JP2002353541A - ファイバーレーザーおよびファイバーアンプ - Google Patents
ファイバーレーザーおよびファイバーアンプInfo
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Abstract
ファイバーを、レーザーダイオードによって励起してレ
ーザービームを発生させるファイバーレーザーにおい
て、より多くの発振波長を実現する。 【解決手段】 Ho3+が添加されたコアを持つファイ
バー13をGaN系レーザーダイオード11によって励起
し、該ファイバー13における 5S2 → 5I 7 、
あるいは 5S2 → 5I8 の遷移によってレーザ
ービーム15を発生させる。
Description
が添加されたコアを有するファイバーを、レーザーダイ
オード(半導体レーザー)によって励起してレーザービ
ームを発生させるファイバーレーザーに関するものであ
る。
れたコアを有するファイバーをレーザーダイオードで励
起して蛍光を生じさせ、ファイバーに入射した光をこの
蛍光によって増幅するファイバーアンプに関するもので
ある。
(1995)p.30や、Optics communications 86(1991)p.337
に示されるように、Pr3+が添加された弗化物系のコ
アを有するファイバーをレーザーダイオードによって励
起してレーザービームを発生させるファイバーレーザー
が知られている。
Pr3+が添加されたコアを有するファイバーをレーザ
ーダイオードによって励起して蛍光を生じさせ、この蛍
光の波長領域に含まれる光をファイバーに入射させて該
蛍光のエネルギーによって増幅するファイバーアンプが
知られている。
Pr3+ドープファイバーレーザーが記載されており、
476.5nm励起による491nm、520nm、605nm、635
nmの発振が確認されている。
ァイバーアンプは、青色や緑色領域のレーザービームを
発生させたり、あるいは増幅することが可能であるか
ら、それらによって、カラー感光材料にカラー画像を書
き込むための光源を構成することも考えられる。
ーレーザーやファイバーアンプは、カラー画像書き込み
等のために数W〜数10Wクラスのパワーで励起しようと
すると、水冷手段が必要となることから、装置の大型
化、低寿命、低効率の問題を招く。
0−6370号(特開平11−204862号参照)に
おいて、効率良く高出力の青色領域や緑色領域のレーザ
ービームを発生可能で、小型に形成することができ、し
かも出力やビーム品質の安定性が高いファイバーレーザ
ーを提案した。このファイバーレーザーは、前述のPr
3+が添加されたコアを持つファイバーを、GaN系レ
ーザーダイオードによって励起する構成を有することを
特徴とするものである。
70号において、青色領域や緑色領域のレーザービーム
を効率良く増幅可能で、小型に形成することができ、し
かも出力やビーム品質の安定性が高いファイバーアンプ
も提案した。このファイバーアンプは、Pr3+が添加
されたコアを持つファイバーを、GaN系レーザーダイ
オードによって励起し、該励起により生じる蛍光の波長
領域に含まれる波長の入射光を増幅する構成を有するも
のである。
17号(特開2001−36168号参照)において、
Er3+、Ho3+、Dy3+、Eu3+、Sm3+、
Pm 3+およびNd3+のうちの少なくとも1つとPr
3+とが共ドープされたコアを持つファイバーを、Ga
N系レーザーダイオードによって励起するようにしたフ
ァイバーレーザーや、上記と同様のファイバーをGaN
系レーザーダイオードによって励起し、この励起によっ
て生じる蛍光の波長領域に含まれる波長の入射光を増幅
するファイバーアンプを提案した。
11−204862号や特開2001−36168号に
示されるファイバーレーザーのようにGaN系レーザー
ダイオードを励起源として、さらに別の多くの波長で発
振し得るファイバーレーザーを提供することを目的とす
る。
862号や特開2001−36168号に示されるファ
イバーアンプのようにGaN系レーザーダイオードを励
起源として、さらに別の多くの波長の光を増幅すること
ができるファイバーアンプを提供することを目的とす
る。
イバーレーザーは、Ho3+が添加されたコアを持つフ
ァイバーをGaN系レーザーダイオードによって励起
し、該ファイバーにおける 5S2 → 5I7 、あ
るいは 5S2 → 5I8 の遷移によってレーザー
ビームを発生させる構成を有するものである。このファ
イバーレーザーは、より具体的には、 5S2 → 5
I7 の遷移によって波長が740〜760nmのレーザービ
ームを発生させたり、あるいは 5S2 → 5I8
の遷移によって波長が540〜560nmのレーザービームを
発生させる構成をとることができる。
つファイバーの励起波長は420nmとされる。そしてこ
のファイバーとしては、希土類元素イオンとしてHo
3+のみがコアに添加されたものを好適に用いることが
できる。
ーは、Sm3+が添加されたコアを持つファイバーをG
aN系レーザーダイオードによって励起し、該ファイバ
ーにおける 4G5/2 → 6H5/2 、 4G
5/2 → 6H7/2 、あるいは 4F3/2 →
6H11/2 の遷移によってレーザービームを発生
させる構成を有するものである。このファイバーレーザ
ーは、より具体的には、 4G5/2 → 6H5/2
の遷移によって波長が556〜576nmのレーザービームを
発生させたり、あるいは 4G5/2 → 6H
7/2 の遷移によって波長が605〜625nmのレーザー
ビームを発生させたり、さらには 4F3/2 → 6H
11/2 の遷移によって波長が640〜660nmのレーザ
ービームを発生させる構成をとることができる。
つファイバーの励起波長は404nmとされる。そしてこ
のファイバーとしては、希土類元素イオンとしてSm
3+のみがコアに添加されたものを好適に用いることが
できる。
レーザーは、Eu3+が添加されたコアを持つファイバ
ーをGaN系レーザーダイオードによって励起し、該フ
ァイバーにおける 5D0 → 7F2 の遷移によっ
てレーザービームを発生させる構成を有するものであ
る。このファイバーレーザーは、より具体的には、 5
D0 → 7F2 の遷移によって波長が579〜599n
mのレーザービームを発生させる構成をとることができ
る。
つファイバーの励起波長は394nmとされる。そしてこ
のファイバーとしては、希土類元素イオンとしてEu
3+のみがコアに添加されたものを好適に用いることが
できる。
レーザーは、Dy3+が添加されたコアを持つファイバ
ーをGaN系レーザーダイオードによって励起し、該フ
ァイバーにおける 4F9/2 → 6H13/2 あ
るいは 4F9/2 → 6H11/2 の遷移によっ
てレーザービームを発生させる構成を有するものであ
る。このファイバーレーザーは、より具体的には、 4
F9/2 → 6H13 /2 の遷移によって波長が56
2〜582nmのレーザービームを発生させたり、あるいは
4F9/2 → 6H11/2 の遷移によって波長
が654〜674nmのレーザービームを発生させる構成をと
ることができる。
つファイバーの励起波長は390nmとされる。そしてこ
のファイバーとしては、希土類元素イオンとしてDy
3+のみがコアに添加されたものを好適に用いることが
できる。
レーザーは、Er3+が添加されたコアを持つファイバ
ーをGaN系レーザーダイオードによって励起し、該フ
ァイバーにおける 4S3/2 → 4I15/2 あ
るいは 2H9/2 → 4I13/2 の遷移によっ
てレーザービームを発生させる構成を有するものであ
る。このファイバーレーザーは、より具体的には、 4
S3/2 → 4I15 /2 の遷移によって波長が53
0〜550nmのレーザービームを発生させたり、 2H
9/2 → 4I13/2 の遷移によって波長が544
〜564nmのレーザービームを発生させる構成をとるこ
とができる。
つファイバーの励起波長は406nmあるいは380nmとさ
れる。そしてこのファイバーとしては、希土類元素イオ
ンとしてEr3+のみがコアに添加されたものを好適に
用いることができる。
レーザーは、Tb3+が添加されたコアを持つファイバ
ーをGaN系レーザーダイオードによって励起し、該フ
ァイバーにおける 5D4 → 7F5 の遷移によっ
てレーザービームを発生させる構成を有するものであ
る。このファイバーレーザーは、より具体的には、 5
D4 → 7F5 の遷移によって波長が530〜550nm
のレーザービームを発生させる構成をとることができ
る。
つファイバーの励起波長は380nmとされる。そしてこ
のファイバーとしては、希土類元素イオンとしてTb
3+のみがコアに添加されたものを好適に用いることが
できる。
おいて、励起光源としてのGaN系レーザーダイオード
は、より具体的には、例えばInGaN、InGaNA
sあるいはGaNAsからなる活性層を有するものを使
用することができる。
プは、Ho3+が添加されたコアを持つファイバーをG
aN系レーザーダイオードによって励起し、該ファイバ
ーにおける 5S2 → 5I7 、あるいは 5S
2 → 5I8 の遷移によって生じる蛍光の波長領域
に含まれる波長の入射光を増幅する構成を有するもので
ある。このファイバーアンプは、より具体的には、 5
S2 → 5I7 の遷移によって740〜760nmの波長
領域の蛍光を発生させて、この領域に含まれる波長の入
射光を増幅したり、 5S2 → 5I8 の遷移によ
って540〜560nmの波長領域の蛍光を発生させて、この
領域に含まれる波長の入射光を増幅する構成をとること
ができる。
つファイバーの励起波長は420nmとされる。そしてこ
のファイバーとしては、希土類元素イオンとしてHo
3+のみがコアに添加されたものを好適に用いることが
できる。
は、Sm3+が添加されたコアを持つファイバーをGa
N系レーザーダイオードによって励起し、該ファイバー
における 4G5/2 → 6H5/2 、 4G
5/2 → 6H7/2 、あるいは 4F3/2 →
6H11/2 の遷移によって生じる蛍光の波長領域
に含まれる波長の入射光を増幅する構成を有するもので
ある。このファイバーアンプは、より具体的には、 4
G5/2 → 6H5/2 の遷移によって556〜576n
mの波長領域の蛍光を発生させて、この領域に含まれる
波長の入射光を増幅したり、 4G5/2 → 6H
7/2 の遷移によって605〜625nmの波長領域の蛍光
を発生させて、この領域に含まれる波長の入射光を増幅
したり、あるいは 4F3/2 → 6H11/2 の
遷移によって640〜660nmの波長領域の蛍光を発生させ
て、この領域に含まれる波長の入射光を増幅する構成を
とることができる。
つファイバーの励起波長は404nmとされる。そしてこ
のファイバーとしては、希土類元素イオンとしてSm
3+のみがコアに添加されたものを好適に用いることが
できる。
アンプは、Eu3+が添加されたコアを持つファイバー
をGaN系レーザーダイオードによって励起し、該ファ
イバーにおける 5D0 → 7F2 の遷移によって
生じる蛍光の波長領域に含まれる波長の入射光を増幅す
る構成を有するものである。このファイバーアンプは、
より具体的には、 5D0 → 7F2 の遷移によ
って579〜599nmの波長領域の蛍光を発生させて、この
領域に含まれる波長の入射光を増幅する構成をとること
ができる。
つファイバーの励起波長は394nmとされる。そしてこ
のファイバーとしては、希土類元素イオンとしてEu
3+のみがコアに添加されたものを好適に用いることが
できる。
アンプは、Dy3+が添加されたコアを持つファイバー
をGaN系レーザーダイオードによって励起し、該ファ
イバーにおける 4F9/2 → 6H13/2 ある
いは 4F9/2 → 6H 11/2 の遷移によって
生じる蛍光の波長領域に含まれる波長の入射光を増幅す
る構成を有するものである。このファイバーアンプは、
より具体的には、 4F9/2 → 6H13/2 の
遷移によって562〜582nmの波長領域の蛍光を発生させ
て、この領域に含まれる波長の入射光を増幅したり、あ
るいは 4F9 /2 → 6H11/2 の遷移によっ
て654〜674nmの波長領域の蛍光を発生させて、この領
域に含まれる波長の入射光を増幅する構成をとることが
できる。
つファイバーの励起波長は390nmとされる。そしてこ
のファイバーとしては、希土類元素イオンとしてDy
3+のみがコアに添加されたものを好適に用いることが
できる。
アンプは、Er3+が添加されたコアを持つファイバー
をGaN系レーザーダイオードによって励起し、該ファ
イバーにおける 4S3/2 → 4I15/2 ある
いは 2H9/2 → 4I 13/2 の遷移によって
生じる蛍光の波長領域に含まれる波長の入射光を増幅す
る構成を有するものである。このファイバーアンプは、
より具体的には、 4S3/2 → 4I15/2 の
遷移によって530〜550nmの波長領域の蛍光を発生させ
て、この領域に含まれる波長の入射光を増幅したり、あ
るいは 2H9 /2 → 4I13/2 の遷移によっ
て544〜564nmの波長領域の蛍光を発生させて、この領
域に含まれる波長の入射光を増幅する構成をとることが
できる。
つファイバーの励起波長は406nmあるいは380nmとさ
れる。そしてこのファイバーとしては、希土類元素イオ
ンとしてEr3+のみがコアに添加されたものを好適に
用いることができる。
アンプは、Tb3+が添加されたコアを持つファイバー
をGaN系レーザーダイオードによって励起し、該ファ
イバーにおける 5D4 → 7F5 の遷移によって
生じる蛍光の波長領域に含まれる波長の入射光を増幅す
る構成を有するものである。このファイバーアンプは、
より具体的には、 5D4 → 7F5 の遷移によっ
て530〜550nmの波長領域の蛍光を発生させて、この領
域に含まれる波長の入射光を増幅する構成をとることが
できる。
つファイバーの励起波長は380nmとされる。そしてこ
のファイバーとしては、希土類元素イオンとしてTb
3+のみがコアに添加されたものを好適に用いることが
できる。
いても、励起光源としてのGaN系レーザーダイオード
は、より具体的には、例えばInGaN、InGaNA
sあるいはGaNAsからなる活性層を有するものを使
用することができる。
3+、Er3+およびTb3+は波長380〜420nmに吸
収帯があり、GaN系レーザーダイオードによって励起
され得る。波長380〜430nmはGaN系レーザーダイオ
ードが比較的発振しやすい波長帯であり、そして特に波
長400〜410nmは、現在提供されているGaN系レーザ
ーダイオードの最大出力が得られる波長帯であるので、
これらのHo3+、Sm3 +、Eu3+、Dy3+、E
r3+およびTb3+をGaN系レーザーダイオードに
よって励起すれば、励起光の吸収量を大きく確保可能
で、それにより、高効率化および高出力化が達成され
る。
o3+、Sm3+、Eu3+、Dy 3+、Er3+およ
びTb3+による蛍光の波長帯は広い範囲に亘るので、
従来に無い波長で発振するファイバーレーザーを得るこ
とが可能となる。
導係数が130 W/m℃と、ZnMgSSe系レーザーダ
イオードの4W/m℃等と比べて極めて大きい。またそ
れに加えて、転移の移動度もZnMgSSe系レーザー
ダイオードと比べて非常に小さいことから、COD(カ
タストロフィック・オプティカル・ダメージ)が非常に
高く、高寿命、高出力が得やすいものである。このよう
に高寿命、高出力が得やすいGaN系レーザーダイオー
ドを励起光源として用いたことにより、本発明のファイ
バーレーザーは、高寿命で、高出力のレーザービームを
発生可能となる。
オードとしては、単一縦、横モード型のものを使用でき
ることは勿論、その他ブロードエリア型、フェーズドア
レー型、あるいはMOPA型の高出力タイプのものを1
個または複数個使用することもできる。そのようにする
ことにより本発明のファイバーレーザーは、さらなる高
出力、例えばW(ワット)クラスの高出力を得ることも
可能である。
イバーアンプにおいても同様に得られるものであり、よ
って本発明のファイバーアンプによれば、広い範囲に亘
る波長の光を強力に増幅可能となる。
施の形態を詳細に説明する。まず、ファイバーレーザー
として構成された第1〜6の実施の形態について説明す
る。
1の実施の形態によるファイバーレーザーを示すもので
ある。このファイバーレーザーは、励起光としてのレー
ザービーム10を発するレーザーダイオード11と、発散光
であるレーザービーム10を集光する集光レンズ12と、H
o3+がドープされたコアを持つファイバー13とからな
る。
420nmのブロードエリア型のGaN系レーザーダイオ
ードが用いられている。
ように、断面正円形のコア20と、その外側に配された断
面ほぼ矩形の第1クラッド21と、その外側に配された断
面正円形の第2クラッド22とからなる。コア20はHo
3+が例えば1at%ドープされたZr系弗化物ガラ
ス、例えばZBLANP(ZrF4−BaF2−LaF
3−AlF3−AlF3−NaF−PbF2)からな
り、第1クラッド21は一例としてZBLAN(ZrF4
−BaF2−LaF3−AlF3−NaF)からなり、
第2クラッド22は一例としてポリマーからなる。
ZBLANや、In/Ga系弗化物ガラス、例えばIG
PZCLすなわち(InF3−GaF3−LaF3)−
(PbF2−ZnF2)−CdF等を用いて形成されて
もよい。
mのレーザービーム10は、上記ファイバー13の第1クラ
ッド21に入力され、そこを導波モードで伝搬する。つま
りこの第1クラッド21は、励起光であるレーザービーム
10に対してはコアとして作用する。
間にコア20の部分も通過する。コア20においては、入射
したレーザービーム10によってHo3+が励起され、
5S 2 → 5I8 の遷移によって波長550nmの
蛍光が生じる。この蛍光はコア20を導波モードで伝搬す
る。
その他に、 5S2 → 5I7の遷移による波長750
nmの蛍光等が発生し得る。そこで、ファイバー13の入
射端面13aには、波長550nmに対してHR(高反射)
で、波長750nm等の他の蛍光並びに励起波長420nmに
対してAR(無反射)となる特性のコートが施され、フ
ァイバー13の出射端面13bには、波長550nmの光を1
%だけ透過させるコートが施されている。
ァイバー13の両端面13a、13b間で共振して、レーザー
発振を引き起こす。こうして波長550nmの緑色のレー
ザービーム15が発生し、このレーザービーム15はファイ
バー13の出射端面13bから前方に出射する。
においてシングルモードで、一方励起光であるレーザー
ビーム10は第1クラッド21においてマルチモードで伝搬
する構成とされている。それにより、高出力のブロード
エリア型レーザーダイオード11を励起光源に適用して、
レーザービーム10を高い結合効率でファイバー13に入力
させることが可能となっている。
形とされているため、レーザービーム10がクラッド断面
内で不規則な反射経路を辿り、コア20に入射する確率が
高められている。
ーザーダイオード11の大きな出力が得られる波長帯にあ
るので、コア20における波長420nmのレーザービーム1
0の吸収量が大きくなり、高効率化および高出力化が達
成される。具体的に本実施の形態においては、ファイバ
ー13の長さが1mのとき、出力300mWのレーザーダイ
オード11を用いて、出力150mWの緑色のレーザービー
ム15を得ることができた。
つファイバー13を用いる場合は、前述の 5S2 →
5I7 の遷移によって波長750nmの蛍光も発生し
得るので、ファイバー13の両端面13a、13bに施すコー
トの設定次第で、波長750nmのレーザービームを発振
させることも可能である。
態によるファイバーレーザーは、図1に示したファイバ
ーレーザーと基本的に同様の構成を有するものであるの
で、以下この図1中の番号を流用して説明する(後述す
る第3〜6の実施の形態も同様)。
ァイバーレーザーと比べると、ファイバー13のコア20に
ドープされている希土類元素イオン、およびファイバー
13の両端面13a、13bに施すコートが異なるものであ
る。
ー13のコア20にはSm3+が1at%ドープされてい
る。またコア20における 4G5/2 → 6H
5/2 の遷移を利用して波長566nmのレーザービー
ムを発生させるために、ファイバー13の入射端面13aに
は、波長566nmに対してHR(高反射)で、他の 4
G5/ 2 → 6H7/2 の遷移による波長615nm
の蛍光および 4F3/2 → 6H11/2 の遷移に
よる波長650nmの蛍光等、並びに励起波長404nmに対
してAR(無反射)となる特性のコートが施され、ファ
イバー13の出射端面13bには、波長566nmの光を1%
だけ透過させるコートが施されている。そしてここでは
レーザーダイオード11として、発振波長404nmのもの
が用いられている。
が1mのとき、出力200mWのGaN系レーザーダイオ
ード11を用いて、出力110mWの波長566nmのレーザー
ビーム15を得ることができた。
つファイバー13を用いる場合は、前述の 4G5/2
→ 6H7/2 の遷移による波長615nmの蛍光や、
4F3/2 → 6H11/2 の遷移による波長65
0nmの蛍光も発生し得るので、ファイバー13の両端面1
3a、13bに施すコートの設定次第で、波長615nmのレ
ーザービームや波長650nmのレーザービームを発振さ
せることも可能である。
態によるファイバーレーザーも、図1に示したファイバ
ーレーザーと比べると、ファイバー13のコア20にドープ
されている希土類元素イオン、およびファイバー13の両
端面13a、13bに施すコートが異なるものである。
ー13のコア20にはEu3+が1at%ドープされてい
る。また、コア20における 5D0 → 7F2 の
遷移によって波長589nmのレーザービームを発生させ
るために、ファイバー13の入射端面13aには、波長589
nmに対してHR(高反射)で、他の遷移による蛍光、
並びに励起波長394nmに対してAR(無反射)となる
特性のコートが施され、ファイバー13の出射端面13bに
は、波長589nmの光を1%だけ透過させるコートが施
されている。そしてここではレーザーダイオード11とし
て、発振波長394nmのものが用いられている。
が1mのとき、出力100mWのGaN系レーザーダイオ
ード11を用いて、出力40mWの波長589nmのレーザー
ビーム15を得ることができた。
態によるファイバーレーザーも、図1に示したファイバ
ーレーザーと比べると、ファイバー13のコア20にドープ
されている希土類元素イオン、およびファイバー13の両
端面13a、13bに施すコートが異なるものである。
ー13のコア20にはDy3+が1at%ドープされてい
る。また、コア20における 4F9/2 → 6H
13/2の遷移を利用して波長572nmのレーザービー
ムを発生させるために、ファイバー13の入射端面13aに
は、波長572nmに対してHR(高反射)で、他の 4
F 9/2 → 6H11/2 の遷移による波長664n
mの蛍光等、並びに励起波長390nmに対してAR(無
反射)となる特性のコートが施され、ファイバー13の出
射端面13bには、波長572nmの光を1%だけ透過させ
るコートが施されている。そしてここではレーザーダイ
オード11として、発振波長390nmのものが用いられて
いる。
が1mのとき、出力100mWのGaN系レーザーダイオ
ード11を用いて、出力50mWの波長572nmのレーザー
ビーム15を得ることができた。
つファイバー13を用いる場合は、前述の 4F9/2
→ 6H11/2 の遷移による波長664nmの蛍光も
発生し得るので、ファイバー13の両端面13a、13bに施
すコートの設定次第で、波長664nmのレーザービーム
を発振させることも可能である。
態によるファイバーレーザーも、図1に示したファイバ
ーレーザーと比べると、ファイバー13のコア20にドープ
されている希土類元素イオン、およびファイバー13の両
端面13a、13bに施すコートが異なるものである。
ー13のコア20にはEr3+が1at%ドープされてい
る。また、コア20における 2H9/2 → 4I
13/2の遷移を利用して波長554nmのレーザービー
ムを発生させるために、ファイバー13の入射端面13aに
は、波長554nmに対してHR(高反射)で、他の 4
S 3/2 → 4I15/2 の遷移による波長540n
mの蛍光等、並びに励起波長406nmに対してAR(無
反射)となる特性のコートが施され、ファイバー13の出
射端面13bには、波長554nmの光を1%だけ透過させ
るコートが施されている。そしてここではレーザーダイ
オード11として、発振波長406nmのものが用いられて
いる。
が1mのとき、出力200mWのGaN系レーザーダイオ
ード11を用いて、出力120mWの波長554nmのレーザー
ビーム15を得ることができた。
つファイバー13を用いる場合は、前述の 4S3/2
→ 4I15/2 の遷移による波長540nmの蛍光も
発生し得るので、ファイバー13の両端面13a、13bに施
すコートの設定次第で、波長540nmのレーザービーム
を発振させることも可能である。
を持つファイバー13を用いる場合、その励起波長は上述
の406nmの他に、380nmとすることもできる。
態によるファイバーレーザーも、図1に示したファイバ
ーレーザーと比べると、ファイバー13のコア20にドープ
されている希土類元素イオン、およびファイバー13の両
端面13a、13bに施すコートが異なるものである。
ー13のコア20にはTb3+が1at%ドープされてい
る。また、コア20における 5D4 → 7F5 の遷
移によって波長540nmのレーザービームを発生させる
ために、ファイバー13の入射端面13aには、波長540n
mに対してHR(高反射)で、他の遷移による蛍光、並
びに励起波長380nmに対してAR(無反射)となる特
性のコートが施され、ファイバー13の出射端面13bに
は、波長540nmの光を1%だけ透過させるコートが施
されている。そしてここではレーザーダイオード11とし
て、発振波長380nmのものが用いられている。
が1mのとき、出力100mWのGaN系レーザーダイオ
ード11を用いて、出力30mWの波長540nmのレーザー
ビーム15を得ることができた。
第7〜12の実施の形態について説明する。
7の実施の形態によるファイバーアンプを示すものであ
る。このファイバーアンプは、励起光としての波長420
nmのレーザービーム10を発するレーザーダイオード11
と、発散光であるレーザービーム10を平行光化するコリ
メーターレンズ50と、平行光となったレーザービーム10
を集光する集光レンズ51と、Ho3+がドープされたコ
アを持つファイバー53とを有している。
との間には、ビームスプリッタ52が配されている。そし
てこのビームスプリッタ52の図中下方には、波長550n
mのレーザービーム55を発するSHG(第2高調波発
生)レーザー56が配設されている。このレーザービーム
55はコリメーターレンズ57によって平行光化され、平行
光となったレーザービーム55は上記ビームスプリッタ52
に入射する。
たファイバー13と同様の構成を有するが、その端面53a
および53bには、以上述べた各波長に対してAR(無反
射)となる特性のコートが施されている。
てのDBR(分布ブラッグ反射型)レーザーダイオード
から発せられた波長1100nmのレーザービームを、周期
ドメイン反転構造を有する非線形光学材料からなる光導
波路に入射させて、1/2の波長つまり550nmのレー
ザービーム55を得るものである。
52で反射して、レーザービーム10とともにファイバー53
に入射する。ファイバー53においては、第1の実施の形
態で説明した通り、レーザービーム10により励起されて
波長550nmの蛍光が生じる。レーザービーム55は、そ
れと同波長の上記蛍光からエネルギーを受けて増幅さ
れ、ファイバー53の出射端面53bから前方に出射する。
力が1mWのとき、ファイバー53から出力60mWのレー
ザービーム55を取り出すことができた。
る上記DBRレーザーダイオードに変調機能を付加させ
ることにより、ファイバー53から増幅して取り出される
レーザービーム55を変調することも可能である。
ファイバー53を用いる場合は、前述の 5S2 → 5
I7 の遷移によって波長750nmの蛍光も発生し得る
ので、ファイバー53の両端面53a、53bに施すコートの
設定次第で、波長750nmのレーザービームを増幅する
ことも可能である。
態によるファイバーアンプは、図3に示したファイバー
アンプと基本的に同様の構成を有するものであるので、
以下この図3中の番号を流用して説明する(後述する第
9〜12の実施の形態も同様)。
イバーアンプと比べると、ファイバー53のコアにドープ
されている希土類元素イオン、およびファイバー53の両
端面53a、53bに施すコートが異なるものである。
ー53のコアにはSm3+が1at%ドープされている。
またここではファイバー53の両端面53a、53bに、コア
における 4G5/2 → 6H5/2 の遷移で生じ
る蛍光の波長566nmおよび励起波長404nmに対してA
R(無反射)となる特性のコートが施されている。そし
てレーザーダイオード11としては、発振波長404nmの
ものが用いられている。
力が1.5mWのとき、ファイバー53から出力100mWのレ
ーザービーム55を取り出すことができた。
ファイバー53を用いる場合は、前述の 4G5/2 →
6H7/2 の遷移による波長615nmの蛍光や、
4F 3/2 → 6H11/2 の遷移による波長65
0nmの蛍光も発生し得るので、ファイバー53の両端面5
3a、53bに施すコートの設定次第で、波長615nmのレ
ーザービームや波長650nmのレーザービームを増幅す
ることも可能である。
態によるファイバーアンプも、図3に示したファイバー
アンプと比べると、ファイバー53のコアにドープされて
いる希土類元素イオン、およびファイバー53の両端面53
a、53bに施すコートが異なるものである。
ー53のコアにはEu3+が1at%ドープされている。
またここではファイバー53の両端面53a、53bに、コア
における 5D0 → 7F2 の遷移で生じる蛍光
の波長589nmおよび励起波長394nmに対してAR(無
反射)となる特性のコートが施されている。そしてレー
ザーダイオード11としては、発振波長394nmのものが
用いられている。
力が1mWのとき、ファイバー53から出力50mWのレー
ザービーム55を取り出すことができた。
の形態によるファイバーアンプも、図3に示したファイ
バーアンプと比べると、ファイバー53のコアにドープさ
れている希土類元素イオン、およびファイバー53の両端
面53a、53bに施すコートが異なるものである。
ー53のコアにはDy3+が1at%ドープされている。
またここではファイバー53の両端面53a、53bに、コア
における 4F9/2 → 6H13/2 の遷移で生
じる蛍光の波長572nmおよび励起波長390nmに対して
AR(無反射)となる特性のコートが施されている。そ
してレーザーダイオード11としては、発振波長390nm
のものが用いられている。
力が1.5mWのとき、ファイバー53から出力80mWのレ
ーザービーム55を取り出すことができた。
ファイバー53を用いる場合は、前述の 4F9/2 →
6H11/2 の遷移による波長664nmの蛍光も発
生し得るので、ファイバー53の両端面53a、53bに施す
コートの設定次第で、波長664nmのレーザービームを
増幅することも可能である。
の形態によるファイバーアンプも、図3に示したファイ
バーアンプと比べると、ファイバー53のコアにドープさ
れている希土類元素イオン、およびファイバー53の両端
面53a、53bに施すコートが異なるものである。
ー53のコアにはEr3+が1at%ドープされている。
またここではファイバー53の両端面53a、53bに、コア
における 2H9/2 → 4I13/2 の遷移の遷
移で生じる蛍光の波長554nmおよび励起波長406nmに
対してAR(無反射)となる特性のコートが施されてい
る。そしてレーザーダイオード11としては、発振波長40
6nmのものが用いられている。
力が1mWのとき、ファイバー53から出力80mWのレー
ザービーム55を取り出すことができた。
ファイバー53を用いる場合は、前述の 4S3/2 →
4I15/2 による波長540nmの蛍光も発生し得
るので、ファイバー53の両端面53a、53bに施すコート
の設定次第で、波長540nmのレーザービームを増幅す
ることも可能である。
持つファイバー53を用いる場合、その励起波長は上述の
406nmの他に、380nmとすることもできる。
の形態によるファイバーアンプも、図3に示したファイ
バーアンプと比べると、ファイバー53のコアにドープさ
れている希土類元素イオン、およびファイバー53の両端
面53a、53bに施すコートが異なるものである。
ー53のコアにはTb3+が1at%ドープされている。
またここではファイバー53の両端面53a、53bに、コア
における 5D4 → 7F5 の遷移で生じる蛍光の
波長540nmおよび励起波長380nmに対してAR(無反
射)となる特性のコートが施されている。そしてレーザ
ーダイオード11としては、発振波長380nmのものが用
いられている。
力が1.5mWのとき、ファイバー53から出力70mWのレ
ーザービーム55を取り出すことができた。
イオードとしては、InGaN系材料から活性層を構成
したもの、InGaNAs系材料から活性層を構成した
もの、そしてGaNAs系材料から活性層を構成したも
のから適宜選択して用いることが可能である。特に、フ
ァイバーコアの吸収帯が長波長側にずれている場合は、
InGaN系レーザーダイオードと比べてより長波長化
が実現しやすいInGaNAs系あるいはGaNAs系
レーザーダイオードを用いるのが望ましく、それにより
吸収効率を向上させることができる。
ーザーを示す概略側面図
バーの断面図
ンプを示す概略側面図
Claims (48)
- 【請求項1】 Ho3+が添加されたコアを持つファイ
バーをGaN系レーザーダイオードによって励起し、該
ファイバーにおける 5S2 → 5I7、あるいは
5S2 → 5I8 の遷移によってレーザービーム
を発生させる構成を有することを特徴とするファイバー
レーザー。 - 【請求項2】 前記 5S2 → 5I7 の遷移によ
って波長が740〜760nmのレーザービームを発生させる
構成を有することを特徴とする請求項1記載のファイバ
ーレーザー。 - 【請求項3】 前記 5S2 → 5I8 の遷移によ
って波長が540〜560nmのレーザービームを発生させる
構成を有することを特徴とする請求項1記載のファイバ
ーレーザー。 - 【請求項4】 前記ファイバーが、希土類元素イオンと
してHo3+のみがコアに添加されたものであることを
特徴とする請求項1から3いずれか1項記載のファイバ
ーレーザー。 - 【請求項5】 Sm3+が添加されたコアを持つファイ
バーをGaN系レーザーダイオードによって励起し、該
ファイバーにおける 4G5/2 → 6H 5/2 、
4G5/2 → 6H7/2 、あるいは 4F
3/2 → 6H 11/2 の遷移によってレーザービ
ームを発生させる構成を有することを特徴とするファイ
バーレーザー。 - 【請求項6】 前記 4G5/2 → 6H5/2 の
遷移によって波長が556〜576nmのレーザービームを発
生させる構成を有することを特徴とする請求項5記載の
ファイバーレーザー。 - 【請求項7】 前記 4G5/2 → 6H7/2 の
遷移によって波長が605〜625nmのレーザービームを発
生させる構成を有することを特徴とする請求項5記載の
ファイバーレーザー。 - 【請求項8】 前記 4F3/2 → 6H11/2
の遷移によって波長が640〜660nmのレーザービームを
発生させる構成を有することを特徴とする請求項5記載
のファイバーレーザー。 - 【請求項9】 前記ファイバーが、希土類元素イオンと
してSm3+のみがコアに添加されたものであることを
特徴とする請求項5から8いずれか1項記載のファイバ
ーレーザー。 - 【請求項10】 Eu3+が添加されたコアを持つファ
イバーをGaN系レーザーダイオードによって励起し、
該ファイバーにおける 5D0 → 7F2 の遷移によ
ってレーザービームを発生させる構成を有することを特
徴とするファイバーレーザー。 - 【請求項11】 前記 5D0 → 7F2 の遷移
によって波長が579〜599nmのレーザービームを発生さ
せる構成を有することを特徴とする請求項10記載のフ
ァイバーレーザー。 - 【請求項12】 前記ファイバーが、希土類元素イオン
としてEu3+のみがコアに添加されたものであること
を特徴とする請求項10または11記載のファイバーレ
ーザー。 - 【請求項13】 Dy3+が添加されたコアを持つファ
イバーをGaN系レーザーダイオードによって励起し、
該ファイバーにおける 4F9/2 → 6H
13/2 あるいは 4F9/2 → 6H11/2
の遷移によってレーザービームを発生させる構成を有す
ることを特徴とするファイバーレーザー。 - 【請求項14】 前記 4F9/2 → 6H
13/2 の遷移によって波長が562〜582nmのレーザ
ービームを発生させる構成を有することを特徴とする請
求項13記載のファイバーレーザー。 - 【請求項15】 前記 4F9/2 → 6H
11/2 の遷移によって波長が654〜674nmのレーザ
ービームを発生させる構成を有することを特徴とする請
求項13記載のファイバーレーザー。 - 【請求項16】 前記ファイバーが、希土類元素イオン
としてDy3+のみがコアに添加されたものであること
を特徴とする請求項13から15いずれか1項記載のフ
ァイバーレーザー。 - 【請求項17】 Er3+が添加されたコアを持つファ
イバーをGaN系レーザーダイオードによって励起し、
該ファイバーにおける 4S3/2 → 4I
15/2 あるいは 2H9/2 → 4I13/2
の遷移によってレーザービームを発生させる構成を有す
ることを特徴とするファイバーレーザー。 - 【請求項18】 前記 4S3/2 → 4I
15/2 の遷移によって波長が530〜550nmのレーザ
ービームを発生させる構成を有することを特徴とする請
求項17記載のファイバーレーザー。 - 【請求項19】 前記 2H9/2 → 4I
13/2 の遷移によって波長が544〜564nmのレーザ
ービームを発生させる構成を有することを特徴とする請
求項17記載のファイバーレーザー。 - 【請求項20】 前記ファイバーが、希土類元素イオン
としてEr3+のみがコアに添加されたものであること
を特徴とする請求項17から19いずれか1項記載のフ
ァイバーレーザー。 - 【請求項21】 Tb3+が添加されたコアを持つファ
イバーをGaN系レーザーダイオードによって励起し、
該ファイバーにおける 5D4 → 7F5 の遷移によ
ってレーザービームを発生させる構成を有することを特
徴とするファイバーレーザー。 - 【請求項22】 前記 5D4 → 7F5 の遷移に
よって波長が530〜550nmのレーザービームを発生させ
る構成を有することを特徴とする請求項21記載のファ
イバーレーザー。 - 【請求項23】 前記ファイバーが、希土類元素イオン
としてTb3+のみがコアに添加されたものであること
を特徴とする請求項21または22記載のファイバーレ
ーザー。 - 【請求項24】 前記GaN系レーザーダイオードが、
InGaN、InGaNAsあるいはGaNAsからな
る活性層を有するものであることを特徴とする請求項1
から23いずれか1項記載のファイバーレーザー。 - 【請求項25】 Ho3+が添加されたコアを持つファ
イバーをGaN系レーザーダイオードによって励起し、
該ファイバーにおける 5S2 → 5I7 、あるいは
5S2 → 5I8 の遷移によって生じる蛍光の波
長領域に含まれる波長の入射光を増幅する構成を有する
ことを特徴とするファイバーアンプ。 - 【請求項26】 前記 5S2 → 5I7 の遷移に
よって740〜760nmの波長領域の蛍光を発生させて、こ
の領域に含まれる波長の入射光を増幅することを特徴と
する請求項25記載のファイバーアンプ。 - 【請求項27】 前記 5S2 → 5I8 の遷移に
よって540〜560nmの波長領域の蛍光を発生させて、こ
の領域に含まれる波長の入射光を増幅することを特徴と
する請求項25記載のファイバーアンプ。 - 【請求項28】 前記ファイバーが、希土類元素イオン
としてHo3+のみがコアに添加されたものであること
を特徴とする請求項25から27いずれか1項記載のフ
ァイバーアンプ。 - 【請求項29】 Sm3+が添加されたコアを持つファ
イバーをGaN系レーザーダイオードによって励起し、
該ファイバーにおける 4G5/2 →
6H5/2 、 4G5/2 → 6H7/2 、あ
るいは 4F3/2 → 6H11/2 の遷移によっ
て生じる蛍光の波長領域に含まれる波長の入射光を増幅
する構成を有することを特徴とするファイバーアンプ。 - 【請求項30】 前記 4G5/2 → 6H5/2
の遷移によって556〜576nmの波長領域の蛍光を発生さ
せて、この領域に含まれる波長の入射光を増幅すること
を特徴とする請求項29記載のファイバーアンプ。 - 【請求項31】 前記 4G5/2 → 6H7/2
の遷移によって605〜625nmの波長領域の蛍光を発生さ
せて、この領域に含まれる波長の入射光を増幅すること
を特徴とする請求項29記載のファイバーアンプ。 - 【請求項32】 前記 4F3/2 → 6H
11/2 の遷移によって640〜660nmの波長領域の蛍
光を発生させて、この領域に含まれる波長の入射光を増
幅することを特徴とする請求項29記載のファイバーア
ンプ。 - 【請求項33】 前記ファイバーが、希土類元素イオン
としてSm3+のみがコアに添加されたものであること
を特徴とする請求項29から32いずれか1項記載のフ
ァイバーアンプ。 - 【請求項34】 Eu3+が添加されたコアを持つファ
イバーをGaN系レーザーダイオードによって励起し、
該ファイバーにおける 5D0 → 7F2 の遷移によ
って生じる蛍光の波長領域に含まれる波長の入射光を増
幅する構成を有することを特徴とするファイバーアン
プ。 - 【請求項35】 前記 5D0 → 7F2 の遷移
によって579〜599nmの波長領域の蛍光を発生させて、
この領域に含まれる波長の入射光を増幅することを特徴
とする請求項34記載のファイバーアンプ。 - 【請求項36】 前記ファイバーが、希土類元素イオン
としてEu3+のみがコアに添加されたものであること
を特徴とする請求項34または35記載のファイバーア
ンプ。 - 【請求項37】 Dy3+が添加されたコアを持つファ
イバーをGaN系レーザーダイオードによって励起し、
該ファイバーにおける 4F9/2 → 6H
13/2 あるいは 4F9/2 → 6H11/2
の遷移によって生じる蛍光の波長領域に含まれる波長の
入射光を増幅する構成を有することを特徴とするファイ
バーアンプ。 - 【請求項38】 前記 4F9/2 → 6H
13/2 の遷移によって562〜582nmの波長領域の蛍
光を発生させて、この領域に含まれる波長の入射光を増
幅することを特徴とする請求項37記載のファイバーア
ンプ。 - 【請求項39】 前記 4F9/2 → 6H
11/2 の遷移によって654〜674nmの波長領域の蛍
光を発生させて、この領域に含まれる波長の入射光を増
幅することを特徴とする請求項37記載のファイバーア
ンプ。 - 【請求項40】 前記ファイバーが、希土類元素イオン
としてDy3+のみがコアに添加されたものであること
を特徴とする請求項37から39いずれか1項記載のフ
ァイバーアンプ。 - 【請求項41】 Er3+が添加されたコアを持つファ
イバーをGaN系レーザーダイオードによって励起し、
該ファイバーにおける 4S3/2 → 4I
15/2 あるいは 2H9/2 → 4I13/2
の遷移によって生じる蛍光の波長領域に含まれる波長の
入射光を増幅する構成を有することを特徴とするファイ
バーアンプ。 - 【請求項42】 前記 4S3/2 → 4I
15/2 の遷移によって530〜550nmの波長領域の蛍
光を発生させて、この領域に含まれる波長の入射光を増
幅することを特徴とする請求項41記載のファイバーア
ンプ。 - 【請求項43】 前記 2H9/2 → 4I
13/2 の遷移によって544〜564nmの波長領域の蛍
光を発生させて、この領域に含まれる波長の入射光を増
幅することを特徴とする請求項41記載のファイバーア
ンプ。 - 【請求項44】 前記ファイバーが、希土類元素イオン
としてEr3+のみがコアに添加されたものであること
を特徴とする請求項41から43いずれか1項記載のフ
ァイバーアンプ。 - 【請求項45】 Tb3+が添加されたコアを持つファ
イバーをGaN系レーザーダイオードによって励起し、
該ファイバーにおける 5D4 → 7F5 の遷移によ
って生じる蛍光の波長領域に含まれる波長の入射光を増
幅する構成を有することを特徴とするファイバーアン
プ。 - 【請求項46】 前記 5D4 → 7F5 の遷移に
よって530〜550nmの波長領域の蛍光を発生させて、こ
の領域に含まれる波長の入射光を増幅することを特徴と
する請求項45記載のファイバーアンプ。 - 【請求項47】 前記ファイバーが、希土類元素イオン
としてTb3+のみがコアに添加されたものであること
を特徴とする請求項45または46記載のファイバーア
ンプ。 - 【請求項48】 前記GaN系レーザーダイオードが、
InGaN、InGaNAsあるいはGaNAsからな
る活性層を有するものであることを特徴とする請求項2
5から47いずれか1項記載のファイバーアンプ。
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JP2007103704A (ja) * | 2005-10-05 | 2007-04-19 | Nichia Chem Ind Ltd | 発光装置、レーザディスプレイ、内視鏡 |
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