JP2002349885A - 防音床暖房下地材 - Google Patents

防音床暖房下地材

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JP2002349885A
JP2002349885A JP2001158306A JP2001158306A JP2002349885A JP 2002349885 A JP2002349885 A JP 2002349885A JP 2001158306 A JP2001158306 A JP 2001158306A JP 2001158306 A JP2001158306 A JP 2001158306A JP 2002349885 A JP2002349885 A JP 2002349885A
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JP
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fiber mat
film
metal foil
floor heating
base material
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JP2001158306A
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Koji Minami
浩司 南
Norio Noma
紀夫 能間
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属箔を十分強固に接着できる防音床暖房下
地材を提供する。 【解決手段】 繊維マット1と、繊維マット1に設けた
加熱手段と、繊維マット1の上面に貼着して均熱作用を
させる金属箔2とを有する防音床暖房下地材Aである。
これにおいて、ホットメルト接着剤付きのフィルム3を
繊維マット1と金属箔2との間に介在させてホットメル
ト接着剤でフィルム3を繊維マット1に接着すると共に
フィルム3と金属箔2とを粘着材で粘着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防音床暖房の施工
に用いる防音床暖房下地材の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の防音床暖房下地材A′は
図2に示すように繊維マット1に加熱手段を内蔵させ、
繊維マット1の下面にクッション材5を積層し、繊維マ
ット1の上面に金属箔2を貼着して均熱作用をさせるよ
うにしてあった。そしてこの防音床暖房下地材を床スラ
ブに敷設し、防音床暖房下地材の上に木質床材等の床材
を敷設して防音床暖房を施工するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
の防音床暖房下地材では繊維マットと金属箔とを貼着す
るために金属箔にアクリル系粘着材を塗布し、常温下で
合わせていた。しかし、この状態では床として必要とな
る接着力を発現せず、また床暖房として床の温度を上昇
させると、一層接着力が低下し、床暖房下地材として機
械的強度が大幅に不足していた。これは繊維マット表面
が極めて多孔質であり、接着面積が小さいためである。
【0004】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、金属箔を十分強固に接着できる防音床暖房下地
材を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の防音床暖房下地材Aは、繊維マット1と、繊維
マット1に設けた加熱手段と、繊維マット1の上面に貼
着して均熱作用をさせる金属箔2とを有する防音床暖房
下地材において、ホットメルト接着剤付きのフィルム3
を繊維マット1と金属箔2との間に介在させてホットメ
ルト接着剤でフィルム3を繊維マット1に接着すると共
にフィルム3と金属箔2とを粘着材で粘着したことを特
徴とする。ホットメルト接着剤で繊維マット1とフィル
ム3とを接着することにより多孔質の繊維マット1で接
着面積が小さくてもフィルム3を強固に接着でき、表面
が平滑なフィルム3に金属箔2を粘着材で貼ることによ
り大きな接着面積で強固に貼ることができ、金属箔2の
繊維マット1への接着力を飛躍的に向上させることがで
きる。またホットメルト接着剤付きフィルム3の使用に
より床暖房として昇温した場合でも繊維マット1とフィ
ルム3との間の接着力を維持することができる。
【0006】また金属箔2がアルミニウム箔であること
を特徴とすることも好ましく、また繊維マット1には加
熱手段として温水パイプ4が内蔵されたことを特徴とす
ることも好ましく、さらに上記フィルムはPETフィル
ムであることを特徴とすることも好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】防音床暖房下地材Aは繊維マット
1、クッション材5、加熱手段、金属箔2とで主体が構
成されている。繊維マット1は、麻、綿、パームなどの
天然繊維やPET、ポリエチレン、ポリエステルなどの
合成繊維、或いはそれらの混合繊維とバインダーなどか
らなるマットであり、密度は100〜300kg/m3
程度である。この繊維マット1には収納溝6を打ち抜き
等で形成してあり、加熱手段の一例としての温水パイプ
4を収納することができるようになっている。繊維マッ
ト1の下面に積層一体化されるクッション材5としては
不織布、独立気泡または連続気泡の樹脂発泡体等が用い
られる。不織布としては例えば、PETやレーヨンなど
からなるものが用いられ、独立気泡樹脂発泡体としては
例えば発泡ポリエチレン、連続気泡樹脂発泡体としては
例えば発泡ウレタンが用いられ、クッション材5の密度
は20〜50kg/m3程度である。温水パイプ4を収
納溝6に収納したとき、収納溝6の底部に充填した粘着
材7に保持される。
【0008】均熱作用をさせる金属箔2としては例えば
アルミニウム箔が用いられが、この金属箔2は繊維マッ
ト1の上に貼着される。この金属箔2を貼着するとき本
発明ではホットメルト接着剤付きのフィルム3を介して
接着される。このフィルム3としては150℃以上の耐
熱性のあるものが好ましく、例えばPETフィルムが望
ましい。金属箔2を貼る前にホットメルト接着剤の方を
繊維マット1の方に向けて繊維マット1にフィルム3が
積層され、熱圧することでホットメルト接着剤にてフィ
ルム3が繊維マット1に接着される。このとき例えば1
50℃で熱圧される。金属箔2には予めアクリル系粘着
材を塗布してあり、フィルム3に金属箔2が常温で貼り
合わせられる。
【0009】このように構成せる防音床暖房下地材Aは
ホットメルト接着剤で繊維マット1とフィルム3とを接
着することにより多孔質の繊維マット1で接着面積が小
さくてもフィルム3を強固に接着でき、表面が平滑なフ
ィルム3に金属箔2を粘着材で貼ることにより大きな接
着面積で強固に貼ることができ、金属箔2の繊維マット
1への接着力を飛躍的に向上させることができる。
【0010】上記のように構成した本発明の防音床暖房
下地材Aと従来型の防音床暖房下地材の接着力を常温及
び60℃雰囲気で比較すると、表1の結果となり、本発
明のものの接着強度は従来型の接着強度の約3倍となっ
た。表1の上段に示すサンプルは繊維マットの下にクッ
ション材を貼ると共に繊維マットの上に150μmのア
ルミニウム箔をアクリル系粘着材にて貼ったものであ
る。表1の下段に示すサンプルは繊維マットの下にクッ
ション材を貼り、繊維マットの上にホットメルト接着剤
付きのフィルムを積層して150℃で熱圧して貼り合わ
せ、フィルム3の上に150μmのアルミニウム箔をア
クリル系粘着材にて貼ったものである。
【0011】
【表1】
【0012】また上記のように構成された防音床暖房マ
ットAはコンクートスラブのような床スラブの上に直接
敷設され、この防音床暖房マットAの上に木質床材のよ
うな床材が敷設されて防音床暖房が施工される。
【0013】
【発明の効果】本発明はホットメルト接着剤付きのフィ
ルムを繊維マットと金属箔との間に介在させてホットメ
ルト接着剤でフィルムを繊維マットに接着すると共にフ
ィルムと金属箔とを粘着材で粘着したので、ホットメル
ト接着剤で繊維マットとフィルムとを接着することによ
り多孔質の繊維マットで接着面積が小さくてもフィルム
を強固に接着でき、表面が平滑なフィルムに金属箔を粘
着材で貼ることにより大きな接着面積で強固に貼ること
ができるものであって、金属箔の繊維マットへの接着力
を飛躍的に向上させることができるものであり、またホ
ットメルト接着剤付きフィルムの使用により床暖房とし
て昇温した場合でも繊維マットとフィルムとの間の接着
力を維持することがものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の要部の断面図であ
る。
【図2】従来例の断面図である。
【符号の説明】
A 防音床暖房下地材 1 繊維マット 2 金属箔 3 フイルム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維マットと、繊維マットに設けた加熱
    手段と、繊維マットの上面に貼着して均熱作用をさせる
    金属箔とを有する防音床暖房下地材において、ホットメ
    ルト接着剤付きのフィルムを繊維マットと金属箔との間
    に介在させてホットメルト接着剤でフィルムを繊維マッ
    トに接着すると共にフィルムと金属箔とを粘着材で粘着
    したことを特徴とする防音床暖房下地材。
  2. 【請求項2】 金属箔がアルミニウム箔であることを特
    徴とする請求項1記載の防音床暖房下地材。
  3. 【請求項3】 繊維マットには加熱手段として温水パイ
    プが内蔵されたことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の防音床暖房下地材。
  4. 【請求項4】 上記フィルムはPETフィルムであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の防音床暖房下地材。
JP2001158306A 2001-05-28 2001-05-28 防音床暖房下地材 Withdrawn JP2002349885A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006001578A1 (en) * 2004-03-18 2006-01-05 Jae-Kyung Kim A plate for reducing the noise and vibration transmitted through apartment slab, and the structure including the plate

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006001578A1 (en) * 2004-03-18 2006-01-05 Jae-Kyung Kim A plate for reducing the noise and vibration transmitted through apartment slab, and the structure including the plate

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