JP3456965B2 - 構造物検査方法および装置 - Google Patents
構造物検査方法および装置Info
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Description
の欠陥、たとえばトンネルのコンクリート内壁に生じた
欠陥を検査するための方法および装置に関するものであ
る。
ンネルのコンクリート内壁を検査してその内部に亀裂や
空洞等の欠陥が発生していることを発見する方法とし
て、「打音法」という手法が採用されている。この打音
法は、構造物に衝撃を加えてその際に発生する音の変化
によって構造物内部の欠陥の有無を検査する方法であ
る。ところが、かかる方法では、検査技術者の経験と知
識によって検査結果のばらつきが大きく、正確な検査を
行うことが困難であった。
壁である検査ではないが、検査技術者の経験と知識とに
よらずに発生する音を定量的に分析し、構造物内部の欠
陥の有無を検査する方法が提案されている(特開平7−
20097号公報、特開平7−5154号公報、特開平
10−300730号公報参照)。これらの方法は、構
造物に衝撃を加えたときに発生する音を定量的に収録
し、収録した音の最大値を用いて欠陥の有無を判断する
ものである。
音の振動波形の最大値を用いて判断するものであるか
ら、与える衝撃の大小によって最大値が変化するため正
確な判断が困難であるという問題がある。また、かかる
方法では、欠陥の有無しか判断できず、欠陥の寸法や正
確な位置を把握することはできない。
音の振動波形の減衰特性を調べ、その減衰の程度から欠
陥の有無を判断する方法も提案されている(特開平3−
92758号公報参照)。この方法は、仮に構造物内部
に欠陥が発生している場合には、欠陥がない場合に比べ
て振動波形の減衰速度が早いという特性を利用するもの
である。
よる実験結果と相反するものであり、正確な欠陥の有無
の判断をすることができないと考えられる。また、かか
る方法では、欠陥の有無しか判断できず、欠陥の寸法や
正確な位置を把握することはできない。
部に発生した欠陥を正確に発見することができる構造物
検査方法および検査装置を提供することである。
物内部に発生した欠陥の寸法および位置を正確に把握す
ることができる構造物検査方法および検査装置を提供す
ることである。
るため、本願発明者は、構造物に衝撃を加えた際に発生
する音の振動波形を定量的に研究した結果、構造物内部
に亀裂や空洞等の欠陥が生じている場合には、欠陥がな
い場合にくらべて振動の減衰が遅くなるという特性を知
得した。さらに、本願発明者は、加える衝撃が構造物内
部に発生している欠陥の中央部に近いほど振動の減衰が
遅くなるという特性を知得した。
ているかどうかを検査する場合、構造物の表面に衝撃を
加えた際に発生する音の振動波形を定量的に計測し、当
該振動波形が一定の減衰を達成するまでの減衰時間が、
欠陥が発生していない場合の基準減衰時間よりも長い場
合に、欠陥が発生していると判定して構造物内部の欠陥
を検出する。
の欠陥が生じている場合には、当該欠陥が生じている位
置において構造物の表面に衝撃を加えると、その結果発
生する音の振動波形は、欠陥がない場合にくらべてその
減衰速度が遅くなる。その理由として次のことが考えら
れる。
とえばハンマ等でたたく)、構造物表面が振動して、そ
のエネルギの一部が音に変換されて空気中に伝搬し、他
の一部は弾性波となって構造物内部に伝搬する。この弾
性波は、構造物内部の欠陥部分(亀裂や空洞等)で反射
し、再び構造物表面に達してこれを振動させるから、当
該反射した弾性波による音が発生する。しかも、欠陥部
分で反射して構造物表面に達した弾性波の一部は再び反
射して構造物内部に伝搬するから、構造物表面と欠陥部
部との間を何回も往復し、その結果、構造物表面を一定
周期で振動させることになる。つまり、構造物内部に欠
陥が生じている場合には、上記弾性波による音と上記衝
撃を加えたことにより直接に発生する音とが幾重にも重
ね合わされる。その一方、構造物に欠陥が生じていない
場合は、上記弾性波による音が発生しない。そして、こ
れらの音は、空気中を伝搬する音の振動波形として計測
することができる。
減衰特性を定量的に調べるということは、構造物内部に
欠陥が生じている場合には上記重ね合わされた音の波の
減衰特性を調べることになり、また、構造物内部に欠陥
が生じていない場合には単純に上記衝撃のエネルギの一
部が変換された音の減衰特性を調べることになる。した
がって、上記欠陥が生じている場合には音の波が重ね合
わされているために、欠陥が生じていない場合にくらべ
て減衰速度が遅くなる。
いない場合の音の振動波形の減衰時間(すなわち基準減
衰時間)にくらべて、減衰時間が長くなれば、その衝撃
を加えた位置において欠陥が発生していることになる。
幅が最大値に対して一定の割合まで減少するまでの時間
と定義することができ、この一定の割合は、適宜設定す
ることができる。また、「基準減衰時間」とは、欠陥の
ない構造物、または被検査体としての構造物と同様の構
造の試験片(無欠陥のもの)に衝撃を加えた場合の音の
振動波形の振幅が、最大値に対して一定の割合まで減少
するまでの時間と定義することができる。
ない場合との相対的な減衰時間の差に基づいて欠陥の有
無を判断するものであるから、加える衝撃の強弱によら
ずに正確な検査を行うことができる。
の構造物検査装置は、被検査体としての構造物の表面に
衝撃を与えるための衝撃付加部材と、上記構造物から発
せられる音を集音してアナログ信号として検出する集音
装置と、検出されたアナログ信号をデジタル信号に変換
するA/D変換部と、上記デジタル信号に基づいて検出
された音の振動波形を表示する表示手段とを備える。
査体としての構造物の表面に衝撃を与える。その結果発
生する音を集音装置によって集音し、これをA/D変換
部によってデジタル信号に変換し、音の振動波形を求め
る。そして、表示手段がこの振動波形を表示する。これ
により、当該振動波形の減衰の様子を視覚的に把握する
ことができる。
当該演算処理部は、上記デジタル信号に基づいて求めら
れた音の振動波形が一定時間内に所定の減衰を達成する
までの減衰時間を計測する減衰時間計測手段と、減衰時
間計測手段により計測された減衰時間と基準減衰時間と
を比較する比較手段と、比較手段により上記減衰時間が
基準減衰時間よりも長いことが判定された場合に、欠陥
の発生を報知する報知手段とを備えることができる。
衰時間計測手段によって上記振動波形が所定の減衰を達
成するまでの減衰時間を計測する。さらに、比較手段に
よって減衰時間計測手段により計測された減衰時間と基
準減衰時間とを比較する。その結果、減衰時間が基準減
衰時間よりも長いことが判定された場合に、欠陥の発生
を報知手段によって報知することができる。
ているかどうかを検査する場合、構造物の表面に衝撃を
加えた際に発生する音の振動波形を定量的に計測し、当
該振動波形の第n番目の波の振幅の絶対値(Hn)と第
(n+k)番目の波の振幅の絶対値(Hn+k)との振幅
比(Hn+k/Hn)が、欠陥が発生していない場合の基準
振幅比よりも大きい場合に、欠陥が発生していると判定
して構造物内部の欠陥を検出することもできる。
は欠陥が生じていない場合にくらべて音の減衰速度が遅
くなるという上記原理を利用するものである。特に、こ
の検査方法は、振動波形の第n番目の波の振幅の絶対値
(Hn)と第(n+k)番目の波の振幅の絶対値
(Hn+k)との振幅比(Hn+k/Hn )をパラメータと
して用いるものであり、当該パラメータを用いることに
よって、欠陥の有無による振幅比の変化を高精度に検出
することができる。
=k=1とした場合にもっとも高精度に振幅比の変化を
検出することができた。また、「基準振幅比」とは、欠
陥のない構造物、または被検査体としての構造物と同様
の構造の試験片(無欠陥のもの)に衝撃を加えた場合の
上記振幅比である。
ない場合との相対的な振幅比に基づいて欠陥の有無を判
断するものであるから、加える衝撃の強弱によらずに正
確な検査を行うことができる。
の構造物検査装置は、上述した構造物検査装置におい
て、上記表示手段が演算処理部を備え、当該演算処理部
は、上記デジタル信号に基づいて検出された音の振動波
形の第n番目の波の振幅の絶対値(Hn)と第(n+
k)番目の波の振幅の絶対値(Hn+k)との振幅比(H
n+k/Hn )を求める振幅比計算手段と、振幅比計算手
段により求められた振幅比(Hn+k/Hn)と基準振幅比
とを比較する比較手段と、比較手段により振幅比(H
n+k/Hn)が基準振幅比よりも大きいことが判定された
場合に、欠陥の発生を報知する報知手段とを備える。
査体としての構造物の表面に衝撃を与える。その結果発
生する音を集音装置によって集音し、これをA/D変換
部によってデジタル信号に変換し、音の振動波形を求め
る。そして、振幅比計算手段によって、この振動波形の
第n番目の波の振幅の絶対値(Hn)と第(n+k)番
目の波の振幅の絶対値(Hn+k)との振幅比(Hn+k/H
n)を求める。さらに、比較手段によって、振幅比計算
手段により求められた振幅比(Hn+k/Hn)と基準振幅
比とを比較し、振幅比(Hn+k/Hn)が基準振幅比より
も大きいことが判定された場合に報知手段によって欠陥
の発生を報知する。
願に係る構造物検査方法は、中実の構造物の内部に欠陥
が発生しているかどうかを検査する方法であって、構造
物の表面に衝撃を加えた際に発生する音の振動波形を定
量的に計測し、当該振動波形の第n番目の波の振幅の絶
対値(Hn)と、第(n+k)番目の波の振幅と第(n
+k+1)番目の波の振幅との差の絶対値(Hn+k+1)
との振幅比((Hn+k+1−Hn+k)/Hn)が、欠陥が発
生していない場合の基準振幅比よりも大きい場合に、欠
陥が発生していると判定して構造物内部の欠陥を検出す
ることを特徴とするものである。
は欠陥が生じていない場合にくらべて音の減衰速度が遅
くなるという上記原理を利用するものである。特に、こ
の検査方法は、振動波形の第n番目の波の振幅の絶対値
(Hn)と、第(n+k)番目の波の振幅と第(n+k
+1)番目の波の振幅との差の絶対値(Hn+k+1−
Hn +k)との振幅比((Hn+k+1−Hn+k)/Hn)をパラ
メータとして用いるものであり、当該パラメータを用い
ることによって、欠陥の有無による振幅比の変化を高精
度に検出することができる。
=k=1とした場合にもっとも高精度に振幅比の変化を
検出することができた。また、この場合の「基準振幅
比」とは、欠陥のない構造物、または被検査体としての
構造物と同様の構造の試験片(無欠陥のもの)に衝撃を
加えた場合の上記振幅比((Hn+k+1−Hn+k)/Hn)
である。
ない場合との相対的な振幅比に基づいて欠陥の有無を判
断するものであるから、加える衝撃の強弱によらずに正
確な検査を行うことができる。
め、本願に係る構造物検査装置は、上述した構造物検査
装置において、上記表示手段が演算処理部を備え、当該
演算処理部は、上記デジタル信号に基づいて検出された
音の第n番目の波の振幅の絶対値(Hn)と、第(n+
k)番目の波の振幅と第(n+k+1)番目の波の振幅
との差の絶対値(Hn+k+1−Hn+k)との振幅比((H
n+k+1−Hn+k)/Hn)を求める振幅比計算手段と、振
幅比計算手段により求められた振幅比((Hn+k+1−H
n+k)/Hn)と基準振幅比とを比較する比較手段と、比
較手段により振幅比((Hn+k+1−Hn+k)/Hn)が基
準振幅比よりも大きいことが判定された場合に、欠陥の
発生を報知する報知手段とを備えることもできる。
比検査体としての構造物の表面に衝撃を与える。その結
果発生する音を集音装置によって集音し、これをA/D
変換部によってデジタル信号に変換し、音の振動波形を
求める。そして、振幅比計算手段によって、この振動波
形の第n番目の波の振幅の絶対値(Hn)と、第(n+
k)番目の波の振幅と第(n+k+1)番目の波の振幅
との差の絶対値(Hn+ k+1−Hn+k)との振幅比((H
n+k+1−Hn+k)/Hn)を求める。さらに、比較手段に
よって、振幅比計算手段により求められた振幅比((H
n+k+1−Hn+k)/Hn)と基準振幅比とを比較し、振幅
比((Hn+k+1−Hn+k)/Hn)が基準振幅比よりも大
きいことが判定された場合に報知手段によって欠陥の発
生を報知する。
願に係る構造物検査方法は、中実の構造物の内部に欠陥
が発生しているかどうかを検査する方法であって、構造
物の表面に衝撃を加えた際に発生する音の振動波形を定
量的に計測し、当該振動波形の第1番目の波の立上時間
が、欠陥が発生していない場合の基準立上時間よりも短
い場合に、欠陥が発生していると判定して構造物内部の
欠陥を検出することを特徴とするものである。
は欠陥が生じていない場合にくらべて音の減衰速度が遅
くなるという上記原理を利用するものである。
ている場合は、上記重ね合わされた音の波の振動波形を
計測することになる。したがって、構造物に衝撃を加え
た後の振動波形の立上りは、欠陥がない場合にくらべて
欠陥があるときは非常に速くなり、これにより、振動波
形の立上時間が基準立上時間よりも短いならば、欠陥が
存在することになる。
を加えたときに計測される振動波形の振幅の絶対値が所
定の値に達するまでの時間と定義することができる。具
体的には、振幅の絶対値が、最大振幅の1/2あるいは
1/4に達するまでの時間と定義することができる。ま
た、「基準立上時間」とは、欠陥のない構造物、または
被検査体としての構造物と同様の構造の試験片(無欠陥
のもの)に衝撃を加えた場合の上記立上時間をいう。
ない場合との相対的な立上時間に基づいて欠陥の有無を
判断するものであるから、加える衝撃の強弱によらずに
正確な検査を行うことができる。
め、本願に係る構造物検査装置は、上述した構造物検査
装置において、上記表示手段が演算処理部を備え、当該
演算処理部は、上記デジタル信号に基づいて検出された
音の第1番目の波の立上時間を計測する立上時間計測手
段と、立上時間計測手段により計測された立上時間と基
準立上時間とを比較する比較手段と、比較手段により、
立上時間が基準立上時間よりも短い場合に、欠陥の発生
を報知する報知手段とを備えることもできる。
比検査体としての構造物の表面に衝撃を与える。その結
果発生する音を集音装置によって集音し、これをA/D
変換部によってデジタル信号に変換し、音の振動波形を
求める。そして、立上時間計測手段によって、この振動
波形の第1番目の波の立上時間を計測する。さらに、比
較手段によって、立上時間計測手段により求められた立
上時間と基準立上時間とを比較し、立上時間が基準立上
時間よりも短いことが判定された場合に報知手段によっ
て欠陥の発生を報知する。
願に係る構造物検査方法は、上述した各構造物検査方法
において、構造物内部の欠陥の存在を検出した場合に、
当該衝撃を加えた点の周辺において複数の点に衝撃を加
え、各衝撃点において構造物内部の欠陥を検出すること
を特徴とするものである。
いる場合に、当該欠陥の中心部に衝撃を加えたときに音
の減衰速度が最も遅くなるという事実を知得した。した
がって、仮に構造物内部に欠陥が生じていることを検出
した場合には、その周辺の複数のポイントで同様の衝撃
を加えて上記振動波形を調べることにより、当該欠陥の
中心位置と周縁部分を把握することができる。つまり、
当該欠陥の中心位置とその大きさを検出することができ
る。
て説明する。
検査方法を用いて構造物の内部に欠陥が生じているか否
かを検査する様子を模式的に示している。まず、この検
査を行うための構造物検査装置10について説明する。
なお、図2は、この構造物検査装置10の構成を模式的
に示している。
置10は、被検査体としてのコンクリート壁11(たと
えばトンネルの内壁)に衝撃を与えるためのハンマ12
(衝撃付加部材)と、衝撃を加えた際に発生する音15
を集音するマイク13(集音装置)と、マイク13によ
り集音された音の信号を解析して振動波形として表示さ
せるパーソナルコンピュータ14(A/D変換部および
表示手段)とを有している。
タ14は、上記マイク13により集音された音のアナロ
グ信号をデジタル信号に変換するインターフェイス16
(A/D変換部)と、演算処理部17と、上記振動波形
を表示するディスプレイ18と、キーボード19とを備
えている。演算処理部17は、各種演算処理を実行する
CPU20と、後に詳述する基準データを記憶しておく
メモリ21とを備えている。
するところは、上記振動波形を定量的に解析し、その減
衰特性を利用して構造物11の内部に欠陥22が生じて
いるか否かを検査する点である。そして、その減衰特性
とは、構造物11に衝撃を加えた際に発生する音の振動
波形は、構造物11の内部に亀裂や空洞等の欠陥22が
生じている場合には、欠陥がない場合にくらべて振動の
減衰が遅くなるという特性であり、また、加える衝撃が
構造物11の内部に発生している欠陥22の中央部に近
いほど振動の減衰が遅くなるという特性である。
ために、欠陥の生じていない基準構造体に衝撃を加えた
際に得られる基準振動波形を求め、これとの比較におい
て被検査体としての構造物11に欠陥22が生じている
か否かを判定する。
の様子から欠陥22の有無を判定する方法について説明
する。
え、これをマイク13で集音して振動波形を求める。な
お、基準構造体は、コンクリート塊であり、その外形寸
法は、300mm×300mm×300mmのものを採
用した。
に表示させたものである。同図に示す振動波形は、集音
した音をインターフェイス16を介してCPU20でデ
ジタル処理し(図2参照)、横軸を時間、縦軸を振幅と
して表示したものである。
maxの1/4に減衰するまでの時間ΔTを減衰時間とし
て定義する。もっとも、減衰時間について他の定義をお
くこともできる。
(面積)を示し、縦軸が減衰時間を示しており、欠陥の
大きさに対する減衰時間の変化を示したものである。同
図に示すように、無欠陥(欠陥面積が0)の場合には減
衰時間が2.3ms〜2.9ms(基準減衰時間)であ
る。なお、この基準減衰時間は、上記基準データとして
メモリ21に記憶しておくことができる。また、別途こ
の基準減衰時間を求めた場合には、キーボード19を用
いて入力し、メモリ21に記憶させておくこともでき
る。
11に衝撃を加えた場合には、同図に示すように、減衰
時間が4ms以上となり、多くの場合に7ms以上とな
った。
に得られる振動波形から、CPU20によって演算処理
して上記減衰時間ΔTを求めることができ、仮に欠陥2
2が生じている場合には減衰時間ΔTが非常に大きくな
る。そして、CPU20によって上記基準減衰時間と当
該減衰時間ΔTとを比較し、減衰時間ΔTがたとえば3
ms以上であれば欠陥22の発生を検出することがで
き、このことをディスプレイ18により表示させること
ができる。
報知手段として機能し、上記CPU20は、減衰時間計
測手段および比較手段として機能する。また、CPU2
0によって減衰時間ΔTを計測するほかに、表示された
振動波形から検査技術者が目測で減衰時間ΔTの大小を
判断することも簡単にできる。
の振幅比から欠陥22の有無を判定する方法について説
明する。
加えたときに得られる振動波形をディスプレイ18に表
示させたものである。同図に示す振動波形は、上述した
と同様に、集音した音をインターフェイス16を介して
CPU20でデジタル処理し(図2参照)、横軸を時
間、縦軸を振幅として表示したものである。
目の波の振幅の絶対値Hnと第(n+k)番目の波の振
幅の絶対値Hn+kとの比(Hn+k/Hn)である。同図で
は、n=5であり、k=3の場合を図示しているが、
n,kの値は自然数であれば任意の数値を採用すること
ができる。
小を調べるために、まず、基準構造体に予め一定の大き
さ(直径d)の欠陥を構造物表面から一定の深さ(s)
の位置に設けておき、その場合の振幅比を求める。その
結果、上記(d)および(s)の数値に対応して一対一
の関係で基準振幅比が求まる。この基準振幅比は、一種
のしきい値として機能する。なお、基準構造体として
は、300mm×300mm×300mmのコンクリー
ト塊を採用した。
種々の大きさと深さの欠陥に対応する数値を、nとkの
数値ごとに求めておくことができる。すなわち、n,k
の数値をさまざまに変化させて、その(n,k)につい
て欠陥の大きさ(d)および深さ(s)をさまざまに変
化させて、それぞれについて基準振幅比を予め求め、こ
れをメモリ21に基準データとして記憶させておく。そ
して、実際の検査によって求めた振幅比と基準振幅比と
の比較をCPU20によって実行する。その結果、検査
によって求めた振幅比が基準振幅比を超えている場合
は、たとえばディスプレイ18によってその旨を表示さ
せることができる。この場合、CPU20は振幅比計算
手段および比較手段として機能し、ディスプレイ18は
報知手段として機能する。
ず、構造物11にハンマ12で衝撃を加え、これをマイ
ク13で集音して振動波形を求め、この波形から振幅比
(Hn+ k/Hn)を求める。そして、このようにして求め
られた振幅比が上記基準振幅比よりも大きくなっている
場合は、その基準振幅比に対応した大きさの欠陥(たと
えば空洞)がその基準振幅比に対応した深さ(構造物表
面からの深さ)に生じていることになる。
合を図示している。このように第1番目および第2番目
の波の振幅を用いることによって、上記振幅比の大小が
より正確に判断することができる。なぜなら、欠陥が生
じている場合には、上述した構造物内部で反射する弾性
波による音が、第1番目の波形に最も影響を与えるから
である。
の振幅の絶対値Hnと、第(n+k)番目の波の振幅H
n+kと第(n+k+1)番目の波の振幅Hn+k+1との差の
絶対値(Hn+k+1−Hn+k)との比((Hn+k+1−Hn+k)
/Hn)を振幅比として定義し、この値を用いて欠陥の
有無を判断するものである。なお、図7では、第n番目
の波の振幅をHnであらわし、第(n+k)番目の波の
振幅Hn+kと第(n+k+1)番目の波の振幅Hn+k+1と
の差をHn+k+1,n+kで表している。
性波による音が第1番目の波形に最も影響を与えること
から、振幅比をこのように定義することによって、振幅
比の大小をより一層正確に判断することができる。特
に、n=1、k=1の場合、すなわち、図7において、
H2,3/H1の値によって判断することが最も正確であ
る。なお、H2,3/H1とは、(H3,2−H1)/H1を簡
易的に表示したものである。
予め基準振幅比を求めておき、これとの比較において欠
陥の検査を行うことができる。
の立上時間から欠陥22の有無を判定する方法について
説明する。
加えたときに得られる振動波形をディスプレイ18に表
示させたものである。同図に示す振動波形は、上述した
と同様に、集音した音をインターフェイス16を介して
CPU20でデジタル処理し(図2参照)、横軸を時
間、縦軸を振幅として表示したものである。
が、その最大値の1/4(Hmax/4)に達するまでの時
間(T1/4)をいう。ただし、立上時間として、振動波
形の振幅が、その最大値の1/2(Hmax/2)に達する
までの時間(T1/2)や、振動波形の振幅が最大値に達
するまでの時間等、任意の値を設定することもできる。
基準構造体にハンマ12で衝撃を加え、これをマイク1
3で集音して振動波形を求める。なお、基準構造体は、
コンクリート塊であり、その外形寸法は、300mm×
300mm×300mmのものを採用した。
間は、基準立上時間として定義することができ、これを
基準データとしてメモリ21に記憶しておくことができ
る。また、別途この基準立上時間を求めた場合には、キ
ーボード19を用いて入力し、メモリ21に記憶させて
おくこともできる。
陥(剥離等)の大きさ(剥離直径)をとり、縦軸に立上
時間をとって、欠陥の大きさにより立上時間が変化する
様子を示したものである。
合(剥離直径が0)には、基準立上時間が0.15ms
〜0.24msの範囲であるが、欠陥が生じている場合
には、明らかに立上時間が長くなる。そして、この立上
時間の長さによって欠陥の大きさを把握することもでき
る。
に得られる振動波形から、CPU20によって演算処理
して上記立上時間を求めることができ、仮に欠陥22が
生じている場合には減衰時間が非常に長くなる。そし
て、CPU20によって上記基準立上時間と当該立上時
間とを比較し、立上時間が長くなる場合には欠陥22の
発生と大きさを検出することができる。そして、このこ
とをディスプレイ18により表示させることができる。
報知手段として機能し、上記CPU20は、立上時間計
測手段および比較手段として機能する。また、CPU2
0によって立上時間を計測するほかに、表示された振動
波形から検査技術者が目測で立上時間の大小を判断する
ことも簡単にできる。
て衝撃を加えた場合の振幅比の変化を示したものであ
る。縦軸は振幅比であり、横軸は衝撃を加えた点の欠陥
中央からの距離である。なお、この場合の振幅比は、振
動波形の第1番目の波の振幅の絶対値と、第2番目およ
び第3番目の波の振幅の差の絶対値との比である。
衝撃を加えた場合に振幅比が最も大きくなり、欠陥の中
央から離れるにしたがって振幅比は減少する。
いては、ある衝撃点において欠陥が生じているとの結果
が得られた場合には、その周辺の複数のポイントにおい
て検査することにより、同様の振幅比が得られる衝撃点
が明らかになる。そして、これら同様の振幅比が得られ
た衝撃点を連続させることにより、欠陥の周縁が明らか
になり、その結果、欠陥の大きさおよび中心位置が明ら
かになる。
物上に座標をとることにより簡単に決定することがで
き、同様の振幅比が得られた衝撃点を連続させてその包
絡線を描くように、コンピュータ14にプログラムする
ことは容易である。
っとも振幅比が大きくなるという特性は、上記他の方法
にも当てはまる。すなわち、欠陥の中央部に近い点に衝
撃を与えた場合には、上記減衰時間がさらに遅くなり、
上記立上時間も長くなる。よって、減衰時間または立上
時間を利用する方法の場合であっても、同様に欠陥の大
きさと中心位置を把握することができる。
に衝撃を加えた際に発生する音の振動波形を解析するこ
とにより、構造物内部の欠陥を確実に発見することがで
きる。また、加える衝撃が構造物内部に発生している欠
陥の中央部に近いほど振動の減衰が遅くなるという特性
を利用することにより、欠陥の有無のみならず、その中
心位置および大きさもを把握することができる。
いて、当該振動波形の減衰速度、振幅比または立上速度
をパラメータとして欠陥の有無等を判断するものである
から、最初に加える衝撃の大きさが多少ばらついたとし
ても同様の検査結果を得ることができ、検査技術者の経
験や知識によらずに正確な検査を行うことができる。
する試験片に衝撃を加えた場合の衝撃の大きさと振幅比
((Hn+k+1−Hn+k)/Hn:n=k=1)の変化を示
している。この図に示すように、加える衝撃の大きさが
変化しても得られる振幅比はほとんど変化しない。この
関係は、加える衝撃の大きさと減衰時間、立上時間との
間にも成り立つものである。
いて構造物を検査する方法を示す模式図である。
成を示す模式図である。
波形を示す図である。
る。
形を示す図である。
形を示す図である。
形を示す図である。
波形を示す図である。
る。
示す図である。
関係を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 中実の構造物の表面に衝撃を加えた際に
発生する音の振動波形を定量的に計測し、当該振動波形
が一定の減衰を達成するまでの減衰時間が、欠陥が発生
していない場合の基準減衰時間よりも長い場合に、欠陥
が発生していると判定して構造物内部の欠陥を検出する
構造物検査方法であって、 構造物内部の欠陥の存在を検出した場合に、当該衝撃を
加えた点の周辺において複数の点に衝撃を加え、各衝撃
点において 構造物内部の欠陥を検出することを特徴とす
る構造物検査方法。 - 【請求項2】 中実の構造物の表面に衝撃を加えた際に
発生する音の振動波形を定量的に計測し、当該振動波形
の第n番目の波の振幅の絶対値(Hn)と第(n+k)
番目の波の振幅の絶対値(Hn+k)との振幅比(Hn+k/
Hn)が、欠陥が発生していない場合の基準振幅比より
も大きい場合に、欠陥が発生していると判定して構造物
内部の欠陥を検出する構造物検査方法であって、 構造物内部の欠陥の存在を検出した場合に、当該衝撃を
加えた点の周辺において複数の点に衝撃を加え、各衝撃
点において 構造物内部の欠陥を検出することを特徴とす
る構造物検査方法。 - 【請求項3】 中実の構造物の内部に欠陥が発生してい
るかどうかを検査する方法であって、 構造物の表面に衝撃を加えた際に発生する音の振動波形
を定量的に計測し、 当該振動波形の第n番目の波の振幅の絶対値(Hn)
と、第(n+k)番目の波の振幅と第(n+k+1)番
目の波の振幅との差の絶対値(Hn+k+1−Hn+k)との振
幅比((Hn+k+1−Hn+k)/Hn)が、欠陥が発生して
いない場合の基準振幅比よりも大きい場合に、欠陥が発
生していると判定して構造物内部の欠陥を検出すること
を特徴とする構造物検査方法。 - 【請求項4】 中実の構造物の内部に欠陥が発生してい
るかどうかを検査する方法であって、 構造物の表面に衝撃を加えた際に発生する音の振動波形
を定量的に計測し、 当該振動波形の第1番目の波の立上時間が、欠陥が発生
していない場合の基準立上時間よりも短い場合に、欠陥
が発生していると判定して構造物内部の欠陥を検出する
ことを特徴とする構造物検査方法。 - 【請求項5】 請求項3または4に記載の構造物検査方
法において、 構造物内部の欠陥の存在を検出した場合に、当該衝撃を
加えた点の周辺において複数の点に衝撃を加え、各衝撃
点において構造物内部の欠陥を検出することを特徴とす
る構造物検査方法。 - 【請求項6】 被検査体としての構造物の表面に衝撃を
加えるための衝撃付加部材と、 上記加えられた衝撃により構造物から発せられる音を集
音してアナログ信号として検出する集音装置と、 検出されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/
D変換部と、 上記デジタル信号に基づいて検出された音の振動波形を
表示する表示手段とを備えた、中実の構造物の内部に欠
陥が発生しているかどうかを検査する構造物検査装置で
あって、 上記表示手段は、演算処理部を備えており、 当該演算処理部は、 上記デジタル信号に基づいて検出された音の第n番目の
波の振幅の絶対値(H n )と、第(n+k)番目の波の
振幅と第(n+k+1)番目の波の振幅との差の絶対値
(H n+k+1 −H n+k )との振幅比((H n+k+1 −H n+k )/
H n )を求める振幅比計算手段と、 振幅比計算手段により求められた振幅比((H n+k+1 −
H n+k )/H n )と基準振幅比とを比較する比較手段と、 比較手段により振幅比((H n+k+1 −H n+k )/H n )が
基準振幅比よりも大きいことが判定された場合に、欠陥
の発生を報知する報知手段とを備えた ことを特徴とする
構造物検査装置。 - 【請求項7】 被検査体としての構造物の表面に衝撃を
加えるための衝撃付加部材と、 上記加えられた衝撃により構造物から発せられる音を集
音してアナログ信号として検出する集音装置と、 検出されたアナログ信号をデジタル信号に変換するA/
D変換部と、 上記デジタル信号に基づいて検出された音の振動波形を
表示する表示手段とを備えた、中実の構造物の内部に欠
陥が発生しているかどうかを検査する構造物検査装置で
あって、 上記表示手段は、演算処理部を備えており、 当該演算処理部は、 上記デジタル信号に基づいて検出された音の第1番目の
波の立上時間を計測する立上時間計測手段と、 立上時間計測手段により計測された立上時間と基準立上
時間とを比較する比較手段と、 比較手段により、立上時間が基準立上時間よりも短い場
合に、欠陥の発生を報知する報知手段とを備えた ことを
特徴とする構造物検査装置。
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