JP3394932B2 - アップコンバージョンレーザ装置 - Google Patents

アップコンバージョンレーザ装置

Info

Publication number
JP3394932B2
JP3394932B2 JP2000013014A JP2000013014A JP3394932B2 JP 3394932 B2 JP3394932 B2 JP 3394932B2 JP 2000013014 A JP2000013014 A JP 2000013014A JP 2000013014 A JP2000013014 A JP 2000013014A JP 3394932 B2 JP3394932 B2 JP 3394932B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
wavelength
light
ions
conversion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000013014A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001203412A (ja
Inventor
謙 伊藤
英明 岡野
清幸 川井
律生 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2000013014A priority Critical patent/JP3394932B2/ja
Publication of JP2001203412A publication Critical patent/JP2001203412A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3394932B2 publication Critical patent/JP3394932B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、赤外帯域の高出
力半導体レーザまたは外部共振型のレーザを励起光源と
して利用し、希土類添加光ファイバでのアップコンバー
ジョン現象を利用し、ディスプレイ用途としての可視光
を出力するアップコンバージョンレーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】希土類添加光ファイバによる、従来のア
ップコンバージョンについて説明する。
【0003】青色へのアップコンバージョンとして、3
価のツリウム(Tm3+)イオンを赤外光で励起して、4
80nm付近の波長での発振させた報告がある。特開平
8−307000号公報「希土類イオン添加短波長レー
ザ装置、希土類イオン添加光増幅器および希土類イオン
添加波長変換器」によれば、1200nm付近の波長と
650nm付近の波長を用いて、480nm付近の波長
へアップコンバージョンする、という提案が紹介されて
いる。2波長で励起することで効率良くアップコンバー
ジョンできるとしているが、480nmという青色の波
長は、ディスプレイの青としては波長が長すぎるため、
ディスプレイ用途には適さない。
【0004】同様に、特開平7−142806号公報
「希土類イオン添加短波長レーザ光源装置」や特開平9
−107143号公報「青色アップコンバージョンレー
ザ」では、3価のプラセオジウム(Pr3+)イオンとと
もに3価のイッテルビウム(Yb3+)イオンを添加した
ファイバを、1つの波長(800nm帯〜980nm、
たとえば850nm)の赤外レーザで励起し、Yb3+
オンの1020nm付近のレーザ発振を利用して、Pr
3+イオンを励起し、490nmの青色光を得るという提
案がなされている。
【0005】このように、赤外光を青色光へアップコン
バージョンする提案がなされているが、いずれも青色へ
のディスプレイ用途に相応しい470nm付近の波長に
対してアップコンバージョンする提案はなかった。
【0006】そこで、本出願人が先に出願した特願平1
1−149751号「アップコンバージョンファイバレ
ーザ」では、ディスプレイ用の青色を得るためのアップ
コンバージョンファイバレーザを提案している。この中
では、赤色のスーパールミネッセンスダイオード(SL
D)を励起光源として用い、450nmと480nmの
2波長にアップコンバージョンすることで、その混合に
よりディスプレイ用の青色を得るものである。
【0007】ただし、将来は改善されると思うが、現時
点は赤外波長用の方がすでに量産されるので赤色波長用
は、コストの面でかなり不利である上、高出力の製品が
入手しにくいというデメリットがある。
【0008】赤色のレーザ光を出力するものとして、赤
外波長からのアップコンバージョンという方法もある。
Pr3+イオンを添加したファイバは赤外波長を励起光源
として、1.3μm帯の信号を増幅するPr3+イオン添
加光ファイバ増幅器(PDFA)として実用化されてい
るほか、アップコンバージョンにより、青、緑、赤色に
発光することが知られている。
【0009】T.Sandrock等による「High-power continu
ous-wave upconversion fiber laser at room temperat
ure 」,Optics letter /vol.22,No.11/June 1,1997 で
は、Pr3+イオンとYb3+イオンを添加したファイ
バを850nmの付近の励起光を用いて、高出力の63
5nmのレーザ光を得ている。
【0010】また、USP5,805,631「BLUE,GREEN,ORANGE,
AND RED UPCONVERSION LASER」においても、同様にPr
3+イオンとYb3+イオンを添加したファイバから青、
緑、橙、赤色を得ることを提案している。
【0011】これらPr3+イオンとともにYb3+イオン
を添加したファイバに対して、励起光を単独の波長で励
起できるとしているが、効率の点からいえば、Yb3+
オンの基底状態吸収(Ground State Absorption :GS
A)に適した波長と、Pr3+イオンの励起状態吸収(Ex
cited State Absorption:ESA)に適した波長は異な
るわけであるから、効率の面で劣る状態での構成となっ
ており、高出力レーザを想定した場合、この点は大きな
問題になる。
【0012】ところで、Pr3+イオンの赤色発光スペク
トルに630nm帯と680nm帯のスペクトルがある
が、S.Kisimotoらによる「Direct observation of time
-resolved excited state absorption on Tm3+ -doped
various glasses using a laser-flash pump-probe spe
ctroscopy 」,J.Non-Crys t.Solids,1997 によれば、こ
の波長はTm3+イオンの基底状態吸収(GSA)、励起
状態吸収(ESA)の波長に適合した波長であることが
分かっている。
【0013】しかしながら、今までのPr3+イオンを用
いた場合、そのアップコンバージョンしたレーザ光を最
終出力にしており、その出力を再度励起光に使用すると
いうことはなく、せっかくのTm3+イオン励起に適した
波長を持つPr3+イオンの特性を生かし切れていないと
いう問題点があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のディス
プレイとして使用できる青色のレーザ光をアップコンバ
ージョンレーザで得るときに、650nm付近の高出力
可能な外部共振型LDやスーパールミネッセンスダイオ
ード(SLD)やレーザダイオード(LD)が現時点で
まだ高価であり、入手が難しい問題点があった。また、
高出力可能な赤外波長出力の半導体励起ではディスプレ
イの波長としては合わないという問題点があった。
【0015】そこで、この発明の目的は、高出力の半導
体レーザを励起光源に使え、アップコンバージョンした
レーザ光の波長がディスプレイとしてふさわしい波長で
あるアップコンバージョンレーザを提供する。また、よ
り効率の良好な波長で励起可能なアップコンバージョン
レーザを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明では、プラセオジウムイオン(Pr
3+)を励起して波長635nm付近のレーザ光と波長
685nm付近のレーザ光とを出力する第1のアップコ
ンバージョンレーザと、前記第1のアップコンバージョ
ンレーザから出力された波長635nm付近および波長
685nm付近のレーザ光が励起光源として入力され、
ツリウムイオン(Tm3+)を励起して波長450nm
付近および波長480nm付近のレーザ光を力する第
2のアップコンバージョンレーザとを具備することを特
徴とする。
【0017】また、外部共振型レーザとプラセオジウム
イオン(Pr3+を含む光ファイバとを有し、前記外
部共振型レーザの発するレーザ光を励起光として前記プ
ラセオジウムイオンを含む光ファイバでアップコンバー
ジョン励起を行ない波長635nm付近および波長68
5nm付近の赤色光を発生し前記発生した波長635
nm付近および波長685nm付近の赤色光について共
振させてレーザ発振する第1のキャビティと、ツリウム
イオン(Tm3+を含む光ファイバを有し、前記レー
ザ発振された波長635nm付近および波長685nm
付近の赤色光を励起光として前記ツリウムイオンを含む
光ファイバでアップコンバージョン励起を行ない青色光
を発生し前記発生した青色光について共振させてレー
ザ発振する第2のキャビティとを具備することを特徴と
する。
【0018】
【発明の実施の形態】 本発明では、実施態様として、
色光を得るために、波長780nm〜900nmと95
0nm〜1050nmの2種類のレーザ光を発する外部
共振型レーザを含むキャビティーと、前記キャビティー
の中に設けられ前記レーザ光が入射されるPr3+イオ
ンとYb3+イオンとを添加した光ファイバと、前記キ
ャビティーの中に設けられ前記光ファイバでアップコン
バージョンされて発生された赤色光について共振させる
共振器構造とを具備するようにしてもよい。
【0019】また、実施態様として、緑色光を得るため
に、波長780nm〜900nmと950nm〜105
0nmの2種類のレーザ光を発する外部共振型レーザを
含むキャビティーと、前記キャビティーの中に設けられ
前記レーザ光が入射されるPr 3+ イオンとYb 3+
オンとを添加した光ファイバと、前記キャビティーの中
に設けられ前記光ファイバでアップコンバージョンされ
て発生された緑色光について共振させる共振器構造とを
具備するようにしてもよい。
【0020】以下、この発明の実施の形態について、図
面を参照しながら詳細に説明する。図1は、この発明の
第1の実施の形態について説明するための構成図であ
る。図1において、励起光源101は赤外波長を発光す
る光源であり、その波長は780nm〜900nmの範
囲の波長と1010nm付近の波長の2種類である。励
起光源101より発光されたレーザ光102は、Pr
3+アップコンバージョンレーザ103に入射される。
Pr3+アップコンバージョンレーザ103では、励起
光源101からのレーザ光102を受け、赤外波長の光
を635nm付近と685nm付近の赤色光にアップコ
ンバージョンさせ、レーザ光として出力する。Pr3+
アップコンバージョンレーザ103からの赤色出力レー
ザ光104は、Tm3+アップコンバージョンレーザ1
05に入射する。Tm3+アップコンバージョンレーザ
105では赤色レーザ光104を受け、赤色波長の光を
450nm付近と480nm付近の青色光にアップコン
バージョンして青色レーザ光106として出力する。
【0021】図2は、Pr3+イオンのエネルギー準位に
ついて説明するための説明図である。Pr3+イオンは基
底準位である 34 から励起準位である 14 に励起さ
れるのに1010nm付近の赤外波長の光を吸収する。
この 14 準位からさらに790nm〜900nmの赤
外波長の光を吸収して、さらなる励起準位の 30 3
1 の準位に励起される。 30 32 31 3
3 と遷移する際に、それぞれ635nm付近と685
nm付近の波長の光を発光する。この2波長に対して共
振器を作り、誘導放出を行わせることで、635nm付
近と685nm付近の波長でのレーザ光を得る。
【0022】同様に、図3を用いてTm3+イオンのエネ
ルギー準位について説明する。Tm 3+イオンは、基底準
位である 36 から励起準位である 32 に励起される
のに685nm付近の赤外波長の光を吸収する。この 3
2 準位から直ちに、 34準位に落ちるが、この 3
4 準位からさらに635nmの赤波長の光を吸収して、
さらなる励起準位の 12 に励起される。 1
34 へ遷移する際に、450nm付近の波長の光を
発光する。この 34 準位からさらに635nmの赤波
長の光を吸収して、 14 準位に励起される。 14
36 へ遷移する際に、480nm付近の波長の光を発
光する。この2つの波長に対して共振器を作り、誘導放
出を行わせることで450nm付近と480nm付近の
波長でのレーザ光を得ることができる。
【0023】以上説明したように、Pr3+イオンの発光
する波長がちょうどTm3+イオンの励起に適した波長を
持っている。すなわち、Tm3+イオンにとって450n
mと480nmの発光に至る励起過程でのGSAにふさ
わしい波長が685nm付近にあり、ESAにふさわし
い波長が635nm付近にあるので、赤色レーザ光から
青色レーザ光への変換を高効率で行うことができる。こ
れにより、励起光源に赤外波長を持つ高出力の外部共振
型LD、SLDやLDを使用することができ、ディスプ
レイとして最適な青色のレーザ光を得ることができる。
【0024】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て図4を用い説明する。この実施の形態は、図1におけ
るPr3+アップコンバージョンレーザ103を、Pr3+
+Yb3+アップコンバージョンレーザ108に置き換え
たもので、図1と同一の構成部分には同一の符号を付し
て説明する。
【0025】Yb3+イオンの特徴は、980nmを中心
とする幅広い波長を吸収し、それを1010nm付近の
エネルギー準位へ励起することができ、近いエネルギー
準位を持つ他のイオンへエネルギー伝達によって与える
ことができることである。
【0026】図2に示すように、Yb3+イオンは980
nmを中心とする光を吸収することにより、エネルギー
準位 27/2 25/2 へと励起され、その後 25/2
準位からPr3+ 14 準位へエネルギー伝達が行われ
る。これにより、Pr3++Yb3+アップコンバージョン
レーザの励起波長を変えることができるので、励起光源
101からのレーザ光107の波長を780nm〜90
0nmの範囲と950nm〜1050nmの範囲として
広げることができる。
【0027】また、Yb3+イオンは850nm付近の光
でも効率は悪いが励起できるので、励起光源101から
のレーザ光107の波長を850nm付近として1波長
とすることも可能となる。励起されたあとのPr3+イオ
ンとTm3+イオンの励起過程およびレーザ光発生動作に
ついては、第1の実施の形態の説明と同じである。
【0028】これにより、Pr3+イオンにYb3+イオン
を加えたアップコンバージョンレーザを使用すること
で、励起光源に赤外波長の高出力の外部共振型LD、S
LDやLDを選択する際に、幅広い波長の中から選択で
きるようになり、より高出力のデバイスを使用すること
ができる。大画面化となった際の高出力が求められるデ
ィスプレイとして最適な青色のレーザ光を得ることがで
きる。また、850nm付近の1波長での励起も可能な
ので、効率は悪くなるが、構成が簡単になるので、小
型、簡易型用のディスプレイ光源用途としても使用可能
になる。
【0029】以上の説明では、励起光源、アップコンバ
ージョンレーザを個々の独立したものと扱っているが、
個々の共振器内キャビティーの一部が重なるような構成
も可能である。
【0030】図5は、この発明の第3の実施の形態につ
いて説明するためのもので、図1のPr3+アップコンバ
ージョンレーザ103とTm3+アップコンバージョンレ
ーザ105の具体例に説明する。
【0031】励起光源101から出射されたレーザ光1
02は、Pr3+アップコンバージョンレーザ103に入
射する。Pr3+アップコンバージョンレーザ103は、
第1の反射素子109とPr3+添加光ファイバ110と
第2の反射素子111とにより構成され、入射されたレ
ーザ光102は第1の反射素子109を通過し、Pr 3+
添加光ファイバ110に入射する。Pr3+添加光ファイ
バ110では、励起光源101からレーザ光102をア
ップコンバージョンして、635nmと685nmの光
を放出する。第1の反射素子109は励起光源101か
らのレーザ光102を通過させるが、635nm、68
5nm付近の光を100%近く反射する特性を持ってい
る。
【0032】第2の反射素子111はレーザ光102の
赤外波長の光と635nm、685nm付近の光を反射
する特性を持っているので、2つの反射素子109,1
11により共振器が構成され、635nm、685nm
付近の光が誘導放出により増幅されレーザ発振がおこ
る。ここで、第2の反射素子111の635nm、68
5nm付近の反射率は、第1の反射素子109の反射率
よりも低くして、レーザ光104を放出させる。第2の
反射素子111を通過したレーザ光104はTm 3+アッ
プコンバージョンレーザ105に入射される。
【0033】Tm3+アップコンバージョンレーザ105
は、第3の反射素子112とTm3+添加光ファイバ11
3と第4の反射素子114から構成し、入射されたレー
ザ光104は第3の反射素子112を通過し、Tm3+
加光ファイバ113に入射する。Tm3+添加光ファイバ
113では、赤色であるレーザ光104をアップコンバ
ージョンして、450nm、480nmの波長の光を放
出する。第3の反射素子112は赤色のレーザ光104
を通過させるが、450nm,480nm付近の光を1
00%近く反射する特性を持っている。
【0034】第4の反射素子114はレーザ光104の
波長の光と450nm,480nmの光を反射する特性
を持っているので、2つの反射素子112,114によ
り共振器が構成され、450nm,480nmの光が誘
導放出により増幅されレーザ発振がおこる。ここで、第
4の反射素子114の450nm,480nm付近の反
射率は第3の反射素子112よりも低くして、青色レー
ザ光106のみを放出させる。
【0035】ここで、共振器を構成する各反射素子の特
性としては、発振させたい波長を十分に反射させること
と、発振させたくない波長については共振器を構成しな
いようにその波長に対する反射率を低くしておく必要が
ある。
【0036】なお、Pr3+添加光ファイバ110に代え
て、Pr3++Yb3+添加光ファイバとすると、図4の実
施の形態の具体的な構成となる。その場合は励起光源1
01からのレーザ光102の波長が変わるので、第1、
第2の反射素子109,111の特性をレーザ光102
にあった波長に変えておくことで対応できる。
【0037】ここで、Pr3+、Tm3+、Yb3+を添加し
た光ファイバのガラス母材としては、励起してあげた上
位準位から発光せずに下位準位へ無駄に遷移することの
ないように、フォノンエネルギーの小さいガラスがふさ
わしい。すなわち、フォノンエネルギーが小さいといわ
れるインジウム系フッ化物ガラス、アルミニウム系フッ
化物ガラス、ジルコニウム系フッ化物ガラスなどのフッ
化物系ガラスを添加光ファイバのガラス母材として用い
ることで、発光効率のよいファイバレーザを実現するこ
とができる。
【0038】次に図6を用いて、この発明の第4の実施
の形態について説明する。図5と同一の構成部分には同
一の符号を付して説明する。
【0039】すなわち、励起光源101は外部共振型L
D115と第2の反射素子111とから構成されてい
る。外部共振型LD115の端面116と第2の反射素
子111とで共振器を構成しており、レーザ光102の
波長の光を誘導放出させている。この共振器内のキャビ
ティー内にPr3+アップコンバージョンレーザ103が
置かれている。
【0040】Pr3+アップコンバージョンレーザ103
は第1の反射素子109とPr3+添加光ファイバ110
と第2の反射素子111からなり、入射されたレーザ光
102は第1の反射素子109を通過し、Pr3+添加光
ファイバ110にはいる。Pr3+添加光ファイバ110
では、励起光源101からレーザ光102をアップコン
バージョンして、635nm,685nm付近の光を放
出している。第1の反射素子109はレーザ光102を
通過させるが、635nm、685nm付近の光を10
0%近く反射する特性を持っている。
【0041】第2の反射素子111はレーザ光102の
波長の光と635nm、685nm付近の光を反射する
特性を持っているので、2つの反射素子109,111
により共振器が構成され、635nm、685nm付近
の光が誘導放出により増幅されレーザ発振がおこる。こ
こで、第2の反射素子111の635nm、685nm
付近の反射率は、第1の反射素子109の反射率よりも
低くして、レーザ光104を放出させる。第2の反射素
子111を通過したレーザ光104は、Tm3+アップコ
ンバージョンレーザ105に入射する。
【0042】ここで、外部共振型LD115としては、
キャビティー内にあるPr3+アップコンバージョンレー
ザ103は大きな損失と見なせるので、それをカバーす
るだけの増幅を持つ必要があるので、複数個を並べた構
成としてもよい。
【0043】以下、Tm3+アップコンバージョンレーザ
105に、レーザ光104が入射されて450nm、4
80nmの波長のレーザ光106が出力される。
【0044】また、Pr3+添加光ファイバ110に代え
て、Pr3++Yb3+添加光ファイバとしてもよく、その
場合はレーザ光102の波長が変わるので、第1、第2
の反射素子109,111の特性をレーザ光102にあ
った波長に変えておくことで対応できる。
【0045】このように、励起光源のキャビティー内に
Pr3+アップコンバージョンレーザを置いても同様の効
果が得られ、ディスプレイとして最適な青色のレーザ光
を得ることができる。同じように、Pr3+アップコンバ
ージョンレーザのキャビティー内にTm3+アップコンバ
ージョンレーザを置くことも可能である。
【0046】次に、図7の構成図を用いてこの発明の第
5の実施の形態について説明する。すなわち、励起光源
101から出射されたレーザ光102は、Pr3+アップ
コンバージョンレーザ103に入射する。Pr3+アップ
コンバージョンレーザ103は、第1の反射素子109
とPr3+添加光ファイバ110とTm3+添加アップコン
バージョンレーザ105と第2の反射素子111からな
り、入射されたレーザ光102は第1の反射素子109
を通過し、Pr3+添加光ファイバ110に入る。Pr3+
添加光ファイバ110では、励起光源101からレーザ
光102をアップコンバージョンして、635nm68
5nmの光を放出する。第1の反射素子109は励起光
源101からのレーザ光102を通過させるが、635
nm、685nm付近の光を100%近く反射する特性
を持っている。
【0047】第2の反射素子111は635nm、68
5nm付近の光を100%近く反射する特性を持ってい
るので、2つの反射素子109,111により共振器が
構成され、635nm、685nm付近の光が誘導放出
により増幅されレーザ発振がおこる。また、第2の反射
素子111はTm3+添加アップコンバージョンレーザで
発生したレーザ光106の光を通過する特性を持ってい
る。
【0048】レーザ光104は、Tm3+アップコンバー
ジョンレーザ105に入射される。Tm3+アップコンバ
ージョンレーザ105は、第3の反射素子112とTm
3+添加光ファイバ113と第4の反射素子114からな
り、入射されたレーザ光104は第3の反射素子112
を通過し、Tm3+添加光ファイバ113に入射する。T
3+添加光ファイバ113では、赤色であるレーザ光1
04をアップコンバージョンして、450nm,480
nmの波長の光を放出する。
【0049】第3の反射素子112は赤色のレーザ光1
04を通過させるが、450nm,480nm付近の光
と励起光源からのレーザ光102の光を100%近く反
射する特性を持っている。
【0050】第4の反射素子114は、450nm,4
80nmの光を反射する特性を持っているので、2つの
反射素子112,114により共振器を構成し、450
nm,480nmの光が誘導放出により増幅されレーザ
発振が起こる。第4の反射素子114の450nm,4
80nm付近の反射率は、第3の反射素子112よりも
低くして、青色レーザ光106のみを放出させる。
【0051】ここで、第2の反射素子111と第4の反
射素子114として分けて説明したが、一緒にして45
0nm,480nm付近の反射率は第3の反射素子11
2よりも低くし、赤色のレーザ光104を100%近く
反射させるようにしてもかまわない。
【0052】図8は、この発明の第6の実施の形態につ
いて説明するための構成図である。この実施の形態は、
励起光源101のキャビティー内に、Pr3+アップコン
バージョンレーザ103のPr3+添加光ファイバを置
き、さらにPr3+アップコンバージョンレーザ103の
キャビティー内にTm3+アップコンバージョンレーザを
置いたものである。
【0053】この場合の第3の反射素子112はレーザ
光104を通過させ、レーザ光102と450nm,4
80nm付近の光を100%近く反射させる特性を有
し、第4の反射素子114はレーザ光104を100%
近く反射し、450nm,480nm付近の光の一部を
通過させてレーザ光106を出力する特性も有してい
る。これにより、励起光源の共振器は端面116と第3
の反射素子112との間で構成され、Pr3+アップコン
バージョンレーザ103の共振器は第1の反射素子10
9と第4の反射素子114との間で構成される。
【0054】また、フォノンエネルギーが小さいといわ
れるインジウム系フッ化物ガラス、アルミニウム系フッ
化物ガラス、ジルコニウム系フッ化物ガラスなどのフッ
化物系ガラスを添加光ファイバのガラス母材として用い
ることがふさわしいことはいうまでもない。
【0055】反射素子としては、それぞれ波長に合わせ
た反射率を設定した誘電体ミラーを用いてもいいし、フ
ァイバグレーティングを用いても実現できる。ファイバ
グレーティングを用いる場合は、同時に複数の波長に対
しての反射は難しいので複数の波長に対するものを並べ
て実現することになる。上記、説明の中で個々の反射素
子で指定した複数の波長別にファイバーグレーティング
で実現して、それを並べることで対応できる。
【0056】以上、説明した構成によっても、励起光源
に赤外波長の高出力の外部共振器型LDやSLD、LD
を使用することができ、ディスプレイとして最適な青色
のレーザ光を得ることができる。
【0057】なお、図6〜図8の各実施の形態では、そ
れぞれPr3+添加光ファイバ110の代えて、図4の実
施の形態で説明したPr3++Yb3+添加光ファイバとし
てもよく、その場合は励起光源101からのレーザ光1
02の波長が変わるので、各反射素子の特性をレーザ光
102にあった波長に変えておくことで対応できる。
【0058】図9は、この発明の第7の実施の形態につ
いて説明するための構成図である。励起光源101は外
部共振型LD115と第2の反射素子111とから構成
されている。外部共振型LD115の端面116と第2
の反射素子111とで共振器を構成しており、レーザ光
102の波長の光を誘導放出させている。この共振器内
のキャビティー内にPr3++Yb3+アップコンバージョ
ンレーザ117が置かれている。Pr3++Yb3+添加ア
ップコンバージョンレーザ117は第1の反射素子10
9とPr3++Yb3+添加光ファイバ118と第2の反射
素子111からなり、入射されたレーザ光102は第1
の反射素子109を通過し、Pr3++Yb3+添加光ファ
イバ118に入射する。Pr3++Yb3+添加光ファイバ
118では、励起光源101からレーザ光102をアッ
プコンバージョンして、635nm,685nm付近の
光を放出している。第1の反射素子109はレーザ光1
02を通過させるが、635nm付近の光を100%近
く反射する特性を持っている。
【0059】第2の反射素子111は、レーザ光102
の波長の光と635nm付近の光を反射する特性を持っ
ているので、2つの反射素子109,111により共振
器が構成され、635nm付近の光が誘導放出により増
幅されレーザ発振が起こる。ここで、第2の反射素子1
11での635nm付近の反射率は第1の反射素子10
9の反射率よりも低くして、レーザ光119を放出させ
る。また、他の波長の誘導放出が起きないように発振さ
せたくない波長の反射率は低くしておく。
【0060】これにより、波長635nmの赤色レーザ
光を得ることができる。また、上記説明での反射素子の
反射波長を変えるとことで、他の波長のレーザ光を得る
ことができる。図2において、Pr3+イオンの発光波長
は赤だけでなく、3 0 35 の遷移で520nm波
長の緑色光も発光している。従って、図9での反射素子
109,111の特性を520nmに対して反射するよ
うに変えた場合、520nmの緑色のレーザ光を得るこ
とができる。
【0061】この赤色波長635nm、緑色520nm
はディスプレイ用途としてふさわしい波長であるので、
青色450nm+480nmと合わせて光の3原色RG
Bのレーザ光源を得ることができる。
【0062】また、これまで635nm+685nmと
説明していたPr3+アップコンバージョンレーザを個々
の波長別にし、Tm3+アップコンバージョンレーザに入
射するときにこれらの波長を合わせることで、個々の波
長での出力を調整することも可能である。
【0063】図10は、この発明の第8の実施の形態に
ついて説明するための構成図である。すなわち、励起光
源120,121はそれぞれPr3+アップコンバージョ
ンレーザ122、123に入射されアップコンバージョ
ンされる。Pr3+アップコンバージョンレーザ122,
123のそれぞれの出力124,125は、波長合成器
126に入射され合わされた後、レーザ光127として
出力される。レーザ光127はTm3+アップコンバージ
ョンレーザ128に入射され、青色レーザ光129とし
て出力される。
【0064】Pr3+アップコンバージョンレーザ122
では、635nmのレーザ光124が発振するようにし
ておき、Pr3+アップコンバージョンレーザ123では
685nmのレーザ光125が発振するようにしてお
き、波長合成器126にて635nm+685nmのレ
ーザ光127を得るようにする。この構成では635n
mと685nmの出力調整を独立に行える利点がある。
また、励起光源を外部共振型にかえて、Pr3+アップコ
ンバージョンレーザ122をキャビティー内にいれるな
ど、前述してきたような構成も可能である。
【0065】以上説明してきたように、高出力の赤外励
起光源を利用したディスプレイ用に適した波長の効率の
良好なRGBレーザ光源を実現することが可能になる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、Pr3+イオンを励起して赤色レーザ光を得ること
で、高出力の赤外波長の外部共振型LD、SLD、LD
などの使用が可能となり、Tm3+イオンにとっては、基
底状態吸収(GSA)、励起状態吸収(ESA)に適し
た波長で励起できるので、効率よく青色へのアップコン
バージョンレーザが可能になる。また、ディスプレイ用
途にふさわしい波長を持つレーザ光を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態について説明する
ための構成図。
【図2】Prイオンのエネルギー準位について説明する
ための説明図。
【図3】Tmイオンのエネルギー準位について説明する
ための説明図。
【図4】この発明の第2の実施の形態について説明する
ための構成図。
【図5】この発明の第3の実施の形態について説明する
ための構成図。
【図6】この発明の第4の実施の形態について説明する
ための構成図。
【図7】この発明の第5の実施の形態について説明する
ための構成図。
【図8】この発明の第6の実施の形態について説明する
ための構成図。
【図9】この発明の第7の実施の形態について説明する
ための構成図。
【図10】この発明の第8の実施の形態について説明す
るための構成図。
【符号の説明】
101…励起光源、103…Pr3+アップコンバージョ
ンレーザ、105…Tm3+アップコンバージョンレー
ザ、108…Pr3++Yb3+アップコンバージョンレー
ザ、109…第1の反射素子、110…Pr3+添加光フ
ァイバ、111…第2の反射素子、112…第3の反射
素子。113…Tm3+添加光ファイバ、114…第4の
反射素子、115…外部共振型LD、116…端面、1
17…Pr 3++Yb3+アップコンバージョンレーザ、1
18…Pr3++Yb3+添加光ファイバ、120,121
…励起光源、122,123…Pr3+アップコンバージ
ョンレーザ、126…波長合成器、128…Tm3+アッ
プコンバージョンレーザ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 律生 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 横浜事業所内 (56)参考文献 特開 平8−18129(JP,A) 特開 平10−65237(JP,A) 特開 平9−107143(JP,A) 特開 平1−274487(JP,A) 特開 平5−21874(JP,A) 特開 平8−102565(JP,A) 特開 平8−307000(JP,A) 特開 平4−218986(JP,A) 特開 平7−142806(JP,A) 特開2000−339735(JP,A) 特開 平7−297468(JP,A) 特表 平6−507045(JP,A) 米国特許5805631(US,A) J.Y.Allain et a l.,Electronics Let ters,Vol.26,No.3,p p.166−168(1990) D.Piehler et al., Electronics Letter s,Vol.29,No.21,pp.1857 −1858(1993) Y.Zhao and S.Flem ing,IEEE Journal o f Quantum Electron ics,Vol.33,No.6,pp. 905−915(1997) S.Kishimoto et a l.,Journal of Non− Crystalline Solid s,Vol.213/214,pp.393−397 (1997) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 3/00 - 3/30 JICSTファイル(JOIS) INSPEC(DIALOG) WPI(DIALOG)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラセオジウムイオン(Pr3+)を励
    起して波長635nm付近のレーザ光と波長685nm
    付近のレーザ光とを出力する第1のアップコンバージョ
    ンレーザと、 前記第1のアップコンバージョンレーザから出力された
    波長635nm付近および波長685nm付近のレーザ
    光が励起光源として入力され、ツリウムイオン(Tm
    3+)を励起して波長450nm付近および波長480
    nm付近のレーザ光を力する第2のアップコンバージ
    ョンレーザとを具備することを特徴とするアップコンバ
    ージョンレーザ装置。
  2. 【請求項2】 プラセオジウムイオン(Pr3+)を励
    起して波長635nm付近のレーザ光を出力する第1の
    アップコンバージョンレーザと、 プラセオジウムイオン(Pr3+)を励起して波長68
    5nm付近のレーザ光を出力する第2のアップコンバー
    ジョンレーザと、 前記第1のアップコンバージョンレーザから出力された
    波長635nm付近のレーザ光および前記第2のアップ
    コンバージョンレーザから出力された波長685nm付
    近のレーザ光が励起光源として入力され、ツリウムイオ
    ン(Tm3+)を励起して波長450nm付近および
    長480nm付近のレーザ光を力する第3のアップコ
    ンバージョンレーザとを具備することを特徴とするアッ
    プコンバージョンレーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記Pr3+イオンの励起光源波長とし
    て、780〜900nmと1010nm付近の2種類の
    レーザ光を用いることを特徴とする請求項1または2に
    記載のアップコンバージョンレーザ装置。
  4. 【請求項4】 外部共振型レーザとプラセオジウムイオ
    ン(Pr3+を含む光ファイバとを有し、前記外部共
    振型レーザの発するレーザ光を励起光として前記プラセ
    オジウムイオンを含む光ファイバでアップコンバージョ
    ン励起を行ない波長635nm付近および波長685n
    m付近の赤色光を発生し前記発生した波長635nm
    付近および波長685nm付近の赤色光について共振さ
    せてレーザ発振する第1のキャビティと、 ツリウムイオン(Tm3+を含む光ファイバを有し、
    前記レーザ発振された波長635nm付近および波長6
    85nm付近の赤色光を励起光として前記ツリウムイオ
    を含む光ファイバでアップコンバージョン励起を行な
    い青色光を発生し前記発生した青色光について共振さ
    せてレーザ発振する第2のキャビティとを具備すること
    を特徴とするアップコンバージョンレーザ装置。
  5. 【請求項5】 前記Pr3+イオンとともにイッテリビ
    ウムイオン(Yb3+を含み、アップコンバージョン
    することを特徴とする請求項1または4に記載のアップ
    コンバージョンレーザ装置。
  6. 【請求項6】 前記イオンを含む光ファイバのホストガ
    ラスとして、インジウム系フッ化物ガラス、アルミニウ
    ム系フッ化物ガラス、ジルコニウム系フッ化物ガラスな
    どのフッ化物系ガラスを用いることを特徴とする請求項
    4に記載のアップコンバージョンレーザ装置。
  7. 【請求項7】 前記Pr3+イオンの励起波長として、
    850nm付近のレーザ光を用いることを特徴とする請
    求項5に記載のアップコンバージョンレーザ装置。
  8. 【請求項8】 前記Pr3+イオンの励起波長として、
    780nm〜900nmと950nm〜1050nmの
    2種類のレーザ光を用いることを特徴とする請求項5に
    記載のアップコンバージョンレーザ装置。
  9. 【請求項9】 前記共振構造を作る手段として、ファイ
    バグレーティングまたは誘電体ミラーを用いることを特
    徴とする請求項4に記載のアップコンバージョンレーザ
    装置。
JP2000013014A 2000-01-21 2000-01-21 アップコンバージョンレーザ装置 Expired - Fee Related JP3394932B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000013014A JP3394932B2 (ja) 2000-01-21 2000-01-21 アップコンバージョンレーザ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000013014A JP3394932B2 (ja) 2000-01-21 2000-01-21 アップコンバージョンレーザ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001203412A JP2001203412A (ja) 2001-07-27
JP3394932B2 true JP3394932B2 (ja) 2003-04-07

Family

ID=18540668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000013014A Expired - Fee Related JP3394932B2 (ja) 2000-01-21 2000-01-21 アップコンバージョンレーザ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3394932B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003086868A (ja) * 2001-09-12 2003-03-20 Toshiba Corp 光ファイバレーザ装置
JP2003198013A (ja) 2001-10-19 2003-07-11 Toshiba Corp ファイバレーザ装置およびその光合分波器と映像表示装置
KR100714600B1 (ko) * 2005-06-30 2007-05-07 삼성전기주식회사 외부공진구조를 갖는 업컨버젼 광섬유 레이저
JP2007234948A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Central Glass Co Ltd 多波長光源
CN101496237A (zh) * 2006-04-27 2009-07-29 皇家飞利浦电子股份有限公司 腔内上转换激光器
CN112448258B (zh) * 2019-08-29 2022-06-24 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 激光器

Non-Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
D.Piehler et al.,Electronics Letters,Vol.29,No.21,pp.1857−1858(1993)
J.Y.Allain et al.,Electronics Letters,Vol.26,No.3,pp.166−168(1990)
S.Kishimoto et al.,Journal of Non−Crystalline Solids,Vol.213/214,pp.393−397(1997)
Y.Zhao and S.Fleming,IEEE Journal of Quantum Electronics,Vol.33,No.6,pp.905−915(1997)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001203412A (ja) 2001-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7197059B2 (en) Short wavelength diode-pumped solid-state laser
KR100638820B1 (ko) 업컨버젼 광섬유 레이저 장치
US7113524B2 (en) Narrow band high power fibre lasers with extended wavelength coverage
JPH09107143A (ja) 青色アップコンバージョン・レーザ
JP4422720B2 (ja) アイセーフの固体レーザシステム
US5659558A (en) Short-wavelength laser element doped with rare earth ions, optical amplifier doped with rare earth ions, and wavelength converter doped with rare earth ions
US6816532B2 (en) Laser-diode-excited laser apparatus, fiber laser apparatus, and fiber laser amplifier in which laser medium doped with one of ho3+, sm3+, eu3+, dy3+, er3+, and tb3+is excited with gan-based compound laser diode
JP3344475B2 (ja) レーザ発振器及びレーザ増幅器
WO2000036716A1 (en) All solid-state power broadband visible light source
JP3394932B2 (ja) アップコンバージョンレーザ装置
JPH08507903A (ja) 光増幅器およびレーザ
JP2007173394A (ja) 多波長レーザ装置
US6650677B1 (en) Up-conversion laser
US6512630B1 (en) Miniature laser/amplifier system
US7551653B2 (en) Multiple wavelength laser arrangement
US20090034058A1 (en) Reduced threshold laser device
KR100375805B1 (ko) 상위 변환 레이저 장치
JP2989454B2 (ja) 希土類イオン添加短波長レーザ光源装置
KR100704603B1 (ko) 가시광선 광섬유레이저
JP2002111108A (ja) アップコンバージョンレーザ装置
JPH08307000A (ja) 希土類イオン添加短波長レーザ装置、希土類イオン添加光増幅器及び希土類イオン添加波長変換器
JP2000353838A (ja) 誘導放出光発生装置
JP2002185067A (ja) レーザ発振器及びレーザ増幅器
JP2981671B2 (ja) レーザーダイオードポンピング固体レーザー
JP2005277018A (ja) ファイバレーザ装置及び青色レーザ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030121

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees