JP2002350409A - 打撃点検装置 - Google Patents

打撃点検装置

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JP2002350409A JP2001160908A JP2001160908A JP2002350409A JP 2002350409 A JP2002350409 A JP 2002350409A JP 2001160908 A JP2001160908 A JP 2001160908A JP 2001160908 A JP2001160908 A JP 2001160908A JP 2002350409 A JP2002350409 A JP 2002350409A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査員の経験や感性に頼ることなく、均質な
検査結果を得ることができる打撃検査装置を提供する。 【解決手段】 この課題を解決するために、本発明の打
撃検査装置(1)は、検査対象物に励起された振動を測
定するためのセンサ(6)と、このセンサが少なくとも
一つ取付けられ、検査対象物を下方から支持するベース
部材(2)と、このセンサによって測定された信号の周
波数スペクトルを求めるための周波数分析部(12)
と、この周波数分析部によって求められた周波数スペク
トルの卓越周波数を、健全な検査対象物の卓越周波数と
比較することによって検査対象物を判別するための判別
部(14)と、を有することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検査対象物を判別
するための打撃検査装置に関し、特に、燃料電池、コン
クリート試験片等の欠陥を検査するための打撃検査装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料電池等の検査対象物を検査す
るために、打撃検査が行われてきた。燃料電池は、銅板
とリンプル材とを接着により積層した多層構造物であ
り、各層の接着不良等の欠陥を検査する必要がある。従
来の打撃検査では、検査対象物である燃料電池を作業台
の上に置き、検査員が燃料電池をハンマで打撃し、その
打撃音を聞くことによって燃料電池の良否を判定する。
【0003】一方、特開昭61−23966号公報に
は、鋳物等の検査試料を打撃し、この打撃によって生じ
た音をマイクロフォンで収音してバンドパスフィルタに
通し、バンドパスフィルタからの出力データに基づいて
試料の良・不良ランクを判別する自動感応検査装置が記
載されている。また、特開平6−34430号公報に
は、自動車部品等から発生する評価すべき音をマイクロ
フォンで検出し、検出された音を感応検査によって予め
得られているメンバシップ関数に基づいて評価する音質
評価装置が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】検査員が燃料電池等を
打撃して、その打撃音を判断する従来の打撃検査では、
欠陥判別の判断は個人の経験、感性等に頼るため、評価
が定量的でなく、結果にばらつきが生じる等の問題があ
る。また、特開昭61−23966号公報、及び、特開
平6−34430号公報に記載された検査装置では、マ
イクロフォンによって打撃音を検出しているので、暗騒
音等の周囲のノイズの影響で判定結果の精度が低下する
という問題がある。
【0005】本発明は、検査員の経験や感性に頼ること
なく、均質な検査結果を得ることができる打撃検査装置
を提供することを目的としている。また、本発明は、周
囲ノイズが大きい環境下にあっても、精度良く検査を行
うことができる打撃検査装置を提供することを目的とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、可搬性のある検査対象物用の打撃検査装
置であって、打撃によって検査対象物に励起された振動
を検出するためのセンサと、検査対象物を下方から支持
し、センサが少なくとも一つ取付けられたベース部材
と、センサによって検出された信号に基づいて、検査対
象物を検査するための信号処理装置と、を有することを
特徴としている。
【0007】この構成では、検査対象物が、センサが取
付けられたベース部材によって下方から支持される。検
査対象物を加振することにより、検査対象物に振動が励
起されると、センサがその振動を検出し、センサによっ
て検出された測定データに基づいて検査対象物が検査さ
れる。この構成により、検査員の経験や感性に頼ること
なく、均質な検査結果を得ることができ、また、検査対
象物の打撃音をマイクロフォンで検出するのではなく、
検査対象物自体の振動をセンサによって直接検出するの
で、周囲ノイズが大きい環境下にあっても、精度良く検
査を行うことができる。
【0008】また、本発明の打撃検査装置は、信号処理
装置が、センサによって測定された信号の周波数スペク
トルを求めるための周波数分析部と、この周波数分析部
によって求められた周波数スペクトルの卓越周波数を、
健全な検査対象物の卓越周波数と比較することによって
検査対象物を判別するための判別部と、を有しても良
い。この構成では、センサによって検出された測定デー
タが信号処理装置の周波数分析部に送られる。周波数分
析部は、測定データに基づいて測定データの周波数スペ
クトルを計算し、その卓越周波数を求める。求められた
卓越周波数は、予め求められた健全な検査対象物の卓越
周波数と比較され、この比較結果に基づいて検査対象物
が判別される。
【0009】また、センサを加速度計とし、ベース部材
が弾性部分を有し、検査対象物が、ベース部材の弾性部
分に取付けられた加速度計によって下方から支持される
ように本発明の打撃検査装置を構成しても良い。或い
は、センサを荷重計とし、検査対象物が、ベース部材に
取付けられた荷重計によって下方から支持されるように
構成しても良い。さらに、センサを非接触式の変位計、
又は、非接触式の振動計とし、センサが取付けられたベ
ース部材が弾性部分を有し、ベース部材に設けられた弾
性部分が、センサの上方に、センサから離間して、検査
対象物を支持するように本発明の打撃検査装置を構成し
ても良い。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、燃料電池
を検査対象物とする場合を例に、本発明の実施形態を説
明する。まず、図1乃至図4を参照して、本発明の第1
実施形態を説明する。図1は、本発明の第1実施形態に
よる打撃検査装置1の斜視図である。打撃検査装置1
は、ベース部材2と、ベース部材2に設けられた弾性部
分4と、弾性部分4の四隅及び中央に取付けられたセン
サである5つの加速度計6a乃至6eと、加速度計によ
って検出された信号を処理するための信号処理装置8と
を有する。ベース部材2に設けられた弾性部分4は、ゴ
ム板、スポンジ等の任意適当な弾性部材で構成される。
弾性部材の材質、厚さ等は検査対象物に応じて適宜選択
する。5つの加速度計6a乃至6eは、それらの上に検
査対象物を支持することができるように、弾性部分4に
取付けられる。各加速度計の配置及び個数は、適用に応
じて任意に変更することができる。また、ベース部材2
の弾性部分4以外の部分を省略して、ベース部材2全体
が弾性部材で構成されても良い。
【0011】各加速度計6a乃至6eの出力は、信号処
理装置8に接続されている。信号処理装置8は、加速度
計6a乃至6eの出力信号を周波数分析するための周波
数分析部12と、周波数分析部12の分析結果に基づい
て検査対象物の欠陥の有無を判定する判別部14と、判
別部14の判別結果を表示するための表示部10とを有
する。
【0012】次に、図2乃至図4を参照して、本発明の
第1実施形態による打撃検査装置1の作用を説明する。
図2は、第1実施形態の打撃検査装置1による打撃試験
の様子を示す概略図である。まず、打撃検査装置1を作
業机Dの上に設置し、検査対象物である燃料電池Tを、
打撃検査装置1の弾性部分4に取付けられた各加速度計
6の上に置く。検査対象物が各加速度計6上に支持され
ると、検査対象物の重量によって加速度計6を取付けた
弾性部分4が一定量変形し、その位置で検査対象物が支
持される。次いで、検査員は、燃料電池Tの所定の位置
をハンマHで打撃し、燃料電池Tを加振する。検査対象
物を打撃する位置は、後述する卓越周波数が明確に検出
できるように、適用に応じて検査対象物の隅部、中央部
等、適当な位置に設定する。
【0013】加振により振動が励起された燃料電池T
は、各加速度計6の上で変形・振動する。例えば、燃料
電池Tの加速度計6aによって支持されている部分が下
方に振動すると、加速度計6aは燃料電池Tによって下
方に押圧され、その力によって弾性部分4が変形し、加
速度計6aは下方に移動させられる。逆に、燃料電池T
が上方に振動すると、燃料電池Tの自重によって下方に
変形していた弾性部分4がもとの形状に復元するので、
加速度計6aは弾性部分4によって燃料電池Tに押付け
られる。好ましくは、弾性部分4の材質や厚さは、検査
対象物の振動の全周期に亘って、加速度計6が検査対象
物に接触した状態になるように選択する。このように、
各加速度計6は、燃料電池Tの変形・振動に従って、燃
料電池Tに当接したまま上下に振動する。各加速度計6
の出力信号は、信号処理装置8に送られる。
【0014】次に、図3及び図4を参照して、信号処理
装置8によって行われる信号処理を説明する。図3
(a)は実際の打撃試験を行う前に、健全な検査対象物
の基準データを取得するための信号処理のフローチャー
トであり、図3(b)は実際の打撃試験を行う際の信号
処理のフローチャートである。
【0015】基準データを取得する場合には、従来の打
撃検査方法等によって欠陥がないことが確認されている
燃料電池Tを打撃検査装置に載せ、打撃を行う。それ以
外の点は、実際の打撃試験の手順と同様である。即ち、
健全な燃料電池Tを打撃することによって振動が励起さ
れ、5つの加速度計6a乃至6eがその振動の時刻歴波
形を検出する。ステップS1では、信号処理装置8に内
蔵された周波数分析部12が、それらの時刻歴波形を取
得する。次いで、ステップS2では、周波数分析部12
が各時刻歴波形の周波数スペクトルを計算する。周波数
スペクトルの計算には当業者には良く知られたFFT演
算(高速フーリエ演算)等を使用することができる。ス
テップS3では、各周波数スペクトルがピークを示す周
波数である卓越周波数を抽出する。図4(a)乃至
(e)は、夫々、加速度計6a乃至6eによって取得さ
れた時刻歴波形の周波数スペクトルである。図4(a)
乃至(d)に示す燃料電池Tの四隅における周波数スペ
クトルには、約1750Hzに卓越周波数があり、図4
(e)に示す燃料電池Tの中央における周波数スペクト
ルには、約3000Hzに卓越周波数がある。ステップ
S4では、これらの卓越周波数が信号処理装置8に内蔵
された判別部14に基準データとして記憶され、基準デ
ータの取得処理を終了する。
【0016】好ましくは、検査対象物の質量と、弾性部
分4のばね特性とによって規定される固有振動数(剛体
モードの固有振動数)が、測定すべき卓越周波数よりも
十分に低くなるように、弾性部分4の材質及び厚さを選
択して打撃検査装置を構成する。
【0017】次に、図3(b)を参照して、実際の打撃
試験におけるデータ処理手順を説明する。実際の打撃試
験では、まず、検査すべき燃料電池Tを打撃検査装置1
に載せ、ハンマHで打撃する。図3(b)のステップS
11の打撃波形データの取得から、ステップS13の卓
越周波数の把握までの処理は、図3(a)のステップS
1乃至S3と同様であるので説明を省略する。次いで、
ステップS14では、図3(a)のステップS4で判別
部14に記憶させておいた基準データの卓越周波数と、
ステップS13で抽出された検査すべき燃料電池Tの卓
越周波数が、判別部14によって比較される。各周波数
スペクトルの卓越周波数が一致した場合には、ステップ
S15に進み、燃料電池Tに欠陥がない旨が表示部10
に表示される。各卓越周波数の何れか一つでも基準デー
タと一致しない場合には、ステップS16に進み、燃料
電池Tに欠陥がある旨が表示される。一例として、接着
不良等の欠陥がある燃料電池Tにおいては、1750H
zに存在した卓越周波数が約1500Hzに低下し、3
000Hzに存在した卓越周波数が約2300Hzに低
下する。本実施形態では、1750Hzの卓越周波数が
1550Hz以下に、又は、3000Hzの卓越周波数
が2350Hz以下に低下した場合に欠陥ありと判定し
ている。しかしながら、判定方法、及び、閾値とする周
波数は適用に合わせて任意に定めることができる。
【0018】本実施形態の打撃検査装置によれば、検査
員の経験や感性に頼ることなく、均質な検査結果を得る
ことができ、また、周囲ノイズが大きい環境下にあって
も、精度良く検査を行うことができる。更に、検査対象
物の振動を複数の加速度計で測定するので、局部的な検
査対象物の欠陥も検出することができる。また、本実施
形態によれば、一般に、加速度計を使用して行われてい
る振動試験のように、検査対象物に加速度計を貼り付け
る必要がなく、迅速に検査を行うこととができる。
【0019】次に、図5を参照して、本発明の第2実施
形態による打撃検査装置20を説明する。第2実施形態
による打撃検査装置20は、加速度計の代りに、センサ
として荷重計を使用し、ベース部材が弾性部分を有しな
い点が第1実施形態とは異なる。第1実施形態と同様の
構成要素には同様の参照番号を付し、第1実施形態と同
様の構成、作用、効果については説明を省略する。
【0020】本発明の第2実施形態による打撃検査装置
20は、ベース部材22と、ベース部材22の四隅及び
中央に取付けられた5つの荷重計24と、各荷重計24
に接続された信号処理装置8とを有する。
【0021】次に、第2実施形態の作用を説明する。ま
ず、第1実施形態と同様に、各荷重計24の上に検査対
象物である燃料電池Tを置き、所定の位置をハンマで打
撃する。打撃により、検査対象物に振動が励起され、燃
料電池Tの一部が下方に振動・変形すると、その部分を
支持している荷重計に作用する力が増大する。逆に、燃
料電池Tの一部が上方に振動・変形すると、その部分を
支持している荷重計に作用する力は減少し、最小でゼロ
になる場合もある。このようにして、検査対象物の振動
に応じた時刻歴波形が荷重計によって検出される。この
とき、各荷重計24が検査対象物を支持する位置は、荷
重計24及びベース部材22の変形量分しか移動しない
ので、その移動量は非常に小さい。従って、検査対象物
の振動振幅も、一般に、第1実施形態の場合に比べ小さ
くなる。各荷重計24によって検出された信号の処理
は、第1実施形態と同じであるので、説明を省略する。
【0022】本実施形態では、荷重変化により卓越周波
数を把握するため、検査対象物をゴムやスポンジ等の弾
性体で浮かせる必要がなく、重量の大きな検査対象物に
も適用することができる。
【0023】次に、図6(a)及び(b)を参照して、
本発明の第3実施形態による打撃検査装置30を説明す
る。第3実施形態による打撃検査装置30は、検査対象
物を、ベース部材32に設けられた弾性部分34に載せ
て支持し、検査対象物の振動はセンサによって非接触で
検出される点が、第1実施形態と異なる。第1実施形態
と同様の構成要素には同様の参照番号を付し、第1又は
第2実施形態と同様の構成、作用、効果については説明
を省略する。
【0024】図6(a)は第3実施形態による打撃検査
装置30の斜視図を示し、図6(b)は、図6(a)の
b−b断面を示す。打撃検査装置30は、センサを取付
けるための5つの凹部38を設けたベース部材32と、
ベース部材32に設けられた弾性部分34と、各凹部3
8の中に夫々取付けられた非接触式センサ36と、各非
接触式センサに接続された信号処理装置8と、を有す
る。非接触式センサ36としては、適用に応じて、レー
ザ変位計、レーザ振動計、静電容量式変位計、渦電流式
変位計等を使用することができる。ベース部材32の上
部に設けられた弾性部分34は、スポンジ、又は、柔軟
なゴム等で構成され、凹部38を形成するために刳り貫
かれた部分を除く、全面で検査対象物である燃料電池T
を支持するように構成されている。また、弾性部分34
の厚さ及び材質は、検査対象物を弾性部分の上に置いた
際に、非接触式センサと検査対象物との間に所定の隙間
ができるように選択する。
【0025】次に、第3実施形態の作用を説明する。ま
ず、検査すべき燃料電池Tを、ベース部材32の弾性部
分34の上に載せる。このとき、燃料電池Tは、弾性部
分34が燃料電池Tの重量により所定量、変形した状態
で支持される。次いで、燃料電池Tを打撃すると、燃料
電池Tは弾性部分34の上で変形・振動する。この振動
により、燃料電池Tと非接触式センサ36との間の距離
が変化し、この変化に応じた信号が、各非接触式センサ
36によって検出される。信号処理装置8による信号処
理手順は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略
する。
【0026】本実施形態では、センサと検査対象物が接
触していないので、センサの重量の影響やセンサが接触
することによる影響を排除することができ、精度良く判
別を行うことができる。また、本実施形態では、検査対
象物のほぼ全面を弾性部分によって支持するので、検査
対象物に作用する圧力が小さく、検査対象物を傷つける
ことがない。
【0027】以上、本発明の好ましい実施形態を説明し
たが、本発明の範囲又は精神から逸脱することなく、特
許請求の範囲に記載した技術的事項の範囲内において、
開示した実施形態に種々の変更をすることができる。特
に、本発明の打撃検査装置は、本実施形態で例示した燃
料電池以外にも、可搬性のある任意の検査対象物を検査
することができる。また、検査の目的は必ずしも欠陥の
発見である必要はなく、本発明の打撃検査装置を製品の
ランク付けや、選別に使用することもできる。さらに、
加振は、必ずしもハンマによるインパクト加振である必
要はなく、動電式の加振機等によるインパクト加振、ラ
ンダム加振等、任意の加振方法を採用することができ
る。
【0028】
【発明の効果】本発明の打撃検査装置によれば、検査員
の経験や感性に頼ることなく、均質な検査結果を得るこ
とができ、また、周囲ノイズが大きい環境下にあって
も、精度良く検査を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による打撃検査装置の斜
視図である。
【図2】本発明の第1実施形態の打撃検査装置による打
撃検査の様子を示す概略図である。
【図3】本発明の第1実施形態による打撃検査装置のデ
ータ処理手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1実施形態の打撃検査装置によって
測定された周波数スペクトルの一例を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態による打撃検査装置の斜
視図である。
【図6】本発明の第3実施形態による打撃検査装置の斜
視図である。
【符号の説明】
1 第1実施形態の打撃検査装置 2 ベース部材 4 弾性部分 6 加速度計 8 信号処理装置 10 表示部 12 周波数分析部 14 判別部 20 第2実施形態の打撃検査装置 22 ベース部材 24 荷重計 30 第3実施形態の打撃検査装置 32 ベース部材 34 弾性部分 36 非接触式センサ 38 凹部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可搬性のある検査対象物用の打撃検査装
    置であって、 打撃によって上記検査対象物に励起された振動を検出す
    るためのセンサと、 検査対象物を下方から支持し、上記センサが少なくとも
    一つ取付けられたベース部材と、 上記センサによって検出された信号に基づいて、検査対
    象物を検査するための信号処理装置と、を有することを
    特徴とする打撃検査装置。
  2. 【請求項2】 上記信号処理装置が、上記センサによっ
    て測定された信号の周波数スペクトルを求めるための周
    波数分析部と、 この周波数分析部によって求められた周波数スペクトル
    の卓越周波数を、健全な検査対象物の卓越周波数と比較
    することによって検査対象物を判別するための判別部
    と、を有することを特徴とする請求項1記載の打撃検査
    装置。
  3. 【請求項3】 上記センサが加速度計であり、上記ベー
    ス部材が弾性部分を有し、検査対象物が、上記ベース部
    材の弾性部分に取付けられた上記加速度計によって下方
    から支持されることを特徴とする請求項1記載の打撃検
    査装置。
  4. 【請求項4】 上記センサが荷重計であり、検査対象物
    が、上記ベース部材に取付けられた上記荷重計によって
    下方から支持されることを特徴とする請求項1記載の打
    撃検査装置。
  5. 【請求項5】 上記センサが非接触式の変位計、又は、
    非接触式の振動計であり、該センサが取付けられた上記
    ベース部材が弾性部分を有し、上記ベース部材に設けら
    れた弾性部分が、上記センサの上方に、上記センサから
    離間して、検査対象物を支持することを特徴とする請求
    項1記載の打撃検査装置。
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