電源回路4,
5,6の数と電力容量、から定まる出力持続可能最長時
間を上限値として書き換えが可能であり、それより長い
入力は受け入れない。
【0077】オペレータが順番テーブルをLCD26f
に表示してその内容を変更して実行を支持すると、CP
U25は、変更された順番テーブルをNVRAM26a
に更新書込みしてから、プリンタコントローラ60の周
辺ASIC64の内部のメモリコントローラに、NVR
AM26aの順番テーブルの、DSP7上のRAM7c
への転送書込みを要求して、RAM7cの順番テーブル
も、変更があったものに更新する。
【0078】なお、メインスイッチ2が閉になって電源
回路4,5,6が各部に直流電圧を印加し、すべての制
御回路が起動し初期化を終えてレデイになった直後に、
DSP7が、プリンタコントローラ60の周辺ASIC
64の内部のメモリコントローラに、NVRAM26a
の順番テーブルの、DSP7上のRAM7cへの転送書
込みを要求して、RAM7cに書込む。従ってメインス
イッチ2が閉の間は常に、RAM7cに順番テーブルが
ある。
【0079】詳細は後述するが、メインスイッチ2が開
(OFF)にされたとき、DSP7は、RAM7cの順
番テーブルの停止順番と停止時間間隔に基づいて、各電
源回路4,5,6の出力を停止する。
【0080】図6に、直流変換回路3,第1電源回路
4,第2電源回路5および起動電源回路6の概要を示
す。100V商用交流電圧が交流入力端子IN1,IN
2から直流変換回路3に印加される。直流変換回路3に
は、100V商用交流ラインの高周波ノイズが回路3以
降の電気回路に入るのを遮断し、しかも該電気回路が発
生する高周波ノイズが商用交流ラインに漏出するのを防
ぐ入力フィルタがある。交流電圧はこの入力フィルタを
通して、全波整流ダイオードブリッジDB1と平滑コン
デンサC1で構成される整流平滑回路に印加される。
【0081】また、交流電圧は抵抗R1とリレーRAC
からなる起動回路にも加わる。交流電圧が加わると、リ
レーRACの、DSP7の電圧入力端子Vccと、バッ
テリB1に接続したダイオードD32及び抵抗器R2と
の間の、リレー接点RA1およびRA2が閉じ、これに
よりDSP7の電圧入力端子Vccにバッテリ電圧が加
わってDSP7が起動して、第1電源回路5および第2
電源回路のドライバDRIVE11,DRIVE21に
第1PWMパルスPWM1および第2PWMパルスPW
M2を出力する。これにより、第1電源回路4が24V
程度の電圧(パワー系電圧)を発生し、第2電源回路5
が5V程度の電圧(制御系電圧)を発生し、この5V程
度の電圧が制御回路各部に印加される。この電圧によっ
て各制御回路が起動する。
【0082】直流変換回路3が変換した直流電圧は、第
1電源回路4および第2電源回路5のトランスTR11
およびTR21の1次巻線に印加される。スイッチング
素子であるFET11およびFET21がオンになる
と、直流変換回路3から、各1次巻線,各スイッチング
素子ならびに各電流値検出回路ISEN11およびIS
EN21を介して、1次側グランドに電流が流れる。
【0083】1次側の各電流値検出回路ISEN11お
よびISEN21は、それぞれに宛てられた閾値よりも
各スイッチング素子に流れる電流値の方が大きいと、過
電流であることを示す低レベルLの電流検出信号を、そ
れぞれDSP7の割り込み入力端Iint1およびIint2
に与える。各スイッチング素子に流れる電流値が閾値未
満の間は、該電流検出信号を、正常を示す高レベルHに
維持している。
【0084】第1電源回路4のドライブ回路DRIV1
1は、DSP7のスイッチングON/OFF信号である
第1のPWMパルスPWM1を出力するPWM出力ポー
トPWM1につながっている。DRIV11,トランス
TR11およびスイッチング素子FET11によって、
1次側スイッチ回路が構成され、直流変換回路3の出力
電圧をPWMパルスに応答したスイッチングによりチョ
ッピングして、トランスTR11の1次巻線にパルス通
電する。
【0085】トランスTR11の2次側には、2次巻線
に誘起したパルス状電圧を直流に変換して出力する出力
回路がある。出力回路は、ダイオードD11,D12、
チョークコイルCH11、2次側の過電流を検出する2
次側過電流検出回路ISEN12、出力電圧検出回路V
SEN11および平滑コンデンサC11により構成され
る。
【0086】2次側過電流検出回路ISEN12は、第
1電源回路4の出力回路に流れる電流を、その大小に応
じた電圧(2次電流検出信号)に変換して出力するよう
構成され、ISEN12から出力された電圧(2次電流
検出信号)は、DSP7のA/D変換入力ポートIf1
1に印加する。
【0087】出力電圧検出回路VSEN11は、第1電
源回路4の出力電圧Vout11(24V)の電圧に比例
する電圧を、DSP7のA/D変換入力ポートVf11
に印加する。
【0088】また、第2電源回路5のトランスTR21
の2次側の出力回路も第1電源回路4のものと同様な構
成であるが、更に、DSP7に給電するための起動電源
回路6を結合している。この回路6は、トランスTR2
1の3次巻線に接続したダイオードD31とコンデンサ
C31および定電圧回路CV31ならびに逆流防止のダ
イオードD33で構成している。DSP7の電源端子V
ccとGND間には、バッテリーB1とダイオードD3
2、更に、起動用回路のリレーRACにより閉駆動され
るリレー接片RA1で開閉される接点、の直列回路が接
続している。
【0089】起動用回路のリレーRACにより閉駆動さ
れるもう1つの接片RA2は、メインスイッチ2の開閉
検出用の抵抗器R2をDSP7の電源端子Vccに接続
する。抵抗器R2のVcc側端子は、DSP7の検出端
子SWinに接続されている。メインスイッチ2が閉じ
てリレーRACがその接片RA1,RA2を閉じている
ときには、DSP7の電源端子Vccの電圧(バッテリ
B1の電圧および低電圧素子CV31の定電圧出力)が
検出端子SWinに加わり、検出端子SWinの検出信
号は、メインスイッチ2の閉を示す高レベルHである。
メインスイッチ2が開いてリレーRACがその接片RA
1,RA2を開いたときには、抵抗器R2の電位がGN
D(機器アース)になり、検出端子SWinの検出信号
は、メインスイッチ2の開を示す低レベルL(機器アー
ス)になる。これが電源SWのOFF信号である。DS
P7は、検出端子SWinの信号レベル(H/L)に基
づいてメインスイッチ2の開,閉を認識する。
【0090】図7に、DSP7の構成を示す。この例で
は、イベントマネジャをPWMパルス発生器7eに用い
ている。これには、複数のPWMパルス出力ポートがあ
り、CPU7aが、各出力ポート宛ての、PWMパルス
およびパルスデューティを規定するデータを、PWMパ
ルス発生器7e内のパルス生成制御用のレジスタにロー
ドする。このロードがあるとPWMパルス発生器7e
は、レジスタのデータで規定されるPWMパルスを発生
して、PWMパルス出力ポートから出力する。この実施
例では、2つのPWMパルス出力ポートPWM1および
PWM2から、スイッチングドライバDRIVE11お
よびDRIVE21に、各PWMパルスを出力する。各
PWMパルスの周期およびデューティを規定するデータ
は、CPU7aがパルス発生器7eに設定する。
【0091】DSP7内のA/D変換器7hには、第1
電源回路4の出力電流(If11),出力電圧(Vf1
1)および回路温度(TEM)をあらわすフィードバッ
ク信号と、第2電源回路5の出力電流(If21)およ
び出力電圧(Vf21)を表すフィードバック信号が、
印加される。A/D変換器7hは、インターフエイス7
gを介したCPU7aの制御(指示)のもとに、指定さ
れた入力チャンネルに加わっているフィードバック信号
をデジタルデータに変換して、自身の出力レジスタにラ
ッチし、変換完了信号を発生する。
【0092】CPU7aはこの変換完了信号に応答し
て、フィードバックデジタルデータ(A/D変換デー
タ)を読み込んで、電源回路の出力電圧を設定電圧(2
4V,5V)とするためのPWMパルスデューティの演
算と、それを規定するデータの、パルス発生器7eへの
書込み、もしくは、電源回路の出力電流の異常検出又は
第1電源回路4の過熱異常検出を行う。CPU7aの、
上述の動作或いは処理を行うプログラムは、EEPRO
M7bに書きこまれている。RAM7cは、データの一
時的な保持或いは保存に用いられる。
【0093】再度図6を参照する。商用交流電圧がオン
になると、すなわちメインスイッチ2が閉じて商用交流
電圧がIN1,IN2に加わると、ダイオードブリッジ
DB1で整流された直流電圧により、抵抗R1を介して
起動回路のリレーRACに電流が流れ、バッテリB1の
電圧をDSP7の電源電圧入力端Vccに印加するための
接片RA1および抵抗器R2(SWin)に入力端Vc
cの電圧を印加するための接片RA2が閉じる。これに
より、DSP7に動作電圧が供給され、DSP7が起動
し、CPU7aが、EEPROM7bのプログラムに従
って、図8の(a)に示す制御動作を行う。
【0094】すなわち、図8の(a)を参照するとCP
U7aは、それに動作電圧が加わると、各レジスタ、各
データの初期設定をおこない入出力ポートを待機状態と
し(初期化:ステツプ1)、そしてパルス発生器7eに
与えるPWMパルス(の周期およびデューティ)を規定
するデータを格納する出力レジスタであるPWMレジス
タに、初期値(PWMパルス周期,24V出力のための
デューティを規定する第1基準値、および、5V出力の
ためのデューティを規定する第2基準値)を書込む(ス
テツプ2)。これらのデータは、EEPROM7bの、
CPU動作プログラム上に書き込まれている。なお、以
下においてカッコ内にステップ番号又は記号を記入する
時には、ステップという語を省略して、ステップ番号又
は記号のみを記入する。
【0095】次にCPU7aは、パルス発生器7eの割
込みレジスタをリセットして、パルス発生器7eのPW
Mパルス生成制御用のレジスタに、PWMレジスタのデ
ータを書き込む(3)。パルス発生器7eはこの書込み
があつたデータに基づいたPWMパルスの生成(出力)
を開始する。なお、パルス発生器7eの割込み信号ライ
ンPDPINTのレベルがLになるとパルス発生器7e
がそのPWMパルス出力ポートをハイインピーダンス
(出力回路遮断)にしこれによりFET(11/21)
がオフになり、パルス発生器7eがその内部の出力禁止
フラグを、禁止を表す1とし、この1がある間はハイイ
ンピーダンスを継続するが、パルス発生器7eの割込み
レジスタをリセットするとは、この出力禁止フラグの1
をクリアして、禁止解除を表す0にする事を意味する。
【0096】次にCPU7aは、200μsec時限の
プログラムタイマをスタートして(4)、そのタイムオ
ーバに応答するタイマ割込みを許可する(5)。CPU
7aは更に、パルス発生器7eの割込み信号ラインPD
PINTのレベルHからLへの変化に応答する外部割込
みを許可する(6)。
【0097】PWM1,PWM2の出力とタイマ割込み
で実行する後述の定電圧制御により電源回路4,5,6
の出力電圧が安定して、制御回路のすべてが起動して初
期化を終えてレディとなった時点に、CPU7aは、プ
リンタコントローラ60の周辺ASICの中のメモリコ
ントローラに、NVRAM26aの順番テーブルの、R
AM7cへの転送書込みを要求して、順番テーブルをR
AM7cに書込む(7)。
【0098】その後は、MPU51(UARTコネクタ
7k)から、休止モードへの移行のための第1電源回路
4のオフ指示,作動モードへの復帰のための第1電源回
路4のオン指示あるいはデータ転送指示が到来するのを
待つ(8,10,12)。第1電源回路4のオフ指示が
到来するとCPU7aはレジスタFR24Vにこれをあ
らわす「1」を書込み(9)、第1電源回路4のオン指
示が到来するとCPU7aはレジスタFR24Vにこれ
をあらわす「0」を書込む(11)。データ転送指示が
到来すると、CPU7aはRAM7cの異常データテー
ブル(RAM7c上の1領域)のデータを、MPU51
(UARTコネクタ7k)にUART通信で送出する
(12,13)。
【0099】なお、作動モードから休止モードへの移行
条件が成立するとプリンタコントローラ60のMPU6
1がメイン制御板50上のMPU51に、第1電源回路
4のオフ指示を与え、MPU51がこれをDSP7のC
PU7aに転送した後に、スイッチ84をオフにする。
休止モードから作動モードへの移行条件が成立するとプ
リンタコントローラ60のMPU61がスイッチ84を
オンにして、これによってメイン制御板50上のMPU
51が起動してからそれに、第1電源回路4のオン指示
を与え、MPU51がこれをDSP7のCPU7aに転
送する。
【0100】操作部20のキー入力により、電源回路の
異常情報の出力が指示されるとプリンタコントローラ6
0のMPU61は、操作部20のCPU25に、データ
受信とLCD26fへの表示を指示し、そしてメイン制
御板50上のMPU51に、RAM7cの異常データテ
ーブルの、操作部20(のRAM26c)への転送を指
示する。これに応答してMPU51は、RAM7cの異
常データテーブルのデータをUART通信で操作部20
(UARTコネクタ7k)に送出する(12,13)。
このデータ転送が成功したときには、操作部20のLC
D26fに、RAM7cの異常データテーブルにあった
データが表示される。
【0101】メインスイッチ2が閉から開に切換ると、
直流変換回路3の交流入力が止まるので、平滑コンデン
サC1の電圧が低下を始める。この電圧低下によってリ
レーRACのコイル電流が閉保持電流値未満に低下した
ときに、リレー接片RA1,RA2が開き、これにより
DSP7の検出端子SWinの信号レベルが、HからL
(メインスイッチ2開)に切換る。この切換りに応答し
てCPU7aは、メインスイッチ2のオフ(メイン電源
遮断)をMPU51を経由してプリンタコントローラ6
0に報知する(14,15)。プリンタコントローラ6
0はこの報知に応答して、電源遮断によって機構,電気
回路あるいはデータに損傷、破壊等のトラブルを生ずる
可能性が考えられる所定のデバイスに終了指示信号を与
える。これにより例えばHDD66が書き込み中であっ
た場合、HDD66が書き込み動作を終了する。CPU
7aはメイン電源遮断を報知すると「電源出力を停止」
(16)に進む。この内容は、図10を参照して後述す
る。
【0102】次に図8の(b)を参照する。前述のよう
にCPU7cが割込みを許可(5,6)した後、200
μsecタイマがタイムオーバするとCPU7aは、図
8の(b)に示すタイマ割り込み(TII)に進んで、
200μsecタイマを再スタートし(21)、A/D
変換器7hの、入力電圧チャンネルを、No.0に設定
してA/D変換器7hにA/D変換を指示し(22)、
A/D変換の完了に応答する割込みを許可する(2
3)。A/D変換器7hは、入力ポートNo.0のアナ
ログ信号すなわち第2電源回路5の出力電圧をあらわす
フィードバック信号(Vf21)のデジタル変換を開始
し、これを終了すると終了信号(変換データ読取りレデ
ィ)を発生する。CPU7aは、この終了信号に応答し
て、図9に示すA/D変換終了割込み(ADI)に進
む。
【0103】図9に示す割込み(AD1)でCPU7a
は、いま終えたA/D変換の入力ポート(チャンネル)
に対応して(31−34)、それがNo.0であったと
きには「5V電圧制御」(35)を、No.1であった
ときには「24V電圧制御」(36)を、No.2であ
ったときには「5V2次側電流異常制御」(37)を、
No.3であったときには「24V2次側電流異常制
御」(38)を、No.4であったときには「温度異常
制御」(38)を、実行する。
【0104】「5V電圧制御」(35)に進むとCPU
7aは、A/D変換器7hが変換したデータ(第2電源
回路5の出力電圧データ)を、レジスタVf21に読み
込んで、それが設定値Rf5VU以上(過電圧異常)で
あるか、あるいは設定値Rf5VL以下(低電圧異常)
であるか、をチェックする。設定値Rf5VU未満かつ
Rf5VL超であると、今回読みこんだ出力電圧データ
の、5Vに対する誤差量を算出して誤差量をPWMパル
スデューティに変換し、このパルスデューティを規定す
るPWM2データを算出して、それをCPU7aの内部
又はRAM7cに定めたPWM2レジスタに更新書込み
して、PWM2レジスタのデータをパルス発生器7eの
PWM2パルス生成制御用のレジスタに書き込む。これ
により、パルス発生器7eがパルス出力ポートPWM2
に出力するPWMパルスが、前記出力電圧の誤差量を0
にするためのデューティに変わる。これが、第2電源回
路5の出力電圧のフィードバック制御である。
【0105】第2電源回路5の出力電圧が設定値Rf5
VU以上又はRf5VL以下であったときには、CPU
7aは、PWM1レジスタおよびPWM2レジスタにP
WMデューティ0%のデータを書込む。これにより、パ
ルス発生器7eのパルス出力(PWM1,PWM2)が
すべてとまり、FET11およびFET21がオフにな
る。次いでCPU7aは、それ自身に許可している割込
みをすべて禁止する。これにより、交流電圧が1度遮断
されてもう一度投入されるまで、DSP7が動作を停止
し、第1電源回路4および第2電源回路5共に、動作を
停止し出力がなくなる。次にCPU7aは、RAM7c
の異常データテーブルに、第2電源回路5の出力電圧が
設定値Rf5VU以上であったときには5V系過電圧異
常データを書込み、設定値Rf5VL以下であったとき
には5V系低電圧異常データを書込む。
【0106】上述の過電圧および低電圧のいずれの異常
でもなく、上記のようにPWMパルス(PWM2)のデ
ューティを更新した時には、CPU7aは、A/D変換
入力チャンネルのNo.1を指定してA/D変換器7h
にA/D変換を指示し、A/D変換の完了に応答する割
込みを許可する。A/D変換器7hは、入力ポートN
o.1のアナログ信号すなわち第1電源回路4の出力電
圧をあらわすフィードバック信号(Vf11)のデジタ
ル変換を開始し、これを終了すると終了信号(変換デー
タ読取りレディ)を発生する。CPU7aは、この終了
信号に応答して、図9に示すA/D変換終了割込み(A
DI)に進み、そして図9のステップ32から「24V
電圧制御」(36)に進む。
【0107】「24V電圧制御」(36)は、上述の
「5V電圧制御」(35)と大筋は同様であり、第1電
源回路4の出力電圧Vf11を設定値24Vにするよう
に、第1電源回路4のドライバFET11に与えるPW
Mパルス(PWM1)のデューティを、同様にフィード
バック制御する。ただし、これは作動モードが指定され
ている、FR24V=0(レジスタFR24Vのデータ
が0)の場合である。
【0108】省エネのために休止モードが設定されてい
る、FR24V=1の場合には、CPU7aは、第1電
源回路4のFET11をオフに拘束するPWMデューテ
イ0%をPWMデータに設定して、これをPWMレジス
タに書込む。これにより、第1電源回路4の24V出力
動作が停止する。すなわち、第1電源回路4がオフにな
る。
【0109】第1電源回路4の出力電圧VF11が過電
圧異常(出力電圧がRf24VU以上)もしくは低電圧
異常(Rf24VL以下)であると、DSP7のVPU
7aは第1電源回路4の駆動を停止して、レジスタFR
24Vに「1」(第1電源回路4の駆動禁止)を書込ん
で、PWM1データを0(通電デューテイ0:通電停
止)として、RAM7cの異常データテーブルに、第1
電源回路4の出力電圧が設定値Rf24VU以上であっ
たときには24V系過電圧異常データを書込み、設定値
Rf24VL以下であったときには24V系低電圧異常
データを書込む。
【0110】第1電源回路4の出力電圧Vf11が正常
範囲で、PWMパルス(PWM1)のデューティを更新
した時には、CPU7aは、A/D変換入力チャンネル
のNo.2を指定してA/D変換器7hにA/D変換を
指示し、A/D変換の完了に応答する割込みを許可す
る。A/D変換器7hは、入力ポートNo.2のアナロ
グ信号すなわち第2電源回路5の出力電流をあらわすフ
ィードバック信号(If21)のデジタル変換を開始
し、これを終了すると終了信号(変換データ読取りレデ
ィ)を発生する。CPU7aは、この終了信号に応答し
て、図9に示すA/D変換終了割込み(ADI)に進
み、そして図9のステップ33から「5V2次側電流異
常制御」(37)に進む。
【0111】「5V2次側電流異常制御」(37)に進
むとCPU7aは、レジスタIf21にA/D変換器7
hが変換したデータ(第1電源回路4の出力電流デー
タ)を読み込んで、それが設定値Rf5ViU以上(過
電流異常)又はRf5ViL以下(低電流異常)である
かをチェックする。そうであるとそこでCPU7aは第
1電源回路4および第2電源回路5の駆動を停止して、
制御動作を停止する。そしてRAM7cの異常データテ
ーブルに、第2電源回路5の出力電流が設定値Rf5V
iU以上であったときには5V系過電流異常データを書
込み、設定値Rf5ViL以下であったときには5V系
低電流異常データを書込む。
【0112】出力電流値が正常範囲内であるときには、
CPU7aは、A/D変換入力チャンネルのNo.3を
指定してA/D変換器7hにA/D変換を指示し、A/
D変換の完了に応答する割込みを許可する。A/D変換
器7hは、入力ポートNo.3のアナログ信号すなわち
第1電源回路4の出力電流をあらわすフィードバック信
号(If11)のデジタル変換を開始し、これを終了す
ると終了信号(変換データ読取りレディ)を発生する。
CPU7aは、この終了信号に応答して、図9に示すA
/D変換終了割込み(ADI)に進み、そして図9のス
テップ34から「24V2次側電流異常制御」(38)
に進む。
【0113】「24V2次側電流異常制御」(38)の
内容は、上述の「5V2次側電流異常制御」(37)と
大要は同様である。この「24V2次側電流異常制御」
(38)で第1電源回路4の出力電流(If11)が過
電流異常(出力電流がRf24iU以上)もしくは低電
流異常(Rf24iL以下)であると、DSP7のVP
U7aは第1電源回路4の駆動を停止して、レジスタF
R24Vに「1」(第1電源回路4の駆動禁止)を書込
んで、PWM1データを0(通電デューテイ0:通電停
止)として、RAM7cの異常データテーブルに、第1
電源回路4の出力電流が設定値Rf24iU以上であっ
たときには24V系過電流異常データを書込み、設定値
Rf24iL以下であったときには24V系低電流異常
データを書込む。
【0114】第1電源回路4の出力電流(If11)が
正常範囲内であるとCPU7aは、A/D変換入力チャ
ンネルのNo.4を指定して、A/D変換器7hにA/
D変換を指示し、A/D変換の完了に応答する割込みを
許可する。A/D変換器7hは、入力ポートNo.4の
アナログ信号すなわち第1電源回路4に備わったサーミ
スタTHの温度検出信号(THM)のデジタル変換を開
始し、これを終了すると終了信号(変換データ読取りレ
ディ)を発生する。CPU7aは、この終了信号に応答
して、図9に示すA/D変換終了割込み(ADI)に進
み、そして図9のステップ34から「温度異常制御」
(39)に進む。
【0115】「温度異常制御」(39)に進むとCPU
7aは、レジスタTEMにA/D変換器7hが変換した
データ(サーミスタTHの温度検出データ)を読み込ん
で、それが設定値RfTEMU以上(過熱異常)かRf
TEML以下(センサ異常)かをチェックする。設定値
RfTEMU以上又はRfTEML以下であるとそこで
CPU7aは、第1電源回路4の駆動を停止して、レジ
スタFR24Vに「1」(第1電源回路4の駆動禁止)
を書込んで、PWM1データを0(通電デューテイ0:
通電停止)として、RAM7cの異常データテーブル
に、検出温度が設定値RfTEMU以上(過熱異常)で
あったときには過熱異常データを書込み、設定値RfT
EML以下であったときにはセンサ異常を書込む。
【0116】検出温度が正常範囲内のときには、CPU
7aは、A/D変換入力チャンネルのNo.0を指定し
てA/D変換器7hにA/D変換を指示し、A/D変換
の完了に応答する割込みを許可する。A/D変換器7h
は、入力ポートNo.0のアナログ信号すなわち第2電
源回路5の出力電圧をあらわすフィードバック信号(V
f21)のデジタル変換を開始し、これを終了すると終
了信号(変換データ読取りレディ)を発生する。CPU
7aは、この終了信号に応答して、図9に示すA/D変
換終了割込み(ADI)に進み、そして図9のステップ
31から「5V電圧制御」(35)に進む。この「5V
電圧制御」(35)の内容は前述の通りである。
【0117】このように、フィードバック信号の読み込
み(A/D変換)と、PWMパルスデューテイの更新,
出力異常の検出および温度異常の検出を、所定順で繰返
すが、これらの一連、すなわち図8の(b)のステップ
22,23および図9に示す「A/D変換終了割込み」
(AD1)のステップ31−39、を実行するに要する
時間は200μsec未満であるので、この一連の処理
は、200μsecタイマがタイムオーバする前に完了
する。そして、200μsecタイマがタイムオーバす
ると、CPU7aは、図8の(b)に示すタイマ割り込
み(TII)を再度実行する。これにより、CPU7a
の制御周期は、実質上200μsecである。なお、P
WMパルスは100KHz程度の周波数である。
【0118】CPU7aの以上の制御動作により、DS
P7は、ポートVf21に入力する出力電圧回路VSE
N21の出力電圧値が所定の電圧となるよう、スイッチ
ング素子FET21をON/OFFするPWMパルスP
WM2を生成し、ドライブ回路DRIV21に出力す
る。ドライブ回路DRIV21を介して、スイッチング
素子FET21がON/OFF駆動され、トランスTR
21が励磁される。そして、2次コイル,3次コイルに
誘起した交流電圧が、それぞれ整流平滑され、直流電圧
(5V,5VE,Vcc)が出力される。DSP7は常
に、出力電圧値(Vf21)が所定の電圧値5Vとなる
よう、スイッチングON/OFFのONデューティ演算
と、該デューティのパルス出力を続ける。
【0119】また、同様に、ポートVf11に入力する
出力電圧回路VSEN11の出力電圧値が所定の電圧2
4Vとなるよう、スイッチング素子FET11をON/
OFFするスイッチング信号をDSP7が演算し、ドラ
イブ回路DRIV11に出力する。ドライブ回路DRI
V11を介して、スイッチング素子FET11がON/
OFFされ、トランスTR11が励磁される。DSP7
は常に、出力電圧値(Vf11)所定の電圧値24Vと
なるよう、スイッチングON/OFFのONデューティ
演算と、該デューティのパルス出力を続ける。
【0120】ここで一次側のスイッチング素子FET1
1又はFET21に過電流が流れたときの動作フローを
説明する。
【0121】図8の(c)に、FET11又はFET2
1に過電流が流れたときの、CPU7aの外部割込み処
理(PDI)の内容を示す。すでに説明したが、FET
11又はFET21に過電流が流れると、DSP7の割
り込み入力ポートIint1又はIint2が高レベル
Hから低レベルLとなり、ノアゲート7fの出力PDP
INTが、高レベルHから、割込み要求レベルのLに転
ずる。するとパルス発生器7e(イベントマネジャ)
が、CPU7aの動作周波数の3〜4クロックサイクル
の遅延後、PWM出力ポートPWM1およびPWM2を
ハード的にハイインピーダンス状態としてこれを保持す
る出力禁止フラグ(1ビットデータ)を設定し(H=1
とし)、PWMパルスの周期およびパルスデューティを
定めるデータを格納するレジスタをクリアする。これに
より、PWM出力ポートPWM1およびPWM2はスイ
ッチングON/OFF停止の状態(出力遮断)になる。
これによりドライブ駆動回路DRIV11,DRIVE
21の出力もOFF状態に移行し、スイッチング素子F
ET11およびFET21は、OFFになる。
【0122】CPU7aは、図8の(c)の外部割込み
(PDI)に進むが、この割込みのプログラムの実行を
開始するまで数μsの時間遅れがある。そしてこの割込
み処理では、パルス発生器7eの出力禁止フラグを解除
(0にクリア)し(25)、そしてパルス発生器7eの
レジスタにPWMパルス出力のためのデータを設定し
て、パルス出力を開始する(26)。この割込みプログ
ラムの実行に数μsの時間がかかる。以上の処理にて、
パルスバイパルスにて1次側のスイッチング素子FET
11,FET21に流れる過電流を正確に検出し、保護
制御を行い、スイッチング電源装置、特にスイッチング
素子の破壊,損傷を防ぐことができる。
【0123】第1電源回路4の出力(電圧又は電流)が
正常範囲を外れているとき、あるいは、検出温度異常の
ときには、第1電源回路4の駆動が停止され、しかもR
AM7cに異常内容を表わすデータが書込まれるが、第
2電源回路5はその出力が正常範囲内である限り、駆動
が止められないので、第2電源回路5がプリンタコント
ローラ60およびメイン制御板50ならびに操作部20
に動作電圧5Vを与えており、操作部20の入力キーの
操作による電源異常データ読出し指示があると、MPU
61がこれに応答して、DSP7のRAM7cの異常デ
ータテーブルの、操作部20への転送を、操作部20の
CPU25およびメイン制御板50のMPU51に指示
する。これに応答してMPU51は、UARTコネクタ
7kから操作部20へのデータ転送ラインを設定してC
PUインターフエイス54およびUARTコネクタ7k
を介してDSP7のCPU7aに、RAM7cの異常デ
ータテーブルのデータ読出し転送を指示する。これによ
り、RAM7cの電源異常データが操作部20に転送さ
れて、表示パネル26fに表示される。
【0124】ところが、第2電源回路5の出力異常があ
ったときには、第1電源回路4および第2電源回路5の
駆動が止められてプリンタコントローラ60,メイン制
御板50および操作部20への動作電圧が消えるので、
DSP7にはメインスイッチがオンであってリレー接片
RA1を介してバッテリB1の電圧がDSP7に加わり
RAM7cが電源異常データを保持するものの、該異常
データを操作部20に出力することが出来ない。この場
合には、プリンタ100のカバーを取り外し、DC電源
/AC制御板80を見える状態にし、コネクタ7kから
MPU51のインターフェイス54に接続したコネクタ
をはずして、代わりに、UARTによる通信機能を有し
たデータ通信機例えばパソコンのUARTコネクタを結
合して、揮発性メモリであるRAM7cの電源異常デー
タを読み出す。異常内容をパソコンに読み出し、どの電
源回路にて、出力電流が異常なのか、出力電圧が過電圧
なのか、全く出力されないのか、もしくは過熱を検知し
保護回路が動作したのかを確認することができる。これ
により、異常箇所の特定作業を迅速に行うことができ
る。このようにして、直流電源装置に異常があった場
合、異常内容が何なのかを簡単な方法で確認することが
できる。
【0125】メインスイッチ2が開いて検出端子SWi
nの信号レベルがLに切換るとDSP7のCPU7a
は、図10の(a)に示す「電源出力を停止」(13)
に進む。ここではCPU7aはRAM7c上の順番テー
ブルにある時間値1〜iのそれぞれを時限値とするタイ
マー1〜iをスタートする。すなわち計時を開始する
(41)。
【0126】図10の(b)に、図6に示す第1電源回
路4と第2電源回路5の動作を制御するDSP7に宛て
た順番テーブルの情報を示す。その順番1の行のデータ
群は、SWinの信号レベルがHからLに切換ってか
ら、時間値1の経過後に、第1電源回路4へのPWMパ
ルスPWM1の出力を停止すること、すなわち第1電源
回路4のFET11をオフに拘束して電源回路4の出力
を停止することを意味する。次の順番2の行のデータ群
は、SWinの信号レベルがHからLに切換ってから、
時間値2の経過後に、第2電源回路5へのPWMパルス
PWM2の出力を停止すること、すなわち第2電源回路
5のFET21をオフに拘束して電源回路5および起動
電源回路6の出力を停止することを意味する。次の順番
3の行のデータ群(のEND)は、SWinの信号レベ
ルがHからLに切換ってから、時間値3の経過後に、こ
の電源出力停止を終えることを意味する。
【0127】なお、メインスイッチ2が閉から開に切換
ってリレーRACのリレー接片RA1,RA2が開いて
も、DSP7がPWM1およびPWM2を出力すること
により、平滑コンデンサC1の残留電力によって電源回
路4,5,6が出力を継続する。リレー接片RA1が開
いてVcc端子がバッテリB1から遮断されても定電圧
素子CV31が、VccにDSP動作電圧を与えるの
で、平滑コンデンサC1に十分な残留電力があり、DS
P7がPWM2の出力を継続している間、DSP7は、
図10の(a)に示す電源出力の停止処理を実施し得
る。
【0128】再度図10の(a)を参照する。順番テー
ブルにある時間値1〜iのそれぞれを時限値とするタイ
マー1〜iをスタートするとCPU7aは、タイムオー
バしたタイマーの数を書込むカウントレジスタCNUを
クリア(初期化)して(42)、タイマーのタイムオー
バを待つ(43)。
【0129】タイマーがタイムオーバする度にCPU7
aは、カウントレジスタCNUのカウント値CNUを1
インクレメントして(44)、順番テーブル上の順番C
NUの行の停止するPWM情報(PWMj)を読出し
て、PWMjの出力を停止する(46)、すなわち第j
電源回路の出力を止める、という一連の処理を行い、読
み出したPWM情報がENDであると、200μsec
タイマ割込みを禁止する(45,47)。
【0130】この処理により、図10の(c)に示す順
番テーブルの場合、メインスイッチ2の開によりDSP
7の検出端子SWinの信号レベルがHからLに切換っ
てから時間値1の経過時に、第1電源回路4が出力を停
止し、その後の、SWinの信号レベルがHからLに切
換ってから時間値2の経過時に、第2電源回路5および
起動回路6が出力を停止する。この起動回路6の出力停
止により、DSP7への動作電圧が消える。時間値3の
経過時に、この電源停止制御を終了する。例えば、時間
値1は300msec、時間値2は500msec、時
間値3は時間値2よりわずかに長い値であればよく例え
ば512msecである。
【0131】なお、時間値2が経過したときにPWM2
の出力を停止するので、DSP7の端子Vccに動作電
圧を与える起動電源回路6がスイッチング動作を停止
し、その2次側回路のコンデンサC31の電圧が低下を
始めるので、時間値3が経過する前に、端子Vccの動
作電圧が消えてDSP7が停止する可能性があるが、そ
のようになっても問題は無い。順番テーブルのデータ
は、DSP7に動作電圧を与える電源回路(宛てのPW
Mパルス)を停止するまでの時間値の行までに留めても
よい。図10の(b)に示す例では、順番3の行をデー
タなしにしてもよい。
【0132】なお、上述の実施例では、メインスイッチ
2の閉から開への切換りを、起動回路(R1,RAC)
のリレーRACのオンからオフへの切換りを利用して検
出している。リレーRACは、電源ラインの電圧が、接
片閉維持電流を与える電圧の下限値未満に低下するとオ
フに切換るので、上述の実施例では、DSP7は、入力
交流電源ラインの電圧低下に応答して「電源出力を停
止」(16)を実行する、とも表現出来る。上述の実施
例では、従って、実際にはメインスイッチ2が閉から開
に切換らなくても、入力交流電圧がリレーRACの接片
閉維持電圧下限値未満に低下すると、DSP7が電源出
力停止を行う。
【0133】起動回路のリレーRACをメインスイッチ
2の閉から開への切換り検出および入力交流電圧低下の
検出に用いるのに変えて、直流電圧変換回路3の出力電
圧を、必要に応じて抵抗分圧回路等を介して降圧して、
比較器で設定下限値と比較して、設定下限値未満のとき
例えばLとなる比較器出力を電源SWのOFF信号とし
てDSP7のSWinに印加するようにしてもよい。ま
たこれに変えて、直流電圧変換回路3の出力電圧を抵抗
分圧回路等を介して降圧して、フォトカプラの発光ダイ
オードに印加し、フォトカプラの受光側素子の光検知信
号をDSP7のSWinに印加するようにしてもよい。
あるいは、メインスイッチ2を、開閉検出信号線に介挿
する開閉検出接点および接片をも併設したものとして、
該開閉検出接点および接片を、図6に示すリレー接点お
よび接片RA2のDSP7への接続態様と同様な態様
で、DSP7に接続してもよい。
【0134】しかしながら、上述のようにリレーRAC
をメインスイッチ2の閉から開への切換り検出に用いる
態様、あるいは上述のフォトカプラを用いる態様が、回
路構成が簡単に済み、絶縁が容易で、しかも動作の信頼
性が高いので、好ましい。
【0135】
【発明の効果】メモリ(7c)に、メインスイッチ(2)がい
きなり開かれる場合の負荷側のトラブルを回避もしくは
最小限とする停止順番および停止タイミング、すなわち
最適な電源停止シーケンス、を設定しておくことによ
り、負荷側のトラブルを避ける又は最小限にすることが
できる。デジタル信号処理装置(7)がメモリ(7c)から停
止順番および停止タイミングを得てそれに基づいて停止
制御を行うので、デジタル信号処理装置(7)と負荷側の
コントローラたとえば複写機のシステムコントローラと
の通信が阻害される場合や、システムコントローラのC
PUが暴走するときでも、最適な電源停止シーケンスが
実現し、その信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の電源装置を組み込んだ複
合機能複写機の外観を示す正面図である。
【図2】 図2に示すカラープリンタ100の画像形成
機構の概要を示すブロック図である。
【図3】 図1に示す複写機の電気系統のシステム構成
を示すブロック図である。
【図4】 図3に示すDC電源/AC制御板80上の電
源回路の概要と給電される電気制御系統の概要を示すブ
ロック図である。
【図5】 (a)は図3に示す操作部20の拡大平面
図、(b)は操作部20の電気系統のシステム構成を示
すブロック図である。
【図6】 図4に示す第1電源回路4,第2電源回路5
および起動電源回路6の電気回路図である。
【図7】 図6に示すDSP(ディジタル制御部)7の
電気系統のシステム構成を示すブロック図である。
【図8】 図7に示すCPU7aの制御動作を示すフロ
ーチャートであり、(a)は制御動作の概要を、(b)
タイマ割込み処理の内容を、(c)は外部割込み処理の
内容を示す。
【図9】 図7に示すCPU7aのA/D変換終了に応
答する割込み処理の内容を示すフローチャートである。
【図10】 (a)は図8の(a)に示す「電源出力を
停止」(16)の内容を示すフローチャート、(b)は
NVRAM26aに格納されておりRAM7cに書込ま
れる順番テーブルのデータの内容を示す平面図である。
【符号の説明】
1:AC電源 2:メインスイッチ 20:操作部 21a,21b,21d,23,24:操作キー 21e,21f,22:表示LED 26f:液晶表示装置 101:感光体ベルト 102,103:回動ローラ 104:帯電チャージャ 105:レーザ露光装置 106:カラー現像装置 107:クリーニングブレー
ド 109:中間転写ベルト 110−112:回動ローラ 113:バイアスローラ 114:転写ローラ 115:クリーニング装置 116:給紙台 117:給紙ローラ 118a,118b:搬送ロ
ーラ対 119a,119b:レジストローラ対 120:定着装置 121a,121b:排紙ロ
ーラ対 122:排紙スタック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AQ06 AR01 HJ10 HV04 HV45 2H027 DA03 ED30 EE07 EE08 EF17 ZA01 5C062 AA02 AA05 AB41 AB42 AB49 AC22 AE15 5H730 AA00 AA20 AS00 BB23 BB57 BB88 CC01 DD04 EE02 EE08 EE10 EE59 EE61 EE73 FD03 FD13 FD33 FD43 FD61 FG05 XX02 XX13 XX22 XX33 XX42

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランス,該トランスの1次巻線にPWM
    パルスに応答してスイッチング給電する1次側回路、お
    よび、該トランスの2次巻線に発生する電圧を整流し負
    荷に給電する2次側回路、を含む、複数のスイッチング
    電源回路;前記1次側回路に直流電圧を与える整流平滑
    回路;交流電源と前記整流平滑回路の間に介挿されたメ
    インスイッチ;及び、 前記1次側回路に前記PWMパルスを与え、前記メイン
    スイッチの開又は前記整流平滑回路の電圧低下に対応し
    て、メモリに保持する停止順番および停止タイミングに
    従って各スイッチング電源回路の電源出力を停止するデ
    ジタル信号処理装置;を備える電源装置。
  2. 【請求項2】前記デジタル信号処理装置は、前記スイッ
    チング電源回路の1つの出力電圧を受ける受電端子を有
    し;電源装置は更に、バッテリおよび前記メインスイッ
    チからスイッチング電源回路に至るラインから給電され
    て該バッテリを前記受電端子に接続するスイッチ手段を
    更に備える;請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】前記スイッチ手段は、前記バッテリを前記
    受電端子に接続/非接続を示す端子を有し;前記デジタ
    ル信号処理装置は、該端子の「接続」から「非接続」へ
    のレベル切換りに対応して、メモリに保持する停止順番
    および停止タイミングに従って各スイッチング電源回路
    の電源出力を停止する;請求項2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】オペレータの指示を入力する手段,表示手
    段,入力読込み及び表示を制御する操作部制御手段,情
    報読み書き装置,作像機構および顕像形成制御手段を有
    し、画像信号に対応した顕像を用紙上に形成する顕像形
    成装置;および、 それぞれが、トランス,該トランスの1次巻線にPWM
    パルスに応答してスイッチング給電する1次側回路およ
    び該トランスの2次巻線に発生する電圧を整流し負荷に
    給電する2次側回路、を有する、前記顕像形成装置の高
    電力消費負荷に給電する高出力直流電源回路および制御
    系回路に給電する低出力直流電源回路,前記1次側回路
    に直流電圧を与える整流平滑回路,交流電源と前記整流
    平滑回路の間に介挿されたメインスイッチ,及び、前記
    1次側回路に前記PWMパルスを与え、前記メインスイ
    ッチの開又は前記整流平滑回路の電圧低下に対応して、
    メモリに保持する停止順番および停止タイミングに従っ
    て各スイッチング電源回路の電源出力を停止するデジタ
    ル信号処理装置、を含む電源装置;を備える画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】前記デジタル信号処理装置は、前記メイン
    スイッチの開又は前記整流平滑回路の電圧低下に対応し
    てまず前記顕像形成制御手段にそれを報知し、それから
    メモリに保持する停止順番および停止タイミングに従っ
    て各スイッチング電源回路の電源出力を停止し;前記顕
    像形成制御手段は、前記報知に対応して前記情報読み書
    き装置に終了指示信号を与える、請求項4記載の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】画像形成装置は更に、前記停止順番および
    停止タイミングを記憶する不揮発性記憶手段を含み;前
    記デジタル信号処理装置は、該不揮発性記憶手段の停止
    順番および停止タイミングを自己の内部メモリに書込
    む、請求項4又は請求項5記載の画像形成装置。
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