JP2001185795A - 紫外レーザー装置 - Google Patents

紫外レーザー装置

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JP2001185795A JP36900299A JP36900299A JP2001185795A JP 2001185795 A JP2001185795 A JP 2001185795A JP 36900299 A JP36900299 A JP 36900299A JP 36900299 A JP36900299 A JP 36900299A JP 2001185795 A JP2001185795 A JP 2001185795A
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Takashi Adachi
貴志 足立
Yoji Okazaki
洋二 岡崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学部品の数が少なくて低コスト化が可能
で、また効率良く連続発振可能な紫外レーザー装置を得
る。 【解決手段】 希土類元素イオンがドープされた固体レ
ーザー結晶14と、この固体レーザー結晶14を内部に配置
した共振器と、固体レーザー結晶14を励起するレーザー
ビーム10を発する、GaN系活性層を有するレーザーダ
イオード11とを備えてなる固体レーザー装置において、
固体レーザー結晶14として、周期ドメイン反転構造14c
を有する非線形光学結晶からなり、固体レーザービーム
30を紫外光31に波長変換する機能を持つものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非線形光学効果を
有する固体レーザー結晶をレーザーダイオード(半導体
レーザー)により励起して、紫外域のレーザービームを
得る紫外レーザー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば紫外線リソグラフィーや、レーザ
ー励起による生体細胞の蛍光分析等においては、紫外域
で連続発振する高効率、高出力のレーザーが求められて
いる。
【0003】そのような紫外レーザーの一つとして、例
えば本出願人による特願平11−206573号明細書
に示されるように、非線形光学結晶を用いたSHG(第
2高調波発生)あるいは和周波発生により発振光を短波
長化して、波長400 nm以下の紫外域のレーザービーム
を得る波長変換固体レーザーが知られている。
【0004】より具体的には、例えばNd:YAG結晶
やNd:YVO結晶を用いて発振させた波長1064n
mのレーザービームと、その第2高調波である波長532
nmのレーザービームとによる和周波発生により、波長
355nmの紫外光を得る技術が知られている。さらに
は、上記波長532nmのレーザービームからさらに第2
高調波により波長266nmの紫外光を得る技術も知られ
ている。なお、これらの場合において、第2高調波や和
周波を発生させる非線形光学結晶としては、LBO結晶
やCLBO結晶やBBO結晶が多く用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
波長変換によって紫外光を得る従来の固体レーザーは、
固体レーザー結晶に加えて非線形光学結晶が必要である
ため、高額な光学部品の数が増えて、必然的に高価なも
のとなっていた。
【0006】さらに、上述のLBO結晶やCLBO結晶
やBBO結晶は非線形光学定数が比較的小さいため、そ
れらを用いる従来の紫外レーザー装置は、効率良く連続
発振させるのは困難となっていた。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、光学部品の数が少なくて低コスト化が可能で、
また効率良く連続発振可能な紫外レーザー装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による紫外レーザ
ー装置は、希土類元素イオンがドープされた固体レーザ
ー結晶と、この固体レーザー結晶を内部に配置した共振
器と、前記固体レーザー結晶を励起するレーザービーム
を発する、GaN系活性層を有するレーザーダイオード
とを備えてなる固体レーザー装置において、前記固体レ
ーザー結晶が周期ドメイン反転構造を有する非線形光学
結晶からなり、固体レーザービームを紫外光に波長変換
する機能を持つことを特徴とするものである。
【0009】ここで、GaN系活性層とは、少なくとも
GaとNとを含む材料からなる活性層のことをいう。具
体的には、InGa1−zN、GaNAs1−y
In Ga1−zAs1−y、(0<z<1,0<
y<1)Gaからなる活性層を意味する。
【0010】なお上記の希土類元素イオンは、Pr3+
であることが望ましい。さらに固体レーザー結晶には、
希土類元素イオンとして上記Pr3+に加えて、Er
3+、Ho3+、Dy3+、Eu3+、Sm3+、Pm
3+およびNd3+のうちの少なくとも1つが共ドープ
されることが望ましい。
【0011】また上記固体レーザー結晶としては、Mg
O:LiNbOまたはZnO:LiNbO結晶
に希土類元素イオンがドープされたものが好適に用いら
れる。なお上述のMgO:LiNbO結晶は、Mg
OがドープされたLiNbO 結晶のことであり、他
も同様である。
【0012】一方上記レーザーダイオードとしては、そ
の活性層がInGaN、InGaNAsあるいはGaN
Asからなるものが好適に用いられる。
【0013】また本発明の紫外レーザー装置において、
共振器は、固体レーザー結晶とレーザーダイオードとの
間に配された共振器ミラーを備えて構成されるのが望ま
しい。そしてその場合の共振器ミラーは、ミラー面が曲
率を有するものが好適に用いられる。
【0014】さらに、共振器は、固体レーザー結晶の両
端面を共振器ミラーとして構成されてもよい。そのよう
にする場合、固体レーザー結晶の両端面には、波長変換
波も共振させるコーティングが施されるのが望ましい。
【0015】
【発明の効果】本発明の紫外レーザー装置は、希土類元
素イオンがドープされた固体レーザー結晶として、周期
ドメイン反転構造を有する非線形光学結晶からなり、固
体レーザービームを紫外光に波長変換する機能を持つ結
晶が用いられたことにより、固体レーザービームはいわ
ゆるセルフダブリングにより直接的に紫外光に波長変換
される。つまり、固体レーザー結晶の他に別の非線形光
学結晶を設けなくても紫外域のレーザービームが得られ
るので、本発明の紫外レーザー装置は、光学部品の数が
少なくて低コスト化、小型化が可能となる。
【0016】また本発明の紫外レーザー装置は、固体レ
ーザー結晶として特にMgO:LiNbOまたはZ
nO:LiNbO結晶に希土類元素イオンがドープ
されたものが用いられた場合は、効率良く連続発振可能
なものとなる。すなわち、前述したように従来の紫外レ
ーザー装置において波長変換用に多く用いられていたL
BO結晶、CLBO結晶およびBBO結晶の非線形光学
定数はそれぞれ0.50pm/V、0.85pm/V、1.32pm
/V程度であるのに対し、本発明で用いられる上述の各
結晶の非線形光学定数は11〜12pm/Vと桁違いに大き
いので、高い波長変換効率の下に連続発振が可能とな
る。
【0017】なお、Pr3+がドープされたMgO:L
iNbO結晶等の固体レーザー結晶は、GaN系レ
ーザーダイオードにより励起されて、700 〜800 nmの
波長帯で効率良く発振する。つまり例えば
の遷移によって、Pr3+の発振ラインであ
る波長720 nmの赤外域の固体レーザービームを効率良
く発振させるので、この固体レーザービームを固体レー
ザー結晶自身により第2高調波に波長変換すれば、波長
360nmの高強度の紫外光を得ることができる。
【0018】一方Er3+、Ho3+、Dy3+、Eu
3+、Sm3+、Pm3+およびNd3+は波長380 〜
430 nmに吸収帯があり、GaN系レーザーダイオード
によって励起され得る。そして、励起された電子をPr
3+の励起準位(例えばもしくは
)にエネルギー移動し、
等の遷移によって下準位に落とすことにより、この
場合もPr3+の発振ラインである波長 720nmの赤外
域の固体レーザービームを効率良く発振させることがで
きる。そこで上記と同様に、この固体レーザービームを
固体レーザー結晶自身により第2高調波に波長変換すれ
ば、波長 360nmの高強度の紫外光を得ることができ
る。
【0019】上記の波長 380〜 430nmはGaN系レー
ザーダイオードが比較的発振しやすい波長帯であり、そ
して特に波長 400〜 410nmは、現在提供されているG
aN系レーザーダイオードの最大出力が得られる波長帯
であるので、Er3+、Ho 3+、Dy3+、E
3+、Sm3+、Pm3+およびNd3+をGaN系
レーザーダイオードによって励起すれば、励起光の吸収
量が大きくなり、高効率化および高出力化が達成され
る。
【0020】一方、GaN系レーザーダイオードは熱伝
導係数が130 W/m℃と、ZnMgSSe系レーザーダ
イオードの4W/m℃等と比べて極めて大きい。またそ
れに加えて、転移の移動度もZnMgSSe系レーザー
ダイオードと比べて非常に小さいことから、COD(カ
タストロフィック・オプティカル・ダメージ)が非常に
高く、高寿命、高出力が得やすいものである。このよう
な特性のGaN系レーザーダイオードを励起光源として
用いれば、高出力の紫外域のレーザービームを発生可能
な高寿命の紫外レーザー装置を実現できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実
施形態による紫外レーザー装置の側面形状を示すもので
ある。この紫外レーザー装置は、励起光としてのレーザ
ービーム10を発するレーザーダイオード11と、このレー
ザーダイオード11を固定するホルダ12と、発散光である
上記レーザービーム10を集光する例えば屈折率分布型レ
ンズからなる集光レンズ13と、Pr3+がドープされた
固体レーザー媒質であるMgO:LiNbO結晶
(以下、Pr:LN結晶と称する)14と、このPr:L
N結晶14の前方側(図中右方側)に配された共振器ミラ
ー15と、Pr:LN結晶14と共振器ミラー15との間に配
されたエタロン16とを有している。
【0022】レーザーダイオード11は銅等からなるマウ
ント12を介して、そして他の要素13〜16は直接的にペル
チェ素子20の上に固定されている。そして、ペルチェ素
子20に取り付けられたサーミスタ21が出力する温度検出
信号に基づいて図示外の温度制御回路によりペルチェ素
子20の駆動が制御されて、レーザーダイオード11および
固体レーザー共振器(後述のようにPr:LN結晶14お
よび共振器ミラー15によって構成される)内の要素が共
通の所定温度に制御される。
【0023】Pr:LN結晶14は、非線形光学材料であ
る、MgOがドープされたLiNbO結晶に周期ド
メイン反転構造14cが設けられてなるものである。本例
の場合、周期ドメイン反転構造14cの周期は、後述の基
本波波長 720nmおよび第2高調波波長 360nmに対し
て1次の周期となるように1.65μmとされている。この
Pr:LN結晶14は、その最も大きい非線形光学定数d
33 が有効に利用されるように、z軸と平行な面が光
通過面となるように研磨されている。
【0024】また波長選択素子としてのエタロン16は、
固体レーザーを単一縦モード発振させて低ノイズ化を実
現する。なおこのエタロン16の他に、偏光の向きを制御
するためのブリュースタ板が共振器内に配設されてもよ
い。一方、レーザーダイオード11としては、InGaN
活性層を有し、波長 450nmで発振するブロードエリア
型のものが用いられている。
【0025】またPr:LN結晶14の光入射面である後
方端面14aには、波長 450nmの光は80%以上の透過率
で良好に透過させる一方、Pr3+の1つの発振線であ
る波長 720nmおよびその1/2の 360nmに対して高
反射率(反射率99%以上さらに好ましくは99.9%以上)
で、 720nm以外のPr3+の発振線 490〜650nmお
よび800nm以上に対しては低反射率(反射率60%以下
さらに好ましくは30%以下)のコーティングが施されて
いる。一方共振器ミラー15のミラー面15aには、波長 7
20nmの光に対して高反射率(99%以上さらに好ましく
は99.9%以上)で、波長 360nmの光を95%以上透過さ
せ、上記 490〜650nmおよび800nm以上の光に対して
は低反射率(60%以下さらに好ましくは30%以下)のコ
ーティングが施されている。
【0026】レーザーダイオード11から発せられた波長
450nmのレーザービーム10は、上記端面14aを透過し
てPr:LN結晶14に入射する。Pr:LN結晶14はこ
のレーザービーム10によってPr3+が励起されること
により、波長 720nmの光を発する。このときの遷移
は、と考えられる。そしてP
r:LN結晶14の後方端面14aと共振器ミラー15のミラ
ー面15aとで構成される共振器によりレーザー発振が引
き起こされて、波長 720nmの固体レーザービーム30が
得られる。
【0027】このレーザービーム30はPr:LN結晶14
自身によって、波長が1/2すなわち 360nmの第2高
調波31に変換される。その際、Pr:LN結晶14の周期
ドメイン反転構造14cによって、いわゆる疑似位相整合
が取られる。共振器ミラー15のミラー面15aには前述の
通りのコーティングが施されているので、この共振器ミ
ラー15からはほぼ第2高調波31のみが出射する。
【0028】本実施形態の紫外レーザー装置は、上記の
通りPr:LN結晶14自身のいわゆるセルフダブリング
機能によってレーザービーム30を紫外域の第2高調波31
に波長変換しているので、この紫外レーザー装置は、光
学部品の数が少なくて低コスト化、小型化が可能なもの
となる。
【0029】またこの紫外レーザー装置は、Pr:LN
結晶14をInGaNレーザーダイオード11によって励起
する構成を有するので、先に詳しく説明した理由によ
り、高効率化、高出力化が実現される。具体的には、レ
ーザーダイオード11の出力が 300mWの場合で、第2高
調波31の出力は1mWであった。
【0030】以上、CW動作について説明したが、Qス
イッチ素子を共振器内に挿入することで、パルス動作に
はなるが、波長変換効率を高め、より高い第2高調波出
力を得ることも可能である。あるいは、GaN系レーザ
ーダイオードは高いCODを有することから、励起用レ
ーザーダイオードをパルス駆動することで、同様に高効
率、高出力の紫外パルス光を得ることも可能である。
【0031】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図2は、本発明の第2の実施形態による紫外レ
ーザー装置の側面形状を示すものである。なおこの図2
において、図1中の要素と同等の要素には同番号を付し
てあり、それらについての重複した説明は省略する(以
下、同様)。
【0032】この第2実施形態の紫外レーザー装置は、
図1の構成と比べると基本的に、一方の共振器ミラーを
構成するものとしてPr:LN結晶14の代わりに、曲率
半径100mmの凹面鏡からなる共振器ミラー40が用いら
れ、また出力側には凹面鏡である共振器ミラー15に代え
て、平面鏡である共振器ミラー41が用いられている点が
異なるものである。
【0033】上記共振器ミラー40の曲率を有するミラー
面40aには、図1のPr:LN結晶14の端面14aに施さ
れたものと同じコーティングが施され、また共振器ミラ
ー41の平坦なミラー面41aには、図1の共振器ミラー15
のミラー面15aに施されたものと同じコーティングが施
されている。なお本例においてPr:LN結晶14の両端
面14a、14bには、波長 720nmの固体レーザービーム
30を良好に透過させるコーティングが施されている。
【0034】この第2の実施形態の紫外レーザー装置に
おいても、第1の実施形態のものと同様に、光学部品の
数を少なくして低コスト化、小型化が可能となり、また
高効率化、高出力化も実現される。
【0035】またこの第2の実施形態では特に、励起側
に凹面鏡からなる共振器ミラー40が用いられていること
により、Pr:LN結晶14内での発振光(レーザービー
ム30)のビーム径を大きくすることができる。それによ
り、レーザーダイオード11から発せられるレーザービー
ム10と発振光との間のモードマッチングを取ることが容
易となる。
【0036】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図3は、本発明の第3の実施形態による紫外レ
ーザー装置の側面形状を示すものである。この図3の紫
外レーザー装置においては、レーザーダイオード11とP
r:LN結晶14とが共通のマウント50上に固定され、レ
ーザーダイオード11から発せられたレーザービーム10が
発散光状態のままPr:LN結晶14内に入射するように
なっている。
【0037】そしてPr:LN結晶14の端面14aには、
図1の装置のPr:LN結晶端面14aに施されたものと
同じコーティングが施され、またPr:LN結晶14の別
の端面14bには、図1の共振器ミラー15のミラー面15a
に施されたものと同じコーティングが施されている。つ
まり本実施形態では、Pr:LN結晶14の両端面14a、
14bによって固体レーザーの共振器が構成されている。
【0038】この第3の実施形態においても、第1およ
び第2の実施形態におけるのと同様に、光学部品の数を
少なくして低コスト化、小型化が可能となり、また高効
率化、高出力化も実現される。なお、Pr:LN結晶14
の両端面14a、14bに施すコーティング次第で、それら
の端面14a、14b間で第2高調波31も共振させることが
可能であり、それによって、より高強度の第2高調波31
を得ることができる。
【0039】またこの第3の実施形態では特に、Pr:
LN結晶14だけで共振器を構成するとともに、レーザー
ダイオード11から発せられるレーザービーム10を集光す
るレンズ光学系も省いているので、著しい低コスト化、
小型化が可能となる。
【0040】以上、InGaNから活性層を構成したレ
ーザーダイオード11を用いる実施形態について説明した
が、InGaNAs系材料あるいはGaNAs系材料か
ら活性層を構成したレーザーダイオードを励起用光源と
して用いることも可能である。特に、固体レーザー結晶
の吸収帯が長波長側にずれている場合は、InGaN系
レーザーダイオードと比べてより長波長化が実現しやす
いInGaNAs系あるいはGaNAs系レーザーダイ
オードを用いるのが望ましく、それにより吸収効率を向
上させることができる。
【0041】一方固体レーザー結晶の周期ドメイン反転
構造には、1次の周期に限らず、3次の周期を適用して
もよい。また励起用レーザーダイオードとしては、ブロ
ードエリア型のものだけでなく、MOPA、α−DFB
構造を有するもの等も同様に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による紫外レーザー装置
を示す概略側面図
【図2】本発明の第2実施形態による紫外レーザー装置
を示す概略側面図
【図3】本発明の第3実施形態による紫外レーザー装置
を示す概略側面図
【符号の説明】
10 レーザービーム(励起光) 11 InGaN系レーザーダイオード 13 集光レンズ 14 Pr:LN結晶 14a Pr:LN結晶の後方端面 14b Pr:LN結晶の前方端面 14c Pr:LN結晶の周期ドメイン反転構造 15,40,41 共振器ミラー 15a,40a,41a 共振器ミラーのミラー面 16 エタロン 20 ペルチェ素子 21 サーミスタ 30 レーザービーム(固体レーザー発振光) 31 第2高調波
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F072 AB20 AK10 FF09 HH07 JJ01 JJ03 JJ08 KK05 KK08 KK11 KK26 PP07 QQ02 RR05 SS06 TT05 TT14 TT15 YY09 YY20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの希土類元素イオンがド
    ープされた固体レーザー結晶と、 この固体レーザー結晶を内部に配置した共振器と、 前記固体レーザー結晶を励起するレーザービームを発す
    る、GaN系活性層を有するレーザーダイオードとを備
    えてなる固体レーザー装置において、 前記固体レーザー結晶が周期ドメイン反転構造を有する
    非線形光学結晶からなり、固体レーザービームを紫外光
    に波長変換する機能を持つことを特徴とする紫外レーザ
    ー装置。
  2. 【請求項2】 前記固体レーザー結晶が、希土類元素イ
    オンとして少なくともPr3+を含むものであることを
    特徴とする請求項1記載の紫外レーザー装置。
  3. 【請求項3】 前記固体レーザー結晶が、希土類元素イ
    オンとしてEr3+、Ho3+、Dy3+、Eu3+
    Sm3+、Pm3+およびNd3+のうちの少なくとも
    1つとPr3+ が共ドープされたものであることを特
    徴とする請求項2記載の紫外レーザー装置。
  4. 【請求項4】 前記固体レーザー結晶が、MgO:Li
    NbOまたはZnO:LiNbO結晶に希土類
    元素イオンがドープされたものであることを特徴とする
    請求項1から3いずれか1項記載の紫外レーザー装置。
  5. 【請求項5】 前記レーザーダイオードの活性層がIn
    GaN、InGaNAsあるいはGaNAsからなるこ
    とを特徴とする請求項1から4いずれか1項記載の紫外
    レーザー装置。
  6. 【請求項6】 前記共振器が、前記固体レーザー結晶と
    レーザーダイオードとの間に配された共振器ミラーを備
    えてなることを特徴とする請求項1から5いずれか1項
    記載の紫外レーザー装置。
  7. 【請求項7】 前記共振器ミラーのミラー面が曲率を有
    することを特徴とする請求項6記載の紫外レーザー装
    置。
  8. 【請求項8】 前記共振器が、前記固体レーザー結晶の
    両端面を共振器ミラーとして構成されていることを特徴
    とする請求項1から5いずれか1項記載の紫外レーザー
    装置。
  9. 【請求項9】 前記固体レーザー結晶の両端面に、波長
    変換波も共振させるコーティングが施されていることを
    特徴とする請求項8記載の紫外レーザー装置。
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