JP2001266595A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

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JP2001266595A
JP2001266595A JP2000085197A JP2000085197A JP2001266595A JP 2001266595 A JP2001266595 A JP 2001266595A JP 2000085197 A JP2000085197 A JP 2000085197A JP 2000085197 A JP2000085197 A JP 2000085197A JP 2001266595 A JP2001266595 A JP 2001266595A
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access time
semiconductor integrated
memory
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Application number
JP2000085197A
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Hiroyasu Kawahara
弘靖 川原
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Renesas Micro Systems Co Ltd
Original Assignee
Renesas Micro Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 BIST回路の構成を変更せずにそのままの
構成にし、かつ余分な外部端子を設けずに目標アドレス
アクセスタイム性能の合否判定を、従来の機能テスト判
定と同時に判定させるようにした半導体集積回路装置を
提供する。 【解決手段】 本発明の半導体集積回路装置は、メモリ
回路100と、メモリ回路100を自己テストするBIST回路11
0と、メモリ回路100のアドレスアクセスタイム性能の判
定を行なうスピード判定回路120とを含み構成されてい
る。これにより、スピード判定回路120を、BIST回路110
を内蔵した半導体集積回路装置に設けることで、新たな
外部端子を追加をすることなく、半導体集積回路装置の
テストの段階において、メモリ回路100の機能テストと
同時に、メモリ回路100のアドレスアクセスタイム性能
の合否を判定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内蔵するメモリ回
路の論理テストとアドレスアクセスタイムとのスペック
に対する合否判定を同時に行うテスト回路が設けられた
半導体集積回路装置に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、メモリ回路を搭載する半導体集積
回路装置において、メモリ回路のアドレスアクセスタイ
ム(メモリ回路にアドレス信号が入力されてから、メモ
リ回路がこのアドレスのデータを出力するまでの時間)
時間の高速化が要求されるようになっている。すなわ
ち、ユーザーがスペック限界でメモリ回路を使用するよ
うになり、出荷テストの段階で半導体集積回路の機能確
認テストのみならず、メモリ回路のアドレスアクセスタ
イムの確認も必要不可欠となって来ている。
【0003】従来、BIST(Built-In Self Test)回
路700は、図10に示すような構成になっており、本
回路は機能テストのみを行なうため、消費電力低減など
の理由により低速のクロックを用いてテストを行なって
いた。BIST回路700は、ソフトマクロ化されてお
り、そのため配線負荷などのばらつきが生じる。また、
ASIC(application specific integrated circui
t)に搭載されるメモリ回路710は、入出力端子が内
部のロジック回路に接続されており、外部回路に対する
入出力端子が設けられていないため正確なアドレスアク
セスタイムの測定が困難であった。
【0004】このため、従来例(特願平02−1956
30)に図11に示すようにメモリの入出力部にフリッ
プフロップ回路810及び測定回路部830を設け、そ
のクロック位相差を測定し、その位相差によってリング
オシレータを発振させて、そのときの周波数を測定する
ことでアドレスアクセスタイムの測定を行っていた。
【0005】図12にその測定回路部830の構成、図
13に動作を示すタイミングチャートを示す。クロック
CK1を入力とするNAND回路910とインバータ回
路920、トランジスタ素子930、容量940が複数
段接続され、それがループされた回路構成になってお
り、トランジスタ素子のゲートに接続されDELAYC
ONT信号の電位を変化させ、CK1からCK3までの
遅延時間を調整し、CK3からCK1がアドレスアクセ
スタイムと一致する時間を見つけ、それをリングオシレ
ータで発振させその周期Tでアドレスアクセスタイムを
測定していた。ここで、AND回路950に入力される
OSCMODE信号が「H」レベルのとき、図13にお
ける発振モードとなり、「L」レベルのとき通常テスト
モードである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たアドレスアクセスタイムの測定には、クロックの位相
差を測定するため、この位相差の測定を制御する信号が
必要となり、ASICに複数のテスト用の外部端子を設
けられなければならないという問題がある。また、上述
したアドレスアクセスタイムの測定には、メモリ回路の
アドレスアクセスタイム性能を回路動作のテストとは別
に行うため、ASICのテストの段階において、メモリ
回路のアドレスアクセスタイム性能の合否判定が即座に
できないという欠点がある。
【0007】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、BIST回路の構成を変更せずにそのままの構成
にし、かつ余分な外部端子を設けずに目標アドレスアク
セスタイム性能の合否判定を、従来の機能テスト判定と
同時に判定させるようにした半導体集積回路装置を提供
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
半導体集積回路装置において、メモリ回路と、アドレス
とこのアドレスに対応した期待値とを生成し、前記メモ
リ回路のテストを行うBIST回路と、前記メモリ回路
のアクセスタイムの検出を行うスピード判定回路とを具
備することを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の半
導体集積回路装置において、前記スピード回路が複数有
り、各々異なったアクセスタイムに設定され、選択回路
がこのスピード判定回路からいずれを使用するかを選択
することを特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項
1ないし請求項2に記載の半導体集積回路装置におい
て、前記スピード判定回路が、アドレスデータの出力タ
イミングに基づき、前記メモり回路のアクセスタイムを
有するパルスを生成する遅延回路と、このパルスにより
前記メモリ回路の出力データを保持するフリップフロッ
プと、このフリップフロップの出力と前記期待値との比
較を行う比較器とを具備することを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載の半導体集積回路装置におい
て、前記遅延回路の遅延時間が前記メモリ回路のアクセ
スタイムとして使用されることを特徴とする。請求項5
記載の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載の半導体集積回路装置において、前記遅延回路が複数
インバータにより構成され、このインバータの数により
遅延時間を調整することを特徴とする。
【0011】本発明は、BIST(Built-In Self Test)
回路で自己テストするメモリを有する半導体集積回路装
置において、アドレスアクセスタイムの目標性能を判定
する判定回路(スピード判定回路)を設けることでBI
ST回路のテスト時に機能確認とアドレスアクセスタイ
ム性能の合否を同時に判定することができる事を特徴と
している。
【0012】図1に本発明によるBIST回路110と
メモリ回路100とにアドレスアクセスタイム性能の合
否を判定するスピード判定回路120を設けた図を示
す。本発明は、スピード判定回路120を、BIST回
路110とともに、半導体集積回路装置に設ける。この
結果、本発明は、新たな外部端子を追加をすることな
く、半導体集積回路装置におけるメモリ回路100のテ
ストの段階において、メモリ回路100の機能テストと
同時に、メモリ回路100のアドレスアクセスタイム性
能の合否を判定することができるという効果を有する。
また、BIST回路を設けたメモリであれば、同期式/
非同期式でも対応可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に
よる半導体集積回路装置の内蔵するメモリ回路とこのメ
モリ回路のテストを行う部分の構成例を示すブロック図
である。この図において、本発明の半導体集積回路装置
は、メモリ回路100と、メモリ回路100を自己テス
トするBIST回路110と、メモリ回路100のアド
レスアクセスタイム性能の判定を行なうスピード判定回
路120と、図示しない他の論理回路とを含んで構成さ
れている。
【0014】図2を用いてBIST回路110の構成を
説明する。図2は、BIST回路110の構成を示すブ
ロック図である。この図において、BIST回路110
は、アドレス発生部400と、書込データ発生回路41
0と、期待値発生回路420と、書込/読出制御回路4
30と、比較器440から構成される。アドレス発生回
路400は、テスト信号TINが入力されると、アドレ
ス信号AD,書込データ信号DI,書込/読出制御信号
CNTを各々自動発生し、メモリへ供給する。
【0015】図1へ戻り、BIST回路110は、自動
発生したアドレス信号AD、書込みデータ信号DI、読
出し/書込み制御信号CNTをメモリ回路100へ供給
し、メモリ回路100に対して、マーチングテスト、チ
ェッカーボードテスト等の基本テストを行なう。
【0016】次に、図3を用いてスピード判定回路12
0の構成を説明する。図3は、スピード判定回路120
の構成例を示すブロック図である。この図において、A
ND回路130は、BIST回路110からの最上位ア
ドレス信号を受け、出力をセットリセット付きフリップ
フロップ回路131のクロック端子(C)に接続されて
いる。ここで、例えば、メモリ回路100におけるアド
レスアクセスタイムの最大値は、最上位アドレスであ
る。このため、アドレスアクセスタイム性能の合否は、
最上位アドレスにおけるDOUTで判定する。
【0017】フリップフロップ回路131は、次段のフ
リップフロップ回路133のクロック端子(C)と、遅
延回路132を介してセットリセット付きフリップフロ
ップ回路131のリセット端子(R)とへ、出力信号Q
1を出力する。ここで、遅延回路132は、アドレスア
クセスタイムの目標値に相当する時間分の遅延時間を有
している。また、このとき、遅延回路132は、例えば
図4に示すように、インバータ回路135を複数段接続
してアドレスアクセスタイム相当の遅延値(例えば、時
間TD)を有する構成とする。ここで、遅延回路132
は、インバータ回路135の数を変えることにより、ア
ドレスアクセスタイムに対応する遅延時間を調整する。
【0018】次に、図3に戻り、フリップフロップ回路
133は、出力信号Q2を次段のEX−NOR回路13
4に接続され、EX−NOR回路134の一方の入力は
BIST回路110の期待値発生回路420から発生さ
れた期待値信号が接続された構成になっている。このス
ピード判定回路120は、配線負荷による遅延ばらつき
を発生させないように、遅延回路132のインバータ回
路135を隣接に配置し、目標アドレスアクセスタイム
相当の遅延を有するようにし、AND回路130、セッ
トリセット付きフリップフロップ回路131、フリップ
フロップ回路133、EX−NOR回路134も隣接に
配置し、分離された構成とならないように、レイアウト
的に図5に示すようにブロック化する。
【0019】図5に示すようにブロック化されたスピー
ド判定回路120は、図1において、レイアウト的に、
メモリ回路100のアドレス端子AD1〜ADnおよび
データ出力端子DOUTに近いところに配置させる。図
1において、アドレス発生回路400は、アドレスアク
セスタイム相当のパルス幅を有するパルスのアドレス信
号ADを発生させる。そして、スピード判定回路120
は、アドレス信号ADの立下がりエッジでメモリ回路1
00の最上位アドレスでの読み出しデータDOUTを検
出する。
【0020】これにより、図2のスピード判定回路12
0のEX−NOR回路134(図3)は、データDOU
Tと、期待値発生回路420の生成した期待値とを比較
照合する。そして、図6に示す比較器440は、EX−
NOR134での照合結果Aを、BIST回路110に
おけるメモリ回路100の機能テストと同時にチェック
し、メモリ回路100の合否を判定する。
【0021】次に、図1〜図6を参照し、一実施形態の
動作例を説明する。例えば、メモリ回路100のテスト
モード時に、BIST回路110にクロック信号TIN
が入力される。そしてBIST回路110内のアドレス
発生回路400からアドレス信号AD,書込データ信号
DI,読出/書込制御信号CNTがメモリ回路100に
供給され、メモリの基本テストであるマーチングテス
ト、チェッカーボードテストが実施される。
【0022】ここで、図2及び図7を用いて、スピード
判定回路120の動作例を説明する。図7は、スピード
判定回路120の動作を説明するフローチャートであ
る。メモリ回路100のテスト時に、メモリ回路100
におけるアドレスの最大値を示すアドレス信号AD、す
なわち、時刻t1においてアドレス信号ADの示すアド
レスデータが全て”H”レベルで出力されると、AND
回路130は出力信号CDを”H”レベルとして出力す
る。
【0023】そして、AND回路130からの出力信号
CDが、”H”レベルとして、セットリセット付きフリ
ップフロップ回路131のクロック端子(C)に入力さ
れる。ここで、セットリセット付きフリップフロップ回
路131においては、データ端子Dが”H”レベルに固
定されている。これにより、セットリセット付きフリッ
プフロップ回路131は、クロック端子(C)に入力さ
れる出力信号CDが”L”レベルから”H”レベルに変
化する立上がりエッジ(時刻t1)において、出力端子
(Q1)から出力される出力信号Q1を”H”レベルと
して出力する。
【0024】出力信号Q1は、目標アドレスアクセスタ
イムに相当する値を有する遅延回路132を介し、セッ
トリセット付きフリップフロップ回路131のリセット
端子(R)に入力されている。このため、セットリセッ
ト付きフリップフロップ回路131は、図3に示すタイ
ムチャートの出力信号Q1におけるパルス幅TDのパル
スCが発生される。すなわち、セットリセット付きフリ
ップフロップ回路131は、出力端子(Q1)から出力
する出力信号Q1に遅延をかけ、この遅延された出力信
号Q1を自己のリセット端子(R)に入力することで、
ワンショットパルスとしてパルスCを生成している。
【0025】一方、最大値を示すアドレス信号ADは、
メモリ回路100のアドレス端子にも供給されているた
め、最大値を示すアドレスに対応するデータの読み出し
が行なわれ、データ出力信号DOUTが出力される。た
とえば、データ出力信号DOUTが”H”レベルとする
と、このデータ出力信号DOUTは、スピード判定回路
120内のフリップフロップ回路133のデータ入力端
子(D)へ伝播され、出力信号Q1の立ち下がりエッジ
(時刻t2)で同期(サンプリング)される。これによ
り、フリップフロップ回路133は、データ出力信号D
OUTデータ、すなわち”H”レベルを保持し、出力端
子(Q2)から出力信号Q2を”H”レベルのデータと
して出力する。
【0026】そして、この出力信号Q2が次段のEX−
NOR回路134において、BIST回路110から発
生された期待値と比較照合され、メモリ回路100のア
クセススピードが判定される(アドレスアクセスタイム
の可否判定)。このとき、パルス幅TD内で、出力信号
Q2のデータ(レベル)が期待値と同様に出力されてい
る場合、EX−NOR134の出力信号Aは、”H”レ
ベルで出力される。
【0027】そして、図6に示すBIST回路110内
の比較器440で機能テスト結果と同時にアドレスアク
セスタイムの可否が判定照合される。すなわち、EX−
NOR501は、期待値発生回路420の発生する期待
値と、データ出力信号DOUTのデータとが一致した場
合、”H”レベルを出力する。これにより、出力信号A
が”H”レベルとなり、EX−NOR501の出力が”
H”レベルとなることで、AND回路502はTOUT
信号を”H”レベルで外部端子に出力し、このASIC
が良品であることを示す。これにより、一実施形態によ
る半導体集積回路によれば、期待値照合と同時に、アド
レスアクセスタイムの合否も判定させることができる。
【0028】また、パルス幅TD内において、データ出
力信号DOUTが、期待値通りに出力されていない場
合、すなわち、アドレスアクセスタイムが、目標スペッ
クを超えた場合、出力信号Q2は、期待値と異なるデー
タとなり、EX−NOR134での比較照合で”L”が
出力される。これにより、AND回路502は、TOU
T信号を、NGを示す”L”レベルとして外部端子に出
力する。ここで、期待値照合するときは、BIST回路
110により、COMPENB信号は“H”レベルとさ
れている。
【0029】以上、本発明の一実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、図8に
本発明の第2の実施形態を示す。図8は第2の実施形態
による半導体集積回路装置の構成を示すブロック図であ
る。また、一実施形態と同様な構成については、同一の
符号を付し、説明を省略する。
【0030】この図において、半導体集積回路装置に
は、少なくともBIST回路600,メモリ回路10
0,セレクタ回路650と、複数のスピード判定回路、
例えばスピード判定回路620,スピード判定回路63
0,スピード判定回路640とが設けられている。ま
た、スピード判定回路620,スピード判定回路63
0,スピード判定回路640は、目標となるアドレスア
クセスタイムがそれぞれに設定されている。
【0031】このため、セレクタ回路650が上記アド
レスアクセスタイムのいずれかを選択することにより、
複数のアドレスアクセスタイムに対応した、メモリ回路
100のアドレスアクセスタイム(アクセススピード)
のグレード選別を行なうことができる。ここで、スピー
ド判定回路620,スピード判定回路630,スピード
判定回路640の構成は、一実施形態のスピード判定回
路120と同様な構成であり、遅延回路132(図4)
に相当する遅延回路の遅延時間がアドレスアクセスタイ
ムに対応して設定されている。
【0032】例えば、スピード判定回路620,スピー
ド判定回路630,スピード判定回路640のアドレス
アクセスタイムの目標値を、各々5NS,6NS,7N
Sとし、あるユーザーの目標性能が5NSであればスピ
ード判定回路620をセレクタ回路650で選択させ
る。これにより、メモリ回路100のアドレスアクセス
タイムの合否判定において、ユーザーの希望するアドレ
スアクセスタイムの目標性能5NSの合否の判定を行う
ことができる。
【0033】一方、ユーザーの目標性能が7NSであれ
ば、スピード判定回路640をセレクタ回路650で選
択させ、ユーザーの希望するアドレスアクセスタイムの
目標性能7NSの合否の判定を行わせる。このとき、各
スピード判定回路620,スピード判定回路630,ス
ピード判定回路640のいずれかを選択させるため、セ
レクタ回路650を制御する制御信号を外部から入力す
る外部端子を追加する。
【0034】次に、図9に本発明の第3の実施形態を示
す。図9は、第3の実施形態によるスピード判定回路の
構成を示すブロック図である。この第3の実施形態によ
るスピード判定回路の構成は、同期式のメモリ回路に対
応したものである。
【0035】例えば、一実施形態及び第2の実施形態に
おけるメモリ回路100が同期式のメモリ回路であれ
ば、各々スピード判定回路120及びスピード判定回路
620,スピード判定回路630,スピード判定回路6
40と変更して用いる。また、図9のスピード回路にお
いて、一実施形態のスピード判定回路120(図3)の
構成と同様な構成については、同一の符号を付し、説明
を省略する。
【0036】そして、図1におけるメモリ回路100が
同期式回路であるとすると、スピード判定回路120
を、この第3の実施形態のスピード回路に変更する。以
下、このスピード判定回路の変更後の図1に従い、同期
式のメモリ回路のアドレスアクセスタイムのスピード判
定の動作例を説明する。このスピード回路は、BIST
回路110(図1)が発生するアドレス信号ADが入力
されるAND回路130の出力信号CDが、フリップフ
ロップ回路140のクロック端子(C)に入力されてい
る。
【0037】フリップフロップ回路140がAND回路
130とセットリセット付きフリップフロップ回路13
1との間に介挿された以外は、一実施形態で示したスピ
ード判定回路120と同様な構成である。そして、フリ
ップフロップ回路140には、クロック信号CINが入
力され、同期式のメモリ回路のクロック端子(C)にも
同様に入力される。すなわち、同期式のメモり回路のア
ドレスアクセスタイムは、アドレス信号が入力された時
点ではなく、クロック信号CINが入力されてからデー
タが出力されるまでの時間がスペックとなる。このた
め、フリップフロップ140は、アドレス信号ADを、
クロック信号CINの立ち上がりでラッチし、遅延回路
132の遅延時間の開始タイミングを生成している。
【0038】このとき、BIST回路110が発生する
最大値を示すアドレス信号、すなわちアドレス信号のデ
ータが全て“H”レベルのとき、フリップフロップ回路
140のデータ端子(D)には、出力信号CDが“H”
レベルで入力される。そして、出力信号CDの“H”レ
ベルのデータは、クロック信号CINの立上がりエッジ
でラッチされ、セットリセット付きフリップフロップ回
路131のクロック端子(C)に入力される。これ以降
の動作は、一実施形態で記述した動作と同様であり、説
明を省略する。
【0039】
【発明の効果】本願発明によれば、内部にアドレスアク
セスタイムを生成する遅延回路を有したアドレスアクセ
スタイムの測定回路を具備しているため、新たな外部端
子を追加することなく、BISTのテスト段階におい
て、通常のメモリの機能テスト(論理テスト)の判定と同
時に、アドレスアクセスタイム(アクセススピード)の
性能の合否判定が行なわれる効果がある。
【0040】また、本願発明によれば、アドレスアクセ
スタイムを測定するスピード判定回路の配置構成は、配
線負荷などの影響を受けないように隣接に配置させブロ
ック化することで、遅延回路で生成するアドレスアクセ
スタイムのばらつきを抑えることが可能となる。さら
に、本願発明によれば、BIST回路を設けたメモリ回
路であれば、スピード回路の一部変更のみで、同期式/
非同期式メモリ回路の双方に対応可能とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による半導体集積回路装
置の構成例を示すブロック図である。
【図2】 図1におけるBIST回路110の構成例を
示すブロック図である。
【図3】 図1におけるスピード判定回路120の構成
例を示すブロック図である。
【図4】 図3における遅延回路132の構成例を示す
ブロック図である。
【図5】 スピード判定回路120とメモリ回路100
をレイアウト的にブロック化した概念図である。
【図6】 図2における比較器440の構成例を示すブ
ロック図である。
【図7】 本発明の一実施形態による半導体集積回路の
動作例を示すタイミングチャートである。
【図8】 本発明の第2の実施形態による半導体集積回
路の構成を示すブロック図である。
【図9】 本発明の第3の実施形態によるスピード判定
回路の構成を示すブロック図である。
【図10】 本発明の一実施形態による無線電話機の構
成を示すブロック図である。
【図11】 従来例の半導体集積回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図12】 図11における測定回路部830の構成を
示すブロック図である。
【図13】 従来例の半導体集積回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
100 メモリ回路 110 BIST回路 120,620,630,640 スピード判定回路 130,502 AND(アンド)回路 131 セットリセット付きフリップフロップ回路 132 遅延回路 133,140 フリップフロップ回路 134,501 EX−NOR回路(イクスクルーシブ
ノア) 135 インバータ回路 400 アドレス発生回路 410 書込データ発生回路 420 期待値発生回路 430 書込/読出制御回路 440 比較器 650 セレクタ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G032 AA04 AA07 AB01 AD05 AD06 AD07 AE07 AE08 AE11 AG02 AK19 5B018 GA03 HA31 JA21 MA40 PA10 QA13 5L106 DD22 DD32 GG03 GG05 9A001 BB05 LL06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリ回路と、 アドレスとこのアドレスに対応した期待値とを生成し、
    前記メモリ回路のテストを行うBIST回路と、 前記メモリ回路のアクセスタイムの検出を行うスピード
    判定回路とを具備することを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  2. 【請求項2】 前記スピード回路が複数有り、各々異な
    ったアクセスタイムに設定され、選択回路がこのスピー
    ド判定回路からいずれを使用するかを選択することを特
    徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記スピード判定回路が、 アドレスデータの出力タイミングに基づき、前記メモり
    回路のアクセスタイムを有するパルスを生成する遅延回
    路と、 このパルスにより前記メモリ回路の出力データを保持す
    るフリップフロップと、 このフリップフロップの出力と前記期待値との比較を行
    う比較器とを具備することを特徴とする請求項1ないし
    請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記遅延回路の遅延時間が前記メモリ回
    路のアクセスタイムとして使用されることを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の半導体集積
    回路装置。
  5. 【請求項5】 前記遅延回路が複数インバータにより構
    成され、このインバータの数により遅延時間を調整する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに
    記載の半導体集積回路装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006052970A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Fujitsu Ltd Cpu内蔵lsiおよびcpu内蔵lsiの実機試験方法
JP2009245311A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Fujitsu Ltd 結線エラー検出装置、結線エラー検出方法及び結線エラー検出プログラム
JP2014010702A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Kyocera Document Solutions Inc データ処理装置、画像形成装置
CN111210865A (zh) * 2020-04-20 2020-05-29 南京邮电大学 一种低电压sram时间参数的片上测量电路及测量方法

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