JPH08110329A - ピンホール検査装置及びピンホール検査方法 - Google Patents

ピンホール検査装置及びピンホール検査方法

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JPH08110329A
JPH08110329A JP6270414A JP27041494A JPH08110329A JP H08110329 A JPH08110329 A JP H08110329A JP 6270414 A JP6270414 A JP 6270414A JP 27041494 A JP27041494 A JP 27041494A JP H08110329 A JPH08110329 A JP H08110329A
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pinhole
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drum
inspecting
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JP6270414A
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Akinori Aida
秋則 合田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、缶体の周囲壁にピンホールがあるか
否かを効率良く、かつ正確に検査し得るピンホール検査
装置及びピンホール検査方法の実現を目的とするもので
ある。 【構成】検査対象の缶体内部に、所定周波数の検査音を
放音することにより拡散音響効果によつて缶体内部に均
一な音圧レベルの音場を形成し、缶体内部からリークす
る検査音を検出し、検出結果に基づいて缶体の周囲壁に
ピンホールがあるか否かを検出するようにしたことによ
り、ピンホールの有無を効率良く、かつ正確に検査し得
るピンホール検査装置及びピンホール検査方法を実現で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はピンホール検査装置及び
ピンホール検査方法に関し、例えばドラム缶の周囲壁に
ピンホールがあるか否かを検査(以下、この検査をピン
ホール検査と呼ぶ)するピンホール検査装置及びピンホ
ール検査方法に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】ドラム缶においては、使用済のものを回
収及び洗浄した後、ピンホール検査を施し、この後所定
の再生処理を施すことにより再生されて、再利用されて
いる。このようなドラム缶の再生工程において行われる
ピンホール検査の検査方法として、従来、ドラム缶内部
に空気を注入して密封し、プール等に水没させて泡の発
生の有無に基づいて検査する水没法や、光フアイバー等
の内視鏡を用いてドラム缶内部に入射する光の有無を目
視確認することにより検査する光学法等などがあり、ま
たこれらの検査法に加えて、ドラム缶内部に所定気圧の
圧縮空気を注入して当該ドラム缶内部の気圧変化を検査
する加圧法等も考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な水没法を用いたピンホール検査では、この検査の終了
後、続く再生処理に移る際にドラム缶を乾かす必要があ
るため、結果的に時間を多く必要とする問題があつた。
また上述のような光学法を用いたピンホール検査では、
熟練した検査者を必要とすると共に、1缶毎の検査時間
がかかり過ぎるために検査効率が悪い問題があつた。
【0004】さらに上述のような加圧法を用いたピンホ
ール検査では、正確な検査結果を得るためにはドラム缶
内部を5気圧以上にまで加圧する必要があるのに対し
て、ドラム缶の変形等を考慮すると0.5 気圧程度までし
か加圧できず、このため正確な検査結果を得難い問題が
あつた。さらに上述のような加圧法や水没法では、検査
対象のドラム缶に直接、所定気圧の内圧をかけたり、又
は水中に水没させるなどの作用が及ぶため、ドラム缶本
体が検査による悪影響を受け易い問題もあつた。
【0005】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、缶体の周囲壁にピンホールがあるか否かを効率良
く、かつ正確に検査し得るピンホール検査装置及びピン
ホール検査方法を提案しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、缶体3の周囲壁にピンホールがあ
るか否かを検査するピンホール検査装置において、検査
時に缶体3内部に配置され、所定周波数の検査音を放音
することにより缶体3内部に均一な音圧レベルの音場を
形成する音源5、30と、缶体3内部からリークする検
査音を検出するリーク音検出手段10と、リーク音検出
手段10の出力S1に基づいて缶体の周囲壁にピンホー
ルがあるか否かを検出するピンホール検出手段13とを
設けた。
【0007】また本発明においては、音源5、30は、
缶体3内部の拡散音響効果により缶体3内部に均一な音
圧レベルの音場を形成するようにした。
【0008】さらに本発明においては、検査音は、40
〔kHz 〕の超音波でなるようにした。
【0009】さらに本発明においては、リーク音検出手
段10は、缶体3の周囲壁を全面に亘つて取り囲むよう
に配置された、それぞれ検査音の周波数を中心周波数と
した所定帯域の音を検出する単数又は複数の超音波セン
サ12でなるようにした。
【0010】さらに本発明においては、缶体3の周囲壁
にピンホールがあるか否かを検査するピンホール検査方
法において、缶体3内部に、所定周波数の検査音を放音
することにより拡散音響効果によつて缶体3内部に均一
な音圧レベルの音場を形成し、缶体3内部からリークす
る検査音を検出し、検出結果に基づいて缶体3の周囲壁
にピンホールがあるか否かを検出するようにした。
【0011】さらに本発明においては、検査音は、40
〔kHz 〕の超音波でなるようにした。
【0012】
【作用】缶体3内部からリークする検査音をリーク音検
出手段10により検出し、当該検出結果に基づいて缶体
3の周囲壁にピンホールがあるか否かを検出するように
したことにより、容易かつ正確にすばやくピンホール検
査を行うことができ、かくしてピンホールの有無を効率
良く、かつ正確に検査し得るピンホール検査装置及びピ
ンホール検査方法を実現できる。
【0013】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0014】図1において、1は全体としてピンホール
検査装置を示し、ベルトコンベア2上に、検査対象のド
ラム缶3を載置するためのドラム缶載置台4が固定され
ている。
【0015】ベルトコンベア2は、動作時、所定のタイ
ミングで駆動及び停止することによりドラム缶載置台4
上に載置されたドラム缶3を所定の検査位置にまで搬送
し、当該検査位置において所定時間だけ固定保持するよ
うになされている。この検査位置の上方には発音体5が
配置されている。発音体5は、棒状に形成された長手方
向の一端側及び他端側にそれぞれスピーカ(図示せず)
が収納されることにより構成され、所定の支持機構(図
示せず)によりコード(及びケーブル)6を介して上下
方向に平行かつ移動自在に支持されている。
【0016】この発音体5は、検査対象のドラム缶3が
検査位置に固定保持されると、支持機構が駆動すること
により下降して、当該ドラム缶3上面の内容物出入口3
Aを介して当該ドラム缶3内部に挿入され、当該ドラム
缶3内部の高さ方向のほぼ中央部に位置した状態で保持
される。また検査位置の上方には超音波センサ部10も
配置されており、当該超音波センサ部10は発音体5が
ドラム缶3内部の所定の高さ位置で保持されると下降し
てドラム缶3を覆うようになされている。
【0017】実際上超音波センサ部10は、均一の感度
を有する複数の超音波センサ12が網目状のアレー11
によりドラム缶3の下側壁を除く周囲壁を全体に亘つて
取り囲み得るように、かつ各受感軸がそれぞれアレー1
1の中心軸方向に向くように一体に保持されてなる。こ
れにより超音波センサ部10は、下降してドラム缶3を
覆つた際に、当該ドラム缶3の下側壁を除く周囲壁から
リークした検査音を検出し得るようになされている。
【0018】この場合各超音波センサ12は、それぞれ
当該検査音の周波数を中心周波数とする所定範囲(例え
ば±2〜3〔kHz 〕程度)内の帯域音を検出し得るよう
になされており、検出した音の音圧レベルに応じた信号
レベルのリーク検出信号S1をピンホール検出部13に
送出するようになされている。
【0019】さらに検査位置の上方には遮音材を用いて
カツプ状に形成された遮音部14が配置されている。遮
音部14は、超音波センサ部10がドラム缶3を覆うと
下降することにより、ドラム缶3及び超音波センサ部1
0を一体に覆うようになされ、かくして超音波センサ部
10の各超音波センサ12が外部の雑音(暗騒音、特に
暗超音波音)をドラム缶3からのリーク音として誤検出
するのを防止するようになされている。
【0020】従つてこのピンホール検査装置1では、動
作時、まずベルトコンベア2が駆動してドラム缶載置台
4上に載置された検査対象のドラム缶3を検査位置にま
で搬送し、続いて発音体5が下降して当該ドラム缶3内
部の高さ方向の中央位置において保持され、この後超音
波センサ部10及び遮音部14が順次下降することによ
りそれぞれドラム缶3を順次覆う。
【0021】この後発音体5が駆動して所定周波数の検
査音を放音すると共に、超音波センサ部10の各超音波
センサ12が駆動して検査音の周波数を中心周波数とす
る所定帯域の音を順次検出し、検出結果をリーク検出信
号S1としてそれぞれピンホール検出部13に送出す
る。ピンホール検出部13は、図2に示すように、リー
ク検出信号S1をチヤンネルセレクタ部20において入
力する。このチヤンネルセレクタ部20は、CPU(中
央処理ユニツト)21からインターフエース22を介し
て供給される制御信号S2に基づいてリーク検出信号S
1を選択的に選択リーク検出信号S3として順次リーク
デイテクタ部23に送出する。
【0022】リークデイテクタ部23は、供給される選
択リーク検出信号S3を増幅、検波及びデイジタル変換
することにより選択リーク検出信号S3の信号レベルに
応じたdB値(デシベル)をリーク検出信号S4としてイ
ンターフエース22を介してCPU21に送出する。C
PU21は、リーク検出信号S4に基づいて得られるdB
値を、予め設定された域値と比較することにより各超音
波センサ12が所定の音圧レベル以上の音を検出したか
否か(すなわちドラム缶3の周囲壁にピンホールがある
か否か)を判断すると共に、当該判断結果に基づいて合
否判定を行い、これを表示部24に表示させる。
【0023】この後ピンホール検査装置1では、遮音部
14、超音波センサ部10及び発音体5がそれぞれ順次
上昇すると共に、ベルトコンベア2が再び駆動してドラ
ム缶3を続くラインに送り出す。さらにピンホール検査
装置1は、この後同様の動作を順次繰り返す。このよう
にしてピンホール検査装置1は、検査対象のドラム缶3
の周囲壁にピンホールがあるか否かを順次検査するよう
になされている。
【0024】この実施例の場合、ドラム缶載置台4の上
面部にも超音波センサ部10の各超音波センサ12と同
様構成の超音波センサ12が当該ドラム缶載置台4の上
面全面に亘つて所定間隔で配置されており、これらドラ
ム缶載置台4の各超音波センサ12は超音波センサ部1
0の各超音波センサ12と同様に駆動して、検出結果を
ピンホール検出部13のチヤンネルセレクタ部20に送
出するようになされている。これによりこのピンホール
検査装置1では、ドラム缶載置台4及び超音波センサ部
10の各超音波センサ12によつて、ドラム缶3の下側
壁を含む周囲壁全体に亘つて当該ドラム缶3からのリー
ク音を検出し得るようになされている。
【0025】またこの実施例の場合、発音体5はドラム
缶3の内壁面に対して40〔KHz 〕の高音圧の超音波音響
シヤワーを照射するようになされており、このため超音
波センサ12としては、40〔KHz 〕を中心周波数とする
所定帯域の音を検出し得るものが用いられている。これ
は、例えば筐体やパイプ等に形成されたピンホールなど
から空気漏れが生じた場合、リーク音のうち特に40〔KH
z 〕成分が高い音圧レベルで放音されることが実験によ
り確認されているためであり、従つてこのようなピンホ
ール検査において検査音の中心周波数を40〔KHz 〕に選
定することによつて雑音の多い測定現場でも精度良くピ
ンホール検査を行い得るものと考えられる。また検査音
の中心周波数を40〔KHz 〕に選定することによつて、装
置1全体を形成し易くなる利点もある。
【0026】さらにこの実施例の場合、表示部24は赤
色、黄色及び緑色の3色のランプで構成されている。こ
のためCPU21は、検査対象のドラム缶3を3段階で
評価するようになされており、検査対象のドラム缶3を
出荷できないと判断したとき(すなわちピンホールがあ
ると判断したとき)には表示部24の赤色のランプを点
灯させ、出荷はできるが危険であると判断したとき(す
なわちピンホールの有無が確定できないとき)には黄色
のランプを点灯させ、出荷できると判断したとき(すな
わちピンホールがないと判断したとき)には表示部24
の緑色のランプを点灯させるようになされている。
【0027】従つてこのピンホール検査装置1では、作
業者が表示部24の各ランプの点滅状態に応じて検査対
象のドラム缶3の良不良が判断し得るようになされてお
り、かくして実際の作業では赤色のランプが点灯したド
ラム缶を作業者がライン上から取り除くことでピンホー
ルを有するドラム缶3が出荷されるのを防止することが
できる。
【0028】さらに上述の実施例の場合、ピンホール検
出部13は、図2に示すように、システム電源部60か
ら与えられる所定電圧の駆動信号S10に基づいて駆動
するようになされており、当該システム電源部は所定電
圧の駆動信号S11を発音体電気部41に送出すること
により当該発音体駆動部電気部41を介して発音体5に
駆動電圧を供給するようになされている。
【0029】以上の構成において、このピンホール検査
装置1では、ベルトコンベア2により検査位置にまで搬
送されてきた検査対象のドラム缶3の内部に発音体5を
配置し、当該発音体5に所定周波数(40〔kHz 〕)の検
査音を放音させると共に、当該ドラム缶3からリークす
る検査音をドラム缶3外部に複数配置された各超音波セ
ンサ12によつて検出し、これら各超音波センサ12の
出力に基づいてピンホール検出部13においてドラム缶
3の周囲壁にピンホールがあるか否かを検出する。この
場合、実験によれば、缶体内部に配置された所定の音源
から放音された音は、缶体特有の内部形状に起因して拡
散音場効果により音源の位置によらずに缶体内部に均一
に広がることが確認されている。
【0030】従つてこのようなドラム缶3からの音漏れ
を利用したピンホール検査によれば、ドラム缶3の周囲
壁にピンホールがある場合には発音体5からの距離によ
らずに当該ピンホールからほぼ均一の音圧レベルで検査
音が外部にリークするため、ドラム缶3の周囲に配置さ
れた各超音波センサ12から出力されるリーク検出信号
S1の信号レベルが所定レベル以上か否か(各超音波セ
ンサが検出した音が所定の音圧レベルか否か)を検出す
るだけで、検査対象のドラム缶3の周囲壁にピンホール
が有るか否かを容易かつ正確にすばやく検査することが
できる。
【0031】以上の構成によれば、検査対象のドラム缶
3の内部に発音体5を配置し、当該発音体5に所定周波
数(40〔kHz 〕)の検査音を放音させると共に、当該ド
ラム缶3からリークする検査音をドラム缶3外部に複数
配置された各超音波センサ12によつて検出し、これら
各超音波センサ12の出力に基づいてピンホール検出部
24においてドラム缶3からの検査音のリークの有無を
検出するようにしてピンホールの有無を検出するように
したことにより、容易かつ正確にすばやくピンホール検
査を行うことができ、かくしてピンホールの有無を効率
良く、かつ正確に検査し得るピンホール検査装置を実現
できる。
【0032】またこのピンホール検査装置1では、ドラ
ム缶3のピンホール検査を超音波を用いて行うため、ド
ラム缶3自体に悪影響を与えず、また作業環境にも悪影
響を与えずに検査を行うことができる。
【0033】さらにこのピンホール検査装置1を用いた
ピンホール検査方法によれば、加圧式及び水没式のピン
ホール検査と比較して検査時間を短縮させることができ
ると共に、ガス式、サーマル式及び光学式と比較してラ
ンニングコストを安価にすることができ、かつ装置1の
取扱いが簡易なため、特別の訓練を必要とせずに行うこ
とができる。
【0034】さらにこのピンホール検査法によれば、ド
ラム缶3からのリーク音の音圧レベルが当該ドラム缶3
の周囲壁の厚みによつても変化するものと考えられるこ
とにより、当該リーク音の音圧レベルに基づいてドラム
缶3の周囲壁の疲労具合(例えばピンホールが開かない
までにしても腐食等により周囲壁が薄くなつているとき
のような腐食具合等)を検出することもできる。
【0035】なお上述の実施例においては、発音体5と
して、棒状に形成された長手方向の一端側及び他端側に
それぞれスピーカが収納されることにより形成されたも
のを適用するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、例えば図3のように形成されたものを
用いるようにしても良く、この他種々の構成の発音体を
適用するようにしても良い。因に図3の発音体30は、
12面体状に形成されたケース31の各面31Aにそれ
ぞれ配設された各振動子32が、ケース31内部の独立
した発信器(図示せず)からそれぞれ与えられる発信信
号に基づいて、それぞれ独立に振動することにより所定
周波数の検査音を放音し得るようになされている。
【0036】また上述の実施例においては、発音体5が
放音する検査音の中心周波数を40〔KHz 〕に選定するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、この他の周波数に選定するようにしても良い。
【0037】さらに上述の実施例においては、超音波セ
ンサ部10の各超音波センサ12を網状のアレー11に
よつて、ドラム缶3の下面を除く表面全面を取り囲み得
るように、かつ各超音波センサ12の受感軸がそれぞれ
アレー11の中心軸方向を向くように一体に保持するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、各超音波センサ12の保持手段、保持方法及び配置
状態としてはこの他種々の保持手段、保持方法及び配置
状態を適用できる。
【0038】さらに上述の実施例においては、本発明を
ドラム缶3のピンホールの有無を検査するピンホール検
査装置1に適用するようにした場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、要は、缶体の周囲壁にピンホー
ルがあるか否かを検査するピンホール検査装置であるの
ならば、この他種々のピンホール検査装置に適用するこ
とができる。
【0039】さらに上述の実施例においては、CPU2
1によるドラム缶の合否判定結果の表示を、表示部24
の赤ランプ、青ランプ及び黄色ランプで表示するように
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、表
示部24の構成及びCPU21による合否判定結果の当
該表示部24における表示方法としては、この他種々の
ものを適用できる。
【0040】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、検査対象
の缶体内部に、所定周波数の検査音を放音することによ
り拡散音響効果によつて缶体内部に均一な音圧レベルの
音場を形成し、缶体内部からリークする検査音を検出
し、検出結果に基づいて缶体の周囲壁にピンホールがあ
るか否かを検出するようにしたことにより、容易かつ正
確にすばやくピンホール検査を行うことができ、かくし
てピンホールの有無を効率良く、かつ正確に検査し得る
ピンホール検査装置及びピンホール検査方法を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例によるピンホール検出装置の構成を示す
略線的な斜視図である。
【図2】ピンホール検出部の構成を示すブロツク図であ
る。
【図3】他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1……ピンホール検査装置、3……缶体(ドラム缶)、
5……発音体、10……リーク音検出手段(超音波セン
サ部)、12……超音波センサ、13……ピンホール検
出手段(ピンホール検出部)、S1……出力(リーク検
出信号)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】缶体の周囲壁にピンホールがあるか否かを
    検査するピンホール検査装置において、 上記検査時に上記缶体内部に配置され、所定周波数の検
    査音を放音することにより上記缶体内部に均一な音圧レ
    ベルの音場を形成する音源と、 上記缶体内部からリークする上記検査音を検出するリー
    ク音検出手段と、 上記リーク音検出手段の出力に基づいて上記缶体の上記
    周囲壁にピンホールがあるか否かを検出するピンホール
    検出手段とを具えることを特徴とするピンホール検査装
    置。
  2. 【請求項2】上記音源は、上記缶体内部の拡散音響効果
    により上記缶体内部に均一な音圧レベルの上記音場を形
    成することを特徴とする請求項1に記載のピンホール検
    査装置。
  3. 【請求項3】上記検査音は、40〔kHz 〕の超音波でなる
    ことを特徴とする請求項1に記載のピンホール検査装
    置。
  4. 【請求項4】上記リーク音検出手段は、 上記缶体の周囲壁を全面に亘つて取り囲むように配置さ
    れた、それぞれ上記検査音の周波数を中心周波数とした
    所定帯域の音を検出する単数又は複数の超音波センサで
    なることを特徴とする請求項1に記載のピンホール検査
    装置。
  5. 【請求項5】缶体の周囲壁にピンホールがあるか否かを
    検査するピンホール検査方法において、 上記缶体内部に、所定周波数の検査音を放音することに
    より拡散音響効果によつて上記缶体内部に均一な音圧レ
    ベルの音場を形成し、 上記缶体内部からリークする上記検査音を検出し、 上記検出結果に基づいて上記缶体の上記周囲壁にピンホ
    ールがあるか否かを検出することを特徴とするピンホー
    ル検査方法。
  6. 【請求項6】上記検査音は、40〔kHz 〕の超音波でなる
    ことを特徴とする請求項5に記載のピンホール検査方
    法。
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