JP2002353784A - 発振回路 - Google Patents

発振回路

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JP2002353784A
JP2002353784A JP2001158541A JP2001158541A JP2002353784A JP 2002353784 A JP2002353784 A JP 2002353784A JP 2001158541 A JP2001158541 A JP 2001158541A JP 2001158541 A JP2001158541 A JP 2001158541A JP 2002353784 A JP2002353784 A JP 2002353784A
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mos transistors
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oscillation circuit
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  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路チップの小型化、電源電圧の低電圧化、
低消費電力化、回路特性のばらつきの改善、製造コスト
の削減を実現する。 【解決手段】 抵抗R1で負荷部を構成し、N型のMO
SトランジスタN1〜N4を用いて負極性のコンダクタン
スを有する電圧−電流変換部を構成する。前記電圧−電
流変換部は、N型のMOSトランジスタN1,N2で構成
された第1のMOSトランジスタ差動対回路と、前記第
1のMOSトランジスタ差動対回路のソース端子の各々
にドレイン端子をそれぞれ接続して成るN型のMOSト
ランジスタN3,N4を含む第2のMOSトランジスタ差
動対回路とを備える。前記N型のMOSトランジスタN
3,N4のゲートは互いに相手側のMOSトランジスタの
ドレインに接続すると共にそのソースの各々はそれぞれ
異なる直流電流源を介して接地する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振回路に関し、
特に、ラジオ受信機、テレビ受像機、衛星放送受信機、
ビデオレコーダー、移動体通信機に使用されるMOSト
ランジスタを用いた発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラジオ受信機、テレビ受像機、衛
星放送受信機、ビデオレコーダー、移動体通信機等の通
信機器には、発振回路が使用されている。
【0003】図8は、従来の発振回路の全体構成を示す
回路図である。この発振回路は、大別して2つのブロッ
クから構成されている。第1のブロックは、発散動作を
生じさせる回路部分であり、通常は、この回路部分で負
性抵抗を構成している。また、第2のブロックは、この
第1のブロックで得られた発散のレベルを制約する回路
部分であり、通常は、ヒステリシスを有する構成となっ
ている。
【0004】この従来の発振回路は、実用的な発振器と
して使用されるために、2通りの方法で利得を稼いでい
る。その1つの方法は、電圧−電流変換ブロックのgm
(コンダクタンス)を上げることにより利得を稼ぐ方法
であり、他の1つの方法は、負荷抵抗値を大きくするこ
とにより、ループ利得を稼ぐ方法である。
【0005】一方、発振回路に対しても、回路チップの
小型化と、発熱防止の要求があり、そのために回路全体
を低電圧電源で動作させることが要求されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
発振回路で、電圧−電流変換ブロックのgmを大きくす
るためには、バイアス電流を増加させることが必要にな
る。何故ならば、一般にgmは、そのバイアス電流の平
方根に比例するからである。なお、バイアス電流を増加
させると、負性抵抗による電圧降下を増大させるため、
所定の電源電圧の範囲で、そのバイアスが収まるように
する必要がある。また、大きなループ利得を稼ぐために
は、通常はアクティブ負荷を使用する必要がある。
【0007】さらに、一般に、発振回路は、その伝達関
数の分母(S=jω)が1次式で表現されており、過渡
応答としては単純な発散の形態を用いているため、必
ず、その発散を停止させるためのスイッチング回路が必
要となる。また、このスイッチング回路の動作速度を速
めるために、電流を増加させる必要がある。
【0008】また、より重大な問題点として、電圧−電
流変換ブロックのgmを大きくする方法を採用する場
合、バイポーラトランジスタを使用する回路は、MOS
トランジスタを使用する回路に比べて元々gmが大きい
ため、電流は、それほど大きく増加させる必要が無い
が、MOSトランジスタを使用する回路では、電圧−電
流変換ブロックのgmを大きくするためには、バイポー
ラトランジスタを使用する回路に比べて、電流を大きく
増加させる必要がある。
【0009】このような事情により、従来の発振回路で
は、回路電流の増加分や、アクティブ負荷が使用される
ことを考慮して、電源電圧は高くしておく必要があり、
課題とされている電源電圧の低電圧化が困難であった。
【0010】本発明は、以上のような従来の発振回路に
おける問題点に鑑みてなされたものであり、回路チップ
の小型化、電源電圧の低電圧化、低消費電力化、回路特
性のばらつきの改善、製造コストの削減を実現すること
ができる発振回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では上記の課題を
解決するために、発振パルスを出力する発振回路におい
て、抵抗のみにより構成された負荷部と、前記負荷部の
下段に位置し、同一チャネルのMOSトランジスタのみ
を用いて構成された負極性のコンダクタンスを有する電
圧−電流変換部と、前記電圧−電流変換部に定電流を供
給する定電流電源とを具備したことを特徴とする発振回
路が提供される。
【0012】また、前記電圧−電流変換部は、第1のM
OSトランジスタ差動対回路と、前記第1のMOSトラ
ンジスタ差動対回路のソース端子の各々にドレイン端子
をそれぞれ接続した第2のMOSトランジスタ差動対回
路とを備え、かつ前記第1のMOSトランジスタ差動対
回路を構成する互いに相補的な2つのMOSトランジス
タのゲートの各々はそれぞれ自己のドレインに接続さ
れ、かつ前記第2のMOSトランジスタ差動対回路を構
成する互いに相補的な2つのMOSトランジスタのゲー
トは互いに相手側のMOSトランジスタのドレインに接
続されていると共にそのソースの各々はそれぞれ異なる
直流電流源を介して接地されている構成とすることが可
能である。
【0013】即ち、本発明では、シングルチャネルに統
一されたMOSトランジスタのみを用いて負極性のコン
ダクタンスを有する電圧−電流変換部を構成し、かつ負
荷部も抵抗または電圧−電流変換部と同じシングルチャ
ネルのMOSトランジスタのみで構成することにより、
回路の発振条件を、従来の発振回路のように、むやみに
ループ利得を大きくすることなく、MOSトランジスタ
のコンダクタンスの比によって十分な精度で実現可能に
して、回路の発振余裕度や発振レベル、温度特性に関し
て安定度を与え、これにより、回路チップの小型化、電
源電圧の低電圧化、低消費電力化、回路特性のばらつき
の改善、製造コストの削減を実現している。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る発振回路の全体構成を示す回路図である。
【0015】本実施の形態に係る発振回路は、負荷抵抗
を構成する2個の抵抗R1と、2個の抵抗R1の下段に位
置し電圧−電流変換部を構成する4個のN型のMOSト
ランジスタN1〜N4と、MOSトランジスタN1のドレ
イン端子VaとMOSトランジスタN2のドレイン端子
Vbとの間に接続されたコンデンサC0/2と、MOS
トランジスタN3,N4のソース間に接続されたコンデン
サC1/2とを有する。
【0016】なお、MOSトランジスタN1のソース
は、MOSトランジスタN3のドレインに接続され、M
OSトランジスタN2のソースは、MOSトランジスタ
4のドレインに接続されている。
【0017】また、MOSトランジスタN1,N2のゲー
トの各々はそれぞれ自己のドレインに接続され、MOS
トランジスタN3のゲートはMOSトランジスタN4のド
レインに、MOSトランジスタN4のゲートはMOSト
ランジスタN3のドレインに、それぞれ接続されてい
る。
【0018】また、MOSトランジスタN1〜N4のそれ
ぞれのゲートに対向する基板は、各々のソースに接続さ
れている。さらに、2個の抵抗R1の一方の端子は短絡
接続された上で同一の電源に接続され、2個の抵抗R1
の他方の端子の各々は、ドレイン端子Va,Vbにそれ
ぞれ接続されている。
【0019】また、MOSトランジスタN3のソースは
直流電流源I1を介して、MOSトランジスタN4のソー
スは直流電流源I2を介して、それぞれ接地されてい
る。ちなみに、MOSトランジスタN1,N2と、MOS
トランジスタN3,N4は、それぞれ互いに相補的であ
り、相差動対を構成している。
【0020】以下、本実施の形態に係る発振回路の動作
を適宜数式を参照して説明する。本実施の形態に係る発
振回路は左右対象に構成されているので、このことを利
用して動作を解析する。今、2個の抵抗R1間に差動入
力信号Vin,−Vinが印加されたものとして、以下で、
そのループの伝達関数を求める。
【0021】まず、その出力ポイントが差動出力である
ことを示す。入力信号は差動であることを踏まえて、差
動入力信号Vinから見た出力ポイント(MOSトランジ
スタN1のドレイン端子Va)と、差動入力信号−Vin
から見た出力ポイント(MOSトランジスタN2のドレ
イン端子Vb)までの関係を数式(1),(2)で示
す。但し、以下では、電圧−電流変換部を構成するMO
SトランジスタN1〜N4のトータルコンダクタンスをg
Tとする。
【0022】
【数1】
【0023】
【数2】
【0024】ここで、数式(1),(2)の辺々の和を
とって、数式(3)が得られる。
【0025】
【数3】
【0026】これにより、差動入力信号Vinから見た出
力ポイント(MOSトランジスタN 1のドレイン端子V
a)と、差動入力信号−Vinから見た出力ポイント(M
OSトランジスタN2のドレイン端子Vb)は差動であ
ることが明らかとなるので、MOSトランジスタN1
ドレイン端子VaをV0ポイントとし、MOSトランジ
スタN2のドレイン端子Vbを−V0ポイントとした差動
出力として表すことができる。
【0027】図2は、図1に示す発振回路で、MOSト
ランジスタN1のドレインをV0ポイントとし、MOSト
ランジスタN2のドレインを−V0ポイントとした場合の
回路図である。
【0028】以下、図2を参照して本実施の形態に係る
発振回路の動作を説明する。ここで、MOSトランジス
タN1〜N4により構成される電圧−電流変換部のトータ
ルコンダクタンスgmTを求めておく。MOSトランジ
スタN1,N2のコンダクタンスを等しくgm1とし、M
OSトランジスタN3,N4のコンダクタンスを等しくg
2とすると、数式(4)の関係が得られる。
【0029】
【数4】
【0030】これにより、gm1がgm2より大きい場合
にはトータルコンダクタンスgmTは負極性コンダクタ
ンスとなり、gm1がgm2より小さい場合にはトータル
コンダクタンスgmTは正極性コンダクタンスとなる。
一般に、所与の条件としては、MOSトランジスタN1
〜N4により構成される電圧−電流変換部がラッチアッ
プ現象を起こさないようにgm1がgm2より大きい場合
を設定する。
【0031】なお、トータルコンダクタンスgmTを負
極性コンダクタンスとして定義したので、以下の数式で
は、便宜上、トータルコンダクタンスgmTを、正極性
として定義し直し、gmT=gm1・gm2/(gm1−g
2)とする。
【0032】数式(4)の関係を考慮しつつ、あらため
て差動入力信号Vinから見た出力ポイント(V0ポイン
ト)までの伝達関数T(s)を求めると、途中の計算式
である数式(5)を経由して数式(6)が得られる。
【0033】
【数5】
【0034】
【数6】
【0035】次に、図2に示す発振回路が発振するため
の条件を求めるため、数式(6)に示される伝達関数T
(s)を逆ラプラス変換して時間軸の関数にすると、途
中の数式(7)を経由して数式(8)が得られる。
【0036】
【数7】
【0037】
【数8】
【0038】数式(6),(8)から、図2に示す発振
回路が発振するための条件を求めると、数式(9)で示
される。
【0039】
【数9】
【0040】数式(9)に示すC0/C1は、非常に小さ
な値から1以上の大きな値までの値域をとり得る。従っ
て、gmTがとり得る値域は、数式(10)で示され
る。
【0041】
【数10】
【0042】数式(9),(10)の意味するところ
は、gmTが1/R1より少しでも大きければ一応の発振
条件を満たし、また、C0は0に近づけて実施できるの
で、gmTを、数式(10)を満足する範囲で非常に小
さく設定しても発振条件を満たすことが可能となるとい
う事実である。
【0043】とにかく、数式(10)で示される条件下
で、gmTとR1を設定すれば、図2に示す回路が発振条
件を満たすことになり、従来の発振回路のように、むや
みにループ利得を大きくする必要が無い。
【0044】なお、本実施の形態に係る発振回路では、
説明の便宜上、N型のMOSトランジスタ(N−MO
S)のみを用いて構成したが、これと等価な発振回路を
P型のMOSトランジスタ(P−MOS)のみを用いて
構成することも容易に可能である。
【0045】(第2の実施の形態)図3は、本発明の第
2の実施の形態に係る発振回路の全体構成を示す回路図
である。
【0046】本実施の形態に係る発振回路は、負荷を構
成する2個のN型のMOSトランジスタN1,N2と、電
圧−電流変換部を構成する4個のN型のMOSトランジ
スタN3〜N6と、MOSトランジスタN1のソース端子
VaとMOSトランジスタN2のソース端子Vbとの間
に接続されたコンデンサC0/2と、MOSトランジス
タN5,N6のソース間に接続されたコンデンサC1/2
とを有する。
【0047】なお、MOSトランジスタN3のソース
は、MOSトランジスタN5のドレインに接続され、M
OSトランジスタN4のソースは、MOSトランジスタ
6のドレインに接続されている。
【0048】また、MOSトランジスタN1〜N4のゲー
トの各々はそれぞれ自己のドレインに接続され、MOS
トランジスタN5のゲートはMOSトランジスタN6のド
レインに、MOSトランジスタN6のゲートはMOSト
ランジスタN5のドレインに、それぞれ接続されてい
る。
【0049】また、MOSトランジスタN1〜N6のそれ
ぞれのゲートに対向する基板は、各々のソースに接続さ
れている。さらに、負荷を構成するMOSトランジスタ
1,N2のそれぞれのゲートとドレインとの接続点は、
同一の電源に接続されている。
【0050】また、MOSトランジスタN5のソースは
直流電流源I1を介して、MOSトランジスタN6のソー
スは直流電流源I2を介して、それぞれ接地されてい
る。ちなみに、MOSトランジスタN3,N4と、MOS
トランジスタN5,N6は、それぞれ互いに相補的であ
り、差動対を構成している。
【0051】以下、本実施の形態に係る発振回路の動作
を適宜数式を参照して説明する。本実施の形態に係る発
振回路は左右対象に構成されているので、このことを利
用して動作を解析する。今、MOSトランジスタN1
2のゲート間に差動入力信号Vin,−Vinが印加され
たものとして、以下で、そのループの伝達関数を求め
る。
【0052】まず、その出力ポイントが差動出力である
ことを示す。入力信号は差動であることを踏まえて、差
動入力信号Vinから見た出力ポイント(MOSトランジ
スタN1のソース端子Va)と、差動入力信号−Vin
ら見た出力ポイント(MOSトランジスタN2のソース
端子Vb)までの関係を数式(11),(12)で示
す。但し、以下では、負荷を構成するMOSトランジス
タN1,N2のコンダクタンスをgmとし、電圧−電流変
換部を構成するMOSトランジスタN3〜N6のトータル
コンダクタンスをgmTとする。
【0053】
【数11】
【0054】
【数12】
【0055】ここで、数式(11),(12)の辺々の
和をとって、数式(13)が得られる。
【0056】
【数13】
【0057】これにより、差動入力信号Vinから見た出
力ポイント(MOSトランジスタN 1のソース端子V
a)と、差動入力信号−Vinから見た出力ポイント(M
OSトランジスタN2のソース端子Vb)は差動である
ことが明らかとなるので、MOSトランジスタN1のソ
ース端子VaをV0ポイントとし、MOSトランジスタ
2のソース端子Vbを−V0ポイントとした差動出力と
して表すことができる。
【0058】図4は、図3に示す発振回路で、MOSト
ランジスタN1のソースをV0ポイントとし、MOSトラ
ンジスタN2のソースを−V0ポイントとした場合の回路
図である。
【0059】以下、図4を参照して本実施の形態に係る
発振回路の動作を説明する。ここで、MOSトランジス
タN3〜N6により構成される電圧−電流変換部のトータ
ルコンダクタンスgmTを求めておく。MOSトランジ
スタN3,N4のコンダクタンスを等しくgm1とし、M
OSトランジスタN5,N6のコンダクタンスを等しくg
2とすると、数式(14)の関係が得られる。
【0060】
【数14】
【0061】これにより、gm1がgm2より大きい場合
にはトータルコンダクタンスgmTは負極性コンダクタ
ンスとなり、gm1がgm2より小さい場合にはトータル
コンダクタンスgmTは正極性コンダクタンスとなる。
一般に、所与の条件としては、MOSトランジスタN3
〜N6により構成される電圧−電流変換部がラッチアッ
プ現象を起こさないようにgm1がgm2より大きい場合
を設定する。
【0062】なお、トータルコンダクタンスgmTを負
極性コンダクタンスとして定義したので、以下の数式で
は、便宜上、トータルコンダクタンスgmTを、正極性
として定義し直し、gmT=gm1・gm2/(gm1−g
2)とする。
【0063】数式(14)の関係を考慮しつつ、あらた
めて差動入力信号Vinから見た出力ポイント(V0ポイ
ント)までの伝達関数T(s)を求めると、途中の計算
式である数式(15)を経由して数式(16)が得られ
る。
【0064】
【数15】
【0065】
【数16】
【0066】次に、図4に示す発振回路が発振するため
の条件を求めるため、数式(16)に示される伝達関数
T(s)を逆ラプラス変換して時間軸の関数にすると、
途中の数式(17)を経由して数式(18)が得られ
る。
【0067】
【数17】
【0068】
【数18】
【0069】数式(16),(18)から、図4に示す
発振回路が発振するための条件を求めると、数式(1
9)で示される。
【0070】
【数19】
【0071】数式(19)に示すC0/C1は、非常に小
さな値から1以上の大きな値までの値域をとり得る。従
って、gmTがとり得る値域は、数式(20)で示され
る。
【0072】
【数20】
【0073】数式(19),(20)の意味するところ
は、gmTがgmより少しでも大きければ一応の発振条
件を満たし、また、C0は0に近づけて実施できるの
で、gmTを、数式(20)を満足する範囲で非常に小
さく設定しても発振条件を満たすことが可能となるとい
う事実である。
【0074】とにかく、数式(20)で示される条件下
で、gmTとgmを設定すれば、図4に示す回路が発振
条件を満たすことになり、従来の発振回路のように、む
やみにループ利得を大きくする必要が無い。
【0075】なお、本実施の形態に係る発振回路では、
説明の便宜上、N型のMOSトランジスタ(N−MO
S)のみを用いて構成したが、これと等価な発振回路を
P型のMOSトランジスタ(P−MOS)のみを用いて
構成することも容易に可能である。
【0076】また、本実施の形態に係る発振回路では、
全てのMOSトランジスタをN型として構成したので、
前述の数式(19),(20)が、MOSトランジスタ
のコンダクタンスの比によって十分な精度で実現可能と
なり、回路の発振余裕度や発振レベル、温度特性に関し
て安定度を与えることができる。なお、このような効果
は、全てのMOSトランジスタをP型として構成した場
合についても同様である。
【0077】(第3の実施の形態)図5は、本発明の第
3の実施の形態に係る発振回路の全体構成を示す回路図
である。
【0078】本実施の形態に係る発振回路は、負荷を構
成する2個のN型のMOSトランジスタN1,N2と、電
圧−電流変換部を構成する2個のN型のMOSトランジ
スタN3,N4と、MOSトランジスタN1のソース端子
VaとMOSトランジスタN2のソース端子Vbとの間
に接続されたコンデンサC0/2と、MOSトランジス
タN3,N4のソース間に接続されたコンデンサC1/2
とを有する。
【0079】なお、MOSトランジスタN1のソース
は、MOSトランジスタN3のドレインに接続され、M
OSトランジスタN2のソースは、MOSトランジスタ
4のドレインに接続されている。
【0080】また、MOSトランジスタN1,N2のゲー
トの各々はそれぞれ自己のドレインに接続され、MOS
トランジスタN3のゲートはMOSトランジスタN4のド
レインに、MOSトランジスタN4のゲートはMOSト
ランジスタN3のドレインに、それぞれ接続されてい
る。
【0081】また、MOSトランジスタN1〜N4のそれ
ぞれのゲートに対向する基板は、各々のソースに接続さ
れている。さらに、負荷を構成するMOSトランジスタ
1,N2のそれぞれのゲートとドレインとの接続点は、
同一の電源に接続されている。
【0082】また、MOSトランジスタN3のソースは
直流電流源I1を介して、MOSトランジスタN4のソー
スは直流電流源I2を介して、それぞれ接地されてい
る。以下、本実施の形態に係る発振回路の動作を適宜数
式を参照して説明する。
【0083】本実施の形態に係る発振回路は左右対象に
構成されているので、このことを利用して動作を解析す
る。今、MOSトランジスタN1,N2のゲート間に差動
入力信号Vin,−Vinが印加されたものとして、以下
で、そのループの伝達関数を求める。
【0084】まず、その出力ポイントが差動出力である
ことを示す。入力信号は差動であることを踏まえて、差
動入力信号Vinから見た出力ポイント(MOSトランジ
スタN1のソース端子Va)と、差動入力信号−Vin
ら見た出力ポイント(MOSトランジスタN2のソース
端子Vb)までの関係を数式(21),(22)で示
す。但し、以下では、負荷を構成するMOSトランジス
タN1,N2のコンダクタンスを等しくgmとし、電圧−
電流変換部を構成するMOSトランジスタN3,N4のコ
ンダクタンスをgmTとする。
【0085】
【数21】
【0086】
【数22】
【0087】ここで、数式(21),(22)の辺々の
和をとって、数式(23)が得られる。
【0088】
【数23】
【0089】これにより、差動入力信号Vinから見た出
力ポイント(MOSトランジスタN 1のソース端子V
a)と、差動入力信号−Vinから見た出力ポイント(M
OSトランジスタN2のソース端子Vb)は差動である
ことが明らかとなるので、MOSトランジスタN1のソ
ース端子VaをV0ポイントとし、MOSトランジスタ
2のソース端子Vbを−V0ポイントとした差動出力と
して表すことができる。
【0090】図6は、図5に示す発振回路で、MOSト
ランジスタN1のソースをV0ポイントとし、MOSトラ
ンジスタN2のソースを−V0ポイントとした場合の回路
図である。
【0091】以下、図6を参照して本実施の形態に係る
発振回路の動作を説明する。ここで、電圧−電流変換部
を構成するMOSトランジスタN3,N4のコンダクタン
スを等しくgmTとして、あらためて、差動入力信号V
inから見た出力ポイント(V0ポイント)までの伝達関
数を求めると数式(24)が得られる。
【0092】
【数24】
【0093】次に、図6に示す発振回路が発振するため
の条件を求めるため、数式(24)に示される伝達関数
T(s)を逆ラプラス変換して時間軸の関数にすると、
途中の数式(25)を経由して数式(26)が得られ
る。
【0094】
【数25】
【0095】
【数26】
【0096】数式(26)から、図6に示す発振回路が
発振するための条件は、数式(27)であることが分か
る。
【0097】
【数27】
【0098】数式(27)に示すC0/C1は、非常に小
さな値から1以上の大きな値までの値域をとり得る。従
って、gmTがとり得る値域は、数式(28)で示され
る。
【0099】
【数28】
【0100】数式(27),(28)の意味するところ
は、gmTがgmより少しでも大きければ一応の発振条
件を満たし、また、C0は0に近づけて実施できるの
で、gmTを、数式(28)を満足する範囲で非常に小
さく設定しても発振条件を満たすことが可能となるとい
う事実である。
【0101】とにかく、数式(28)で示される条件下
で、gmTとgmを設定すれば、図6に示す回路が発振
条件を満たすことになり、従来の発振回路のように、む
やみにループ利得を大きくする必要が無い。
【0102】図7は、本発明の第3の実施の形態に係る
発振回路をP型のMOSトランジスタ(P−MOS)の
みを用いて構成した回路図である。本実施の形態に係る
発振回路では、説明の便宜上、N型のMOSトランジス
タ(N−MOS)のみを用いて構成したが、これと等価
な発振回路を、図7に示す発振回路のように、符号P1
〜P4で示すP型のMOSトランジスタ(P−MOS)
のみを用いて構成することも容易に可能である。
【0103】また、本実施の形態に係る発振回路では、
全てのMOSトランジスタをN型として構成したので、
前述の数式(27),(28)が、MOSトランジスタ
のコンダクタンスの比によって十分な精度で実現可能と
なり、回路の発振余裕度や発振レベル、温度特性に関し
て安定度を与えることができる。なお、このような効果
は、図7に示すように、全てのMOSトランジスタをP
型として構成した場合についても同様である。
【0104】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明では、シ
ングルチャネルに統一されたMOSトランジスタのみを
用いて負極性のコンダクタンスを有する電圧−電流変換
部を構成すると共に、負荷部も抵抗または電圧−電流変
換部と同じシングルチャネルのMOSトランジスタのみ
で構成したので、回路の発振条件を、従来の発振回路の
ように、むやみにループ利得を大きくすることなく、M
OSトランジスタのコンダクタンスの比によって十分な
精度で実現可能にして、回路の発振余裕度や発振レベ
ル、温度特性に関して安定度を与え、これにより、回路
チップの小型化、電源電圧の低電圧化、低消費電力化、
回路特性のばらつきの改善、製造コストの削減が可能と
なる。
【0105】また、従来の発振回路で発振出力の反転を
促進するために必要であったスイッチング回路を不要に
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る発振回路の全
体構成を示す回路図である。
【図2】図1に示す発振回路で、MOSトランジスタN
1のドレインをV0ポイントとし、MOSトランジスタN
2のドレインを−V0ポイントとした場合の回路図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る発振回路の全
体構成を示す回路図である。
【図4】図3に示す発振回路で、MOSトランジスタN
1のソースをV0ポイントとし、MOSトランジスタN2
のソースを−V0ポイントとした場合の回路図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る発振回路の全
体構成を示す回路図である。
【図6】図5に示す発振回路で、MOSトランジスタN
1のソースをV0ポイントとし、MOSトランジスタN2
のソースを−V0ポイントとした場合の回路図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る発振回路をP
型のMOSトランジスタ(P−MOS)のみを用いて構
成した回路図である。
【図8】従来の発振回路の全体構成を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
0/2,C1/2……コンデンサ、I1,I2……直流電
流源、N1〜N6……N型のMOSトランジスタ(N−M
OS)、P1〜P4……P型のMOSトランジスタ(P−
MOS)、R1……抵抗、Vin,−Vin……差動入力信

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振パルスを出力する発振回路におい
    て、 抵抗のみにより構成された負荷部と、 前記負荷部の下段に位置し、同一チャネルのMOSトラ
    ンジスタのみを用いて構成された負極性のコンダクタン
    スを有する電圧−電流変換部と、 前記電圧−電流変換部に定電流を供給する定電流電源
    と、 を具備したことを特徴とする発振回路。
  2. 【請求項2】 前記電圧−電流変換部は、第1のMOS
    トランジスタ差動対回路と、前記第1のMOSトランジ
    スタ差動対回路のソース端子の各々にドレイン端子をそ
    れぞれ接続した第2のMOSトランジスタ差動対回路と
    を備え、かつ前記第1のMOSトランジスタ差動対回路
    を構成する互いに相補的な2つのMOSトランジスタの
    ゲートの各々はそれぞれ自己のドレインに接続され、か
    つ前記第2のMOSトランジスタ差動対回路を構成する
    互いに相補的な2つのMOSトランジスタのゲートは互
    いに相手側のMOSトランジスタのドレインに接続され
    ていると共にそのソースの各々はそれぞれ異なる直流電
    流源を介して接地されていることを特徴とする請求項1
    記載の発振回路。
  3. 【請求項3】 発振パルスを出力する発振回路におい
    て、 MOSトランジスタのみを用いて構成された負荷部と、 前記負荷部の下段に位置し、前記負荷部と同一チャネル
    のMOSトランジスタを4個用いて構成された負極性の
    コンダクタンスを有する電圧−電流変換部と、 前記電圧−電流変換部に定電流を供給する定電流電源
    と、 を具備したことを特徴とする発振回路。
  4. 【請求項4】 前記電圧−電流変換部は、第1のMOS
    トランジスタ差動対回路と、前記第1のMOSトランジ
    スタ差動対回路のソース端子の各々にドレイン端子をそ
    れぞれ接続した第2のMOSトランジスタ差動対回路と
    を備え、かつ前記第1のMOSトランジスタ差動対回路
    を構成する互いに相補的な2つのMOSトランジスタの
    ゲートの各々はそれぞれ自己のドレインに接続され、か
    つ前記第2のMOSトランジスタ差動対回路を構成する
    互いに相補的な2つのMOSトランジスタのゲートは互
    いに相手側のMOSトランジスタのドレインに接続され
    ていると共にそのソースの各々はそれぞれ異なる直流電
    流源を介して接地されていることを特徴とする請求項3
    記載の発振回路。
  5. 【請求項5】 発振パルスを出力する発振回路におい
    て、 MOSトランジスタのみを用いて構成された負荷部と、 前記負荷部の下段に位置し、前記負荷部と同一チャネル
    のMOSトランジスタを2個用いて構成された負極性の
    コンダクタンスを有する電圧−電流変換部と、 前記電圧−電流変換部に定電流を供給する定電流電源
    と、 を具備したことを特徴とする発振回路。
  6. 【請求項6】 前記電圧−電流変換部は、1つのMOS
    トランジスタ差動対回路を備え、かつ前記MOSトラン
    ジスタ差動対回路を構成する互いに相補的な2つのMO
    Sトランジスタのゲートは、互いに相手側のMOSトラ
    ンジスタのドレインに接続されていると共にそのソース
    の各々はそれぞれ異なる直流電流源を介して接地されて
    いることを特徴とする請求項5記載の発振回路。
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