JP2002350511A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2002350511A
JP2002350511A JP2001162652A JP2001162652A JP2002350511A JP 2002350511 A JP2002350511 A JP 2002350511A JP 2001162652 A JP2001162652 A JP 2001162652A JP 2001162652 A JP2001162652 A JP 2001162652A JP 2002350511 A JP2002350511 A JP 2002350511A
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integrated circuit
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Masaaki Kitano
正明 北野
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単なテスト回路で内部回路の動作テストを行
うことができる半導体集積回路を提供する。 【解決手段】入力されたシステムクロックCLKに同期
して、データDINの演算処理を行うシフト回路43と、
シフト回路43の最大動作周波数を測定する周波数測定
部51と、シフト回路43および被測定回路3との、あ
らかじめ測定した動作周波数間の相関データを記憶する
記憶部52と、周波数測定部51で測定されたシフト回
路43の最大動作周波数に基づいて前記記憶部52を検
索し、検索した相関データに基づいてシフト回路43の
動作周波数に対応する被測定回路3の最大動作周波数を
出力する検索部53とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置等の内部回路の動作特性の評価を行うことができる半
導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体集積回路の性能の向上に伴
い、半導体集積回路の動作特性の迅速な評価が要求され
ている。従来の半導体集積回路の動作特性の評価では、
たとえば、LSI(largescale integ
rated circuit)に実際にテスターからテ
ストパターンを入力し、LSIにより演算処理されて出
力された演算処理結果が所望の演算処理結果と一致する
か否かを評価することにより、動作特性の評価が行われ
ている。
【0003】また、LSIに入力するクロックの周波数
を上げていき、LSIの演算処理結果が所望の結果と異
なる動作を行うクロック周波数を計測することでLSI
の最大動作周波数評価が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
半導体集積回路の動作特性の評価では、データ入力端子
から出力端子に至る論理回路が長大であるために、テス
トパターン自体が長大になり、テストパターンの作成お
よび評価の効率が著しく低下するという問題がある。
【0005】ところで、半導体集積回路の機能ブロック
のレイアウト設計を行う際に、半導体集積回路の機能ブ
ロック毎の電圧降下を評価したい場合がある。
【0006】しかし、このような半導体集積回路の機能
ブロック毎の電圧降下を定量的に、かつ簡単に評価する
方法が知られておらず、強い要望がある。
【0007】本発明は、上記実状に鑑みてなされたもの
で、本発明の目的は、簡単なテスト回路で内部回路の動
作テストを行うことができる半導体集積回路を提供する
ことにある。
【0008】また、本発明の他の目的は、簡単に半導体
集積回路の内部の機能ブロック毎の電圧降下の測定を行
うことができる半導体集積回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の半導体集積回路は、入力されたシステムク
ロックに同期して、データの演算処理を行う処理回路
と、あらかじめ測定された前記処理回路の処理結果と周
波数相関をとり、当該処理回路の結果に応じて、本集積
回路の動作特性を評価する評価手段とを有する。
【0010】好適には、前記評価手段は、前記処理回路
の動作周波数を測定する測定手段と、前記処理回路およ
び当該処理回路と集積化された被測定回路との、あらか
じめ測定した動作周波数間の相関データを記憶する記憶
部と、前記測定手段で測定された前記処理回路の動作周
波数に基づいて前記記憶部を検索し、検索した相関デー
タに基づいて前記処理回路の動作周波数に対応する本集
積回路の動作周波数を出力する検索手段とを含む。
【0011】また、好適には、前記処理回路は、シフト
回路を含む。
【0012】本発明によれば、たとえば、シリコンウエ
ハ上に形成された複数のLSIチップ上にLSI動作テ
スト用回路として、4段のシフト回路TEG(test
element group)を形成する。そのシフト
回路は、他のチップ上の素子と同じシリコンウエハ上に
同じプロセスで形成されている。
【0013】シフト回路には、テストデータが入力され
るデータ入力端子、データ出力端子、およびクロック入
力端子が形成されている。データ入力端子からテストデ
ータが入力され、クロック入力端子から4周期ののクロ
ックが入力されると、データ入力端子から入力されたテ
ストデータが、データ出力端子から出力される。
【0014】測定手段では、入力されたテストデータ、
クロック周波数、およびシフト回路で処理されたテスト
データが入力される。そしてシステムクロックの周波数
を高くしていき、テストデータが所望のデータと異なる
データが出力された周波数を、そのシフト回路の最大動
作周波数とする。
【0015】一方、LSI全体の回路の最大動作周波数
を、プローバによりあらかじめ測定しておく。
【0016】具体的には、テストパターンをLSIに入
力し、クロック端子からクロックを入力する。LSIの
内部回路により処理されたデータが、LSIのデータ出
力端子から出力される。そして、処理されたデータが所
望のデータである場合にはLSI内部回路の処理が正常
に行われているとし、また処理されたデータが所望のデ
ータではない場合には、LSI内部の回路に何らかの不
良箇所があるとする。また、LSIに入力するクロック
周波数を高くしていき、所望のデータと異なるデータが
出力される周波数を、そのLSI全体の最大動作周波数
とする。この最大動作周波数は、LSI内の素子の遅延
時間に依存する。このLSI全体の最大動作周波数の測
定とシフト回路の最大動作周波数の測定を同一チップ上
で行い、この測定を複数のチップについて測定し、LS
I全体の最大動作周波数と、前述したシフト回路の最大
動作周波数との相関を求め、相関データとして記憶部に
記憶しておく。
【0017】そして、たとえば製造工程において、測定
手段によりシフト回路の最大周波数が測定される。
【0018】評価手段では、記憶部に記憶されている、
LSI全体の最大周波数およびシフト回路の最大の動作
周波数の相関データに基づいて、測定手段により測定さ
れたシフト回路の最大周波数に対応する、LSI全体の
最大周波数が検索され、検索結果のLSI全体の最大周
波数が出力される。
【0019】さらに、前記課題を解決するために、本発
明の半導体集積回路は、少なくとも1つの機能ブロック
を有する半導体集積回路であって、前記機能ブロック毎
に設けられた発振器と、前記発振器の発振周波数を測定
する測定手段と、前記測定手段で測定された発振周波数
に基づいて、前記機能ブロック毎の動作周波数特性を評
価する評価手段とを有する。
【0020】好適には、前記評価手段は、前記機能ブロ
ック毎の前記発振器の発振周波数および前記機能ブロッ
ク毎の電圧変化値との、あらかじめ測定された相関デー
タを記憶する記憶部と、前記測定手段で測定された前記
発振器の発振周波数に基づいて、前記記憶部を検索し、
前記検索した相関データに基づいて前記発振器の発振周
波数に対応する前記機能ブロック毎の電圧変化値を出力
する検索手段とを含む。
【0021】また、好適には、前記評価手段により出力
された前記機能ブロック毎の電圧変化値を表示する表示
手段を有する。
【0022】また、好適には、前記発振器は、リングオ
シレータを含む。
【0023】また、本発明によれば、LSI内部の機能
ブロック毎にリングオシレータが形成されている。
【0024】あらかじめLSIにテストパターンを入力
した状態での機能ブロック毎のリングオシレータの発振
周波数が測定され記憶部に記憶される。また、テストパ
ターンをLSIに入力しない状態で、機能ブロック毎の
リングオシレータの発振周波数が測定され記憶部に記憶
される。また、上記リングオシレータの発振周波数の測
定と同時にLSI内部の機能ブロック毎の電圧変化値が
測定され、機能ブロック毎のリングオシレータの発振周
波数との相関が相関データとして記憶される。
【0025】そして、たとえば製造工程において、測定
手段により機能ブロック毎のリングオシレータの発振周
波数が測定される。検索手段では、記憶部に記憶されて
いるリングオシレータの発振周波数と、機能ブロックの
電圧変化値の相関データに基づいて、測定手段で記憶さ
れたリングオシレータの発振周波数に応じた電圧変化値
が、機能ブロック毎に出力される。
【0026】表示手段では、検索手段で検索され出力さ
れた機能ブロック毎の電圧変化値に基づいて、LSIの
機能ブロック毎に、電圧変化値がチップ面内分布とし
て、たとえば数値や、数値に応じて色分けされて表示さ
れる。
【0027】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 図1は、本発明に係る集積回路の第1の実施の形態を示
すブロック図である。
【0028】集積回路1は、図1に示すように、所望の
機能を実現するための内部回路である被測定回路3およ
び被測定回路3を測定する測定回路4を含むチップ2、
ならびに評価手段である評価部5を有する。
【0029】測定回路4は、入力データ入力端子41、
外部クロック入力端子42、シフト回路43、およびデ
ータ出力端子44を有する。
【0030】入力データ入力端子41は、テストデータ
INが入力される端子でありシフト回路43に接続され
ている。
【0031】外部クロック入力端子42は、同様に、ク
ロックCLKが入力される端子でありシフト回路43に
接続されている。
【0032】シフト回路43は、フリップフロップ回路
が4段直列に接続しており、クロックパルスが1個入る
と1ビット分のデータを次段のフリップフロップ回路に
シフトする機能を有する。図2は、シフト回路のタイミ
ングチャートの一例を示した図である。シフト回路43
は、図2に示すように、入力データ入力端子41から入
力されたテストデータDINを、外部クロック入力端子4
2からクロックCLKが入力されると、4周期だけ遅れ
て、データ出力端子44にデータDOUT を出力する。ま
た、シフト回路43は、被測定回路3と同様のプロセス
で形成された素子で構成されている。
【0033】具体的には、シフト回路43は、バッファ
431,432、フリップフロップ回路433−1,
2,3,4、およびバッファ434を有する。
【0034】バッファ431は、入力端子41から入力
されたテストデータDINをフリップフロップ回路433
−1に出力する。
【0035】バッファ432は、外部クロック入力端子
42から入力されたクロックCLKをフリップフロップ
回路433−1,2,3,4に出力する。
【0036】フリップフロップ回路433−1は、外部
クロック入力端子42からバッファ432を介して入力
されたクロックCLKに同期して、入力データ入力端子
41から入力されたテストデータDINを、次段のフリッ
プフロップ回路433−2に出力する。
【0037】フリップフロップ回路433−2は、同様
に、外部クロック入力端子42からバッファ432を介
して入力されたクロックCLKに同期して、前段のフリ
ップフロップ回路433−1から入力されたテストデー
タDINを次段のフリップフロップ回路433−3に出力
する。
【0038】フリップフロップ回路433−3は、同様
に、外部クロック入力端子42からバッファ432を介
して入力されたクロックCLKに同期して、前段のフリ
ップフロップ回路433−2により入力されたデータD
INを次段のフリップフロップ回路433−4に出力す
る。
【0039】フリップフロップ回路433−4は、外部
クロック入力端子42からバッファ432を介して入力
されたクロックCLKに同期して、前段のフリップフロ
ップ回路433−3から入力されたテストデータDIN
バッファ431を出力する。
【0040】バッファ434は、フリップフロップ回路
433−4から入力されたデータD OUT をデータ出力端
子44に出力する。
【0041】データ出力端子44は、バッファ434か
ら入力されたデータDOUT を評価部5へ出力する。
【0042】評価部5は、被測定回路3の動作特性を評
価する機能を有し、周波数測定部51、記憶部52、お
よび検索部53を有する。
【0043】周波数測定部51は、テスト入力データD
IN、データ出力端子44から出力されたテストデータD
OUT 、および外部クロックCLKの周波数に基づいて、
シフト回路43の最高周波数を測定する。
【0044】具体的には、クロックCLKの周波数が低
い場合には、シフト回路43に入力されたデータD
INが、4周期のクロックの後に、同じテストデータDIN
が出力端子からデータDOUT として出力される。そし
て、クロックの周波数を高くしていき、ある周波数で通
常出力されるべきデータが出力されなくなる、またはタ
イミングがずれてデータが出力される。これは、フリッ
ププロップ回路433−1,2,3,4がテストデータ
INを保持するのにクロックCLKが入力されてから次
のクロックCLKが入力されるまでの所定の時間が必要
であるからである。このため、所定の時間よりも短い時
間でクロックCLKが入力されると、フリップフロップ
回路433−1,2,3,4は誤動作を起こす。この周
波数をシフト回路43の最大動作周波数とする。
【0045】記憶部52には、あらかじめ測定しておい
た、被測定回路3の最大動作周波数およびシフト回路4
3の最大動作周波数の相関データが記憶されている。具
体的には、あらかじめシフト回路43の最大動作周波数
と被測定回路3の最大動作周波数を、ウエハ上に形成さ
れた複数のチップ2に対して測定を行い、その動作周波
数の相関データを記憶しておく。
【0046】こうすることで、たとえば量産時には、新
たにシフト回路43の最大周波数を測定すれば、あらか
じめ明らかにされている動作周波数の相関データと比較
することにより、被測定回路3の最大動作周波数を評価
することができる。
【0047】検索部53は、周波数測定部51で測定さ
れたシフト回路43の最大動作周波数に基づいて、記憶
部52に記憶されている被測定回路3の最大動作周波数
およびシフト回路43の最大動作周波数の相関データか
ら、測定されたシフト回路43の最大動作周波数に対応
する被測定回路3の最大動作周波数を出力する。
【0048】図3は、本発明に係る第1の実施の形態の
集積回路の動作を示す図である。次に、上記構成による
集積回路の動作を図3に関連付けて説明する。
【0049】チップ2に形成されている入力データ入力
端子41にデータDIN、外部クロック入力端子42にク
ロックCLKが入力される。シフト回路43のフリップ
フロップ回路433−1では、外部クロック入力端子4
2およびバッファ432を介して入力されたクロックC
LKに同期して、入力データ入力端子41およびバッフ
ァ431を介して入力されたテストデータD INが、次段
のフリップフロップ回路433−2に出力される。
【0050】フリップフロップ回路433−2では、外
部クロックCLKに同期して、前段のフリップフロップ
回路433−1から出力されたテストデータが入力され
る。また、記憶していたデータが次段のフリップフロッ
プ回路433−3に出力される。
【0051】同様に、フリップフロップ回路433−3
では、外部クロックに同期して、前段のフリップフロッ
プ回路433−2から出力されたテストデータが入力さ
れる。また、記憶していたデータが次段のフリップフロ
ップ回路433−4に出力される。
【0052】同様に、フリップフロップ回路433−4
では、外部クロックに同期して、前段のフリップフロッ
プ回路433−3から出力されたテストデータが入力さ
れる。また、記憶していたデータが、バッファ434、
データ出力端子44を介して、データDOUT として出力
される。
【0053】そして、周波数測定部51では、テスト回
路4に入力されたテストデータDIN、出力されたデータ
OUT 、クロックCLKの周波数に基づいて、シフト回
路43の最大動作周波数が測定され、検索部53に出力
される(ST1)。
【0054】そして、検索部53では、周波数測定部5
1により出力されたシフト回路43の最大動作周波数に
基づいて、記憶部52に記憶されている、被測定回路3
の最大動作周波数およびシフト回路43の最大動作周波
数の相関デ−タから、シフト回路43の最大動作周波数
に対応する被測定回路3の最大動作周波数が検索され
(ST2)、検索結果の被測定回路3の最大動作周波数
が出力される(ST3)。
【0055】以上説明したように、本実施の形態では、
入力されたシステムクロックCLKに同期して、データ
INの演算処理を行うシフト回路43と、シフト回路4
3の最大動作周波数を測定する周波数測定部51と、シ
フト回路43および被測定回路3との、あらかじめ測定
した動作周波数間の相関データを記憶する記憶部52
と、周波数測定部51で測定されたシフト回路43の最
大動作周波数に基づいて前記記憶部52を検索し、検索
した相関データに基づいてシフト回路43の最大動作周
波数に対応する被測定回路3の最大動作周波数を出力す
る検索部53とを設けたので、クロック入力数回で集積
回路1の最大動作周波数を判定することができ、従来の
ように長大なテストパターンを用いて集積回路1全体の
動作周波数を測定することなく、また従来よりも短いテ
スト時間で集積回路1のテストを行うことができる。
【0056】第2の実施の形態 図4は、本発明に係る集積回路の第2の実施の形態を示
すブロック図である。集積回路1aは、被測定回路であ
り所望の機能を実現するための機能ブロック6−1〜6
−5が形成されているチップ2a、周波数測定部51
a、記憶部52a、検索部53a、および表示部54を
有する。
【0057】機能ブロック6−1〜6−5には、発振器
としてのリングオシレータ7−1〜7−5が形成されて
いる。
【0058】リングオシレータ7−1は、たとえば奇数
個(N個)のインバータ71−1〜71−Nを直列接続
して最終段のインバータ71−Nの出力を初段のインバ
ータ71−1に帰還して接続されており、リング発振を
起こす。
【0059】リングオシレータ7−2〜7−5も同様
に、インバータ72−1〜72−N、インバータ73−
1〜73−N、インバータ74−1〜74−N、インバ
ータ75−1〜75−Nでそれぞれ構成されている。
【0060】リングオシレータ7−1の発振周波数f
は、インバータ71−1〜71−Nの段数Nと、集積回
路の平均伝搬遅延時間tpdとで決まり、数式1で表さ
れる。また、リングオシレータ7−2〜7−5の発振周
波数も同様である。
【0061】
【数1】tpd=1/2Nf
【0062】ここで、平均伝搬遅延時間とは、入力レベ
ル変化が出力のレベル変化に要するまでの時間tpdで
ある。
【0063】また、リングオシレータ7−1〜7−5の
発振周波数fは、電源電圧の影響を受け、一般に電源電
圧が低くなると、発振周波数が低くなる。これは、電源
電圧が低くなると集積回路の平均伝搬遅延時間が長くな
るためである。
【0064】出力端子8−1〜8−5は、リングオシレ
ータ7−1〜7−5にそれぞれ接続されており、リング
オシレータ7−1〜7−5のリング発振は、出力端子8
−1〜8−5を介して周波数測定部51aに出力され
る。
【0065】周波数測定部51aは、出力端子8−1〜
8−5から入力されたリングオシレータ7−1〜7−5
のリング発振の発振周波数を測定し、測定した発振周波
数を検索部53aに出力する。
【0066】記憶部52aには、機能ブロック6−1か
ら6−5毎のリングオシレータ7−1〜7−5のリング
発振周波数および機能ブロック6−1〜6−5の電圧変
化値の相関データが記憶されている。
【0067】具体的には、あらかじめ、機能ブロック6
−1〜6−5にテストパターンDIN’を入力しない状態
で、機能ブロック6−1〜6−5毎のリング発振周波数
を測定し、測定した発振周波数を記憶する。次に、機能
ブロック6−1〜6−5にテストパターンDIN’を入力
した状態で、機能ブロック6−1〜6−5毎のリング発
振周波数を測定し、測定した発振周波数を記憶する。ま
た、同時に、機能ブロック6−1〜6−5毎に消費電力
を測定し、電圧変化の値を計算し、上述したリングオシ
レータ7−1〜7−5のリング発振の周波数との相関を
求め、機能ブロック毎6−1〜6−5毎のリングオシレ
ータ7−1〜7−5の周波数および前記機能ブロック毎
の電圧変化値との相関データを記憶する。
【0068】機能ブロック6−1〜6−5では、テスト
パターンDIN’が入力された場合と、テストパターンD
IN’が入力されていない場合とでは、消費される電力が
異なる。このため、テストパターンDIN’が機能ブロッ
ク6−1〜6−5に入力された状態では、論理回路の負
荷が異なるために、リングオシレータ7−1〜7−5の
発振周波数が低下し、機能ブロック6−1〜6−5毎の
電圧降下を検出することができる。
【0069】検索部53aは、記憶部52aに記憶され
ているリング発振周波数および機能ブロック6−1〜6
−5毎の電圧変化値の相関データに基づいて、周波数測
定部51aにより測定されたリングオシレータ7−1〜
7−5の発振周波数に対応する電圧変化値を検索し、検
索結果を表示部54に出力する。
【0070】表示部54は、検索部53aにより入力さ
れた検索結果に基づいて、機能ブロック6−1〜6毎の
電圧変化値をチップ面内の面分布として表示を行う。具
体的には、周波数測定部51aにより測定された機能ブ
ロック6−1〜6−5毎のリングオシレータ7−1〜7
−5のリング発振周波数に基づいて、検索部53aによ
り記憶部52aに記憶されている電圧変化値を、チップ
面内の面分布として、たとえば数値や、数値に応じて色
分けされて画面に表示する。
【0071】図5は、本発明に係る第2の実施の形態の
集積回路の動作を示す図である。次に、上記構成による
集積回路の評価動作を図5に関連付けて説明する。
【0072】たとえば、あらかじめリングオシレータ7
−1〜7−5の発振周波数を測定し、機能ブロック6−
1〜6−5にテストパターンDIN’が入力された場合
と、テストパターンDIN’が入力されない場合のリング
オシレータ7−1〜7−5の発振周波数を記憶部52a
に記憶する。
【0073】たとえば、ウエハ上のチップ2aの機能ブ
ロック6−1〜6−5毎の電圧変化値を測定するため
に、チップ2aに形成された出力端子8−1〜8−5に
プローブが接続される。プローブは、周波数測定部51
aに接続されている。
【0074】周波数測定部51aでは、プローブを介し
て入力されたリングオシレータ7−1〜7−5のリング
発振の発振周波数が測定され、測定結果が検索部53a
に出力される(ST11)。
【0075】そして、検索部53aでは、記憶部52a
に記憶されている発振周波数および機能ブロック6−1
〜6−5毎の電圧変化値に基づいて、周波数測定部51
aで測定された機能ブロック6−1〜6−5に対応する
電圧変化値を検索し、表示部54に出力する(ST1
2)。
【0076】そして、表示部54では、検索部53aか
ら入力された機能ブロック6−1〜6−5に対応する電
圧変化の値が、チップ2aの面内分布として機能ブロッ
ク6−1〜6−5毎に、たとえば数値や、数値に応じて
色分けされて表示される(ST13)。
【0077】以上説明したように、本実施の形態では、
機能ブロック6−1〜6−5に設けられたリングオシレ
ータ7−1〜7−5と、リングオシレータ7−1〜7−
5でリング発振している発振周波数を測定する周波数測
定部51aと、機能ブロック6−1〜6−5のリングオ
シレータ7−1〜7−5および機能ブロック6−1〜6
−5の電圧変化値との、あらかじめ測定された相関デー
タを記憶する記憶部52aと、周波数測定部51aで測
定されたリングオシレータ7−1〜7−5の発振周波数
に基づいて、記憶部52aを検索し、検索した相関デー
タに基づいてリングオシレータ7−1〜7−5の発振周
波数に対応する機能ブロック6−1〜6−5毎の電圧変
化値を出力する検索部53aと、検索部53aにより出
力された機能ブロック6−1〜6−5毎の電圧変化値を
表示する表示部54を設けたので、集積回路1a内部の
電圧変化値を集積回路1a外部から定量的に測定するこ
とができる。
【0078】そして、集積回路1aの動作時における電
圧降下の度合いを確かめることで、集積回路1aの電源
強化が必要か否かが判別できる。また、歩留りの向上
と、レイアウト設計へのフィードバックが定量的かつ迅
速に行うことができる。また、機能ブロックの数だけリ
ングオシレータを組み込むことで、集積回路1a全域で
の電圧降下箇所を面分布として作成することができる。
【0079】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、任意好適な種々の改変が可能である。たと
えば、第1の実施の形態では、あらかじめシフト回路4
3の最大動作周波数と被測定回路3の最大周波数の相関
を調べその相関を数式化してもよい。そうすることによ
り、シフト回路43の最大動作周波数を測定すること
で、上述の数式から被測定回路3の最大周波数を評価す
ることができる。
【0080】また、第2の実施の形態のリングオシレー
タ7−1〜7−5では、制御信号によりリング発振をオ
ンまたはオフすることが可能な素子を設けてもよい。そ
うすることにより、テスト動作時にのみ、リングオシレ
ータを発振させることがでる。
【0081】
【発明の効果】このように、本発明の半導体集積回路に
よれば、簡単なテスト回路で内部回路の動作テストを行
うことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る集積回路の第1の実施の形態を示
すブロック図である。
【図2】図1のシフト回路のタイミングチャートの一例
を示した図である。
【図3】本発明に係る第1の実施の形態の集積回路の動
作を示す図である。
【図4】本発明に係る集積回路の第2の実施の形態を示
すブロック図である。
【図5】本発明に係る第2の実施の形態の集積回路の動
作を示す図である。
【符号の説明】
1…集積回路、2…チップ、3…被測定回路、4…測定
回路、41…入力データ入力端子、42…外部クロック
入力端子、43…シフト回路、431,432,434
…バッファ、433−1,2,3,4…フリップフロッ
プ回路、44…データ出力端子、5…評価部、51,5
1a…周波数測定部、52,52a…記憶部、53,5
3a…検索部、54…表示部、6−1〜6−5…機能ブ
ロック、7−1〜7−5…リングオシレータ、71−1
〜71−N,72−1〜72−N,73−1〜73−
N,74−1〜74−N,75−1〜75−N…インバ
ータ、8−1〜8−5…出力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G132 AB01 AC03 AD04 AK07 5F038 BG02 DT06 DT15 DT17 DT19 EZ20 5F064 BB18 BB19 BB26 BB31 HH10 5J056 AA03 BB51 BB60 CC18 FF01 FF08 KK01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたシステムクロックに同期して、
    データの演算処理を行う処理回路と、 あらかじめ測定された前記処理回路の処理結果と周波数
    相関をとり、当該処理回路の結果に応じて、本集積回路
    の動作特性を評価する評価手段とを有する半導体集積回
    路。
  2. 【請求項2】前記評価手段は、 前記処理回路の動作周波数を測定する測定手段と、 前記処理回路および当該処理回路と集積化された被測定
    回路との、あらかじめ測定した動作周波数間の相関デー
    タを記憶する記憶部と、 前記測定手段で測定された前記処理回路の動作周波数に
    基づいて前記記憶部を検索し、検索した相関データに基
    づいて前記処理回路の動作周波数に対応する本集積回路
    の動作周波数を出力する検索手段とを含む請求項1に記
    載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】前記処理回路は、シフト回路を含む請求項
    1に記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】少なくとも1つの機能ブロックを有する半
    導体集積回路であって、 前記機能ブロック毎に設けられた発振器と、 前記発振器の発振周波数を測定する測定手段と、 前記測定手段で測定された発振周波数に基づいて、前記
    機能ブロック毎の動作周波数特性を評価する評価手段と
    を有する半導体集積回路。
  5. 【請求項5】前記評価手段は、 前記機能ブロック毎の前記発振器の発振周波数および前
    記機能ブロック毎の電圧変化値との、あらかじめ測定さ
    れた相関データを記憶する記憶部と、 前記測定手段で測定された前記発振器の発振周波数に基
    づいて、前記記憶部を検索し、前記検索した相関データ
    に基づいて前記発振器の発振周波数に対応する前記機能
    ブロック毎の電圧変化値を出力する検索手段とを含む請
    求項4に記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】前記評価手段により出力された前記機能ブ
    ロック毎の電圧変化値を表示する表示手段を有する請求
    項5に記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】前記発振器は、リングオシレータを含む請
    求項4に記載の半導体集積回路。
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